JPH11235867A - インクジェット記録用クリーンペーパー - Google Patents
インクジェット記録用クリーンペーパーInfo
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- JPH11235867A JPH11235867A JP10097002A JP9700298A JPH11235867A JP H11235867 A JPH11235867 A JP H11235867A JP 10097002 A JP10097002 A JP 10097002A JP 9700298 A JP9700298 A JP 9700298A JP H11235867 A JPH11235867 A JP H11235867A
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- Japan
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- paper
- carbon atoms
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インク滲みが少なく、ベタ印字部分の印字ム
ラがないインクジェット記録用クリーンペーパーを提供
する。 【解決手段】 天然パルプを主成分とする紙に樹脂を含
浸してなるクリーンペーパーにおいて、該樹脂が、エチ
レン性不飽和単量体と、硫酸エステル基を有するエチレ
ン性不飽和単量体であるアニオン性乳化剤とを乳化重合
してなる水性樹脂分散体であることを特徴とするインク
ジェット記録用クリーンペーパー。
ラがないインクジェット記録用クリーンペーパーを提供
する。 【解決手段】 天然パルプを主成分とする紙に樹脂を含
浸してなるクリーンペーパーにおいて、該樹脂が、エチ
レン性不飽和単量体と、硫酸エステル基を有するエチレ
ン性不飽和単量体であるアニオン性乳化剤とを乳化重合
してなる水性樹脂分散体であることを特徴とするインク
ジェット記録用クリーンペーパー。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーンルームで
使われる無塵紙や低塵紙に関するものである。さらに詳
しくは、インクジェットプリンターで印刷したときのイ
ンク滲みが少なく、ベタ印字部分の印字ムラがないイン
クジェット記録用クリーンペーパーに関する。
使われる無塵紙や低塵紙に関するものである。さらに詳
しくは、インクジェットプリンターで印刷したときのイ
ンク滲みが少なく、ベタ印字部分の印字ムラがないイン
クジェット記録用クリーンペーパーに関する。
【0002】
【従来の技術】クリーンルーム内では、塵で空気を汚染
しないような低塵紙や無塵紙が使用される。特公平6−
11959号公報には填料を含まず、かつ天然パルプ1
00重量部と水系バインダー、又は溶剤系バインダー5
〜40重量部とから構成され、揉み、こすり及び引裂揉
みの各クリーン度試験において、1立方フィート当た
り、0.3μm以上の粒子が1700個以下であること
を特徴とするクリーンペーパーが開示されている。この
クリーンペーパーは紙にアクリル酸エステル共重合体、
アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(NBR)、ス
チレンブタジエン共重合体(SBR)、ポリウレタン樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリ酢酸ビニル、エチレン・
酢酸ビニル共重合体(EVA)などのエマルジョンや水
溶液を含浸して発塵を抑えている。
しないような低塵紙や無塵紙が使用される。特公平6−
11959号公報には填料を含まず、かつ天然パルプ1
00重量部と水系バインダー、又は溶剤系バインダー5
〜40重量部とから構成され、揉み、こすり及び引裂揉
みの各クリーン度試験において、1立方フィート当た
り、0.3μm以上の粒子が1700個以下であること
を特徴とするクリーンペーパーが開示されている。この
クリーンペーパーは紙にアクリル酸エステル共重合体、
アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(NBR)、ス
チレンブタジエン共重合体(SBR)、ポリウレタン樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリ酢酸ビニル、エチレン・
酢酸ビニル共重合体(EVA)などのエマルジョンや水
溶液を含浸して発塵を抑えている。
【0003】クリーンペーパーはクリーンルーム内のあ
らゆる用途に用いられ、例えば、コピー用紙、フォーム
用紙、レポート・メモ用紙、計測記録紙、伝票などの用
途がある。これら用途に合わせて、クリーンペーパーに
要求される特性は、発塵性が低いこと以外に、水性ペ
ン、油性ペンによる筆記性、印刷適性、PPC適性、帯
電防止性などが挙げられる。近年のインクジェットプリ
ンターの普及にともない、クリーンペーパーにもインク
ジェットプリンター適性、すなわち、インクの滲みがな
く、吸収性がよいことが求められるようになった。
らゆる用途に用いられ、例えば、コピー用紙、フォーム
用紙、レポート・メモ用紙、計測記録紙、伝票などの用
途がある。これら用途に合わせて、クリーンペーパーに
要求される特性は、発塵性が低いこと以外に、水性ペ
ン、油性ペンによる筆記性、印刷適性、PPC適性、帯
電防止性などが挙げられる。近年のインクジェットプリ
ンターの普及にともない、クリーンペーパーにもインク
ジェットプリンター適性、すなわち、インクの滲みがな
く、吸収性がよいことが求められるようになった。
【0004】一般のインクジェット記録紙は、上質紙な
どの紙にクレーなどの顔料とバインダーからなる塗工層
を設けて、インクの受理性を付与している。したがっ
て、破いたり、擦ったりしたときに塗工層から顔料が脱
落して、クリーンルーム内の空気を汚染するのでクリー
ンルームでの使用はできない。また、通常のクリーンペ
ーパーは前記のごとくバインダーとなる樹脂を含浸して
いるため、一般的には吸液性が劣り、インクの吸液性が
悪い。その上、含浸する樹脂によってはインクの定着が
悪く、インク滲みを起こすことがある。
どの紙にクレーなどの顔料とバインダーからなる塗工層
を設けて、インクの受理性を付与している。したがっ
て、破いたり、擦ったりしたときに塗工層から顔料が脱
落して、クリーンルーム内の空気を汚染するのでクリー
ンルームでの使用はできない。また、通常のクリーンペ
ーパーは前記のごとくバインダーとなる樹脂を含浸して
いるため、一般的には吸液性が劣り、インクの吸液性が
悪い。その上、含浸する樹脂によってはインクの定着が
悪く、インク滲みを起こすことがある。
【0005】上記の課題を解決すべく、クリーンペーパ
ーにインクジェット適性を付与するために、特開平4−
355183号公報では低発塵紙又は無発塵紙に水溶性
高分子などからなるインキ吸収層を設けたクリーンペー
パーが開示されている。しかし、インキの滲みや定着性
に関しては十分には改善されなかった。インクの定着性
を改善するために、特開平9−11611号公報では低
発塵紙又は無塵紙に3級アミン又は4級アンモニウム塩
を含むカチオン性樹脂からなるインク固着層を設けたこ
とを特徴とするインクジェット記録用記録用紙が開示さ
れている。
ーにインクジェット適性を付与するために、特開平4−
355183号公報では低発塵紙又は無発塵紙に水溶性
高分子などからなるインキ吸収層を設けたクリーンペー
パーが開示されている。しかし、インキの滲みや定着性
に関しては十分には改善されなかった。インクの定着性
を改善するために、特開平9−11611号公報では低
発塵紙又は無塵紙に3級アミン又は4級アンモニウム塩
を含むカチオン性樹脂からなるインク固着層を設けたこ
とを特徴とするインクジェット記録用記録用紙が開示さ
れている。
【0006】特開平4−355183号公報及び特開平
9−11611号公報に開示された低発塵紙の製造技術
では、発塵性を抑えるためのベースになる樹脂を一度含
浸した後、さらに含浸又は塗工によって、インク定着層
を設ける必要があり、製造工程が多くなるという欠点が
あった。さらに、インク定着層がクリーンペーパーの表
面にあるためにインク定着層からの発塵に問題があっ
た。
9−11611号公報に開示された低発塵紙の製造技術
では、発塵性を抑えるためのベースになる樹脂を一度含
浸した後、さらに含浸又は塗工によって、インク定着層
を設ける必要があり、製造工程が多くなるという欠点が
あった。さらに、インク定着層がクリーンペーパーの表
面にあるためにインク定着層からの発塵に問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクジェ
ットのインクの滲みがなく、インクの定着性、発色性に
優れたクリーンペーパーを提供するものである。
ットのインクの滲みがなく、インクの定着性、発色性に
優れたクリーンペーパーを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、インクジ
ェットプリンターに用いられるインクの滲みと紙に含浸
する樹脂の関係に着目し、鋭意研究を行った結果、イン
クの滲み、発色性が、含浸樹脂の乳化剤と中和剤の組み
合わせによって変わり、適切な組み合わせとすることに
よってインク滲みの課題を解決できることを見いだし
た。さらにインクの定着方法に着目し、クリーンペーパ
ーに発塵性を抑えるためのバインダー樹脂が含浸されて
いても、インクは含浸樹脂の粒子間を通り抜けてパルプ
に達することを見出し、パルプすなわち原紙にカチオン
性の水溶性高分子等を含有させておけば、カチオン性水
溶性高分子がインクを定着して、上記課題を解決できる
ことを発案した。すなわち、本発明は、天然パルプを主
成分とする紙に樹脂を含浸してなるクリーンペーパーに
おいて、該樹脂として、エチレン性不飽和単量体と、硫
酸エステル基を有するエチレン性不飽和単量体であるア
ニオン性乳化剤とを乳化重合してなる水性樹脂分散体を
使用することと、天然パルプを主成分とする紙には水溶
性カチオン樹脂を含有せしめたことを特徴とするもので
あり、以下の各発明を包含する。
ェットプリンターに用いられるインクの滲みと紙に含浸
する樹脂の関係に着目し、鋭意研究を行った結果、イン
クの滲み、発色性が、含浸樹脂の乳化剤と中和剤の組み
合わせによって変わり、適切な組み合わせとすることに
よってインク滲みの課題を解決できることを見いだし
た。さらにインクの定着方法に着目し、クリーンペーパ
ーに発塵性を抑えるためのバインダー樹脂が含浸されて
いても、インクは含浸樹脂の粒子間を通り抜けてパルプ
に達することを見出し、パルプすなわち原紙にカチオン
性の水溶性高分子等を含有させておけば、カチオン性水
溶性高分子がインクを定着して、上記課題を解決できる
ことを発案した。すなわち、本発明は、天然パルプを主
成分とする紙に樹脂を含浸してなるクリーンペーパーに
おいて、該樹脂として、エチレン性不飽和単量体と、硫
酸エステル基を有するエチレン性不飽和単量体であるア
ニオン性乳化剤とを乳化重合してなる水性樹脂分散体を
使用することと、天然パルプを主成分とする紙には水溶
性カチオン樹脂を含有せしめたことを特徴とするもので
あり、以下の各発明を包含する。
【0009】(1) 天然パルプを主成分とする紙に樹
脂を含浸してなるクリーンペーパーにおいて、該樹脂
が、エチレン性不飽和単量体と硫酸エステル基を有する
エチレン性不飽和単量体であるアニオン性乳化剤とを乳
化重合してなる水性樹脂分散体であることを特徴とする
インクジェット記録用クリーンペーパー。
脂を含浸してなるクリーンペーパーにおいて、該樹脂
が、エチレン性不飽和単量体と硫酸エステル基を有する
エチレン性不飽和単量体であるアニオン性乳化剤とを乳
化重合してなる水性樹脂分散体であることを特徴とする
インクジェット記録用クリーンペーパー。
【0010】(2) 前記アニオン性乳化剤が、下記の
一般式(1)、(2)、(3)及び(4)に示されるも
のから選ばれた少なくとも1種の硫酸エステル基を有す
るエチレン性不飽和単量体であることを特徴とする前記
(1)項に記載のインクジェット記録用クリーンペーパ
ー。
一般式(1)、(2)、(3)及び(4)に示されるも
のから選ばれた少なくとも1種の硫酸エステル基を有す
るエチレン性不飽和単量体であることを特徴とする前記
(1)項に記載のインクジェット記録用クリーンペーパ
ー。
【0011】
【化1】
【0012】(式中、R1 は水素又はメチル基、R2 は
炭素数8〜24のアルキル基又はアシル基、Aは炭素数
2〜4のアルキレン基、nは0〜50の整数、mは0〜
20の整数、Mはアルカリ金属、脂肪族アミン又はアン
モニウムを示す。)
炭素数8〜24のアルキル基又はアシル基、Aは炭素数
2〜4のアルキレン基、nは0〜50の整数、mは0〜
20の整数、Mはアルカリ金属、脂肪族アミン又はアン
モニウムを示す。)
【0013】
【化2】
【0014】(式中、R1 は炭素数6〜18のアルキル
基、アルケニル基、又はアラルキル基、R2 は水素又は
炭素数6〜18のアルキル基、アルケニル基、又はアラ
ルキル基、R3 は水素又はプロぺニル基、Aは炭素数2
〜4のアルキレン基、nは1〜200の整数、Mはアル
カリ金属、脂肪族アミン又はアンモニウムを示す。)
基、アルケニル基、又はアラルキル基、R2 は水素又は
炭素数6〜18のアルキル基、アルケニル基、又はアラ
ルキル基、R3 は水素又はプロぺニル基、Aは炭素数2
〜4のアルキレン基、nは1〜200の整数、Mはアル
カリ金属、脂肪族アミン又はアンモニウムを示す。)
【0015】
【化3】
【0016】(式中、R1 は水素又はメチル基、R2 は
炭素数1〜25のアルキル基、R3 は炭素数1〜25の
アルキル基、R4 は炭素数1〜25のアルキル基又はベ
ンジル基、R5 は炭素数1〜25のアルキル基又はベン
ジル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、pは0〜2
の整数、qは0〜20の整数、nは1以上の整数、mは
1以上の整数、Mはアルカリ金属、脂肪族アミン又はア
ンモニウムを示す。)
炭素数1〜25のアルキル基、R3 は炭素数1〜25の
アルキル基、R4 は炭素数1〜25のアルキル基又はベ
ンジル基、R5 は炭素数1〜25のアルキル基又はベン
ジル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、pは0〜2
の整数、qは0〜20の整数、nは1以上の整数、mは
1以上の整数、Mはアルカリ金属、脂肪族アミン又はア
ンモニウムを示す。)
【0017】
【化4】
【0018】(式中、Rは炭素数12又は13のアルキ
ル基、Mはアルカリ金属、脂肪族アミン又はアンモニウ
ムを示す。)
ル基、Mはアルカリ金属、脂肪族アミン又はアンモニウ
ムを示す。)
【0019】(3) 前記の水性樹脂分散体は、中和剤
として、水溶性を有する脂肪族アミンを含有することを
特徴とする、前記(1)項又(2)項に記載のインクジ
ェット記録用クリーンペーパー。 (4) 前記エチレン性不飽和単量体は、アクリル酸エ
ステル類及びメタクリル酸エステル類から選ばれた少な
くとも1種のアクリル系モノマーであることを特徴とす
る、前記(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載のイ
ンクジェット記録用クリーンペーパー。 (5) 前記のアニオン性乳化剤が、2種以上の前記の
一般式(1)、(2)、(3)又は(4)に示される硫
酸エステル基を有するエチレン性不飽和単量体であるこ
とを特徴とする、前記(1)項〜(4)項のいずれかに
記載のインクジェット記録用クリーンペーパー。 (6) 前記の天然パルプを主成分とする紙が、カチオ
ン性水溶性高分子を含有せしめた紙であることを特徴と
する、前記(1)項〜(5)項のいずれか1項に記載の
インクジェット記録用クリーンペーパー。 (7) 前記のカチオン性水溶性高分子が、カチオン化
澱粉、カチオン変性PVA及びキトサンから選ばれた1
種であるか、又はそれらのうち2種類以上を併用したも
のであることを特徴とする前記(6)項に記載のインク
ジェット記録用クリーンペーパー。
として、水溶性を有する脂肪族アミンを含有することを
特徴とする、前記(1)項又(2)項に記載のインクジ
ェット記録用クリーンペーパー。 (4) 前記エチレン性不飽和単量体は、アクリル酸エ
ステル類及びメタクリル酸エステル類から選ばれた少な
くとも1種のアクリル系モノマーであることを特徴とす
る、前記(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載のイ
ンクジェット記録用クリーンペーパー。 (5) 前記のアニオン性乳化剤が、2種以上の前記の
一般式(1)、(2)、(3)又は(4)に示される硫
酸エステル基を有するエチレン性不飽和単量体であるこ
とを特徴とする、前記(1)項〜(4)項のいずれかに
記載のインクジェット記録用クリーンペーパー。 (6) 前記の天然パルプを主成分とする紙が、カチオ
ン性水溶性高分子を含有せしめた紙であることを特徴と
する、前記(1)項〜(5)項のいずれか1項に記載の
インクジェット記録用クリーンペーパー。 (7) 前記のカチオン性水溶性高分子が、カチオン化
澱粉、カチオン変性PVA及びキトサンから選ばれた1
種であるか、又はそれらのうち2種類以上を併用したも
のであることを特徴とする前記(6)項に記載のインク
ジェット記録用クリーンペーパー。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明のインクジェット記録用ク
リーンペーパーにおいて、含浸に使用する樹脂の主原料
であるエチレン性不飽和単量体としては、例えば、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n―ブチ
ル、アクリル酸2エチルヘキシル等のアクリル酸エステ
ル類、また、メタクリル酸メチル、メタクリル酸n―ブ
チル、メタクリル酸シクロヘキシル等のメタクリル酸エ
ステル類等のアクリル系単量体、スチレン、ビニルトル
エン等の芳香族単量体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、バーサチック酸ビニル等のビニルエステル類等があ
る。更に種々の官能性単量体、例えばアクリルアマイ
ド、メタクリルアミド、アクリル酸2ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸2ヒドロキシエチル、n−メチロール
アクリルアミド等を用いることができる。
リーンペーパーにおいて、含浸に使用する樹脂の主原料
であるエチレン性不飽和単量体としては、例えば、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n―ブチ
ル、アクリル酸2エチルヘキシル等のアクリル酸エステ
ル類、また、メタクリル酸メチル、メタクリル酸n―ブ
チル、メタクリル酸シクロヘキシル等のメタクリル酸エ
ステル類等のアクリル系単量体、スチレン、ビニルトル
エン等の芳香族単量体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、バーサチック酸ビニル等のビニルエステル類等があ
る。更に種々の官能性単量体、例えばアクリルアマイ
ド、メタクリルアミド、アクリル酸2ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸2ヒドロキシエチル、n−メチロール
アクリルアミド等を用いることができる。
【0021】本発明のインクジェット記録用クリーンペ
ーパーにおいて、含浸に使用する樹脂の主原料である、
硫酸エステル基を有するエチレン性不飽和単量体である
アニオン性乳化剤は、前記一般式(1)〜(4)に包含
される反応性乳化剤である。一般式(1)〔式中、R1
は水素又はメチル基、R2 は炭素数8〜24のアルキル
基又はアシル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、n
は0〜50の整数、mは0〜20の整数、Mはアルカリ
金属、又はアンモニウムを示す。〕に含まれる具体的例
としては、旭電化工業(株)製の商品名「アデカリアン
ソープSE―10N」等がある。
ーパーにおいて、含浸に使用する樹脂の主原料である、
硫酸エステル基を有するエチレン性不飽和単量体である
アニオン性乳化剤は、前記一般式(1)〜(4)に包含
される反応性乳化剤である。一般式(1)〔式中、R1
は水素又はメチル基、R2 は炭素数8〜24のアルキル
基又はアシル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、n
は0〜50の整数、mは0〜20の整数、Mはアルカリ
金属、又はアンモニウムを示す。〕に含まれる具体的例
としては、旭電化工業(株)製の商品名「アデカリアン
ソープSE―10N」等がある。
【0022】同様に、一般式(2)〔式中、R1 は炭素
数6〜18のアルキル基、アルケニル基、又はアラルキ
ル基、R2 は水素又は炭素数6〜18のアルキル基、ア
ルケニル基、又はアラルキル基、R3 は水素又はプロぺ
ニル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、nは1〜2
00の整数、Mはアルカリ金属、又はアンモニウムを示
す。〕に含まれる具体例としては、第一工業製薬(株)
製の商品名「アクアロンHS−10」等がある。
数6〜18のアルキル基、アルケニル基、又はアラルキ
ル基、R2 は水素又は炭素数6〜18のアルキル基、ア
ルケニル基、又はアラルキル基、R3 は水素又はプロぺ
ニル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、nは1〜2
00の整数、Mはアルカリ金属、又はアンモニウムを示
す。〕に含まれる具体例としては、第一工業製薬(株)
製の商品名「アクアロンHS−10」等がある。
【0023】同様に、一般式(3)〔式中、R1 は水素
又はメチル基、R2 は炭素数1〜25のアルキル基、R
3 は炭素数1〜25のアルキル基、R4 は炭素数1〜2
5のアルキル基又はベンジル基、R5 は炭素数1〜25
のアルキル基又はベンジル基、Aは炭素数2〜4のアル
キレン基、pは0〜2の整数、qは0〜20の整数、n
は1以上の整数、mは1以上の整数、Mはアルカリ金
属、又はアンモニウムを示す。〕に含まれる具体例とし
ては、日本乳化剤(株)製の商品名「アントックスMS
−60」等がある。
又はメチル基、R2 は炭素数1〜25のアルキル基、R
3 は炭素数1〜25のアルキル基、R4 は炭素数1〜2
5のアルキル基又はベンジル基、R5 は炭素数1〜25
のアルキル基又はベンジル基、Aは炭素数2〜4のアル
キレン基、pは0〜2の整数、qは0〜20の整数、n
は1以上の整数、mは1以上の整数、Mはアルカリ金
属、又はアンモニウムを示す。〕に含まれる具体例とし
ては、日本乳化剤(株)製の商品名「アントックスMS
−60」等がある。
【0024】同様に、一般式(4)〔式中、Rは炭素数
12、13のアルキル基、Mはアルカリ金属を示す。〕
に含まれる具体例としては、三洋化成工業(株)製の商
品名「エレミノールJS−2」等がある。
12、13のアルキル基、Mはアルカリ金属を示す。〕
に含まれる具体例としては、三洋化成工業(株)製の商
品名「エレミノールJS−2」等がある。
【0025】また、本発明のインクジェット記録用クリ
ーンペーパーには、一般に水性樹脂分散体の長期安定性
と機械的安定性を保つための中和剤として水溶性を有す
る脂肪族アミンを使用する。具体的にはトリエタノール
アミン、イソブタノールアミン等が使用される。
ーンペーパーには、一般に水性樹脂分散体の長期安定性
と機械的安定性を保つための中和剤として水溶性を有す
る脂肪族アミンを使用する。具体的にはトリエタノール
アミン、イソブタノールアミン等が使用される。
【0026】本発明のインクジェット記録用クリーンペ
ーパーに使用する水性樹脂分散体を得るためには、通常
の乳化重合法が用いられる。重合開始剤としては公知の
ものが使用され、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等
が、またレドックス重合開始剤としては、重亜硫酸水素
ナトリウム、ロンガリット、エリソルビン酸ナトリウム
等がある。
ーパーに使用する水性樹脂分散体を得るためには、通常
の乳化重合法が用いられる。重合開始剤としては公知の
ものが使用され、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等
が、またレドックス重合開始剤としては、重亜硫酸水素
ナトリウム、ロンガリット、エリソルビン酸ナトリウム
等がある。
【0027】また、通常の界面活性剤の併用も可能であ
る。例えば、脂肪酸石鹸、アルキルスルホン酸塩、アル
キルスルホ琥珀酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルアリール硫酸塩等のア
ニオン性界面活性剤や、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブ
ロックコポリマー等のノニオン性界面活性剤、さらに反
応性ノニオン性乳化剤といわれるエチレン性不飽和単量
体のノニオン性界面活性剤を使用することもできる。し
かし、インクが滲みやすくなるためにそれらの合計の使
用量は、1重量部以下に止めるべきである。
る。例えば、脂肪酸石鹸、アルキルスルホン酸塩、アル
キルスルホ琥珀酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルアリール硫酸塩等のア
ニオン性界面活性剤や、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブ
ロックコポリマー等のノニオン性界面活性剤、さらに反
応性ノニオン性乳化剤といわれるエチレン性不飽和単量
体のノニオン性界面活性剤を使用することもできる。し
かし、インクが滲みやすくなるためにそれらの合計の使
用量は、1重量部以下に止めるべきである。
【0028】本発明で用いるアニオン性乳化剤は、硫酸
エステル基を有するエチレン性不飽和単量体であり、一
般式(1)〜(4)で示すものである。これらは、反応
性乳化剤と称され、アクリルモノマーと重合して乳化剤
として機能する。したがって、乾燥後の樹脂皮膜から遊
離することはないので、含浸紙の表面に乳化剤がマイグ
レートしてインクを滲みやすくすることがない。
エステル基を有するエチレン性不飽和単量体であり、一
般式(1)〜(4)で示すものである。これらは、反応
性乳化剤と称され、アクリルモノマーと重合して乳化剤
として機能する。したがって、乾燥後の樹脂皮膜から遊
離することはないので、含浸紙の表面に乳化剤がマイグ
レートしてインクを滲みやすくすることがない。
【0029】水性媒体中の乳化剤の量は0.5〜5重量
%、好ましくは1.0〜2.0重量%である。これより
少ないと安定なエマルジョンが得られない。これより多
いと耐水性が低下するので、好ましくない。
%、好ましくは1.0〜2.0重量%である。これより
少ないと安定なエマルジョンが得られない。これより多
いと耐水性が低下するので、好ましくない。
【0030】本発明で用いる中和剤は、水溶性を有する
脂肪族アミンである。一般に水性樹脂分散体の長期安定
性と機械的安定性を保つための中和剤としてアンモニア
が広く使われている。また、含浸加工する際には水性樹
脂分散体を希釈して使うことが普通であるため、含浸液
の機械的安定性を保つためにアンモニアを添加すること
がある。
脂肪族アミンである。一般に水性樹脂分散体の長期安定
性と機械的安定性を保つための中和剤としてアンモニア
が広く使われている。また、含浸加工する際には水性樹
脂分散体を希釈して使うことが普通であるため、含浸液
の機械的安定性を保つためにアンモニアを添加すること
がある。
【0031】本発明者らは、アンモニアが添加された水
性樹脂分散体を含浸したクリーンペーパーのインク滲み
が著しいことに着目し、アンモニア以外の中和剤を検討
した結果、水溶性を有する脂肪族アミンが、水性樹脂分
散体の中和剤及び含浸加工時の安定化が可能で、かつイ
ンク滲みを引き起こさないことを見出した。水溶性を有
する脂肪族アミンとしては、例えば、トリエタノールア
ミン、イソブタノールアミン等が挙げられる。これら
は、アンモニアに比べて分子量が大きく、乾燥時に含浸
紙の表面に中和剤がマイグレートしにくいため、インク
が滲みにくくなると考えられる。
性樹脂分散体を含浸したクリーンペーパーのインク滲み
が著しいことに着目し、アンモニア以外の中和剤を検討
した結果、水溶性を有する脂肪族アミンが、水性樹脂分
散体の中和剤及び含浸加工時の安定化が可能で、かつイ
ンク滲みを引き起こさないことを見出した。水溶性を有
する脂肪族アミンとしては、例えば、トリエタノールア
ミン、イソブタノールアミン等が挙げられる。これら
は、アンモニアに比べて分子量が大きく、乾燥時に含浸
紙の表面に中和剤がマイグレートしにくいため、インク
が滲みにくくなると考えられる。
【0032】本発明のクリーンペーパーは、インクを定
着させるために原紙にカチオン性水溶性高分子を含有せ
しめ、さらに発塵を抑えるための樹脂を含浸してインク
ジェット記録用クリーンペーパーとすることができる。
この場合、インクジェットプリンターからクリーンペー
パーに吐き出されたインクは、バインダー樹脂の粒子間
を染み抜けても、原紙に含有されたカチオン性水溶性高
分子に定着する。
着させるために原紙にカチオン性水溶性高分子を含有せ
しめ、さらに発塵を抑えるための樹脂を含浸してインク
ジェット記録用クリーンペーパーとすることができる。
この場合、インクジェットプリンターからクリーンペー
パーに吐き出されたインクは、バインダー樹脂の粒子間
を染み抜けても、原紙に含有されたカチオン性水溶性高
分子に定着する。
【0033】カチオン性水溶性高分子としては、澱粉、
ポリビニルアルコール(PVA)、植物ガム、ポリアク
リルアミド(PAM)などをカチオン変性したものやキ
トサンが挙げられる。キトサンは、酢酸、蟻酸、乳酸、
りんご酸などの酸で溶解して使われる。前述したカチオ
ン性水溶性高分子のうちの2種類以上を併用しても良
い。
ポリビニルアルコール(PVA)、植物ガム、ポリアク
リルアミド(PAM)などをカチオン変性したものやキ
トサンが挙げられる。キトサンは、酢酸、蟻酸、乳酸、
りんご酸などの酸で溶解して使われる。前述したカチオ
ン性水溶性高分子のうちの2種類以上を併用しても良
い。
【0034】前記カチオン性水溶性高分子を紙に含有さ
せる方法としては、内添、サイズプレス含浸、塗工、塗
布、スプレーおよびそれらの併用があるが、カチオン性
であるがゆえにパルプに定着しやすいので内添すること
が好ましい。
せる方法としては、内添、サイズプレス含浸、塗工、塗
布、スプレーおよびそれらの併用があるが、カチオン性
であるがゆえにパルプに定着しやすいので内添すること
が好ましい。
【0035】カチオン性水溶性高分子の紙に対する含有
量は固形分で基紙に対して、0.3〜2%の範囲で良
く、好ましくは0.5〜1.5%がよい。これ以下では
インクが充分に定着せず、これ以上では効果の向上が期
待できない。
量は固形分で基紙に対して、0.3〜2%の範囲で良
く、好ましくは0.5〜1.5%がよい。これ以下では
インクが充分に定着せず、これ以上では効果の向上が期
待できない。
【0036】本発明で用いる紙の製造に使用できる天然
パルプは、一般に抄紙用に用いられる木材パルプに加
え、マニラ麻、楮、三椏、雁皮などの非木材パルプを主
成分とする。含浸後の不透明度を下げすぎないように、
必要に応じて、クレー、カオリン、炭酸カルシウム、酸
化チタン、酸化亜鉛、シリカなどの填料や顔料を微量で
あれば配合することができる。
パルプは、一般に抄紙用に用いられる木材パルプに加
え、マニラ麻、楮、三椏、雁皮などの非木材パルプを主
成分とする。含浸後の不透明度を下げすぎないように、
必要に応じて、クレー、カオリン、炭酸カルシウム、酸
化チタン、酸化亜鉛、シリカなどの填料や顔料を微量で
あれば配合することができる。
【0037】樹脂の含浸量は、含浸前の紙100重量部
に対して、10〜40重量部であり、好ましくは12〜
25重量部である。これより含浸量が少ないと、発塵を
抑える効果が十分ではなく、これより多くても発塵を抑
える効果は変わらない。樹脂の含浸方法は、オンマシン
でのサイズプレス、スプレーによる含浸やオフマシンで
のディッピング含浸、各種コーティングマシンなどがあ
るが、これらに限定されない。
に対して、10〜40重量部であり、好ましくは12〜
25重量部である。これより含浸量が少ないと、発塵を
抑える効果が十分ではなく、これより多くても発塵を抑
える効果は変わらない。樹脂の含浸方法は、オンマシン
でのサイズプレス、スプレーによる含浸やオフマシンで
のディッピング含浸、各種コーティングマシンなどがあ
るが、これらに限定されない。
【0038】
【実施例】以下に、本発明を実施例によりさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、実施例及び比較例において表示する「%」
は、特記のないかぎり「固形分重量%」を示す。
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、実施例及び比較例において表示する「%」
は、特記のないかぎり「固形分重量%」を示す。
【0039】実施例1 針葉樹晒クラフトパルプ50%と広葉樹晒クラフトパル
プ50%をカナディアンスタンダードフリーネス400
mlまで叩解し、酸コロイドタイプのメラミン樹脂を
1.0%、硫酸バンドを3%添加し、通常に抄紙して、
64g/m2 、厚さ100μmの基紙を得た。次いで、
この基紙に下記のようにして得た水性樹脂分散体を含浸
した。攪拌機、還流冷却器、滴下装置、温度計を取り付
けた反応容器に、水209.5重量部、旭電化工業
(株)製の「アデカリアンソープSE−10N」(α−
スルホ−ω−(1(ノニルフェノキシ)メチル−2−
(2−プロペニルオキシ)エトキシーポリ(オキシ−
1,2−エタジイル)アンモニウム塩)0.5重量部を
仕込んだ。一方、水243重量部、前記「アデカリアン
ソープSE―10N」を11.5重量部、メタクリル酸
4重量部、メタクリル酸メチル200重量部、アクリル
酸2エチルヘキシル200重量部、アクリル酸エチル1
00重量部、メタクリル酸2ヒドロキシエチル10重量
部の混合物をあらかじめホモミキサーを用いてモノマー
乳化し、その5%を釜に仕込んだ。反応容器を75〜8
0℃にした後、過硫酸カリウム0.5重量部を仕込み1
5分間保った。その後、反応容器を80〜85℃に保ち
ながら、残りのモノマー乳化液と過硫酸カリウム1重量
部を水50重量部に溶かし、3時間かけて別々に流入さ
せた。流入終了後、攪拌下に2時間保った。その後、室
温まで冷却し、イソブタノールアミンでpHを7に調整
し、水にて固形分を50%に調整した。得られた樹脂の
Tgは−13℃であった。得られたエマルジョンを濃度
12%に水で希釈して含浸カラーとし、ディッピング含
浸機にて含浸量が固形分で9g/m2 になるように含浸
した。
プ50%をカナディアンスタンダードフリーネス400
mlまで叩解し、酸コロイドタイプのメラミン樹脂を
1.0%、硫酸バンドを3%添加し、通常に抄紙して、
64g/m2 、厚さ100μmの基紙を得た。次いで、
この基紙に下記のようにして得た水性樹脂分散体を含浸
した。攪拌機、還流冷却器、滴下装置、温度計を取り付
けた反応容器に、水209.5重量部、旭電化工業
(株)製の「アデカリアンソープSE−10N」(α−
スルホ−ω−(1(ノニルフェノキシ)メチル−2−
(2−プロペニルオキシ)エトキシーポリ(オキシ−
1,2−エタジイル)アンモニウム塩)0.5重量部を
仕込んだ。一方、水243重量部、前記「アデカリアン
ソープSE―10N」を11.5重量部、メタクリル酸
4重量部、メタクリル酸メチル200重量部、アクリル
酸2エチルヘキシル200重量部、アクリル酸エチル1
00重量部、メタクリル酸2ヒドロキシエチル10重量
部の混合物をあらかじめホモミキサーを用いてモノマー
乳化し、その5%を釜に仕込んだ。反応容器を75〜8
0℃にした後、過硫酸カリウム0.5重量部を仕込み1
5分間保った。その後、反応容器を80〜85℃に保ち
ながら、残りのモノマー乳化液と過硫酸カリウム1重量
部を水50重量部に溶かし、3時間かけて別々に流入さ
せた。流入終了後、攪拌下に2時間保った。その後、室
温まで冷却し、イソブタノールアミンでpHを7に調整
し、水にて固形分を50%に調整した。得られた樹脂の
Tgは−13℃であった。得られたエマルジョンを濃度
12%に水で希釈して含浸カラーとし、ディッピング含
浸機にて含浸量が固形分で9g/m2 になるように含浸
した。
【0040】実施例2 実施例1のアクリル酸エチルをアクリル酸n―ブチルに
変え、メタクリル酸メチル300重量部、アクリル酸2
エチルヘキシル150重量部、アクリル酸n−ブチル5
0重量部と変更した以外は実施例1と同様にして得た水
性樹脂分散体を含浸した。得られた樹脂のTgは9℃で
あった。
変え、メタクリル酸メチル300重量部、アクリル酸2
エチルヘキシル150重量部、アクリル酸n−ブチル5
0重量部と変更した以外は実施例1と同様にして得た水
性樹脂分散体を含浸した。得られた樹脂のTgは9℃で
あった。
【0041】実施例3 実施例1の「アデカリアンソープSE−10N」を第一
工業製薬(株)製「アクアロンHS−10」(α―スル
ホーω―(2−(1−プロペニル)−4−ノニルフェノ
キシ)ポリ(10)オキシエチレンアンモニウム塩)に
変更した以外は実施例1と同様にして得た水性樹脂分散
体を含浸した。
工業製薬(株)製「アクアロンHS−10」(α―スル
ホーω―(2−(1−プロペニル)−4−ノニルフェノ
キシ)ポリ(10)オキシエチレンアンモニウム塩)に
変更した以外は実施例1と同様にして得た水性樹脂分散
体を含浸した。
【0042】実施例4 実施例1の「アデカリアンソープSE−10N」を日本
乳化剤(株)製「アントックスMS−60」(ビス(ポ
リオキシエチレン多環フェニルエーテル)メタクリレー
ト化硫酸エステル塩)に変更した以外は、実施例1と同
様にして得た水性樹脂分散体を含浸した。
乳化剤(株)製「アントックスMS−60」(ビス(ポ
リオキシエチレン多環フェニルエーテル)メタクリレー
ト化硫酸エステル塩)に変更した以外は、実施例1と同
様にして得た水性樹脂分散体を含浸した。
【0043】実施例5 実施例1と同様にしたが、抄紙原料にカチオン化澱粉
(エースK−100、王子コーンスターチ株式会社製)
を対パルプ1.2%添加した。
(エースK−100、王子コーンスターチ株式会社製)
を対パルプ1.2%添加した。
【0044】実施例6 実施例5と同様にしたが、カチオン化澱粉の代わりにカ
チオン変性ポリビニルアルコールC−318(株式会社
クラレ製)を対パルプ1.2%添加した。
チオン変性ポリビニルアルコールC−318(株式会社
クラレ製)を対パルプ1.2%添加した。
【0045】実施例7 実施例5と同様に原紙を得たが、カチオン化澱粉の代わ
りにキトサン(コーヨーキトサンSK−10、甲陽ケミ
カル株式会社製)を酢酸に溶解して対パルプ1.2%を
サイズプレス塗工した。
りにキトサン(コーヨーキトサンSK−10、甲陽ケミ
カル株式会社製)を酢酸に溶解して対パルプ1.2%を
サイズプレス塗工した。
【0046】実施例8 実施例5と同様にしたが、抄紙原料に、二酸化チタンを
パルプに対して0.5%添加したものを用いた。
パルプに対して0.5%添加したものを用いた。
【0047】比較例1 実施例1の「アデカリアンソープSE−10N」を、第
一工業製薬(株)製「ハイテノール08E」(ポリオキ
シエチレンアルキル硫酸塩)に変更した以外は、実施例
1と同様にした。
一工業製薬(株)製「ハイテノール08E」(ポリオキ
シエチレンアルキル硫酸塩)に変更した以外は、実施例
1と同様にした。
【0048】比較例2 実施例1の「アデカリアンソープSE−10N」を、日
本油脂(株)製の「ニューレックスペーストH」(アル
キルベンゼンスルホン酸塩)とし、その使用量を1.7
倍とした以外は、実施例1と同様にした。
本油脂(株)製の「ニューレックスペーストH」(アル
キルベンゼンスルホン酸塩)とし、その使用量を1.7
倍とした以外は、実施例1と同様にした。
【0049】比較例3 実施例1のイソブタノールアミンをアンモニア水に変更
した以外は、実施例1と同様にした。
した以外は、実施例1と同様にした。
【0050】比較例4 針葉樹晒クラフトパルプ50%と広葉樹晒クラフトパル
プ50%をカナディアンスタンダードフリーネス400
mlまで叩解し、イライトを対パルプ20%、硫酸アル
ミニウムを対パルプ1.5%、ポリストロン117(荒
川化学工業製、ポリアクリルアミド系紙力剤)を対パル
プ0.2%、カチオン化澱粉(エースK−100、王子
コーンスターチ株式会社製)を対パルプ1.3%添加
し、通常に抄紙して、64g/m2 、厚さ100μmの
普通紙タイプのインクジェット記録用紙を得た。
プ50%をカナディアンスタンダードフリーネス400
mlまで叩解し、イライトを対パルプ20%、硫酸アル
ミニウムを対パルプ1.5%、ポリストロン117(荒
川化学工業製、ポリアクリルアミド系紙力剤)を対パル
プ0.2%、カチオン化澱粉(エースK−100、王子
コーンスターチ株式会社製)を対パルプ1.3%添加
し、通常に抄紙して、64g/m2 、厚さ100μmの
普通紙タイプのインクジェット記録用紙を得た。
【0051】実施例1〜8及び比較例1〜4にて得たク
リーンペーパーにインクジェットプリンターで印字し、
インクジェット適性を評価した。また、発塵性の評価も
行った。それぞれの評価は下記の通り行った。
リーンペーパーにインクジェットプリンターで印字し、
インクジェット適性を評価した。また、発塵性の評価も
行った。それぞれの評価は下記の通り行った。
【0052】(インクジェット適性)インクの滲みの評
価は、インクジェットプリンター(EPSON製、プロ
スパートMJ−930C)で1.0ポイントの太さの線
を引き、滲みの有無で評価をした。ベタ印字部の濃淡の
評価は、同じプリンターで、約3cm角の複数の四角を
黒インクでベタ塗りし、インクの凝集の有無を光学顕微
鏡(倍率約9倍)を用いて透過光で観察した。インクの
滲みも濃淡ムラも5段階評価とし、点数が高いほどイン
クの凝集がなく良好であることを示す。 (発塵性評価)試験片をクリーンベンチ内で、揉んだと
き、擦ったとき、引裂いたときの3パターンの発塵量を
測定した。それぞれの試験条件を以下に示す。
価は、インクジェットプリンター(EPSON製、プロ
スパートMJ−930C)で1.0ポイントの太さの線
を引き、滲みの有無で評価をした。ベタ印字部の濃淡の
評価は、同じプリンターで、約3cm角の複数の四角を
黒インクでベタ塗りし、インクの凝集の有無を光学顕微
鏡(倍率約9倍)を用いて透過光で観察した。インクの
滲みも濃淡ムラも5段階評価とし、点数が高いほどイン
クの凝集がなく良好であることを示す。 (発塵性評価)試験片をクリーンベンチ内で、揉んだと
き、擦ったとき、引裂いたときの3パターンの発塵量を
測定した。それぞれの試験条件を以下に示す。
【0053】<揉み試験>A4サイズ(29.7×21
cm)の試験片を5秒毎に1回、2分間揉む。 <擦り試験>直径14cmの円型と10cm角に切った
試験片を用意する。円形の試験片を円盤に貼り付け、回
転数500rpmで回転させる。10cm角の試験片を
回転する円盤に貼り付けた試験片と接触させ、2分間擦
りつける。 <破り試験>A4サイズの試験片2枚を用意し、長さ2
1cmの片に20mm間隔で20mm分の切れ目を入れ
る。2枚で合計18カ所の切れ目を29.7cmの辺
(縦辺)に沿って2分間で引き裂く。
cm)の試験片を5秒毎に1回、2分間揉む。 <擦り試験>直径14cmの円型と10cm角に切った
試験片を用意する。円形の試験片を円盤に貼り付け、回
転数500rpmで回転させる。10cm角の試験片を
回転する円盤に貼り付けた試験片と接触させ、2分間擦
りつける。 <破り試験>A4サイズの試験片2枚を用意し、長さ2
1cmの片に20mm間隔で20mm分の切れ目を入れ
る。2枚で合計18カ所の切れ目を29.7cmの辺
(縦辺)に沿って2分間で引き裂く。
【0054】それぞれの試験条件で発生する塵を吸引管
で集め、光散乱型微粒子計数計(リオン製、KC−1
4)で、吸引体積0.02立方フィート中の0.3μm
以上の塵の数を記録した。揉み、擦り試験は5個/0.
02立方フィート以下、引裂試験は10個/0.02立
方フィート以下であれば発塵性が実用レベルの低さであ
るといえる。結果を表1に示す。また、実施例及び比較
例で得られたインクジェット記録用クリーンペーパーの
インクジェット適性及び発塵性の評価結果を表1に示
す。
で集め、光散乱型微粒子計数計(リオン製、KC−1
4)で、吸引体積0.02立方フィート中の0.3μm
以上の塵の数を記録した。揉み、擦り試験は5個/0.
02立方フィート以下、引裂試験は10個/0.02立
方フィート以下であれば発塵性が実用レベルの低さであ
るといえる。結果を表1に示す。また、実施例及び比較
例で得られたインクジェット記録用クリーンペーパーの
インクジェット適性及び発塵性の評価結果を表1に示
す。
【0055】
【表1】
【0056】(評価)表1から明らかなように、実施例
1〜8で得られるクリーンペーパーは比較例1〜3に示
すクリーンペーパーに比較して、インクジェットプリン
ターの印字適性に優れていることがわかる。また、比較
例4は印字適性に優れるものの、発塵が多く、クリーン
ルームでの使用に適さないことがわかる。
1〜8で得られるクリーンペーパーは比較例1〜3に示
すクリーンペーパーに比較して、インクジェットプリン
ターの印字適性に優れていることがわかる。また、比較
例4は印字適性に優れるものの、発塵が多く、クリーン
ルームでの使用に適さないことがわかる。
【0057】
【発明の効果】本発明では、天然パルプを主体とする紙
に、カチオン性水溶性高分子を含有せしめ、インク滲み
を起こしにくい乳化剤と中和剤を用いた樹脂を含浸する
ことによって、特別に定着層を設けなくとも、インクの
滲み、定着性が改善されたクリーンペーパーが得られ
る。
に、カチオン性水溶性高分子を含有せしめ、インク滲み
を起こしにくい乳化剤と中和剤を用いた樹脂を含浸する
ことによって、特別に定着層を設けなくとも、インクの
滲み、定着性が改善されたクリーンペーパーが得られ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 敏昭 静岡県静岡市辰起町5−20 (72)発明者 大岩 亜紀 静岡県藤枝市大西町2−1−10
Claims (5)
- 【請求項1】 天然パルプを主成分とする紙に樹脂を含
浸してなるクリーンペーパーにおいて、該樹脂が、エチ
レン性不飽和単量体と、硫酸エステル基を有するエチレ
ン性不飽和単量体であるアニオン性乳化剤とを乳化重合
してなる水性樹脂分散体であることを特徴とするインク
ジェット記録用クリーンペーパー。 - 【請求項2】 前記アニオン性乳化剤が、下記の一般式
(1)、(2)、(3)及び(4)に示されるものから
選ばれた少なくとも1種の硫酸エステル基を有するエチ
レン性不飽和単量体であることを特徴とする請求項1に
記載のインクジェット記録用クリーンペーパー。 【化1】 (式中、R1 は水素又はメチル基、R2 は炭素数8〜2
4のアルキル基又はアシル基、Aは炭素数2〜4のアル
キレン基、nは0〜50の整数、mは0〜20の整数、
Mはアルカリ金属、脂肪族アミン又はアンモニウムを示
す。) 【化2】 (式中、R1 は炭素数6〜18のアルキル基、アルケニ
ル基、又はアラルキル基、R2 は水素又は炭素数6〜1
8のアルキル基、アルケニル基、又はアラルキル基、R
3 は水素又はプロぺニル基、Aは炭素数2〜4のアルキ
レン基、nは1〜200の整数、Mはアルカリ金属、脂
肪族アミン又はアンモニウムを示す。) 【化3】 (式中、R1 は水素又はメチル基、R2 は炭素数1〜2
5のアルキル基、R3 は炭素数1〜25のアルキル基、
R4 は炭素数1〜25のアルキル基又はベンジル基、R
5 は炭素数1〜25のアルキル基又はベンジル基、Aは
炭素数2〜4のアルキレン基、pは0〜2の整数、qは
0〜20の整数、nは1以上の整数、mは1以上の整
数、Mはアルカリ金属、脂肪族アミン又はアンモニウム
を示す。) 【化4】 (式中、Rは炭素数12又は13のアルキル基、Mはア
ルカリ金属、脂肪族アミン又はアンモニウムを示す。) - 【請求項3】 前記の水性樹脂分散体に使用される中和
剤が、水溶性を有する脂肪族アミンであることを特徴と
する、請求項1又は2に記載のインクジェット記録用ク
リーンペーパー。 - 【請求項4】 前記の天然パルプを主成分とする紙が、
カチオン性水溶性高分子を含有せしめた紙であることを
特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインク
ジェット記録用クリーンペーパー。 - 【請求項5】 前記のカチオン性水溶性高分子が、カチ
オン化澱粉、カチオン変性PVA及びキトサンから選ば
れた1種であるか、又はそれらのうち2種類以上を併用
したものであることを特徴とする請求項4に記載のイン
クジェット記録用クリーンペーパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10097002A JPH11235867A (ja) | 1997-12-15 | 1998-03-26 | インクジェット記録用クリーンペーパー |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36251997 | 1997-12-15 | ||
| JP9-362519 | 1997-12-15 | ||
| JP10097002A JPH11235867A (ja) | 1997-12-15 | 1998-03-26 | インクジェット記録用クリーンペーパー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11235867A true JPH11235867A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=26438140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10097002A Pending JPH11235867A (ja) | 1997-12-15 | 1998-03-26 | インクジェット記録用クリーンペーパー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11235867A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012218199A (ja) * | 2011-04-05 | 2012-11-12 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置、および、その制御方法 |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP10097002A patent/JPH11235867A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012218199A (ja) * | 2011-04-05 | 2012-11-12 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置、および、その制御方法 |
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