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JPH0996605A - バイオセンサ - Google Patents

バイオセンサ

Info

Publication number
JPH0996605A
JPH0996605A JP27680095A JP27680095A JPH0996605A JP H0996605 A JPH0996605 A JP H0996605A JP 27680095 A JP27680095 A JP 27680095A JP 27680095 A JP27680095 A JP 27680095A JP H0996605 A JPH0996605 A JP H0996605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
biosensor
substrate
lens
reflected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27680095A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiji Osada
泰二 長田
Kenichi Uchiyama
兼一 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP27680095A priority Critical patent/JPH0996605A/ja
Publication of JPH0996605A publication Critical patent/JPH0996605A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイオセンサの小型化と測定感度の向上との
両立を図る。 【解決手段】 バイオセンサ20は、かまぼこ型レン
ズ22を備え、その上面には、マッチングオイル24を
介在させてサンプルプレート26が載置されている。サ
ンプルプレート26の上面は、蒸着されたAu薄膜28
により光反射面30とされ、エバネッセント波結合が形
成される。そして、バイオセンサ20は、LED等の光
源から照射された光を集光レンズ34により集光し、そ
の光を光反射面30にライン状に集光して照射する。か
まぼこ型レンズ22は、光反射面30で全反射した反射
光が出射する側に、凹レンズ36を両レンズ曲面が接合
するよう一体に備え、反射光はこの凹レンズ36から外
部に出射する。よって、CCD撮像素子38には、凹レ
ンズ36による光の進行経路の変更により、広い範囲で
反射光が導かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学系を用いて被
測定溶液中の測定対象基質を測定するバイオセンサに関
し、詳しくは、金属薄膜が設けられた光反射面において
幾何学的な全反射条件で光を反射する透光性の光透過媒
体を有し、該光透過媒体と前記金属薄膜でエバネッセン
ト波結合を形成する光学系を用いたものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、バイオセンサでは、血液中の特
定蛋白や抗原等の血液中成分、或いは尿中のグルコー
ス,アスコルビン酸等の尿中成分である測定対象基質
を、これら基質に対する識別機能を有し当該基質と生物
化学的反応を起こす生体物質が用いられている。そし
て、この生物化学的反応の進行に伴う種々の物理化学的
な変位量を物理化学デバイスにより検出し、測定対象基
質の特定やその濃度等が検出される。例えば、生物化学
的反応により消費或いは生成する電極活性物質の電極反
応を介して基質濃度を検出するものや、生物化学的反応
の進行に伴って起きるエンタルピー変化をサーミスタで
検出して基質濃度を検出するものなどがあり、これらの
バイオセンサは早くから実用化されている。
【0003】その一方で、近年では、生物化学的反応の
進行に伴う誘電率の変化に着目し、光学的なデバイスを
用いて被測定溶液中の測定対象基質を測定するバイオセ
ンサが提案されている(特開平1−138443,特許
出願公表平4−501462)。このバイオセンサで
は、光学系として、金属薄膜が設けられた光反射面にお
いて幾何学的な全反射条件で光を反射する透光性の光透
過媒体を有し、この光透過媒体と金属薄膜でエバネッセ
ント波結合を形成する光学系が用いられている。その測
定原理は、次の通りである。
【0004】エバネッセント波結合を形成する光学系の
光透過媒体、例えばプリズムにp偏光を全反射条件を満
たした種々の入射角で光反射面に照射すると、入射角が
ある値のときに特異な現象が起きる。即ち、p偏光が光
反射面に照射されると、金属薄膜のプリズム側膜面には
入射角θを変数とする波数のエバネッセント波が生じ
る。そして、金属は固体プラズマと見なすことができる
ので、金属薄膜の反プリズム側膜面(以下、薄膜外表面
という)には、量子論的な電荷密度の波としての表面プ
ラズモン波が光のトンネル効果により生じる。この表面
プラズモン波は、薄膜外表面を境界面として金属薄膜と
接触する媒質との間の波動として生じる。
【0005】そして、入射角θがある値のときには、こ
のエバネッセント波と表面プラズモン波とがその波数が
一致して共鳴する表面プラズモン共鳴現象が起き、光の
エネルギが表面プラズモン波の励起エネルギに使われ
る。この際、エネルギ的には、光反射面に入射した光の
エネルギは表面プラズモン波の励起に使われたエネルギ
と反射面からの反射光のエネルギの和に等しいという関
係がある。このため、反射角とエネルギ(光量)の変化
の様子を例えばマルチチャンネル式の受光機器を用いて
測定して、表面プラズモン共鳴現象の有無、延いては当
該現象が起きた時の入射角を求めることができる。
【0006】その一方、表面プラズモン共鳴現象が起き
る際の入射角と媒質の屈折率とは相関関係にあり、この
屈折率は、マクスウェルの方程式から媒質の誘電率で規
定でき、生体物質による生物化学的反応の進行と誘電率
とは相関関係にある。よって、反射光の光量が急激に減
少したときの反射角からその時の入射角が決まり、上記
の各相関関係から生体物質による生物化学的反応の進行
の程度、即ち基質濃度が算出される。
【0007】ところで、このようなバイオセンサにあっ
ては、金属薄膜の薄膜外表面のごく近傍、詳しくはトン
ネル効果を起こすエバネッセント領域(約100nm)
において基質と生体物質との生物化学的反応が起こる必
要がある。このため、特許出願公表平4−501605
に提案されているように、生体物質を固定した層いわゆ
るリガンド層を金属薄膜の上記膜面に固定化することが
一般に行なわれている。
【0008】このように、エバネッセント波結合を形成
する光学系を用いて被測定溶液中の測定対象基質を測定
するバイオセンサは、被測定溶液の着色程度や不透明さ
などの影響を受けない、或いは金属薄膜の薄膜外表面に
基質と生物化学的反応を起こす生体物質を固着しておく
だけでよい等の利点を有するので、急速に普及しつつあ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したバイオセンサ
にあっては、金属薄膜の薄膜外表面近傍の誘電率の変化
検知をその測定原理としている。よって、リガンド層へ
の低分子量分子の基質の吸着や当該層への基質吸着が少
量の場合には、誘電率変化が少ないため測定感度が低下
する。
【0010】測定感度の向上を図るための一つの方策と
しては、反射光強度(受光光量)−反射角曲線の角度分
解能を高めることが考えられる。この角度分解能は、マ
ルチチャンネル受光機器を構成する各受光素子の大きさ
とその間隔とが一定であれば、プリズムから当該受光機
器の離間距離で規定される。そして、受光機器がプリズ
ムから離れればその受光領域が広がって受光素子の並び
に沿った受光光量の分布を拡散できるため、反射角の角
度分解能を高めることができる。例えば、約20μmの
大きさの受光素子をできるだけ近接して配置したマルチ
チャンネル受光機器では、プリズムから20cm離れた
場合の各受光素子の分解能は0.1m度に相当する。と
ころが、受光機器をプリズムから40cm離すと、その
分解能は0.05m度となり約2倍の分解能となる。
【0011】このように受光機器をプリズムから離せば
容易に角度分解能を高めて測定感度を向上させることが
できるが、受光機器を離間させる都合上、センサが大型
化する。その反面、センサを小型化すれば、受光機器が
プリズムに近づくので測定感度の向上が図れない。な
お、受光素子を小さくすれば受光機器を離間させなくて
も角度分解能を高めることができまたセンサの小型化を
図ることができるが、受光素子の微細化にも物理的限界
がある都合上、小型化と分解能の向上は制限される。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、センサの小型化と測定感度の向上との両立を図る
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】か
かる課題を解決するため、本発明のバイオセンサは、金
属薄膜が設けられた光反射面において幾何学的な全反射
条件で光を反射する透光性の光透過媒体を有し、該光透
過媒体と前記金属薄膜でエバネッセント波結合を形成す
る光学系を用いて、前記金属薄膜に接触した被測定溶液
中の測定対象基質を測定するバイオセンサであって、前
記光学系は、光源から照射される光を前記光反射面に集
光する集光手段と、該集光される光を前記光透過媒体に
至るまで伝送すると共に、前記光反射面で反射して前記
光透過媒体を透過した前記反射光を伝送して外部に出射
する光伝送体と、前記反射光を外部で受光し、該反射光
の光量を検出する受光手段とを備え、前記光伝送体は、
外部に出射する反射光の進行経路を前記受光手段の受光
領域が拡張する側に変更して前記受光手段に前記反射光
を導く前記反射光の伝送経路を形成する。
【0014】上記した構成の本発明のバイオセンサで
は、光源からの光が光透過媒体に入射して光反射面で全
反射し、光透過媒体から出射するまでの間における光の
挙動は従来と同じである。つまり、光源から照射され集
光手段により光反射面に集光された光は、光伝送体によ
り伝送されて光透過媒体の光反射面に到達し当該光反射
面で全反射する。そして、特定の入射角で入射した入射
光については、金属薄膜の光透過媒体側膜面のエバネッ
セント波と金属薄膜の露出面における表面プラズモン波
とがその波数が一致して共鳴する表面プラズモン共鳴現
象を引き起こす。この表面プラズモン共鳴現象が起きる
と、光のエネルギは表面プラズモン波の励起エネルギに
使われるので、光反射面から反射光のエネルギは減少す
る。この場合、金属薄膜の露出面が測定対象基質の被測
定溶液にリガンド層を介して接触すると、この基質と生
体物質との生物化学的反応が進行して被測定溶液の誘電
率、延いては屈折率が変化するので、上記入射角θは被
測定溶液における基質濃度が反映したものとなる。
【0015】光反射面には集光により種々の入射角の光
が一度に入射して反射するので、光反射面からはそれぞ
れの入射角に対応する種々の反射角で全反射した反射光
が光透過媒体から一度に出射する。この際、上記入射角
θに対応する反射角の反射光のみは、エネルギが損失し
た光量の低い光として光透過媒体から出射し、θ以外の
角度の入射角に対応する反射角の反射光は、エネルギ損
失のない高い光量の光として出射する。
【0016】そして、本発明のバイオセンサでは、光透
過媒体から出射した反射光は、光伝送体により伝送され
て外部に出射することになる。この場合、光伝送体は、
外部に出射する反射光の進行経路を受光手段の受光領域
が拡張する側に変更して受光手段に反射光を導く伝送経
路を形成するので、反射光は、この伝送経路に沿って導
かれ、受光手段にはその受光領域が拡張するようにして
到達して受光される。このため、受光手段では、光透過
媒体から離れなくてもその受光領域が拡張するので、受
光光量の分布が拡散し角度分解能が高まる。そして、高
い角度分解能の受光手段で入射角ごとの光反射面からの
反射光を受光してその光量を検出する。よって、入射角
とその光量との相関が感度良くとれ、反射光の光量が最
低レベルのときの入射角θを高い精度で求めることがで
きる。この結果、この入射角θと、この入射角と媒質の
屈折率との相関関係,媒質の屈折率と誘電率との関係,
生体物質による生物化学的反応の進行と誘電率との相関
関係等から、基質濃度の高精度の算出が可能となる。
【0017】つまり、本発明のバイオセンサでは、光反
射面で反射して光透過媒体から出射した反射光を、その
進行方向を受光手段の受光領域が拡張する側に変更して
受光手段に導くので、反射光の受光領域の拡張を通した
角度分解能の向上を、受光手段の光透過媒体からの離間
を行なうことなく実現する。この結果、本発明のバイオ
センサによれば、センサの小型化と測定感度の向上とを
両立することができる。
【0018】上記の本発明のバイオセンサにおいて、前
記光伝送体は、かまぼこ型のレンズと、凹レンズとを有
し、前記かまぼこ型のレンズにおける前記反射光の出射
側のレンズ曲面に前記凹レンズのレンズ曲面を接合して
なる。
【0019】この構成では、光源から照射され光反射面
に集光された光は、かまぼこ型のレンズを通過して光透
過媒体の光反射面に到達し、当該光反射面で全反射す
る。そして、この反射光は、光透過媒体を経てかまぼこ
型のレンズを通過し、その後は、当該レンズの出射側の
レンズ曲面に接合された凹レンズを通過して外部に出射
される。よって、この凹レンズにより、反射光は、受光
手段にその受光領域が拡張するようにして到達して受光
される。このため、この構成によれば、受光手段に至る
までの反射光の進行経路変更および導光を凹レンズにて
行なって、受光手段における受光領域の拡張と受光光量
の分布拡散を図ることができ、これを通してセンサの測
定感度を向上することができる。しかも、この構成によ
れば、凸レンズは独立して配置されてはおらず、光伝送
体の一構成部材であるので、センサをより小型化するこ
とができる。
【0020】また、上記の本発明のバイオセンサにおい
て、前記光伝送体は、前記反射光の出射箇所に凹状曲面
に形成された出射面を有する。
【0021】この構成では、光源から照射され光反射面
に集光された光は、光伝送体を通過して光透過媒体の光
反射面に到達し、当該光反射面で全反射する。そして、
この反射光は、光透過媒体を経て光伝送体に至り、その
出射箇所に凹状曲面に形成された出射面から外部に出射
される。よって、この凹状曲面の出射面における屈折に
より、反射光は、その進行経路が外側に広がるようにし
て変更されて出射面から出射し、外部の受光手段に至
る。このため、反射光は、その受光領域が拡張するよう
にして到達して受光される。つまり、受光手段に至るま
での反射光の進行経路変更および導光を、光伝送体の出
射箇所に形成した凹状曲面の出射面にて行なって、受光
手段における受光領域の拡張と受光光量の分布拡散を図
り、これを通してセンサの測定感度を向上することがで
きる。しかも、この構成によれば、上記した反射光の進
行経路変更および導光を図るに当たり独立した部材を必
要としないので、センサをより一層小型化することがで
きる。
【0022】また、上記の本発明のバイオセンサにおい
て、前記光伝送体は、前記反射光の出射箇所に凸状曲面
に形成された出射面を有し、該出射面における前記凸状
曲面の曲率は、前記出射面で屈折した光が前記受光手段
に至る以前で集光されて前記受光手段に拡大した像を結
像する曲率とされている。
【0023】この構成では、光源から照射され光反射面
に集光された光は、光伝送体を通過して光透過媒体の光
反射面に到達し、当該光反射面で全反射する。そして、
この反射光は、光透過媒体を経て光伝送体に至り、その
出射箇所に凸状曲面に形成された出射面から外部に出射
される。ところで、この出射面は、その凸状曲面の曲率
が出射面で屈折した光が受光手段に至る以前で集光され
て受光手段には拡大した像を結像する曲率とされてい
る。よって、この凸状曲面の出射面における屈折によ
り、反射光は、その進行経路が受光手段に至る以前で集
光した後に受光手段には拡大した像を結像するようにし
て変更されて出射面から出射し、外部の受光手段に至
る。このため、反射光は、その受光領域が拡張するよう
にして到達して受光される。つまり、受光手段に至るま
での反射光の進行経路変更および導光を、光伝送体の出
射箇所に特定の曲率で形成した凸状曲面の出射面にて行
なって、受光手段における受光領域の拡張と受光光量の
分布拡散を図り、これを通してセンサの測定感度を向上
することができる。しかも、この構成によれば、上記し
た反射光の進行経路変更および導光を図るに当たり独立
した部材を必要としないので、センサをより一層小型化
することができる。
【0024】前二つの構成において、前記光伝送体は、
幾何学的な全反射条件で光を反射する全反射面を対向さ
せ、該全反射面間において光の波動を閉じ込めて光を伝
送する透光性基板からなる。
【0025】この構成のバイオセンサでは、金属薄膜と
でエバネッセント波結合を形成する光透過媒体に光源か
ら光を伝送するに当たり、光の伝送路を透光性基板で形
成する。また、光反射面で反射して光透過媒体から出射
した反射光を外部に出射させるまでの光の伝送路をも、
この透光性基板で形成する。透光性基板は、対向する全
反射面で光を全反射させつつ当該全反射面間において光
の波動を閉じ込めて光を伝送するので、この透光性基板
に入射した光を総て光透過媒体、延いては光反射面に伝
送し、その総ての光を光反射面での全反射を経て外部に
出射させ受光手段での受光に供する。
【0026】つまり、この構成のバイオセンサでは、光
透過媒体への光の伝送および当該光透過媒体からの光の
伝送に、全反射面を対向させた透光性基板を用いるに過
ぎず、加工精度が高くてそのコストが高い特別な光学デ
バイスを必要としない。また、特別なレンズ等の光学デ
バイスでは、その取り扱い時に手を触れて指紋や塵等を
付けると、光の透過が阻害され測定精度に悪影響を及ぼ
すが、この構成では、その組み付け時等に透光性基板の
表面に手を触れたりしても、当該表面は全反射面とされ
ているので光の伝送に支障はない。このため、この構成
によれば、センサの使い勝手の向上とコスト低下を両立
することができる。
【0027】更に、光透過媒体と透光性基板との間に、
この両者の間における光の伝送に悪影響を及ぼさないよ
うに調和された屈折率を有するマッチングオイルを用い
るにしても、その流動による不具合に次のように対処で
きる。
【0028】マッチングオイルが環境温度の上昇等によ
りその流動性が高まって光透過媒体と透光性基板との間
から流動して光の入射面や出射面に至ると、光の透過が
阻害されると共に不用意な光の散乱を起こし、測定精度
の低下を招く。しかし、この構成では、透光性基板の大
きさやその形状を適宜変更することで、透光性基板にお
ける光透過媒体の接合面と透光性基板への光の入射面お
よび出射面とを十分に離間させたり、オイルたまりを設
置等したりして、流動オイルを透光性基板の入射面や出
射面に到達し難くできる。このため、この構成によれ
ば、マッチングオイルに起因する測定精度の低下を回避
して高い測定精度を維持することができる。
【0029】なお、この構成のバイオセンサにおける光
の挙動は、光透過媒体に至るまでの光(入射光)の伝送
および光反射面で全反射して光透過媒体から出射してか
らの光(反射光)の伝送が透光性基板の全反射面で全反
射しつつ行なわれる点以外は、従来と同じである。
【0030】上記の構成において、前記集光手段は、か
まぼこ型のレンズを有し、該かまぼこ型のレンズは、前
記透光性基板における前記光源側端面に接合されてい
る。
【0031】この構成では、光源から照射された光をか
まぼこ型のレンズ光により反射面に集光させるが、この
かまぼこ型のレンズは、独立して配置されてはおらず、
光伝送体をなす透光性基板における光源側端面に接合さ
れている。よって、この構成によれば、センサをより小
型化することができる。
【0032】上記の構成において、前記かまぼこ型のレ
ンズは、前記透光性基板における前記光源側の端面に一
体形成されている。
【0033】この構成によれば、集光手段をなすかまぼ
こ型のレンズと光伝送体をなす透光性基板とが一体なの
で、センサの取り扱いが容易となって使い勝手を高める
ことができる。また、かまぼこ型のレンズと透光性基板
の光源側端面との間にマッチングオイルを用いる必要が
ない。よって、この構成によれば、マッチングオイルの
流動が起き得ないので、当該流動の原因となる使用環境
温度等についての配慮を要せず、その使い勝手を更に高
めることができる。
【0034】前三つの構成において、前記光透過媒体は
前記透光性基板の一部とされており、前記光反射面は前
記透光性基板の一端面に前記金属薄膜を設けて形成され
ている。
【0035】この構成では、光透過媒体を透光性基板の
一部とし、この透光性基板の一端面に金属薄膜を設けて
光反射面を形成するので、マッチングオイルを用いる必
要がない。よって、この構成によれば、マッチングオイ
ルの流動が起き得ないので、当該流動の原因となる使用
環境温度等についての配慮を要せず、その使い勝手を更
に高めることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るバイオセンサ
の実施の形態を、その実施例に基づき説明する。図1は
第1実施例のバイオセンサ20の概略側面図である。
【0037】図示するように、バイオセンサ20は、か
まぼこ型のレンズ(かまぼこ型レンズ)22を備え、こ
のかまぼこ型レンズ22の上面には、マッチングオイル
24を介在させてサンプルプレート26が載置されてい
る。サンプルプレート26は、かまぼこ型レンズ22と
同質の光透過性材料から形成されており、その屈折率
は、かまぼこ型レンズ22と同一である。また、マッチ
ングオイル24は、その屈折率がかまぼこ型レンズ22
やサンプルプレート26と同程度のオイルであり、かま
ぼこ型レンズ22とマッチングオイル24との間の屈折
率の整合を取るよう機能する。よって、当該機能を果た
し得るものであれば、マッチングオイル24に替えて、
ゲル,疎水性高分子等を用いることもできる。
【0038】サンプルプレート26の上面には、金の薄
膜(Au薄膜)28が50nmの膜厚で蒸着形成されて
おり、サンプルプレート26上面は、このAu薄膜28
の蒸着範囲に亘って幾何学的な全反射条件で光を反射す
る全反射面の光反射面30となる。そして、サンプルプ
レート26とこのAu薄膜28で、光反射面30におい
てエバネッセント波結合が形成されている。更に、この
Au薄膜28の露出膜面(以下、単に表面という)に
は、測定対象基質に対する識別機能を有し該基質と生物
化学的反応を起こす生体物質を固定化したリガンド層3
2が形成されている。なお、このリガンド層32は、紙
面の手前側と奥側とで2分割されており、手前側のリガ
ンド層32は活性のある生体物質を固定化したリガンド
層とされ、奥側他方のリガンド層32は失活した生体物
質を固定化したリガンド層とされている。つまり、基質
測定用センサ部としては手前側のリガンド層32が用い
られ、その補正用センサ部には奥側のリガンド層32が
用いられる。この場合、生体物質の失活は、強酸や強ア
ルカリにより、或いは紫外線等の電子線照射や超音波処
理,70℃程度での加熱処理等の失活処理によりなされ
る。
【0039】また、バイオセンサ20は、LED(発光
ダイオード)等の単一波長の光をライン状に発する図示
しない光源を備え、この光源からかまぼこ型レンズ22
に向けて光を照射する。光源とかまぼこ型レンズ22と
の間には、かまぼこ型レンズ22の手前において集光レ
ンズ34が、更に光源と集光レンズ34との間には図示
しないp偏光板が配置されている。そして、集光レンズ
34は、当該レンズを通過した光がかまぼこ型レンズ2
2,サンプルプレート26を経て光反射面30にライン
状に集光するよう、かまぼこ型レンズ22の焦点距離等
を考慮してその位置が調整されている。従って、光源か
ら照射された光は、p偏光された後に集光レンズ34に
至り、その後は、p偏光としてかまぼこ型レンズ22,
サンプルプレート26を透過し光反射面30にライン状
に集光される。よって、この光反射面30には、p偏光
が、集光レンズ34の焦点距離Fや開口長D,集光レン
ズ34の光軸の角度等で定まる所定範囲の入射角(θ1
〜θ2 )で到達する。
【0040】一方、光反射面30で全反射した反射光が
かまぼこ型レンズ22から出射する側には、凹レンズ3
6と受光した光量を検出して電気信号に変換するCCD
撮像素子38とが配置されている。図示するように、凹
レンズ36は、そのレンズ曲面をかまぼこ型レンズ22
のレンズ曲面と接合させて、かまぼこ型レンズ22と一
体物とされている。この際、両者のレンズ曲面には、両
レンズの屈折率の相違を考慮した屈折率を有するマッチ
ングオイルが薄く塗られている。なお、両レンズ曲面が
極めて高精度で一致しているのであれば、マッチングオ
イルは不要であり、この場合にはかまぼこ型レンズ22
と凹レンズ36は、その材料に応じた接着剤、例えば両
者の材料がアクリルであればアクリル系の接着剤にて接
着される。
【0041】CCD撮像素子38は、この凹レンズ36
に対向してその出射側に配置されており、2048ビッ
トの受光素子をライン状に配列してなるリニアイメージ
センサである。従って、光反射面30で全反射した光
(p偏光)は、かまぼこ型レンズ22および凹レンズ3
6を通過して外部に出射するが、この凹レンズ36によ
り光の進行経路が図示するように外側に変更されてCC
D撮像素子38に導かれる。そして、このCCD撮像素
子38により、その光量が検出される。光反射面30で
反射した反射光は、光反射面30における入射光と同
様、入射面内の振幅の波動であり、CCD撮像素子38
では、反射角ごとの光量、即ち上記範囲の入射角(θ1
〜θ2 )ごとの光量がCCD撮像素子38の受光範囲の
受光素子により検出される。
【0042】この場合、サンプルプレート26における
Au薄膜28の表面では、被測定溶液の誘電率が生体物
質の活性の有無により以下に説明するよう変化して変化
後の値に安定し、この様子がそれぞれのCCD撮像素子
38から検出される。
【0043】活性のある生体物質が固定されたリガンド
層32の側では、この生体物質と測定対象基質との生物
化学的反応が基質濃度で規定される程度だけ進行するの
で、被測定溶液の誘電率、延いてはその屈折率は、生物
化学的反応の進行に伴い変化し基質濃度で規定される値
になると安定する。この際の被測定溶液の誘電率、延い
てはその屈折率の変化は、サンプルプレート26とAu
薄膜28とで形成されるエバネッセント波結合により、
表面プラズモン共鳴現象が起きた場合の反射光のエネル
ギの現象として観察される。
【0044】つまり、光源から照射されたp偏光は、集
光レンズ34により集光されて上記した範囲(θ1 〜θ
2 )の入射角で、エバネッセント波結合が形成された光
反射面30に至る。このとき、上記した範囲のうちのあ
る角度(θS1)の入射角で入射したp偏光は、Au薄膜
28の光反射面30側膜面のエバネッセント波とAu薄
膜28の被測定溶液側の表面プラズモン波とを、その波
数を一致させて共鳴させ表面プラズモン共鳴現象を引き
起こす。この表面プラズモン共鳴現象が起きると、入射
角がθS1の光のエネルギは表面プラズモン波の励起エネ
ルギに使われて、光反射面30からの反射角がθS1の反
射光のエネルギは減少する。
【0045】このため、入射角(θ1 〜θ2 )ごとの光
反射面からの反射光をθ1 〜θ2 の反射角で受光してい
るCCD撮像素子38における受光光量の様子は、図2
に模式的に示すように、θS1の反射光のエネルギ(光
量)が最低となる(図2(A))。
【0046】一方、失活した生体物質が固定されたリガ
ンド層32の側では、測定対象基質との生物化学的反応
は進行しないので、被測定溶液の誘電率、延いてはその
屈折率は初期の値のまま一定である。しかし、ある角度
(θS0)の入射角で入射したp偏光により表面プラズモ
ン共鳴現象は起き、この場合のCCD撮像素子38にお
ける受光光量の様子は、θS0の反射光のエネルギが最低
となる(図2(B))。なお、この図2(A),(B)
に示す光量変化は、活性のある生体物質を固定化したリ
ガンド層の側の反射光を受光するCCD撮像素子38a
と、失活した生体物質を固定化したリガンド層の側の反
射光を受光するCCD撮像素子38bとから、別々に取
得される。
【0047】ところで、図2の模式図における横軸の入
射角は、CCD撮像素子38における2048ビットの
受光素子の並びに相当し、このような光量分布は、CC
D撮像素子38に受光される受光領域が変化することで
その様子が変わる。より具体的に説明すると、凹レンズ
36が存在しない従来のバイオセンサでは、図1に二点
鎖線で示すように、CCD撮像素子38の受光領域は図
中SOLD で示されるのに対して、本実施例の場合の受光
領域はSNEW となる。つまり、バイオセンサ20では、
凹レンズ36により光の進行経路が変更されてCCD撮
像素子38への導光が行なわれ、CCD撮像素子38を
離さなくてもその受光領域が拡張する。
【0048】そして、この受光領域におけるCCD撮像
素子38の各受光素子での検出結果が上記の光量分布を
なす。従って、受光領域が狭ければ少ない数の受光素子
でしか光量分布を得られないのに対して、受光領域が拡
張すれば多くの数の受光素子で光量分布を得られる。こ
のため、受光領域が拡張した本実施例のバイオセンサ2
0によれば、CCD撮像素子38の角度分解能を高める
ことができる。その一方、凹レンズ36が存在しない従
来のバイオセンサで本実施例のバイオセンサ20と同一
の受光領域を得るためには、図1に示すようにCCD撮
像素子38をかまぼこ型レンズ22から離間させなけれ
ばならないのに対し、実施例のバイオセンサ20ではそ
の必要がない。この結果、第1実施例のバイオセンサ2
0によれば、センサの小型化と測定感度の向上とを図る
ことができる。
【0049】ここで、上記した本実施例のバイオセンサ
20と凹レンズ36が存在しない従来のバイオセンサと
の対比試験について説明する。なお、これら両センサに
おけるCCD撮像素子38は、2048ビットの受光素
子を有する日本電気社製のリニアイメージセンサ(型
番:μPD35H73)である。また、両センサを対比
試験に供するに当たっては、その測定対象基質を人血清
アルブミンとし、両センサのリガンド層32には活性の
ある生体物質(抗体)として人血清アルブミン抗体を固
定した。
【0050】まず、バイオセンサ20のリガンド層32
に純水を導入した場合の反射光強度(光量)を測定し
た。次いで、このリガンド層32に濃度が50μg/m
lの人血清アルブミン水溶液を導入して、人血清アルブ
ミンとリガンド層32の生体物質とを5分間接触させた
場合の反射光強度(光量)を測定した。そして、それぞ
れについて、反射光強度と反射角の相関関係とを得た。
その結果を図3(a)に示す。なお、図における横軸は
反射角に相当する各受光素子の位置を示す番号である。
【0051】次に、凹レンズ36が存在しない従来のバ
イオセンサで、上記と同様に、純水および人血清アルブ
ミン水溶液(50μg/ml)についての反射光強度
(光量)を測定し、反射光強度と反射角の相関関係とを
得た。その結果を図3(b)に示す。
【0052】この図3から判るように、実施例のバイオ
センサ20では、最低の反射光強度となる受光素子の番
号が純水と所定濃度の人血清アルブミン水溶液とで15
5移動しているのに対して、従来のバイオセンサでは4
6であった。従って、実施例のバイオセンサ20によれ
ば、凹レンズ36による光の進行経路の変更並びに受光
領域の拡張を通して、反射光強度変化を大きく発現させ
ることができる。この結果、実施例のバイオセンサ20
によれば、僅かな測定対象基質濃度の変化を大きな反射
光強度変化として捕らえることができ、感度向上を図る
ことができるといえる。
【0053】次に、上記したバイオセンサ20を用いた
濃度測定装置40について説明する。濃度測定装置40
は、図4に示すように、上記したバイオセンサ20と、
濃度演算を行なう電子制御装置42とを備える。電子制
御装置42は、周知のCPU,ROM,RAMおよびI
/Oポートをコモンバスを介して相互に接続して構成さ
れた論理演算回路44と、種々の電子デバイスから構成
されたローパスフィルタ46(例えば、FIR型(fini
te-duration impulse-response)のデジタルローパスフ
ィルタ)とを備える。このローパスフィルタ46は、活
性のある生体物質が固定化された側に対応するCCD撮
像素子38aと、失活した生体物質が固定化された側に
対応するCCD撮像素子38bとにそれぞれ接続されて
いる。
【0054】そして、電子制御装置42は、両CCD撮
像素子38a,38bからの電気信号、即ち反射角ごと
の反射光光量をローパスフィルタ46に入力し、高周波
成分として重畳したノイズを除去した出力信号をローパ
スフィルタ46から論理演算回路44に受け渡す。次い
で、この論理演算回路44にて、反射角ごとの光量の分
布から反射光の光量が最低レベルのときの反射角、即ち
光量が最低レベルのときの入射角を演算する。なお、こ
の演算は、各CCD撮像素子38a,38bからの信号
に基づき別個に行なわれる。また、電子制御装置42
は、図示しない光源を点灯制御するための光源点灯回路
47に制御信号を出力して光源の安定点灯を図ると共
に、図示しない測定開始スイッチの押圧操作を受けて、
基質濃度の測定を開始する。更には、電子制御装置42
は、モニタ48やプリンタ49と接続されており、基質
濃度の測定結果をモニタ48に表示したりプリンタ49
に打ち出す。
【0055】上記したバイオセンサ20による基質濃度
の測定に際しては、活性のある生体物質が固定化された
リガンド層32と失活した生体物質が固定化されたリガ
ンド層32のそれぞれに、被測定溶液が滴下等により導
入される。すると、上記したように、生体物質の活性の
有無により被測定溶液の誘電率、延いてはその屈折率の
変化が観察されるので、これを通して基質濃度が求めら
れる。
【0056】次に、上記した構成を備える実施例の濃度
測定装置40が行う基質濃度測定ルーチンについて、図
5のフローチャートに基づき説明する。図5は、当該ル
ーチンの処理を示すフローチャートであり、当該ルーチ
ンは、電源投入後から開始される。
【0057】電源が投入されると、図示しない光源点灯
ルーチンで点灯制御される光源が安定した点灯状態にあ
るか否かを、例えば点灯開始からの経過時間等で判断し
(ステップS100)、肯定判断するまで待機する。光
源が安定して点灯していると判断すれば、基質濃度の測
定が開始できるとして、測定開始スイッチが押圧操作さ
れたか否かを判断し(ステップS110)、当該スイッ
チがオンされるまで待機する。
【0058】基質濃度の測定に当たっては、つまりこの
測定開始スイッチがオンされるまでには、測定を行なう
操作者にて、既述したように両リガンドへの被測定溶液
の導入が行なわれる。そして、この作業が終わると、測
定開始スイッチがオンされる。
【0059】こうして操作者により測定開始スイッチが
オンされれば、その信号を受けてCCD撮像素子38
a,38bからのセンサ出力を読み取りを開始しその値
を記憶する(ステップS130)。そして、読み取りを
開始してからの経過時間を計時し所定時間経過(例え
ば、3〜10分)したか否かを判断して(ステップS1
40)、肯定判断するまでセンサ出力の読取・記憶を継
続する。このセンサ出力の読取・記憶の間に、それぞれ
のリガンド層32に対応するAu薄膜28の表面では、
被測定溶液の誘電率が生体物質の活性の有無により上記
したように変化して変化後の値に安定し、この様子がそ
れぞれのCCD撮像素子38a,38bから検出される
(図2参照)。
【0060】ステップS140に続いては、両CCD撮
像素子38a,38bから得られた反射角と光量との相
関関係に基づいて、反射光の光量が最低レベルのときの
入射角(θS1,θS0)をそれぞれ求める(ステップS1
50)。そして、この入射角(θS1,θS0)と、光量が
最低レベルとなる入射角と媒質(被測定溶液)の屈折率
との相関関係,媒質の屈折率と誘電率との関係,生体物
質による生物化学的反応の進行と誘電率との相関関係等
から、基質濃度を算出する(ステップS160)。な
お、光量が最低レベルとなる入射角と媒質(被測定溶
液)の屈折率との相関関係,媒質の屈折率と誘電率との
関係,生体物質による生物化学的反応の進行と誘電率と
の相関関係等は、予め電子制御装置42における論理演
算回路44のROMに記憶されている。
【0061】ここで、ステップS150における入射角
(θS1,θS0)の算出の様子について、詳細に説明す
る。CCD撮像素子38a,38bは、光源は勿論、か
まぼこ型レンズ22やサンプルプレート26,凹レンズ
36の物理的或いは化学的特性に起因した高周波成分の
ノイズが重畳した反射光の光量分布を入力し、当該分布
を電気信号としてローパスフィルタ46に出力する(図
6(a))。このノイズは、測定を繰り返してもCCD
撮像素子の同じ画素番号の箇所に発生する。このように
ノイズが重畳した信号は、電子制御装置42のローパス
フィルタ46により、高周波成分のノイズが除去された
信号にフィルタ処理されて論理演算回路44に入力され
る(図6(b))。そして、このフィルタ処理済みの信
号(画素番号に反射率が対応した信号)を、画素番号を
変数x,反射率を変数yとした回帰式を用いた周知のn
次の回帰分析に処して、入射角(θS1,θS0)が演算さ
れる。図7に、2次の回帰曲線を用いた2次の回帰分析
の結果を、光量が最低レベル近傍について拡大して示
す。この2次の回帰分析により入射角(θS1,θS0)が
最終的に演算される。なお、θS1とθS0は、それぞれの
CCD撮像素子からの電気信号をフィルタ処理した信号
に基づき演算されるので、当然に異なる値として算出さ
れる。
【0062】その後、算出した基質濃度をモニタ48
(図4参照)に表示し、或いは表示と共にプリンタ49
からプリントアウトしたり(ステップS170)して、
本ルーチンを一旦終了する。この後には、新たな被測定
溶液の両リガンド層32への導入等の準備を経て測定開
始スイッチが押圧されると、上記した処理を繰り返して
基質濃度を算出する。
【0063】測定対象基質が抗原であれば、上記したバ
イオセンサ20では一方のリガンド層32にはこの抗原
に対する抗体が固定され、他方のリガンド層32には熱
により失活させた抗体が固定されたものとすることで、
抗原濃度を測定することができる。
【0064】上記した濃度測定装置40では、活性のあ
る生体物質を固定したリガンド層32と失活した生体物
質を固定したリガンド層32とを併用し、このそれぞれ
のリガンド層32に対応するAu薄膜28部分の光反射
面30からの反射光をそれぞれ受光する。よって、第1
実施例のバイオセンサ20を用いた濃度測定装置40に
よれば、失活した生体物質を固定した側の入射角と光量
との関係により、生物化学的反応以外の要因(溶液の温
度,誘電率等)に起因する測定誤差を排除して測定精度
の向上を図ることができる。
【0065】また、上記の濃度測定装置40では、ロー
パスフィルタ46により高周波成分のノイズが除去され
た出力信号を回帰分析して、反射光の光量が最低レベル
の入射角(θS1,θS0)を演算する。よって、ローパス
フィルタ46では除去しきれないノイズをも排除するの
で、入射角(θS1,θS0)の演算精度の向上を通して、
基質濃度の測定精度をより向上させることができる。し
かも、ローパスフィルタ46をFIR型のデジタルロー
パスフィルタで構成したので、反射光の光量(反射強
度)の有効数字を増やして見掛け上の分解能を増大さ
せ、より入射角(θS1,θS0)の演算精度を高めること
ができた。
【0066】次に、他の実施例について説明する。な
お、以下の各実施例のバイオセンサの説明に当たって
は、説明の重複を避ける意味で、第1実施例のバイオセ
ンサ20と同一の部材については同一の符号を用いその
説明を省略することとする。まず、第2実施例のバイオ
センサについて説明する。
【0067】この第2実施例のバイオセンサ21は、図
8に示すように、バイオセンサ20におけるかまぼこ型
レンズ22に替わってかまぼこ型レンズ23を有し、バ
イオセンサ20で用いた凹レンズ36を必要としない。
このかまぼこ型レンズ23は、光反射面30で反射した
反射光の出射箇所に、凹状曲面に形成された出射面23
aを有する。この出射面23aは、これを有しないかま
ぼこ型レンズ23における反射光の出射箇所を研磨剤,
バフ等を用いた周知のガラス研磨工程を経て形成され
る。
【0068】このバイオセンサ21では、光反射面30
にはバイオセンサ20と同様にして光源からの光(p偏
光)をライン状に集光させて、この光反射面30でp偏
光を全反射させる。そして、この反射光は、かまぼこ型
レンズ23の出射面23aから外部に出射してCCD撮
像素子38に受光されるが、出射面23aにおける屈折
により、その進行経路が図示するように外側に広がるよ
うに変更されてCCD撮像素子38に導かれる。つま
り、バイオセンサ21にあっても、光反射面30で全反
射した反射光のCCD撮像素子38における受光領域
は、CCD撮像素子38を離さなくても従来の受光領域
SOLD から受光領域SNEW に拡張され、この受光領域の
拡張は出射面23aによりなされる。このため、バイオ
センサ21によっても、センサの測定感度の向上とセン
サの小型化とを両立することができる。しかも、このバ
イオセンサ21によれば、出射面23aをかまぼこ型レ
ンズ23に形成すればよく、反射光の進行経路変更およ
び導光を図るための独立した部材を必要としないので、
センサのより一層の小型化とコスト低下とを図ることが
できる。
【0069】次に、第3実施例について説明する。この
第3実施例のバイオセンサ50は、図9に示すように、
光反射面までの光源からの光の伝送および光反射面で反
射した反射光の外部までの伝送を行なう媒体が上記した
第1,第2実施例の各バイオセンサと異なる。図示する
ように、バイオセンサ50は、透光性を有するアクリル
基板52を備え、このアクリル基板52により光源51
からの光の伝送および反射光の伝送を行なう。
【0070】このアクリル基板52は、その概略斜視図
である図10に示すように、基板主面53を平行に対向
させた板状体であり、それぞれの基板主面53には、周
知の蒸着,スパッタリング法等によりその全面に亘って
クロム薄膜が形成されている。一方、各基板主面53の
周囲端面には、いずれもクロム薄膜は形成されておら
ず、各端面は光の入射或いは出射が可能な面とされてい
る。よって、アクリル基板52は、幾何学的な全反射条
件で光を反射する全反射面として表裏の基板主面53を
対向して備えるので、図11に示すように、周囲端面か
ら入射した光を、この表裏の基板主面53間において光
の波動を閉じ込めて伝送し、周囲端面から外部に出射さ
せる。
【0071】バイオセンサ50は、アクリル基板52に
おける光源51側の端面を入射端面54とし、基板上端
の上端面55に対して所定角度で傾斜させている。ま
た、バイオセンサ50は、入射端面54と光源51との
間に、光源51から単一波長でライン状に照射された光
を上端面55にライン状に集光させる凸レンズ(集光レ
ンズ)56を備える。なお、光源51と集光レンズ56
との間に図示しないp偏光板が配置されている点は上記
した実施例と同様である。更に、アクリル基板52の上
端面55には、Au薄膜28が50nmの膜厚で蒸着形
成されており、上端面55は、このAu薄膜28の蒸着
範囲に亘って幾何学的な全反射条件で光を反射する全反
射面の光反射面30となる。従って、アクリル基板52
とこのAu薄膜28で、光反射面30においてエバネッ
セント波結合が形成されている。更に、このAu薄膜2
8の露出膜面(以下、単に表面という)には、測定対象
基質に対する識別機能を有し該基質と生物化学的反応を
起こす生体物質を固定化したリガンド層(図示省略)が
形成されている。
【0072】このバイオセンサ50では、光源51から
照射された光は、p偏光された後に集光レンズ56に至
り、その後は、p偏光として入射端面54からアクリル
基板52に入射する。そして、アクリル基板52におい
ては、このp偏光は、上記したようにアクリル基板52
の表裏の基板主面53間に光の波動が閉じ込められて伝
送され(図11参照)、光反射面30に至りここで全反
射する。この際、光反射面30には、p偏光が、集光レ
ンズ56の焦点距離やその光軸の角度等で定まる所定範
囲の入射角(θ1 〜θ2 )で到達する。
【0073】なお、上記した第1,第2実施例のバイオ
センサのように、活性のある生体物質が固定化されたリ
ガンド層と失活した生体物質が固定化されたリガンド層
とを備えるように構成する場合には、上記のアクリル基
板52をその一方の基板主面が重なるよう接合し、その
際に両アクリル基板52の上端面55を一致させればよ
い。
【0074】また、バイオセンサ50は、光反射面30
で全反射した反射光がアクリル基板52から出射する側
の端面を、凹状曲面に形成された出射端面57として備
える。この場合、凹状曲面の出射端面57や入射端面5
4とを有するアクリル基板52は、アクリル樹脂の周知
の成形方法、例えば射出成形,押し出し成形等により成
形される。
【0075】なお、バイオセンサ20,21と同様に、
バイオセンサ50もCCD撮像素子38を反射光の出射
側に備え、また、上記した濃度測定装置40等も同様に
具備されている。
【0076】このバイオセンサ50では、上記したよう
に光反射面30に至ってここで全反射した反射光(p偏
光)は、光反射面30から出射端面57まではアクリル
基板52の対向する基板主面53間を上記したように伝
送され(図11参照)、出射端面57に至る。そして、
出射端面57から外部に出射した反射光は、CCD撮像
素子38に受光されるが、出射端面57における屈折に
より、その進行経路が図9に示すように外側に広がるよ
うに変更されてCCD撮像素子38に導かれる。つま
り、このバイオセンサ50にあっても、光反射面30で
全反射した反射光のCCD撮像素子38における受光領
域は、CCD撮像素子38を離さなくても従来の受光領
域SOLD から受光領域SNEW に拡張され、この受光領域
の拡張はアクリル基板52に形成した出射端面57によ
りなされる。このため、バイオセンサ50によっても、
センサの測定感度の向上とセンサの小型化とを両立する
ことができる。しかも、このバイオセンサ50によれ
ば、出射端面57をアクリル基板52に形成すればよ
く、反射光の進行経路変更および導光を図るための独立
した部材を必要としないので、センサのより一層の小型
化とコスト低下を図ることができる。
【0077】また、この第3実施例のバイオセンサ50
では、光反射面30への光の伝送および光反射面30か
ら出射端面57までの反射光の伝送並びにCCD撮像素
子38への反射光の導光に、全反射面である基板主面5
3を対向させたアクリル基板52を用いるに過ぎず、加
工精度の高い光学デバイスを必要としない。また、この
バイオセンサ50では、アクリル基板52の上端面55
にAu薄膜28を直に設けて当該上端面に光反射面30
を形成し、このアクリル基板52とAu薄膜28でエバ
ネッセント波結合を形成した。つまり、この第3実施例
のバイオセンサ50では、光反射面30を形成する光透
過媒体をアクリル基板52で賄い、光反射面30形成の
ための別個の光透過媒体を要しない。このため、マッチ
ングオイルを用いる必要がなく、その使用量や使用環境
温度等についての配慮も要しない。しかも、単に表裏の
基板主面にクロム薄膜を形成しただけの安価なアクリル
基板52を用いるに過ぎず、基板主面に手を触れて指紋
等を付着してもアクリル基板における光の伝送をなんら
阻害しない。従って、第3実施例のバイオセンサ50に
よれば、センサの使い勝手を向上させることができると
共に、コスト低下を図ることもできる。
【0078】更に、バイオセンサ50は、その主要な構
成部材を単純な外形を有するアクリル基板52とし、そ
の基板主面にクロム薄膜を形成するに過ぎない。よっ
て、バイオセンサ50によれば、センサの量産性を向上
させ、低コスト化を更に図ることができる。
【0079】ここで、上記した第3実施例のバイオセン
サ50の変形例について説明する。この変形例のバイオ
センサ50Aは、図12に示すように、アクリル基板5
2の出射端面57を反転させた凸状曲面に形成された曲
面端面58を有する第2の透光性基板59を有し、この
第2の透光性基板59を、出射端面57と曲面端面58
とを接合させてアクリル基板52に一体にして備える。
この場合、第2の透光性基板59は、アクリル基板52
の有する屈折率nより小さく空気の屈折率より大きい値
の屈折率n0を有する透光性材料から形成されており、
アクリル基板52に例えばアクリル系の接着剤にて接着
されている。また、第2の透光性基板59の表裏の基板
主面には、アクリル基板52と同様にクロム薄膜が蒸着
等により形成されている。
【0080】この変形例のバイオセンサ50Aにあって
は、光反射面30で全反射した反射光は、アクリル基板
52の出射端面57から第2の透光性基板59に入射す
る際に、その屈折率の相違と出射端面57および曲面端
面58の曲面に起因してその進行経路が外側になるよう
屈折する。そして、反射光は、その後、第2の透光性基
板59の基板主面間においてアクリル基板52と同様に
伝送され、この第2の透光性基板59から外部に出射し
てCCD撮像素子38に導かれる。この際、CCD撮像
素子38における受光領域は、やはり拡張される。この
ため、変形例のバイオセンサ50Aによっても、上記し
たバイオセンサ50と同様の効果(感度向上,小型化,
コスト低下)を奏することができる。
【0081】このバイオセンサ50Aでは、次のような
変形も採ることができる。つまり、屈折率n0の透光性
材料から形成された第2の透光性基板59を予め用意し
ておき、これを成形型内にセットしてからアクリルをこ
の成形型に流し込みアクリル基板52を形成するように
する。このようにしてアクリル基板52を形成すれば、
第2の透光性基板59の曲面端面58とアクリル基板5
2の出射端面57との適合のための曲面形成用研磨が不
要となり、生産性の向上並びにコスト低下を図ることが
できる。
【0082】次に、第4実施例について説明する。この
第4実施例のバイオセンサ60は、図13に示すよう
に、上記した第3実施例のバイオセンサ50と、集光レ
ンズの形状とその設置位置が異なる。つまり、このバイ
オセンサ60は、バイオセンサ50における凸レンズの
集光レンズ56に替わり、かまぼこ型レンズを集光レン
ズ61として用い、この集光レンズ61をアクリル基板
52の入射端面54に接着して備える。集光レンズ61
は、アクリル基板52と同じく透光性を有するアクリル
樹脂から形成されており、入射端面54にはアクリル系
の接着剤にて接着されている。
【0083】従って、第4実施例のバイオセンサ60に
あっても、バイオセンサ50と同様にして光源51から
の光の伝送および光反射面30で反射した反射光の外部
までの伝送を行ない、CCD撮像素子38には、出射端
面57における屈折により、反射光を、その進行経路が
図13に示すように外側に広がるように変更させて導
く。このため、第4実施例のバイオセンサ60にあって
も、光反射面30で全反射した反射光のCCD撮像素子
38における受光領域を、CCD撮像素子38を離さな
くても従来の受光領域SOLD から受光領域SNEW に拡張
し、この受光領域の拡張を出射端面57により実現す
る。よって、バイオセンサ60にあっても、上記したバ
イオセンサ50と同様の効果(感度向上,小型化,コス
ト低下)に加え、以下の効果を奏することができる。つ
まり、このバイオセンサ60では、光源51からの光の
光反射面30への集光を行なう集光レンズ61がアクリ
ル基板52と接着されているので、光反射面30に対す
る集光レンズ61の相対的な位置関係は、センサの組み
付け後は外部からの振動等に左右されることなく維持さ
れる。よって、このバイオセンサ60によれば、センサ
組み付け後のメンテナンスが不要となり、使い勝手が向
上する。
【0084】ここで、上記した第4実施例のバイオセン
サ60の変形例について説明する。この変形例のバイオ
センサ60Aは、図14に示すように、アクリル基板5
2の入射端面54にかまぼこ型レンズたる集光レンズ6
1aを一体にして備える。つまり、アクリル基板52
は、入射端面54の一部が外側に凸状の曲面でもって盛
り上がるようにしてアクリルにて成形され、当初から集
光レンズ61aがアクリル基板52に備え付けられる。
従って、この変形例のバイオセンサ60Aによれば、集
光レンズ61aの接着作業を要しないことから、第4実
施例のバイオセンサ60の奏する上記の効果に加え、そ
の生産性をより向上することができる。
【0085】次に、第5実施例について説明する。この
第5実施例のバイオセンサ70は、図15に示すよう
に、上記した第3,第4実施例のバイオセンサにおける
アクリル基板52と同様のアクリル基板72を備え、そ
の表裏の基板主面の間に光の波動を閉じ込めて光を伝送
する。そして、バイオセンサ70は、アクリル基板72
の入射端面74に、その一部が外側に凸状の曲面でもっ
て盛り上がるようにして基板に一体成形された集光レン
ズ73を備える。この場合、第3実施例のバイオセンサ
のように凸レンズの集光レンズを設けたり、第4実施例
のバイオセンサのようにかまぼこ型レンズの集光レンズ
を入射端面に接着したりすることもできる。
【0086】また、バイオセンサ70は、アクリル基板
72の上端面75に直接設けたAu薄膜28により、第
3,第4実施例のバイオセンサと同様、上端面75に光
反射面30を形成し、このアクリル基板72とAu薄膜
28でエバネッセント波結合を形成する。そして、バイ
オセンサ70は、この光反射面30で全反射した反射光
がアクリル基板72から出射する側の端面76の一部
を、凸状曲面に形成された出射端面77として備える。
この場合、この凸状曲面の出射端面77や上記の集光レ
ンズ73を有するアクリル基板72は、アクリル樹脂の
周知の成形方法、例えば射出成形,押し出し成形等によ
り成形される。
【0087】出射端面77は、凸レンズにおける一方の
レンズ曲面と同様であり、その凸状曲面の曲率は、図示
するようにこの出射端面77で屈折した光がCCD撮像
素子38より出射端面77に近い位置の焦点fで集光さ
れて、CCD撮像素子38には拡大した像を結像する曲
率とされている。従って、この第5実施例のバイオセン
サ70では、光反射面30で全反射した反射光は、アク
リル基板72から外部に出射するに当たり、出射端面7
7での屈折によりその進行経路が変更されてCCD撮像
素子38に導かれ、CCD撮像素子38には、このCC
D撮像素子38を離さなくても、その受光領域が従来の
受光領域SOLD から受光領域SNEW に拡張するようにし
て到達する。このため、第5実施例のバイオセンサ70
にあっても、上記したバイオセンサ60Aと同様の効果
(センサ感度の向上,小型化,コスト低下,メンテナン
スフリー,生産性向上)を奏することができる。
【0088】次に、第6実施例について説明する。この
第6実施例のバイオセンサ80は、図16に示すよう
に、上記した第3〜第5実施例のバイオセンサにおける
アクリル基板と同様のアクリル基板82を備え、その表
裏の基板主面の間に光の波動を閉じ込めて光を伝送す
る。なお、このバイオセンサ80は、図示するように、
上端面85にAu薄膜28により光反射面30が形成さ
れている点や、光源からの光をライン状に集光する凸レ
ンズの集光レンズ56とCCD撮像素子38を有する点
および濃度測定装置40により基質濃度の測定に用いら
れることなど、上記のセンサと同様である。この場合、
第4実施例のバイオセンサのようにかまぼこ型レンズの
集光レンズを入射端面に接着したりすることもできる。
【0089】このバイオセンサ80は、集光レンズ56
を経て光が入射する入射端面84と対向する他の端面8
3の一部に、凹状曲面で窪んで形成された凹部83aを
有し、この凹部83aの曲面には、基板主面と同様にク
ロム薄膜が蒸着等により形成されている。よって、この
凹部83aの凹状曲面により、アクリル基板には、その
内部において光を反射させる凸状反射面86が形成され
る。そして、バイオセンサ80は、CCD撮像素子38
をアクリル基板82の底面87に対向して備える。この
場合、底面87にはクロム薄膜は形成されておらず、底
面87は、アクリル基板82において基板主面間で反射
しつつ伝送される光の出射面となる。
【0090】上記したバイオセンサ80では、図示する
ように、光反射面30で全反射した反射光は、凸状反射
面86に到るとここでその曲面の曲率に応じて全反射
し、その進行経路が底面87に向けて変えられてアクリ
ル基板82から出射しCCD撮像素子38で受光され
る。しかも、この凸状反射面86での全反射により、反
射光がCCD撮像素子38に到るまでのその後の反射光
の進行経路は、CCD撮像素子38の受光領域が拡張す
るように変更される。このため、第6実施例のバイオセ
ンサ80にあっても、上記したバイオセンサ50と同様
の効果(センサ感度の向上,小型化)を奏することがで
きる。
【0091】次に、第7実施例について説明する。この
第7実施例のバイオセンサ90は、図17に示すよう
に、上記した第3〜第6実施例のバイオセンサにおける
アクリル基板と同様のアクリル基板92を備え、その表
裏の基板主面の間に光の波動を閉じ込めて光を伝送す
る。なお、このバイオセンサ90は、図示するように、
上端面95にAu薄膜28により光反射面30が形成さ
れている点や、光源からの光をライン状に集光する凸レ
ンズの集光レンズ56とCCD撮像素子38を有する点
および濃度測定装置40により基質濃度の測定に用いら
れることなど、上記のセンサと同様である。
【0092】このバイオセンサ90は、集光レンズ56
を経て光が入射する入射端面94と対向する他の端面9
3の一部に、凸状曲面で盛り上がって形成された凸部9
3aを有し、この凸部93aの曲面には、基板主面と同
様にクロム薄膜が蒸着等により形成されている。よっ
て、この凸部93aの凸状曲面により、アクリル基板に
は、その内部において光を反射させる凹状反射面96が
形成される。そして、バイオセンサ90は、CCD撮像
素子38をアクリル基板92の底面97に対向して備え
る。この場合、底面97にはクロム薄膜は形成されてお
らず、底面97は、アクリル基板92において基板主面
間で反射しつつ伝送される光の出射面となる。
【0093】上記したバイオセンサ90では、図示する
ように、光反射面30で全反射した反射光は、凹状反射
面96に到るとここでその曲面の曲率に応じて全反射
し、その進行経路が底面97に向けて変えられてアクリ
ル基板92から出射しCCD撮像素子38で受光され
る。しかも、この凹状反射面96での全反射により、反
射光がCCD撮像素子38に到るまでのその後の反射光
の進行経路は、CCD撮像素子38の受光領域が拡張す
るように変更される。このため、第7実施例のバイオセ
ンサ90にあっても、上記したバイオセンサ50と同様
の効果(センサ感度の向上,小型化)を奏することがで
きる。
【0094】次に、第8実施例について説明する。この
第8実施例のバイオセンサ100は、上記した第3実施
例のバイオセンサ50(図9参照)を応用したものであ
り、図18に示すように、バイオセンサ50のアクリル
基板52に第2の透光性基板102を付加して備える。
この第2の透光性基板102は、この図18と概略斜視
図である図19に示すように、アクリル基板52の出射
端面57を反転させた凸状曲面に形成された曲面端面1
04を有し、この曲面端面104がアクリル基板52の
出射端面57に接合するようにしてアクリル基板52と
一体化されている。この場合、第2の透光性基板102
は、アクリル基板52の有する屈折率nより小さく空気
の屈折率より大きい値の屈折率n0を有する透光性材料
から形成されており、アクリル系の接着剤によりアクリ
ル基板52に接着されている。なお、上記の第2の透光
性基板102を予め用意しておき、これを成形型内にセ
ットしてからアクリルをこの成形型に流し込みアクリル
基板52を形成するようにすることもできる。
【0095】また、第2の透光性基板102は、曲面端
面104に対向する側の端面を、対向する基板主面10
3に対して傾斜した出射側傾斜端面106とする。この
場合、基板主面103に対する出射側傾斜端面106の
傾斜は45゜とされている。この出射側傾斜端面106
の表面にはクロムの薄膜が蒸着形成されており、出射側
傾斜端面106は、幾何学的な全反射条件で光を反射す
る全反射面となる。
【0096】その一方、第2の透光性基板102におけ
る表裏の基板主面103は、クロム薄膜により全面に亘
って全反射面とされているが、上記の出射側傾斜端面1
06と向かい合う範囲、具体的には、図19中に斜線で
示す幅T×高さHの範囲に亘っては、光透過面103A
とされている。つまり、この光透過面103Aの範囲に
亘っては、基板主面103にはクロム薄膜が形成されて
いない。そして、CCD撮像素子38は、この光透過面
103Aに対向して配置されている。なお、このよう
に、一部範囲に限りクロム薄膜を要しない基板主面10
3とするには、当該範囲をマスキングした状態で基板主
面103にクロム薄膜を形成すれば良い。また、光透過
面103Aの幅Tは、出射側傾斜端面106が45゜で
傾斜していることから、第2の透光性基板102の厚み
に等しい。
【0097】この第8実施例のバイオセンサ100にあ
っては、光反射面30で全反射した反射光(p偏光)
は、図18に示すように、アクリル基板52の出射端面
57から第2の透光性基板102に入射する際に、その
屈折率の相違と出射端面57および曲面端面104の曲
面に起因してその進行経路が外側になるよう屈折する。
そして、反射光は、図20に示すように、第2の透光性
基板102の基板主面間においてアクリル基板52と同
様に伝送されて出射側傾斜端面106に到り、この出射
側傾斜端面106において全反射する。よって、反射光
は、出射側傾斜端面106でその進行経路が光透過面1
03Aに向けて変更され、この光透過面103Aから第
2の透光性基板102の外部に出射してCCD撮像素子
38に導かれる。この際、CCD撮像素子38における
受光領域は、反射光の進行経路が出射端面57および曲
面端面104において外側になるよう変更されているこ
とから、やはり拡張される。このため、第8実施例のバ
イオセンサ100によっても、上記したバイオセンサ5
0と同様の効果(感度向上,小型化,コスト低下)を奏
することができる。
【0098】また、この第8実施例のバイオセンサ10
0では、基質測定のための光量検出を行なうCCD撮像
素子38を第2の透光性基板102の基板主面103に
おける光透過面103Aに対向させて設ければよい。よ
って、このバイオセンサ100によれば、その取付箇所
が広いことからCCD撮像素子38の組付け作業や取扱
いの簡略化を図ることができると共に、用いるCCD撮
像素子38の形状や大きさ等の制約を緩和して汎用性を
高めることができる。
【0099】次に、第9実施例について説明する。この
第9実施例のバイオセンサ110は、図21に示すよう
に、バイオセンサ50のアクリル基板52と同様の第1
アクリル基板112を有し、この第1アクリル基板11
2には、第2アクリル基板120をその基板主面113
に直角に接合して備える。なお、第1アクリル基板11
2の入射端面114側に集光レンズ56を有する点や第
1アクリル基板112の上端面115にAu薄膜28に
より光反射面30が形成されている点などは上記したセ
ンサと同様である。
【0100】第1アクリル基板112は、光反射面30
で全反射した反射光が到達する側の端面を、対向する基
板主面113に対して45度で傾斜した出射側傾斜端面
116とする。この出射側傾斜端面116の表面にはク
ロムの薄膜が蒸着形成されており、出射側傾斜端面11
6は、幾何学的な全反射条件で光を反射する全反射面と
なる。そして、第1アクリル基板112における表裏の
基板主面113には、この出射側傾斜端面116と向か
い合う範囲を除いてクロムの薄膜が蒸着形成されてい
る。
【0101】第2アクリル基板120は、図21および
そのX方向矢視図の図22に示すように、第1アクリル
基板112の出射側傾斜端面116と向かい合うよう、
アクリル系の接着剤にて基板主面113に接着されてお
り、その表裏の基板主面123には、その全面に亘って
クロムの薄膜が蒸着形成されている。また、第2アクリ
ル基板120は、CCD撮像素子38に対向する側の端
面を凹状曲面に形成された出射端面124として備え
る。
【0102】従って、この第9実施例のバイオセンサ1
10では、集光レンズ56により集光された光(p偏
光)は、入射端面114から第1アクリル基板112に
入射され、アクリル基板52の場合と同様にしてその基
板主面間を光反射面30まで伝送され、この光反射面3
0で全反射する。そして、この反射光(p偏光)は、図
21,図22に示すように、基板主面間を同じく伝送さ
れて出射側傾斜端面116に到り、この出射側傾斜端面
116において全反射する。その後、反射光は、出射側
傾斜端面116でその進行経路が第2アクリル基板12
0に向けて変更され、第2アクリル基板120にその接
着端面から入射する。こうして第2アクリル基板120
に入射した反射光は、アクリル基板52の場合と同様に
してその基板主面間を伝送されて出射端面124に至
り、外部に出射する。こうして出射端面124から外部
に出射した反射光は、CCD撮像素子38に受光される
が、出射端面124における屈折により、その進行経路
が図22に示すように外側に広がるように変更されてC
CD撮像素子38に導かれる。このため、第9実施例の
バイオセンサ110によっても、上記したバイオセンサ
50と同様の効果(感度向上,小型化,コスト低下)を
奏することができる。
【0103】また、この第9実施例のバイオセンサ11
0であっても、CCD撮像素子38を第1アクリル基板
112に対してはその基板主面113の側に配置すれば
よい。よって、上記のバイオセンサ100と同様に、C
CD撮像素子38の組付け作業や取扱いの簡略化とその
汎用性の向上を図ることができる。
【0104】以上本発明のいくつかの実施例について説
明したが、本発明はこの様な実施例になんら限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0105】例えば、Au薄膜28の表面(露出膜面)
に生体物質を固定したリガンド層を設ける場合を例に採
り説明したが、Au薄膜28のこの表面に、光反射面3
0からのエバネッセント領域(約100nm)を越えな
いごく薄い膜厚(2〜3nm)でカルボン酸アルコール
や有機物の単分子膜或いは窒化シリコン等の無機物の薄
膜を形成することもできる。このように単分子膜等を設
けても、表面プラズモン共鳴現象が生じるので基質測定
に影響はない。そして、このように単分子膜等を設けれ
ば、Au薄膜28の表面に基質を付着させないので、前
回の測定時の基質の残存による影響を受けることがな
く、測定精度の向上を図ることができる。
【0106】また、アクリル基板52等に替えてガラス
基板の他、光透過性を有する種々の樹脂基板を用いるこ
ともできる。更に、上記の実施例では、基質濃度測定の
説明に際して、活性のある生体物質を固定したリガンド
層32を有する基質測定用センサ部と失活した生体物質
を固定したリガンド層32を有する補正用センサ部とを
併用したが、基質測定用センサ部のみを有するバイオセ
ンサとすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のバイオセンサ20の概略側面図。
【図2】バイオセンサ20におけるCCD撮像素子38
から得られる入射角とその光量との相関関係を示すグラ
フ。
【図3】実施例のバイオセンサ20と従来のバイオセン
サとの対比試験の結果を説明するためのグラフ。
【図4】濃度測定装置40を構成する電子制御装置42
の概略構成を示すブロック図。
【図5】基質濃度測定ルーチンの処理を示すフローチャ
ート。
【図6】ステップS150における入射角(θS1,θS
0)の算出の様子を説明するための説明図。
【図7】同じく、入射角(θS1,θS0)の算出の様子を
説明するための説明図。
【図8】第2実施例のバイオセンサ21の概略側面図。
【図9】第3実施例のバイオセンサ50の概略構成図。
【図10】バイオセンサ50におけるアクリル基板52
の概略斜視図。
【図11】アクリル基板52における光の伝送の様子を
説明するための説明図。
【図12】バイオセンサ50を変形した変形例のバイオ
センサ50Aの概略構成図。
【図13】第4実施例のバイオセンサ60の概略構成
図。
【図14】バイオセンサ60を変形した変形例のバイオ
センサ60Aの概略構成図。
【図15】第5実施例のバイオセンサ70の概略構成
図。
【図16】第6実施例のバイオセンサ80の要部を示す
概略構成図。
【図17】第7実施例のバイオセンサ90の要部を示す
概略構成図。
【図18】第8実施例のバイオセンサ100の概略構成
図。
【図19】バイオセンサ100におけるアクリル基板5
2と第2の透光性基板102の概略斜視図。
【図20】アクリル基板52と第2の透光性基板102
における光の伝送の様子を説明するための説明図。
【図21】第9実施例のバイオセンサ110要部を示す
概略斜視図。
【図22】図21のX方向矢視図。
【符号の説明】
20,21…バイオセンサ 22,23…かまぼこ型レンズ 23a…出射面 24…マッチングオイル 26…サンプルプレート 28…Au薄膜 30…光反射面 32…リガンド層 34…集光レンズ 36…凹レンズ 38…CCD撮像素子 40…濃度測定装置 42…電子制御装置 46…ローパスフィルタ 50,50A…バイオセンサ 51…光源 52…アクリル基板 53…基板主面 54…入射端面 56…集光レンズ 57…出射端面 58…曲面端面 59…第2の透光性基板 60,60A…バイオセンサ 61…集光レンズ 61a…集光レンズ 70…バイオセンサ 72…アクリル基板 73…集光レンズ 74…入射端面 77…出射端面 80…バイオセンサ 82…アクリル基板 83a…凹部 84…入射端面 86…凸状反射面 90…バイオセンサ 92…アクリル基板 93a…凸部 94…入射端面 96…凹状反射面 100…バイオセンサ 102…第2の透光性基板 103…基板主面 103A…光透過面 104…曲面端面 106…出射側傾斜端面 110…バイオセンサ 112…第1アクリル基板 113…基板主面 114…入射端面 116…出射側傾斜端面 120…第2アクリル基板 123…基板主面 124…出射端面 SNEW…受光領域 SOLD…受光領域 f…焦点 θ…入射角

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属薄膜が設けられた光反射面において
    幾何学的な全反射条件で光を反射する透光性の光透過媒
    体を有し、該光透過媒体と前記金属薄膜でエバネッセン
    ト波結合を形成する光学系を用いて、前記金属薄膜に接
    触した被測定溶液中の測定対象基質を測定するバイオセ
    ンサであって、 前記光学系は、 光源から照射される光を前記光反射面に集光する集光手
    段と、 該集光される光を前記光透過媒体に至るまで伝送すると
    共に、前記光反射面で反射して前記光透過媒体を透過し
    た前記反射光を伝送して外部に出射する光伝送体と、 前記反射光を外部で受光し、該反射光の光量を検出する
    受光手段とを備え、 前記光伝送体は、外部に出射する反射光の進行経路を前
    記受光手段の受光領域が拡張する側に変更して前記受光
    手段に前記反射光を導く前記反射光の伝送経路を形成す
    るバイオセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバイオセンサであって、 前記光伝送体は、 かまぼこ型のレンズと、 凹レンズとを有し、 前記かまぼこ型のレンズにおける前記反射光の出射側の
    レンズ曲面に前記凹レンズのレンズ曲面を接合してな
    る。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のバイオセンサであって、 前記光伝送体は、前記反射光の出射箇所に凹状曲面に形
    成された出射面を有する。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のバイオセンサであって、 前記光伝送体は、前記反射光の出射箇所に凸状曲面に形
    成された出射面を有し、該出射面における前記凸状曲面
    の曲率は、前記出射面で屈折した光が前記受光手段に至
    る以前で集光されて前記受光手段に拡大した像を結像す
    る曲率とされている。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4いずれか記載のバ
    イオセンサであって、 前記光伝送体は、 幾何学的な全反射条件で光を反射する全反射面を対向さ
    せ、該全反射面間において光の波動を閉じ込めて光を伝
    送する透光性基板からなる。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のバイオセンサであって、 前記集光手段は、かまぼこ型のレンズを有し、 該かまぼこ型のレンズは、前記透光性基板における前記
    光源側端面に接合されている。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のバイオセンサであって、 前記かまぼこ型のレンズは、前記透光性基板における前
    記光源側の端面に一体形成されている。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7いずれか記載の
    バイオセンサであって、 前記光透過媒体は前記透光性基板の一部とされており、
    前記光反射面は前記透光性基板の一端面に前記金属薄膜
    を設けて形成されている。
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