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JPH0717745A - ポリビニルアセタ−ル樹脂組成物及びそれを用いた合わせガラス用中間膜 - Google Patents

ポリビニルアセタ−ル樹脂組成物及びそれを用いた合わせガラス用中間膜

Info

Publication number
JPH0717745A
JPH0717745A JP5164464A JP16446493A JPH0717745A JP H0717745 A JPH0717745 A JP H0717745A JP 5164464 A JP5164464 A JP 5164464A JP 16446493 A JP16446493 A JP 16446493A JP H0717745 A JPH0717745 A JP H0717745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyvinyl acetal
acetal resin
laminated glass
caprolactone
poly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5164464A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Ueda
直樹 植田
Hajime Shobi
初 松扉
Akihiko Bando
明彦 坂東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP5164464A priority Critical patent/JPH0717745A/ja
Publication of JPH0717745A publication Critical patent/JPH0717745A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B17/00Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
    • B32B17/06Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
    • B32B17/10Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
    • B32B17/10005Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
    • B32B17/1055Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer
    • B32B17/10761Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer containing vinyl acetal
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    • B32B17/10Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
    • B32B17/10005Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
    • B32B17/1055Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】透明性と成形性に優れたポリビニルアセタ−ル
樹脂組成物とそれを用いた耐衝撃性、ガラスとの接着性
に優れた合わせガラス用中間膜を提供する。 【構成】アセタ−ル化度40〜85モル%のポリビニル
アセタ−ル樹脂55〜95重量部と一般式(1)で示さ
れるポリ(ε−カプロラクトン)45〜5重量部とから
なる樹脂組成物及びアセタ−ル化度50〜85モル%の
ポリビニルアセタ−ル樹脂55〜95重量部と一般式
(1)で示されるポリ(ε−カプロラクトン)45〜5
重量部とからなる合わせガラス用中間膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリビニルアセタ−ル
樹脂組成物及びそれを用いた合わせガラス用中間膜に関
する。
【0002】
【従来の技術】ポリビニルアセタ−ル樹脂は、透明性、
ガラスとの接着性、可塑剤との良好な相溶性を示す材料
である。ポリビニルブチラ−ルは、合わせガラス用中間
膜として、ガラスとガラスとの間に積層され、自動車、
列車、航空機等の風防ガラスとして、また、建築物の窓
ガラスとして使用されている。(特公昭41─1326
7号公報)合わせガラス用中間膜として使用されるポル
ビニルブチラ−ルは、成形性に劣るため、可塑剤によっ
て可塑化されて使用されるが、可塑剤は、長期間の後に
は表面にブリ−ドアウトして透明性の低下接着強度低下
の原因になっていた。一方、ポリ(ε−カプロラクト
ン)は、ポリビニルホルマ−ルやポリビニルブチラルと
の相溶性のある材料として知られていたが、その実用性
については何ら研究はなされていなかった。(「実用・
生分解性プラスチック」1992年6月CMC社発行)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の欠点に
鑑み、その目的とするところは、ポリビニルアセタ−ル
樹脂の特性である透明性を損なうことなく高い強度と生
分解性を有し、且つ、優れた成形性を有するポリビニル
アセタ−ル樹脂組成物を提供し、更に、該組成物を用い
た、ガラスとの接着性及び成形性に優れ、且つ,透明性
及び耐衝撃性に優れた合わせガラスを得ることができる
合わせガラス用中間膜を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明で使用されるポリ
ビニルアセタ−ル樹脂は、例えば、ポリビニルアルコ−
ルをアルデヒド化合物でアセタ−ル化することによって
得られ、通常、主鎖のエチレン基にアセタ−ル基と水酸
基とアセチル基を有する。上記アルデヒド化合物として
は、特に制限はないが、その炭素数は、大きくなるとポ
リビニルアセタ−ルの力学特性が低下して得られる合わ
せガラスの耐衝撃性が低下するので11以下が好まし
い。上記アルデヒド化合物は、直鎖状、分岐を有するも
の及び環状のものであってもよく、例えば、ホルムアル
デヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、n
−ブチルアルデヒド、n−バレルアルデヒド、イソブチ
ルアルデヒド、n−ヘキシルアルデヒド、2−エチルブ
チルアルデヒド、n−ヘプチルアルデヒド、n−オクチ
ルアルデヒド、n−ノニルアルデヒド、n−デシルアル
デヒド、ベンズアルデヒド、シンナムア、シクロヘキシ
ルアルデヒド、等が挙げられる。これらは単独で使用さ
れてもよいし、二種類以上が併用されてもよい。
【0005】上記ポリビニルアセタ−ル樹脂のアセタ−
ル化度は、低くなると、得られる組成物の成形性が低下
し、高くなるとポリ(ε−カプロラクトン)との相溶性
が低下し、最終的に得られる合わせガラスの透明性が低
下するので、40〜85モル%であることが好ましく、
より好ましくは50〜75モル%である。
【0006】上記ポリビニルアルコ−ルは、ポリ酢酸ビ
ニルを鹸化することによって得られ、その平均重合度
は、低くなるとポリビニルアセタ−ルの強度が低下し
て、最終的に得られる合わせガラスの耐衝撃性が低下
し、高くなると得られる組成物の成形性が低下するの
で、300〜3000が好しく、より好ましくは100
0〜2000である。
【0007】一般式(1)で表されるポリ(ε−カプロ
ラクトン)の平均重合度は、低くなるとポリビニルアセ
タ−ル樹脂との相溶性が低下して、得られる組成物より
ブリ−ドアウトするし、高くなると得られる組成物の成
形性が低下するので10〜2000である。
【0008】
【化2】
【0009】上記ポリ(ε−カプロラクトン)を製造す
る方法としては、例えば、ε−カプロラクトンを高温で
熱重合する方法、Sn又はTiを含む触媒を用いて重合
する方法、低温で、Al、Mg又はZn等のアルコキシ
ドや有機金属触媒を用い重合する方法等が挙げられる。
【0010】上記ポリ(ε−カプロラクトン)の含有量
は、少なくなると、ポリビニルアセタ−ル樹脂に対する
可塑化効果が充分でなく、得られる組成物の成形性が低
下し、多くなると最終的に得られる合わせガラスの透明
性が低下するので、組成物中5〜45重量部が好まし
い。
【0011】本発明の組成物の構成は上述の通りである
が、必要に応じて可塑剤並びに耐侯性向上のために、紫
外線吸収剤及び紫外線安定剤が添加されてもよい。更
に、熱安定性向上のために、酸化防止剤、熱安定剤等が
添加されてもよく、着色剤を添加してもよい
【0012】上記可塑剤としては、例えば、一塩基酸エ
ステル、多塩基酸エステル等の可塑剤や、有機燐酸系可
塑剤、有機亜燐酸系可塑剤が使用されるが好適には、ト
リエチレングリコ−ル−ジ−2−エチルブチレ−ト、ト
リエチレングリコ−ル−ジ−2−エチルヘキソエ−ト、
ジ−ブチルセバケ−ト、ジ−ブチルカルビト−ルアジペ
−ト等が使用される。
【0013】上記紫外線吸収剤としては、有効な吸収紫
外線波長が300〜340nmのものが挙げられ、例え
ば、ベンゾトリア−ル系、ベンゾフェノン系やシアノア
クリレ−ト系が好適に使用される。ベンゾトリアゾ−ル
系紫外線吸収剤としては、例えば、2−(2’−ヒドロ
キシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2
−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾ−ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t
−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾ
トリアゾ−ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−
ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−
(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェ
ニル)5−クロロベンゾトリアゾ−ル、2−(2’−ヒ
ドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミノフェニル)ベン
ゾトリアゾ−ル、2−〔2’−ヒドロキシ−3’−
(3”,4”,5”,6”−テトラヒドロフタルイミド
メチル)−5’−メチルフェニル〕ベンゾトリアゾ−ル
等が挙げられる。
【0014】ベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、
例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ
シ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−
4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒド
ロオキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジ
−ヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルフォベンゾフ
ェノン等が挙げられる。
【0015】シアノアクリレ−ト系紫外線吸収剤として
は、例えば、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,
3’−ジフェニルアクリレ−ト、エチル−2−シアノ−
3,3’−ジフェニルアクリレ−ト等が挙げられる。
【0016】紫外線に対する安定剤としては、例えば、
ヒンダ−ドアミン系や金属錯塩系の紫外線安定剤が好適
に用いられる。ヒンダ−ドアミン系の紫外線安定剤とし
ては、例えば、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)セバケ−ト、下記の商品名で市販され
てい化合物が等が挙げられる。商品名;SanolLS
−770、Sanol LS−765、Sanol L
S−2626:Chimassob−944LD、Th
inuvin−662、Thinuvin−622L
D、Mark LA−57、Mark LA−77、M
ark LA−62、Mark LA−67、Mark
LA−63、Mark LA−68、Mark LA
−82、Mark LA−87、GoodriteUV
−3040等が挙げられる。
【0017】金属錯塩系紫外線安定剤としては、例え
ば、ニッケル〔2,2’チオビス(4−t−オクチル)
フェノレ−ト〕ノルマルブチルアミン、ニッケルジブチ
ルジチオカルバメ−ト、ニッケルビス〔o−エチル3,
5(ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)〕フォ
スフェ−ト、コバルトジシクロヘキシルジチオフォスフ
ェ−ト、〔1−フェニル,3−メチル,4−デカノニ
ル,ピラゾレ−ト(5)2〕ニッケル等が挙げられる。
【0018】上記紫外線吸収剤及び耐紫外線安定剤の添
加量は、添加量が少ないと紫外線による劣化防止効果が
少ないので、多いと得られる合わせガラスの透明性が低
下するためポリビニルアセタ−ル樹脂とポリ(ε−カプ
ロラクトン)の合計重量に対して、0.01〜5.0重
量部添加されることが好ましく、より好ましくは、0.
3〜3.0重量部である。
【0019】上記酸化防止剤としては、フェノ−ル系、
硫黄系、燐系のもの等が使用でき例えば、2,6−ジ−
t−ブチル−p−クレゾ−ル(BHT)、ブチル化ヒド
ロキシアニゾ−ル(BHA)、2,6−ジ−t−ブチル
−4−エチルフェノ−ル、ステアリル−β−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
−ト、2,2’−メチレン−ビス−(4−エチル−6−
ブチルフェノ−ル)、2、2’−メチレン−ビス−(4
−メチル−6−t−ブチルフェノ−ル)、4,4’−チ
オビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノ−ル)、
4,4’−ブチリデン−ビス−(3−メチル−6−t−
ブチルフェノ−ル)、1,1,3−トリス−(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタ
ン、テトラキス〔メチレン−3−(3’,5’ジ−t−
ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト〕
メタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6,トリス
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼン、ビス〔3,3’−ビス−(4’−ヒドロ
キシ−3’−t−ブチルフェニル)ブチリックアシッ
ド〕グリコ−ルエステル等が好適に添加される。
【0020】酸化防止剤の添加量は、が少ないと合わせ
ガラス用中間膜を成形する時充分な酸化防止効果が得ら
れず、多いと得られる合わせガラスの透明性が低下する
ので、ポリビニルアセタ−ル樹脂とポリ(ε−カプロラ
クトン)の合計重量に対して0.01〜3重量部添加さ
れることが好ましく、より好ましくは、0.2〜1.5
重量部である。
【0021】酸化防止剤はポリビニルアセタ−ル樹脂の
製造時、又は必要に応じて添加される可塑剤を添加する
時に添加されることが好ましい。
【0022】上記合わせガラス用中間膜には、更に熱安
定剤及び中間膜とガラスとの接着性を調整するための添
加剤を添加されることが好ましい。熱安定剤としては、
界面活性剤等で、例えば、ラウリル硫酸ナリウム、アル
キルベンゼンスルフォン酸等である。
【0023】上記熱安定剤は、ポリビニルアセタ−ル樹
脂の製造時、又は必要に応じて添加される可塑剤が添加
される時に添加されることが好ましい。
【0024】上記ガラスとの接着性を調整するための添
加剤としては、カルボン酸金属塩が用いられ、例えば、
オクチル酸、ヘキシル酸、酢酸、蟻酸等のカリウム塩、
ナトリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等が挙げ
られる。
【0025】上記ガラスとの接着性を調整するための添
加剤は、アセタ−ル樹脂の製造時、又はポリビニルアセ
タ−ル樹脂と必要に応じて添加される可塑剤が添加され
る時に添加されることが好ましい。
【0026】本発明のポリビニルアセタ−ル樹脂とポリ
(ε−カプロラクトン)からなる組成物を製造する方法
としては、加熱して溶融して混合する方法や溶剤に溶解
して溶液とし混合したあと溶剤を蒸発除去する方法等が
ある。溶融混合するための装置としては、プラストミ
ル、加圧ニ−ダ−、バンバリ−ミキサ−、押し出し混練
機等が挙げられる。
【0027】溶融混合は、ポリ(ε−カプロラクトン)
の融点以上で、且つ、ポリビニルアセタ−ル樹脂が熱分
解しない温度である220℃以下であることが好まし
い。特に、100℃〜200℃の温度で良好な組成物が
得られる。
【0028】溶剤に溶解して混合する方法としては、ポ
リビニルアセタ−ル樹脂とポリ(ε−カプロラクトン)
の共通溶剤に溶解して混合する方法が好ましいが、両者
をそれぞれ異なる溶剤に溶解して混合する方法も支障な
く使用できる。ポリビニルアセタ−ル樹脂を溶解させる
溶剤としては、例えば、メタノ−ル、エタノ−ル、n−
プロパノ−ル等のアルコ−ル類、メチルセルソルブ、エ
チルセルソルブ、ブチルセルソルブ等のセルソルブ類、
ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチレンクロライ
ド、クロロホルム、ピリジン、ジメチルスルフォオキシ
ド、酢酸等が挙げられる。これらの溶剤は、単独で用い
られてもよいし、混合して使用されてもよい。
【0029】溶剤に溶解して混合する方法で、特に好ま
しい方法はポリビニルアセタ−ル樹脂をエタノ−ルとト
ルエンの容積比が1:1の混合溶剤に溶解し、10重量
%溶液とし、これとポリ(ε−カプロラクトン)をトル
エンに溶解し、10重量%溶液としたものとを混合し、
次いで溶剤を蒸発除去する方法が挙げられる。
【0030】本発明2のポリビニルアセタ−ル樹脂のア
セタ−ル化度は、低くなると得られる合わせガラス用中
間膜の成形が困難になり、高くなるとポリ(ε−カプロ
ラクトン)との相溶性が低下し、得られる合わせガラス
の透明性が低下するので、50〜85モル%が好まし
く、より好ましくは、60〜75モル%である。上記ポ
リビニルアセタ−ル樹脂中のアセチル基含有量は、特に
限定されるものではないが、主鎖の全エチレン基に対す
るアセチル基の結合しているエチレン基のモル%で30
モル%以下が好ましい。
【0031】本発明2の合わせガラス用中間膜は、前記
ポリビニルアセタ−ル樹脂とポリ(ε−カプロラクト
ン)とから構成されるが、ポリ(ε−カプロラクトン)
の含有量は、少ないと得られる合わせガラスの低温の耐
貫通性が低下するため、また、多くなると得られる合わ
せガラスに要求される高度の透明性が満足されないの
で、10〜40重量部が好ましい。
【0032】本発明2の合わせガラス用中間膜は、必要
に応じて従来から用いられてる可塑剤、耐侯性向上のた
めの紫外線吸収剤、紫外線に対する安定性及び熱安定性
向上のために酸化防止剤を添加することが好ましい。
【0033】本発明の合わせガラス用中間膜の製造方法
としては、例えば、ロ−ルミル等の混練機を使用してポ
リビニルアセタ−ル樹脂及びポリ(ε−カプロラクト
ン)を溶融混練し、次いで、カレンダ−ロ−ル製膜法、
押し出し製膜法又はインフレ−ション製膜法で製造する
方法が挙げられる。
【0034】本発明の合わせガラス用中間膜の厚さは、
薄くなると合わせガラスの耐衝撃強度が低下するので、
厚くなると合わせガラスの透明性が低下するので0.1
〜2.0mmが好ましく、より好ましくは0.2〜1.
6mmである。
【0035】本発明の合わせガラス用中間膜を用いて、
合わせガラスを製造する方法としては、通常の合わせガ
ラスの製造に用いられている方法が使用でき、例えば、
合わせガラス用中間膜を2枚のガラスで挟み、熱プレス
で加熱、加圧し製造する方法や合わせガラス用中間膜を
2枚のガラスで挟み、真空バッグに入れ、脱気し、脱気
状態を保持したまま、一定時間加熱する方法が挙げられ
る。
【0036】上記合わせガラスを製造する時、例えば、
金属、ガラス以外の無機材料の剛性体;ポリカ−ボネ−
ト等の有機ガラス;ポリエステルフィルム、ポリウレタ
ンフィルム等の剛性の低い高分子フィルム又は紙等と積
層して多層型としてもよい。
【0037】上記多層型の合わせガラスの層構成として
は、例えば、 (1)ガラス/中間膜/高分子フィルム (2)ガラス/中間膜/高分子フィルム/中間膜/ガラ
ス (3)ガラス/中間膜/有機ガラス (4)ガラス/中間膜/金属板/中間膜/ガラス (5)ガラス/中間膜/紙/中間膜/ガラス が挙げられる。
【0038】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。「部」と
あるのは「重量部」を意味する。
【0039】実施例1 (1)ポリビニルアセタ−ル樹脂の製造 攪拌機付き反応器に、純水を2910部投入し、90℃
に加熱した後平均重合度1700の高鹸化99.1モル
%のポリビニルアルコ−ルを190部加え、溶解して温
度を一定に調整し、35重量%の塩酸201部とn−ブ
チルアルデヒド124部を加え、一定時間反応させポリ
ビニルアセタ−ル樹脂の白色粉末を得た。得られた樹脂
のエチレン基に結合しているアセチル基は0.9モル%
でアセタ−ル化度は66.3モル%であった。
【0040】(2)ポリビニルアセタ−ル樹脂組成物の
製造及びそれを用いたシ−トの製造 ラボプラストミル(東洋精機社製)にポリ(ε−カプロ
ラクトン)(ダイセル社製、商品名;PLACCELH
5)を10部を供給し、2分間160℃で溶融混合後、
上記(1)で得られたポリビニルアセタ−ル樹脂を40
重量部投入し、更に5分間溶融混合して組成物を得た。
次いで、得られた組成物をプレス成形機を使用して16
0℃、200kg/cm2 で20分間プレス成形し厚さ
0.4mmのシ−トを得た。 実施例2〜5 アルデヒド化合物として、実施例2ではn−アルデヒ
ド、実施例3ではn−ヘキシルアルデヒド、実施例4で
はn−アセトアルデヒド、実施例5ではn−オクチルア
ルデヒドを使用した以外は、実施例1と同様にして、表
1に示すアセタ−ル化度のポリビニルアセタ−ル樹脂を
得た。
【0041】次いで,表1に示した所定量のポリビニル
アセタ−ル樹脂及びポリ(ε−カプロラクトン)をラボ
プラストミルへ供給し、実施例1と同様の方法で組成物
及びシ−トを製造した。
【0042】
【表1】
【0043】比較例1〜3 表2に示した所定量のポリビニルアセタ−ル樹脂及びポ
リ(ε−カプロラクトン)をラボプラストミルへ供給
し、実施例1と同様の方法で組成物及びシ−トを製造し
た。
【0044】
【表2】
【0045】比較例4 比較例4では、実施例1において、ポリ(ε−カプロラ
クトン)にかえて可塑剤としてトリエチレングリコ−ル
−ジ−2−エチルブチレ−ト40部を使用した以外は実
施例1と同様の方法で組成物及びシ−トを製造した。
【0046】比較例5 ポリ(ε−カプロラクトン)のみを使用した以外は、実
施例1と同様の方法で組成物及びシ−トを製造した。
【0047】実施例6 (1)中間膜の製造 ラボプラストミル(東洋精機社製)にポリ(ε−カプロ
ラクトン)(ダイセル社製、商品名;PLACCELH
5)を10部を供給し、2分間160℃で溶融混合後、
上記実施例1の(1)に示す方法で得られたポリビニル
アセタ−ル樹脂を40重量部投入し、更に5分間溶融混
合して組成物を得た。次いで、得られた組成物をプレス
成形機を使用して160℃、200kg/cm2 で20
分間プレス成形し厚さ0.4mmのシ−トを得た。 (2)合わせガラスの製造 上記(1)製造されたシ−トを予め洗浄乾燥された厚さ
3mmの2枚のフロ−トガラスの間に挟み積層したもの
を、ゴムバッグに入れ10torrの真空度で20分間
脱気した後と、脱気状態を保持したままオ−ブンに移し
100℃に30分間保持して合わせガラスを製造した。 実施例7〜10 アルデヒド化合物として、実施例6、7及び9ではn−
ブチルアルデヒド、実施例8ではn−ヘキシルアルデヒ
ド、実施例10ではn−オクチルアルデヒドを用いて、
実施例1の製造条件を変更して、表3に示すアセタ−ル
化度になるようにした以外は実施例1と同様の方法でポ
リビニルアセタ−ル樹脂を製造した。次いで、ラボプラ
ストミルを使用しポリビニルアセタ−ル樹脂とポリ(ε
−カプロラクトン)の投入量を変更して表3の重量部に
なるようにした以外は、実施例1と同様の方法で組成物
及びシ−トを製造した。
【0048】
【表3】
【0049】得られたシ−トから実施例6と同様の方法
で合わせガラスを製造した。
【0050】比較例6〜10 アルデヒド化合物として、比較例6、9及び10ではn
−ブチルアルデヒド、比較例7ではn−ヘキシルアルデ
ヒド、比較例8ではn−オクチルアルデヒドを使用し
て、実施例1のポリビニルアセタ−ル樹脂の製造と同様
の方法で、ポリビニルアセタ−ル樹脂を製造した。次い
で、ラボプラストミルを使用して表4に示す部数になる
ようにポリビニルアセタ−ル樹脂とポリ(ε−カプロラ
クトン)のラボプラストミルへの投入量を変更して、実
施例1と同様の方法で、組成物とシ−トを製造した。
【0051】
【表4】
【0052】得られたシ−トから実施例6と同様の方法
で合わせガラスを製造した。
【0053】比較例11 実施例1のポリ(ε−カプロラクトン)に変えて可塑剤
としてトリエチレングリコ−ル−ジ−2−エチルブチレ
−トを使用し、ポリビニルアセタ−ル樹脂100部に対
して40部になるようにラボプラストミルへ投入した以
外は実施例1と同様の方法で組成物とシ−トを得た。
【0054】得られたシ−トから実施例6と同様の方法
で合わせガラスを製造した。
【0055】比較例12 ポリ(ε−カプロラクトン)のみを使用した以外は実施
例1と同様にして組成物とシ−トを製造した。
【0056】得られたシ−トから実施例6と同様の方法
で合わせガラスを製造した。
【0057】実施例1〜5及び比較例1〜5で得られた
シ−トに対して、透明性試験、引っ張り強度試験、成形
性試験、可塑剤移行試験、生分解性試験を実施して評価
した結果を表5に示す
【0058】
【表5】
【0059】透明性試験 積分式濁度計(東京電色社製)を用いて、JIS K
671「航空機用メタクリル樹脂板」の平行光線透過率
と曇価の項に準拠して厚み0.4mmの試料で全光線透
過率と曇価を測定した。
【0060】引っ張り強度試験 引っ張り試験機を使用してJIS K 7127「プラ
スチックフィルム及びシ−トの引っ張り試験」に準拠し
て23℃湿度50%の条件下で試験を行い、最大荷重を
測定した。
【0061】可塑剤移行試験、 アセタ−ル化度66.3モル%のポリブチラ−ル樹脂シ
−ト(厚み0.4mm)を10cm角に切断したもの
と、実施例1〜5及び比較例1〜5で得られたシ−トか
ら同じ大きさの試験シ−トを作成し、重ね合わせ100
g/cm2 の圧縮応力を加え23℃で1か月間その状態
を保持した後それぞれのシ−トの重量を測定して、可塑
剤の移行量を評価した。
【0062】成形性試験 ラボプラストミルを使用し160℃にジャケット温度を
設定しロ−タ−の回転数を30RPMとし、溶融混合を
行った。溶融混合が可能であったものを○、粉体のまま
で溶融混合が不可能であったものを×、として評価し
た。
【0063】生分解性試験 10cm角で厚み0.4mmのシ−トを堆肥混合土中に
埋め立て6か月後に掘り出して外観を目視観察し、次の
3段階で評価した。 A:分解されていない。 B:亀裂及び穴がみられ、少し分解している。 C:破片の残存がわずかに確認できる程度で殆どシ−ト
の形状が留められていない。
【0064】実施例6〜10及び比較例6〜12で得ら
れた合わせガラスについて、透明性試験、耐衝撃性試
験、可塑剤移行試験及び生分解性試験を実施して性能を
評価した。結果を表6に示す。
【0065】
【表6】
【0066】耐衝撃試験 JIS R 3205に準拠し実施した。すなわち温度
23℃、湿度50%で4時間保持した合わせガラスを支
持枠で垂直に保持し、重量45kg、最大径75mmの
加撃体を30cmの高さから振り子式に合わせガラスの
中心に落下させた。破壊部に直径75mmの球が自由通
過できる開口を生じた場合を×、生じなっかた場合を
○、として示した。なお試験はn=4で行った。
【0067】
【発明の効果】本発明の特定のポリビニルアセタ−ル樹
脂は、ポリ(ε−カプロラクトン)に特定量混合するこ
とによって、透明性、ガラスとの接着性、耐衝撃性等の
力学特性及び成形性に優れた組成物を得ることが出来
る。また、本発明の組成物は、可塑剤を含有していない
ため、低分子量の可塑剤の移行のおそれもなく、ポリ
(ε−カプロラクトン)を含有しているため、生分解性
に優れている。このような特徴を有するため、合わせガ
ラス用中間膜をはじめとしてセラミックス、磁器テ−プ
バインダ−、ウォシャ−プライマ−、塗料、包装資材等
透明成形材料として利用できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリビニルアセタ−ル樹脂55〜95重量
    部と、一般式(1)で表されるポリ(ε−カプロラクト
    ン)45〜5重量部からなるポリビニルアセタ−ル樹脂
    組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】請求項1記載のポリビニルアセタ−ル樹脂
    組成物からなる合わせガラス用中間膜。
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