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JPH11259909A - 光記録媒体用基板、光記録媒体、光記録媒体用基板の製造方法、及び光記録媒体の製造方法 - Google Patents

光記録媒体用基板、光記録媒体、光記録媒体用基板の製造方法、及び光記録媒体の製造方法

Info

Publication number
JPH11259909A
JPH11259909A JP10058081A JP5808198A JPH11259909A JP H11259909 A JPH11259909 A JP H11259909A JP 10058081 A JP10058081 A JP 10058081A JP 5808198 A JP5808198 A JP 5808198A JP H11259909 A JPH11259909 A JP H11259909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
substrate
recording medium
optical recording
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10058081A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhisa Yoshida
展久 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10058081A priority Critical patent/JPH11259909A/ja
Publication of JPH11259909A publication Critical patent/JPH11259909A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ランド及びグルーブの双方に情報を繰返し記録
することが可能であり、情報を記録する際に、既に記録
された情報の不所望な消去を生じにくく、記録・消去の
サイクルを繰返した場合に、ジッタ特性の低下を生じに
くい光記録媒体用基板、光記録媒体、光記録媒体用基板
の製造方法、及び光記録媒体の製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】本発明の光記録媒体用基板1は、透明材料
からなり、少なくとも一方の主面に渦巻線状或いは同心
円状に形成された第1の溝、及び前記第1の溝の底部に
前記第1の溝と実質的に平行に形成された第2の溝を具
備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体用基
板、光記録媒体、光記録媒体用基板の製造方法、及び光
記録媒体の製造方法に係り、特に、ランド及びグルーブ
の双方に対して情報の記録を繰り返し行うことが可能な
光記録媒体用基板、光記録媒体、光記録媒体用基板の製
造方法、及び光記録媒体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量メモリとして光ディスクが
注目を浴びている。光ディスクは、情報の再生のみが可
能で記録が不可能なCD等の再生専用型、情報の記録が
1回だけ可能なCD−R等の1回追記型、及び情報の記
録/消去を自由に行うことができコンピュータの外付け
メモリ等に用いられる書き替え可能型の3種類に大別さ
れる。その中でも書き替え可能型は、その広い用途のた
めに特に注目されている。
【0003】書き替え可能型の光ディスクには、主に、
光磁気ディスクと相変化型光ディスクの2つがある。こ
のうち、相変化型光ディスクは、レーザービーム等の照
射により、非晶質と結晶質との間で可逆的に相変化する
記録膜を用いて、非晶質の記録マークと結晶質のバック
グラウンドとの間の反射率の差を利用して再生が行われ
るものである。この非晶質状態は記録膜を融点以上に加
熱し急冷することにより形成され、結晶質状態は記録膜
を結晶化温度以上で融点未満に加熱することにより形成
される。したがって、相変化型光ディスクは、記録膜に
照射するレーザービームの強弱を制御することにより、
情報の書き替えを自由に行うことができるという利点を
有している。
【0004】上記光磁気ディスク及び相変化型光ディス
クには、さらなる大容量化が望まれており、記録密度を
より高密度化することが要求されている。現在、光ディ
スクを高密度記録化するために、レーザー波長の短波長
化や超解像技術等の研究が進められており、また、トラ
ックピッチやマークピッチを短くするマスタリング技術
が検討されている。さらに、従来は、ディスクの溝部分
(グルーブ)のみ又は土手部分(ランド)のみに記録し
ていたが、光学的に溝の深さを調節して隣接するトラッ
クからのクロストークの影響を防止することにより、グ
ルーブ及びランドの両方に記録することが可能となって
いる。
【0005】しかしながら、ランド/グルーブ記録を行
う場合、トラックピッチが狭くなると、隣接するランド
部及びグルーブ部のいずれか一方のトラックで記録或い
は消去を行う際に、他方のトラックに記録されたマーク
まで消去されるおそれがある。これは、記録レーザーの
熱が周囲に伝導するためである。このような記録の不所
望な消去を防止するために、ビームスポットを小径化す
ることや記録膜の構成を最適化する試みがなされている
が、これら方法のみでは、記録密度をさらに高密度化し
た場合に上述した熱伝導を抑制することは困難である。
【0006】また、光ディスクの記録密度を高密度化し
た場合、特に相変化型光ディスクにおいては、オーバー
ライトを繰返すことにより記録・再生のジッタ特性が低
下する傾向がある。これは、非晶質相と結晶質相との間
の反射率の差を利用する相変化型光ディスクにおいて
は、記録膜を非晶質相と結晶質相との間で変化させる際
に記録膜が溶融・固化されるため、記録・消去のサイク
ルを繰り返すことにより、記録膜の一部が物質流動を起
こすからである。そのため、記録膜の一部は当初の位置
から若干移動してしまい、記録膜中に密度のばらつきを
生じる。これが、ジッタ特性の低下を生ずる要因の1つ
として考えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ランド
及びグルーブの双方に記録を行う従来の光ディスクにお
いては、隣接するランド及びグルーブの一方のトラック
に記録を行う場合、他方のトラックに記録されたマーク
を消去するおそれがある。また、ランド及びグルーブの
双方に記録を行う従来の光ディスクにおいては、記録・
消去のサイクルを繰返した場合に、ジッタ特性の低下を
生ずる。
【0008】本発明は、ランド及びグルーブの双方に情
報を繰返し記録することが可能であり、情報を記録する
際に、既に記録された情報の不所望な消去を生じにく
く、記録・消去のサイクルを繰返した場合に、ジッタ特
性の低下を生じにくい光記録媒体用基板、光記録媒体、
光記録媒体用基板の製造方法、及び光記録媒体の製造方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、透明材料からなり、少なくとも一方の主
面に渦巻線状或いは同心円状に形成された第1の溝、及
び前記第1の溝の底部に前記第1の溝と実質的に平行に
形成された第2の溝を具備することを特徴とする光記録
媒体用基板を提供する。
【0010】上記光記録媒体用基板において好ましい態
様を以下に示す。 (1)前記第2の溝は、前記第1の溝の底部の中央に形
成されたこと。 (2)前記渦巻線状或いは同心円状に形成された第1の
溝の、渦或いは円の中心から外周方向への周期Tが0.
96μm以上であり、前記周期Tと、前記第1の溝の底
部の幅W1 と前記第2の溝の上部の幅W2 との差W1
2 とは、下記不等式に示す関係を満たすこと。
【0011】 0.04μm≦W1 −W2 ≦T−0.92μm また、本発明は、透明材料からなり、少なくとも一方の
主面に渦巻線状或いは同心円状に形成された第1の溝
と、前記第1の溝の底部に前記第1の溝と実質的に平行
に形成された第2の溝とを有する基板、及び前記基板の
第1及び第2の溝が形成された面に形成され、所定の光
を照射することにより反射率或いは磁気的特性が可逆的
に変化する材料を含有する記録膜を具備することを特徴
とする光記録媒体を提供する。
【0012】さらに、本発明は、渦巻線状或いは同心円
状に形成された第1の帯状突起部と、前記第1の帯状突
起部の頂部に前記第1の帯状突起部と実質的に平行に形
成された第2の帯状突起部とが形成された転写面上に、
光硬化性樹脂を介して透明基板を配置する工程、前記透
明基板を転写面上に配置しつつ光照射して、前記光硬化
性樹脂を硬化させる工程、及び前記透明基板を転写面か
ら剥離する工程を具備することを特徴とする光記録媒体
用基板の製造方法を提供する。
【0013】また、本発明は、透明材料からなり、少な
くとも一方の主面に渦巻線状或いは同心円状に形成され
た第1の溝と、前記第1の溝の底部に前記第1の溝と実
質的に平行に形成された第2の溝とを有する基板を形成
する工程、及び前記基板の第1及び第2の溝が形成され
た面に、所定の光を照射することにより反射率或いは磁
気的特性が可逆的に変化する材料を含有する記録膜を形
成する工程を具備することを特徴とする光記録媒体の製
造方法を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図面を参
照しながらより詳細に説明する。図1に、本発明の一実
施形態に係る光記録媒体用基板の断面図を示す。図1に
示す光記録媒体用基板1は、ポリカーボネートやガラス
等のように、一般的な光記録媒体用基板で使用される透
明材料で構成される。
【0015】また、図1に示すように、光記録媒体用基
板1の一方の主面には、ランド2とグルーブ3とが形成
されており、ランド2とグルーブ3との間の面は、階段
状に形成されている。なお、ランド2とグルーブ3は、
それぞれ渦巻線状或いは同心円状に形成されており、図
1には、その渦または円の中心を通る断面が描かれてい
る。
【0016】以上のような形状を有する光記録媒体用基
板1を用いることにより、例えば、図2に示す構造の光
記録媒体を得ることができる。図2に、本発明の一実施
形態に係る光記録媒体の断面図を示す。図2に示す光記
録媒体4において、上記基板1上に形成された記録膜5
は、基板1の表面の形状を反映した形状を有している。
すなわち、記録膜5のランド2とグルーブ3との間の面
は階段状に形成されている。
【0017】このように、記録膜5のランド2とグルー
ブ3との間の面を階段状に形成した場合、従来の光記録
媒体に比べて、ランド2とグルーブ3との間に介在する
記録膜5の長さが増加する。ランド2とグルーブ3との
熱伝導の殆どは、通常、記録膜5を介して行われる。し
たがって、上記光記録媒体4によると、ランド2とグル
ーブ3との間での熱伝導が生じにくくなり、記録の不所
望な消去を防止することができる。
【0018】また、所定のトラックに記録をする際に、
記録膜5の一部を溶融した場合においても、上記光記録
媒体4によると、ランド2とグルーブ3との間での熱伝
導が生じにくいため、溶融した記録膜の一部が当初の位
置から移動するのが防止される。さらに、例え、ランド
2で記録膜の一部が溶融し、当初の位置から移動したと
しても、ランド2とグルーブ3との間の面は階段状に形
成されているため、その移動量は非常に少ない。したが
って、上記光記録媒体4は、記録膜中に密度のばらつき
が生じにくく、そのため、ジッタ特性の低下を生じにく
い。
【0019】以上、基板1と接するように記録膜5を形
成した場合について説明したが、記録膜5と基板1との
間には、記録膜5を保護する保護膜等が設けられてもよ
い。図3に、本発明の他の実施形態に係る光記録媒体の
断面図を示す。図3に示す光記録媒体10は相変化型の
光記録媒体であって、図1に示す基板1上に、誘電体保
護膜11、相変化記録膜12、誘電体保護膜13、及び
金属反射層14が順次積層された構造を有している。ま
た、図3に示す光記録媒体10において、誘電体保護膜
11、相変化記録膜12、及び誘電体保護膜13は記録
層15を形成している。なお、図3において、相変化型
の光記録媒体10は、ランド或いはグルーブ領域につい
てのみ描かれている。
【0020】また、図4に、本発明のさらに他の実施形
態に係る光記録媒体の断面図を示す。図4に示す光記録
媒体20は光磁気記録媒体であって、相変化記録膜12
の代わりにTbFeCo等の材料からなる光磁気記録膜
22が設けられたこと以外は、図3に示す相変化型の光
記録媒体10と同様に構成される。
【0021】図3及び図4に示す光記録媒体10,20
において、相変化記録膜12と基板1との間、及び光磁
気記録膜22と基板1との間には、それぞれ、誘電体保
護膜11が設けられている。これら誘電体保護膜11は
図1に示す基板1の形状を反映した形状に形成されるた
め、相変化記録膜12及び光磁気記録膜22も基板1の
形状を反映した形状に形成される。したがって、例え、
相変化記録膜12或いは光磁気記録膜22と基板1との
間に誘電体保護膜11等を設けたとしても、上述した効
果を得ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図5(a)〜(f)に示すようにし
て、光記録媒体用基板を製造するためのスタンパを作製
した。なお、図5(a)〜(f)は、それぞれ、本発明
の実施例に係る光記録媒体用基板の製造に用いられるス
タンパの作製方法を概略的に示す断面図である。
【0023】スタンパを作製するに当り、まず、図5
(a)に示すように、Si基板30の一方の主面全体を
酸化して、所定の厚さでSiO2 膜31を形成した。な
お、このSiO2 膜31の厚さが、光記録媒体用基板の
グルーブの深さを決定する。次に、スピンコート法によ
り、このSiO2 膜31上にフォトレジスト膜32を形
成した後、図5(b)に示すように、SiO2 膜31上
に形成したフォトレジスト膜32を所定のパターンで露
光し、フォトレジスト膜32に潜像33を形成した。な
お、フォトレジスト膜32の露光は、図7に示す原盤記
録装置を用いて行った。
【0024】図7に、本発明の実施例において用いられ
る原盤記録装置を概略的に示す。図7に示す原盤記録装
置50によると、例えばKrレーザーのようなレーザー
光源51から出射されたレーザービームは、レーザー光
軸制御系52において、レーザーの温度変化等による光
軸変動を修正される。
【0025】光軸変動を修正されたレーザービームは、
ミラー53で反射された後、次に、E.O変調器54
a,54bからなるビーム変調系54において光量を制
御される。なお、E・O変調器54a,54bは、フォ
ーマット回路59に接続されており、このフォーマット
回路59で制御することにより、入射したレーザービー
ムをフォーマット信号のような任意の信号を有するレー
ザービームに変調することが可能である。
【0026】続いて、レーザービームは、ピンホールや
スリットからなるビーム整形系55を通過してビーム径
や形状を調整される。以上でレーザービームの全ての調
整を終了する。調整を終えたレーザービーム40は、ビ
ームモニタ系56でビーム形状を確認され、さらにミラ
ー57に案内されて対物レンズ58により上記Si基板
30上のフォトレジスト32に集束される。このとき、
例えば、Si基板30を回転移動させることにより、S
i基板30上のフォトレジスト膜32には、渦巻線状或
いは同心円状の潜像が形成される。
【0027】以上のようにして、Si基板30上のフォ
トレジスト膜32を所定のパターンで露光した後、現像
することにより、図5(c)に示す構造を得た。なお、
このフォトレジスト32の開口幅は、光記録媒体用基板
のグルーブ底部の幅と一致するように制御した。
【0028】次に、上記開口部を設けたフォトレジスト
膜32をマスクとして用い、Si基板30上に形成され
たSiO2 膜31に反応性スパッタエッチングを施し
た。なお、この反応性スパッタエッチングは、図8に示
すスパッタリング装置を用いて行った。
【0029】図8に、本発明の実施例において用いられ
るスパッタリング装置を概略的に示す。図8に示すスパ
ッタリング装置60で通常のスパッタリングを行うに当
り、まず、基板30を支柱65に固定する。次に、チャ
ンバー61内を、排気装置62により所定の圧力まで排
気した後、ガス供給源63に収容されたArガスをコッ
ク64で流量を調節しつつチャンバー61内に導入す
る。なお、チャンバー61内は、排気装置62の排気量
とAr流量とにより所定の減圧状態に制御する。次に、
支柱65を回転させつつ、スパッタ源66,67に電圧
を印加してグロー放電を生じさせる。これにより基板3
0上に所望の膜が形成される。
【0030】本実施例においては、基板30をそのフォ
トレジスト膜32が形成された面が下方を向くように支
柱65に固定し、逆バイアスを印加することにより、S
i基板30上に形成されたSiO2 膜31に反応性スパ
ッタエッチングを施した。なお、Siのエッチングレー
トは、SiO2 のエッチングレートに比べて遥かに遅
い。したがって、Si基板30をエッチングすることな
く、SiO2 膜31の露出部のみを選択的にエッチング
することができる。
【0031】上記エッチング処理を施した後、図5
(d)に示すように、SiO2 膜31上のフォトレジス
ト膜32を除去した。なお、上記エッチング処理はドラ
イプロセスであり、高い指向性を有している。したがっ
て、上記方法によると、SiO2膜31のエッジを急峻
な形状に形成することができる。
【0032】次に、図5(e)に示すように、Si基板
30上及びSiO2 膜31上に、フォトレジスト膜34
を形成した。さらに、上述したのと同様の方法により、
図7に示す原盤記録装置50を用いて、このフォトレジ
スト膜34を露光した。なお、フォトレジスト膜34の
露光は、レーザービームのスポット径をSiO2 膜31
に形成した溝の幅よりも若干広くなるように調節し、レ
ーザービームの光軸がSiO2 膜31に形成した溝の中
心を走査するようにトラッキング制御しつつ行った。こ
れにより、フォトレジスト膜34に所定のパターンの潜
像35が形成された。
【0033】次に、フォトレジスト膜34の現像処理を
施し、フォトレジスト膜34の露光部を除去した。これ
により、SiO2 膜31に形成した開口部よりも広い幅
で、フォトレジスト膜34に開口部を形成した。
【0034】さらに、このフォトレジスト膜34をマス
クとして用いて、SiO2 膜31に上記反応性スパッタ
エッチングを施した。このとき、SiO2 膜31の開口
部近傍は、フォトレジスト膜34により被覆されていな
い、すなわち、露出している。そのため、SiO2 膜3
1の開口部近傍の領域は、上部から底部へ向けて徐々に
エッチングされる。したがって、エッチングを完全に行
わず、途中で停止することにより、露出したSiO2
31の上部領域のみを選択的に除去することが可能であ
る。
【0035】以上のようにして露出したSiO2 膜31
の上部領域のみを選択的に除去した後、図5(f)に示
すように、SiO2 膜31上に残留するフォトレジスト
膜34を除去した。このようにして、Si基板30の表
面に階段状の帯状突起部を形成した。さらに、このSi
基板30のSiO2 膜31が設けられた面にNiメッキ
を施すことにより、スタンパ70を作製した。
【0036】以上のようにして作製したスタンパ70を
用いることにより、例えば、図6(g)及び図6(h)
に示すように射出成形等でポリカーボネートなどの成形
基板1を作製することができる。なお、図6(g)及び
(h)は、それぞれ、本発明の実施例に係る光記録媒体
用基板の製造方法を概略的に示す断面図である。
【0037】上記スタンパ70において、Niメッキは
必ずしも必要である訳ではなく、成型技術・成型マシン
の性能が向上すれば、上記階段状の帯状突起部を形成し
たSi基板30をスタンパとして用いることも可能であ
る。
【0038】図9に、以上のようにして作製したスタン
パの断面形状を概略的に示す。なお、図9において、ス
タンパ70の表面に形成されたNiメッキ層は省略され
ている。図9に示すスタンパ70の表面に形成された帯
状突起部73の形状及び寸法は、光記録媒体用基板の表
面に形成される溝の形状及び寸法と実質的に一致する。
したがって、スタンパ70の表面形状を制御することに
より、光記録媒体用基板の表面形状を制御することがで
きる。
【0039】第1の帯状突起部71と、第1の帯状突起
部上に形成された第2の帯状突起部とからなる帯状突起
部73は、以下に示す形状に形成することが好ましい。
すなわち、第1の帯状突起部71の上部の幅W1 と第2
の帯状突起部72の底部の幅W2 との差W1 −W2
が、下記不等式に示す関係を満たすように帯状突起部7
3を形成することが好ましい。なお、下記不等式におい
て、周期Tは0.96μm以上である。
【0040】 0.04μm≦W1 −W2 ≦T−0.92μm 幅W1 と幅W2 との差W1 −W2 が大きくなるほど、ラ
ンドとグルーブとの間での熱伝導を低減することができ
る。通常、差W1 −W2 が0.04μm以上であれば、
ランドとグルーブとの間での熱伝導を十分に低減するこ
とができる。
【0041】しかしながら、周期Tを一定とした場合、
差W1 −W2 が大きくなるほどランド或いはグルーブの
記録が行われる領域の幅が狭くなるため、キャリアレベ
ルが低下し、CN値が劣化する。通常、ランド或いはグ
ルーブの記録が行われる領域の幅が0.4μm以上であ
る場合に、十分なキャリアレベルを得ることができる。
また、一般に、第1及び第2の帯状突起部71の側面は
基板面に対して垂直には形成されず、基板面に平行な方
向に1周期当り0.12μm程度の領域を占有する。
【0042】したがって、周期Tが[0.4μm×2+
0.12μm+(W1 −W2 )]以上である場合、すな
わち、W1 −W2 ≦T−0.92μmなる関係を満たす
場合に、十分なキャリアレベルを得ることができる。
【0043】本実施例においては、帯状突起部73を以
下に示す寸法で形成した。すなわち、第1の帯状突起部
71の上部の幅W1 と第2の帯状突起部72の底部の幅
2との差が0.06μmとなるように帯状突起部73
を形成した。また、帯状突起部73の周期Tは1.2μ
mとした。
【0044】なお、第1の帯状突起部71の底部の幅は
0.69μm、上部の幅は0.64μm、Si基板30
からの高さは80nmであり、第2の帯状突起部72の
底部の幅は0.58μm、上部の幅は0.51μm、第
1の帯状突起部71からの高さは70nmである。
【0045】次に、このスタンパ70の帯状突起部73
が形成された面を、紫外線硬化樹脂を介してガラス基板
に圧着した。この状態を保ちつつ、ガラス基板側から紫
外線硬化樹脂に紫外線を照射して、スタンパ70とガラ
ス基板との間の紫外線硬化樹脂を硬化させた。紫外線硬
化樹脂を硬化した後、スタンパ70とガラス基板とを剥
離した。硬化した紫外線硬化樹脂は、スタンパ70に残
留することなくガラス基板上に転写された。以上のよう
にして、2P法により光記録媒体用基板を作製した。
【0046】本実施例においては、上述のように2P法
により光記録媒体用基板を作製したが、通常の射出成形
により光記録媒体用基板を作製してもよい。しかしなが
ら、光記録媒体用基板を2P法を用いて作製した場合、
射出成形により作製する場合に比べて、良好な転写性を
得ることができる。したがって、2P法を用いることに
より、本発明の効果がより顕著となる。
【0047】次に、上記光記録媒体用基板を用いて、図
8に示すスパッタリング装置60により、図3に示す相
変化型の光記録媒体10を作製した。すなわち、上記光
記録媒体用基板1上に、SiO2 からなる誘電体保護膜
11、GeSbTeからなる相変化型記録膜12、Si
2 からなる誘電体保護膜13、及び金属反射層14を
順次積層した。このようにして作製した相変化型の光記
録媒体をディスクAとする。
【0048】また、帯状突起部の側面に段差が形成され
ていないこと以外は図9に示すスタンパ70と同様のス
タンパを作製した。すなわち、図5(a)〜(d)に関
して説明した方法により帯状突起部を形成し、さらにN
iメッキ処理を施すことによりスタンパを作製した。
【0049】このスタンパを用い、上述したのと同様の
方法により相変化型の光記録媒体を作製した。このよう
にして作製した相変化型の光記録媒体をディスクBとす
る。以上のようにして作製したディスクA,Bのオーバ
ーライト特性について、記録/再生が可能な試験用DV
D−RAMドライブ(波長:650nm、NA:0.
6)を用いて評価した。なお、この試験用DVD−RA
Mドライブは、記録パルスのパターン変更が可能であ
る。図10に、この試験結果を示す。
【0050】図10は、本発明の実施例に係る光記録媒
体のオーバーライト特性を示すグラフである。なお、図
10において、横軸はオーバーライト回数(回)を示し
ており、縦軸はジッタ値(%)を示している。
【0051】このグラフに示すように、オーバーライト
回数が1万回程度までは、ディスクBの方がジッタ値が
低いが、オーバーライト回数が3万回を超えると、ディ
スクBのジッタ値は急激に増加する。それに対し、ディ
スクAのジッタ値の増加は、ディスクBに比べて穏やか
である。すなわち、ディスクAは、再生不可能となるオ
ーバーライト回数がディスクBに比べてより多いのであ
る。
【0052】また、ディスクA,Bについて、ランドに
所定の情報を記録した後、グルーブにオーバーライトを
繰り返し行った。その後、ランドに記録された情報を再
生したところ、ディスクBにおいては、ランドに記録さ
れた情報の一部が消去されたのに対し、ディスクAにお
いては、ランドに記録された情報が消去されることはな
かった。
【0053】以上、相変化型の光記録媒体に関して説明
したが、光磁気記録媒体は記録膜に用いる材料が異なる
以外は相変化型の光記録媒体と同様に構成され、かつ記
録方法もほぼ同様である。したがって、光磁気記録媒体
においても、相変化型の光記録媒体に関して説明したの
と同様の効果を得ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
光記録媒体用基板のランドとグルーブとの間の面が階段
状に形成されるため、その上に形成される記録膜も同様
の形状に形成される。そのため、本発明の光記録媒体
は、従来の光記録媒体に比べて、ランドとグルーブとの
間に介在する記録膜の長さが長く、ランドとグルーブと
の間での熱伝導が生じにくい。したがって、本発明によ
ると、ランド及びグルーブの双方に情報を繰返し記録す
ることが可能であり、かつ情報を記録する際に、既に記
録された情報の不所望な消去を生じにくくい光記録媒体
用基板、光記録媒体、光記録媒体用基板の製造方法、及
び光記録媒体の製造方法が提供される。
【0055】また、本発明の光記録媒体においては、ラ
ンドとグルーブとの間での熱伝導が生じにくいため、記
録時に溶融した記録膜の一部が当初の位置から移動する
のが防止される。さらに、例え、ランドで記録膜の一部
が溶融し、当初の位置から移動したとしても、ランドと
グルーブとの間の面は階段状に形成されているため、そ
の移動量は非常に少ない。したがって、本発明による
と、記録・消去のサイクルを繰返した場合に、ジッタ特
性の低下を生じにくい光記録媒体用基板、光記録媒体、
光記録媒体用基板の製造方法、及び光記録媒体の製造方
法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光記録媒体用基板を
示す断面図。
【図2】本発明の一実施形態に係る光記録媒体を示す断
面図。
【図3】本発明の他の実施形態に係る光記録媒体を示す
断面図。
【図4】本発明のさらに他の実施形態に係る光記録媒体
を示す断面図。
【図5】(a)〜(f)は、それぞれ、本発明の実施例
に係る光記録媒体用基板の製造に用いられるスタンパの
作製方法を概略的に示す断面図。
【図6】(g)及び(h)は、それぞれ、本発明の実施
例に係る光記録媒体用基板の製造方法を概略的に示す断
面図。
【図7】本発明の実施例において用いられる原盤記録装
置を概略的に示す図。
【図8】本発明の実施例において用いられるスパッタリ
ング装置を概略的に示す図。
【図9】本発明の実施例に係る光記録媒体の製造に用い
られるスタンパの断面形状を概略的に示す図。
【図10】本発明の実施例に係る光記録媒体のオーバー
ライト特性を示すグラフ。
【符号の説明】
1…基板 2…ランド 3…グルーブ 4,10,20…光記録媒体 5…記録膜 11,13…誘電体保護膜 12…相変化記録膜 14…金属反射層 15…記録層 22…光磁気記録膜 30…Si基板 31…SiO2 膜 32,34…フォトレジスト膜 33,35…潜像 40…レーザービーム 50…原盤記録装置 51…レーザー光源 52…レーザー光軸制御系 53,57…ミラー 54…ビーム変調系 54a,54b…E.O変調器 59…フォーマット回路 55…ビーム整形系 56…ビームモニタ系 58…対物レンズ 60…スパッタリング装置 61…チャンバー 65…支柱 62…排気装置 63…ガス供給源 64…コック 66,67…スパッタ源 70…スタンパ 71〜73…帯状突起部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明材料からなり、 少なくとも一方の主面に渦巻線状或いは同心円状に形成
    された第1の溝、及び前記第1の溝の底部に前記第1の
    溝と実質的に平行に形成された第2の溝を具備すること
    を特徴とする光記録媒体用基板。
  2. 【請求項2】 前記第2の溝は、前記第1の溝の底部の
    中央に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の光
    記録媒体用基板。
  3. 【請求項3】 前記渦巻線状或いは同心円状に形成され
    た第1の溝の渦或いは円の中心から外周方向への周期T
    が0.96μm以上であり、 前記周期Tと、前記第1の溝の底部の幅W1 と前記第2
    の溝の上部の幅W2 との差W1 −W2 とは、下記不等式
    に示す関係を満たすことを特徴とする請求項1または2
    に記載の光記録媒体用基板。 0.04μm≦W1 −W2 ≦T−0.92μm
  4. 【請求項4】 透明材料からなり、少なくとも一方の主
    面に渦巻線状或いは同心円状に形成された第1の溝と、
    前記第1の溝の底部に前記第1の溝と実質的に平行に形
    成された第2の溝とを有する基板、及び前記基板の第1
    及び第2の溝が形成された面に形成され、所定の光を照
    射することにより反射率或いは磁気的特性が可逆的に変
    化する材料を含有する記録膜を具備することを特徴とす
    る光記録媒体。
  5. 【請求項5】 渦巻線状或いは同心円状に形成された第
    1の帯状突起部と、前記第1の帯状突起部の頂部に前記
    第1の帯状突起部と実質的に平行に形成された第2の帯
    状突起部とが形成された転写面上に、光硬化性樹脂を介
    して透明基板を配置する工程、 前記透明基板を転写面上に配置しつつ光照射して、前記
    光硬化性樹脂を硬化させる工程、及び前記透明基板を転
    写面から剥離する工程を具備することを特徴とする光記
    録媒体用基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 透明材料からなり、少なくとも一方の主
    面に渦巻線状或いは同心円状に形成された第1の溝と、
    前記第1の溝の底部に前記第1の溝と実質的に平行に形
    成された第2の溝とを有する基板を形成する工程、及び
    前記基板の第1及び第2の溝が形成された面に、所定の
    光を照射することにより反射率或いは磁気的特性が可逆
    的に変化する材料を含有する記録膜を形成する工程を具
    備することを特徴とする光記録媒体の製造方法。
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