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JPH1190397A - 有機物処理装置 - Google Patents

有機物処理装置

Info

Publication number
JPH1190397A
JPH1190397A JP9276663A JP27666397A JPH1190397A JP H1190397 A JPH1190397 A JP H1190397A JP 9276663 A JP9276663 A JP 9276663A JP 27666397 A JP27666397 A JP 27666397A JP H1190397 A JPH1190397 A JP H1190397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outside air
temperature
air temperature
heating means
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9276663A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Akamatsu
功三 赤松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP9276663A priority Critical patent/JPH1190397A/ja
Publication of JPH1190397A publication Critical patent/JPH1190397A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外気温が低いときに蓋内面に発生する結露、
及び冷気の取り込みで分解処理性能が低下するのを抑え
ることができる有機物処理装置を提供する。 【解決手段】 有機物を分解する微生物の担体を収納し
分解処理する有機物が投入される投入口21を有する処
理槽1と、その投入口を開閉する上蓋22と、処理槽内
に投入される有機物と収納された担体を攪拌混合する攪
拌体3と、有機物が混合された担体を微生物の活動に適
した温度に加熱する第1の加熱手段と、処理槽内に外気
を吸入して微生物に酸素を供給する一方、有機物の分解
処理や加熱によって生じる水蒸気等を含んだ処理槽内空
気を外部に排出する換気手段とを備えるとともに、上蓋
22に内蓋22aを設け、かつ内蓋及び内蓋を介して処
理槽内の空気層を加熱する第2の加熱手段(パネルヒー
タH2)を内蓋内に備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨芥(生ゴミ)等
の有機物を微生物により分解処理する有機物処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭や飲食店の厨房内に発生する厨
芥等の有機物を処理するための一方法として、微生物に
よる分解を利用する方法がある。この方法による有機物
処理装置は、例えば特開平8−257536号公報等に
示される如く、有機物を分解する微生物の担体(おが屑
等の木質細片、活性炭等)を収納する処理槽の上部に蓋
体により開閉される投入口を設け、また内部に攪拌手段
を配して、投入口から処理槽内に投入される有機物を攪
拌手段により担体と混ぜ合わせ、担体中に生息する微生
物の活動により分解処理する構成になっている。
【0003】担体と混合された有機物の分解を良好に行
わせるには、適量の水分を含み、適温に保たれた担体中
に適量の空気(酸素)を供給し、担体の内部を微生物の
活動に適した環境に保つことが重要である。そのため、
処理槽内部の換気手段と担体の加熱手段を備え、換気手
段により処理槽内に外気を供給すると共に、分解処理に
より生成された余分な水分を気化させて処理槽外に排出
し、担体内部の空気量及び水分量を適正に保つ一方、加
熱手段により担体を適温に保ち、更に、攪拌手段により
担体を随時攪拌して、担体の内部へ空気を取り込むと共
に、分解により生成される水分を水蒸気として排出し
て、処理槽の内部環境を適正に維持する運転が行われて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の有機物処理装置においては、外気温が槽内温度よ
り低くなった場合、最も外気温の影響を受け易い蓋体の
内面に水蒸気量が飽和状態の槽内空気が触れて冷やされ
ると、蓋体の内面に結露が発生する。そのため、蓋体を
開けたときに結露した水が投入口の周辺に流れて、見苦
しく、また不衛生な状態となるので、拭き取り等の作業
が取り扱い上の課題となっていた。
【0005】また、微生物担体を収納する処理槽は、冬
季等において外気温が低くなった場合、換気手段により
槽内に取り込まれた冷気により有機物と混合された担体
が冷やされて適度な温度に保てなくなり、微生物による
分解処理性能を悪化させる一因となっていた。
【0006】そこで、本願発明はこのような問題点を解
決するためになされたものであり、外気温が低いときに
蓋内面に発生する結露を抑えることができるとともに、
換気による冷気の取り込みで分解処理性能が低下するの
を抑えることができる有機物処理装置を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明は、有機物を分解する微生物の担体を収納
し、分解処理する厨芥等の有機物が投入される投入口を
有する処理槽と、前記処理槽の投入口を開閉する蓋体
と、前記処理槽内に投入される有機物と収納された担体
を攪拌混合する攪拌手段と、前記有機物が混合された担
体を微生物の活動に適した温度に加熱する第1の加熱手
段と、前記処理槽内に外気を吸入して微生物に酸素を供
給する一方、有機物の分解処理や加熱によって生じる水
蒸気等を含んだ処理槽内空気を外部に排出する換気手段
とを備えるとともに、前記蓋体に内蓋を設け、かつ前記
内蓋及び内蓋を介して処理槽内の空気層を加熱する第2
の加熱手段を内蓋内に備えたことを特徴とするものであ
る。
【0008】さらに、外気温度を検出する外気温度セン
サと、前記処理槽内の空気温度を検出する槽内温度セン
サと、前記外気温度センサ及び槽内温度センサにより検
出された外気温度及び槽内温度に基づき前記第2の加熱
手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0009】また、前記制御手段は、外気温度が予め定
められた第1の設定値より低いとき前記第2の加熱手段
を連続運転し、外気温度が前記第1の設定値以上のとき
は、外気温度が槽内温度より低くて、その差が予め定め
られた第2の設定値より大きく第3の設定値以下のとき
前記第2の加熱手段を断続運転し、第3の設定値よりも
大きいとき前記第2の加熱手段を連続運転することを特
徴とするものである。
【0010】また、前記制御手段は、外気温度が予め定
められた第1の設定値より低いとき前記第2の加熱手段
を高設定温度で運転し、外気温度が前記第1の設定値以
上のときは、外気温度が槽内温度より低くて、その差が
予め定められた第2の設定値より大きく第3の設定値以
下のとき前記第2の加熱手段を低設定温度で運転し、第
3の設定値よりも大きいとき前記第2の加熱手段を高設
定温度で運転することを特徴とするものである。
【0011】また、前記外気温度センサは、外気を吸入
する吸気口の内側に取り付けたことを特徴とするもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本願発明に係る有機物処理装置の
実施形態を示す正面断面図、図2は、その側断面図、図
3は上蓋を開けた状態の上面図、図4は上蓋を閉めた状
態の上面図である。
【0014】本装置は、微生物の担体を収納し、厨芥等
の有機物が投入される処理槽1が外装ケース2内に収容
されて成り、処理槽1内には収納された担体Aと投入さ
れる有機物を攪拌混合する攪拌体3が設けられており、
この攪拌体3は減速機構4を介して攪拌モータMにより
回転駆動されるように構成されている。
【0015】上記処理槽1は、側断面が半円形状で、外
面に担体Aを加熱するためのパネルヒータ(第1の加熱
手段)H1が被着される下部槽10と、上方略全面に担
体及び有機物投入のための開口を有する上部槽11とか
らなり、それぞれ別々に射出成型されて密着結合され
る。
【0016】このように形成された処理槽1は矩形箱形
をなす外装ケース2の内部に収容支持される。処理槽1
の上部には、適宜の幅を内側に折り返し、矩形に開口す
る折り返し部12が形成されており、この折り返し部1
2には、複数の吸気孔13が形成されている。
【0017】この処理槽1の上部開口には、外装ケース
2の天板から垂下された投入シュート20が差し込まれ
て、担体や有機物の投入口21が形成されている。この
投入口21は、外装ケース2の上面にヒンジ等により取
り付けた上蓋22により開閉自在に覆われている。この
上蓋22には内蓋22aが設けられており、さらに内蓋
22aの内面には、ほぼ全面に亘って、当該内蓋22a
及び内蓋22aを介して処理槽1内の空気層を加熱する
ためのパネルヒータ(第2の加熱手段)H2が被着され
ている。
【0018】また、処理槽1の幅方向一側(図1の左
側)の折り返し部12には、外装ケース2との幅広の隙
間を塞ぐように、制御基板5等を支持する支持板50が
取り付けらている。制御基板5には運転制御のための電
子部品等が実装され、全体がカバー板51で被われてい
る。上記支持板50の取り付け側は、同側の投入シュー
ト20の側面を貫通して排気フィルタが装着された排気
孔23を介して処理槽1内部に連通している。この排気
孔23の外側には、制御基板5のカバー板51の側面と
の間を通って、背面側に取り付けられた換気ファンF
(図2に点線図示)に至る排気路6が形成されている。
換気ファンFが駆動された場合、処理槽1内部の空気
は、図1中に矢印で示す如く排気孔23を通り、排気路
6を経て換気ファンFに吸い込まれ、外装ケース2の背
面に開口する排気口(図示せず)より外部に排出される
ようになっている。
【0019】一方、処理槽1の内部は、折り返し部12
に形成された前記吸気孔13により外装ケース2の内側
に連通しており、換気ファンFの駆動により前述した排
気が行われた場合、処理槽1の内部には、図1中に矢印
で示す如く前記吸気孔13を経て外装ケース2内の空気
が吸い込まれるようになっている。
【0020】また、外装ケース2の内面には、その高さ
方向の略中央(下部槽10と上部槽11の結合位置)に
おいて、処理槽1の周囲から一体的に張り出された当て
板14が当接して、外面からの押圧による変形を防ぐ構
成となっており、外装ケース2と処理槽1間の隙間は、
この当て板14により上下に仕切られている。
【0021】上記当て板14は、制御基板5の支持板5
0下方において、外装ケース2との間の隙間を埋めるべ
く他部よりも幅広となっている。この幅広部分には、複
数の通気孔15が形成されており、外装ケース2の上下
部間での通気がこれらの通気孔15に集中して生じるよ
うになっている。なお、当て板14の幅広部分は、制御
基板5への給電のためのトランス16の支持板としても
利用されており、トランス16の発熱が、この幅広部分
に形成された通気孔15からの通気により冷却されるよ
うになっている。
【0022】一方、処理槽1の内側下部(下部槽10)
には、両側壁間に横架された攪拌軸30に軸方向に所定
の間隔毎に複数の攪拌翼31を放射状に突設してなる攪
拌体3が配してある。また、図1に示す如く、処理槽1
の一側下部には攪拌モータMが配してあり、この攪拌モ
ータMの出力軸には、同側への前記攪拌軸30の突出端
が減速機機4を介して連結され、前記攪拌体3は、前記
減速機構4を介して攪拌軸30に伝達される攪拌モータ
Mの回転力により、正逆両方向に回転駆動されるように
なっている。
【0023】処理槽1の内部には、おが屑等の木質細片
と活性炭からなる微生物担体Aが、図2に示す如く、攪
拌軸30に突設された各攪拌翼31の先端が、その回転
域の上部側にて適長突出する深さ(標準レベル)を有し
て収納されている。処理槽1の底部の半円形状は、各攪
拌翼31の回転軌跡の下半分に沿うように設定してあ
り、処理槽1内に収納された担体Aは、攪拌体3の回転
により処理槽1の幅方向及び深さ方向の全域に亘って攪
拌されるようになっている。
【0024】攪拌モータM及び減速機構4は、図1に示
す如く、上部における前記制御基板5の取付位置と同側
に、前記当て板14の幅広部分の下の空間を利用して配
置されており、処理槽1の外側面に固定された支持板1
7に支持されている。
【0025】攪拌モータMは、前述の如く、外装ケース
2の最下部の後ろ側に位置して前記支持板17に固定支
持されている。また、減速機構4は、前記攪拌モータM
の出力軸に取り付けられた小プーリ(図示せず)と、攪
拌モータMの前位置に支持され、前記小プーリとの間に
タイミングベルト41を張架して伝動構成された大プー
リ42と、この大プーリ42の上位置に支持された2つ
の減速歯車43,44と、前記攪拌軸30の突出端に取
り付けられた大径の伝動歯車45とを備えている。
【0026】減速歯車43,44は、大歯車と小歯車と
を同軸上に備えており、これらは、前者の小歯車を後者
の大歯車に噛合させ、また、前者の大歯車を前記大プー
リ42の一側に同軸的に形成された小歯車に噛合させ、
更に、後者の小歯車を前記伝動歯車45に噛合させて、
前記大プーリ42と伝動歯車45との間の伝動経路を構
成している。減速歯車43,44と大プーリ42は、前
記支持板17と、これに対向配置された補強板18との
間に支持されている。
【0027】攪拌モータMが駆動された場合、この出力
軸の小プーリとタイミングベルト41を介して連結され
た大プーリ42が回転し、この回転が減速歯車43,4
4と伝動歯車45を介して攪拌軸30に減速されて伝達
され、攪拌体3が回転し、処理槽1内部の担体Aが攪拌
される。なお、減速機構4を構成する小プーリ、大プー
リ42、減速歯車43,44及び伝動歯車45は、相互
の噛合回転による騒音の低減を図るべく、樹脂成型品と
してある。
【0028】外装ケース2の後側には、その底面を貫通
する多数の小孔からなる吸気口24が形成されており、
この吸気口24の内側に外気温度を検出する外気温度セ
ンサSoが取り付けられている。この吸気口24は、前
記換気ファンFの駆動に伴って外装ケース2の下部側に
外気を吸入すべく設けたものであり、この吸気は、前述
した如く、攪拌モータM及び減速機構4の配設側におい
て幅広とされた当て板14に貫通形成された複数の通気
孔15に集中し、これらを経て外装ケース2の上部側に
導入され、更に、前記吸気孔13を経て処理槽1内部に
導入される。
【0029】このような吸気の流れは、図1中に矢印で
示す如く、前記当て板14の幅広部分の下方に配された
攪拌モータM及び減速機構4に接触し、更に、前記幅広
部分の上面に固定されたトランス16に接触する。この
ような流れにより、外気温が低いとき、前記吸気は攪拌
モータMの発熱を奪って昇温し、減速機構4及びトラン
ス16に接触することとなり、攪拌モータM及びトラン
ス16の冷却作用をなすとともに、減速機構4の各部を
加温する作用をなす。また、外気温が高いときであって
も、攪拌モータM及びトランス16は、前記吸気との接
触により十分に冷却される。
【0030】上記外気温度センサSoは、前記上蓋22
の内蓋22a側に内蔵されたパネルヒータH2の制御用
として設けられたものであり、吸気口24の内側に取り
付けることにより、直射日光の影響を受けないようにし
て、より正確な外気温度を検出できるようにしている。
また、上記パネルヒータH2の制御用としては、図1に
示すように、処理槽1の上部内壁に処理槽内の空気温度
を検出するための槽内温度センサSiが取り付けられて
いる。
【0031】上記パネルヒータH2への通電制御は、制
御基板5上に構成されたマイクロコンピュータ等からな
る運転制御部(制御手段)からの後述するフローチャー
トに基づく動作指令に応じて、蓋内面への結露防止と処
理槽1内への吸気温度を適温に維持すべく、前記外気温
度センサSoと槽内温度センサSiの検出結果に基づく
オンオフ制御により行われる。
【0032】なお、処理槽1の底部外面に被着された前
記パネルヒータH1への通電制御は、同じく制御基板5
上に構成された運転制御部からの動作指令に応じて処理
槽1内の担体温度を適温に維持すべく、パネルヒータH
1の表面温度を検出する図示しない温度センサの検出結
果等に基づくオンオフ制御により行われる。
【0033】一方、図2に示す如く、処理槽1の前部底
面には、内部に収納された担体Aの排出口19が、引き
出し式のシャッタ7により開閉自在に覆って開設してあ
る。この排出口19の下部に対向する外装ケース2の底
部には、前方に向けて傾斜する排出シュート25が一体
成形してあり、当該排出シュート25の前部は、外装カ
バー8により開閉自在な取り出し口26となっている。
【0034】図2には、外装カバー8及びシャッタ7の
装着状態が示されている。シャッタ7は、排出シュート
25の両側の複数のガイドリブにより下方から支えら
れ、前部に突設された把手70を持って前後にスライド
操作可能に構成してあり、最後位置まで押し込まれたと
き、前記排出口19が密閉されるようになっている。ま
た、外装カバー8は、前述した如く装着されたシャッタ
7の前面と外装ケース2の一部との間への押し込みによ
り、自身及びシャッタ7の移動を拘束するとともに、前
記取り出し口26を閉じるようになっている。
【0035】以上のように構成された本装置は、上蓋2
2を開放して厨芥等の有機物を投入口21より処理槽1
内に投入して使用される。処理槽1内に投入された有機
物は、攪拌モータMの駆動による攪拌体3の正逆回転に
より担体A中に取り込まれ、担体A中に生息する微生物
の活動より分解処理される。この間、制御基板5上に搭
載された運転制御部の動作により、パネルヒータH1,
H2への通電制御、換気ファンFの駆動制御、及び攪拌
モータMの駆動制御が行われる。
【0036】パネルヒータH1への通電制御は、処理槽
1内部の担体温度を適温に保つべく運転環境温度に応じ
て行われ、パネルヒータH2への通電制御は、上蓋22
の結露防止と吸気温度を適温に保つべく後述のフローチ
ャートに従って行われ、また換気ファンFの駆動制御
は、処理槽1の内部に適量の空気を送り込むとともに、
分解処理により生成される水分(水蒸気)及びガスを排
出すべく常時行われ、更に、攪拌モータMの駆動制御
は、処理槽1内部の担体Aを定期的に攪拌して、担体A
中に空気を取り込むとともに、担体A中に生成される水
分及びガスを放出すべく間欠的に行われる。このような
動作により、処理槽1の内部は、担体A中に生息する微
生物の活動に適した環境に保たれ、担体A中に取り込ま
れた有機物は、堆肥化した少量の残留物を残し、炭酸ガ
スを主成分とするガスと水とに分解される。
【0037】このような分解処理の進行に伴って担体A
中には、分解処理後の残留物、有機物とともに投入され
る難分解物(ビニール袋、割箸、貝殻等)が蓄積され、
担体A中における微生物の生息環境が悪化し、処理能力
の低下を招くことから、劣化した担体Aの交換が必要と
なる。担体Aの劣化は、処理槽1内での担体Aの表面レ
ベルが上昇することにより判断できるが、一般家庭での
通常の使用状態においては、3ヶ月〜6ヶ月に一回程度
の周期にて交換を行えば良い。
【0038】この交換に際しては、まず、処理槽1内部
の劣化した担体Aの取り出しが行われる。この取り出し
は、外装ケース2の外側から前記外装カバー8の前面に
一体形成された把手80を持って、外装カバー8を前上
方に引き上げるように取り外し、取り出し口26を開放
した後、前記シャッタ7を、前面に一体形成された把手
70に手を掛けて前方に引き出し、処理槽1の下部前面
の排出口19を開放して、排出口19を経て処理槽1内
部の担体Aを排出シュート25上に落とし、担体Aを排
出シュート25の傾斜に沿って前方に掻き出し、例え
ば、前記取り出し口26にその袋口を臨ませた回収袋内
に回収する手順にて行われる。
【0039】このようにして取り出しを終えた後、ま
ず、シャッタ7を装着して前記排出口19を密閉し、次
いで外装カバー8を装着して取り出し口26を閉め、処
理槽1内にその上部から新たな担体を投入する。このよ
うにして交換を終えた後は、前述した運転の再開により
有機物処理が可能となる。
【0040】次に、本願発明において特徴的なパネルヒ
ータH2の制御例について、図5のフローチャートを参
照して説明する。
【0041】装置の運転開始とともに、当該制御が開始
されると、まず外気温度センサSoによって検出される
外気温Toが予め定められた所定温度(第1の設定値)
aより低いか否かがチェックされる(判断S1)。な
お、上記所定温度aとしては、微生物の分解処理性能を
実効的に低下させない最低限の温度が設定される。ここ
で、外気温Toが所定温度aより低くなっていれば、パ
ネルヒータH2を連続運転(連続通電)して、パネルヒ
ータH2の最大加熱力が得られるようにする(判断S1
のY→処理S2)。
【0042】これにより、上蓋22内のパネルヒータH
2が被着された内蓋22aの全面が加熱されて、内蓋2
2aの周囲に位置する吸気孔13から処理槽1内に取り
込まれる冷気が効率的に暖められる。従って、外気温が
低いときの換気による分解処理性能の低下が抑えられ
る。同時に、内蓋22a自体が加熱されているので、内
蓋22aに結露が発生することもない。
【0043】一方、外気温Toが前記所定温度a以上あ
る場合は(判断S1のN)、外気温Toが槽内温度セン
サSiで検出される槽内温度Tiより低いか否かがチェ
ックされる(判断S3)。ここで、外気温度Toが槽内
温度Tiより低ければ(判断S3のY)、その差,すな
わち槽内温度Ti−外気温To=ΔTが予め定められた
第2の設定値bより大きく第3の設定値c以下(b<Δ
T≦c)か否かがチェックされる(判断S4)。上記第
2の設定値bは上蓋22表面と内蓋22a裏面間の熱伝
導率に応じて内蓋22に結露が生じ始める温度差が設定
され、第3の設定値cは結露が多くなる温度差が設定さ
れる。
【0044】上記判断S4で、b<ΔT≦cの条件が成
立すれば、結露が余り多くはないが生じることになるの
で、パネルヒータH2をオンオフの比率が一定(例えば
1対1)の断続運転で運転する(判断S4のY→処理S
5)。このようなパネルヒータH2の能力を抑えた加熱
でも、外気温と槽内温度の差が余り大きくないので、内
蓋22aに結露が発生するのを防ぐことができる。
【0045】一方、上記判断S4で、b<ΔT≦cの条
件が成立しなければ、次に温度差ΔTが第3の設定値c
より大きくなっているか否かをチェックする(判断S4
のN→判断S5)。ここで、温度差ΔTが第3の設定値
より大きくなっていれば、結露が多く発生することにな
るので、パネルヒータH2を連続運転して、パネルヒー
タH2の最大加熱力が得られるようにする(判断S6の
Y→処理S2)。これにより、外気温が槽内温度より低
くて、その温度差が大きい場合にも、内蓋22aに結露
が発生するのを防ぐことができる。
【0046】上記のように、上蓋22への結露発生を防
止することにより、上蓋22を開けたときに結露水が投
入口21の周辺に流れなくなるので、拭き取り等の作業
が不要となって取り扱い性が向上するとともに、有機物
の分解処理によって発生する水分を水蒸気のままスムー
ズに槽外に排出することができるようになる。
【0047】なお、上記判断S3において、外気温To
が槽内温度Tiより低くない場合と、判断S4及び判断
S6のいずれの条件も成立しない場合,すなわち温度差
ΔTが第2の設定値b以下で小さい場合には、内蓋22
aに結露が発生することはないので、パネルヒータH2
は運転しないか、運転状態であれば停止する(判断S3
のN→処理S7、または判断S6のN→処理S7)。
【0048】上記処理S2、処理S5及び処理S7の後
は、いずれも最初の判断S1に戻って上記処理を繰り返
し、外気温や槽内温度の変化に応じてパネルヒータH2
の運転制御を行う。
【0049】ところで、本装置の運転開始とともに上記
パネルヒータH2に常時通電する構成やスイッチを設け
て利用者が必要に応じて通電する構成としても、本願の
所期の目的は達成できるが、上記のように外気温と槽内
温度に基づきパネルヒータH2を制御することにより、
電力消費量が少なくて済み、また利用者の手間もかから
ないので、上蓋22の結露防止と冷気による分解処理性
能低下の抑止を効率的に実現することができる。
【0050】また、上記のようにパネルヒータH2を連
続運転と一定のオンオフ比率での断続運転で制御するこ
とにより、パネルヒータH2の構成や制御が簡単にな
る。
【0051】なお、サーミスタによる温度設定が可能な
パネルヒータを用いれば、前記図5のフローチャートに
おける処理S2を「高設定温度(例えば60℃)で運
転」とし、処理S5を「低設定温度(例えば40℃で運
転」とすることにより、上記と同様な機能をより精度良
く実現することができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、処理槽
の投入口を開閉する蓋体に内蓋を設け、かつ前記内蓋及
び内蓋を介して処理槽内の空気層を加熱する第2の加熱
手段を内蓋内に備えたので、外気温が低いときに蓋内面
に発生する結露を抑えることができ、取り扱い性が向上
するとともに、有機物の分解処理によって発生する水分
を水蒸気のままスムーズに槽外に排出することができ
る。また、同じ加熱手段で、槽内の空気層を効率的に暖
めることができるため、外気温が低いときの換気による
分解処理性能の低下も抑えることができる。
【0053】さらに、外気温度を検出する外気温度セン
サと、処理槽内の空気温度を検出する槽内温度センサ
と、前記外気温度センサ及び槽内温度センサにより検出
された外気温度及び槽内温度に基づき前記第2の加熱手
段を制御する制御手段とを備え、ることにより、上記の
機能を効率的に実現することができる。
【0054】また、前記制御手段は、外気温度が予め定
められた第1の設定値より低いとき前記第2の加熱手段
を連続運転し、外気温度が前記第1の設定値以上のとき
は、外気温度が槽内温度より低くて、その差が予め定め
られた第2の設定値より大きく第3の設定値以下のとき
前記第2の加熱手段を断続運転し、第3の設定値よりも
大きいとき前記第2の加熱手段を連続運転することによ
り、上記の機能を簡単な構成及び制御で実現することが
できる。
【0055】また、前記制御手段は、外気温度が予め定
められた第1の設定値より低いとき前記第2の加熱手段
を高設定温度で運転し、外気温度が前記第1の設定値以
上のときは、外気温度が槽内温度より低くて、その差が
予め定められた第2の設定値より大きく第3の設定値以
下のとき前記第2の加熱手段を低設定温度で運転し、第
3の設定値よりも大きいとき前記第2の加熱手段を高設
定温度で運転することにより、上記の機能を精度良く実
現することができる。
【0056】また、前記外気温度センサを、外気を吸入
する吸気口の内側に取り付けることにより、外気温度セ
ンサが直射日光の影響を受けないため、より正確な外気
温度に基づき上記の制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る有機物処理装置の実施形態を示
す正面断面図。
【図2】同じく、その側断面図。
【図3】同じく、その上蓋を開けた状態の上面図。
【図4】同じく、その上蓋を閉めた状態の上面図。
【図5】上記実施形態における要部の制御例を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1 処理槽 2 外装ケース 3 攪拌体 4 減速機構 5 制御基板 13 吸気孔 21 投入口 22 上蓋 22a 内蓋 24 吸気口 A 微生物担体 F 換気ファン H1,H2 パネルヒータ M 攪拌モータ So 外気温度センサ Si 槽内温度センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機物を分解する微生物の担体を収納
    し、分解処理する厨芥等の有機物が投入される投入口を
    有する処理槽と、 前記処理槽の投入口を開閉する蓋体と、 前記処理槽内に投入される有機物と収納された担体を攪
    拌混合する攪拌手段と、 前記有機物が混合された担体を微生物の活動に適した温
    度に加熱する第1の加熱手段と、 前記処理槽内に外気を吸入して微生物に酸素を供給する
    一方、有機物の分解処理や加熱によって生じる水蒸気等
    を含んだ処理槽内空気を外部に排出する換気手段とを備
    えるとともに、 前記蓋体に内蓋を設け、かつ前記内蓋及び内蓋を介して
    処理槽内の空気層を加熱する第2の加熱手段を内蓋内に
    備えたことを特徴とする有機物処理装置。
  2. 【請求項2】 外気温度を検出する外気温度センサと、 前記処理槽内の空気温度を検出する槽内温度センサと、 前記外気温度センサ及び槽内温度センサにより検出され
    た外気温度及び槽内温度に基づき前記第2の加熱手段を
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    記載の有機物処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、外気温度が予め定めら
    れた第1の設定値より低いとき前記第2の加熱手段を連
    続運転し、外気温度が前記第1の設定値以上のときは、
    外気温度が槽内温度より低くて、その差が予め定められ
    た第2の設定値より大きく第3の設定値以下のとき前記
    第2の加熱手段を断続運転し、第3の設定値よりも大き
    いとき前記第2の加熱手段を連続運転することを特徴と
    する請求項2記載の有機物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、外気温度が予め定めら
    れた第1の設定値より低いとき前記第2の加熱手段を高
    設定温度で運転し、外気温度が前記第1の設定値以上の
    ときは、外気温度が槽内温度より低くて、その差が予め
    定められた第2の設定値より大きく第3の設定値以下の
    とき前記第2の加熱手段を低設定温度で運転し、第3の
    設定値よりも大きいとき前記第2の加熱手段を高設定温
    度で運転することを特徴とする請求項2記載の有機物処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記外気温度センサは、外気を吸入する
    吸気口の内側に取り付けたことを特徴とする請求項2な
    いし請求項4のいずれかに記載の有機物処理装置。
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