JP2002052844A - 熱転写記録方法 - Google Patents
熱転写記録方法Info
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- JP2002052844A JP2002052844A JP2000242630A JP2000242630A JP2002052844A JP 2002052844 A JP2002052844 A JP 2002052844A JP 2000242630 A JP2000242630 A JP 2000242630A JP 2000242630 A JP2000242630 A JP 2000242630A JP 2002052844 A JP2002052844 A JP 2002052844A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 昇華型熱転写記録におけるバックトラップの
現象を防止でき、また熱転写記録で使用する消耗品であ
る記録材料のコストアップ要因を抑え、さらに熱転写印
画物の画像保存性に優れた熱転写記録方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 2色以上の染料層から、被転写体へ順次
重ねて選択的に熱転写し、カラー画像を形成する熱転写
記録方法において、被転写体へ各色を印画後毎に、該熱
転写された領域の一部または全面に、受容層転写シート
から転写型受容層を熱転写し、該転写された受容層に次
の色の印画を行うことを繰り返して画像を形成するもの
である。すなわち、1色の染料による印画が終わる毎
に、転写型受容層をその画像上に転写し、該受容層の上
に、次の色の染料による印画を行い、また次の色の染料
画像を形成する場合は、転写型受容層をその画像上に転
写し、その後に次色の染料画像を形成することを繰り返
すことで、画像保存性に優れた熱転写印画物が得られ
る。
現象を防止でき、また熱転写記録で使用する消耗品であ
る記録材料のコストアップ要因を抑え、さらに熱転写印
画物の画像保存性に優れた熱転写記録方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 2色以上の染料層から、被転写体へ順次
重ねて選択的に熱転写し、カラー画像を形成する熱転写
記録方法において、被転写体へ各色を印画後毎に、該熱
転写された領域の一部または全面に、受容層転写シート
から転写型受容層を熱転写し、該転写された受容層に次
の色の印画を行うことを繰り返して画像を形成するもの
である。すなわち、1色の染料による印画が終わる毎
に、転写型受容層をその画像上に転写し、該受容層の上
に、次の色の染料による印画を行い、また次の色の染料
画像を形成する場合は、転写型受容層をその画像上に転
写し、その後に次色の染料画像を形成することを繰り返
すことで、画像保存性に優れた熱転写印画物が得られ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写方式によっ
て高品質のカラー画像を形成することが出来る熱転写記
録方法に関し、更に詳しくは受容層転写シートを用い
て、被転写体に受容層を転写して、該受容層に熱転写記
録を行う記録方法に関するものである。
て高品質のカラー画像を形成することが出来る熱転写記
録方法に関し、更に詳しくは受容層転写シートを用い
て、被転写体に受容層を転写して、該受容層に熱転写記
録を行う記録方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、種々の熱転写方法が公知であるが、
それらの中で昇華性染料を記録材とし、これを紙やプラ
スチックフィルム等の基材シートに担持させて熱転写シ
ートとし、染料受容層を設けた紙やプラスチックフィル
ム等の被転写体上に各種のフルカラー画像を形成する方
法が提案されている。この場合には加熱手段としてプリ
ンターのサーマルヘッドが使用され、極めて短時間の加
熱によって3色又は4色の多数の色ドットを被転写体に
転移させ、該多色の色ドットにより原稿のフルカラー画
像を再現するものである。このように形成された画像
は、使用する色材が染料であることから、非常に鮮明で
あり、かつ透明性に優れているために、得られる画像は
中間色の再現性や階調性に優れ、従来のオフセット印刷
やグラビア印刷による画像と同様であり、かつフルカラ
ー写真画像に匹敵する高品質の画像が形成可能である。
それらの中で昇華性染料を記録材とし、これを紙やプラ
スチックフィルム等の基材シートに担持させて熱転写シ
ートとし、染料受容層を設けた紙やプラスチックフィル
ム等の被転写体上に各種のフルカラー画像を形成する方
法が提案されている。この場合には加熱手段としてプリ
ンターのサーマルヘッドが使用され、極めて短時間の加
熱によって3色又は4色の多数の色ドットを被転写体に
転移させ、該多色の色ドットにより原稿のフルカラー画
像を再現するものである。このように形成された画像
は、使用する色材が染料であることから、非常に鮮明で
あり、かつ透明性に優れているために、得られる画像は
中間色の再現性や階調性に優れ、従来のオフセット印刷
やグラビア印刷による画像と同様であり、かつフルカラ
ー写真画像に匹敵する高品質の画像が形成可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の昇華型熱転写記
録では、一般的に三原色(イエロー、マゼンタ、シアン
の3色、必要に応じて黒を加えても良い)を順次重ね
て、階調印画することにより、フルカラー表現を行って
いる。ところが、熱転写シートを用いて、被転写体へ色
を順次重ねて熱転写する時に、2色目以降を被転写体へ
重ねて印画する際に、それよりも前に被転写体へ熱転写
した色の印画部分の一部が、熱転写シート側に戻ってし
まう、いわゆるバックトラップと呼ばれる現象が生じや
すい。これに対して、通常はこの現象を見越して、1色
目、2色目の印画濃度を最終印画物の濃度よりも、予め
濃く印画しておき、所望の濃度を得る手段がよく用いら
れている。
録では、一般的に三原色(イエロー、マゼンタ、シアン
の3色、必要に応じて黒を加えても良い)を順次重ね
て、階調印画することにより、フルカラー表現を行って
いる。ところが、熱転写シートを用いて、被転写体へ色
を順次重ねて熱転写する時に、2色目以降を被転写体へ
重ねて印画する際に、それよりも前に被転写体へ熱転写
した色の印画部分の一部が、熱転写シート側に戻ってし
まう、いわゆるバックトラップと呼ばれる現象が生じや
すい。これに対して、通常はこの現象を見越して、1色
目、2色目の印画濃度を最終印画物の濃度よりも、予め
濃く印画しておき、所望の濃度を得る手段がよく用いら
れている。
【0004】このように目標とする最終印画物の濃度よ
りも、濃い濃度で印画するということは、ひいては熱転
写シートに塗布する染料層における染料含有量を多くし
ておかなければならない。また、バックトラップされて
しまった染料は印画物に寄与せず、不経済である。一般
的に、昇華型熱転写記録で使用する染料は、高濃度で、
安全性の高いものを使用するために、非常に高価であ
り、結果として、消耗品である記録材料のコストアップ
要因となっている。さらに、別の問題として、被転写体
へ重ね印画した染料が同一の層(受容層)で混ざり合う
ために、染料同士の相互作用が発生し、印画物の画像の
保存性を低下させる等問題がある。したがって、本発明
における目的は、昇華型熱転写記録におけるバックトラ
ップの現象を防止でき、また熱転写記録で使用する消耗
品である記録材料のコストアップ要因を抑え、さらに熱
転写印画物の画像保存性に優れた熱転写記録方法を提供
することである。
りも、濃い濃度で印画するということは、ひいては熱転
写シートに塗布する染料層における染料含有量を多くし
ておかなければならない。また、バックトラップされて
しまった染料は印画物に寄与せず、不経済である。一般
的に、昇華型熱転写記録で使用する染料は、高濃度で、
安全性の高いものを使用するために、非常に高価であ
り、結果として、消耗品である記録材料のコストアップ
要因となっている。さらに、別の問題として、被転写体
へ重ね印画した染料が同一の層(受容層)で混ざり合う
ために、染料同士の相互作用が発生し、印画物の画像の
保存性を低下させる等問題がある。したがって、本発明
における目的は、昇華型熱転写記録におけるバックトラ
ップの現象を防止でき、また熱転写記録で使用する消耗
品である記録材料のコストアップ要因を抑え、さらに熱
転写印画物の画像保存性に優れた熱転写記録方法を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では上記の課題を
解決するために、2色以上の染料層から、被転写体へ順
次重ねて選択的に熱転写し、カラー画像を形成する熱転
写記録方法において、被転写体へ各色を印画後毎に、該
熱転写された領域の一部または全面に、受容層転写シー
トから転写型受容層を熱転写し、該転写された受容層に
次の色の印画を行うことを繰り返して画像を形成するも
のである。すなわち、1色の染料による印画が終わる毎
に、転写型受容層をその画像上に転写し、該受容層の上
に、次の色の染料による印画を行い、また次の色の染料
画像を形成する場合は、転写型受容層をその画像上に転
写し、その後に次色の染料画像を形成することを繰り返
すことで、転写型受容層が前に印画した色の部分のバッ
クトラップを防止する保護膜の機能を発揮するため、画
像保存性に優れた熱転写印画物が得られる。
解決するために、2色以上の染料層から、被転写体へ順
次重ねて選択的に熱転写し、カラー画像を形成する熱転
写記録方法において、被転写体へ各色を印画後毎に、該
熱転写された領域の一部または全面に、受容層転写シー
トから転写型受容層を熱転写し、該転写された受容層に
次の色の印画を行うことを繰り返して画像を形成するも
のである。すなわち、1色の染料による印画が終わる毎
に、転写型受容層をその画像上に転写し、該受容層の上
に、次の色の染料による印画を行い、また次の色の染料
画像を形成する場合は、転写型受容層をその画像上に転
写し、その後に次色の染料画像を形成することを繰り返
すことで、転写型受容層が前に印画した色の部分のバッ
クトラップを防止する保護膜の機能を発揮するため、画
像保存性に優れた熱転写印画物が得られる。
【0006】また、バックトラップが無いために、無駄
に染料を浪費することなく、記録材料のコストアップを
抑えることができ、さらに、各色染料が受容層を介し
て、隔たった位置に存在しているため、異なる染料同士
の相互作用により染料が分解したり、変化することな
く、結果として印画物の耐候性が向上する。また、本発
明の熱転写記録方法により、各色の染料が被転写体に積
層された受容層に分離して存在するために、画像に深み
が現れ、一種の立体的な画像を形成することができる。
に染料を浪費することなく、記録材料のコストアップを
抑えることができ、さらに、各色染料が受容層を介し
て、隔たった位置に存在しているため、異なる染料同士
の相互作用により染料が分解したり、変化することな
く、結果として印画物の耐候性が向上する。また、本発
明の熱転写記録方法により、各色の染料が被転写体に積
層された受容層に分離して存在するために、画像に深み
が現れ、一種の立体的な画像を形成することができる。
【0007】また、本発明では、被転写体へ最初に染料
層から選択的に熱転写して印画する前に、被転写体に受
容層転写シートから転写型受容層を被転写体上の一部ま
たは全面に熱転写することが好ましく、それにより染料
染着性を有しない被転写体に対しても、熱転写画像を形
成することができる。被転写体に順次重ねて、選択的に
印画して、最後の印画が行われた後に、被転写体の最表
面に転写型保護層を転写することが好ましく、印画物の
最表面を保護層で被覆するため、画像保存性に優れた印
画物となる。
層から選択的に熱転写して印画する前に、被転写体に受
容層転写シートから転写型受容層を被転写体上の一部ま
たは全面に熱転写することが好ましく、それにより染料
染着性を有しない被転写体に対しても、熱転写画像を形
成することができる。被転写体に順次重ねて、選択的に
印画して、最後の印画が行われた後に、被転写体の最表
面に転写型保護層を転写することが好ましく、印画物の
最表面を保護層で被覆するため、画像保存性に優れた印
画物となる。
【0008】受容層転写シートが設ける転写型受容層の
少なくとも1層に紫外線吸収剤を含有していることが好
ましく、それにより、耐光性のより優れた印画物を得る
ことができる。2色以上の染料層及び転写型受容層、さ
らに必要に応じて転写型保護層を同一の基材シート上に
塗り分けて設けてある熱転写シートを使用して、熱転写
記録を行うことが望ましく、それにより、一つの印画物
を得る際に、一つの熱転写シートのみで行うことがで
き、複数の熱転写シートを用意し、熱転写シートを交換
して、プリンターに装着する手間が無くなり、効率的な
熱転写記録が行える。また、本発明の熱転写シートは、
2色以上の染料層及び転写型受容層、さらに必要に応じ
て転写型保護層を同一の基材シート上に塗り分けて設け
てある。
少なくとも1層に紫外線吸収剤を含有していることが好
ましく、それにより、耐光性のより優れた印画物を得る
ことができる。2色以上の染料層及び転写型受容層、さ
らに必要に応じて転写型保護層を同一の基材シート上に
塗り分けて設けてある熱転写シートを使用して、熱転写
記録を行うことが望ましく、それにより、一つの印画物
を得る際に、一つの熱転写シートのみで行うことがで
き、複数の熱転写シートを用意し、熱転写シートを交換
して、プリンターに装着する手間が無くなり、効率的な
熱転写記録が行える。また、本発明の熱転写シートは、
2色以上の染料層及び転写型受容層、さらに必要に応じ
て転写型保護層を同一の基材シート上に塗り分けて設け
てある。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施の形態を挙げ
て更に説明する。図1は本発明の熱転写記録方法により
得られた熱転写印画物1である一つの実施形態を示す断
面図であり、被転写体2が染料染着性を有しているため
に、被転写体2に直接、熱転写シートの染料層を加熱し
て、染料3aを画像状に、供給して定着させる。次に、
その得られた染料3aによる画像の上に、受容層転写シ
ートから転写型受容層を熱転写して、受容層領域4aを
形成する。その受容層領域4aの上に、熱転写シートの
染料層を加熱して、染料3bを画像状に、供給して定着
させる。さらに、その得られた染料3bによる画像の上
に、受容層転写シートから転写型受容層を熱転写して、
受容層領域4bを形成する。その受容層領域4bの上
に、熱転写シートの染料層を加熱して、染料3cを画像
状に、供給して定着させる。最後に、上記の得られた染
料3cによる画像の上に、保護層転写シートを加熱し
て、保護層5を熱転写させ、熱転写印画物1が得られ
る。
て更に説明する。図1は本発明の熱転写記録方法により
得られた熱転写印画物1である一つの実施形態を示す断
面図であり、被転写体2が染料染着性を有しているため
に、被転写体2に直接、熱転写シートの染料層を加熱し
て、染料3aを画像状に、供給して定着させる。次に、
その得られた染料3aによる画像の上に、受容層転写シ
ートから転写型受容層を熱転写して、受容層領域4aを
形成する。その受容層領域4aの上に、熱転写シートの
染料層を加熱して、染料3bを画像状に、供給して定着
させる。さらに、その得られた染料3bによる画像の上
に、受容層転写シートから転写型受容層を熱転写して、
受容層領域4bを形成する。その受容層領域4bの上
に、熱転写シートの染料層を加熱して、染料3cを画像
状に、供給して定着させる。最後に、上記の得られた染
料3cによる画像の上に、保護層転写シートを加熱し
て、保護層5を熱転写させ、熱転写印画物1が得られ
る。
【0010】図2は、本発明の熱転写記録方法により得
られた熱転写印画物1である他の実施形態を示す断面図
であり、被転写体2が染料染着性を有していない、ある
いは染着性が充分でない場合であり、その被転写体2上
に、まず受容層転写シートから転写型受容層を熱転写し
て、受容層領域4aを形成する。その受容層領域4aの
上に、熱転写シートの染料層を加熱して、染料3aを画
像状に、供給して定着させる。次に、その得られた染料
3aによる画像の上に、受容層転写シートから転写型受
容層を熱転写して、受容層領域4bを形成する。その受
容層領域4bの上に、熱転写シートの染料層を加熱し
て、染料3bを画像状に、供給して定着させる。さら
に、その得られた染料3bによる画像の上に、受容層転
写シートから転写型受容層を熱転写して、受容層領域4
cを形成する。その受容層領域4cの上に、熱転写シー
トの染料層を加熱して、染料3cを画像状に、供給して
定着させる。最後に、上記の得られた染料3cによる画
像の上に、保護層転写シートを加熱して、保護層5を熱
転写させ、熱転写印画物1が得られる。
られた熱転写印画物1である他の実施形態を示す断面図
であり、被転写体2が染料染着性を有していない、ある
いは染着性が充分でない場合であり、その被転写体2上
に、まず受容層転写シートから転写型受容層を熱転写し
て、受容層領域4aを形成する。その受容層領域4aの
上に、熱転写シートの染料層を加熱して、染料3aを画
像状に、供給して定着させる。次に、その得られた染料
3aによる画像の上に、受容層転写シートから転写型受
容層を熱転写して、受容層領域4bを形成する。その受
容層領域4bの上に、熱転写シートの染料層を加熱し
て、染料3bを画像状に、供給して定着させる。さら
に、その得られた染料3bによる画像の上に、受容層転
写シートから転写型受容層を熱転写して、受容層領域4
cを形成する。その受容層領域4cの上に、熱転写シー
トの染料層を加熱して、染料3cを画像状に、供給して
定着させる。最後に、上記の得られた染料3cによる画
像の上に、保護層転写シートを加熱して、保護層5を熱
転写させ、熱転写印画物1が得られる。
【0011】図3には従来の熱転写記録方法により得ら
れた、熱転写印画物1の例を示す。被転写体2上に直接
または、被転写体2上に受容層を形成しておき、(図示
したものは、受容層を省略した)その受容層に、熱転写
シートの染料層を加熱して、染料3a、3b、3cを画
像状に、供給して定着させる。その定着された染料3
a、3b、3cの画像上に、保護層転写シートを加熱し
て、保護層5を熱転写させ、熱転写印画物1が得られ
る。この場合は、被転写体2上、または受容層上に、必
要な染料を全て、同一面に転写している。尚、図1〜3
では、染料をイエロー、マゼンタ、シアンの3色を用い
たが、ブラックを必要に応じて加えることができる。ま
た、図1、2の染料画像の形成順序が、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの順に行ったが、目的に応じてその順序を
変えることが可能である。
れた、熱転写印画物1の例を示す。被転写体2上に直接
または、被転写体2上に受容層を形成しておき、(図示
したものは、受容層を省略した)その受容層に、熱転写
シートの染料層を加熱して、染料3a、3b、3cを画
像状に、供給して定着させる。その定着された染料3
a、3b、3cの画像上に、保護層転写シートを加熱し
て、保護層5を熱転写させ、熱転写印画物1が得られ
る。この場合は、被転写体2上、または受容層上に、必
要な染料を全て、同一面に転写している。尚、図1〜3
では、染料をイエロー、マゼンタ、シアンの3色を用い
たが、ブラックを必要に応じて加えることができる。ま
た、図1、2の染料画像の形成順序が、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの順に行ったが、目的に応じてその順序を
変えることが可能である。
【0012】図4には、本発明の熱転写記録方法で用い
られる受容層転写シート6である一つの実施形態を示す
断面図であり、基材7上に転写型受容層8が剥離可能に
設けてあり、その基材7の他方の面にサーマルヘッド等
の熱によるスティッキングやシワなどの悪影響を防止す
るため、耐熱滑性層9が設けられている。図5には、本
発明の熱転写記録方法で用いられる受容層転写シート6
である他の実施形態を示す断面図であり、基材7の一方
の面に、離型層10、染料受容層11、接着剤層12を
順に設け、基材7の他方の面に耐熱滑性層9を設けた構
成である。この場合、転写型受容層8が、離型層10、
染料受容層11、接着剤層12の複数層から構成され、
離型層10は転写型受容層8が基材7から加熱時に剥離
しやすくしている。また、接着剤層12は転写型受容層
8が被転写体2に転写する際に、被転写体2と転写型受
容層8との接着性を高めている。尚、図4は転写型受容
層8が単層の場合であり、図5は転写型受容層8が複数
層の例であるが、複数層から構成される転写型受容層8
は、必要に応じて、離型層10と染料受容層11、ある
いは染料受容層11と接着剤層12のように、2層から
構成したり、受容層自体を2層以上の構成にしたり、受
容層を必須に有していれば、要求に応じて、複数層の転
写型受容層の構成を変更することができる。
られる受容層転写シート6である一つの実施形態を示す
断面図であり、基材7上に転写型受容層8が剥離可能に
設けてあり、その基材7の他方の面にサーマルヘッド等
の熱によるスティッキングやシワなどの悪影響を防止す
るため、耐熱滑性層9が設けられている。図5には、本
発明の熱転写記録方法で用いられる受容層転写シート6
である他の実施形態を示す断面図であり、基材7の一方
の面に、離型層10、染料受容層11、接着剤層12を
順に設け、基材7の他方の面に耐熱滑性層9を設けた構
成である。この場合、転写型受容層8が、離型層10、
染料受容層11、接着剤層12の複数層から構成され、
離型層10は転写型受容層8が基材7から加熱時に剥離
しやすくしている。また、接着剤層12は転写型受容層
8が被転写体2に転写する際に、被転写体2と転写型受
容層8との接着性を高めている。尚、図4は転写型受容
層8が単層の場合であり、図5は転写型受容層8が複数
層の例であるが、複数層から構成される転写型受容層8
は、必要に応じて、離型層10と染料受容層11、ある
いは染料受容層11と接着剤層12のように、2層から
構成したり、受容層自体を2層以上の構成にしたり、受
容層を必須に有していれば、要求に応じて、複数層の転
写型受容層の構成を変更することができる。
【0013】図6は、本発明の熱転写記録方法で組合わ
せて使用する受容層転写シート6、熱転写シート13、
保護層転写シート15の一つの実施形態を示すもので、
受容層転写シート6は、基材上に転写型受容層を剥離可
能に設け、その基材の一方の面に、全面で転写型受容層
が設けられている。また、保護層転写シート15は、基
材上に転写型保護層を剥離可能に設け、その基材の一方
の面に、全面で転写型保護層が設けられている。また、
熱転写シート13は、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の3色の各染料層14を繰り返
し、面順次に形成している。図6に示すような受容層転
写シート6、熱転写シート13、保護層転写シート15
を組合わせて使用するものである。
せて使用する受容層転写シート6、熱転写シート13、
保護層転写シート15の一つの実施形態を示すもので、
受容層転写シート6は、基材上に転写型受容層を剥離可
能に設け、その基材の一方の面に、全面で転写型受容層
が設けられている。また、保護層転写シート15は、基
材上に転写型保護層を剥離可能に設け、その基材の一方
の面に、全面で転写型保護層が設けられている。また、
熱転写シート13は、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の3色の各染料層14を繰り返
し、面順次に形成している。図6に示すような受容層転
写シート6、熱転写シート13、保護層転写シート15
を組合わせて使用するものである。
【0014】図7は、本発明の熱転写記録方法で使用す
る熱転写記録材料の一つの実施形態を示すもので、転写
型受容層8a、イエロー染料層14a、転写型受容層8
b、マゼンタ染料層14b、転写型受容層8c、シアン
染料層14c、転写型受容層8d、ブラック染料層14
d、転写型保護層16をこの順に繰り返し、基材上に面
順次に形成したものである。この熱転写記録材料を1種
と被転写体を用いるだけで、適当な熱転写手段を用いて
本発明の熱転写記録方法を行うことができる。この場合
の各染料層、転写型受容層、転写型保護層の塗工面積
は、全て同程度であり、被転写体の転写される全面(画
面サイズ)の大きさである。尚、図7に示す熱転写記録
材料を使用する場合は、その記録材料を順送りして、被
転写体に各層を転写していく。(記録材料を逆方向に送
る必要が無い。)
る熱転写記録材料の一つの実施形態を示すもので、転写
型受容層8a、イエロー染料層14a、転写型受容層8
b、マゼンタ染料層14b、転写型受容層8c、シアン
染料層14c、転写型受容層8d、ブラック染料層14
d、転写型保護層16をこの順に繰り返し、基材上に面
順次に形成したものである。この熱転写記録材料を1種
と被転写体を用いるだけで、適当な熱転写手段を用いて
本発明の熱転写記録方法を行うことができる。この場合
の各染料層、転写型受容層、転写型保護層の塗工面積
は、全て同程度であり、被転写体の転写される全面(画
面サイズ)の大きさである。尚、図7に示す熱転写記録
材料を使用する場合は、その記録材料を順送りして、被
転写体に各層を転写していく。(記録材料を逆方向に送
る必要が無い。)
【0015】図8は、本発明の熱転写記録方法で使用す
る熱転写記録材料の他の実施形態を示すもので、転写型
受容層8、イエロー染料層14a、マゼンタ染料層14
b、シアン染料層14c、ブラック染料層14d、転写
型保護層16をこの順に繰り返し、基材上に面順次形成
したものである。この場合、転写型受容層8は、長さq
が各染料層、転写型保護層と比べ、大きくしている。そ
れは、イエロー染料、マゼンタ染料、シアン染料、ブラ
ック染料の各染料を定着させるための受容層として、順
に使用するためである。つまり、各染料層の長さpの約
4倍の長さqを設けるものである。尚、被転写体の表面
が染料染着性を有していれば、最初に転写されるイエロ
ー染料を定着させる受容層を被転写体へ転写する必要が
なく、この場合は、各染料層の長さpの約3倍の長さの
転写型受容層を設ければ良い。尚、転写型保護層の長さ
rは各染料の長さpと同程度であり、つまり被転写体の
転写される全面(画面サイズ)の大きさである。
る熱転写記録材料の他の実施形態を示すもので、転写型
受容層8、イエロー染料層14a、マゼンタ染料層14
b、シアン染料層14c、ブラック染料層14d、転写
型保護層16をこの順に繰り返し、基材上に面順次形成
したものである。この場合、転写型受容層8は、長さq
が各染料層、転写型保護層と比べ、大きくしている。そ
れは、イエロー染料、マゼンタ染料、シアン染料、ブラ
ック染料の各染料を定着させるための受容層として、順
に使用するためである。つまり、各染料層の長さpの約
4倍の長さqを設けるものである。尚、被転写体の表面
が染料染着性を有していれば、最初に転写されるイエロ
ー染料を定着させる受容層を被転写体へ転写する必要が
なく、この場合は、各染料層の長さpの約3倍の長さの
転写型受容層を設ければ良い。尚、転写型保護層の長さ
rは各染料の長さpと同程度であり、つまり被転写体の
転写される全面(画面サイズ)の大きさである。
【0016】図8に示す熱転写記録材料を使用する場合
は、転写型受容層を転写→イエロー染料層を転写→転写
型受容層を転写→マゼンタ染料層を転写→転写型受容層
を転写→シアン染料層を転写→転写型受容層を転写→ブ
ラック染料層を転写→転写型保護層を転写の順に、被転
写体へ転写するため、転写型受容層の転写の際に、イエ
ロー染料層以外の染料層を被転写体へ転写する時に使用
する転写受容層は、その熱転写記録材料を送り戻して、
使用する必要がある。尚、図7、8に示した各染料層の
順序は、必要に応じて変更することができる。
は、転写型受容層を転写→イエロー染料層を転写→転写
型受容層を転写→マゼンタ染料層を転写→転写型受容層
を転写→シアン染料層を転写→転写型受容層を転写→ブ
ラック染料層を転写→転写型保護層を転写の順に、被転
写体へ転写するため、転写型受容層の転写の際に、イエ
ロー染料層以外の染料層を被転写体へ転写する時に使用
する転写受容層は、その熱転写記録材料を送り戻して、
使用する必要がある。尚、図7、8に示した各染料層の
順序は、必要に応じて変更することができる。
【0017】以下に本発明で使用する受容層転写シー
ト、熱転写シート、保護層転写シート及び被転写体、さ
らに、それらの材料から形成される熱転写印画物につい
て、説明を行う。 (受容層転写シートの基材)本発明の受容層転写シート
で用いる基材7としては、従来の熱転写シートに使用さ
れていると同じ基材シートがそのまま用いることが出来
ると共に、その他のものも使用することが出来、特に制
限されない。好ましい基材シートの具体例として、例え
ば、グラシン紙、コンデンサ紙、パラフイン紙等の薄葉
紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート等のポリエステル、ポリプロピレン、セロハン、
ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、
ポリ塩化ビニリデン、アイオノマー等のプラスチック或
いはこれらと前該紙とを複合した基材等が挙げられる。
この基材シートの厚さは、その強度及び耐熱性等が適切
になる様に、材料に応じて適宜変更することが出来る
が、その厚さは、好ましくは、2〜100μmである。
ト、熱転写シート、保護層転写シート及び被転写体、さ
らに、それらの材料から形成される熱転写印画物につい
て、説明を行う。 (受容層転写シートの基材)本発明の受容層転写シート
で用いる基材7としては、従来の熱転写シートに使用さ
れていると同じ基材シートがそのまま用いることが出来
ると共に、その他のものも使用することが出来、特に制
限されない。好ましい基材シートの具体例として、例え
ば、グラシン紙、コンデンサ紙、パラフイン紙等の薄葉
紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート等のポリエステル、ポリプロピレン、セロハン、
ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、
ポリ塩化ビニリデン、アイオノマー等のプラスチック或
いはこれらと前該紙とを複合した基材等が挙げられる。
この基材シートの厚さは、その強度及び耐熱性等が適切
になる様に、材料に応じて適宜変更することが出来る
が、その厚さは、好ましくは、2〜100μmである。
【0018】(転写型受容層)上記基材上に形成する転
写型受容層8は、任意の被転写材に転写され、転写後
に、熱転写シートから移行してくる昇華性染料を受容
し、形成された画像を維持する為のものである。転写型
受容層を形成する為の樹脂としては、例えば、ポリプロ
ピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩
化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン等
のハロゲン化ポリマー、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル
エステル等のビニルポリマー、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系
樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩化ビ
ニル、酢酸ビニル、エチレン、プロピレン等のモノマー
の二元或は三元共重合体系樹脂、アイオノマー、セルロ
ースジアセテート等のセルロース系樹脂、ポリカーボネ
ート等が挙げられ、特に好ましいものは、ビニル系樹脂
及びポリエステル系樹脂である。
写型受容層8は、任意の被転写材に転写され、転写後
に、熱転写シートから移行してくる昇華性染料を受容
し、形成された画像を維持する為のものである。転写型
受容層を形成する為の樹脂としては、例えば、ポリプロ
ピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩
化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン等
のハロゲン化ポリマー、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル
エステル等のビニルポリマー、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系
樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩化ビ
ニル、酢酸ビニル、エチレン、プロピレン等のモノマー
の二元或は三元共重合体系樹脂、アイオノマー、セルロ
ースジアセテート等のセルロース系樹脂、ポリカーボネ
ート等が挙げられ、特に好ましいものは、ビニル系樹脂
及びポリエステル系樹脂である。
【0019】上記樹脂に混合して使用する好ましい離型
剤としては、シリコーンオイル、リン酸エステル系界面
活性剤、弗素系界面活性剤等が挙げられるが、シリコー
ンオイルが望ましい。該シリコーンオイルとしては、エ
ポキシ変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシル
変性、アルコール変性、弗素変性、アルキルアラルキル
ポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性、ポリ
エーテル変性等の変性シリコーンオイルが望ましい。離
型剤は1種若しくは2種以上のものが使用される。又、
この離型剤の添加量は転写型受容層形成樹脂100質量
部に対し、0.5〜30質量部が好ましい。この添加量
の範囲を満たさない場合は、熱転写シートと受容層の融
着若しくは印字感度の低下等の問題が生じる場合があ
る。この様な離型剤を受容層に添加することによって、
転写後の受容層の表面に離型剤がブリードアウトして離
型層が形成される。上記離型剤は1種若しくは2種以上
のものが使用される。又、この離型剤の添加量は転写型
受容層形成樹脂100質量部に対し、0〜10質量部が
特に好ましい。この添加量が多いと、離型剤が染料受容
層の表面にブリードアウトして受容層上に保護層や受容
層を重ねて形成する場合には、上の層の接着が甘くなり
やすくなる。
剤としては、シリコーンオイル、リン酸エステル系界面
活性剤、弗素系界面活性剤等が挙げられるが、シリコー
ンオイルが望ましい。該シリコーンオイルとしては、エ
ポキシ変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシル
変性、アルコール変性、弗素変性、アルキルアラルキル
ポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性、ポリ
エーテル変性等の変性シリコーンオイルが望ましい。離
型剤は1種若しくは2種以上のものが使用される。又、
この離型剤の添加量は転写型受容層形成樹脂100質量
部に対し、0.5〜30質量部が好ましい。この添加量
の範囲を満たさない場合は、熱転写シートと受容層の融
着若しくは印字感度の低下等の問題が生じる場合があ
る。この様な離型剤を受容層に添加することによって、
転写後の受容層の表面に離型剤がブリードアウトして離
型層が形成される。上記離型剤は1種若しくは2種以上
のものが使用される。又、この離型剤の添加量は転写型
受容層形成樹脂100質量部に対し、0〜10質量部が
特に好ましい。この添加量が多いと、離型剤が染料受容
層の表面にブリードアウトして受容層上に保護層や受容
層を重ねて形成する場合には、上の層の接着が甘くなり
やすくなる。
【0020】転写型受容層は、前記の基材シートの一方
の面に、上記の如き樹脂に離型剤等の必要な添加剤を加
えたものを、適当な有機溶剤に溶解したり或いは有機溶
剤や水に分散した分散体を、例えば、グラビア印刷法、
スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロール
コーティング法等の形成手段により塗布及び乾燥するこ
とによって形成される。上記転写型受容層の形成に際し
ては、受容層の箔切れを良好にする目的で、カオリンク
レー、炭酸カルシウム、微粉末シリカ等の充填剤を添加
することが出来る。以上の如く形成される転写型受容層
は任意の厚さでよいが、一般的には1〜50μmの厚さ
である。又、この様な受容層は連続被覆であるのが好ま
しいが、樹脂エマルジョンや樹脂分散液を使用して、不
連続の被覆として形成してもよい。上記の転写型受容層
は、基材上に剥離可能に単層で設けたり、同じ層を重ね
て設ける場合に適用できるだけでなく、基材上に離型層
や接着剤層を設け、染料を受容する層を設けた複数層か
らなる転写型受容層の中の染料受容層11に適用され
る。
の面に、上記の如き樹脂に離型剤等の必要な添加剤を加
えたものを、適当な有機溶剤に溶解したり或いは有機溶
剤や水に分散した分散体を、例えば、グラビア印刷法、
スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロール
コーティング法等の形成手段により塗布及び乾燥するこ
とによって形成される。上記転写型受容層の形成に際し
ては、受容層の箔切れを良好にする目的で、カオリンク
レー、炭酸カルシウム、微粉末シリカ等の充填剤を添加
することが出来る。以上の如く形成される転写型受容層
は任意の厚さでよいが、一般的には1〜50μmの厚さ
である。又、この様な受容層は連続被覆であるのが好ま
しいが、樹脂エマルジョンや樹脂分散液を使用して、不
連続の被覆として形成してもよい。上記の転写型受容層
は、基材上に剥離可能に単層で設けたり、同じ層を重ね
て設ける場合に適用できるだけでなく、基材上に離型層
や接着剤層を設け、染料を受容する層を設けた複数層か
らなる転写型受容層の中の染料受容層11に適用され
る。
【0021】(離型層)離型層10は基材と転写型受容
層との間に形成することができる。離型層は、ワックス
類、シリコーンワックス、シリコーン樹脂、弗素樹脂等
の如く離型性に優れた材料、或はサーマルヘッドの熱に
よって溶融しない比較的高軟化点の樹脂、例えば、セル
ロース系樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
ビニルアセタール樹脂、あるいはこれらの樹脂にワック
ス等の熱離型剤を含有させた樹脂から形成する。形成方
法は前記転写型受容層の形成方法と同様でよく、その厚
みは0.5〜5μm程度で十分である。又、転写後に艶
消し受容層が望ましい場合には、離型層中に各種の粒子
を包含させるか、あるいは離型層の受容層側の表面をマ
ット処理することにより、表面をマット状にすることも
出来る。
層との間に形成することができる。離型層は、ワックス
類、シリコーンワックス、シリコーン樹脂、弗素樹脂等
の如く離型性に優れた材料、或はサーマルヘッドの熱に
よって溶融しない比較的高軟化点の樹脂、例えば、セル
ロース系樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
ビニルアセタール樹脂、あるいはこれらの樹脂にワック
ス等の熱離型剤を含有させた樹脂から形成する。形成方
法は前記転写型受容層の形成方法と同様でよく、その厚
みは0.5〜5μm程度で十分である。又、転写後に艶
消し受容層が望ましい場合には、離型層中に各種の粒子
を包含させるか、あるいは離型層の受容層側の表面をマ
ット処理することにより、表面をマット状にすることも
出来る。
【0022】(接着剤層)また、受容層転写シートで
は、転写型受容層の表面に、これらの層の転写性を良好
にする為に接着剤層12を設けることが好ましい。これ
らの接着剤層は、従来公知の粘着剤や感熱接着剤がいず
れも使用できるが、ガラス転移温度が50℃〜80℃の
熱可塑性樹脂から形成することがより好ましく、例え
ば、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体樹脂、アクリル樹脂、紫外線吸収剤樹脂、ブチラール
樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂
等の如く熱時接着性の良好な樹脂から、適当なガラス転
移温度を有するものを選択することが好ましい。特に、
接着剤層は、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂、アクリル樹脂、紫外線吸収剤樹脂、ブ
チラール樹脂、エポキシ樹脂の少なくとも一つを含有し
ていることが好ましい。又、接着性や、サーマルヘッド
等の加熱手段にて全面ではなく一部がパターン形成され
る場合には、前記に挙げたような樹脂は分子量の小さい
方が好ましい。また、後記する中間層と塗工前のインキ
を混合し、接着剤層と中間層を兼用させたり、接着剤層
に白色顔料、蛍光増白剤及び/又は気泡(或いは発泡
剤)を含有させることで中間層と機能を併合した接着剤
層を形成することもできる。
は、転写型受容層の表面に、これらの層の転写性を良好
にする為に接着剤層12を設けることが好ましい。これ
らの接着剤層は、従来公知の粘着剤や感熱接着剤がいず
れも使用できるが、ガラス転移温度が50℃〜80℃の
熱可塑性樹脂から形成することがより好ましく、例え
ば、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体樹脂、アクリル樹脂、紫外線吸収剤樹脂、ブチラール
樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂
等の如く熱時接着性の良好な樹脂から、適当なガラス転
移温度を有するものを選択することが好ましい。特に、
接着剤層は、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂、アクリル樹脂、紫外線吸収剤樹脂、ブ
チラール樹脂、エポキシ樹脂の少なくとも一つを含有し
ていることが好ましい。又、接着性や、サーマルヘッド
等の加熱手段にて全面ではなく一部がパターン形成され
る場合には、前記に挙げたような樹脂は分子量の小さい
方が好ましい。また、後記する中間層と塗工前のインキ
を混合し、接着剤層と中間層を兼用させたり、接着剤層
に白色顔料、蛍光増白剤及び/又は気泡(或いは発泡
剤)を含有させることで中間層と機能を併合した接着剤
層を形成することもできる。
【0023】上記の紫外線吸収剤樹脂は、反応性紫外線
吸収剤を熱可塑性樹脂又は電離放射線硬化性樹脂に反
応、結合させて得た樹脂を使用することができる。具体
的には、サリシレート系、フェニルアクリレート系、ベ
ンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、クマリン系、
トリアジン系、ニッケルキレート系の様な従来公知の非
反応性の有機系紫外線吸収剤に、付加重合性二重結合
(例えばビニル基、アクリロイル基、メタアクリロイル
基など)、アルコール性水酸基、アミノ基、カルボキシ
ル基、エポキシ基、イソシアネート基のような反応性基
を導入したものを例示することができる。上記のような
接着剤層を構成する樹脂に必要に応じて、無機または有
機フィラー等の添加剤を加えた塗工液を塗布及び乾燥す
ることによって、好ましくは0.5〜10μm程度の厚
みに形成する。
吸収剤を熱可塑性樹脂又は電離放射線硬化性樹脂に反
応、結合させて得た樹脂を使用することができる。具体
的には、サリシレート系、フェニルアクリレート系、ベ
ンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、クマリン系、
トリアジン系、ニッケルキレート系の様な従来公知の非
反応性の有機系紫外線吸収剤に、付加重合性二重結合
(例えばビニル基、アクリロイル基、メタアクリロイル
基など)、アルコール性水酸基、アミノ基、カルボキシ
ル基、エポキシ基、イソシアネート基のような反応性基
を導入したものを例示することができる。上記のような
接着剤層を構成する樹脂に必要に応じて、無機または有
機フィラー等の添加剤を加えた塗工液を塗布及び乾燥す
ることによって、好ましくは0.5〜10μm程度の厚
みに形成する。
【0024】(中間層)更に、本発明で使用する受容層
転写シートは、前記転写性受容層と接着剤層の間に(白
色)中間層を設けることが出来る。中間層を構成する材
質としては、例えば、ポリウレタン樹脂、アクリル樹
脂、ポリエチレン系樹脂、ブタジエンラバー、エポキシ
樹脂等が挙げられる。中間層の厚さは2〜10μm程度
が好ましい。中間層の形成方法は上記染料受容層と同様
でよい。上記の中間層に白色顔料、蛍光増白剤及び/又
は気泡(或いは発泡剤)を含有させることで(白色)中
間層を形成することが出来る。これらの白色顔料や蛍光
増白剤は転写後の受容層の白色度を向上させたり、被転
写体である紙の淡黄色等を隠蔽するものであり又、気泡
(又は発泡剤)は受容層に良好なクッション性を付与す
る機能を有する。これらの添加剤を包含させる方法は、
各層の形成時に使用する塗工液の中に白色顔料等を包含
させておけばよい。
転写シートは、前記転写性受容層と接着剤層の間に(白
色)中間層を設けることが出来る。中間層を構成する材
質としては、例えば、ポリウレタン樹脂、アクリル樹
脂、ポリエチレン系樹脂、ブタジエンラバー、エポキシ
樹脂等が挙げられる。中間層の厚さは2〜10μm程度
が好ましい。中間層の形成方法は上記染料受容層と同様
でよい。上記の中間層に白色顔料、蛍光増白剤及び/又
は気泡(或いは発泡剤)を含有させることで(白色)中
間層を形成することが出来る。これらの白色顔料や蛍光
増白剤は転写後の受容層の白色度を向上させたり、被転
写体である紙の淡黄色等を隠蔽するものであり又、気泡
(又は発泡剤)は受容層に良好なクッション性を付与す
る機能を有する。これらの添加剤を包含させる方法は、
各層の形成時に使用する塗工液の中に白色顔料等を包含
させておけばよい。
【0025】(耐熱滑性層)本発明で使用する受容層転
写シートは、基材シートの裏面、すなわち転写型受容層
の設けてある面と反対面に、サーマルヘッドの熱による
スティッキングやシワなどの悪影響を防止するため、耐
熱滑性層9を設けることができる。上記の耐熱滑性層を
形成する樹脂としては、従来公知のものであればよく、
例えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセト
アセタール樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、ポリエーテル樹脂、ポリブタジエン樹
脂、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリルポリオー
ル、ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレ
ート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレー
ト、ウレタン又はエポキシのプレポリマー、ニトロセル
ロース樹脂、セルロースナイトレート樹脂、セルロース
アセトプロピオネート樹脂、セルロースアセテートブチ
レート樹脂、セルロースアセテートヒドロジエンフタレ
ート樹脂、酢酸セルロース樹脂、芳香族ポリアミド樹
脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩素化ポ
リオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂等が挙げ
られる。
写シートは、基材シートの裏面、すなわち転写型受容層
の設けてある面と反対面に、サーマルヘッドの熱による
スティッキングやシワなどの悪影響を防止するため、耐
熱滑性層9を設けることができる。上記の耐熱滑性層を
形成する樹脂としては、従来公知のものであればよく、
例えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセト
アセタール樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、ポリエーテル樹脂、ポリブタジエン樹
脂、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリルポリオー
ル、ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレ
ート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレー
ト、ウレタン又はエポキシのプレポリマー、ニトロセル
ロース樹脂、セルロースナイトレート樹脂、セルロース
アセトプロピオネート樹脂、セルロースアセテートブチ
レート樹脂、セルロースアセテートヒドロジエンフタレ
ート樹脂、酢酸セルロース樹脂、芳香族ポリアミド樹
脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩素化ポ
リオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂等が挙げ
られる。
【0026】これらの樹脂からなる耐熱滑性層に添加、
あるいは上塗りする滑り性付与剤としては、燐酸エステ
ル、シリコーンオイル、グラファイトパウダー、シリコ
ーン系グラフトポリマー、フッ素系グラフトポリマー、
アクリルシリコーングラフトポリマー、アクリルシロキ
サン、アリールシロキサン等のシリコーン重合体が挙げ
られるが、好ましくは、ポリオール、例えば、ポリアル
コール高分子化合物とポリイソシアネート化合物及び燐
酸エステル系化合物からなる層であり、更に充填剤を添
加することがより好ましい。耐熱滑性層は、上記に記載
した樹脂、滑り性付与剤、更に充填剤を、適当な溶剤に
より、溶解又は分散させて、耐熱滑性層形成用インキを
調製し、これを、上記の基材シートの裏面に、例えば、
グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用い
たリバースコーティング法等の形成手段により塗布し、
乾燥して形成することができる。
あるいは上塗りする滑り性付与剤としては、燐酸エステ
ル、シリコーンオイル、グラファイトパウダー、シリコ
ーン系グラフトポリマー、フッ素系グラフトポリマー、
アクリルシリコーングラフトポリマー、アクリルシロキ
サン、アリールシロキサン等のシリコーン重合体が挙げ
られるが、好ましくは、ポリオール、例えば、ポリアル
コール高分子化合物とポリイソシアネート化合物及び燐
酸エステル系化合物からなる層であり、更に充填剤を添
加することがより好ましい。耐熱滑性層は、上記に記載
した樹脂、滑り性付与剤、更に充填剤を、適当な溶剤に
より、溶解又は分散させて、耐熱滑性層形成用インキを
調製し、これを、上記の基材シートの裏面に、例えば、
グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用い
たリバースコーティング法等の形成手段により塗布し、
乾燥して形成することができる。
【0027】(熱転写シート)本発明で使用する熱転写
シート13は、ポリエステルフィルム等の基材上に昇華
性染料を含む染料層14を設けたものであり、従来公知
の熱転写シートはいずれも本発明でそのまま使用するこ
とが出来る。尚、本発明の熱転写記録方法では、被転写
体に染料層から染料を熱転写し、その熱転写された領域
の上に、受容層を転写し、その受容層に染料層から染料
を熱転写することを繰り返すため、染料層は2色以上を
必要とする。その色相はイエロー、マゼンタ、シアン、
ブラック等が挙げられ、一つの熱転写シートに、異なる
色相の染料層を塗り分けて、形成したり、一つの熱転写
シートに一つの色相の染料層を設けたものを、複数使用
したりすることができる。尚、上記の染料層を同一基材
に塗り分ける場合、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの順でも、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック
の順でも良く、つまり印画順は限定せず、目的に応じて
染料層の順序を入れ替えても良い。また、染料層を、上
記に説明した受容層転写シートの基材(受容層の形成さ
れている側)の受容層の形成領域と異なる位置に設けた
りすることが出来る。
シート13は、ポリエステルフィルム等の基材上に昇華
性染料を含む染料層14を設けたものであり、従来公知
の熱転写シートはいずれも本発明でそのまま使用するこ
とが出来る。尚、本発明の熱転写記録方法では、被転写
体に染料層から染料を熱転写し、その熱転写された領域
の上に、受容層を転写し、その受容層に染料層から染料
を熱転写することを繰り返すため、染料層は2色以上を
必要とする。その色相はイエロー、マゼンタ、シアン、
ブラック等が挙げられ、一つの熱転写シートに、異なる
色相の染料層を塗り分けて、形成したり、一つの熱転写
シートに一つの色相の染料層を設けたものを、複数使用
したりすることができる。尚、上記の染料層を同一基材
に塗り分ける場合、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの順でも、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック
の順でも良く、つまり印画順は限定せず、目的に応じて
染料層の順序を入れ替えても良い。また、染料層を、上
記に説明した受容層転写シートの基材(受容層の形成さ
れている側)の受容層の形成領域と異なる位置に設けた
りすることが出来る。
【0028】(保護層転写シート)本発明で使用する保
護層転写シート15は、基材上に転写型保護層16を剥
離可能に設けたものである。また、基材から剥離可能な
転写性を有する保護層を、上記に説明した受容層転写シ
ートの基材シート(受容層の形成されている側)の受容
層の形成領域と異なる位置に設けたり、または受容層転
写シートとは別個の基材上に形成することが出来る。ま
た、転写型保護層は、同一基材に転写型受容層及び/ま
たは染料層と塗り分けて形成することができ、熱転写材
料を少なくてして、効率的な記録を行うことが好まし
い。転写型保護層は、従来から保護層形成用樹脂として
知られている各種の樹脂で形成することができる。保護
層形成用樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポ
リスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ア
クリルウレタン樹脂、これらの各樹脂をシリコーン変性
させた樹脂、これらの各樹脂の混合物、電離放射線硬化
性樹脂、紫外線遮断性樹脂等を例示することができる。
このほかに必要に応じて、紫外線吸収剤、有機フィラー
及び/又は無機フィラーを適宜添加することが出来る。
護層転写シート15は、基材上に転写型保護層16を剥
離可能に設けたものである。また、基材から剥離可能な
転写性を有する保護層を、上記に説明した受容層転写シ
ートの基材シート(受容層の形成されている側)の受容
層の形成領域と異なる位置に設けたり、または受容層転
写シートとは別個の基材上に形成することが出来る。ま
た、転写型保護層は、同一基材に転写型受容層及び/ま
たは染料層と塗り分けて形成することができ、熱転写材
料を少なくてして、効率的な記録を行うことが好まし
い。転写型保護層は、従来から保護層形成用樹脂として
知られている各種の樹脂で形成することができる。保護
層形成用樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポ
リスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ア
クリルウレタン樹脂、これらの各樹脂をシリコーン変性
させた樹脂、これらの各樹脂の混合物、電離放射線硬化
性樹脂、紫外線遮断性樹脂等を例示することができる。
このほかに必要に応じて、紫外線吸収剤、有機フィラー
及び/又は無機フィラーを適宜添加することが出来る。
【0029】電離放射線硬化性樹脂を含有する保護層
は、耐可塑剤性や耐擦過性が特に優れている。電離放射
線硬化性樹脂としては公知のものを使用することがで
き、例えば、ラジカル重合性のポリマー又はオリゴマー
を電離放射線照射により架橋、硬化させ、必要に応じて
光重合開始剤を添加し、電子線や紫外線によって重合架
橋させたものを使用することができる。紫外線遮断性樹
脂や、紫外線吸収剤を含有する保護層は、印画物に耐光
性を付与することを主目的とする。紫外線遮断性樹脂と
しては、例えば、反応性紫外線吸収剤を熱可塑性樹脂又
は上記の電離放射線硬化性樹脂に反応、結合させて得た
樹脂を使用することができる。より具体的には、サリシ
レート系、フェニルアクリレート系、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系、クマリン系、トリアジン
系、ニッケルキレート系の様な従来公知の非反応性の有
機系紫外線吸収剤に、付加重合性二重結合(例えばビニ
ル基、アクリロイル基、メタアクリロイル基など)、ア
ルコール性水酸基、アミノ基、カルボキシル基、エポキ
シ基、イソシアネート基のような反応性基を導入したも
のを例示することができる。紫外線吸収剤は、従来公知
の非反応性の有機系紫外線吸収剤で、サリシレート系、
フェニルアクリレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾト
リアゾール系、クマリン系、トリアジン系、ニッケルキ
レート系が挙げられる。
は、耐可塑剤性や耐擦過性が特に優れている。電離放射
線硬化性樹脂としては公知のものを使用することがで
き、例えば、ラジカル重合性のポリマー又はオリゴマー
を電離放射線照射により架橋、硬化させ、必要に応じて
光重合開始剤を添加し、電子線や紫外線によって重合架
橋させたものを使用することができる。紫外線遮断性樹
脂や、紫外線吸収剤を含有する保護層は、印画物に耐光
性を付与することを主目的とする。紫外線遮断性樹脂と
しては、例えば、反応性紫外線吸収剤を熱可塑性樹脂又
は上記の電離放射線硬化性樹脂に反応、結合させて得た
樹脂を使用することができる。より具体的には、サリシ
レート系、フェニルアクリレート系、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系、クマリン系、トリアジン
系、ニッケルキレート系の様な従来公知の非反応性の有
機系紫外線吸収剤に、付加重合性二重結合(例えばビニ
ル基、アクリロイル基、メタアクリロイル基など)、ア
ルコール性水酸基、アミノ基、カルボキシル基、エポキ
シ基、イソシアネート基のような反応性基を導入したも
のを例示することができる。紫外線吸収剤は、従来公知
の非反応性の有機系紫外線吸収剤で、サリシレート系、
フェニルアクリレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾト
リアゾール系、クマリン系、トリアジン系、ニッケルキ
レート系が挙げられる。
【0030】有機フィラー及び/又は無機フィラーとし
ては、具体的にはポリエチレンワックス、ビスアマイ
ド、ナイロン、アクリル樹脂、架橋ポリスチレン、シリ
コーン樹脂、シリコーンゴム、タルク、炭酸カルシウ
ム、酸化チタン、マイクロシリカ、コロイダルシリカ等
のシリカ微粉末等が挙げられるが、特に限定はされず何
でも使用できる。只、滑り性が良く、粒径は、10μm
以下好ましくは0.1〜3μmの範囲のものが好まし
い。フィラーの添加量は、上記のような樹脂分100質
量部に対して、0〜100質量部の範囲で、受容層に転
写した時に透明性が保たれる程度が好ましい。上記のご
とき転写型保護層は、保護層形成用樹脂の種類にもよる
が、通常は0.5〜10μm程度の厚さに形成する。そ
して、熱転写性保護層は受容層転写シートで説明したよ
うな離型層を介して基材に形成することができ、さら
に、保護層の表面に受容層転写シートで説明したような
接着剤層を形成してもよい。
ては、具体的にはポリエチレンワックス、ビスアマイ
ド、ナイロン、アクリル樹脂、架橋ポリスチレン、シリ
コーン樹脂、シリコーンゴム、タルク、炭酸カルシウ
ム、酸化チタン、マイクロシリカ、コロイダルシリカ等
のシリカ微粉末等が挙げられるが、特に限定はされず何
でも使用できる。只、滑り性が良く、粒径は、10μm
以下好ましくは0.1〜3μmの範囲のものが好まし
い。フィラーの添加量は、上記のような樹脂分100質
量部に対して、0〜100質量部の範囲で、受容層に転
写した時に透明性が保たれる程度が好ましい。上記のご
とき転写型保護層は、保護層形成用樹脂の種類にもよる
が、通常は0.5〜10μm程度の厚さに形成する。そ
して、熱転写性保護層は受容層転写シートで説明したよ
うな離型層を介して基材に形成することができ、さら
に、保護層の表面に受容層転写シートで説明したような
接着剤層を形成してもよい。
【0031】(被転写体)上記の如き受容層転写シート
を使用して、受容層を転写させ且つ画像を形成する為の
被転写体2は、特に限定されず、例えば、普通紙、上質
紙、トレーシングペーパー、プラスチックフィルム等い
れのシートでもよく、又、形状的には、カード、葉書、
パスポート、便箋、レポート用紙、ノート、カタログ等
いずれのものでもよく、特に表面の目の粗い普通紙、ラ
フ紙にも適用可能である。
を使用して、受容層を転写させ且つ画像を形成する為の
被転写体2は、特に限定されず、例えば、普通紙、上質
紙、トレーシングペーパー、プラスチックフィルム等い
れのシートでもよく、又、形状的には、カード、葉書、
パスポート、便箋、レポート用紙、ノート、カタログ等
いずれのものでもよく、特に表面の目の粗い普通紙、ラ
フ紙にも適用可能である。
【0032】(熱転写記録方法)本発明の熱転写記録方
法は、2色以上の染料層から、被転写体へ順次重ねて選
択的に熱転写し、カラー画像を形成する際に、被転写体
へ各色を印画後毎に、該熱転写された領域の一部または
全面に、受容層転写シートから転写型受容層を熱転写
し、該転写された受容層に次の色の印画を行うことを繰
り返して画像を形成するものである。上記の熱転写記録
方法において、被転写体へ最初に染料層から選択的に熱
転写して印画する前に、被転写体に受容層転写シートか
ら転写型受容層を被転写体上の一部または全面に熱転写
しておくことが行える。また、被転写体に順次重ねて、
選択的に印画して、最後の印画が行われた後に、被転写
体の最表面に転写型保護層を転写することが好ましく、
行われる。
法は、2色以上の染料層から、被転写体へ順次重ねて選
択的に熱転写し、カラー画像を形成する際に、被転写体
へ各色を印画後毎に、該熱転写された領域の一部または
全面に、受容層転写シートから転写型受容層を熱転写
し、該転写された受容層に次の色の印画を行うことを繰
り返して画像を形成するものである。上記の熱転写記録
方法において、被転写体へ最初に染料層から選択的に熱
転写して印画する前に、被転写体に受容層転写シートか
ら転写型受容層を被転写体上の一部または全面に熱転写
しておくことが行える。また、被転写体に順次重ねて、
選択的に印画して、最後の印画が行われた後に、被転写
体の最表面に転写型保護層を転写することが好ましく、
行われる。
【0033】従来から記録画像の最表面に保護層を熱転
写する記録方法、あるいは非染着性の被転写体(例え
ば、カードやはがき等)上に転写型受容層を熱転写し
て、その上に画像を形成する方法が広く知られている。
もちろん、本発明の熱転写記録方法は、このような熱転
写方法を利用できるが、一つの受容層(最初の転写では
受容層なしの被転写体の受容面でも良い)に対して、一
つの染料を熱転写し、その熱転写された染料画像の一部
または全面に転写型受容層を熱転写し、その転写された
受容層に次の色の染料を転写して、印画することを繰り
返し、行なうものである。
写する記録方法、あるいは非染着性の被転写体(例え
ば、カードやはがき等)上に転写型受容層を熱転写し
て、その上に画像を形成する方法が広く知られている。
もちろん、本発明の熱転写記録方法は、このような熱転
写方法を利用できるが、一つの受容層(最初の転写では
受容層なしの被転写体の受容面でも良い)に対して、一
つの染料を熱転写し、その熱転写された染料画像の一部
または全面に転写型受容層を熱転写し、その転写された
受容層に次の色の染料を転写して、印画することを繰り
返し、行なうものである。
【0034】したがって、本発明では、転写型受容層が
前に印画した色の部分のバックトラップを防止する保護
膜の機能を発揮するため、画像保存性に優れた熱転写印
画物が得られる。また、バックトラップが無いために、
無駄に染料を浪費することなく、記録材料のコストアッ
プを抑えることができ、さらに、各色染料が受容層を介
して、隔たった位置に存在しているため、異なる染料同
士の相互作用により染料が分解したり、変化することな
く、結果として印画物の耐候性が向上する。また、各色
の染料が被転写体に積層された受容層に分離して存在す
るために、画像に深みが現れ、一種の立体的な画像を形
成することができる。
前に印画した色の部分のバックトラップを防止する保護
膜の機能を発揮するため、画像保存性に優れた熱転写印
画物が得られる。また、バックトラップが無いために、
無駄に染料を浪費することなく、記録材料のコストアッ
プを抑えることができ、さらに、各色染料が受容層を介
して、隔たった位置に存在しているため、異なる染料同
士の相互作用により染料が分解したり、変化することな
く、結果として印画物の耐候性が向上する。また、各色
の染料が被転写体に積層された受容層に分離して存在す
るために、画像に深みが現れ、一種の立体的な画像を形
成することができる。
【0035】本発明で被転写体に転写する転写型受容層
は、下にある熱転写画像を隠蔽しないように、透明性を
有していることが好ましい。但し、被転写体へ染料転写
する前に、受容層を被転写体に転写する場合に限って、
例えば特開平4−323086号公報に述べられている
ような白色の転写型受容層を転写してもよい。これによ
り、白色以外の地色を有する被転写体にも、本発明の熱
転写記録方法を適用することができる。染料受容層や保
護層の転写方法は、熱転写用のサーマルヘッドを備えた
一般のプリンター、転写箔用のホットスタンパー、熱ロ
ール等、染料受容層又は接着剤層が活性化される温度に
加熱可能ないずれの加熱加圧手段でもよい。又、画像の
形成方法としては従来公知の手段がいずれも使用出来、
例えば、サーマルプリンター(例えば、日立製作所製、
ビデオプリンターVY−170,VY−VP10、三菱
電機(株)製ビデオプリンターCP−700)等の記録
装置によって、記録時間をコントロールすることによ
り、5〜100mJ/mm2程度の熱エネルギーを付与
することによって所期の目的を充分に達成することがで
きる。
は、下にある熱転写画像を隠蔽しないように、透明性を
有していることが好ましい。但し、被転写体へ染料転写
する前に、受容層を被転写体に転写する場合に限って、
例えば特開平4−323086号公報に述べられている
ような白色の転写型受容層を転写してもよい。これによ
り、白色以外の地色を有する被転写体にも、本発明の熱
転写記録方法を適用することができる。染料受容層や保
護層の転写方法は、熱転写用のサーマルヘッドを備えた
一般のプリンター、転写箔用のホットスタンパー、熱ロ
ール等、染料受容層又は接着剤層が活性化される温度に
加熱可能ないずれの加熱加圧手段でもよい。又、画像の
形成方法としては従来公知の手段がいずれも使用出来、
例えば、サーマルプリンター(例えば、日立製作所製、
ビデオプリンターVY−170,VY−VP10、三菱
電機(株)製ビデオプリンターCP−700)等の記録
装置によって、記録時間をコントロールすることによ
り、5〜100mJ/mm2程度の熱エネルギーを付与
することによって所期の目的を充分に達成することがで
きる。
【0036】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に
断りの無い限り質量基準である。 (実施例1)背面に耐熱滑性層が形成されているポリエ
チレンテレフタレートフィルム(PET、厚み6.0μ
m、東レ製)表面に下記の離型層用塗工液を乾燥時1.
0g/m2になる割合でグラビア印刷によって塗工し、
ドライヤーで仮乾燥後、110℃のオーブン中で30秒
間乾燥して離型層を形成し、更にその表面に下記組成の
染料受容層用塗工液をグラビア印刷により乾燥時1.0
g/m2になる割合で塗布し、ドライヤーで仮乾燥後、
110℃のオーブン中で30秒間乾燥して染料受容層を
形成した。更にその表面に下記接着剤層用塗工液を用い
て同様にして乾燥時1.5g/m2になる割合で塗布及
び乾燥して接着剤層を形成して、実施例1の受容層転写
シートを得た。
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に
断りの無い限り質量基準である。 (実施例1)背面に耐熱滑性層が形成されているポリエ
チレンテレフタレートフィルム(PET、厚み6.0μ
m、東レ製)表面に下記の離型層用塗工液を乾燥時1.
0g/m2になる割合でグラビア印刷によって塗工し、
ドライヤーで仮乾燥後、110℃のオーブン中で30秒
間乾燥して離型層を形成し、更にその表面に下記組成の
染料受容層用塗工液をグラビア印刷により乾燥時1.0
g/m2になる割合で塗布し、ドライヤーで仮乾燥後、
110℃のオーブン中で30秒間乾燥して染料受容層を
形成した。更にその表面に下記接着剤層用塗工液を用い
て同様にして乾燥時1.5g/m2になる割合で塗布及
び乾燥して接着剤層を形成して、実施例1の受容層転写
シートを得た。
【0037】 <離型層用塗工液> シリコーン変性エポキシアクリル樹脂 16部 (セルトップ226、ダイセル化学工業(株)製) アルミ触媒 3部 (セルトップCAT−A、ダイセル化学工業(株)製) メチルエチルケトン 8部 トルエン 8部
【0038】 <染料受容層用塗工液> 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 90部 (#1000ALT、電気化学工業(株)製) エポキシ変性シリコーン 5部 (X−22−3000T、信越化学工業(株)製) アミノ変性シリコーン 5部 (X−22−1660B−3、信越化学工業(株)製) メチルエチルケトン 200部 トルエン 200部
【0039】 <接着剤層用塗工液> 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 10部 (1000ALK、電気化学工業(株)製) ベンゾフェノン変性アクリル樹脂 10部 (UVA635L、BASFジャパン社製) メチルエチルケトン 40部 トルエン 40部
【0040】上記に作製した受容層転写シートと、被転
写体としては市販されているソニー(株)製昇華型プリ
ンターUPD−70用の受像紙を用い、さらに熱転写シ
ートとして、同UPD−70用の熱転写シートを使用し
た。尚、UPD−70用の熱転写シートは、同一基材上
に、イエロー、マゼンタ、シアンの染料層と転写型保護
層が面順次に繰り返し、形成されているが、イエロー染
料層、転写型受容層(受容層転写シート)、マゼンタ染
料層、転写型受容層(受容層転写シート)、シアン染料
層、転写型保護層の順に繰り返し、面順次に塗り分けた
熱転写シートを、切り貼りにて、用意した。
写体としては市販されているソニー(株)製昇華型プリ
ンターUPD−70用の受像紙を用い、さらに熱転写シ
ートとして、同UPD−70用の熱転写シートを使用し
た。尚、UPD−70用の熱転写シートは、同一基材上
に、イエロー、マゼンタ、シアンの染料層と転写型保護
層が面順次に繰り返し、形成されているが、イエロー染
料層、転写型受容層(受容層転写シート)、マゼンタ染
料層、転写型受容層(受容層転写シート)、シアン染料
層、転写型保護層の順に繰り返し、面順次に塗り分けた
熱転写シートを、切り貼りにて、用意した。
【0041】この熱転写シートと、UPD−70用の受
像紙を用いて、評価用プリンターにて、以下の条件にて
印画を行った。受容層及び保護層の転写パターンは、受
像紙の印画できる最大のベタパターン、染料転写のパタ
ーンは16階調パターンである。印画する順序とし、
(1)イエロー染料、(2)転写型受容層、(3)マゼ
ンタ染料、(4)転写型受容層、(5)シアン染料、
(6)転写型保護層の順に行った。
像紙を用いて、評価用プリンターにて、以下の条件にて
印画を行った。受容層及び保護層の転写パターンは、受
像紙の印画できる最大のベタパターン、染料転写のパタ
ーンは16階調パターンである。印画する順序とし、
(1)イエロー染料、(2)転写型受容層、(3)マゼ
ンタ染料、(4)転写型受容層、(5)シアン染料、
(6)転写型保護層の順に行った。
【0042】(受容層転写条件) ・サーマルヘッド;KGT−217−12MPL20
(京セラ(株)製) ・発熱体平均抵抗値;3195(Ω) ・主走査方向印字密度;300dpi ・副走査方向印字密度;300dpi ・印加電力;0.12(w/dot) ・1ライン周期;5(msec.) ・印字開始温度;40(℃) ・印加パルス 1ライン周期中に、1ライン周期を256に等分割した
パルス長を持つ分割パルスの数を0から255個まで可
変できるマルチパルス方式のテストプリンターを用い、
各分割パルスのDuty比を60%固定、ライン周期あ
たりのパルス数を255個に固定する。
(京セラ(株)製) ・発熱体平均抵抗値;3195(Ω) ・主走査方向印字密度;300dpi ・副走査方向印字密度;300dpi ・印加電力;0.12(w/dot) ・1ライン周期;5(msec.) ・印字開始温度;40(℃) ・印加パルス 1ライン周期中に、1ライン周期を256に等分割した
パルス長を持つ分割パルスの数を0から255個まで可
変できるマルチパルス方式のテストプリンターを用い、
各分割パルスのDuty比を60%固定、ライン周期あ
たりのパルス数を255個に固定する。
【0043】(染料転写の印字条件) ・サーマルヘッド;KGT−217−12MPL20
(京セラ(株)製) ・発熱体平均抵抗値;3195(Ω) ・主走査方向印字密度;300dpi ・副走査方向印字密度;300dpi ・印加電力;0.12(w/dot) ・1ライン周期;5(msec.) ・印字開始温度;40(℃) ・階調制御方法 1ライン周期中に、1ライン周期を256に等分割した
パルス長を持つ分割パルスの数を0から255個まで可
変できるマルチパルス方式のテストプリンターを用い、
各分割パルスのDuty比を60%固定とし、階調によ
って、ライン周期あたりのパルス数を0ステップでは0
個、1ステップでは17個、2ステップでは34個と0
から255個まで17個毎に順次増加させることによ
り、0ステップから15ステップまでの16階調を制御
する。
(京セラ(株)製) ・発熱体平均抵抗値;3195(Ω) ・主走査方向印字密度;300dpi ・副走査方向印字密度;300dpi ・印加電力;0.12(w/dot) ・1ライン周期;5(msec.) ・印字開始温度;40(℃) ・階調制御方法 1ライン周期中に、1ライン周期を256に等分割した
パルス長を持つ分割パルスの数を0から255個まで可
変できるマルチパルス方式のテストプリンターを用い、
各分割パルスのDuty比を60%固定とし、階調によ
って、ライン周期あたりのパルス数を0ステップでは0
個、1ステップでは17個、2ステップでは34個と0
から255個まで17個毎に順次増加させることによ
り、0ステップから15ステップまでの16階調を制御
する。
【0044】(保護層転写条件) ・サーマルヘッド;KGT−217−12MPL20
(京セラ(株)製) ・発熱体平均抵抗値;3195(Ω) ・主走査方向印字密度;300dpi ・副走査方向印字密度;300dpi ・印加電力;0.12(w/dot) ・1ライン周期;5(msec.) ・印字開始温度;40(℃) ・印加パルス 1ライン周期中に、1ライン周期を256に等分割した
パルス長を持つ分割パルスの数を0から255個まで可
変できるマルチパルス方式のテストプリンターを用い、
各分割パルスのDuty比を60%固定、ライン周期あ
たりのパルス数を210個に固定する。
(京セラ(株)製) ・発熱体平均抵抗値;3195(Ω) ・主走査方向印字密度;300dpi ・副走査方向印字密度;300dpi ・印加電力;0.12(w/dot) ・1ライン周期;5(msec.) ・印字開始温度;40(℃) ・印加パルス 1ライン周期中に、1ライン周期を256に等分割した
パルス長を持つ分割パルスの数を0から255個まで可
変できるマルチパルス方式のテストプリンターを用い、
各分割パルスのDuty比を60%固定、ライン周期あ
たりのパルス数を210個に固定する。
【0045】(比較例1)市販されているソニー(株)
製昇華型プリンターUPD−70用の受像紙と熱転写シ
ートのセットを使用した。尚、UPD−70用の熱転写
シートは、同一基材上に、イエロー、マゼンタ、シアン
の染料層と保護層が面順次に繰り返し、形成されてい
る。上記の材料を用いて、評価用プリンターにて、印画
する順序を、(1)イエロ染料、(2)マゼンタ染料、
(3)シアン染料、(4)転写型保護層の順に行った。
染料転写及び保護層転写の各条件は、実施例1と同様に
行った。
製昇華型プリンターUPD−70用の受像紙と熱転写シ
ートのセットを使用した。尚、UPD−70用の熱転写
シートは、同一基材上に、イエロー、マゼンタ、シアン
の染料層と保護層が面順次に繰り返し、形成されてい
る。上記の材料を用いて、評価用プリンターにて、印画
する順序を、(1)イエロ染料、(2)マゼンタ染料、
(3)シアン染料、(4)転写型保護層の順に行った。
染料転写及び保護層転写の各条件は、実施例1と同様に
行った。
【0046】(評価方法)上記の実施例及び比較例の各
画像形成された熱転写印画物において、各階調に対する
印画濃度と、目視による画像品質及び耐光性について、
評価を行った。 (印画濃度)上記の条件で画像形成された熱転写印画物
に対し、マクベス社製RD−918を用いて、各階調に
対応した位置で、反射濃度を測定した。
画像形成された熱転写印画物において、各階調に対する
印画濃度と、目視による画像品質及び耐光性について、
評価を行った。 (印画濃度)上記の条件で画像形成された熱転写印画物
に対し、マクベス社製RD−918を用いて、各階調に
対応した位置で、反射濃度を測定した。
【0047】(画像品質)上記の通り、実施例及び比較
例の各画像形成された熱転写印画物に対し、目視にて観
察し、画像品質を、(1)画像の深み、(2)画像の光
沢感、の2点に分けて評価した。評価基準は以下の通り
である。 ◎:非常に優れている。 ○:優れている。 ×:劣っている。
例の各画像形成された熱転写印画物に対し、目視にて観
察し、画像品質を、(1)画像の深み、(2)画像の光
沢感、の2点に分けて評価した。評価基準は以下の通り
である。 ◎:非常に優れている。 ○:優れている。 ×:劣っている。
【0048】(耐光性)上記の条件で画像形成された熱
転写印画物に対し、キセノンランプ照射の耐光試験機
(アトラス社製、Ci−4000)による強制劣化試験
にて、保存前(試験前)と保存後(400kJ照射後)
の熱転写印画物の同一位置で、色差をミノルタ社製CR
−221にて測定した。尚、上記の照射環境は、30
℃、50%RHである。
転写印画物に対し、キセノンランプ照射の耐光試験機
(アトラス社製、Ci−4000)による強制劣化試験
にて、保存前(試験前)と保存後(400kJ照射後)
の熱転写印画物の同一位置で、色差をミノルタ社製CR
−221にて測定した。尚、上記の照射環境は、30
℃、50%RHである。
【0049】(評価結果)評価した結果を下記の表1及
び表2に示す。
び表2に示す。
【0050】
【表1】
【表2】
【表3】 色差ΔE*abは、以下の条件で算出される。 CIE1976L*a*b*表示系 保存前測定値(Lt *,at *,bt *) 400kJ照射後測定値(L*,a*,b*) ΔE*ab=〔(L*−Lt *)2+(a*−at *)2+(b*
−bt *)2〕1/2
−bt *)2〕1/2
【0051】以上の評価結果のように、各階調に対する
印画濃度は、実施例及び比較例で染料転写部の印画条件
が同様であるにもかかわらず、特に高濃度部で実施例の
熱転写印画物の方が、濃度が高くなっている。これは、
バックトラップ現象が抑制された結果が現れたものであ
る。また、目視による画像品質では、実施例の熱転写印
画物は各染料が受容層を介して、異なる層に存在する結
果、画像の深みと光沢感が共に高く、優れている。耐光
性の評価結果では、各染料同士の相互作用が無くなる結
果、さらに転写型受容層(接着層)に含まれる紫外線吸
収剤の効果で、耐光性の向上が確認できた。
印画濃度は、実施例及び比較例で染料転写部の印画条件
が同様であるにもかかわらず、特に高濃度部で実施例の
熱転写印画物の方が、濃度が高くなっている。これは、
バックトラップ現象が抑制された結果が現れたものであ
る。また、目視による画像品質では、実施例の熱転写印
画物は各染料が受容層を介して、異なる層に存在する結
果、画像の深みと光沢感が共に高く、優れている。耐光
性の評価結果では、各染料同士の相互作用が無くなる結
果、さらに転写型受容層(接着層)に含まれる紫外線吸
収剤の効果で、耐光性の向上が確認できた。
【0052】
【発明の効果】以上のように、2色以上の染料層から、
被転写体へ順次重ねて選択的に熱転写し、カラー画像を
形成する熱転写記録方法において、被転写体へ各色を印
画後毎に、該熱転写された領域の一部または全面に、受
容層転写シートから転写型受容層を熱転写し、該転写さ
れた受容層に次の色の印画を行うことを繰り返して画像
を形成するものである。すなわち、1色の染料による印
画が終わる毎に、転写型受容層をその画像上に転写し、
該受容層の上に、次の色の染料による印画を行い、また
次の色の染料画像を形成する場合は、転写型受容層をそ
の画像上に転写し、その後に次色の染料画像を形成する
ことを繰り返すことで、転写型受容層が前に印画した色
の部分のバックトラップを防止する保護膜の機能を発揮
するため、画像保存性に優れた熱転写印画物が得られ
る。
被転写体へ順次重ねて選択的に熱転写し、カラー画像を
形成する熱転写記録方法において、被転写体へ各色を印
画後毎に、該熱転写された領域の一部または全面に、受
容層転写シートから転写型受容層を熱転写し、該転写さ
れた受容層に次の色の印画を行うことを繰り返して画像
を形成するものである。すなわち、1色の染料による印
画が終わる毎に、転写型受容層をその画像上に転写し、
該受容層の上に、次の色の染料による印画を行い、また
次の色の染料画像を形成する場合は、転写型受容層をそ
の画像上に転写し、その後に次色の染料画像を形成する
ことを繰り返すことで、転写型受容層が前に印画した色
の部分のバックトラップを防止する保護膜の機能を発揮
するため、画像保存性に優れた熱転写印画物が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写記録方法により得られた熱転写
印画物である一つの実施形態を示す断面図である。
印画物である一つの実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の熱転写記録方法により得られた熱転写
印画物である他の実施形態を示す断面図である。
印画物である他の実施形態を示す断面図である。
【図3】従来の熱転写記録方法により得られた、熱転写
印画物 の例を示す断面図である。
印画物 の例を示す断面図である。
【図4】本発明の熱転写記録方法で用いられる受容層転
写シートである一つの実施形態を示す断面図である。
写シートである一つの実施形態を示す断面図である。
【図5】本発明の熱転写記録方法で用いられる受容層転
写シートである他の実施形態を示す断面図である。
写シートである他の実施形態を示す断面図である。
【図6】本発明の熱転写記録方法で組合わせて使用する
受容層転写シート、熱転写シート、保護層転写シートの
一つの実施形態を示すものである。
受容層転写シート、熱転写シート、保護層転写シートの
一つの実施形態を示すものである。
【図7】本発明の熱転写記録方法で使用する熱転写記録
材料の一つの実施形態を示すものである。
材料の一つの実施形態を示すものである。
【図8】本発明の熱転写記録方法で使用する熱転写記録
材料の他の実施形態を示すものである。
材料の他の実施形態を示すものである。
1 熱転写印画物 2 被転写体 3a、3b、3c 染料 4a、4b、4c 受容層領域 5 保護層 6 受容層転写シート 7 基材 8、8a 8b 8c 8d 転写型受容層 9 耐熱滑性層 10 離型層 11 染料受容層 12 接着剤層 13 熱転写シート 14、14a、14b、14c、14d 染料層 15 保護層転写シート 16 転写型保護層
Claims (6)
- 【請求項1】 2色以上の染料層から、被転写体へ順次
重ねて選択的に熱転写し、カラー画像を形成する熱転写
記録方法において、被転写体へ各色を印画後毎に、該熱
転写された領域の一部または全面に、受容層転写シート
から転写型受容層を熱転写し、該転写された受容層に次
の色の印画を行うことを繰り返して画像を形成すること
を特徴とする熱転写記録方法。 - 【請求項2】 被転写体へ最初に染料層から選択的に熱
転写して印画する前に、被転写体に受容層転写シートか
ら転写型受容層を被転写体上の一部または全面に熱転写
することを特徴とする請求項1に記載する熱転写記録方
法。 - 【請求項3】 被転写体に順次重ねて、選択的に印画し
て、最後の印画が行われた後に、被転写体の最表面に転
写型保護層を転写することを特徴とする請求項1または
2に記載する熱転写記録方法。 - 【請求項4】 前記の受容層転写シートが設ける転写型
受容層の少なくとも1層に紫外線吸収剤を含有している
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載す
る熱転写記録方法。 - 【請求項5】 2色以上の染料層及び転写型受容層、さ
らに必要に応じて転写型保護層を同一の基材シート上に
塗り分けて設けてある熱転写シートを使用することを特
徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載する熱転写
記録方法。 - 【請求項6】 2色以上の染料層及び転写型受容層、さ
らに必要に応じて転写型保護層を同一の基材シート上に
塗り分けて設けてあることを特徴とする熱転写シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000242630A JP2002052844A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | 熱転写記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000242630A JP2002052844A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | 熱転写記録方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002052844A true JP2002052844A (ja) | 2002-02-19 |
Family
ID=18733630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000242630A Withdrawn JP2002052844A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | 熱転写記録方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002052844A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003335083A (ja) * | 2002-05-23 | 2003-11-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 印字記録媒体、定期券、及びその製造方法 |
| US7638461B2 (en) | 2003-03-31 | 2009-12-29 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Printing method using thermal diffusion transfer, and image formed object |
-
2000
- 2000-08-10 JP JP2000242630A patent/JP2002052844A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003335083A (ja) * | 2002-05-23 | 2003-11-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 印字記録媒体、定期券、及びその製造方法 |
| US7638461B2 (en) | 2003-03-31 | 2009-12-29 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Printing method using thermal diffusion transfer, and image formed object |
| US8012910B2 (en) | 2003-03-31 | 2011-09-06 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Printing method using thermal diffusion transfer, and image formed object |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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