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JPH08265245A - データ配送システム - Google Patents

データ配送システム

Info

Publication number
JPH08265245A
JPH08265245A JP7064288A JP6428895A JPH08265245A JP H08265245 A JPH08265245 A JP H08265245A JP 7064288 A JP7064288 A JP 7064288A JP 6428895 A JP6428895 A JP 6428895A JP H08265245 A JPH08265245 A JP H08265245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
fax
transmission
terminal device
portable information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7064288A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shimizu
宏 清水
Tatsu Yokozawa
横沢  達
Teiji Kuwabara
禎司 桑原
Michihiro Mese
道弘 目瀬
Muneaki Yamaguchi
宗明 山口
Tomoya Ozaki
友哉 尾崎
Yoshihiko Kunimori
義彦 國森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7064288A priority Critical patent/JPH08265245A/ja
Priority to US08/534,318 priority patent/US5933478A/en
Publication of JPH08265245A publication Critical patent/JPH08265245A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯型情報端末装置にデータを伝達するデー
タ配送システムに関し、携帯型情報端末装置の利用者に
データが伝達された旨を通知し、当該データの内容を利
用者がその場ですぐに確認できるようにする。 【構成】 FAXの送信者は、送信先の携帯型情報端末
装置(PDA)を指定してコミュニケーションサーバ
(CS)にFAXを送信する。CSは受信したFAXの
イメージデータを蓄積保持するとともに、送信先のPD
Aに接続されたページャにFAX受信発生の旨を知らせ
るメッセージを送信する。ページャによってFAXの受
信を知ったPDAの利用者は、メッセージで伝えられた
FAXの概要を確認し、必要ならばPDAに接続された
携帯電話でCSを呼び出して、CSからFAXのイメー
ジデータを転送させて詳細な内容を参照する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ配送システムに係
り、特に、任意の場所で用いられる携帯型情報端末装置
に対して所望のデータを迅速かつ確実に伝達するデータ
配送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遠隔地へ情報を迅速かつ確実
に伝達するための装置として、紙上に描かれた文字や図
形などのイメージデータを電話回線などの公衆回線経由
で伝送するファクシミリ(以後、“FAX”と略記す
る)が知られている。一般的に、FAXは固定された宛
て先に対してイメージデータを伝送するために用いられ
るものであり、相手方の受信者が例えば外出などで別な
場所にいるときには、当該受信者のスケジュールなどに
基づいて当該受信者に最も近いところに設置されている
FAX受信機を調べ、その宛て先に対してイメージデー
タを伝送することが行われている。この場合、当該受信
者が当初のスケジュールとは異なる行動をとっている
と、当該受信者にイメージデータを伝えることはできな
い。
【0003】そこで、これに対する対策として、本出願
人が製造および販売しているFAXである“美写文「H
F−TM1」”および“美写文「HF−TB1」”の2
機種には、メモリ受信機能と転送機能とが装備されてい
る。上記2機種のFAXは、他のFAXからのイメージ
データを受信すると、その情報を紙上に印刷する代わり
に内蔵メモリに記憶させた後、当該FAXを利用する受
信者が常時携行しているポケットベル(以後、“ページ
ャ”と記述する)に対して、イメージデータが伝達され
た旨の通知を行う。ページャでイメージデータの伝達を
知った受信者は、最寄りに設置されている別のFAXか
ら上記通知を行ったFAXに電話をかけ、トーンダイヤ
ルによるリモートコントロールを行うことで、内蔵メモ
リ内のイメージデータを最寄りのFAXに転送させて、
伝達された情報の内容を迅速に入手することができるの
で、FAXで情報を伝えようとする送信者は、受信者の
スケジュールや現在位置などについて気を配る必要がな
くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では、ページャからイメージデータの伝達を知らさ
れた受信者の近辺にFAXが設置されていなければ、当
該イメージデータの内容を迅速に入手することができな
いという問題点があった。また、ページャによる通知内
容はイメージデータが伝達されたことのみなので、当該
イメージデータの内容の重要度に応じてすぐに読むべき
か否かを事前に判断することは不可能であり、仮に受信
者が極めて重大な案件に関する情報の伝達を待っている
ときにページャによる通知があれば、伝達されたイメー
ジデータが別のそれほど重要でない案件に関する情報で
あったとしても、処理中の仕事を中断して最寄りのFA
Xを見つけ、上述したイメージデータの転送操作を行う
ことになってしまうという問題点があった。
【0005】したがって本発明の目的は、上記の問題点
を解決して、受信者宛にデータが伝達された旨の通知を
受けて、当該データの内容を受信者がその場ですぐに確
認できるようなデータ配送システムを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のデータ配送システムは、公衆回線への回線
接続手段と、前記公衆回線経由で行われるデータの送受
信を制御するデータ伝送制御手段とを具備し、送受信の
対象となるデータの作成,保存,表示などを行う一以上
の携帯型情報端末装置と、公衆回線への回線接続手段
と、前記公衆回線経由で行われるデータの送受信を制御
するデータ伝送制御手段とを具備し、受信した伝送デー
タを蓄積保存するコミュニケーションサーバと、によっ
て構成され、前記コミュニケーションサーバは、前記伝
送データ中で指定された特定の携帯型情報端末装置に対
して前記伝送データを受信した旨のメッセージを通知
し、当該特定の携帯型情報端末装置からの伝送データ転
送要求に応じて前記伝送データを前記公衆回線経由で送
信するようにしたものである。
【0007】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0008】本発明のデータ配送システムは、公衆回線
への回線接続手段と、前記公衆回線経由で行われるデー
タの送受信を制御するデータ伝送制御手段とを具備し、
送受信の対象となるデータの作成,保存,表示などを行
う一以上の携帯型情報端末装置と、公衆回線への回線接
続手段と、前記公衆回線経由で行われるデータの送受信
を制御するデータ伝送制御手段とを具備し、受信した伝
送データを蓄積保存するコミュニケーションサーバと、
によって構成され、前記コミュニケーションサーバは、
前記伝送データ中で指定された特定の携帯型情報端末装
置に対して前記伝送データを受信した旨のメッセージを
通知し、当該特定の携帯型情報端末装置からの伝送デー
タ転送要求に応じて前記伝送データを前記公衆回線経由
で送信するようにしている。
【0009】以上により、例えばFAXのイメージデー
タを伝送データとする場合について考えると、最初に発
信者がコミュニケーションサーバに対してFAXを送信
する際、コミュニケーションサーバの電話番号とともに
受信者の携帯型情報端末装置を特定するID番号を送信
する。コミュニケーションサーバは受信したFAXのイ
メージデータを大容量の記憶媒体に蓄積させた後、受信
者の携帯型情報端末装置に接続されたページャにFAX
到着の旨のメッセージを送信する。このとき、メッセー
ジには、受信したFAXの概略的な内容を付属させてお
く。受信者は、ページャが受信したメッセージを参照し
てFAXの到着を知ると同時に、その概略内容をその場
ですぐに確認することができる。
【0010】そして、FAXで送られた内容の重要度に
応じて、また、携帯型情報端末装置に付属する携帯電話
が使用可能な状態になったとき、受信者が携帯型情報端
末装置の携帯電話を介してコミュニケーションサーバに
当該イメージデータの転送要求を行って、コミュニケー
ションサーバの記憶媒体内に蓄積された当該イメージデ
ータの全体または一部を、受信者の携帯型情報端末装置
に転送して表示させることができる。さらに必要に応じ
て、受信者が携帯型情報端末装置からコミュニケーショ
ンサーバに指示を行って、コミュニケーションサーバの
記憶媒体内に蓄積された当該イメージデータを別の携帯
型情報端末装置やFAXの受信機に転送することもでき
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明のデータ配送システムの実施例
を図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明では
一般的なFAXから携帯型情報端末装置(以下、“PD
A”:Personal Digital Assistantと略記する)にFA
Xのイメージデータを送信する場合に限って説明を行う
が、本発明の対象となるデータはこれのみに限られず、
例えばグラフィックデータや音声データなども対象とな
り得る。
【0012】図1は、本発明のデータ配送システムの基
本的な実施例の全体構成を示すブロック図である。同図
中、FAX1010が発信したFAX信号1011は、
一般公衆回線1020を通過後、回線I/F1030を
経由してコミュニケーションサーバ(以後、“CS”と
略記する)1040に入力される。CS1040は、上
記FAX信号を自身に設置されたハードディスクドライ
ブ(以後、“HDD”と略記する)1050内にFAX
データ1051として蓄積保存する。
【0013】次に、CS1040は、回線I/F103
0および一般公衆回線を経由して、送信先として指定さ
れているPDA1100に接続されたページャ1070
に、FAX到着の旨をメッセージで知らせる。PDA1
100は、ページャ1070からディジタル信号でこの
メッセージを受け取り、PDA1100の利用者にFA
X到着の旨を知らせる。最後にPDA1100は、自動
的もしくは利用者の指示により、PDA1100に接続
された携帯電話の一種であるパーソナルハンディフォン
システム1090(以後、“PHS”と略記する)を用
いてCS1040に電話をかけ、通話回線(1091−
1081−1022−1032)を接続する。そして、
この回線を通してCS1040から転送されるFAXデ
ータ1051を受信する。
【0014】図2は、図1中の携帯型情報端末装置を所
持しながら移動中の利用者がFAXのイメージデータを
入手する際の概略的な手順を示す図であり、図2(a)
は、PDA2040の利用者が自動車2010に乗って
移動している状態である。この時点でCS2000がF
AX信号を受信すると、CS2000はPDA2040
に接続されたページャ2020に対してFAX到着の旨
をメッセージで通知する。PDA2040はこのメッセ
ージを受信することによってFAXの到着を知ることが
できるが、PHS2030には移動中の通信が不可能で
あるという欠点を持っているので、PDA2040はペ
ージャ2020を通じてFAX到着を知ることは出来て
も、すぐにFAXデータをPHS2030を用いて受信
することはできない。
【0015】図2(b)は、自動車2010が停車した
状態を示す。このとき、PDA2040の移動が止まっ
ているので、PDA2040に接続されたPHS203
0からCS2000に電話をかけることが可能であり、
CS2000と回線2031を接続してFAXデータを
受信することができる。
【0016】図2(c)は、PDA2040に接続され
ている無線通信の設備が、ページャやPHSではなく、
移動中でも無線通信を行うことが可能なセルラー無線2
050である場合を示している。この場合、自動車20
10が移動中であっても、CS2000からPDA20
40に対して、セルラー無線2050を通じてFAX到
着の旨を知らせるとともに、同一回線をそのまま用いて
FAXデータの送信を行うこともできる。
【0017】図2(c)に対する図2(a)および
(b)の相違点は、無線通信の設備としてセルラー無線
ではなくページャおよびPHSを用いている点にある。
PHSでは、移動中にFAXデータの受信が不可能であ
るという欠点がある一方、無線通信時の回線使用料やバ
ッテリーの寿命などの点ではるかに有利であるという特
徴がある。しかし、移動中には一切の受信を行うことは
できないので、低ランニングコストのページャを用い
て、FAX到着の旨を知らせるメッセージをPDAにお
いて先に知っておくようにする。そして、PHSが使用
可能な環境になった時点で電話をかけて、FAXデータ
を受信するという動作を行うことができる。
【0018】図3は、本発明のデータ配送システムで複
数のコミュニケーションサーバを設けた実施例の全体構
成を示すブロック図であり、PDAを使用する地域が広
範囲に渡り、その地域各所に複数のCSが分散している
場合の動作を説明するための構成図である。一般に使用
されているFAX3000が一般公衆回線3010を用
いてCS3050にFAXデータを送信する部分につ
いては図1と同一であるため、ここでは説明を省略する
が、本実施例ではCSが複数存在するケースを示してい
る。具体的には、例えばFAX3000が東京地区に設
置されたCS3050に対してFAXを送信したが、
送信先として指定したPDA3080の利用者が茨城地
区にいるような場合である。図1の実施例の場合は、東
京地区のCSが茨城地区のPDAに一般公衆回線を用
いて直接的に接続していたが、本実施例の場合は、シス
テムを構築しているある企業が全国各地に複数のCSを
設置し、各々のCS間を当該企業が独自に引いた回線で
ある企業内ネットワーク3090を用いて相互に接続し
ている。このLAN3090は企業が独自に引いている
ため、この回線の使用コストは使用時間と比例せず、回
線使用料は基本的に無料と考えて良い。
【0019】この企業内ネットワーク3090を用い
て、東京地区に設置されたCS3050から、FAX
到着の旨を知らせるメッセージおよびFAXデータ自体
を茨城地区に設置されたCS3070に送信する。C
S3070は、回線I/F3030を通して一般公衆
回線3010にアクセスし、同一県内に位置するPDA
3080に対してFAX受信の旨を知らせるメッセージ
を送り、さらに、FAXデータ自体も送信する。これに
より、遠隔地にあることがわかっているPDAにFAX
データを転送する場合でも、高価な一般公衆回線を可能
な限り利用せずに、企業が独自に引いた企業内ネットワ
ークを有効に利用して、データ量の大きいFAXデータ
をより低コストで転送することができる。
【0020】図4は、本発明のデータ配送システムで携
帯型情報端末装置にセルラー無線を付属させた実施例の
全体構成を示すブロック図である。同図中、一般に使用
されているFAX4000が一般公衆回線4010を用
いてCSにFAXデータを送信する部分については図1
と同一であるため、ここでは説明を省略する。本実施例
では、移動体通信装置であるセルラー無線4060にP
DA4070が接続されている。セルラー無線4060
は、図2(c)で説明したように移動中でも通信が可能
であり、移動中に受信および送信の両方とも行うことが
出来る。CS4030はFAX信号を受信すると、回線
I/F4020を経由して一般公衆回線4010にアク
セスし、さらにセルラー無線基地局4050を通してP
DA4070に接続されたセルラー無線4060を呼出
して、FAX受信の旨を知らせるメッセージを転送す
る。この時点でCS4030とPDA4070はすでに
双方向の回線が接続されているため、PDA4070の
利用者は、FAX到着の旨を知らせるメッセージを確認
すると同時に、CS4030のHDD4040内に記憶
されたFAXデータ4041をPDA4070に送信す
るようにCS4030に対して転送要求を行うことがで
きる。これにより、PDA4070では、CS4030
が受信したFAXデータをその場ですぐに手元に取り寄
せることができる。
【0021】また、図1と共通するが、FAXから直接
PDAに送信せずにCSを介在させることで、PDAの
電話が話中である場合,PHSが移動中である場合,バ
ッテリーダウン状態である場合などの通信不可能な状況
下にあっても、FAXからいつでもPDAを送信先とし
て送信することが可能となり、PDAは自身に装備され
た無線通信設備が動作可能となったときに、いつでもC
SからFAXデータを取り寄せることができる。
【0022】図5は、FAXからコミュニケーションサ
ーバを介して携帯型情報端末装置に送信される伝送デー
タの内容の一例を示す図であり、以下に示す〜の順
序でメッセージデータがFAXからCSへ,CSからP
DAへと送信される。
【0023】発信元のFAXは、一般公衆回線の交換
器に対してFAXを送信するための電話をかける。具体
的には、受信するCSの電話番号を交換器に送り、CS
との間の電話回線の接続を行う。この信号フォーマット
は、トーンまたはダイアルパルスである。
【0024】FAXはCSに対して、実際にFAXの
イメージデータを送信しようとする送信先のPDAのI
D番号を送る。このときの信号フォーマットは、ここで
は電話のトーン信号としている。発信条件は、CSがP
DAのID番号を受け取ることが可能であることを示す
キャリア信号をCSが発行することである。
【0025】FAXはCSに対して、FAXのイメー
ジデータであるディジタル信号を発信する。これは通常
利用されているのFAX信号そのものである。CSはこ
のFAXのイメージデータを構成するディジタル信号を
受信して、自身に設けられているHDDに蓄積保存す
る。
【0026】CSは送信先のPDAに接続されたペー
ジャに信号を送信するため、交換器にページャの呼出し
電話番号を送信する。
【0027】CSはページャ経由で送信先のPDAに
対して、FAXを受信した旨を表すメッセージを送信す
る。このときの信号フォーマットは、ページャが通常認
識する文字列を表わすディジタル信号である。
【0028】送信先のPDAはCSを呼出すためのC
Sの電話番号を交換器に送り、PDAとCSの電話回線
を接続する。
【0029】送信先のPDAはCSに対してFAXイ
メージを送信するよう要求コマンドを送る。
【0030】CSはこの要求コマンドを受けて、自身
のHDD内に蓄積保存されたFAXのイメージデータを
送信先のPDAに転送する。
【0031】図6は、FAXからコミュニケーションサ
ーバを介して携帯型情報端末装置に送信される伝送デー
タの内容の他の例を示す図であり、以下に示す〜の
順序でメッセージデータがFAXからCSへ,CSから
PDAへと送信される。同図中、〜の発信元,宛て
先,メッセージ内容については図5の場合と同一であ
る。ここでは、FAXからCSに、本当の宛て先であ
るPDAのID番号を伝達するときの信号フォーマット
を、図5に示したトーン信号に代えてディジタル信号と
している。一般的なFAXでは、FAXのイメージデー
タ信号以外のメッセージを送信する場合、電話のトーン
信号を使う以外の方法はないが、本発明のデータ配送シ
ステムに対応したFAXや、パソコンやモデムなどでF
AXのイメージデータ信号そのものを作成するようなシ
ステムであれば、FAXとCSの間をディジタル信号で
連絡することが可能である。この場合、FAXからCS
に対して送信先のPDAのID番号を送るだけでなく、
図10などで後述するFAXのイメージの概略内容など
を示すメッセージや、セキュリティに必要なパスワード
などについても一緒に伝送することが可能になる。
【0032】図7は、図6中の伝送データの内容をより
具体的に示す図であり、基本的な発信元,宛て先につい
ては図5および図6の場合と同一であるが、FAXか
らCSへのFAXイメージの概略内容や、発信元の詳し
いIDなどの情報を含むFAXヘッダをディジタル信号
でCSに送信する処理と、送信されたFAXヘッダを
CSからPDAに転送する処理とが加えられており、送
信先のPDAでFAXのイメージデータの転送を指示す
る前に、送信されたFAXヘッダでFAXの概略内容を
知ることが可能となるので、FAX本文をすぐに転送す
るべきか否かを事前に確認することができる。
【0033】図8は、コミュニケーションサーバから携
帯型情報端末装置に送信されるメッセージのフォーマッ
トの一例を示す図であり、図5中のでCSがFAXを
受信した旨のメッセージを送信先のPDAに送るときの
メッセージフォーマットの例である。図8(a)は、F
AXがCSに対して発信したイメージデータであり、通
常のFAXでは、当該FAXが持つスキャナが読取った
FAX本文の前に、当該FAX自身が出力する発信元の
名称,電話番号,日付,時刻などの情報をヘッダイメー
ジとして送信する。図8(b)は、CSが送信先のPD
Aに接続されたページャを経由してPDAに転送するF
AXヘッダの内容であり、これはCSが受信したFAX
ヘッダのイメージパターンを、文字認識などにより文字
コードに変換し、その文字コードを送信するものであ
る。図8(c)は、最後にPDAがCSに対してFAX
のイメージデータの送信要求を行った後に、CSがPD
Aに対して送信するFAXのイメージデータである。
【0034】図8(b)において、FAXヘッダの文字
コード変換は一度PDAが受信しているが、文字認識に
間違いが生ずる場合もあるため、CSからPDAへ送信
するFAXのイメージデータには、FAXがCSに送信
したFAXヘッダのイメージデータと、FAX本文であ
るイメージデータの全部を送信する方が望ましい。FA
Xヘッダの文字認識回路については図16を用いて後述
するが、文字認識が確実に行われればFAXヘッダをイ
メージデータで送信する必要はなくなる。これについて
は、CSの文字認識回路で認識確率を算出して、ある一
定値以下であればFAXヘッダのイメージデータを送信
するという規約にしてもよい。なお、FAXヘッダを送
る場合も、送らない場合も、PDAはFAXイメージを
受信するだけなので、CS側から事前にFAXヘッダの
イメージを送信するという上記の判断結果をPDAに送
信する必要はない。
【0035】図9は、コミュニケーションサーバから携
帯型情報端末装置に送信されるメッセージの具体的な内
容の一例を示す図である。同図中、はCSが当該PD
Aに宛てたFAXを受信した旨を示すFAX受信メッセ
ージである。は発信元のFAXが送信先のFAXに対
して発信している、自身の名前,電話番号などのID情
報であり、送信先のPDAに対して受信したFAXの概
要をできるだけ知らせるためのひとつの手段となる。
は受信した日時、は受信したCSを呼出すための電話
番号、は受信したCSのIDで、図3で示したように
複数のCSが設置されている場合に必要となる情報であ
る。は受信したFAXのCS内部での管理番号であ
り、送信先のPDAはFAX送信をCSに指示すると
き、この番号を利用してFAXの識別を行う。は受信
したFAXのイメージデータの大きさであり、PDAが
FAXイメージの受信を行うとき、受信したイメージデ
ータをPDA内に全部取り込めるかどうかの判定基準と
して利用する。PDAに取り込めない大きさである場合
には、PDA自身が判断してFAXの転送要求を行わな
いか、あるいは図20を用いて後述するように、送信先
のPDAの最寄りに設置されているFAXに転送するよ
う指示を送る。は受信したFAXのヘッダ文字であ
り、図8(b)で示したものである。
【0036】図10は、図9のメッセージの携帯型情報
端末装置における表示例を示す図であり、付属するペー
ジャが受信したFAX受信の旨を示すメッセージをPD
Aで表示した例である。同図中、10000はPDAの
表示装置全景であり、本実施例では液晶等のディスプレ
イ装置と、ペンや指の接触を座標検知するタッチパネル
が重ねられた形態としている。10010はFAX受信
の旨を示すメッセージで、10020は図9に示した
FAXが送信してきたディスプレイメッセージである。
10030は受信したCSの番号であり、PDA内部で
CSの電話番号と連携したデータベースを検索する際に
用いる。すなわち、PDA内部のデータベースで図9
に示した電話番号との照合を行った結果、PDA内部に
該当する電話番号がない場合には新規登録を行う一方、
PDA内部に登録された電話番号と一致しなかった場
合、基本的には転送エラーとして処理するが、場合によ
っては偽造FAXの可能性として受信するデータに警告
フラグを設定するなどの処理を行う。10040は図9
に示したFAXのイメージデータにおけるヘッダ文字
である。10050は、これらのメッセージを受け取る
利用者に対して判断を促すメッセージであり、その場で
すぐにイメージデータの転送を行うときはアイコン10
060を、急ぎではなく後でも良いときは10070の
アイコンをペンや指でタッチすることで指示を行う。
【0037】図11は、本発明のデータ配送システムに
おけるコミュニケーションサーバの機能構成の一例を示
すブロック図である。同図中、11010はCPUであ
り、CSの中枢部分である。CPU11010には、メ
モリなどの記憶部11020,システムクロックや時計
などのタイマ11030,CRTディスプレイなどの表
示部11040,キーボードなどの入力部11050な
どの他に、図3で示した企業内ネットワークなどの相当
するLAN/企業内ネットワークが図示しないI/Fを
経由して接続されており、一般的なパソコンと同様の形
態となっている。本実施例のCSでは、上述したCPU
11010に対して、FAX送受信回路11001,ペ
ージャ呼出し回路11002,モデム11003によっ
て構成される回線I/F11000が接続されている。
FAX送受信回路11001は、イメージデータのFA
Xからの受信処理とPDAへの送信処理を行う。ページ
ャ呼出し回路11002は、PDAに接続されているペ
ージャを呼出してメッセージを送信する。モデム110
03は、FAX転送命令などのコマンドをPDAとやり
取りする他、上記したFAXのイメージデータの送信に
際して、通常のFAXフォーマットではなく、ディジタ
ルデータとして転送することもある。
【0038】図12は、本発明のデータ配送システムに
おける携帯型情報端末装置の機能構成の一例を示すブロ
ック図である。同図中、12050はCPUであり、こ
れにメモリなどの記憶部12060,システムクロック
や時計などのタイマ12070,液晶パネルなどの表示
部12080,タッチパネルなどの入力部12090が
接続され、携帯型情報端末装置としての構成となってい
る。本実施例ではこのCPU12050に対して、ペー
ジャ受信回路12010を経由してページャ12000
が接続されるとともに、FAX送受信回路12020と
モデム12040が接続されている。そして、FAX送
受信回路12020およびモデム12040は、PHS
12030に接続されている。各々の機能については、
図11に示したCSにおける回線I/Fと同一である。
【0039】図13は、本発明のデータ配送システムで
用いられるバッファリングアダプタの機能構成の一例を
示すブロック図であり、図5で説明したFAXがトー
ン信号で発信する送信先のPDAのID番号を、FAX
の使用者がCSからのキャリアを待って手動で入力する
代わりに、自動的にCSのキャリアを検出して送信先P
DAのID番号を発信するためのバッファリンクアダプ
タを示す。図5〜のように、発信元のFAX130
00から発信される信号13001は、最初はCSの電
話番号を表すトーン信号(図5)、続いて送信先のP
DA番号を表すトーン信号(図5)、そしてFAXの
イメージデータを表すディジタル信号(図5)とな
る。
【0040】バッファリングアダプタ13010は、信
号13001をFAXインタフェース13011を介し
て受信して、FAX信号分解回路1301により、CS
の電話番号,PDA番号,FAXイメージ信号に分解す
る。そして、電話番号は TEL番号バッファ13013に
格納された後、これを通して公衆回線13030に出力
されることで、CSに対して電話がかけられる。CSが
話中で回線が接続されなかった場合、再び TEL番号バッ
ファ13013から電話番号を公衆回線13030に出
力する。PDA番号は、PDA#バッファ13014に
格納された後、CSキャリア検出回路13016がCS
から発信される受信キャリアを検出するまで待ち状態と
なる。CSが受信キャリアを発信すると、CSキャリア
検出回路13016によってスイッチ13017が“O
N”となり、PDA#バッファ13014に格納されて
いたPDA番号が公衆回線13030を通してCSに出
力される。その後、FAX信号バッファ13015に格
納されていたFAXイメージ信号が公衆回線13030
を通してCSに出力される。
【0041】なお、上述した例では、FAX信号バッフ
ァ13015にFAXイメージ信号を一度格納している
が、実際にはCSキャリア検出回路13016がCSの
キャリア信号を検出するまでFAX13000がスター
トしないようにすれば十分である。通常の場合、FAX
13000はCSからFAXキャリアを受信しない限り
FAXイメージの送信を開始しないのが一般的であり、
この場合FAX信号バッファ13015はなくてもよ
い。
【0042】図14は、本発明のデータ配送システムを
構成している各々の機器による処理およびデータの流れ
を示すフローチャートであり、左側が発信元のFAXに
おける動作フロー、中央がCSにおける動作フロー、右
側が送信先のPDAにおける動作フローである。発信元
のFAXはまずCSに向けて電話をかけ(ステップ14
000)、CSはこの電話を受ける(ステップ1405
0)。信号の方向14001はFAXからCSに向けて
発信される。次に、CSはキャリアを出力し(ステップ
14060)、そのキャリア14011はFAXに送ら
れ、FAXはCSキャリアを受信する(ステップ140
10)。CSキャリアによってCSとの接続完了を認識
した発信元のFAXは、送信先のPDA番号(PDA
#)をCSに向かって発信し(ステップ14020)、
CSはPDA#を受け取る(ステップ14070)。最
後にFAXはFAXイメージ信号をCSに向かって発信
(ステップ14030)し、CSはこのFAXイメージ
信号を受信する(ステップ14080)。FAXの作業
はこれで終了(ステップ14040)するが、これらの
動作はPDA#の発信を除けば、普通のFAXの操作と
全く同じである。なお、PDA#の発信操作について
は、電話番号の発信も含めて手動で行うか、あるいは図
13に示したバッファリングアダプタを使用して自動的
に行う。
【0043】次に、CSは送信先のPDAに接続された
ページャに電話をかけ(ステップ14090)、当該ペ
ージャは受信を開始する(ステップ14150)。そし
て、CSはFAX受信の旨を示すメッセージとそのFA
Xに関する情報をページャに向けて送信し(ステップ1
4100)、ページャはその情報を受信する(ステップ
14160)。その後、ページャは受信した情報をPD
Aに転送し(ステップ14170)、PDAはその情報
を図10で示したように表示して、当該PDAの利用者
にFAXのイメージデータの送信を行うかどうかを判断
させる(ステップ14180)。PDAにFAXのイメ
ージデータを送信させるように指示された場合、PDA
はPHSを用いてCSに電話をかけ(ステップ1419
0)、CSに設けられたモデムがその電話に応答する
(ステップ14110)。そして、PDAはCSに向け
て、FAXのイメージデータの送信要求信号を発信し
(ステップ14200)、CSは送信要求信号を受信
(ステップ14120)した後、FAXのイメージデー
タをPDAに向けて送信する(ステップ14130)。
PDAは送信されたFAXのイメージデータを受信し
(ステップ14210)、これをPDAのディスプレイ
に表示して(ステップ14220)、一連の動作を終了
する(ステップ14140および14230)。
【0044】図15は、図8に示したFAXヘッダの分
離およびパターン認識の処理について説明するための図
である。同図において、FAXイメージ15030は、
2次元のビットマップイメージ(各画素1ビット)とし
て、CSに接続されたHDD内に記憶され、ヘッダ部分
15010と手書き文字部分15040とにより構成さ
れている。このうち、手書き文字部分については、文字
の大きさ,形状,鮮明度などが様々でパターン認識をす
るのは難しいため、ビットマップイメージのままで、送
信先のPDAに転送する。一方、ヘッダ部分15010
については、一般的に発信元のFAXからディジタルイ
メージで送信することから、文字の大きさおよび形状は
一定で文字の鮮明度が高いため、パターン認識により文
字コードに変換するのは容易である。しかしながら、ヘ
ッダ部分15010と手書き文字部分15040は同一
のビットマップイメージに含まれているので、それぞれ
を分離する必要がある。本実施例では、ヘッダ部分15
010と手書き文字部分15040との間に必ずスペー
ス(空白)部分15020が挿入されることを利用し
て、上述した分離を行う。
【0045】図16は、図8に示したFAXヘッダの分
離およびパターン認識の処理を行う回路の一例を示すブ
ロック図である。同図中、公衆回線16000から送ら
れてきたFAXのイメージデータは、FAX受信回路1
6010を通してディジタルのイメージデータに変換さ
れた後、FAXイメージバッファ16020に保存さ
れ、次に、FAXイメージ分類装置16030により、
このイメージデータから図15で述べたスペース部分を
検出して、ヘッダ部と手書き文字部に分離する。このう
ち、ヘッダ部はFAXヘッダ部イメージバッファ160
40に記憶され、そのビットマップ情報は文字パターン
認識回路16060によって各々の文字ごとのビットマ
ップ情報に分解された後、それぞれ文字コード変換回路
16070により文字コードに認識変換され、FAXモ
デム16090を通して公衆回線16100に発信され
て、図9で示したフォーマットにしたがって送信先のP
DAに転送される。一方、手書き文字部はFAX手書き
部イメージバッファ16050に記憶され、送信先のP
DAからFAXイメージの送信要求が来ると、FAX手
書き部イメージバッファ16050からFAXイメージ
が読み出された後、FAXモデム16090を通して公
衆回線16100に発信されて、PDAに転送される。
【0046】図17は、本発明のデータ配送システムに
おけるイメージデータの圧縮および復元処理の一例を示
すフローチャートであり、FAXのイメージデータが一
度CSに記憶されることを利用して、FAXのランレン
グスフォーマットよりもデータの圧縮効率を向上させ
て、短時間でPDAに転送するための処理動作を示す。
同図中、CSが受信したFAXランレングス+ハフマン
符号化データ17000は、FAXが1ラインずつ転送
してすぐにその1ラインをプリントするための1ライン
バッファしか持っていないのに対して、CSはFAXイ
メージの全画面を同時にメモリ中に蓄積可能である。こ
こでは、1次元で送られてきたデータについてさらに圧
縮処理を行って(ステップ17010)圧縮データ17
020を作成し、圧縮されたままの状態でCS内HDD
への保存および送信先のPDAへの転送を行う(ステッ
プ17030)。圧縮データ17020は、元のFAX
ランレングス+ハフマン符号化データ17000に比べ
てさらに圧縮されているので、転送時間はより短時間で
済み、また、ディジタルデータの転送に必要なハンドシ
ェークや、エラー発生時の再送処理などを行うことも可
能となるため、FAXデータの転送をより確実に行うこ
とができる。圧縮データ17020を受信した送信先の
PDAでは、対応する復号処理を行う(ステップ170
40)ことにより、元のFAXランレングス+ハフマン
符号化データ17050に戻す。そして、これをビット
マップのイメージに展開し(ステップ17060)、P
DA上のディスプレイに表示する(ステップ1707
0)。
【0047】図18は、本発明のデータ配送システムに
おけるイメージデータの圧縮および復元処理の他の例を
示すフローチャートであり、図17の場合と同様に、F
AXのイメージデータが一度CSに記憶されることを利
用して、FAXのランレングスフォーマットよりもデー
タの圧縮効率を向上させて、短時間でPDAに転送する
ための処理動作を示す。同図中、CSが受信したFAX
ランレングス+ハフマン符号化データ18000は、F
AXが1ラインずつ転送してすぐにその1ラインをプリ
ントするための1ラインバッファしか持っていないのに
対して、CSはFAXイメージの全画面を同時にメモリ
に蓄積可能である。ここでは、1次元で送られてきたデ
ータを一度ビットマップデータに展開して(ステップ1
8010)、2次元方向の相関を取ることでさらに圧縮
効率を上げた圧縮処理(例えば、ブロック符号化+ハフ
マン符号化等)を行い(ステップ18020)、圧縮デ
ータ18030を作成する。そして、圧縮データ180
30をCS内HDDに蓄積保存するとともに、送信先の
PDAへの転送処理を行う(ステップ18040)。以
下、PDAは図17の場合と同様に圧縮データの転送を
受け、復号処理(ステップ18050)を施すことでビ
ットマップイメージデータ18060を再構築し、PD
A上のディスプレイ上に表示する(ステップ1807
0)。
【0048】図17および図18のいずれも、一般的な
FAXにおける元来の圧縮方式である1次元ランレング
ス+ハフマン符号化による圧縮に加えて、CSがデータ
全体を同時にメモリ出来ることを利用してさらに高効率
の圧縮処理を行う例であり、特に図18に示した圧縮処
理では、元のビットマップ画像の2次元方向の相関を利
用可能であるため、高い効率の圧縮率を得ることができ
る。
【0049】図19は、本発明のデータ配送システムに
おけるデータの発信元が携帯型情報端末装置である実施
例の全体構成を示すブロック図であり、図1中でFAX
のイメージデータの発信元が、FAXではなく他のPD
Aである場合を示す。同図中、FAXを受信するCS1
9040および送信先のPDA19100の構成につい
ては図1と全く同一のため、ここでは説明を省略する。
本実施例は、FAXのイメージデータの発信元がPDA
19000であることを特徴としている。すなわち、P
DA19000から発信されるFAXのイメージデータ
は、FAXインタフェース19001を経由して一般公
衆回線19020に発信され、CSに転送される。ここ
で、発信元のPDA19000から送信先のPDA19
100に対して直接FAXを送信する場合を考えてみる
と、例えばPDA19100が移動中であるなど、何ら
かの理由でFAXの受信が不可能な状態であれば、発信
元のPDA19000は何度もFAXの再送を行う必要
がある。通常のFAXであれば再送機能を標準装備して
いるものが多いが、発信元がPDAであれば一度再送す
る毎に一般公衆回線19020に対して無線通信などの
方法でアクセスする必要が生じ、その際に多量の電力を
消費するため、発信元のPDA19000は再送の都
度、その動作可能時間を浪費することになってしまう。
そこで、本実施例のようにCSを介在させることによ
り、発信元のPDA19000は送信先の状態に左右さ
れることなく、他のPDA19100にFAXを送信す
ることが可能になる。ただし、この場合でもCS190
40自身が話中である可能性もあるが、その場合にはC
S19040と一般公衆回線の間に複数の電話回線を設
けることで解決を図ることができる。
【0050】図20は、本発明のデータ配送システムで
携帯型情報端末装置に送信されたFAXのイメージデー
タを別の携帯型情報端末装置やFAXに転送させ得る実
施例の全体構成を示すブロック図である。同図中、発信
元のFAX#1(2000)は、送信先のPDA#1
(20010)にFAXを送信するべく、CS2011
0にFAXのイメージデータを送信する。これを受け
て、CS20110はFAX受信の旨を示すメッセージ
を携帯電話20030などを経由して送信先のPDA#
1(20010)に送信する。PDA#1(2001
0)の利用者は、図10で示したFAXの概要や、自身
が受信したFAXのイメージデータを確認した上で、他
のPDAなどに転送する必要があるかどうかを判断す
る。例えば、PDA#2(20120)の利用者に当該
FAXを見せる必要があると判断した場合、CS201
10に蓄積保存されているFAXのイメージデータもし
くは、送信先のPDA#1(20010)が受信したも
のと同様にFAX受信の旨を示すメッセージを、PDA
#2(20120)に対しても送信するよう、CS20
110に対して要求指示を送る。
【0051】以上により、PDA#1(20010)で
は、大量のFAXのイメージデータを改めて送信する必
要がなくなり、消費電力の節約を図ることができる。特
に、複数のPDAやFAXに同報通信を行う必要がある
場合、そのすべての送信をPDA#1(20010)で
はなく、普通に電力供給を受けて有線で電話をかけられ
るCS20110に代行させることが可能であり、極め
て有効に消費電力の節約を図ることができる。また、F
AXデータの容量が大きすぎて送信先のPDA#1(2
0010)がすべて受信できない場合や、図21以降で
後述するようにFAXの解像度に比べてPDAのディス
プレイの解像度が劣るためにPDAのディスプレイ上で
はFAXのイメージデータを全部確認することができな
い場合、送信先のPDA#1(20010)の利用者
は、最寄りに設置されたFAX#2(20020)に送
信されたFAXのイメージデータを転送するように、C
S20110に要求指示を送ることができる。
【0052】図21は、本発明のデータ配送システムが
携帯型情報端末装置の性能に制約されてしまう場合の対
処の一例について説明するための図(その1)であり、
発信元のFAXの解像度に比べて送信先のPDAのディ
スプレイの解像度が低いためにすべてのイメージデータ
をPDAに転送しても無意味な場合の対処方法を示す。
【0053】図21(a)は、CSがFAXを受信した
後、送信先のPDAにFAX受信の旨を示すメッセージ
を送り、当該PDAが表示したメッセージである。同図
のメッセージは基本的に図10と同一であるため、全体
的な説明については省略するが、21050のメッセー
ジのみが異なっており、FAXのイメージデータの全体
ではなく、FAXの概要イメージの転送を促すメッセー
ジとなっている。
【0054】図21(b)に、FAXの概要イメージを
送信先PDAが受信してディスクプレイ上に表示させた
場合の一例を示す。同図中、送信先のPDAのディスプ
レイ21080中に、FAXの概要イメージ21090
と,概要イメージ21090を上下にスクロールさせる
アイコン21100,PDAに対して各種の命令を与え
るためのアイコン群が表示されている。一般的にFAX
の縦方向の長さは無制限となっているため、スクロール
アイコン21100を用いてFAX概要イメージ210
90を上下にスクロール可能としている。
【0055】FAXの概要イメージとしては、例えば、
縦横n×n画素のどれか一つを代表させる形で画素数を
(n×n)分の1にする方法や、あるいはn×n画素の
平均値があるしきい値を越えたら黒とする方法など、色
々な画素削減方法を用いてFAXの全画素数を削減した
概要情報をPDAに転送し、表示を行っている。したが
って、概要イメージのままでは細かな文字を読み取るこ
とが困難であるため、必要に応じて画素数を削減する以
前の全データを転送しなければならない。アイコン21
110は、これについて利用者が命令するためものもの
であり、全文転送をその場ですぐに行うならば「No
w」を、後で行うか全文転送を行わないならば「Aft
er」のアイコンを、それぞれ指示する。
【0056】次に、全文転送の送信先を指定するが、P
DAに設けられたディスプレイの解像度は一般的にFA
Xの解像度に比べて低いため、図20で説明したのと同
様、利用者の近くに設置された他のFAXに転送するの
が適当であると考えられる。この場合、21120でF
AXへの転送を指示する前に、21130で近くのFA
Xの電話番号を入力するか、あるいは21140のFA
X電話番号リストから選択して、転送先のFAXを指定
する。さらに、図20で説明したように他のPDAに転
送をする場合、21150で転送命令を指示する。そし
て宛て先については、21160のPDAリストから選
択して転送させることが可能である。電話番号リスト2
1140およびPDAリスト21160は、当該PDA
が有する住所録などのデータベースとリンクされてお
り、関係データベースとして参照することができる。以
上のように、送信先のPDAへのFAXに対してまず概
要イメージを転送することで、PDAが表示しうる程度
の最小限の情報量だけが転送されるので、転送時間を節
約することができる。
【0057】図22は、本発明のデータ配送システムが
携帯型情報端末装置の性能に制約されてしまう場合の対
処の一例について説明するための図(その2)であり、
図21で説明したようにFAXの概要イメージを送信先
のPDAに転送した後、FAXのイメージデータをその
まま転送する場合の例を示している。前述したように、
PDAのディスプレイはFAXほどの解像度を持ってい
ないので、FAXのイメージデータの全文を転送して
も、それを表示させることは困難である。しかしなが
ら、最初に転送されたFAXの概要イメージを参照した
結果、どうしても詳細について参照したい部分があれ
ば、その一部分のみをズームアップして表示させること
は比較的容易に実現できる。
【0058】このような処理を実現する場合、FAXの
イメージデータの全文を転送してからズームアップして
もよいが、本実施例では、FAX概要イメージ2201
0から、一部分をズームエリア22020として選択
し、その部分のみを転送させることで転送時間の節約を
図る。図22において、送信先のPDAは液晶などのデ
ィスプレイにタッチパネルを組み合わせたタッチパネル
ディスプレイを用いており、ディスプレイに表示されて
いるFAXの概要イメージ22010の上のズームアッ
プさせたい領域をペン22030で指定することで、ズ
ームエリア22020を定義する。そして、これをアイ
コン22040で転送指示することで、CSから指定さ
れたズームエリアに含まれるFAXのイメージデータす
べてが転送される。転送されたFAXイメージはPDA
のディスプレイに表示されるが、拡大率はズームエリア
の定義によって異なり、スクロールウィンドウですべて
のイメージデータを常に表示させたり、図21で説明し
たアルゴリズムに基づいて、ズームエリアをPDAの全
画面に表示できるような拡大縮小を自動的に行って表示
させることもできる。
【0059】図23は、本発明のデータ配送システムで
FAXのイメージデータ中の不要部分を自動的に削除し
て転送させる処理について説明するための図である。図
23(a)は、発信元のFAXから送られたFAXのイ
メージデータ23000であり、ヘッダと手書き文字部
分の間や、手書き文字部分の中にも横一列の空白部分
(23010,23020)が含まれている。図23
(b)は、この空白部分を削除して転送させたFAXイ
メージ23030であり、図16を用いて説明したFA
Xイメージ分類装置と同様の方法で横一列の空白部分を
検出し、これを削除する。この場合、ここで空白ライン
を全部削除してしまうと、ヘッダと手書き文字部分や、
手書き文字部分の上下の文字が近接し過ぎて読みにくく
なってしまうので、ある一定ライン数の空白ラインだけ
を残して削除するようにする。
【0060】なお、ここでは空白の検出を行った例を挙
げたが、この他にもFAXの手書きイメージを構成する
線のつながりを検出して、線の長さを短くすることで全
体の大きさを縮小するという方法なども考えられる。こ
れは例えば図22に示したようなブロック図を送るとき
には有効であるが、機械図面のようなものを送る場合
は、縦横比率などの縮尺が正しい値でなくなってしま
う。そこで、これについてはFAXの送信者やPDAの
利用者がこの機能をキャンセルするような命令を用意し
て、これを指示することで解決できる。特に送信者がこ
の命令を指示する場合は、例えば図6に示すPDA番
号のようなディジタル信号に当該命令指示を混入させて
CSに送ることが可能であり、一方、PDAの利用者が
指示する場合は、PHSでCSに転送指示を送るとき
に、当該転送指示中にこの命令指示を混入させてCSに
命令を与えることができる。
【0061】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明のデ
ータ配送システムによれば、例えばFAXのイメージデ
ータを伝送データとする場合について考えると、最初に
発信者がコミュニケーションサーバに対してFAXを送
信する際、コミュニケーションサーバの電話番号ととも
に受信者の携帯型情報端末装置を特定するID番号を送
信する。コミュニケーションサーバは受信したFAXの
イメージデータを大容量の記憶媒体に蓄積させた後、受
信者の携帯型情報端末装置に接続されたページャにFA
X到着の旨のメッセージを送信する。このとき、メッセ
ージには、受信したFAXの概略的な内容を付属させて
おく。受信者は、ページャが受信したメッセージを参照
してFAXの到着を知ると同時に、その概略内容をその
場ですぐに確認することができるという効果が得られ
る。
【0062】そして、FAXで送られた内容の重要度に
応じて、また、携帯型情報端末装置に付属する携帯電話
が使用可能な状態になったとき、受信者が携帯型情報端
末装置の携帯電話を介してコミュニケーションサーバに
当該イメージデータの転送要求を行って、コミュニケー
ションサーバの記憶媒体内に蓄積された当該イメージデ
ータの全体または一部を、受信者の携帯型情報端末装置
に転送して表示させることができるという効果が得られ
る。さらに必要に応じて、受信者が携帯型情報端末装置
からコミュニケーションサーバに指示を行って、コミュ
ニケーションサーバの記憶媒体内に蓄積された当該イメ
ージデータを別の携帯型情報端末装置やFAXの受信機
に転送することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ配送システムの基本的な実施例
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の携帯型情報端末装置を所持しながら移
動中の利用者がFAXのイメージデータを入手する際の
概略的な手順を示す図である。
【図3】本発明のデータ配送システムで複数のコミュニ
ケーションサーバを設けた実施例の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図4】本発明のデータ配送システムで携帯型情報端末
装置にセルラー無線を付属させた実施例の全体構成を示
すブロック図である。
【図5】FAXからコミュニケーションサーバを介して
携帯型情報端末装置に送信される伝送データの内容の一
例を示す図である。
【図6】FAXからコミュニケーションサーバを介して
携帯型情報端末装置に送信される伝送データの内容の他
の例を示す図である。
【図7】図6中の伝送データの内容をより具体的に示す
図である。
【図8】コミュニケーションサーバから携帯型情報端末
装置に送信されるメッセージのフォーマットの一例を示
す図である。
【図9】コミュニケーションサーバから携帯型情報端末
装置に送信されるメッセージの具体的な内容の一例を示
す図である。
【図10】図9のメッセージの携帯型情報端末装置にお
ける表示例を示す図である。
【図11】本発明のデータ配送システムにおけるコミュ
ニケーションサーバの機能構成の一例を示すブロック図
である。
【図12】本発明のデータ配送システムにおける携帯型
情報端末装置の機能構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図13】本発明のデータ配送システムで用いられるバ
ッファリングアダプタの機能構成の一例を示すブロック
図である。
【図14】本発明のデータ配送システムを構成している
各々の機器による処理およびデータの流れを示すフロー
チャートである。
【図15】図8に示したFAXヘッダの分離およびパタ
ーン認識の処理について説明するための図である。
【図16】図8に示したFAXヘッダの分離およびパタ
ーン認識の処理を行う回路の一例を示すブロック図であ
る。
【図17】本発明のデータ配送システムにおけるイメー
ジデータの圧縮および復元処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図18】本発明のデータ配送システムにおけるイメー
ジデータの圧縮および復元処理の他の例を示すフローチ
ャートである。
【図19】本発明のデータ配送システムにおけるデータ
の発信元が携帯型情報端末装置である実施例の全体構成
を示すブロック図である。
【図20】本発明のデータ配送システムで携帯型情報端
末装置に送信されたFAXのイメージデータを別の携帯
型情報端末装置やFAXに転送させ得る実施例の全体構
成を示すブロック図である。
【図21】本発明のデータ配送システムが携帯型情報端
末装置の性能に制約されてしまう場合の対処の一例につ
いて説明するための図(その1)である。
【図22】本発明のデータ配送システムが携帯型情報端
末装置の性能に制約されてしまう場合の対処の一例につ
いて説明するための図(その2)である。
【図23】本発明のデータ配送システムでFAXのイメ
ージデータ中の不要部分を自動的に削除して転送させる
処理について説明するための図である。
【符号の説明】 1010,3000,4000,20000,20020 ファクシミリ(FA
X) 1020,3010,4010,19020,20050 一般公衆回線 1040,2000,3050,3060,3070,4030,20110 コミュニ
ケーションサーバ(CS) 1050,4040 ハードディスクドライブ(HDD) 1060,19060 ページャ基地局 1070,2020,19080 ページャ 4050 セルラー無線基地局 2050,4060 セルラー無線 1080,19070 PHS基地局 1090,2030,19090 パーソナルハンディフォンシステム
(PHS) 1100,2040,3080,4070,19000,19100,20011,20120,201
30 携帯型情報端末装置(PDA)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 107 H04N 1/00 107Z 1/32 1/32 F Z 1/387 1/387 1/419 1/419 (72)発明者 目瀬 道弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 山口 宗明 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 尾崎 友哉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 國森 義彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線への回線接続手段と、前記公衆
    回線経由で行われるデータの送受信を制御するデータ伝
    送制御手段とを具備し、送受信の対象となるデータの作
    成,保存,表示などを行う一以上の携帯型情報端末装置
    と、 公衆回線への回線接続手段と、前記公衆回線経由で行わ
    れるデータの送受信を制御するデータ伝送制御手段とを
    具備し、受信した伝送データを蓄積保存するコミュニケ
    ーションサーバと、によって構成され、 前記コミュニケーションサーバは、前記伝送データ中で
    指定された特定の携帯型情報端末装置に対して前記伝送
    データを受信した旨のメッセージを通知し、当該特定の
    携帯型情報端末装置からの伝送データ転送要求に応じて
    前記伝送データを前記公衆回線経由で送信することを特
    徴とするデータ配送システム。
  2. 【請求項2】 各々の携帯型情報端末装置にはページャ
    が付属して設けられており、 前記コミュニケーションサーバは、前記伝送データ中で
    指定された特定の携帯型情報端末装置に付属するページ
    ャに対して所定の呼び出し信号を送信することにより、
    前記メッセージを通知することを特徴とする請求項1記
    載のデータ配送システム。
  3. 【請求項3】 各々の携帯型情報端末装置には携帯電話
    が付属して設けられており、 前記コミュニケーションサーバは、前記伝送データ中で
    指定された特定の携帯型情報端末装置に付属する携帯電
    話に対して所定の呼び出し信号を送信することにより、
    前記メッセージを通知することを特徴とする請求項1記
    載のデータ配送システム。
  4. 【請求項4】 各々の携帯型情報端末装置には、前記回
    線接続手段および前記データ伝送制御手段として、さら
    に携帯電話が付属して設けられており、 前記メッセージを通知された特定の携帯型情報端末装置
    は、前記携帯電話を用いて前記コミュニケーションサー
    バに公衆回線経由で接続した後、当該公衆回線経由で前
    記伝送データ転送要求を送信することにより、蓄積保存
    されている前記伝送データを当該公衆回線経由で前記コ
    ミュニケーションサーバから受信することを特徴とする
    請求項2記載のデータ配送システム。
  5. 【請求項5】 前記携帯電話による前記コミュニケーシ
    ョンサーバへの回線接続を、前記携帯電話が使用可能な
    状態になったことを確認してから行うことを特徴とする
    請求項4記載のデータ配送システム。
  6. 【請求項6】 前記携帯電話は、セルラー無線であるこ
    とを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項記載のデー
    タ配送システム。
  7. 【請求項7】 前記携帯電話は、PHSであることを特
    徴とする請求項3〜5のいずれか一項記載のデータ配送
    システム。
  8. 【請求項8】 携帯型情報端末装置に付属するページャ
    に対して通知される前記メッセージには、前記コミュニ
    ケーションサーバが受信した前記伝送データの属性に関
    する情報が含まれていることを特徴とする請求項2記載
    のデータ配送システム。
  9. 【請求項9】 前記伝送データの属性に関する情報に
    は、前記伝送データを蓄積している前記コミュニケーシ
    ョンサーバを特定するためのサーバID情報が含まれて
    いることを特徴とする請求項8記載のデータ配送システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記コミュニケーションサーバでは、
    指定された携帯型情報端末装置に対する前記伝送データ
    の送信に際して所定のデータ圧縮処理を行う一方、 携帯型情報端末装置では、前記伝送データの受信に際し
    て前記データ圧縮処理に対応する所定のデータ伸長処理
    を行うことで復元された前記伝送データを表示出力する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ配送システム。
  11. 【請求項11】 前記伝送データは、FAXで用いられ
    るランレングス符号化されたイメージデータを含み、 前記コミュニケーションサーバでは、指定された携帯型
    情報端末装置に対する前記イメージデータの送信に際
    し、前記イメージデータを展開して得られた2次元のビ
    ットマップイメージデータについて所定のデータ圧縮処
    理を行う一方、 携帯型情報端末装置では、前記イメージデータの受信に
    際し、前記データ圧縮処理に対応する所定のデータ伸長
    処理を行うことで復元された前記ビットマップイメージ
    データを表示出力することを特徴とする請求項1記載の
    データ配送システム。
  12. 【請求項12】 公衆回線への回線接続手段と、前記公
    衆回線経由で行われるデータの送受信を制御するデータ
    伝送制御手段とを具備し、送受信の対象となるデータの
    作成,保存,表示などを行う一以上の携帯型情報端末装
    置と、 専用のLAN経由で相互に接続され、公衆回線への回線
    接続手段と、前記公衆回線経由で行われるデータの送受
    信を制御するデータ伝送制御手段とを具備し、受信した
    伝送データを蓄積保存する複数のコミュニケーションサ
    ーバと、によって構成され、 公衆回線経由で伝送データを受信した第1のコミュニケ
    ーションサーバは、当該特定の携帯型情報端末装置の近
    傍に設置されている第2のコミュニケーションサーバに
    対して前記LAN経由で前記伝送データを転送し、 前記第2のコミュニケーションサーバは、当該特定の携
    帯型情報端末装置に対して前記伝送データを受信した旨
    のメッセージを通知し、当該特定の携帯型情報端末装置
    からの伝送データ転送要求に応じて前記伝送データを前
    記公衆回線経由で送信することを特徴とするデータ配送
    システム。
  13. 【請求項13】 公衆回線への回線接続手段と、前記公
    衆回線経由で行われるデータの送受信を制御するデータ
    伝送制御手段とを具備し、送受信の対象となるデータの
    作成,保存,表示などを行う一以上の携帯型情報端末装
    置と、 専用のLAN経由で相互に接続され、公衆回線への回線
    接続手段と、前記公衆回線経由で行われるデータの送受
    信を制御するデータ伝送制御手段とを具備し、受信した
    伝送データを蓄積保存する複数のコミュニケーションサ
    ーバと、によって構成され、 公衆回線経由で伝送データを受信した第1のコミュニケ
    ーションサーバは、当該特定の携帯型情報端末装置に対
    して前記伝送データを受信した旨のメッセージを通知
    し、当該特定の携帯型情報端末装置の近傍に設置されて
    いる第2のコミュニケーションサーバに対して前記LA
    N経由で前記伝送データを転送し、 前記第2のコミュニケーションサーバは、当該特定の携
    帯型情報端末装置からの伝送データ転送要求に応じて前
    記伝送データを前記公衆回線経由で送信することを特徴
    とするデータ配送システム。
  14. 【請求項14】 前記伝送データは、FAXで用いられ
    るランレングス符号化されたイメージデータと、前記伝
    送データの最終的な送信先である前記特定の携帯型情報
    端末装置を指定するための端末ID情報とを含むことを
    特徴とする請求項1記載のデータ配送システム。
  15. 【請求項15】 前記端末ID情報を、プッシュホン回
    線用のトーン信号で構成したことを特徴とする請求項1
    4記載のデータ配送システム。
  16. 【請求項16】 前記端末ID情報を、ディジタル信号
    で構成したことを特徴とする請求項14記載のデータ配
    送システム。
  17. 【請求項17】 前記伝送データの発信元から連続的に
    入力された前記コミュニケーションサーバの電話番号お
    よび前記端末ID情報を表すプッシュホン回線用のトー
    ン信号を解析して、前記コミュニケーションサーバに発
    呼してから公衆回線が接続されるまで前記端末ID情報
    を表すトーン信号を保持した後、接続された前記公衆回
    線経由で前記端末ID情報を表すトーン信号を前記コミ
    ュニケーションサーバに送信するバッファリングアダプ
    タを、前記伝送データの発信元と公衆回線との間に具備
    する構成としたことを特徴とする請求項15記載のデー
    タ配送システム。
  18. 【請求項18】 前記伝送データは、FAXで用いられ
    るランレングス符号化されたイメージデータを含み、 前記メッセージにおける前記伝送データの属性に関する
    情報には、前記コミュニケーションサーバが前記イメー
    ジデータ中のヘッダ部分をパターン認識などで解析して
    得られた文字コード情報も含まれていることを特徴とす
    る請求項8記載のデータ配送システム。
  19. 【請求項19】 前記メッセージにおける前記伝送デー
    タの属性に関する情報には、前記伝送データの発信元を
    特定する情報も含まれていることを特徴とする請求項8
    記載のデータ配送システム。
  20. 【請求項20】 前記伝送データの発信元は、携帯型情
    報端末装置のひとつであることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか一項記載のデータ配送システム。
  21. 【請求項21】 前記コミュニケーションサーバから前
    記メッセージが通知され、送信された前記伝送データま
    たは前記伝送データの属性に関する情報の確認が行われ
    た当該特定の携帯型情報端末装置における前記伝送デー
    タの転送指示にしたがって、 前記コミュニケーションサーバは、前記伝送データを別
    の携帯型情報端末装置または指定された出力装置に送信
    することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載
    のデータ配送システム。
  22. 【請求項22】 前記伝送データは、FAXで用いられ
    るランレングス符号化されたイメージデータを含み、 前記コミュニケーションサーバは、当該イメージデータ
    について所定の法則に基づく画素間引きを行って得られ
    る当該イメージデータより小さな間引きイメージデータ
    を当該特定の携帯型情報端末装置に送信することを特徴
    とする請求項1〜7のいずれか一項記載のデータ配送シ
    ステム。
  23. 【請求項23】 送信された前記間引きイメージデータ
    の確認が行われた当該特定の携帯型情報端末装置におけ
    る全転送指示にしたがって、 前記コミュニケーションサーバは、当該イメージデータ
    の全体を当該特定の携帯型情報端末装置または指定され
    た出力装置に送信することを特徴とする請求項22記載
    のデータ配送システム。
  24. 【請求項24】 送信された前記間引きイメージデータ
    の確認が行われた当該特定の携帯型情報端末装置におけ
    る一部転送指示にしたがって、 前記コミュニケーションサーバは、当該イメージデータ
    中の前記一部転送指示で指定された領域内に属する部分
    イメージデータを、そのままあるいは画素間引きを行っ
    て当該特定の携帯型情報端末装置または指定された出力
    装置に送信することを特徴とする請求項22記載のデー
    タ配送システム。
  25. 【請求項25】 前記伝送データは、FAXで用いられ
    るランレングス符号化されたイメージデータを含み、 前記コミュニケーションサーバは、当該イメージデータ
    中の無信号部分を削除して当該特定の携帯型情報端末装
    置または指定された出力装置に送信することを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれか一項記載のデータ配送システ
    ム。
  26. 【請求項26】 前記伝送データは、FAXで用いられ
    るランレングス符号化されたイメージデータを含み、 前記コミュニケーションサーバは、当該イメージデータ
    に対応する線画データ中における各々の線の長さを短縮
    して得られる縮小イメージデータを当該特定の携帯型情
    報端末装置または指定された出力装置に送信することを
    特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載のデータ配
    送システム。
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