JPH0766188A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH0766188A JPH0766188A JP5211699A JP21169993A JPH0766188A JP H0766188 A JPH0766188 A JP H0766188A JP 5211699 A JP5211699 A JP 5211699A JP 21169993 A JP21169993 A JP 21169993A JP H0766188 A JPH0766188 A JP H0766188A
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- silica
- insulating film
- alkoxysilane
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 比誘電率およびエッチレートが小さく、しか
も膜形成時の収縮率が小さく、このためヒビ割れがな
く、絶縁性、機械的強度、耐薬品性等に優れたシリカ系
絶縁膜を有する半導体装置を提供する。 【構成】 特定のアルコキシシランを加水分解重縮合し
て得られるシリカゾル(A)と、この前記アルコキシシ
ランまたはその部分加水分解物(B)との反応物を含
み、イオン濃度が1.0ミリモル/リットル以下である
シリカ系絶縁膜形成用塗布液から形成されたシリカ系絶
縁膜を有する半導体装置。
も膜形成時の収縮率が小さく、このためヒビ割れがな
く、絶縁性、機械的強度、耐薬品性等に優れたシリカ系
絶縁膜を有する半導体装置を提供する。 【構成】 特定のアルコキシシランを加水分解重縮合し
て得られるシリカゾル(A)と、この前記アルコキシシ
ランまたはその部分加水分解物(B)との反応物を含
み、イオン濃度が1.0ミリモル/リットル以下である
シリカ系絶縁膜形成用塗布液から形成されたシリカ系絶
縁膜を有する半導体装置。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、比誘電率およびエッチレ
ートが小さく、しかも膜形成時の収縮率が小さく、この
ためヒビ割れがなく、絶縁性、機械的強度、耐薬品性等
に優れたシリカ系絶縁膜を有する半導体装置に関する。
ートが小さく、しかも膜形成時の収縮率が小さく、この
ためヒビ割れがなく、絶縁性、機械的強度、耐薬品性等
に優れたシリカ系絶縁膜を有する半導体装置に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来より、半導体装置には、種々
の目的でシリカ系絶縁膜が形成されている。従来の半導
体装置では、たとえば、シリコン基板上にシリカ系絶縁
膜が形成されており、多層配線構造を有する半導体集積
回路では配線層間を絶縁するためにシリカ系絶縁膜が用
いられたり、さらには半導体素子表面の保護あるいは半
導体装置のPN接合部位の保護などのためにシリカ系絶
縁膜が用いられている。
の目的でシリカ系絶縁膜が形成されている。従来の半導
体装置では、たとえば、シリコン基板上にシリカ系絶縁
膜が形成されており、多層配線構造を有する半導体集積
回路では配線層間を絶縁するためにシリカ系絶縁膜が用
いられたり、さらには半導体素子表面の保護あるいは半
導体装置のPN接合部位の保護などのためにシリカ系絶
縁膜が用いられている。
【0003】このようなシリカ系絶縁膜は、一般にCV
D法、プラズマCVD法等の気相法で形成されている。
また、従来、このようなシリカ系絶縁膜は、シラノール
などの有機ケイ素化合物をアルコールに溶解または分散
した状態で含む塗布液をスピンコート法などによって基
板に塗布し、得られた塗膜を約800℃の温度に加熱し
て硬化させてシリカ系絶縁膜を形成することも行なわれ
ている。
D法、プラズマCVD法等の気相法で形成されている。
また、従来、このようなシリカ系絶縁膜は、シラノール
などの有機ケイ素化合物をアルコールに溶解または分散
した状態で含む塗布液をスピンコート法などによって基
板に塗布し、得られた塗膜を約800℃の温度に加熱し
て硬化させてシリカ系絶縁膜を形成することも行なわれ
ている。
【0004】しかしながら、スピンコート法などの従来
の塗膜形成方法で得られたシリカ系絶縁膜は、膜中に含
まれている有機ケイ素化合物の未分解有機残基が分解す
ることに起因してボイド、ピンホール等の欠陥が発生
し、このため、膜の緻密性が失われて比誘電率を小さく
することができないといった問題点があった。
の塗膜形成方法で得られたシリカ系絶縁膜は、膜中に含
まれている有機ケイ素化合物の未分解有機残基が分解す
ることに起因してボイド、ピンホール等の欠陥が発生
し、このため、膜の緻密性が失われて比誘電率を小さく
することができないといった問題点があった。
【0005】さらに、上記従来方法では、膜形成過程で
膜の収縮率が大きく、このため、特に厚膜とした場合に
シリカ系絶縁膜にヒビ割れが発生し易くなるなどの問題
点があった。
膜の収縮率が大きく、このため、特に厚膜とした場合に
シリカ系絶縁膜にヒビ割れが発生し易くなるなどの問題
点があった。
【0006】本発明者らは、本発明に先立ち、一般式R
n Si(OR’)4-n (式中、R、R’は炭素数1〜8
のアルキル基、アリール基またはビニル基を表わし、n
は0〜3の整数である。)で示されるアルコキシシラン
を加水分解重縮合して得られるシリカゾル(A)と、前
記アルコキシシランまたはその部分加水分解物(B)と
の反応物とを含む被膜形成用塗布液を用いてシリカ系絶
縁膜を形成すると、ボイド、ピンホール等の欠陥が発生
することがなく、極めて緻密であって比誘電率およびエ
ッチレートが小さく、しかも成膜時の収縮率が小さく、
成膜時にヒビ割れが生じることがなく、密着性、機械的
強度、耐薬品性、耐湿性、絶縁性などに優れたシリカ系
絶縁膜が得られることを見出している(特開平4-10418
号)。
n Si(OR’)4-n (式中、R、R’は炭素数1〜8
のアルキル基、アリール基またはビニル基を表わし、n
は0〜3の整数である。)で示されるアルコキシシラン
を加水分解重縮合して得られるシリカゾル(A)と、前
記アルコキシシランまたはその部分加水分解物(B)と
の反応物とを含む被膜形成用塗布液を用いてシリカ系絶
縁膜を形成すると、ボイド、ピンホール等の欠陥が発生
することがなく、極めて緻密であって比誘電率およびエ
ッチレートが小さく、しかも成膜時の収縮率が小さく、
成膜時にヒビ割れが生じることがなく、密着性、機械的
強度、耐薬品性、耐湿性、絶縁性などに優れたシリカ系
絶縁膜が得られることを見出している(特開平4-10418
号)。
【0007】ところで、上記のようなシリカ系絶縁膜が
形成された半導体装置では、シリカ系絶縁膜に発生した
欠陥が少なく、しかも緻密であればあるほど好ましいと
されている。
形成された半導体装置では、シリカ系絶縁膜に発生した
欠陥が少なく、しかも緻密であればあるほど好ましいと
されている。
【0008】そこで、本発明者らは、より一層ボイド、
ピンホールなどの少ない緻密なシリカ系被膜を有する半
導体装置を提供すべく鋭意検討したところ、上記式で示
されるアルコキシシランを加水分解重縮合してシリカゾ
ルを得る際に触媒として用いられるアルカリ、あるいは
前記アルコキシシランを部分加水分解する際に触媒とし
て用いられる酸またはアルカリがイオンとして残存して
いる塗布液を用いてシリカ系絶縁膜を有する半導体装置
を製造すると、このイオンに起因して、シリカ系絶縁膜
にボイド、ピンホールなどが生じたり、あるいは絶縁性
などの被膜特性が低下することを見出した。
ピンホールなどの少ない緻密なシリカ系被膜を有する半
導体装置を提供すべく鋭意検討したところ、上記式で示
されるアルコキシシランを加水分解重縮合してシリカゾ
ルを得る際に触媒として用いられるアルカリ、あるいは
前記アルコキシシランを部分加水分解する際に触媒とし
て用いられる酸またはアルカリがイオンとして残存して
いる塗布液を用いてシリカ系絶縁膜を有する半導体装置
を製造すると、このイオンに起因して、シリカ系絶縁膜
にボイド、ピンホールなどが生じたり、あるいは絶縁性
などの被膜特性が低下することを見出した。
【0009】本発明者らは、さらに検討を重ねた結果、
イオン濃度が1.0ミリモル/リットル以下であるよう
なイオン濃度の極めて低い塗布液を用いて半導体装置に
シリカ系絶縁膜を形成すると、ボイド、ピンホールなど
がほとんどない緻密なシリカ系絶縁膜を有する半導体装
置が得られることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
イオン濃度が1.0ミリモル/リットル以下であるよう
なイオン濃度の極めて低い塗布液を用いて半導体装置に
シリカ系絶縁膜を形成すると、ボイド、ピンホールなど
がほとんどない緻密なシリカ系絶縁膜を有する半導体装
置が得られることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0010】
【発明の目的】本発明は、上記従来技術の問題点を解決
するためになされたものであって、ボイド、ピンホール
などがほとんどなく、極めて緻密であって、密着性、機
械的強度、耐薬品性、耐湿性、絶縁性などに優れ、さら
に比誘電率が低く、エッチレートが小さいシリカ系絶縁
膜を有する半導体装置を提供することを目的としてい
る。
するためになされたものであって、ボイド、ピンホール
などがほとんどなく、極めて緻密であって、密着性、機
械的強度、耐薬品性、耐湿性、絶縁性などに優れ、さら
に比誘電率が低く、エッチレートが小さいシリカ系絶縁
膜を有する半導体装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【発明の概要】本発明に係る半導体装置は、一般式Rn
Si(OR’)4-n (式中、R、R’は炭素数1〜8の
アルキル基、アリール基またはビニル基を表わし、nは
0〜3の整数である。)で示されるアルコキシシランを
加水分解重縮合して得られるシリカゾル(A)と、前記
アルコキシシランまたはその部分加水分解物(B)との
反応物を含むシリカ系絶縁膜形成用塗布液であって、該
塗布液中のイオン濃度が1.0ミリモル/リットル以下
である絶縁膜形成用塗布液から形成されたシリカ系絶縁
膜を有することを特徴としている。
Si(OR’)4-n (式中、R、R’は炭素数1〜8の
アルキル基、アリール基またはビニル基を表わし、nは
0〜3の整数である。)で示されるアルコキシシランを
加水分解重縮合して得られるシリカゾル(A)と、前記
アルコキシシランまたはその部分加水分解物(B)との
反応物を含むシリカ系絶縁膜形成用塗布液であって、該
塗布液中のイオン濃度が1.0ミリモル/リットル以下
である絶縁膜形成用塗布液から形成されたシリカ系絶縁
膜を有することを特徴としている。
【0012】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る半導体装置に
ついて具体的に説明する。本発明に係る半導体装置は、
たとえばシリコン基板上、多層配線構造を有する半導体
集積回路の配線層間、半導体装置にPN接合部が含まれ
ている場合には、このPN接合部上あるいは素子表面上
などに特定のシリカ系絶縁膜を有している。
ついて具体的に説明する。本発明に係る半導体装置は、
たとえばシリコン基板上、多層配線構造を有する半導体
集積回路の配線層間、半導体装置にPN接合部が含まれ
ている場合には、このPN接合部上あるいは素子表面上
などに特定のシリカ系絶縁膜を有している。
【0013】この特定のシリカ系絶縁膜は、次のような
塗布液から形成される。シリカ系絶縁膜形成用塗布液 本発明に係る半導体装置に形成されるシリカ系絶縁膜に
は、一般式Rn Si(OR’)4-n (式中、R、R’は
炭素数1〜8のアルキル基、アリール基またはビニル基
を表わし、nは0〜3の整数である。)で示されるアル
コキシシランを加水分解重縮合して得られるシリカゾル
(A)と、前記アルコキシシランまたはその部分加水分
解物(B)との反応物が含まれている。
塗布液から形成される。シリカ系絶縁膜形成用塗布液 本発明に係る半導体装置に形成されるシリカ系絶縁膜に
は、一般式Rn Si(OR’)4-n (式中、R、R’は
炭素数1〜8のアルキル基、アリール基またはビニル基
を表わし、nは0〜3の整数である。)で示されるアル
コキシシランを加水分解重縮合して得られるシリカゾル
(A)と、前記アルコキシシランまたはその部分加水分
解物(B)との反応物が含まれている。
【0014】また、このシリカ系絶縁膜形成用塗布液中
のイオン濃度は1.0ミリモル/リットル以下、好まし
くは0.6ミリモル/リットル以下である。このイオン
濃度は、塗布液中の陽イオンおよび陰イオンの合計イオ
ン濃度を意味し、本発明では陽イオン濃度および陰イオ
ン濃度は、たとえば、次のようにして測定される。
のイオン濃度は1.0ミリモル/リットル以下、好まし
くは0.6ミリモル/リットル以下である。このイオン
濃度は、塗布液中の陽イオンおよび陰イオンの合計イオ
ン濃度を意味し、本発明では陽イオン濃度および陰イオ
ン濃度は、たとえば、次のようにして測定される。
【0015】シリカ系絶縁膜形成用塗布液10mlを90
mlの精製純水と混合し、室温で1時間攪拌した後、この
混合液を濾過し、さらに濾過後の濾材に100mlの精製
純水を通して濾液を回収する。
mlの精製純水と混合し、室温で1時間攪拌した後、この
混合液を濾過し、さらに濾過後の濾材に100mlの精製
純水を通して濾液を回収する。
【0016】この回収濾液に含まれている金属イオン濃
度を原子吸光法で測定し、アンモニウムイオン濃度およ
び陰イオン濃度をイオンクロマトグラフィー法で測定す
る。本発明では、シリカ系絶縁膜形成用塗布液中のイオ
ン濃度を1.0ミリモル/リットル以下と極めて低くす
ることにより、従来の被膜にくらべてボイド、ピンホー
ルなどがほとんどなく、緻密であって、密着性、機械的
強度、耐薬品性、耐湿性、絶縁性などに優れ、さらに比
誘電率が低いシリカ系絶縁膜を半導体装置に形成するこ
とができる。
度を原子吸光法で測定し、アンモニウムイオン濃度およ
び陰イオン濃度をイオンクロマトグラフィー法で測定す
る。本発明では、シリカ系絶縁膜形成用塗布液中のイオ
ン濃度を1.0ミリモル/リットル以下と極めて低くす
ることにより、従来の被膜にくらべてボイド、ピンホー
ルなどがほとんどなく、緻密であって、密着性、機械的
強度、耐薬品性、耐湿性、絶縁性などに優れ、さらに比
誘電率が低いシリカ系絶縁膜を半導体装置に形成するこ
とができる。
【0017】すなわち、前記シリカゾル(A)とアルコ
キシシランまたはその部分加水分解物(B)との反応物
を含むシリカ系絶縁膜形成用塗布液は、アルコキシシラ
ンの加水分解の際に触媒として用いた酸またはアルカリ
を含んでおり、塗布液中でイオンとして存在している。
キシシランまたはその部分加水分解物(B)との反応物
を含むシリカ系絶縁膜形成用塗布液は、アルコキシシラ
ンの加水分解の際に触媒として用いた酸またはアルカリ
を含んでおり、塗布液中でイオンとして存在している。
【0018】これらの酸またはアルカリは、塗布液中に
含まれているアルコキシシランの重縮合がさらに進行し
て被膜が形成される時の重縮合用触媒として作用する。
このため、被膜形成時に、塗布液中に含まれているアル
コキシシランの重縮合速度が速くなり、塗布液中の酸ま
たはアルカリ、あるいは有機溶媒の一部が取り込まれた
状態のままで成膜化が進むことがある。このうち、有機
溶媒の一部は基材上に形成された被膜を加熱して硬化さ
せる際にガス化して除去されるが、その跡がボイドやピ
ンホールになる場合があり、このため、得られたシリカ
系絶縁膜の緻密性が低下する。
含まれているアルコキシシランの重縮合がさらに進行し
て被膜が形成される時の重縮合用触媒として作用する。
このため、被膜形成時に、塗布液中に含まれているアル
コキシシランの重縮合速度が速くなり、塗布液中の酸ま
たはアルカリ、あるいは有機溶媒の一部が取り込まれた
状態のままで成膜化が進むことがある。このうち、有機
溶媒の一部は基材上に形成された被膜を加熱して硬化さ
せる際にガス化して除去されるが、その跡がボイドやピ
ンホールになる場合があり、このため、得られたシリカ
系絶縁膜の緻密性が低下する。
【0019】さらに被膜を加熱して硬化した後も、上記
のような酸またはアルカリの一部、あるいは金属イオン
が被膜中に残留していると、これらが不純物として作用
し、たとえばシリカ系絶縁膜の絶縁性などの特性が低下
する場合がある。
のような酸またはアルカリの一部、あるいは金属イオン
が被膜中に残留していると、これらが不純物として作用
し、たとえばシリカ系絶縁膜の絶縁性などの特性が低下
する場合がある。
【0020】本発明においては、上記のような塗布液中
に残存する酸イオンまたはアルカリイオン、さらに触媒
として用いたり不純物として残存する微量の金属イオン
などのような塗布液中に含まれているイオンを除去する
ことにより、被膜形成時のボイド、ピンホールなどが発
生する原因が取り除かれると同時に得られたシリカ系絶
縁膜の絶縁性が向上し、比誘電率の低いシリカ系絶縁膜
を得ることができる。
に残存する酸イオンまたはアルカリイオン、さらに触媒
として用いたり不純物として残存する微量の金属イオン
などのような塗布液中に含まれているイオンを除去する
ことにより、被膜形成時のボイド、ピンホールなどが発
生する原因が取り除かれると同時に得られたシリカ系絶
縁膜の絶縁性が向上し、比誘電率の低いシリカ系絶縁膜
を得ることができる。
【0021】シリカ系絶縁膜形成用塗布液の製造方法 上記のようなシリカ系絶縁膜形成用塗布液は、その製造
過程で、原料として用いられるシリカゾル(A)、およ
びアルコキシシランまたはその部分加水分解物(B)を
含む液、ならびにこれらの原料から得られた塗布液のい
ずれかに、陽イオン交換樹脂による処理と陰イオン交換
樹脂による処理とを行なって、塗布液中のイオン濃度を
1.0ミリモル/リットル以下とすることによって製造
することができる。
過程で、原料として用いられるシリカゾル(A)、およ
びアルコキシシランまたはその部分加水分解物(B)を
含む液、ならびにこれらの原料から得られた塗布液のい
ずれかに、陽イオン交換樹脂による処理と陰イオン交換
樹脂による処理とを行なって、塗布液中のイオン濃度を
1.0ミリモル/リットル以下とすることによって製造
することができる。
【0022】上述した陽イオン交換樹脂による処理と陰
イオン交換樹脂による処理とを行なう際には、陽イオン
交換樹脂と陰イオン交換樹脂とで交互に処理してもよ
く、また陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂との混合
樹脂で処理してもよい。
イオン交換樹脂による処理とを行なう際には、陽イオン
交換樹脂と陰イオン交換樹脂とで交互に処理してもよ
く、また陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂との混合
樹脂で処理してもよい。
【0023】また、塗布液の原料として用いられるシリ
カゾル(A)は、次のような方法で得ることができる。
すなわちシリカゾル(A)は、下記一般式で示されるア
ルコキシシランを、水、有機溶媒およびアルカリ触媒の
存在下に加水分解重縮合させることにより得られる。
カゾル(A)は、次のような方法で得ることができる。
すなわちシリカゾル(A)は、下記一般式で示されるア
ルコキシシランを、水、有機溶媒およびアルカリ触媒の
存在下に加水分解重縮合させることにより得られる。
【0024】Rn Si(OR’)4-n 式中、nは0〜3の整数を表わし、R、R’は炭素数1
〜8のアルキル基、アリール基またはビニル基を表わし
ている。
〜8のアルキル基、アリール基またはビニル基を表わし
ている。
【0025】このようなアルコキシシランの具体例とし
ては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、
テトライソプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、
テトラオクチルシラン、メチルトリメトキシシラン、メ
チルトリエトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、
メチルトリイソプロポキシシラン、メチルトリブトキシ
シラン、オクチルトリエトキシシラン、フェニルトリメ
トキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ジメチルジ
メトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、トリメチ
ルモノメトキシシラン、トリエチルモノエトキシシラン
などが挙げられる。
ては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、
テトライソプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、
テトラオクチルシラン、メチルトリメトキシシラン、メ
チルトリエトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、
メチルトリイソプロポキシシラン、メチルトリブトキシ
シラン、オクチルトリエトキシシラン、フェニルトリメ
トキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ジメチルジ
メトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、トリメチ
ルモノメトキシシラン、トリエチルモノエトキシシラン
などが挙げられる。
【0026】本発明ではこれらのアルコキシシランを単
独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよ
い。有機溶媒としては、アルコール類、ケトン類、エー
テル類、エステル類などが挙げられ、より具体的には、
たとえばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノールなどのアルコール類、メチルセロソルブ、エチル
セロソルブなどのエチレングリコールエーテル類、エチ
レングリコール、プロピレングリコールなどのグリコー
ル類、酢酸メチル、酢酸エチル、乳酸メチルなどのエル
テル類などが用いられる。
独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよ
い。有機溶媒としては、アルコール類、ケトン類、エー
テル類、エステル類などが挙げられ、より具体的には、
たとえばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノールなどのアルコール類、メチルセロソルブ、エチル
セロソルブなどのエチレングリコールエーテル類、エチ
レングリコール、プロピレングリコールなどのグリコー
ル類、酢酸メチル、酢酸エチル、乳酸メチルなどのエル
テル類などが用いられる。
【0027】アルカリ触媒としては、アンモニア、アミ
ン、アルカリ金属触媒、第4級アンモニウム化合物、ア
ミン系カップリング剤など、水溶液中でアルカリ性を示
す化合物が用いられ、反応混合物のpHが7〜12、好
ましくは8〜11となるような量で用いられる。
ン、アルカリ金属触媒、第4級アンモニウム化合物、ア
ミン系カップリング剤など、水溶液中でアルカリ性を示
す化合物が用いられ、反応混合物のpHが7〜12、好
ましくは8〜11となるような量で用いられる。
【0028】シリカゾル(A)の調製法をさらに詳細に
説明すると、たとえば、水−アルコール混合溶媒を攪拌
しながら、この混合溶媒にアルコキシシランおよび、た
とえばアンモニア水などのようなアルカリ触媒を添加し
てアルコキシシランを反応させる。
説明すると、たとえば、水−アルコール混合溶媒を攪拌
しながら、この混合溶媒にアルコキシシランおよび、た
とえばアンモニア水などのようなアルカリ触媒を添加し
てアルコキシシランを反応させる。
【0029】この際、水は、アルコキシシランに含まれ
るSi−OR基1モル当り5〜50モル、好ましくは5
〜25モルとなるような量で用いられ、アルカリ触媒
は、前記のpHとなる量で、たとえば0.01〜1.0
モル/SiO2 モル、好ましくは0.05〜0.8モル
/SiO2 モルとなるような量で配合される。
るSi−OR基1モル当り5〜50モル、好ましくは5
〜25モルとなるような量で用いられ、アルカリ触媒
は、前記のpHとなる量で、たとえば0.01〜1.0
モル/SiO2 モル、好ましくは0.05〜0.8モル
/SiO2 モルとなるような量で配合される。
【0030】アルコキシシランの加水分解重縮合反応
は、通常、常圧下で用いられている溶媒の沸点以下の温
度で、好ましくはこの沸点より5〜10℃低い温度で行
なわれるが、オートクレーブなどの耐熱耐圧容器中で加
圧しながら行なうこともでき、この場合には、溶媒が常
圧下で示す沸点よりも高い温度で行なわれる。
は、通常、常圧下で用いられている溶媒の沸点以下の温
度で、好ましくはこの沸点より5〜10℃低い温度で行
なわれるが、オートクレーブなどの耐熱耐圧容器中で加
圧しながら行なうこともでき、この場合には、溶媒が常
圧下で示す沸点よりも高い温度で行なわれる。
【0031】このような条件下でアルコキシシランを加
水分解すると、アルコキシシランの重縮合が三次元的に
進行し、シリカ粒子が生成し、生成したシリカ粒子が成
長する。
水分解すると、アルコキシシランの重縮合が三次元的に
進行し、シリカ粒子が生成し、生成したシリカ粒子が成
長する。
【0032】また、このようにしてシリカ粒子を生成・
成長させた後、用いられている溶媒の沸点以下の温度で
一定時間加熱処理を行なってもよい。このような加熱処
理を行なうと、アルコキシシランの重縮合がより一層促
進され、密度の大きなシリカ粒子が分散したシリカゾル
が得られる。
成長させた後、用いられている溶媒の沸点以下の温度で
一定時間加熱処理を行なってもよい。このような加熱処
理を行なうと、アルコキシシランの重縮合がより一層促
進され、密度の大きなシリカ粒子が分散したシリカゾル
が得られる。
【0033】このようにしてシリカゾルが得られるが、
本発明に係る半導体装置を製造する際に用いられるシリ
カ系絶縁膜形成用塗布液のシリカゾル(A)成分として
は、平均粒径が約50〜500オングストローム、特に
100〜500オングストロームである均一なシリカ粒
子が溶媒中に分散したシリカゾルが好ましい。この粒径
が50オングストローム未満の場合、このようなシリカ
粒子を含むシリカゾルを原料として得られる塗布液を用
いて半導体装置にシリカ系絶縁膜を形成すると、形成さ
れたシリカ系絶縁膜の膜面にクラックが発生する場合が
あり、また、シリカゾル中に含まれているシリカ粒子の
平均粒径が500オングストロームを超えると被膜中に
ボイドが多発し、緻密なシリカ系絶縁膜が半導体装置に
形成できない場合がある。
本発明に係る半導体装置を製造する際に用いられるシリ
カ系絶縁膜形成用塗布液のシリカゾル(A)成分として
は、平均粒径が約50〜500オングストローム、特に
100〜500オングストロームである均一なシリカ粒
子が溶媒中に分散したシリカゾルが好ましい。この粒径
が50オングストローム未満の場合、このようなシリカ
粒子を含むシリカゾルを原料として得られる塗布液を用
いて半導体装置にシリカ系絶縁膜を形成すると、形成さ
れたシリカ系絶縁膜の膜面にクラックが発生する場合が
あり、また、シリカゾル中に含まれているシリカ粒子の
平均粒径が500オングストロームを超えると被膜中に
ボイドが多発し、緻密なシリカ系絶縁膜が半導体装置に
形成できない場合がある。
【0034】上記シリカゾル中には、シリカ粒子が、S
iO2 換算で約50重量%以下、好ましくは40重量%
以下となる量で含まれていることが望ましい。このシリ
カゾル中に含まれているシリカ粒子の含量が50重量%
を超えるとゲル化し易い傾向がある。
iO2 換算で約50重量%以下、好ましくは40重量%
以下となる量で含まれていることが望ましい。このシリ
カゾル中に含まれているシリカ粒子の含量が50重量%
を超えるとゲル化し易い傾向がある。
【0035】シリカゾル(A)としては、上記方法で得
られた未精製のシリカゾルをそのまま用いることもでき
るが、後述するようにシリカゾル(A)とアルコキシシ
ランまたはその部分加水分解物(B)との反応を行なう
前に、予めシリカゾルから限外ろ過などの手段により、
溶媒を水と有機溶媒との混合溶媒から水に置換させてお
くことが、上記のような本発明に係る半導体装置を製造
する際に用いられるシリカ系絶縁膜形成用塗布液を得る
上で好ましい。
られた未精製のシリカゾルをそのまま用いることもでき
るが、後述するようにシリカゾル(A)とアルコキシシ
ランまたはその部分加水分解物(B)との反応を行なう
前に、予めシリカゾルから限外ろ過などの手段により、
溶媒を水と有機溶媒との混合溶媒から水に置換させてお
くことが、上記のような本発明に係る半導体装置を製造
する際に用いられるシリカ系絶縁膜形成用塗布液を得る
上で好ましい。
【0036】このような溶媒置換操作は、上述したシリ
カゾルの加熱処理前に行なってもよい。本発明に係る半
導体装置を製造する際に用いられるシリカ系絶縁膜形成
用塗布液中のイオン濃度は、上記のようにして得られた
シリカゾルに対して、陽イオン交換樹脂および陰イオン
交換樹脂による脱イオン処理を行なうことによっても調
整できる。
カゾルの加熱処理前に行なってもよい。本発明に係る半
導体装置を製造する際に用いられるシリカ系絶縁膜形成
用塗布液中のイオン濃度は、上記のようにして得られた
シリカゾルに対して、陽イオン交換樹脂および陰イオン
交換樹脂による脱イオン処理を行なうことによっても調
整できる。
【0037】本発明に係る半導体装置を製造する際に用
いられるシリカ系絶縁膜形成用塗布液には、このように
して得られたシリカゾル(A)と、アルコキシシランま
たはその部分加水分解物(B)とを反応して得られた反
応物が含まれている。
いられるシリカ系絶縁膜形成用塗布液には、このように
して得られたシリカゾル(A)と、アルコキシシランま
たはその部分加水分解物(B)とを反応して得られた反
応物が含まれている。
【0038】上記シリカゾル(A)との反応に用いられ
るアルコキシシランは、シリカゾル(A)の原料として
用いたアルコキシシランと同様に一般式Rn Si(O
R’) 4-n (式中、R、R’は炭素数1〜8のアルキル
基、アリール基またはビニル基を表わし、nは0〜3の
整数である。)で示されるアルコキシシランの中から選
択されるが、必ずしもシリカゾル(A)の原料として用
いたアルコキシシランと同一である必要はない。
るアルコキシシランは、シリカゾル(A)の原料として
用いたアルコキシシランと同様に一般式Rn Si(O
R’) 4-n (式中、R、R’は炭素数1〜8のアルキル
基、アリール基またはビニル基を表わし、nは0〜3の
整数である。)で示されるアルコキシシランの中から選
択されるが、必ずしもシリカゾル(A)の原料として用
いたアルコキシシランと同一である必要はない。
【0039】シリカゾル(A)とアルコキシシランまた
はその部分加水分解物(B)との反応過程では、シリカ
ゾル中でシリカ粒子の成長あるいは新たなシリカ粒子の
生成は起こらず、シリカゾル(A)中に含まれているシ
リカ粒子の表面で、このシリカ粒子と新たなアルコキシ
シランまたはその部分加水分解物(B)との結合反応が
起こり、その結果、本発明の目的にかなったシリカ系絶
縁膜を有する半導体装置を製造する際に好適に用いられ
る塗布液が得られる。
はその部分加水分解物(B)との反応過程では、シリカ
ゾル中でシリカ粒子の成長あるいは新たなシリカ粒子の
生成は起こらず、シリカゾル(A)中に含まれているシ
リカ粒子の表面で、このシリカ粒子と新たなアルコキシ
シランまたはその部分加水分解物(B)との結合反応が
起こり、その結果、本発明の目的にかなったシリカ系絶
縁膜を有する半導体装置を製造する際に好適に用いられ
る塗布液が得られる。
【0040】このようなシリカ系絶縁膜形成用塗布液の
絶縁膜形成成分としては、シリカゾル(A)とアルコキ
シシランとの反応物を用いることができるが、シリカゾ
ル(A)とアルコキシシランの部分加水分解物との反応
物を用いることが好ましい。このようにシリカゾル
(A)とアルコキシシランの部分加水分解物とを混合し
て反応させると、ゾルの凝集によるゲル化が起こり難く
なる傾向がある。
絶縁膜形成成分としては、シリカゾル(A)とアルコキ
シシランとの反応物を用いることができるが、シリカゾ
ル(A)とアルコキシシランの部分加水分解物との反応
物を用いることが好ましい。このようにシリカゾル
(A)とアルコキシシランの部分加水分解物とを混合し
て反応させると、ゾルの凝集によるゲル化が起こり難く
なる傾向がある。
【0041】アルコキシシランの部分加水分解を行なう
際には、通常、水、有機溶媒、酸またはアルカリ触媒が
用いられる。有機溶媒およびアルカリ触媒としては、前
述したものが挙げられる。また、酸触媒としては、具体
的には、塩酸、硝酸、硫酸などの無機酸、酢酸、シュウ
酸などの有機酸、あるいは金属石鹸などのような水溶液
中で酸性を示す化合物が用いられる。
際には、通常、水、有機溶媒、酸またはアルカリ触媒が
用いられる。有機溶媒およびアルカリ触媒としては、前
述したものが挙げられる。また、酸触媒としては、具体
的には、塩酸、硝酸、硫酸などの無機酸、酢酸、シュウ
酸などの有機酸、あるいは金属石鹸などのような水溶液
中で酸性を示す化合物が用いられる。
【0042】アルコキシシランの部分加水分解に用いら
れる水の量は、通常、アルコキシシランに含まれるSi
−OR基1モル当り0.1〜2モル、好ましくは0.5
〜2モルである。アルコキシシランの部分加水分解を行
なう際に酸触媒を用いる場合には、反応液のpHが、通
常、0〜6、好ましくは1〜3となるような量で、また
アルカリ触媒を用いる場合には、反応液のpHが、通
常、7〜10、好ましくは7〜8となるような量で用い
られる。
れる水の量は、通常、アルコキシシランに含まれるSi
−OR基1モル当り0.1〜2モル、好ましくは0.5
〜2モルである。アルコキシシランの部分加水分解を行
なう際に酸触媒を用いる場合には、反応液のpHが、通
常、0〜6、好ましくは1〜3となるような量で、また
アルカリ触媒を用いる場合には、反応液のpHが、通
常、7〜10、好ましくは7〜8となるような量で用い
られる。
【0043】上記のような条件で得られるアルコキシシ
ラン部分加水分解物の分子量は、ポリスチレン換算分子
量で約100〜10,000、好ましくは500〜5,
000であることが望ましい。
ラン部分加水分解物の分子量は、ポリスチレン換算分子
量で約100〜10,000、好ましくは500〜5,
000であることが望ましい。
【0044】アルコキシシランの部分加水分解物は、上
記方法で得られるが、次のような方法によっても得るこ
とができる。 1)一般式R1 n Si(OR2 )4-n (式中、R1 は炭
素数1〜8のアルキル基、アリール基またはビニル基を
表わし、R2 は炭素数1〜4のアルキル基、アリール基
またはビニル基を表わし、nは0〜3の整数である。)
で示されるアルコキシシランの1種または2種以上を、
有機溶媒、水およびアルカリ触媒の存在下で部分加水分
解し、次いで得られた部分加水分解物を、水および酸触
媒の存在下でさらに部分加水分解する方法(特開平3−
54279号)。
記方法で得られるが、次のような方法によっても得るこ
とができる。 1)一般式R1 n Si(OR2 )4-n (式中、R1 は炭
素数1〜8のアルキル基、アリール基またはビニル基を
表わし、R2 は炭素数1〜4のアルキル基、アリール基
またはビニル基を表わし、nは0〜3の整数である。)
で示されるアルコキシシランの1種または2種以上を、
有機溶媒、水およびアルカリ触媒の存在下で部分加水分
解し、次いで得られた部分加水分解物を、水および酸触
媒の存在下でさらに部分加水分解する方法(特開平3−
54279号)。
【0045】2)一般式R1 n Si(OR2 )4-n (式
中、R1 は炭素数1〜8のアルキル基、アリール基また
はビニル基を表わし、R2 は炭素数1〜4のアルキル
基、アリール基またはビニル基を表わし、nは0〜3の
整数である。)で示されるアルコキシシランの1種また
は2種以上を、有機溶媒、水および酸触媒の存在下で部
分加水分解し、次いで得られた部分加水分解物をアルカ
リと接触させ、こうして得られた液を必要に応じて酸を
加えて酸性にする方法(特開平3−115379号)。
中、R1 は炭素数1〜8のアルキル基、アリール基また
はビニル基を表わし、R2 は炭素数1〜4のアルキル
基、アリール基またはビニル基を表わし、nは0〜3の
整数である。)で示されるアルコキシシランの1種また
は2種以上を、有機溶媒、水および酸触媒の存在下で部
分加水分解し、次いで得られた部分加水分解物をアルカ
リと接触させ、こうして得られた液を必要に応じて酸を
加えて酸性にする方法(特開平3−115379号)。
【0046】上記方法において用いられる有機溶媒、酸
触媒およびアルカリ触媒としては、前述したものが挙げ
られる。本発明に係る半導体装置を製造する際に用いら
れるシリカ系絶縁膜形成用塗布液中のイオン濃度は、上
記のようにして得られたアルコキシシランの部分加水分
解物を含む液に対して、陽イオン交換樹脂および陰イオ
ン交換樹脂による脱イオン処理を行なうことによっても
調整できる。
触媒およびアルカリ触媒としては、前述したものが挙げ
られる。本発明に係る半導体装置を製造する際に用いら
れるシリカ系絶縁膜形成用塗布液中のイオン濃度は、上
記のようにして得られたアルコキシシランの部分加水分
解物を含む液に対して、陽イオン交換樹脂および陰イオ
ン交換樹脂による脱イオン処理を行なうことによっても
調整できる。
【0047】本発明に係る半導体装置を製造する際に用
いられるシリカ系絶縁膜形成用塗布液中には、上記のよ
うなシリカゾル(A)と、アルコキシシランまたはその
部分加水分解物(B)とを、シリカゾル(A)中に含ま
れているシリカ粒子のSiO2 換算重量(WA )/アル
コキシシランまたはその部分加水分解物(B)のSiO
2 換算重量(WB )が0.1〜10.0、好ましくは
0.25〜4.0となるような重量比で混合して含有し
ていることが好ましい。
いられるシリカ系絶縁膜形成用塗布液中には、上記のよ
うなシリカゾル(A)と、アルコキシシランまたはその
部分加水分解物(B)とを、シリカゾル(A)中に含ま
れているシリカ粒子のSiO2 換算重量(WA )/アル
コキシシランまたはその部分加水分解物(B)のSiO
2 換算重量(WB )が0.1〜10.0、好ましくは
0.25〜4.0となるような重量比で混合して含有し
ていることが好ましい。
【0048】重量比(WA /WB )が10.0を超える
と、このようなシリカゾル(A)と、アルコキシシラン
またはその部分加水分解物(B)との反応物を含む塗布
液から形成された被膜は、耐熱性および耐湿性に優れる
ものの、膜厚が厚くなるとクラックが発生し易くなる傾
向があり、他方、重量比(WA /WB )が0.1未満で
は、同被膜の耐熱性および耐湿性が劣悪になる傾向があ
る。
と、このようなシリカゾル(A)と、アルコキシシラン
またはその部分加水分解物(B)との反応物を含む塗布
液から形成された被膜は、耐熱性および耐湿性に優れる
ものの、膜厚が厚くなるとクラックが発生し易くなる傾
向があり、他方、重量比(WA /WB )が0.1未満で
は、同被膜の耐熱性および耐湿性が劣悪になる傾向があ
る。
【0049】上記のようなシリカゾル(A)と、アルコ
キシシランまたはその部分加水分解物(B)とを混合し
た後、約100℃以下、好ましくは80℃以下の温度
で、通常、0.5〜5時間、好ましくは1〜3時間の加
熱処理が行なわれ、これにより本発明に係る半導体装置
を製造する際に用いられるシリカ系絶縁膜形成用塗布液
が得られる。なお、この加熱処理の下限温度は特に限定
されないが、低温になる程反応時間が長くなり、生産性
が低下する傾向がある。他方、100℃を超えると、ア
ルコキシシランの加水分解反応が進行し過ぎるため好ま
しくない。
キシシランまたはその部分加水分解物(B)とを混合し
た後、約100℃以下、好ましくは80℃以下の温度
で、通常、0.5〜5時間、好ましくは1〜3時間の加
熱処理が行なわれ、これにより本発明に係る半導体装置
を製造する際に用いられるシリカ系絶縁膜形成用塗布液
が得られる。なお、この加熱処理の下限温度は特に限定
されないが、低温になる程反応時間が長くなり、生産性
が低下する傾向がある。他方、100℃を超えると、ア
ルコキシシランの加水分解反応が進行し過ぎるため好ま
しくない。
【0050】次いで、このようにして得られたシリカ系
絶縁膜形成用塗布液に陽イオン交換樹脂および陰イオン
交換樹脂による脱イオン処理を行ない、塗布液中のイオ
ン濃度が規定値以下にされる。なお、上記のようにシリ
カゾル(A)およびアルコキシシランの部分加水分解物
(B)を含む液に陽イオン交換樹脂および陰イオン交換
樹脂による脱イオン処理が予め行なわれていて、これら
を用いて得られた塗布液のイオン濃度が規定値以下であ
れば、改めて得られた塗布液に上記のような脱イオン処
理を行なう必要はない。
絶縁膜形成用塗布液に陽イオン交換樹脂および陰イオン
交換樹脂による脱イオン処理を行ない、塗布液中のイオ
ン濃度が規定値以下にされる。なお、上記のようにシリ
カゾル(A)およびアルコキシシランの部分加水分解物
(B)を含む液に陽イオン交換樹脂および陰イオン交換
樹脂による脱イオン処理が予め行なわれていて、これら
を用いて得られた塗布液のイオン濃度が規定値以下であ
れば、改めて得られた塗布液に上記のような脱イオン処
理を行なう必要はない。
【0051】半導体装置の製造 本発明に係る半導体装置は、1)まず、上記のようにし
て得られたシリカ系絶縁膜形成用塗布液を、シリコン基
板上、多層配線構造を有する半導体集積回路の配線層
間、半導体装置に搭載された素子表面またはPN接合部
位の表面等のような半導体装置の所定面に、スプレー
法、スピンコート法、ディップコート法、ロールコート
法、スクリーン印刷法、転写印刷法などの方法で塗布す
る工程(1)、および2)次いで、このようにして半導
体装置の所定面に形成された塗膜を300〜900℃、
好ましくは450〜800℃の温度に加熱する工程
(2)を含んで製造される。
て得られたシリカ系絶縁膜形成用塗布液を、シリコン基
板上、多層配線構造を有する半導体集積回路の配線層
間、半導体装置に搭載された素子表面またはPN接合部
位の表面等のような半導体装置の所定面に、スプレー
法、スピンコート法、ディップコート法、ロールコート
法、スクリーン印刷法、転写印刷法などの方法で塗布す
る工程(1)、および2)次いで、このようにして半導
体装置の所定面に形成された塗膜を300〜900℃、
好ましくは450〜800℃の温度に加熱する工程
(2)を含んで製造される。
【0052】上記工程(1)および(2)により、所定
面にシリカ系絶縁膜が形成された半導体装置が得られ
る。半導体装置 本発明に係る半導体装置は、シリコン基板上、多層配線
構造を有する半導体集積回路の配線層間、半導体装置に
搭載された素子表面またはPN接合部位の表面等のよう
な半導体装置の所定面に、上記のようにして形成された
シリカ系絶縁膜を有している。
面にシリカ系絶縁膜が形成された半導体装置が得られ
る。半導体装置 本発明に係る半導体装置は、シリコン基板上、多層配線
構造を有する半導体集積回路の配線層間、半導体装置に
搭載された素子表面またはPN接合部位の表面等のよう
な半導体装置の所定面に、上記のようにして形成された
シリカ系絶縁膜を有している。
【0053】このようにして半導体装置に形成されたシ
リカ系絶縁膜の膜厚は、シリカ系絶縁膜が形成されてい
る半導体装置中の位置によって異なり、たとえば、シリ
カ系絶縁膜がシリコン基板上に形成されている場合に
は、通常、1000〜2500オングストローム程度で
あり、シリカ系絶縁膜が多層配線構造を有する半導体集
積回路の配線層間に形成されている場合には、約500
0オングストローム以上であることが必要な場合があ
る。
リカ系絶縁膜の膜厚は、シリカ系絶縁膜が形成されてい
る半導体装置中の位置によって異なり、たとえば、シリ
カ系絶縁膜がシリコン基板上に形成されている場合に
は、通常、1000〜2500オングストローム程度で
あり、シリカ系絶縁膜が多層配線構造を有する半導体集
積回路の配線層間に形成されている場合には、約500
0オングストローム以上であることが必要な場合があ
る。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、ボイド、ピンホールな
どがほとんどなく、極めて緻密であって、比誘電率およ
びエッチレートが小さく、しかも成膜時の収縮率が小さ
く、かつ成膜時にヒビ割れが生じることがなく、密着
性、機械的強度、耐薬品性、耐湿性、絶縁性などに優れ
たシリカ系絶縁膜を有する半導体装置が得られる。
どがほとんどなく、極めて緻密であって、比誘電率およ
びエッチレートが小さく、しかも成膜時の収縮率が小さ
く、かつ成膜時にヒビ割れが生じることがなく、密着
性、機械的強度、耐薬品性、耐湿性、絶縁性などに優れ
たシリカ系絶縁膜を有する半導体装置が得られる。
【0055】さらに本発明の顕著な効果として、不要な
寄生容量の発生を危惧することなく、配線多層化、コン
タクトホールの近接を自由に行なうことができ、微細化
かつ信頼性の高い半導体装置の提供が可能になったこと
である。
寄生容量の発生を危惧することなく、配線多層化、コン
タクトホールの近接を自由に行なうことができ、微細化
かつ信頼性の高い半導体装置の提供が可能になったこと
である。
【0056】すなわち、層間絶縁膜として従来平坦性を
確保する目的で用いられていた有機SOG膜は一般に比
誘電率が6程度と非常に高く、多層配線やコンタクトホ
ールを近接させることによる配線間近接により配線層間
に本来不要なキャパシタが寄生してしまいがちであった
のに対して、本発明に係る半導体装置では、その層間絶
縁膜の比誘電率が4.5前後と比較的低く、配線層間が
近接しても寄生容量が小さい。そのために前述の如き微
細化かつ高信頼性の半導体装置が可能になった。
確保する目的で用いられていた有機SOG膜は一般に比
誘電率が6程度と非常に高く、多層配線やコンタクトホ
ールを近接させることによる配線間近接により配線層間
に本来不要なキャパシタが寄生してしまいがちであった
のに対して、本発明に係る半導体装置では、その層間絶
縁膜の比誘電率が4.5前後と比較的低く、配線層間が
近接しても寄生容量が小さい。そのために前述の如き微
細化かつ高信頼性の半導体装置が可能になった。
【0057】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0058】
【実施例1】−シリカゾルの調製− 純水101.5gとメタノール406.1gの混合溶液
にエチルシリケート−28(SiO2 濃度;28重量
%、多摩化学工業(株)社製)110.4gを加えた
後、この液を加熱して液の温度を65℃に保持しなが
ら、5%アンモニア水89.5gを3時間かけて添加
し、これにより液中にシリカ粒子を生成させた。添加終
了後の液をさらに同様の温度で1時間保持し、液中のシ
リカ粒子を熟成させた。次いでこのシリカ粒子を含む液
から、限外ろ過により液中に含まれている未反応のエチ
ルシリケート、メタノールおよびアンモニアを除去する
と同時に純水を加え、SiO2 濃度が5重量%であり、
平均粒径が100オングストロームのシリカ粒子が分散
したシリカゾルAを得た。
にエチルシリケート−28(SiO2 濃度;28重量
%、多摩化学工業(株)社製)110.4gを加えた
後、この液を加熱して液の温度を65℃に保持しなが
ら、5%アンモニア水89.5gを3時間かけて添加
し、これにより液中にシリカ粒子を生成させた。添加終
了後の液をさらに同様の温度で1時間保持し、液中のシ
リカ粒子を熟成させた。次いでこのシリカ粒子を含む液
から、限外ろ過により液中に含まれている未反応のエチ
ルシリケート、メタノールおよびアンモニアを除去する
と同時に純水を加え、SiO2 濃度が5重量%であり、
平均粒径が100オングストロームのシリカ粒子が分散
したシリカゾルAを得た。
【0059】−アルコキシシラン部分加水分解物の調製
− 357.1gの前記エチルシリケート−28、エタノー
ル402.9gおよび純水240.0gの混合溶液に濃
硝酸を添加して、混合溶液のpHを1.5に調節した。
この混合溶液を50℃で1時間加熱することによりアル
コキシシラン部分加水分解物aを得た。
− 357.1gの前記エチルシリケート−28、エタノー
ル402.9gおよび純水240.0gの混合溶液に濃
硝酸を添加して、混合溶液のpHを1.5に調節した。
この混合溶液を50℃で1時間加熱することによりアル
コキシシラン部分加水分解物aを得た。
【0060】−塗布液の調製− 上記のようにして得られたシリカゾルAとアルコキシシ
ラン部分加水分解物aとを、固形分重量比で7/3の割
合で混合した後、50℃で1時間加熱してシリカゾルと
アルコキシシラン部分加水分解物との反応を行なっ
た。。次いで、この反応物を含む液を、陽イオン交換樹
脂と陰イオン交換樹脂との等量混合樹脂(AG501、
バイオラド社製)を充填したカラムに通して脱イオン処
理を行なった。
ラン部分加水分解物aとを、固形分重量比で7/3の割
合で混合した後、50℃で1時間加熱してシリカゾルと
アルコキシシラン部分加水分解物との反応を行なっ
た。。次いで、この反応物を含む液を、陽イオン交換樹
脂と陰イオン交換樹脂との等量混合樹脂(AG501、
バイオラド社製)を充填したカラムに通して脱イオン処
理を行なった。
【0061】次いでこの液に含まれている水およびアル
コールを、ロータリーエバポレータで留去した後、プロ
ピレングリコールモノプロピルエーテルで置換し、Si
O2濃度が20重量%である塗布液Iを得た。
コールを、ロータリーエバポレータで留去した後、プロ
ピレングリコールモノプロピルエーテルで置換し、Si
O2濃度が20重量%である塗布液Iを得た。
【0062】−シリカ系絶縁膜形成用塗布液および半導
体装置の評価− このようにして得られた塗布液のイオン濃度を測定する
とともに、この塗布液をシリコンウェハー上にスピナー
法で塗布し、150℃で5分間乾燥させた後、窒素雰囲
気中、450℃で30分間焼成して膜厚が5000オン
グストロームのシリカ系絶縁膜を形成し、次の評価を行
なった。
体装置の評価− このようにして得られた塗布液のイオン濃度を測定する
とともに、この塗布液をシリコンウェハー上にスピナー
法で塗布し、150℃で5分間乾燥させた後、窒素雰囲
気中、450℃で30分間焼成して膜厚が5000オン
グストロームのシリカ系絶縁膜を形成し、次の評価を行
なった。
【0063】(1)クラックの有無; 目視観察により
クラックの有無を判定した。 (2)エッチレート ; 純水1リットルにHF 5ミ
リリットルを溶解したHF水溶液中に上記シリカ系絶縁
膜付シリコンウェハーを5分間浸漬した前後の膜厚を測
定し、この前後の膜厚差を浸漬時間で割った値をエッチ
レートとした。
クラックの有無を判定した。 (2)エッチレート ; 純水1リットルにHF 5ミ
リリットルを溶解したHF水溶液中に上記シリカ系絶縁
膜付シリコンウェハーを5分間浸漬した前後の膜厚を測
定し、この前後の膜厚差を浸漬時間で割った値をエッチ
レートとした。
【0064】(3)比誘電率 ; 上記シリカ系絶
縁膜付シリコンウェハーのシリカ系絶縁膜上にアルミニ
ウム膜を蒸着法により形成し、このアルミニウム膜を測
定電極としてインピーダンスアナライザーで比誘電率を
測定した。
縁膜付シリコンウェハーのシリカ系絶縁膜上にアルミニ
ウム膜を蒸着法により形成し、このアルミニウム膜を測
定電極としてインピーダンスアナライザーで比誘電率を
測定した。
【0065】上記塗布液Iのイオン濃度、および上記シ
リカ系絶縁膜の評価結果を表1に示す。
リカ系絶縁膜の評価結果を表1に示す。
【0066】
【実施例2】−シリカゾルの調製− 純水203.0gとメタノール812.2gの混合溶液
にメチルシリケート−51(SiO2 濃度;51重量
%、多摩化学工業(株)社製)121.6gを加えた
後、この液を加熱して液の温度を45℃に保持しなが
ら、5%アンモニア水150gを5時間かけて添加し、
これにより液中にシリカ粒子を生成させた。添加終了後
の液をさらに同様の温度で1時間保持し、液中のシリカ
粒子を熟成させた。次いでこのシリカ粒子を含む液から
限外ろ過により液中に含まれている未反応のエチルシリ
ケート、メタノールおよびアンモニアを除去すると同時
に純水を加え、SiO2 濃度が5重量%であり、平均粒
径が110オングストロームのシリカ粒子が分散したシ
リカゾルBを得た。
にメチルシリケート−51(SiO2 濃度;51重量
%、多摩化学工業(株)社製)121.6gを加えた
後、この液を加熱して液の温度を45℃に保持しなが
ら、5%アンモニア水150gを5時間かけて添加し、
これにより液中にシリカ粒子を生成させた。添加終了後
の液をさらに同様の温度で1時間保持し、液中のシリカ
粒子を熟成させた。次いでこのシリカ粒子を含む液から
限外ろ過により液中に含まれている未反応のエチルシリ
ケート、メタノールおよびアンモニアを除去すると同時
に純水を加え、SiO2 濃度が5重量%であり、平均粒
径が110オングストロームのシリカ粒子が分散したシ
リカゾルBを得た。
【0067】−アルコキシシラン部分加水分解物の調製
− 196.1gのメチルシリケート−51、エタノール6
83.9gおよび純水120.0gの混合溶液に1%ア
ンモニア水を添加して、混合溶液のpHを8.0に調節
した。この混合溶液を50℃で1時間加熱してメチルシ
リケートの加水分解を行なった後、濃硝酸でpHを2.
5に調整し、さらに50℃で30分間加熱することによ
りアルコキシシラン部分加水分解物bを得た。
− 196.1gのメチルシリケート−51、エタノール6
83.9gおよび純水120.0gの混合溶液に1%ア
ンモニア水を添加して、混合溶液のpHを8.0に調節
した。この混合溶液を50℃で1時間加熱してメチルシ
リケートの加水分解を行なった後、濃硝酸でpHを2.
5に調整し、さらに50℃で30分間加熱することによ
りアルコキシシラン部分加水分解物bを得た。
【0068】−塗布液の調製− 上記のようにして得られたシリカゾルBとアルコキシシ
ラン部分加水分解物bとを固形分重量比で1/1の割合
で混合した以外は、実施例1と同様にしてシリカゾルと
アルコキシシラン部分加水分解物との反応、得られた反
応物を含む液の脱イオン処理および溶媒置換を順次行な
い、SiO2 濃度が20重量%である塗布液IIを得た。
ラン部分加水分解物bとを固形分重量比で1/1の割合
で混合した以外は、実施例1と同様にしてシリカゾルと
アルコキシシラン部分加水分解物との反応、得られた反
応物を含む液の脱イオン処理および溶媒置換を順次行な
い、SiO2 濃度が20重量%である塗布液IIを得た。
【0069】−シリカ系絶縁膜形成用塗布液および半導
体装置の評価− 上記のようにして得られた塗布液IIのイオン濃度を実施
例1と同様に測定し、さらに実施例1と同様にして半導
体装置評価用試料を作成し、得られた試料を用いて半導
体装置の評価を行なった。
体装置の評価− 上記のようにして得られた塗布液IIのイオン濃度を実施
例1と同様に測定し、さらに実施例1と同様にして半導
体装置評価用試料を作成し、得られた試料を用いて半導
体装置の評価を行なった。
【0070】結果を表1に示す。
【0071】
【実施例3】−シリカゾルの調製− 実施例1で得られたシリカゾルAに実施例1の塗布液と
同様にして脱イオン処理を行ない、シリカゾルCを得
た。
同様にして脱イオン処理を行ない、シリカゾルCを得
た。
【0072】−アルコキシシラン部分加水分解物の調製
− 実施例2で得られたアルコキシシラン部分加水分解物b
を含む液に実施例1の塗布液と同様にして脱イオン処理
を行ない、アルコキシシラン部分加水分解物cを得た。
− 実施例2で得られたアルコキシシラン部分加水分解物b
を含む液に実施例1の塗布液と同様にして脱イオン処理
を行ない、アルコキシシラン部分加水分解物cを得た。
【0073】−塗布液の調製− 上記のようにして得られたシリカゾルCとアルコキシシ
ラン部分加水分解物cとを固形分重量比で3/7の割合
で混合し、実施例1と同様の条件で反応させた。次い
で、この反応物を含む液に実施例1と同様の脱イオン処
理を行なった後、この液に含まれている水およびアルコ
ールを、ロータリーエバポレータで留去した後、乳酸エ
チルで置換し、SiO2 濃度が20重量%である塗布液
IIIを得た。
ラン部分加水分解物cとを固形分重量比で3/7の割合
で混合し、実施例1と同様の条件で反応させた。次い
で、この反応物を含む液に実施例1と同様の脱イオン処
理を行なった後、この液に含まれている水およびアルコ
ールを、ロータリーエバポレータで留去した後、乳酸エ
チルで置換し、SiO2 濃度が20重量%である塗布液
IIIを得た。
【0074】−シリカ系絶縁膜形成用塗布液および半導
体装置の評価− 上記のようにして得られた塗布液IIIのイオン濃度を実
施例1と同様に測定し、さらに実施例1と同様にして半
導体装置評価用試料を作成し、得られた試料を用いて半
導体装置の評価を行なった。
体装置の評価− 上記のようにして得られた塗布液IIIのイオン濃度を実
施例1と同様に測定し、さらに実施例1と同様にして半
導体装置評価用試料を作成し、得られた試料を用いて半
導体装置の評価を行なった。
【0075】結果を表1に示す。
【0076】
【実施例4】−シリカゾルの調製− 純水139.1gとメタノール169.9gの混合溶液
を60℃に加熱保持しながら、この混合溶液に、前記エ
チルシリケート−28の水/メタノール混合溶液(エチ
ルシリケート;532.5g、水/メタノール混合溶
媒;2450g、水/メタノールの重量比;1/4)2
982.5gと0.25%アンモニア水596.4gと
を同時に52時間かけて添加し、これにより混合溶液中
にシリカ粒子を生成させた。添加終了後の液をさらに同
様の温度で3時間保持し、液中のシリカ粒子を熟成させ
た。次いでこのシリカ粒子を含む液から限外ろ過により
液中に含まれている未反応のエチルシリケート、メタノ
ールおよびアンモニアを除去すると同時に純水を加え、
SiO2 濃度が10重量%であり、平均粒径が250オ
ングストロームのシリカ粒子が分散したシリカゾルDを
得た。
を60℃に加熱保持しながら、この混合溶液に、前記エ
チルシリケート−28の水/メタノール混合溶液(エチ
ルシリケート;532.5g、水/メタノール混合溶
媒;2450g、水/メタノールの重量比;1/4)2
982.5gと0.25%アンモニア水596.4gと
を同時に52時間かけて添加し、これにより混合溶液中
にシリカ粒子を生成させた。添加終了後の液をさらに同
様の温度で3時間保持し、液中のシリカ粒子を熟成させ
た。次いでこのシリカ粒子を含む液から限外ろ過により
液中に含まれている未反応のエチルシリケート、メタノ
ールおよびアンモニアを除去すると同時に純水を加え、
SiO2 濃度が10重量%であり、平均粒径が250オ
ングストロームのシリカ粒子が分散したシリカゾルDを
得た。
【0077】−アルコキシシラン部分加水分解物の調製
− メチルトリメトキシシラン454.5g、エタノール1
85.5gおよび純水360.0gの混合溶液に濃硝酸
を添加して、混合溶液のpHを1.0に調節した。この
混合溶液を50℃で2時間加熱することによりアルコキ
シシランの部分加水分解を行ない、次いでこの液に1%
アンモニア水を添加してpHを7.0に調整した後、こ
の液を50℃で2時間加熱することによりアルコキシシ
ラン部分加水分解物dを得た。
− メチルトリメトキシシラン454.5g、エタノール1
85.5gおよび純水360.0gの混合溶液に濃硝酸
を添加して、混合溶液のpHを1.0に調節した。この
混合溶液を50℃で2時間加熱することによりアルコキ
シシランの部分加水分解を行ない、次いでこの液に1%
アンモニア水を添加してpHを7.0に調整した後、こ
の液を50℃で2時間加熱することによりアルコキシシ
ラン部分加水分解物dを得た。
【0078】−塗布液の調製− 上記のようにして得られたシリカゾルDとアルコキシシ
ラン部分加水分解物dとを固形分重量比で7/3の割合
で混合し、実施例3と同様にしてシリカゾルとアルコキ
シシラン部分加水分解物との反応、得られた反応物を含
む液の脱イオン処理および溶媒置換を順次行ない、Si
O2 濃度が20重量%である塗布液IVを得た。
ラン部分加水分解物dとを固形分重量比で7/3の割合
で混合し、実施例3と同様にしてシリカゾルとアルコキ
シシラン部分加水分解物との反応、得られた反応物を含
む液の脱イオン処理および溶媒置換を順次行ない、Si
O2 濃度が20重量%である塗布液IVを得た。
【0079】−シリカ系絶縁膜形成用塗布液および半導
体装置の評価− 上記のようにして得られた塗布液IVのイオン濃度を実施
例1と同様に測定し、さらに実施例1と同様にして半導
体装置評価用試料を作成し、得られた試料を用いて半導
体装置の評価を行なった。
体装置の評価− 上記のようにして得られた塗布液IVのイオン濃度を実施
例1と同様に測定し、さらに実施例1と同様にして半導
体装置評価用試料を作成し、得られた試料を用いて半導
体装置の評価を行なった。
【0080】結果を表1に示す。
【0081】
【実施例5】−シリカゾルの調製− エチルシリケト−28に代えてメチルトリメトキシシラ
ン169.4gとエチルシリケト−28 266.3g
を用いた以外は実施例4と同様にしてシリカゾルを調製
し、SiO2 濃度が10重量%であり、平均粒径が25
0オングストロームのシリカ粒子が分散したシリカゾル
Eを得た。
ン169.4gとエチルシリケト−28 266.3g
を用いた以外は実施例4と同様にしてシリカゾルを調製
し、SiO2 濃度が10重量%であり、平均粒径が25
0オングストロームのシリカ粒子が分散したシリカゾル
Eを得た。
【0082】−アルコキシシラン部分加水分解物の調製
− メチルトリメトキシシラン227.3g、エチルシリケ
ト−28 357.1g、エタノール175.0gおよ
び純水240.0gの混合溶液に1%アンモニア水を添
加して、混合溶液のpHを8.5に調節した。この混合
溶液を50℃で2時間加熱することによりアルコキシシ
ランの部分加水分解を行ない、次いでこの液に95%酢
酸水溶液を添加してpHを4に調整した後、この液を5
0℃で5時間加熱することによりアルコキシシラン部分
加水分解物eを得た。
− メチルトリメトキシシラン227.3g、エチルシリケ
ト−28 357.1g、エタノール175.0gおよ
び純水240.0gの混合溶液に1%アンモニア水を添
加して、混合溶液のpHを8.5に調節した。この混合
溶液を50℃で2時間加熱することによりアルコキシシ
ランの部分加水分解を行ない、次いでこの液に95%酢
酸水溶液を添加してpHを4に調整した後、この液を5
0℃で5時間加熱することによりアルコキシシラン部分
加水分解物eを得た。
【0083】−塗布液の調製− 上記のようにして得られたシリカゾルEとアルコキシシ
ラン部分加水分解物eとを固形分重量比で4/1の割合
で混合した以外は実施例3と同様にしてシリカゾルとア
ルコキシシラン部分加水分解物との反応、得られた反応
物を含む液の脱イオン処理および溶媒置換を順次行な
い、SiO2 濃度が20重量%である塗布液Vを得た。
ラン部分加水分解物eとを固形分重量比で4/1の割合
で混合した以外は実施例3と同様にしてシリカゾルとア
ルコキシシラン部分加水分解物との反応、得られた反応
物を含む液の脱イオン処理および溶媒置換を順次行な
い、SiO2 濃度が20重量%である塗布液Vを得た。
【0084】−シリカ系絶縁膜形成用塗布液および半導
体装置の評価− 上記のようにして得られた塗布液Vのイオン濃度を実施
例1と同様に測定し、さらに実施例1と同様にして半導
体装置評価用試料を作成し、得られた試料を用いて半導
体装置の評価を行なった。
体装置の評価− 上記のようにして得られた塗布液Vのイオン濃度を実施
例1と同様に測定し、さらに実施例1と同様にして半導
体装置評価用試料を作成し、得られた試料を用いて半導
体装置の評価を行なった。
【0085】結果を表1に示す。
【0086】
【比較例1〜4】塗布液の脱イオン処理を行なわない以
外はそれぞれ実施例1、2、4、5と同様にして塗布液
i〜ivを調製し、得られた塗布液のイオン濃度を実施例
1と同様に測定し、さらに実施例1と同様にして半導体
装置評価用試料を作成し、得られた試料を用いて半導体
装置の評価を行なった。
外はそれぞれ実施例1、2、4、5と同様にして塗布液
i〜ivを調製し、得られた塗布液のイオン濃度を実施例
1と同様に測定し、さらに実施例1と同様にして半導体
装置評価用試料を作成し、得られた試料を用いて半導体
装置の評価を行なった。
【0087】結果を表1に示す。
【0088】
【表1】
【0089】
【実施例6】1μmのライン アンド スペースピッチ
のアルミニウム配線が施された半導体基板上に実施例1
で得られた塗布液Iをスピンコート法で塗布し、得られ
た塗膜付半導体基板を150℃で5分間乾燥し、次いで
窒素雰囲気下で400℃で30分間加熱することにより
上記アルミニウム配線上にシリカ系絶縁膜を形成した。
得られたシリカ系絶縁膜の膜厚は5000オングストロ
ームであった。
のアルミニウム配線が施された半導体基板上に実施例1
で得られた塗布液Iをスピンコート法で塗布し、得られ
た塗膜付半導体基板を150℃で5分間乾燥し、次いで
窒素雰囲気下で400℃で30分間加熱することにより
上記アルミニウム配線上にシリカ系絶縁膜を形成した。
得られたシリカ系絶縁膜の膜厚は5000オングストロ
ームであった。
【0090】さらにこのシリカ系絶縁膜上に厚さ300
0オングストロームのSiO2 膜をCVD法により設
け、層間絶縁膜を形成した。この層間絶縁膜に、RIE
ドライエッチング法で0.6μm角のコンタクトホール
を設けた後に2層目のアルミニウム配線を蒸着法により
形成し、2層アルミニウム配線素子を作成した。
0オングストロームのSiO2 膜をCVD法により設
け、層間絶縁膜を形成した。この層間絶縁膜に、RIE
ドライエッチング法で0.6μm角のコンタクトホール
を設けた後に2層目のアルミニウム配線を蒸着法により
形成し、2層アルミニウム配線素子を作成した。
【0091】このようにして得られた2層アルミニウム
配線素子の層間絶縁膜につき、平坦性、クラック発生の
有無を測定した。なお、層間絶縁膜の平坦性Fは、次式
で算出した。
配線素子の層間絶縁膜につき、平坦性、クラック発生の
有無を測定した。なお、層間絶縁膜の平坦性Fは、次式
で算出した。
【0092】F=1−(b/a) (式中、a、bは,図1に示された値を示す。)図1
は、層間絶縁膜1の断面を示し、符号2は半導体基板を
表わし、この半導体基板2上にはアルミニウム配線層3
が形成され、アルミニウム配線層3を覆って半導体基板
2上に層間絶縁膜1が形成されている様子を示してい
る。
は、層間絶縁膜1の断面を示し、符号2は半導体基板を
表わし、この半導体基板2上にはアルミニウム配線層3
が形成され、アルミニウム配線層3を覆って半導体基板
2上に層間絶縁膜1が形成されている様子を示してい
る。
【0093】図1中、符号aは、半導体基板2面を基準
として測定した層間絶縁膜1の凸部高さを示し、符号b
は、層間絶縁膜2の凹凸ギャップを示している。上記測
定結果を表2に示す。
として測定した層間絶縁膜1の凸部高さを示し、符号b
は、層間絶縁膜2の凹凸ギャップを示している。上記測
定結果を表2に示す。
【0094】
【実施例7〜10、比較例5〜8】実施例2〜5で得ら
れた塗布液II〜V、比較例1〜4で得られた塗布液i〜
ivを用いた以外は実施例6と同様にして半導体装置評価
用試料を作成し、得られた試料を用いて半導体装置の評
価を行なった。
れた塗布液II〜V、比較例1〜4で得られた塗布液i〜
ivを用いた以外は実施例6と同様にして半導体装置評価
用試料を作成し、得られた試料を用いて半導体装置の評
価を行なった。
【0095】結果を表2に示す。
【0096】
【表2】
【図1】アルミニウム配線層を覆って半導体基板上に形
成された層間絶縁膜を示す断面図
成された層間絶縁膜を示す断面図
1 層間絶縁膜 2 半導体基板 3 アルミニウム配線層 a 凸部高さ b 凹凸ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 申 大 ▲てい▼ 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 原 田 秀 樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式Rn Si(OR’)4-n (式中、
R、R’は炭素数1〜8のアルキル基、アリール基また
はビニル基を表わし、nは0〜3の整数である。)で示
されるアルコキシシランを加水分解重縮合して得られる
シリカゾル(A)と、 前記アルコキシシランまたはその部分加水分解物(B)
との反応物を含むシリカ系絶縁膜形成用塗布液であっ
て、 該塗布液中のイオン濃度が1.0ミリモル/リットル以
下である絶縁膜形成用塗布液から形成されたシリカ系絶
縁膜を有することを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5211699A JPH0766188A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5211699A JPH0766188A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0766188A true JPH0766188A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16610131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5211699A Pending JPH0766188A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0766188A (ja) |
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO1998021750A1 (fr) * | 1996-11-11 | 1998-05-22 | Catalysts & Chemicals Industries Co., Ltd. | Procede d'aplanissement d'un substrat, et procede de fabrication de substrats recouverts d'un film et de dispositifs a semi-conducteur |
| WO2000012640A1 (fr) * | 1998-09-01 | 2000-03-09 | Catalysts & Chemicals Industries Co., Ltd. | Fluide de revetement pour preparer un film de revetement a base de silice a faible permittivite et substrat avec film de revetement a faible permittivite |
| WO2000018847A1 (en) * | 1998-09-25 | 2000-04-06 | Catalysts & Chemicals Industries Co., Ltd. | Coating fluid for forming low-permittivity silica-based coating film and substrate with low-permittivity coating film |
| JP2001164186A (ja) * | 1999-09-29 | 2001-06-19 | Jsr Corp | 膜形成用組成物、膜の形成方法および絶縁膜 |
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| KR100515584B1 (ko) * | 2002-08-06 | 2005-09-20 | 주식회사 엘지화학 | 유기실리케이트 중합체 및 이를 함유하는 절연막 |
| JP2007138144A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-06-07 | Hitachi Chem Co Ltd | シリカ系被膜形成用組成物 |
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| JP2008170984A (ja) * | 1999-04-12 | 2008-07-24 | Jsr Corp | レジスト下層膜用組成物 |
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-
1993
- 1993-08-26 JP JP5211699A patent/JPH0766188A/ja active Pending
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