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JPH1121225A - 美白用成分およびこれを含有する美白用皮膚外用剤 - Google Patents

美白用成分およびこれを含有する美白用皮膚外用剤

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Publication number
JPH1121225A
JPH1121225A JP17227997A JP17227997A JPH1121225A JP H1121225 A JPH1121225 A JP H1121225A JP 17227997 A JP17227997 A JP 17227997A JP 17227997 A JP17227997 A JP 17227997A JP H1121225 A JPH1121225 A JP H1121225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
whitening
added
compound
solution
derivative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17227997A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Suzuki
護 鈴木
Koichiro Yamada
幸一郎 山田
Hiroshi Omizu
博 大水
Hiroshi Hoshino
拓 星野
Eiji Sei
英次 成
Mikimasa Takisada
幹正 滝貞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Mitsubishi Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Kose Corp
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kose Corp, Tanabe Seiyaku Co Ltd filed Critical Kose Corp
Priority to JP17227997A priority Critical patent/JPH1121225A/ja
Publication of JPH1121225A publication Critical patent/JPH1121225A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
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  • Cosmetics (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メラニンの生成を抑制し、すぐれた美白効果
を有する美白用皮膚外用剤を提供すること。 【解決手段】 特定の構造を有するアニリド誘導体、フ
ェノール誘導体、ベンゾイミダゾール誘導体、イミダゾ
ール誘導体、ベンゼンスルホンアミド誘導体、アルデヒ
ド誘導体、ナフチルプロピオン酸誘導体および/または
これらの塩からなる化合物の1種または2種以上を有効
成分とする美白用皮膚外用剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美白作用を示す特
定の構造を有するアニリド誘導体、フェノール誘導体、
ベンゾイミダゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ベン
ゼンスルホンアミド誘導体またはナフタレン誘導体およ
び/またはこれらの塩を有効成分とする美白用成分およ
び該成分を有効成分とする美白用皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】シミ、ソバカスおよび日焼け後の肌への
色素沈着は、加齢に伴い発生、増加し、あるいは消失し
にくくなり、中高年齢層にとって悩みとなっている。こ
れらの色素沈着症の発症機構は未だ明確にはされていな
いが、太陽光線、とくに紫外線や、メラノサイト刺激ホ
ルモンなどの作用により、表皮メラノサイトでのメラニ
ン合成機構が亢進したためと考えられる。
【0003】また、表皮角化細胞(ケラチノサイト)の
加齢に伴う角化遅延も、表皮内のメラニン顆粒密度の増
加、すなわち色素沈着が増加する臨床的症状を発現させ
るものと考えられる。これらの色素沈着部は局部的に存
在し、その色は周囲の正常皮膚色と明らかに異なること
もある。
【0004】そこで、このような後天的色素(すなわち
メラニン)沈着部を正常皮膚色にまで回復可能とする薬
剤の開発が強く望まれており、これまでに多くの薬剤が
商品化されてきている。近年ではたとえば、すぐれた還
元能を有するビタミンC(L−アスコルビン酸)誘導体
を配合した化粧料が開発された。しかしながら、これも
安定性に難があるとともに、外用では効果がほとんど認
められないという欠点があった。
【0005】一方欧米において、ハイドロキノンがシミ
の治療や黒人の皮膚を白くするなどの薬剤として用いら
れているが、これらも物質自体の安全性(刺激性、アレ
ルギー性)に問題があり、また白斑を生じさせるケース
もあるなどの点から薬剤として配合することには問題が
ある。また、そのほかにも種々の美白用皮膚外用剤、た
とえばイソフラボン誘導体(特開昭58−225004
号公報)や、ケイ皮酸誘導体としてのp−ヒドロキシケ
イ皮酸誘導体(特開昭59−196813号公報)など
を有効成分とする美白用皮膚外用剤が知られている。
【0006】しかしながら、実質的な色素沈着予防、改
善効果ならびに美白用皮膚外用剤基剤への配合性がすぐ
れた物質は未だ知られていないのが現状である。
【0007】したがって、皮膚美白効果を有し、日焼け
などによるシミおよびソバカスを予防および治療するこ
とが可能な美白用成分およびこれを有効成分として含有
する美白用皮膚外用剤の開発が望まれている。
【0008】一方、式(II):
【0009】
【化6】
【0010】で示されるアニリド誘導体は、特公昭43
−7936号公報に記載されているように殺菌剤の有効
成分として有用であることが知られるが、美白効果につ
いては知られていない。
【0011】式(XX):
【0012】
【化7】
【0013】(式中、R4は6−メトキシ−2−ピリジ
ル基、R5は2−モルホリノフェニル基を表わすか、R4
は3−ヒドロキシ−2−ピリジル基、R5は2−ジメチ
ルアミノフェニル基を表わすか、R4は3−イソプロポ
キシ−2−ピリジル基、R5は2−ジメチルアミノフェ
ニル基を表わすか、またはR4は5−アミノ−2−ピリ
ジル基、R5は2−モルホリノフェニル基を表わす)で
示されるイミダゾール誘導体は、特公平6−55737
号公報に記載されているようにすぐれた胃酸分泌抑制作
用を有する医薬化合物の合成中間体として有用であるこ
とが知られるが、美白効果は知られていない。
【0014】式(XXI):
【0015】
【化8】
【0016】(式中、R6は水素原子、R7は4−メチル
フェニル基、R8は5−(2−フリル)ピリミジン−2
−イル基を表わすか、R6はモルホリノ基、R7は2−メ
トキシフェノキシ基、R8は5−ブロモピリミジン−2
−イル基を表わすか、R6は水素原子、R7は3−メトキ
シフェノキシ基、R8は4−ピリジル基を表わすか、ま
たはR6はn−プロピル基、R7は2−メトキシフェノキ
シ基、R8は5−ブロモピリミジン−2−イル基を表わ
す)で示されるベンゼンスルホンアミド誘導体は、特開
平8−99961号公報に記載されているようにエンド
セリンに強く拮抗する物質であることが知られている
が、美白効果は知られていない。
【0017】式(XXII):
【0018】
【化9】
【0019】(式中、R9はエチル基、R10は水素原
子、R11はアルデヒド基、R12はメトキシ基、R13は水
酸基を表わすか、R9、R11およびR13はともに水素原
子、R10はメトキシ基、R12はカルボキシメチル基を表
わすか、またはR9、R11およびR13はともに水素原
子、R10は水酸基、R12はカルボキシメチル基を表わ
す)で示されるナフタレン誘導体は欧州特許公開第37
6288号公報、独国特許公開第2005454号公報
および欧州特許公開第372385号公報に記載されて
いる。しかし、これらナフタレン誘導体は、たとえば自
己免疫疾患、すなわち慢性関節リウマチ、関節炎、また
は炎症性症状の病的状態の処置に有効であること、抗炎
症、解熱および鎮痛の効果があることならびにミエロペ
ルオキシダーゼ蓄積の阻害剤を合成する際の出発物質と
して用いられることが記載されているが、美白効果は知
られていない。
【0020】式(VII):
【0021】
【化10】
【0022】で示される4−フェニル−2−アミノフェ
ノールは、独国特許公開第2539608号公報に記載
されているように、たとえばアゾメチン染料の銅錯化合
物の合成に用いられることが知られているが、美白効果
は知られていない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来技術
に鑑みてなされたものであり、メラノソーム内で新生す
るメラニンの合成を抑制するといったすぐれた効果を奏
するだけでなく、さらに刺激性が低く、安定性にもすぐ
れた美白用成分および美白用皮膚外用剤を提供すること
を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決するために下記式(I)または(II)で示されるア
ニリド誘導体、下記式(III)、(IV)、(V)、(V
I)または(VII)で示されるフェノール誘導体もしくは
その塩、下記式(VIII)で示されるベンゾイミダゾール
誘導体、下記式(IX)、(X)、(XI)または(XII)
で示されるイミダゾール誘導体、下記式(XIII)、(XI
V)、(XV)または(XVI)で示されるベンゼンスルホン
アミド誘導体、下記式(XVII)、(XVIII)または(XI
X)で示されるナフタレン誘導体およびこれらの塩が、
メラノソーム内で新生するメラニンの合成を抑制する作
用を示すことを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0025】すなわち、本発明はつぎのいずれかの化合
物および/またはこれらの塩を有効成分とする美白用成
分および該成分を有効成分とする美白用皮膚外用剤(以
下、美白用皮膚外用剤という)に関する。
【0026】
【化11】
【0027】
【化12】
【0028】
【化13】
【0029】
【化14】
【0030】
【化15】
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の美白用皮膚外用剤は、式
(I)〜(XIX)で示される化合物および/またはこれ
らの塩のいずれかを有効成分とするものであり、これら
の1種または2種以上を適宜選択して配合する。美白用
皮膚外用剤への配合量は、目的とする美白用成分の種類
などによって異なり、一概には決定することはできない
が、美白効果を充分に得るためには0.0001〜10
重量%(以下、単に%で示す)、好ましくは0.001
〜3%配合することが望ましい。
【0032】本発明の美白用成分は、前記化合物のほか
にも、たとえば一般に化粧料に用いられている美白用成
分として公知の成分、たとえばアルブチン、胎盤抽出
物、アスコルビン酸、リン酸L−アスコルビルマグネシ
ウムなどのアスコルビン酸誘導体およびこれらの塩、桑
白皮エキス、リクイリチン、イソリクイリチン、グラブ
リジン、グラブレンなどのフラボノイド類およびこれら
フラボノイド類を含有する甘草エキス、パンテテイン−
S−スルホン酸カルシウムなどを本発明の効果を損なわ
ない範囲で適宜配合することができる。
【0033】さらに、本発明の美白用皮膚外用剤におい
ては、このほかにも、油脂類、界面活性剤、水、保湿
剤、pH調整剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、顔料、動植物由来成分、抗炎症剤、ビタミン
類、アミノ酸類などの各種美白用皮膚外用剤成分を本発
明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができ
る。
【0034】前記油脂類としては、一般に化粧料に汎用
されている、たとえば流動パラフィン、パラフィン、セ
タノール、アボカド油、オリーブ油、ホホバ油、ヤシ油
などの植物性油脂;牛脂、豚脂、馬脂、タートル油、ミ
ンク油、パーセリン油、スクワランなどの動物性油脂;
ベヘニルアルコール、トリカプリルカプリン酸グリセリ
ル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸
グリセリン、シリコーンオイル、フッ素系油剤などの合
成油脂があげられる。
【0035】界面活性剤としては、たとえばラウリル硫
酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラ
ウリン酸ジエタノールアミドなどの陰イオン性界面活性
剤;ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、セ
チルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザル
コニウムなどの陽イオン性界面活性剤;グリセリルモノ
ステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキ
シエチレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポリ
オキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖エステル、脂肪酸
アミドなどの非イオン性界面活性剤などがあげられる。
【0036】保湿剤としては、たとえばグリセリン、プ
ロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ピ
ロリドンカルボン酸ソーダなどの合成保湿剤;ヒアルロ
ン酸、コラーゲン、エラスチン、ローヤルゼリー、微生
物発酵液、たとえばキチン、キトサン、ペクチンなど
や、その他の植物や動物由来の抽出液などの天然保湿液
などがあげられる。
【0037】pH調整剤としては、たとえばクエン酸、
クエン酸ナトリウムなどの有機酸およびその塩類などが
あげられる。
【0038】増粘剤としては、たとえばカルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリ
ビニルアルコール、トラガントガム、アルギン酸ナトリ
ウム、カラギーナンなどがあげられる。
【0039】防腐剤としては、たとえばメチルパラベ
ン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベ
ンなどのパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタ
ノール、エタノール、デヒドロ酢酸などがあげられる。
【0040】酸化防止剤としては、たとえばビタミン
E、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒド
ロキシアニソール(BHA)などがあげられる。
【0041】紫外線吸収剤としては、たとえばパラメト
キシケイ皮酸オクチル、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン、4−t−4′−メトキシ−ベンゾイル
メタン、パラアミノ安息香酸などがあげられる。
【0042】顔料としては、たとえばベンガラ、黄酸化
鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、ナイロンパウダー、セリサ
イト、マイカ、タルクなどがあげられる。
【0043】抗炎症剤としては、たとえばグリチルリチ
ン酸、グリチルリチン酸ジカリウムなどのグリチルリチ
ン酸塩、グリチルリチン酸誘導体、アラントイン、イン
ドメタシンなどがあげられ、これらは単独でまたは2種
以上を混合して用いることができる。
【0044】本発明の美白用皮膚外用剤の形態は任意で
あり、とくに限定されるものではないが、本発明の美白
用皮膚外用剤は、肌のくすみやシミ、ソバカスの発現を
防ぐほか、若々しく健康で、潤いのある白く美しい肌の
状態を維持するなどのすぐれた性質を有するので、たと
えばクリーム、乳液、ローション、エッセンス、洗顔
料、パックなどの基礎化粧品、口紅、ファンデーショ
ン、白粉などのメイクアップ化粧品、軟膏、ゲル軟膏な
どの美白用皮膚外用剤、ボディーソープ、石鹸などのト
イレタリー製品などとして用いることができる。
【0045】本発明の美白用皮膚外用剤は通常の製法を
用いて各種形態に製造すればよい。
【0046】式(I)、(II)、(III)、(IV)、
(V)、(VI)、(VII)、(VIII)、(IX)、
(X)、(XI)、(XII)、(XIII)、(XIV)、(X
V)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)または(XIX)で示
される化合物が配合された本発明の美白用皮膚外用剤
は、メラニン生成の亢進によるシミ、ソバカスなどの発
現を抑制し、潤いのある白く美しい肌を維持するという
効果を奏することに加え、刺激性が低いという特徴を有
する。
【0047】以下、本発明の美白用皮膚外用剤を試験
例、製造例および実施例に基づいてさらに詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0048】試験例1 B−16メラノーマ細胞を用いた細胞培養系でのメラニ
ン生成抑制効果 (a)培養条件 B−16メラノーマ細胞は、10%ウシ胎児血清(FB
S)を含むイーグル培地を用い、CO2インキュベータ
ー(5体積%CO2、95体積%大気)で37℃の条件
下で以下のように培養した。直径35mmの6ウェルプ
レートに1.2×104個/2ml培地の細胞を埴え込
んだ。前記条件下で24時間培養後、製造例1〜19で
製造した各化合物を含む試料を各ウェルに添加した。各
化合物はDMSOに溶解し、培地中の最終濃度が1〜1
00μg/mlとなるように調製した試料を20μl/
ウェルずつ添加した。また、コントロールとして試料を
加えていないB−16メラノーマ細胞を用い、ポジティ
ブコントロールとして最終濃度が1000μg/mlと
なるように調製した胎盤抽出物を100μl加えたもの
を用いた。さらに3日間培養後、培地交換を行い、その
際さらに試料を添加した。
【0049】翌日(6日目)、細胞を回収し、細胞ペレ
ットの色調により、メラノソーム内で新生するメラニン
合成に対する抑制効果を以下のように判定した。
【0050】(b)メラニン生成抑制作用の評価 メラニン生成抑制作用は細胞ペレットの色調により、ス
コア評価し、判定を行った。ウェル中の培地をPBS
(−)で洗浄後、細胞をミクロスクレーバーで剥離さ
せ、PBS(−)で回収し、遠心分離後(1000rp
m、10分間、5℃)、上清を捨て沈殿した細胞ペレッ
トの色調を以下の基準で4段階評価した。
【0051】細胞ペレットの色調 −:コントロールと同じ黒色 ±:コントロールに比べわずかに薄い黒色 +:ポジティブコントロールと同程度の灰白色 ++:白色 (c)毒性試験 前記メラニン生成抑制作用の評価後、モノセレーターに
よる細胞生育率(生存細胞数)(コントロールに対する
比率)を測定し毒性を評価した。
【0052】各ウェルについて、細胞をホルマリン固定
後、1%クリスタルバイオレット溶液を添加し、染色し
た。各試料濃度に対する生存細胞数(A)およびコント
ロールの細胞数(B)を測定し、式(1)により細胞生
育率を算出した。
【0053】
【数1】
【0054】結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【表3】
【0058】表1の結果より明らかなごとく、本発明の
美白用皮膚外用剤の有効成分である各化合物(化合物番
号I〜XIX)は、B−16メラノーマに対し細胞毒性が
低く、かつ高いメラニン産生抑制能を有することが認め
られた。このことは、皮膚において前記化合物が高い美
白効果を有することを示す。
【0059】製造例1 2′−ヒドロキシ−3′−メトキシカルボニル−4−メ
トキシ−ベンズアニリド(化合物番号I)の製造 (1)5−クロロ−2−ヒドロキシ安息香酸250gの
酢酸溶液670mlを冷却し、発煙硝酸(94%、比重
1.52)71mlを40分間にわたって加えた後、室
温下、時折冷却しながら1時間撹拌した。前記混合物を
水2.5リットル中へ注ぎ、得られた全混合物を60℃
までしばらく加熱し、沈殿物を集めた。前記沈殿物と水
300mlとの混合物を蒸発し、ついで冷却した。得ら
れた黄色結晶を集め、冷水で洗浄し、乾燥して、未精製
の5−クロロ−2−ヒドロキシ−3−ニトロ安息香酸の
黄色粉末(未精製物A)256.1gを得た。
【0060】(2)前記未精製物A 256.1gを室
温下、塩化スルホニルまたはチオニルクロリド600m
lに少しずつ加え、得られた混合物を3時間還流した。
残渣を冷メタノール1.0リットルに加え、析出する結
晶を濾取し、5−クロロ−2−ヒドロキシ−3−ニトロ
−安息香酸メチルの黄色粉末(未精製物B)200gを
得た。
【0061】(3)前記未精製物B 200gのうち1
00gをTHF(1リットル)−メタノール(1.2リ
ットル)溶液に懸濁し、10%パラジウム触媒20gを
加え、常圧で接触還元した。6時間後、得られた混合物
をセライト濾過し、ろ液を蒸発させた。析出物に飽和炭
酸水素ナトリウム溶液を加えて塩基性とし、酢酸エチル
約2リットルにて抽出した。抽出液を飽和塩化ナトリウ
ム溶液で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥し、さらに蒸発さ
せた。残りの未精製物B 100gを同様にして処理し
た。各々得られた結晶を合わせ、酢酸エチル−n−ヘキ
サン混合液から再結晶することにより、2−アミノ−1
−ヒドロキシ−安息香酸メチルを一番晶として109.
10g(収率:75.6%)、二番晶として20.30
g(収率:14.1%)得た。
【0062】(4)前記一番晶および二番晶を合わせた
2−アミノ−1−ヒドロキシ−安息香酸メチルの結晶1
23.7gおよびジメチルアニリン134.5gのTH
F(1リットル)溶液に、氷冷下酸クロリド138.8
6gを15分間にわたって滴下した。滴下終了後、反応
液を室温に戻し、30分間撹拌後、水0.5リットルを
加えた。前記混合物をTHF−酢酸エチル(1:1、v
/v)2リットルで抽出し、10%塩酸、飽和塩化ナト
リウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽
和塩化ナトリウム水溶液で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥
した後、濾過、減圧乾固を行った。残渣を酢酸エチルか
ら結晶化することにより、つぎの式(I)で示される目
的化合物2′−ヒドロキシ−3′−メトキシカルボニル
−4−メトキシ−ベンズアニリド198.6g(融点:
136〜139℃)を得た。
【0063】
【化16】
【0064】製造例2 2−ヒドロキシ−3−メチル−5−ブロムベンゾイル−
2′−ヒドロキシアニリド(化合物番号II)の製造 特公昭43−7936号公報の実施例1にしたがい、つ
ぎの式(II)で示される目的化合物2−ヒドロキシ−3
−メチル−5−ブロムベンゾイル−2′−ヒドロキシア
ニリドを得た。
【0065】
【化17】
【0066】製造例3 2−[3−(2−ヒドロキシ−5−メトキシ−3−te
rt−ブチルフェニル)ウレイド]−4−メトキシ−6
−tert−ブチルフェノール(化合物番号III)の製
造 (1)p−アニシジン257gを濃塩酸514mlに溶
解し、氷冷下、亜硝酸ナトリウム158gの水1530
ml溶液を滴下した。この混合液を氷冷下、4−メトキ
シ−2−tert−ブチルフェノール356g、水酸化
ナトリウム416gおよび水3000ml溶液に滴下
し、同温で15分間撹拌した。濃塩酸(約400ml)
を滴下してpH3に調整し、析出する結晶をろ取、洗
浄、乾燥後、クロロホルム−エタノール混液から再結晶
して2−(4−メトキシフェニルアゾ)−4−メトキシ
−6−tert−ブチルフェノール400g(収率:6
4%、融点:125〜127℃、IR:1600c
-1)を得た。
【0067】(2)62.5%水素化ナトリウム63g
とジメチルホルムアミド(DMF)2500mlの懸濁
液に氷冷下2−(4−メトキシフェニルアゾ)−4−メ
トキシ−6−tert−ブチルフェノール400gのテ
トラヒドロフラン(THF)3000ml溶液を滴下し
た。室温まで昇温後、再び氷冷し、メトキシメチルクロ
ライド113gを滴下した。室温で2時間撹拌後、飽和
塩化アンモニウム水溶液300mlを徐々に滴下した。
THFを減圧留去し、残渣に飽和食塩水を加え酢酸エチ
ル抽出した。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去した。
析出した結晶をヘキサン−酢酸エチル混液から再結晶し
て{2−(4−メトキシフェニルアゾ)−4−メトキシ
−6−tert−ブチルフェノキシ}メトキシメタン4
41g(収率:97%、融点:102〜103℃、I
R:1610cm-1)を得た。
【0068】(3)本晶180gのメタノール1200
ml溶液に10%パラジウム−カーボン(Pd−C)3
gを加え、Parr還元装置を用いて室温で30分間中
圧接触還元した。触媒をろ去後、ろ液を減圧濃縮し、え
られた残渣を減圧蒸留して(2−アミノ−4−メトキシ
−6−tert−ブチルフェノキシ)メトキシメタン1
09g(収率:91%、沸点:125〜130℃(1m
mHg)、IR:3480、3390、1630、16
00cm-1)を得た。
【0069】(4)2.901Mホスゲン−ジクロロメ
タン溶液3.62mlとジクロロメタン30mlの混合
溶液を−78℃に冷却し、(2−アミノ−4−メトキシ
−6−tert−ブチルフェノキシ)メトキシメタン
1.58gおよびトリエチルアミン2.93mlのジク
ロロメタン30ml溶液を滴下したのち、0℃まで昇温
し、溶媒を減圧留去した。残渣にジクロロメタン30m
lを加え室温下、(2−アミノ−4−メトキシ−6−t
ert−ブチルフェノキシ)メトキシメタン1.68g
およびトリエチルアミン1.46mlのジクロロメタン
30ml溶液を滴下し、さらに1時間撹拌した。反応液
を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をノルマルヘ
キサンで結晶化して、{2−[3−(3−tert−ブ
チル−2−メトキシメトキシ−5−メトキシフェニル)
ウレイド]−4−メトキシ−6−tert−ブチルフェ
ノキシ}メトキシメタン2.32g(収率:65%、融
点:115〜116℃)を得た。
【0070】(5)本晶2.28gのメタノール40m
l溶液に濃塩酸2mlを加え、室温で1時間撹拌した。
溶媒を減圧留去後、残渣に水を加え酢酸エチル抽出し
た。洗浄、乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をイソプロ
ピルエーテルで結晶化することにより、つぎの式(II
I)で示される目的化合物2−[3−(2−ヒドロキシ
−5−メトキシ−3−tert−ブチルフェニル)ウレ
イド]−4−メトキシ−6−tert−ブチルフェノー
ル1.35g(収率:71%、融点:153〜154
℃)を得た。
【0071】
【化18】
【0072】製造例4 2−[3−(2−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)
ウレイド]−4−メトキシフェノール(化合物番号IV)
の製造 (1)62%水素化ナトリウム4.22gのDMF10
0ml懸濁液に氷冷下、4−メトキシフェノール12.
41gのDMF溶液20mlを滴下した。室温で30分
間撹拌後、再び氷冷し、塩化メトキシメタン8.86g
を滴下した。さらに室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧留
去し、残渣に水を加えてエーテル抽出し、洗浄、乾燥
後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶媒;酢酸メチル:ヘキサン=1:20)
で精製してO−メトキシメチル−4−メトキシフェノー
ル13.57g(収率:81%)を得た。
【0073】(2)O−メトキシメチル−4−メトキシ
フェノール11.86gのTHF50ml溶液を−78
℃まで冷却し、1Msec−ブチルリチウムヘキサン溶
液91mlを滴下した。さらに15分間撹拌後、p−ト
ルエンスルホニルアジド15gのTHF30ml溶液を
滴下し、さらに2時間撹拌した。前記反応液を氷冷下に
て0.3Mピロリン酸ナトリウム(Na427)水溶
液253mlに注ぎ込み、1時間撹拌後、水を加えてエ
ーテル抽出し、洗浄、乾燥後、溶媒を留去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサ
ン:酢酸エチル=4:1)に付し、溶出物を濃縮して残
渣13.75gを得た。これをTHF100mlに溶解
し、リチウムアルミニウムハイドライド5gのTHF懸
濁液150mlに氷冷下にて滴下した。2時間撹拌後、
水5ml、15%水酸化ナトリウム水溶液5mlおよび
水15mlを順次加えて、不溶物を濾過し、濾液を濃縮
したのち、エーテル抽出し、洗浄、乾燥後、溶媒を留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製して(2−
アミノ−4−メトキシフェノキシ)メトキシメタン1.
80g(収率:14%)を無色シロップとして得た。
【0074】(3)3.1Mホスゲン−ジクロロメタン
溶液6.3mlを−78℃に冷却し、(2−アミノ−4
−メトキシフェノキシ)メトキシメタン2.4gおよび
トリエチルアミン2.7mlのジクロロメタン10ml
溶液を滴下したのち、0℃まで昇温し、溶媒を減圧留去
した。残渣にジクロロメタン10mlを加え溶液とし、
室温下(2−アミノ−4−メトキシフェノキシ)メトキ
シメタン2.4gおよびトリエチルアミン2.7mlの
ジクロロメタン10ml溶液を滴下し、さらに、1.5
時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、残渣に水を加えて結
晶を濾取し、洗浄、乾燥後、酢酸エチルから再結晶して
3,3′−ビス(2−メトキシメトキシ−5−メトキシ
フェニル)ウレア3.4g(収率:67%、融点:18
3〜185℃)を得た。
【0075】(4)本晶3.0gのメタノール20ml
およびアセトン20ml溶液に濃塩酸2mlを加え、室
温で18時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、残渣を酢酸
エチル抽出後、洗浄、乾燥し、さらに溶媒を減圧留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;クロロホルム:エタノール=20:1)で精製し、
酢酸エチルから再結晶することにより、つぎの式(IV)
で示される目的化合物2−[3−(2−ヒドロキシ−5
−メトキシフェニル)ウレイド]−4−メトキシフェノ
ール1.5g(収率:65%、融点:164〜166
℃)を得た。
【0076】
【化19】
【0077】製造例5 2−[3−フェニル−3−(3−カルボキシプロピル)
ウレイド]−4−メトキシ−6−tert−ブチルフェ
ノール(化合物番号V)の製造 (1)N−ベンジルオキシカルボニルアニリン27.7
gのジメチルホルムアミド(DMF)150ml溶液に
氷冷下、62%水素化ナトリウム5.4gを加え、室温
で1時間撹拌した。氷冷下4−ブロモブタン酸エチル2
5.0gのジメチルホルムアミド(DMF)80ml溶
液を滴下し、室温で終夜撹拌した。DMFを減圧留去
し、残渣に水を加えて酢酸エチル抽出し、洗浄、乾燥
後、溶媒を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製して
N−ベンジルオキシカルボニル−N−エトキシカルボニ
ルプロピルアニリン19.6gを油状物として得た。本
品19.6gをエタノール200mlに溶かし、10%
パラジウム−カーボン(Pd−C)3.0gを加えて常
温常圧で2時間接触還元した。触媒をろ去し、ろ液を濃
縮してN−エトキシカルボニルプロピル−N−フェニル
アミンをパウダーとして定量的に得た。
【0078】(2)2.464Mホスゲン−ジクロロメ
タン溶液9.4mlとジクロロメタン75mlの混合溶
液を−78℃に冷却し、(2−アミノ−4−メトキシ−
6−tert−ブチルフェノキシ)メトキシメタン3.
69g、トリエチルアミン6.5mlおよびジクロロメ
タン50mlの混合溶液を滴下したのち、0℃まで昇温
し、溶媒を減圧留去した。残渣にジクロロメタン75m
lを加え、室温下N−エトキシカルボニルプロピル−N
−フェニルアミン3.20g、トリエチルアミン3.2
mlおよびジクロロメタン75mlの混合溶液を滴下
し、さらに、室温で1時間撹拌後6時間加熱還流した。
反応液を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホル
ム:酢酸エチル=20:1)で精製して{2−[3−フ
ェニル−3−(3−エトキシカルボニルプロピル)ウレ
イド]−4−メトキシ−6−tert−ブチルフェノキ
シ}メトキシメタン4.83g(収率:66%、性状:
油状物、IR:1735、1680、1610)を得
た。
【0079】(3)本晶4.61gのエタノール46m
l溶液に10%水酸化ナトリウム水溶液9.8mlを加
え室温で2時間撹拌した。エタノールを減圧留去後、氷
冷下反応液を10%塩酸でpH1に調整し、酢酸エチル
抽出した。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、結晶
性残渣をイソプロピルエーテル−酢酸エチル溶液から再
結晶して{2−[3−フェニル−3−(3−カルボキシ
プロピル)ウレイド]−4−メトキシ−6−tert−
ブチルフェノキシ}メトキシメタン3.34g(収率:
77%、融点:147〜150℃(分解))を得た。
【0080】(4)本晶3.23gのTHF 32ml
溶液に濃塩酸1mlを加えて、室温で1時間撹拌した。
溶媒を減圧留去し、残渣に水を加えて酢酸エチル抽出し
た。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒留去し、残渣をイソプ
ロピルエーテル−酢酸エチル溶液から再結晶してつぎの
式(V)で示される目的化合物2−[3−フェニル−3
−(3−カルボキシプロピル)ウレイド]−4−メトキ
シ−6−tert−ブチルフェノール1.72g(収
率:59%、融点:118〜120℃)を得た。
【0081】
【化20】
【0082】製造例6 2−{3−[2−(ジフェニルメチルアミノ)エチル]
ウレイド}−4−メトキシフェノール(化合物番号VI)
の製造 (1)N−ベンジルオキシカルボニル−2−ヨウ化エチ
ルアミン30.5g、ジフェニルメチルアミン18.0
g、炭酸カリウム69.0gおよびヘキサメチルホスホ
アミド200mlの混合物を室温で3日間撹拌した。反
応液に水を加えて析出晶をろ取し、洗浄後、乾燥して、
N−ベンジルオキシカルボニル−2−(ジフェニルメチ
ルアミノ)エチルアミン28.4gを得た。本品9.0
gをエタノール150ml、水150ml、濃塩酸4.
2mlの混合液に溶かし、10%パラジウム−カーボン
(Pd−C)2.0を加えて常温常圧で2時間接触還元
した。触媒をろ去し、ろ液を濃縮して2−(ジフェニル
メチルアミノ)エチルアミン塩酸塩3.9gを得た。
【0083】(2)ホスゲンのジクロロメタン溶液
(3.1M)4.75mlのジクロロメタン30ml溶
液を−78℃に冷却し、(2−アミノ−4−メトキシフ
ェノキシ)メトキシメタン1.8gおよびトリエチルア
ミン3mlのジクロロメタン10ml溶液を滴下したの
ち、0℃まで昇温し、溶媒を減圧留去した。残渣にテト
ラヒドロフラン30mlを加え溶液とし、室温下2−
(ジフェニルメチルアミノ)エチルアミン2.3gおよ
びトリエチルアミン3mlのテトラヒドロフラン10m
l溶液を滴下し、さらに、4時間撹拌した。反応液を洗
浄、乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム:エタノー
ル=25:1)で精製して{2−[3−[2−(ジフェ
ニルメチルアミノ)エチル]ウレイド]−4−メトキシ
フェノキシ}メトキシメタン2.0g(収率:47%、
融点:132〜134℃)を得た。
【0084】(3)本晶2.0gのメタノール50ml
溶液に濃塩酸5mlを加え、室温で4時間撹拌した。反
応液に10%炭酸カリウム水溶液を加え、メタノールを
減圧留去した後、析出晶を濾取して水洗した。これをさ
らにエタノール−エーテルの混液で洗浄後、乾燥するこ
とにより、つぎの式(VI)で示される目的化合物2−
{3−[2−(ジフェニルメチルアミノ)エチル]ウレ
イド}−4−メトキシフェノール1.4g(収率:78
%、融点:198〜201℃)を得た。
【0085】
【化21】
【0086】製造例7 4−フェニル−2−アミノフェノール(化合物番号VI
I)の製造 エル、シー、レイフォード(L.C.Raiford)
およびジェイ、シー、コルバート(J.C.Colbe
rt)、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソ
サエティ(J.Am.Chem.Soc.)47、14
54頁(1925)にしたがい、つぎの式(VII)で示
される目的化合物4−フェニル−2−アミノフェノール
を得た。
【0087】
【化22】
【0088】製造例8 1−(2−ピリジル)−2−(4−メトキシ−3,5−
ジメチル−2−ピリジルメチレンチオ)ベンゾイミダゾ
ール(化合物番号VIII)の製造 (1)p−トルイジン107.16gのDMSO 50
0ml溶液に、二硫化炭素80mlを加え、水酸化ナト
リウム49.48gの水溶液60mlを室温下滴下し
た。前記混合液にさらにDMSO 800mlを加え、
30分間反応させた。ついで氷冷下、ヨウ化メチル17
0.34gを滴下した。室温下、3時間撹拌後、反応液
を減圧留去し、水6リットルに注いだ。析出した結晶を
濾取し、クロロホルム−n−ヘキサンから再結晶するこ
とによりメチルp−トルイジンカルボジチオエート8
6.85g(収率:44.0%、融点:79〜81℃)
を得た。
【0089】(2)o−フェニレンジアミン21.63
g、2−ブロモピリジン15.8g、硫酸銅・5H2
1.50gおよび水100mlの混合液を3日間加熱
還流した。冷却後、30%アンモニア水を加えてアルカ
リ性としたのち、ジエチルエーテルで抽出、ジエチルエ
ーテル層を水で3回洗浄し、芒硝乾燥した。溶媒を減圧
乾固しメタノール−イソプロピルエーテルから再結晶す
ることによりN−(2−ピリジル)−o−フェニレンジ
アミン8.03g(収率:43.4%、融点:129〜
131℃)を得た。
【0090】(3)(1)で得られたメチルp−トルイ
ジンカルボジチオエート7.89gおよび(2)で得ら
れたN−(2−ピリジル)−o−フェニレンジアミン
7.89gの混合物のDMF100ml溶液を19時間
加熱還流した。反応液を減圧留去し、残渣をエタノール
から再結晶することにより1−(2−ピリジル)−2−
メルカプトベンゾイミダゾール6.95g(収率:7
6.4%、融点:233〜234℃)を得た。
【0091】(4)(3)で得られた1−(2−ピリジ
ル)−2−メルカプトベンゾイミダゾール2.27gの
DMF20ml溶液に、水酸化ナトリウム0.84g−
水5ml溶液を加え、氷冷下1−クロロメチル−4−メ
トキシ−3,5−ジメチルピリジン塩酸塩2.44gの
DMF−水(2:1、v/v)6ml溶液を滴下した。
室温に戻し、1時間撹拌後、水10mlで希釈し、析出
する結晶を濾取した。ついで、クロロホルム−イソプロ
ピルエーテルから再結晶することにより、つぎの式(VI
II)で示される目的化合物1−(2−ピリジル)−2−
(4−メトキシ−3,5−ジメチル−2−ピリジルメチ
レンチオ)ベンゾイミダゾール2.62g(収率:6
9.7%、融点:145.5〜147℃)を得た。
【0092】
【化23】
【0093】製造例9 1−(6−メトキシ−2−ピリジル)−2−(2−モル
ホリノベンジルチオ)イミダゾール(化合物番号IX)の
製造 特公平6−55737号公報の実施例35にしたがい、
つぎの式(IX)で示される目的化合物1−(6−メトキ
シ−2−ピリジル)−2−(2−モルホリノベンジルチ
オ)イミダゾールを得た。
【0094】
【化24】
【0095】製造例10 1−(3−ヒドロキシ−2−ピリジル)−2−(2−ジ
メチルアミノベンジルチオ)イミダゾール(化合物番号
X)の製造 特公平6−55737号公報の実施例6にしたがい、つ
ぎの式(X)で示される目的化合物1−(3−ヒドロキ
シ−2−ピリジル)−2−(2−ジメチルアミノベンジ
ルチオ)イミダゾールを得た。
【0096】
【化25】
【0097】製造例11 1−(3−イソプロポキシ−2−ピリジル)−2−(2
−ジメチルアミノベンジルチオ)イミダゾール(化合物
番号XI)の製造 特公平6−55737号公報の実施例100にしたが
い、つぎの式(XI)で示される目的化合物1−(3−イ
ソプロポキシ−2−ピリジル)−2−(2−ジメチルア
ミノベンジルチオ)イミダゾールを得た。
【0098】
【化26】
【0099】製造例12 1−(5−アミノ−2−ピリジル)−2−(2−モルホ
リノベンジルチオ)イミダゾール(化合物番号XII)の
製造 特公平6−55737号公報の実施例85−(2)にし
たがい、つぎの式(XII)で示される目的化合物1−
(5−アミノ−2−ピリジル)−2−(2−モルホリノ
ベンジルチオ)イミダゾールを得た。
【0100】
【化27】
【0101】製造例13 4−tert−ブチル−N−[5−(4−メチルフェニ
ル)−6−{2−(5−(2−フリル)ピリミジン−2
−イルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル]ベン
ゼンスルホンアミド(化合物番号XIII)の製造 特開平8−99961号公報の実施例97にしたがい、
つぎの式(XIII)で示される目的化合物4−tert−
ブチル−N−[5−(4−メチルフェニル)−6−{2
−(5−(2−フリル)ピリミジン−2−イルオキシ)
エトキシ}ピリミジン−4−イル]ベンゼンスルホンア
ミドを結晶として得た。
【0102】
【化28】
【0103】製造例14 4−tert−ブチル−N−[6−{2−(5−ブロモ
ピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(2−
メトキシフェノキシ)−2−モルホリノピリミジン−4
−イル]ベンゼンスルホンアミド(化合物番号XIV)の
製造 特開平8−99961号公報の実施例164にしたが
い、つぎの式(XIV)で示される目的化合物4−ter
t−ブチル−N−[6−{2−(5−ブロモピリミジン
−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(2−メトキシフ
ェノキシ)−2−モルホリノピリミジン−4−イル]ベ
ンゼンスルホンアミドを結晶として得た。
【0104】
【化29】
【0105】製造例15 N−[6−{2−(ピリミジン−4−イルオキシ)エト
キシ}−5−(3−メトキシフェノキシ)ピリミジン−
4−イル]−4−tert−ブチルベンゼンスルホンア
ミド(化合物番号XV)の製造 特開平8−99961号公報の実施例29にしたがい、
つぎの式(XV)で示される目的化合物N−[6−{2−
(ピリミジン−4−イルオキシ)エトキシ}−5−(3
−メトキシフェノキシ)ピリミジン−4−イル]−4−
tert−ブチルベンゼンスルホンアミドを結晶として
得た。
【0106】
【化30】
【0107】製造例16 4−tert−ブチル−N−[6−{2−(5−ブロモ
ピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(2−
メトキシフェノキシ)−2−n−プロピルピリミジン−
4−イル]ベンゼンスルホンアミド(化合物番号XVI)
の製造 特開平8−99961号公報の実施例153にしたが
い、つぎの式(XVI)で示される目的化合物4−ter
t−ブチル−N−[6−{2−(5−ブロモピリミジン
−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(2−メトキシフ
ェノキシ)−2−n−プロピルピリミジン−4−イル]
ベンゼンスルホンアミドを結晶として得た。
【0108】
【化31】
【0109】製造例17 4−ヒドロキシ−3−メトキシ−5−エチル−ナフタレ
ンカルバルデヒド(化合物番号XVII)の製造 エム、タナカ(M.Tanaka)ら、ジャーナル・オ
ブ・メディカル・ケミストリー(J.Med.Che
m)35(25)、4665頁(1992)にしたが
い、つぎの式(XVII)で示される目的化合物4−ヒドロ
キシ−3−メトキシ−5−エチル−ナフタレンカルバル
デヒドを得た。
【0110】
【化32】
【0111】製造例18 2−(6−メトキシ−2−ナフチル)酢酸(化合物番号
XVIII)の製造 エイ、オーマンシー(A.Ormancy)およびア、
オロ(A.Horeau)、ビルチェ・デ・ラ・ソシエ
・シミク・デ・フランス(Bull.Soc.Chi
m.Fr.)1955、962頁にしたがい、つぎの式
(XVIII)で示される目的化合物2−(6−メトキシ−
2−ナフチル)酢酸を得た。
【0112】
【化33】
【0113】製造例19 2−(6−ヒドロキシ−2−ナフチル)酢酸(化合物番
号XIX)の製造 エイ、オーマンシー(A.Ormancy)およびア、
オロ(A.Horeau)、ビルチェ・デ・ラ・ソシエ
・シミク・デ・フランス(Bull.Soc.Chi
m.Fr.)1955、962頁にしたがい、つぎの式
(XIX)で示される目的化合物2−(6−ヒドロキシ−
2−ナフチル)酢酸を得た。
【0114】
【化34】
【0115】下記処方および製法で各種美白用皮膚外用
剤を調製した。
【0116】 実施例1 クリーム: (処方) (%) (1)ミツロウ 6.0 (2)セタノール 5.0 (3)還元ラノリン 5.0 (4)スクワラン 30.0 (5)グリセリンモノステアレート 4.0 (6)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0 (7)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 2.0 モノラウリン酸エステル (8)化合物(I)*1 0.1 (9)リン酸−L−アスコルビルマグネシウム*2 0.1 (10)ブチルパラベン(防腐剤) 適量 (11)香料 適量 (12)精製水 残量 *1 製造例1により製造 *2 シグマ社製 (製法) A.成分(1)〜(8)、(10)および(11)を混
合し、加熱して70℃に保った。
【0117】B.成分(9)および(12)を混合し、
加熱して70℃に保った。
【0118】C.AにBを加え、混合したのち、冷却し
てクリームを得た。
【0119】 実施例2 化粧水: (処方) (%) (1)グリセリン 5.0 (2)1,3−ブチレングリコール 6.5 (3)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.2 モノラウリン酸エステル (4)エチルアルコール 8.0 (5)化合物(II)*1 1.0 (6)ブチルパラベン(防腐剤) 適量 (7)香料 適量 (8)精製水 残量 *1 製造例2により製造 (製法) A.成分(3)、(4)、(5)、(6)および(7)
を混合溶解した。
【0120】B.成分(1)、(2)および(8)を混
合溶解した。
【0121】C.AとBを混合して均一にし、化粧水を
得た。
【0122】 実施例3 乳液: (処方) (%) (1)ポリオキシエチレン(10E.O.)ソルビタン 1.0 モノステアレート (2)ポリオキシエチレン(60E.O.)ソルビット 0.5 テトラオレエート (3)グリセリンモノステアレート 1.0 (4)ステアリン酸 0.5 (5)ベヘニルアルコール 0.5 (6)スクワラン 8.0 (7)化合物(III)*1 3.0 (8)化合物(IX)*2 0.1 (9)化合物(XIX)*3 0.2 (10)フェノキシエタノール(防腐剤) 0.1 (11)カルボキシビニルポリマー 0.1 (12)水酸化ナトリウム 0.05 (13)エチルアルコール 5.0 (14)精製水 残量 (15)香料 適量 *1 製造例3により製造 *2 製造例9により製造 *3 製造例19により製造 (製法) A.成分(10)〜(14)を加熱混合し、70℃に保
った。
【0123】B.成分(1)〜(9)を加熱混合し、7
0℃に保った。
【0124】C.BにAを加えて混合し、均一に乳化し
た。
【0125】D.Cを冷却後(15)を加え、均一に混
合して乳液を得た。
【0126】 実施例4 軟膏: (処方) (%) (1)ステアリン酸 18.0 (2)セタノール 4.0 (3)トリエタノールアミン 2.0 (4)グリセリン 5.0 (5)化合物(IV)*1 1.0 (6)化合物(X)*2 0.1 (7)化合物(XVII)*3 0.5 (8)化合物(XVIII)*4 0.01 (9)精製水 残量 *1 製造例4により製造 *2 製造例10により製造 *3 製造例17により製造 *4 製造例18により製造 (製法) A.成分(3)、(4)および(9)の一部を加熱混合
し、75℃に保った。
【0127】B.成分(1)、(2)、(5)、
(6)、(7)および(8)を加熱混合し、75℃に保
った。
【0128】C.AをBに徐々に加えた。
【0129】D.Cを冷却しながら(9)の残部を加
え、軟膏を得た。
【0130】 実施例5 パック: (処方) (%) (1)ポリビニルアルコール 20.0 (2)エチルアルコール 20.0 (3)グリセリン 5.0 (4)カオリン 6.0 (5)化合物(V)*1 0.05 (6)化合物(XI)*2 0.2 (7)メチルパラベン(防腐剤) 0.2 (8)香料 0.1 (9)精製水 残量 *1 製造例5により製造 *2 製造例11により製造 (製法) A.成分(1)、(3)、(4)および(9)を混合
し、70℃に加熱し、撹拌した。
【0131】B.成分(2)、(5)、(6)、(7)
および(8)を混合した。
【0132】C.前記Bを先のAに加え、混合したの
ち、冷却してパックを得た。
【0133】 実施例6 洗浄料: (処方) (%) (1)ステアリン酸 10.0 (2)パルミチン酸 8.0 (3)ミリスチン酸 12.0 (4)ラウリン酸 4.0 (5)オレイルアルコール 1.5 (6)精製ラノリン 1.0 (7)香料 0.1 (8)ブチルパラベン(防腐剤) 0.2 (9)グリセリン 18.0 (10)水酸化カリウム 6.0 (11)化合物(VI)*1 0.5 (12)化合物(XII)*2 0.05 (13)精製水 残量 *1 製造例6により製造 *2 製造例12により製造 (製法) A.成分(9)、(10)および(13)を混合し、7
0℃に加熱した。
【0134】B.成分(1)〜(6)および(8)、
(11)、(12)を混合し、70℃に加熱した。
【0135】C.前記Bを先のAに加え、しばらく70
℃に保ち、反応が終了後、50℃まで冷却し、成分
(7)を加え、冷却して洗浄料を得た。
【0136】 実施例7 ゲル軟膏: (処方) (%) (1)カルボキシビニルポリマー 1.0 (2)トリエタノールアミン 1.0 (3)1,3−ブチレングリコール 10.0 (4)化合物(VII)*1 0.01 (5)化合物(XIII)*2 0.002 (6)精製水 残量 *1 製造例7により製造 *2 製造例13により製造 (製法) A.成分(1)および(3)〜(6)を混合溶解した。
【0137】B.Aに成分(2)を加え、混合して均一
にし、ゲル軟膏を得た。
【0138】実施例8 クリーム:次に示す処方および下記製法でクリームを調
製した。
【0139】 (処方) (%) (1)ポリオキシエチレン(40E.O)モノステアレート 2.0 (2)グリセリンモノステアレート(自己乳化型) 5.0 (3)ステアリン酸 5.0 (4)ベヘニルアルコール 0.5 (5)スクワラン 15.0 (6)イソオクタン酸セチル 5.0 (7)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 5.0 (8)メチルパラベン 0.1 (9)1,3−ブチレングリコール 5.0 (10)化合物(VIII)*1 0.2 (11)化合物(XIV)*2 0.05 (12)化合物(XV)*3 0.01 (13)化合物(XVI)*4 0.1 (14)精製水 残量 (15)香料 適量 *1 製造例8により製造 *2 製造例14により製造 *3 製造例15により製造 *4 製造例16により製造 (製法) A.成分(1)〜(7)および(10)〜(13)を7
0℃にて加熱溶解した。
【0140】B.成分(8)、(9)および(14)を
70℃に加熱した。
【0141】C.AをBに加え、冷却してクリームを得
た。
【0142】D.Cに成分(15)を加え、冷却してク
リームを得た。
【0143】
【発明の効果】式(I)、(II)、(III)、(IV)、
(V)、(VI)、(VII)、(VIII)、(IX)、
(X)、(XI)、(XII)、(XIII)、(XIV)、(X
V)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)または(XIX)で示
される化合物および/またはこれらの塩を有効成分とす
る本発明の美白用皮膚外用剤は、メラノサイトのメラニ
ン生成を抑制することによりすぐれたメラニン色素沈着
予防・改善効果を示し、当該化合物を配合した美白用皮
膚外用剤はすぐれた皮膚美白効果を示し、日焼けなどに
よるシミおよびソバカスの予防および治療にきわめて有
用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/11 A61K 31/11 31/135 31/135 31/165 31/165 31/17 31/17 31/19 31/19 31/24 ADA 31/24 ADA 31/44 31/44 31/505 31/505 31/535 31/535 C07D 239/34 C07D 239/34 // C07D 401/04 233 401/04 233 401/12 239 401/12 239 401/14 235 401/14 235 405/14 239 405/14 239 (72)発明者 大水 博 京都市左京区松ケ崎雲路町5 松ケ崎パー クホームズ505 (72)発明者 星野 拓 東京都北区栄町48−18 株式会社コーセー 研究所内 (72)発明者 成 英次 東京都北区栄町48−18 株式会社コーセー 研究所内 (72)発明者 滝貞 幹正 東京都北区栄町48−18 株式会社コーセー 研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 つぎのいずれかの化合物および/または
    これらの塩を有効成分とする美白用成分。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】
  2. 【請求項2】 請求項1記載の美白用成分を有効成分と
    する美白用皮膚外用剤。
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