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JPH11228907A - ポリオレフィン系樹脂製化粧紙用塗料組成物 - Google Patents

ポリオレフィン系樹脂製化粧紙用塗料組成物

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Publication number
JPH11228907A
JPH11228907A JP5001098A JP5001098A JPH11228907A JP H11228907 A JPH11228907 A JP H11228907A JP 5001098 A JP5001098 A JP 5001098A JP 5001098 A JP5001098 A JP 5001098A JP H11228907 A JPH11228907 A JP H11228907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyolefin
coating composition
polyolefin resin
coating
decorative paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5001098A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Maruo
且也 圓尾
Kiyoshi Okitsu
清 興津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP5001098A priority Critical patent/JPH11228907A/ja
Publication of JPH11228907A publication Critical patent/JPH11228907A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリオレフィン系樹脂製化粧紙の表面に施さ
れる塗膜の外観を損なわず、接着性の良い塗装性を有す
る塗料組成物、塗料を提供すること。 【解決手段】 3,3,5(又は2,2,4)−トリメチル−1,6
−ヘキサンジオールとジカルボン酸からなるエステル単
位を50重量%以上含有し、両末端にアルコール性水酸
基を有するポリエステルポリオールであり、数平均分子
量が500〜5,000の高分子ポリオールとジイソシ
アネート化合物の反応から得られたポリウレタン樹脂と
塩素化ポリオレフィンを主成分とするポリオレフィン系
樹脂製化粧紙用塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン系
樹脂製化粧紙用塗料組成物及び該塗料組成物を配合して
なるポリオレフィン系樹脂製化粧紙用塗料に関する。更
に詳しくは、ポリオレフィン系樹脂製の化粧紙に塗布し
て得られる塗膜には光沢、外観等の低下も見られず、し
かも該化粧紙に対して優れた密着性を有する、塗装性に
優れた塗料を提供することのできるポリオレフィン系樹
脂製化粧紙用塗料組成物及び該組成物を配合して得られ
るポリオレフィン系樹脂製化粧紙用塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン系樹脂は価格が安く成形
性、耐薬品性、耐熱性、耐水性など多くの優れた性質を
有するため、近年化粧紙、特に壁紙等建築用化粧紙とし
て多く用いられている。しかしながら、ポリオレフィン
系樹脂は、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ア
クリル系樹脂、ポリエステル系樹脂等の極性を有する合
成樹脂とは異なり、非極性でかつ結晶性が高いため、同
樹脂製シート、フィルム等の成形品表面に塗装したり該
シート、フィルム等を他物表面に接着剤で装着したりす
ることは困難であるという欠点を有していた。
【0003】そこで従来よりポリオレフィン系樹脂製成
形品の表面をプラズマ処理やガス炎処理して化学的に活
性化することにより上記塗装性とか装着性等の付着性を
改良してきたが、これらの方法は工程が複雑であり、且
つ多大な設備費や時間的ロスを伴い、しかも処理対象の
成形品の形の複雑さとか樹脂中の顔料や添加物等の影響
も受けて、表面処理効果にバラツキを生じ易い等の欠点
を有している。このような前処理なしに塗装する方法と
して、自動車のポリプロピレン製バンパーの表面塗装に
見られるようなプライマー組成物が種々提案されている
が、これの場合はツーコート仕上げという煩雑さを伴う
ものである。
【0004】これに対して、ポリオレフィン系樹脂製成
形品の表面へのワンコート仕上げ用被覆用組成物として
は、ポリオレフィン系樹脂に対して強い付着力を有する
塩素化ポリオレフィンや環化ゴム等を使用した組成物も
提案されているが、耐候性、耐湿性、耐ガソリン性等が
劣り、用途との関係で充分な塗膜性能を発揮していると
は言えない。そのため、上記の諸点で良好な塗料物性を
有するアクリル樹脂やアルキッド樹脂を混合して使用す
る試みもなされているが、本来アクリル樹脂やアルキッ
ド樹脂は塩素化ポリオレフィンと相溶性が悪いため、塗
膜の光沢が低下し、外観を著しく損なうなどの欠点を有
し、ポリオレフィン系樹脂製成形品の表面の塗装性、接
着性は未だ充分には解決されていないと言える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、ポリ
オレフィン系樹脂製の成形品の表面の塗装性、接着性の
向上をはかるべく、具体的には同樹脂製化粧紙に施され
る塗膜の光沢などの外観を損なわず、しかも接着性に優
れた塗装性を有する塗料組成物及び該組成物を使用した
塗料を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題に鑑み、種々の塗料組成物について鋭意検討した結
果、特定のポリオールとジカルボン酸から得られる特定
の分子量、分子構造分布を有するポリエステルポリオー
ルを含有する高分子ポリオールとジイソシアネート化合
物とを反応させて得られたポリウレタン樹脂(1)と塩
素化ポリオレフィン(2)を主成分とする塗料組成物が
上記目的を達成することを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0007】従って本発明の第一は、(第1)3,3,5
−トリメチル−1,6−ヘキサンジオール及び/又は2,
2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジオールとジカル
ボン酸とからなるエステル単位を50重量%以上含有
し、両末端にアルコール性水酸基を有するポリエステル
ポリオールであって、その数平均分子量が500〜5,
000の高分子ポリオールとジイソシアネート化合物と
を反応させて得られたポリウレタン樹脂(1)と塩素化
ポリオレフィン(2)を主成分とするポリオレフィン系
樹脂製化粧紙用塗料組成物である。また本発明の第二
は、ジカルボン酸が脂肪族ジカルボン酸である上記第一
記載の化粧紙用塗料組成物である。また本発明の第三
は、脂肪族ジカルボン酸がアジピン酸である上記第二記
載の化粧紙用塗料組成物である。更に本発明の第四は、
上記第一ないし第三のいずれかに記載の塗料組成物を配
合してなるポリオレフィン系樹脂製化粧紙用塗料であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係るポリオレフィン系樹
脂製化粧紙用塗料組成物は、高分子ポリオールとジイソ
シアネート化合物とを反応させて得られるポリウレタン
樹脂(1)と塩素化ポリオレフィン(2)を主成分とす
るものである。
【0009】しかも、ここにいう高分子ポリオールは、
少なくとも3,3,5−トリメチル−1,6−ヘキサンジ
オール及び/又は2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキ
サンジオールなる特定のトリメチル−1,6−ヘキサン
ジオール類(以下、TMHDと記す。)とジカルボン酸
とからなるエステル単位を50重量%以上含有し、両末
端にアルコール性水酸基を有するポリエステルポリオー
ルであって、その数平均分子量が500〜5,000の
高分子ポリオールである。
【0010】従って、本発明において使用される上記ポ
リエステルポリオールとしては、(a)TMHDとジカル
ボン酸から得られ、両末端にアルコール性水酸基を有す
るポリエステルポリオール、(b)TMHDとその他のポ
リオールとの混合物とジカルボン酸から得られ、両末端
にアルコール性水酸基を有するポリエステルポリオー
ル、(c)上記その他のポリオールとジカルボン酸とから
得られ、両末端にアルコール性水酸基を有するポリエス
テルポリオールと上記(a)又は(b)のポリエステルポリオ
ールとの混合物、(d)上記ポリエステルポリオール以外
の、両末端にアルコール性水酸基を有するポリエステル
ポリオールと、上記(a)、(b)又は(c)のポリエステルポ
リオールとの混合物、が例示できる。
【0011】本発明におけるポリエステルポリオールの
構成成分としてのジカルボン酸としては、鎖式脂肪族ジ
カルボン酸、環式脂肪族ジカルボン酸又は芳香族ジカル
ボン酸がそのまま、或いは無水物又はエステル化物とし
て好適に使用され、具体的にはアジピン酸、マレイン
酸、フマル酸、コハク酸、シュウ酸、マロン酸、グルタ
ル酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の
二塩基酸もしくはこれらに対応する酸無水物、エステル
化合物が挙げられる。
【0012】本発明における必須のポリオールは、3,
3,5−トリメチル−1,6−ヘキサンジオール又は2,
2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジオールであり、
本発明に係るポリエステルポリオールの構成成分として
下記に掲げる他のポリオールのみの使用では本発明の所
期の目的は達成されない。本発明においては、上記TM
HDをポリオールの必須成分として使用することによ
り、所期の塗装特性を有する塗料組成物及び塗料が得ら
れる。TMHDをポリオールの必須成分とする理由は、
ポリウレタン化した際に、PMHD単位が塩素化ポリオ
レフィンとの相溶性の発現に大きく寄与するためであ
る。
【0013】上記必須のポリオールと共に使用できる前
記その他のポリオールとしては、(a)酸化エチレン、酸
化プロピレン、テトラヒドロフラン等の重合体または共
重合体からなるポリエーテルポリオール類、(b)グリセ
リン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタ
ン、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブタン
トリオール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プ
ロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、ペンタンジオー
ル、ヘキサンジオール、オクタンジオール、1,4−ブ
チンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ジプロピレングリコール等の飽和および不飽
和の低分子ポリオールが好適に挙げられる。
【0014】本発明において使用することができる前記
他のポリエステルポリオールとしては、(a)環状エステ
ル化合物を開環重合して得られるポリエステルポリオー
ル類、(b)ポリカーボネートポリオール類、(c)ポリブタ
ジエングリコール類、(d)ビスフェノールAに酸化エチ
レンもしくは酸化プロピレンを付加して得られたグリコ
ール類が挙げられる。
【0015】本発明において使用されるポリエステルポ
リオールとしては、前記の(a)(b)(c)又は(d)のいずれの
態様のものであってもよいが、少なくともTMHDとジ
カルボン酸とから得られるエステル単位の含有量は、全
エステル単位の50重量%以上である必要がある。この
含有量が50重量%未満では、得られるポリウレタン成
分と塩素化ポリオレフィンとの相溶性が不十分となり、
ポリオレフィン製化粧紙へ塗布した際の塗膜の光沢など
の外観が損なわれ、しかも塗膜の密着性も損なわれるの
で、好ましくない。
【0016】更に本発明に係るポリエステルポリオール
としては、エステル単位含有量の要件を満たす限り、前
記のいずれの態様のものであってもよいことは上記の通
りであるが、更にその数平均分子量が500〜5,00
0の高分子ポリオールであることが要求される。数平均
分子量が500未満であれば希釈溶剤に対する溶解性が
低下するため塗装性に劣り、5,000を超える場合に
は乾燥性および耐ブロッキング性の点で不十分となり、
好ましくない。
【0017】本発明に係るジカルボン酸と反応させる高
分子ポリオールに要求される特性については上述の通り
であるが、該特性を満たす範囲において前記ポリエステ
ルポリオールの他に低分子ポリオールが構成成分として
含有されていてもよい。ここに低分子ポリオールとして
は、ポリトリメチルヘキサンジオールの脂肪族二塩基酸
エステル、特にアジペート、又は高分子ポリオール製造
に用い得る前記各種の低分子ポリオールを例示すること
ができる。上記低分子ポリオールの使用量は、高分子ポ
リオールの10重量%以下であることが好ましい。使用
割合が10重量%を超えると、得られる塗料組成物を使
用した塗料のポリオレフィン系樹脂製化粧紙に対する密
着性や希釈溶剤に対する溶解性が低下するからである。
【0018】本発明に係るポリウレタン樹脂(1)の製
造に必要な他の成分ジイソシアネート化合物には、芳香
族、脂肪族および脂環族のジイソシアネート類を含み、
具体的には、1,5−ナフタレンジイソシアネート、4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジベン
ジルイソシアネート、ジアルキルジフェニルメタンジイ
ソシアネート、テトラアルキルジフェニルメタンジイソ
シアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,
4−フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート、ブタン−1,4−ジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサ
メチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキ
サメチレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネー
ト、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネ
ート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘ
キサン、メチルシクロヘキサンジイソシアネート等を例
示できる。
【0019】上述のポリウレタン樹脂(1)には、必要
に応じて鎖伸長剤を使用することもできる。鎖伸長剤と
してはエチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、イソホロンジアミン、ジシクロヘキシル
メタン−4,4’−ジアミンを例示することができ、更
に、分子内に水酸基を有するジアミン類、例えば2−ヒ
ドロキシエチルエチレンジアミン、2−ヒドロキシエチ
ルプロピレンジアミン、ジ−2−ヒドロキシエチルエチ
レンジアミン、ジ−2−ヒドロキシエチルプロピレンジ
アミン、2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミン、ジ
−2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミン等も同様に
使用できる。前記ポリウレタン樹脂(1)には、必要に
応じて更に重合停止剤としてのジアルキルアミン、例え
ばジ−n−ブチルアミンを使用することもできる。
【0020】本発明に係るポリウレタン樹脂(1)が、
前記の鎖伸長剤、重合停止剤の他安定剤等としてアミノ
基含有化合物を使用した場合には、得られたポリウレタ
ン樹脂のアミン価が0〜10(KOHmg/g)の範囲
であることが好ましい。アミン価が10(KOHmg/
g)を超えると、含まれるアミノ基および前記TMHD
のソフトセグメントの効果による、本発明に係る塗料組
成物から得られる塗料のポリオレフィン系樹脂製化粧紙
に対する優れた密着性、ラミネート適性を損ないやす
い。なお、ここに言うアミン価とは、試料1g中の第一
級、第二級および第三級アミンのうち、第一級および第
二級アミンを無水酢酸でアセチル化し、残る第三級アミ
ンを中和するに要する塩酸の量を苛性カリ(KOH)の
mg数に換算した値であると定義される。
【0021】本発明におけるポリウレタン樹脂(1)
は、数平均分子量(Mn)が5,000〜100,000
の範囲内であることが好ましい。数平均分子量が5,0
00未満の場合には、塗料の乾燥性、耐ブロッキング
性、皮膜強度、耐油性等に低下傾向が見られ、一方10
0,000を超える場合にはポリウレタン樹脂の溶液粘
度が高くなり易く、塗装性の点で問題が生ずる可能性が
ある。
【0022】本発明においては、主成分として、上記ポ
リウレタン樹脂(1)と共に塩素化ポリオレフィン
(2)が使用されるが、ここに塩素化ポリオレフィン
(2)とは、例えばプロピレン単独重合体、プロピレン
と他のオレフィン系モノマーとの共重合体等のポリオレ
フィンを塩素化したものであり、塩素含有率は1〜60
重量%、特に10〜40重量%が塗装性、密着性の点で
好ましい。また、該塩素化ポリオレフィン(2)の数平
均分子量は5,000〜200,000が同様に塗装性、
密着性の点で好適であるが、10,000〜100,00
0が特に好ましい。なお、塩素化に使用されるポリオレ
フィンには立体規則性の有無は問題にはならない。
【0023】本発明に係る塗料組成物は、少なくとも上
記ポリウレタン樹脂(1)と塩素化ポリオレフィン
(2)を配合してなるものであり、それぞれ単独ではポ
リオレフィン系樹脂製の化粧紙に塗布しても、光沢、密
着性等の付与された所望の塗膜は得られない。これは、
被塗装物であるポリオレフィン製素材と塗料組成物との
バインダーとして塩素化ポリオレフィンが作用し、その
塩素化ポリオレフィンとの相溶性にポリウレタン中のT
MHD単位が大きく寄与するためである。従って、TM
HD含有ポリウレタンと塩素化ポリオレフィンを主成分
とすることにより、所期の塗装性に優れた塗料組成物を
得ることができる。
【0024】これら2つの主成分の配合比、即ちポリウ
レタン樹脂(1)/塩素化ポリオレレフィン(2)は、
5/95〜95/5(重量%比)であることが好まし
く、この範囲でポリウレタン樹脂(1)と塩素化ポリオ
レフィン(2)とは任意に、且つ好ましく設定すること
ができる。なお、ポリウレタン樹脂と塩素化ポリオレフ
ィンとは、本来相溶性が悪いとされているが、本発明で
使用する上記組成物は、特定の高分子ポリオールからな
るポリウレタン樹脂(1)を使用するためか、均一で透
明な溶液となる特徴がある。
【0025】本発明に係るポリオレフィン系樹脂製化粧
紙の塗料としては、上記ポリウレタン樹脂(1)と塩素
化ポリオレフィン(2)を主成分とする塗料組成物がそ
のまま、又は更に塗料として必要な各種成分、例えば塗
料用溶剤、希釈剤、顔料、粘度調節剤、耐候(光)剤、
増量剤等が添加されて使用される。これらは目的に応じ
て種類、量が選択されるが、塗料用溶剤について説明す
ると、通常、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
系溶剤;、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶
剤;メタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、n−ブタノール等のアルコール系溶剤;アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン系溶剤等が単独で又は混合して使用できる。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0027】(合成例1:ポリエステルポリオールの合
成)コンデンサー、脱水管、撹拌器、温度計および窒素
ガス導入管を取り付けた3リットルのフラスコに、3,
3,5−トリメチル−1,6−ヘキサンジオールと2,2,
4−トリメチル−1,6−ヘキサンジオールを混合比率
1:2.7(重量)で混合したもの1,578.2g及び
アジピン酸1,194.9gを仕込み、加熱して反応させ
た。内温が160℃付近から水が留出し始め、約4時間
かけて180℃まで反応温度を上昇させた。水の留出が
減少した時点で反応温度を200℃に上げ、更に水の留
出を続けた。反応液の酸価が5〜10になったところで
テトラブチルチタネートの10ppm相当量を加え、内
温を210℃にして反応をさらに続けた。6時間後酸価
が0.5以下になったところで反応を終了し、ポリエス
テルポリオール溶液を得た。得られた溶液は、酸価が
0.2、水酸基価が56.4、粘度は11,900cp/
25℃であり、APHAは10であった。また、ポリエ
ステルポリオールの数平均分子量は2000であった。
【0028】(合成例2:ポリウレタン樹脂Aの合成)
撹拌器、温度計、窒素ガス導入管を取り付けた2リット
ルのフラスコにイソホロンジイソシアネート222gを
仕込み、内温を60℃にした時点で合成例1で得られた
ポリエステルポリオール溶液1,000gを30分かけ
て滴下した。滴下を終え反応温度を100℃に保ち、4
時間反応させ、遊離イソシアネート価3.2%のウレタ
ンプレポリマーが得られた。これにメチルエチルケトン
815gを加え、撹拌し、均一溶液(以下「A’液」と
称す。)とした。次いで5リットルのフラスコにイソホ
ロンジアミン78.2g、ジ−n−ブチルアミン1.16
g、メチルエチルケトン1221.5g、イソプロピル
アルコール1,024.4gをとり、撹拌して均一にし
た。反応液の内温を室温〜40℃の範囲にしてA’液の
全量を30分かけて滴下したのち、内温を50℃にして
3時間反応させた。得られたウレタン樹脂溶液(以下
「A液」と称す)は、樹脂固形分30%、粘度2,44
0cp/25℃、GPCによる数平均分子量Mnは5
6,880、重量平均分子量Mwは112,780、これ
らの比Mw/Mnは1.98であった。
【0029】(合成例3:ポリウレタン樹脂Bの合成)
撹拌器、温度計、窒素ガス導入管を取り付けた2リット
ルのフラスコにイソホロンジイソシアネート222gを
仕込み反応液の内温を60℃にした時点で、分子量2,
000のカプロラクトン系高分子ジオール(商品名:プ
ラクセルL−220AL、ダイセル化学工業(株)製)
1,000gを30分かけて滴下した。滴下を終え反応
温度を100℃に保ち、4時間反応させ、遊離イソシア
ネート価3.28%のウレタンプレポリマーが得られ
た。これにメチルエチルケトン815gを加え、撹拌し
均一溶液(以下「B’液」と称す)とした。次いで5リ
ットルのフラスコに、イソホロンジアミン79.4g、
ジ−n−ブチルアミン1.29g、メチルエチルケトン
1209.9g、イソプロピルアルコール1014.7g
をとり、均一によく撹拌した。反応液の内温を室温〜4
0℃の範囲にしてB’液の全量を30分かけて滴下した
のち、内温を50℃で3時間反応させた。得られたウレ
タン樹脂溶液(以下「B液」と称す)は、樹脂固形分3
0%、粘度7,180cp/25℃、GPCによるMn
は63,630、Mwは115,720、Mw/Mnは
1.82であった。
【0030】(実施例1)塩素含有率30wt%、不揮発
分30wt%の塩素化ポリプロピレン溶液(商品名:スー
パークロン813A、日本製紙(株)製)100gと合
成例2で得たウレタン樹脂200gを混合し、均一で透
明な塗料組成物(不揮発分30wt%)を調製し、これに
第2表の溶媒および顔料を加えて2時間サンドミルで練
肉し塗料とした。バーコーター6番を用いて未処理ポリ
プロピレン製化粧紙(以下、未処理PPと称す)、コロ
ナ放電処理ポリプロピレン製化粧紙(以下、処理PPと
称す)にそれぞれ塗工し、24時間室温で乾燥した後、
セロファン粘着テープを用いセロテープ剥離試験及びヒ
ートシール強度試験を行った。結果を第1表に示す。な
お、塗料の配合処方は第2表に示す。
【0031】(比較例1)塩素化ポリプロピレンは使用
せず、合成例2で得られたウレタン樹脂を使用して塗料
を調製した他は実施例1と同様に行った。結果を第1表
に示し、塗料の配合処方は第2表に示す。
【0032】(比較例2)塩素化ポリプロピレンは使用
せず、合成例3で得られたウレタン樹脂を使用して塗料
を調製した他は実施例1と同様に行った。結果を第1表
に示し、塗料の配合処方は第2表に示す。
【0033】
【表1】
【0034】なお、第1表において、 (1)セロテープ剥離試験:塗工面にセロファン粘着テー
プを貼りつけ、一気に剥した時の剥離状態で判定した。 (2)ヒートシール強度試験:塗工面を重ね合わせて、1
10℃−1kg/cm2 で1秒間の圧着条件でヒートシール
を行い、24時間後テンシロンにて180°剥離強度試
験を行った(引張り速度50mm/min)。 (3)対象化粧紙とは、上記試験を行うために塗工した化
粧紙を言う。 (4)セロテープ剥離試験においてテープ残が80%以上
を「良好」、80%未満を「不良」とした。 (5)ヒートシール強度試験において、測定値が約100
以上の場合は実用性ありと判断され、100未満の場合
は実用上問題があると判断される。
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、ポリオレフィン系樹脂
製化粧紙に対して塗膜の光沢低下など外観を損なわずに
優れた密着性並びに塗装性を有する塗料及び塗料組成物
が容易に得られる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3,3,5−トリメチル−1,6−ヘキサ
    ンジオール及び/又は2,2,4−トリメチル−1,6−
    ヘキサンジオールとジカルボン酸とからなるエステル単
    位を50重量%以上含有し、両末端にアルコール性水酸
    基を有するポリエステルポリオールであって、その数平
    均分子量が500〜5,000の高分子ポリオールとジ
    イソシアネート化合物とを反応させて得られたポリウレ
    タン樹脂(1)と塩素化ポリオレフィン(2)を主成分
    とするポリオレフィン系樹脂製化粧紙用塗料組成物。
  2. 【請求項2】 ジカルボン酸が脂肪族ジカルボン酸であ
    る請求項1記載のポリオレフィン系樹脂製化粧紙用塗料
    組成物。
  3. 【請求項3】 脂肪族ジカルボン酸がアジピン酸である
    請求項2記載のポリオレフィン系樹脂製化粧紙用塗料組
    成物。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の塗
    料組成物を配合してなるポリオレフィン系樹脂製化粧紙
    用塗料。
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