[go: up one dir, main page]

JPH0796165A - 結晶質微小中空体の製造方法および結晶質微小中空体 - Google Patents

結晶質微小中空体の製造方法および結晶質微小中空体

Info

Publication number
JPH0796165A
JPH0796165A JP5355323A JP35532393A JPH0796165A JP H0796165 A JPH0796165 A JP H0796165A JP 5355323 A JP5355323 A JP 5355323A JP 35532393 A JP35532393 A JP 35532393A JP H0796165 A JPH0796165 A JP H0796165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow body
micro hollow
priority
crystalline
inorganic material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5355323A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sunahara
一夫 砂原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP5355323A priority Critical patent/JPH0796165A/ja
Publication of JPH0796165A publication Critical patent/JPH0796165A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】種々の材質の、高強度、均質で流動性が良好、
かつ、アルカリ含有量が極めて少ない結晶質微小中空体
を得る。 【構成】無機材料またはその前駆物質が液状媒体中に溶
解または分散した溶液または分散液を微小液滴化し、上
記液状媒体が急激に気化し、かつ、微小中空体を形成す
る無機材料が焼結または溶融する高温雰囲気に、上記微
小液滴を供給し、生成した結晶質微小中空体を回収す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、結晶質微小中空体の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無機物から構成される微小中空体
としては、ガラス(マイクロ)バルーンと呼ばれるガラ
ス質の微小中空体や、アルミナ、ジルコニアなどの微小
中空体などが知られている。また、プラスチック(マイ
クロ)バルーンと呼ばれる樹脂質の微小中空体も知られ
ている。これらは、樹脂などの充填剤として配合され、
輸送用機器、住宅建材、耐火物、塗料などの軽量化や断
熱化という時代の要請に応じて広範囲に使用されてい
る。
【0003】ガラスバルーンの製造方法としては、ガラ
スを高温に加熱溶融して発泡剤により発泡させながら粒
子状に吹き飛ばして微小中空体を形成する方法(特公昭
36−12577、特公昭43−2107、特公昭54
−7810、特公平2−27295)が知られている。
またプラスチックバルーンも、同様に加熱、溶融、発泡
という方法を通じて製造されている。
【0004】これらの製造方法では、微小中空体を形成
する材料そのものを加熱溶融する必要がある。したがっ
て、微小中空体の素材は、商業的に実施しうる温度、例
えば1500℃程度以下で溶融できる材料に制約され
る。ガラスバルーンの素材としても、ソーダライムガラ
ス、ソーダホウケイ酸ガラスなどの、アルカリ成分を多
く含む融点の高くないものに制限されていた。アルミナ
やジルコニアなどの結晶質の微小中空体も、融液を粒子
状に吹き飛ばして製造する方法が採用されており、溶融
温度を低下させるためのアルカリ成分を含んでいた。
【0005】また、従来法では、微小中空体は、上記の
ように融液を発泡させながら粒子状に吹き飛ばすという
操作により製造するため、得られる微小中空体の平均粒
径は通常50〜5000μmと大きく、微小な平均粒径
を有する中空体が得られなかった。
【0006】さらには、材料の加熱、溶融を伴う従来法
では、装置が必然的に大型化し、高価になり、少量、多
品種の微小中空体の製造には不向きであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来方
法の難点を解消し、微小中空体を形成する材料の選択余
地が大きく、かつこれまでにない材質の微小中空体や従
来材質のものでも極めて小さい平均粒径を有する結晶質
微小中空体が容易に得られ、装置も小型、安価で済む新
規な結晶質微小中空体の製造方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、無機材料また
はその前駆物質が液状媒体中に溶解または分散した溶液
または分散液を微小液滴化し、上記液状媒体が急激に気
化し、かつ、微小中空体を形成する無機材料が焼結また
は溶融する高温雰囲気に、上記微小液滴を供給し、生成
した結晶質微小中空体を回収する結晶質微小中空体の製
造方法を提供するものである。
【0009】本発明の製造方法において、液状媒体中に
溶解または分散させる無機材料としては、極めて広範囲
の無機物から選択できる。微小中空体として得たい無機
材料そのものを、液状媒体中に溶解または分散させて使
用する場合には、具体的には、シリカ、アルミナ、スピ
ネル、ムライト、コージェライト、酸化チタン、酸化ス
ズなどの酸化物、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、窒化
チタン、窒化ジルコニウム、窒化ホウ素などの窒化物、
炭化ケイ素、炭化チタン、炭化ホウ素などの炭化物、
銅、アルミニウム、鉛などの金属、カーボンなどを使用
することができる。
【0010】液状媒体中に高温雰囲気中で反応すること
により微小中空体の無機材料を生成する前駆物質を溶解
または分散させて使用する場合には、1種または2種以
上の前駆物質を混合して使用することができる。前駆物
質として具体的には、各種の元素単体、硫酸塩、塩酸
塩、硝酸塩、リン酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩などの各種
酸塩、水酸化物、塩化物、硫化物、酸化物、窒化物、炭
化物、シアン化物、キレート化合物などが使用できる。
【0011】液状媒体としては、代表的には水が好まし
く使用される。他に、ハロゲン化炭化水素、エーテル、
アルコール、ケトン、炭化水素、有機酸などの有機系媒
体も使用できる。取扱い性などの点で、沸点が50〜2
00℃、特には80〜120℃のものが好ましい。
【0012】無機材料またはその前駆物質の、溶液中の
濃度、または、分散液中の分散濃度および粒子径は、製
造される結晶質微小中空体の粒子径、比重、強度などに
関係する。溶液の濃度は、好ましくは0.1〜80重量
%、特には1〜10重量%が適当である。
【0013】一方、分散液中の無機材料またはその前駆
物質の粒子径は、好ましくは1〜1000nm、特には
1〜100nmが好ましい。濃度は、0.1〜50重量
%、特には1〜5重量%が好ましい。分散液は、好まし
くは均一な懸濁液、あるいは必要に応じて適宜の乳化剤
を使用して乳濁液とし、均一なコロイド溶液とするのが
好ましい。
【0014】上記溶液または分散液には、必要に応じて
適宜の助剤を加えることにより、製造される微小中空体
の粒子径、比重、強度などを制御できる。助剤として
は、例えば微小中空体を形成する無機材料よりも融点が
低く、かつ微小中空体を形成する結晶の成長度を抑制す
るものなどが使用できる。例えば、アルミナ微小中空体
を製造する場合には、アルミナよりも融点が小さく、ア
ルミナの結晶の成長を抑制するシリカ、マグネシア、フ
ォルステライト、各種粘土などが使用できる。このよう
な助剤の添加量は、微小中空体の0.1〜10重量%が
好ましい。
【0015】本発明の製造方法において、上記溶液また
は分散液は、まず微小液滴化する。微小液滴化する手段
としては、特に制限されないが、好ましくは超音波法、
スプレー法、ローター法などの既知の手段が採用され
る。微小液滴の粒子径は、製造される微小中空体の粒径
と関係する。無機材料および液状媒体の種類にもよる
が、平均粒子径としては、好ましくは0.1〜1000
μm、特には10〜100μmにするのが適切である。
【0016】微小液滴は、次いで、高温雰囲気に供給さ
れる。ここにおける温度および雰囲気は、微小中空体に
影響を与える。温度は上記で使用した液状媒体が急激に
気化し、かつ微小中空体を形成する無機材料が焼結また
は溶融する温度の範囲にすることが必要である。急激に
気化する温度は、摂氏温度(℃)による温度で、液状媒
体の沸点の摂氏温度(℃)による温度の、好ましくは3
倍以上、特には5倍〜20倍が適切である。液状媒体と
して水を使用する場合には、300〜2200℃が好ま
しい。
【0017】結晶質微小中空体の材質が溶融する温度を
超えて加熱すると、隣接する結晶粒が相互に融合しあい
異常に成長し、製造される微小中空体の強度の低下を起
こすので好ましくない。したがって、高温雰囲気は微小
中空体の材質が焼結を起こす温度であることが好まし
い。高温雰囲気は、好ましくは微小中空体を形成する無
機材料の溶融温度以下、好ましくは溶融温度より100
℃以上低い温度、特には200℃以上低い温度が好まし
い。
【0018】高温雰囲気は全体を均一の温度にしてもよ
いが、液状媒体が急激に気化する温度範囲および微小中
空体を形成する無機材料が焼結または溶融する温度範囲
との2段、またはそれ以上の多段に構成してもよい。例
えば、液状媒体が水の場合で、無機材料がアルミナの場
合には、高温雰囲気は、入口近くの好ましくは500〜
1000℃から出口近くの好ましくは1000〜180
0℃にすることができる。
【0019】本発明で特徴的なことは、微小中空体を構
成する無機材料を必ずしも溶解温度まで加熱する必要が
なく、焼結温度まで加熱すれば微小中空体が得られるこ
とである。これにより従来加熱溶融が困難であった材質
からでも容易に微小中空体を製造できる。また、従来溶
融が困難であったアルカリ成分を全く含まないかまたは
きわめて微量しか含まない材質からでも容易に微小中空
体を製造できる。
【0020】高温雰囲気を形成する雰囲気は、使用する
無機材料および液状媒体に応じた雰囲気にするのが好ま
しい。例えば、金属酸化物からなる微小中空体を製造す
る場合は、大気などの含酸素ガス雰囲気が選ばれ、金属
窒化物の場合には、窒素ガス雰囲気が選ばれ、また金属
の場合には水素ガスなどの還元雰囲気が選ばれる。しか
しながら、高温雰囲気での反応を利用して原料の無機材
料の前駆物質から微小中空体を製造する場合は、それに
応じた適宜の雰囲気が使用される。
【0021】微小液滴の高温雰囲気への噴霧は、そのた
めの種々の手段で実施される。高温雰囲気は、例えば、
管状炉や流動炉などで構成される。微小液滴を噴霧する
好ましい具体的手段としては、上記炉中に微小液滴を超
音波噴霧器、スプレー噴霧器、回転円板噴霧器などで微
小液滴の線速度が、好ましくは0.01m/秒以上、特
には0.1〜10m/秒で噴霧するようにされる。
【0022】微小液滴は、上記高温雰囲気内で、無機材
料の種類等によっても異なるが通常10秒〜30分程度
保持され、そして場合により上記のように反応を伴っ
て、微小中空体が形成される。形成された微小中空体
は、例えば管状炉を使用した場合には、管状炉から排出
される微小中空体を水など液状媒体またはバグフィルタ
ーなどを用いて捕集される。
【0023】本発明の製造方法を実施するための装置と
しては、例えば図1のような構成の装置を使用すること
ができる。図1において、溶液または分散液1は噴霧器
2により微細な液滴にされ、管状炉3に導入される。管
状炉は反応管4とヒーター5からなり、ヒーター5によ
り所定の雰囲気温度に加熱される。微小液滴は、液滴の
液状媒体の蒸発にともなう体積膨張で生ずる気流により
反応管4を図1の右側に搬送される。このとき別途搬送
ガスを導入してもよい。反応管内で形成された微小中空
体は、種々の方法で回収することができる。図1におい
ては、結露防止のためのヒーターをつけたパイプ6によ
り回収用フィルター8に導入して回収される。回収用フ
ィルターにおいては、吸引機8を用いて回収効率を上げ
ることができる。
【0024】本発明の製造方法によると、平均粒径が
0.1〜300μmの球状を有し、所望により平均粒径
が0.5〜100μmのほぼ完全な真球状を有する結晶
質微小中空体が得られる。なかでも平均粒径50μm以
下の従来得られなかったような小さい微小中空体が得ら
れる。例えば平均粒径1〜20μm、特には1〜10μ
mの微小中空体が得られる。結晶質微小中空体の肉厚
は、噴霧する液滴の濃度や粒径、あるいは加熱条件等に
より制御することができる。微小中空体は、材質にもよ
るが、かさ密度0.01〜2.0g/cm3 程度のもの
が得られる。また、微小中空体の形状もほぼ完全な真球
状を有することからして、耐圧強度も1000kg/c
2 以上、特には1500kg/cm2 以上と大きいも
のが得られる。また流動性が大きいため樹脂等に混入し
て使用する場合も混合時に破壊せず、また樹脂成形品の
表面平滑性も大きい。
【0025】本発明で得られる結晶質微小中空体のアル
カリ含有量は広範に制御できる。必要に応じて、従来に
は存在しない非常にアルカリ含有量の少ない微小中空体
を得ることができる。好ましくは、アルカリ溶出度が
0.01ミリ当量/g以下、特には0.001ミリ当量
/g以下の耐水性の大きなバルーンを製造することがで
きる。ここでアルカリ溶出量は、純水中に試料を10重
量%になるように入れ、60℃で24時間放置後測定す
る。これは、本発明の製造方法では、溶融工程を必須と
せず焼結により結晶質微小中空体が生成されるためアル
カリ成分の存在は必要としないためである。アルカリ成
分の含有量は、好ましくは微小中空体の0.1重量%以
下、より好ましくは0.01重量%以下である。
【0026】本発明の製造方法では、特に各種金属酸化
物の結晶質微小中空体を好適に製造することが可能であ
る。例えば、スカンジウム、チタン、バナジウム、クロ
ム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、イ
ットリウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、ルテ
ニウム、ロジウム、パラジウム、タンタル、タングステ
ン、ランタニド、アクチニドなどの遷移金属の酸化物、
ホウ素、アルミニウム、ケイ素、ガリウム、ゲルマニウ
ム、インジウム、スズ、アンチモン、タリウム、鉛、ビ
スマスなどの半金属元素の酸化物を製造することができ
る。2A属元素(ベリリウム、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、バリウム)および1A属元素(リ
チウム、ナトリウム、カリウムなど)の酸化物も製造す
ることができる。これらのうち、1A属元素の酸化物の
ように、単独では不安定であるものについては、適宜他
の成分と化合させて使用するのが好ましい。酸化物の結
晶質微小中空体において、特に多結晶の焼結体である場
合には、均質で強度の高い微小中空体が得られるので好
ましい。
【0027】複合酸化物も結晶質微小中空体についても
同様に製造することができる。このような複合酸化物と
して具体的には、亜鉛フェライト(ZnO・Fe2
3 )、バリウムフェライト(BaO・6Fe23 )、
チタン酸アルミニウム(Al23 ・TiO2 )、チタ
ン酸バリウム(BaO・TiO2 )、ムライト(3Al
23 ・2SiO2 )、コージェライト(2MgO・2
Al23 ・5SiO2)、スピネル(MgO・Al2
3 )、ステアタイト(MgO・SiO2 )、ジルコン
(ZrO2 ・SiO2 )、フォルステライト(2MgO
・SiO2 )、ユークリプタイト(Li2 O・Al2
3 ・2SiO2 )、β−スポデューメン(Li2 O・A
23 ・4SiO2 )、ホウ酸アルミニウム(9Al
23 ・2B23 )などを製造することが可能であ
る。
【0028】金属酸化物の結晶質微小中空体は、各種の
充填剤として好適に使用することができる。特に本発明
の製造方法は、種々の材質の微小中空体が得られるの
で、その金属酸化物固有の特性(磁性、強誘電性、耐熱
性、熱膨張特性など)を有する、均質で強度の高い微小
中空体が得られる。
【0029】本発明の製造方法においては、微小中空体
の材質としては酸化物に限らず、窒化物や炭化物のよう
に従来得られない材質の中空体も得られる。窒化物とし
ては、窒化アルミニウム(AlN;ウルツ鉱型または六
方晶型)、窒化ケイ素(Si34 ;六方晶系)、窒化
タンタル(TaN;六方晶系)、窒化ホウ素(BN;六
方晶系)などが好適である。炭化物としては、炭化ケイ
素(SiC;ダイヤモンド型構造)、炭化ジルコニウム
(ZrC;等軸晶系)、炭化タングステン(WC;六方
晶系)などが好適である。
【0030】同様に金属の微小中空体を製造することも
可能である。金属としては特に限定されず、種々の金属
元素を単独あるいは2種以上の合金または金属間化合物
あるいはそれらの混合物で用いることができる。金属
は、酸化物などの化合物を作りにくいものが好ましく、
例えば、金、銀、銅、白金などの貴金属類あるいは鉛な
どが好適である。微小液滴中に、金属単体として分散さ
せてもよく、高温で金属を反応により生成させてもよ
い。グラファイトのような単体の微小中空体を得ること
も可能である。
【0031】
【作用】本発明において、結晶質微小中空体が生成され
る機構は必ずしも明確ではないが、ほぼ次のように推測
される。無機材料の溶液または分散液を微小液滴化して
高温雰囲気中に供給することにより、微小液滴の表面部
においては、液状媒体が急速に蒸発する。そのため媒体
中に溶解または分散していた無機材料は、溶液の場合に
は過飽和になり液滴の界面に沿って液滴の形状である球
状になり析出し、分散液の場合には液滴の界面に沿って
液滴の形状である球状に凝集する。
【0032】微小液滴の内部に残存する液状媒体は、上
記球状に析出した析出物の隙間を通って雰囲気中に気
化、散逸するが、同時に液滴内部の媒体中に溶解または
分散していた無機材料は、液状媒体の気化に伴って遠心
方向に移動し、上記球状析出物のまわりに析出し、析出
物は肥大化し、緻密化し、これらを通じて内部は空洞化
する。
【0033】無機材料の前駆物質を使用する場合には、
析出または凝集の過程、場合により雰囲気と反応して、
所望の無機材料を生成する。例えば、酸素含有雰囲気で
あれば酸素と反応して酸化物を生成する。その後、析出
体または凝集体は高温で焼結または溶融してさらに緻密
化し、溶融した場合には最終的には凝固して結晶化し、
この結果、内部が空洞化した高強度の結晶質微小中空体
が形成されるものと思われる。
【0034】
【実施例】各種の溶液または分散液を使用して、図1に
示したような装置により微小中空体を製造した。この装
置において、溶液または分散液は超音波噴霧器(周波数
2MHz)により微小液滴化されて、管状炉(均熱帯の
長さ50cm、直径9cm)に導入される。生成した微
小中空体はバグフィルター(フッ素樹脂被覆ガラス布使
用)により捕集される。実施例によっては、同じ管状炉
を直列に並べた2段式管状炉を用いた場合もある。液滴
の大きさ、管状炉の温度は適宜調整した。また、各実施
例において得られた微小中空体の分析はそれぞれ以下の
方法により行った。
【0035】形状:微小中空体をエポキシ樹脂と混合し
て硬化させ、切断し断面を研磨することにより微小中空
体の断面を露出させた後、金を蒸着し、日本電子(株)
製JSM−T300型走査型電子顕微鏡にて形状観察を
行った。
【0036】平均粒径:微小中空体を両面テープ上に固
定した後、金を蒸着し、日本電子(株)製JSM−T3
00型走査型電子顕微鏡にて観察し、画像解析により平
均粒径(直径)を算出した。
【0037】結晶相:微小中空体をメノウ乳鉢にて30
分間粉砕し、(株)リガク製X線回折装置(商品名ガイ
ガーフレックス)にて同定した。
【0038】かさ密度:倉持科学器械製作所製振とう比
重測定装置KRS−406(測定条件:1/3Hz、ア
ップ−ダウン30mm、700回)にて微小中空体のタ
ップ密度として測定した。
【0039】真比重:(株)島津製作所製マイクロボリ
ュウムピクノメーターにてアルゴンガスを用いたガス置
換法により測定した。ここでいう真比重とは、微小中空
体の質量を、空隙部分も含んだ体積で除算したものであ
る。
【0040】耐圧強度:日音医理化機械製作所製静水圧
耐圧強度試験器を用いて粉状体の10%が圧壊した圧力
を求めた。
【0041】アルカリ溶出度:純水中に試料を10重量
%になるように入れ、60℃で24時間放置後、純水中
に溶出したアルカリ金属元素量を、(株)島津製作所製
プラズマ発光分析装置ICPS−1000型にて元素分
析して測定した。アルカリ金属の検出限度は0.1pp
mである。
【0042】実施例1.1 粒径2nmの酸化マンガン粒子10重量%が水中に分散
した分散液を調製した。この分散液を1ml/分の流量
で、平均粒径30μmの微小液滴化し、大気雰囲気で、
1600℃に保持した管状炉に導入した。得られた微小
中空体は、真球状の酸化マンガン(正方晶系Mn02
の多結晶体であり、平均粒径1.5μm、かさ密度0.
032g/cm3 、真比重0.50g/cm3 、耐圧強
度1430kg/cm2 であった。アルカリ溶出は認め
られなかった。
【0043】実施例1.2〜1.12 表1に記載した分散液を原料とし、管状炉の温度を表1
の通りにした以外は実施例1.1と同様にして微小中空
体を作成した。評価結果を表2に示す。なお、いずれの
微小中空体も、真球状の多結晶体であり、アルカリ溶出
は認められなかった。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】実施例2.1 4塩化チタンを純水に希釈し、TiCl4 5重量%の溶
液を調製した。この溶液を0.6ml/分の流量で、平
均粒径30μmの微小液滴化し、大気雰囲気で、150
0℃に保持した管状炉に導入した。得られた微小中空体
は、真球状の酸化チタン(ルチル型Ti02 )の多結晶
体であり、平均粒径1.6μm、かさ密度0.019g
/cm3 、真比重0.22g/cm3 であった。アルカ
リ溶出は認められなかった。
【0047】実施例2.2〜2.6 表3に記載した溶液を原料として、管状炉の温度を表3
の通りにした以外は実施例2.1と同様にして微小中空
体を作成した。評価結果を表4に示す。なお、いずれの
中空体も、真球状の多結晶体であり、アルカリ溶出は認
められなかった。
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】実施例2.7 塩化ロジウム(RhCl3 )の1重量%の水溶液を調製
した。この溶液を0.6ml/分の流量で、平均粒径3
0μmの微小液滴化し、大気雰囲気で、1800℃に保
持した管状炉と900℃に保持した管状炉をつなげた2
段式管状炉に導入した。得られた微小中空体は、真球状
の酸化ロジウム(三方晶系Rh23 )の多結晶体であ
り、平均粒径3.6μm、かさ密度0.038g/cm
3 、真比重0.54g/cm3 であった。アルカリ溶出
は認められなかった。
【0051】実施例3.1 粒径6nmの酸化アルミニウム粒子10重量%が分散し
たコロイド溶液を調製した。この分散液を、1ml/分
の流量で、平均粒径90μmの微小液滴化し、大気雰囲
気で、1500℃に保持した管状炉に導入した。得られ
た微小中空体は、真球状のコランダム(α−Al2
3 )の多結晶体で、平均粒径3.5μm、真比重0.3
3g/cm3 であり、アルカリ溶出は認められなかっ
た。図2の電子顕微鏡写真で示される構造を有してい
た。なお、写真において下部の横棒線の全長が5μmで
ある。図2は、破砕された微小中空体を含む部分を撮影
したものである。
【0052】実施例3.2 平均粒径10μmの金属アルミニウムを50重量%の硝
酸に溶解し、Al(NO33 2重量%水溶液を調製し
た。この溶液を、0.6ml/分の流量で、平均粒径9
0μmの微小液滴化し、大気雰囲気で、1600℃に保
持した管状炉に導入した。得られた微小中空体は真球状
のコランダムの多結晶体であった。評価結果を表5に示
す。
【0053】実施例3.3 AlCl3 の5重量%水溶液を、1ml/分の流量で、
平均粒径90μmの微小液滴化し、大気雰囲気で、15
00℃に保持した管状炉に導入した。得られた微小中空
体は、真球状のコランダムの多結晶体であった。評価結
果を表5に示す。
【0054】実施例3.4 粒径5nmの二酸化ケイ素粒子10重量%が水中に分散
したコロイド溶液を調製した。この分散液を、0.6m
l/分の流量で、平均粒径110μmの微小液滴化し、
大気雰囲気で、1000℃に保持した管状炉に導入し
た。得られた微小中空体は、真球状のα−石英の多結晶
体であった。評価結果を表5に示す。
【0055】実施例3.5 粒径6nmの二酸化ケイ素粉末10重量%が水中に分散
したコロイド溶液を調製した。この分散液を、1ml/
分の流量で、平均粒径90μmの微小液滴化し、大気雰
囲気で、1500℃に保持した管状炉に導入した。得ら
れた微小中空体は、真球状のクリストバライトの多結晶
体であった。評価結果を表5に示す。
【0056】
【表5】
【0057】実施例4.1 粒径3nmの酸化スズ粉末10重量%が水中に分散した
コロイド溶液を調製した。この分散液を、1ml/分の
流量で、平均粒径30μmの微小液滴化し、大気雰囲気
で、1200℃に保持した管状炉に導入した。得られた
微小中空体は、真球状の酸化スズ(ルチル型Sn02
の多結晶体であり、平均粒径1.6μm、かさ密度0.
020g/cm3 、真比重0.46g/cm3 、耐圧強
度1330kg/cm2 であった。アルカリ溶出は認め
られなかった。
【0058】実施例4.2〜4.7 表6に記載した分散液を原料とし、管状炉の温度を表6
の通りにした以外は実施例4.1と同様にして微小中空
体を作成した。評価結果を表7に示す。なお、いずれの
中空体も、真球状の多結晶体であり、アルカリ溶出は認
められなかった。
【0059】
【表6】
【0060】
【表7】
【0061】実施例5.1 硝酸ビスマスを純水に希釈し、Bi(NO33 5重量
%の溶液を調製した。この溶液を0.6ml/分の流量
で、平均粒径30μmの微小液滴化し、大気雰囲気で、
750℃に保持した管状炉中に導入した。得られた微小
中空体は、真球状の酸化ビスマス(正方晶系Bi2
5 )の多結晶体であり、平均粒径2.6μm、かさ密度
0.039g/cm3 、真比重0.69g/cm3 であ
った。アルカリ溶出は認められなかった。
【0062】実施例5.2〜5.7 表8に記載した溶液を原料とし、管状炉の温度を表8の
通りにした以外は実施例5.2と同様にして微小中空体
を作成した。評価結果を表9に示す。なお、いずれの微
小中空体も、真球状の多結晶体でありアルカリ溶出は認
められなかった。
【0063】
【表8】
【0064】
【表9】
【0065】実施例6.1 粒径6nmの酸化アルミニウム粒子0.63重量%、粒
径3nmの二酸化ケイ素粒子0.37重量%が水中に分
散した分散液を調製した。この分散液を1ml/分の流
量で、平均粒径30μmの微小液滴化し、大気雰囲気
で、1400℃に保持した管状炉に導入した。得られた
微小中空体は、真球状のムライト(3Al23 ・2S
i02 )の多結晶体であり、平均粒径2.5μm、かさ
密度0.023g/cm3 、真比重0.44g/cm
3 、耐圧強度2060kg/cm2 であった。アルカリ
溶出は認められなかった。
【0066】実施例6.2〜6.8 表10に記載した分散液を原料とし、管状炉の温度を表
10の通りにした以外は実施例6.1と同様にして微小
中空体を作成した。評価結果を表11に示す。なお、い
ずれの微小中空体も、真球状の多結晶体であり、アルカ
リ溶出は認められなかった。
【0067】
【表10】
【0068】
【表11】
【0069】実施例7.1 いずれも平均粒径10μmの金属鉄と酸化バリウムを5
0重量%の硝酸に溶解し、鉄濃度8.3重量%,酸化バ
リウム濃度1.9重量%の硝酸酸性水溶液を調製した。
この溶液を0.6ml/分で、平均粒径30μmの微小
液滴化し、大気雰囲気で、1450℃に保持した管状炉
に導入した。
【0070】実施例7.2 オキシ塩化ジルコニウム8水塩と炭酸カルシウムとを純
水に希釈し、Zr0Cl2 ・8H2 Oが4.85重量
%、CaCO3 が0.25重量%の溶液を調製した。こ
の溶液を0.6ml/分で、平均粒径30μmの微小液
滴化し、大気雰囲気で、1600℃に保持した管状炉に
導入した。
【0071】実施例7.3 塩化鉛と四塩化チタンを純水に溶解し、それぞれ金属に
換算して、鉛濃度4.06重量%、チタン濃度0.94
重量%の水溶液を調製した。この溶液を0.6ml/分
で、平均粒径30μmの微小液滴化し、大気雰囲気で、
1200℃に保持した管状炉に導入した。
【0072】実施例7.4 水酸化リチウム0.952重量%水溶液に、粒径6nm
の酸化アルミニウム粒子4.04重量%、粒径3nmの
二酸化ケイ素粒子4.77重量%を分散させた分散液を
調製した。この分散液を1ml/分で、平均粒径30μ
mの微小液滴化し、大気雰囲気で、1200℃に保持し
た管状炉に導入した。
【0073】実施例7.5 水酸化リチウム0.64重量%水溶液に、粒径6nmの
酸化アルミニウム粒子2.74重量%、粒径3nmの二
酸化ケイ素粒子6.46重量%が分散した分散液を調製
した。この分散液を1ml/分で、平均粒径30μmの
微小液滴化し、大気雰囲気で、1200℃に保持した管
状炉に導入した。
【0074】実施例7.1〜7.5で得られた微小中空
体は、いずれも真球状の多結晶体であり、アルカリ溶出
は認められなかった。それらの評価結果を表12に示
す。
【0075】
【表12】
【0076】
【発明の効果】本発明の製造方法では、多種の材質の均
一な微小中空体が容易に得られる。また、例えば、平均
粒径が50μm以下の小さい粒子の微小中空体も得るこ
とができる。従来の微小中空体の製造方法とは異なり、
加熱溶融を必ずしも必要としないため、従来法では得ら
れない材質の微小中空体が得られ、特にアルカリ成分の
含有量の極めて少ない結晶質微小中空体を得ることがで
きる。また、本発明の製造方法は従来法と比べ簡便な装
置で実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を実施するための装置の1例
を示す説明図
【図2】実施例3.1で製造された微小中空体の構造を
示す電子顕微鏡写真
【符号の説明】
1:溶液または分散液 2:噴霧器 3:管状炉 4:反応管 5:ヒーター 6:ヒーター付きパイプ 7:回収用フィルター 8:吸引機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C01F 5/02 9040−4G 7/02 G 9040−4G 7/16 9040−4G 17/00 A 9040−4G (31)優先権主張番号 特願平5−125051 (32)優先日 平5(1993)4月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−146894 (32)優先日 平5(1993)5月26日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−152754 (32)優先日 平5(1993)5月31日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−152755 (32)優先日 平5(1993)5月31日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−152756 (32)優先日 平5(1993)5月31日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−152757 (32)優先日 平5(1993)5月31日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−152758 (32)優先日 平5(1993)5月31日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−160097 (32)優先日 平5(1993)6月4日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−164221 (32)優先日 平5(1993)6月8日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−164224 (32)優先日 平5(1993)6月8日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−166518 (32)優先日 平5(1993)6月11日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−169522 (32)優先日 平5(1993)6月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−169535 (32)優先日 平5(1993)6月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−172296 (32)優先日 平5(1993)6月18日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−172298 (32)優先日 平5(1993)6月18日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−184528 (32)優先日 平5(1993)6月29日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−184532 (32)優先日 平5(1993)6月29日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−184533 (32)優先日 平5(1993)6月29日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−190751 (32)優先日 平5(1993)7月2日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−190757 (32)優先日 平5(1993)7月2日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−198991 (32)優先日 平5(1993)7月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−198992 (32)優先日 平5(1993)7月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−198993 (32)優先日 平5(1993)7月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−198997 (32)優先日 平5(1993)7月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−198998 (32)優先日 平5(1993)7月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−198999 (32)優先日 平5(1993)7月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−199000 (32)優先日 平5(1993)7月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−199001 (32)優先日 平5(1993)7月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−201203 (32)優先日 平5(1993)7月21日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−201204 (32)優先日 平5(1993)7月21日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−201210 (32)優先日 平5(1993)7月21日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−201211 (32)優先日 平5(1993)7月21日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−201212 (32)優先日 平5(1993)7月21日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−201213 (32)優先日 平5(1993)7月21日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−202921 (32)優先日 平5(1993)7月23日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−202922 (32)優先日 平5(1993)7月23日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−202923 (32)優先日 平5(1993)7月23日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−202924 (32)優先日 平5(1993)7月23日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−205702 (32)優先日 平5(1993)7月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−208402 (32)優先日 平5(1993)7月30日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−208403 (32)優先日 平5(1993)7月30日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機材料またはその前駆物質が液状媒体中
    に溶解または分散した溶液または分散液を微小液滴化
    し、上記液状媒体が急激に気化し、かつ、微小中空体を
    形成する無機材料が焼結または溶融する高温雰囲気に、
    上記微小液滴を供給し、生成した結晶質微小中空体を回
    収する結晶質微小中空体の製造方法。
  2. 【請求項2】液状媒体が水であり、高温雰囲気が300
    〜2200℃である請求項1の結晶質微小中空体の製造
    方法。
  3. 【請求項3】高温雰囲気が、無機材料の融点以下の温度
    である請求項1または請求項2の結晶質微小中空体の製
    造方法。
  4. 【請求項4】無機材料が、金属酸化物である請求項1〜
    3いずれか1の結晶質微小中空体の製造方法。
  5. 【請求項5】平均粒径0.1〜300μmを有する球状
    の中空構造を有し、かさ密度が0.01〜2.0g/c
    3 であり、かつ多結晶体の焼結体からなる結晶質微小
    中空体。
  6. 【請求項6】平均粒径0.1〜300μmを有する球状
    の中空構造を有し、かさ密度が0.01〜2.0g/c
    3 であり、かつアルカリ溶出度が0.01ミリ当量/
    g以下である結晶質微小中空体。
  7. 【請求項7】金属酸化物からなる請求項5または請求項
    6の結晶質微小中空体。
JP5355323A 1992-12-11 1993-12-08 結晶質微小中空体の製造方法および結晶質微小中空体 Pending JPH0796165A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5355323A JPH0796165A (ja) 1992-12-11 1993-12-08 結晶質微小中空体の製造方法および結晶質微小中空体

Applications Claiming Priority (89)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35335392 1992-12-11
JP4-353353 1993-03-16
JP8154693 1993-03-16
JP5-81544 1993-03-16
JP8154493 1993-03-16
JP12505193 1993-04-28
JP14689493 1993-05-26
JP15275493 1993-05-31
JP15275893 1993-05-31
JP15275693 1993-05-31
JP15275793 1993-05-31
JP15275593 1993-05-31
JP16009793 1993-06-04
JP16422493 1993-06-08
JP16422193 1993-06-08
JP16651893 1993-06-11
JP16953593 1993-06-16
JP16952293 1993-06-16
JP17229893 1993-06-18
JP17229693 1993-06-18
JP18453293 1993-06-29
JP18452893 1993-06-29
JP18453393 1993-06-29
JP19075793 1993-07-02
JP19075193 1993-07-02
JP19899993 1993-07-16
JP19899193 1993-07-16
JP19900193 1993-07-16
JP19899393 1993-07-16
JP19899293 1993-07-16
JP19899793 1993-07-16
JP19899893 1993-07-16
JP19900093 1993-07-16
JP20121093 1993-07-21
JP20121193 1993-07-21
JP20120493 1993-07-21
JP20120393 1993-07-21
JP20121393 1993-07-21
JP20121293 1993-07-21
JP20292193 1993-07-23
JP20292493 1993-07-23
JP20292293 1993-07-23
JP20292393 1993-07-23
JP20570293 1993-07-28
JP5-184532 1993-07-30
JP5-152755 1993-07-30
JP5-205702 1993-07-30
JP5-198991 1993-07-30
JP5-198997 1993-07-30
JP5-199000 1993-07-30
JP5-152757 1993-07-30
JP5-198999 1993-07-30
JP5-201204 1993-07-30
JP5-201210 1993-07-30
JP20840293 1993-07-30
JP20840393 1993-07-30
JP5-164224 1993-07-30
JP5-169535 1993-07-30
JP5-198993 1993-07-30
JP5-152754 1993-07-30
JP5-125051 1993-07-30
JP5-190751 1993-07-30
JP5-201213 1993-07-30
JP5-201211 1993-07-30
JP5-81546 1993-07-30
JP5-146894 1993-07-30
JP5-201212 1993-07-30
JP5-152756 1993-07-30
JP5-202922 1993-07-30
JP5-208402 1993-07-30
JP5-201203 1993-07-30
JP5-190757 1993-07-30
JP5-184533 1993-07-30
JP5-152758 1993-07-30
JP5-199001 1993-07-30
JP5-202921 1993-07-30
JP5-184528 1993-07-30
JP5-198998 1993-07-30
JP5-198992 1993-07-30
JP5-160097 1993-07-30
JP5-202923 1993-07-30
JP5-169522 1993-07-30
JP5-208403 1993-07-30
JP5-172296 1993-07-30
JP5-202924 1993-07-30
JP5-164221 1993-07-30
JP5-172298 1993-07-30
JP5-166518 1993-07-30
JP5355323A JPH0796165A (ja) 1992-12-11 1993-12-08 結晶質微小中空体の製造方法および結晶質微小中空体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0796165A true JPH0796165A (ja) 1995-04-11

Family

ID=27586975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5355323A Pending JPH0796165A (ja) 1992-12-11 1993-12-08 結晶質微小中空体の製造方法および結晶質微小中空体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0796165A (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6004525A (en) * 1997-10-06 1999-12-21 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Hollow oxide particle and process for producing the same
JP2001342010A (ja) * 2000-05-30 2001-12-11 Kyocera Corp 無機質中空粉体とその製造方法
JP2002159848A (ja) * 2000-11-27 2002-06-04 Japan Science & Technology Corp 糖誘導体を用いる有機無機複合体および金属酸化物の製造方法
JP2003002640A (ja) * 2001-06-18 2003-01-08 Ube Material Industries Ltd マグネシウム含有酸化物粉末、及びその製造方法
JP2003160331A (ja) * 2001-09-13 2003-06-03 Yazaki Corp アルミナ中空粒子の製造方法
JP2005126309A (ja) * 2003-04-17 2005-05-19 Yazaki Corp アルミナ中空粒子の製造方法
JPWO2003082770A1 (ja) * 2002-03-29 2005-08-04 日本碍子株式会社 炭化珪素質多孔体及びその製造方法
JP2005254213A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Sekisui Chem Co Ltd 熱膨張済みマイクロカプセルの製造方法、および熱膨張済みマイクロカプセルの製造装置
JP2007520364A (ja) * 2004-02-06 2007-07-26 ミレニアム インオーガニック ケミカルズ、 インコーポレイテッド 高い熱安定性を有するナノ構造粒子
JP2008127248A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 National Institute For Materials Science 無機酸化物又は無機水酸化物の粉末化法
JP2011016718A (ja) * 2010-09-06 2011-01-27 Kyocera Corp 無機質中空粉体およびその製造方法
JP2015083532A (ja) * 2013-09-19 2015-04-30 太平洋セメント株式会社 微小アルミナ中空粒子
JP2015229622A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 太平洋セメント株式会社 中空粒子の製造装置
JP2016017027A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 太平洋セメント株式会社 中空粒子の製造方法
JP2016023095A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 太平洋セメント株式会社 無機酸化物微小中空粒子
JP2016098155A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 太平洋セメント株式会社 中空粒子の製造方法
KR20160137530A (ko) 2014-03-25 2016-11-30 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 포르스테라이트 미립자의 제조 방법
KR20170039137A (ko) 2014-08-07 2017-04-10 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 실란 처리 포르스테라이트 미립자 및 그 제조 방법, 그리고 실란 처리 포르스테라이트 미립자의 유기 용매 분산액 및 그 제조 방법
JP2017190267A (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 株式会社アドマテックス アルミナ粒子材料及びその製造方法
JP2018065078A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 太平洋セメント株式会社 噴霧熱分解装置
WO2018186308A1 (ja) * 2017-04-05 2018-10-11 新日鉄住金マテリアルズ株式会社 球状結晶性シリカ粒子およびその製造方法
JP2019025384A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 太平洋セメント株式会社 中空粒子の製造法
US11179694B2 (en) 2017-09-11 2021-11-23 Basf Se Method of forming porous metal oxide microspheres
US11185835B2 (en) 2017-09-11 2021-11-30 Basf Se Method of forming porous metal oxide microspheres using polydisperse polymer nanospheres

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6004525A (en) * 1997-10-06 1999-12-21 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Hollow oxide particle and process for producing the same
JP2001342010A (ja) * 2000-05-30 2001-12-11 Kyocera Corp 無機質中空粉体とその製造方法
JP2002159848A (ja) * 2000-11-27 2002-06-04 Japan Science & Technology Corp 糖誘導体を用いる有機無機複合体および金属酸化物の製造方法
JP2003002640A (ja) * 2001-06-18 2003-01-08 Ube Material Industries Ltd マグネシウム含有酸化物粉末、及びその製造方法
JP2003160331A (ja) * 2001-09-13 2003-06-03 Yazaki Corp アルミナ中空粒子の製造方法
US8173054B2 (en) 2002-03-29 2012-05-08 Ngk Insulators, Ltd. Silicon carbide based porous material and method for production thereof
JPWO2003082770A1 (ja) * 2002-03-29 2005-08-04 日本碍子株式会社 炭化珪素質多孔体及びその製造方法
JP2005126309A (ja) * 2003-04-17 2005-05-19 Yazaki Corp アルミナ中空粒子の製造方法
JP2007520364A (ja) * 2004-02-06 2007-07-26 ミレニアム インオーガニック ケミカルズ、 インコーポレイテッド 高い熱安定性を有するナノ構造粒子
JP2005254213A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Sekisui Chem Co Ltd 熱膨張済みマイクロカプセルの製造方法、および熱膨張済みマイクロカプセルの製造装置
JP2008127248A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 National Institute For Materials Science 無機酸化物又は無機水酸化物の粉末化法
JP2011016718A (ja) * 2010-09-06 2011-01-27 Kyocera Corp 無機質中空粉体およびその製造方法
JP2015083532A (ja) * 2013-09-19 2015-04-30 太平洋セメント株式会社 微小アルミナ中空粒子
US9988278B2 (en) 2014-03-25 2018-06-05 Nissan Chemical Industries, Ltd. Production method for forsterite fine particles
KR20160137530A (ko) 2014-03-25 2016-11-30 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 포르스테라이트 미립자의 제조 방법
US11279624B2 (en) 2014-03-25 2022-03-22 Nissan Chemical Industries, Ltd. Production method for forsterite fine particles
JP2015229622A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 太平洋セメント株式会社 中空粒子の製造装置
JP2016017027A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 太平洋セメント株式会社 中空粒子の製造方法
JP2016023095A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 太平洋セメント株式会社 無機酸化物微小中空粒子
KR20170039137A (ko) 2014-08-07 2017-04-10 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 실란 처리 포르스테라이트 미립자 및 그 제조 방법, 그리고 실란 처리 포르스테라이트 미립자의 유기 용매 분산액 및 그 제조 방법
US10501637B2 (en) 2014-08-07 2019-12-10 Nissan Chemical Industries, Ltd. Silane-treated forsterite fine particles and production method therefor, and organic solvent dispersion of silane-treated forsterite fine particles and production method therefor
JP2016098155A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 太平洋セメント株式会社 中空粒子の製造方法
JP2017190267A (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 株式会社アドマテックス アルミナ粒子材料及びその製造方法
JP2018065078A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 太平洋セメント株式会社 噴霧熱分解装置
WO2018186308A1 (ja) * 2017-04-05 2018-10-11 新日鉄住金マテリアルズ株式会社 球状結晶性シリカ粒子およびその製造方法
KR20190135004A (ko) * 2017-04-05 2019-12-05 닛테츠 케미컬 앤드 머티리얼 가부시키가이샤 구상 결정성 실리카 입자 및 그의 제조 방법
JPWO2018186308A1 (ja) * 2017-04-05 2020-02-20 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 球状結晶性シリカ粒子およびその製造方法
US11274045B2 (en) 2017-04-05 2022-03-15 Nippon Steel Chemical & Material Co., Ltd. Spherical crystalline silica particles and method for producing same
JP2019025384A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 太平洋セメント株式会社 中空粒子の製造法
US11179694B2 (en) 2017-09-11 2021-11-23 Basf Se Method of forming porous metal oxide microspheres
US11185835B2 (en) 2017-09-11 2021-11-30 Basf Se Method of forming porous metal oxide microspheres using polydisperse polymer nanospheres
US11471849B2 (en) 2017-09-11 2022-10-18 President And Fellows Of Harvard College Porous metal oxide microspheres with varying pore sizes
US11517871B2 (en) 2017-09-11 2022-12-06 President And Fellows Of Harvard College Porous metal oxide microspheres

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0796165A (ja) 結晶質微小中空体の製造方法および結晶質微小中空体
EP0601594B1 (en) Process for producing crystalline microballoons
US6786950B2 (en) High purity fine metal powders and methods to produce such powder
US5492870A (en) Hollow ceramic microspheres by sol-gel dehydration with improved control over size and morphology
US4764357A (en) Process for producing finely divided powdery metal oxide compositions
JPH07187612A (ja) 複合金属酸化物粉末およびその製造方法
JPH0360775B2 (ja)
US4880757A (en) Chemical preparation of zirconium-aluminum-magnesium oxide composites
JP4231990B2 (ja) 希土類酸化物溶射用粒子およびその製造方法、溶射部材ならびに耐食性部材
JP4273292B2 (ja) 溶射用粒子、および該粒子を用いた溶射部材
KR100821450B1 (ko) 니켈분말의 제조방법
Milošević et al. Synthesis of BaTiO3 and ZnO varistor precursor powders by reaction spray pyrolysis
JPH0948618A (ja) 鉄含有複合酸化物粉末の製造方法
US4532224A (en) Composite ceramic powders and a method of making the same
US4654048A (en) Process for the preparation of a powder suitable for fritting
CN108751960A (zh) 一种高温熔体水雾法制备氧化铝基固溶体陶瓷微米粉的方法
JPH06319986A (ja) 金属窒化物微小中空体およびその製造方法
JP3201818B2 (ja) 噴霧熱分解方法および装置
Clearfield et al. Synthesis of ultrafine grain ferrites
JPH06321520A (ja) 金属炭化物微小中空体およびその製造方法
JPH06263464A (ja) ガラス微小中空体の製造方法およびガラス微小中空体
AU636899B2 (en) Process for the production of a composite of metal oxides, composite powders of metal oxides and ceramic materials
US5043319A (en) Synthesis of lanthanum-alkaline earth-copper-oxygen superconductive material
EP0208506A1 (en) Magnesium aluminate fiber composition and process therefor
JPH06322415A (ja) 金属微小中空体およびその製造方法