JPH09116036A - 不揮発性メモリセルトランジスタ - Google Patents
不揮発性メモリセルトランジスタInfo
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- JPH09116036A JPH09116036A JP7274424A JP27442495A JPH09116036A JP H09116036 A JPH09116036 A JP H09116036A JP 7274424 A JP7274424 A JP 7274424A JP 27442495 A JP27442495 A JP 27442495A JP H09116036 A JPH09116036 A JP H09116036A
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Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 MOSFETの動作特性を劣化させることな
く、安定した動作が望める不揮発性メモリセルトランジ
スタ。 【解決手段】 ソース領域13a、ドレイン領域13
b、およびこれら両領域間の電流路であるチャネル領域
15を有する半導体層11と、前記両領域をまたぐよう
に半導体層の表面に設けられた第1ゲート絶縁膜17
と、この第1ゲート絶縁膜17上のチャネル領域に対向
する領域に設けられた第1ゲート19と、半導体層11
の裏面に設けられた絶縁膜21と、絶縁膜21上の、第
1ゲート19に対向する領域に設けられた第2ゲート2
3とを具えたダブルゲートMOSトランジスタの、前記
絶縁膜21の全部または少なくとも一部を強誘電体材料
で構成する。
く、安定した動作が望める不揮発性メモリセルトランジ
スタ。 【解決手段】 ソース領域13a、ドレイン領域13
b、およびこれら両領域間の電流路であるチャネル領域
15を有する半導体層11と、前記両領域をまたぐよう
に半導体層の表面に設けられた第1ゲート絶縁膜17
と、この第1ゲート絶縁膜17上のチャネル領域に対向
する領域に設けられた第1ゲート19と、半導体層11
の裏面に設けられた絶縁膜21と、絶縁膜21上の、第
1ゲート19に対向する領域に設けられた第2ゲート2
3とを具えたダブルゲートMOSトランジスタの、前記
絶縁膜21の全部または少なくとも一部を強誘電体材料
で構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、強誘電体を用い
た不揮発性メモリセルトランジスタに関する。
た不揮発性メモリセルトランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】強誘電体を用いた不揮発性メモリセルト
ランジスタ(以下、メモリセルともいう。)には、以下
の文献1および2に示されるものがよく知られている。
ランジスタ(以下、メモリセルともいう。)には、以下
の文献1および2に示されるものがよく知られている。
【0003】文献1:強誘電体薄膜集積化技術、サイエ
ンスフォーラム、1992。
ンスフォーラム、1992。
【0004】文献2:IEEE TRANSACTIONS ON ULTRASONI
CS,FERROELECTRICS,AND FREQUENCYCONTROL VOL.38,NO.
6,pp.663-671,NOVEMBER 1991。
CS,FERROELECTRICS,AND FREQUENCYCONTROL VOL.38,NO.
6,pp.663-671,NOVEMBER 1991。
【0005】文献1のメモリセルは、スイッチング用の
MOSFET(Field Effect Transistor ;電界効果ト
ランジスタ)およびキャパシタ(容量)からなり、この
キャパシタの絶縁膜の全部または一部を強誘電体として
いる。各セルに接続されている3種のラインのうち、ワ
ードラインに正の電圧を印加してMOSFETをオン
し、残りのビットラインとドライブラインとの電圧差で
強誘電体を分極させてからMOSFETをオフする。こ
のとき、MOSFETをオフしても強誘電体中には分極
が残留(残留分極)しているので、これを利用して情報
を記憶する。
MOSFET(Field Effect Transistor ;電界効果ト
ランジスタ)およびキャパシタ(容量)からなり、この
キャパシタの絶縁膜の全部または一部を強誘電体として
いる。各セルに接続されている3種のラインのうち、ワ
ードラインに正の電圧を印加してMOSFETをオン
し、残りのビットラインとドライブラインとの電圧差で
強誘電体を分極させてからMOSFETをオフする。こ
のとき、MOSFETをオフしても強誘電体中には分極
が残留(残留分極)しているので、これを利用して情報
を記憶する。
【0006】また、文献2のメモリセルは、MOSFE
T単体で構成されており、MOSFETのゲート絶縁膜
として強誘電体膜を用いた構造である。すなわち、Si
基板に設けられたソース、ドレイン領域と、これら両領
域をまたぐようにこの基板の表面に設けられた強誘電体
膜と、強誘電体膜上に設けられたゲート電極からなる。
このメモリセルにおいては、強誘電体膜の分極の極性に
よって、しきい値電圧の大きさが変化する。したがって
これを利用してMOSFETのオン・オフの状態を不揮
発で記憶する。
T単体で構成されており、MOSFETのゲート絶縁膜
として強誘電体膜を用いた構造である。すなわち、Si
基板に設けられたソース、ドレイン領域と、これら両領
域をまたぐようにこの基板の表面に設けられた強誘電体
膜と、強誘電体膜上に設けられたゲート電極からなる。
このメモリセルにおいては、強誘電体膜の分極の極性に
よって、しきい値電圧の大きさが変化する。したがって
これを利用してMOSFETのオン・オフの状態を不揮
発で記憶する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た不揮発性メモリセルトランジスタには、以下に示すよ
うな問題点があった。
た不揮発性メモリセルトランジスタには、以下に示すよ
うな問題点があった。
【0008】上述の文献1のメモリセルにおいては、フ
ラッシュメモリ等と比較して、高速の書き込み消去がで
き、また、書き込み電圧を低くできるという利点があ
る。しかし、MOSFETおよびキャパシタの両方を必
要とするため、セル面積が大きくなってしまう。また、
キャパシタに充電された電流を検出することにより読み
出しを行うため、複雑な設計の検出用アンプを必要とす
る。
ラッシュメモリ等と比較して、高速の書き込み消去がで
き、また、書き込み電圧を低くできるという利点があ
る。しかし、MOSFETおよびキャパシタの両方を必
要とするため、セル面積が大きくなってしまう。また、
キャパシタに充電された電流を検出することにより読み
出しを行うため、複雑な設計の検出用アンプを必要とす
る。
【0009】また、上述の文献2のメモリセルでは、各
セルがMOSFET単体で構成されているので、セル面
積を小さくできるという利点がある。しかし、ゲート酸
化膜として強誘電体膜を用いているため、次のような新
たな問題が生じる。一般に強誘電体材料(例えばBi4
Ti3 O12、PZT、BaMgF4 等)に含まれる元素
はいずれも、通常MOSFETの基板材料として用いら
れるシリコン(Si)と反応しやすく、また、深い不純
物準位をつくる原因になる。また、文献2のメモリセル
構造のように強誘電体膜をSi基板上に直接設けると強
誘電体膜が剥がれやすくなるため、基板と強誘電体膜と
の間にSiO2 膜等を設けて密着性を良好にするのが一
般的であるが、強誘電体材料中の元素がSiO2 膜中に
イオンとしてとり込まれて可動電荷となるおそれもあ
る。そしてそのために固定電荷が増加し、しきい値電圧
の変動や移動度の劣化等、MOSFETの動作特性に悪
影響を与えることが懸念されていた。
セルがMOSFET単体で構成されているので、セル面
積を小さくできるという利点がある。しかし、ゲート酸
化膜として強誘電体膜を用いているため、次のような新
たな問題が生じる。一般に強誘電体材料(例えばBi4
Ti3 O12、PZT、BaMgF4 等)に含まれる元素
はいずれも、通常MOSFETの基板材料として用いら
れるシリコン(Si)と反応しやすく、また、深い不純
物準位をつくる原因になる。また、文献2のメモリセル
構造のように強誘電体膜をSi基板上に直接設けると強
誘電体膜が剥がれやすくなるため、基板と強誘電体膜と
の間にSiO2 膜等を設けて密着性を良好にするのが一
般的であるが、強誘電体材料中の元素がSiO2 膜中に
イオンとしてとり込まれて可動電荷となるおそれもあ
る。そしてそのために固定電荷が増加し、しきい値電圧
の変動や移動度の劣化等、MOSFETの動作特性に悪
影響を与えることが懸念されていた。
【0010】このため、MOSFETの動作特性を劣化
させることなく、安定した動作が望める不揮発性メモリ
セルトランジスタが望まれる。
させることなく、安定した動作が望める不揮発性メモリ
セルトランジスタが望まれる。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の不
揮発性メモリセルトランジスタによれば、半導体層の表
面側に電界効果トランジスタの構造を設け、および半導
体層の裏面側に電界効果トランジスタのしきい値電圧制
御をすると共にそのしきい値電圧を保持するための制御
部を設けたことを特徴とする。
揮発性メモリセルトランジスタによれば、半導体層の表
面側に電界効果トランジスタの構造を設け、および半導
体層の裏面側に電界効果トランジスタのしきい値電圧制
御をすると共にそのしきい値電圧を保持するための制御
部を設けたことを特徴とする。
【0012】このとき制御部は、半導体層の裏面に設け
られた強誘電体膜と、この強誘電体膜上に設けられた補
助電極とをもって少なくとも構成してあればよい。
られた強誘電体膜と、この強誘電体膜上に設けられた補
助電極とをもって少なくとも構成してあればよい。
【0013】例えば、次のような構造とするのが好適で
ある。
ある。
【0014】ソース領域、ドレイン領域、およびこれら
両領域間の電流路であるチャネル領域を有する半導体層
と、前記両領域をまたぐように半導体層の表面に設けら
れた第1ゲート絶縁膜と、この第1ゲート絶縁膜上のチ
ャネル領域に対向する領域に設けられた第1ゲートと、
半導体層の裏面に設けられた絶縁膜と、絶縁膜上の、第
1ゲートに対向する領域に設けられた第2ゲートとを具
えたダブルゲートMOSトランジスタの、前記絶縁膜の
全部または少なくとも一部を強誘電体材料で構成する。
ここで、例えば絶縁膜の材料として,Ba4 Ti3
O12、PZT、BaMgF4 等の強誘電体のみを用いて
もよいし、半導体層側にSiO2 膜等をさらに設けた積
層膜としてもよい。また、主にSiO2 等からなる膜と
し、第2ゲートに対向する領域中の一部分に強誘電体材
料からなる層を入れるような形としても良い。
両領域間の電流路であるチャネル領域を有する半導体層
と、前記両領域をまたぐように半導体層の表面に設けら
れた第1ゲート絶縁膜と、この第1ゲート絶縁膜上のチ
ャネル領域に対向する領域に設けられた第1ゲートと、
半導体層の裏面に設けられた絶縁膜と、絶縁膜上の、第
1ゲートに対向する領域に設けられた第2ゲートとを具
えたダブルゲートMOSトランジスタの、前記絶縁膜の
全部または少なくとも一部を強誘電体材料で構成する。
ここで、例えば絶縁膜の材料として,Ba4 Ti3
O12、PZT、BaMgF4 等の強誘電体のみを用いて
もよいし、半導体層側にSiO2 膜等をさらに設けた積
層膜としてもよい。また、主にSiO2 等からなる膜と
し、第2ゲートに対向する領域中の一部分に強誘電体材
料からなる層を入れるような形としても良い。
【0015】以上のような構造のメモリセルは、次のよ
うに動作する。半導体層と補助電極(第2ゲート)との
間に電圧を印加し、補助電極の下の強誘電体膜を分極さ
せると、補助電極の極性により、半導体層の裏面側の半
導体層領域であって、この半導体層と強誘電体膜との界
面近傍の、補助電極と対向する領域にほぼ等しい領域
(電荷層形成領域とする。)に、正の電荷が集まった層
(蓄積層)あるいは負の電荷が集まった層(反転層)が
できる。このとき、この電荷層形成領域に蓄積層ができ
ているか反転層ができているかによって、FETのしき
い値電圧の大きさが変化するため、これを利用してFE
Tのオン・オフの状態を読み出し可能なメモリセルが実
現できる。
うに動作する。半導体層と補助電極(第2ゲート)との
間に電圧を印加し、補助電極の下の強誘電体膜を分極さ
せると、補助電極の極性により、半導体層の裏面側の半
導体層領域であって、この半導体層と強誘電体膜との界
面近傍の、補助電極と対向する領域にほぼ等しい領域
(電荷層形成領域とする。)に、正の電荷が集まった層
(蓄積層)あるいは負の電荷が集まった層(反転層)が
できる。このとき、この電荷層形成領域に蓄積層ができ
ているか反転層ができているかによって、FETのしき
い値電圧の大きさが変化するため、これを利用してFE
Tのオン・オフの状態を読み出し可能なメモリセルが実
現できる。
【0016】このように、スイッチング素子として働く
FETが設けられているのとは反対側の半導体層の面に
強誘電体膜を設けると、FETの動作に悪影響を与える
ことのない不揮発性メモリセルとすることができる。
FETが設けられているのとは反対側の半導体層の面に
強誘電体膜を設けると、FETの動作に悪影響を与える
ことのない不揮発性メモリセルとすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明をする。各図は発明が理解で
きる程度に、各構成成分の大きさ、形状および位置関係
等を概略的に示してあるにすぎず、したがって図示例に
のみ限定されるものではない。また、断面を表すハッチ
ング等は一部分を除き省略してある。
の実施の形態について説明をする。各図は発明が理解で
きる程度に、各構成成分の大きさ、形状および位置関係
等を概略的に示してあるにすぎず、したがって図示例に
のみ限定されるものではない。また、断面を表すハッチ
ング等は一部分を除き省略してある。
【0018】図1は、この発明の不揮発性メモリセルト
ランジスタの基本構造100を説明するための概略図で
あり、一つのメモリセルの断面図で示してある。図中、
断面を示すハッチングは一部分を除いて省略してある。
なお、これはメモリセル構造を説明するための図であ
り、実際に製造されるメモリセルの形態については後で
述べる。
ランジスタの基本構造100を説明するための概略図で
あり、一つのメモリセルの断面図で示してある。図中、
断面を示すハッチングは一部分を除いて省略してある。
なお、これはメモリセル構造を説明するための図であ
り、実際に製造されるメモリセルの形態については後で
述べる。
【0019】この発明の不揮発性メモリセルトランジス
タ100によれば、半導体層の表面側にFETの構造1
0を設け、および半導体層11の裏面側にFETのしき
い値電圧制御をすると共にそのしきい値電圧を保持する
ための制御部20を設けてある。
タ100によれば、半導体層の表面側にFETの構造1
0を設け、および半導体層11の裏面側にFETのしき
い値電圧制御をすると共にそのしきい値電圧を保持する
ための制御部20を設けてある。
【0020】ここでは、不揮発性メモリセルトランジス
タとして、以下に示すいわゆるダブルゲート型MOSF
ETの構造を一例として説明する。すなわち、半導体層
11をSi等の半導体基板からなる層(Si層)とし、
その一方の面を表面11a、他方の面を裏面11bとす
ると、表面11a側にソース領域13a、ドレイン領域
13b、およびこれら両領域間の電流路であるチャネル
領域15、また、両領域をまたぐように表面11a上に
設けられた第1ゲート絶縁膜17と、この第1ゲート絶
縁膜17上のチャネル領域15に対向する領域に設けら
れた第1ゲート19を具えたMOSFET10の構造を
設けている。そして、半導体層11の裏面11bに、絶
縁膜21と、この絶縁膜21上の、第1ゲート19に対
向する領域に補助電極として第2ゲート23を設け、こ
れらを制御部20とする。ここでは、絶縁膜21の全部
を強誘電体材料とした場合について説明する。また、図
1において、第1ゲート絶縁膜17と、絶縁膜21は、
半導体層11の表面11aおよび裏面11b上を覆うよ
うに設けてあるが、第1ゲート19および第2ゲート2
3の形状に合わせて、両ゲートから露出している部分を
エッチングにより除去して成形してもよい。ここで、半
導体層11中の領域であって、裏面11b側の強誘電体
層(絶縁膜)21との界面近傍の、第2ゲート23と対
向する領域にほぼ等しい領域を、電荷層形成領域(図
中、模式的に点線で囲んで示す。)25とする。電荷層
形成領域25には、第2ゲート側を動作させたときに、
正の電荷層(蓄積層)または負の電荷層(反転層)が形
成される領域である。
タとして、以下に示すいわゆるダブルゲート型MOSF
ETの構造を一例として説明する。すなわち、半導体層
11をSi等の半導体基板からなる層(Si層)とし、
その一方の面を表面11a、他方の面を裏面11bとす
ると、表面11a側にソース領域13a、ドレイン領域
13b、およびこれら両領域間の電流路であるチャネル
領域15、また、両領域をまたぐように表面11a上に
設けられた第1ゲート絶縁膜17と、この第1ゲート絶
縁膜17上のチャネル領域15に対向する領域に設けら
れた第1ゲート19を具えたMOSFET10の構造を
設けている。そして、半導体層11の裏面11bに、絶
縁膜21と、この絶縁膜21上の、第1ゲート19に対
向する領域に補助電極として第2ゲート23を設け、こ
れらを制御部20とする。ここでは、絶縁膜21の全部
を強誘電体材料とした場合について説明する。また、図
1において、第1ゲート絶縁膜17と、絶縁膜21は、
半導体層11の表面11aおよび裏面11b上を覆うよ
うに設けてあるが、第1ゲート19および第2ゲート2
3の形状に合わせて、両ゲートから露出している部分を
エッチングにより除去して成形してもよい。ここで、半
導体層11中の領域であって、裏面11b側の強誘電体
層(絶縁膜)21との界面近傍の、第2ゲート23と対
向する領域にほぼ等しい領域を、電荷層形成領域(図
中、模式的に点線で囲んで示す。)25とする。電荷層
形成領域25には、第2ゲート側を動作させたときに、
正の電荷層(蓄積層)または負の電荷層(反転層)が形
成される領域である。
【0021】以上のメモリセル基本構造100のうち、
絶縁膜21をSiO2 膜としてある一般的によく知られ
ているダブルゲートMOSFETの動作特性は、文献
3:IEEE Trans.on ED,vol.ED-30,no.10,1983,pp.1244-
1251に開示されている。文献3によれば、第1ゲート側
の空乏層が第2ゲート側の空乏層とつながっているとい
う前提で、上述した第2ゲート側の電荷層形成領域に、
蓄積層ができるか反転層ができるかによって、第1ゲー
ト側のMOSFET構造のしきい値電圧Vt の大きさが
変化することが記載されている。この変化量(蓄積層が
できている時のしきい値電圧と、反転層ができている時
のしきい値電圧との差)をΔVt とすると、ΔVt は、
次の式(1)によって表すことができる。
絶縁膜21をSiO2 膜としてある一般的によく知られ
ているダブルゲートMOSFETの動作特性は、文献
3:IEEE Trans.on ED,vol.ED-30,no.10,1983,pp.1244-
1251に開示されている。文献3によれば、第1ゲート側
の空乏層が第2ゲート側の空乏層とつながっているとい
う前提で、上述した第2ゲート側の電荷層形成領域に、
蓄積層ができるか反転層ができるかによって、第1ゲー
ト側のMOSFET構造のしきい値電圧Vt の大きさが
変化することが記載されている。この変化量(蓄積層が
できている時のしきい値電圧と、反転層ができている時
のしきい値電圧との差)をΔVt とすると、ΔVt は、
次の式(1)によって表すことができる。
【0022】 ΔVt =(Cb /C0f)2ΦB ……………(1) ここで、C0fは第1ゲート絶縁膜の容量、Cb は第2ゲ
ート側の空乏層の容量、ΦB は半導体層(Si層)11
のフェルミ準位とミッドギャップとの差である。Si層
の濃度を1×1015cm-3とすると、ΦB は0.4V
となり、Si層の厚みを40nmとし、その半分が第2
ゲートによる空乏層であり、第1ゲート絶縁膜の膜厚が
20nmとすると、式(1)よりΔVt は約2.4Vと
なる。この変化量ΔVt は、式(1)より第1ゲート絶
縁膜の厚みやSi層の厚みを考慮することにより、調節
可能であることが理解できる。したがって、ダブルゲー
トMOSFETの動作が可能な条件、すなわち半導体層
の両ゲート側に存在する空乏層をつなぐ(オーバーラッ
プさせる)ことができるような条件となるように、半導
体層の不純物濃度プロファイルや厚み等を決定すれば、
第2ゲート側はMOSFETのしきい値電圧を制御する
ように働く。
ート側の空乏層の容量、ΦB は半導体層(Si層)11
のフェルミ準位とミッドギャップとの差である。Si層
の濃度を1×1015cm-3とすると、ΦB は0.4V
となり、Si層の厚みを40nmとし、その半分が第2
ゲートによる空乏層であり、第1ゲート絶縁膜の膜厚が
20nmとすると、式(1)よりΔVt は約2.4Vと
なる。この変化量ΔVt は、式(1)より第1ゲート絶
縁膜の厚みやSi層の厚みを考慮することにより、調節
可能であることが理解できる。したがって、ダブルゲー
トMOSFETの動作が可能な条件、すなわち半導体層
の両ゲート側に存在する空乏層をつなぐ(オーバーラッ
プさせる)ことができるような条件となるように、半導
体層の不純物濃度プロファイルや厚み等を決定すれば、
第2ゲート側はMOSFETのしきい値電圧を制御する
ように働く。
【0023】このため、それぞれの状態を記憶すること
ができれば、MOSFETのオン・オフの状態を読み出
すメモリセルが実現できることになる。
ができれば、MOSFETのオン・オフの状態を読み出
すメモリセルが実現できることになる。
【0024】図2は、図1のメモリセル基本構造100
のうち、制御部20の動作を説明するため、第2ゲート
23下の様子を電気的な概念図として示したものであ
る。第2ゲート23の下は、等価的にキャパシタと見做
すことができる。フラットバンド電圧をOVにすると考
えると、第2ゲート23上の電荷Qは、強誘電体層21
中の電束密度Dfeとの間に、Dfeの向きを上向きに正と
すると、ガウスの法則により、Q=−Dfeという関係が
成り立つ。このときSi層の表面(ここではSi層の裏
面11b。以下、同様)の電荷QS は−Q=QS と表せ
る。また、第2ゲートのゲート電圧をVg とすると、次
の式(i)が成り立つ。
のうち、制御部20の動作を説明するため、第2ゲート
23下の様子を電気的な概念図として示したものであ
る。第2ゲート23の下は、等価的にキャパシタと見做
すことができる。フラットバンド電圧をOVにすると考
えると、第2ゲート23上の電荷Qは、強誘電体層21
中の電束密度Dfeとの間に、Dfeの向きを上向きに正と
すると、ガウスの法則により、Q=−Dfeという関係が
成り立つ。このときSi層の表面(ここではSi層の裏
面11b。以下、同様)の電荷QS は−Q=QS と表せ
る。また、第2ゲートのゲート電圧をVg とすると、次
の式(i)が成り立つ。
【0025】Vg =Efe・dfe+Ψs ………(i) ここで、Efeは強誘電体中の電場、dfeは強誘電体の膜
厚、Ψs はSi層表面の電位である。また、Si層の表
面電荷QS は、f(Ψs )の関数で表すことができ、さ
らに次の式(ii)が成り立つ。
厚、Ψs はSi層表面の電位である。また、Si層の表
面電荷QS は、f(Ψs )の関数で表すことができ、さ
らに次の式(ii)が成り立つ。
【0026】QS =(Ψs )=Dfe=Pfe+ε0 ・Efe
………(ii) ここで、Pfeは強誘電体の残留分極、ε0 は誘電率であ
る。
………(ii) ここで、Pfeは強誘電体の残留分極、ε0 は誘電率であ
る。
【0027】ゲート電圧がゼロのときは強誘電対中の電
界は0であるため、電束密度Dfeは残留分極Pfeの値に
等しい。このため、残留分極Pfeと等しい電荷がSi層
の表面電荷QS としてSi層の裏面11b上に発生する
ことになる。ここで、強反転が開始する時のSi層の表
面電荷QS は1μC/cm2 のオーダーであり、強誘電
体の残留分極は一般に10μC/cm2 のオーダーであ
るので、強誘電体層21の残留分極の符号を反転させる
だけで、電荷層形成領域25に蓄積層または反転層を形
成することができる。したがって、制御部20はMOS
FET構造10のしきい値電圧を制御するように働く。
一旦強誘電体に分極が生じると、電圧の供給を止めて
も、逆バイアスをかけない限りその状態は保持されるた
め、蓄積層または反転層が形成されている状態は、不揮
発で記憶される。したがって、このとき式(1)で示さ
れるしきい値電圧の変化量△Vt の範囲内に、第1ゲー
ト19のゲート電圧を設定すれば、MOSFET10の
オン・オフの状態を不揮発で記憶することができる。す
なわち、図1の基本構造100により不揮発性メモリが
実現できることになる。
界は0であるため、電束密度Dfeは残留分極Pfeの値に
等しい。このため、残留分極Pfeと等しい電荷がSi層
の表面電荷QS としてSi層の裏面11b上に発生する
ことになる。ここで、強反転が開始する時のSi層の表
面電荷QS は1μC/cm2 のオーダーであり、強誘電
体の残留分極は一般に10μC/cm2 のオーダーであ
るので、強誘電体層21の残留分極の符号を反転させる
だけで、電荷層形成領域25に蓄積層または反転層を形
成することができる。したがって、制御部20はMOS
FET構造10のしきい値電圧を制御するように働く。
一旦強誘電体に分極が生じると、電圧の供給を止めて
も、逆バイアスをかけない限りその状態は保持されるた
め、蓄積層または反転層が形成されている状態は、不揮
発で記憶される。したがって、このとき式(1)で示さ
れるしきい値電圧の変化量△Vt の範囲内に、第1ゲー
ト19のゲート電圧を設定すれば、MOSFET10の
オン・オフの状態を不揮発で記憶することができる。す
なわち、図1の基本構造100により不揮発性メモリが
実現できることになる。
【0028】以上の説明からも理解できるように、この
発明の不揮発性メモリセルトランジスタは、FETが設
けられているのとは反対側の半導体層の面に強誘電体材
料を含む構成の制御部を設けているため、スイッチング
素子として働くFETの動作に悪影響を与える心配がな
い。また、ダブルゲートMOSFETの構造をとること
ができるため、この構造の利点、例えばショートチャ
ネル効果耐性が大きい、サブスレショールド特性が理
想的である、等の利点を同時に有するメモリセルとする
こともできる。
発明の不揮発性メモリセルトランジスタは、FETが設
けられているのとは反対側の半導体層の面に強誘電体材
料を含む構成の制御部を設けているため、スイッチング
素子として働くFETの動作に悪影響を与える心配がな
い。また、ダブルゲートMOSFETの構造をとること
ができるため、この構造の利点、例えばショートチャ
ネル効果耐性が大きい、サブスレショールド特性が理
想的である、等の利点を同時に有するメモリセルとする
こともできる。
【0029】次に、実際に製造されるメモリセルの形態
の一例を示す。図3は図1の基本構造を含む実際のメモ
リセルの形態例(メモリセル200とする。)であり、
一つのセルの断面図で示している。メモリセル200の
構造を簡単に説明すると、Si基板30上に絶縁酸化膜
SiO2 膜31を介して図1の基本構造100を設けた
形である。この例では、第2ゲート23の下の絶縁膜2
1を、第2ゲート23のすぐ下に設けられた強誘電体層
21aと、この強誘電体層21aと半導体層であるSi
層11の裏面11bとの間に、強誘電体膜21aの密着
性を良好にするために設けられた密着膜(SiO2 膜)
21bとの積層膜としてある。この場合にも、半導体層
(Si層)11の一方の面(表面)側にFET構造10
が構成され、他方の面(裏面)側に制御部20が構成さ
れている。このときの第2ゲート23の下にはキャパシ
タが二つ連続して存在しているとみなせるが、この場合
も基本構造100の場合と同様に、残留分極とほぼ等し
い電荷がSi層の表面電荷として発生する。このため、
同様に、強誘電体層の残留分極の符号を反転させるだけ
で、電荷層形成領域25に蓄積層または反転層を形成す
ることができる。
の一例を示す。図3は図1の基本構造を含む実際のメモ
リセルの形態例(メモリセル200とする。)であり、
一つのセルの断面図で示している。メモリセル200の
構造を簡単に説明すると、Si基板30上に絶縁酸化膜
SiO2 膜31を介して図1の基本構造100を設けた
形である。この例では、第2ゲート23の下の絶縁膜2
1を、第2ゲート23のすぐ下に設けられた強誘電体層
21aと、この強誘電体層21aと半導体層であるSi
層11の裏面11bとの間に、強誘電体膜21aの密着
性を良好にするために設けられた密着膜(SiO2 膜)
21bとの積層膜としてある。この場合にも、半導体層
(Si層)11の一方の面(表面)側にFET構造10
が構成され、他方の面(裏面)側に制御部20が構成さ
れている。このときの第2ゲート23の下にはキャパシ
タが二つ連続して存在しているとみなせるが、この場合
も基本構造100の場合と同様に、残留分極とほぼ等し
い電荷がSi層の表面電荷として発生する。このため、
同様に、強誘電体層の残留分極の符号を反転させるだけ
で、電荷層形成領域25に蓄積層または反転層を形成す
ることができる。
【0030】次に、実際にこの発明のメモリセルを製造
する方法の一例を簡単に説明する。図4および図5は、
この発明の不揮発性メモリセルトランジスタの、製造方
法の一例を説明するための工程図であり、一つのメモリ
セルの断面図で示してある。なお、ここでは図3のメモ
リセル200の製造方法について説明する。また、断面
を示すハッチングは一部分を除き省略してある。
する方法の一例を簡単に説明する。図4および図5は、
この発明の不揮発性メモリセルトランジスタの、製造方
法の一例を説明するための工程図であり、一つのメモリ
セルの断面図で示してある。なお、ここでは図3のメモ
リセル200の製造方法について説明する。また、断面
を示すハッチングは一部分を除き省略してある。
【0031】まず、Si基板30にフォトリソグラフィ
技術を用いて第2ゲート形成用の溝30aを形成する
(図4の(A))。この溝の深さは例えば300nm程
度とする。
技術を用いて第2ゲート形成用の溝30aを形成する
(図4の(A))。この溝の深さは例えば300nm程
度とする。
【0032】次に、溝30aを含むSi基板30上全面
に、絶縁酸化膜(SiO2 膜)31(膜厚100nm程
度)、後に第2ゲートを形成する金属膜23a(膜厚1
00nm程度)、強誘電体膜24(膜厚200nm程
度)を順次に好適な方法で設ける(図4の(B))。例
えば、SiO2 膜31は熱酸化により設け、金属膜23
aは、例えばW(タングステン)を用いたとき、マグネ
トロン・スパッタリング等により成膜する。また、強誘
電体膜24(例えばBi4 Ti3 O12、PZT、BaM
gF4 等)は、それぞれの材料をターゲットとしたマグ
ネトロン・スパッタリング等により成膜する。
に、絶縁酸化膜(SiO2 膜)31(膜厚100nm程
度)、後に第2ゲートを形成する金属膜23a(膜厚1
00nm程度)、強誘電体膜24(膜厚200nm程
度)を順次に好適な方法で設ける(図4の(B))。例
えば、SiO2 膜31は熱酸化により設け、金属膜23
aは、例えばW(タングステン)を用いたとき、マグネ
トロン・スパッタリング等により成膜する。また、強誘
電体膜24(例えばBi4 Ti3 O12、PZT、BaM
gF4 等)は、それぞれの材料をターゲットとしたマグ
ネトロン・スパッタリング等により成膜する。
【0033】次に、溝30a外の絶縁酸化膜31の部分
をエッチングストッパーとして用い、溝30a内に残存
する膜の上面が、この膜31の、溝外の表面と同じ高さ
となるまで強誘電体膜24と金属膜23aをエッチバッ
クすることにより、強誘電体層21aと第2ゲート23
が形成された構造体を得る(図4の(C))。したがっ
て、この構造体の上面は、実質的に平坦面となってい
る。このとき使用するエッチングガスは、強誘電体膜2
4がBi4 Ti3 O12膜のとき塩素ガスを用い、PZT
またはBaMgF4 の場合はArガス等を用いる。
をエッチングストッパーとして用い、溝30a内に残存
する膜の上面が、この膜31の、溝外の表面と同じ高さ
となるまで強誘電体膜24と金属膜23aをエッチバッ
クすることにより、強誘電体層21aと第2ゲート23
が形成された構造体を得る(図4の(C))。したがっ
て、この構造体の上面は、実質的に平坦面となってい
る。このとき使用するエッチングガスは、強誘電体膜2
4がBi4 Ti3 O12膜のとき塩素ガスを用い、PZT
またはBaMgF4 の場合はArガス等を用いる。
【0034】以上の処理が終了した試料の上(絶縁酸化
膜31、強誘電体層21a、第2ゲート23の上)に、
密着膜としてSiO2 膜21b(膜厚約10nm)を好
適な方法、例えばSiH4 およびO2 を用いた常圧CV
D法、またはTEOS(Tetra Ethoxy Silane ;テトラ
エトキシシラン)およびO3 を用いた減圧CVD法等に
より成膜する(図4の(D))。強誘電体層21aとS
iO2 膜21bとの積層膜を絶縁膜21とする。
膜31、強誘電体層21a、第2ゲート23の上)に、
密着膜としてSiO2 膜21b(膜厚約10nm)を好
適な方法、例えばSiH4 およびO2 を用いた常圧CV
D法、またはTEOS(Tetra Ethoxy Silane ;テトラ
エトキシシラン)およびO3 を用いた減圧CVD法等に
より成膜する(図4の(D))。強誘電体層21aとS
iO2 膜21bとの積層膜を絶縁膜21とする。
【0035】次に、密着膜21b上に別の半導体基板1
1aを好適な方法で貼りつけて設ける(図5の
(A))。このとき、接着強度を向上させるために、8
00℃程度の温度で熱処理をする。
1aを好適な方法で貼りつけて設ける(図5の
(A))。このとき、接着強度を向上させるために、8
00℃程度の温度で熱処理をする。
【0036】その後、この別のSi基板11aを、好適
な厚さ(例えば約40nm)となるまで薄膜化して半導
体層(Si層)11を形成する(図5の(B))。
な厚さ(例えば約40nm)となるまで薄膜化して半導
体層(Si層)11を形成する(図5の(B))。
【0037】次に、半導体層11上に第1ゲート酸化膜
(膜厚約20nm)としてSiO2膜17を好適な方
法、例えば熱酸化により設ける(図5の(C))。
(膜厚約20nm)としてSiO2膜17を好適な方
法、例えば熱酸化により設ける(図5の(C))。
【0038】次に、第1ゲート酸化膜15上に第1ゲー
ト19を設ける。まず、polySi(ポリシリコン)
を減圧CVD法により200nm程度の膜厚で設け、p
olySiにAsイオンを注入した後アニールすること
により、n+ −poliSi膜とする(図示せず)。イ
オン注入条件は例えば20ekVで5×1015cm2
とする。また、アニールはRTA(Rapid Thirmal Anne
al)とし、1050℃で10秒間程度行う。次に、n+
−poliSi膜に対し、位置合わせ用マスクを利用し
たフォトリソグラフィ技術を施し、第2ゲート23に対
向する位置に第1ゲート19を形成する(図5の
(D))。
ト19を設ける。まず、polySi(ポリシリコン)
を減圧CVD法により200nm程度の膜厚で設け、p
olySiにAsイオンを注入した後アニールすること
により、n+ −poliSi膜とする(図示せず)。イ
オン注入条件は例えば20ekVで5×1015cm2
とする。また、アニールはRTA(Rapid Thirmal Anne
al)とし、1050℃で10秒間程度行う。次に、n+
−poliSi膜に対し、位置合わせ用マスクを利用し
たフォトリソグラフィ技術を施し、第2ゲート23に対
向する位置に第1ゲート19を形成する(図5の
(D))。
【0039】次に、第1ゲート19側のSi層11にイ
オン注入法によりソース、ドレイン領域13aおよび1
3bを設けた後、活性化アニールを施し、図3に示す構
造の不揮発性メモリセルトランジスタ200が完成す
る。
オン注入法によりソース、ドレイン領域13aおよび1
3bを設けた後、活性化アニールを施し、図3に示す構
造の不揮発性メモリセルトランジスタ200が完成す
る。
【0040】次に、実施の形態の変形例について説明す
る。図6は、変形例を示す断面図である。簡単に説明す
ると、Si基板30上に絶縁酸化膜31を形成し、この
絶縁酸化膜31に設けた窓31aの上に、図1のメモリ
セル基本構造100を90°回転させて側面を下にした
ような形で設けたものである。ここでは、第2ゲート側
の絶縁膜21を、強誘電体層21aとSiO2 膜21b
との積層膜として示してある。このように、他の形態を
とっても、図1の基本構造を含んでいれば、この発明の
メモリセルとして適用できる。
る。図6は、変形例を示す断面図である。簡単に説明す
ると、Si基板30上に絶縁酸化膜31を形成し、この
絶縁酸化膜31に設けた窓31aの上に、図1のメモリ
セル基本構造100を90°回転させて側面を下にした
ような形で設けたものである。ここでは、第2ゲート側
の絶縁膜21を、強誘電体層21aとSiO2 膜21b
との積層膜として示してある。このように、他の形態を
とっても、図1の基本構造を含んでいれば、この発明の
メモリセルとして適用できる。
【0041】この発明は、上述した形態例にのみ限定さ
れるものではないことは明らかである。例えば、上述の
図示例では、いずれもMOSFETを上、制御部を下に
したものについて説明をしてあるが、上下を逆にして形
成したものでもよい。また、材料の組み合わせや製造方
法もここで挙げたものに限ることはなく、種々のものと
できる。
れるものではないことは明らかである。例えば、上述の
図示例では、いずれもMOSFETを上、制御部を下に
したものについて説明をしてあるが、上下を逆にして形
成したものでもよい。また、材料の組み合わせや製造方
法もここで挙げたものに限ることはなく、種々のものと
できる。
【0042】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の不揮発性メモリセルトランジスタによれば、半
導体層の表面側にFETの構造を設け、裏面側にFET
のしきい値電圧を制御して、オン・オフの状態を保持す
る制御部を、強誘電体膜と補助電極とで少なくとも構成
している。このため、スイッチング素子として動作する
FET側に強誘電体膜の影響を及ぼす心配がなく、安定
した動作をするメモリセルとすることができる。また、
ダブルゲートMOSFETの構造をとることができるの
で、この構造の利点、例えばショートチャネル効果耐
性が大きい、サブスレショールド特性が理想的であ
る、等の利点を同時に有するメモリセルとすることがで
きる。
の発明の不揮発性メモリセルトランジスタによれば、半
導体層の表面側にFETの構造を設け、裏面側にFET
のしきい値電圧を制御して、オン・オフの状態を保持す
る制御部を、強誘電体膜と補助電極とで少なくとも構成
している。このため、スイッチング素子として動作する
FET側に強誘電体膜の影響を及ぼす心配がなく、安定
した動作をするメモリセルとすることができる。また、
ダブルゲートMOSFETの構造をとることができるの
で、この構造の利点、例えばショートチャネル効果耐
性が大きい、サブスレショールド特性が理想的であ
る、等の利点を同時に有するメモリセルとすることがで
きる。
【図1】この発明の不揮発性メモリセルトランジスタの
基本構造を説明するための、概略的な断面図である。
基本構造を説明するための、概略的な断面図である。
【図2】メモリセル基本構造のうち、補助電極(第2ゲ
ート)下の様子を電気的な概念図として示した図であ
る。
ート)下の様子を電気的な概念図として示した図であ
る。
【図3】メモリセル基本構造を含む、実際に製造される
メモリセルの形態例を示す概略的な断面図である。
メモリセルの形態例を示す概略的な断面図である。
【図4】(A)〜(D)は、メモリセルの製造方法の一
例を説明するための工程図である。
例を説明するための工程図である。
【図5】(A)〜(D)は、図4に続く、メモリセルの
製造方法の一例を説明するための工程図である。
製造方法の一例を説明するための工程図である。
【図6】メモリセルの変形例である。
10:FET構造 11:半導体層(Si層) 13a:ソース領域 13b:ドレイン領域 15:チャネル領域 17:第1ゲート絶縁膜 19:第1ゲート 20:制御部 21:絶縁膜 21a:強誘電体層 21b:密着膜(SiO2 膜) 23:補助電極(第2ゲート) 25:電荷層形成領域 30:Si基板 31:絶縁酸化膜 100:メモリセル基本構造 200、300:不揮発性メモリセルトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/108 H01L 29/78 617S 21/8242 29/786 21/336
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体層の表面側に電界効果トランジス
タの構造を設け、および前記半導体層の裏面側に前記電
界効果トランジスタのしきい値電圧制御をすると共に該
しきい値電圧を保持するための制御部を設けたことを特
徴とする不揮発性メモリセルトランジスタ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の不揮発性メモリセルト
ランジスタにおいて、前記制御部は前記半導体層の裏面
に設けられた強誘電体膜と、該強誘電体膜上に設けられ
た補助電極とをもって少なくとも構成してあることを特
徴とする不揮発性メモリセルトランジスタ。 - 【請求項3】 ソース領域、ドレイン領域、およびこれ
ら両領域間の電流路であるチャネル領域を有する半導体
層と、前記両領域をまたぐように前記半導体層の表面に
設けられた第1ゲート絶縁膜と、該第1ゲート絶縁膜上
の前記チャネル領域に対向する領域に設けられた第1ゲ
ートと、前記基板の裏面に設けられた絶縁膜と、該絶縁
膜上の前記第1ゲートに対向する領域に設けられた第2
ゲートとを具えたダブルゲートMOSトランジスタの、
前記絶縁膜の全部または少なくとも一部を強誘電体材料
で構成したことを特徴とする不揮発性メモリセルトラン
ジスタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7274424A JPH09116036A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 不揮発性メモリセルトランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7274424A JPH09116036A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 不揮発性メモリセルトランジスタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09116036A true JPH09116036A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17541486
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7274424A Withdrawn JPH09116036A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 不揮発性メモリセルトランジスタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09116036A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6532165B1 (en) * | 1999-05-31 | 2003-03-11 | Sony Corporation | Nonvolatile semiconductor memory and driving method thereof |
| JP2006511097A (ja) * | 2002-12-06 | 2006-03-30 | コーネル リサーチ ファンデーション インコーポレーテッド | 裏側のトラッピングを用いた、拡張性のあるナノ−トランジスタおよびメモリ |
| KR100682211B1 (ko) * | 2004-12-29 | 2007-02-12 | 주식회사 하이닉스반도체 | 불휘발성 강유전체 메모리 장치 |
| KR100682212B1 (ko) * | 2004-12-29 | 2007-02-12 | 주식회사 하이닉스반도체 | 불휘발성 강유전체 메모리 장치 |
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