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JPH082115A - 熱転写シート、多色熱転写方法及び多色印字物 - Google Patents

熱転写シート、多色熱転写方法及び多色印字物

Info

Publication number
JPH082115A
JPH082115A JP6316081A JP31608194A JPH082115A JP H082115 A JPH082115 A JP H082115A JP 6316081 A JP6316081 A JP 6316081A JP 31608194 A JP31608194 A JP 31608194A JP H082115 A JPH082115 A JP H082115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal transfer
transfer sheet
ink layer
thermal
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6316081A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Hayashi
雅史 林
Shunichi Ebihara
俊一 海老原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP6316081A priority Critical patent/JPH082115A/ja
Publication of JPH082115A publication Critical patent/JPH082115A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/392Additives, other than colour forming substances, dyes or pigments, e.g. sensitisers, transfer promoting agents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の熱エネルギーで普通紙に印字可能であ
ると共に、感熱発色紙に印字した場合にも鮮明且つ多彩
な多色記録が可能な熱転写シート、多色記録方法及びそ
れらの印字物を提供すること。 【構成】 基材フイルムの一方の面にインキ層を形成し
てなる熱転写シートにおいて、上記インキ層が着色剤
と、感熱発色紙の発色を妨げる又は消色させる消色剤と
を含有することを特徴とする熱転写シート、基材フイル
ムの一方の面に、感熱発色紙の発色を妨げる又は消色さ
せる消色剤を含有する第一のインキ層を形成してなる熱
転写シートにおいて、上記インキ層と基材フイルムとの
間に少なくとも1層の第二のインキ層を有することを特
徴とする熱転写シート、これらの熱転写シートを使用す
る熱転写方法及びこれらの方法によって得られる多色印
字物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写シート及び多色熱
転写記録方法に関し、更に詳しくは普通紙に印字可能で
あると共に、感熱発色紙に印字した場合には多色記録が
可能な熱転写シート、多色熱転写方法及び多色印字物に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー出力を行う方式としては感
熱発色方式、熱転写方式、インクジェット方式及び電子
写真方式等が挙げられる。これらのなかで最近インクジ
ェット方式が普及しつつあり、その普及の要因は他の方
式に比べて容易にカラー画像を出力することが可能であ
ることである。しかしながら、この方式ではA4版程度
のサイズの用紙であれば比較的短時間でカラー出力が可
能であるが、その以上のサイズ、特にA1版サイズや横
断幕といった大サイズのカラー出力に対しては現在多大
な出力時間を要し、又、装置も高価格である。しかも、
得られる画像について耐水性の点で問題があり、出力さ
れたカラー画像は屋外用途には不適当である。又、電子
写真方式は出力時間が短く、又、トナーを定着させる原
理からも得られるカラー画像の耐久性が優れているが、
装置が高価格であり、メンテナンスを要することが普及
の妨げとなっている。
【0003】これらの方式に対し、感熱発色紙とサーマ
ルヘッドを用いる感熱発色記録方式は、出力時間も短
く、又、大型サイズ出力の為の装置の価格も他の方式の
装置の様に割高ではないうえにメンテナンスがフリーで
ある。更に熱転写シートを用いた溶融熱転写方式では顔
料系色材を用いている為に、得られるカラー画像は耐光
性等の耐久性に非常に優れ、屋外用途でも使用可能であ
るという利点があり、比較的安価にカラー画像を出力す
ることが一般に可能である。
【0004】熱転写方式によって印字する場合には、基
材フイルムの一方の面に熱転写性インキ層(以下単にイ
ンキ層という)を設けた熱転写シートが使用されてい
る。この従来の熱転写シートは、基材フイルムとして厚
さ10〜25μmのコンデンサ紙やパラフィン紙の様な
紙或いは厚さ2〜25μmのポリエステルやセロファン
の様なプラスチックのフイルムを用い、ワックスに顔料
や染料等の着色剤を混合したインキ層をコーティングに
より設けて製造したものである。
【0005】一方、感熱発色方式は熱転写方式よりも更
に安価に文書や図形を出力することが可能であり、出力
物が大型になる場合には出力物1枚当たりの単価は熱転
写方式に比較して有利である為に広く一般に用いられて
いる。更にこれらの感熱発色方式を用いて多色印字を行
う為の手法も幾つか提案されている。感熱発色紙を用い
て多色記録を行なう為の手段の1つとして、感熱発色紙
の発色層を2層又は3層構造としたものがある。例え
ば、特開昭57−178791号公報では、発色温度及
び色彩の異なる発色層を2層設けており、2つの発色層
の中間に一方の層の発色を消色させる様な消色剤を含有
する中間層を設けている。これにより印字温度を変化さ
せることにより異なる2色の印字を行なうことが出来
る。
【0006】一方、所謂感熱発色紙を被転写材として、
その発色面に熱転写シートからインキ層を転写させ、こ
の際、熱転写シートのインキ層の色相と、感熱発色紙の
発色色相を異なる組み合わせにすることによって、2色
以上の画像が容易に形成される方法が、特公平3−25
355号公報及び同3−32476号公報等で提案され
ている。更に多色記録方式ではないが、特開昭63−3
15292号公報には、感熱発色紙を予め発色させてお
き、熱転写シート中に存在する消色剤を用いて必要部分
のみを消色させて、所謂白抜き印字を行い、OHP等の
プレゼンテーションツールに用いる方法が記載されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
上記特開昭57−178791号公報に記載の2色発色
の感熱発色紙は、一度印字対象とする発色紙を決めてし
まうと、それによって印字色彩の組み合わせが限定され
てしまう。そのうえ、2色記録程度は問題がないが、そ
れ以上、例えば、4色、5色と色数が増えるにつれて実
現性が困難になる。又、特公平3−32476号公報に
記載の方法では、低温転写と高温発色との組み合わせに
より2色記録を達成しているが、高温時には必ず記録画
像がインキ層の色彩と発色紙の発色色彩との混色となる
為、青、赤といった明彩多色記録が達成されない。それ
とは逆に特公平3−25355号公報に記載の方法で
は、低温発色、高温転写による2色記録ではあるが、前
記と同様に高温転写時の色彩の混色が避けられない。更
に特開昭63−315292号公報に記載の方法では、
所謂白抜き文字の作製方法であり、OHP画像の形成に
は有用であるものの、多色画像を形成することが出来な
い。
【0008】この様な問題を解決する方法として、イン
キ層中又はその外側の層に隠蔽力の高い白色顔料等を包
含させる方法(特開平2−214694号公報)がある
が、これらはインキ層の色調が淡色化及びパステル調と
なってしまい、鮮明な有彩色印字が出来ないという問題
がある。又、隠蔽層にサーマルヘッドからの熱が奪わ
れ、かなりの印字エネルギーを必要とする。従って本発
明の目的は、従来の熱エネルギーで普通紙に印字可能で
あると共に、感熱発色紙に印字した場合にも鮮明且つ多
彩な多色記録が可能な熱転写シート、多色記録方法及び
それらの印字物を提供することである。
【0009】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、基材フイルムの
一方の面にインキ層を形成してなる熱転写シートにおい
て、上記インキ層が着色剤と、感熱発色紙の発色を妨げ
る又は消色させる消色剤とを含有することを特徴とする
熱転写シート、基材フイルムの一方の面に、感熱発色紙
の発色を妨げる又は消色させる消色剤を含有する第一の
インキ層を形成してなる熱転写シートにおいて、上記イ
ンキ層と基材フイルムとの間に少なくとも1層の第二の
インキ層を有することを特徴とする熱転写シート、これ
らの熱転写シートを使用する熱転写方法及びこれらの方
法によって得られる多色印字物である。
【0010】
【作用】インキ層を感熱発色紙に印字すると、インキ層
中又は転写層内に存在する消色剤が、印字時の熱による
感熱発色紙の発色を抑制或は消色する。又、予め発色印
字を行なった部分に熱転写印字を行なっても消色剤の作
用により発色部を消色する。従って、転写されたインキ
層の色相が変化することがなく、鮮明且つ多彩な多色記
録が可能となる。
【0011】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様により本発
明を更に詳しく説明する。本発明の熱転写シートの好ま
しい1例の断面図を図1に示す。図1aに示す熱転写シ
ートは、基材フイルム1上に着色剤と消色剤とを含有す
るインキ層2が形成された例である。図1bに示す例
は、図1aの例において、インキ層の反対側の基材フイ
ルム面に、サーマルヘッドに対する耐熱性及び走行性の
為のスリップ層3を形成した例であり、図1cに示す例
は、図1bの例において、基材フイルム1とインキ層2
との間に必要に応じて印字物の光沢感を抑制し、熱転写
シートに帯電防止効果を付与するマット層4を設けた例
であり、図1dに示す例は、基材フイルム1上に第一の
インキ層5及び第二のインキ層6を設けた例であり、図
1eに示す例は、図1dの例において、スリップ層3と
マット層4を設けた例であり、図1fに示す例は、図1
aの例において、インキ層2の裏移りを防止する保護層
7を設けた例であり、図1gに示す例は、図1cの例に
おいて、保護層7を設けた例であり、図1hに示す例
は、図1eの例において、保護層7を設けた例である。
これらの例は本発明の好ましい例を示したものであり、
本発明はこれらの図示の例に限定されない。
【0012】本発明の熱転写シートで用いられる基材フ
イルムとしては、従来の熱転写シートに使用されている
と同じ基材フイルムがそのまま用いることが出来ると共
に、その他のものも使用することが出来、特に制限され
ない。好ましい基材フイルムの具体例としては、例え
ば、ポリエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカ
ーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩
化ビニリデン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩
化ゴム、アイオノマー等のプラスチック、コンデンサー
紙、パラフィン紙等の紙類、不織布、織布等があり、
又、これらを複合した基材フイルムであってもよい。こ
の基材フイルムの厚さは、その強度及び熱伝導性が適切
になる様に材料に応じて適宜変更することが出来るが、
その厚さは、好ましくは、例えば、2〜25μmであ
る。
【0013】上記基材フイルム上に設けるインキ層は、
着色剤とビヒクルとからなり、更に必要に応じて種々の
添加剤を加えたものでもよい。この着色剤としては、有
機又は無機の顔料若しくは染料のうち、記録材料として
良好な特性を有するもの、例えば、十分な着色濃度を有
し、光、熱、温度等により変褪色しないものが好まし
い。ブラック単色印字用には勿論カーボンブラックが好
ましく、その他の色相用にはシアン、マゼンタ、イエロ
ー等の有彩色着色剤を使用する。これらの着色剤の使用
量はインキ層中で約3〜70重量%を占める割合が一般
的に好ましい。ビヒクルとしては、ワックス類、乾性
油、樹脂類、鉱油、セルロース及びゴムの誘導体等及び
これらの混合物が用いられる。
【0014】ワックスの代表例としては、マイクロクリ
スタリンワックス、カルナバワックス、パラフィンワッ
クス等がある。更に、フィッシャートロプシュワック
ス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨
ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャ
ンデリラワックス、ペトロラクタム、ポリエステルワッ
クス、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミ
ド等種々のワックスが用いられる。更に樹脂類としては
公知である種々の熱可塑性樹脂、例えば、エチレン系樹
脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレン−
ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共
重合体等が用いられ、これらを単独又は混合して用いる
ことにより、感熱発色紙、普通紙、合成紙等種々の記録
紙に対するインキ層の接着性を向上させることが出来
る。基材フイルム上にインキ層を形成する方法として
は、ホットメルトコートの他、ホットラッカーコート、
グラビアコート、グラビアリバースコート、ロールコー
ト、ナイフコート、その他多くの手段等が挙げられる。
これらのインキ層の厚みは従来と同様に0.5〜10μ
m、好ましくは1〜5μmの厚みでよい。
【0015】本発明の1実施態様では上記のインキ層の
形成に際し、インキ層中に消色剤を含有させる。消色剤
は、感熱発色紙中に含有されているロイコ染料等が熱に
よってプロトン等が付与されて発色するのを妨げ、或は
発色したロイコ染料等を消色させる機能を有する薬剤で
あって、感熱発色剤の種類によって異なるが、一般的に
好ましい例として、例えば、、熱可塑性ポリエーテル、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール及
びそれらの誘導体、ステアリルアルコール等のアルコー
ル類、ジシクロヘキシルフタレート、フタル酸ジエチル
ヘキシル、アジピン酸ジ2−エチルヘキシル等の可塑
剤、ポリカプロラクトン等の過冷却材、ポリエステル、
アセトアミド、ステアロアミド、有機アンモニウム塩、
有機アミン、尿素、チオ尿素及びそれらの誘導体、チア
ゾール類、ピロール類、ピリミジン類、ピペラジン類、
グアニジン類、インドール類、イミダゾール類、イミダ
ゾリン類、トリアゾール類、モルホリン類、ピペリジン
類、アミジン類、フォルムアジン類、ピリジン類、オレ
フィンワックス類等の既知の消色剤が使用される。
【0016】上記消色剤は、DSC法による昇温時(昇
温速度7.5℃/min.)の融点が40〜100℃の
ものが好ましく、常温で液状の消色剤を用いた熱転写シ
ートは保存安定性が劣り、一方、融点が100℃を越え
る消色剤を用いた熱転写シートでは通常の印字エネルギ
ーでは十分な印字性及び消色性が得られない。但し、常
温で液状の消色剤であっても、適当な融点を有する高分
子材料で消色剤を覆うマイクロカプセル化すれば本発明
において消色剤として使用することが出来る。又、これ
らの消色剤をインキ層の材料に用いる為には100℃に
おける溶融粘度が1,500cps以下であることが好
ましく、100℃における溶融粘度が1,500cps
を越える材料では、熱転写印字を行なった場合に消色剤
の感熱発色紙への滲透性が低下し、十分な消色効果が得
られない。
【0017】これらの消色剤は適当な融点及び溶融粘度
を持ったものであれば、インキ層のビヒクルとして単独
でも使用し得るが、被膜強度等各種の堅牢度が低い場合
には、更に他のバインダー、例えば、前記ワックス類や
樹脂類を併用することが好ましい。又、前記請求項5及
び請求項6に記載されている様に、本発明の熱転写シー
トに第二のインキ層を設けることにより、印字後の印字
部分の堅牢性を向上させることも可能である。又、この
第二のインキ層は、上記目的以外にも使用可能である。
例えば、前記請求項6に記載されている様に、第二のイ
ンキ層をワックス類を主成分として形成することによ
り、上記堅牢性の向上の他に、印字の際の剥離性を向上
させる剥離層としての機能も持たせることが出来る。
【0018】又、更に他のバインダー、例えば、前記ワ
ックス類、エチレン系樹脂、スチレン−ブタジエン共重
合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリ
ル樹脂等の熱可塑性樹脂を併用するか又はインキ層に凝
集力を付与させる目的でインキ層と基材フイルムとの間
に上記の様な第二インキ層を設けることが好ましい。第
二インキ層としては前記ワックス類、エチレン系樹脂、
アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂等の熱可塑性樹脂
を使用することが好ましい。
【0019】又、前記請求項4に記載の様に第二のイン
キ層中に着色剤を添加することにより、着色層としての
機能を持たせることも可能であり、更には前記請求項3
に記載されている様に消色剤を含有させることにより、
第一インキ層のみに消色剤を添加した場合と比べ消色性
能を向上させることが可能である。この様に第二のイン
キ層は上記の様に目的に応じて単一の機能を持たせるこ
とは勿論、夫々の要求を満たす材料を適当に組み合わせ
ることによって、複数の機能を持たせることも可能であ
る。更に第二のインキ層のみで目的とする性能が十分に
達成されない場合は、必要に応じて第三、第四・・・と
第二のインキ層を多層構成にすることも可能である。
【0020】これらのインキ層に用いられる消色剤のな
かでは、分子中にエーテル結合を有する化合物が感熱発
色紙の発色を妨げる或は消色するという点で有効であ
る。例えば、ポリエチレングリコール及びその誘導体、
ポリプロピレングリコール及びその誘導体、ポリグリセ
リン及びその誘導体、脂肪族エーテル、芳香族エーテ
ル、環状エーテル等が挙げられる。
【0021】以上の中でも特にポリエチレングリコール
及びその誘導体、ポリプロピレングリコール及びその誘
導体が好ましく、消色剤として要求される融点、溶融粘
度及び凝固特性等を考慮すると、重量平均分子量が7,
000以下であり、更に好ましくは1,000〜5,0
00の上記化合物である。重量平均分子量が1,000
未満では液状となる為に前述のマイクロカプセル化が必
要となり、一方、重量平均分子量が7,000を越える
と、溶融粘度の場合と同じ様に、熱転写印字を行なった
場合に消色剤の感熱発色紙への滲透性が低下し、十分な
消色効果が得られない。
【0022】又、一般にポリエチレングリコールは水と
の親和性が高いので、高湿度条件下では得られる熱転写
シートの保存性に問題が生じる場合があり、この様な場
合にはポリエチレングリコールの末端水酸基の少なくと
も一方をアルコール或いは有機酸、カルボキシル基を有
するモノマー、オリゴマー又はポリマーによりエーテル
化或いはエステル化して使用することが好ましく、この
様にすれば得られる熱転写シートの保存安定性が向上す
る。
【0023】ポリエチレングリコール類を用いた時に限
らず、保存適性の低い消色剤を用いた場合に、環境保存
特性を改善する他の方法として、インキ層中にフィラー
を混合させたり、保護層をインキ層の外側に設ける等の
手法が挙げられる。インキ層中にフィラーを混合させる
場合、フイラーの種類としては有機フィラー、無機フィ
ラー共に制限はないが、有機フィラーとしては、例え
ば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ア
イオノマー、ポリスチレン等からなるフィラーが好まし
く、又、無機フィラーとしては、例えば、炭酸カルシウ
ム、シリカ、カオリン、酸化チタン等が好ましい。これ
らのフィラーの粒径はインキ層の厚みよりも大きいこと
が望ましい。粒径がインキ層の厚みより大きいことによ
り、インキ層にかかる圧力をフィラーが吸収することが
出来、熱転写シートの耐ブロッキング性が向上する。こ
れに対してフィラーの粒径がインキ層の厚みよりも小さ
いとフィラーがインキ層中に埋没してしまい、上記の如
き耐ブロッキング性効果が得られない。
【0024】又、フィラーの添加量は、フィラーが含有
されている層中に存在するフィラー、又はそれが含有さ
れている層の表面に突出しているフィラーの個数が1m
当たり500〜100,000個の範囲が望まし
い。500個未満であると十分な環境保存適性を得るこ
とが出来ず、一方、100,000個を越えるとインキ
層の転写性や消色性能を著しく阻害する結果になる。一
方、保護層をインキ層の外側に設ける場合には、保護層
として前述のワックス類、例えば、カルナバ、パラフィ
ン、マイクロクリスタリン、ポリエチレン等、或は樹脂
類、例えば、シリコン変性アクリル、スチレン−ブタジ
ェンゴム、ポリエステル、アクリル、オレフィン系等を
夫々単独或はこれらを適当な割合で混合させて使用する
ことが出来るが、これらに上記フィラー類を混合させる
と、インキ層中に混合させた時と同様の原理により、環
境保存特性を更に改善することが出来る。
【0025】これらの消色剤はインキの調製時に単独で
使用せずにその他のビヒクルと混合して使用する場合に
は、ワックスや樹脂等のバインダー100重量部当たり
約10〜500重量部の範囲で混合するか、又は、イン
キ層中又はインキ層表面に0.5g以上/mの量で使
用すればよい。又、図1dに示す如き構成の本発明の熱
転写シートは、通常の方法に従って作製した熱転写シー
トの第二のインキ層6の表面に、上記の消色剤が固体の
場合は、単品で或いは適当なバインダー、例えば、上記
の如きワックス等と共に塗工して第一のインキ層5を形
成すればよい。この場合には各インキ層の厚みは特に限
定されないが、例えば、第一インキ層の厚さは約0.1
〜10μm程度、好ましくは0.5〜3μmであり、
又、第二インキ層の厚さは約0.01〜5μm程度、好
ましくは0.1〜1μmである。
【0026】上記の如きインキ層の形成に際しては、基
材フイルム面とインキ層との間に厚さ0.1〜10μm
程度のマット層を形成して、印字物にマット感を与える
ことが出来る。マット層の形成はホットメルトコート、
ホットラッカーコート或はエマルジョンコート、グラビ
アコート、グラビアリバースコート、ロールコートでも
よい。かかる剥離層は一般的には0.1〜5μm程度の
厚みである。
【0027】本発明の熱転写方法は、図2に示す様に上
記本発明の熱転写シート8と感熱発色紙9を使用し、熱
転写シートを、感熱発色紙に重ね、熱転写シートの背面
からサーマルヘッド10で熱を印加することを特徴とし
ている。本発明の熱転写方法では、例えば、図2aに示
す様に、例えば、黒色に発色する感熱転写紙9の一部の
表面に本発明の熱転写シート8(インキ色相:赤)を重
ね、サーマルヘッド10で熱を印加した後熱転写シート
を剥離すると、図2bに示す様に熱転写シートが存在す
る部分は赤色の印字11が行われ、この際感熱発色紙9
の熱印加部分は黒色に発色しないので、転写されたイン
キ層11は鮮明な赤色を示す。ここで12は感熱発色紙
の発色部分を示す。
【0028】又、予め黒色に着色させておいた感熱発色
紙の一部表面に熱転写シートを重ね熱転写を行なって
も、熱転写シートのインキ層中の消色剤の効果により、
黒発色が消色され、鮮明な赤色の印字が行なわれる。こ
の様な印字に際しては、サーマルヘッドに印加する熱エ
ネルギー及び印圧は、解像度200dpi程度の従来の
ラインタイプヘッドでの印字の際に多く設定されている
様に0.2mJ/dot、2kg/line(但し1
lineはA4幅)程度でも感熱発色紙に対して十分な
消色効果を得ることが出来る為に、印字装置の制御等の
煩雑さを考慮すると、これらは基本的には同条件で熱転
写も感熱発色も行なうことが好ましいが、場合によって
は印圧や印加エネルギー量を変化させることも出来る。
消色効果をより高める為には0.4mJ/dot、4k
g/line程度が望ましい。
【0029】本発明で使用する感熱発色紙、それ自体は
従来公知であり、従来公知のいずれの感熱発色紙も本発
明の被転写材として使用することが出来る。これらの感
熱発色紙は、基材である紙の表面に酸によって発色する
無色の染料と顕色剤である固体の酸とを含む発色層を設
けたものであり、かかる発色層は染料と顕色剤とが夫々
別の層に分割されていてもよく、1つの層中に混合して
いてもよく、又、安定性向上の為に熱によって破壊され
る殻材によって染料及び/又は顕色剤が夫々マイクロカ
プセル化されたものであってもよい。上記感熱発色紙に
使用される顕色剤としては一般にフェノール類が多用さ
れており、本発明においてはビスフェノール又はその誘
導体、特にビスフェノールAが好ましく、この様な感熱
発色紙を本発明の熱転写シートと組み合わせて用いるこ
とにより、優れた消色性を得ることが出来る。
【0030】上記本発明の熱転写シートと従来公知の感
熱発色紙とは別々に用意しておいてもよいし、或は両者
のインキ層面と発色面とを仮接着させた一体型の状態で
あってもよい。これらは印字装置の機構に対応した形態
とし、更に必要に応じてリボン形態の熱転写シートに
は、リードテープやエンドマーク等を設けてもよい。
【0031】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に
断りのない限り重量基準である。 実施例1 裏面にスリップ層が設けられて、表面に下記組成のマッ
ト層が設けられている厚さ6.0μmのポリエチレンテ
レフタレートのフイルムを基材フイルムとし、そのマッ
ト層上に下記のインキ組成物を3g/mとなる割合で
塗工してインキ層を形成し、本発明の熱転写シートを得
た。マット層組成 カーボンブラック 24部 ポリエステル樹脂 16部 分散剤 1.5部 硬化剤 3部インキ組成物 赤色顔料(レーキレッドC) 10部 カルナバワックス 40部 脂肪族アミン 50部
【0032】実施例2 実施例1と同様にして下記のインキ組成物を3g/m
となる割合で塗工してインキ層を形成し、その面に更に
下記の消色剤インキ層を1g/mとなる割合で塗工し
て消色剤層を形成し、本発明の熱転写シートを得た。インキ組成物 青色顔料(フタロシアニンブルー) 10部 パラフィンワックス 40部 カルナバワックス 30部 エチレン/酢酸ビニル共重合体 20部消色剤インキ組成物 ジシクロヘキシルフタレート 50部 カルナバワックス 50部
【0033】実施例3 実施例1と同様にして下記のインキ組成物を3g/m2
となる割合で塗工してインキ層を形成し、その面に更に
下記の消色剤インキ層を1g/m2 となる割合で塗工し
て消色剤層を形成し、本発明の熱転写シートを得た。インキ組成物 黒色顔料(カーボンブラック) 17部 エチレン/酢酸ビニル共重合体 10部 パラフィンワックス 50部 カルナバワックス 24部消色剤インキ組成物 ポリエチレングリコール(分子量4,000) 100部
【0034】実施例4 実施例1における脂肪族アミンをポリプロレングリコー
ル(分子量6,000)に代えた以外は、実施例1と同
様にして本発明の熱転写シートを得た。 比較例1 実施例1と同様にして下記のインキ組成物を3g/m
となる割合で塗工してインキ層を形成し比較例の熱転写
シートを得た。インキ組成物 緑色顔料(フタロシアニングリーン) 10部 カルナバワックス 30部 パラフィンワックス 40部 エチレン/酢酸ビニル共重合体 20部
【0035】使用例1 実施例1〜4及び比較例1の熱転写シートを、下記感熱
発色紙左半分の上に重ねて、印字速度を9msec/l
ineに固定し、200dpiのサーマルヘッドの印加
エネルギーを0.4mJ/dot、印圧4kg/lin
eとして印字し、印字終了後に熱転写シートを剥離し、
印字画像を観察して下記表1の結果を得た。感熱発色紙 (1)黒紫色感熱発色紙(染料:クリスタルバイオレッ
トラクトン、顕色剤:ビスフェノールA (2)赤色感熱発色紙(染料:3−ジエチルアミノ−5
−メチル−7−クロロフルオラン、顕色剤:4,4´イ
ソプロピリデンジフェノール)
【0036】
【表1】
【0037】実施例5 裏面にスリップ層が設けられて、表面に実施例1に記載
のマット層が設けられている厚さ4.5μmのポリエチ
レンテレフタレートフイルムのマット層上に下記のイン
キ組成物を3g/mとなる割合で塗工してインキ層を
形成し、本発明の熱転写シートを得た。この熱転写シー
トを用いて使用例1における感熱記録紙(1)に対し
て、印字条件:印加エネルギー0.4mJ/dot及び
印圧4kg/lineで印字を行ない後記表2の結果を
得た。インキ組成物 赤色顔料(レーキレッドC) 20部 ポリエチレングリコール(分子量4,000) 80部
【0038】実施例6 実施例5と同様にして下記のインキ組成物を用いて本発
明の熱転写シートを得、実施例5と同様に印字試験を行
なった。インキ組成物 赤色顔料(レーキレッドC) 20部 ポリエチレングリコール(分子量4,000) 50部 エチレン/アクリル酸共重合体 30部 実施例7 裏面にスリップ層が設けられて、表面に剥離層が設けら
れている厚さ4.5μmのポリエチレンテレフタレート
フイルムの剥離層上に下記組成のインキ層を3g/cm
の厚みに形成し、本発明の熱転写シートを得、実施例
5と同様に印字試験を行なった。インキ組成物 赤色顔料(レーキレッドC) 20部 ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコール共重合体(分子量10, 000) 80部
【0039】実施例8 裏面にスリップ層が設けられて、表面に剥離層が設けら
れている厚さ4.5μmのポリエチレンテレフタレート
フイルムの剥離層上に下記組成の第二インキ層を2g/
cmの割合で塗工し、更にその面に下記組成のインキ
組成物を3g/mとなる割合で塗工して第一インキ層
を形成し、本発明の熱転写シートを得、実施例5と同様
に印字試験を行なった。第二インキ層用組成物 エチレン/酢酸ビニル共重合体 100部第一インキ層用組成物 赤色顔料(レーキレッドC) 20部 ポリエチレングリコール(分子量4,000) 80部
【0040】実施例9 裏面にスリップ層が設けられて、表面に剥離層が設けら
れている厚さ6.0μmのポリエチレンテレフタレート
フイルムの剥離層上に下記組成の第二インキ層を2g/
cmの厚みに形成し、更にその面に下記組成の第一イ
ンキ層を3g/mの厚みに形成し、本発明の熱転写シ
ートを得、実施例5と同様に印字試験を行なった。第二インキ用組成物 赤色顔料(レーキレッドC) 20部 エチレン/酢酸ビニル共重合体 80部第一インキ層用組成物 ポリエチレングリコール(分子量6,000) 100部
【0041】実施例10 実施例5と同様にして下記のインキ組成物を塗工してイ
ンキ層を形成し本発明の熱転写シートを得、実施例5と
同様に印字試験を行なった。インキ組成物 青色顔料(フタロシアニンブルー) 20部 分子量600のポリエチレングリコールの熱溶融性マイクロカプセル化物 50部 スチレンブタジエンゴム 30部 実施例11 実施例10の消色剤を分子量400のポリプロピレング
リコールの熱溶融性マイクロカプセル化物に変更した以
外は実施例10と同様にしてインキ層を形成し本発明の
熱転写シートを得、実施例5と同様に印字試験を行なっ
た。 実施例12 実施例5の熱転写シートを用いて、印字条件:印加エネ
ルギー0.2mJ/dot及び印圧2kg/lineで
印字を行ない後記表2の結果を得た。
【0042】実施例13 実施例6の熱転写シートを用いて、印字条件:印加エネ
ルギー0.2mJ/dot及び印圧2kg/lineで
印字を行ない後記表2の結果を得た。 実施例14 実施例5と同様にして下記のインキ組成物を塗工してイ
ンキ層を形成し本発明の熱転写シートを得、実施例5と
同様に印字試験を行なった。インキ組成物 赤色顔料(レーキレッドC) 20部 ポリエチレングリコールジステアレート(分子量6,000) 50部 エチレン/アクリル酸共重合体 30部
【0043】実施例15 実施例5と同様にして下記のインキ組成物を塗工してイ
ンキ層を形成し本発明の熱転写シートを得、実施例5と
同様に印字試験を行なった。インキ組成物 赤色顔料(レーキレッドC) 20部 ポリエチレングリコール(分子量11,000) 80部 実施例16 実施例5と同様にして下記のインキ組成物を塗工してイ
ンキ層を形成し本発明の熱転写シートを得、実施例5と
同様に印字試験を行なった。インキ組成物 赤色顔料(レーキレッドC) 20部 ポリエチレングリコール(分子量4,000) 70部 エチレン/アクリル酸共重合体 10部
【0044】実施例17 実施例5と同様にして下記のインキ組成物を塗工してイ
ンキ層を形成し本発明の熱転写シートを得、実施例5と
同様に印字試験を行なった。インキ組成物 赤色顔料(レーキレッドC) 20部 ポリグリセリンステアリン酸エステル 50部 エチレン−アクリル共重合体 30部 実施例18 実施例5と同様にして下記のインキ組成物を塗工してイ
ンキ層を形成し本発明の熱転写シートを得、実施例5と
同様に印字試験を行なった。インキ組成物 ポリエチレングリコール4000(試薬) 30部 エチレン−アクリル酸共重合体 25部 フィラー(エチレン−酢酸ビニル共重合体粒子、粒径6μm) 30部 (30000個/mm) 赤色顔料(レーキレッドC) 15部
【0045】実施例19 実施例5と同様にして下記のインキ組成物を塗工してイ
ンキ層を形成し本発明の熱転写シートを得、実施例5と
同様に印字試験を行なった。インキ組成物 ポリエチレングリコール4000(試薬) 50部 エチレン−アクリル酸共重合体 33部 フィラー(シリカ粒子、粒径5.5μm) 2部 (1500個/mm) 赤色顔料(レーキレッドC) 15部 実施例20 実施例5と同様にして下記のインキ組成物を塗工してイ
ンキ層を形成し本発明の熱転写シートを得、実施例5と
同様に印字試験を行なった。インキ組成物 ポリエチレングリコール4000(試薬) 30部 エチレン−アクリル酸共重合体 5部 フィラー(エチレン−酢酸ビニル共重合体粒子、粒径4μm) 50部 (150000個/mm) 赤色顔料(レーキレッドC) 15部
【0046】実施例21 実施例5と同様にして下記のインキ組成物を塗工してイ
ンキ層を形成し本発明の熱転写シートを得、実施例5と
同様に印字試験を行なった。インキ組成物 ポリエチレングリコール4000(試薬) 50部 エチレン−アクリル酸共重合体 34.5部 フィラー(シリカ粒子、粒径5.5μm) 0.5部 (300個/mm) 赤色顔料(レーキレッドC) 15部 実施例22 実施例5と同様にして下記のインキ組成物を塗工してイ
ンキ層を形成し本発明の熱転写シートを得、実施例5と
同様に印字試験を行なった。インキ組成物 ポリエチレングリコール4000(試薬) 30部 エチレン−アクリル酸共重合体 35部 フィラー(エチレン−酢酸ビニル共重合体粒子、粒径1μm) 10部 (25000個/mm) 赤色顔料(レーキレッドC) 15部
【0047】実施例23 実施例5と同様にして下記のインキ組成物を塗工してイ
ンキ層を形成し本発明の熱転写シートを得、実施例5と
同様に印字試験を行なった。インキ組成物 ポリエチレングリコール4000(試薬) 50部 エチレン−アクリル酸共重合体 25部 フィラー(エチレン−酢酸ビニル共重合体粒子、粒径6μm) 10部 (20000個/mm) 赤色顔料(レーキレッドC) 15部 実施例24 実施例8の第一インキ層用組成物を以下の第一インキ層
用組成物に変更した以外は実施例8と同様にして本発明
の熱転写シートを得、実施例5と同様に印字試験を行な
った。第一インキ層用組成物 エチレン−酢酸ビニル共重合体 80部 ポリエチレングリコール(分子量4000) 20部
【0048】実施例25 実施例5と同様にして下記のインキ組成物を塗工してイ
ンキ層を形成し本発明の熱転写シートを得、実施例5と
同様に印字試験を行なった。インキ組成物 赤色顔料(レーキレッドC) 20部 ポリオキシエチレン/ビスフェノールAエーテル 50部 エチレン−アクリル酸共重合体 30部 実施例26 実施例6の熱転写シートのインキ層の外側に保護層とし
てエチレン−酢酸ビニル共重合体を0.5/mの割合
で塗工して本発明の熱転写シートを得、実施例5と同様
に印字試験を行なった。 実施例27 実施例26の保護層用組成物を以下の組成物に変更した
以外は実施例26と同様にして本発明の熱転写シートを
得、実施例5と同様に印字試験を行なった。保護層用組成物 エチレン−アクリル酸共重合体 40部 フィラー(エチレン−酢酸ビニル共重合体粒子、粒径6μm) 60部
【0049】比較例2 実施例5と同様にして下記のインキ組成物を塗工してイ
ンキ層を形成し、比較例の熱転写シートを得、実施例1
2と同様に印字試験を行なった。インキ組成物 赤色顔料(レーキレッドC) 20部 カルナバワックス 80部
【0050】
【表2】
【0051】*1:下地が消色されず、混色しているも
のを×、消色されているが完全ではなく、混色が認めら
れるものを△、消色が完全ではないが、殆ど混色が認め
られないものを○、混色が全く認められないものを◎と
した。 *2:印字のかすれが全く認められないものを◎、かす
れが問題にならない程度であるが認められるものを○と
した。 *3:印字部と非印字部との境界部に乱れが全くない場
合は◎、問題にならない程度に認められるものは○とし
た。 *4:100℃での粘度 *5:温度40℃湿度80%中で3日間保存後の評価 ◎・・・・背面へのインキ層成分の移行が認められな
い。 ○・・・・背面へのインキ層成分の移行が僅かに認めら
れる。
【0052】使用例2 実施例18で作製した熱転写シートをスリットし、リー
ドテープ及びエンドマークを付け、ワードプロセッサー
用インクリボンカセットに装着した。作製したインクリ
ボンの入ったカセットをワードプロセッサーに装着し、
使用例1にて使用した感熱発色紙の発色部及び未発色部
への印字を行った。その結果鮮明な2色の印字物が得ら
れた。 使用例3 実施例18で作製した熱転写シートをA1サイズにカッ
トした後、A1サイズの感熱発色紙に重ねて大型プリン
ターにて印字を行った。その結果鮮明な2色の印字物が
得られ、更に熱転写印字のみで2色印字を行うよりも安
価に印字を行うことが出来る。
【0053】
【効果】以上の如き本発明によれば、インキ層を感熱発
色紙に印字すると、インキ層が有する消色剤が、印字時
の熱による感熱発色紙の発色を抑制或は消色する。従っ
て、インキ層の色相が変化することがない。又、この様
な機構を採用することによって、インキ層の転写時と感
熱発色紙単独を発色させる際にサーマルヘッドの印字条
件を変える必要がない為スムースな印字が可能となる。
又、本発明の熱転写シート及び方法は、特に画像信号を
大型のプリンターに送り、大型のプリンターで拡大した
印字物の作製に有用であり、例えば、大判のポスター、
横断幕、ホップ用途(例えば、広告、ちらし等)等の大
サイズのカラー画像の作製に特に有用である。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写シートの断面を図解的に説明す
る図。
【図2】本発明の熱転写方法を図解的に説明する図。
【符号の説明】
1:基材フイルム 2:インキ層 3:スリップ層 4:マット層 5:第一のインキ層 6:第二のインキ層 7:保護層 8:熱転写シート 9:感熱発色紙 10:サーマルヘッド 11:インキ画像 12:発色画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7267−2H B41M 5/26 C 7267−2H A

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フイルムの一方の面に熱転写性イン
    キ層を形成してなる熱転写シートにおいて、上記インキ
    層が着色剤と、感熱発色紙の発色を妨げる又は消色させ
    る消色剤とを含有することを特徴とする熱転写シート。
  2. 【請求項2】 基材フイルムの一方の面に、感熱発色紙
    の発色を妨げる又は消色させる消色剤を含有する第一の
    熱転写性インキ層を形成してなる熱転写シートにおい
    て、上記インキ層と基材フイルムとの間に少なくとも1
    層の第二の熱転写性インキ層を有することを特徴とする
    熱転写シート。
  3. 【請求項3】 第二の熱転写性インキ層が、感熱発色紙
    の発色を妨げる又は消色させる消色剤を含有する請求項
    2に記載の熱転写シート。
  4. 【請求項4】 第二の熱転写性インキ層が、着色剤とし
    て顔料を含有する請求項2〜3に記載の熱転写シート。
  5. 【請求項5】 第二の熱転写性インキ層が、ビヒクルと
    して熱可塑性樹脂を主成分とする請求項2〜4に記載の
    熱転写シート。
  6. 【請求項6】 第二の熱転写性インキ層が、ビヒクルと
    してワックス類を主成分とする請求項2〜5に記載の熱
    転写シート。
  7. 【請求項7】 消色剤の100℃における溶融粘度が
    1,500cps以下である請求項1〜6に記載の熱転
    写シート。
  8. 【請求項8】 消色剤が常温で液状であり、それがマイ
    クロカプセル中に含有されている請求項1〜7に記載の
    熱転写シート。
  9. 【請求項9】 消色剤がエーテル結合を有する化合物で
    ある請求項1〜8に記載の熱転写シート。
  10. 【請求項10】 消色剤がポリエチレングリコール又は
    ポリプロピレングリコール又はそれらの誘導体である請
    求項1〜9に記載の熱転写シート。
  11. 【請求項11】 消色剤を含有する層の外側に熱転写性
    インキの裏移りを防止する保護層を設けた請求項1〜1
    0に記載の熱転写シート。
  12. 【請求項12】 熱転写性インキ層中又は保護層中に有
    機及び/又は無機フィラーを含有する請求項1〜11に
    記載の熱転写シート。
  13. 【請求項13】 フィラーの平均粒子径が、それを含有
    している層の厚みより大きい請求項12に記載の熱転写
    シート。
  14. 【請求項14】 フィラーが含有されている層中に存在
    するフィラー、又はそれが含有されている層の表面に突
    出しているフィラーの個数が1mm当たり500〜1
    00,000個の範囲である請求項12〜13に記載の
    熱転写シート。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14項に記載の熱転写シー
    トを、該熱転写シートの熱転写性インキ層の着色剤とは
    異なる色相に発色する感熱発色紙に重ね、上記熱転写シ
    ートの背面からサーマルヘッドで熱を印加して熱転写性
    インキ層を転写せしめると共に、熱転写性インキ層の転
    写と同時又は転写の前後に感熱発色紙を加熱発色せしめ
    ることを特徴とする多色熱転写方法。
  16. 【請求項16】 印加エネルギーを積極的に変化させる
    ことなく、熱転写性インキ層の転写及び感熱発色紙の発
    色を共にサーマルヘッドで行う請求項15に記載の多色
    熱転写方法。
  17. 【請求項17】 請求項15〜16に記載の方法で得ら
    れた多色印字物。
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