JPH11117816A - 4サイクルエンジンの吸気装置 - Google Patents
4サイクルエンジンの吸気装置Info
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- JPH11117816A JPH11117816A JP28208097A JP28208097A JPH11117816A JP H11117816 A JPH11117816 A JP H11117816A JP 28208097 A JP28208097 A JP 28208097A JP 28208097 A JP28208097 A JP 28208097A JP H11117816 A JPH11117816 A JP H11117816A
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- JP
- Japan
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- valve
- intake
- passage
- throttle
- fuel
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スロットルバルブを大きく開けて比較的遅い
速度で連続走行した場合でもエンジンの運転フィーリン
グが悪化することのない4サイクルエンジンの吸気装置
を提供する。 【解決手段】 燃焼室に連通する吸気通路17dと、該
吸気通路17dの途中に介設されたスロットルバルブ2
0とを備えた4サイクルエンジンの吸気装置において、
上記吸気通路17dのスロットルバルブ20より上流側
に燃料噴射弁25を配設し、上記吸気通路17dの燃料
噴射弁25より上流側でかつ該燃料噴射弁25と対向す
る側に、該吸気通路17dの面積を該吸気通路内を流れ
る吸気の状態に応じて変化させ、吸気流量の増加速度を
上記スロットルバルブ20の開速度に応じた吸気流量の
増加速度より緩慢にする緩衝バルブ34とを配設し、上
記給気通路17dの外壁の上記燃料噴射弁25の噴射ノ
ズル25a近傍部分にエンジン冷却水を導入する保温通
路72を形成した。
速度で連続走行した場合でもエンジンの運転フィーリン
グが悪化することのない4サイクルエンジンの吸気装置
を提供する。 【解決手段】 燃焼室に連通する吸気通路17dと、該
吸気通路17dの途中に介設されたスロットルバルブ2
0とを備えた4サイクルエンジンの吸気装置において、
上記吸気通路17dのスロットルバルブ20より上流側
に燃料噴射弁25を配設し、上記吸気通路17dの燃料
噴射弁25より上流側でかつ該燃料噴射弁25と対向す
る側に、該吸気通路17dの面積を該吸気通路内を流れ
る吸気の状態に応じて変化させ、吸気流量の増加速度を
上記スロットルバルブ20の開速度に応じた吸気流量の
増加速度より緩慢にする緩衝バルブ34とを配設し、上
記給気通路17dの外壁の上記燃料噴射弁25の噴射ノ
ズル25a近傍部分にエンジン冷却水を導入する保温通
路72を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4サイクルエンジ
ンの吸気装置に関する。
ンの吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】4サイクルエンジンの吸気装置として、
本願出願人は、スロットルバルブを吸気弁開口にできる
だけ近づけて配置することにより、吸気通路の吸気弁開
口からスロットルバルブまでの容積(ポート容積)の行
程容積(気筒毎の排気量)に対する割合(容積比)をで
きるだけ小さく設定し、もって出力性能を低下させるこ
となく、かつ低コストで排気ガスの浄化を図ることので
きる4サイクルエンジンを開発し、先に提案している。
本願出願人は、スロットルバルブを吸気弁開口にできる
だけ近づけて配置することにより、吸気通路の吸気弁開
口からスロットルバルブまでの容積(ポート容積)の行
程容積(気筒毎の排気量)に対する割合(容積比)をで
きるだけ小さく設定し、もって出力性能を低下させるこ
となく、かつ低コストで排気ガスの浄化を図ることので
きる4サイクルエンジンを開発し、先に提案している。
【0003】ここで上記スロットルバルブを吸気弁開口
に近づけて配置した場合、無負荷レーシング(空吹か
し)を行うと、吸入空気量はスロットルバルブ開度に敏
感に反応して応答遅れなく急激に増加するのに対し、燃
料はその比重が空気に比較して大きいことから上記吸入
空気量の増加に対して遅れて増加することとなり、その
結果、上記無負荷レーシングにおけるスロットル操作の
初期において失火が生じ、運転フィーリングが低下する
懸念がある。
に近づけて配置した場合、無負荷レーシング(空吹か
し)を行うと、吸入空気量はスロットルバルブ開度に敏
感に反応して応答遅れなく急激に増加するのに対し、燃
料はその比重が空気に比較して大きいことから上記吸入
空気量の増加に対して遅れて増加することとなり、その
結果、上記無負荷レーシングにおけるスロットル操作の
初期において失火が生じ、運転フィーリングが低下する
懸念がある。
【0004】そこで上記提案にかかるエンジンでは、吸
気通路のスロットルバルブより上流側に該吸気通路の面
積を該吸気通路内を流れる吸気の状態に応じて変化さ
せ、吸気流量の増加速度を上記スロットルバルブの開速
度に応じた吸気流量の増加速度より緩慢にする緩衝バル
ブを配設している。
気通路のスロットルバルブより上流側に該吸気通路の面
積を該吸気通路内を流れる吸気の状態に応じて変化さ
せ、吸気流量の増加速度を上記スロットルバルブの開速
度に応じた吸気流量の増加速度より緩慢にする緩衝バル
ブを配設している。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】ところで上記提案にか
かるエンジンの吸気装置では、長い登坂路を走行する場
合のように、スロットルバルブを大きく開けてかつ比較
的遅い速度で連続走行すると、一時的にエンジンの運転
フィーリングが悪化することがあるといった問題が判明
した。
かるエンジンの吸気装置では、長い登坂路を走行する場
合のように、スロットルバルブを大きく開けてかつ比較
的遅い速度で連続走行すると、一時的にエンジンの運転
フィーリングが悪化することがあるといった問題が判明
した。
【0006】上記運転フィーリングの悪化は、以下の理
由によるものと考えられる。即ち、上記スロットルバル
ブを連続的に大きく開けたことにより多量の燃料が噴射
され、該多量の燃料の気化により上記燃料噴射弁の噴射
ノズル近傍の温度が大きく低下し、極端な場合には空気
中の水分が噴射ノズル近傍に氷結し、そのため燃料の噴
射状態が悪化したり、燃料が気化せずに吸気通路内壁に
付着したりする。その結果、上述の運転フィーリングの
悪化が発生するものと考えられる。
由によるものと考えられる。即ち、上記スロットルバル
ブを連続的に大きく開けたことにより多量の燃料が噴射
され、該多量の燃料の気化により上記燃料噴射弁の噴射
ノズル近傍の温度が大きく低下し、極端な場合には空気
中の水分が噴射ノズル近傍に氷結し、そのため燃料の噴
射状態が悪化したり、燃料が気化せずに吸気通路内壁に
付着したりする。その結果、上述の運転フィーリングの
悪化が発生するものと考えられる。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、スロットルバルブを大きく開けて比較的遅い速度で
連続走行した場合でもエンジンの運転フィーリングが悪
化することのない4サイクルエンジンの吸気装置を提供
することを課題としている。
で、スロットルバルブを大きく開けて比較的遅い速度で
連続走行した場合でもエンジンの運転フィーリングが悪
化することのない4サイクルエンジンの吸気装置を提供
することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、燃焼
室に連通する吸気通路と、該吸気通路の途中に介設され
たスロットルバルブとを備えた4サイクルエンジンの吸
気装置において、上記吸気通路のスロットルバルブより
上流側に燃料噴射弁を配設し、上記吸気通路の燃料噴射
弁より上流側でかつ該燃料噴射弁と対向する側に、該吸
気通路の面積を該吸気通路内を流れる吸気の状態に応じ
て変化させ、吸気流量の増加速度を上記スロットルバル
ブの開速度に応じた吸気流量の増加速度より緩慢にする
緩衝バルブとを配設し、上記給気通路外壁の上記燃料噴
射弁の噴射ノズル近傍部分にエンジン冷却水を導入する
保温通路を形成したことを特徴としている。
室に連通する吸気通路と、該吸気通路の途中に介設され
たスロットルバルブとを備えた4サイクルエンジンの吸
気装置において、上記吸気通路のスロットルバルブより
上流側に燃料噴射弁を配設し、上記吸気通路の燃料噴射
弁より上流側でかつ該燃料噴射弁と対向する側に、該吸
気通路の面積を該吸気通路内を流れる吸気の状態に応じ
て変化させ、吸気流量の増加速度を上記スロットルバル
ブの開速度に応じた吸気流量の増加速度より緩慢にする
緩衝バルブとを配設し、上記給気通路外壁の上記燃料噴
射弁の噴射ノズル近傍部分にエンジン冷却水を導入する
保温通路を形成したことを特徴としている。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、上
記吸気通路の上記燃料噴射弁側に上記全閉時のスロット
ルバルブをバイパスするアイドル通路を形成し、該アイ
ドル通路に該アイドル通路の通路面積を変化させるアイ
ドル調整弁を配設し、上記保温通路を上記吸気通路外壁
の上記噴射ノズルとアイドル調整弁との間の部分に設け
たことを特徴としている。
記吸気通路の上記燃料噴射弁側に上記全閉時のスロット
ルバルブをバイパスするアイドル通路を形成し、該アイ
ドル通路に該アイドル通路の通路面積を変化させるアイ
ドル調整弁を配設し、上記保温通路を上記吸気通路外壁
の上記噴射ノズルとアイドル調整弁との間の部分に設け
たことを特徴としている。
【0010】
【発明の作用効果】請求項1の発明によれば、吸気通路
の面積を吸気の状態に応じて変化させる緩衝バルブを配
設したので、スロットルバルブを急開した場合、上記緩
衝バルブは、吸気通路内の負圧が該緩衝バルブの閉方向
付勢力より大きくなるに伴って開き、吸気通路の抵抗と
なってスロットルバルブの急開による吸入空気量の増加
速度を低下させる。従って、上述の無負荷レーシングの
場合でも空気量の増加速度が過大となるのが抑制され、
結果的に燃料応答性の遅れが緩和され、これにより失火
の発生を抑制でき、エンジンの運転フィーリングの低下
を回避できる効果がある。
の面積を吸気の状態に応じて変化させる緩衝バルブを配
設したので、スロットルバルブを急開した場合、上記緩
衝バルブは、吸気通路内の負圧が該緩衝バルブの閉方向
付勢力より大きくなるに伴って開き、吸気通路の抵抗と
なってスロットルバルブの急開による吸入空気量の増加
速度を低下させる。従って、上述の無負荷レーシングの
場合でも空気量の増加速度が過大となるのが抑制され、
結果的に燃料応答性の遅れが緩和され、これにより失火
の発生を抑制でき、エンジンの運転フィーリングの低下
を回避できる効果がある。
【0011】また燃料噴射弁の噴射ノズル近傍にエンジ
ン冷却水を導入する保温通路を設けたので、吸気通路の
噴射ノズル近傍は常にエンジン冷却水の熱により暖めら
れており、従って上記多量の燃料が噴射された場合でも
極端な温度低下を回避でき、氷結,燃料の壁面付着を防
止してエンジンの運転フィーリングの悪化を防止できる
効果がある。
ン冷却水を導入する保温通路を設けたので、吸気通路の
噴射ノズル近傍は常にエンジン冷却水の熱により暖めら
れており、従って上記多量の燃料が噴射された場合でも
極端な温度低下を回避でき、氷結,燃料の壁面付着を防
止してエンジンの運転フィーリングの悪化を防止できる
効果がある。
【0012】請求項2の発明によれば、上記保温通路を
燃料噴射弁の噴射ノズルとアイドル通路に配置されたア
イドル調整弁との間に配設したので、アイドル通路及び
アイドル調整弁の周囲の温度低下をも防止でき、上記氷
結等によるアイドル通路の詰まりを防止してアイドリン
グ回転を安定化できる効果がある。
燃料噴射弁の噴射ノズルとアイドル通路に配置されたア
イドル調整弁との間に配設したので、アイドル通路及び
アイドル調整弁の周囲の温度低下をも防止でき、上記氷
結等によるアイドル通路の詰まりを防止してアイドリン
グ回転を安定化できる効果がある。
【0013】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を添付図面に基
づいて説明する。図1〜図5は本発明の一実施形態によ
る4サイクルエンジンの吸気装置を説明するための図で
あり、図1は該エンジンの全体構成図、図2は該エンジ
ンのシリンダブロック及びスロットルボディ部分の車載
状態を模式的に示す平面図、図3は該エンジンの吸気ポ
ート形状を模式的に示す断面平面図、図4は該エンジン
の断面右側面図、図5は該エンジンを搭載した自動二輪
車の左側面図である。
づいて説明する。図1〜図5は本発明の一実施形態によ
る4サイクルエンジンの吸気装置を説明するための図で
あり、図1は該エンジンの全体構成図、図2は該エンジ
ンのシリンダブロック及びスロットルボディ部分の車載
状態を模式的に示す平面図、図3は該エンジンの吸気ポ
ート形状を模式的に示す断面平面図、図4は該エンジン
の断面右側面図、図5は該エンジンを搭載した自動二輪
車の左側面図である。
【0014】図において、1は自動二輪車用水冷式4サ
イクル並列4気筒5バルブエンジンであり、該エンジン
1は自動二輪車の車体フレーム2にクランク軸3を車幅
方向に水平に向けて、かつ気筒軸が垂直線より前側に傾
斜するよう前傾させて搭載されている。該エンジン1は
変速装置を内蔵するクランクケース4の前部に位置する
シリンダボディ5上にシリンダヘッド6,ヘッドカバー
7を積層締結し、上記シリンダボディ5のシリンダボア
5a内にピストン8を摺動自在に挿入し、該ピストン8
をコンロッド9により上記クランク軸3に連結した概略
構造のものである。
イクル並列4気筒5バルブエンジンであり、該エンジン
1は自動二輪車の車体フレーム2にクランク軸3を車幅
方向に水平に向けて、かつ気筒軸が垂直線より前側に傾
斜するよう前傾させて搭載されている。該エンジン1は
変速装置を内蔵するクランクケース4の前部に位置する
シリンダボディ5上にシリンダヘッド6,ヘッドカバー
7を積層締結し、上記シリンダボディ5のシリンダボア
5a内にピストン8を摺動自在に挿入し、該ピストン8
をコンロッド9により上記クランク軸3に連結した概略
構造のものである。
【0015】また上記シリンダヘッド6のシリンダボデ
ィ5側の合面には4つの燃焼凹部6aが凹設されてお
り、該各燃焼凹部6aの内表面の中心に点火プラグ10
の電極が臨んでいる。
ィ5側の合面には4つの燃焼凹部6aが凹設されてお
り、該各燃焼凹部6aの内表面の中心に点火プラグ10
の電極が臨んでいる。
【0016】また上記燃焼凹部6aには各気筒当たり3
つの吸気弁開口6b及び2つの排気弁開口6cが上記燃
焼凹部6aの周縁に沿うように配置され開口している。
該各吸気弁開口6bには吸気弁11が、各排気弁開口6
cには排気弁12がそれぞれ閉方向に付勢して配置され
ており、該吸気弁11は吸気カム軸により、排気弁12
は排気カム軸によりそれぞれ開閉駆動される。
つの吸気弁開口6b及び2つの排気弁開口6cが上記燃
焼凹部6aの周縁に沿うように配置され開口している。
該各吸気弁開口6bには吸気弁11が、各排気弁開口6
cには排気弁12がそれぞれ閉方向に付勢して配置され
ており、該吸気弁11は吸気カム軸により、排気弁12
は排気カム軸によりそれぞれ開閉駆動される。
【0017】本実施形態エンジン1の動弁機構は、サイ
ドチェン方式のものであり(図2参照)、上記吸気カム
軸,排気カム軸は、エンジンの右側壁に突出するように
形成され気筒軸方向に延びるチェン室6d内を通るよう
に配置されたタイミングチェンを介して上記クランク軸
3で回転駆動される。
ドチェン方式のものであり(図2参照)、上記吸気カム
軸,排気カム軸は、エンジンの右側壁に突出するように
形成され気筒軸方向に延びるチェン室6d内を通るよう
に配置されたタイミングチェンを介して上記クランク軸
3で回転駆動される。
【0018】上記エンジン1の吸気系は、上記各気筒の
吸気弁開口6bをシリンダヘッド6の後壁側に導出する
吸気ポート15と、該吸気ポート15の外部接続口15
aにジョイント16を介して接続されたスロットルボデ
ィ17と、該スロットルボディ17に接続され、エアク
リーナボックス18内に開口する吸気ダクト19とを備
えている。上記吸気ポート15,スロットルボディ1
7,及び吸気ダクト19からなる吸気通路は全体として
概略直線状をなすように構成され、かつ略垂直方向に配
置されており、このようにして吸気抵抗を可能な限り小
さくしている。なお、吸気通路の気筒軸に対する角度は
概ね30〜60度の範囲内で適宜設定される。
吸気弁開口6bをシリンダヘッド6の後壁側に導出する
吸気ポート15と、該吸気ポート15の外部接続口15
aにジョイント16を介して接続されたスロットルボデ
ィ17と、該スロットルボディ17に接続され、エアク
リーナボックス18内に開口する吸気ダクト19とを備
えている。上記吸気ポート15,スロットルボディ1
7,及び吸気ダクト19からなる吸気通路は全体として
概略直線状をなすように構成され、かつ略垂直方向に配
置されており、このようにして吸気抵抗を可能な限り小
さくしている。なお、吸気通路の気筒軸に対する角度は
概ね30〜60度の範囲内で適宜設定される。
【0019】上記エアクリーナボックス18は車体フレ
ーム2を構成する左,右一対のタンクレール2a,2a
間に配置されており、該エアクリーナボックス18の後
側には燃料タンクTが搭載され、該燃料タンクT及び上
記エアクリーナボックス18はタンクカバーCで覆われ
ている。
ーム2を構成する左,右一対のタンクレール2a,2a
間に配置されており、該エアクリーナボックス18の後
側には燃料タンクTが搭載され、該燃料タンクT及び上
記エアクリーナボックス18はタンクカバーCで覆われ
ている。
【0020】また上記エアクリーナボックス18のエレ
メントより上流側の一次室には走行風を風圧(ラムエア
圧)と共に導入する走行風圧導入ダクト60が接続され
ている。該ダクト60は樹脂製で横断面円形の車体前方
に延びる筒体であり、上流側開口60a側ほど僅かに小
径となるテーパ状をなしている。上記上流側開口60a
は車体フレーム2のヘッドパイプ2c付近にて車体前方
に向かって開口している。
メントより上流側の一次室には走行風を風圧(ラムエア
圧)と共に導入する走行風圧導入ダクト60が接続され
ている。該ダクト60は樹脂製で横断面円形の車体前方
に延びる筒体であり、上流側開口60a側ほど僅かに小
径となるテーパ状をなしている。上記上流側開口60a
は車体フレーム2のヘッドパイプ2c付近にて車体前方
に向かって開口している。
【0021】上記吸気ポート15は、上記外部接続口1
5aに連なる1つの主ポート部15bと上記各吸気弁開
口6bから分岐する3つの分岐ポート部15cとで構成
されている。上記外部接続口15aはシリンダヘッド6
の後壁から筒状に若干突出しており、該接続口15aに
ゴム製リング状の上記ジョイント16を介して上記スロ
ットルボディ17の下流側接続ボス部17aが接続され
ており、これにより該スロットルボディ17はシリンダ
ヘッド6に支持されている。なお、上記各気筒毎に1つ
ずつ設けられた4つのスロットルボディ17は車幅方向
に延びるECUケース23を介してユニット化されてい
る。
5aに連なる1つの主ポート部15bと上記各吸気弁開
口6bから分岐する3つの分岐ポート部15cとで構成
されている。上記外部接続口15aはシリンダヘッド6
の後壁から筒状に若干突出しており、該接続口15aに
ゴム製リング状の上記ジョイント16を介して上記スロ
ットルボディ17の下流側接続ボス部17aが接続され
ており、これにより該スロットルボディ17はシリンダ
ヘッド6に支持されている。なお、上記各気筒毎に1つ
ずつ設けられた4つのスロットルボディ17は車幅方向
に延びるECUケース23を介してユニット化されてい
る。
【0022】上記スロットルボディ17は、スロットル
バルブ20を内蔵し、緩衝バルブ34及び燃料噴射弁2
5を保持するように構成されている。上記スロットルバ
ルブ20は、各スロットルボディ17の下流側接続ボス
部17a側寄り部分に配設されており、円形の弁板20
aを弁軸20bにボルト締め固定したものである。上記
各気筒用スロットルバルブ20の各弁軸20bは車幅方
向に延び、スロットルボディ17から外方突出し、該突
出部同士が連結機構21を介して連結されている。な
お、この連結機構21は各スロットルバルブのアイドリ
ング開度の微調整が可能な構造になっている。
バルブ20を内蔵し、緩衝バルブ34及び燃料噴射弁2
5を保持するように構成されている。上記スロットルバ
ルブ20は、各スロットルボディ17の下流側接続ボス
部17a側寄り部分に配設されており、円形の弁板20
aを弁軸20bにボルト締め固定したものである。上記
各気筒用スロットルバルブ20の各弁軸20bは車幅方
向に延び、スロットルボディ17から外方突出し、該突
出部同士が連結機構21を介して連結されている。な
お、この連結機構21は各スロットルバルブのアイドリ
ング開度の微調整が可能な構造になっている。
【0023】ここで図2に示すように、上記各気筒用の
各スロットルボディ17は、車体中心線Lから右端部の
スロットルボディ17に取り付けられた後述するスロッ
トルセンサ22の右外端までの寸法W1と、車体中心線
Lから左端部のスロットルボディ17に配置されたスロ
ットルバルブ20の左端部までの寸法W2とが同一とな
るように配置されている。
各スロットルボディ17は、車体中心線Lから右端部の
スロットルボディ17に取り付けられた後述するスロッ
トルセンサ22の右外端までの寸法W1と、車体中心線
Lから左端部のスロットルボディ17に配置されたスロ
ットルバルブ20の左端部までの寸法W2とが同一とな
るように配置されている。
【0024】また右側から第1番目,第2番目のスロッ
トルボディ17,17の吸気通路中心を通り上記車体中
心線Lと平行な直線X1,X2は、右側から第1番目,
第2番目の気筒の軸線を通り上記車体中心線Lと平行な
直線Y1,Y2からチェン配置室6d側に僅かにD1,
D2(具体的には2mm程度)だけオフセットしてい
る。一方、右側から第3番目,第4番目のスロットルボ
ディの吸気通路中心を通り上記車体中心線Lと平行な軸
線X3,X4は、右側から第3番目,第4番目の気筒の
軸線を通り上記車体中心線Lと平行な軸線Y3,Y4か
らチェン配置室6d側にD3,D4(具体的には7m
m,14mm程度)だけオフセットしている。即ち、左
側のスロットルボディほど気筒中心から右側に大きくオ
フセットしており、これにより左端のスロットルボディ
がシリンダブロック6の左壁より左方に突出して車体フ
レームの幅を大きくしてしまう問題を回避している。
トルボディ17,17の吸気通路中心を通り上記車体中
心線Lと平行な直線X1,X2は、右側から第1番目,
第2番目の気筒の軸線を通り上記車体中心線Lと平行な
直線Y1,Y2からチェン配置室6d側に僅かにD1,
D2(具体的には2mm程度)だけオフセットしてい
る。一方、右側から第3番目,第4番目のスロットルボ
ディの吸気通路中心を通り上記車体中心線Lと平行な軸
線X3,X4は、右側から第3番目,第4番目の気筒の
軸線を通り上記車体中心線Lと平行な軸線Y3,Y4か
らチェン配置室6d側にD3,D4(具体的には7m
m,14mm程度)だけオフセットしている。即ち、左
側のスロットルボディほど気筒中心から右側に大きくオ
フセットしており、これにより左端のスロットルボディ
がシリンダブロック6の左壁より左方に突出して車体フ
レームの幅を大きくしてしまう問題を回避している。
【0025】そして右側端部に配置されたスロットルボ
ディ17には、スロットルバルブ20の開度を検出する
ためのスロットルセンサ22とエンジンの運転状態を制
御するECUを内蔵するECUケース23とを一体化し
たコントロールユニット24がボルト締めにより着脱可
能に装着されている。
ディ17には、スロットルバルブ20の開度を検出する
ためのスロットルセンサ22とエンジンの運転状態を制
御するECUを内蔵するECUケース23とを一体化し
たコントロールユニット24がボルト締めにより着脱可
能に装着されている。
【0026】上記コントロールユニット24を構成する
スロットルセンサ22は上記右側端部のスロットルバル
ブ20の弁軸20bの外方突出端部に接続され、該弁軸
20bの回動角度(スロットル角度)を検出する。この
スロットルセンサ22は、上記シリンダヘッド6のチェ
ン配置室6d側に、つまり該チェン配置室6dの右方突
出部の背面側のデッドスペースに位置している。
スロットルセンサ22は上記右側端部のスロットルバル
ブ20の弁軸20bの外方突出端部に接続され、該弁軸
20bの回動角度(スロットル角度)を検出する。この
スロットルセンサ22は、上記シリンダヘッド6のチェ
ン配置室6d側に、つまり該チェン配置室6dの右方突
出部の背面側のデッドスペースに位置している。
【0027】また上記第1番目のスロットルボディ17
と第2番目のスロットルボディ17との間の連結機構2
1にはスロットルプーリ41が装着されており、該スロ
ットルプーリ41はスロットルケーブル42を介して操
向ハンドルのスロットルグリップ(不図示)に連結され
ている。このスロットルグリップの回動操作により上記
各スロットルバルブ20が同期して開閉するようになっ
ている。
と第2番目のスロットルボディ17との間の連結機構2
1にはスロットルプーリ41が装着されており、該スロ
ットルプーリ41はスロットルケーブル42を介して操
向ハンドルのスロットルグリップ(不図示)に連結され
ている。このスロットルグリップの回動操作により上記
各スロットルバルブ20が同期して開閉するようになっ
ている。
【0028】上記燃料噴射弁25は上記スロットルボデ
ィ17の底壁17gの上記スロットルバルブ20より上
流側直近部分に、その噴射ノズル25aが吸気通路のス
ロットルバルブ上流側でかつ緩衝バルブ下流側部分に位
置するように取り付けられている。該燃料噴射弁25の
噴射ノズル25aからの噴射燃料は噴射口17jを介し
て、全閉(最小開度)位置にあるスロットルバルブ20
の上流側の面(上面)cの主として底壁側部分に衝突
し、全開(最大開度)位置にあるスロットルバルブ20
の下面の主として下流側部分に衝突する。このような噴
射燃料の衝突状態は上記噴射ノズル25aの配置位置及
び噴射孔の形状を適宜選択することにより実現される。
なお、矢印dはスロットルバルブ20の開時回動方向を
示す。
ィ17の底壁17gの上記スロットルバルブ20より上
流側直近部分に、その噴射ノズル25aが吸気通路のス
ロットルバルブ上流側でかつ緩衝バルブ下流側部分に位
置するように取り付けられている。該燃料噴射弁25の
噴射ノズル25aからの噴射燃料は噴射口17jを介し
て、全閉(最小開度)位置にあるスロットルバルブ20
の上流側の面(上面)cの主として底壁側部分に衝突
し、全開(最大開度)位置にあるスロットルバルブ20
の下面の主として下流側部分に衝突する。このような噴
射燃料の衝突状態は上記噴射ノズル25aの配置位置及
び噴射孔の形状を適宜選択することにより実現される。
なお、矢印dはスロットルバルブ20の開時回動方向を
示す。
【0029】また上記燃料噴射弁25の燃料導入孔25
b部分には1本の燃料供給レール26が装着されてお
り、該燃料供給レール26はそのフランジ部26cを上
記スロットルボディ17のボス部17iにボルト26d
で締め付け固定されている。また、該燃料供給レール2
6は全気筒の燃料噴射弁に渡る長さを有する筒体であ
り、該燃料供給レール26には燃料供給管27を介して
燃料ポンプ28,燃料タンク29が接続されている。
b部分には1本の燃料供給レール26が装着されてお
り、該燃料供給レール26はそのフランジ部26cを上
記スロットルボディ17のボス部17iにボルト26d
で締め付け固定されている。また、該燃料供給レール2
6は全気筒の燃料噴射弁に渡る長さを有する筒体であ
り、該燃料供給レール26には燃料供給管27を介して
燃料ポンプ28,燃料タンク29が接続されている。
【0030】ここで図1における符号30は上記燃料供
給管27の燃料ポンプ28吐出側に接続され、燃料噴射
弁25に供給される燃料の圧力を調整する燃料圧力調整
弁である。この燃料圧力調整弁30は、燃料ポンプ28
から供給された燃料の圧力を制御圧力に応じた圧力に調
整する燃料圧力可変方式のものである。上記制御圧力と
しては、各吸気通路のスロットルバルブ下流側から採取
し、これを合流させた吸気負圧が採用されている。
給管27の燃料ポンプ28吐出側に接続され、燃料噴射
弁25に供給される燃料の圧力を調整する燃料圧力調整
弁である。この燃料圧力調整弁30は、燃料ポンプ28
から供給された燃料の圧力を制御圧力に応じた圧力に調
整する燃料圧力可変方式のものである。上記制御圧力と
しては、各吸気通路のスロットルバルブ下流側から採取
し、これを合流させた吸気負圧が採用されている。
【0031】上記燃料圧力調整弁30は、スロットルバ
ルブ20がアイドリング開度(最小開度)のときには上
記制御圧力(吸気負圧)が大気圧より大幅に低くなって
いることからそれだけ燃料供給レール26内の燃料圧力
を低く調整する。これにより燃料供給レール26内の燃
料圧力と燃料噴射位置の圧力(スロットルバルブ20よ
り上流側の圧力で略大気圧)との差圧が小さくなり、燃
料噴射量が少なくなる。その結果、燃料噴射弁25の最
小噴射量と最大噴射量との比(ダイナミックレンジ)を
実質的に大きくすることができる。
ルブ20がアイドリング開度(最小開度)のときには上
記制御圧力(吸気負圧)が大気圧より大幅に低くなって
いることからそれだけ燃料供給レール26内の燃料圧力
を低く調整する。これにより燃料供給レール26内の燃
料圧力と燃料噴射位置の圧力(スロットルバルブ20よ
り上流側の圧力で略大気圧)との差圧が小さくなり、燃
料噴射量が少なくなる。その結果、燃料噴射弁25の最
小噴射量と最大噴射量との比(ダイナミックレンジ)を
実質的に大きくすることができる。
【0032】上記緩衝バルブ34は、スロットルバルブ
20を急激に開いた時の吸入空気量の急変を緩和するた
めのものであり、自動可変ベンチュリ方式の構造を備え
ている。この緩衝バルブ34は、スロットルボディ17
のバルブボディ17cの天壁17eに、ベンチュリ通路
17d内に斜めに出没してその通路面積を変化させるフ
リーピストン35を摺動自在に挿入配置し、該ピストン
35の上端を上記バルブボディ17cの天壁17eとカ
バー36とで形成された作動室37内に位置させ、該作
動室37をフリーピストン35の上端に気密に接続され
たダイヤフラム38により負圧室aと大気圧室bとに画
成し、上記ベンチュリ通路17dの底壁17gとフリー
ピストン35の底面との間の圧力を上記負圧室aに導入
するようにした構造となっている。なお、35aはフリ
ーピストン35の底面に吸気通路方向に凹設された溝で
あり、これは該フリーピストン35が全閉の時の吸気流
路を形成する。また39はピストン35を最小開度側に
付勢するばねである。
20を急激に開いた時の吸入空気量の急変を緩和するた
めのものであり、自動可変ベンチュリ方式の構造を備え
ている。この緩衝バルブ34は、スロットルボディ17
のバルブボディ17cの天壁17eに、ベンチュリ通路
17d内に斜めに出没してその通路面積を変化させるフ
リーピストン35を摺動自在に挿入配置し、該ピストン
35の上端を上記バルブボディ17cの天壁17eとカ
バー36とで形成された作動室37内に位置させ、該作
動室37をフリーピストン35の上端に気密に接続され
たダイヤフラム38により負圧室aと大気圧室bとに画
成し、上記ベンチュリ通路17dの底壁17gとフリー
ピストン35の底面との間の圧力を上記負圧室aに導入
するようにした構造となっている。なお、35aはフリ
ーピストン35の底面に吸気通路方向に凹設された溝で
あり、これは該フリーピストン35が全閉の時の吸気流
路を形成する。また39はピストン35を最小開度側に
付勢するばねである。
【0033】また上記スロットルボディ17の底壁17
g側には全閉位置にあるスロットルバルブ20をバイパ
スするアイドル通路70が形成されている。このアイド
ル通路70の上流側開口70aは上記燃料噴射弁25の
噴射ノズル25aが位置する噴射口17j内に開口し、
下流側開口70bは上記ベンチュリ通路17dの全閉位
置にあるスロットルバルブ20より少し下流側に開口し
ている。
g側には全閉位置にあるスロットルバルブ20をバイパ
スするアイドル通路70が形成されている。このアイド
ル通路70の上流側開口70aは上記燃料噴射弁25の
噴射ノズル25aが位置する噴射口17j内に開口し、
下流側開口70bは上記ベンチュリ通路17dの全閉位
置にあるスロットルバルブ20より少し下流側に開口し
ている。
【0034】また上記アイドル通路70の途中には該通
路の面積を調整するアイドル調整弁71が配設されてい
る。このアイドル調整弁71はテーパ状の弁部71aを
有し、手動でねじ込み量を調整することにより上記通路
面積を調整するように構成されている。
路の面積を調整するアイドル調整弁71が配設されてい
る。このアイドル調整弁71はテーパ状の弁部71aを
有し、手動でねじ込み量を調整することにより上記通路
面積を調整するように構成されている。
【0035】なお、図6に示すように、上記アイドル調
整弁71として、通路面積を可変制御可能の弁、あるい
はオンオフ弁を採用し、上記コントロールユニット24
により運転状態に応じて上記通路面積、ひいてはアイド
ル回転速度を自動制御するように構成してもよい。この
場合、具体的には検出されたエンジン回転数がエンジン
壁温度,冷却水温度,大気温度に応じて、これらが高く
なるほど低く設定された目標アイドル回転数となるよう
に上記アイドル調整弁71の開度、又はデューティ比が
フィードバック制御される。
整弁71として、通路面積を可変制御可能の弁、あるい
はオンオフ弁を採用し、上記コントロールユニット24
により運転状態に応じて上記通路面積、ひいてはアイド
ル回転速度を自動制御するように構成してもよい。この
場合、具体的には検出されたエンジン回転数がエンジン
壁温度,冷却水温度,大気温度に応じて、これらが高く
なるほど低く設定された目標アイドル回転数となるよう
に上記アイドル調整弁71の開度、又はデューティ比が
フィードバック制御される。
【0036】そして上記スロットルボディ17の底壁1
7g側の上記アイドル調整弁71と上記噴射ノズル25
aとの間の部分には保温通路72が形成されている。こ
の保温通路72は上記ベンチュリ通路17dの底側半部
を囲むように延びており、該保温通路72にはシリンダ
ヘッド6の水冷ジャケットを通過したエンジン冷却水が
導入されるようになっている。これにより上記エンジン
冷却水の熱により上記燃料噴射弁25の噴射ノズル25
a,アイドル調整弁71,及びベンチュリ通路17dの
スロットルバルブ近傍部分等がエンジン運転中は常に暖
められる。
7g側の上記アイドル調整弁71と上記噴射ノズル25
aとの間の部分には保温通路72が形成されている。こ
の保温通路72は上記ベンチュリ通路17dの底側半部
を囲むように延びており、該保温通路72にはシリンダ
ヘッド6の水冷ジャケットを通過したエンジン冷却水が
導入されるようになっている。これにより上記エンジン
冷却水の熱により上記燃料噴射弁25の噴射ノズル25
a,アイドル調整弁71,及びベンチュリ通路17dの
スロットルバルブ近傍部分等がエンジン運転中は常に暖
められる。
【0037】上記コントロールユニット24のECU2
3は、上記スロットルセンサ22からのスロットル開度
信号,エンジン回転センサ31からのエンジン回転数信
号,及び排気系に配設されたO2 センサ32からの空燃
比信号が入力され、エンジン運転状態に応じた点火時期
制御信号を点火回路33に、燃料噴射量,燃料噴射タイ
ミング制御信号を燃料噴射弁25にそれぞれ出力する。
3は、上記スロットルセンサ22からのスロットル開度
信号,エンジン回転センサ31からのエンジン回転数信
号,及び排気系に配設されたO2 センサ32からの空燃
比信号が入力され、エンジン運転状態に応じた点火時期
制御信号を点火回路33に、燃料噴射量,燃料噴射タイ
ミング制御信号を燃料噴射弁25にそれぞれ出力する。
【0038】ここで本実施形態エンジン1では、上述の
容積比(ポート容積/気筒毎の排気量)を0.15〜
0.45と従来エンジンよりも小さくするために、スロ
ットルバルブ20を吸気弁開口6b側に近づけて配置し
ているので、吸入空気流量はスロットルバルブ20の開
度に敏感に反応する。
容積比(ポート容積/気筒毎の排気量)を0.15〜
0.45と従来エンジンよりも小さくするために、スロ
ットルバルブ20を吸気弁開口6b側に近づけて配置し
ているので、吸入空気流量はスロットルバルブ20の開
度に敏感に反応する。
【0039】一方、本実施形態エンジン1では、燃料噴
射弁25をスロットルバルブ20より上流側に配置して
いるので、従来の燃料を吸気弁の傘部裏面に噴射するよ
うにしたものに比較して燃料の応答遅れが懸念される。
射弁25をスロットルバルブ20より上流側に配置して
いるので、従来の燃料を吸気弁の傘部裏面に噴射するよ
うにしたものに比較して燃料の応答遅れが懸念される。
【0040】そのため特に、無負荷状態でスロットルバ
ルブ20を急激に開ける無負荷レーシング(空吹かし)
を行った場合、吸入空気量はスロットルバルブ20の開
度に敏感に応答して急激に増加し、結果的に、燃料噴射
量は通常の急加速時よりも遅れ、また壁面に付着してい
た燃料が上記吸気の流れによって燃焼室に吸い込まれる
等の問題が顕著となり、その結果、上記無負荷レーシン
グにおけるスロットル操作の初期において失火が生じ、
運転フィーリングが低下する懸念がある。
ルブ20を急激に開ける無負荷レーシング(空吹かし)
を行った場合、吸入空気量はスロットルバルブ20の開
度に敏感に応答して急激に増加し、結果的に、燃料噴射
量は通常の急加速時よりも遅れ、また壁面に付着してい
た燃料が上記吸気の流れによって燃焼室に吸い込まれる
等の問題が顕著となり、その結果、上記無負荷レーシン
グにおけるスロットル操作の初期において失火が生じ、
運転フィーリングが低下する懸念がある。
【0041】そこで本実施形態エンジン1では、上述の
緩衝バルブ34を設けたものであり、上記スロットルバ
ルブ20を急開した場合、吸入空気量の増加に伴って上
記ピストン35の下端を通る空気流速が高まり、該部分
の負圧がピストン35の閉方向付勢力より高まるとダイ
ヤフラム38がピストン35を引き上げる。このように
してスロットルバルブ20の急開による吸入空気量の増
加速度が緩慢となり、上述の無負荷レーシングの場合で
も燃料応答性の遅れが相対的に緩和され、失火の発生を
抑制でき、エンジンの運転フィーリングの低下を回避で
きる。
緩衝バルブ34を設けたものであり、上記スロットルバ
ルブ20を急開した場合、吸入空気量の増加に伴って上
記ピストン35の下端を通る空気流速が高まり、該部分
の負圧がピストン35の閉方向付勢力より高まるとダイ
ヤフラム38がピストン35を引き上げる。このように
してスロットルバルブ20の急開による吸入空気量の増
加速度が緩慢となり、上述の無負荷レーシングの場合で
も燃料応答性の遅れが相対的に緩和され、失火の発生を
抑制でき、エンジンの運転フィーリングの低下を回避で
きる。
【0042】一方、本実施形態では、燃料噴射弁25を
スロットルバルブ20よりも上流側に配置するに当た
り、噴射燃料が最小スロットル開度時にはスロットルバ
ルブ20の底壁側部分に衝突し、最大スロットル開度時
にはスロットルバルブ20の下流側部分に衝突するよう
に構成したので、燃料の霧化が促進され、燃焼状態が良
好となり、燃費,排気ガス性状が向上する。
スロットルバルブ20よりも上流側に配置するに当た
り、噴射燃料が最小スロットル開度時にはスロットルバ
ルブ20の底壁側部分に衝突し、最大スロットル開度時
にはスロットルバルブ20の下流側部分に衝突するよう
に構成したので、燃料の霧化が促進され、燃焼状態が良
好となり、燃費,排気ガス性状が向上する。
【0043】ここで、長い登坂路を登る場合のように、
スロットルバルブを大きく開けてかつ比較的遅い速度で
連続走行した場合には、多量の燃料が噴射ノズル25a
から噴射され、該燃料の気化熱により噴射ノズル25
a,スロットルバルブ20,及びアイドル調整弁72付
近の温度が低下し、極端な場合には、上記噴射ノズル2
5a部分等に氷結が発生し、燃料噴射が円滑に行われ
ず、あるいは噴射された燃料が気化されずに液状になっ
てベンチュリ通路内面に付着し、運転フィーリングが悪
化する懸念がある。
スロットルバルブを大きく開けてかつ比較的遅い速度で
連続走行した場合には、多量の燃料が噴射ノズル25a
から噴射され、該燃料の気化熱により噴射ノズル25
a,スロットルバルブ20,及びアイドル調整弁72付
近の温度が低下し、極端な場合には、上記噴射ノズル2
5a部分等に氷結が発生し、燃料噴射が円滑に行われ
ず、あるいは噴射された燃料が気化されずに液状になっ
てベンチュリ通路内面に付着し、運転フィーリングが悪
化する懸念がある。
【0044】そこで本実施形態では、シリンダヘッド6
の水冷ジャケットを通過した例えば80℃以上の冷却水
を、保温通路72により上記噴射ノズル25a付近,ア
イドル調整弁71付近に導入し、該エンジン冷却水の熱
により該部分を常に暖めるように構成したものである。
これにより上述のような多量の燃料を連続して噴射する
ように運転域においても上記気化熱による温度低下を回
避でき、上記氷結,燃料付着を防止して運転フィーリン
グの悪化を防止できる。
の水冷ジャケットを通過した例えば80℃以上の冷却水
を、保温通路72により上記噴射ノズル25a付近,ア
イドル調整弁71付近に導入し、該エンジン冷却水の熱
により該部分を常に暖めるように構成したものである。
これにより上述のような多量の燃料を連続して噴射する
ように運転域においても上記気化熱による温度低下を回
避でき、上記氷結,燃料付着を防止して運転フィーリン
グの悪化を防止できる。
【0045】上記保温通路72を形成するに当たり、緩
衝バルブ34を吸気通路の天壁側つまりヘッドカバー7
側に配置し、燃料噴射弁25を吸気通路の底壁側に、し
かも燃料噴射方向が吸気流の方向に沿うように斜めに配
置したので、該燃料噴射弁25とシリンダヘッド6との
間に比較的大きな配置スペースを得ることができ、その
ため上記保温通路72,アイドル通路70,及びアイド
ル調整弁71を支障無く配置できる。
衝バルブ34を吸気通路の天壁側つまりヘッドカバー7
側に配置し、燃料噴射弁25を吸気通路の底壁側に、し
かも燃料噴射方向が吸気流の方向に沿うように斜めに配
置したので、該燃料噴射弁25とシリンダヘッド6との
間に比較的大きな配置スペースを得ることができ、その
ため上記保温通路72,アイドル通路70,及びアイド
ル調整弁71を支障無く配置できる。
【0046】また本実施形態では、保温通路72により
アイドル調整弁71の周囲も保温されるので、アイドル
通路70に上述の氷結や燃料付着が生じるのを防止で
き、アイドリング回転を安定化できる。
アイドル調整弁71の周囲も保温されるので、アイドル
通路70に上述の氷結や燃料付着が生じるのを防止で
き、アイドリング回転を安定化できる。
【0047】ここで本実施形態では、スロットルバルブ
20の上流直近に燃料噴射弁25を配設したので、該ス
ロットルバルブ20をバイパスするアイドル通路70の
通路面積を調整するアイドル調整弁71と燃料噴射弁2
5とを近接させて配置でき、そのため1つの保温通路7
2により噴射ノズル25aとアイドル調整弁71の両方
を保温でき、構造の複雑化を回避しながら上述の効果が
得られる。
20の上流直近に燃料噴射弁25を配設したので、該ス
ロットルバルブ20をバイパスするアイドル通路70の
通路面積を調整するアイドル調整弁71と燃料噴射弁2
5とを近接させて配置でき、そのため1つの保温通路7
2により噴射ノズル25aとアイドル調整弁71の両方
を保温でき、構造の複雑化を回避しながら上述の効果が
得られる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による4サイクルエンジン
の吸気装置を模式的に示す全体構成図である。
の吸気装置を模式的に示す全体構成図である。
【図2】上記実施形態エンジンのシリンダブロック,ス
ロットルボディ部分の車体搭載状態を示す平面図であ
る。
ロットルボディ部分の車体搭載状態を示す平面図であ
る。
【図3】上記実施形態エンジンの吸気ポートの形状を示
す模式図である。
す模式図である。
【図4】上記実施形態エンジンの断面右側面図である。
【図5】上記実施形態エンジンを搭載した自動二輪車の
左側面図である。
左側面図である。
【図6】上記実施形態エンジンにおけるアイドル調整弁
をフィードバック制御するようにした場合のブロック構
成図である。
をフィードバック制御するようにした場合のブロック構
成図である。
1 4サイクルエンジン 17d ベンチュリ通路(吸気通路) 20 スロットルバルブ 25 燃料噴射弁 34 緩衝バルブ 70 アイドル通路 71 アイドル調整弁 72 保温通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 69/00 310 F02M 69/00 310T 310R 350B (72)発明者 鈴木 貞英 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 燃焼室に連通する吸気通路と、該吸気通
路の途中に介設されたスロットルバルブとを備えた4サ
イクルエンジンの吸気装置において、上記吸気通路のス
ロットルバルブより上流側に燃料噴射弁を配設し、上記
吸気通路の燃料噴射弁より上流側でかつ該燃料噴射弁と
対向する側に、該吸気通路の面積を該吸気通路内を流れ
る吸気の状態に応じて変化させ、吸気流量の増加速度を
上記スロットルバルブの開速度に応じた吸気流量の増加
速度より緩慢にする緩衝バルブとを配設し、上記給気通
路外壁の上記燃料噴射弁の噴射ノズル近傍部分にエンジ
ン冷却水を導入する保温通路を形成したことを特徴とす
る4サイクルエンジンの吸気装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記吸気通路の上記
燃料噴射弁側に上記全閉時のスロットルバルブをバイパ
スするアイドル通路を形成し、該アイドル通路に該アイ
ドル通路の通路面積を変化させるアイドル調整弁を配設
し、上記保温通路を上記吸気通路外壁の上記噴射ノズル
とアイドル調整弁との間の部分に設けたことを特徴とす
る4サイクルエンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28208097A JPH11117816A (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 4サイクルエンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28208097A JPH11117816A (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 4サイクルエンジンの吸気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11117816A true JPH11117816A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17647873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28208097A Pending JPH11117816A (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 4サイクルエンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11117816A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU759760B2 (en) * | 1999-10-21 | 2003-05-01 | Fisher & Paykel Appliances Limited | Linear compressor |
| JP2010013938A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-21 | Honda Motor Co Ltd | 自動2輪車のアイドル調整装置 |
| JP2010242654A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Mitsubishi Motors Corp | エンジンの燃料噴射システム |
| WO2013153627A1 (ja) * | 2012-04-11 | 2013-10-17 | トヨタ自動車 株式会社 | ガソリン機関の制御装置 |
| CN104204477B (zh) * | 2012-04-11 | 2016-11-30 | 丰田自动车株式会社 | 汽油动力机的控制装置 |
-
1997
- 1997-10-15 JP JP28208097A patent/JPH11117816A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU759760B2 (en) * | 1999-10-21 | 2003-05-01 | Fisher & Paykel Appliances Limited | Linear compressor |
| JP2010013938A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-21 | Honda Motor Co Ltd | 自動2輪車のアイドル調整装置 |
| JP2010242654A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Mitsubishi Motors Corp | エンジンの燃料噴射システム |
| WO2013153627A1 (ja) * | 2012-04-11 | 2013-10-17 | トヨタ自動車 株式会社 | ガソリン機関の制御装置 |
| CN104204477A (zh) * | 2012-04-11 | 2014-12-10 | 丰田自动车株式会社 | 汽油动力机的控制装置 |
| JP5794386B2 (ja) * | 2012-04-11 | 2015-10-14 | トヨタ自動車株式会社 | ガソリン機関の制御装置 |
| CN104204477B (zh) * | 2012-04-11 | 2016-11-30 | 丰田自动车株式会社 | 汽油动力机的控制装置 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040705 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070626 |
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| A02 | Decision of refusal |
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