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JPH1122849A - 電動弁 - Google Patents

電動弁

Info

Publication number
JPH1122849A
JPH1122849A JP17871297A JP17871297A JPH1122849A JP H1122849 A JPH1122849 A JP H1122849A JP 17871297 A JP17871297 A JP 17871297A JP 17871297 A JP17871297 A JP 17871297A JP H1122849 A JPH1122849 A JP H1122849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
lid
valve
valve body
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17871297A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Nemoto
伸一 根本
Kazumi Sayama
一美 佐山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP17871297A priority Critical patent/JPH1122849A/ja
Publication of JPH1122849A publication Critical patent/JPH1122849A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電動弁に大きな改造を施さずに、冷媒
の内部圧力に基づくキャン、蓋状部材、及び、前記弁本
体の接合密封部分の亀裂を防止すると共に、前記部材の
同軸度、直角度等の精度を向上させる冷凍サイクル用電
動弁を提供する。 【解決手段】 弁本体と有底筒状のキャンと該キャンと
溶接結合して前記弁本体に取付固定される蓋状部材とを
備え、前記弁本体がその上面に環状突出片と、該環状突
出片から外放射方向に延びる溶接溝とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ヒートポ
ンプ式エアコンや冷凍機等を構成する冷凍サイクルに組
み込まれて使用される電動弁に係り、特に、ステッピン
グモータのキャン部分と、該キャンを弁本体に連結する
蓋状部材と、該蓋状部材を固定する弁本体とを改善した
電動弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電動弁としては、図4に
示されるものが提案されている。図示例の電動弁1'
は、基本的には、ステッピングモータ10と、弁本体2
0と、ロータ軸35と、弁軸30とを具備しており、前
記ロータ軸35を前記ステッピングモータ10により回
転駆動してねじ送りにより昇降させ、それに伴って昇降
する弁軸30の弁体31で、前記弁本体20に形成され
た流体入出口(弁座)23を開閉する(開口面積を変化
させる)ことにより流量を調整するようになっている。
【0003】前記ステッピングモータ10は、前記弁本
体20に蓋状部材18を介して連結固定された円筒状の
キャン11の外周部に嵌装されたステータヨーク13
と、ボビン14と、このボビン14に巻装され、外部か
ら通電されるマグネットワイヤ15と、スリーブ40に
固定されたボンド磁石よりなるロータ39と、を備えた
構成とされている。
【0004】前記弁本体20は、弁室21を有し、該弁
室21に連通する導管24が接続される流体入出口22
が設けられ、その底面部に導管25が接続されるととも
に、前記弁軸30の弁体により開閉される流体入出口2
3が形成されている。前記弁本体20の弁室21上方に
は、内周部に雌ねじ部が形成されたガイドブッシュ26
が内嵌固定されている。
【0005】前記キャン11は、有底の筒状をしてお
り、その開口端に下部鍔部11aを備えており、前記蓋
状部材18は、図5及び図6に示されているように、底
部18bに環状孔18dを備えると共に、上部に鍔部1
8aを備えた皿状をしており、前記底部18a裏面に例
えば四つの放射状の溶接溝18c、…を備えている。
【0006】前記キャン11、前記蓋状部材18、及
び、前記弁本体20との組立密封固定は、まず、前記弁
本体20の上部環状突出片20aに前記蓋状部材18の
内部孔18dを嵌合し、前記上部環状突出片20aを外
周方向にかしめると共に、前記弁本体20の外周上部2
0bと前記蓋状部材18の下面とをロー付け溶接Aを行
う。その後、前記キャン11と前記蓋状部材18内に前
記ガイドブッシュ26、ロータ39、スリーブ40、弁
軸30、軸35等を収納した後、前記蓋状部材18の上
部鍔部18dと前記キャン11の下部鍔部11aとを当
接させて、その周囲をTiG溶接(タングステンイナー
トガス溶接)等で拝み溶接Bを行い、これによって、前
記キャン11内を密封状態としている。
【0007】このような構成の電動弁1’においては、
前記マグネットワイヤ15を一方向に通電励磁すると、
ロータ39、スリーブ40、ロータ軸35、ホルダ28
等が一体的に回転し、前記雌ねじ部と雄ねじ部との螺合
によるねじ送りにより前記弁軸30が下降せしめられて
前記流体入出口(弁座)23を閉方向に調整する。ま
た、前記マグネットワイヤ15を他方向に通電励磁する
と、前記弁軸30が上昇して前記流体入出口23を開方
向に調整する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そして、前記電動弁
1’は、冷凍サイクルに組み込まれて使用される稼働時
には、前記キャン11内にも冷媒が供給されものである
ので、該キャン11内は前記冷媒によって圧力状態に置
かれている。このため、前記キャン11と前記蓋状部材
18とのTiG溶接等の拝み溶接部B、及び、前記弁本
体20の外周部21bと前記蓋状部材18の下面とのロ
ー付け溶接部Aは、その電動弁1’の前記冷媒の圧力負
荷状態の長期の使用に耐えるものでなければならない。
【0009】また、近年、フロンガス等によるオゾン層
の破壊等の環境上の問題から旧来のフロン系冷媒が規制
の対象となったことから旧来の冷媒に代えて代替冷媒例
えば所謂R410Aが採用されてきている。この代替冷
媒は、前記旧来からの冷媒に比べて、高圧状態(概ね
1.4〜1.5倍程度)で作動することになる。このた
め、前記電動弁1’の稼働中は、前記キャン11内も代
替冷媒R410Aの使用によって、旧来の冷媒に比べて
高圧状態となり、前記旧来の冷媒では、その強度にさほ
ど問題がなかった前記接合溶接部B及びロー付け溶接部
Aにおいても、前記高圧状態に耐える構造のものでなけ
ればならない。
【0010】ところで、本発明者等の実験によれば、従
来の電動弁1’の前記キャン11と前記蓋状部材18と
のTiG溶接等の拝み接合溶接部Bは、冷媒の内圧によ
って、前記キャン11と前記蓋状部材18との各々は、
反対方向の作用力を受けることとなり、前記蓋状部材1
8の上部鍔部18aと前記キャン11の下部鍔部11a
とを前記拝み接合溶接部B部分の作用点を中心として互
いに離す方向に作用し、前記拝み接合溶接部Bに分離作
用を生じさせるおそれが生じることとなる。
【0011】前記キャン11内の冷媒は、その稼働中、
その圧力が交番して変化するものであるので、前記作用
力のその強さを繰り返して交番的に変化させることとな
る。このことは、前記拝み接合溶接部Bの作用点に繰り
返し応力が作用することを意味し、該繰り返し応力によ
って前記拝み接合溶接部Bの溶接ビートが疲労して該溶
接ビート内に亀裂が発生するおそれが生じる。更に、亀
裂は、前記繰り返し応力の作用によって成長して、最終
的には、前記電動弁1’の動作に不具合を生ずる問題を
発生させるおそれがある。なお、この拝み接合溶接部B
の問題の解決方については、本出願人が本出願と同時に
出願する他の特許出願において提案している。
【0012】一方、前記弁本体20の外周部20bと前
記蓋状部材18の下面18bとのロー付溶接部Aについ
ても、高圧の前記代替冷媒R410Aに対応したものと
しなければならない。従来の電動弁1’は、図5及び図
6に示すように、前記弁本体20の上部環状突出片20
aに前記蓋状部材18を嵌合し、前記上部環状突出片2
0aを外周方向にかしめると共に、前記弁本体20の外
周部20bと前記蓋状部材18の下面とをロー付溶接A
を行うものであるが、前記蓋状部材18の下面18bに
は、例えば四つの放射状に延びる溶接溝18c、…が形
成されている。前記ロー付溶接Aにおいては、該溶接溝
18c,…を介して溶接ローが内部の上部環状突出片2
0a部まで進入して、前記ロー付溶接部Aの溶接強度を
増すようにしている。
【0013】しかし、前記溶接溝18c、…の成形は、
プレス加工等で行うこととなるので、前記蓋状部材18
に前記プレス加工による加工応力が残留してしまうと云
う不具合が生じる。該加工応力の残留は、前記蓋状部材
18が、その後の加工行程である前記ロー付溶接Aある
いは前記拝み接合溶接部Bのロー付溶接あるいはTiG
溶接時の熱影響を受けて歪を発生させる虞がある。前記
歪の発生は、組立結合時の前記弁本体20、前記蓋状部
材18、及び、前記キャン11の同軸度、直角度等の精
度を悪化させ、結果として、前記電動弁1’の性能を阻
害するおそれが生じる。
【0014】本発明は、前記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、従来の電動弁に
大きな改造を施さずに、冷媒の内部圧力に基づくキャ
ン、蓋状部材、及び、前記弁本体の接合密封部分の亀裂
を生じるおそれを防止すると共に、前記部材の同軸度、
直角度等の精度を向上させる冷凍サイクル用電動弁を提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る電動弁は、基本的には、弁本体と有底
筒状のキャンと該キャンと溶接結合して前記弁本体に取
付固定される蓋状部材とを備え、前記弁本体がその上面
に環状突出片と、該環状突出片から放射外方向に延びる
溶接溝とを備えていることを特徴している。
【0016】また、本発明の電動弁の好ましい具体的な
態様は、前記溶接溝が、V字状で、周方向に複数個形成
され、前記溶接接合が、ロー付溶接であることを特徴と
し、前記蓋状部材が、環状平板とされ、該環状平板の内
部孔を前記弁本体の環状突出片に係合し、該環状突出片
を外方向にかしめると共に、前記蓋状部材の下面を前記
弁本体の上部周面に溶接接合したことを特徴している。
【0017】更に、前記蓋状部材が、その環状平板の外
周上部に上部の段差形状部を、外周下部に下部の段差形
状部を形成し、前記上部の段差形状部に前記キャンの開
口部を係合してその係合周面をTiG溶接接合したこと
を特徴としている。
【0018】このような構成とされた本発明に係る電動
弁においては、前記蓋状部材と前記弁本体との接合溶接
を、該弁本体に溶接溝を形成して接合したので、高圧の
代替冷媒R410Aが前記キャン内に供給されても、そ
の長期の作用圧力に十分耐えることができ、前記接合部
が分離することはない。
【0019】また、前記溶接溝は、弁本体に形成され、
該弁本体は黄銅等の素材で、質量の大きなブロック体と
して形成されていることで、ロー付溶接を行っても、歪
等が発生しないし、前記蓋状部材には溶接溝を形成しな
いので、該蓋状部材には、溶接溝加工のための成形時の
加工応力が残留ぜず、溶接を行っても、該蓋状部材に歪
を生じさせない。そのため、組立結合時に、前記弁本
体、前記蓋状部材、及び、前記キャンの同軸度、直角度
等の精度を挙げることができ、前記電動弁1’の信頼性
及び性能を向上させることができる。
【0020】また、キャンと蓋状部材との接合溶接部
を、該蓋状部材の外周に形成した上部段差形状部に前記
キャンの開口部の端部を係合する構造として、その周囲
を溶接するべく構成したので、高圧の代替冷媒が前記キ
ャン内に供給されても、前記キャンは、前記代替冷媒の
径方向の圧力に対しては、筒状の開口部で受けることと
なり、かつ、前記代替冷媒の長手方向(上方)の圧力に
対しては、前記溶接部の引っ張り力として受けるので、
該接合部が、キャン内の従来の冷媒に比べて高い圧力の
代替冷媒によって、その稼働中、繰り返し応力の作用を
受けたとしても、該繰り返し応力によって亀裂が発生す
るようなことはない。更に、前記蓋状部材の周部の下部
に段差形状部を形成したことにより、溶接位置のバラツ
キをなくして、溶接強度の強い溶接部を得ることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電動弁の一実施形
態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。該実施形
態を説明するに当たって、前記従来例と同一機能を奏す
るものは同じ符号を付して説明する。
【0022】図1は、本実施形態の電動弁1の縦断面図
である。該図1に示す電動弁1は、基本的には、ステッ
ピングモータ10と、弁本体20と、ロータ軸35及び
弁軸30とを具備しており、前記ロータ軸35を前記ス
テッピングモータ10により回転駆動してねじ送りによ
り昇降させ、それに伴って昇降する弁軸30の弁体31
で前記弁本体20に形成された流体入出口23を開閉す
る(開口面積を変化させる)ことにより流量を調整する
ようになっている。
【0023】前記ステッピングモータ10は、前記弁本
体20に環状平板の蓋状部材33を介して連結固定され
た円筒状のキャン32の外周部に嵌装されたステータヨ
ーク13と、ボビン14と、該ボビン14に巻装され、
外部から通電されるマグネットワイヤ15と、前記ステ
ータヨーク13、ボビン14及びマグネットワイヤ15
の外周を封止するモールド12と、前記キャン32の内
部に配置され、後述するスリーブ40に固定されたボン
ド磁石よりなるロータ39と、を備えて構成されてい
る。
【0024】前記モールド12、ステータヨーク13、
ボビン14、及びマグネットワイヤ15は、キャン32
の外周に一体的に嵌装され、それらはモールド12にビ
ス16で取り付けられた押圧係止具17の係止凸部17
aを前記キャン32の外周に、例えば90度間隔で4箇
所設けられた凹部19のいずれかに嵌合させることによ
り位置決め及び抜止めを行うようになっている。
【0025】前記弁本体20は、弁室21を有し、該弁
室21に連通する導管24が接続される流体入出口22
が設けられ、その底面部に導管25が接続されるととも
に、前記弁軸30の弁体31により開閉される流体入出
口(弁座)23が形成されている。前記弁本体20の弁
室21の上方には、内周部に雌ねじ部27が形成された
ガイドブッシュ26が、内嵌固定されている。
【0026】前記ガイドブッシュ26の雌ねじ部27に
は、ホルダ28の外周に形成された雄ねじ部29が螺合
せしめられ、該ホルダ28の内周下部にフランジ付きの
弁軸30が摺動可能に嵌挿され、また、前記ホルダ28
の下部には、前記弁軸30のフランジ30aを受けるカ
ラー34が圧入固定されていて、前記弁軸30は、前記
ホルダ28内に縮装されたコイルスプリング37により
常時下方に付勢されている。前記ホルダ28の上部に
は、ロータ軸35がそれと一体的に回転移動できるよう
に内嵌固定されており、前記ホルダ28の上部外周に
は、凸状の可動側ストッパ45が、下向きに突設された
合成樹脂製のスリーブ40と一体的に回転移動できるよ
うに成形固定されている。
【0027】また、前記ロータ軸35の上部には、コイ
ルスプリング36が装填されている。このコイルスプリ
ング36は、ロータ39が回転(逆転)せしめられてロ
ータ軸35やスリーブ40等が前記雌ねじ部27と雄ね
じ部29との螺合によるねじ送りにより上昇せしめられ
て、前記ねじ部27,29の螺合が外れたとき、前記ホ
ルダ28をガイドブッシュ26側に押圧して再螺合し易
くするためのものである。
【0028】前記ガイドブッシュ26の上部外周には、
前記可動側ストッパ45が衝接せしめられる凸状の固定
側ストッパ55が上向きに突設された合成樹脂製の固定
受け座50が成形固定されている。前記キャン32は、
一端に開口部32aを備えた有底筒状形状をしており、
底部(上方部)32bが球面状に形成されると共に、前
記開口部32aが拡大径とされてる。
【0029】また、前記蓋状部材33は、図2、図3に
示すように、環状平板として形成され、内部に前記弁本
体20の上部環状突出片20aに嵌合する内部孔33a
を有すると共に、その外周部に上部の段差形状部33b
と下部の段差形状部33cとを有している。
【0030】更に、前記弁本体20は、その上面に上部
環状突出片20aを備え、該上部環状突出片20aと外
周上部20bとの間の上面に、前記上部環状突出片20
aから放射外方向に延びる例えば四個のV字状の溶接溝
20c、…が形成されている。
【0031】前記キャン32、前記蓋状部材33、及
び、前記弁本体20との組立密封固定は、まず、前記弁
本体20の上部環状突出片20aに前記蓋状部材33の
内部孔33aを嵌合し、前記上部環状突出片20aを外
周方向にかしめると共に、前記弁本体20の外周部20
bと蓋状部材33の下面をその外周全体をロー付溶接C
を行う。その後、前記キャン32と前記蓋状部材33内
に前記ガイドブッシュ26、ロータ39、スリーブ4
0、弁軸30、ロータ軸35等を収納した後、前記蓋状
部材33の上部段差形状部33bに前記キャン32の前
記開口部32aの端部を係合させ、その周囲をTiG溶
接(タングステンイナートガス溶接)等で溶接Dを行
い、これによって、前記キャン11内を密封状態として
いる。
【0032】前記ロー付溶接Cにおいては、ロー付溶接
時に、該溶接溝20c,…を介して溶接ローが内部の上
部環状突出片20a部まで進入して拡散するので、該溶
接溝20c,…の形成によって、前記ロー付溶接部Cの
溶接強度が増加される。
【0033】前記溶接Dにおいて、該溶接部Dの前記キ
ャン32の板厚に対して、前記蓋状部材33の板厚が厚
い場合には、該蓋状部材33のヒートマスが増加してし
まい、TiG溶接時に、該溶接Dの溶け込みの位置にバ
ラツキが生じ易く、その結果として、前記キャン32も
しくは蓋状部材33の溶接部分は、その接合部から長さ
のいずれか一方が不足してまい、接合強度が低いものと
なる虞がある。
【0034】このため、本実施形態においては、この溶
接Dの溶け込み位置のバラツキを防ぐためのに、前記蓋
状部材33の下部に下部の段差形状部33cを形成し
て、該蓋状部材33の外周部の肉厚を薄くすることで、
前記蓋状部材33のヒートマスを減少させて、TiG溶
接時の該溶接Dの溶け込みの位置のバラツキを少なく
し、前記キャン32と蓋状部材33の溶接部分Dの接合
部からの長さを概ね一致さたものである。これにより、
前記キャン32と蓋状部材33の溶接部分Dを強固な接
合部とする。
【0035】このような構成の本実施形態の電動弁1に
おいては、前記マグネットワイヤ15を一方向に通電励
磁すると、ロータ39、スリーブ40、ロータ軸35、
ホルダ28等が一体的に回転し、前記雌ねじ部27と雄
ねじ部29との螺合によるねじ送りにより前記弁軸30
が下降せしめられて、前記弁体31により、前記流体入
出口23が閉じられる。
【0036】前記流体入出口23が弁体31で閉じられ
た時点では、前記可動側ストッパ45が固定側ストッパ
55に未だ衝接しておらず、前記弁軸30の弁体31が
前記流体入出口23を閉じたまま、前記ホルダ28等は
さらに回転下降せしめられる。このときの前記弁軸30
に対する前記ホルダ28の下降量は、前記コイルスプリ
ング37が圧縮されることにより吸収される。
【0037】その後さらに、前記ホルダ28等が回転下
降せしめられると、前記可動側ストッパ45が固定側ス
トッパ55に衝接し、これにより、前記ロータ39への
通電励磁が続行されていても、前記スリーブ40、軸3
5、ホルダ28等の回転下降運動が強制的に停止せしめ
られる。
【0038】また、流体入出口23を開くときは、マグ
ネットワイヤ15を前記流体入出口23を閉じるときと
は逆方向に通電励磁することにより、弁体31を逆回転
させて、前記流体入出口23を開口する。
【0039】このように、本実施形態の電動弁1は、弁
本体20と、キャン32と、該キャン32を弁本体20
に連結固定する蓋状部材33とを、前記説明した構造と
し、前記蓋状部材33と前記弁本体20との接合溶接C
を、該弁本体20に溶接溝20c、…を形成して接合し
たので、代替冷媒が前記キャン32内に供給されても、
その長期の作用圧力に十分耐えることができ、前記接合
部Cが分離することはない。
【0040】また、前記溶接溝20c、…は、弁本体2
0に形成され、該弁本体20は黄銅等の素材で、質量の
大きなブロック体として形成されていることで、ロー付
溶接を行っても、歪等が発生しないし、前記蓋状部材3
3には溶接溝を形成しないので、該蓋状部材33には、
溶接溝加工のための成形時の加工応力が残留せず、溶接
を行っても、該蓋状部材33に歪を生じさせない。
【0041】更に、前記キャン32と前記蓋状部材33
との接合溶接部を、該蓋状部材33の外周に形成した上
部の段差形状部33bに前記キャン32の開口部32a
の端部を係合する構造として、その周囲を溶接するべく
構成したので、代替冷媒が前記キャン32内に供給され
ても、前記キャン32は、代替冷媒の径方向の圧力に対
しては、筒状の開口部32aで受けることとなり、か
つ、前記代替冷媒の長手方向(上方)の圧力に対して
は、前記溶接部Dの引っ張り力として受けるので、該接
合部Dが、キャン32内の従来の冷媒に比べて高い圧力
の代替冷媒によって、その稼働中、繰り返し応力の作用
を受けたとしても、該繰り返し応力によって亀裂が発生
するようなことはない。
【0042】更にまた、前記蓋状部材33は、代替冷媒
の作動圧力に耐えるために、環状平板とされたことで、
本実施形態においては、その部材33の周部の下部に段
差形状部33cを形成したことにより、前記溶接位置の
バラツキをなくして、溶接強度の強い溶接部を得ること
ができる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の電動弁は、前記蓋状部材と前記弁本体との接合溶接
を、該弁本体に溶接溝を形成して接合したので、組立結
合時に、前記弁本体、前記蓋状部材、及び、前記キャン
の同軸度、直角度等の精度を挙げることができ、電動弁
の信頼性及び性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動弁の一実施形態の断面図。
【図2】図1に示される電動弁のキャンと、蓋状部材
と、弁本体と溶接接合部の拡大断面図。
【図3】図2の電動弁のキャンと、蓋状部材と、弁本体
との分解斜視図。
【図4】従来の電動弁の一例を示す断面図。
【図5】図4の従来の電動弁における蓋状部材と弁本体
の溶接接合部を示す拡大断面図。
【図6】図5の電動弁のキャンと、蓋状部材と、弁本体
との分解斜視図。
【符号の説明】
1 電動弁 10 ステッピングモータ 20 弁本体 20a 上部環状突出部 20c 溶接溝(V字状) 23 流体入出口 30 弁軸 32 キャン 32a 開口部 33 蓋状部材 33a 内部孔 33b 上部環状段差形状部 33c 下部環状段差形状部 C ロー付溶接部 D TiG溶接部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体と、有底筒状のキャンと、該キャ
    ンと溶接結合して前記弁本体に取付固定される蓋状部材
    と、を備えた電動弁において、 前記弁本体は、その上面に環状突出片と、該環状突出片
    から放射外方向に延びる溶接溝とを備えていることを特
    徴する電動弁。
  2. 【請求項2】 前記蓋状部材は、環状平板とされ、該環
    状平板の内部孔を前記弁本体の環状突出片に係合し、該
    環状突出片を外方向にかしめると共に、前記蓋状部材の
    下面を前記弁本体の上部周面に溶接接合したことを特徴
    する請求項1に記載の電動弁。
  3. 【請求項3】 前記溶接溝は、V字状で、周方向に複数
    個形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の電動弁。
  4. 【請求項4】 前記溶接接合は、ロー付溶接であること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電
    動弁。
  5. 【請求項5】 前記蓋状部材は、その環状平板の外周上
    部に上部段差形状部を、外周下部に下部段差形状部を形
    成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項
    に記載の電動弁。
  6. 【請求項6】 前記蓋状部材は、その上部段差形状部に
    前記キャンの開口部を係合し、その係合周面をTiG溶
    接接合したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    一項に記載の電動弁。
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