JPH0950819A - 固体高分子電解質型燃料電池 - Google Patents
固体高分子電解質型燃料電池Info
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- JPH0950819A JPH0950819A JP7202943A JP20294395A JPH0950819A JP H0950819 A JPH0950819 A JP H0950819A JP 7202943 A JP7202943 A JP 7202943A JP 20294395 A JP20294395 A JP 20294395A JP H0950819 A JPH0950819 A JP H0950819A
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- H01M8/0202—Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors
- H01M8/0247—Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors characterised by the form
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- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
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- H01M8/0202—Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors
- H01M8/0258—Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors characterised by the configuration of channels, e.g. by the flow field of the reactant or coolant
- H01M8/0263—Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors characterised by the configuration of channels, e.g. by the flow field of the reactant or coolant having meandering or serpentine paths
-
- H—ELECTRICITY
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- H01M2300/00—Electrolytes
- H01M2300/0017—Non-aqueous electrolytes
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- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
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- H01M8/04007—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids related to heat exchange
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】セパレータが有する燃料ガスおよび酸化剤ガス
を通流させる通流路の壁面に付着した水滴の除去を可能
とする固体高分子電解質型燃料電池を提供する。 【構成】セパレータ1は、固体高分子電解質型燃料電池
に用いられている従来例のセパレータに対し、マニホー
ルドの使用を止めると共に、貫通穴825A,826A
を、酸化剤ガスを通流させる部分通流路である溝821
Aに直接に連通させて形成している。また、セパレータ
1が複数有する溝821Aの相互間は、溝821Aと同
一の断面形状をした溝11Aによって、酸化剤ガス98
の通流に関して互いに直列に接続されている。そうし
て、セパレータ1が有する貫通穴825B,826B
は、従来例と同様に図示しない熱媒を通流させる溝に連
通されているのであるが、これ等の熱媒通流用の溝は、
従来例のセパレータの場合とは異なり、貫通穴825B
と貫通穴826Bとの間に熱媒の通流に関して互いに直
列に接続されている。
を通流させる通流路の壁面に付着した水滴の除去を可能
とする固体高分子電解質型燃料電池を提供する。 【構成】セパレータ1は、固体高分子電解質型燃料電池
に用いられている従来例のセパレータに対し、マニホー
ルドの使用を止めると共に、貫通穴825A,826A
を、酸化剤ガスを通流させる部分通流路である溝821
Aに直接に連通させて形成している。また、セパレータ
1が複数有する溝821Aの相互間は、溝821Aと同
一の断面形状をした溝11Aによって、酸化剤ガス98
の通流に関して互いに直列に接続されている。そうし
て、セパレータ1が有する貫通穴825B,826B
は、従来例と同様に図示しない熱媒を通流させる溝に連
通されているのであるが、これ等の熱媒通流用の溝は、
従来例のセパレータの場合とは異なり、貫通穴825B
と貫通穴826Bとの間に熱媒の通流に関して互いに直
列に接続されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固体高分子電解
質型燃料電池に係わり、セパレータが有する燃料ガスお
よび酸化剤ガスを通流させる通流路を、通流路の壁面に
付着した水滴の除去を可能とするように改良したその構
造に関する。
質型燃料電池に係わり、セパレータが有する燃料ガスお
よび酸化剤ガスを通流させる通流路を、通流路の壁面に
付着した水滴の除去を可能とするように改良したその構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は水素と酸素とを利用して直流
電力を発生する一種の発電装置であり、すでによく知ら
れているとおり、他のエネルギー機関と比較して、電気
エネルギーへの変換効率が高く,しかも,炭酸ガスや窒
素酸化物等の大気汚染物質の排出量が少ないことから、
いわゆるクリーン・エネルギー源として期待されてい
る。この燃料電池としては、使用される電解質の種類に
より、固体高分子電解質型,りん酸型,溶融炭酸塩型,
固体酸化物型などの各種の燃料電池が知られている。
電力を発生する一種の発電装置であり、すでによく知ら
れているとおり、他のエネルギー機関と比較して、電気
エネルギーへの変換効率が高く,しかも,炭酸ガスや窒
素酸化物等の大気汚染物質の排出量が少ないことから、
いわゆるクリーン・エネルギー源として期待されてい
る。この燃料電池としては、使用される電解質の種類に
より、固体高分子電解質型,りん酸型,溶融炭酸塩型,
固体酸化物型などの各種の燃料電池が知られている。
【0003】これ等の燃料電池の内、固体高分子電解質
型燃料電池は、分子中にプロトン(水素イオン)交換基
を有する高分子樹脂膜を飽和に含水させると、低い電気
抵抗率を示してプロトン導電性電解質として機能するこ
とを利用した燃料電池である。分子中にプロトン交換基
を有する高分子樹脂膜(以降、固体高分子電解質膜また
は単にPE膜と略称することがある。)としては、パ−
フルオロスルホン酸樹脂膜(例えば、米国のデュポン社
製、商品名ナフィオン膜)を代表とするフッ素系イオン
交換樹脂膜が現時点では著名であるが、この他に、炭化
水素系イオン交換樹脂膜、複合樹脂膜等が用いられてい
る。これ等の固体高分子電解質膜(PE膜)は、飽和に
含水されることにより、常温で20〔Ω・cm〕以下の
電気抵抗率を示し、いずれも、プロトン導電性電解質と
して機能する膜である。
型燃料電池は、分子中にプロトン(水素イオン)交換基
を有する高分子樹脂膜を飽和に含水させると、低い電気
抵抗率を示してプロトン導電性電解質として機能するこ
とを利用した燃料電池である。分子中にプロトン交換基
を有する高分子樹脂膜(以降、固体高分子電解質膜また
は単にPE膜と略称することがある。)としては、パ−
フルオロスルホン酸樹脂膜(例えば、米国のデュポン社
製、商品名ナフィオン膜)を代表とするフッ素系イオン
交換樹脂膜が現時点では著名であるが、この他に、炭化
水素系イオン交換樹脂膜、複合樹脂膜等が用いられてい
る。これ等の固体高分子電解質膜(PE膜)は、飽和に
含水されることにより、常温で20〔Ω・cm〕以下の
電気抵抗率を示し、いずれも、プロトン導電性電解質と
して機能する膜である。
【0004】この種の装置として同じ出願人より出願さ
れた固体高分子電解質型燃料電池が、特開平6−967
77号公報により公知となっている。以下に、この特開
平6−96777号公報により公知となっている固体高
分子電解質型燃料電池の内容を基にして、従来例の固体
高分子電解質型燃料電池について説明する。まず、従来
例の固体高分子電解質型燃料電池が備える単位燃料電池
を、図8,図9を用いて説明する。ここで、図8は、従
来例の固体高分子電解質型燃料電池が備える単位燃料電
池の要部を展開した状態で模式的に示してその上部側か
ら見た断面図であり、図9は、図8中に示したセパレー
タの図8におけるP矢方向から見た図である。
れた固体高分子電解質型燃料電池が、特開平6−967
77号公報により公知となっている。以下に、この特開
平6−96777号公報により公知となっている固体高
分子電解質型燃料電池の内容を基にして、従来例の固体
高分子電解質型燃料電池について説明する。まず、従来
例の固体高分子電解質型燃料電池が備える単位燃料電池
を、図8,図9を用いて説明する。ここで、図8は、従
来例の固体高分子電解質型燃料電池が備える単位燃料電
池の要部を展開した状態で模式的に示してその上部側か
ら見た断面図であり、図9は、図8中に示したセパレー
タの図8におけるP矢方向から見た図である。
【0005】図8,図9において、8は、燃料電池セル
7と、その両主面のそれぞれに対向させて配置されたセ
パレータ81,82などで構成された単位燃料電池(以
降、単電池と略称することがある。)である。燃料電池
セル7は、シート状の固体高分子電解質膜7Cと、シー
ト状の燃料電極膜(アノード極でもある。)7Aと、シ
ート状の酸化剤電極膜(カソード極でもある。)7Bと
で構成されている。この燃料電池セル7は、燃料電極膜
7Aに後記する燃料ガス97の、また、酸化剤電極膜7
Bに後記する酸化剤ガス98の供給をそれぞれ受けて、
後記する電気化学反応によって直流電力を発生する。固
体高分子電解質膜7Cには、前記のPE膜が用いられて
いる。このPE膜7Cは、0.1〔mm〕程度の厚さ寸
法と、電極膜7A,7Bの面方向の外形寸法よりも大き
い面方向の外形寸法とを持つものであり、従って、電極
膜7A,7Bの周辺部には、PE膜7Cの端部との間に
PE膜7Cの露出面が存在することになる。燃料電極膜
7Aの外側面が,燃料電池セル7の一方の側面7aであ
り、酸化剤電極膜7Bの外側面が,燃料電池セル7の他
方の側面7bである。
7と、その両主面のそれぞれに対向させて配置されたセ
パレータ81,82などで構成された単位燃料電池(以
降、単電池と略称することがある。)である。燃料電池
セル7は、シート状の固体高分子電解質膜7Cと、シー
ト状の燃料電極膜(アノード極でもある。)7Aと、シ
ート状の酸化剤電極膜(カソード極でもある。)7Bと
で構成されている。この燃料電池セル7は、燃料電極膜
7Aに後記する燃料ガス97の、また、酸化剤電極膜7
Bに後記する酸化剤ガス98の供給をそれぞれ受けて、
後記する電気化学反応によって直流電力を発生する。固
体高分子電解質膜7Cには、前記のPE膜が用いられて
いる。このPE膜7Cは、0.1〔mm〕程度の厚さ寸
法と、電極膜7A,7Bの面方向の外形寸法よりも大き
い面方向の外形寸法とを持つものであり、従って、電極
膜7A,7Bの周辺部には、PE膜7Cの端部との間に
PE膜7Cの露出面が存在することになる。燃料電極膜
7Aの外側面が,燃料電池セル7の一方の側面7aであ
り、酸化剤電極膜7Bの外側面が,燃料電池セル7の他
方の側面7bである。
【0006】燃料電極膜7Aおよび酸化剤電極膜7Bは
共に、触媒活物質を含む触媒層と電極基材とを備えて構
成されており、前記の触媒層側でPE膜7Cの両主面に
ホットプレスにより密着させるのが一般である。電極基
材は、触媒層を支持すると共に反応ガス(以降、燃料ガ
スと酸化剤ガスを総称してこのように言うことが有
る。)の供給および排出を行い、しかも、集電体として
の機能も有する多孔質のシート(使用材料としては、例
えば、カーボンペーパーが用いられる。)である。
共に、触媒活物質を含む触媒層と電極基材とを備えて構
成されており、前記の触媒層側でPE膜7Cの両主面に
ホットプレスにより密着させるのが一般である。電極基
材は、触媒層を支持すると共に反応ガス(以降、燃料ガ
スと酸化剤ガスを総称してこのように言うことが有
る。)の供給および排出を行い、しかも、集電体として
の機能も有する多孔質のシート(使用材料としては、例
えば、カーボンペーパーが用いられる。)である。
【0007】燃料電極膜7A,酸化剤電極膜7Bに反応
ガスが供給されると、それぞれの電極膜7A,7Bに備
えられた触媒層と、PE膜7Cとの界面に、気相(燃料
ガスまたは酸化剤ガス)・液相(固体高分子電解質)・
固相(燃料電極膜,酸化剤電極膜が持つ触媒)の三相界
面が形成され、電気化学反応を生じさせることで直流電
力を発生させている。なお、触媒層は多くの場合に、微
小な粒子状の白金触媒とはっ水性を有するフッ素樹脂と
から形成されており、しかも層内に多数の細孔が形成さ
れるようにすることで、反応ガスの三相界面までの効率
的な拡散を維持すると共に、十分広い面積の三相界面が
形成されるように構成されている。
ガスが供給されると、それぞれの電極膜7A,7Bに備
えられた触媒層と、PE膜7Cとの界面に、気相(燃料
ガスまたは酸化剤ガス)・液相(固体高分子電解質)・
固相(燃料電極膜,酸化剤電極膜が持つ触媒)の三相界
面が形成され、電気化学反応を生じさせることで直流電
力を発生させている。なお、触媒層は多くの場合に、微
小な粒子状の白金触媒とはっ水性を有するフッ素樹脂と
から形成されており、しかも層内に多数の細孔が形成さ
れるようにすることで、反応ガスの三相界面までの効率
的な拡散を維持すると共に、十分広い面積の三相界面が
形成されるように構成されている。
【0008】この三相界面では、次記する電気化学反応
が生じる。まず、燃料電極膜7A側では「1式」による
電気化学反応が起こる。
が生じる。まず、燃料電極膜7A側では「1式」による
電気化学反応が起こる。
【0009】
【化1】
【0010】また、酸化剤電極膜7B側では「2式」に
よる電気化学反応が起こる。
よる電気化学反応が起こる。
【0011】
【化2】
【0012】すなわち、これらの電気化学反応の結果、
燃料電極膜7Aで生成されたH+ イオン(プロトン)
は、PE膜7C中を酸化剤電極膜7Bに向かって移動
し、また、電子(e- )は、固体高分子電解質型燃料電
池の図示しない負荷装置を通って酸化剤電極膜7Bに移
動する。一方、酸化剤電極膜7Bでは、酸化剤ガス98
中に含有される酸素と、PE膜7C中を燃料電極膜7A
から移動してきたH+ イオンと、負荷装置を通って移動
してきた電子とが反応し、H2 O(水蒸気)が生成され
る。かくして、固体高分子電解質型燃料電池は、水素と
酸素とを得て直流電力を発生し、そうして、副生成物と
してH2 O(水蒸気)を生成している。
燃料電極膜7Aで生成されたH+ イオン(プロトン)
は、PE膜7C中を酸化剤電極膜7Bに向かって移動
し、また、電子(e- )は、固体高分子電解質型燃料電
池の図示しない負荷装置を通って酸化剤電極膜7Bに移
動する。一方、酸化剤電極膜7Bでは、酸化剤ガス98
中に含有される酸素と、PE膜7C中を燃料電極膜7A
から移動してきたH+ イオンと、負荷装置を通って移動
してきた電子とが反応し、H2 O(水蒸気)が生成され
る。かくして、固体高分子電解質型燃料電池は、水素と
酸素とを得て直流電力を発生し、そうして、副生成物と
してH2 O(水蒸気)を生成している。
【0013】前記の機能を備える燃料電池セル7の厚さ
寸法は、多くの場合に1〔mm〕前後程度あるいはそれ
以下であり、燃料電池セル7においてPE膜7Cは、燃
料ガス97と酸化剤ガス98との混合を防止するため
の、シール用膜の役目も兼ねていることになる。また、
セパレータ81とセパレータ82とは、燃料電池セル7
への反応ガスの供給と、余剰となった反応ガスの燃料電
池セル7からの排出、燃料電池セル7で発生された直流
電力の燃料電池セル7からの取り出し、直流電力の発生
に関連して燃料電池セル7で発生する熱を燃料電池セル
7から除去する役目などを担うものである。セパレータ
81,82は共に、ガスを透過せず,かつ、良好な熱伝
導性と良好な電気伝導性を備え、しかも、生成水を汚損
させることの無い材料(例えば、炭素系の材料,金属材
料が使用されている。)を用いて、同形の直方体状に製
作されている。そうして、セパレータ81,82は、燃
料電池セル7と対向し合う側面81a,82aと、側面
81a,82aと反対側の側面81b,82bと、側面
81a,82aのそれぞれから電極膜7A,7Bの厚さ
寸法に見合う寸法だけ段差を設けて形成された,電極膜
7A,7Bと対向し合う側面81c,82cとを有して
いる。また、セパレータ82について説明すると、側面
82aと側面82bに対して直交し,しかも,互いに平
行する一対の端面82d,82eを有している。セパレ
ータ81も、端面82d,82eと同様の端面を有して
いる。セパレータ82は、その側面82cを燃料電池セ
ル7の側面7bに,その側面82aをPE膜7Cの露出
面にそれぞれ密接させて、また、セパレータ81は、そ
の側面81cを燃料電池セル7の側面7aに,その側面
81aをPE膜7Cの露出面にそれぞれ密接させて、そ
れぞれ燃料電池セル7を挟むようにして配設されてい
る。
寸法は、多くの場合に1〔mm〕前後程度あるいはそれ
以下であり、燃料電池セル7においてPE膜7Cは、燃
料ガス97と酸化剤ガス98との混合を防止するため
の、シール用膜の役目も兼ねていることになる。また、
セパレータ81とセパレータ82とは、燃料電池セル7
への反応ガスの供給と、余剰となった反応ガスの燃料電
池セル7からの排出、燃料電池セル7で発生された直流
電力の燃料電池セル7からの取り出し、直流電力の発生
に関連して燃料電池セル7で発生する熱を燃料電池セル
7から除去する役目などを担うものである。セパレータ
81,82は共に、ガスを透過せず,かつ、良好な熱伝
導性と良好な電気伝導性を備え、しかも、生成水を汚損
させることの無い材料(例えば、炭素系の材料,金属材
料が使用されている。)を用いて、同形の直方体状に製
作されている。そうして、セパレータ81,82は、燃
料電池セル7と対向し合う側面81a,82aと、側面
81a,82aと反対側の側面81b,82bと、側面
81a,82aのそれぞれから電極膜7A,7Bの厚さ
寸法に見合う寸法だけ段差を設けて形成された,電極膜
7A,7Bと対向し合う側面81c,82cとを有して
いる。また、セパレータ82について説明すると、側面
82aと側面82bに対して直交し,しかも,互いに平
行する一対の端面82d,82eを有している。セパレ
ータ81も、端面82d,82eと同様の端面を有して
いる。セパレータ82は、その側面82cを燃料電池セ
ル7の側面7bに,その側面82aをPE膜7Cの露出
面にそれぞれ密接させて、また、セパレータ81は、そ
の側面81cを燃料電池セル7の側面7aに,その側面
81aをPE膜7Cの露出面にそれぞれ密接させて、そ
れぞれ燃料電池セル7を挟むようにして配設されてい
る。
【0014】セパレータ81,82には、燃料電池セル
7に反応ガスの供給,排出を行うための通流路として、
燃料電池セル7と対向される側の面でもある側面81
c,82cに沿って、しかも、前記の端面82d,82
e(セパレータ82の場合)に直交される関係で、それ
ぞれのガスを通流させる部分通流路である凹状の溝が複
数個備えられている。すなわち、セパレータ81は、燃
料電池セル7の側面7aに接する側面81c側に沿っ
て、燃料ガス97を通流させると共に,未消費の水素を
含む余剰となった燃料ガス97を排出するための間隔を
設けて設けられた凹状の溝811Aと、この溝811A
間に介在する凸状の隔壁812Aとが、互いに交互に形
成されている。セパレータ82は、燃料電池セル7の側
面7bに接する側面82c側に沿って、酸化剤ガス98
を通流させると共に,未消費の酸素を含む余剰となった
酸化剤ガス98を排出するための間隔を設けて設けられ
た凹状の溝821Aと、この溝821A間に介在する凸
状の隔壁822Aとが、互いに交互に形成されている。
なお、凸状の隔壁812A,822Aの頂部は、それぞ
れ、セパレータ81,82のそれぞれの側面81c,8
2cと同一面になるように形成されている。なお、セパ
レータ81,82の側面81a,82aと側面81c,
82cとは、電極膜7A,7Bの周辺部の寸法に見合う
寸法を持つ縁部81f,82fで接続されている。
7に反応ガスの供給,排出を行うための通流路として、
燃料電池セル7と対向される側の面でもある側面81
c,82cに沿って、しかも、前記の端面82d,82
e(セパレータ82の場合)に直交される関係で、それ
ぞれのガスを通流させる部分通流路である凹状の溝が複
数個備えられている。すなわち、セパレータ81は、燃
料電池セル7の側面7aに接する側面81c側に沿っ
て、燃料ガス97を通流させると共に,未消費の水素を
含む余剰となった燃料ガス97を排出するための間隔を
設けて設けられた凹状の溝811Aと、この溝811A
間に介在する凸状の隔壁812Aとが、互いに交互に形
成されている。セパレータ82は、燃料電池セル7の側
面7bに接する側面82c側に沿って、酸化剤ガス98
を通流させると共に,未消費の酸素を含む余剰となった
酸化剤ガス98を排出するための間隔を設けて設けられ
た凹状の溝821Aと、この溝821A間に介在する凸
状の隔壁822Aとが、互いに交互に形成されている。
なお、凸状の隔壁812A,822Aの頂部は、それぞ
れ、セパレータ81,82のそれぞれの側面81c,8
2cと同一面になるように形成されている。なお、セパ
レータ81,82の側面81a,82aと側面81c,
82cとは、電極膜7A,7Bの周辺部の寸法に見合う
寸法を持つ縁部81f,82fで接続されている。
【0015】また、セパレータ82に代表させて説明す
ると、セパレータ82に形成されているそれぞれの溝8
21Aの両端部は、これ等の溝821Aが互いに並列に
なって、マニホールド823A,823Aに連通されて
いる。それぞれのマニホールド823Aは、凹状をした
溝状に形成されており、燃料ガス97の通流面積に関し
て、溝821Aが持つ通流面積よりも広い面積を有して
いる。このマニホールド823A,823Aの端部に
は、側面82bに開口する1対の貫通穴825A,82
6Aが形成されている。貫通穴825Aは、セパレータ
82における酸化剤ガス98の流入口であり、貫通穴8
26Aは、セパレータ82における酸化剤ガス98の流
出口である。側面82aと側面82bとを結んで、図9
中に示すように、貫通穴825A,826Aに対して、
互いにたすき掛けの位置関係となる部位に貫通穴817
A,818Aが形成されている。この貫通穴817A,
818Aは、セパレータ82における燃料ガス97を通
流させるための貫通穴である。
ると、セパレータ82に形成されているそれぞれの溝8
21Aの両端部は、これ等の溝821Aが互いに並列に
なって、マニホールド823A,823Aに連通されて
いる。それぞれのマニホールド823Aは、凹状をした
溝状に形成されており、燃料ガス97の通流面積に関し
て、溝821Aが持つ通流面積よりも広い面積を有して
いる。このマニホールド823A,823Aの端部に
は、側面82bに開口する1対の貫通穴825A,82
6Aが形成されている。貫通穴825Aは、セパレータ
82における酸化剤ガス98の流入口であり、貫通穴8
26Aは、セパレータ82における酸化剤ガス98の流
出口である。側面82aと側面82bとを結んで、図9
中に示すように、貫通穴825A,826Aに対して、
互いにたすき掛けの位置関係となる部位に貫通穴817
A,818Aが形成されている。この貫通穴817A,
818Aは、セパレータ82における燃料ガス97を通
流させるための貫通穴である。
【0016】このように構成されたセパレータ82内を
通流する酸化剤ガス98は、貫通穴825Aからセパレ
ータ82に流入してきて、一方のマニホールド823A
を介して複数の溝821Aに分配して通流し、他方のマ
ニホールド823Aにおいて合流されて、貫通穴826
Aから流出されることになる。この間、それぞれの溝8
21Aの酸化剤ガス98の流入側と流出側とには、前記
の構成を持つマニホールド823A,823Aがそれぞ
れ形成されていることで、酸化剤ガス98は、それぞれ
の溝821Aに均等に分配されて通流されることになる
のである。
通流する酸化剤ガス98は、貫通穴825Aからセパレ
ータ82に流入してきて、一方のマニホールド823A
を介して複数の溝821Aに分配して通流し、他方のマ
ニホールド823Aにおいて合流されて、貫通穴826
Aから流出されることになる。この間、それぞれの溝8
21Aの酸化剤ガス98の流入側と流出側とには、前記
の構成を持つマニホールド823A,823Aがそれぞ
れ形成されていることで、酸化剤ガス98は、それぞれ
の溝821Aに均等に分配されて通流されることになる
のである。
【0017】その図示を省略したが、セパレータ81に
も、セパレータ82における貫通穴825A,826A
および貫通穴817A,818Aと同様の、溝811A
に連通された燃料ガス97の流入口,流出口となる貫通
穴と、この貫通穴に対してたすき掛けの位置関係となる
部位に酸化剤ガス98を通流させるための貫通穴とが形
成されている。そうして、セパレータ81,82に形成
された,前記した溝811A,821Aの形状・寸法
は、反応ガスを溝811A,821Aに通流させる際に
発生する圧力降下値Δps の値が、溝811A,821
Aのそれぞれが持つ、水保持力ヘッドpk (特開平6−
96777号公報中に示されているもので、後記の「式
7」を参照のこと。)値よりも大きくなるように設定さ
れている。
も、セパレータ82における貫通穴825A,826A
および貫通穴817A,818Aと同様の、溝811A
に連通された燃料ガス97の流入口,流出口となる貫通
穴と、この貫通穴に対してたすき掛けの位置関係となる
部位に酸化剤ガス98を通流させるための貫通穴とが形
成されている。そうして、セパレータ81,82に形成
された,前記した溝811A,821Aの形状・寸法
は、反応ガスを溝811A,821Aに通流させる際に
発生する圧力降下値Δps の値が、溝811A,821
Aのそれぞれが持つ、水保持力ヘッドpk (特開平6−
96777号公報中に示されているもので、後記の「式
7」を参照のこと。)値よりも大きくなるように設定さ
れている。
【0018】また、セパレータ81,82には、燃料電
池セル7で発生した熱を燃料電池セル7から除去するた
めの熱交換体として、熱媒99を通流させる溝が備えら
れている。すなわち、セパレータ82には、その側面8
2b側に熱媒99を通流させる凹状の溝821Bが形成
され、セパレータ81にも、その側面81b側に熱媒9
9を通流させる凹状の溝811Bが形成されている。セ
パレータ82に形成されている貫通穴825B,826
Bは、熱媒99を通流させる貫通穴であり、溝821B
に連通されている。
池セル7で発生した熱を燃料電池セル7から除去するた
めの熱交換体として、熱媒99を通流させる溝が備えら
れている。すなわち、セパレータ82には、その側面8
2b側に熱媒99を通流させる凹状の溝821Bが形成
され、セパレータ81にも、その側面81b側に熱媒9
9を通流させる凹状の溝811Bが形成されている。セ
パレータ82に形成されている貫通穴825B,826
Bは、熱媒99を通流させる貫通穴であり、溝821B
に連通されている。
【0019】さらに、73は、前記したガス通流路中を
通流する反応ガスが、ガス通流路外に漏れ出るのを防止
する役目を負う弾性材製のガスシール体(例えば、Oリ
ングである。)である。ガスシール体73は、それぞれ
のセパレータ81,82の周縁部に形成された凹形状の
溝819,829内に収納されて装着されている。ま
た、セパレータ81の側面81b,セパレータ82の側
面82bには、溝811B,821Bを取り巻いて、凹
形状の溝818B,828Bがそれぞれ形成されてい
る。これ等の凹形状の溝は、熱媒99が漏れ出るのを防
止するための、弾性材製のシール体(例えば、Oリング
である。)を収納するためのものである。
通流する反応ガスが、ガス通流路外に漏れ出るのを防止
する役目を負う弾性材製のガスシール体(例えば、Oリ
ングである。)である。ガスシール体73は、それぞれ
のセパレータ81,82の周縁部に形成された凹形状の
溝819,829内に収納されて装着されている。ま
た、セパレータ81の側面81b,セパレータ82の側
面82bには、溝811B,821Bを取り巻いて、凹
形状の溝818B,828Bがそれぞれ形成されてい
る。これ等の凹形状の溝は、熱媒99が漏れ出るのを防
止するための、弾性材製のシール体(例えば、Oリング
である。)を収納するためのものである。
【0020】ところで公知のごとく、1個の燃料電池セ
ル7が発生する電圧は、1〔V〕程度以下と低い値であ
る。このため、前記の構成を持つ単電池8は、その複数
個(数十個から数百個であることが多い。)を、燃料電
池セル7の発生電圧が互いに直列接続されるように積層
した単電池の積層体として構成し、電圧を高めて実用に
供されるのが一般である。次に、この単電池の積層体で
ある固体高分子電解質型燃料電池の従来例について説明
する。
ル7が発生する電圧は、1〔V〕程度以下と低い値であ
る。このため、前記の構成を持つ単電池8は、その複数
個(数十個から数百個であることが多い。)を、燃料電
池セル7の発生電圧が互いに直列接続されるように積層
した単電池の積層体として構成し、電圧を高めて実用に
供されるのが一般である。次に、この単電池の積層体で
ある固体高分子電解質型燃料電池の従来例について説明
する。
【0021】図10は、従来の一例の固体高分子電解質
型燃料電池を模式的に示した要部の構成図で,(a)は
その側面図であり、(b)はその上面図であり、図11
は、図10におけるQ部の詳細断面図である。図10,
図11において、図8,図9に示した単電池と同一部分
には同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、図1
0,図11中には、図8で付した符号については、代表
的な符号のみを記した。図10,図11において、9
は、複数(図10では、単電池8の個数が8個である場
合を例示した。)の単電池8を積層して構成された,単
電池8の積層体を主体とする固体高分子電解質型燃料電
池(以降、スタックと略称することがある。)である。
型燃料電池を模式的に示した要部の構成図で,(a)は
その側面図であり、(b)はその上面図であり、図11
は、図10におけるQ部の詳細断面図である。図10,
図11において、図8,図9に示した単電池と同一部分
には同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、図1
0,図11中には、図8で付した符号については、代表
的な符号のみを記した。図10,図11において、9
は、複数(図10では、単電池8の個数が8個である場
合を例示した。)の単電池8を積層して構成された,単
電池8の積層体を主体とする固体高分子電解質型燃料電
池(以降、スタックと略称することがある。)である。
【0022】スタック9は、単電池8の積層体の両端部
に、単電池8で発生した直流電力をスタック9から取り
出すための,銅材等の導電材製の集電板91,91と、
単電池8,集電板91を構造体から電気的に絶縁するた
めの電気絶縁材製の電気絶縁板92,92と、両電気絶
縁板92の両外側面側に配設される鉄材等の金属製の加
圧板93,94とを順次積層して構成されている。そう
して、加圧板93,94にそれぞれの外側面側から複数
の締付けボルト95により適度の加圧力を与えるように
している。
に、単電池8で発生した直流電力をスタック9から取り
出すための,銅材等の導電材製の集電板91,91と、
単電池8,集電板91を構造体から電気的に絶縁するた
めの電気絶縁材製の電気絶縁板92,92と、両電気絶
縁板92の両外側面側に配設される鉄材等の金属製の加
圧板93,94とを順次積層して構成されている。そう
して、加圧板93,94にそれぞれの外側面側から複数
の締付けボルト95により適度の加圧力を与えるように
している。
【0023】図11において、825Aは、溝821A
に連通している酸化剤ガス98の流入口となる貫通穴で
あり、溝827Aは、貫通穴825Aの側面82bへの
開口部を取り巻いて、酸化剤ガス98がこの部位からガ
ス通流路外に漏れ出るのを防止する役目を負う弾性材製
のガスシール体(例えば、Oリングである。)982を
収納するための凹形状の溝である。集電板91,電気絶
縁板92,加圧板93には、図11中に示されているよ
うに、貫通穴825Aと合致される部位に、貫通穴91
1,921,および管用めねじ付きの貫通穴931がそ
れぞれ形成されている。また、集電板91,電気絶縁板
92,加圧板93にはその図示を省略したが、溝811
Aに連通している貫通穴(貫通穴825Aと同様の貫通
穴である。)と合致される部位に、貫通穴911,92
1と同様の貫通穴,および管用めねじ付きの貫通穴93
1と同様の貫通穴932がそれぞれ形成されている。さ
らに、加圧板94にも、貫通穴931,932と同様の
貫通穴941,942がそれぞれ形成されており、加圧
板94と隣接されている電気絶縁板92,集電板91に
も、貫通穴941,942と合致される部位に、貫通穴
921,911と同様の貫通穴がそれぞれ形成されてい
る。
に連通している酸化剤ガス98の流入口となる貫通穴で
あり、溝827Aは、貫通穴825Aの側面82bへの
開口部を取り巻いて、酸化剤ガス98がこの部位からガ
ス通流路外に漏れ出るのを防止する役目を負う弾性材製
のガスシール体(例えば、Oリングである。)982を
収納するための凹形状の溝である。集電板91,電気絶
縁板92,加圧板93には、図11中に示されているよ
うに、貫通穴825Aと合致される部位に、貫通穴91
1,921,および管用めねじ付きの貫通穴931がそ
れぞれ形成されている。また、集電板91,電気絶縁板
92,加圧板93にはその図示を省略したが、溝811
Aに連通している貫通穴(貫通穴825Aと同様の貫通
穴である。)と合致される部位に、貫通穴911,92
1と同様の貫通穴,および管用めねじ付きの貫通穴93
1と同様の貫通穴932がそれぞれ形成されている。さ
らに、加圧板94にも、貫通穴931,932と同様の
貫通穴941,942がそれぞれ形成されており、加圧
板94と隣接されている電気絶縁板92,集電板91に
も、貫通穴941,942と合致される部位に、貫通穴
921,911と同様の貫通穴がそれぞれ形成されてい
る。
【0024】これ等により、複数の単電池8を積層する
際に、全部の単電池8がそれぞれに持つ溝821Aは酸
化剤ガス98用のガス通流路に関して互いに連通される
ことになる。このことは燃料ガス97用の溝811Aに
関しても同様である。そうして、加圧板94のスタック
9の外側面となる側面の貫通穴941には、燃料ガス9
7が供給され、貫通穴942からは、余剰分の酸化剤ガ
ス98が排出される。また、加圧板93のスタック9の
外側面となる側面の貫通穴931には、酸化剤ガス98
が供給され、貫通穴932からは、余剰分の燃料ガス9
7が排出される。そうして、集電板91の一方の側面の
貫通穴911の開口部、および、電気絶縁板92が持つ
貫通穴921の一方の側面側の開口部には、それぞれの
貫通穴を取り巻いて、凹形状の溝912,922が形成
されている。これ等の溝827A,912,922に
は、ガスシール体982が装着されている(図11を参
照)。
際に、全部の単電池8がそれぞれに持つ溝821Aは酸
化剤ガス98用のガス通流路に関して互いに連通される
ことになる。このことは燃料ガス97用の溝811Aに
関しても同様である。そうして、加圧板94のスタック
9の外側面となる側面の貫通穴941には、燃料ガス9
7が供給され、貫通穴942からは、余剰分の酸化剤ガ
ス98が排出される。また、加圧板93のスタック9の
外側面となる側面の貫通穴931には、酸化剤ガス98
が供給され、貫通穴932からは、余剰分の燃料ガス9
7が排出される。そうして、集電板91の一方の側面の
貫通穴911の開口部、および、電気絶縁板92が持つ
貫通穴921の一方の側面側の開口部には、それぞれの
貫通穴を取り巻いて、凹形状の溝912,922が形成
されている。これ等の溝827A,912,922に
は、ガスシール体982が装着されている(図11を参
照)。
【0025】また、スタック9においては、複数の単電
池8を積層する際に、全部の単電池8がそれぞれに持つ
溝811B,821Bは、熱媒99の通流に関して互い
に並列となるようにして、その熱媒99の流入部(貫通
穴825Bなどである。)同志および流出部(貫通穴8
26Bなどである。)同志が、互いに連通されて接続さ
れる。したがって、全部の単電池8がそれぞれに持つ溝
811B,821Bの熱媒99の流入部は、熱媒99の
通流路に関して連続させて接続されている。また同様
に、全部の溝811B,821Bの熱媒99の流出部
は、熱媒99の通流路に関して連続させて接続されてい
る。加圧板94と加圧板94に隣接している電気絶縁板
92,集電板91とには、前記の熱媒99の流入部に連
通している明示しない貫通穴が形成されている。また、
加圧板93と加圧板93に隣接している電気絶縁板9
2,集電板91とには、前記の熱媒99の流出部に連通
している明示しない貫通穴が形成されている。これ等の
貫通穴の内、加圧板93,94に形成された貫通穴に
は、熱媒99用の配管接続体991がそれぞれ装着され
ている。
池8を積層する際に、全部の単電池8がそれぞれに持つ
溝811B,821Bは、熱媒99の通流に関して互い
に並列となるようにして、その熱媒99の流入部(貫通
穴825Bなどである。)同志および流出部(貫通穴8
26Bなどである。)同志が、互いに連通されて接続さ
れる。したがって、全部の単電池8がそれぞれに持つ溝
811B,821Bの熱媒99の流入部は、熱媒99の
通流路に関して連続させて接続されている。また同様
に、全部の溝811B,821Bの熱媒99の流出部
は、熱媒99の通流路に関して連続させて接続されてい
る。加圧板94と加圧板94に隣接している電気絶縁板
92,集電板91とには、前記の熱媒99の流入部に連
通している明示しない貫通穴が形成されている。また、
加圧板93と加圧板93に隣接している電気絶縁板9
2,集電板91とには、前記の熱媒99の流出部に連通
している明示しない貫通穴が形成されている。これ等の
貫通穴の内、加圧板93,94に形成された貫通穴に
は、熱媒99用の配管接続体991がそれぞれ装着され
ている。
【0026】締付けボルト95は、加圧板93,94に
跨がって装着される六角ボルト等であり、それぞれの締
付けボルト95は、これ等と嵌め合わされる六角ナット
等と、安定した加圧力を与えるための皿ばね,ガス圧式
の加圧体等と協同して、単電池8をその積層方向に加圧
する。この締付けボルト95が単電池8を加圧する加圧
力は、燃料電池セル7の見掛けの表面積あたりで、5
〔kg/cm2〕内外程度であるのが一般である。
跨がって装着される六角ボルト等であり、それぞれの締
付けボルト95は、これ等と嵌め合わされる六角ナット
等と、安定した加圧力を与えるための皿ばね,ガス圧式
の加圧体等と協同して、単電池8をその積層方向に加圧
する。この締付けボルト95が単電池8を加圧する加圧
力は、燃料電池セル7の見掛けの表面積あたりで、5
〔kg/cm2〕内外程度であるのが一般である。
【0027】前述のように構成されたスタック9におい
て、燃料電池セル7に使用されているPE膜7Cは、前
述したとおりに飽和に含水させることにより良好なプロ
トン導電性電解質として機能する膜であり、乾燥して含
水量が低下した場合には、その電気抵抗値が増大するこ
とでスタック9の発電性能は低下する。こうしたことの
発生を防止するために、燃料電池セル7に供給される反
応ガスは、適度の湿度値に加湿され、しかも、後記する
スタック9の運転温度に対応させた温度に加熱されてス
タック9に供給されている。
て、燃料電池セル7に使用されているPE膜7Cは、前
述したとおりに飽和に含水させることにより良好なプロ
トン導電性電解質として機能する膜であり、乾燥して含
水量が低下した場合には、その電気抵抗値が増大するこ
とでスタック9の発電性能は低下する。こうしたことの
発生を防止するために、燃料電池セル7に供給される反
応ガスは、適度の湿度値に加湿され、しかも、後記する
スタック9の運転温度に対応させた温度に加熱されてス
タック9に供給されている。
【0028】ところで、PE膜7C部の温度,従って,
単電池8の温度は、発電運転時に燃料電池セル7で生成
される水分を円滑に蒸発させるなどのために、50〜1
00〔℃〕程度の温度で使用されるのが一般である。ま
た、燃料電池セル7で行われる前記の「1式」,「2
式」で記述した電気化学反応は、発熱反応である。従っ
て、燃料電池セル7で「1式」,「2式」による電気化
学反応によって発電を行う際には、発生される直流電力
値とほぼ同等値の熱が発生することも避けられないもの
である。単電池8の温度を50〜100〔℃〕程度に維
持するためには、この損失による熱を燃料電池セル7か
ら除去する必要が有る。
単電池8の温度は、発電運転時に燃料電池セル7で生成
される水分を円滑に蒸発させるなどのために、50〜1
00〔℃〕程度の温度で使用されるのが一般である。ま
た、燃料電池セル7で行われる前記の「1式」,「2
式」で記述した電気化学反応は、発熱反応である。従っ
て、燃料電池セル7で「1式」,「2式」による電気化
学反応によって発電を行う際には、発生される直流電力
値とほぼ同等値の熱が発生することも避けられないもの
である。単電池8の温度を50〜100〔℃〕程度に維
持するためには、この損失による熱を燃料電池セル7か
ら除去する必要が有る。
【0029】始動時におけるまだ低温のスタック9を5
0〜100〔℃〕程度の温度に加熱したり、また、運転
時温度を50〜100〔℃〕程度の温度に維持するため
に,発電運転中のスタック9から発熱反応による発生し
た熱量を除去するのが、例えば、市水である熱媒99の
主たる役目である。単電池8では、例えば、50〜10
0〔℃〕程度の温度に調整された熱媒99が、セパレー
タ81,82に形成された溝811B,821B中を通
流することで、燃料電池セル7は、その適温に維持され
て運転されるのである。この熱媒99は、この事例の場
合には、加圧板94に装着された配管接続体991から
スタック9に流入し、加圧板93に装着された配管接続
体991からスタック9の外部に流出されている。
0〜100〔℃〕程度の温度に加熱したり、また、運転
時温度を50〜100〔℃〕程度の温度に維持するため
に,発電運転中のスタック9から発熱反応による発生し
た熱量を除去するのが、例えば、市水である熱媒99の
主たる役目である。単電池8では、例えば、50〜10
0〔℃〕程度の温度に調整された熱媒99が、セパレー
タ81,82に形成された溝811B,821B中を通
流することで、燃料電池セル7は、その適温に維持され
て運転されるのである。この熱媒99は、この事例の場
合には、加圧板94に装着された配管接続体991から
スタック9に流入し、加圧板93に装着された配管接続
体991からスタック9の外部に流出されている。
【0030】なおセパレータとして、一方の側面に燃料
ガス97を通流させる溝811Aを、また、他方の側面
に酸化剤ガス98を通流させる溝821Aを、それぞれ
形成するようにしたものも知られている。さらにまた、
単電池として、熱交換体としての熱媒99を通流させる
溝が備えられていないセパレータを用い、その替わり
に、単電池の積層体中に、熱交換体としての専用の冷却
体を介挿するようにしたスタックも知られている。この
場合には、冷却体には適宜の配管を介して熱媒99の供
給を行うことが一般である。
ガス97を通流させる溝811Aを、また、他方の側面
に酸化剤ガス98を通流させる溝821Aを、それぞれ
形成するようにしたものも知られている。さらにまた、
単電池として、熱交換体としての熱媒99を通流させる
溝が備えられていないセパレータを用い、その替わり
に、単電池の積層体中に、熱交換体としての専用の冷却
体を介挿するようにしたスタックも知られている。この
場合には、冷却体には適宜の配管を介して熱媒99の供
給を行うことが一般である。
【0031】従来例の固体高分子電解質型燃料電池が備
える単位燃料電池(単電池)として、図12に示した構
成を持つ単電池も知られている。ここで、図12は、従
来例の固体高分子電解質型燃料電池が備える異なる事例
の単位燃料電池の要部を展開した状態で模式的に示して
その上部側から見た断面図である。図12において、図
8,図9に示した従来例による単位燃料電池と同一部分
には同じ符号を付し、その説明を省略する。
える単位燃料電池(単電池)として、図12に示した構
成を持つ単電池も知られている。ここで、図12は、従
来例の固体高分子電解質型燃料電池が備える異なる事例
の単位燃料電池の要部を展開した状態で模式的に示して
その上部側から見た断面図である。図12において、図
8,図9に示した従来例による単位燃料電池と同一部分
には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0032】図12において、8Aは、図8,図9に示
した従来例による単電池8に対して、セパレータ81,
82に替えて、セパレータ83,84を用いるようにし
た単電池である。セパレータ84は、単電池8が持つセ
パレータ82に対して、セパレータ本体部84Aと反応
ガス通流部84Bとで構成されている。反応ガス通流部
84Bは、ガスを透過することができ、かつ、良好な熱
伝導性と良好な電気伝導性を備え、しかも、生成水を汚
損させることの無い材料(例えば、多孔質の炭素系の材
料,金属材料が使用されている。)を用いて製作されて
いる。そうして、反応ガス通流部84Bには、セパレー
タ82が持つものと同一の,複数の溝821A,隔壁8
22Aと、マニホールド823A,823Aとが形成さ
れており、反応ガス通流部84Bをセパレータ本体部8
4Aに組み込むことで、セパレータ84は、セパレータ
82の持つ機能を全て備えることになる。セパレータ8
3も、単電池8が持つセパレータ81に対して、セパレ
ータ本体部83Aと、反応ガス通流部84Bと同様の構
造を持つ反応ガス通流部83Bとで構成され、反応ガス
通流部83Bをセパレータ本体部83Aに組み込むこと
で、セパレータ81の持つ機能を全て備えることにな
る。
した従来例による単電池8に対して、セパレータ81,
82に替えて、セパレータ83,84を用いるようにし
た単電池である。セパレータ84は、単電池8が持つセ
パレータ82に対して、セパレータ本体部84Aと反応
ガス通流部84Bとで構成されている。反応ガス通流部
84Bは、ガスを透過することができ、かつ、良好な熱
伝導性と良好な電気伝導性を備え、しかも、生成水を汚
損させることの無い材料(例えば、多孔質の炭素系の材
料,金属材料が使用されている。)を用いて製作されて
いる。そうして、反応ガス通流部84Bには、セパレー
タ82が持つものと同一の,複数の溝821A,隔壁8
22Aと、マニホールド823A,823Aとが形成さ
れており、反応ガス通流部84Bをセパレータ本体部8
4Aに組み込むことで、セパレータ84は、セパレータ
82の持つ機能を全て備えることになる。セパレータ8
3も、単電池8が持つセパレータ81に対して、セパレ
ータ本体部83Aと、反応ガス通流部84Bと同様の構
造を持つ反応ガス通流部83Bとで構成され、反応ガス
通流部83Bをセパレータ本体部83Aに組み込むこと
で、セパレータ81の持つ機能を全て備えることにな
る。
【0033】セパレータ83,84においては、反応ガ
スは、溝811A,821A中を通流しつつ、ガスの透
過性を持つ反応ガス通流部83B,84Bを透過して、
燃料電極膜7Aと酸化剤電極膜7Bに供給されるのであ
る。その際、セパレータ83,84が電極膜7A,7B
の外側面と接触し合う面である側面81c,82cは、
隔壁812A,822Aの頂部でのみ接触するセパレー
タ81,82の場合とは異なり、電極膜7A,7Bの全
側面と接触し合うことことが利点となっている。これに
より、電極膜7A,7Bに発生する応力値を、局部的な
応力が発生することにななるセパレータ81,82を用
いる場合よりも低減することができるのである。この単
電池8Aも、単電池8の場合と同様に、スタック9に組
み込まれて使用されている。
スは、溝811A,821A中を通流しつつ、ガスの透
過性を持つ反応ガス通流部83B,84Bを透過して、
燃料電極膜7Aと酸化剤電極膜7Bに供給されるのであ
る。その際、セパレータ83,84が電極膜7A,7B
の外側面と接触し合う面である側面81c,82cは、
隔壁812A,822Aの頂部でのみ接触するセパレー
タ81,82の場合とは異なり、電極膜7A,7Bの全
側面と接触し合うことことが利点となっている。これに
より、電極膜7A,7Bに発生する応力値を、局部的な
応力が発生することにななるセパレータ81,82を用
いる場合よりも低減することができるのである。この単
電池8Aも、単電池8の場合と同様に、スタック9に組
み込まれて使用されている。
【0034】前述の構成を持つスタック9では、前述の
とおりに発電の副生成物として水蒸気が生成されるが、
この水蒸気は反応ガスに含まれて、余剰となった反応ガ
スと共にスタック9から排出される。これにより、単電
池8,8A内の反応ガスには、その通流方向に沿って含
まれる水蒸気量に、下流側となるほど多量となるような
分布が生じることとなる。このために、反応ガスを飽和
に近く加湿してスタック9に供給した場合などでは、溝
811A,821A中を通流する反応ガスでは、反応ガ
スの流出口(貫通穴826Aなどである。)に近くなる
と、過飽和な水蒸気が含まれることが有り得ることにな
る。そうしてこの場合には、流出口近くの反応ガス中に
は過飽和に相当する水蒸気が凝縮して、液状の凝縮水が
存在することとなる。この凝縮水の存在は、反応ガスの
通流を阻害することになって、燃料電池セル7への反応
ガスの供給量が不足し、燃料電池セル7の発電能力の低
下を招くことになる。これを解消するためには、単電池
8,8A内から凝縮水を速やかに排出することが肝要と
なる。
とおりに発電の副生成物として水蒸気が生成されるが、
この水蒸気は反応ガスに含まれて、余剰となった反応ガ
スと共にスタック9から排出される。これにより、単電
池8,8A内の反応ガスには、その通流方向に沿って含
まれる水蒸気量に、下流側となるほど多量となるような
分布が生じることとなる。このために、反応ガスを飽和
に近く加湿してスタック9に供給した場合などでは、溝
811A,821A中を通流する反応ガスでは、反応ガ
スの流出口(貫通穴826Aなどである。)に近くなる
と、過飽和な水蒸気が含まれることが有り得ることにな
る。そうしてこの場合には、流出口近くの反応ガス中に
は過飽和に相当する水蒸気が凝縮して、液状の凝縮水が
存在することとなる。この凝縮水の存在は、反応ガスの
通流を阻害することになって、燃料電池セル7への反応
ガスの供給量が不足し、燃料電池セル7の発電能力の低
下を招くことになる。これを解消するためには、単電池
8,8A内から凝縮水を速やかに排出することが肝要と
なる。
【0035】凝縮水を単電池(単電池8,8Aなどであ
る。)内から排出する方法としては、次記の方法が有
る。 毛管力による吸い出し。 単電池の発熱を利用しての蒸発。 反応ガスの圧力を利用して押し出し。
る。)内から排出する方法としては、次記の方法が有
る。 毛管力による吸い出し。 単電池の発熱を利用しての蒸発。 反応ガスの圧力を利用して押し出し。
【0036】前記の項による方法は、反応ガスとして
水素と酸素とを用いる初期の宇宙用燃料電池に用いられ
た。前記の項による方法は、例えば、同じ出願人より
出願された,特願平6−245813号による固体高分
子電解質型燃料電池の運転方法に開示されている方法で
ある。この方法は、単電池の運転温度を高めるか、単電
池に供給する反応ガスの加湿度を低くすることで、凝縮
水が単電池内に生成されることを防止する方法である
が、その欠点は、PE膜が乾燥されるのを防ぎつつ水が
適度に蒸発するようにするために、微妙な温度・湿度の
管理・調整が必要になることである。前記の項による
方法は、反応ガスを通流させる通流路(溝811A,溝
821Aなどである。)中を通流する反応ガスに発生す
る圧力降下を用いて、凝縮水を通流路から押し出して排
出する方法である。圧力降下値は、反応ガス通流路の断
面寸法,長さ寸法と反応ガスの流量によって定まり、圧
力降下値が大きいほど、凝縮水を排出する能力が増大さ
れる。この発明は、この項による方法に属するもので
あるから、以下に、この方法についてさらに説明を続け
る。
水素と酸素とを用いる初期の宇宙用燃料電池に用いられ
た。前記の項による方法は、例えば、同じ出願人より
出願された,特願平6−245813号による固体高分
子電解質型燃料電池の運転方法に開示されている方法で
ある。この方法は、単電池の運転温度を高めるか、単電
池に供給する反応ガスの加湿度を低くすることで、凝縮
水が単電池内に生成されることを防止する方法である
が、その欠点は、PE膜が乾燥されるのを防ぎつつ水が
適度に蒸発するようにするために、微妙な温度・湿度の
管理・調整が必要になることである。前記の項による
方法は、反応ガスを通流させる通流路(溝811A,溝
821Aなどである。)中を通流する反応ガスに発生す
る圧力降下を用いて、凝縮水を通流路から押し出して排
出する方法である。圧力降下値は、反応ガス通流路の断
面寸法,長さ寸法と反応ガスの流量によって定まり、圧
力降下値が大きいほど、凝縮水を排出する能力が増大さ
れる。この発明は、この項による方法に属するもので
あるから、以下に、この方法についてさらに説明を続け
る。
【0037】一般的な事例として、互いに並列に接続さ
れた複数の管路のそれぞれに、気体が互いに平行して通
流されている場合を考えることにする。そうして、この
中の1本が水によって閉塞された場合を考える。この場
合には、管路を閉塞している水に働く力は、毛管力,
気体から受ける圧力(前記の圧力降下値に等し
い。),重力の3種類が有る。項の毛管力f1 は、
公知のごとく、水の表面張力σと、水と管路の壁との間
の接触角φによって定まり、管路の半径がrのときは、
次記の「式3」で表すことができる。項の気体から受
ける圧力に基づき水に働く力f2 は、気体の圧力降下値
がΔps である場合には、管路の断面積をSと置くと、
公知のごとく、次記の「式4」で表すことができる。ま
た、項の重力に基づき水に働く力f3 は、管路中に滞
留している水の高さ寸法がhで、気体の通流方向が重力
の働く方向に対してなす角度がθである場合には、水の
密度をρ w とし、重力の加速度をgと置くと、公知のご
とく、次記の「式5」で表わすことができる。毛管力f
1 は管径に比例して大きくなるのであるが、重力に基づ
き水に働く力f3 が管径の2乗に比例して大きくなるの
で、一般に毛管現象と呼ばれる水の吸い上げ現象は、管
径が小さいほど顕著に現れることになる。
れた複数の管路のそれぞれに、気体が互いに平行して通
流されている場合を考えることにする。そうして、この
中の1本が水によって閉塞された場合を考える。この場
合には、管路を閉塞している水に働く力は、毛管力,
気体から受ける圧力(前記の圧力降下値に等し
い。),重力の3種類が有る。項の毛管力f1 は、
公知のごとく、水の表面張力σと、水と管路の壁との間
の接触角φによって定まり、管路の半径がrのときは、
次記の「式3」で表すことができる。項の気体から受
ける圧力に基づき水に働く力f2 は、気体の圧力降下値
がΔps である場合には、管路の断面積をSと置くと、
公知のごとく、次記の「式4」で表すことができる。ま
た、項の重力に基づき水に働く力f3 は、管路中に滞
留している水の高さ寸法がhで、気体の通流方向が重力
の働く方向に対してなす角度がθである場合には、水の
密度をρ w とし、重力の加速度をgと置くと、公知のご
とく、次記の「式5」で表わすことができる。毛管力f
1 は管径に比例して大きくなるのであるが、重力に基づ
き水に働く力f3 が管径の2乗に比例して大きくなるの
で、一般に毛管現象と呼ばれる水の吸い上げ現象は、管
径が小さいほど顕著に現れることになる。
【0038】
【数1】 f1 =2πrσ・cosφ ………………… (3)
【0039】
【数2】 f2 =SΔps …………………… (4)
【0040】
【数3】 f3 =ρw ghπr2 ・cosθ ………… (5) 管路を閉塞している水に働く力は、f1 ,f2 およびf
3 が総合されたものであり、この水が排出される条件
は、(f1 −f3 )<f2 となることであるから、次記
の「式6」で表わすことができる。
3 が総合されたものであり、この水が排出される条件
は、(f1 −f3 )<f2 となることであるから、次記
の「式6」で表わすことができる。
【0041】
【数4】
【0042】管路を閉塞している水の排出を容易にする
ために管路がとるべき姿勢に関しては、「式6」からc
osθ≒1になるようにすること、すなわち、θを零
〔度〕に設定することが好ましいことになる。前述のス
タック9の構成を、反応ガスが図10(a)中に矢印で
示したごとくに、それぞれのセパレータ81,82(セ
パレータ83,84の場合も同様である。)に形成され
たガス通流用の溝811A,821A中を、その供給側
を重力方向に関して上側に、その排出側を重力方向に関
して下側になるように配置したのはこの理由に基づいて
いるのである。
ために管路がとるべき姿勢に関しては、「式6」からc
osθ≒1になるようにすること、すなわち、θを零
〔度〕に設定することが好ましいことになる。前述のス
タック9の構成を、反応ガスが図10(a)中に矢印で
示したごとくに、それぞれのセパレータ81,82(セ
パレータ83,84の場合も同様である。)に形成され
たガス通流用の溝811A,821A中を、その供給側
を重力方向に関して上側に、その排出側を重力方向に関
して下側になるように配置したのはこの理由に基づいて
いるのである。
【0043】なお、前記した水保持力ヘッドpk は、こ
の発明においては、前記の「式3」と「式5」で定義さ
れたf1 とf3 とを用いて、「式7」によって示せるも
のである。
の発明においては、前記の「式3」と「式5」で定義さ
れたf1 とf3 とを用いて、「式7」によって示せるも
のである。
【0044】
【数5】 pk =f1 −f3 …………………………… (7)
【0045】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
る固体高分子電解質型燃料電池(スタック)において
は、例えば、前述のスタック9では、セパレータ81,
82などが持つ溝811A,821Aで発生する圧力降
下値Δps の値が、溝811A,821Aのそれぞれが
持つ水保持力ヘッドpk 値よりも大きくなるように設定
し、かつ、溝811A,821A形状および反応ガスの
流量を、前記の「式6」による関係が満足されるように
すると共に、溝811A,821Aに対して、重力方向
に関して上側から反応ガスが流入され、重力方向に関し
て下側から反応ガスが流出されるようにしているので、
多くの場合に、反応ガスの温度・湿度を微妙に管理・調
整することなく、スタック9の運転を行うことができて
いる。
る固体高分子電解質型燃料電池(スタック)において
は、例えば、前述のスタック9では、セパレータ81,
82などが持つ溝811A,821Aで発生する圧力降
下値Δps の値が、溝811A,821Aのそれぞれが
持つ水保持力ヘッドpk 値よりも大きくなるように設定
し、かつ、溝811A,821A形状および反応ガスの
流量を、前記の「式6」による関係が満足されるように
すると共に、溝811A,821Aに対して、重力方向
に関して上側から反応ガスが流入され、重力方向に関し
て下側から反応ガスが流出されるようにしているので、
多くの場合に、反応ガスの温度・湿度を微妙に管理・調
整することなく、スタック9の運転を行うことができて
いる。
【0046】しかしながら、次記する問題が新たに見出
されている。これは、セパレータ81,82の場合のご
とく、複数の溝811A,821Aのそれぞれに反応ガ
スが互いに平行して通流されている場合において、溝8
11A,821Aのそれぞれに通流される反応ガスの流
量を均等化するためには、全ての溝811A,821A
の壁面に付着された水滴も除去することが必要であると
いうことである。壁面に付着された水滴の存在は、反応
ガスに対する溝811A,821Aの実効通流面積が減
少されることであり、一部の溝811A,821Aの壁
面に水滴が付着されていることは、その溝の反応ガスの
実効通流面積が減少されることになるので、反応ガスの
流量の均等化が阻害されるのである。
されている。これは、セパレータ81,82の場合のご
とく、複数の溝811A,821Aのそれぞれに反応ガ
スが互いに平行して通流されている場合において、溝8
11A,821Aのそれぞれに通流される反応ガスの流
量を均等化するためには、全ての溝811A,821A
の壁面に付着された水滴も除去することが必要であると
いうことである。壁面に付着された水滴の存在は、反応
ガスに対する溝811A,821Aの実効通流面積が減
少されることであり、一部の溝811A,821Aの壁
面に水滴が付着されていることは、その溝の反応ガスの
実効通流面積が減少されることになるので、反応ガスの
流量の均等化が阻害されるのである。
【0047】この水滴は、過飽和水蒸気が凝縮された際
などに、壁面に付着されて生成された水滴などである。
そうして次記するように、スタック9などの従来技術に
よる構成においては、溝811A,821Aを完全に閉
塞する凝縮水に対してはこれを除去できるのであるが、
壁面に付着された前記の水滴を除去することはできない
ことが明らかにされてきたのである。このために、壁面
に水滴が付着された溝では、壁面に水滴が付着されてい
ない溝と比較して反応ガスの流量が低減されることにな
り、壁面に水滴が付着された溝に関しては、例えば燃料
ガス97に対する水素利用率値が、該当するセパレータ
における平均の水素利用率値に対して上昇することにな
るのである。そうして水素利用率値の上昇は、公知のご
とく、燃料電池セルにとっては、その発電電圧値が低下
することである。この結果、従来例のスタック9(また
は、これに用いられた単電池8)では、後記する図2中
に点線で示したごとく、低い電流密度値において、限界
値である0.2〔V〕の発電電圧値にまで低下してしま
うのである。
などに、壁面に付着されて生成された水滴などである。
そうして次記するように、スタック9などの従来技術に
よる構成においては、溝811A,821Aを完全に閉
塞する凝縮水に対してはこれを除去できるのであるが、
壁面に付着された前記の水滴を除去することはできない
ことが明らかにされてきたのである。このために、壁面
に水滴が付着された溝では、壁面に水滴が付着されてい
ない溝と比較して反応ガスの流量が低減されることにな
り、壁面に水滴が付着された溝に関しては、例えば燃料
ガス97に対する水素利用率値が、該当するセパレータ
における平均の水素利用率値に対して上昇することにな
るのである。そうして水素利用率値の上昇は、公知のご
とく、燃料電池セルにとっては、その発電電圧値が低下
することである。この結果、従来例のスタック9(また
は、これに用いられた単電池8)では、後記する図2中
に点線で示したごとく、低い電流密度値において、限界
値である0.2〔V〕の発電電圧値にまで低下してしま
うのである。
【0048】ところで、溝811A,821Aの壁面に
付着された水滴を除去しようとする場合には、溝811
A,821Aは凝縮水によっては閉塞されていないの
で、前記の「式4」に従うf2 は存在し得ないことにな
る。この水滴の除去に対して有効であるのは、前記の
「式5」に従うf3 と、溝811A,821A内を通流
する反応ガスに生じている公知の動圧Δpu である。
付着された水滴を除去しようとする場合には、溝811
A,821Aは凝縮水によっては閉塞されていないの
で、前記の「式4」に従うf2 は存在し得ないことにな
る。この水滴の除去に対して有効であるのは、前記の
「式5」に従うf3 と、溝811A,821A内を通流
する反応ガスに生じている公知の動圧Δpu である。
【0049】反応ガスの通流路の断面形状が円形である
場合を例にとると、円形管の場合の動圧Δpu は、公知
のごとく次記の「式8」で表わすことができる。
場合を例にとると、円形管の場合の動圧Δpu は、公知
のごとく次記の「式8」で表わすことができる。
【0050】
【数6】 Δpu =(λl/d)(ρg u2 /2)………(8) ここで、λは管の摩擦係数、lは管路の長さ、dは円形
管の直径、ρg は反応ガスの密度、uは反応ガスの流速
である。反応ガスの通流路の断面形状が長方形である場
合には、長方形の長辺の長さをa、長方形の短辺の長さ
をbとすると、「式8」におけるdとして、次記の「式
9」で表わされた相当直径dを用いることで、「式8」
をそのまま用いることができる。
管の直径、ρg は反応ガスの密度、uは反応ガスの流速
である。反応ガスの通流路の断面形状が長方形である場
合には、長方形の長辺の長さをa、長方形の短辺の長さ
をbとすると、「式8」におけるdとして、次記の「式
9」で表わされた相当直径dを用いることで、「式8」
をそのまま用いることができる。
【0051】
【数7】 d=4ab/〔2(a+b)〕 …………… (9) λに関しては、管路中を通流する反応ガスが層流状態に
在る場合には、νを反応ガスの動粘性係数とするとき、
λは、公知のごとく次記の「式10」で表わすことがで
きる。
在る場合には、νを反応ガスの動粘性係数とするとき、
λは、公知のごとく次記の「式10」で表わすことがで
きる。
【0052】
【数8】 λ=64/Re=64ν/(ud) …… (10) 「式10」を「式8」に代入して、動圧Δpu の関係式
を、円形管に関して「式11」に示すごとくに得ること
ができる。また、「式11」を長方形の断面形状を持つ
反応ガスの通流路に対応させて変換して、「式12」を
得ることができる。
を、円形管に関して「式11」に示すごとくに得ること
ができる。また、「式11」を長方形の断面形状を持つ
反応ガスの通流路に対応させて変換して、「式12」を
得ることができる。
【0053】
【数9】 Δpu =32νρg u(l/d2 ) …… (11)
【0054】
【数10】 Δpu =8πνρg l(u/S) …… (12) 「式11」,「式12」から明らかなように、反応ガス
が層流状態で管路中を通流する場合には、発生される動
圧Δpu は、反応ガスの流速と管路長とに比例し、管径
の2乗または管路の断面積に反比例する。溝811A,
821A内を通流する反応ガスは、ほとんどの場合に層
流状態であるので「式11」,「式12」が成立する。
このとき、壁面に付着された水滴を除去すべく動圧Δp
u の値を増大させる方法としては、次記の3通りが考え
られる。
が層流状態で管路中を通流する場合には、発生される動
圧Δpu は、反応ガスの流速と管路長とに比例し、管径
の2乗または管路の断面積に反比例する。溝811A,
821A内を通流する反応ガスは、ほとんどの場合に層
流状態であるので「式11」,「式12」が成立する。
このとき、壁面に付着された水滴を除去すべく動圧Δp
u の値を増大させる方法としては、次記の3通りが考え
られる。
【0055】反応ガスの流速uを増大する。 管路長lを長くする。 管路の相当直径dを短くする。(すなわち管路の断面
積Sを小さくする。) 前記の項の流速uを増大する方法は、反応ガスの供給
量を増大するか、前記の項による管路の相当直径dを
短くすることで、実現することが可能である。固体高分
子電解質型燃料電池(スタック)においては、供給され
る反応ガスの供給量は、スタックの発電効率に密接な関
係が有り、反応ガスの供給量が多くなるほど発電効率が
低下するので、反応ガスの供給量を増大する方法は好ま
しくない。また、前記の項の管路長lを長くする方法
では、従来の技術においては、長方形をした電極膜の長
辺の寸法がその限界長さとなっていた。これは、凝縮水
によって溝811A,821Aが閉塞されることを回避
するための前述した従来の対処方法に由来するものであ
り、凝縮水が溝811A,821A中を重力によって自
然落下することを可能にするためである。一定の電極膜
面積においては、電極膜の形状を細長くすることで、あ
る程度の管路長lの増大を図り得たとしても、大きな増
加量を得るには限度が有る。
積Sを小さくする。) 前記の項の流速uを増大する方法は、反応ガスの供給
量を増大するか、前記の項による管路の相当直径dを
短くすることで、実現することが可能である。固体高分
子電解質型燃料電池(スタック)においては、供給され
る反応ガスの供給量は、スタックの発電効率に密接な関
係が有り、反応ガスの供給量が多くなるほど発電効率が
低下するので、反応ガスの供給量を増大する方法は好ま
しくない。また、前記の項の管路長lを長くする方法
では、従来の技術においては、長方形をした電極膜の長
辺の寸法がその限界長さとなっていた。これは、凝縮水
によって溝811A,821Aが閉塞されることを回避
するための前述した従来の対処方法に由来するものであ
り、凝縮水が溝811A,821A中を重力によって自
然落下することを可能にするためである。一定の電極膜
面積においては、電極膜の形状を細長くすることで、あ
る程度の管路長lの増大を図り得たとしても、大きな増
加量を得るには限度が有る。
【0056】以上のことから、動圧Δpu の値を増大さ
せる方法としては、多くの場合に、前記の項による方
法が採用されてきている。この方法は同時に流速uを増
大できる効果も有る。溝811A,821Aの幅寸法や
深さ寸法を小さくすることで、管路の断面積Sを小さく
することはできる。しかし、この場合に流速uの増大に
関する制約条件になる事項として、互いに並列に接続さ
れた複数の溝811A,821Aのそれぞれに,反応ガ
スをいかに均等に分配して通流させることができるかと
いうことがある。すなわち、溝811A,821Aの幅
寸法や深さ寸法を小さくするに従って、加工誤差が原因
となって各溝間での断面積S値がばらつくことになり、
溝毎に分配される反応ガスが不均一となって、前述した
ところと同様の理由で燃料電池セル7の発電性能が低下
することになるからである。このために、反応ガスの均
等分配に関しては溝811A,821Aの断面積Sは大
きいことが望ましく、動圧Δpu 値を増大させる観点か
らだけの対処を押し進めることができないのである。
せる方法としては、多くの場合に、前記の項による方
法が採用されてきている。この方法は同時に流速uを増
大できる効果も有る。溝811A,821Aの幅寸法や
深さ寸法を小さくすることで、管路の断面積Sを小さく
することはできる。しかし、この場合に流速uの増大に
関する制約条件になる事項として、互いに並列に接続さ
れた複数の溝811A,821Aのそれぞれに,反応ガ
スをいかに均等に分配して通流させることができるかと
いうことがある。すなわち、溝811A,821Aの幅
寸法や深さ寸法を小さくするに従って、加工誤差が原因
となって各溝間での断面積S値がばらつくことになり、
溝毎に分配される反応ガスが不均一となって、前述した
ところと同様の理由で燃料電池セル7の発電性能が低下
することになるからである。このために、反応ガスの均
等分配に関しては溝811A,821Aの断面積Sは大
きいことが望ましく、動圧Δpu 値を増大させる観点か
らだけの対処を押し進めることができないのである。
【0057】こうした制約が有るために、例えば、セパ
レータ81,82のごとき、従来技術によるスタックが
有するセパレータの構造であっては、溝811A,82
1Aを完全に閉塞した凝縮水を除去するのに十分な値
の、すなわち、前記の「式7」による水保持力ヘッドp
k 値を十分に越える値の圧力降下Δps を発生すること
ができても、全ての溝811A,821Aの壁面に付着
された水滴を除去することが可能な十分な値の動圧Δp
u 値が得られるほどには、反応ガスの流速を大きくする
ことが不可能であることが明らかになったのである。
レータ81,82のごとき、従来技術によるスタックが
有するセパレータの構造であっては、溝811A,82
1Aを完全に閉塞した凝縮水を除去するのに十分な値
の、すなわち、前記の「式7」による水保持力ヘッドp
k 値を十分に越える値の圧力降下Δps を発生すること
ができても、全ての溝811A,821Aの壁面に付着
された水滴を除去することが可能な十分な値の動圧Δp
u 値が得られるほどには、反応ガスの流速を大きくする
ことが不可能であることが明らかになったのである。
【0058】この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、その目的は、セパレータが有す
る燃料ガスおよび酸化剤ガスを通流させる通流路の壁面
に付着した水滴の除去を可能とする固体高分子電解質型
燃料電池を提供することにある。
みなされたものであり、その目的は、セパレータが有す
る燃料ガスおよび酸化剤ガスを通流させる通流路の壁面
に付着した水滴の除去を可能とする固体高分子電解質型
燃料電池を提供することにある。
【0059】
【課題を解決するための手段】この発明では前述の目的
は、 1)シート状の固体高分子電解質材の電解質膜と,その
両主面のそれぞれに接合された燃料電極膜および酸化剤
電極膜とを有し,燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受
けて直流電力を発生する燃料電池セルと、燃料電池セル
の両主面のそれぞれに対向させて配置されたセパレータ
とを備え、セパレータは、燃料電池セルに供給される前
記のガスがセパレータに流入される流入口と、前記のガ
スがセパレータから流出される流出口と、セパレータの
燃料電池セルと対向される側の面に沿って形成されて前
記のガスを通流させると共に,前記の流入口および流出
口に連通された通流路とを有し、この通流路は、前記の
ガスを通流路に通流させる際に発生する圧力降下値が、
通流路が持つ水保持力ヘッド値よりも大きくなるように
設定されてなる、固体高分子電解質型燃料電池(スタッ
ク)において、セパレータは、燃料電池セルに対向する
面に対してほぼ直交し,しかも,互いにほぼ平行する一
対の端面を有し、前記の通流路はこの端面にほぼ直交さ
れる関係で複数が互いにほぼ平行されて形成された部分
通流路を主体として形成され、これ等の部分通流路を、
前記のガスの通流に関して互いに直列に接続された部分
を有して前記の流入口および流出口に連通されてなる構
成とすることにより、達成される。
は、 1)シート状の固体高分子電解質材の電解質膜と,その
両主面のそれぞれに接合された燃料電極膜および酸化剤
電極膜とを有し,燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受
けて直流電力を発生する燃料電池セルと、燃料電池セル
の両主面のそれぞれに対向させて配置されたセパレータ
とを備え、セパレータは、燃料電池セルに供給される前
記のガスがセパレータに流入される流入口と、前記のガ
スがセパレータから流出される流出口と、セパレータの
燃料電池セルと対向される側の面に沿って形成されて前
記のガスを通流させると共に,前記の流入口および流出
口に連通された通流路とを有し、この通流路は、前記の
ガスを通流路に通流させる際に発生する圧力降下値が、
通流路が持つ水保持力ヘッド値よりも大きくなるように
設定されてなる、固体高分子電解質型燃料電池(スタッ
ク)において、セパレータは、燃料電池セルに対向する
面に対してほぼ直交し,しかも,互いにほぼ平行する一
対の端面を有し、前記の通流路はこの端面にほぼ直交さ
れる関係で複数が互いにほぼ平行されて形成された部分
通流路を主体として形成され、これ等の部分通流路を、
前記のガスの通流に関して互いに直列に接続された部分
を有して前記の流入口および流出口に連通されてなる構
成とすることにより、達成される。
【0060】そうして、この構成とすることにより、ス
タックに供給される反応ガスの量を同一とした条件にお
いては、通流路の断面積を同一のままでn本の通流路を
直列に接続したとすれば、通流路の長さ(前記の「式
8」における管路長さlである。)と、通流路内の反応
ガスの流速uが共にn倍になる。このことから前記の
「式11」,「式12」を用いると、動圧Δpu をn2
倍にできることになる。
タックに供給される反応ガスの量を同一とした条件にお
いては、通流路の断面積を同一のままでn本の通流路を
直列に接続したとすれば、通流路の長さ(前記の「式
8」における管路長さlである。)と、通流路内の反応
ガスの流速uが共にn倍になる。このことから前記の
「式11」,「式12」を用いると、動圧Δpu をn2
倍にできることになる。
【0061】また、前記において、反応ガスの量を同一
のままで通流路の断面積をn1/2 倍にしたとしても、
「式11」,「式12」からΔpu をn倍にすることが
でき、かつ、流速uをn1/2 倍にすることができること
になる。このように、この発明を適用することで、通流
路の断面積S,反応ガスの流速uおよび動圧Δpu を同
時に増大することが可能となるのである。
のままで通流路の断面積をn1/2 倍にしたとしても、
「式11」,「式12」からΔpu をn倍にすることが
でき、かつ、流速uをn1/2 倍にすることができること
になる。このように、この発明を適用することで、通流
路の断面積S,反応ガスの流速uおよび動圧Δpu を同
時に増大することが可能となるのである。
【0062】2)また、前記1項に記載の手段におい
て、セパレータが有する複数の部分通流路を、燃料電池
セルに供給される燃料ガスおよび酸化剤ガスがセパレー
タに流入される流入口と,前記のガスがセパレータから
流出される流出口との間に、その全てが互いに直列に接
続されて連通されてなる構成とすることにより、達成さ
れる。
て、セパレータが有する複数の部分通流路を、燃料電池
セルに供給される燃料ガスおよび酸化剤ガスがセパレー
タに流入される流入口と,前記のガスがセパレータから
流出される流出口との間に、その全てが互いに直列に接
続されて連通されてなる構成とすることにより、達成さ
れる。
【0063】そうして、この構成とすることにより、前
記1項による作用と同一の作用を得ることが可能である
と共に、全ての部分通流路は反応ガスの通流に関して直
列に接続されているので、個々の部分通流路に断面積の
不同が存在したとしても、反応ガスは全ての部分通流路
に均等に通流することが可能となるのである。 3)また、前記1項に記載の手段において、セパレータ
が有する複数の部分通流路は、燃料電池セルに供給され
る燃料ガスおよび酸化剤ガスがセパレータに流入される
流入口と,前記のガスがセパレータから流出される流出
口との間に、その一部の複数が互いに直列に接続された
直列接続群を複数形成し、この部分通流路の直列接続群
は、互いに並列となる相互関係とされて、流入口と流出
口とにそれぞれ連通されてなる構成とすることにより達
成される。
記1項による作用と同一の作用を得ることが可能である
と共に、全ての部分通流路は反応ガスの通流に関して直
列に接続されているので、個々の部分通流路に断面積の
不同が存在したとしても、反応ガスは全ての部分通流路
に均等に通流することが可能となるのである。 3)また、前記1項に記載の手段において、セパレータ
が有する複数の部分通流路は、燃料電池セルに供給され
る燃料ガスおよび酸化剤ガスがセパレータに流入される
流入口と,前記のガスがセパレータから流出される流出
口との間に、その一部の複数が互いに直列に接続された
直列接続群を複数形成し、この部分通流路の直列接続群
は、互いに並列となる相互関係とされて、流入口と流出
口とにそれぞれ連通されてなる構成とすることにより達
成される。
【0064】そうして、この構成とすることにより、前
記1項による作用と同一の作用を得ることが可能である
と共に、広い面積の電極膜を有するために、前記2項に
よる構成としたのでは、前記のガスを供給するための圧
力が過大となる場合などに適用して有用な構成である。 4)また、シート状の固体高分子電解質材の電解質膜
と,その両主面のそれぞれに接合された燃料電極膜およ
び酸化剤電極膜とを有し,燃料ガスおよび酸化剤ガスの
供給を受けて直流電力を発生する燃料電池セルと、燃料
電池セルの両主面のそれぞれに対向させて配置されたセ
パレータとを備え、セパレータは、燃料電池セルに供給
される前記のガスがセパレータに流入される流入口と、
前記のガスがセパレータから流出される流出口と、セパ
レータの燃料電池セルと対向される側の面に沿って形成
されて前記のガスを通流させると共に,前記の流入口お
よび流出口に連通された通流路とを有し、この通流路
は、前記のガスを通流路に通流させる際に発生する圧力
降下値が、通流路が持つ水保持力ヘッド値よりも大きく
なるように設定されてなる、固体高分子電解質型燃料電
池において、セパレータが有する通流路を、流入口およ
び流出口の内の一方を囲むようにして,しかも,前記の
ガスの通流に関して連続させて形成し、この通流路の一
方の端部を、流入口および流出口の内の一方に接続し、
この通流路の他方の端部を、通流路が形成された領域の
外側に形成された流入口および流出口の内の他方に接続
されてなる構成とすることにより、達成される。
記1項による作用と同一の作用を得ることが可能である
と共に、広い面積の電極膜を有するために、前記2項に
よる構成としたのでは、前記のガスを供給するための圧
力が過大となる場合などに適用して有用な構成である。 4)また、シート状の固体高分子電解質材の電解質膜
と,その両主面のそれぞれに接合された燃料電極膜およ
び酸化剤電極膜とを有し,燃料ガスおよび酸化剤ガスの
供給を受けて直流電力を発生する燃料電池セルと、燃料
電池セルの両主面のそれぞれに対向させて配置されたセ
パレータとを備え、セパレータは、燃料電池セルに供給
される前記のガスがセパレータに流入される流入口と、
前記のガスがセパレータから流出される流出口と、セパ
レータの燃料電池セルと対向される側の面に沿って形成
されて前記のガスを通流させると共に,前記の流入口お
よび流出口に連通された通流路とを有し、この通流路
は、前記のガスを通流路に通流させる際に発生する圧力
降下値が、通流路が持つ水保持力ヘッド値よりも大きく
なるように設定されてなる、固体高分子電解質型燃料電
池において、セパレータが有する通流路を、流入口およ
び流出口の内の一方を囲むようにして,しかも,前記の
ガスの通流に関して連続させて形成し、この通流路の一
方の端部を、流入口および流出口の内の一方に接続し、
この通流路の他方の端部を、通流路が形成された領域の
外側に形成された流入口および流出口の内の他方に接続
されてなる構成とすることにより、達成される。
【0065】前記1項〜3項で記述した作用は、その作
用が生じ得た理由から、前記1項〜3項による構成を持
つ通流路のみに限って得られるものでは無い。前記1項
〜3項による構成によらない構成を持つ通流路を対象と
して前記1項,2項で記述した作用を得ることで、この
発明の前述の目的を達成しようとするのが、この4項に
よる手段である。
用が生じ得た理由から、前記1項〜3項による構成を持
つ通流路のみに限って得られるものでは無い。前記1項
〜3項による構成によらない構成を持つ通流路を対象と
して前記1項,2項で記述した作用を得ることで、この
発明の前述の目的を達成しようとするのが、この4項に
よる手段である。
【0066】5)さらにまた、前記4項に記載の手段に
おいて、セパレータは、燃料電池セルに供給される燃料
ガスおよび酸化剤ガスがセパレータに流入される流入口
を通流路が形成された領域の外側に形成し、前記のガス
がセパレータから流出される流出口を通流路が形成され
た領域の中央部に形成してなる構成とすることにより、
達成される。
おいて、セパレータは、燃料電池セルに供給される燃料
ガスおよび酸化剤ガスがセパレータに流入される流入口
を通流路が形成された領域の外側に形成し、前記のガス
がセパレータから流出される流出口を通流路が形成され
た領域の中央部に形成してなる構成とすることにより、
達成される。
【0067】そうして、この構成の場合においては、セ
パレータ内を通流する前記のガスは、同一の単位燃料電
池内においては相対的に温度が高くなる内部に入りなが
ら通流し、相対的に最も高温となる単位燃料電池の中心
部の付近から排出されることになる。このために、この
構成とすることにより、前記1項,2項,4項による作
用と同一の作用を得ることが可能であると共に、前記の
ガスが通流しつつ順次昇温されることで、過飽和になる
ことによる凝縮水の生成度合を低減することも可能とな
るのである。
パレータ内を通流する前記のガスは、同一の単位燃料電
池内においては相対的に温度が高くなる内部に入りなが
ら通流し、相対的に最も高温となる単位燃料電池の中心
部の付近から排出されることになる。このために、この
構成とすることにより、前記1項,2項,4項による作
用と同一の作用を得ることが可能であると共に、前記の
ガスが通流しつつ順次昇温されることで、過飽和になる
ことによる凝縮水の生成度合を低減することも可能とな
るのである。
【0068】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。 実施例1;図1は、請求項1,2に対応するこの発明の
一実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備えるセ
パレータの要部を模式的に示して前記の図9の場合と同
一の方向から見た図である。図1において、図8,図9
に示した従来例による固体高分子電解質型燃料電池が備
えるセパレータと同一部分には同じ符号を付し、その説
明を省略する。なお、図1中には、図8,図9で付した
符号については、代表的な符号のみを記した。なおま
た、図1中には、図8,図9中に示されているガスシー
ル体73を収納するための溝829は、その図示が省略
されている。このことは、後記される図3〜図7につい
ても同様であることを予め付記しておく。
を参照して詳細に説明する。 実施例1;図1は、請求項1,2に対応するこの発明の
一実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備えるセ
パレータの要部を模式的に示して前記の図9の場合と同
一の方向から見た図である。図1において、図8,図9
に示した従来例による固体高分子電解質型燃料電池が備
えるセパレータと同一部分には同じ符号を付し、その説
明を省略する。なお、図1中には、図8,図9で付した
符号については、代表的な符号のみを記した。なおま
た、図1中には、図8,図9中に示されているガスシー
ル体73を収納するための溝829は、その図示が省略
されている。このことは、後記される図3〜図7につい
ても同様であることを予め付記しておく。
【0069】図1において、1は、図8,図9に示した
従来例によるセパレータ82に対して、マニホールド8
23Aの使用を止め、貫通穴825A,826Aを図示
のごとくに直接に、酸化剤ガス98(図示を省略し
た。)を通流させる部分通流路である凹状の溝821A
に連通させて形成したセパレータである。セパレータ1
が複数有する溝821Aの相互間は、溝821Aと同一
の断面形状をした溝11Aによって、酸化剤ガス98の
通流に関して互いに直列に接続されている。セパレータ
1が有する貫通穴825B,826Bは、図示を省略し
た溝821Bに連通されているのであるが、これ等のセ
パレータ1が複数有する溝821Bは、従来例のセパレ
ータ82の場合とは異なり、貫通穴825Bと貫通穴8
26Bとの間に、熱媒99の通流に関して互いに直列に
接続されている。
従来例によるセパレータ82に対して、マニホールド8
23Aの使用を止め、貫通穴825A,826Aを図示
のごとくに直接に、酸化剤ガス98(図示を省略し
た。)を通流させる部分通流路である凹状の溝821A
に連通させて形成したセパレータである。セパレータ1
が複数有する溝821Aの相互間は、溝821Aと同一
の断面形状をした溝11Aによって、酸化剤ガス98の
通流に関して互いに直列に接続されている。セパレータ
1が有する貫通穴825B,826Bは、図示を省略し
た溝821Bに連通されているのであるが、これ等のセ
パレータ1が複数有する溝821Bは、従来例のセパレ
ータ82の場合とは異なり、貫通穴825Bと貫通穴8
26Bとの間に、熱媒99の通流に関して互いに直列に
接続されている。
【0070】この溝間の相互接続に関しては、セパレー
タ1における溝821Aの相互接続関係と同様である。
なお、燃料ガス97を通流させる,従来例のセパレータ
81に対応するこの発明になるセパレータは、その図示
を省略したが、セパレータ1と基本的に同形である。そ
うして、この燃料ガス97を通流させるセパレータは、
貫通穴825B,826Bと、これに連通される熱媒9
9を通流させる通流路が、セパレータ1の場合に対して
面対称となる部位に形成されることのみが異なることに
なる。
タ1における溝821Aの相互接続関係と同様である。
なお、燃料ガス97を通流させる,従来例のセパレータ
81に対応するこの発明になるセパレータは、その図示
を省略したが、セパレータ1と基本的に同形である。そ
うして、この燃料ガス97を通流させるセパレータは、
貫通穴825B,826Bと、これに連通される熱媒9
9を通流させる通流路が、セパレータ1の場合に対して
面対称となる部位に形成されることのみが異なることに
なる。
【0071】これ等のセパレータは、その図示を省略し
た燃料電池セル7と組み合わされて、この発明になるそ
の図示を省略した単位燃料電池(単電池)を構成し、さ
らに、この単電池の複数個を積層することによって、こ
の発明になるその図示を省略した固体高分子電解質型燃
料電池(スタック)を構成することは、従来例のセパレ
ータ81,82などを用いた,従来例の単電池8,従来
例のスタック9などの場合と同様である。
た燃料電池セル7と組み合わされて、この発明になるそ
の図示を省略した単位燃料電池(単電池)を構成し、さ
らに、この単電池の複数個を積層することによって、こ
の発明になるその図示を省略した固体高分子電解質型燃
料電池(スタック)を構成することは、従来例のセパレ
ータ81,82などを用いた,従来例の単電池8,従来
例のスタック9などの場合と同様である。
【0072】そうして、セパレータ1では、従来例と同
一の50〔cm2 〕の電極面積を持つ図示を省略した酸
化剤電極膜7Bに対して、1.4〔Nrm3 /min〕
の酸化剤ガス98としての空気を供給する。酸化剤電極
膜7Bの外形寸法は、71〔mm〕×71〔mm〕、溝
821Aの断面寸法は、幅が2.0〔mm〕,深さが
1.2〔mm〕で、従来例のセパレータ82が持つ溝8
21Aよりもその断面積が増大されている。セパレータ
1が持つ溝821Aの本数は従来例と同一の22本であ
り、溝11Aを含むその総延長は1.6〔m〕である。
前記の空気は、溝821A,11A中を15〔m/s〕
という従来例の場合よりも高速の流速で通流するので、
約5〔kPa〕の動圧Δpu が得られている。
一の50〔cm2 〕の電極面積を持つ図示を省略した酸
化剤電極膜7Bに対して、1.4〔Nrm3 /min〕
の酸化剤ガス98としての空気を供給する。酸化剤電極
膜7Bの外形寸法は、71〔mm〕×71〔mm〕、溝
821Aの断面寸法は、幅が2.0〔mm〕,深さが
1.2〔mm〕で、従来例のセパレータ82が持つ溝8
21Aよりもその断面積が増大されている。セパレータ
1が持つ溝821Aの本数は従来例と同一の22本であ
り、溝11Aを含むその総延長は1.6〔m〕である。
前記の空気は、溝821A,11A中を15〔m/s〕
という従来例の場合よりも高速の流速で通流するので、
約5〔kPa〕の動圧Δpu が得られている。
【0073】セパレータ1と組み合わされて図示を省略
した燃料ガス97を通流させる,その図示を省略したセ
パレータは、酸化剤電極膜7Bと同様の50〔cm2 〕
の電極面積を持つ,図示を省略した燃料電極膜7Aに対
して、0.17〔Nrm3 /min〕の燃料ガス97と
しての純水素を供給する。燃料電極膜7Aの外形寸法
も、酸化剤電極膜7Bと同一の71〔mm〕×71〔m
m〕であり、燃料ガス97を通流させる溝811A(図
示を省略した。)の断面寸法は、幅が2.0〔mm〕,
深さが0.6〔mm〕であり、セパレータ1が持つ溝8
21Aよりもその深さは浅くしている。前記の純水素
は、溝811Aと、溝811Aの相互間を接続する溝1
1Aと同様の溝との中を3〔m/s〕の流速で通流する
ことで、約1.6〔kPa〕の動圧Δpu が得られる。
この値は、セパレータ1における空気に関する値より
も、流速,動圧の両者とも小さい値ではあるが、燃料電
池セル7で水分が生成されるのは、前記の「2式」で示
されているように、主として酸化剤電極膜7B側である
こと、および、水素濃度が十分に高いことから、全く問
題とはならないのである。
した燃料ガス97を通流させる,その図示を省略したセ
パレータは、酸化剤電極膜7Bと同様の50〔cm2 〕
の電極面積を持つ,図示を省略した燃料電極膜7Aに対
して、0.17〔Nrm3 /min〕の燃料ガス97と
しての純水素を供給する。燃料電極膜7Aの外形寸法
も、酸化剤電極膜7Bと同一の71〔mm〕×71〔m
m〕であり、燃料ガス97を通流させる溝811A(図
示を省略した。)の断面寸法は、幅が2.0〔mm〕,
深さが0.6〔mm〕であり、セパレータ1が持つ溝8
21Aよりもその深さは浅くしている。前記の純水素
は、溝811Aと、溝811Aの相互間を接続する溝1
1Aと同様の溝との中を3〔m/s〕の流速で通流する
ことで、約1.6〔kPa〕の動圧Δpu が得られる。
この値は、セパレータ1における空気に関する値より
も、流速,動圧の両者とも小さい値ではあるが、燃料電
池セル7で水分が生成されるのは、前記の「2式」で示
されているように、主として酸化剤電極膜7B側である
こと、および、水素濃度が十分に高いことから、全く問
題とはならないのである。
【0074】前記の構成を持つセパレータを備えたこの
発明になるスタックは、22本の全ての溝811A,8
21Aが反応ガスの通流に関して直列に接続されてい
る。このことにより、まず、反応ガスの通流路の長さ
(前記の「式8」における管路長さlである。)と、通
流路内の反応ガスの流速が共に増大される。これによ
り、前記の「式12」から動圧Δpu を大幅に増大でき
る(因みに、従来例の場合の一般的な動圧Δpu の値
は、0.04〔kPa〕程度である。)ことで、通流路
の壁面に付着された水滴をこの大きな動圧Δpu によっ
て除去することが可能となる。したがって、従来例にお
いて存在していた壁面に水滴が付着されることで反応ガ
スの通流路の実効通流面積が減少されるという問題が解
消されることになる。
発明になるスタックは、22本の全ての溝811A,8
21Aが反応ガスの通流に関して直列に接続されてい
る。このことにより、まず、反応ガスの通流路の長さ
(前記の「式8」における管路長さlである。)と、通
流路内の反応ガスの流速が共に増大される。これによ
り、前記の「式12」から動圧Δpu を大幅に増大でき
る(因みに、従来例の場合の一般的な動圧Δpu の値
は、0.04〔kPa〕程度である。)ことで、通流路
の壁面に付着された水滴をこの大きな動圧Δpu によっ
て除去することが可能となる。したがって、従来例にお
いて存在していた壁面に水滴が付着されることで反応ガ
スの通流路の実効通流面積が減少されるという問題が解
消されることになる。
【0075】また、酸化剤ガス98の全ての溝821A
が直列に接続されていることで、これ等の溝には同一流
量の反応ガスが通流される(燃料ガス97に対する溝8
11Aに関しても溝821Aの場合と全く同一であ
る。)。これにより、個々のこれ等の溝に加工精度,壁
面への水滴の付着などが原因で反応ガスの通流断面積の
不同が存在していたとしても、従来例において存在して
いた,個々の溝に対する反応ガスの不均等な分配という
問題も解消されることになるのである。さらにまた、反
応ガスが分路されないことで、反応ガスの通流路の断面
寸法を増大したとしても、反応ガスの流速として所望の
大きな値が得られるので、反応ガスの通流路の断面寸法
に関する加工精度の問題が軽減されることにもなるので
ある。
が直列に接続されていることで、これ等の溝には同一流
量の反応ガスが通流される(燃料ガス97に対する溝8
11Aに関しても溝821Aの場合と全く同一であ
る。)。これにより、個々のこれ等の溝に加工精度,壁
面への水滴の付着などが原因で反応ガスの通流断面積の
不同が存在していたとしても、従来例において存在して
いた,個々の溝に対する反応ガスの不均等な分配という
問題も解消されることになるのである。さらにまた、反
応ガスが分路されないことで、反応ガスの通流路の断面
寸法を増大したとしても、反応ガスの流速として所望の
大きな値が得られるので、反応ガスの通流路の断面寸法
に関する加工精度の問題が軽減されることにもなるので
ある。
【0076】これ等の結果、前記の構成を持つセパレー
タを備えたこの発明になる単電池では、その発生電圧値
を図2に示すごとくに向上させることができるのであ
る。ここで図2は、実施例1によるこの発明になる固体
高分子電解質型燃料電池の単位燃料電池の発電電圧の測
定例を、従来例の場合と比較して示すグラフである。図
2において、実線は、実施例1による場合を示し、点線
は、従来例の単電池8の場合を示している。なおこの測
定は、両者共、水素利用率が80〔%〕,空気利用率が
20〔%〕,水素および空気の供給圧力は共に0.1
〔MPa〕の条件で実施されたものである。図2におい
て、従来例の場合には、一部の溝811A,821Aの
壁面に水滴が付着されることで、これ等の溝に通流する
反応ガスの分配が不均等になるために、低い電流密度値
で限界値である0.2〔V〕の発電電圧値に低下してい
る。これに対してこの発明の場合には、前記したところ
により反応ガスの不均等分配が発生しないので、その発
電電圧値が限界値である0.2〔V〕となる点の電流密
度値を増大することができているのである。
タを備えたこの発明になる単電池では、その発生電圧値
を図2に示すごとくに向上させることができるのであ
る。ここで図2は、実施例1によるこの発明になる固体
高分子電解質型燃料電池の単位燃料電池の発電電圧の測
定例を、従来例の場合と比較して示すグラフである。図
2において、実線は、実施例1による場合を示し、点線
は、従来例の単電池8の場合を示している。なおこの測
定は、両者共、水素利用率が80〔%〕,空気利用率が
20〔%〕,水素および空気の供給圧力は共に0.1
〔MPa〕の条件で実施されたものである。図2におい
て、従来例の場合には、一部の溝811A,821Aの
壁面に水滴が付着されることで、これ等の溝に通流する
反応ガスの分配が不均等になるために、低い電流密度値
で限界値である0.2〔V〕の発電電圧値に低下してい
る。これに対してこの発明の場合には、前記したところ
により反応ガスの不均等分配が発生しないので、その発
電電圧値が限界値である0.2〔V〕となる点の電流密
度値を増大することができているのである。
【0077】なおまた、前記の構成を持つセパレータを
備えたこの発明になるスタックは、前記したように溝8
11A,821Aの壁面に付着された水滴を除去できる
ので、当然のことながら前記の「式7」による水保持力
ヘッドpk 値を越えたΔps値が得られるので、溝81
1A,821A内に前述の凝縮水が滞留されるというこ
とは発生しない。したがって、このスタックでは、従来
例のスタック9などが行っていた、溝811A,821
Aを重力方向に沿って配置しなければならないという制
約を課されることは無くなることになる。このために、
このスタックでは、いかなる姿勢で設置されても何等支
障は無く、例えば、単電池の積層方向を重力方向に沿っ
て配置しても良いものである。これによって、スタック
の設置面積を縮小することも可能となるのである。
備えたこの発明になるスタックは、前記したように溝8
11A,821Aの壁面に付着された水滴を除去できる
ので、当然のことながら前記の「式7」による水保持力
ヘッドpk 値を越えたΔps値が得られるので、溝81
1A,821A内に前述の凝縮水が滞留されるというこ
とは発生しない。したがって、このスタックでは、従来
例のスタック9などが行っていた、溝811A,821
Aを重力方向に沿って配置しなければならないという制
約を課されることは無くなることになる。このために、
このスタックでは、いかなる姿勢で設置されても何等支
障は無く、例えば、単電池の積層方向を重力方向に沿っ
て配置しても良いものである。これによって、スタック
の設置面積を縮小することも可能となるのである。
【0078】実施例2;図3は、請求項1,2に対応す
るこの発明の異なる実施例による固体高分子電解質型燃
料電池が備えるセパレータの要部を模式的に示して前記
の図9の場合と同一の方向から見た図である。図3にお
いて、図1に示した請求項1,2に対応するこの発明の
一実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備えるセ
パレータ、および、図8,図9に示した従来例による固
体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレータと同一部
分には同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、図
3中には、図8,図9で付した符号については、代表的
な符号のみを記した。
るこの発明の異なる実施例による固体高分子電解質型燃
料電池が備えるセパレータの要部を模式的に示して前記
の図9の場合と同一の方向から見た図である。図3にお
いて、図1に示した請求項1,2に対応するこの発明の
一実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備えるセ
パレータ、および、図8,図9に示した従来例による固
体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレータと同一部
分には同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、図
3中には、図8,図9で付した符号については、代表的
な符号のみを記した。
【0079】図3において、2は、図1に示したこの発
明によるセパレータ1に対して、貫通穴825A,82
6A,827A,828A,825Bおよび826B
(これ等の6個の貫通穴を総称して実施例2の説明のな
かでは、以降、前記の貫通穴825A等と記すことにす
る。)が形成される位置などを変更したセパレータであ
る。セパレータ1における貫通穴825A,826A,
827A,828Aの形成位置は、従来例のセパレータ
82などにおける貫通穴825A,826A,827
A,828Aの形成位置を踏襲したものである。そうし
て、従来例のセパレータ82などにおける貫通穴825
A,826A,827A,828Aの形成位置は、マニ
ホールド823Aを介して行う各溝811A,821A
への反応ガスの分配を均等化するための必要性から定め
られたものである。
明によるセパレータ1に対して、貫通穴825A,82
6A,827A,828A,825Bおよび826B
(これ等の6個の貫通穴を総称して実施例2の説明のな
かでは、以降、前記の貫通穴825A等と記すことにす
る。)が形成される位置などを変更したセパレータであ
る。セパレータ1における貫通穴825A,826A,
827A,828Aの形成位置は、従来例のセパレータ
82などにおける貫通穴825A,826A,827
A,828Aの形成位置を踏襲したものである。そうし
て、従来例のセパレータ82などにおける貫通穴825
A,826A,827A,828Aの形成位置は、マニ
ホールド823Aを介して行う各溝811A,821A
への反応ガスの分配を均等化するための必要性から定め
られたものである。
【0080】しかしながら、マニホールド823Aを使
用しないこの発明になるセパレータにおいては、貫通穴
825A,826A,827A,828Aの形成位置の
いかんに関わらず、実施例1において説明した,個々の
溝に対する反応ガスの不均等な分配の問題が解消される
という特長は維持できるものである。セパレータ2にお
けるこれ等の貫通穴の形成位置の見直しは、このことに
着目して行われたものである。すなわち、セパレータ2
においては、図1と図3とを対比することで確認できる
ことではあるが、前記の貫通穴825A等に隣接される
部位の溝811A,821Aの反応ガス通流方向の長さ
を、セパレータ1の場合よりも多少短縮させている。ま
た、このことによって、前記の貫通穴825A等に隣接
されていない部位に存在する溝11Aと,セパレータ2
の端面82d,82eとの間隔を極力短縮したものとし
ているのである。これら図1によるセパレータ1とは異
なっているセパレータ2が持つ形状・寸法について、セ
パレータ1を見直すという立場から以下に説明する。
用しないこの発明になるセパレータにおいては、貫通穴
825A,826A,827A,828Aの形成位置の
いかんに関わらず、実施例1において説明した,個々の
溝に対する反応ガスの不均等な分配の問題が解消される
という特長は維持できるものである。セパレータ2にお
けるこれ等の貫通穴の形成位置の見直しは、このことに
着目して行われたものである。すなわち、セパレータ2
においては、図1と図3とを対比することで確認できる
ことではあるが、前記の貫通穴825A等に隣接される
部位の溝811A,821Aの反応ガス通流方向の長さ
を、セパレータ1の場合よりも多少短縮させている。ま
た、このことによって、前記の貫通穴825A等に隣接
されていない部位に存在する溝11Aと,セパレータ2
の端面82d,82eとの間隔を極力短縮したものとし
ているのである。これら図1によるセパレータ1とは異
なっているセパレータ2が持つ形状・寸法について、セ
パレータ1を見直すという立場から以下に説明する。
【0081】まず、前記の貫通穴825A等に隣接され
ていない部位に存在する溝11Aと,セパレータ2の端
面82d,82eとの間隔寸法は、例えば、縁部82
f,図示を省略した溝829などの形成を考慮して定め
られる。前記の貫通穴825A等が形成される位置は、
かくして定められた端面82d,82eの位置を基にし
て、例えば、溝827Aなどの形成、管用めねじ付きの
貫通穴931に対する反応ガス用の配管の接続作業や,
熱媒99用の配管接続体991の装着作業などの実施等
を考慮して定められる。前記の貫通穴825A等に隣接
される部位の溝811A,821Aの端部や,溝11A
が形成される位置は、前記の貫通穴825A等の位置を
基にして、縁部82f,溝829、およびいずれも図示
を省略した溝827A,管用めねじ付きの貫通穴931
などの形成等を考慮して定められるのである。そうし
て、これ等と関連させて、縁部82fの形成位置が定め
られ、この縁部82fの形成位置に合わせて、共に図示
を省略した燃料電極膜7A,酸化剤電極膜7Bの平面形
状と、その寸法が見直されることになるのである。
ていない部位に存在する溝11Aと,セパレータ2の端
面82d,82eとの間隔寸法は、例えば、縁部82
f,図示を省略した溝829などの形成を考慮して定め
られる。前記の貫通穴825A等が形成される位置は、
かくして定められた端面82d,82eの位置を基にし
て、例えば、溝827Aなどの形成、管用めねじ付きの
貫通穴931に対する反応ガス用の配管の接続作業や,
熱媒99用の配管接続体991の装着作業などの実施等
を考慮して定められる。前記の貫通穴825A等に隣接
される部位の溝811A,821Aの端部や,溝11A
が形成される位置は、前記の貫通穴825A等の位置を
基にして、縁部82f,溝829、およびいずれも図示
を省略した溝827A,管用めねじ付きの貫通穴931
などの形成等を考慮して定められるのである。そうし
て、これ等と関連させて、縁部82fの形成位置が定め
られ、この縁部82fの形成位置に合わせて、共に図示
を省略した燃料電極膜7A,酸化剤電極膜7Bの平面形
状と、その寸法が見直されることになるのである。
【0082】前記の構成を持つセパレータ2を備えたこ
の発明になるスタックは、前述の実施例1によるスタッ
クと同一の作用・効果を持ちながら、スタックの電極膜
の平面方向の外形を小型化することができると共に、図
示を省略した固体高分子電解質膜7Cの使用面積を縮小
することができるのである。 実施例3;図4は、請求項1,3に対応するこの発明の
一実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備えるセ
パレータの要部を模式的に示して前記の図9の場合と同
一の方向から見た図である。図4において、図1に示し
た請求項1,2に対応するこの発明の一実施例による固
体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレータ、およ
び、図8,図9に示した従来例による固体高分子電解質
型燃料電池が備えるセパレータと同一部分には同じ符号
を付し、その説明を省略する。なお、図4中には、図
8,図9で付した符号については、代表的な符号のみを
記した。
の発明になるスタックは、前述の実施例1によるスタッ
クと同一の作用・効果を持ちながら、スタックの電極膜
の平面方向の外形を小型化することができると共に、図
示を省略した固体高分子電解質膜7Cの使用面積を縮小
することができるのである。 実施例3;図4は、請求項1,3に対応するこの発明の
一実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備えるセ
パレータの要部を模式的に示して前記の図9の場合と同
一の方向から見た図である。図4において、図1に示し
た請求項1,2に対応するこの発明の一実施例による固
体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレータ、およ
び、図8,図9に示した従来例による固体高分子電解質
型燃料電池が備えるセパレータと同一部分には同じ符号
を付し、その説明を省略する。なお、図4中には、図
8,図9で付した符号については、代表的な符号のみを
記した。
【0083】図4において、3は、図8,図9に示した
従来例によるセパレータ82に対して、マニホールド8
23Aの使用を止め、酸化剤ガス98を通流させる部分
通流路である凹状の溝821Aを次記するように形成し
てなるセパレータである。すなわち、セパレータ3で
は、まず、溝821Aの複数個(この事例における具体
的な個数は後記する。)は、溝11Aによって、酸化剤
ガス98の通流に関して互いに直列に接続される。この
ような溝821Aの直列接続路は、複数群(図4では3
群の場合を例示した。)が形成される。この複数群の溝
821Aの直列接続路の間では、溝821Aと溝11A
とで形成される反応ガスの通流路の長さは、ほぼ同等値
となるように設定されるものとする。そうして、この複
数群の溝821Aの直列接続路のそれぞれは、短小な溝
31Aを介して互いに並列に接続されて、貫通穴825
Aと貫通穴826Aとの間に連通されるのである。
従来例によるセパレータ82に対して、マニホールド8
23Aの使用を止め、酸化剤ガス98を通流させる部分
通流路である凹状の溝821Aを次記するように形成し
てなるセパレータである。すなわち、セパレータ3で
は、まず、溝821Aの複数個(この事例における具体
的な個数は後記する。)は、溝11Aによって、酸化剤
ガス98の通流に関して互いに直列に接続される。この
ような溝821Aの直列接続路は、複数群(図4では3
群の場合を例示した。)が形成される。この複数群の溝
821Aの直列接続路の間では、溝821Aと溝11A
とで形成される反応ガスの通流路の長さは、ほぼ同等値
となるように設定されるものとする。そうして、この複
数群の溝821Aの直列接続路のそれぞれは、短小な溝
31Aを介して互いに並列に接続されて、貫通穴825
Aと貫通穴826Aとの間に連通されるのである。
【0084】なお、セパレータ3が有する貫通穴825
B,826Bと、図示を省略した溝821Bとの接続関
係、また、セパレータ3と、燃料ガス97を通流させる
従来例のセパレータ81に対応するこの発明になるセパ
レータとの関係、および、これ等のセパレータを用いて
構成される単電池やスタックにかかわる関係は、前述の
実施例1によるセパレータ1の場合と同様であるのでそ
の説明は省略する。
B,826Bと、図示を省略した溝821Bとの接続関
係、また、セパレータ3と、燃料ガス97を通流させる
従来例のセパレータ81に対応するこの発明になるセパ
レータとの関係、および、これ等のセパレータを用いて
構成される単電池やスタックにかかわる関係は、前述の
実施例1によるセパレータ1の場合と同様であるのでそ
の説明は省略する。
【0085】そうして、セパレータ3では、従来例の5
倍の250〔cm2 〕という広い電極面積を持つ図示を
省略した酸化剤電極膜7Bに対して、6.7〔Nrm3
/min〕の空気を供給する。酸化剤電極膜7Bの外形
寸法は、160〔mm〕×160〔mm〕、溝821A
の断面寸法は、幅,深さ共に2,0〔mm〕である。実
施例1によるセパレータ1が持つ溝821Aよりもその
断面積が増大されている。セパレータ1が持つ溝821
Aの全本数は54本であり、各18本が前記の溝821
Aの直列接続路を形成している。それぞれの直列接続路
の溝11Aを含むその総延長は2.85〔m〕である。
倍の250〔cm2 〕という広い電極面積を持つ図示を
省略した酸化剤電極膜7Bに対して、6.7〔Nrm3
/min〕の空気を供給する。酸化剤電極膜7Bの外形
寸法は、160〔mm〕×160〔mm〕、溝821A
の断面寸法は、幅,深さ共に2,0〔mm〕である。実
施例1によるセパレータ1が持つ溝821Aよりもその
断面積が増大されている。セパレータ1が持つ溝821
Aの全本数は54本であり、各18本が前記の溝821
Aの直列接続路を形成している。それぞれの直列接続路
の溝11Aを含むその総延長は2.85〔m〕である。
【0086】セパレータ3における反応ガスの通流路の
長さ(前記の「式12」における管路長さlである。)
は、前記の総延長の2.85〔m〕であり、動圧Δpu
の値は、この2.85〔m〕の管路長さlに対応して得
られる。反応ガスの通流に関して全部の溝821Aを直
列に接続した場合に対して、n(セパレータ3の場合は
n=3である。)群の直列接続路で構成するようにした
場合には、管路長さlと反応ガスの流速uは共に1/n
になるので、動圧Δpu の値は、前記の「式12」から
1/n2 になる。こうすることで、広い電極面積に反応
ガスを供給するセパレータの場合に、過大な動圧Δpu
が発生すのを回避することが可能となるのである。セパ
レータ3における動圧Δpu 値は、それでも、セパレー
タ1の場合よりも大きい約8〔kPa〕が得られてい
る。
長さ(前記の「式12」における管路長さlである。)
は、前記の総延長の2.85〔m〕であり、動圧Δpu
の値は、この2.85〔m〕の管路長さlに対応して得
られる。反応ガスの通流に関して全部の溝821Aを直
列に接続した場合に対して、n(セパレータ3の場合は
n=3である。)群の直列接続路で構成するようにした
場合には、管路長さlと反応ガスの流速uは共に1/n
になるので、動圧Δpu の値は、前記の「式12」から
1/n2 になる。こうすることで、広い電極面積に反応
ガスを供給するセパレータの場合に、過大な動圧Δpu
が発生すのを回避することが可能となるのである。セパ
レータ3における動圧Δpu 値は、それでも、セパレー
タ1の場合よりも大きい約8〔kPa〕が得られてい
る。
【0087】前記の構成を持つセパレータ3を備えたこ
の発明になるスタックは、当然のことながら、前述の実
施例1によるスタックと同一の作用・効果を持つことが
できる。しかも、広い面積の電極膜を有するために、実
施例1による構成としたのでは、反応ガスを供給するた
めの圧力が過大となる場合などに適用して有用な構成な
のである。
の発明になるスタックは、当然のことながら、前述の実
施例1によるスタックと同一の作用・効果を持つことが
できる。しかも、広い面積の電極膜を有するために、実
施例1による構成としたのでは、反応ガスを供給するた
めの圧力が過大となる場合などに適用して有用な構成な
のである。
【0088】実施例4;図5は、請求項1,2に対応す
るこの発明のさらに異なる実施例による固体高分子電解
質型燃料電池が備えるセパレータの要部を模式的に示し
て前記の図9の場合と同一の方向から見た図である。図
5において、図1に示した請求項1,2に対応するこの
発明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備
えるセパレータ、および、図8,図9に示した従来例に
よる固体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレータと
同一部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。な
お、図5中には、図8,図9で付した符号については、
代表的な符号のみを記した。
るこの発明のさらに異なる実施例による固体高分子電解
質型燃料電池が備えるセパレータの要部を模式的に示し
て前記の図9の場合と同一の方向から見た図である。図
5において、図1に示した請求項1,2に対応するこの
発明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備
えるセパレータ、および、図8,図9に示した従来例に
よる固体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレータと
同一部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。な
お、図5中には、図8,図9で付した符号については、
代表的な符号のみを記した。
【0089】図5において、4は、図1に示したこの発
明によるセパレータ1が持つと同様の,複数(後記す
る。)の溝821Aが溝11Aを介し酸化剤ガス98の
通流に関して互いに直列に接続された溝821Aの直列
接続路41が、それぞれ独立された複数群(図4では3
群の場合を例示した。)を形成するようにしたセパレー
タである。複数の直列接続路41のそれぞれを区別する
ために、図5中では、符号41に続いてA,B,Cを付
している。それぞれの直列接続路41には、セパレータ
1の場合と同様に、溝821Aの両端部に貫通穴825
A,826Aが直接に連通されて形成されている。
明によるセパレータ1が持つと同様の,複数(後記す
る。)の溝821Aが溝11Aを介し酸化剤ガス98の
通流に関して互いに直列に接続された溝821Aの直列
接続路41が、それぞれ独立された複数群(図4では3
群の場合を例示した。)を形成するようにしたセパレー
タである。複数の直列接続路41のそれぞれを区別する
ために、図5中では、符号41に続いてA,B,Cを付
している。それぞれの直列接続路41には、セパレータ
1の場合と同様に、溝821Aの両端部に貫通穴825
A,826Aが直接に連通されて形成されている。
【0090】なお、セパレータ4が有する貫通穴825
B,826Bと、図示を省略した溝821Bとの接続関
係、また、セパレータ4と、燃料ガス97を通流させる
従来例のセパレータ81に対応するこの発明になるセパ
レータとの関係、および、これ等のセパレータを用いて
構成される単電池やスタックにかかわる関係は、前述の
実施例1によるセパレータ1の場合と同様であるのでそ
の説明は省略する。
B,826Bと、図示を省略した溝821Bとの接続関
係、また、セパレータ4と、燃料ガス97を通流させる
従来例のセパレータ81に対応するこの発明になるセパ
レータとの関係、および、これ等のセパレータを用いて
構成される単電池やスタックにかかわる関係は、前述の
実施例1によるセパレータ1の場合と同様であるのでそ
の説明は省略する。
【0091】そうして、セパレータ4が空気を供給する
対象の図示を省略した酸化剤電極膜7Bの電極面積・外
形寸法、セパレータ4が持つ溝821Aの全本数,断面
寸法などは、いずれも前記の実施例3によるセパレータ
3の場合と同一である。このために、それぞれの直列接
続路41で得られる、反応ガスの通流路の長さ,動圧Δ
pu 値なども、セパレータ3の場合と同一である。
対象の図示を省略した酸化剤電極膜7Bの電極面積・外
形寸法、セパレータ4が持つ溝821Aの全本数,断面
寸法などは、いずれも前記の実施例3によるセパレータ
3の場合と同一である。このために、それぞれの直列接
続路41で得られる、反応ガスの通流路の長さ,動圧Δ
pu 値なども、セパレータ3の場合と同一である。
【0092】したがって、前記の構成を持つセパレータ
4を備えたこの発明になるスタックは、前述の実施例3
によるスタックと同一の作用・効果を持つことになる。
これに加えて、この実施例4によるスタックは、それぞ
れの直列接続路41に供給する反応ガス量を、必要に応
じて個別に調整することが可能であり、広い電極面積を
持つスタックの場合などで、電極の面方向における反応
ガスの配分をより均等化できるという特長を持てること
になる。スタックに付随する反応ガスの供給系統や反応
ガス流量の制御系統は複数必要にはなるが、前記の特長
を利用することは、特に少量の反応ガス供給量で運転し
なければならない場合や、高い電流密度での運転が必要
となる場合などにおいて有効なものである。
4を備えたこの発明になるスタックは、前述の実施例3
によるスタックと同一の作用・効果を持つことになる。
これに加えて、この実施例4によるスタックは、それぞ
れの直列接続路41に供給する反応ガス量を、必要に応
じて個別に調整することが可能であり、広い電極面積を
持つスタックの場合などで、電極の面方向における反応
ガスの配分をより均等化できるという特長を持てること
になる。スタックに付随する反応ガスの供給系統や反応
ガス流量の制御系統は複数必要にはなるが、前記の特長
を利用することは、特に少量の反応ガス供給量で運転し
なければならない場合や、高い電流密度での運転が必要
となる場合などにおいて有効なものである。
【0093】実施例5;図6は、請求項4,5に対応す
るこの発明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電
池が備えるセパレータの要部を模式的に示して前記の図
9の場合と同一の方向から見た図である。図6におい
て、図8,図9に示した従来例による固体高分子電解質
型燃料電池が備えるセパレータと同一部分には同じ符号
を付し、その説明を省略する。なお、図6中には、図
8,図9で付した符号については、代表的な符号のみを
記した。
るこの発明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電
池が備えるセパレータの要部を模式的に示して前記の図
9の場合と同一の方向から見た図である。図6におい
て、図8,図9に示した従来例による固体高分子電解質
型燃料電池が備えるセパレータと同一部分には同じ符号
を付し、その説明を省略する。なお、図6中には、図
8,図9で付した符号については、代表的な符号のみを
記した。
【0094】図6において、5は、図8,図9に示した
従来例によるセパレータ82に対して、凹状の溝821
Aと凸状の隔壁822Aに替えて、それぞれ凹状の溝5
1Aと凸状の隔壁52Aを用いると共に、マニホールド
823Aの使用を止め、貫通穴825A,826Aを直
接に溝51Aに連通させて形成したセパレータである。
反応ガスの流出口である貫通穴826Aは、セパレータ
5の中央部に形成された貫通穴形成部53Aに形成され
ていることが、この実施例による構成が持つ特徴の一つ
である。貫通穴形成部53Aは隔壁52Aと連続させて
形成され、それ等の頂部は共に、従来例の凸状の隔壁8
22Aと同様に、図示を省略した側面82cと同一面に
なるように形成されている。
従来例によるセパレータ82に対して、凹状の溝821
Aと凸状の隔壁822Aに替えて、それぞれ凹状の溝5
1Aと凸状の隔壁52Aを用いると共に、マニホールド
823Aの使用を止め、貫通穴825A,826Aを直
接に溝51Aに連通させて形成したセパレータである。
反応ガスの流出口である貫通穴826Aは、セパレータ
5の中央部に形成された貫通穴形成部53Aに形成され
ていることが、この実施例による構成が持つ特徴の一つ
である。貫通穴形成部53Aは隔壁52Aと連続させて
形成され、それ等の頂部は共に、従来例の凸状の隔壁8
22Aと同様に、図示を省略した側面82cと同一面に
なるように形成されている。
【0095】セパレータ5が有する溝51Aは、従来例
の凹状の溝821Aと同様な断面形状を持ち、貫通穴8
25Aと貫通穴826Aとの間に、貫通穴形成部53A
を取り巻くようにして、図6中に示したようにいわば一
筆書きのように連続させて形成されていることが、この
実施例による構成が持つ他の特徴である。そうして、反
応ガスの流入口である貫通穴825Aは、溝51Aが形
成された領域の最外周の部位に形成されている。
の凹状の溝821Aと同様な断面形状を持ち、貫通穴8
25Aと貫通穴826Aとの間に、貫通穴形成部53A
を取り巻くようにして、図6中に示したようにいわば一
筆書きのように連続させて形成されていることが、この
実施例による構成が持つ他の特徴である。そうして、反
応ガスの流入口である貫通穴825Aは、溝51Aが形
成された領域の最外周の部位に形成されている。
【0096】なお、セパレータ5が有する貫通穴825
B,826Bと、図示を省略した溝821Bとの接続関
係、また、セパレータ5と、燃料ガス97を通流させる
従来例のセパレータ81に対応するこの発明になるセパ
レータとの関係、および、これ等のセパレータを用いて
構成される単電池やスタックにかかわる関係は、前述の
実施例1によるセパレータ1の場合と同様であるのでそ
の説明は省略する。
B,826Bと、図示を省略した溝821Bとの接続関
係、また、セパレータ5と、燃料ガス97を通流させる
従来例のセパレータ81に対応するこの発明になるセパ
レータとの関係、および、これ等のセパレータを用いて
構成される単電池やスタックにかかわる関係は、前述の
実施例1によるセパレータ1の場合と同様であるのでそ
の説明は省略する。
【0097】そうして、セパレータ5が空気を供給する
対象の図示を省略した酸化剤電極膜7Bの電極面積・外
形寸法、セパレータ5が持つ溝51Aの断面寸法,総延
長などは、いずれも前記の実施例1によるセパレータ1
の場合と同等である。このために、セパレータ5で得ら
れる動圧Δpu 値なども、セパレータ1の場合と同等で
ある。
対象の図示を省略した酸化剤電極膜7Bの電極面積・外
形寸法、セパレータ5が持つ溝51Aの断面寸法,総延
長などは、いずれも前記の実施例1によるセパレータ1
の場合と同等である。このために、セパレータ5で得ら
れる動圧Δpu 値なども、セパレータ1の場合と同等で
ある。
【0098】したがって、前記の構成を持つセパレータ
5を備えたこの発明になるスタックは、前述の実施例1
によるスタックと同一の作用・効果を持つことになる。
これに加えて、この実施例5によるスタックは、セパレ
ータ5内を通流する空気は、同一の単位燃料電池内にお
いては相対的に温度が高くなる内部に順次入り込みなが
ら通流し、相対的に最も高温となる単位燃料電池の中心
部の付近から排出されることになる。溝51A内を通流
する空気は、前述のように酸化剤電極膜7Bで生成され
る水蒸気を吸収しながら通流して行くのであるが、この
空気はまた、この実施例の特徴的な構成によって、溝5
1A内を通流しつつ順次昇温されることで、過飽和にな
ることによる凝縮水の生成度合を低減することも可能と
なるのである。
5を備えたこの発明になるスタックは、前述の実施例1
によるスタックと同一の作用・効果を持つことになる。
これに加えて、この実施例5によるスタックは、セパレ
ータ5内を通流する空気は、同一の単位燃料電池内にお
いては相対的に温度が高くなる内部に順次入り込みなが
ら通流し、相対的に最も高温となる単位燃料電池の中心
部の付近から排出されることになる。溝51A内を通流
する空気は、前述のように酸化剤電極膜7Bで生成され
る水蒸気を吸収しながら通流して行くのであるが、この
空気はまた、この実施例の特徴的な構成によって、溝5
1A内を通流しつつ順次昇温されることで、過飽和にな
ることによる凝縮水の生成度合を低減することも可能と
なるのである。
【0099】実施例3〜実施例5における今までの説明
では触れてこなかったが、これ等においても、実施例1
に対する実施例2による構成と同様の構成として、スタ
ックの電極膜の平面方向の外形を小型化することができ
ることは、勿論のことである。 実施例6;図7は、請求項4,5に対応するこの発明の
異なる実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備え
るセパレータの要部を模式的に示して前記の図9の場合
と同一の方向から見た図である。図7において、図6に
示した請求項4,5に対応するこの発明の一実施例によ
る固体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレータ、お
よび、図8,図9に示した従来例による固体高分子電解
質型燃料電池が備えるセパレータと同一部分には同じ符
号を付し、その説明を省略する。なお、図7中には、図
8,図9で付した符号については、代表的な符号のみを
記した。
では触れてこなかったが、これ等においても、実施例1
に対する実施例2による構成と同様の構成として、スタ
ックの電極膜の平面方向の外形を小型化することができ
ることは、勿論のことである。 実施例6;図7は、請求項4,5に対応するこの発明の
異なる実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備え
るセパレータの要部を模式的に示して前記の図9の場合
と同一の方向から見た図である。図7において、図6に
示した請求項4,5に対応するこの発明の一実施例によ
る固体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレータ、お
よび、図8,図9に示した従来例による固体高分子電解
質型燃料電池が備えるセパレータと同一部分には同じ符
号を付し、その説明を省略する。なお、図7中には、図
8,図9で付した符号については、代表的な符号のみを
記した。
【0100】図7において、6は、図6に示したこの発
明によるセパレータ5に対して、その外形形状を円形状
としたセパレータである。ただし、セパレータ6が有す
る貫通穴825B,826Bは、図示を省略した溝82
1Bに連通されているのであるが、セパレータ6が有す
る溝821Bは、従来例のセパレータ82の場合とは異
なり、貫通穴825Bと貫通穴826Bとの間に、溝5
1Aと同様にして形成されている。また、セパレータ6
では、実施例1に対する実施例2による構成と同様の関
係の構成としている。
明によるセパレータ5に対して、その外形形状を円形状
としたセパレータである。ただし、セパレータ6が有す
る貫通穴825B,826Bは、図示を省略した溝82
1Bに連通されているのであるが、セパレータ6が有す
る溝821Bは、従来例のセパレータ82の場合とは異
なり、貫通穴825Bと貫通穴826Bとの間に、溝5
1Aと同様にして形成されている。また、セパレータ6
では、実施例1に対する実施例2による構成と同様の関
係の構成としている。
【0101】なお、セパレータ6と、燃料ガス97を通
流させる従来例のセパレータ81に対応するこの発明に
なるセパレータとの関係、および、これ等のセパレータ
を用いて構成される単電池やスタックにかかわる関係
は、前述の実施例1によるセパレータ1の場合と同様で
あるのでその説明は省略する。そうして、セパレータ6
が空気を供給する対象の図示を省略した酸化剤電極膜7
Bの電極面積、セパレータ6が持つ溝51Aの断面寸
法,総延長などは、いずれも前記の実施例5によるセパ
レータ5の場合と同等である。このために、セパレータ
6で得られる動圧Δpu 値なども、セパレータ6の場合
と同等である。したがって、前記の構成を持つセパレー
タ6を備えたこの発明になるスタックは、前述の実施例
5によるスタックと同一の作用・効果を持つことにな
る。すなわち、実施例5と実施例6とを総合すると、こ
の発明になるスタックでは、セパレータの外形は長方形
に限定されるものでは無く、必要に応じて適宜の形状で
形成できる特長を持つと言えるのである。
流させる従来例のセパレータ81に対応するこの発明に
なるセパレータとの関係、および、これ等のセパレータ
を用いて構成される単電池やスタックにかかわる関係
は、前述の実施例1によるセパレータ1の場合と同様で
あるのでその説明は省略する。そうして、セパレータ6
が空気を供給する対象の図示を省略した酸化剤電極膜7
Bの電極面積、セパレータ6が持つ溝51Aの断面寸
法,総延長などは、いずれも前記の実施例5によるセパ
レータ5の場合と同等である。このために、セパレータ
6で得られる動圧Δpu 値なども、セパレータ6の場合
と同等である。したがって、前記の構成を持つセパレー
タ6を備えたこの発明になるスタックは、前述の実施例
5によるスタックと同一の作用・効果を持つことにな
る。すなわち、実施例5と実施例6とを総合すると、こ
の発明になるスタックでは、セパレータの外形は長方形
に限定されるものでは無く、必要に応じて適宜の形状で
形成できる特長を持つと言えるのである。
【0102】実施例5,実施例6における今までの説明
では、セパレータが備える反応ガスの通流路は、セパレ
ータの中央部に形成された貫通穴形成部を取り巻くよう
にして、しかも、蛇行するようにして形成されるとして
きたが、これに限定されるものではなく、例えば、反応
ガスの通流路は螺旋状に貫通穴形成部を取り巻くように
して形成されてもよいものである。
では、セパレータが備える反応ガスの通流路は、セパレ
ータの中央部に形成された貫通穴形成部を取り巻くよう
にして、しかも、蛇行するようにして形成されるとして
きたが、これに限定されるものではなく、例えば、反応
ガスの通流路は螺旋状に貫通穴形成部を取り巻くように
して形成されてもよいものである。
【0103】実施例1〜実施例6における今までの説明
では、スタックが備えるセパレータは、従来例によるセ
パレータ81,82と同様な基本構成を有するとしてき
たが、これに限定されるものではなく、例えば、異なる
従来例によるセパレータ83,84と同様な基本構成を
有するものであってもよいものである。ただし、実施例
4によるような複数の独立した直列接続路を有するセパ
レータにおいては、互いに同等の圧力値を持つ貫通穴
(例えば、流入口同志のことである。)を、互いに隣接
するように配置する配慮を行うことが、独立した直列接
続路相互間の反応ガスの漏れを低減するうえからは、好
ましいものである。
では、スタックが備えるセパレータは、従来例によるセ
パレータ81,82と同様な基本構成を有するとしてき
たが、これに限定されるものではなく、例えば、異なる
従来例によるセパレータ83,84と同様な基本構成を
有するものであってもよいものである。ただし、実施例
4によるような複数の独立した直列接続路を有するセパ
レータにおいては、互いに同等の圧力値を持つ貫通穴
(例えば、流入口同志のことである。)を、互いに隣接
するように配置する配慮を行うことが、独立した直列接
続路相互間の反応ガスの漏れを低減するうえからは、好
ましいものである。
【0104】
【発明の効果】この発明においては、前記の課題を解決
するための手段の項で述べた構成とすることにより、次
記する効果を奏する。 セパレータの通流路内を通流する反応ガスの流速と,
反応ガスの通流路の長さが同時に増大されることで、得
られる動圧を増大することができ、通流路の壁面に付着
した水滴をこの大きな動圧を用いて除去することが可能
となる。これにより、反応ガスの均等な分配を達成でき
て、固体高分子電解質型燃料電池(スタック)の発電性
能を、例えば、限界値である0.2〔V〕の発電電圧値
となる電流密度値を約30〔%〕向上することが可能と
なる。
するための手段の項で述べた構成とすることにより、次
記する効果を奏する。 セパレータの通流路内を通流する反応ガスの流速と,
反応ガスの通流路の長さが同時に増大されることで、得
られる動圧を増大することができ、通流路の壁面に付着
した水滴をこの大きな動圧を用いて除去することが可能
となる。これにより、反応ガスの均等な分配を達成でき
て、固体高分子電解質型燃料電池(スタック)の発電性
能を、例えば、限界値である0.2〔V〕の発電電圧値
となる電流密度値を約30〔%〕向上することが可能と
なる。
【0105】反応ガスの通流路を、反応ガスの流入口
と流出口との間に互いに直列に接続して形成するように
したことで、通流路の断面積に不同があっても反応ガス
の流量は不変にすることができ、反応ガスの不均等な分
配による問題を解消することが可能となる。 反応ガスの通流路を、反応ガスの流入口と流出口との
間に互いに直列に接続して形成するようにしたことで、
流入口と流出口の部分へのマニホールドの設置を不要に
できる。これにより、流入口,流出口を適宜の部位に形
成することが可能となり、スタックの電極膜の平面方向
の外形を小型化できると共に、その製造原価を低減する
ことが可能となる。
と流出口との間に互いに直列に接続して形成するように
したことで、通流路の断面積に不同があっても反応ガス
の流量は不変にすることができ、反応ガスの不均等な分
配による問題を解消することが可能となる。 反応ガスの通流路を、反応ガスの流入口と流出口との
間に互いに直列に接続して形成するようにしたことで、
流入口と流出口の部分へのマニホールドの設置を不要に
できる。これにより、流入口,流出口を適宜の部位に形
成することが可能となり、スタックの電極膜の平面方向
の外形を小型化できると共に、その製造原価を低減する
ことが可能となる。
【0106】反応ガスの通流路を、反応ガスの流入口
と流出口との間に互いに直列に接続して形成して、反応
ガスが分路されないようにすることで、反応ガスの通流
路の断面寸法を増大したとしても、反応ガスの流速とし
て所望の大きな値が得られることになる。これにより、
反応ガスの通流路の断面寸法に関する加工精度が軽減さ
れて、このことによってもスタックの製造原価を低減す
ることが可能となる。
と流出口との間に互いに直列に接続して形成して、反応
ガスが分路されないようにすることで、反応ガスの通流
路の断面寸法を増大したとしても、反応ガスの流速とし
て所望の大きな値が得られることになる。これにより、
反応ガスの通流路の断面寸法に関する加工精度が軽減さ
れて、このことによってもスタックの製造原価を低減す
ることが可能となる。
【0107】前記したように大きな動圧が得られるこ
とは、反応ガスの通流路に滞留される凝縮水を確実に除
去できることであるので、この発明によるスタックで
は、従来例のごとき,反応ガスの通流路を重力方向に沿
って配置しなければならないという制約が解消されるこ
とになる。これにより、スタックを適宜の姿勢で設置す
ることが可能となって、スタックの設置面積を縮小する
ことが可能となる。
とは、反応ガスの通流路に滞留される凝縮水を確実に除
去できることであるので、この発明によるスタックで
は、従来例のごとき,反応ガスの通流路を重力方向に沿
って配置しなければならないという制約が解消されるこ
とになる。これにより、スタックを適宜の姿勢で設置す
ることが可能となって、スタックの設置面積を縮小する
ことが可能となる。
【0108】反応ガスの流出口をセパレータの中央部
に形成するようにすることで、反応ガスは通流路を通流
しつつ順次昇温されることで、過飽和になることによる
凝縮水の生成度合を低減することが可能となる。
に形成するようにすることで、反応ガスは通流路を通流
しつつ順次昇温されることで、過飽和になることによる
凝縮水の生成度合を低減することが可能となる。
【図1】請求項1,2に対応するこの発明の一実施例に
よる固体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレータの
要部を模式的に示して後記の図9の場合と同一の方向か
ら見た図
よる固体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレータの
要部を模式的に示して後記の図9の場合と同一の方向か
ら見た図
【図2】実施例1によるこの発明になる固体高分子電解
質型燃料電池の単位燃料電池の発電電圧の測定例を、従
来例の場合と比較して示すグラフ
質型燃料電池の単位燃料電池の発電電圧の測定例を、従
来例の場合と比較して示すグラフ
【図3】請求項1,2に対応するこの発明の異なる実施
例による固体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレー
タの要部を模式的に示して後記の図9の場合と同一の方
向から見た図
例による固体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレー
タの要部を模式的に示して後記の図9の場合と同一の方
向から見た図
【図4】請求項1,3に対応するこの発明の一実施例に
よる固体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレータの
要部を模式的に示して後記の図9の場合と同一の方向か
ら見た図
よる固体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレータの
要部を模式的に示して後記の図9の場合と同一の方向か
ら見た図
【図5】請求項1,2に対応するこの発明のさらに異な
る実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備えるセ
パレータの要部を模式的に示して後記の図9の場合と同
一の方向から見た図
る実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備えるセ
パレータの要部を模式的に示して後記の図9の場合と同
一の方向から見た図
【図6】請求項4,5に対応するこの発明の一実施例に
よる固体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレータの
要部を模式的に示して後記の図9の場合と同一の方向か
ら見た図
よる固体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレータの
要部を模式的に示して後記の図9の場合と同一の方向か
ら見た図
【図7】請求項4,5に対応するこの発明の異なる実施
例による固体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレー
タの要部を模式的に示して後記の図9の場合と同一の方
向から見た図
例による固体高分子電解質型燃料電池が備えるセパレー
タの要部を模式的に示して後記の図9の場合と同一の方
向から見た図
【図8】従来例の固体高分子電解質型燃料電池が備える
単位燃料電池の要部を展開した状態で模式的に示してそ
の上部側から見た断面図
単位燃料電池の要部を展開した状態で模式的に示してそ
の上部側から見た断面図
【図9】図8中に示したセパレータの図8におけるP矢
方向から見た図
方向から見た図
【図10】従来の一例の固体高分子電解質型燃料電池を
模式的に示した要部の構成図で,(a)はその側面図、
(b)はその上面図
模式的に示した要部の構成図で,(a)はその側面図、
(b)はその上面図
【図11】図10におけるQ部の詳細断面図
【図12】従来例の固体高分子電解質型燃料電池が備え
る異なる事例の単位燃料電池の要部を展開した状態で模
式的に示してその上部側から見た断面図
る異なる事例の単位燃料電池の要部を展開した状態で模
式的に示してその上部側から見た断面図
1 セパレータ 11A 溝 821A 部分通流路(溝) 825A 貫通穴 826A 貫通穴 825B 貫通穴 826B 貫通穴
Claims (5)
- 【請求項1】シート状の固体高分子電解質材の電解質膜
と,その両主面のそれぞれに接合された燃料電極膜およ
び酸化剤電極膜とを有し,燃料ガスおよび酸化剤ガスの
供給を受けて直流電力を発生する燃料電池セルと、燃料
電池セルの両主面のそれぞれに対向させて配置されたセ
パレータとを備え、 セパレータは、燃料電池セルに供給される前記のガスが
セパレータに流入される流入口と、前記のガスがセパレ
ータから流出される流出口と、セパレータの燃料電池セ
ルと対向される側の面に沿って形成されて前記のガスを
通流させると共に,前記の流入口および流出口に連通さ
れた通流路とを有し、この通流路は、前記のガスを通流
路に通流させる際に発生する圧力降下値が、通流路が持
つ水保持力ヘッド値よりも大きくなるように設定されて
なる、固体高分子電解質型燃料電池において、 セパレータは、燃料電池セルに対向する面に対してほぼ
直交し,しかも,互いにほぼ平行する一対の端面を有
し、前記の通流路はこの端面にほぼ直交される関係で複
数が互いにほぼ平行されて形成された部分通流路を主体
として形成され、これ等の部分通流路は、前記のガスの
通流に関して互いに直列に接続された部分を有して前記
の流入口および流出口に連通されてなることを特徴とす
る固体高分子電解質型燃料電池。 - 【請求項2】請求項1に記載の固体高分子電解質型燃料
電池において、 セパレータが有する複数の部分通流路は、燃料電池セル
に供給される燃料ガスおよび酸化剤ガスがセパレータに
流入される流入口と,前記のガスがセパレータから流出
される流出口との間に、その全てが互いに直列に接続さ
れて連通されてなることを特徴とする固体高分子電解質
型燃料電池。 - 【請求項3】請求項1に記載の固体高分子電解質型燃料
電池において、 セパレータが有する複数の部分通流路は、燃料電池セル
に供給される燃料ガスおよび酸化剤ガスがセパレータに
流入される流入口と,前記のガスがセパレータから流出
される流出口との間に、その一部の複数が互いに直列に
接続された直列接続群を複数形成し、この部分通流路の
直列接続群は、互いに並列となる相互関係とされて、流
入口と流出口とにそれぞれ連通されてなることを特徴と
する固体高分子電解質型燃料電池。 - 【請求項4】シート状の固体高分子電解質材の電解質膜
と,その両主面のそれぞれに接合された燃料電極膜およ
び酸化剤電極膜とを有し,燃料ガスおよび酸化剤ガスの
供給を受けて直流電力を発生する燃料電池セルと、燃料
電池セルの両主面のそれぞれに対向させて配置されたセ
パレータとを備え、 セパレータは、燃料電池セルに供給される前記のガスが
セパレータに流入される流入口と、前記のガスがセパレ
ータから流出される流出口と、セパレータの燃料電池セ
ルと対向される側の面に沿って形成されて前記のガスを
通流させると共に,前記の流入口および流出口に連通さ
れた通流路とを有し、この通流路は、前記のガスを通流
路に通流させる際に発生する圧力降下値が、通流路が持
つ水保持力ヘッド値よりも大きくなるように設定されて
なる、固体高分子電解質型燃料電池において、 セパレータが有する通流路は、流入口および流出口の内
の一方を囲むようにして,しかも,前記のガスの通流に
関して連続させて形成され、この通流路の一方の端部
は、流入口および流出口の内の一方に接続され、この通
流路の他方の端部は、通流路が形成された領域の外側に
形成された流入口および流出口の内の他方に接続されて
なることを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。 - 【請求項5】請求項4に記載の固体高分子電解質型燃料
電池において、 セパレータは、燃料電池セルに供給される燃料ガスおよ
び酸化剤ガスがセパレータに流入される流入口を通流路
が形成された領域の外側に形成し、前記のガスがセパレ
ータから流出される流出口を通流路が形成された領域の
中央部に形成してなることを特徴とする固体高分子電解
質型燃料電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7202943A JPH0950819A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 固体高分子電解質型燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7202943A JPH0950819A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 固体高分子電解質型燃料電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0950819A true JPH0950819A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16465737
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7202943A Pending JPH0950819A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 固体高分子電解質型燃料電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0950819A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0896379A1 (en) * | 1997-08-04 | 1999-02-10 | De Nora S.P.A. | Ion exchange membrane fuel cell with peripheral cooling system |
| JP2000311696A (ja) * | 1999-02-23 | 2000-11-07 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池スタック |
| JP2002184428A (ja) * | 2000-12-11 | 2002-06-28 | Toyota Motor Corp | 燃料電池 |
| FR2819343A1 (fr) * | 2001-01-10 | 2002-07-12 | Technicatome | Pile a combustible equipee de plaques polaires identiques et a circulation interne de combustible et de refrigerant |
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