JPH1173942A - 注液装置、注液方法及び電池 - Google Patents
注液装置、注液方法及び電池Info
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- JPH1173942A JPH1173942A JP10171353A JP17135398A JPH1173942A JP H1173942 A JPH1173942 A JP H1173942A JP 10171353 A JP10171353 A JP 10171353A JP 17135398 A JP17135398 A JP 17135398A JP H1173942 A JPH1173942 A JP H1173942A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Filling, Topping-Up Batteries (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】容器内に液体を効率よく注入することができる
とともに気泡の発生を抑えることができる注液装置を提
供すること。 【解決手段】電池容器2の開口部を気密に封口するノズ
ル部11と、その一端側がノズル部11に接続されると
ともに他端側に電解液Wが供給される注入ライン28
と、この注入ライン28途中に設けられ、電極3に含浸
させる量の電解液Wを貯溜する貯溜タンク12と、この
貯溜タンク12内を第1気圧まで減圧を行う第1の減圧
ライン23と、注入ライン28の貯溜タンク12とノズ
ル部11との間に設けられた注液バルブ29と、貯溜タ
ンク12内を大気開放する大気開放ライン26と、電池
容器2内を第1気圧より低い第2気圧まで減圧する第2
の減圧ライン31とを備えるようにした。
とともに気泡の発生を抑えることができる注液装置を提
供すること。 【解決手段】電池容器2の開口部を気密に封口するノズ
ル部11と、その一端側がノズル部11に接続されると
ともに他端側に電解液Wが供給される注入ライン28
と、この注入ライン28途中に設けられ、電極3に含浸
させる量の電解液Wを貯溜する貯溜タンク12と、この
貯溜タンク12内を第1気圧まで減圧を行う第1の減圧
ライン23と、注入ライン28の貯溜タンク12とノズ
ル部11との間に設けられた注液バルブ29と、貯溜タ
ンク12内を大気開放する大気開放ライン26と、電池
容器2内を第1気圧より低い第2気圧まで減圧する第2
の減圧ライン31とを備えるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池容器等の容器
内に液体を注液する注液装置及び注液方法に関し、特に
容器内に収容された電極等の被含浸物に電解液等の液体
を効率よく含浸させることができるものに関する。ま
た、性能が安定していた電池に関する。
内に液体を注液する注液装置及び注液方法に関し、特に
容器内に収容された電極等の被含浸物に電解液等の液体
を効率よく含浸させることができるものに関する。ま
た、性能が安定していた電池に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウムイオン二次電池等の電池1は、
例えば図7に示すように、有底筒状の電池容器2と、こ
の電池容器2内に収容された電極3及びセパレータ4と
を備えている。なお、図7中3aは負極、3bは正極を
示している。電極3,セパレータ4には電解液Wが含浸
している。
例えば図7に示すように、有底筒状の電池容器2と、こ
の電池容器2内に収容された電極3及びセパレータ4と
を備えている。なお、図7中3aは負極、3bは正極を
示している。電極3,セパレータ4には電解液Wが含浸
している。
【0003】電池容器2に電解液Wを注入する方法とし
ては、例えば特開昭59−96650号公報に示される
ように、大気圧下で電池容器内に電解液を滴下する方法
が知られている。しかしこの方法は、電解液の含浸に多
くの時間を要し、生産性の向上が期待できない。
ては、例えば特開昭59−96650号公報に示される
ように、大気圧下で電池容器内に電解液を滴下する方法
が知られている。しかしこの方法は、電解液の含浸に多
くの時間を要し、生産性の向上が期待できない。
【0004】これを改善するものとして、例えば特開昭
61−171061号公報に示されるように、電池容器
内を減圧し、電解液と容器内の圧力差により液を容器内
に注入する方法が知られている。この方法では、大気圧
下での滴下に比べて注液時間が短縮されるが、注入後に
おける電解液の容器上部へのたまりやあふれ等の問題が
存在する。
61−171061号公報に示されるように、電池容器
内を減圧し、電解液と容器内の圧力差により液を容器内
に注入する方法が知られている。この方法では、大気圧
下での滴下に比べて注液時間が短縮されるが、注入後に
おける電解液の容器上部へのたまりやあふれ等の問題が
存在する。
【0005】この問題の原因を含浸速度より注入速度の
方が早いものとみなし、これを解決するために、電池容
器内部と電解液を一時的に溜める貯溜部内をそれぞれ減
圧し、両者の圧力差により注入速度を調整する方法が提
案されている。また、これを補足する意味で、図8に示
す特開平9−35704号公報において、電池容器2の
開口部を蓋5で塞ぎ、注液タンク6からノズル7を介し
て注液する際に、逆止弁8及び電解液遮断機構9によ
り、圧力差の異常時における電解液の逆流や過剰速度流
れを防止する方法が提案されている。
方が早いものとみなし、これを解決するために、電池容
器内部と電解液を一時的に溜める貯溜部内をそれぞれ減
圧し、両者の圧力差により注入速度を調整する方法が提
案されている。また、これを補足する意味で、図8に示
す特開平9−35704号公報において、電池容器2の
開口部を蓋5で塞ぎ、注液タンク6からノズル7を介し
て注液する際に、逆止弁8及び電解液遮断機構9によ
り、圧力差の異常時における電解液の逆流や過剰速度流
れを防止する方法が提案されている。
【0006】一方、図9は、特開平8−130004号
公報等に開示された注液装置である。本注液装置100
では、注入した電解液の一部が揮発し、その揮発した電
解液成分が排気穴から減圧経路に吸引されてしまい、注
液量が不安定になったり、減圧経路や減圧ポンプに電解
液が溜り、装置損傷の一因になることを防止している。
公報等に開示された注液装置である。本注液装置100
では、注入した電解液の一部が揮発し、その揮発した電
解液成分が排気穴から減圧経路に吸引されてしまい、注
液量が不安定になったり、減圧経路や減圧ポンプに電解
液が溜り、装置損傷の一因になることを防止している。
【0007】すなわち、注液装置100は、減圧ポンプ
101により弁穴102から円筒型電池ケース103内
の空気を排出した後、外壁を構成している第1シリンダ
105の中に構成された第2シリンダ106を下降させ
ることにより弁穴102を塞ぎ、ノズル107から電解
液を注入する。弁穴102が塞がれることにより、揮発
した電解液成分の減圧経路108への吸引が防止でき
る。
101により弁穴102から円筒型電池ケース103内
の空気を排出した後、外壁を構成している第1シリンダ
105の中に構成された第2シリンダ106を下降させ
ることにより弁穴102を塞ぎ、ノズル107から電解
液を注入する。弁穴102が塞がれることにより、揮発
した電解液成分の減圧経路108への吸引が防止でき
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した注液装置にあ
っては、次のような問題があった。すなわち、上述した
注液装置は、含浸速度に合わせて注入速度を低下させる
ものであり、ある意味では、分割注入方式の分割数を限
りなく増加したものとみなすことができる。これにより
たまりやあふれを防止して、電池容器上部の濡れを防
ぎ、電池封口時の電池容器と封口板の密着性が改善され
る。しかし注入速度は低下することから注入時間は延
び、さらなる生産性向上は期待できない。
っては、次のような問題があった。すなわち、上述した
注液装置は、含浸速度に合わせて注入速度を低下させる
ものであり、ある意味では、分割注入方式の分割数を限
りなく増加したものとみなすことができる。これにより
たまりやあふれを防止して、電池容器上部の濡れを防
ぎ、電池封口時の電池容器と封口板の密着性が改善され
る。しかし注入速度は低下することから注入時間は延
び、さらなる生産性向上は期待できない。
【0009】一方、電解液Wが電極3,セパレータ4に
含浸することを阻害する要因となっているのは、気泡で
ある。気泡は、その発生原因により次の3種類に分けら
れる。すなわち、第1に注液前から電池容器内の電極
3,セパレータ4に付着しているもの、第2に電解液W
中にあるもの、第3に注入時に電解液Wに混入するもの
である。
含浸することを阻害する要因となっているのは、気泡で
ある。気泡は、その発生原因により次の3種類に分けら
れる。すなわち、第1に注液前から電池容器内の電極
3,セパレータ4に付着しているもの、第2に電解液W
中にあるもの、第3に注入時に電解液Wに混入するもの
である。
【0010】さらに、上記した注液装置100では、外
壁を構成している第1シリンダ105の下降に加えて、
その中に構成された第2シリンダ106を下降させる。
従って上下の動きは2重になり、機構が複雑になる。さ
らに第2シリンダ106には、注液ポンプ110および
大気解放弁111が接続されている。これらの配管も2
重の上下動をすることになり、その配置も複雑となると
いう問題があった。
壁を構成している第1シリンダ105の下降に加えて、
その中に構成された第2シリンダ106を下降させる。
従って上下の動きは2重になり、機構が複雑になる。さ
らに第2シリンダ106には、注液ポンプ110および
大気解放弁111が接続されている。これらの配管も2
重の上下動をすることになり、その配置も複雑となると
いう問題があった。
【0011】そこで、本発明は、容器内に液体を効率よ
く注入することができるとともに気泡の発生を抑えるこ
とができる注液装置及び注液方法を提供することを目的
としている。また、本発明は、上述したような注液方法
によって電解液が注液された電池を提供することを目的
としている。
く注入することができるとともに気泡の発生を抑えるこ
とができる注液装置及び注液方法を提供することを目的
としている。また、本発明は、上述したような注液方法
によって電解液が注液された電池を提供することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、被含浸
物が収納された容器に液体を注入して上記被含浸物に含
浸させる注液装置において、上記容器の開口部を気密に
封口する閉塞部と、その一端側が上記閉塞部に接続され
るとともに他端側に上記液体が供給される注入ライン
と、この注入ライン途中に設けられ、少なくとも上記被
含浸物に含浸させる量の液体を貯溜する貯溜部と、この
貯溜部内を第1気圧まで減圧を行う第1の減圧部と、上
記注入ラインの上記貯溜部と上記閉塞部との間に設けら
れた注液バルブと、上記貯溜部内を大気開放する大気開
放部と、上記容器内を上記第1気圧より低い第2気圧ま
で減圧する第2の減圧部とを備えるようにした。
達成するために、請求項1に記載された発明は、被含浸
物が収納された容器に液体を注入して上記被含浸物に含
浸させる注液装置において、上記容器の開口部を気密に
封口する閉塞部と、その一端側が上記閉塞部に接続され
るとともに他端側に上記液体が供給される注入ライン
と、この注入ライン途中に設けられ、少なくとも上記被
含浸物に含浸させる量の液体を貯溜する貯溜部と、この
貯溜部内を第1気圧まで減圧を行う第1の減圧部と、上
記注入ラインの上記貯溜部と上記閉塞部との間に設けら
れた注液バルブと、上記貯溜部内を大気開放する大気開
放部と、上記容器内を上記第1気圧より低い第2気圧ま
で減圧する第2の減圧部とを備えるようにした。
【0013】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記貯溜部内を加圧する加圧
部を備えている。請求項3に記載された発明は、請求項
1に記載された発明において、上記第2の減圧部は、上
記注入ラインに設けられた分岐部を備え、上記分岐部と
上記閉塞部との間の空間の容積は上記被含浸物に含浸さ
せる注液量以上である。
記載された発明において、上記貯溜部内を加圧する加圧
部を備えている。請求項3に記載された発明は、請求項
1に記載された発明において、上記第2の減圧部は、上
記注入ラインに設けられた分岐部を備え、上記分岐部と
上記閉塞部との間の空間の容積は上記被含浸物に含浸さ
せる注液量以上である。
【0014】請求項4に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記第2の減圧部は、上記注
入ラインの上記注液バルブと上記閉塞部との間に設けら
れた案内管と、この案内管の壁部に設けられた孔部と、
この孔部の外壁側に設けられたハウジングと、このハウ
ジング内に配置され上記孔部を開閉自在に閉塞する弁体
と、上記ハウジング内を減圧する減圧機構とを備えるよ
うにした。
記載された発明において、上記第2の減圧部は、上記注
入ラインの上記注液バルブと上記閉塞部との間に設けら
れた案内管と、この案内管の壁部に設けられた孔部と、
この孔部の外壁側に設けられたハウジングと、このハウ
ジング内に配置され上記孔部を開閉自在に閉塞する弁体
と、上記ハウジング内を減圧する減圧機構とを備えるよ
うにした。
【0015】請求項5に記載された発明は、被含浸物が
収納された容器に液体を注入して上記被含浸物に含浸さ
せる注液方法において、上記液体を貯溜部内に貯溜する
貯溜工程と、上記貯溜部内を第1気圧まで減圧する第1
減圧工程と、上記容器内を上記第1気圧より低い第2気
圧まで減圧する第2減圧工程と、上記貯溜部と上記容器
内とを連通する連通工程と、上記容器内を大気開放する
大気開放工程とを備えるようにした。
収納された容器に液体を注入して上記被含浸物に含浸さ
せる注液方法において、上記液体を貯溜部内に貯溜する
貯溜工程と、上記貯溜部内を第1気圧まで減圧する第1
減圧工程と、上記容器内を上記第1気圧より低い第2気
圧まで減圧する第2減圧工程と、上記貯溜部と上記容器
内とを連通する連通工程と、上記容器内を大気開放する
大気開放工程とを備えるようにした。
【0016】請求項6に記載された発明は、請求項5に
記載された発明において、上記第2減圧工程と上記大気
開放工程との間に、大気開放工程と、上記容器内を大気
圧より高い第3気圧まで加圧する加圧工程とを備えてい
る。
記載された発明において、上記第2減圧工程と上記大気
開放工程との間に、大気開放工程と、上記容器内を大気
圧より高い第3気圧まで加圧する加圧工程とを備えてい
る。
【0017】請求項7に記載された発明は、請求項5に
記載された発明において、上記第1気圧及び第2気圧
は、上記液体の蒸気圧を境に区切られている。請求項8
に記載された発明は、電解液が含浸した電極が電池容器
内に収納された電池において、上記電解液を貯溜部内に
貯溜する貯溜工程と、上記貯溜部内を第1気圧まで減圧
する第1減圧工程と、上記電池容器内を上記第1気圧よ
り低い第2気圧まで減圧する第2減圧工程と、上記貯溜
部と上記電池容器内とを連通する連通工程と、上記電池
容器内を大気開放する大気開放工程とを経て製造するよ
うにした。
記載された発明において、上記第1気圧及び第2気圧
は、上記液体の蒸気圧を境に区切られている。請求項8
に記載された発明は、電解液が含浸した電極が電池容器
内に収納された電池において、上記電解液を貯溜部内に
貯溜する貯溜工程と、上記貯溜部内を第1気圧まで減圧
する第1減圧工程と、上記電池容器内を上記第1気圧よ
り低い第2気圧まで減圧する第2減圧工程と、上記貯溜
部と上記電池容器内とを連通する連通工程と、上記電池
容器内を大気開放する大気開放工程とを経て製造するよ
うにした。
【0018】請求項9に記載された発明は、請求項8に
記載された発明において、上記第2減圧工程と上記大気
開放工程との間に、大気開放工程と、上記容器内を大気
圧より高い第3気圧まで加圧する加圧工程を経て製造さ
れたことを特徴とする電池。
記載された発明において、上記第2減圧工程と上記大気
開放工程との間に、大気開放工程と、上記容器内を大気
圧より高い第3気圧まで加圧する加圧工程を経て製造さ
れたことを特徴とする電池。
【0019】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、第
1の減圧部により第1の気圧に減圧することで、貯溜部
に貯溜された液体中の気泡を除去することができる。一
方、第2の減圧部により容器内を第2の気圧に減圧する
ことで、容器内の被含浸物中の気泡を除去することがで
きる。
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、第
1の減圧部により第1の気圧に減圧することで、貯溜部
に貯溜された液体中の気泡を除去することができる。一
方、第2の減圧部により容器内を第2の気圧に減圧する
ことで、容器内の被含浸物中の気泡を除去することがで
きる。
【0020】また、第2の気圧は第1の気圧より低いの
で、注液バルブを開けることにより、貯溜部から容器内
に液体を流入させることができる。請求項2に記載され
た発明は、貯溜部内を加圧する加圧部を備えているの
で、被含浸物への含浸を促進させることができる。
で、注液バルブを開けることにより、貯溜部から容器内
に液体を流入させることができる。請求項2に記載され
た発明は、貯溜部内を加圧する加圧部を備えているの
で、被含浸物への含浸を促進させることができる。
【0021】請求項3に記載された発明は、第2の減圧
部は、注入ラインに設けられた分岐部を備え、分岐部と
閉塞部との間の空間の容積は被含浸物に含浸させる注液
量以上であるので、貯溜部から容器内に液体が流入する
際に、第2の減圧部側に液体が流入することを防止し、
気泡の発生を防止することができる。
部は、注入ラインに設けられた分岐部を備え、分岐部と
閉塞部との間の空間の容積は被含浸物に含浸させる注液
量以上であるので、貯溜部から容器内に液体が流入する
際に、第2の減圧部側に液体が流入することを防止し、
気泡の発生を防止することができる。
【0022】請求項4に記載された発明は、第2の減圧
部は、注入ラインに設けられた案内管の壁部に設けられ
た孔部を弁体によって閉塞するようにしているので、簡
単な構成で減圧機構側に液体が入り込みにくく、液体の
侵入による不具合を防止することができる。
部は、注入ラインに設けられた案内管の壁部に設けられ
た孔部を弁体によって閉塞するようにしているので、簡
単な構成で減圧機構側に液体が入り込みにくく、液体の
侵入による不具合を防止することができる。
【0023】請求項5に記載された発明は、第1減圧工
程により第1の気圧に減圧することで、貯溜部に貯溜さ
れた液体中の気泡を除去することができる。一方、第2
の減圧工程により容器内を第2の気圧に減圧すること
で、容器内の被含浸物中の気泡を除去することができ
る。
程により第1の気圧に減圧することで、貯溜部に貯溜さ
れた液体中の気泡を除去することができる。一方、第2
の減圧工程により容器内を第2の気圧に減圧すること
で、容器内の被含浸物中の気泡を除去することができ
る。
【0024】また、第2の気圧は第1の気圧より低いの
で、注液バルブを開けることにより、貯溜部から容器内
に液体を流入させることができる。請求項6に記載され
た発明は、第2減圧工程と大気開放工程との間に、大気
開放工程と、容器内を大気圧より高い第3気圧まで加圧
する加圧工程を備えているので、被含浸物への含浸を促
進させることができる。
で、注液バルブを開けることにより、貯溜部から容器内
に液体を流入させることができる。請求項6に記載され
た発明は、第2減圧工程と大気開放工程との間に、大気
開放工程と、容器内を大気圧より高い第3気圧まで加圧
する加圧工程を備えているので、被含浸物への含浸を促
進させることができる。
【0025】請求項7に記載された発明は、第1気圧
は、液体の蒸気圧以上であるので、液体が蒸発しない。
請求項8に記載された発明は、第1減圧工程により第1
の気圧に減圧することで、貯溜部に貯溜された電解液中
の気泡を除去することができる。一方、第2の減圧工程
により容器内を第2の気圧に減圧することで、電池容器
内の電極・セパレータ中の気泡を除去することができ
る。
は、液体の蒸気圧以上であるので、液体が蒸発しない。
請求項8に記載された発明は、第1減圧工程により第1
の気圧に減圧することで、貯溜部に貯溜された電解液中
の気泡を除去することができる。一方、第2の減圧工程
により容器内を第2の気圧に減圧することで、電池容器
内の電極・セパレータ中の気泡を除去することができ
る。
【0026】また、第2の気圧は第1の気圧より低いの
で、注液バルブを開けることにより、貯溜部から電池容
器内に電解液を流入させることができる。このため、性
能の安定した電池を得ることができる。
で、注液バルブを開けることにより、貯溜部から電池容
器内に電解液を流入させることができる。このため、性
能の安定した電池を得ることができる。
【0027】請求項9に記載された発明は、第2減圧工
程と大気開放工程との間に、大気開放工程と、容器内を
大気圧より高い第3気圧まで加圧する加圧工程を備えて
いるので、被含浸物への含浸を促進させることができ
る。このため、性能の安定した電池を得ることができ
る。
程と大気開放工程との間に、大気開放工程と、容器内を
大気圧より高い第3気圧まで加圧する加圧工程を備えて
いるので、被含浸物への含浸を促進させることができ
る。このため、性能の安定した電池を得ることができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る注液装置10の構成を示す図である。注液装置1
0は、電池容器2の開口部を気密に閉塞するノズル部
(閉塞部)11と、電解液を一時的に貯溜する貯溜タン
ク12とを備えている。なお、図1中11aはOリング
を示している。
に係る注液装置10の構成を示す図である。注液装置1
0は、電池容器2の開口部を気密に閉塞するノズル部
(閉塞部)11と、電解液を一時的に貯溜する貯溜タン
ク12とを備えている。なお、図1中11aはOリング
を示している。
【0029】貯溜タンク12の上部には、電解液供給ラ
イン20の一端が接続されており、供給バルブ21が設
けられている。また、電解液供給ライン20の他端に
は、漏斗状のホッパ22が設けられている。貯溜タンク
12の上部には、第1減圧ライン23の一端が接続され
ており、第1減圧バルブ24が設けられている。また、
第1減圧ライン23の他端には、電解液の蒸気圧以上で
ある例えば100torrの第1気圧p1までの減圧を
行う第1減圧装置25が接続されている。貯溜タンク1
2の上部には、大気開放ライン26の一端が接続されて
おり、大気開放バルブ27が設けられている。また、大
気開放ライン26の他端は、大気中に開放されている。
イン20の一端が接続されており、供給バルブ21が設
けられている。また、電解液供給ライン20の他端に
は、漏斗状のホッパ22が設けられている。貯溜タンク
12の上部には、第1減圧ライン23の一端が接続され
ており、第1減圧バルブ24が設けられている。また、
第1減圧ライン23の他端には、電解液の蒸気圧以上で
ある例えば100torrの第1気圧p1までの減圧を
行う第1減圧装置25が接続されている。貯溜タンク1
2の上部には、大気開放ライン26の一端が接続されて
おり、大気開放バルブ27が設けられている。また、大
気開放ライン26の他端は、大気中に開放されている。
【0030】ノズル11と貯溜タンク12との間は注入
ライン28により接続されており、注液バルブ29が設
けられている。注液バルブ29とノズル部11との間に
は分岐部30が設けられている。この分岐部30には、
第2減圧ライン31の一端が接続され、他端は電解液の
蒸気圧以下である例えば1torrの第2気圧p2まで
の減圧を行う第2減圧装置33に接続されている。ま
た、第2減圧ライン31には第2減圧バルブ32が設け
られている。
ライン28により接続されており、注液バルブ29が設
けられている。注液バルブ29とノズル部11との間に
は分岐部30が設けられている。この分岐部30には、
第2減圧ライン31の一端が接続され、他端は電解液の
蒸気圧以下である例えば1torrの第2気圧p2まで
の減圧を行う第2減圧装置33に接続されている。ま
た、第2減圧ライン31には第2減圧バルブ32が設け
られている。
【0031】なお、分岐部30からノズル11までの空
間の容量は、被含浸物に含浸させる注液量以上になるよ
うに設定されている。このように構成された注液装置1
0では、次のようにして電池容器2内に電解液Wを注入
する。なお、予め全てのバルブは閉じられているものと
する。
間の容量は、被含浸物に含浸させる注液量以上になるよ
うに設定されている。このように構成された注液装置1
0では、次のようにして電池容器2内に電解液Wを注入
する。なお、予め全てのバルブは閉じられているものと
する。
【0032】最初に、供給バルブ21及び大気開放バル
ブ27を開け、図示しない電解液吐出装置によりホッパ
22に電解液Wを吐出する。これにより、電解液Wは貯
溜タンク12に流入する。所定量の電解液Wが貯溜タン
ク12に貯溜した時点で、供給バルブ21及び大気開放
バルブ27を閉じる。
ブ27を開け、図示しない電解液吐出装置によりホッパ
22に電解液Wを吐出する。これにより、電解液Wは貯
溜タンク12に流入する。所定量の電解液Wが貯溜タン
ク12に貯溜した時点で、供給バルブ21及び大気開放
バルブ27を閉じる。
【0033】続いて、第1減圧バルブ24を開け、貯溜
タンク12内を第1気圧p1(表1の実施例では100
torr)まで減圧する。この後、第1減圧バルブ24
を閉じる。これにより貯溜タンク12内の電解液W内の
気泡が除去される。このときの第1気圧p1は電解液W
の飽和蒸気圧(例えば50torr以上)であるので、
電解液Wは気化しない。
タンク12内を第1気圧p1(表1の実施例では100
torr)まで減圧する。この後、第1減圧バルブ24
を閉じる。これにより貯溜タンク12内の電解液W内の
気泡が除去される。このときの第1気圧p1は電解液W
の飽和蒸気圧(例えば50torr以上)であるので、
電解液Wは気化しない。
【0034】一方、第2減圧バルブ32を開けて、電池
容器2内を第2気圧p2まで(表1の第1の実施例では
1torr)減圧する。この後、第2減圧バルブ32を
閉じる。これにより電極3に残存する気泡が除去され
る。
容器2内を第2気圧p2まで(表1の第1の実施例では
1torr)減圧する。この後、第2減圧バルブ32を
閉じる。これにより電極3に残存する気泡が除去され
る。
【0035】次に、注液バルブ29を開ける。これによ
り、圧力差99torrの小さな圧力差により電解液W
が気泡の巻き込み少なく層流に近い状態で電池容器2内
に流入する。
り、圧力差99torrの小さな圧力差により電解液W
が気泡の巻き込み少なく層流に近い状態で電池容器2内
に流入する。
【0036】一方、流入の際、分岐部30において第2
減圧ライン31への一時的流入に伴って気泡発生の虞が
あるが、分岐部30と閉塞部11との間には注液量以上
の容積を設けているので、電解液Wは容易に電池容器2
側に流入する。このため、第2減圧ライン31への一時
的流入を最小限に抑えることができ、気泡の発生を防止
することができる。
減圧ライン31への一時的流入に伴って気泡発生の虞が
あるが、分岐部30と閉塞部11との間には注液量以上
の容積を設けているので、電解液Wは容易に電池容器2
側に流入する。このため、第2減圧ライン31への一時
的流入を最小限に抑えることができ、気泡の発生を防止
することができる。
【0037】最後に大気開放バルブ27を開け、電解液
Wの電極3への含浸を加速する。ここで、電解液Wが層
流になるための条件について詳細に説明する。電解液W
の流れの乱れは式1に示すようなレイノルズ数Reで定
義される。すなわち、 Re=v×d/υ …(1) ここで、vは電解液Wの流速、dは注入経路内径、υは
電解液Wの動粘性係数である。
Wの電極3への含浸を加速する。ここで、電解液Wが層
流になるための条件について詳細に説明する。電解液W
の流れの乱れは式1に示すようなレイノルズ数Reで定
義される。すなわち、 Re=v×d/υ …(1) ここで、vは電解液Wの流速、dは注入経路内径、υは
電解液Wの動粘性係数である。
【0038】一般的にはRe<2330で層流となる。
流れを層流に近づけるには、Reを小さくする必要があ
る。動粘性係数υは一定であるので、流れを層流に近づ
けるためにはv又はdを小さくする必要がある。
流れを層流に近づけるには、Reを小さくする必要があ
る。動粘性係数υは一定であるので、流れを層流に近づ
けるためにはv又はdを小さくする必要がある。
【0039】注入経路内径dを小さくすると、分岐部3
0より先に注液量以上の容積を設けるには、注入経路長
の拡大が必要となり、装置スペース的に限界がある。一
方、流速vはベルヌーイの定理から式2で近似される。
すなわち、 v= (2×g×Δp/γ) …(2) ここで、gは重力加速度、γは電解液Wの比重であり、
それぞれ定数である。しがたって、電解液Wの流れを層
流に近づけるには貯溜タンク12内と電池容器2内の圧
力差Δpを小さくすればよい。なお、このときの流速v
は例えば13〜14m/sである。
0より先に注液量以上の容積を設けるには、注入経路長
の拡大が必要となり、装置スペース的に限界がある。一
方、流速vはベルヌーイの定理から式2で近似される。
すなわち、 v= (2×g×Δp/γ) …(2) ここで、gは重力加速度、γは電解液Wの比重であり、
それぞれ定数である。しがたって、電解液Wの流れを層
流に近づけるには貯溜タンク12内と電池容器2内の圧
力差Δpを小さくすればよい。なお、このときの流速v
は例えば13〜14m/sである。
【0040】以下、18650型(直径18mm、長さ
65mm、公称容量1350mAh)のリチウムイオン
二次電池における電解液Wの注液について各パラメータ
を変化させて評価を行った。
65mm、公称容量1350mAh)のリチウムイオン
二次電池における電解液Wの注液について各パラメータ
を変化させて評価を行った。
【0041】なお、リチウムイオン二次電池は次のよう
な構成である。すなわち、繊維状グラファイトであるM
CF(メソフェーズカーボンファイバ)90部に導電性
フィラー10部を加えたものに、バインダとしてCMC
(カルボキシメチルセルロース)とSBR(スチレン・
ブタジエンラバー)を合計3部添加して水を溶媒として
混練し、ペーストとしたものを銅箔へ塗布し、乾燥・プ
レスを行ったものを負極とした。また、正極はLiCo
O2 100部に導電性フィラー5部を加えたものを、P
VdF(ポリ弗化ビニリデン)のNMP(n−メチルピ
ロリドン)溶液で混練ペースト化したものを、アルミ箔
に塗布し、乾燥・プレスして作成した。
な構成である。すなわち、繊維状グラファイトであるM
CF(メソフェーズカーボンファイバ)90部に導電性
フィラー10部を加えたものに、バインダとしてCMC
(カルボキシメチルセルロース)とSBR(スチレン・
ブタジエンラバー)を合計3部添加して水を溶媒として
混練し、ペーストとしたものを銅箔へ塗布し、乾燥・プ
レスを行ったものを負極とした。また、正極はLiCo
O2 100部に導電性フィラー5部を加えたものを、P
VdF(ポリ弗化ビニリデン)のNMP(n−メチルピ
ロリドン)溶液で混練ペースト化したものを、アルミ箔
に塗布し、乾燥・プレスして作成した。
【0042】これらを、25ミクロン厚のポリエチレン
製の多孔質セパレータとともに、捲回し、外径18m
m、高さ65mmのニッケルメッキを施した鉄缶へ挿入
後、電極及びその他構成部材に付着した水分を除去する
ため真空乾燥器で乾燥を行った。
製の多孔質セパレータとともに、捲回し、外径18m
m、高さ65mmのニッケルメッキを施した鉄缶へ挿入
後、電極及びその他構成部材に付着した水分を除去する
ため真空乾燥器で乾燥を行った。
【0043】一方、電解液Wはエチレンカーボネートと
メチルエチルカーボネートの混合溶媒へLiPF6 を1
M溶解させたものである。また、電解液Wの目標注液量
は5gである。
メチルエチルカーボネートの混合溶媒へLiPF6 を1
M溶解させたものである。また、電解液Wの目標注液量
は5gである。
【0044】このような条件下において、第1気圧と第
2気圧を表1に示すようにして実施例1〜実施例7及び
比較例の8種類について評価を行った。評価は、各条件
でそれぞれ10本ずつ注液し、注液前後での重量から電
解液Wの注液量を測定した。注液量平均値及び注液量ば
らつき(注液最大量と注液最小量との差)を示す。
2気圧を表1に示すようにして実施例1〜実施例7及び
比較例の8種類について評価を行った。評価は、各条件
でそれぞれ10本ずつ注液し、注液前後での重量から電
解液Wの注液量を測定した。注液量平均値及び注液量ば
らつき(注液最大量と注液最小量との差)を示す。
【0045】
【表1】
【0046】この結果から明らかなとおり、第1気圧を
大気圧開放として電池容器2内との圧力差が大きい比較
例1では、注液時の液流の乱れのため、貯溜タンク12
に注入した電解液Wの一部が注入ライン28内で飛散す
るため、注液量がやや減少するほか、注液量ばらつきも
大きくなっている。
大気圧開放として電池容器2内との圧力差が大きい比較
例1では、注液時の液流の乱れのため、貯溜タンク12
に注入した電解液Wの一部が注入ライン28内で飛散す
るため、注液量がやや減少するほか、注液量ばらつきも
大きくなっている。
【0047】一方、貯溜タンク12内の圧力を30to
rrと電解液Wの室温での蒸気圧以下まで下げた場合に
は、電解液Wを構成するメチルエチルカーボネートの一
部が貯溜タンク12内で蒸発するため、注液量が若干低
下していることが電池容器2内の電解液Wの分析の結果
明らかとなった。
rrと電解液Wの室温での蒸気圧以下まで下げた場合に
は、電解液Wを構成するメチルエチルカーボネートの一
部が貯溜タンク12内で蒸発するため、注液量が若干低
下していることが電池容器2内の電解液Wの分析の結果
明らかとなった。
【0048】次に充放電の性能について評価を行った。
上述したようにして電解液Wを注液して封口後、2日間
静置し電解液Wの含浸を促したものを、電池電圧が4.
2Vになるまで1C(1350mA)の定電流で、4.
2Vに達してからは4.2Vの定電圧で合計3時間充電
した後、1Cで電池電圧が3Vになるまで放電させるサ
イクルを繰り返して電池容量の推移を測定した。この結
果を図2に示した。
上述したようにして電解液Wを注液して封口後、2日間
静置し電解液Wの含浸を促したものを、電池電圧が4.
2Vになるまで1C(1350mA)の定電流で、4.
2Vに達してからは4.2Vの定電圧で合計3時間充電
した後、1Cで電池電圧が3Vになるまで放電させるサ
イクルを繰り返して電池容量の推移を測定した。この結
果を図2に示した。
【0049】図2から明らかなとおり、比較例では容量
が単調に減少しているのに対し、実施例1〜7では10
0サイクルを過ぎたあたりより容量低下が減少してい
る。さらに貯溜タンク12内の圧力を変化させた実施例
1,5,6の比較から、貯溜タンク12内圧力を50t
orrより低くすると好ましくないことが明らかとなっ
た。この原因は50torrより低い圧力が電解液Wの
蒸気圧より下であることから、電解液Wの蒸気圧と何ら
かの相関がある挙動であると考えられる。そこで、DE
C(ジエチルカーボネイト),DMC(ジメチルカーボ
ネイト),MEC(メチルエチルカーボネイト)等の鎖
状カーボネートとEC(エチレンカーボネイト),PC
(プロピレンカーボネイト)等の環状カーボネートを
1:5〜5:1の範囲で混合した電解液Wにおいては、
ほぼ50torrを境に挙動が変化する。したがって、
貯溜タンク12内は50torr以上とすることが好ま
しい。
が単調に減少しているのに対し、実施例1〜7では10
0サイクルを過ぎたあたりより容量低下が減少してい
る。さらに貯溜タンク12内の圧力を変化させた実施例
1,5,6の比較から、貯溜タンク12内圧力を50t
orrより低くすると好ましくないことが明らかとなっ
た。この原因は50torrより低い圧力が電解液Wの
蒸気圧より下であることから、電解液Wの蒸気圧と何ら
かの相関がある挙動であると考えられる。そこで、DE
C(ジエチルカーボネイト),DMC(ジメチルカーボ
ネイト),MEC(メチルエチルカーボネイト)等の鎖
状カーボネートとEC(エチレンカーボネイト),PC
(プロピレンカーボネイト)等の環状カーボネートを
1:5〜5:1の範囲で混合した電解液Wにおいては、
ほぼ50torrを境に挙動が変化する。したがって、
貯溜タンク12内は50torr以上とすることが好ま
しい。
【0050】なお、上述したリチウムイオン二次電池と
しては、上述したものに限定されることなく、Lix M
O2 (但し、Mは1種以上の遷移金属、好ましくは、C
o又はNiの少なくとも一種を表し、0.05<x<
1.10である)又はLix M2 O4 (但し、Mは1種
以上の遷移金属、好ましくは、Mnを表し、0.05<
x<1.10である)を含んだ活物質が使用される。か
かる活物質としては、LiCoO2 、LiNiO2 、L
iNiy Co(1-y) O2 (但し、0.05<x<1.1
0、0<y<1)、LiMn2 O4 で表される複合酸化
物があげられる。複合酸化物は、例えばリチウム、コバ
ルト、ニッケルの炭酸塩を出発原料として、これら炭酸
塩を組成に応じて混合し、酸素存在雰囲気下で600〜
1000℃で焼成することにより得られる。また出発原
料は炭酸塩に限定されず、水酸化物、酸化物からも同様
に合成可能である。
しては、上述したものに限定されることなく、Lix M
O2 (但し、Mは1種以上の遷移金属、好ましくは、C
o又はNiの少なくとも一種を表し、0.05<x<
1.10である)又はLix M2 O4 (但し、Mは1種
以上の遷移金属、好ましくは、Mnを表し、0.05<
x<1.10である)を含んだ活物質が使用される。か
かる活物質としては、LiCoO2 、LiNiO2 、L
iNiy Co(1-y) O2 (但し、0.05<x<1.1
0、0<y<1)、LiMn2 O4 で表される複合酸化
物があげられる。複合酸化物は、例えばリチウム、コバ
ルト、ニッケルの炭酸塩を出発原料として、これら炭酸
塩を組成に応じて混合し、酸素存在雰囲気下で600〜
1000℃で焼成することにより得られる。また出発原
料は炭酸塩に限定されず、水酸化物、酸化物からも同様
に合成可能である。
【0051】一方、負極としては、リチウムを吸蔵、放
出可能な物であれば良く、熱分解炭素類、コークス類
(ピッチコークス、ニードルコークス、石油コークス
等)、グラファイト類(天然グラファイト、人造グラフ
ァイト、繊維状グラファイト、球状グラファイト等)ガ
ラス状炭素類、有機高分子化合物体(フェノール樹脂、
不乱樹脂等を適当な温度を焼成したもの)、あるいは、
金属リチウム、リチウム合金、金属間化合物、あるいは
ポリアセチレン、ポリピロール等のポリマーも使用可能
である。
出可能な物であれば良く、熱分解炭素類、コークス類
(ピッチコークス、ニードルコークス、石油コークス
等)、グラファイト類(天然グラファイト、人造グラフ
ァイト、繊維状グラファイト、球状グラファイト等)ガ
ラス状炭素類、有機高分子化合物体(フェノール樹脂、
不乱樹脂等を適当な温度を焼成したもの)、あるいは、
金属リチウム、リチウム合金、金属間化合物、あるいは
ポリアセチレン、ポリピロール等のポリマーも使用可能
である。
【0052】電解液Wとしては、プロピレンカーボネー
ト、エチレンカーボネート等の環状カーボネートと、メ
チルエチルカーボネート、ディメチルカーボネート、デ
ィエチルカーボネート等の鎖状カーボネートを1:5〜
5:1の範囲で混合したものを基本とし、γ−ブチルラ
クトン、テトラヒドロフラン等を適宜添加した、混合溶
媒をベースとして、LiClO4 、LiAsF6 、Li
PF6 、LiBF4 等を適宜混合した物が使用可能であ
る。
ト、エチレンカーボネート等の環状カーボネートと、メ
チルエチルカーボネート、ディメチルカーボネート、デ
ィエチルカーボネート等の鎖状カーボネートを1:5〜
5:1の範囲で混合したものを基本とし、γ−ブチルラ
クトン、テトラヒドロフラン等を適宜添加した、混合溶
媒をベースとして、LiClO4 、LiAsF6 、Li
PF6 、LiBF4 等を適宜混合した物が使用可能であ
る。
【0053】上述したように本第1の実施の形態に係る
注液装置10では、注入時間を短縮することができると
ともに、気泡の発生及び電解液の蒸発を防止して電池容
器2内に電解液Wを注液することができる。このため、
注液量を所定量に保つことができ、安定した性能を有す
る電池を得ることができる。
注液装置10では、注入時間を短縮することができると
ともに、気泡の発生及び電解液の蒸発を防止して電池容
器2内に電解液Wを注液することができる。このため、
注液量を所定量に保つことができ、安定した性能を有す
る電池を得ることができる。
【0054】図3は本発明の第2の実施の形態に係る注
液装置10Aを示す図である。なお、この図において図
1と同一機能部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。
液装置10Aを示す図である。なお、この図において図
1と同一機能部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。
【0055】注液装置10Aが注液装置10と異なる点
は、貯溜タンク12の上部に加圧ライン40の一端が接
続されている点にある。この加圧ライン40には、加圧
バルブ41が設けられており、加圧ライン40の他端に
は、加圧装置42が設けられている。
は、貯溜タンク12の上部に加圧ライン40の一端が接
続されている点にある。この加圧ライン40には、加圧
バルブ41が設けられており、加圧ライン40の他端に
は、加圧装置42が設けられている。
【0056】このように構成された注液装置10Aで
は、次のようにして電池容器2内に電解液Wを注入す
る。なお、予め全てのバルブは閉じられているものとす
る。最初に、供給バルブ21及び大気開放バルブ27を
開け、図示しない電解液吐出装置によりホッパ22に電
解液Wを吐出する。これにより、電解液Wは貯溜タンク
12に流入する。所定量の電解液Wが貯溜タンク12に
貯溜した時点で、供給バルブ21及び大気開放バルブ2
7を閉じる。
は、次のようにして電池容器2内に電解液Wを注入す
る。なお、予め全てのバルブは閉じられているものとす
る。最初に、供給バルブ21及び大気開放バルブ27を
開け、図示しない電解液吐出装置によりホッパ22に電
解液Wを吐出する。これにより、電解液Wは貯溜タンク
12に流入する。所定量の電解液Wが貯溜タンク12に
貯溜した時点で、供給バルブ21及び大気開放バルブ2
7を閉じる。
【0057】続いて、第1減圧バルブ24を開け、貯溜
タンク12内を第1気圧p1(表1の第1実施例では1
00torr)まで減圧する。この後、第1減圧バルブ
24を閉じる。これにより貯溜タンク12内の電解液W
内の気泡が除去される。このときの第1気圧p1は電解
液Wの飽和蒸気圧以上であるので、電解液Wは気化しな
い。
タンク12内を第1気圧p1(表1の第1実施例では1
00torr)まで減圧する。この後、第1減圧バルブ
24を閉じる。これにより貯溜タンク12内の電解液W
内の気泡が除去される。このときの第1気圧p1は電解
液Wの飽和蒸気圧以上であるので、電解液Wは気化しな
い。
【0058】一方、第2減圧バルブ32を開けて、電池
容器2内を第2気圧p2まで(表1の第1実施例では1
torr)減圧する。この後、第2減圧バルブ32を閉
じる。これにより電極3に残存する気泡が除去される。
容器2内を第2気圧p2まで(表1の第1実施例では1
torr)減圧する。この後、第2減圧バルブ32を閉
じる。これにより電極3に残存する気泡が除去される。
【0059】次に、注液バルブ29を開ける。これによ
り、圧力差99torrの小さな圧力差により電解液W
が気泡の巻き込み少なく層流に近い状態で電池容器2内
に流入する。次に大気開放バルブ27を開け、含浸を進
め、この後大気開放バルブ27を閉じる。
り、圧力差99torrの小さな圧力差により電解液W
が気泡の巻き込み少なく層流に近い状態で電池容器2内
に流入する。次に大気開放バルブ27を開け、含浸を進
め、この後大気開放バルブ27を閉じる。
【0060】最後に加圧バルブ42を開け、貯溜タンク
12を介して電解液Wを2kgf/cm2 以上5kgf
/cm2 で加圧し、含浸を加速し、加圧バルブ42を閉
じ、大気開放バルブ27を開ける。
12を介して電解液Wを2kgf/cm2 以上5kgf
/cm2 で加圧し、含浸を加速し、加圧バルブ42を閉
じ、大気開放バルブ27を開ける。
【0061】上述したようの本第2の実地の形態に係る
注液装置10Aにおいては、上述した注液装置10と同
様の効果が得られるとともに、含浸を加速することがで
きるので、さらに注液効率を向上させることができる。
注液装置10Aにおいては、上述した注液装置10と同
様の効果が得られるとともに、含浸を加速することがで
きるので、さらに注液効率を向上させることができる。
【0062】図4は本発明の第3の実施の形態に係る注
液装置10Bを示す図である。なお、この図において図
1と同一機能部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。
液装置10Bを示す図である。なお、この図において図
1と同一機能部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。
【0063】注液装置10Bが注液装置10と異なる点
は、第2減圧バルブ32の代りに第2減圧バルブ50を
設けた点にある。第2減圧バルブ50は、図5に示すよ
うに、注入ライン28の注液バルブ29とノズル部11
との間に設けられた案内管51と、この案内管51の壁
部51aに設けられた孔部51bと、この孔部51bの
外壁側に設けられた筒状のハウジング52とを備えてい
る。ハウジング52には、中空部53,54が形成され
ている。中空部53には、孔部51bを開閉自在に閉塞
する弁体55が配置されており、この弁体55は中空部
54内を図5中矢印H方向に往復動自在に配設されたピ
ストン56と一体的に接続されている。なお、図5中5
7は中空部53と中空部54とを気密に分離する壁部を
示している。
は、第2減圧バルブ32の代りに第2減圧バルブ50を
設けた点にある。第2減圧バルブ50は、図5に示すよ
うに、注入ライン28の注液バルブ29とノズル部11
との間に設けられた案内管51と、この案内管51の壁
部51aに設けられた孔部51bと、この孔部51bの
外壁側に設けられた筒状のハウジング52とを備えてい
る。ハウジング52には、中空部53,54が形成され
ている。中空部53には、孔部51bを開閉自在に閉塞
する弁体55が配置されており、この弁体55は中空部
54内を図5中矢印H方向に往復動自在に配設されたピ
ストン56と一体的に接続されている。なお、図5中5
7は中空部53と中空部54とを気密に分離する壁部を
示している。
【0064】ハウジング52には、孔部52a〜52c
が形成され、孔部52aは中空部53に連通し、孔部5
2bは中空部54のピストン56の図5中右側に連通
し、孔部52cは中空部54のピストン56の図5中左
側に連通している。
が形成され、孔部52aは中空部53に連通し、孔部5
2bは中空部54のピストン56の図5中右側に連通
し、孔部52cは中空部54のピストン56の図5中左
側に連通している。
【0065】また、孔部52aには第2減圧装置33、
孔部52b,52cには加圧機構58がそれぞれ接続さ
れており、後述するタイミングで、減圧動作及び加圧動
作を行うように設定されている。
孔部52b,52cには加圧機構58がそれぞれ接続さ
れており、後述するタイミングで、減圧動作及び加圧動
作を行うように設定されている。
【0066】このように構成された注液装置10Bで
は、上述した注液装置10と同様の動作するため、第2
減圧バルブ50の動作のみについて説明する。第2減圧
バルブ50は、加圧機構58を動作させ孔部52cを介
して中空部54内を加圧することにより、ピストン56
を図5中矢印H1方向に移動させ、弁体55で孔部51
bを閉塞する。また、第2減圧装置33を動作させ孔部
52aを介して中空部53内を減圧する。
は、上述した注液装置10と同様の動作するため、第2
減圧バルブ50の動作のみについて説明する。第2減圧
バルブ50は、加圧機構58を動作させ孔部52cを介
して中空部54内を加圧することにより、ピストン56
を図5中矢印H1方向に移動させ、弁体55で孔部51
bを閉塞する。また、第2減圧装置33を動作させ孔部
52aを介して中空部53内を減圧する。
【0067】一方、電池容器2内を減圧する際には、加
圧機構58を動作させ孔部52bを介して中空部54内
を加圧することにより、ピストン56を図5中矢印H2
方向に移動させ、弁体55を孔部51bから離間する。
これにより、電池容器2内を減圧する。
圧機構58を動作させ孔部52bを介して中空部54内
を加圧することにより、ピストン56を図5中矢印H2
方向に移動させ、弁体55を孔部51bから離間する。
これにより、電池容器2内を減圧する。
【0068】減圧を停止する場合には、加圧機構58を
動作させ孔部52cを介して中空部54内を加圧するこ
とにより、ピストン56を図5中矢印H1方向に移動さ
せ、弁体55で孔部51bを閉塞する。
動作させ孔部52cを介して中空部54内を加圧するこ
とにより、ピストン56を図5中矢印H1方向に移動さ
せ、弁体55で孔部51bを閉塞する。
【0069】上述したようの本第3の実地の形態に係る
注液装置10Bにおいては、上述した注液装置10と同
様の効果が得られるとともに、簡単な構成で、第2減圧
装置33側に電解液成分が吸引されることを最小限に抑
えることができるため、注液量が不安定になったり、減
圧経路や第2減圧装置33に電解液が溜ることを防止す
ることができる。
注液装置10Bにおいては、上述した注液装置10と同
様の効果が得られるとともに、簡単な構成で、第2減圧
装置33側に電解液成分が吸引されることを最小限に抑
えることができるため、注液量が不安定になったり、減
圧経路や第2減圧装置33に電解液が溜ることを防止す
ることができる。
【0070】図6は本発明の第4の実施の形態に係る注
液装置10Cを示す図である。なお、この図において図
3及び図4と同一機能部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
液装置10Cを示す図である。なお、この図において図
3及び図4と同一機能部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0071】注液装置10Cが注液装置10と異なる点
は、第2減圧バルブ32の代りに第2減圧バルブ50を
設けた点にある。本第4の実施の形態に係る注液装置1
0Cにおいても、上述した注液装置10A及び10Bと
同様の効果を得ることができる。
は、第2減圧バルブ32の代りに第2減圧バルブ50を
設けた点にある。本第4の実施の形態に係る注液装置1
0Cにおいても、上述した注液装置10A及び10Bと
同様の効果を得ることができる。
【0072】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではない。すなわち、上述した各実施の形態にお
いては、リチウムイオン二次電池について説明したが、
ニッケル電池等の他の電池や、電解コンデンサ等にも適
用できる。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形実施可能であるのは勿論である。
るものではない。すなわち、上述した各実施の形態にお
いては、リチウムイオン二次電池について説明したが、
ニッケル電池等の他の電池や、電解コンデンサ等にも適
用できる。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0073】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、第
1の減圧部により第1の気圧に減圧することで、貯溜部
に貯溜された液体中の気泡を除去することができる。一
方、第2の減圧部により容器内を第2の気圧に減圧する
ことで、容器内の被含浸物中の気泡を除去することがで
きる。
1の減圧部により第1の気圧に減圧することで、貯溜部
に貯溜された液体中の気泡を除去することができる。一
方、第2の減圧部により容器内を第2の気圧に減圧する
ことで、容器内の被含浸物中の気泡を除去することがで
きる。
【0074】また、第2の気圧は第1の気圧より低いの
で、注液バルブを開けることにより、貯溜部から容器内
に液体を流入させることができる。請求項2に記載され
た発明によれば、貯溜部内を加圧する加圧部を備えてい
るので、被含浸物への含浸を促進させることができる。
で、注液バルブを開けることにより、貯溜部から容器内
に液体を流入させることができる。請求項2に記載され
た発明によれば、貯溜部内を加圧する加圧部を備えてい
るので、被含浸物への含浸を促進させることができる。
【0075】請求項3に記載された発明によれば、第2
の減圧部は、注入ラインに設けられた分岐部を備え、分
岐部と閉塞部との間の空間は注液量以上であるので、貯
溜部から容器内に液体が流入する際に、第2の減圧部側
に液体が流入することを防止し、気泡の発生を防止する
ことができる。
の減圧部は、注入ラインに設けられた分岐部を備え、分
岐部と閉塞部との間の空間は注液量以上であるので、貯
溜部から容器内に液体が流入する際に、第2の減圧部側
に液体が流入することを防止し、気泡の発生を防止する
ことができる。
【0076】請求項4に記載された発明は、第2の減圧
部は、注入ラインに設けられた案内管の壁部に設けられ
た孔部を弁体によって閉塞するようにしているので、簡
単な構成で減圧機構側に液体が入り込みにくく、液体の
侵入による不具合を防止することができる。このため、
注液量を安定させることができる。
部は、注入ラインに設けられた案内管の壁部に設けられ
た孔部を弁体によって閉塞するようにしているので、簡
単な構成で減圧機構側に液体が入り込みにくく、液体の
侵入による不具合を防止することができる。このため、
注液量を安定させることができる。
【0077】請求項5に記載された発明によれば、第1
減圧工程により第1の気圧に減圧することで、貯溜部に
貯溜された液体中の気泡を除去することができる。一
方、第2の減圧工程により容器内を第2の気圧に減圧す
ることで、容器内の被含浸物中の気泡を除去することが
できる。
減圧工程により第1の気圧に減圧することで、貯溜部に
貯溜された液体中の気泡を除去することができる。一
方、第2の減圧工程により容器内を第2の気圧に減圧す
ることで、容器内の被含浸物中の気泡を除去することが
できる。
【0078】また、第2の気圧は第1の気圧より低いの
で、注液バルブを開けることにより、貯溜部から容器内
に液体を流入させることができる。請求項6に記載され
た発明によれば、第2減圧工程と大気開放工程との間
に、大気開放工程と、容器内を大気圧より高い第3気圧
まで加圧する加圧工程とを備えているので、被含浸物へ
の含浸を促進させることができる。
で、注液バルブを開けることにより、貯溜部から容器内
に液体を流入させることができる。請求項6に記載され
た発明によれば、第2減圧工程と大気開放工程との間
に、大気開放工程と、容器内を大気圧より高い第3気圧
まで加圧する加圧工程とを備えているので、被含浸物へ
の含浸を促進させることができる。
【0079】請求項7に記載された発明によれば、第1
気圧は、液体の蒸気圧以上であるので、液体が蒸発しな
い。請求項8に記載された発明によれば、第1減圧工程
により第1の気圧に減圧することで、貯溜部に貯溜され
た電解液中の気泡を除去することができる。一方、第2
の減圧工程により容器内を第2の気圧に減圧すること
で、電池容器内の電極・セパレータ中の気泡を除去する
ことができる。
気圧は、液体の蒸気圧以上であるので、液体が蒸発しな
い。請求項8に記載された発明によれば、第1減圧工程
により第1の気圧に減圧することで、貯溜部に貯溜され
た電解液中の気泡を除去することができる。一方、第2
の減圧工程により容器内を第2の気圧に減圧すること
で、電池容器内の電極・セパレータ中の気泡を除去する
ことができる。
【0080】また、第2の気圧は第1の気圧より低いの
で、注液バルブを開けることにより、貯溜部から電池容
器内に電解液を流入させることができる。このため、性
能の安定した電池を得ることができる。
で、注液バルブを開けることにより、貯溜部から電池容
器内に電解液を流入させることができる。このため、性
能の安定した電池を得ることができる。
【0081】請求項9に記載された発明によれば、第2
減圧工程と大気開放工程との間に、大気開放工程と、容
器内を大気圧より高い第3気圧まで加圧する加圧工程を
備えているので、被含浸物への含浸を促進させることが
できる。このため、性能の安定した電池を得ることがで
きる。
減圧工程と大気開放工程との間に、大気開放工程と、容
器内を大気圧より高い第3気圧まで加圧する加圧工程を
備えているので、被含浸物への含浸を促進させることが
できる。このため、性能の安定した電池を得ることがで
きる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る注液装置の構
成を示す図。
成を示す図。
【図2】同注液装置により製造したリチウムイオン二次
電池の充放電サイクル数を示すグラフ。
電池の充放電サイクル数を示すグラフ。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る注液装置の構
成を示す図。
成を示す図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る注液装置の構
成を示す図。
成を示す図。
【図5】同注液装置に組み込まれた第2減圧機構を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る注液装置の構
成を示す図。
成を示す図。
【図7】リチウムイオン二次電池の構造を示す図。
【図8】従来の注液装置を示す縦断面図。
【図9】従来の注液装置の別の例を示す縦断面図。
1…電池 2…電池容器 3…電極(被含浸物) 4…セパレータ 10,10A,10B,10C…注液装置 11…ノズル部(閉塞部) 12…貯溜タンク 20…電解液供給ライン 23…第1減圧ライン 26…大気開放ライン 28…注入ライン 30…分岐部 31…第2減圧ライン 40…加圧ライン 50…第2減圧機構 W…電解液
Claims (9)
- 【請求項1】被含浸物が収納された容器に液体を注入し
て上記被含浸物に含浸させる注液装置において、 上記容器の開口部を気密に封口する閉塞部と、 その一端側が上記閉塞部に接続されるとともに他端側に
上記液体が供給される注入ラインと、 この注入ライン途中に設けられ、少なくとも上記被含浸
物に含浸させる量の液体を貯溜する貯溜部と、 この貯溜部内を第1気圧まで減圧を行う第1の減圧部
と、 上記注入ラインの上記貯溜部と上記閉塞部との間に設け
られた注液バルブと、 上記貯溜部内を大気開放する大気開放部と、 上記容器内を上記第1気圧より低い第2気圧まで減圧す
る第2の減圧部とを備えていることを特徴とする注液装
置。 - 【請求項2】上記貯溜部内を加圧する加圧部を備えてい
ることを特徴とする請求項1に記載の注液装置。 - 【請求項3】上記第2の減圧部は、上記注入ラインに設
けられた分岐部を備え、 上記分岐部と上記閉塞部との間の空間の容積は上記被含
浸物に含浸させる注液量以上であることを特徴とする請
求項1に記載の注液装置。 - 【請求項4】上記第2の減圧部は、上記注入ラインの上
記注液バルブと上記閉塞部との間に設けられた案内管
と、 この案内管の壁部に設けられた孔部と、 この孔部の外壁側に設けられたハウジングと、 このハウジング内に配置され上記孔部を開閉自在に閉塞
する弁体と、 上記ハウジング内を減圧する減圧機構とを備えているこ
と特徴とする請求項1に記載の注液装置。 - 【請求項5】被含浸物が収納された容器に液体を注入し
て上記被含浸物に含浸させる注液方法において、 上記液体を貯溜部内に貯溜する貯溜工程と、 上記貯溜部内を第1気圧まで減圧する第1減圧工程と、 上記容器内を上記第1気圧より低い第2気圧まで減圧す
る第2減圧工程と、 上記貯溜部と上記容器内とを連通する連通工程と、 上記容器内を大気開放する大気開放工程とを備えている
ことを特徴とする注液方法。 - 【請求項6】上記第2減圧工程と上記大気開放工程との
間に、 大気開放工程と、 上記容器内を大気圧より高い第3気圧まで加圧する加圧
工程とを備えていることを特徴とする請求項5に記載の
注液方法。 - 【請求項7】上記第1気圧及び第2の気圧は、上記液体
の蒸気圧を境に区切られていることを特徴とする請求項
5に記載の注液方法。 - 【請求項8】電解液が含浸した電極が電池容器内に収納
された電池において、 上記電解液を貯溜部内に貯溜する貯溜工程と、 上記貯溜部内を第1気圧まで減圧する第1減圧工程と、 上記電池容器内を上記第1気圧より低い第2気圧まで減
圧する第2減圧工程と、 上記貯溜部と上記電池容器内とを連通する連通工程と、 上記電池容器内を大気開放する大気開放工程とを経て製
造されたことを特徴とする電池。 - 【請求項9】上記第2減圧工程と上記大気開放工程との
間に、 大気開放工程と、 上記容器内を大気圧より高い第3気圧まで加圧する加圧
工程とを経て製造されたことを特徴とする請求項8に記
載の電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10171353A JPH1173942A (ja) | 1997-06-20 | 1998-06-18 | 注液装置、注液方法及び電池 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-164484 | 1997-06-20 | ||
| JP16448497 | 1997-06-20 | ||
| JP10171353A JPH1173942A (ja) | 1997-06-20 | 1998-06-18 | 注液装置、注液方法及び電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1173942A true JPH1173942A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=26489562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10171353A Pending JPH1173942A (ja) | 1997-06-20 | 1998-06-18 | 注液装置、注液方法及び電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1173942A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002029913A1 (en) * | 2000-10-05 | 2002-04-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Flat battery and production method therefor |
| JP2002274504A (ja) * | 2001-03-14 | 2002-09-25 | Awa Eng Co | 密閉ケースに充填液を充填する充填方法と充填装置 |
| JP2003208888A (ja) * | 2001-11-07 | 2003-07-25 | Toshiba Corp | 電解液注液装置及び電解液注液方法 |
| JP2011134631A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 電池容器への電解液充填方法およびその装置 |
| CN104106156A (zh) * | 2012-02-07 | 2014-10-15 | 日产自动车株式会社 | 薄膜封装电气设备的制造方法及制造装置 |
| JP2015144140A (ja) * | 2008-12-24 | 2015-08-06 | ギガフォトン株式会社 | ターゲット供給装置、その制御システム、その制御装置およびその制御回路 |
| US9692081B2 (en) | 2012-03-22 | 2017-06-27 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Manufacturing device and manufacturing method for battery |
| JP2023542589A (ja) * | 2021-09-02 | 2023-10-11 | 無錫先導智能装備股▲ぶん▼有限公司 | 注液装置 |
| CN117458098A (zh) * | 2023-11-06 | 2024-01-26 | 铅锂智行(北京)科技有限公司 | 一种电池加酸机、加酸方法和化成方法 |
| WO2025069630A1 (ja) * | 2023-09-29 | 2025-04-03 | 株式会社ワイ・ジー・ケー | 注液装置及び注液方法 |
-
1998
- 1998-06-18 JP JP10171353A patent/JPH1173942A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002029913A1 (en) * | 2000-10-05 | 2002-04-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Flat battery and production method therefor |
| US7108941B2 (en) | 2000-10-05 | 2006-09-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Flat battery and production method therefor |
| JP2002274504A (ja) * | 2001-03-14 | 2002-09-25 | Awa Eng Co | 密閉ケースに充填液を充填する充填方法と充填装置 |
| JP2003208888A (ja) * | 2001-11-07 | 2003-07-25 | Toshiba Corp | 電解液注液装置及び電解液注液方法 |
| JP2015144140A (ja) * | 2008-12-24 | 2015-08-06 | ギガフォトン株式会社 | ターゲット供給装置、その制御システム、その制御装置およびその制御回路 |
| JP2011134631A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 電池容器への電解液充填方法およびその装置 |
| CN104106156A (zh) * | 2012-02-07 | 2014-10-15 | 日产自动车株式会社 | 薄膜封装电气设备的制造方法及制造装置 |
| US9692081B2 (en) | 2012-03-22 | 2017-06-27 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Manufacturing device and manufacturing method for battery |
| JP2023542589A (ja) * | 2021-09-02 | 2023-10-11 | 無錫先導智能装備股▲ぶん▼有限公司 | 注液装置 |
| US12095120B2 (en) | 2021-09-02 | 2024-09-17 | Wuxi Lead Intelligent Equipment Co., Ltd. | Electrolyte injection device |
| WO2025069630A1 (ja) * | 2023-09-29 | 2025-04-03 | 株式会社ワイ・ジー・ケー | 注液装置及び注液方法 |
| JP2025060223A (ja) * | 2023-09-29 | 2025-04-10 | 株式会社ワイ・ジー・ケー | 注液装置及び注液方法 |
| CN117458098A (zh) * | 2023-11-06 | 2024-01-26 | 铅锂智行(北京)科技有限公司 | 一种电池加酸机、加酸方法和化成方法 |
| CN117458098B (zh) * | 2023-11-06 | 2025-02-07 | 铅锂智行(北京)科技有限公司 | 一种电池加酸机、加酸方法和化成方法 |
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