JPH116242A - 塗装alcパネル - Google Patents
塗装alcパネルInfo
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- JPH116242A JPH116242A JP17754797A JP17754797A JPH116242A JP H116242 A JPH116242 A JP H116242A JP 17754797 A JP17754797 A JP 17754797A JP 17754797 A JP17754797 A JP 17754797A JP H116242 A JPH116242 A JP H116242A
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐候性、耐久性に優れていながら、その製造
中又は使用中に硬化収縮によるクラックが入ったり、そ
のため、強度の弱い下塗り材から塗膜が剥離したりする
ことがない塗装ALCパネルを提供する。 【解決手段】 ALCパネル1の表面に硬化後の引張り
強度が10kgf/cm2 以上となる水系下塗り材層3が塗布
されており、その上に硬化収縮による歪が1×10-4以
上あるトップコート層2が塗布されいる塗装ALCパネ
ル。
中又は使用中に硬化収縮によるクラックが入ったり、そ
のため、強度の弱い下塗り材から塗膜が剥離したりする
ことがない塗装ALCパネルを提供する。 【解決手段】 ALCパネル1の表面に硬化後の引張り
強度が10kgf/cm2 以上となる水系下塗り材層3が塗布
されており、その上に硬化収縮による歪が1×10-4以
上あるトップコート層2が塗布されいる塗装ALCパネ
ル。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁パネル等に用
いられる塗装ALCパネルに関し、より詳しくは、耐候
性、耐久性に優れているとともに、特にその塗膜の剥離
やクラックが少ない塗装ALCパネルに関するものであ
る。
いられる塗装ALCパネルに関し、より詳しくは、耐候
性、耐久性に優れているとともに、特にその塗膜の剥離
やクラックが少ない塗装ALCパネルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】軽量気泡コンクリートパネル(以下、A
LCパネルという)のような多孔性基材は、その表面が
脆くかつ吸水し易いため、耐摩耗性、耐候性、耐水性、
耐酸性などを付与するために種々の塗料が塗装される。
その塗料の主な種類として、アクリル樹脂系塗料、エポ
キシ樹脂系塗料、オルガノポリシロキサン系の無機塗料
などがよく使用されるが、中でも特に優れた耐候性、耐
久性を付与するために、オルガノポリシロキサン系の無
機塗料が好ましく使用される。
LCパネルという)のような多孔性基材は、その表面が
脆くかつ吸水し易いため、耐摩耗性、耐候性、耐水性、
耐酸性などを付与するために種々の塗料が塗装される。
その塗料の主な種類として、アクリル樹脂系塗料、エポ
キシ樹脂系塗料、オルガノポリシロキサン系の無機塗料
などがよく使用されるが、中でも特に優れた耐候性、耐
久性を付与するために、オルガノポリシロキサン系の無
機塗料が好ましく使用される。
【0003】そして、それらの塗料を塗布する際は、予
めパネルの表面にその凹凸を少なくするために下塗り材
(フィラー)が塗布される。その下塗り材層と無機塗料
によるトップコート層が形成されたパネルの代表例とし
て、特開平6−279151号公報で示される塗装構造
が提案されている。
めパネルの表面にその凹凸を少なくするために下塗り材
(フィラー)が塗布される。その下塗り材層と無機塗料
によるトップコート層が形成されたパネルの代表例とし
て、特開平6−279151号公報で示される塗装構造
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平6
−279151号公報で示される塗装構造も耐候、耐
熱、耐水、耐酸性などにおいて優れているが、無機塗料
の塗膜は、弾性が小さいために、そのトップコート層の
塗膜にクラックが入るという問題点があった。そのため
パネル表面から塗膜が剥離し易く、さらには、ALCパ
ネルはコンクリート等と違ってその表面引張り強度がか
なり小さいという特殊性があるため、パネル表面も剥離
しやすく、耐久性の面で問題点があった。また、これら
の問題点は他の塗料、例えばエポキシ系の反応硬化型樹
脂などにもしばしば起こることがあった。
−279151号公報で示される塗装構造も耐候、耐
熱、耐水、耐酸性などにおいて優れているが、無機塗料
の塗膜は、弾性が小さいために、そのトップコート層の
塗膜にクラックが入るという問題点があった。そのため
パネル表面から塗膜が剥離し易く、さらには、ALCパ
ネルはコンクリート等と違ってその表面引張り強度がか
なり小さいという特殊性があるため、パネル表面も剥離
しやすく、耐久性の面で問題点があった。また、これら
の問題点は他の塗料、例えばエポキシ系の反応硬化型樹
脂などにもしばしば起こることがあった。
【0005】そこで、本発明者はALCパネルのトップ
コート層のクラックや塗膜及びパネル表層の剥離などを
無くすために、それらの発生原因を種々検討した結果、
その主要因はこれらのトップコート層の硬化収縮による
歪みにあり、特にその値が1×10-4以上である場合に
顕著であることがわかった。そこでさらに検討した結
果、このトップコート層に対する下塗り材層の硬化後の
引張り強度を特定値以上のものとすれば上記問題点が解
決することを究明し、本発明に至った。
コート層のクラックや塗膜及びパネル表層の剥離などを
無くすために、それらの発生原因を種々検討した結果、
その主要因はこれらのトップコート層の硬化収縮による
歪みにあり、特にその値が1×10-4以上である場合に
顕著であることがわかった。そこでさらに検討した結
果、このトップコート層に対する下塗り材層の硬化後の
引張り強度を特定値以上のものとすれば上記問題点が解
決することを究明し、本発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、これらの問題
点を解決するために、本発明はALCパネルの表面に硬
化後の引張り強度が10kgf/cm2 以上である水系下塗り
材層が形成されているとともに、その上に硬化収縮によ
る歪が1×10-4以上であるトップコート層が形成され
ている塗装ALCパネルとした。
点を解決するために、本発明はALCパネルの表面に硬
化後の引張り強度が10kgf/cm2 以上である水系下塗り
材層が形成されているとともに、その上に硬化収縮によ
る歪が1×10-4以上であるトップコート層が形成され
ている塗装ALCパネルとした。
【0007】本発明において、硬化収縮による歪が1×
10-4以上あるトップコート層に対し、下地調整として
塗布する水系下塗り材の硬化後の引張り強度が10kgf/
cm2以上であることにより、前記トップコート層の硬化
収縮に対して、水系下塗り材が引張られてもそれに耐え
ることができるようになる。
10-4以上あるトップコート層に対し、下地調整として
塗布する水系下塗り材の硬化後の引張り強度が10kgf/
cm2以上であることにより、前記トップコート層の硬化
収縮に対して、水系下塗り材が引張られてもそれに耐え
ることができるようになる。
【0008】パネルの表面にトップコート層が形成され
ている場合、硬化後の引張り強度が10kgf/cm2 未満で
ある下塗り材(例えば樹脂添加セメント系塗料など)を
使用すると、前記トップコート層はその硬化収縮による
歪みにより、下塗り材から塗膜が剥離する場合が多い。
したがって、トップコート層の下には、硬化後の引張り
強度が10kgf/cm2 以上である水系下塗り材層が形成さ
れていることが必要となる。なお、そのうち、その硬化
後の引張り強度は30kgf/cm2 以下である水系下塗り材
が塗布されていることが望ましい。すなわち、硬化後の
引張り強度が30kgf/cm2 を越えても、その効果は飽和
状態となるとともに、そのような水系下塗り材は、汎用
性のない特殊な材料となるため高価となる。
ている場合、硬化後の引張り強度が10kgf/cm2 未満で
ある下塗り材(例えば樹脂添加セメント系塗料など)を
使用すると、前記トップコート層はその硬化収縮による
歪みにより、下塗り材から塗膜が剥離する場合が多い。
したがって、トップコート層の下には、硬化後の引張り
強度が10kgf/cm2 以上である水系下塗り材層が形成さ
れていることが必要となる。なお、そのうち、その硬化
後の引張り強度は30kgf/cm2 以下である水系下塗り材
が塗布されていることが望ましい。すなわち、硬化後の
引張り強度が30kgf/cm2 を越えても、その効果は飽和
状態となるとともに、そのような水系下塗り材は、汎用
性のない特殊な材料となるため高価となる。
【0009】硬化後の引張り強度が10kgf/cm2 以上で
ある水系下塗り材としてはエポキシ樹脂系エマルジョン
塗料が好適であるがその他の塗料でもよい。また、引張
り強度の低い塗料に、エポキシエマルジョンの強化剤
や、1mm以下のロックウール繊維、天然繊維、ガラス
繊維または、セルロース繊維を添加して、硬化後の引張
り強度が10kgf/cm2 以上あるようにしたものでもよ
い。
ある水系下塗り材としてはエポキシ樹脂系エマルジョン
塗料が好適であるがその他の塗料でもよい。また、引張
り強度の低い塗料に、エポキシエマルジョンの強化剤
や、1mm以下のロックウール繊維、天然繊維、ガラス
繊維または、セルロース繊維を添加して、硬化後の引張
り強度が10kgf/cm2 以上あるようにしたものでもよ
い。
【0010】その塗布量は、1.0〜3.3kg/m2 の範
囲が好ましく、中でもより好ましいのは、1.2〜2.
5kg/m2 の範囲である。その塗布方法は、ローラーによ
る方法、スプレーによる方法が挙げられる。トップコー
ト層の塗布量は、0.03〜5.0kg/m2 の範囲が適用
される。その塗布方法も、ローラーによる方法、スプレ
ーによる方法が代表的である。
囲が好ましく、中でもより好ましいのは、1.2〜2.
5kg/m2 の範囲である。その塗布方法は、ローラーによ
る方法、スプレーによる方法が挙げられる。トップコー
ト層の塗布量は、0.03〜5.0kg/m2 の範囲が適用
される。その塗布方法も、ローラーによる方法、スプレ
ーによる方法が代表的である。
【0011】さらに本発明においては、水系下塗り材層
は、JIS A 6909(1995年改定のもの)に
規定する透水性試験A法による試験結果が2.0cm以
下となる透水性を持つ塗料であることが望ましい。塗料
の透水性が2.0cmをこえると、トップコート層のピ
ンホール、微クラック等から水が侵入した場合に、下塗
り材層がその水を吸い込み、水系下塗り材層の表面引張
り強度が著しく低下するため、下塗り材の強度低下が発
生したり、塗膜が下塗り材から剥離したりするようにな
る。したがって、特に降雨量の多い地方や、水を浴びる
ような所に使用する場合は、上記の塗料が望ましく、そ
のために撥水材等を添加した低い透水性を持つ塗料を用
いてもよい。
は、JIS A 6909(1995年改定のもの)に
規定する透水性試験A法による試験結果が2.0cm以
下となる透水性を持つ塗料であることが望ましい。塗料
の透水性が2.0cmをこえると、トップコート層のピ
ンホール、微クラック等から水が侵入した場合に、下塗
り材層がその水を吸い込み、水系下塗り材層の表面引張
り強度が著しく低下するため、下塗り材の強度低下が発
生したり、塗膜が下塗り材から剥離したりするようにな
る。したがって、特に降雨量の多い地方や、水を浴びる
ような所に使用する場合は、上記の塗料が望ましく、そ
のために撥水材等を添加した低い透水性を持つ塗料を用
いてもよい。
【0012】次に、ALCパネルの表面と前記水系下塗
り材層との間に水系シーラー層が形成されていることが
望ましい。すなわち、水系シーラー層は、下塗り材のパ
ネルへの吸い込み防止、パネル中のアルカリ成分の析出
防止、防蝕性向上、密着性向上等の効果を奏するととも
に、ALCパネル表面の吸水調整及び表面引張り強度を
向上させるものが好ましい。なお、シーラー層は、スチ
レン・アクリル樹脂エマルジョン、アクリル樹脂エマル
ジョン、アクリル、エポキシ樹脂複合エマルジョン、エ
ポキシ樹脂エマルジョン等の水系のものが良い。その塗
布量は、0.2〜0.4kg/m2 が適量である。
り材層との間に水系シーラー層が形成されていることが
望ましい。すなわち、水系シーラー層は、下塗り材のパ
ネルへの吸い込み防止、パネル中のアルカリ成分の析出
防止、防蝕性向上、密着性向上等の効果を奏するととも
に、ALCパネル表面の吸水調整及び表面引張り強度を
向上させるものが好ましい。なお、シーラー層は、スチ
レン・アクリル樹脂エマルジョン、アクリル樹脂エマル
ジョン、アクリル、エポキシ樹脂複合エマルジョン、エ
ポキシ樹脂エマルジョン等の水系のものが良い。その塗
布量は、0.2〜0.4kg/m2 が適量である。
【0013】本発明において、トップコート層がオルガ
ノポリシロキサン系の無機塗料よりなる場合には、特に
優れた耐候性、耐久性が付与されるため、より顕著な効
果が得られる。しかし、硬化収縮による歪が1×10-4
以上あるオルガノポリシロキサン系の無機塗料は、硬い
材料であるため、硬化収縮による歪のしわよせが水系下
塗り材に影響し、極めて大きなダメージを受けるので、
水系下塗り材の引張り強度をあげることがさらに重要と
なる。
ノポリシロキサン系の無機塗料よりなる場合には、特に
優れた耐候性、耐久性が付与されるため、より顕著な効
果が得られる。しかし、硬化収縮による歪が1×10-4
以上あるオルガノポリシロキサン系の無機塗料は、硬い
材料であるため、硬化収縮による歪のしわよせが水系下
塗り材に影響し、極めて大きなダメージを受けるので、
水系下塗り材の引張り強度をあげることがさらに重要と
なる。
【0014】トップコート層としてオルガノポリシロキ
サン系の無機塗料を塗装した塗装ALCパネルにおい
て、水系下塗り材層と前記オルガノポリシロキサン系の
無機塗料層との間に、プライマー層が形成されているパ
ネルとするとさらに良い。プライマー層としては、従来
から公知の各種の無機質化粧板用プライマー塗料が使用
できるが、特にアクリルエマルジョン樹脂系、エポキシ
エマルジョン樹脂系、加水分解性シリル基含有アクリル
樹脂系等のプライマーは、水系下塗り材とオルガノポリ
シロキサン系の無機塗料の双方の塗膜との密着性を向上
させるとともに、塗膜をさらに緻密にし、水系下塗り材
層とトップコート層の層間剥離を生じにくくするという
作用があるため、両者間の密着性を高める効果がある。
サン系の無機塗料を塗装した塗装ALCパネルにおい
て、水系下塗り材層と前記オルガノポリシロキサン系の
無機塗料層との間に、プライマー層が形成されているパ
ネルとするとさらに良い。プライマー層としては、従来
から公知の各種の無機質化粧板用プライマー塗料が使用
できるが、特にアクリルエマルジョン樹脂系、エポキシ
エマルジョン樹脂系、加水分解性シリル基含有アクリル
樹脂系等のプライマーは、水系下塗り材とオルガノポリ
シロキサン系の無機塗料の双方の塗膜との密着性を向上
させるとともに、塗膜をさらに緻密にし、水系下塗り材
層とトップコート層の層間剥離を生じにくくするという
作用があるため、両者間の密着性を高める効果がある。
【0015】本発明の塗装ALCパネルは、まず、パネ
ルの表面に前記水系下塗り材を塗布し、その上に前記ト
ップコート層を塗装する方法により完成されるが、この
方法において、塗料の凹凸による意匠を付加する場合等
には、前記水系下塗り材を2度塗布することが望まし
い。水系下塗り材を2度塗布することにより、より意匠
性の高い塗装パネルを得ることができる他、塗装パネル
に耐水性及び耐酸性をより確実に発揮させることができ
る。その塗布量は1度目が0.6〜1.5kg/m2の範
囲、2度目が0.4〜1.8kg/m2 の範囲が望ましい。
ルの表面に前記水系下塗り材を塗布し、その上に前記ト
ップコート層を塗装する方法により完成されるが、この
方法において、塗料の凹凸による意匠を付加する場合等
には、前記水系下塗り材を2度塗布することが望まし
い。水系下塗り材を2度塗布することにより、より意匠
性の高い塗装パネルを得ることができる他、塗装パネル
に耐水性及び耐酸性をより確実に発揮させることができ
る。その塗布量は1度目が0.6〜1.5kg/m2の範
囲、2度目が0.4〜1.8kg/m2 の範囲が望ましい。
【0016】さらに、トップコート層にオルガノポリシ
ロキサン系の無機塗料を使用する場合には、塗装された
トップコート層をIR乾燥(赤外線乾燥)することが望
ましい。オルガノポリシロキサン系の無機塗料を短時間
で乾燥させるには、120℃程度の高温乾燥をする必要
があるため、熱風乾燥では塗料が塗布されていないパネ
ルの小口、裏面まで高温加熱され、パネルにダメージを
与えるが、IR乾燥では、塗装された面だけを乾燥させ
ることができるので、パネルにダメージを与えずに塗料
を乾燥させることができる。ただし、塗料の乾燥に長い
時間を要しても構わないのであれば、自然乾燥にまかせ
てもよい。
ロキサン系の無機塗料を使用する場合には、塗装された
トップコート層をIR乾燥(赤外線乾燥)することが望
ましい。オルガノポリシロキサン系の無機塗料を短時間
で乾燥させるには、120℃程度の高温乾燥をする必要
があるため、熱風乾燥では塗料が塗布されていないパネ
ルの小口、裏面まで高温加熱され、パネルにダメージを
与えるが、IR乾燥では、塗装された面だけを乾燥させ
ることができるので、パネルにダメージを与えずに塗料
を乾燥させることができる。ただし、塗料の乾燥に長い
時間を要しても構わないのであれば、自然乾燥にまかせ
てもよい。
【0017】なお、ALCパネルは、JIS A 54
16(1995年改定のもの)に規定するものが建築物
の壁等としてよく用いられるが、本発明におけるALC
パネルには、強度を特別高くしたもの、吸音性をもたせ
たもの、調湿性をもたせたものなども採用され、JIS
規定のALCパネルに限定されない。
16(1995年改定のもの)に規定するものが建築物
の壁等としてよく用いられるが、本発明におけるALC
パネルには、強度を特別高くしたもの、吸音性をもたせ
たもの、調湿性をもたせたものなども採用され、JIS
規定のALCパネルに限定されない。
【0018】
[実施例1]図1のように、ALCパネル1の塗装表面
にスチレン・アクリルを主成分とするエマルジョンの水
系シーラー(東洋ケミカルズ(株)社品:デュロックス
シーラー)を0.3kg/m2 塗布して水系シーラー層4を
形成した後、撥水材(信越化学工業(株)社品:X−5
2−517)を添加したエポキシ樹脂系エマルジョン塗
料(大日本塗料(株)社品:ALCフィラー)を0.9
kg/m2 塗布して水系下塗り材層3を形成し、雰囲気温度
60℃で60分間IR乾燥した。このエポキシ樹脂系エ
マルジョン塗料(大日本塗料(株)社品:ALCフィラ
ー)についてJIS A 6909(1995年改定の
もの)に規定する透水性試験A法による試験をおこなっ
た。
にスチレン・アクリルを主成分とするエマルジョンの水
系シーラー(東洋ケミカルズ(株)社品:デュロックス
シーラー)を0.3kg/m2 塗布して水系シーラー層4を
形成した後、撥水材(信越化学工業(株)社品:X−5
2−517)を添加したエポキシ樹脂系エマルジョン塗
料(大日本塗料(株)社品:ALCフィラー)を0.9
kg/m2 塗布して水系下塗り材層3を形成し、雰囲気温度
60℃で60分間IR乾燥した。このエポキシ樹脂系エ
マルジョン塗料(大日本塗料(株)社品:ALCフィラ
ー)についてJIS A 6909(1995年改定の
もの)に規定する透水性試験A法による試験をおこなっ
た。
【0019】水系下塗り材層3と同じ材料をもう一度水
系下塗り材層3の一部である中塗り材として0.6kg/m
2 塗布し、雰囲気温度60℃で60分間IR乾燥した。
このようにして水系下塗り材層3を塗布したパネルの一
部について、塗料の表面引張り強度を測定した。さら
に、このパネルを2日間常温の水に浸漬し、その後の塗
料についても表面引張り強度を測定した。
系下塗り材層3の一部である中塗り材として0.6kg/m
2 塗布し、雰囲気温度60℃で60分間IR乾燥した。
このようにして水系下塗り材層3を塗布したパネルの一
部について、塗料の表面引張り強度を測定した。さら
に、このパネルを2日間常温の水に浸漬し、その後の塗
料についても表面引張り強度を測定した。
【0020】残りのパネルについては、有機・無機の複
合成分である加水分解性シリル基含有アクリル樹脂系の
プライマーを0.05kg/m2 塗布して前記水系下塗り材
層3の上にプライマー層5を形成し、雰囲気温度120
℃で7分間IR乾燥した。トップコート層2のうちのカ
ラー着色材として無機塗料(日本合成ゴム(株)社品:
主材グラスカE1102)を膜圧10μmとなるように
塗布し、雰囲気温度120℃で10分間IR乾燥した。
同じくトップコート層2のうちの光沢付与材としてクリ
ヤーの無機塗料(日本合成ゴム(株)社品:主材グラス
カT2102)を膜圧5μmとなるように塗布してトッ
プコート層2を形成し、雰囲気温度120℃で10分間
IR乾燥して仕上げた。
合成分である加水分解性シリル基含有アクリル樹脂系の
プライマーを0.05kg/m2 塗布して前記水系下塗り材
層3の上にプライマー層5を形成し、雰囲気温度120
℃で7分間IR乾燥した。トップコート層2のうちのカ
ラー着色材として無機塗料(日本合成ゴム(株)社品:
主材グラスカE1102)を膜圧10μmとなるように
塗布し、雰囲気温度120℃で10分間IR乾燥した。
同じくトップコート層2のうちの光沢付与材としてクリ
ヤーの無機塗料(日本合成ゴム(株)社品:主材グラス
カT2102)を膜圧5μmとなるように塗布してトッ
プコート層2を形成し、雰囲気温度120℃で10分間
IR乾燥して仕上げた。
【0021】このようにして仕上げた塗装パネルを7日
間放置した後、JIS A 6909(1995年改定
のもの)に規定する温冷繰り返し試験を行い、その後、
目視により塗膜のクラック状況を観察した。前記透水性
試験A法による試験結果、水に浸漬する前後の表面引張
り強度の測定結果、及び塗装パネルの塗膜のクラック状
況の観察結果を表1に示す。
間放置した後、JIS A 6909(1995年改定
のもの)に規定する温冷繰り返し試験を行い、その後、
目視により塗膜のクラック状況を観察した。前記透水性
試験A法による試験結果、水に浸漬する前後の表面引張
り強度の測定結果、及び塗装パネルの塗膜のクラック状
況の観察結果を表1に示す。
【0022】[実施例2]実施例1と同様にパネル1の
塗装表面にスチレン・アクリルを主成分とするエマルジ
ョンの水系シーラー層4を形成した後、水系下塗り材層
3として、撥水材を添加しないエポキシ樹脂系エマルジ
ョン塗料(大日本塗料(株)社品:ALCフィラー)を
用いて実施例1と同様に形成し、乾燥を繰り返し、プラ
イマー層5及びトップコート層2についても実施例1と
同様に形成して乾燥し、実施例1と同様の試験を行なっ
た。実施例2についても撥水材を添加しないエポキシ樹
脂系エマルジョン塗料の透水性試験A法による試験結
果、水に浸漬する前後の水系下塗り材層の表面引張り強
度の測定結果、及び塗装ALCパネルの塗膜のクラック
状況の観察結果を表1に示す。
塗装表面にスチレン・アクリルを主成分とするエマルジ
ョンの水系シーラー層4を形成した後、水系下塗り材層
3として、撥水材を添加しないエポキシ樹脂系エマルジ
ョン塗料(大日本塗料(株)社品:ALCフィラー)を
用いて実施例1と同様に形成し、乾燥を繰り返し、プラ
イマー層5及びトップコート層2についても実施例1と
同様に形成して乾燥し、実施例1と同様の試験を行なっ
た。実施例2についても撥水材を添加しないエポキシ樹
脂系エマルジョン塗料の透水性試験A法による試験結
果、水に浸漬する前後の水系下塗り材層の表面引張り強
度の測定結果、及び塗装ALCパネルの塗膜のクラック
状況の観察結果を表1に示す。
【0023】[比較例]実施例1及び実施例2と同じ方
法でパネルの塗装表面に水系シーラー層を形成した後、
前記エポキシ樹脂系エマルジョン塗料の代わりに、比較
例として樹脂添加セメント系塗料((株)小野田社品:
スーパーフィラー)を用いて水系下塗り材層を実施例1
及び実施例2と同様に形成し、プライマー層及びトップ
コート層についても実施例1及び実施例2と同様に形成
して、実施例1及び実施例2と同様の試験を行なった。
これらの結果を表1に示す。
法でパネルの塗装表面に水系シーラー層を形成した後、
前記エポキシ樹脂系エマルジョン塗料の代わりに、比較
例として樹脂添加セメント系塗料((株)小野田社品:
スーパーフィラー)を用いて水系下塗り材層を実施例1
及び実施例2と同様に形成し、プライマー層及びトップ
コート層についても実施例1及び実施例2と同様に形成
して、実施例1及び実施例2と同様の試験を行なった。
これらの結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1から明らかなように、実施例1及び実
施例2は水に浸積する前(すなわち通常の状態)の表面
引張り強度が10kgf/cm2 以上あるため、温冷繰り返し
試験後のクラックの発生は無いか軽微なものであった。
これに対し比較例は水に浸積する前の表面引張り強度が
10kgf/cm2 未満であるため、温冷繰り返し試験後クラ
ックが発生した。さらに、実施例1は透水性の試験結果
が2.0cm未満であるので水に浸積する後の表面引張
り強度が10kgf/cm2 以上である。このことは、この状
態で前記トップコート層を形成し、温冷繰り返し試験を
した後もクラックの発生は無いか軽微なものになること
を示す。
施例2は水に浸積する前(すなわち通常の状態)の表面
引張り強度が10kgf/cm2 以上あるため、温冷繰り返し
試験後のクラックの発生は無いか軽微なものであった。
これに対し比較例は水に浸積する前の表面引張り強度が
10kgf/cm2 未満であるため、温冷繰り返し試験後クラ
ックが発生した。さらに、実施例1は透水性の試験結果
が2.0cm未満であるので水に浸積する後の表面引張
り強度が10kgf/cm2 以上である。このことは、この状
態で前記トップコート層を形成し、温冷繰り返し試験を
した後もクラックの発生は無いか軽微なものになること
を示す。
【0026】
【発明の効果】本発明の塗装ALCパネルは、耐摩耗
性、耐候性、耐水性、耐酸性等にすぐれているととも
に、トップコート層にクラックが入ったり、そのため、
下塗り材から塗膜が剥離したり、さらにはパネル表層が
剥離したりすることが少ない。したがって、耐久性にも
優れたパネルとなるため、外壁パネル用等として用いる
のに極めて適切なパネルである。
性、耐候性、耐水性、耐酸性等にすぐれているととも
に、トップコート層にクラックが入ったり、そのため、
下塗り材から塗膜が剥離したり、さらにはパネル表層が
剥離したりすることが少ない。したがって、耐久性にも
優れたパネルとなるため、外壁パネル用等として用いる
のに極めて適切なパネルである。
【図1】本発明の塗装ALCパネルの1実施例を示す模
式図。
式図。
1 ALCパネル 2 トップコート層 3 水系下塗り材層 4 水系シーラー層 5 プライマー層
Claims (5)
- 【請求項1】ALCパネルの表面に硬化後の引張り強度
が10kgf/cm2 以上である水系下塗り材層が形成されて
いるとともに、その上に硬化収縮による歪が1×10-4
以上であるトップコート層が形成されていることを特徴
とする塗装ALCパネル。 - 【請求項2】前記水系下塗り材層は、JIS A 69
09(1995年)に規定する透水性試験A法による試
験結果が2.0cm以下となる透水性を持つ塗料である
請求項1記載の塗装ALCパネル。 - 【請求項3】前記ALCパネルの表面と前記水系下塗り
材層との間に、水系シーラー層が形成されている請求項
1又は請求項2記載の塗装ALCパネル。 - 【請求項4】前記トップコート層がオルガノポリシロキ
サン系の無機塗料よりなる請求項1〜3のいずれか1項
記載の塗装ALCパネル。 - 【請求項5】前記水系下塗り材層と、前記オルガノポリ
シロキサン系の無機塗料よりなるトップコート層との間
にプライマー層が形成されている請求項4記載の塗装A
LCパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17754797A JPH116242A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 塗装alcパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17754797A JPH116242A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 塗装alcパネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH116242A true JPH116242A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=16032866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17754797A Pending JPH116242A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 塗装alcパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH116242A (ja) |
-
1997
- 1997-06-17 JP JP17754797A patent/JPH116242A/ja active Pending
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