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JPH0885807A - 単分散性銀−パラジウム複合粉末の製造方法及びその粉末 - Google Patents

単分散性銀−パラジウム複合粉末の製造方法及びその粉末

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Publication number
JPH0885807A
JPH0885807A JP6246769A JP24676994A JPH0885807A JP H0885807 A JPH0885807 A JP H0885807A JP 6246769 A JP6246769 A JP 6246769A JP 24676994 A JP24676994 A JP 24676994A JP H0885807 A JPH0885807 A JP H0885807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silver
dispersant
addition
palladium
composite powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6246769A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Fukuda
洋一 福田
Yasutaka Fukui
康隆 福井
Akio Takimoto
昭夫 滝本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritake Co Ltd filed Critical Noritake Co Ltd
Priority to JP6246769A priority Critical patent/JPH0885807A/ja
Publication of JPH0885807A publication Critical patent/JPH0885807A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】(a)銀塩及びパラジウム塩を含む水溶液(以下
「貴金属塩含有水溶液」という)又は還元剤含有水溶液
の少なくとも一方に、予め分散剤を添加(以下「分散剤
の第一添加」という)する工程、(b)貴金属塩含有水溶
液と還元剤含有水溶液を混合して、銀−パラジウム複合
粉末を還元析出させる工程、(c)その後粒子の二次凝集
が生じる前に、更に分散剤を添加(以下「分散剤の第二
添加」という)する工程、を含み、前記分散剤は水溶性
高分子化合物を主成分とし、且つ第二添加に使用される
分散剤には、更に界面活性剤を含む単分散性銀−パラジ
ウム複合粉末の製造方法。 【効果】粒度分布の幅が非常に狭く粒子径が適度な大き
さに揃い、且つ単分散性に優れ、粒子間における組成の
ばらつきの少ない均等な粒子を製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀−パラジウム複合粉
末の製造方法及び当該方法により製造された銀−パラジ
ウム複合粉末に関する。更に詳しくは、粒度分布が極め
て狭く、且つ凝集していない微細で単分散した銀−パラ
ジウム複合粉末の製造方法及び当該方法により製造され
た銀−パラジウム複合粉末に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電子工
業の分野では、厚膜回路を作製するのに貴金属粉末を不
活性液体ビヒクル中に分散させた導電性ペーストが利用
されている。この貴金属粉末は、最近では湿式還元析出
法により製造する方法が主流を占めている。
【0003】この中、銀ペーストはマイグレーション及
びハンダクワレが発生し易いので、これらを防止するた
めに、銀粉末に10〜50mol%のパラジウム粉末を
加えて、ペーストが製造されていた。しかし、銀粉末と
パラジウム粉末との均一分散が困難であり、得られるペ
ーストを用いて形成された膜は電極特性が劣ったもので
あった。
【0004】そこで、銀系の粉末に関しては、共沈還元
法により得られる銀−パラジウム合金粉末若しくは銀−
パラジウム複合粉末が現在ではよく利用されている。上
述の方法で最も典型的なものは、特公昭44−2196
8号公報に代表されるような銀塩とパラジウム塩とが含
有する混合溶液に還元剤を添加して銀−パラジウム複合
粉末を還元析出させる方法である。特公平1−3504
4号公報には上記方法の還元剤をヒドラジン化合物に限
定して製造される粉末を真空中で加熱処理する方法が記
載されている。
【0005】特開昭64−75602号公報及び特開昭
64−75603号公報には、予め反応に供するパラジ
ウム粉末若しくは銀粉末の全部を溶液中に分散させて、
これらの粉末を核として、還元析出法により、それぞれ
銀若しくはパラジウムを沈着させて銀−パラジウム複合
粉末を製造する方法について記載されている。
【0006】特開平4−325069号公報には、パラ
ジウム塩溶液を弱アルカリにし還元剤を加えパラジウム
コロイド液を調製し、更に還元剤、銀塩溶液を加えて銀
イオンを還元析出させて、銀−パラジウム複合粉末を製
造する方法が記載されている。
【0007】しかし、上述の技術はいずれも製造される
粉末の粒子径が適切でなかったり、粉末の二次凝集が生
じたり、銀とパラジウムとの分散性が悪く、酸化増量が
大きくなり電極特性に劣っているなどの問題を残してい
た。
【0008】個々について具体的に説明すると、例えば
特公昭44−21968号公報及び特公平1−3504
4号公報に記載された方法では、生成する複合粉末の粒
子径が小さ過ぎるためにペースト化した際に印刷に適さ
ない。又、粉末の特性としてパラジウムと銀との分散性
不良、微細粉末の混入により酸化開始温度が早く、酸化
増量も大きくなり、コンデンサー電極としての特性に劣
ったものであった。
【0009】特開昭64−75602号公報及び特開昭
64−75603号公報に記載された方法では、生成し
た複合粉末の組成の混合状態が均一ではなく、粒子の二
次凝集も見られた。更に、分散性が悪いため酸化増量が
大きくなり、コンデンサー電極としての特性に劣ったも
のであった。
【0010】特開平4−325069号公報に記載の方
法でも上記の方法と同様に複合粉末の混合状態が均一で
はなく、微細粉末パラジウムの混入も見られ、酸化増量
が大きく、コンデンサー電極としての特性に劣ってい
た。
【0011】ところで、近年、積層コンデンサー等の電
子部品の小型化及び電極材料の使用量の抑制によりコス
トの低減化を図るために、電極の厚みを更に薄くする必
要性が生じている。この要求に応えるためには、粒子径
が小さく且つ粒度が揃っており、印刷特性及び電極特性
に優れているのは勿論のこと、二次凝集していない単分
散した粒子であることも重要な要件になった。
【0012】単分散された粒子を得る方法として、分散
剤を添加する方法が知られている。例えば、特公昭61
−55562号公報、特開昭63−213606号公
報、特開平4−333504号公報及び特開平4−23
5205号公報などである。
【0013】特公昭61−55562号公報は銅微粉末
の製造方法に関し、難溶性の酸化銅を保護コロイドの存
在下、ヒドラジン系の還元剤で還元する方法である。保
護コロイドは難溶性の酸化銅を水溶液中に分散、懸濁さ
せる作用、及び還元析出した銅の微粒子同士がくっつき
あうことを防止する作用を有すると記載されている。
【0014】特開昭63−213606号公報は銀−パ
ラジウム複合粉末の製造方法に関し、銀とパラジウムの
可溶性金属塩の水溶液中に分散剤を加え、更に還元剤を
徐々に加えて銀−パラジウム共沈粉末を製造する方法で
ある。分散剤は析出した金属の粒子を溶液中に分散さ
せ、安定な懸濁液を作る作用をし、これにより析出され
てくる金属の結晶は溶液中の各部分において同様に成長
するため粒径のばらつきが小さくなると記載されてい
る。
【0015】特開平4−333504号公報は、銀微粉
の連続製造方法に関し、生成される銀粒子の単分散化及
び球状化を図るために還元剤溶液中に水溶性の高分子物
質を添加しても良いと記載されている。
【0016】特開平4−235205号公報は、銅粉の
製造方法に関し、反応溶液中に保護コロイドを分割添加
しながら銅塩水溶液を段階的に還元させることにより単
分散した球状銅粉を製造する方法である。保護コロイド
の分割添加は、水酸化銅の核生成前(初期添加)と、水
酸化銅から金属銅に還元させた銅粒子の粒成長中(後添
加)の2段階に分けて行う。水酸化銅が析出する以前の
段階で全添加量の40〜60重量%を添加することで、
水酸化銅の析出粒子をコントロールする。その析出水酸
化銅の粒子径及び形状等の形態が還元される銅粒子の形
態を決定するからである。その後に残りの保護コロイド
を追加することで、銅の核を凝集させることなく粒成長
させるので、粒度分布の極めて狭い球状単分散粒子が得
られるとしている。
【0017】上記特開昭63−213606号公報及び
特開平4−333504号公報記載の方法では、粒子形
状及び粒度の制御が十分とはいえず、未だ不満の残るも
のであった。
【0018】また、特公昭61−55562号公報及び
特開平4−235205号公報は銅粉のみを対象とした
もので銀−パラジウム複合粉末に関するものではなく、
更に難溶性酸化銅の懸濁(特公昭61−55562号公
報)、硫酸銅から還元される疎水性コロイドの水酸化銅
の分散(特開平4−235205号公報)工程を要し、
可溶性金属塩溶液から還元剤により直接金属を析出させ
る製造法では、金属の析出反応凝集が早過ぎるため十分
に粒度等の制御ができないと記載されている。
【0019】本発明者らは、貴金属粉末、特に銀−パラ
ジウム複合粉末の製造方法に関し,組成が均一で粒度分
布の幅の狭い球状粉末の製造方法を提供することを目的
として鋭意研究を進め、既に、特願平5−70781
号、特願平5−275977号、特願平5−31402
0号、特願平5−340247号を出願した。
【0020】例えば、特願平5−70781号は、銀−
パラジウム複合粉末の製造方法に関し、詳しくは、還元
剤を含有する溶液に銀塩とパラジウム塩が溶解する混合
溶液を分散させ、銀とパラジウムに同時に還元して析出
させる方法である。当該方法により銀の一次粒子とパラ
ジウムの一次粒子とが均一に混合して成る粉末を得る。
【0021】還元剤には、主として銀塩を銀に還元する
のに有効な還元剤と、パラジウム塩をパラジウムに還元
するのに有効な還元剤の2種以上を組み合わせて用い
る。組み合わせの例には、蟻酸と次亜リン酸、蟻酸ナト
リウムと亜二チオン酸ナトリウム、ホルムアルデヒドと
ロンガリット、ホルムアルデヒドと次亜リン酸、ホルム
アルデヒドと蟻酸アンモニウム、L−アスコルビン酸と
次亜リン酸、ロンガリットと次亜リン酸、ロンガリット
と蟻酸アンモニウム、ロンガリットと蟻酸、蟻酸アンモ
ニウムとヒドラジン又は抱水ヒドラジン、ロンガリット
とヒドラジン又は抱水ヒドラジンなどがある。また、ロ
ンガリット、硫酸ヒドラジン、抱水ヒドラジン又はL−
アスコルビン酸を使用する場合には、いずれか一種のみ
で銀とパラジウムとを同時に還元析出できる。尚、パラ
ジウム塩にはジクロロジアミンパラジウムが好適であ
る。
【0022】しかし、上記出願によっても、粒度の揃っ
た粒子を得ることはできるけれども、粒子の凝集を完全
に免れることはできなかった。
【0023】そこで、本願発明は、粒子の組成が均等で
あり電極特性に優れ、更に印刷特性に適した大きさに粒
度が揃っており、且つ単分散性に優れた銀−パラジウム
複合粉末の製造方法を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上述の目的
に従い鋭意研究を進めたところ、特定の分散剤を用いて
所定の方法で分割添加することにより、上記目的を達成
し得ることを見出し、次の本発明を完成した。
【0025】即ち、本発明は、(a)銀塩及びパラジウ
ム塩を含む水溶液(以下「貴金属塩含有水溶液」とい
う)又は還元剤含有水溶液の少なくともどちらか一方
に、予め分散剤を添加(以下「分散剤の第一添加」とい
う)する工程、(b)貴金属塩含有水溶液と還元剤含有
水溶液を混合して、銀−パラジウム複合粉末を還元析出
させる工程、(c)その後粒子の二次凝集が生じる前
に、更に分散剤を添加(以下「分散剤の第二添加」とい
う)する工程を含む銀−パラジウム複合粉末の製造方法
であって、前記分散剤は水溶性高分子化合物を主成分と
し且つ第二添加の際には更に界面活性剤を含む分散剤を
使用する、或いは前記分散剤は水溶性高分子化合物を主
成分とし且つ第一添加若しくは第二添加の少なくともど
ちらか一方にグリセリンを含む分散剤を使用することを
特徴とする単分散性銀−パラジウム複合粉末の製造方法
及び当該方法により製造された銀−パラジウム複合粉末
に関する。
【0026】
【作用】本発明の製造方法の第一の特徴は、一連の工程
において分散剤を段階ごとに複数回添加することにあ
り、詳しくは貴金属塩含有溶液又は還元剤含有溶液のど
ちらか一方に分散剤の第一添加を行い、次に貴金属塩含
有溶液中に還元剤含有溶液を加え、還元反応が終了して
一次粒子の析出後に速やかに第二添加を行うことであ
る。
【0027】まず、分散剤の第一添加により析出核の量
をコントロールし、同時に引き続き還元される銀/パラ
ジウムの析出速度をコントロールする。分散剤の第二添
加により析出した銀−パラジウム複合粉末粒子の二次凝
集を防止する。故に第二添加は一次粒子の析出が終了し
た時点で二次凝集が生じるまでの間に迅速に行うことが
肝要である。
【0028】本発明の第二の特徴は、分散剤を特定した
ことであり、即ち、水溶性高分子化合物を主成分とし、
反応段階に応じて、更に界面活性剤又は/及びグリセリ
ンを含む分散剤を適用することにある。具体的には、水
溶性高分子物質に加えて、第二添加に界面活性剤を含む
分散剤を用いるか、第一添加又は第二添加の少なくとも
どちらか一方にグリセリンを含む分散剤を用いる。又、
両者を併用しても構わない。
【0029】水溶性高分子化合物には、保護コロイドと
しての作用がある。親水コロイドは疎水基を内側に、親
水基を外側になるようにして生成粒子表面を包むので、
各々の生成粒子は親水基同士の反発力により凝集するこ
となく分散液中に安定に分散される。また、水溶性高分
子化合物は生成粒子の表面に形成される厚い吸着層によ
り粒成長を抑制し、更にこの吸着層による立体反発力は
微粒子の凝集防止に寄与する。
【0030】水溶性高分子化合物に、更に界面活性剤を
組み合わせて使用すると、相乗効果により微粒子の成長
期における凝集がより確実に防止される。具体的には、
高分子と界面活性剤とを組み合わせることにより、ζ
(ゼータ)電位の絶対値の最大値が表われ、前記静電的
反発力を最大限に利用することにより、粒成長抑制効
果、凝集防止効果が増強される。
【0031】組み合わされる界面活性剤の種類は特に構
わない。水溶性高分子化合物の親水基と同種に荷電する
イオン系界面活性剤を使用する場合には、ζ電位が最大
値を示す時には両者の静電的反発力が釣合っていると考
えられる。
【0032】一方、界面活性剤と高分子吸着層との電荷
が反対である場合には、界面活性剤イオンが高分子吸着
層に更に吸着して、前記吸着層(固定層)の電位が低下
し、そのため粒子間反発力が弱くなって凝集が起こり易
くなる。しかし、より高濃度では、界面活性剤の吸着量
が多くて粒子の電位が逆転し静電反発力が増して、ζ電
位の絶対値が最大を示すと考えられる。
【0033】非イオン系界面活性剤の場合には、電荷に
関わらず高分子吸着層に更に吸着するので、ζ電位が最
大値を示す時には、静電的反発力と吸着層の立体的反発
力が釣合っていると考えられる。
【0034】水溶性高分子化合物に、グリセリンを組み
合わせて使用した場合にも、グリセリンの及ぼす作用の
詳細については不明であるが、界面活性剤を適用したの
と同様に、微粒子の成長期における凝集がより確実に防
止される。
【0035】この結果、生成される銀−パラジウム複合
粉末はその粒子の大きさが厳格に制御されたもので粒度
分布の非常に狭い均一な粒子であり且つ単分散されてい
る粒子であって、粒子ごとの組成にばらつきのない均等
に分散されたものである。
【0036】従って、特開昭63−213606号公報
及び特開平4−333504号公報に記載の如く、金属
塩溶液又は還元剤溶液に分散剤を1回だけ添加する方法
とは本発明は大きく異なる。本発明では、適切な粒子径
が得られるように量の制御された分散剤の存在下で還元
析出反応を行い、更に第二添加を行うことで、粒子の大
きさの制御をより厳格にすることができ、且つ単分散性
も格段に向上させている。
【0037】また、本発明は特開平4−235205号
公報に記載の如く銅粉の製造方法ではなく、銀−パラジ
ウム複合粉末の製造方法に関するものである。その上、
前記公報では硫酸銅水溶液から水酸化銅、亜酸化銅を経
て金属銅へと徐々に還元させているが、本発明では水可
溶性の銀塩及びパラジウム塩から直接に銀/パラジウム
へと還元析出させている点でも相違する。
【0038】即ち、反応凝集が早過ぎるため制御し得な
いとする前記公報において解決し得なかった課題(前記
公報段落番号0020参照)は、本発明では解決されて
おり、水可溶性塩から直接に銀/パラジウムを還元析出
させても、析出核の大きさの制御を十分に可能とし、極
めて粒度分布の幅の狭い均一且つ単分散している粒子を
得ることができる。従って、製造工程が単純化されてい
るため、この点からも製造コストの低減化を図ることが
できる。
【0039】更に、前記公報と本発明とでは第二添加
(後添加)の作用が異なる。本発明において、第二添加
により結晶の粒成長を抑止させ、必要最低量以上の量の
分散剤を添加することで、析出粒子の凝集を確実に防
ぐ。従って、粒成長をも考慮して第二添加量を調節して
いる前記公報に比べ、単分散性にも優れている。
【0040】又、上記公報はいずれも、分散剤に水溶性
高分子化合物を適用する記載はされているが、水溶性高
分子化合物と界面活性剤又はグリセリンとを併用して適
用することについては一切記載されていない。
【0041】
【好適な実施態様】本発明の製造方法に係る分散剤の主
成分となる水溶性高分子化合物とは、保護コロイド作用
を有するものであり、例えばカルボキシメチルセルロー
スなどのセルロース類、デキストリン、デンプンなどの
多糖類、アラビアゴムなどの各種天然ゴム、アルブミ
ン、グロブリン、プロラミンなどの単純タンパク質の
他、ゼラチン、アルブモース、ペプトン、核タンパク
質、糖タンパク質などの各種タンパク質、又はこれらの
誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアミン、ポ
リビニルピロリドンなどのビニル系高分子化合物或いは
ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸誘導体等とのエ
ステル類などが挙げられる。これらの中で、特にアラビ
アゴム、デキストリン、ゼラチン、デンプンが好まし
い。
【0042】第一添加の添加形態については、水溶性高
分子化合物の種類に応じて貴金属含有溶液又は還元剤含
有溶液の少なくともどちらら一方を選択し添加する。例
えば、アラビアゴム、デキストリン、デンプンは貴金属
塩含有溶液に添加される方が特に好ましく、ゼラチンは
還元剤含有溶液に添加される方が特に好ましい。
【0043】本発明の製造方法では、第一添加又は第二
添加の所与の目的を達成できれば、それぞれの段階で添
加される水溶性高分子化合物の種類が異なっていても構
わない。
【0044】好ましい添加量は、第一添加では析出粒子
の形態に影響を与えない最少範囲内である。前記範囲よ
り多いと、反応溶液中の銀塩及びパラジウム塩は多数の
微細な核としてばらばらに析出し組成の均等な粒子が得
られない。更に、生成粒子が微細過ぎて印刷特性に劣っ
たものとなり所望の大きさの粒子が得られない。
【0045】また、水溶性高分子化合物が多量に存在す
るにも関わらず析出粒子も多量に存在するために却って
凝集を招き易くなる。一方、少ないと分散効果が表われ
ず核が均一に析出し難くなり球状粒子が得られない。
【0046】具体的な好ましい第一添加の添加量は選択
される水溶性高分子化合物の種類によって異なる。例え
ば、ゼラチンでは0.02g/L未満、より好ましくは
0.001〜0.004g/Lであり、アラビアゴムで
は0.04g/L未満、より好ましくは0.01〜0.
02g/Lであり、デキストリンでは0.002〜2.
0g/L、より好ましくは0.005〜0.2g/Lで
あり、特に好ましくは0.01〜0.02g/Lであ
る。上記添加量はいずれも反応溶液に対する濃度であ
る。
【0047】一方第二添加では、二次凝集防止作用を表
わす必要量以上の添加を行い、より好ましくは反応溶液
に対して1.2から10.0g/L程度である。
【0048】界面活性剤は第二添加の際に、上記の水溶
性高分子化合物と併用して添加される。第一添加時では
界面活性剤が核生成に及ぼす影響が大きいため好ましく
ない。また、核生成の際の反応速度は一般に5〜10次
の高次式で進行するのに対し、一次粒子の成長速度は1
〜2次の低次で進行するため、第二添加時に加える方が
制御が容易であり効率がよい。
【0049】界面活性剤の種類は、アニオン系、カチオ
ン系、両性であると、はたまた非イオン系であるとを問
わない。但し、アニオン系界面活性剤がより好ましい。
カチオン系活性剤には例えばステアリルアミンアセテー
トなどが挙げられ、アニオン系活性剤には例えばステア
リン酸アンモニウム、オレイン酸アンモニウム、リノー
ル酸アンモニウム、リノレン酸アンモニウムなどが挙げ
られる。両性活性剤にはステアリルベタインなどが、非
イオン系活性剤にはポリオキシエチレンステアリルエー
テルなどが挙げられる。
【0050】好ましい添加量はζ電位の絶対値が最大値
を示す濃度であり、具体的には水溶性高分子化合物の種
類と界面活性剤の種類の組合せにより異なるが、大体、
反応溶液に対して0.01〜0.4g/Lの範囲内で加
えるのが好ましい。尚、水溶性高分子化合物と界面活性
剤との最も好ましい組合せ例として、ゼラチンとリノレ
ン酸アンモニウム、アラビアゴムとリノレン酸アンモニ
ウムが挙げられる。
【0051】参考として、水溶性高分子化合物を含む水
溶液中に各種界面活性剤を添加した際の、界面活性剤の
濃度とζ電位との関係を表わした表を下記に示す。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】グリセリンを添加する場合には、還元析出
反応自体に影響を及ぼさないので、第一添加と第二添加
とを問わないが、製造上の簡便性を考慮すると第一添加
時に加える方が好ましい。好ましい添加量は、反応溶液
に対して1〜50g/L程度である。
【0057】更に、本発明の製造方法では、例えば、第
一添加には水溶性高分子化合物にグリセリンを含む分散
剤を用い、第二添加には水溶性高分子化合物に界面活性
剤を含む分散剤を用いるといった様な、界面活性剤及び
グリセリンの両方を共に適用しても良い。
【0058】本発明の製造方法では、還元剤の選択、反
応温度又はpHなどに関しては、公知の方法に従えば十
分に目的を達成し得る。例えば、還元剤には塩酸ヒドラ
ジン、硫酸ヒドラジン、抱水ヒドラジンなどのヒドラジ
ン化合物、亜硫酸塩、水素化ホウ素ナトリウム、ヒドロ
キシルアミン、亜硫酸ナトリウム、蟻酸、蟻酸ナトリウ
ム、亜硫酸水素ナトリウム、次亜リン酸、亜二チオン酸
ナトリウム、無水亜硫酸ナトリウム、L(+)酒石酸、
蟻酸アンモニウム、ロンガリット、L−アスコルビン
酸、又はこれらの混合物などが用いられ、ヒドラジン化
合物を含むことが好ましい。
【0059】温度に関しては、還元析出反応は25℃以
上で行うのが好ましく、加温しながら40℃以上で行う
ことがより好ましく、40〜80℃の範囲内で行うのが
最も好ましい。pHについてはpH3〜10程度の範囲
内で反応させることが好ましい。
【0060】その上、先に記載の本発明者らが既に出願
した特願平5−275977号、特願平5−31402
0号、特願平5−340247号の方法に従えば、これ
らの出願で開示された銀−パラジウム複合粉末よりも更
に粒度が均等に揃ったものとなり、しかも単分散性に優
れている銀−パラジウム複合粉末を得ることができる。
【0061】特願平5−275977号は銀−パラジウ
ム複合粉末の製造方法に関し、銀及びパラジウムの添加
総合計量の0.2〜20.0mol%の銀粉末、パラジ
ウム粉末又は銀−パラジウム粉末を核として予め分散さ
せた溶液中に還元剤を添加し、更に銀塩とパラジウム塩
とが溶解する混合溶液を分散させ、前記核上に同時に銀
とパラジウムとを還元析出させる方法である。
【0062】核として予め分散させる貴金属粒子の粒子
径としては、好ましくは0.1〜10μmであり、より
好ましくは0.1〜0.5μmであり、湿式還元析出法
又は水素等の不活性ガスにより貴金属塩を還元させて得
る。この貴金属粒子を核として前もって分散させる量
は、前記の如く銀及びパラジウムの添加総合計量の0.
2〜20mol%であり、好ましくは0.5〜10mo
l%、より好ましくは2mol%である。この際、含有
量の少ないパラジウムは、全部とならないようにする。
銀との共沈作用により、複合粉末の銀−パラジウム間の
固着力が強まり、酸化増量の減少、酸化開始温度の遅延
化を招来すると考えられるからである。
【0063】従って、本発明に上記方法を利用するに
は、核となる貴金属粉末を分散剤の存在下(第一添加)
で分散させ、これに還元剤、更に銀塩とパラジウム塩の
含有溶液を加え、銀−パラジウムの析出反応の後、分散
剤の第二添加を行えば良い。
【0064】特願平5−314020号は銀−パラジウ
ム複合粉末の製造方法に関し、(a)銀塩とパラジウム
塩とを含有する溶液(以下、金属塩含有溶液という)の
pHをアルカリ性領域に調整する工程、及び別途に
(b)蟻酸アンモニウム及び抱水ヒドラジン化合物を還
元剤とする還元剤含有溶液のpHを酸性領域に調整する
工程、(c)前記工程(a)で調製した金属塩含有溶液
と前記工程(b)で調製した還元剤含有溶液の少なくと
も一方に酢酸アンモニウム又は炭酸アンモニウムの一種
以上を添加する工程、及び(d)前記金属塩含有溶液と
前記還元剤含有溶液とを混合し、銀とパラジウムとを同
時に還元析出せしめる工程、とからなる。
【0065】金属塩含有溶液のpHは7〜11であるこ
とが好ましく、還元剤含有溶液のpHはpH4〜7であ
ることが好ましい。そして、両溶液を混合して金属析出
反応が行われる時のpHは7〜10.5の範囲内にある
ことが好ましい。
【0066】当該方法では、還元剤の種類の限定及びp
Hの制御に加え、金属塩含有溶液及び還元剤含有溶液の
少なくとも一方に酢酸アンモニウム又は炭酸アンモニウ
ムを添加することが肝要であり、これらにより、還元析
出反応の速度を調和し制御する。前記アンモニウム化合
物の好ましい添加形態としては、金属塩含有溶液には硝
酸アンモニウム又は酢酸アンモニウム又は炭酸アンモニ
ウムから選択される少なくとも1種以上を添加し、又は
/及び還元剤含有溶液には硝酸アンモニウム又は酢酸ア
ンモニウムを添加することである。
【0067】但し、金属塩含有溶液に硝酸アンモニウム
を添加する場合は更に金属塩含有溶液に酢酸アンモニウ
ム又は炭酸アンモニウムから少なくとも一種を添加する
か、還元剤含有溶液に酢酸アンモニウムを添加すること
を要する。一方、還元剤含有溶液に硝酸アンモニウムを
添加する場合には、同様に更に還元剤含有溶液に酢酸ア
ンモニウムを添加するか、金属塩含有溶液に酢酸アンモ
ニウム又は炭酸アンモニウムの中少なくとも一種を添加
しなければならない。
【0068】従って、本発明においては、(a)金属塩
含有溶液に分散剤の第一添加を行い、更にpHをアルカ
リ性領域に調整する工程、及び別途に(b)蟻酸アンモ
ニウム及び抱水ヒドラジン化合物を還元剤とする還元剤
含有溶液のpHを酸性領域に調整する工程、(c)前記
工程(a)で調製した金属塩含有溶液と前記工程(b)
で調製した還元剤含有溶液の少なくとも一方に酢酸アン
モニウム又は炭酸アンモニウムの一種以上を添加する工
程、及び(d)前記金属塩含有溶液と前記還元剤含有溶
液とを混合し、銀とパラジウムとを同時に還元析出せし
め、その後に分散剤の第二添加を行う工程、となる。
【0069】特願平5−340247号の方法とは、ス
リップ剤を含有する電気絶縁性プラスチックから形成さ
れ且つ凹痕がない内側壁面を有する反応槽にて貴金属の
還元析出反応を行わせるものであり、ヒドラジン化合物
の少なくとも一種以上を還元剤とする。当該方法では、
反応槽内壁面での金属析出反応が起こり難くなる。
【0070】電気絶縁性プラスチックには、例えばポリ
エチレン、ポリエチレン/ナイロン、ポリプロピレン、
ナイロンなどがある。スリップ剤とは、前記プラスチッ
クに相溶性があり且つ耐熱性が良く表面分子層を形成し
て帯電防止効果を示すものであり、例えばステアリン酸
等の脂肪酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸
カルシウム、ステアリン酸ナトリウム等の脂肪酸の金属
化合物、ワックス、パラフィン、ポリエチレングリコー
ル、安息香酸ナトリウム、精製タルクなどが挙げられ、
100〜300ppm添加されるのが好ましい。
【0071】還元剤には前記ヒドラジン化合物が少なく
とも一種以上含有していることを要する。また、これに
金属還元析出法の還元に汎用されている他の化合物を組
み合わせて用いることが好ましい。
【0072】従って、この場合内側壁面が上記のような
材料から形成され且つ凹痕がない反応槽に、貴金属塩含
有溶液を入れ、そこに分散剤を第一添加し、次に還元剤
含有溶液を徐々に加え、反応後迅速に分散剤の第二添加
を行う。
【0073】以上、上述の方法により製造された銀−パ
ラジウム複合粉末は、いずれも粒度分布の幅が当該出願
のものに比べ更に狭くなり、適度な大きさの一定の粒径
に揃っており、且つ単分散性にも優れ、粒子の組成も均
等である。従って、ペースト化時の印刷特性・電極特性
に優れ、電子部品の小型化・薄膜化を良好に実施でき
る。
【0074】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明について詳説す
る。但し、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0075】(実施例1)ガラスビーカーに蒸留水13
0mlを入れ、適度に加温しながら硝酸銀1.21gと
硝酸パラジウム(パラジウム金属含有量12.76重量
%)2.52gを加え、50℃になるまで加熱しながら
攪拌し溶解させた。更に、水酸化アンモニウムでpHを
10.4に調整し、貴金属塩含有溶液とした。この50
℃の溶液中へ、表5に示す第一次分散剤含有水溶液をそ
れぞれ反応溶液中で任意の濃度になるように添加し、混
合した(分散剤の第一添加)。
【0076】別に、蟻酸アンモニウム2.24gと抱水
ヒドラジン0.48gとを蒸留水1000mLに50℃
になるまで加熱しながら攪拌し溶解させた。硝酸でpH
6.4に調整後、緩衝剤として酢酸アンモニウム5gを
投入攪拌し完全に溶解させ、還元剤含有溶液とした。
【0077】この還元剤含有溶液を前記貴金属塩含有溶
液に添加して、銀−パラジウムを還元析出させた。更
に、反応時の泡発生後に、表5に示す第二次分散剤を任
意の濃度になるように第二次分散剤含有水溶液を添加し
攪拌混合した(分散剤の第二添加)。
【0078】反応終了後溶液を冷却し、ガラスフィルタ
ーにて≪過し、フィルター上の銀−パラジウム複合粉末
を残存塩類がなくなるまで蒸留水で洗浄を繰り返した
後、室温で乾燥させた。得られた銀−パラジウム複合粉
末について、該粉末を蒸留水に懸濁させ、レーザー回折
式粒度分布測定器(Master sizer)で粒度分布を測定し
た。結果は表5に示す通りである。
【0079】
【表5】
【0080】比較例1及び比較例2も適度に調整された
粒子径の粉末が得られたが、更に界面活性剤又はグリセ
リンを組み合わせた本願発明の本発明例1、本発明例2
及び本発明例3の方が、粒子の単分散性に優れ、且つ粒
度分布の幅が狭く均等に揃った粒子が製造された。
【0081】(実施例2)上記本発明例1と同様の方法
で、銀−パラジウム複合粉末を製造した。この粉末をT
EM(透過式顕微鏡)によるEDX(X線マイクロアナ
ライザー)観察を行い(管電圧:200kV,ビーム
径:約20〜30nm)、各粒子の銀とパラジウムの組
成比を調べた。結果を図6及び表6に示す。尚、当該観
察の際に粒子の分散を行わなかったので、図6では凝集
した状態で観察されている。
【0082】
【表6】
【0083】上記結果より、本発明の方法により製造さ
れた複合粉末は、銀とパラジウムがほぼ均等に混合分散
された粒子から成ることが判った。
【0084】
【発明の効果】本発明の製造方法により、粒度分布の幅
が非常に狭く粒子径が適度な大きさに揃い、且つ単分散
性に優れ、粒子間における組成のばらつきの少ない均等
な粒子を製造することができる。
【0085】即ち、本発明の貴金属粉末は粒度が揃い且
つ単分散性に優れ、粒子の組成も均等であるため、印刷
特性及び電極特性に優れている。従って、コンデンサー
用の電極又は高温センサー回路等の電子部品に好適に使
用でき、更には良好にこれらの薄膜化・小型化を実現す
ることができ、製造コストの低減化も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法の一実施態様である本発明例
1に示す方法により製造された銀−パラジウム複合粉末
の粒度分布を表わすグラフである。
【図2】分散剤に界面活性剤を含んでいない、比較例1
により製造された銀−パラジウム複合粉末の粒度分布を
表わすグラフである。
【図3】本発明の製造方法の更なる一実施態様である本
発明例2により製造された銀−パラジウム複合粉末の粒
度分布を表わすグラフである。
【図4】分散剤に界面活性剤を含んでいない、比較例2
により製造された銀−パラジウム複合粉末の粒度分布を
表わすグラフである。
【図5】本発明の製造方法の別の実施態様の一つである
本発明例3により製造された銀−パラジウム複合粉末の
粒度分布を表わすグラフである。
【図6】本発明の方法により製造された銀−パラジウム
複合粉末のTEM(透過式顕微鏡)写真(倍率:×20,0
00)であって、当該粉末の粒子構造を表わしたものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝本 昭夫 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)銀塩及びパラジウム塩を含む水溶液
    (以下「貴金属塩含有水溶液」という)又は還元剤含有
    水溶液の少なくともどちらか一方に、予め分散剤を添加
    (以下「分散剤の第一添加」という)する工程、(b)
    貴金属塩含有水溶液と還元剤含有水溶液を混合して、銀
    −パラジウム複合粉末を還元析出させる工程、(c)そ
    の後粒子の二次凝集が生じる前に、更に分散剤を添加
    (以下「分散剤の第二添加」という)する工程、 を含む銀−パラジウム複合粉末の製造方法であって、 前記分散剤は水溶性高分子化合物を主成分とし、且つ第
    二添加に使用される分散剤には、更に界面活性剤を含む
    ことを特徴とする単分散性銀−パラジウム複合粉末の製
    造方法。
  2. 【請求項2】第一添加若しくは第二添加の少なくともど
    ちらか一方に使用される分散剤には、更にグリセリンを
    含むことを特徴とする請求項1記載の単分散性銀−パラ
    ジウム複合粉末の製造方法。
  3. 【請求項3】(a)銀塩及びパラジウム塩を含む水溶液
    (以下「貴金属塩含有水溶液」という)又は還元剤含有
    水溶液の少なくともどちらか一方に、予め分散剤を添加
    (以下「分散剤の第一添加」という)する工程、(b)
    貴金属塩含有水溶液と還元剤含有水溶液を混合して、銀
    −パラジウム複合粉末を還元析出させる工程、(c)そ
    の後粒子の二次凝集が生じる前に、更に分散剤を添加
    (以下「分散剤の第二添加」という)する工程、 を含む銀−パラジウム複合粉末の製造方法であって、 前記分散剤は水溶性高分子化合物を主成分とし、且つ第
    一添加若しくは第二添加の少なくともどちらか一方に使
    用される分散剤には、更にグリセリンを含むことを特徴
    とする単分散性銀−パラジウム複合粉末の製造方法。
  4. 【請求項4】第一添加に使用する分散剤に、グリセリン
    が含まれていることを特徴とする請求項3記載の単分散
    性銀−パラジウム複合粉末の製造方法。
  5. 【請求項5】第二添加の際に使用する分散剤には、更に
    界面活性剤を含むことを特徴とする請求項3又は4記載
    の単分散性銀−パラジウム複合粉末の製造方法。
  6. 【請求項6】前記水溶性高分子化合物がアラビアゴム、
    デキストリン、ゼラチン、デンプンから選択されること
    を特徴とする請求項1から5のいずれか一に記載の単分
    散性銀−パラジウム複合粉末の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1から6のいずれか一に記載の方法
    により製造されたことを特徴とする、組成が均等で粒度
    が揃い且つ単分散性に優れた銀−パラジウム複合粉末。
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