明 細 環状ォレフ ィ ン系重合体の製造方法、 環状ォレフ ィ ン共重合体 並びにこの共重合体を用いた組成物及び成形品
' [技術分野]
本発明は、 環状ォレフ ィ ン系重合体の製造方法に関し、 さ らに詳 しく は、 環状ォレフィ ンが開環することなく重合した環状ォレブイ ン重合体及び環状ォレフィ ン · α—ォレフイ ン共重合体の製造方法 に関する。
また、 本発明は、 新規な環状ォレフィ ン · α —ォレフィ ン共重合 体並びにこの共重合体を用いた組成物及び成形品に関する。
[背景技術]
環状ォレブイ ンがチグラ一 · ナツ タ触媒で重合することは知られ ているが、 得られるのは多くの場合開環重合体である。
これに対し、 琮状ォレフイ ンを開環させることなく重合する手段 として、 下記 ( a ) 〜 ( e ) の例がある。
( a ) 特開眧 64 - 66216号公報には、 環状ォレフ ィ ンを開琮させるこ となく ァイ ソタクチックに重合させる手段と して、 立体剐性メ タ 口 セン化合物、 特にエチレンビス (インデニル) ジルコニウムジク ロ ライ ドとアルミ ノ キサンとからなる触媒を用いる方法が記載されて いる。
( b ) 特開昭 61 - 271308号公報には、 環状ォレフ ィ ンと α —ォレフ ィ ンとを環状ォレフイ ンを開環させることなく共重合する手段と し て、 可溶性バナジウム化合物と有機アルミニゥム化合物とからなる 蝕媒を用いる方法が記載されている。
( c ) 特開昭 61 - 221206号公報、 特開昭 64- 106号公報には、 環状ォ レフイ ンと α —ォレフイ ンとを環状ォレブイ ンを開環させることな く共重合する手段と して、 遷移金属化合物とアルミ ノ キサンとから なる触媒を用いる方法が記載されている。
( d ) 特開眧 62-252406号公報には、 可溶性バナジウム化合物と有 機アルミ-二ゥム化合物とからなる触媒を用いてエチレン含量が 40 〜 9 0モル%のエチレン · 環状ォレフィ ンラ ンダム共重合体を製造 することが記載されている。
( e ) 特開平 3- 45612号公報には、 特定のメ タ口セン化合物とアル ミ ノキサンとからなる蝕媒を用いて多環式ォレフィ ンのホモポリマ —及びコポリマーを製造する方法が開示されている。
しかし、 上述した ( a ) 、 ( c ) 及び (d ) の重合方法は、 いず れもアルミ ノキサンを多量に用いるため、 重合後の生成物中に多量 の金属が残留し、 劣化、 着色等の原因となる。 そのため、 重合後に 生成物の脱灰を十分に行なわなければならないなど、 生産性等の点 で問題がある。 また、 ( b ) , (d ) の触媒は、 活性が極めて低い という欠点がある。 しかも、 ( d ) の触媒で得られるエチレンがリ ツチな共重合体は明瞭な融点を有し、 ランダム性が悪い。 さ らに、
( e ) の公報においては、 環状ォレフィ ンが 40モル%以上の共重 合体を製造できることが実施例で示されていない。
—方、 カチオン性の遷移金属錯体によるォレフ イ ンの重合につい ては古くから研究されており、 下記 ( f ) 〜 (h ) に示すように多 数の報告がなされているが、 いずれの方法にも問題がある。
( f ) Nattaらは、 チタノセンジク ロライ ド Zト リェチルアルミ二 ゥムを触媒と してエチレンが重合することを報告している(J. Polymer Sci-,2g, 120(1964))o また、 Breslowらは、 チタノセンジク ロ ライ ド/ジメチルアルミニウムクロライ ド触媒によるエチレンの重 合を報告している U.Ara.Chem.Soc.,;m,5072(1957))。 さ らに、 Dya- chkovskiiらは、 チタノセンジクロライ ド Zジメチノレアノレミニゥム クロライ ド蝕媒によるエチレンの重合活性は、 チタノセンモノメチ ルカチオンによるものであることを示唆している(J. Polymer Sci., 1^,2333(1967))。
しかし、 これらの方法におけるエチレン活性は極端に低いもので
_ _
ある。
( g ) Jordanらは、 ジルコノセンジメチルとテ トラフェニル硼酸銀 との反応によ り [ビスシク 口ペンタ ジェニノレジノレコニゥムメチノレ (テ トラ ヒ ドロフラン) ] [テ トラフェニル硼酸] を合成、 単雜す るとともに、 それによるエチレンの重合を報告している(J.Am.Chem .Soc.,崖, 7410(1986))。 また、 Jordanらは、 ジルコノセンジベン ジルとテ トラフェニル硼酸フエロセニゥムとの反応によ り、 [ビス シク ロペンタ ジェニルジルコニウムベンジル (テ トラヒ ドロフラン) ] [テ トラフエニル砸酸] を合成、 単雜している(J.Am. Chem.Soc., 進, 4111(1987))。
しかし、 これらの触媒は、 エチレンがわずかに重合することが確 認されたものの、 その重合活性は極端に低いものである。
( h ) Turnerらはテ トラフェニル硼酸ト リェチルアンモニゥム、 テ トラ ト リル «I酸 ト リェチルアンモニゥム、 テ トラ (ペンタフルォロ フエニル) 磡酸 ト リエチルアンモニゥムなどの特定のアミ ンを含有 した硎素錯体とメ タロセン化合物を触媒と した α—ォレフィ ンの重 合方法を提案している (特表平 1-502036号公報) 。
しかし、 この公報には α —ォレフィ ンと環状ォレブイ ンの共重合 に関する記载はない。 また、 この方法は活性が著しく低く、 工業的 に使用できるものではない。
しかも、 上記 ( f ) 〜 ( h ) には、 環状ォレフィ ンの重合に関す る報告はみられない。
[発明の開示]
本発明は、 上記事情に鑑みなされたもので、 下記の環状ォレフィ ン系重合体の製造方法を提供する。
琮状ォレフィ ン 重合体の製造方法
環状ォレブイ ンの単独重合又は環状ォレフィ ンと α—ォレフィ ン との共重合を、 下記化合物 (Α) 及び (Β) を主成分とする蝕媒又 は下記化合物 (A) 、 (Β) 及び (C) を主成分とする触媒を用い
て行なう環状ォレフィ ン系重合体の製造方法である。
(A) 遷移金属化合物
(B ) 遷移金属化合物と反応してィオン性の錯体を形成する化合物
(C) 有機アルミニウム化合物
上記触媒は、 環状ォレフィンの単独重合又は環状ォレフィ ンと α —ォレフイ ンとの共重合において、 優れた重合活性を示す。 特に、 有機アルミニウム化合物 (C) を用いた触媒は、 少量の有機アルミ ニゥム化合物の使用によって非常に高い重合活性を示す。 従って、 上記製造方法によれば、 大量の有機金属化合物を用いることなく、 しかも環状ォレブインが開環することなく重合した環状ォレブイ ン 単独重合体又は環状ォレフイン · α—ォレフィン共重合体を効率良 く製造することができる。
また、 本発明は、 例えば上記製造方法によって得られる次の新規 環状ォレフィ ン共重合体 ( I ) , (Π) を提供する。
琮状ォレフイ ン共重合休 ( I )
下記一般式 [X]
Ra
(式 [X] 中、 Raは水素原子又は炭素数 1〜 20の炭化水素基を 示す。 )
で表わされる操り返し単位及び下記一般式 [Y]
- [Y]
(式 [Y] 中、 R
b〜R
mはそれぞれ水素原子、 炭素数 1〜 2 0の炭 化水素基又はハロゲン原子, 酸素原子も しく は窒素原子を含む置換 基を示し、 nは 0以上の整数を示す。 RJ又は R
kと R
1又は R
mとは 互いに環を形成してもよい。 また、 R
b〜R
mはそれぞれ互いに同一 でも異なっていてもよい。 )
で表わされる操り返し単位を有する共重合体であって、 ( 1 ) [X] 式で表わされる操り返し単位の含有率が 0. 1〜40モル%、 [Y] 式で表わされる繰り返し単位の含有率が 60〜 9 9. 9モル%であ り、 (2 ) 極限粘度 が 0. 0 1〜 20 d l Z gであり、 ( 3) ガラス転移温度 (T g ) が 1 5 0〜 3 7 0°Cである環状ォレフィ ン 共重合体である。
上記琮状ォレフ イ ン共重合体 ( I ) は、 琮状ォレフ イ ンに基づく 操り返し単位の含有率が高く、 かつ主と してビニレン型構造を有す るもので、 本発明製造方法によって初めて得られた新規共重合体で ある。 この環状ォレフ ィ ン共重合体 ( I ) は、 耐熱性、 透明性、 強 度、 S3性に優れ、 光学分野、 医療分野、 食品分野等で有効に使用す ることができ る。
環状ォレフ ィ ン共重合体 ( Π )
上記一般式 [X] で表わされる操り返し単位及び上記一般式 [Y] で表わされる操り返し単位を有する共重合体であって、 ( 1 ) [X] 式で表わされる操り返し単位の含有率が 80〜9 9. 9モル%であ り、 [Y] 式で表わされる繰り返し単位の含有率が 0. 1〜 20モ ル%であ り、 (2 ) 極限粘度 が 0. 0 1〜 20 d 1 Z gであ り、 (3 ) ガラス転移温度 (T g) が 3 0 °C未満であ り、 (4) 引 張弾性率が 2 O O O K gZ c m2未満である環状ォレブイ ン共重合 体である。
上記環状ォレフ ィ ン共重合体 (Π ) は、 環状ォレフ ィ ンに基づく 繰り返し単位の含有率が低く、 公知の触媒系で得られる重合体とは 異なる物性の軟質樹脂であ り、 本発明製造方法によって初めて得ら
れた新規共重合体である。 この琮状ォレフイ ン共重合体 (Π ) は、 優れた弹性回復性、 良好な透明性及び適度な弾性率を有し、 物性バ ランスに優れたもので、 包装分野, 医療分野, 農業分野等の種々の 分野でフ ィルム、 シー ト、 各種成形品の材料として有効に使用する ことができる。
また、 本発明は、 上述した新規な環状ォレフィ ン共重合体 (Π) を用いた下記組成物を提供する。
環状ォレブイ ン共重合体組成物
下記成分 ( a ) 及び ( b ) からなる琮状ォレフ イ ン共重合体組成 物 (第 1組成物) 及び下記成分 ( a ) , ( b ) 及び ( C ) からなる 環状ォレフィ ン共重合体組成物 (第 2組成物) である。
( a ) 環状ォ レフ ィ ン共重合体 (Π ) 1 00重量部
( b ) 抗ブロ ッキング剤及び 又は滑剤 0. 0 1〜 1 0重量部
( c ) α —ォレフ イ ン系重合体 1〜: L 0 0重量部
上記第 1組成物及び第 2組成物は、 優れた弾性回復性、 良好な透 明性及び適度な弾性率を有すると共に、 イ ンフ レーショ ン成形など において優れた成形性を示し、 包装分野, 医療分野, 農業分野にお けるフィルムゃシー トの材料等として好適に使用することができる, さ らに、 本発明は、 前述した環状ォレフィ ン共重合体、 環状ォレ フィ ン共重合体組成物を用いた下記成形品を提供する。
成 7¾· ΠΠ
成形品としては、 例えば下記①〜⑤に示すよう に、 フ ィルム、 シ — ト、 ラ ップフ ィルム、 型物成形品などを挙げることができる。
①環状ォレフ イ ン共重合体 ( I ) からなるフ ィルム又はシー ト
②環状ォレフ イ ン共重合体 ( Π ) からなるフ ィルム又はシー ト
③環状ォレフ イ ン共重合体 (Π ) からなるラ ップフ ィ ルム
④環状ォレフ イ ン共重合体 (Π) からなる型物成形品
⑤琮状ォレフ イ ン共重合体組成物 (第 1組成物又は第 2組成物) か らなるフ ィルム又はシー ト
[図面の簡単な説明]
図 1は本発明製造方法を示すフローチャー ト、 図 2は実施例 8 8 の共重合体の D S Cチヤ一 ト、 図 3は比較例 1 1の共重合体の D S Cチヤ一 ト、 図 4は実施例 9 1の共重合体の13 C— NMRチヤ一 ト、 図 5は実施例 1 1 8の共重合体の D S C (降温測定) チヤ一 ト、 図 6は比較例 1 8の共重合体の D S C (降温測定) チャー トである。
[発明を実施するための最良の形態]
以下、 本発明につき更に詳し く説明する。
レフィ ン ¾ の
図 1に本発明製造方法を示す。
本発明の環状ォレブイ ン系重合体の製造方法において、 化合物 (A) と しては、 遷移金属化合物を使用する。 ここで、 遷移金属化 合物としては、 周期律表の IVB族, VB族, VIB族, VIIB族, VIII 族に属する遷移金属を含む遷移金属化合物を使用することができる。 上記遷移金属として、 具体的には、 チタニウム、 ジルコニウム、 ノヽ フニゥム、 ク ロム、 マンガン、 ニ ッ ケル、 ノ ラジウム、 白金などが 好ま しく、 中でもジルコニウム、 ハフニウム、 チタン、 ニッケル、 パラジゥムが好ま しい。
このような遷移金属化合物と しては、 種々のものが挙げられるが、 特に IVB族、 VIII族の遷移金属を含む化合物、 中でも周期律表の IVB族から選ばれる遷移金属、 すなわちチタニウム (T i ) 、 ジル コニゥム (Z r ) 又はハフニウム (H f ) を含有する化合物を好適 に使用することができ、 特に下記一般式(1), (II)又は(III)で示さ れるシク ロペンタジェニル化合物又はこれらの誘導体あるいは下記 一般式 (IV) で示される化合物又はこれらの誘導体が好適である。
C p MlRlaR2bR3c - (I)
C p 2MiRidR2e ··· (II)
(C P— Af — C p ) MiRidR2e … (III)
R1gR2HR I R4j … (iv)
[ (I) 〜 (IV) 式中、 Ml は T i, Z r又は H f 原子を示し、
C p はシ-ク ロペン タ ジェニル基, 置換シク ロペンタ ジェニル基, ィ ンデニル基, 置換ィ ンデニル基, テ トラ ヒ ドロイ ンチ'ニル基, 置換 テ ト ラ ヒ ドロ イ ンデニル基, フルォ レニノレ基又は置換フノレオレニル 基などの環状不飽和炭化水素基又は鎖状不飽和炭化水素基を示す。 R 1 , R2 , R3及び R 4はそれぞれ水素原子, 酸素原子, ハロゲン 原子, 炭素数 1〜 2 0のアルキル基, 炭素数 1〜 2 0のアルコキシ 基, 炭素数 6〜 2 0のァリ一ル基, アルキルァリール基もしくはァ リールアルキル基, 炭素数 1〜 2 0のァシルォキシ基, ァリル基, 置換ァリル基, けい素原子を含む置換基などの σ結合性の配位子, ァセチルァセ トナー ト基, 置換ァセチルァセ トナ一 ト基などのキレ 一ト性の配位子又はルイス塩基等の配位子を示し、 Αは共有結合に よる架橋を示す。 a, b及び c はそれぞれ 0〜 3 の整数、 d及び e はそれぞれ 0〜2の整数、 f は 0〜 6の整数、 g, h , i及び j は それぞれ 0〜 4の整数を示す。 R1 , R2 , R3及び R4はその 2以 上が互いに結合して環を形成していてもよい。 上記 C Pが置換基を 有する場合には、 当該置換基は炭素数 1〜2 0のアルキル基が好ま しい。 (II) 式及び (III) 式において、 2つの C p は同一のも のであってもよく、 互いに異なるものであってもよい。 ]
上記 (I) 〜 (III) 式における置換シク ロペンタジェニル基と し ては、 例えば、 メチルシク ロペンタ ジェニル基, ェチルシク ロペン タ ジェ二ノレ基, イ ソプロ ピノレシク ロペン タジェニル基, 1 , 2— ジ メチゾレシク 口ペンタ ジェ二ノレ基, テ ト ラメチスレシク 口ペンタ ジェニ ル基, 1, 3 — ジメチルシク ロペンタ ジェニル基, 1, 2, 3 — ト リメ チ レシク ロペンタ ジェニル基, 1, 2 , 4ー ト リ メ チルシク ロ ペンタジェ二ノレ基, ペンタ メチノレシク ロペンタ ジェ二ノレ基, ト リ メ チノレシ リノレシク 口ペンタ ジェニル基などが挙げられる。 Ri〜R4の 具体例と しては、 例えば, ハロゲン原子と してフ ッ素原子, 塩素原 子, 臭素原子, ヨウ素原子 ; 炭素数 1〜 2 0のアルキル基と してメ
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チル基, ェチル基, n—プロピル基, i s o—プロ ピル基, n —ブ チル基, -ォクチル基, 2—ェチルへキシル基 ; 炭素数 1〜2 0のァ ノレコキシ基と してメ トキシ基, エ トキシ基, プロポキシ基, ブトキ シ基, フエノキシ基 ; 炭素数 6〜 2 0のァリール基, アルキルァリ —ル基も しく はァリ一ノレアルキル基と してフエニル基, ト リル基, キシリル基, ベンジル基 ; 炭素数 1〜 2 0のァシル才キシ基と して ヘプタデシルカルボニルォキシ基 ; けい素原子を含む置換基と して ト リ メチルシリル基, (ト リメチルシリル) メチル基 : ルイス塩基 と してジメチノレエ一テノレ, ジェチルェ一テノレ , テ トラ ヒ ドロフラン 等のェ一テル類、 テ トラヒ ドロチォフェン等のチォエーテル類、 ェ チノレベンゾェ一 ト等のエステノレ類、 ァセ トニ ト リノレ, ベンゾニ ト リ ル等の二 ト リル類、 ト リメチルァミ ン, ト リエチノレア ミ ン, ト リ ブ チルァミ ン, N, N—ジメチルァニ リン, ピリ ジン, 2, 2 ' ー ビ ピリ ジン, フエナン ト 口 リ ン等のアミ ン類、 ト リェチルホスフィ ン, ト リフエニルホスフィ ン等のホスフィン類; 鎖状不飽和炭化水素と してエチレン, ブタジエン, 1一ペンテン, イソプレン, ペンタジ ェン, 1一へキセン及びこれらの誘導体 ; 環状不飽和炭化水素と し てベンゼン, トノレェン, キシレン, シク ロヘプタ ト リエン, シク ロ ォク タジェン, シク ロオタ タ ト リエン, シク ロォク タテ トラエン及 びこれらの誘導体などが挙げられる。 Aの共有結合による架橋と し ては、 例えばメチレン架橋, ジメチルメチレン架橋, エチレン架橋, 1, 1 ' ーシク ロへキシレン架橋, ジメチルシリ レン架橋, ジメチ ルゲルミ レン架橋, ジメチルスタニレン架橋等が挙げられる。
このような化合物と して、 例えば下記のもの及びこれら化合物の ジルコニウムをチタニウム又はハフニウムで置換した化合物が挙げ れ 。
) の化
(ペンタメ チノレシク 口ペンタ ジェ二ノレ) ト リ メ チノレジノレコニゥム、 ("ペンタメ チ レシク 口ペンタ ジェ二ノレ) ト リ フ エニノレジノレコニゥ
ム、
(ペン-タメ チノレ ·シク 口ペンタ ジェニスレ) ト リベンジノレジスレコニゥ ム、
ペンタメ チノレシク ロペンタ ジエニ レ) ト リ ク ロ ロ ジゾレコニゥム. ペンタメ チノレシク ロペンタ ジェ二ノレ) ト リ メ トキシジノレコニゥ ム
シク ロペンタ ジェ二 レ) ト リメ チノレジノレコニゥム、
シク 口ペンタ ジェニゾレ) ト リフエ二 レジ/レコニゥム、
シク 口ペンタ ジェニノレ) ト リベンジスレジノレコニゥム、
シク ロペンタ ジェ二ノレ) ト リ ク ロロ ジノレコニゥム、
シク ロペンタ ジェ二ノレ) ト リ メ トキシジゾレコニゥム、
シク ロペンタ ジェ二ゾレ) ジメチル (メ トキシ) ジルコニウム、 メチノレシク ロペンタ ジエニ レ) ト リ メチノレジノレコニゥム、 メ チノレシク ロペンタ ジェ二ノレ) ト リ フエニノレジノレコニゥム、 メチスレシク ロペンタ ジエニスレ) ト リ ペンジノレジノレコニゥム、 メチゾレシク ロペンタ ジェ二ノレ) ト リ ク ロ ロジノレコニゥム、 メチゾレシク ロペンタジェ二ゾレ) ジメ チル (メ トキシ) ジルコ二 ゥム
ジメ チ レシク ロペンタ ジェ二ノレ) ト リ ク ロ ロ ジノレコニゥム、 ト リ メ チスレシク ロペンタ ジェ二ノレ) ト リ ク ロ ロジノレコニゥム、 ト リ メチノレシ リノレシク 口ペンタ ジエニスレ) ト リ メ チノレジノレコニ ゥム
テ ト ラメ チ レシク ロペンタ ジエニ レ) ト リ ク ロ ロ ジゾレコニゥム
XI ) 式の化合物
ビス (シク ロペンタ ジェ二 レ) ジメチゾレジ レコニゥム、
ビス (シク ロペンタ ジェ二ゾレ) ジフエニノレジ レコニゥム、
ビス (シク ロペンタ ジェ二 レ) ジェチノレジスレコニゥム、
ビス (シク ロペンタ ジェ二 レ) ジベンジ レジノレコニゥム、
ビス (シク ロペンタ ジエニスレ) ジメ トキシジノレコニゥム、
_ _
ビス (シク ロペンタ ジェ二ノレ ) ジク ロ ロ ジノレコニゥム、
ビス (-シク ロペンタ ジェニル) ジ ヒ ド リ ドジルコニウム、 ビス (シク ロペンタ ジェニノレ) モノ ク ロ 口モノ ヒ ド リ ドジノレコニ ゥム、
ビス (メ チノレシク ロペンタ ジェニル) ジメ チルジルコニウム、 ビス (メ チノレシク ロペンタ ジェ二ノレ) ジク ロ ロ ジブレコニゥム、 ビス (メチノレシク ロペンタ ジェ二ノレ) ジペンジノレジノレコニゥム、 ビス (ペン タメ チノレシク ロペンタ ジェ二ノレ) ジメチルジルコニゥ ム、
ビス (ペン タメ チクレシク ロペンタ ジェ二ノレ) ジク ロ ロ ジノレコニゥ ム、
ビス (ペン タ メ チノレシク ロペンタ ジェ二/レ) ジペンジノレジ レコニ ゥム、
ビス (ペンタメ チノレシク ロペンタ ジェ二ノレ) ク ロ ロ メ チノレジノレコ 二ゥム、
ビス (ペンタメ チノレシク ロペンタ ジェ二ノレ) ヒ ド リ ドメチノレジノレ コニゥム、
(シク 口ペンタ ジェニノレ) (ペンタメ チノレシク 口ペンタ ジェ二ノレ) ジク ロ ロ ジノレコニゥム、
( I I I ) 式の化合物
エチ レンビス (イ ンデニノレ) ジメ チノレジノレコニゥム、
エチレンビス (イ ンデニノレ) ジク ロ ロ ジノレコニゥム、
エチ レンビス (テ ト ラ ヒ ドロ イ ンデニノレ) ジメ チノレジノレコニゥム、 エチレンビス (テ ト ラ ヒ ドロイ ンデニノレ) ジク ロ ロ ジノレコニゥム、 ジメチ レシ リ レンビス (シク ロペンタ ジェ二ノレ) ジメ チノレジノレコ 二ゥム、
ジメ チ レシ リ レンビス (シク ロペンタ ジェ二ゾレ) ジク ロ ロ ジノレコ 二ゥム、
イ ソプロ ピゾレ (シク ロペンタ ジェ-ノレ) ( 9 ー フノレオレニノレ) ジ
メチルジルコニウム、
イ ソプロ ピゾレ (シク ロペンタ ジェニル) ( 9 —フルォ レニル) ジ ク ロ ロジノレコ: =1ゥム、
[フエ二ノレ (メ チノレ) メ チレン] ( 9 —フルォ レニノレ) (シク ロ ペンタ ジェ二ノレ) ジメ チ レジノレコニゥム、
ジフエ二ゾレメチ レン (シク ロペンタ ジェ二ノレ) ( 9一フスレオレニ スレ) ジメ チノレジメレコニゥム、
ェチリデン ( 9 ーフノレオ レニノレ) (シク ロペンタ ジェ二
ジメ チスレジノレコニゥム、
シク ロへキシノレ ( 9 ーフノレオ レニスレ) (シク ロペンタ ジェニル) ジメ チルジルコニウム、
シク ロペンチノレ ( 9一フクレオ レニノレ) (シク ロペン タ ジェ二ノレ) ジメ チノレジノレコニゥム、
シク ロブチスレ ( 9 —フ レオレニノレ) (シク ロペンタ ジェ二ノレ) ジ メチゾレジノレコニゥム、
ジメチノレシ リ レン ( 9 ーフノレ才レニノレ) (シク ロペンタ ジエニスレ) ジメ チノレジ レコニゥム、
ジメチノレシ リ レンビス ( 2, 3, 5 — ト リ メチノレシク ロペンタ ジ エニ レ) ジク ロロ ジクレコニゥム、
ジメチルシリ レンビス ( 2, 3, 5— ト リ メチルシク ロペンタジ エニ レ) ジメチスレジノレコニゥム、
ジメ チルシ リ レンスビス (イ ンデニル) ジク ロ ロジルコニウム また、 上記一般式 (I ) , ( I I) , ( I I I ) で示されるシク ロペン タジェニル化合物以外のものも効果を損なう ものではない。 そのよ うな化合物の例と しては前記 (IV) 式の化合物が挙げられ、 例えば、 テ トラメチノレジルコニウム、
テ トラペンジノレジノレコニゥム、
テ ト ラ メ トキシジゾレコニゥム、
テ トラエ トキシジルコニウム、
テ トラブトキシジルコニウム、
テ トラ.ク ロ ロジノレコニゥム、
テ トラブロモジルコニウム、
ブトキシ ト リク ロロジノレコニゥム、
ジブトキシジク ロロジノレコニゥム、
ビス ( 2, 5— ジー t ーブチルフエノキシ) ジメチルジルコニゥ ム、
ビス ( 2, 5—ジー t ーブチルフエノキシ) ジク ロロジルコニゥ ム、
ジノレコニゥムビス (ァセチノレアセ トナ一 ト) 、
あるいはこれらのジノレコニゥムをハフニウム、 チタニウムに置き換 えた化合物などのアルキル基、 アルコキシ基及びハロゲン原子の 1 種又は 2種以上を持つジルコニウム化合物、 ハフニウム化合物、 チ タニゥム化合物が挙げられる。
また、 V I I I族の遷移金属を含む遷移金属化合物としては特に制限 はなく、 クロム化合物の具体例としては、 テ トラメチルクロム、 テ トラ ( t 一ブトキシ) ク ロム、 ビス (シクロペンタジェ二 ^;レ) ク ロ ム、 ヒ ドリ ド ト リカノレボニノレ (シク ロペンタジ工二ゾレ) ク ロム、 へ キサカゾレボ二ノレ (シク ロペンタ ジェ二ゾレ) ク ロム、 ビス (ベンゼン) ク ロム、 ト リ カノレボニノレ ト リ ス (ホスホ ン酸 ト リ フ エ二ノレ) ク ロム、 ト リ ス (ァ リ ル) ク ロム、 ト リ フエニル ト リ ス (テ ト ラ ヒ ドロブ ラ ン) ク ロム、 クロム ト リス (ァセチルァセ トナ一 ト) 等が挙げられ る。
マンガン化合物の具体例と しては、 ト リカルボニル (シク ロペン タジエニスレ) マンガン、 ペンタカスレボニノレメチノレマンガン、 ビス ( シク ロペンタ ジェ二 マンガン、 マンガンビス (ァセチノレアセ ト ナ一 ト) 等が挙げられる。
ニッケル化合物の具体例と しては、 ジカルポニルビス ( ト リフエ 二ノレホスフ ィ ン) ニッ ケノレ、 ジブロモビス ( ト リ フ エ二ノレホスブ イ
ン) ニ ッ ケゾレ、 二室素ビス ( ビス ( ト リ シ ク ロへ キ シノレホ ス フ ィ ン) エッ ケノレ.) 、 ク ロ ロ ヒ ド リ ドビス ( ト リ シク ロへキシノレホスフ ィ ン) ニッケノレ、 ク ロ口 (フエニスレ) ビス ( ト リ フ エ二ノレホスフ ィ ン) 二 ッケ レ、 ジメ チスレビス ( ト リ メ チノレホスフ ィ ン) ニッ ケノレ、 ジェチ ノレ ( 2, 2, ー ビピリ ジスレ) ニッケノレ、 ビス (ァ リノレ) エッ ケノレ、 ビス (シク ロペンタジェニル) ニッ ケノレ、 ビス (メチノレシク ロペン タ ジ工二 レ) ニッ ケ レ、 ビス (ペン タメ チノレシク ロペンタジェ二ノレ) ニッケスレ、 ァ リ スレ (シク ロペンタ ジェ二ノレ) ニッケル、 (シク ロぺ ンタ ジェニゾレ) (シク ロォク タ ジェン) ニッケノレテ ト ラフノレォロ砸 酸塩、 ビス (シク ロォク タ ジェン) ニッ ケル、 ニッケノレビスァセチ ルァセ トナ一 ト、 ァリルニッケルク ロライ ド、 テ トラキス ( ト リ フ ェニノレフ ォスフィ ン) ニッケル、 ィ匕エッケノレ、
(C6H5)Ni{0C(C6H5)CH=P(C6H5)2}{P(C6H5)3},
(C6H5)Ni{0C(C6H5)C(S03Na)=P(C6H5)2}{P(C6H5)3}
などが挙げられる。
パラジウム化合物の具体例と しては、 ジク ロ ロ ビス (ベンゾニ ト リ レ) ノ ラジウム、 カ レポニ レ ト リ ス ( ト リ フエ二ノレホスフ ィ ン) ノ ラ ジウム、 ジク ロロ ビス ( ト リエチゾレホスフィ ン) ノ ラ ジウム、 ビス (イ ソシアン化 t—ブチル) パラジウム、 パラジウム ビス (ァ セチノレアセ トナー ト) 、 ジク ロ ロ (テ ト ラフエ二ルシク ロブタ ジェ ン) パラ ジウム、 ジク ロロ ( 1, 5—シク ロォク タ ジェン) ノ ラ ジ ゥム、 ァリノレ (シク ロペンタ ジェ二ノレ) ノ ラ ジウム、 ビス (ァ リノレ) パラジウム、 ァリル ( 1, 5—シク ロォク タ ジェン) ノヽ。ラジウム、 テ ト ラフルォロ硼酸塩、 (ァセチルァセ トナー ト) ( 1, 5—シク ロォク タ ジェン) パラジウムテ トラブルォロ硼酸塩、 テ トラキス (ァセ トニ ト リル) パラジウムニテ トラブルォロ硐酸塩などが挙げ られる。
次に、 化合物 (B) としては、 遷移金属化合物 (A) と反応して ィォン性の錯体を形成する化合物であればいずれのものでも使用で
きるが、 カチオンと複数の基が元素に結合したァニオンとからなる 化合物、 -特にカチオンと複数の基が元素に結合したァニオンとから なる配位錯化合物を好適に使用することができる。 このよう なカチ オンと複数の基が元素に結合したァニオンとからなる化合物と して は、 下記式 (V) あるいは (VI) で示される化合物を好適に使用す ることができる。
([ - R?]k+)P([M3Z 1 Z2…: Zn]<r>- m〉- … ( V)
([L2]k + )p([M4 Zl Ζ2." Ζη](π - m)- )CJ ... (VI)
(但し、 L2 は M5, R8R9M6, R IO3 C又は R 11 M 6である) [ (V) , (VI) 式中、 L i はルイス塩基、 M3及び M4はそれぞれ 周期律表の VB族, VIB族, VIIB族, VIII族, IB族, ΠΒ族,
IIIA族, IVA族及び VA族から選ばれる元素、 M5及び M6はそれぞ れ周期律表の ΙΠΒ族, IVB族, VB族, VIB族, VIIB族, VIII族, IA族, IB族, IIA族, IIB族及び VIIA族から選ばれる元素、 Ί 〜 はそれぞれ水素原子, ジアルキルアミ ノ基, 炭素数 1〜 2 0 のアルコキシ基, 炭素数 6〜 2 0のァリールォキシ基, 炭素数 1〜 20のアルキル基, 炭素数 6〜 20のァ リ一 レ基, アルキルァ リ 一 ル基, ァリールアルキル基, 炭素数 1〜 20のハロゲン置換炭化水 素基, 炭素数 1〜 20のァシルォキシ基, 有機メ タロイ ド基又はハ ロゲン原子を示し、 Z i〜Znはその 2以上が互いに結合して琮を形 成していてもよい。 R7は水素原子, 炭素数 1〜 20のアルキル基, 炭素数 6〜 2 0のァリール基, アルキルァリール基又はァリ一ルァ ルキル基を示し、 R 8及び R9はそれぞれシク 口ペンタ ジェニル基, 置換シク 口ペンタ ジェニル基, ィンデニル基又はフルォレニル基、 R1Dは炭素数 1〜 20のアルキル基, ァ リール基, アルキルァ リ 一 ル基又はァリールアルキル基をを示す。 R 11はテ トラフェニルポル フィ リン、 フ タロシアニン等の大環状 S3位子を示す。 mは M3, の原子価で 1〜7の整数、 nは 2〜8の整数、 kは [ L 1— R"7] , [ L2 のイオン価数で 1〜 7の整数、 pは 1以上の整数、 q =
( P X k ) / ( n — m) である。 ]
上記ルイス塩基の具体例としては、 アンモニア, メチルァミ ン, ァニ リ ン, ジメチノレア ミ ン, ジェチノレア ミ ン, N—メ チノレア二リ ン, ジフエニルァミ ン, ト リメチルァミ ン, ト リエチルァミン, ト リ ー n—ブチルァミ ン, N, N—ジメチルァニリ ン, メチルジフエニル ァミ ン, ピリ ジン, p —プロモー N, N—ジメチノレア二リン, p — ニ ト ロ一 N, N—ジメチルァニリン等のアミ ン類、 ト リェチルフォ スフ イ ン, ト リ フエニスレフォスフ ィ ン, ジフエニゾレフ ォスフ ィ ン等 のフォスフィ ン類、 ジメチルェ一テル, ジェチゾレエ一テル, テ トラ ヒ ドロフラン, ジォキサン等のエーテル額、 ジェチルチオェ一テル, テ トラヒ ドロチォフェン等のチォェ一テル類、 ェチルベンゾー ト等 のエステル類等が挙げられる。 M3及び M4の具体例と しては B, A l , S i , P, A s , S b等, M5の具体例と しては L i, N a, A s , C u, B r, I, I 3等, M6の具体例と しては M n, F e, C o, N i, Z n等が挙げられる。 Zi 〜 Zn の具体例としては、 例えば、 ジアルキルアミ ノ基と してジメチルァミ ノ基, ジェチルァ ミ ノ基; 炭素数 1 ~ 20のアルコシキ基と してメ トキシ基, ェトキ シ基, n—ブトキシ基 ; 炭素数 6〜 20のァ リ一ルォキシ基として フエノキシ基, 2, 6—ジメチルフエノキシ基, ナフチルォキシ基 ; 炭素数 1〜 20のアルキル基としてメチル基, ェチル基, n —プ 口ピル基, i s o —プロピル基, n —ブチル基, n —ォクチル基, 2—ェチルへキシル基 ; 炭素数 6〜 20のァ リール基, アルキルァ リール基もし くはァリールアルキル基と してフエニル基, p — ト リ ル基, ベンジル基, 4ータ一シャ リーブチノレフェニル基, 2, 6 - ジメ チノレフ工ニル基, 3, 5— ジメ チルフエニル基, 2 , 4ージメ チルフエニル基, 2, 3—ジメ チルフエニル基 ; 炭素数 1〜 20の ハロゲン置換炭化水素基と して P —フルオロフェニル基, 3, 5— ジブクレオロブエニスレ基, ペンタクロロフエ二ノレ基, 3, 4, 5— ト リブスレオ口フエ二ノレ基, ペンタフノレオロフェニノレ基, 3, 5—ジ
( ト リフルォロメチル) フエニル基 ; ノヽロゲン原子と して F , C 1 ,
B r, I .; 有機メ タロイ ド基と して五メチルアンチモン基, ト リ メ チノレシリノレ基, ト リメチルゲルミノレ基, ジフエニルアルシン基, ジ シク 口へキシルアンチモン基, ジフエ二ル砸素基が挙げられる。
R ?, R 10の具体例と しては先に挙げたものと同様なものが挙げら れる。 R 8及び R 9の置換シクロペンタジェニル基の具体例と しては、 メチルシク 口ペンタジェニル基, ブチスレシク 口ペンタ ジェニル基, ペンタメチルシク ロペンタジェニル基等のアルキル基で置換された ものが挙げられる。 ここで、 アルキル基は通常炭素数が 1〜 6であ り、 置換されたアルキル基の数は 1〜5の整数で選ぶことができる。
( V) , ( V I ) 式の化合物の中では、 M 3, M 4が硼素であるもの が好ましい。
( V) , (V I ) 式の化合物の中で、 具体的には、 下記のものを特 に好適に使用できる。
( V) 式の化合物
テ トラフエ二ル磡酸 ト リエチルアンモニゥム,
テ トラフェニル硼酸 ト リ (n—ブチル) アンモニゥム,
テ トラフェニル硼酸 トリメチルアンモニゥム,
テ トラフエ二ノレ硼酸テ トラエチノレアンモニゥム,
テ トラフエ二ル磡酸メチル ト リ ( n —ブチル) アンモニゥム, テ トラフエニル砌酸べンジル ト リ ( n —ブチル) アンモニゥム, テ トラフエニル砸酸ジメチルジフエ二ルアンモニゥム,
テ トラフェニル硼酸メチル ト リフエ二ルアンモニゥム,
テ トラフエ二ル磡酸 ト リメチルァ二リニゥム,
チ トラフェニル硼酸メチルピリジニゥム,
テ トラフエニノレ砸酸べンジノレピリ ジニゥム,
テ トラフェニル硼酸メチル ( 2—シァノ ピリ ジニゥム) ,
テ トラフェニル硼酸 ト リメチルスルホニゥム,
テ トラフェニル砸酸ベンジルジメチルスルホニゥム,
テ トラ ペンタフノレオロフェ ル) 硼酸ト リェチルアンモニゥム テ トラ- ぺンタ-フゾレ才ロフ.ェ ル) 硼酸ト リ ( n—ブチル) アン モニゥム,
テ 卜ラ ペンタフルオロフェニル) 硼酸ト リフ エ二ルアンモニゥ ム,
テ 卜ラ ペンタフルオロフ:!:ニル) 硼酸テ トラプチルアンモニゥ ム,
テ 卜ラ ペンタフルオロフェニル) 硼酸 (テ ト ラェチルアンモニ ゥム) ,
テ 卜ラ ペンタ フルオロフェニル) 砌酸 (メチル ト リ ( n —ブチ ル) アンモ二ゥム) ,
テ 卜フ ペンタフルォロブェ二ノレ) 硎酸 (ベンジスレ ト リ ( n—ブ チル) アンモニゥム) ,
テ 卜ラ ペンタフルオロフェニノレ) 硎酸メチルジフエ二ルアンモ 二ゥム,
テ 卜ラ ペンタフノレオロフェニノレ) ¾|酸メ チノレ ト リ フエニスレアン モニゥム
テ 卜ラ ペンタフノレオロフエニ レ) 硼酸ジメチゾレジフエニゾレアン モニゥム,
テ トラ ペンタフ レオ口フエエル) 硼酸ァニリ ニゥム,
テ 卜ラ ペンタ フゾレ才口フエニル) 砸酸メ チルァ二 リニゥム, テ 卜ラ ペンタ フ レ才ロフエニル) 硼酸ジメチルァニ リニゥム, テ 卜 ラ ペンタ フ レオ口フエニル) 砸酸 ト リ メ チルァ二 リ ニゥム テ トラ ペンタフノレオロフェニル) 硼酸ジメチル (m —二 ト ロア 二 リニゥム ) ,
テ 卜ラ ペンタ フゾレ才口フエニル) 硼酸ジメ チル ( p —ブロモア 二 リ ニゥム ) ,
テ 卜ラ ペンタフ /レオ口フエニル) «I酸ピリ ジニゥム,
テ ト ラ ペンタフ /レオ口フエニル) 砸酸 ( p — シァノ ピリ ジニゥ
ム) ,
テ トラ- (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 ( N—メチルピリ ジニゥ ム) ,
テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 砸酸 ( N—べンジノレピリ ジニ ゥム) ,
チ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 (〇一シァノ一 N—メチ ノレピリジニゥム) ,
テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 ( p—シァノ一 N—メチ ノレピリ ジニゥム) ,
テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 ( p—シァノ ー N—ベン ジルピリ ジニゥム) ,
テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 ト リメチルスルホニゥム, チ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸べンジルジメチルスルホ 二ゥム,
テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 砌酸テ トラフェニルホスホニ ゥム,
テ トラ (3 , 5 —ジ ト リフルォロメチルフエニル) 硎酸ジメチル ァニ リニゥム,
へキサフルォロ砒素酸ト リエチルアンモニゥム,
( VI) 式の化合物
テ トラフエ二ル砸酸フエロセニゥム,
チ トラフェニル «I酸銀,
テ トラフェニル硼酸 ト リチル,
テ トラフエ二ル砸酸 (テ トラフエ二ルポルブイ リンマンガン) , テ トラ (ペンタフノレ才ロフエ二ノレ) 棚酸フエロセニゥム,
テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 ( 1 , 1 ' ージメチルフ エロセニゥム,
テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸デカメチルフエ口セニゥ ム,
テ トラ (ペンタ フクレオ口フエ二ノレ) 硐酸ァセチノレフ エロセニゥム, テ トラ- (ペンタフクレオ口フエニ レ) 硼酸ホノレミ ノレフエロセニゥム, テ トラ (ペンタフノレオロフェニノレ) 硼酸シァノ ブエ ロセニゥム, テ トラ (ペンタフ/レオ口フエ二ノレ) 硼酸銀,
テ トラ (ペンタフ レオ口フエニル) 硼酸 ト リチノレ,
テ トラ (ペンタフゾレオ口フエニル) 硼酸リ チウム,
テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸ナ ト リ ウム,
テ トラ (ペンタフノレオロフェニル) 硼酸 (テ ト ラフエ二ルポルフ ィ リ ンマンガン) ,
テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 (テ ト ラフエ二ルポルフ イ リ ン鉄ク ロ ライ ド) ,
テ トラ (ペンタフクレオ口フエニル) 硼酸 (テ ト ラフ エニノレポノレフ ィ リ ン亜鉛)
テ トラフルォロ硼酸銀,
へキサフルォロ砒素酸銀,
へキサフルォロアンチモン酸銀,
また、 (V) , (VI) 式以外の化合物、 例えばト リ (ペンタフル オロフェニノレ) 硼素, ト リ ( 3, 5 —ジ ( ト リフゾレオロメチル) フ ェニル) «I素, ト リフエニル硼素等も使用可能である。
(C) 成分である有機アルミニウム化合物としては、 下記一般式 (VII) , (VIII) 又は (IX) で表わされるものが挙げられる。
Ri2rA 1 Q3-r- - (VII)
( 12は炭素数 1〜2 0、 好ま しく は 1〜 1 2のアルキル基, アル ケニル基, ァリール基, ァリールアルキル基等の炭化水素基、 Qは 水素原子、 炭素数 1〜 2 0のアルコキシ基又はハロゲン原子を表わ す。 rは l≤ r ≤ 3の範囲のものである。 )
式 (VII) の化合物と して、 具体的には、 ト リメチルアルミニゥ ム、 ト リェチルアルミ ニウム、 ト リ イ ソブチノレアルミ ニウム、 ジメ チ レア レミニゥム ク ロ リ ド、 ジェチ jレアノレミ ニゥムク ロ リ ド、 メ チ
ルアルミ ニウム ジク ロ リ ド、 ェチルアル ミ ニウム ジク ロ リ ド, ジメ チノレアノレ-ミ ニゥムフノレオ リ ド, ジイ ソブチノレアノレ ミ ニゥムノヽィ ドラ イ ド, ジェチルアルミニウムハイ ドライ ド, ェチルアルミニウムセ スキクロ リ ド等が挙げられる。
(R 12は式 (VII) と同じものを示す。 s は重合度を表わし、 通常 3〜 5 0である。 )
で表わされる鎖状アルミ ノキサン。
で表わされる操り返し単位を有する環状アルキルアルミ ノキサン。 (R12は式 (VII) と同じものを示す。 また、 s は重合度を表わし、 好ま しい繰り返し単位数は 3〜 5 0である。 )
(VII) 〜 (IX) 式の化合物の中で、 好ま しいのは (VII) 式の化 合物で、 特に好ま しいのは (VII) 式の化合物で r = 3のもの、 な かでも ト リメチルアルミニウム, ト リェチルアルミニウム, ト リイ ソブチノレアノレミニゥムなどの ト リ アノレキゾレアノレミ ニゥムである。
上記アルミ ノキサンの製造法と しては、 アルキルアルミニウムと 水などの縮合剤とを接触させる方法が挙げられるが、 その手段に特 に限定はなく、 公知の方法に準じて反応させればよい。 例えば、 ① 有機アルミニゥム化合物を有機溶剤に溶解しておき、 これを水と接 蝕させる方法、 ②重合時に当初有機アルミ ニウム化合物を加えてお き、 後に水を添加する方法、 ③金属塩などに含有されている結晶水、 無機物や有機物への吸着水を有機アルミ ニゥム化合物と反応させる 方法、 ④テ トラアルキルジアルミ ノキサンに ト リァゾレキルアルミ二 ゥムを反応させ、 さらに水を反応させる方法などがある。
本発明製造方法で用いる触媒は、 上記 (A) 成分と (B) 成分あ るいは上記 (A) 成分と (B) 成分と (C) 成分とを主成分とする ものである。
この場合、 (A) 成分と (B) 成分との使用条件は限定されない が、 (A) 成分 : (B) 成分の比 (モル比) を 1 : 0. 0 1〜 1 : 10 0、 特に 1 : 0. 5〜: L : 1 0、 中でも 1 : 1〜 1 : 5とする ことが好ましい。 また、 使用温度はー 1 00〜 250 の範囲とす ることが好ましく、 圧力, 時間は任意に設定することができる。 また、 (C) 成分の使用量は、 (A) 成分 1モルに対し通常 0〜 2 , 00 0モル、 好ま し く は 5〜 1, 0 00モル、 特に好ま しく は 1 0〜5 00モルである。 (C) 成分を用いると重合活性の向上を 図ることができるが、 あま り多いと有機アルミニゥム化合物が重合 体中に多量に残存し好まし くない。
なお、 触媒の使用態様には制限はなく、 例えば (A) , (B) 成 分を予め接触させ、 あるいはさ らに接蝕生成物を分離, 洗浄して使 用してもよく、 重合系内で接触させて使用してもよい。 また、 (C) 成分は、 予め (A) 成分、 (B) 成分あるいは (A) 成分と (B) 成分との接触生成物と接触させて用いてもよい。 接蝕は、 あらかじ め接触させてもよ く、 重合系内で接触させてもよい。
また、 モノマー、 重合溶媒に予め加えたり、 重合系内に加えるこ ともできる。
本発明製造方法は、 上記触媒を用いて環状ォレフイ ンの単独重合 又は環状ォレフィ ンと α—ォレブイ ンとの共重合を なうものであ る。
この場合、 環状ォレフィ ンには、 一個の二重結合を有する環状モ ノォレフィン及び二個の二重結合を有する環状ジォレフィ ンが包含 される。
環状モノォレフィ ンとしては、 例えば、 下記のものを挙げること ができる。
シク ロブテン、
シク 口.ペンテン、
シク 口へキセン、
シク ロヘプテン、
シク ロォク テン等の単環環状ォレブイ ン ;
3 —メ チノレシク 口ペンテン、
3 —メ チルシク ロへキセン等の置換単環環状ォ レフ イ ン ; ノノレポルネン、
1、 2 — ジヒ ドロジシク ロペンタ ジェン、
1, 4, 5 , 8 —ジメ タ ノ ー 1 , 2, 3, 4, 4 a , 5, 8,a —ォク タ ヒ ドロナフ タ レン等の多環環状ォレフ イ ン ; 1 ーメ チノレノスレボスレネン、
5 ーメ チノレノクレボノレネン、
ーェチノレノノレボノレネン、
—プロ ピノレノノレボノレネン、
一フエニノレノノレボノレネン、
一べンジノレノスレボノレネン、
—ェチ リデンノノレボノレネン、
― ビニノレノノレボ レネン、
ーク 口 ロ ノノレボノレネン、
一プノレオロノノレボルネン、
ーク 口 ロ メチノレノゾレポ'ノレネン、
—メ トキシノノレボノレネン、
ーク 口 ロ メチノレノノレボノレネン、
—メ トキシノゾレポノレネン、
ーメ チルノノレボルネン、
, 6 —ジメ チルノゾレボノレネン、
, 5 —ジク ロ ロ ノ レボノレネン、
, 5 , 6 — ト リ メ チノレノノレボノレネン、
5, 5, 6 — ト リ フゾレオロー 6 — ト リ フゾレオロ メ チノレノ ノレ クレネ ン、 .
2 —メチノレ一 1, 4, 5 , 8 —ジメ タノ一 1, 2, 3, 4, 4 a 5, 8, 8 a —ォク タ ヒ ドロナフ タ レン、
2 —ェチルー 1, 4, 5 , 8 —ジメ タ ノ ー 1, 2, 3, 4 , 4 a 5, 8, 8 a —ォク タ ヒ ドロナフタ レン、
2, 3 —ジメチルー 1, 4, 5 , 8 —ジメ タノ ー 1, 2, 3, 4 4 a , 5 , 8, 8 a —ォク タヒ ドロナフ タ レン等の置換多環環状ォ レフ ィ ン
これらの中で特に好ましいのは、 多環環状ォレフィ ン、 なかでも ノルボルネン又はその誘導体である。
また、 環状ジォレフイ ンとしては、 特に制限はないが、 下記一般 式 (X)
R13 R14
(式中、 R13, R14, R15, R16, R17, R18はそれぞれ水素原子 炭素数 1〜 2 0のアルキル基またはハロゲン原子を示す。 Ri3〜 R 18は互いに同一であってもよく、 異なるものであってもよい。 ) で表わされるノルボルナジェン類を好適に用いることができる。 上記式 (X) のノルボルナジェン類と しては、 例えば、 下記のも のを挙げることができる。
ノルボルナジェン、
2 —メ チルー 2 , 5—ノルボルナジェン、
2 —ェチルー 2 , 5 —ノルボルナジェン、
2—プロ ピル一 2, 5—ノルボルナジェン、
2—ブチルー 2 , 5—ノルボルナジェン、
2—ペンチノレ一 2, 5—ノノレボノレナジェン、
2 —へキシルー 2, 5—ノノレボルナジェン、
2—ク ロ ロ ー 2 , 5—ノノレボノレナジェン、
2—ブロモー 2 , 5—ノゾレボノレナジェン、
2—フクレオロー 2, 5—ノノレボノレナジェン、
7 , 7—ジメチメレー 2, 5—ノノレボノレナジェン、
7 , 7 —メ チルェチルー 2, 5—ノノレボルナジェン、
7 , 7—ジク ロ ロ一 2, 5—ノノレボノレナジェン、
1 ーメ チルー 2 , 5—ノルボルナジェン、
1 —ェチクレー 2 , 5—ノノレボルナジェン、
1 一プロ ピノレー 2, 5—ノノレボルナジェン、
1 ーブチノレー 2 , 5—ノノレボノレナジェン、
1 一ク ロロ ー 2 , 5—ノクレボノレナジェン、
1 ーブロモー 2 , 5—ノルボルナジェン、
7—メ チノレー 2 , 5—ノノレボノレナジェン、
7—ェチノレー 2 , 5—ノ レボスレナジェン、
7—プロ ピノレー 2, 5—ノスレボスレナジェン、
7—ク α 口 一 2 , 5—ノスレボノレナジェン、
2 , 3 — ジメチノレー 2, 5—ノスレボノレナジェン、
1 , 4一ジメチルー 2, 5—ノルボルナジェン、
1 , 2 , 3 , 4 ーテ トラメチルー 2, 5—ノルボルナジェン また、 環状ォレフイ ンとの共重合を行なう α —ォレフ イ ンと して は、 例えばエチレン、 プロ ピレン、 ブテン一 1、 4一メチルペンテ ンー 1等の炭素数 2〜 2 5 のものを好適に使用することができる。 これらの中で特に好ま しいのはエチレンである。
また、 本発明製造方法においては、 必要に応じ、 上記以外の共重 合可能な-不飽和単量体成分を使用してもよい。 このような任意に共 重合されてもよい不飽和単量体として、 具体的には、 α—ォレフィ ンのうち先に使用されていないもの、 琮状ォレフイ ンのうち先に使 用されていないもの、 ブタジエン、 イソプレン、 1, 5—へキサジ ェン等の鎖状ジェン等を挙げることができる。
重合条件に関し、 重合温度は— 1 0 0 ~ 2 5 0 、 特に— 5 0〜 20 0 とすることが好ま しい。 また、 反応原料に対する触媒の使 用割合は、 原料モノマ一ノ上記 (Α) 成分 (モル比) あるいは原料 モノ マー/上記 (Β) 成分 (モル比) が 1〜: L 09、 特に 1 0 0〜 1 07となることが好ましい。 さらに、 重合時間は通常 1分〜 1 0 時間、 反応圧力は常圧〜 1 0 0 K c m2G、 好ましく は常圧〜 5 0 K s G m2Gである。
重合方法と しては、 塊状重合、 溶液重合、 懸濁重合などのいずれ の方法を用いてもよい。
重合溶媒を用いる場合、 例えば、 ベンゼン, トルエン, キシレン : ェチルベンゼンなどの芳香族炭化水素、 シク ロペンタン, シクロへ キサン, メチルシク ロへキサンなどの脂琮式炭化水素、 ペンタ ン, へキサン, ヘプタン, オク タンなどの脂肪族炭化水素、 クロ口ホル ム, ジク ロロメ タン等のハロゲン化炭化水素等を用いることができ る。 これらの溶媒は 1種を単独で用いてもよ く、 2種以上のものを 組合せてもよい。 また、 α —ォレフイ ン等のモノ マ一を溶媒として 用いてもよい。
重合体の分子量の調節方法と しては、 各触媒成分の使用量, 重合 温度の選択、 さらには水素存在下での重合反応によることができる, 本発明製造方法によって環状ォレフィ ン · α—ォレフィ ン共重合 体の製造を行なつた場合、 α—ォレフイ ンに由来する構造単位と環 状ォレフ イ ンに由来する構造単位との比が 0. 1 : 9 9. 9〜
9 9 . 9 : 0. 1で、 各構造単位がランダムに配列し、 実質上線状
である共重合体を得ることができる。 共重合体が実質上線状である ことは、 -本共重合体が 1 3 5 のデカ リ ン中に完全に溶解すること によって確認できる。 この場合、 通常、 1 3 5 °Cのデカ リン中で測 定した極限粘度 [ " ] が 0. 0 1〜 2 0 d l Z gの共重合体を得る ことができる。
琮状ォレフィ ン共童合体 ( I )
本発明の環状ォレフィ ン共重合体 ( I ) は、 前記 [X] 式で表わ される繰り返し単位の含有率が 0. 1〜40モル%、 前記 [Y] 式 で表わされる操り返し単位の含有率が 6 0〜 9 9 . 9モル%、 極限 粘度 [ ] が 0. 0 1〜 2 0 d l / g、 ガラス転移温度 (T g) が 1 5 0〜 3 7 0 のものである。
一般式 [X] で示される操り返し単位において、 Raは、 水素原 子又は炭素数 1〜 2 0の炭化水素基を示している。
ここで、 炭素数 1〜 20の炭化水素基と して、 具体的には、 例え ばメチル基, ェチル基, イ ソプロ ピル基, イ ソブチル基, n —プチ ル基, n —へキシル基, ォクチル基, ォク タデシル基等を挙げるこ とができる。
一般式 [X] で示される繰り返し単位を与える α—ォレフ イ ンの 具体例と しては、 例えば、 エチレン, プロピレン, 1 ーブテン, 3 一メチゾレー 1 ーブテン, 4ーメチノレー 1 一ペンテン, 1 一へキセン, 1ーォクテン, デセン, エイコセン等を挙げることができる。
前記一般式 [Υ] で表わされる繰り返し単位において、 Rb〜Rm はそれぞれ水素原子、 炭素数 1〜 2 0の炭化水素基又はハロゲン原 子, 酸素原子もし くは窒素原子を含む置換基を示している。
ここで、 炭素数 1〜 20の炭化水素基として、 具体的には、 例え ばメチル基, ェチル基, n —プロ ピル基, イ ソプロ ピル基, n —ブ チル基, イ ソブチル基, t —ブチル基, へキシル基などの炭素数 1 〜 2 0のアルキル基、 フエニル基, ト リノレ基, ベンジル基などの炭 素数 6〜 2 0のァリール基, アルキルァリール基もし くはァ リール
アルキル基、 メチリデン基, ェチリデン基, プロ ピリデン基などの 炭素数 1 -〜 2 0のアルキリデン基、 ビエル基, ァリル基などの炭素 数 2〜 2 0のアルケニル基等を挙げることができる。 但し, R b, R c, R f , R 9はアルキリデン基を除く。 なお、 R d, R e, R h〜 R mのいずれかがアルキリデン基の場合、 それが結合している炭素 原子は他の置換基を有さない。
また、 ハロゲン原子を含む置換基として具体的には、 例えば、 フ ッ素, 塩素, 臭素, ヨウ素などのノヽロゲン基、 ク ロロメチノレ基, ブ ロモメチル基, ク ロ口ェチル基などの炭素数 1〜 2 0のハロゲン置 換アルキル基等を挙げることができる。
酸素原子を含む置換基として具体的には、 例えば、 メ トキシ基, エ トキシ基, プロポキシ基, フエノキシ基などの炭素数 1〜 2 0の アルコキシ基、 メ トキシカルボニル基, エ トキシカルボニル基など の炭素数 1〜 2 0のアルコキシカルボ二ル基等を挙げることができ る。
窒素原子を含む置換基として具体的には、 例えば、 ジメチルア ミ ノ基, ジェチルアミ ノ基などの炭素数 1〜 2 0のアルキルアミ ノ基 やシァノ基等を挙げることができる。
一般式 [ Y ] で示される操り返し単位を与える環状ォレフ ィ ンの 具体例と しては、 例えば、 下記のものを挙げることができる。
ノ レホ' レネン、
5 —メチ/レノスレポ レネン、
5 ーェチ レノノレボクレネン、
5一プロ ピフレノ ルボノレネン、
5 , 6 —ジメチゾレノノレボ レネン、
1 ーメ チノレノノレボスレネン、
7 ーメ チ レノ レボ/レネン、
5 , 5 , 6 — ト リメチルノルボルネン、
5一フ エ二ノレノ レボスレネン、
5 —ベ ン ジノレノ ノレホノレネ ン、
5 一ェ-チ リ デンノノレボノレネン、
5 一ビニスレノノレボノレネン、
1 , 4, 5, 8 —ジメ タ ノ ー 1 , 2, 3, 4 4 a , 5 , 8, a —ォク タ ヒ ドロナフ タ レン、
2 —メ チル一 1 , 4, 5 , 8 —ジメ タ ノ ー 1 2 , 3 , 4 , 4 a , , 8, 8 a —ォク タ ヒ ドロナフ タ レン、
2 —ェチルー 1 , 4, 5, 8 — ジメ タ ノ 一 1 2 3 , 4 , 4 a , , 8, 8 a —才ク タ ヒ ドロナフ タ レン、
2 , 3 —ジメチル一 1、 4、 5、 8—ジメ タ ノ 一 1 2 , 3 , 4 , a , 5, 8, 8 a —ォク タ ヒ ドロナフ タ レン、
2 —へキシル一 1 , 4 , 5 , 8—ジメ タ ノ ー 1 , 2 3, 4 a , 5 , 8 , 8 a —ォク タ ヒ ドロナフ タ レン、
2 —ェチ リデン一 1 , 4, 5 , 8 —ジメ タ ノ 一 1 , 2, 3, 4 , a , 5, 8, 8 a —ォク タ ヒ ドロナフ タ レン、
2—フルォロ一 1, 4 , 5, 8—ジメ タ ノ 一 1 , 2 3 , 4 a , 5 , 8, 8 a —ォク タ ヒ ドロナフ タ レン、
1 , 5 —ジメチルー 1, 4 , 5 , 8—ジメ タ ノ ー 1 2 , 3 , 4 , a , 5, 8, 8 a —ォク タ ヒ ドロナフ タ レン、
2 —シク ロへキシルー 1 , 4, 5, 8 —ジメ タ ノ ー 1 , 2, 3, , 4 a , 5 , 8, 8 a —ォク タ ヒ ドロナフ タ レン、
2 , 3 —ジク ロ 口一 1, 4, 5, 8—ジメ タ ノ ー 1 , 2, 3, 4, a , 5 , 8, 8 a —ォク タ ヒ ドロナフ タ レン、
2—イ ソブチルー 1 , 4, 5 , 8 —ジメ タ ノ ー 1 , 2, 3, 4, a , 5, 8, 8 a —ォク タ ヒ ドロナフ タ レン、
1 , 2— ジヒ ドロジシク ロペンタ ジェン、
5 —ク ロロ ノノレボノレネン、
5, 5 —ジク ロ 口ノ レポフレネン、
5 ー フ ノレ才 ロ ノ ノレボゾレネン、
- 5 , 5 , 6 - ト リフルオロー 6— ト リ フルォロ メチルノノレポルネ ン、 ·
5—ク ロロメチノレノジレボノレネン、
5—メ 卜キシノ Jレボ レネン、
5, 6—ジカルボキシルノノレボルネンアンハイ ド レー ト、
5一ジメチ レアミ ノ ノ Jレポ/レネン、
5—シァノ ノ レボ^ ネン
本発明の環状ォレフィ ン共重合体 ( I ) は、 基本的には、 上述し たような α—ォレフ ィ ン成分と琮状ォレフィ ン成分とからなるもの であるが、 本発明の目的を損なわない範囲で、 これら必須の 2成分 の他に、 必要に応じて他の共重合可能な不飽和単量体成分を含有し ていてちょい。
このような任意に共重合されてもよい不飽和単量体として、 具体 的には、 ①前記した α—ォレフィン成分のう ち、 先に使用されてい ないもの、 ②前記した環状ォレフィ ン成分のうち、 先に使用されて いないもの、 ③ジシク ロペンタ ジェン, ノノレボノレナジェンなどの環 状ジォレフイ ン類、 ④ブタジエン, イソプレン, 1, 5—へキサジ ェンなどの鎖状ジォレフイ ン類、 ⑤シク ロペンテン, シクロへプテ ンなどの単環ォレフィ ン顏等が挙げられる。
本発明の環状ォレフィ ン共重合体 ( I ) は、 α—ォレフイ ン成分 に由来する式 [X] の操り返し単位の含有率 [ X ] (モル%) 及び 環状ォレフィ ン成分に由来する式 [Υ] の操り返し単位の含有率 [y ] (モル%) がそれぞれ 0. 1〜4 0 : 9 9. 9 ~ 60、 好ま しくは 0. 3〜3 8 : 9 9. 7〜6 2、 特に好ま しく は 10〜 3 5 : 9 0〜 65のものである。 式 [X] の操り返し単位が 0. 1モル %未満であると共重合体の流動性が不充分となり、 4 0モル%を超 えると耐熱性が不充分となる。
本発明の環状ォレフィン共重合体 ( I ) は、 1 35 のデカリ ン 中で測定した極限粘度 [ ] が 0. 0 1〜20 d l Z gのものであ
- - る。 極限粘度 [ ] が 0. 0 1 d l Z g未満であると強度が著し く 低下し、 -20 d 1 Z gを超えると成形性が著しく悪く なる。 より好 ましい極限粘度 !: " ] は 0. 0 5〜: L O d l Z gである。
また、 本発明の環状ォレフィ ン共重合体 ( I ) は、 ガラス転移温 度 (T g ) が 1 5 0〜 3 7 0 :、 好まし く は 1 6 0〜 350 t:、 特 に好まし くは 1 70〜 33 0 のものである。 このような共重合体 を用いれば、 低温でも好適に使用できるフイルム又はシー ト等が得 られる。 このガラス転移温度 (T g) は、 目的とする用途、 要求さ れる物性に応じて共重合体の組成、 単量体の種類を変更することに より、 任意に変えることができる。
本発明の環状ォレフィ ン共重合体 ( I ) と しては、 上述した範囲 の物性を有するもののみからなる共重合体であってもよく、 上記範 囲外の物性を有する共重合体が一部含まれていてるものであっても よい。 後者の場合には、 全体の物性値が上記範囲に含まれていれば よい。
琮状ォレフィ ン共葷合体 ( Π)
本発明の環状ォレフ ィ ン共重合体 ( Π ) は、 前記一般式 [X] で 表わされる操り返し単位及び前記一般式 [Y] で表わされる繰り返 し単位を有する共重合体であって、 [X] 式で表わされる操り返し 単位の含有率が 8 0〜 9 9. 9モル%、 [Y] 式で表わされる操り 返し単位の含有率が 0. 1〜 2 0モル%、 極限粘度 [ V 3 が
0. 0 1〜2 0 d 1 / g, ガラス転移温度 (T g) が 30 未満、 引張弾性率が 20 00 K gZ c m2未満のものである。
また、 環状ォレフ ィ ン共重合体 ( Π ) の特徴は、 D S Cによる融 解ピークが 9 0 未銪のものであり、 さ らには D S C (降温測定) による結晶化ピークにおいて、 メイ ンピークの高温側にサブピーク を有するものである。
本発明の環状ォレフ ィ ン共重合体 ( Π ) において、 一般式 [X] で示される操り返し単位の種類、 一般式 [Y] で表わされる繰り返
し単位の種類、 任意に共重合されてもよい不飽和単量体の種類は、 琮状ォレフイ ン共重合体 ( I ) ついて述べたのと同様である。
本発明の環状ォレフ ィ ン共重合体 (Π ) は、 α—ォレフイ ン成分 に由来する式 [X] の操り返し単位の含有率 [ X ] (モル%) 及び 環状ォレフィ ン成分に由来する式 [Υ] の操り返し単位の含有率 [ y] (モル%) が、 8 Θ〜9 9. 9 : 2 0〜0. 1、 好ましくは 82〜9 9. 5 : 18〜0. 5、 特に好まし くは 85〜 9 8 : 1 5 〜 2のものである。 [X] の操り返し単位が 80モル%未満である と、 共重合体のガラス転移点, 引張弾性率が高くなり、 得られるフ イルム又はシートの弾性回復性や型物成形品の耐衝擎性、 弾力性が 不充分となる。 一方、 式 [X] の操り返し単位が 9 9. 9モル%を 超えると、 環状ォレフィ ン成分の導入効果が不充分となる。
本発明の環状ォレフィ ン共重合体 (Π ) と しては、 式 [X] の操 り返し単位と式 [Υ] の操り返し単位とがランダムに g3列した実質 上線状の共重合体であ り、 ゲル状架橋構造を有さないものであるこ とが好ま しい。 ゲル状架橋構造を有さないことは、 共重合体が
1 35 のデカリ ン中に完全に溶解することによって確認できる。 本発明の環状ォレフィン共重合体 ( Π ) は、 1 35 °Cのデカ リ ン 中で測定した極限粘度 [ ] が 0. 0 1〜2 0 d l Z gのものであ る。 極限粘度 [ 77 ] が 0 · O l d l Z g未満であると強度が著し く 低下し、 20 d 1 Z gを超えると成形性が著しく悪く なる。 より好 ましい極限粘度 は 0. 0 5〜: L O d l Z gである。
本発明の環状ォレフィ ン共重合体 (Π ) の分子量は特に制限され るものではないが、 ゲルパ一ミエイ シヨ ンクロマ トグラフィー (G P C) によって測定した重量平均分子量 Mwが 1, 0 00〜
2 , 00 0 , 00 0、 特に 5, 00 0〜 1, 00 0, 000、 数平 均分子量 M nが 5 00〜 1, 000, 0 00、 特に 2, 00 0〜 80 0 , 00 0であり、 分子量分布 (MwZMn ) が 1. 3〜4、 特に 1. 4〜 3であることが好ましい。 分子量分布 (MwZMn)
が 4より大き くなると低分子量体の含有量が多く なり、 フィ ルム、 型物成形.品等に成型した時にベたつきの原因となることがある。 本発明の環状ォレフ ィ ン共重合体 (Π ) は、 ガラス転移温度 (T g ) が 3 0 未満のものである。 このような共重合体を用いれば、 低温でも好適に使用できるフィ ルム、 シー ト、 型物成形品等が得ら れる。 よ り好ましいガラス 15移温度 (T g) は 2 0 未満、 特に 1 5 未満である。 このガラス転移温度 (T g) は、 目的とする用 途、 要求される物性に応じて共重合体の単量体の種類、 組成を変更 することによ り、 任意に変えることができる。
また、 本発明の琮状ォレフイ ン共重合体 ( Π) は、 X線回折法に より測定した結晶化度が 4 0 %未満であることが好ま しい。 結晶化 度が 40 %を超えると、 弾性回復性, 透明性が低下することがある。 より好ま しい結晶化度は 3 0 %未満、 特に 2 5 %未満である。
本発明の環状ォレフ ィ ン共重合体 (II ) は、 引張弾性率が
20 00 K g/c m2未満であることが必要である。 引張弾性率が 20 00 K g/ c m2以上であると、 例えば包装用フ ィルムに用い た場合、 包装時に多大のエネルギーが必要になると共に、 被包装物 品の形状に適合した美しい包装が困難となる。 また、 型物成形品に 用いた場合、 耐衝擎性が不充分となることがある。 よ り好ま しい引 張弾性率は 5 0〜 1, 50 0 K g Z c m2である。
また、 本発明の環状ォレフ ィ ン共重合体 ( Π) は、 D S Cによる ブロー ドな融解ピークが 9 0 未満にあることが好適である。 D S Cによるシャープな融解ピークが 9 0 以上にあるような共重合体 は、 環状ォレフィ ンと α—ォレブ イ ンとの配列のランダム性が不充 分で、 フ イルム等に成型したときの弾性回復性が不充分になること がある。 なお、 D S Cによるブロー ドな融解ピークは、 1 0〜 8 5 の範囲にあることがより好ましい。
D S C測定おいて、 本発明の環状ォレフ ィ ン共重合体 (Π ) の融 点 (融解) ピークはシャープにはみられず、 特に低結晶化度のもの
にあつては、 通常のポリエチレンの測定条件レベルではほとんどピ ―クがでない。
さ らに、 本発明の環状ォレフ ィ ン共重合体 ( Π ) は、 D S C (降 温測定) による結晶化ピークにおいて、 メイ ンピークの高温側に比 較的小さなサブピーク (一個以上) を有するものであることが好ま しい。
これら熟的性質の特徴により、 前記成形品の物性と共に、 成形温 度範囲が広く なるなど、 高品質のフイルム等の成形品を安定して成 形できる。
本発明の環状ォレフィ ン共重合体 ( Π ) と しては、 上述した範囲 の物性を有するもののみからなる共重合体であってもよく、 上記範 囲外の物性を有する共重合体が一部含まれていてるものであっても よい。 後者の場合には、 全体の物性値が上記範囲に含まれていれば よい。
琮状ォレフィ ン共重合体組成物
本発明の環状ォレフィ ン共重合体組成物には、 下記.成分 ( a ) ,
( b ) からなる第 1組成物及び下記成分 ( a ) , (b ) 及び ( c ) からなる第 2組成物が包含される。
( a ) 環状ォレフ ィ ン共重合体 (Π ) 1 0 0重量部
( b ) 抗ブロッキング剤及び Z又は滑剤 0. 0 1〜1 0重量部
( c ) α—ォレフ イ ン系重合体 1〜 : L 0 0重童部
本発明の環状ォレフ ィ ン共重合体組成物において、 成分 ( b ) と して用いる抗ブロッキング剤の種類に特に限定はなく、 例えば、 金 属の酸化物, フッ化物, 窒化物, 硗酸塩, リ ン酸塩, 炭酸塩及びこ れらの複合塩等が挙げられる。 具体的には、 酸化ゲイ素, 酸化チタ ン, 酸化ジルコニウム, 酸化アルミ ニウム, アルミ ノ シリ ケ一 ト, ゼォライ ト, ケイ ソゥ土, タルク, カオリナイ ト, セリサイ ト, モ ンモ リ ロナイ ト, ヘク トライ ト, フ ッ化カルシウム, フ ッ化マグネ シゥム, 窒化ホウ素, 窒化アルミニウム, 硫酸カルシウム, 硗酸ス
トロンチウム, 硗酸バリウム, リン酸カルシウム, リ ン酸ス トロ ン チウム, .リン酸バリウム, 炭酸カルシウム, 炭酸ス ト ロンチウム, 炭酸バリ ゥム等が挙げられる。
また、 成分 (b ) と して用いる滑剤の種類も限られず、 高級脂肪 族炭化水素、 高級脂肪酸、 脂肪酸アミ ド、 脂肪酸エステル、 脂肪酸 アルコール、 多価アルコール等の滑剤の一種又は二種以上を任意に 使用することができる。
滑剤と して、 具体的には、 流動パラフィ ン, 天然パラフィ ン, ポ リエチレンワックス, フルォロカーボン油, ラウ リン酸, パルミ チ ン酸, ステアリン酸, イソステアリ ン酸, ヒ ドロキシラウリ ン酸, ヒ ドロキシステアリン酸, ォレイン酸アミ ド, ラウ リ ン酸ア ミ ド, エル力酸アミ ド, メチルステアレー ト, ブチルステアレー ト, ステ ァ リ ノレアノレコ 一ノレ, セ チノレアノレ コ 一ノレ, イ ソ セチノレアノレコ ——ノレ, ェ チレングリコール, ジエチレングリ コール, 脂肪酸モノグリセリ ド 等を好適に使用することができる。
なお、 抗ブロッキング剤及び滑剤は、 その一方のみを使用しても よく、 両方を併用してもよい。
本発明の環状ォレフィ ン共重合体組成物において、 成分 ( c ) の α—ォレフイ ン系重合体と しては、 少なく とも下記一般式
C H 2 = C H R 13
(式中 R isは水素原子又は炭素数 1〜 2 0のアルキル基を示す。 ) で表わされる α—ォレブイ ンを一成分とする単独重合体又は共重合 体であって、 前記成分 ( a ) 、 即ち環状ォレフ ィ ン共重合体 ( Π ) 以外のものを用いることができる。
具体的には、 ポリエチレン、 エチレン ' 1 —ブテン共重合体、 ェ チレン · 4ーメチノレー 1—ペンテン共童合体、 エチレン , 1 一へキ セン共重合体、 エチレン ' 1 ーォクテン共重合体、 エチレン · 酢酸 ビニル共重合体、 エチレン · アタ リル酸共重合体およびその金属塩、 ポリプロ ピレン、 プロ ピレン ' エチレン共重合体、 プロピレン · 1
— テン共重合体、 ポリ 1 —ブテン、 1 —ブテン · エチレン共重合 体、 1一-ブテン · プロ ピレン共重合体、 1 —ブテン · 4ーメチルー 1一ペンテン共重合体、 ポリ 4 ーメ チノレ一 1一ペンテン、 ポリ 3 — メチル一 1 —ブテン等があげられる。 これらの中で特に好ま しいの は、 ポリエチレン、 エチレン ' 1ーブテン共重合体、 エチレン - 1 一へキセン共重合体、 エチレン , 1 ーォクテン共重合等である。
前記第 1組成物は、 成分 ( a ) の環状ォレフィ ン共重合体 (Π ) 1 0 0重量部に対し、 成分 (b ) の抗ブロッキング剤及び Z又は滑 剤を 0 . 0 1〜 1 0重量部、 好ましくは 0 . 0 2〜8重量部、 特に 好ま しく は 0 . 0 5〜 5重量部配合したものである。
前記第 2組成物は、 成分 ( a ) の環状ォレフィ ン共重合体 (Π ) 1 0 0重量部に対し、 成分 (b ) の抗ブロッキング剤及び Z又は滑 剤を第 1組成物と同様量配合すると共に、 さ らに成分 ( c ) の a — ォレフィ ン系重合体を 1〜 1 0 0重量部、 好まし くは 2〜8 0重量 部、 特に好ま しく は 3〜5 0重量部配合したものである。 第 2組成 物は、 成分 ( c ) の ct—ォレフィ ン系重合体を S3合したことによ り、 成分 ( b ) の量を低減でき、 ブリー ドアウ トなどの問題の発生を減 少させるという効果を有する。
第 1及び第 2組成物において、 成分 ( b ) の配合量が 0 . 0 1重 量部未潢であると、 粘着性が大きく なりすぎて成形が困難になり、 1 0重量部を超えると、 透明性が低下する。
また、 第 2組成物において、 成分 ( c ) の配合量が 1重量部未蘅 であると、 α—ォレフ ィ ン系重合体の配合効果がなく、 1 0 0重量 部を超えると、 弾性回復性が不充分となる。
なお、 本発明の環状ォレフィ ン共重合体組成物には、 必要に応じ て他の添加剤、 例えば、 酸化防止剤、 紫外線吸収剤等の安定剤、 帯 電防止剤、 無機及び有機の充填剤、 染料、 顔科などを添加してもよ い ο
本発明の環状ォレブイ ン共重合体組成物の製法に限定はないが、
各成分を溶融状態で混練することにより良好に製造することができ る。 溶融混練装置と しては、 開放 のミ キシング口一ルゃ非関放型 のバンバリ一ミキサー、 押出機、 二一ダ一、 連続ミキサー等の従来 より公知のものを使用することができる。
なお、 成分 ( b ) などの添加剤を琮状ォレフイ ン共重合体又は ーォレフイ ン系樹脂により予めマスタ一バッチと しておいて加える 方法も好まし く採用できる。
成形品
本発明の琮状ォレフ イ ン共重合体 ( I ) 、 ( Π ) 及び琮状ォレフ イン共重合体組成物は、 周知の方法によってフィルム、 シー ト、 各 種成形品に成形加工することができる。
例えば、 単軸押出機、 ベン ト式押出機、 二本スク リユー押出機、 円錐二本スク リ ユー押出機、 コニ一ダ一、 プラティ フ ィ ケ一ター、 ミ ク ス トルーダー、 二軸コニカルス ク リ ュー押出機、 遊星ねじ押出 機、 歯車型押出機、 ス ク リ ユー レス押出機などを用いて押出成形、 射出成形、 ブロー成形、 回転成形等を行なう ことができる。 また、 Tダイ成型法、 イ ンフ レーシヨン成型法等により フィルム又はシ一 トを作成することができる。
なお、 本発明の環状ォレフィ ン共重合体組成物は、 必要により、 組成物製造時に直接成形加工を行なう ことも可能である。
成形加工にあたっては、 必要に応じて周知の添加剤、 例えば耐熱 安定剤、 光安定剤、 蒂電防止剤、 ス リ ップ剤、 アンチブロ ッキング 剤、 防臭剤、 滑剤、 合成油, 天然油、 無機及び有機の充填剤、 染料、 顔料などを添加してもよい。
このようにして得られた本発明の環状ォレフ ィ ン共重合体 ( I ) からなるフ ィルム又はシー トは耐熱性、 透明性、 強度、 刚性に優れ、 光学分野、 医療分野、 食品分野等で有効に使用することができる。 本発明の環状ォレフィ ン共重合体 (Π ) 又は環状ォレフ ィ ン共重 合体 ( Π ) の組成物からなるフィルム又はシー トは、 優れた弾性回
復性、 良好な透明性及び適度な弾性率を有し、 物性バランスに優れ ているた.め、 包装分野、 医療分野、 農業分野等で有効に使用するこ とができる。
また、 本発明の琮状ォレフイ ン共重合体 ( Π) からなるラップフ 'イルムは、 透明住、 弾性回復性、 粘着性、 引張特性、 突剌強度、 引 裂強度、 低 ヒ一 トシ^ル性等の種々特性に優れ、 しかも食品衛生 上, 廃棄焼却上問題のない無公害のものである。
さ らに、 本発明の環状ォレフィン共重合体 ( Π ) からなる型物成 形品は、 倭れた透明性、 弹性、 耐衝擎性を有し、 自動車部品、 家電 部品、 電線ケ一ブル被覆:部品、 土木用品、 建材等の種々の成形品に 形成することができる。
[実旃例]
次に、 実旌例により本発明を具体的に示すが、 本発明は下記実施 例に限定されるものではない。
以下の実旌例及び比較例において物性測定は次のよう に行った。
Mw、 M n , M w M n
実旌例 1〜 73 : 日本分光製 G P C— 88 0 [カラム ; 東ソ一製 T S K GMH - 6 X 1 , 日立製作所製 G L— A 1 2 0 X 1, G L -A 1 3 0 X 1 ] , 溶媒; ク口口ホルム, 温度; 2 3 , ポリスチ レン換算で測定した。
その他の実旌例, 比較例 : ウォーターズ社製 A L CZG P C— 1 5 0 C [カラム ; 東ソ一製 T S K GMH- 6 X 2] , 溶媒; 1, 2 , 4一トリ クロルベンゼン, 度; 1 3 5 , ポリエチレン換 で測定した。
極限粘度 [
1 3 5 のデカ リン中で測定した。
ノルボルネン含鼋
13C一 NMRの 30 p p m衬近に現れるエチレンに基づく ピーク とノルボルネンの 5及び 6位のメチレンに基づく ピークの和と
3 2. 5 p p m付近に現れるノルボルネンの 7位のメチレン基に基 づく ピ "^クとの比から求めた。
結晶化度
熟プレスにより作成した試験片を用い、 室温において X線回折法 によ り求めた。
ガラス転移温度 (T g )
測定装置と して東洋ボ一ルディ ング社製バイブロン Π— E A型を 用い、 巾 4 mm, 長さ 40 mm, 厚さ 0. 1 mmの測定片を昇温速 度 3 分、 周波数 3. 5 H z で測定し、 この時の損失弾性率 (Ε' ) のピークから求めた。
軟化温度 (ΤΜΑ)
共重合体を 25 0 に加熱して厚さ 0. 1 mmのプレスシー トを 作成し、 このシー トよ り試験片を切出し、 その軟化温度 (TMA) を測定した。 ただし、 TMAは、 セイコー電子社製、 TMA— 1 0 0を用いて、 単位面積あたり 3 g mm2 の荷重をかけ, 1 0*CZ 分の昇温速度で昇溢し、 シートが破断した際の温度と した。
融点 (Tm)
パーキンエルマ一社製 7シリーズの D S Cによって、 1 0 Τ:Ζ分 の昇温速度で、 一 50 Τ:〜 1 5 0 の範囲で測定した。
Pf イ fe"
パーキンエルマ一社製 7シリーズの D S Cによって、 1 0 分 で 1 50 まで昇温し、 60秒保持後、 1 0 T:Z分で— 50 まで 降温して測定した。 オートグラフを用いて J I S — K 7 1 1 3に従って行なった。
引張破断強度
オー トグラフを用いて J I S - K 7 1 1 3に従って行なった。
引張破断伸び
オー トグラフを用いて J I S— K 7 1 1 3に従って行なった。
オー トグラフを用い、 引張速度 6 2 mm Z分で、 巾 6 m m、 クラ ンプ間 5 O mm ( Lo) の測定片を 1 5 0 %伸ばして引張り、 5分 間そのままの状態を保った後、 はね返させることなく急に収縮させ、 1分後にクランプ間のシー トの長さ (Li) を測定し、 下記式によ り求めた。
弾性回復率 (%) = [1 - { (Li- L0) /Lo} ] X 1 0 0 この場合、 良好な弾性回復率は 1 0 %以上、 特に 3 0 %以上、 中 でも 6 0 % ^上である。
全光搽诱 率- ヘイズ
ディ ジタノレヘイ ズコンピュータ一 (DIGITAL HAZE COMPUTER) ( スガ試験機株式会社社製) を用いて J I S - K 7 1 0 5に準じて測 定を行なった。
ヒ一 ト シ一 レ温度
4 c m X 2 0 c mの試験片をヒ一 ト シ一ノレ幅 1 O mm X 1 5 mm、 圧力 2 K gZ c m2で 1秒間圧着してヒ一 ト シールした後、 3 0分 間放置し、 引張速度 2 0 O mm/分で剝雞したときの強度が 3 0 0 gになる滠度として求めた。
エレメン ドルフ引裂強度
J I S - P 8 1 1 6に従って行なった。
自己粘着性
フィルム同士を圧着して放置した後の剝難の有無で評価した。
突剌強度
先端の半径が 0. 5 mmの針で突剌速度 5 0 mm 分で突刺した ときの荷重を測定した。
アイ ゾッ ト'衝整蹄-度
J I S — K 7 1 1 0に従って行なった。
成形収縮率
7 O mm X 7 0 m m X 2 O mmの金翌を用いて射出成形を行ない、
2 3 で 24時間放置した後における成形品の収縮割合を測定した
J I S — K 7 1 2 6の A法 (差圧法) に従い、 2 3 で測定した
J I S — Z 0 2 0 8のカツプ法 (条件 B) に従い、 4 0 、 相対 湿度 9 0 %で測定した。
オルゼン甽性
J I S - K 7 1 0 6に従って行なった。
ショァ一硬度 (D)
J I S - K 7 2 1 5に従って行なった。
1
( 1 ) テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 ト リェチルアンモニ ゥムの調製
ブロモペンタフルォロベンゼン ( 1 5 2 ミ リモル) とブチルリ チ ゥム ( 1 5 2 ミ リモル) よ り調製したペンタフゾレオ口フエ二ルリチ ゥムを 4 5 ミ リモルの三塩化 «I素とへキサン中で反応させた。 ト リ (ペンタフル才ロフエニル) 硼素を白色固体として得た。 得られた ト リ (ペンタ フルオロフェニル) 硼素 (4 1 ミ リモル) とペンタフ ルオロフェニルリチウム (4 1 ミ リモル) とを反応させることによ り、 テ トラ (ペンタフルォロフエ-ル) «I酸リチウムを白色固体と して単難した。
次に、 テ ト ラ (ペン タフルオロフェニノレ) 砸酸 リ チウム ( 1 6 ミ リモル) と ト リェチルァミ ン塩酸塩 ( 1 6 ミ リモル) とを水中で反 応させることによ り、 テ ト ラ (ペンタフルオロフ ェニル) 硼酸ト リ ェチルアンモニゥムを白色固体と して 1 2. 8 ミ リ モル得た。
生成物が目的生成物であることは、 1H— NMR, I3c— NMR で確認した。
1H- NMR (TH F d s) :
一 し H3 1 . 3 丄 p p m
一 C H2- 3. 2 7 p p m
i3c - N-M R :
- Ce F5 1 5 0. 7 , 14 7. 5 1 0. 7,
1 3 8. 7 , 1 3 7. 4 1 3 3. 5 p p m
- C H2- 48. 2 p p m
一 C H3 9. 1 p p m
(2 ) 蝕媒の調製
(シク 口ペンタ ジェニル) ト リ メチルジルコニウム 1 ミ リ モルと テ ト ラ (ペンタフノレオロフェニノレ) 砸酸 卜リエチノレアンモニゥム 1 ミ リモルとを トルエン 5 0 m l中で室温で 4時間反応させた。 溶媒 を留去した後、 固体を石油ェ一テル 20 m l で洗浄した。 乾燥後 ト ルェン 5 0 m lに溶解し、 蝕媒溶液とした。
(3 ) 重合
1 00 m lのフ ラスコ中にシク ロペンテンを 2 5 ミ リモル、 触媒 を遷移金属成分と して 0. 05 ミ リモル、 トルエンを 25 m 1加え、 20 で 4時間反応させた。 反応混合物をメ タノールにあけ、 沈殿 した白色固体を瀘取後、 メ タノールで洗浄し乾燥した。 収量は 0. 6 1 gであった。
重合活性は 0 · 1 3 k g/ g Z r ( 1 2 Kg/mol-Zr) であった。
G P Cによる分子量測定の結果、
8 20 0, MwZMnは 2. 6であった。
また、 — NMRからは 5. 7 p p mに炭素—炭素二重結合に もとづく吸収が認められず、 さ らに赤外吸収スぺク トルから環を保 持したまま重合していることがわかった。
実 例 2
1 00 m lのフ ラスコ中、 シク ロペンテン 25 ミ リ モノレ、 (シク 口ペンタ ジェ二ノレ) ト リペンジノレジノレコニゥム 0. 0 5 ミ リ モゾレ、 テ ト ラ (ペンタフメレオロフェニル) 硼酸 ト リェチルアンモニゥム 0 · 05 ミ リモルを トルエン 5 0 m l中で反応させた。 2 0。Cで 4時間
- - 反応させた後、 反応混合物をメ タノール 1 0 0 m 1 にあけた。 白色 沈殿を ¾取し、 メ タノール 50 m 1 で洗った後減圧乾燥すると、 0.
58 gの白色粉末が得られた。
重合活性は 0. 1 3 k gZ g Z r ( 1 2 g/mol-Zr) であった。
G P Cによる分子童測定の結果、 Mwは 940 0, MwZMnは
2. 6であった。
実施例 3
1 00 m 1のフラスコ中、 ノルボルネン 2 5 ミ リモル (ただし、 ノルボルネンは重合溶媒と同一の溶媒で 70重量%に希釈して用い た。 以下の実施例、 比較例も同じである) 、 (ペンタメチルシク ロ ペンタジェニル) ト リメチルジルコニウム 0. 0 5 ミ リモル、 テ ト ラ (ペン タフクレオ口フエ二ノレ) 硎酸 ト リエチノレアンモニゥム 0. 0 5 ミ リモルを トルエン 50 m l 中で反応させた。 20 Tで 4時間攪 拌した後、 反応混合物をメ タノ一ル 1 0 O m 1にあけると白色固体 が沈殿した。 これを ¾取後乾燥すると、 0. 5 l gの固体が得られ た。
重合活性は 0. 1 1 k g Z g Z r ( 1 0 Kg/nol-Zr) であった。
G P Cによる分子量測定の結果、 Mwは 1 20 00 , MwZM n は 2. 3であった。
実施例 4
5 00 m lのガラス製容器に乾燥 トルエン 20 0 m l とノルボル ネン 2 1 ミ リモルを装填後、 ェチレンガスを流通させ、 50 で 1 0分間保持した。 その後、 ビス (シク ロペンタジェニル) ジメチル ジルコニウム 0 · 05 ミ リモル, テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硎酸 ト リエチルアンモニゥム 0. 0 5 ミ リモルを添加し、 重合を開 始した。 50 で 1時間重合を行なった後、 メ タノールで重合を停 止した。 これを瀘取し乾燥すると、 1. 8 gの共重合体を得た。
重合活性は 0. 39 k gZg Z r ( 3 6 Kg/mol-Zr) であった。
極限粘度 [ ] は 1 · 3 8 d l / g, ノルボルネン含童は 1 2モ
ル%であった。
卖 fife例 5-
( 1 ) 触媒の調製
エチレンビス (インデニノレ) ジメ チノレジノレコニゥム 1 ミ リモノレと テ ト ラ (ペンタフノレオロフ工ニル) 硼酸 ト リ ェチルアンモニゥム 1 ミ リモルとを トルエン 5 O m l 中において 2 0 で 4時間反応させ た。 溶媒を留去した後、 固体を石油エーテル 20 m l で洗浄した。 乾燥後トルエン 5 0 m 1に溶解し、 触媒溶液とした。
(2) 重合
1 00 m lのフラスコ中にシク ロペンテンを 2 5 ミ リモル、 触媒 を遷移金属成分と して 0. 05 ミ リモル、 トルエンを 25 m l加え, 20 で 4時間反応させた。 反応混合物をメ タノールにあけ、 沈殿 した白色固体を瀘取した。 収量は 0. 84 gであった。
重合活性は 0. 1 8 k g Zg Z r (1 6. 8 Kg/mol-Zr) であつ
G P Cによる分子量測定の結果、 Mwは 7 80 0, MwZM nは 2. 8であった。
また、 1H NMRからは 5. 7 p p mに炭素一炭素二重結合にも とづく吸収が認められず、 さらに赤外吸収スぺク トルから環を保持 したまま重合していることがわかった。
1 00 m lのフ ラスコ中、 シク ロペンテン 25 ミ リ モル、 ェチ レ ンビス (イ ンデニ^ ) ジメチ レジゾレコニゥム 0. 05 ミ リモル、 テ トラ (ペンタ フルオロフェニル) 硼酸ト リエチルアンモニゥム 0. 05 ミ リモルを トルエン 5 Om l中で反応させた。 2 0°Cで 4時間 反応させた後、 反応混合物をメ タノール 1 0 0 m 1にあけた。 白色 沈殿を瀘取しメタノール 5 Om 1で洗った後、 減圧乾燥すると、 0 6 3 gの白色粉末を得た。
重合活性は 0. 14 k g Z g Z r ( 1 . 6 Kg/mol-Zr) であつ
た。
G P Cによる分子量測定の結果、 は 9 00 0, Mw M nは 2. 7であった。
卖旃例 7
1 00 m l のフ ラスコ中において、 ノルボルネン 2 5 ミ リ モル、 エチレンビス (イ ンデニル) ジメチルジルコニウム 0. 05 ミ リモ ル、 テ ト ラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 ト リ メ チルアンモニゥ ム 0. 0 5 ミ リモルを トルエン 50 m 1 中で反応させた。 2 0 で 4時間攪拌した後、 反応混合物をメ タノ一ル 1 0 O m 1にあけると、 白色固体が沈殿した。 これを瀘取後乾燥すると、 0. 49 gの固体 を得た。
重合活性は 0. l l k g g Z r (9. 8 Kg/mol-Zr) であった。
G P Cによる分子量測定の結果、 Mwは 1 05 0 0, MwZM n は 2. 1 であった。 テ トラ (ペンタフノレオロフェニノレ) 硼酸 ト リェチノレアンモニゥム の代りにテ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸フエロセニゥムを 用いた以外は実旌例 7と同様に行なった。 収量は 0. 8 2 gであつ た。
重合活性は 0. 1 8 k g g Z r ( 1 6. 4 Kg/mol-Zr) であつ た。
G P Cによる分子量測定の結果、 :\1 は9 80 0、 MwZM nは 2. 6であった。
実施例 9
テ トラ (ペンタ フノレオロ フェニノレ) 硼酸 ト リェチノレアンモニゥム の代りにテ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸銀を用いた以外は 実施例 7と同様に行なった。 収量は 0. 5 6 gであった。
重合活性は 0. 1 2 k g Z g Z r ( 1 1. 2 Kg/mol-Zr) であつ た。
G P Cによる分子量測定の結果、 Mwは 8 9 0 0、 Mw Mnは 2. 4であつた。
窭撫例 1 0
テ トラ (ペンタフルオロフェニノレ) 硼酸ト リェチブレアンモニゥム の代りにテ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 ト リチルを用いた 以外は実施例 7と同様に行なった。 収量は 0. 64 gであった。
重合活性は 0. 14 k g Zg Z r ( 1 2. 8 Kg/mol-Zr) であつ た。
G P Cによる分子量測定の結果、 ΜΜ^ί9 1 0 0、 MwZMnは 2. 3であった。
実施例 1 1
アルゴンで置換したガラス容器に トルエン 1 0 0 m l、 シク ロぺ ンテン 2 5 ミ リモル、 テ ト ラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸ト リ ェチノレアンモニゥム 0. 0 1 ミ リモノレ、 ト リ イ ソプチノレァゾレミニゥ ム 0 · 2 ミ リモル、 エチレンビス (イ ンデニル) ジメ チルジノレコニ ゥム 0. 0 1 ミ リモルを添加し、 20T:で 1時間反応させた後、 メ タノ一ルで反応を停止した。 白色個体を瀘取後乾燥し、 0. 85 g の個体を得た。
重合活性は 0. 9 3 k gZg Z r ( 85 Kg/mol-Zr) であった。
G P Cによる分子量測定の結果、 Mwは 1 1, 00 0、 MwZM nは 2. 3であった。
実施例 1 2
5 00 m 1のガラス製容器に乾燥 トルエン 20 0 m 1 とノルボル ネン 25 ミ リモルを装填した後、 エチレンガスを流通させ、 50 T: で 1 0分間保持した。 その後エチレンビス (インデニル) ジメチル ジノレコニゥム 0 · 0 1 ミ リモノレ, テ トラ (ペンタフノレオロフェニル) 硼酸 ト リェチルアンモニゥム 0. 0 1 ミ リモルを添加し、 重合を開 始した。 50 で 1時間重合を行なった後、 メ タノールで重合を停 止した。 これを瀘取乾燥し、 2. 1 gの共重合体を得た。
、 重合活性は 2 · 3 k g g Z r ( 2 1 0 Kg/mol-Zr) であった。 極限粘-度 C V 1 は 1 . 4 0 d l Z g, ノルボルネン含量は 1 0モ ノレ%であった。
窭 1 3
5 0 0 m l のガラス製容器に乾燥 トルエン 2 0 0 m l、 ノルボル ネン 2 1 ミ リモル、 ト リイ ソブチルアルミニウム 0. 2 ミ リモル、 エチ レン ビス (イ ンデニノレ) ジメ チノレジノレコニゥム 0. 0 1 ミ リモ ル、 テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 ト リェチルアンモニゥ ム 0. 0 1 ミ リモルを添加し、 5 0 で 1 0分間保持した。 その後 エチレンガスを流通させ、 1時間重合を行なった。 メ タノールで重 合を停止し、 得られた共重合体を瀘取後乾燥し、 6. 3 gの固体を 得た。
重合活性は 6. 9 k g / g Z r ( 6 3 0 Kg/raol-Zr) であった。 極限粘度 !: " ] は 2. 1 5 d 1 / g , ノルボルネン含量は 8モル %であった。
m ι 4
5 0 0 m l のガラス製容器に乾燥 トルエン 2 0 0 m l とノルボル ネン 25 ミ リモルを装填した後、 エチレンガスを流通させ、 5 0 で 1 0分間保持した。 その後、 ジメチルシリ レンビス (シク ロペン タ ジェ二ノレ) ジメ チノレジノレコニゥム 0. 0 5 ミ リ モノレ, テ ト ラ (ぺ ンタフノレオロフェニル) 硼酸ト リェチルアンモニゥム 0. 0 5 ミ リ モルを添加し、 重合を開始した。 5 0 で 1時間重合を行なった後、 メ タ ノールで重合を停止した。 これを瀘取乾燥し、 4. 0 gの共重 合体を得た。
重合活性は 0. 8 8 k gZ g Z r ( 8 0 Kg/mol-Zr) であった。 極限粘度 [ ] は 1 . 3 6 d l / g, ノルボルネン含量は 3 8モ ノレ%であった。
比較例 1
アルゴンで置換したガラス容器に トルエン 100 m 1、 シク ロぺ
ンテン 2 5 ミ リモル、 アルミ ノ キサン 0 . 2 ミ リモル及びエチレン ビス (ィ.ンデニソレ) ジク ロ 口ジルコニウム 0 · 0 5 ミ リモルを添加 した。 2 0 で 1時間反応させたが、 重合体は得られなかった。 比較例 2
5 0 0 m lのガラス製容器に乾燥トルエン 2 0 0 m l とノルボル ネン 2 1 ミ リモルを装填した後、 エチレンガスを流通させ、 2 0 で 1 0分間保持した。 続いて、 アルミ ノ キサン 0 . 2 ミ リモル、 ビ ス (シク ロペンタ ジ工二ゾレ) ジク ロ ロジ/レコニゥム 1 . 2 5 X
1 0— 2モルを添加して重合を開始し、 2 0 "Cで 1時間重合を行なつ たが、 重合体は得られなかった。
比 例 3
5 0 0 m 1 のガラス製容器に乾燥 トルエン 2 0 0 m 1 とノルボル ネン 2 1 ミ リモルを装塡した後、 アルミ ノキサン 0 . 2 ミ リモル、 ジメ チ Jレシ リ レンビス (シク ロペンタジェ二 レ) ジク ロロジノレコニ ゥム 0 · 0 1 ミ リモルを加え、 5 0でで 1 0分間保持した。 その後 エチレンガスを流通させ、 1時間重合を行なったが、 重合体は認め られなかった。
実旌例 1 5
( 1 ) [C p 2F e ] [ B (C6F5) 4] の合成
(Jolly, W -し- ihe Synthesis and Characterization of Inorganic Compounds j
Prentice-Hall: Englewood Cliff s, NJ, 1970, P487によ り合成)
フエ口セン ( 3 · 7 g , 2 0 . 0 ミ リ モル) と濃硫酸 4 0 m l と を室温で 1時間反応させると、 濃紺溶液が得られた。 これを 1 リ ツ トルの水に投入して攪拌し、 得られた深青色水溶液を L i [ B (CsF5) 4] ( 1 3 . 7 g , 2 0 . 0 ミ モスレ = J-Organonetal-C hem.,2(1964) 245の方法により合成) の水溶液 5 0 0 m 1 に加えた。 落ちてきた淡青色沈崧を g取し、 水 5 0 0 m 1 で 5回洗浄した後、 減圧乾燥したところ、 目的とした生成物 [テ トラ (ペンタフルォロ
フエ -ル) ¾i酸フエロセ-ゥム ] 14. 7 g (1 7ミ リモル が得 られた。 .
(2) 重合
1 リ ツ トノレのォ一 ト ク レーブに乾燥 トノレェン 400 m l、 テ ト ラ (ペンタフルオロフェニル) 砸酸フエロセニゥム 0 · 05 ミ リモル. ビス (シク ロペンタジェニル) ジメ チルジルコニウム 0. 05 ミ リ モル、 ノルボルネン 1 00 ミ リモルを装塡し、 50T:、 エチ レン圧 5 k gノ c m2で 4時間重合したところ、 5. 3 gの共重合体を得 た。
重合活性は 1. 2 k gノ g Z I·であった。
ノルボルネン含量は 2モル%、 極限粘度 [ ] は 2. 24 d 1 / g、 結晶化度は 8 %であった。
ι β
1 リ ツ トルのォ一 トク レーブに乾燥 トルエン 400 m l、 ト リ イ ソブチ レアノレミニゥム 0. 6ミ リモノレ、 テ ト ラ (ペンタフノレオロフ エニ レ) ¾!酸フエロセニゥム 0. 03ミ リモノレ、 ビス (シク ロペン タ ジェ二ノレ) ジメ チノレジノレコニゥム 0. 03 ミ リモクレ、 ノルボ レネ ン 200 ミ リモルを装填し、 50 、 エチレン圧 5 k g c m2で 0. 5時間重合した後、 メ タノールで重合を停止した。 これを瀘取 乾燥すると 71 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含萤、 [ V ] 、 結晶化度はそれぞれ 2 6 k gZg Z r、 Ίモル%、 2. 10 d l Zg、 6 %であった。
実施例 1 7
実施例 1 6においてテ ト ラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸フ エ ロセニゥムに代えてテ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 (1, 1, ージメチルフエロセニゥム) を用いた以外は同様に重合を行な つたところ、 64 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量, [ 7? ] 、 結晶化度はそれぞれ 23 k gZg Z r、 7モル%、 1. 72 d 1 / g , 7 %であった。
1 &
実旌例 1 6においてテ ト ラ (ペンタフノレオロフェニル) 硼酸フエ ロセニゥムに代えてテ トラ (ペンタ フルオロフェニル) 砸酸ジメチ ルァニリニゥムを用い、 重合時間を 4時間と した以外は同様に重合 を行なったところ、 3 0 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 、 結晶化度はそれぞれ 1 1 k g Z g Z r、 7モル%、 1. 54 d 1 / g , 8 %であった。
i 9
1 リ ツ トルのォ一トク レーブに乾燥トルエン 4 0 0 m l、 ト リ イ ソブチクレアスレミニゥム C . 4 ミ リモ レ、 テ ト ラ (ペンタフノレオロフ ェニル) 硼酸 ( 1, 1, ージメチルフエロセニゥム) 0. 0 2 ミ リ モクレ, ビス (シク ロペンタ ジェ二ゾレ) ジメチノレジゾレコニゥム 0. 0 2 ミ リモル, ノルボルネン 2 6 0 ミ リモルを装塡し、 5 0 °C、 ェチ レン圧 5 k g / c m2で 1時間重合したところ、 9 5 gの共重合体 を得た。
重合活性、 ノルボルネン含童, [ ] 、 結晶化度はそれぞれ 5 2 k g Z g Z r、 7モル%、 1 · 6 9 d 1 / g . 7 %であった。
卖旒例 2 0
実旌例 1 6においてノルボルネン仕込量を 2 5 0 ミ リモル、 重合 滠度を 7 0 とした以外は同じ条件で重合を行なったところ、 1 0 5 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含童、 [ V 1 、 結晶化度はそれぞれ 3 8 k g Z g Z r、 5モル%、 2. 1 5 d l Z g、 8 %であった。
2 ι
実旌例 2 0においてノルボルネン仕込量を 3 5 0 ミ リモルとした 以外は同じ条件で重合を行なったところ、 6 3 gの共重合体を得た 重合活性、 ノルボルネン含量、 、 結晶化度はそれぞれ 2 3 k g Z g Z r、 1 0モル%、 1. 8 9 d l g、 5 %であった。
2 2
実施例 1 6においてビス (シク ロペンタジェニル) ジメチルジル コニゥム-に代えてビス (ペンタメチノレシク ロペンタジェ二ノレ) ジメ チルジルコニウムを用い、 重合時間を 4時間と した以外は同じ条件 で重合を行なったところ、 85 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ ] 、 結晶化度はそれぞれ 3 1 k gZ g Z r、 4モル%、 2. 3 2 d 1 / g , 9 %であった。
m 2 3
実施例 1 6においてビス (シク ロペンタジェニル) ジメチルジル コニゥムに代えてビス (シク ロペンタジェ二ノレ) ジメチノレノヽフニゥ ムを用いた以外は同じ条件で重合を行なったところ、 5 3 gの共重 合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ ] 、 結晶化度はそれぞれ 1 0 k g Z g H f 、 7モル%、 1. 7 7 d 1 / g . 7 %であった。
案 例 2
実施例 1 6においてビス (シクロペンタジェ二ゾレ) ジメチノレジスレ コニゥムに代えてビス (シク ロペンタジェ二ノレ) ジペンジノレジノレコ 二ゥムを用いた以外は同じ条件で重合を行なったところ、 74 gの 共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ 77 ] 、 結晶化度はそれぞれ 2 7 k g g Z r、 6モル%、 1. 85 d 1 / ε , 8 %であった。
実施例 2 5
実施例 22においてビス (ペンタメチルシク ロペンタジェニル) ジメチルジルコニウムに代えてジメチルシリ レンビス (シク ロペン タジェニル) ジメチルジルコニウムを用いた以外は同じ条件で重合 を行なったところ、 3 9 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ 77 ] 、 結晶化度はそれぞれ 1 4 k gZ g Z r , 7 2モル%、 2. l l d l Z g、 0 %であった。 比較例 4
実施例 1 5においてテ ト ラ (ペン タ フノレオ ロフ ェニノレ) 磡酸フ エ
ロセニゥムを用いなかった以外は実施例 1 5 と同様に行なった。 結果は-重合体は得られなかつた。
比較例 5
実施例 1 5においてビス (シクロペンタジェニル) ジメチルジル コニゥムを用いなかった以外は実施例 1 5と同様に行なった。
結果は重合体は得られなかった。
m26
実旌例 1 6においてビス (シク ロペンタジェニル) ジメチルジル コニゥムに代えてビス (シクロペンタジェ二 レ) ジメ トキシジノレコ 二ゥムを用いた以外は同じ条件で重合を行なったところ、 4 6 gの 共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ 77 ] 、 結晶化度はそれぞれ 1 7 k gZ g Z r、 7モル%、 2. 74 d 1 / g , 6 %であった。
1 リ ツ トルのオー トク レーブに乾燥トゾレエン 4 0 0 m l、 ト リイ ソブチノレアノレミニゥム 0. 6 ミ リモスレ, ビス (シク ロペンタ ジェ二 ル) ジク ロロジルコニウム 0. 0 1 5 ミ リモルを装塡し、 攪拌後、 テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸フエロセニゥム 0. 04 5 ミ リモノレ、 ノゾレボノレネン 2 00 ミ リモクレを加え、 5 0 、 エチレン 圧 5 k g Z c m2で 0. 5時間重合したところ、 6 5 gの共重合体 を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ ] 、 結晶化度はそれぞれ 4 8 k g g Z r、 8モル%、 2. 3 0 d l Z g、 5 %であった。
mz s
実施例 24において、 ビス (シク ロペンタジェニル) ジベンジル ジノレコニゥム、 テ トラ (ペンタフメレオロフェニジレ) 硼酸フエロセニ ゥムをそれぞれ 0. 0 1 5 ミ リモル用いた以外は同じ条件で重合を 行なったところ、 84 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ ] 、 結晶化度はそれぞれ 6 2
k gZ g Z r、 6モル%、 2. 1 3 d 1 / g > 6 %であった。
赛餱例 2 -9
実施例 2 7においてビス (シクロペンタジェ二ノレ) ジクロロジノレ コニゥムに代えてビス (シクロペンタジェ二 レ) モノ クロ口モノ ヒ ドリ ドジルコニウムを用いた以外は同じ条件で重合を行なったとこ ろ、 6 2 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 、 結晶化度はそれぞれ 4 5 k g g Z r、 8モル%、 2. 34 d l g、 5 %であった。
実施例 3 0
実施例 1 6においてビス (シクロペンタジェ-ゾレ) ジメチルジル コニゥムに代えて (シク ロペンタジェニル) ト リ メチルジルコニゥ ムを用いた以外は同じ条件で重合を行なったところ、 6 8 gの共重 合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含童、 C V 1 、 結晶化度はそれぞれ 2 5 k g / g Z r , 7モル%、 2. 22 d 1 ε 6 %であった。
実施例 3 1
実施例 2 2においてビス (ペンタメチノレシク 口ペンタジエニ^ ) ジメチゾレジ/レコニゥムに代えてテ トラべンジノレジノレコニゥムを用い た以外は同じ条件で重合を行なつたところ、 5 0 gの共重合体を得 重合活性、 ノルボルネン含童、 [ V 1 、 結晶化度はそれぞれ 1 8 k gZ g Z r、 6モル%、 2. 5 0 d 1 / g , 8 %であった。
m3 2
実施例 1 6においてテ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸フエ ロセ-ゥムに代えてテ トラ (ペンタフルオロフェニル) 磡酸銀を用 いた以外は同様に重合を行なったところ、 4 8 gの共重合体を得た。 重合活性、 ノルボルネン含量、 [ ? ] 、 結晶化度はそれぞれ 1 8 k gZ g Z r、 7モル%、 1. 9 4 d l Z g、 6 %であった。
荬餱例 3 3
実 ½例 1 6においてノルボルネンの代わりに 1 , 4, 5, 8 - ジメ タノ-ー 1, 2 , 3, 4, 4 a , 5, 8, 8 a —ォク タヒ ドロナ フタ レン 1 0 0 ミ リモルを用いた以外は同じ条件で重合を行なった ところ、 3 5 gの共重合体を得た。
重合活性、 環状ォレフ ィ ン含量、 [ ] 、 結晶化度はそれぞれ 1 3 k g Z g Z r、 5モル%、 1. 5 7 d l Z g、 9 %であった。 実旒例 34
実施例 3 3においてビス (シク ロペンタ ジェニル) ジメチルジ ゾレコ二ゥムに代えてジメチゾレシリ レンビス (シク 口ペンタジェ二ゾレ) ジメチルジルコニウムを用い、 重合時間を 4時間に代えた以外は同 じ条件で重合を行なったところ、 1 4 gの共重合体を得た。
重合活性、 環状ォレフィ ン含量、 [ ] 、 結晶化度はそれぞれ 5 k gZ g Z r、 39モル%、 1. 6 1 d l Z g、 0 %であった。 ^^^3 5
1 リ ツ トノレのォ一トク レーブに乾燥トルエン 4 0 0 m l、 ト リイ ソブチノレアクレミニゥム 0. 6 ミ リモ レ, テトラ (ペンタフ レオロフ ェニノレ) 砌酸フエロセニゥム 0. 0 3 ミ リモヌレ, ビス (シク ロペン タジエニスレ) ジメチスレジノレコニゥム 0. 0 3 ミ リモノレ, ノノレポゾレネ ン 2 3 0 ミ リモルを装填し、 5 0 でプロピレン 2 k g / c m2を 導入し、 エチレンを全圧が 5 k g c m 2になるよう連続的に供給 し、 1時間重合したところ、 4 1 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ 7 ] 、 結晶化度はそれぞれ 1 5 k gZ g Z r、 Ίモル%、 1. 7 d 1 / g , 0 %であった。
s β
1 リ ツ トノレのォ一 ト ク レーブに乾燥トノレエン 4 0 0 m l、 ト リ イ ソブチノレアルミニウム 0. 6 ミ リモル, ビス (シク ロペンタジェ二 ル) ジク ロロジルコニウム 0. 0 0 5 ミ リモルを装填し、 攪拌後、 テトラ (ペンタフルオロフェニル) 砸酸べンジル (4 ーシァノ) ピ リジニゥム 0. 0 1 ミ リモノレ、 ノルボルネン 2 0 0 ミ リモルを加え、
9 0 、 エチレン庄 9 K gZc m2で 0. 5時間重合したところ、
33 gの.共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含童、 [ " ] はそれぞれ 7 2 K gZg Z r、 6モル%、 2. O l d l Z gであった。
実施例 3 7
実施例 36においてテ トラ (ペンタフルオロフェニル) ¾§酸ベン ジル (4ーシァノ) ピリジニゥムの代わりにテ トラ (ペンタフルォ 口フエニル) 砌酸メチル ( 2—シァノ) ピリ ジニゥムを用いた以外 は、 実施例 3 6と同様にして重合を行ったところ、 1 5 gの共重合 体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ 77 ] はそれぞれ 3 3 K g / g Z r、 5モル%、 2. 34 d l Z gであった。
実施例 3 8
実施例 3 6においてテ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸ベン ジノレ (4ーシァノ) ピリジニゥムの代わりにテ トラ (ペンタフノレオ 口フエ二ノレ) 砌酸 (テ トラフエニノレポノレフィ ンマンガン) を用いた 以外は、 実旃例 3 6と同様にして重合を行ったところ、 58 gの共 重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ 17 ] はそれぞれ 1 2 7 K g g Z r、 6モル%、 1. 95 d l Zgであった。
実施例 3 9
1 リ ツ トルのォ一 トク レーブに乾燥へキサン 4 00 m lを装塡し、 これに トルエン 1 0 m l, ト リイ ソブチルァノレミニゥム 0. 6 ミ リ モスレ, ビス (シク ロペンタジェ二 レ) ジク ロロジノレコニゥム 0. 0 0 6 ミ リモル, テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸ジメチルァ 二リニゥム 0. 0 0 6 ミ リモルを予め混合して調製した蝕媒溶液を 添加し、 攪拌後、 ノルボルネン 20 0 ミ リモルを加えて 9 0T:、 ェ チレン圧 5 K c m2で 0. 4時間重合したところ、 1 0 gの共 重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含童、 i vl はそれぞれ 1 8 K g / g Z r、 1 6.モル%、 0. 42 d 1 Z gであった。
rnrn^ ο
実旌例 39において、 乾燥へキサン 40 O m lの代わりにへキサ ン 2 00 m l と トルエン 200 m l との混合溶媒を用いた以外は、 実施例 3 9と同様に重合を行なったところ、 59 gの共重合体を得 た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ J7 ] はそれぞれ 1 08 K g g Z r、 4. 2モル%、 1. 14 d l Zgであった。
実旒例 41
実旌例 39において、 乾燥へキサンの代わりに乾燥シク口へキサ ンを用い、 力 つビス (シクロペンタジェ二ゾレ) ジクロロジゾレコニゥ ムを 0. 03 ミ リモル、 テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸ジ メチルァニリニゥムを 0. 03 ミ リモルとした以外は、 実施例 3 9 と同様に重合を行なったところ、 6 7 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含童、 [ 17 ] はそれぞれ 24 K gZg Z r、 7. 2モル%、 1. 2 6 d l Z gであった。
m 2
実旌例 1 6において、 ト リイ ソブチルアルミニウムの代わりに ト リメチノレアルミニゥムを、 ビス (シクロペンタジェニル) ジメチル ジクレコニゥムの代わり にビス (シク ロペンタ ジェ二ノレ) ジク ロロ ジ スレコニムを、 テ ト ラ (ペン タフノレオロフェニノレ) 硼酸フエ口セニゥ ムの代わりにテトラ (ペンタフルオロフェニル) 砸酸ジメチルァニ リニゥムをそれぞれ用いた以外は、 実施例 1 6と同様に重合を行な つたところ、 33 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ ] はそれぞれ 1 2 K gZ g Z r、 1 0モル%、 2. O O d JL Zgであった。
3
実旌例 42において、 ト リメチルアルミ二ゥムの代わりに ト リェ
チルアルミニゥムを用いた以外は、 実施例 4 2と同様に重合を行な つたところ、 1 7 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含童、 C 77 ] はそれぞれ 6. 2 K g / g Z r、 1 0モル%、 1. 9 2 d l Z gであった。
卖 例 44
1 リ ツ トルのオー トク レーブに乾燥トルエン 4 0 0 m l、 ト リ イ ソブチノレアノレミニゥム 0 · 4 ミ リモノレ, ビス (シク ロペンタ ジェ二 ル) ジク ロロ ジルコニウム 0. 00 3 ミ リモルを装塡し、 攪胖後、 テ ト ラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸メチルジフエ二ルアンモニ ゥム 0. 0 0 6 ミ リモノレ、 ノノレポ'ノレネン 2 6 0 ミ リ モノレを加え、 9 O , エチレン圧 6 K gZ c m2で 0. 5時間重合したところ、 5 7 sの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ ] はそれぞれ 2 0 8 K gZ g Z r、 7. 9モル%、 1. 1 3 d 1ノ gであった。
5
実施例 4 2において、 ト リメ チルアルミニウムの代わりにメチル アルミ ノキサンを用いた以外は、 実施例 4 2と同様にして重合を行 つたところ、 5 3 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含童、 i vl はそれぞれ 1 9 K g / g Z r、 8モル%、 1 . 8 3 d 1 gであった。
m β
1 リ ツ トルのォ一トク レーブに乾燥トルエン 4 0 0 m l、 ト リイ ソブチノレアクレ ミ ニゥム 0. 6 ミ リモノレ、 ビス (シク ロペンタ ジェ二 ル) ジヒ ドリ ドジルコニウム 0. 0 0 2 ミ リモルを装塡し、 攪拌後、 テ ト ラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸ジメ チルァニ リニゥム 0 · 0 04 ミ リモル、 ノノレボルネン 2 0 0 ミ リモルを加え、 9 0 °C、 ェ チレン圧 7 K gZ c m2で 0. 5時間重合を行なったところ、 4 8 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含童、 [ V 1 はそれぞれ 2 6 3 K gZ g
Z r、 4. 7モル%、 1. 46 d l gであった。 実旌例 42において、 ト リメチルアルミ二ゥムの代わりに ト リィ ソブチ /レアノレミニゥム、 ビス (シク ロペンタジエニ レ) ジク ロロジ フレコ二ゥムの代わりにビス (シクロペンタジェ二ノレ) ジメチノレチタ 二ゥムを用いた以外は、 実施例 42と同様にして重合を行ったとこ ろ、 3 l gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルポルネン含量、 i vl はそれぞれ 22K gZg T i、 3. 6モル%、 1. 83 d lZ gであった。
8
実施例 42において、 ト リメチルアルミ二ゥムの代わりに ト リィ ソブチルアルミニゥム、 ノルボルネンの代わりに 5—メチルノルボ ルネンを用いた ¾外は、 実施例 42と同様にして重合を行ったとこ ろ、 38 gの共重合体を得た。
重合活性、 環状ォレフィ ン含童、 C V 1 はそれぞれ 14K gZg Z r、 7モル%、 1. 97 d l /gであった。 実旌例 48において、 5—メチルノルボルネンの代わりに 5—べ ンジルノルボルネンを用いた以外は、 実施例 48と同様にして重合 を行ったところ、 13 gの共重合体を得た。
重合活性、 環状ォレフィ ン含量、 [ 77 ] はそれぞれ 4. 8 K g / g Z r、 1 1モル%、 2. 15 d l Zgであった。
実施例 42において、 ト リメチルアルミニゥムの代わりに ト リ ィ ソブチルアルミニウム、 エチレンの代わりにプロ ピレンを用いた以 外は、 実旌例 42と同様にして重合を行ったところ、 17 gの共重 合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [τ?] はそれぞれ 6. 2 K g / g Z r、 6. 4モル%、 0. 62 d l Zgであった。
ms 1
1 リ ッ トノレのォー トク レーブに乾燥トルェン 4 00 m l、 ト リ イ ソブチノレアノレミニゥム 0 · 6 ミ リモノレ、 ビス (シク ロペンタ ジェ二 ル) ジク ロロジルコニウム 0. 00 6 ミ リモルを装塡し、 攪拌後、 テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸ジメチルァニリニゥム 0 · 00 6 ミ リモル、 ノルボルネン 20 0 ミ リモルを加え、 70 、 ェ チレン圧 9. 5 K g c m2で 0. 5時間重合を行なったところ、 53 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ " ] はそれぞれ 9 7 K gZ g Z r、 5モル%、 1. 4 3 d 1 / gであった。
実施例 5 2
実施例 5 1 において、 テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 磡酸ジ メチルァニリニゥムを 0. 0 1 2 ミ リモル用いた以外は、 実施例 5 1と同様にして重合を行なったところ、 9 7 gの共重合体を得た。 重合活性、 ノルボルネン含童、 i vl はそれぞれ 1 7 7 K gZ g Z r、 5モル%、 1. 45 d l gであった。
実施例 5 1において、 ト リイ ソブチルアルミニウムを 1 · 8 ミ リ モル用いた以外は、 実施例 5 1 と同様にして重合を行なったところ、 78 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含童、 C V 1 はそれぞれ 1 43 K gノ g Z r、 4モル%、 1. 6 7 d l Zgであった。
実施例 54
実施例 39において、 テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 磡酸ジ メチルァニリニゥムを 0. 0 1 2 ミ リモル用い、 エチレン圧を 3 0 K gZ c m2と して 1 0分間重合を行った以外は、 実施例 39 と同 様にして重合を行なったところ、 78 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含童、 i vl はそれぞれ 1 4 3 K gZ g Z r、 3モル%、 1. 39 d l Zgであった。
実旌例.54において、 重合温度を 1 3 0 にした以外は、 実施例 54と同様にして重合を行なったところ、 1 2 gの共重合体を得た, 重合活性、 ノルボルネン含童、 ivl はそれぞれ 2 2 K g Z g Z r、 4モル%、 1. 6 5 d l gであった。
実 例 5 6
(1 ) 蝕媒溶液の調製
2 リ ツ トルのガラス製容器に乾燥トルエン 50 O m l、 ト リイ ソ ブチノレアスレミ ニゥム 1 0 ミ リモノレ, ビス (シク ロペンタジェ二ノレ) ジク ロロジスレコニゥム 0. 2ミ リモノレ、 テ ト ラ (ペンタフノレオロフ ェニル) 磡酸ジメチルァニリニゥム 0. 3 ミ リモルを加え、 蝕媒溶 液と した。
(2 ) 連続重合
2 リ ツ トルの連続重合用ォ一 トク レーブに乾燥 トルエン 1 リ ツ ト ル、 (1 ) で調製した蝕媒溶液 9 0 m 1、 ノルボルネン 3 6 0 ミ リ モルを予め装填し、 9 0 、 エチレン圧 5 K g Z c m2で 0. 5時 間重合を行った。 その後、 トルエンを每時 1 リ ッ トル、 蝕媒溶液を 每時 9 0 m l、 ノルボルネンを每時 3 60 ミ リモルの速度で供給す ると共に、 重合器下部から重合器内の重合液をその童が常に 1 リ ッ トルとなるように連続的に抜き出した。 また、 重合器内のエチレン 分圧が常に 5 K gZc m2となるように連続的にェチレンを供耠す ると共に、 重合器の温度を 9 0 に保持した。 その結果、 每時 1 5 8 gの共共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ 77 ] はそれぞれ4 8 K gノg Z r、 5モル%、 1. 64 d l Z gであった。
実施例 5 7
5 00 m lのフ ラスコに乾燥 トルエン 150 m l、 ト リ イ ソブチ ノレアクレミ ニゥム 5 ミ リモノレ, ビス (シク ロペンタ ジェ二 レ) ジク ロ 口ジルコニウム 0 · 0 25 ミ リモルを装填し、 攪拌後、 テ トラ (ぺ
- - ンタフルオロフェニル) 硼酸ジメチルァニ リ ニゥム 0. 0 2 5 ミ リ モル、 ノルボルナジェン 5 0 ミ リモルを加え、 さ らにエチレンを 3 0 リ ッ トル rで流通させ、 25 °Cで 3時間重合を行ったところ、 0. 35 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルナジェン含量、 [ " ] はそれぞれ 0. 1 5 K gZ g Z r、 45モル%、 0. 2 1 d l / gであった。
実施例 5 8
実施例 50において、 ビス (シク ロペンタ ジェニル) ジク ロ ロ ジ ノレコニゥムの代わ り にエチ レン ビス (イ ンデニノレ) ジク ロロ ジノレコ 二ゥムを用いた以外は、 実施例 50と同様に して重合を行ったとこ ろ、 23 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ ] はそれぞれ 8 K g Z r、 7モル%、 0. 7 6 d l Z gであった。
実施例 5 9
実施例 50において、 ビス (シク ロペンタジェニル) ジク ロロジ ノレコニゥムの代わ り にイ ソプロ ピソレ (シク ロペン タ ジェ-ノレ) ( 9 一フルォレニル) ジク ロロジルコニウムを用いた以外は、 実施例 5 0と同様にして重合を行ったところ、 2 1 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含童、 [ ] はそれぞれ 8 K gノ g Z r、 6. 8モル 96、 0. 54 d l Z gであった。
rne ο
1 リ ツ トルのオー トク レーブに乾燥 トルエン 4 0 0 m l、 ト リ イ ソブチノレアフレ ミ エゥム 0. 6 ミ リモノレ, ビス (シク ロペンタ ジェ二 ル) ジク ロロジルコニウム 0. 00 3 ミ リモルを装塡し、 攪拌後、 テ ト ラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸ジメ チルァニ リニゥム 0. 00 6 ミ リモル、 ノルボルネン 40 0 ミ リモルを加え、 9 0 、 ェ チレン圧 6 K c m2, 水素圧 2 K g c m2で 0. 5時間重合を 行なったところ、 8 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ 7 ] はそれぞれ 2 9 K g g Z
r、 7モル%、 0. 0 6 d l Z gであった。
実施例 6- 1
実施例 1 6において、 ビス (シク ロペンタジェニル) ジメチルジ ノレコニゥムの代わりに (シク ロペンタジェ二ゾレ) ト リ ク ロ ロ ジノレコ 二ゥム、 テ ト ラ (ペンタフクレオ口フエ二ノレ) 硼酸フエ ロセニゥムの 代わりにテ トラ (ペンタフフレオ口フエニル) 硼酸ジメチルァニリニ ゥムを用いた以外は、 実施例 1 6と同様にして重合を行なったとこ ろ、 66 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ ] はそれぞれ 24 K g Z g Z r、 8モル%、 2. 34 d l Z gであった。 実施例 6 1において、 (シク ロペンタジェ二ノレ) ト リクロロジル コニゥムの代わり に (ペンタメチノレシク ロペンタジェニル) ト リ ク 口口ジルコニウムを用いた以外は、 実施例 6 1と同様にして重合を 行ったところ、 68 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含童、 i vl はそれぞれ 2 5 K g/g Z r; 6モル%、 2. 5 1 d l Z gであった。
例 6 3
実旌例 6 1において、 (シク ロペンタジエニスレ) ト リクロロジノレ コニゥムの代わりに (ペンタメチ レシク ロペン.タジェ二 ^?レ) トリメ チルジルコニウムを用いた以外は、 実施例 6 1と同様にして重合を 行ったところ、 7 1 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ 7 ] はそれぞれ 2 6 K gZ g Z r、 7モル%、 2. 4 7 d l Z gであった。
実施例 64
実施例 61において、 (シク ロペンタジェニル) ト リクロロジル コニゥムの代わり に (ペンタメチルシク ロペンタジェニル) ト リメ トキシジルコニウムを用いた以外は、 実施例 6 1 と同様にして重合 を行ったところ 65 gの共重合体を得た。
- - 重合活性、 ノルボルネン含量、 i n l はそれぞれ 24 K g g Z r、 6.. 5モル%、 2. 6 8 d l gであった。
卖旃例 6 5
実施例 4 6において、 ビス (シク ロペンタ ジェニル) ジヒ ドリ ド ジルコニウムの代わり にテ トラべンジルジルコニウム 0. 0 0 2 ミ リモルを用いた以外は 実施例 46と同様にして重合を行ったとこ ろ、 6 2. 7 gの共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ v J はそれぞれ 344 gZg Z r、 6. 5モル%、 1. 7 6 d l gであった。
実 例 6 6
実施例 65において、 テ トラベンジルジルコニウムの代わりにテ トラブトキシジルコニウム 0. 00 2 ミ リモルを用いた以外は、 実 施例 65と同様に して重合を行ったところ、 3 7. l gの共重合体 を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 はそれぞれ203 gノ g Z r、 5. 5モル%、 1. 8 9 d l Z gであった。
実餱例 6 7
実施例 65において、 テ トラべンジルジルコニウムの代わりにテ トラク ロ 口ジルコニウム 0. 0 02 ミ リモノレを用いた以外は、 実施 例 6 5と同様にして重合を行ったところ、 6 9. l gの共重合体を 得た。
重合活性、 ノルボルネン含童、 [ v はそれぞれ 3 79 g,g Z r、 5. 5モル%、 1. 7 1 d l gであった。
実旅例 6 8
実施例 5 1において、 ビス (シク ロペンタ ジェニル) ジク ロロジ ルコニゥムの代わりにビス (シクロペンタジェ二ゾレ) ジメチ レジメレ コニゥム、 テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 磡酸ジメチルァニリ 二ゥムの代わりに ト リ (ペンタフノレオロフェニノレ) 硼素を用いたこ と以外は、 実施例 5 1 と同様にして重合を行なったところ、 1 2 g
- - の共重合体を得た。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ 5? ] はそれぞれ 2 2 K gZg Z r、 8モスレ 96、 1. 64 d l Z gであった。
実旌例 69
1 00 0 m 1のガラス製ォー トク レーブに、 乾燥トルエン 50 0 m l、 ト リ イ ソブチノレア レミニゥム 1 0 ミ リ モノレ、 ビス (シク ロぺ ンタ ジェニノレ) ジク ロ ロ ジルコニウム 0. 2 5 ミ リモル、 チ トラ ( ペンタフクレオ口フエニル) 硕酸ジメ チノレア二 リニゥム 0. 25 ミ リ モルを加え、 攪拌後、 ノルボルナジェン 1モルを加え、 20 にて 4時間重合を行ったと ころ、 2. 7 6 gの共重合体を得た。
重合活性、 Mw、 MwZMnはそれぞれ 0. 1 2 K gZ g Z r, 1 7 00、 2. 8 3であった。
比 例 6
窒素雰囲気下において、 1 リ ッ トルのォ一 トク レーブに トルエン 40 0 m l、 ェチルアルミ ニウムセスキク 口 ライ ド (A l (C2H5) 1.5C 11.5) 8 ミ リモル、 VO (O C2H5) C 120. 8 ミ リモル、 ノルボルネン 1 30 ミ リモルを加え、 4 0 :に昇温したのち、 ェチ レン分圧が 3 K g Z c m2になるように連続的にェチレンを投入し つつ、 6 0分間反応を行った。 収量は 6. 1 6 gであった。
重合活性、 ノルボルネン含量、 [ " ] はそれぞれ 0. 1 5 K gZ g V、 1 2モル%、 1. 20 d l / gであった。 実旌例 34において、 エチレン圧を 4 K g Z c m2、 重合温度を 70 にしたこと以外は、 実施例 34と同様にして重合を行なった ところ、 1 7 gの共重合体を得た。
重合活性、 エチレン含量、 [ " ] はそれぞれ 6. 2 K gZ g Z r、 5 7モル%、 1. 4 7 d l Zgであった。
実餱例 7 1
(1 ) テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硐酸 ト リェチルアンモニ
ゥムの調製
実旌例- 1と同様にして調製した。
(2 ) 触媒の調製
(シク 口ペンタジエニ^?レ) ト リメチノレチタニウム 1 ミ リモノレとテ トラ (ペンタフノレオロフェニノレ) 硼酸ト リェチノレアンモニゥム 1 ミ リモルとを トルエン 5 O m l中で室温で 4時間反応させた。 溶媒を 留去した後、 固体を石油エーテル 2 0 m 1 で洗浄した。 乾燥後 トル ェン 50 m l に溶解し、 触媒溶液と した。
(3 ) 重合
1 00 m lのフ ラスコ中にノノレボノレナジェンを 25 ミ リ モノレ、 触 媒を遷移金属成分として 0. 0 5 ミ リモル、 トルエンを 25 m l加 え、 20 で 4時間反応させた。 反応混合物をメ タ ノ ールにあけ、 沈殿した白色固体を ¾取後、 メ タノールで洗浄し乾燥した。 収量は 0. 4 1 gであった。
重合活性は 1 70 g Z g T i、 Mwは 40, 9 00であった。 得られた共重合体は ト レエン、 ク ロ ロホノレム、 テ ト ラ ヒ ドロフラ ンなどの一般の溶媒に可溶であった。
得られた重合体の赤外線吸収スぺク トル分折によれば、 8 00 c m - 1の位置に下記 (A) で示す構造単位に基づく強い吸収がみられ た。 また、 1H— NMR分析からは、 6. 2 p p mに炭素一炭素二 重結合に基づく吸収がみられ、 5. 3 p p mには重合体主鎖の炭 素一炭素二重結合に基づく吸収が認められなかった。 従って、 この 重合体は、 下記 (A) , (B) で示す構造単位を有するものと認め られる。
(A) (B)
1 0 0 -m l のフ ラスコ中において、 ノ レボルナジェン 2 5 ミ リモ ル、 (シク ロペンタ ジェ二ノレ) ト リ ベンジノレチタニウム 0 · 0 0 5 ミ リ モノレ、 テ トラ (ペンタフノレオロフェニ レ) 砸酸ト リエチノレアン モニゥム 0. 00 5 ミ リモルを トルエン 5 0 m l 中で反応させた。 2 0 で 4時間反応させた後、 反応混合物をメタ ノ一ル 1 0 0 m l にあける。 白色沈 を瀘取し、 メタノール 5 0 m 1 で洗った後減圧 乾燥すると、 0. 2 7 gの白色粉末が得られた。
重合活性は 1. l K gZ g T i、 Mwは 4 2, 0 0 0であった。
m 13
1 0 0 m l のフ ラスコ中において、 ノゾレボノレナジェン 25 ミ リモ ル、 (シク ロペンタジェニル) ト リ メチルチタニウム 0. 0 0 5 ミ リモノレ、 テ ト ラ (ペンタフノレオロフエニ レ) 砌酸 ト リエチノレアンモ ニゥム 0. 0 05 ミ リモル、 ト リイ ソブチルア レミニゥム 0. 1 ミ リモルを トルエン 50 m l 中で反応させた。 20 で 4時間攪拌し た後、 反応混合物をメ タノ一ル 1 0 0 m l にあけると白色固体が沈 殿した。 これを 取後乾燥すると、 0. 9 2 gの固体が得られた。
重合活性は 3. 8 K g g T i、 Mwは 6 1 , 0 0 0であった。
1 0 0 m lのフ ラスコ中において、 ノゾレボノレナジェン 25 ミ リモ ル、 (ペンタメチルシク ロペンタ ジェニル) ト リ メチルチタニウム 0 · 0 0 5 ミ リモル、 テ ト ラ (ペンタフルオロフェニル) 磡酸ト リ ェチルアンモニゥム 0. 0 0 5 ミ リ モル、 ト リイ ソブチルアルミ 二 ゥム 0. 1 ミ リモルを トルエン 5 0 m l 中で反応させた。 2 0 で 4時間攪拌した後、 反応混合物をメ タノ一ル 1 0 O m l にあけると 白色固体が沈殿した。 これを漥取後乾燥すると、 0. 4 5 gの固体 が得られた。
重合活性は 1. 9 K gZ g T i であった。
1 0 0 m l のフ ラスコ中において、 ノノレボゾレナジェン 2 5 ミ リ モ ル、 (シクロペンタジェニル) ト リ メチノレチタニウム 0. 0 0 5 ミ リモノレ、 ァノレミ ノ キサン 0. 0 0 5 ミ リ モノレを トノレェン 5 0 m l 中 で 2 0 で 4時間反応させたが、 重合体は得られなかった。
'実施例 7 5
( 1 ) テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 ト リェチルアンモニ ゥムの調製
実旌例 1 と同様にしてテ トラ (ペンタフルオロフェニル) 磡酸 ト リエチノレアンモニゥム 1 2. 8モゾレを調製し、 これを 1 2 8 O m l の トルエンに懸濁して触媒溶液と した。
(2 ) ジメチノレシリ レンビス (シク ロペンタ ジェ二ノレ) ジク ロロジ ルコニゥムの調製
5 0 m lの脱水テ トラヒ ドロフランに 1 . 7 3 g ( 9. 1 9 ミ リ モノレ) のジシク ロペンタジェニノレジメチノレシランを溶解し、 これに 1. 5 5モル Zリ ッ トルのブチルリチウム Zへキサン溶液 1 2. 0 m l ( 1 8. 6 ミ リモル) を、 一 7 5 に冷却しつつ、 1時間にわ たって滴下した。 30分間攪拌した後、 0 まで昇温した。 これに、 四塩化ジルコニウム 2. 1 4 g ( 9 . 1 8 ミ リモル) を 5 0 m l の 脱水テ トラヒ ドロフランに溶解した液を、 1 時間にわたつて滴下し た後、 室温で終夜攪拌した。 5 0 で 2時間加温した後、 溶媒を留 去し、 固形物を冷ペンタン少童で洗浄した。 塩化メチレンで油出し た後、 濃縮再結晶を行い、 2. 2 0 g ( 6. 3 1 ミ リモル) のジメ チノレシリ レンビス (シクロペンタジ工二ノレ) ジク ロロジノレコニゥム を得た (ref .:Inorg,Chera., 第 24巻, 第 2539頁( 1985) ) 。
これを 6 3 1 m 1の トルエンに憑濁し触媒溶液と した。
( 3 ) ノルボルネン · エチレンの共重合
窒素置換した 5 0 0 m l のガラス製ォ一トク レーブに、 トルェン 2 0 0 m l と ト リイ ソブチノレアルミニウム 1 . 0 ミ リモルを加え、 次いでこれに上記 ( 2 ) で得られたジメチルシリ レンビス (シク ロ
- ペンタジェ ル) ジクロロジルコニウム 1 0マイ クロモルおよび上 記 ( 1 ) -で得られたテ トラ (ペンタフルオロフェニル) 磡酸 ト リエ チクレアンモニゥム 1 0マイ クロモクレを加えた。 続いて、 ノルボノレネ ン 2 2 ミ リモルを加え、 5 0 に昇温した後、 エチレンガスを 4 0 リ ツ トル Zh rで流通させ、 常圧で 1時間重合を行つた。 重合は、 均一な溶液状態で進行した。 反応終了後、 反応溶液を 1 リ ツ トルの 塩酸酸性メタノールに投入し、 ポリマ一を析出させ、 次いで蝕媒成 分を分解除去し、 洗浄乾燥することによ り、 共重合体 1. 4 7 gを 重合活性は 1. 6 K g/ g Z rであった。
共重合体のノルボルネン含量は 6 8モル%、 極限粘度 [ ] は 0 , 3 d 1 Z g、 ガラス転移温度 (T g ) は 1 8 2T:、 軟化温度 (TM A) は 1 7 5 T:、 シー トの全光線透過率は 9 4. 0 %、 ヘイズは 3. 2 %であった。
実施例 7 6
実旌例 75の ( 3) において、 ノルボルネンの使用量を 44 ミ リ モルに変えたこと以外は、 実施例 7 5の (3 ) と同様にして、 共重 合体 1. 64 gを得た。
重合活性は 1. 8 K g g Z rであった。
得られた共重合体のノルボルネン含量は 74モル 96、 極限粘度 [ V 1 は 0. 4 9 d l g、 ガラス転移温度 (T g ) は 1 9 9で、 T MAは 1 9 0 :、 シー トの全光線透過率は 94. 5 ヘイズは 3 0 %であった。
実旌例 7 7
実旌例 75の ( 3 ) において、 ノルボルネンの使用量を 3 3 ミ リ モルに変えたこと以外は、 実施例 7 5の (3 ) と同様にして、 共重 合体 2. 44 gを得た。
重合活性は 2. 7 K g/ g Z rであった。
得られた共重合体のノルボルネン含量は 7 2モル%、 極限粘度 [
- -
V 1 は 0. 5 0 d l Z g、 ガラス転移温度 ( T g ) は 1 9 3 、 T MAは 1.85 °Cであった。 また、 引張強度は 2 6 0 K c m2、 伸びは 1 %、 引張弾性率は 29 , 000 K g Z c m2、 全光線透過 率は 9 3 %、 ヘイズは 3 %であった。
実施例 78
実施例 75の ( 3 ) において、 ジメチルシ リ レンビス (シクロぺ ンタジェニノレ) ジクロロジノレコニゥムの代わりに、 ビス (シク ロぺ ンタジェニノレ) ジク ロ ロジノレコニゥムを 1 0マイ ク ロモノレ用いたこ と以外は、 実施例 75の ( 3) と同様に して、 共重合体 1. 8 6 g を得た。
重合活性は 2. O K gZ g Z rであった。
得られた共重合体のノルポルネン含童は 4モル%、 極限粘度 [ ^J は 0. 7 6 d l Z gであり、 ガラス転移温度 (T g) は室温以上に は認められなかつた。
実餱例 7 9
( 1 ) ジメチノレシ リ レンビス (イ ンデニノレ) ジク ロ ロ ジノレコニゥム の調製
実施例 75の ( 2) において、 ジシク ロペンタ ジェニルジメチル シランの代わりにジイ ンデニルジメチルシラン 2. 6 5 g ( 9. 2 ) ミ リモルを用いた以外は、 実施例 7 5の (2 ) と同様にして、 ジメ チルシリ レンビス (インデニル) ジク ロロジノレコニゥム 0. 6 1 g ( 1. 3 6 ミ リモノレ) を得た (ref . rAngew.Chem. Int.Ed.Engl -, 第 28巻, 第 1511頁(1989)) 。
これを 1 3 6m lの トルエンに懸濁し、 触媒溶液と した。
(2 ) ノルボルネン · エチ レンの共重合
実施例 75の ( 3 ) において、 ジメチルシリ レンビス (シク ロぺ ンタジェニノレ) ジクロロジノレコニゥムの代わりに、 ジメチノレシリ レ ンビス (インデニル) ジク ロロジルコニウムを 1 0マイ ク ロモル用 い、 かつ、 ノルボルネンの使用童を 6 6 ミ リモルと したこと以外は、
- - 実施例 75の (3 ) と同様にして、 共重合体 3. 38 gを得た。
重合活性は 3. 7 K gZ g Z rであった。
得られた共重合体のノルボルネン含量は 6 7モル%、 極限粘度 [ V 1 は 1. 4 d l Zg、 ガラス転移温度 (T g) は 1 7 6 、 TM
Aは 1 68 、 シー トの全光線透過率は 94. 0 %、 ヘイズは 3. 1 %であった。
実餱例 8 0
実施例 79の ( 2) において、 ノルボルネンの使用量を 1 00 ミ リモルとしたこと ^外は、 実施例 79の (2) と同様にして、 共重 合体 2. 88 gを得た。
重合活性は 3. 2 K gZ g Z rであった。
得られた共重合体のノルボルネン含量は 72モル%、 極限粘度 [ V 1 は 1 · 2 d l Zg、 ガラス転移温度 (T g) は 2 05°C、 TM Aは 1 9 5 であった。
比較例 8
実施例 75の ( 3) において、 ト リイ ソブチルアルミニウムの代 わり にェチルアルミニウムセスキク ロ リ ド (A l (C2H5) l.sC 11.5) の トルエン溶液 ( 1モル Zリ ッ トル) を 1. Om l ( 1. 0 ミ リモル) 用いると共に、 ジメチルシリ レンビス (シクロペンタ ジェニル) ジクロロジルコニウムの代わりに VO (O C2H5) C 1 2の トゾレエン溶液 ( 1モル Zリ ッ トル) を 0. 25 m l ( 0. 25 ) ミ リモル用い、 さ らに、 テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 磡酸 ト リエチルアンモニゥムを使用せず、 かつノルボルネンの使用量を 1
00 ミ リモルとしたこと以外は、 実施例 75の (3 ) と同様にして, 共重合体 1. 38 gを得た。
重合活性は 0. l l K gZ g Z rであった。
得られた共重合体のノルボルネン含量は 4 8モル%、 極限粘度 [ 1 は 1 · 2 d l Zg、 ガラス転移温度 (T g) は 1 04 、 TM Aは 9 8 であった。
室餱例 8 1
( 1 ) 触媒の (B) 成分の合成
実施例 1 5 と同様に してテ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 フエロセニゥムを得た。
' (2 ) 重合
3 0 リ ッ トル容のオー ト ク レーブに、 乾燥 トルエン 8 リ ツ トル、 ト リ イ ソブチルアルミ ニウム 1 2 ミ リモル、 上記 ( 1 ) で得られた テ ト ラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸フエ ロセニゥム 0. 6 ミ リ モノレ、 ビス (シク ロペンタ ジェ二ノレ) ジメ チノレジノレコニゥム 0. 6 ミ リモル、 ノルボルネン 4モルを装塡し、 5 0 、 エチレン圧 5 K c m2Gで 1時間重合した。 反応終了後、 重合体溶液を 1 5 リ ッ トルのメ タノール中に投入して重合体を折出させ、 これを瀘取乾 燥すると、 2. 4 K gの共重合体が得られた。 重合条件を下記の表 1に示す。
重合活性は、 44 K gZ g * Z r であった。
また、 ノルボルネン含童は 6モル%、 極限粘度 [ ] は 2. 1 0 d l Z g、 結晶化度は 1 6 %であった。
この重合体は、 結晶化度が低く、 かつ、 透明性の高いことから、 ランダム構造を有していることが判る。
( 3 ) シー トの成形
上記 ( 2 ) で得られた共重合体を、 直径 2 0 mmの押出機を用い て、 スク リュウ回転速度 3 0 r p m、 リ ップ温度 2 0 5 、 リ ップ 開度 0. 5 m mの条件にて Tダイ成形して、 肉厚 0. 2 mmのシ一 トを作成した。 得られたシー トの光学特性、 弾性率、 弾性回復率な どの物性を測定した結果を下記の表 2に示す。
s 2〜s 6
表 1に示す条件で、 実施例 8 1 と同様の重合方法を用いて、 ノル ボルネン含量の異なる共重合体を種々合成し、 Tダイ法にて、 肉厚 0. 2 mmのシー トを作成した。 得られたシー トの物性を測定した
結果を下記の表 2に示す。
これら-の共重合体は、 結晶化速度が低く、 かつ、 透明性が高いこ とからランダム構造を有していることが判る。
荬旒例 8 7
表 1に示す条件で、 極限粘度 [ ] が 1. 6 9 d l Z g、 ノルボ ルネン含量が 2 3. 7モル%のエチレンと ノルボルネンの共重合体 を合成した。 この共重合体から作成した肉厚 0. 2 mmのシー トに ついて弾性回復率を測定したところ、 1 5 0 %伸長以前に破断して しまい、 弾性回復率は得られなかった。 得られたシー トの物性を測 定した結果を下記の表 2に示す。 市販の高密度ポリエチレン (出光 64 0 U F , 出光石油化学株式 会社製) から作成した肉厚 0. 2 mmのシー トの弾性回復率は、 一 5 0 %であった。 得られたシ一 トの物性を測定した結果を下記の表 2に示す。
比較例 1 0
エチレンと α—ォレフイ ンの共重合体 (モアテ ック 0 1 6 8 N, 出光石油化学株式会社製) から作成した肉厚 0. 2 mmのシー トの 弾性回復率は、 一 1 5 %であった。 得られたシー トの物性を測定し た結果を下記の表 2に示す。
表 1
* 1 : ZM…ビス (シクロペンタジェニル) ジメチルジルコニウム
ZC' "ビス (シクロペンタジェニル) ジクロロジルコニウム
* 2 : F …テトラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸フエロセニゥム
ΑΝ···テ卜ラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸ジメチルァニリウム *3 : T I BA…卜リイソブチルアルミニウム
* 4:単位は Kg/cm2G
表 2 比較例
共 重 合 体 シ 一 卜
[ ] N B含量 結晶化度 Tg 分子量 弾性率 弾性 全光線 回復率 透過率 (dl/g) (mol¾) (%) (°c) Mw/Mn (Kg/cm2) (X) (X)
81 2 0 6. 0 1 6 0 1 . 7 1 561 7 0 9 5
82 3. 6 4. 3 26 7 1 . 9 9 881 3 5 94
83 2. 7 8. 5 1 3 4 1 . 85 452 6 6 9 5 施
84 1 . 0 0 1 6. 4 1以下 4 1 . 64 365 8 1 9 5 例 85 2 3 1 2. 5 以下 1 . 7 3 300 94 9 5
86 2 9 8. 8 5 1, 78 355 78 9 5
87 . 6 9 2 3. 7 42 9 5 28,900 破断 9 5
3 3 0 10,900 5 0 9 3
10 9 6 0 7,400 一 1 5 9 5
卖旅例 8 8
( 1 ) テ-トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸ジメチルァニ リニゥ ムの調製
ブロモペンタフルォロベンゼン ( 1 5 2 ミ リモル) とブチルリチ ゥム ( 1 52 ミ リモル) よ り調製したペンタフルオロフェニルリ チ ゥムと、 45 ミ リモルの三塩化硼素とをへキサン中で反応させ、 ト リ (ペンタフルォロフエ-ル) 硼素を白色固体と して得た。
得られた ト リ (ペンタフルオロフェニル) 磡素 (4 1 ミ リモル) とペンタフルオロフェニルリチウム (4 1 ミ リモル) のェ一テル溶 液とをへキサン中で反応させることによ り、 テ トラ (ペンタフルォ 口フエニル) 砌酸リチウムを白色固体と して単齄した。
次に、 テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸リチウム ( 1 6 ミ リモル) とジメチルァ二リ ン塩酸塩 ( 1 6 ミ リモル) とを水中で反 応させることによ り、 テ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸ジメ チルァ二リニゥムを白色固体と して 1 1. 4 ミ リモル得ることがで きた。
生成物が目的生成物であることは、 — NMR, 13C — NMR で確認した。
(2 ) エチレンとノルボルネンとの共重合
窒素雰囲気下、 室温において 1 リ ツ トルのォ一 トク レーブに トル ェン 40 0 m l、 ト リ イ ソブチルアクレミ ニゥム (T I BA) 0. 6 ミ リモノレ、 ビス (シク ロペンタジェ二ノレ) ジクロロジゾレコニゥム 3 マイ ク ロモ ^レ、 上記 ( 1 ) で調製したテ トラ (ペンタフルオロフェ ニル) 硼酸ジメチルァニリニゥム 4マイ ク 口モルをこの順番に入れ、 続いてノルボルネン 400 ミ リモルを加え、 9 0 に昇温したのち、 ェチレン分圧が 7 K g/ c m2 になるよう に連続的にエチレンを導 入しつつ 9 0分間反応を行なった。
反応終了後、 重合体溶液を 1 リ ツ トルのメ タノール中に投入して 重合体を折出させ、 この重合体を瀘取して乾燥した。
本例における触媒成分、 重合条 、 共重合体収量を表 3に示す。 また、 得られた共重合体のノルボルネン含量、 極限粘度 [ ] 、 結 晶化度、 ガラス転移 ¾度 (T g) 、 重量平均分子童 Mw、 数平均分 子量 Mn, 分子量分布 (Mw Mn ) 、 融点 (Tm) を表 4に示す, 実旌例 8 8の共重合体においては、 7 5 にブロー ドな融解ピー クが認められた。 図 2に D S Cチヤ一トを示す。
(3 ) シ一 トの成形
上記 ( 2) で得られた共重合体を用いて温度 1 9 0で、 圧力 1 0 0 K g c m2で熱プレス成型を行ない、 厚さ 0. 1 mmのシー ト を作成した。
得られたシー トの引張弾性率、 引張破断強度、 引張破断伸び、 弾 性回復率、 全光線透過率、 ヘイズを測定した結果を表 4に示す。
比較例 1 1
( 1 ) エチレンと ノルボルネンとの共重合
窒素雰囲気下において 1 リ ッ トルのォ一 トク レーブに トルエン 4 0 0 m l、 ェチルアルミニウムセスキク 口ライ ド (A l (C2H5) 1.5C 11.5) 8 ミ リモル、 VO (O C2H5) C 120. 8 ミ リモル、 ノルボルネン 1 3 0 ミ リモスレを加え、 4 0 に昇温したのち、 ェチ レン分圧が 3 K g Zc m2になるように連続的にェチレンを導入し つつ 1 8 0分間反応を行なった。
反応終了後、 重合体溶液を 1 リ ツ トルのメ タノ一ル中に投入して 重合体を析出させ、 ¾取、 乾燥した。
(2 ) シ一 トの成形
( 1 ) で得られた共重合体を用い、 実施例 8 8 (3 ) と同様に行 なった。
結果を表 4に示す。
比較例 1 1の共重合体の D S C測定においては、 1 00 にシャ —プな融解ピークが認められた。 図 3に D S Cチヤ一 トを示す。 実旃例 8 9
- -
(1 ) エチレンとノルボルネンとの共重合
実施例 88の ( 2) において、 テ 卜ラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸ジメチフレア二リニゥムの代りにテ トラ (ペンタフルオロフェニ ル) 硼酸フエロセニゥムを使用 し、 かつその他の条件を表 3に示し た通りにした以外は、 実施例 8 8 ( 2) と同様に重合を行なった。
(2 ) シートの成形
( 1 ) で得られた共重合体を用い、 実施例 88 (3 ) と同様に行 なった。
結果を表 4に示す。
9 o〜 94
( 1 ) 触媒の調製及び (2 ) エチレンとノルボルネンとの共重合 表 3に示すよう に触媒成分及び重合条件を変更した以外は、 実施 例 8 8と同様にして共重合体を得た。
実施例 9 1の共重合体の 1SC— NMRチヤ一 トを図 4に示す。
( 3 ) シー トの成形
(2) で得られた共重合体を用い、 実施例 88 (3 ) と同様に行 なった。
結果を表 4に示す。
表 3
* 1 : Ζ Μ···ビス (シクロペンタジェュル) ジメチルジルコニウム
Z C"'ビス (シクロペンタジェニル) ジクロロジルコニウム
* 2 : F '"テトラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸フエロセニゥム
Α Ν···テトラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸ジメチルァニリウム
( 1 ) テ.トラ (ペンタフノレオロフェニル) 硼酸フエ口セニゥムの調 実旌例 1 5と同様にしてテ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸 フエロセニゥムを得た。
( 2 ) エチレンとノルボゾレネンとの共重合
窒素雰囲気下、 室温において 30 リ ツ トルのォ一 トク レーブに ト ルェン 1 5 リ ッ トル、 ト リイソブチルアルミニウム (T I B A) 2 3 ミ リモノレ、 ビス (シク ロペンタジェ二ノレ) ジク ロ ロ ジ レコニゥム 0. 1 1 ミ リモル、 上記 ( 1 ) で調製したテ トラ (ペンタフルォ口 フエ二ノレ) 硼酸フエロセニゥム 0. 1 5 ミ リ モルをこの順番に入れ、 続いてノルボルネンを 70重量%含有する トルェン溶液 2. 25 リ ッ トル (ノルボルネンとして 1 5. 0モル) を加え、 90 に昇温 したのち、 エチレン分圧が 7 K gZ c m2 になるように連続的にェ チレンを導入しつつ 1 10分間反応を行なった。
反応終了後、 重合体溶液を 1 5 リ ッ トルのメ タノール中に投入し て重合体を析出させ、 この重合体を漥取、 乾燥して、 環状ォレブイ ン系共重合体 (a 1) を得た。
環状ォレブイン系共重合体 ( a l ) の収量は 3. 4 8 K gであつ た。 重合活性は 34 7 K g / g Z rであった。
得られた環状ォレフ ィ ン共重合体 (a l ) のノルボルネン含量は 9 · 2モル%、 極限粘度 [ 17 ] は 0. 9 9 d l Z g、 結晶化度は 1. 0 %、 ガラス転移温度 (T g) は 3 、 Mwは 54 , 200、 M n は 2 8, 50 0、 Mw/Mnは 1. 9 1、 融点 (Tm) は 73^ ( ブロー ドなピーク) であった。
9 β
上記実施例 95で得られた環状ォ レフィ ン共重合体 ( a l ) の粉 碎品 1 0 0重量部に対し、 抗ブロッキング剤と してケイソゥ土を 1. 05重童部、 滑剤としてエル力酸アミ ドを 0. 2 5重量部、 α—ォ
レフ イ ン系重合体と して L— L D P E (出光石油化学社製 04 3 8 N, M i: = 4 gZ 1 0分, D = 0. 9 2 0 g Z c m3) を 1 0. 7 重量部混合し、 直径 5 0 mmの単軸押出機に供給した。 直径 1 0 0 mm, ギャップ 3 mmの環状ダイよ り 1 6 0 で押し出し、 インフ レ一シヨン成形により厚さ 2 0 μ m . 折幅 34 0 mmのフイ ノレムを 得た。 吐出量は 7 K g h r、 引張速度は 6. O mZ分であった。 成形性は良好であった。
得られたフィルムの引張特性、 弾性回復性、 光学特性等の物性を 測定した結果を表 5に示す。
なお、 上記測定法は以下の例において全て同じである。
実旒例 9 7
実施例 9 5の ( 2) において、 ビス (シク ロペンタジェ二ノレ) ジ クロ口ジルコニウムの使用量を 0. 0 7 5 ミ リモル、 ノルボルネン の使用量を 7. 5モルとした以外は、 実施例 9 5 と同様にして環状 ォレフィ ン共重合体 ( a 2 ) を得た。
環状ォ レフ ィ ン共重合体 ( a 2) の収量は 2. 9 3 K g、 重合活 性は 4 2 8 K gZ g Z rであった。
また、 ノルボルネン含童は 4. 9モル%、 極限粘度 [ ] は 1 . 2 2 d 1 Z g、 ガラス転移温度 (T g) は一 7 、 Mwは 7 2, 4 0 0、 M nは 3 6, 4 0 0、 1^^ ]½ 11は 1 . 9 9、 融点 (Tm) は 84 (ブロー ドなピーク) であった。
実施例 9 8〜: L 04
成分の種類及び配合量を表 5のように変えた以外は、 実施例 9 6 と同様に行なった。 物性測定の結果を表 5に示す。
l Q 5
実施例 9 5の ( 2) で得られた共重合体を 1 9 0 , l O O K g c m2で熟プレス し、 厚さ 0. 1 mmのシー トを得た。 物性測定 の結果を表 5に示す。
表 5
fhl t*-^ fhl 5I5R α Ι κ IPE
515K
種 類 [c] 重 量 mm. m imm. mm ヘイズ 温 度 繊 ( m) (MSB) (Kg/cm2) (Kg/cm2) (« (¾) (¾) (°c)
96 a 1 ケ 土 1. 05 L-LDPE 10. 7 良 好 510 450 640 83 9. 4 82 υ赚ミド 0. 25
98 a 1 ケィ、;1)土 1. 05 ― 良 好 480 460 690 87 4. 9 78 ミト' 0. 25
99 a 1 ケィ、 土 0. 50 L-LDPE 5. 0 良 好 500 450 650 85 7. 6 81
¾赚ミト' 0. 10
100 a 1 ケイ 土 0. 50 L-LDPE 5. 0 良 好 470 450 620 80 7. 2 83
λ *7二τ71
、)卜 JCAl
雁 U . 1 ϋ
施
101 a i 土 U . D U 反 ίττ 450 430 650 87 4. 0 79
0. 10
102 a 2 シリカ 0. 50 L-LDPE 5. 0 良 好 880 452 470 59 9. 7 91 瞻ミト' 0. 10
例
103 a 2 0. 50 良 好 820 470 490 62 4. 5 89 lWミト' 0. 10
104 a 1 不 良 インフレフィルム 作成できず
105 a 1 561 560 602 70 3. 0 78
- ま 1 Q 6
上記実-施例 9 5で得られた環状ォレフィ ン系共重合体 ( a 1 ) の 粉砕品 1 0 0重童部に対し、 抗ブロ ッキング剤と してケイソゥ土を 0. 2重童部、 滑剤としてエル力酸アミ ドを 0. 0 5重量部混合し、 直径 5 0 mmの単軸押出機に供給した。 直径 1 0 0 mm、 ギャップ 3 mmの環状ダイより 1 6 0 で押し出し、 インフ レ一シヨ ン成形 によ り厚さ 1 5 it m、 折幅 4 5 0 mmのラップフィルムを得た。 吐 出童は 7 K gZh r、 引取速度は 1 2 m 分であった。 成形性は良 好であった。
得られたラップフィルムの引張特性、 弾性回復性、 光学特性、 気 体透過度等の物性を測定した結果を表 6、 表 7に示す。
例 1 0 7〜 1 1 0. 比齩例 1 2〜: L 4
成分の種類及び配合量を表 6のように変えた以外は、 実施例 1 0 6と同様に行なった。 物性測定の結果を表 6、 表 7に示す。
表 6
表 7 酸素透過度 窒素透過度 透湿度 (ml/m2-24h*atm) (ml/m2-24h-atm) (g/m2»24h»atni) 実施例 106 8600 1700 28
107 3200 650 14
108 8700 1600 29
109 8600 1500 30
110 3400 800 13 比較例 12 1700 460 68
14 13200 3300 26
- - ι 1
実旌例- 9 5の ( 2) において、 ビス (シク ロペンタジェニル) ジ ク ロ ロジメレコニゥムの使用量を 0. 0 64 ミ リモノレ、 テ トラ (ペン タフクレオ口フエ二ヌレ) 砸酸フエロセニゥムの使用量を 0. 1 1 ミ リ モル、 ノルボルネンの使用量を 7. 5モル、 重合温度を 70 、 ェ チレン分圧を 9 K gZ c m2と した以外は、 実施例 9 5と同様にし て環状ォレフ ィ ン共重合体 ( a 3 ) を得た。
環状ォレブイン共重合体 ( a 3) の収量は 2. 3 6 K g、 重合活 性は 4 04 K gZ g Z rであった。
また、 ノルボルネン含童は 4. 5モル%、 極限粘度 は 3. 0 7 d 1 / g , ガラス転移温度 (T g) は一 8 :、 Mwは 2 1 3, 0 0 0、 M nは 1 14, 0 0 0、 ;½ ^ :½ 11は 1 . 8 7、 融点 (T m) は 8 1 (ブロー ドなピーク) であった。
比較例 1 5
実施例 9 5の ( 2) において、 ト リイ ソブチルアルミニウムの代 わり にェチクレアノレミニゥムセスキク ロ リ ドを 3 0 0 ミ リモ Λ、 ビス (シクロペンタジェ二 レ) ジク ロロジ レコニゥムの代わりに VO ( O C2H5) C 12を 3 0 ミ リモル用い、 かつテ ト ラ (ペンタフルォ 口フエ二 硼酸フエロセニゥムを使用せず、 またノルボルネンの 使 ffi童を 3モル、 重合温度を 3 0 :、 エチレン分圧を 1 K g Z c m 2、 重合時間を 30分間とした以外は、 実施例 9 5と同様にして環 状ォレフイ ン共重合体 ( a 4) を得た。
環状ォレフ ィ ン共重合体 ( a 4 ) の収量は 48 0 gであった。
また、 ノルボルネン含量は 24. 6モル%、 極限粘度 [ J7 ] は 1. 2 1 d 1 / g , 融点 (Tm) は l O Ot (シャープなピーク) 、 ガ ラス転移温度 (T g) は 5 0 、 Mw/Mnは 4. 2 6であった。 実^例 1 1 2〜 1 1 6 , 比較例 1 6〜: L 7
表 8に示すよう に、 上記実施例 9 5 , 9 7, 1 1 1 , 比較例 1 5 で得られた環状ォレフィ ン系共重合体 ( a l ) 〜 ( a 4) 又はこれ
- - と熱可塑性樹脂との樹脂組成物からなるペレツ トを用い、 射出成形 機 (東芝株式会社製 I S 2 5 E P) によ り、 設定温度 1 50 °C、 金 型温度 3 0 、 射出圧力 (1次 2次) 80Z40K gZc m2の 条件で射出成形を行ない、 型物成形品 ( 70 mm X 7 0 mm X 2 m m) を得た。
得られた型物成形品の引張特性、 成形収縮率、 光学特性等の物性 を測定した結果を表 8に示す。
較比例
表 8
¾状ォレフイン系 熱可 ¾性 添加 a •Jl« 引 性率 引' I z o d I z o d 成形 成形 オルゼン シ ァ- 全光》 ヘイズ 共 S合 体 樹脂 破断強度 破断仲び ノツチ有 ノツチ無 収縮率 率 剛性 硬度 ¾¾¾
(£fi部) (Kg/ ( gc«/c ( gCB/C たて (X) よこ «) (Kg c«s) (D) «) (X)
112 360 490 440 NB 0. 35 33 205 46 92. 2 4. 5
113 a 2 420 760 530 NB NB 0. 27 0. 77 220 48 93. 8 4. 2 施 114 a 3 440 840 510 NB NB 0. 47 0. 98 235 91. 0 5. 3 例 115 L-LDPE' 380 540 430 N B NB 0. 9 . 25 260 55 90. 7
116 IPP" 10 390 580 400 NB N B 1. 32 4 a 280 59 89. 3 1
16 ΤΡΟ' 310 3300 870 N B NB 1. 41 1. 28 1 S 5 62 28. 90
17 a4 580 25000 70 0. 5 0. 7 25000 99 86. 6 15
* 1 直 ¾3状低密度ボリエチレン (出 ¾S油化^ V— 0398 C N )
*2 ボリプロピレン (出 油ィ tf:製)
* 3 ォレフィン系熱可塑性エラス卜マー (三菱油化製 SPX9800)
*4 破壊せず
実旃例 1 1 7
50 O-m 1のガラス製容器に乾燥 トルエン 30 m l、 ト リイ ソブ チノレアクレミニゥム 5ミ リモノレ、 ニッ ケノレビス (ァセチノレアセ トナ一 ト) 25マイ ク ロモル、 テ ト ラ (ペンタフノレオロ フェニゾレ) 磡酸ジ メチノレア二 リニゥム 25マイ ク ロモル、 ノノレボスレネン 500 ミ リ モ ルを加え、 50 で 1時間重合反応を行なったところ、 9. 58 g の重合体を得た。 重合活性は 6 · 53 K gZ g N iであった。
また、 Mwは 1, 210, 000、 MwZMnは 2. 37であつ た。
参考例 1
実施例 13において、 ト リイ ソブチルアルミ二ゥムの代わりにメ チルアルミ ノ キサン 2. 0 ミ リモルを使用 し、 テ ト ラ (ペンタフル オロフェニル) 邇酸 ト リエチルアンモニゥムを使用しなかったこと 以外は、 実施例 1 3と同様に重合を行なったところ、 0. 9 6 gの 共重合体を得た。 重合活性は 1. 05 k g Z rであった。
得られた共重合体の極限粘度 [ ] は 2. 32 d l Zg、 ノルボ ルネン含量は 1 1. 5モル%であった。 実施例 27において、 ト リイ ソブチルアルミ二ゥムの代わりにメ チルアルミ ノ キサン 3. 0ミ リ モルを使用 し、 テ トラ (ペンタフル オロフェニル) ¾酸フエロセニゥムを使用しなかったこと以外は、 実施例 27と同様に重合を行なったところ 1 0. 4 gの共重合体を 得た。 重合活性は 7. 6 k g/g Z rであった。
得られた共重合体の極限粘度 [ " ] は 2. 1 9 d l Zg、 ノルボ ルネン含童は 8. 5モル%であった。
実施例 1 18
実施例 1 6において、 テ トラ (ペンタ フルオロフェニル) 硼酸フ エロセニゥムの代わり にテ トラ (ペンタフルオロフェニル) 硼酸ジ メチルァニリニゥム 0. 03ミ リモルを用いたこと以外は、 実施例
1 6と同様に重合を行なったところ、 2 6. 4 gの共重合体を得た, 重合活性-は 1 O k g / g Z rであった。
共重合体のノルボルネン含童は 7. 0モル%、 極限粘度 [ ] は 3. 94 d l gであった。
この共重合体の D S C降温測定を行なった。 結果を図 5に示す。 比較例 1 8
比較例 1 1において、 エチレンの圧力を 7 K gとしたこと以外は 比較例 1 1と同様の操作を行なったところ、 35. 9 gの共重合体 を得た。 重合活性は 0. 88 k g g Z rであった。
共重合体のノルボルネン含量は 6. 8モル%、 極限粘度 [ ] は 3. 28 d l gであった。
この共重合体の D S C降温測定を行なった。 結果を図 6に示す。
i i 9
実 ½例 46において、 ビス (シク ロペンタジェニル) ジヒ ドリ ド ジルコニウムの代わりに ( 3, 5—ジメチルフエノキシ) ト リ ク ロ 口ジルコニウム 0 · 0 02 ミ リモルを用いた以外は、 実施例 4 6と 同様にして重合を行ったところ、 53. 7 gの共重合体を得た。 重 合活性は 29 5 k gZ g Z rであった。
共重合体のノルボルネン含童は 4 · 9モル%、 極限粘度 [ 3] は 1 · 88 d l Zgであった。
[産業上の利ほ可能性]
以上説明したように、 本発明製造方法によれば、 大量の有機金属 化合物を用いることなく、 しかも環状ォレフィ ンが開環することな く重合した環状ォレフィン単独重合体又は環状ォレフ イ ン . α—ォ レフィ ン共重合体を効率良く製造することができる。
また、 本発明の環状ォレフ ィ ン共重合体 ( I ) は、 耐熟性、 透明 性、 強度、 刚性に倭れているため、 光学分野、 医療分野、 食品分野 等で有効に使用することができ、 環状ォレフ ィ ン共重合体 ( Π ) は, 優れた弾性回復性、 良好な透明性及び適度な弾性率を有し、 物性バ
ランスに優れたもので、 包装分野, 医療分野, 農業分野等の種々の 分野でフ ィルム、 シー ト、 各種成形品の材料と して有効に使用する ことができる。
さ らに、 本発明の琮状ォレフイ ン共重合体組成物は、 透明性、 弾 性回復性、 粘着性、 突剌し強度、 引裂き強度、 耐候性、 低温ヒー ト シール性、 ヒ一 ト シ一ル強度、 衝擊強度、 形状記憶性、 誘電特性等 の種々特性に優れていると共に、 フイルムなどの成形性にも優れて いるので、 例えばシ一ラン トフ イ ノレム、 ノ レ ッ トス ト レッチフィル ム、 業務用ラップフィルム、 農業用フィルム、 食肉包装フィルム、 シュ リンクフィルム、 被覆材、 制振材、 パイプ、 医療用輪液パック、 玩具などの種々の用途に利用できる。 特に、 フィルム又はシー トと した場合には、 弾性回復性、 透明性、 粘着性に優れていると共に、 ブロ ッキングが生じに く く、 包装, 医療, 農業等の様々な分野で有 効に使用できるフィルム又はシー トを得ることができる。