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JPH0698738A - 食品用保存剤 - Google Patents

食品用保存剤

Info

Publication number
JPH0698738A
JPH0698738A JP4045026A JP4502692A JPH0698738A JP H0698738 A JPH0698738 A JP H0698738A JP 4045026 A JP4045026 A JP 4045026A JP 4502692 A JP4502692 A JP 4502692A JP H0698738 A JPH0698738 A JP H0698738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
extract
antibacterial
preservative
food
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4045026A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiaki Arai
千秋 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asama Chemical Co Ltd
Original Assignee
Asama Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asama Chemical Co Ltd filed Critical Asama Chemical Co Ltd
Priority to JP4045026A priority Critical patent/JPH0698738A/ja
Publication of JPH0698738A publication Critical patent/JPH0698738A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ホップから抽出した抗菌性画分単体では、抗菌
スペクトルがせまく、食品用保存剤としては不十分であ
った。他の特定物質を併用することで、相乗的な抗菌力
の上昇と抗菌スペクトルを拡大することにより、このよ
うな問題を解決し、食品の味覚、風味に悪影響を与えな
い食品用保存剤を提供する。 【構成】ホップから水やアルコール等の溶媒で抽出した
抗菌性画分とソルビン酸、酢酸、ナトリウム、グリシ
ン、ポリリジン等の他の特定物質を併用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品用保存剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ホッ
プ(学名:Humulus luplus L.)の毬
花は古くからビール製造に用いられ、ビールに特有な苦
味と香りなどを与えるとともに、タンパク質を沈殿させ
て濁りをおさえ、泡立ちをよくするほかビールの腐敗を
防いでいる。ホップの雌花は多数集まって松かさ状の毬
花になっており成熟すると、すべての雌花の基部にルプ
リン(lupulin)と呼ぶ顆粒を生じ、この中に苦
味質や芳香のもとである精油が含まれる。苦味のもとと
なるのはフムロン(humulone)などのα酸とい
う一群の化合物である。このフムロン類の抗菌性に関す
る研究は古くから行われており、Houghらは、グラ
ム陽性菌に対して強く特異的に成育を阻止するが、グラ
ム陰性菌やビール発酵に寄与する酵母などには抗菌性を
示さないと報告している。(Hough,J.S.:
J.Inst.Browy.,63,331(195
7).)また、西山らはホップの劣化による微生物成育
阻害性への影響を調べている。これによると、ホップの
劣化にともない乳酸菌に対する抗菌性は弱まるが、
cetobacter sp.、Pseudomona
sp.、大腸菌および酵母に対しては逆に抗菌性が
増加し、この酵母に対する抗菌性の増加はポリフェノー
ルに起因していると述べている。(西山隆造,小崎道
雄:J.Antibact.Antifung.Age
nts,19,217(1991).)
【0003】一方、本発明者らは、これまで食品用保存
剤の素材を日常食品として摂取しているものの中から探
索してきた。これまで開発された天然物質たとえば、化
学合成品以外の保存料であるポリリジン、プロタミンや
リゾチーム、甘草抽出抗菌物質などは、ある種の菌に対
しては、きわめて強い抗菌性を示すが、抗菌スペクトル
がせまいために食品の保存剤としては十分でない。ま
た、これらの物質は、高価であるため、保存性を十分に
満足させるため多量に添加することは、対象食品のコス
トアップをきたし、好ましくない。
【0004】一方、上記以外にも香辛料など食品として
古くから摂取されているものの中に抗菌性を示す物質が
含まれていることが数多く研究されているが、食品用保
存剤としての条件を十分に満足させるものはない。
【0005】本発明者らは上述のホップについても食品
用保存剤として利用するため種々の実験を行った。しか
し、ホップの毬花より、冷水、熱水あるいは、アルコー
ル、エーテル、アセトン、ヘキサン等の有機溶媒あるい
は水酸化アルカリ、炭酸アンモニウム、リン酸ナトリウ
ムなどのアルカリ性水溶液で抽出した抽出物は、抗菌ス
ペクトルがせまく、そのままでは食品用保存剤として汎
用性がない。また、本ホップ抽出物中のすべての抗菌性
物質を明らかにしてはいないが、この中には前述のフム
ロン類やポリフェノール類を多く含んでいると考えられ
る。従って、ホップ抽出物の食品への添加量が多けれ
ば、食品の味や香りなどに悪影響を及ぼすこととなる。
しかし、本発明者らは、これらの欠点を克服すべく、さ
らに鋭意研究した結果、驚くベきことに、このホップ抽
出物にソルビン酸、安息香酸およびその塩類、酢酸、フ
マル酸、アジピン酸などの有機酸およびその塩類、グリ
シン、低級脂肪酸エステル、シュガーエステル、ビタミ
ンBエステル、重合リン酸塩、エタノール、ポリリジ
ン、プロタミン、リゾチーム、甘草抽出抗菌物質、唐辛
子抽出物、ペクチン分解物、マンゴスチン果皮抽出物、
ワサビ抽出物、キトサン、フィチン酸と併用すること
で、抗菌スペクトルを広げるのみならず、予想以上に著
しく強い抗菌性を発揮する作用があることが判明した。
これらの抗菌性向上の機構について本発明者らはいまだ
解明していないが、これらの抗菌性向上は、実験結果に
より明らかである。そして、さらに食品用保存剤として
の実用化を鋭意検討した結果、本発明の完成に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の食品用保
存剤は、上記問題点を解決するための手段として、ホッ
プ抽出物と他の特定物質群より選ばれた1種または2種
以上とを併用したものであり、抗菌スペクトルを広げ、
そして、抗菌作用を相乗的に大きくし、食品の風味に与
える影響を可及的に少なくした、きわめて優れたもので
ある。
【0007】本発明に用いられるホップ抽出物の原料で
あるホップ(Humulus lupulus L.)
は、雌雄異株のクワ科に属する植物であり、雌株のみが
栽培されている。用いられる毬花の形や大きさ、数など
は品種によって異なっているが、本発明に用いられるホ
ップ抽出物にはいずれの品種も用いることができる。ま
た、最近ではホップ毬花を低温下で粉砕後、小指の先ほ
どの大きさに成形したペレットの形のもの(以下、ホッ
プペレットとする)があるが、本発明に用いられるホッ
プ抽出物はこれも用いることができる。さらに、これら
を同時に用いることもできる。
【0008】そして、本発明に用いられるホップ抽出物
とは、これらを冷水、熱水あるいはアルコール、エーテ
ル、アセトン、ヘキサン等の有機溶媒あるいは水酸化ア
ルカリ、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、リン酸ナ
トリウム等のアルカリ性水溶液で抽出したフムロン類や
ポリフェノール類など抗菌性物質を含む画分のすべてを
いい、いかなる方法を用いて抽出したものでも使用でき
る。
【0009】ホップ抽出物は通常、乾燥し、粉末化して
用いるが、抽出方法によっては、そのまま用いることも
できる。
【0010】次に、上記ホップ抽出物と組み合わせて用
いられる特定物質群について述べる。
【0011】ソルビン酸または安息香酸の塩としては、
ナトリウム塩またはカリウム塩が好ましい。
【0012】酢酸、フマル酸、アジピン酸などの有機酸
およびその塩類やグリシンは、食品に添加できるグレー
ドのものであれば良い。
【0013】低級脂肪酸エステルとしては、例えばカプ
ロン酸、カプリル酸、ラウリン酸等と、グリセリンとの
エステルを用いることができる。
【0014】また、シュガーエステルは食品添加物とし
て許可されているものであればいずれも使用できる。
【0015】ビタミンBエステルとしては、ビタミン
硫酸塩、例えばラウリル硫酸塩、セチル硫酸塩等が
挙げられる。
【0016】重合リン酸塩についてはピロリン酸ナトリ
ウム、メタリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム等
がある。
【0017】ポリリジンは、ストレプトマイセス属に属
するポリリジン生産菌を培養して得られる培養物から分
離採取することができる。
【0018】プロタミンは遊離状態のプロタミン、ある
いはプロタミン硫酸塩、プロタミン塩酸塩などいずれの
形でも用いることができる。
【0019】リゾチームは、通常食品用として市販して
いるものを使用することができる。
【0020】甘草抽出抗菌物質に関しては、特願昭60
−17298号に記載された製造方法を用いて製造した
もの、すなわち甘草から芳香族炭化水素、アセトン、エ
タノールなどで抽出した抗菌物質を使用することができ
る。この甘草抽出抗菌物質の実体は現在のところ不明で
あるが、いわゆる甘味料として用いられるグリチルリチ
ンとは全く別の物質であると考えられる。
【0021】唐辛子抽出物に関しては、特願平2−32
2370号に記載された製造方法を用いて製造したも
の、すなわち唐辛子の果実から水系溶媒により抽出した
水溶性画分を用いることができる。
【0022】ペクチン分解物に関しては、特許第144
7760号に記載された製造方法を用いて製造したも
の、すなわちリンゴ、ブドウ、柑橘類などの果実類や野
菜などのペクチンに酵素、酸、アルカリを作用させ、分
子量600〜5000に分解したものを用いることがで
きる。
【0023】マンゴスチン果皮抽出物に関しては、特願
平3−85697号に記載された製造方法を用いて製造
したもの、すなわちマンゴスチンの果皮からエーテル、
エタノール、アセトン、クロロホルム、酢酸エチルなど
の有機溶媒あるいは、水酸化アルカリ、炭酸ナトリウ
ム、炭酸アンモニウム、リン酸ナトリウムなどのアルカ
リ性水溶液により抽出した抽出物を用いることができ
る。
【0024】ワサビ抽出物に関しては、特願昭60−4
8354号に記載された製造方法を用いて製造したも
の、すなわちホースラディッシュ(別名わさび大根また
は西洋わさび)に含まれる酵素を失活させた状態あるい
は酵素作用を阻害した状態で該ホースラディシュから水
または水と有機溶媒の混合溶媒を用いて抽出し、該抽出
液を100℃以上の温度で加熱して生成させた抗菌性物
質を含む抽出物を用いることができる。
【0025】キトサンは、通常食品用として市販されて
いるもので、遊離の状態のもの、酢酸塩、グルタミン酸
塩など、いずれの形でも用いることができる。
【0026】最後にフィチン酸であるが、これは通常食
品用として市販しているものを用いることができる。
【0027】本発明におけるそれぞれの構成成分の比率
は、ホップ抽出物1重量部に対し、ソルビン酸、安息香
酸およびその塩類は0.001重量部から100重量
部、酢酸、フマル酸、アジピン酸などの有機酸およびそ
の塩類は0.005重量部から500重量部、グリシン
は0.05重量部から500重量部、低級脂肪酸エステ
ルは0.05重量部から200重量部、シュガーエステ
ルは0.05重量部から200重量部、ビタミンB
ステルは0.0005重量部から100重量部、重合リ
ン酸塩は0.01重量部から100重量部、エタノール
は1重量部から1000重量部、ポリリジンは0.00
5重量部から200重量部、プロタミンは0.005重
量部から500重量部、甘草抽出抗菌物質は0.001
重量部から200重量部、唐辛子抽出物は0.001か
ら200重量部、ペクチン分解物は0.005重量部か
ら500重量部、マンゴスチン果皮抽出物は、0.00
1重量部から200重量部、ワサビ抽出物は0.001
重量部から200重量部、キトサンは0.0005重量
部から200重量部、フィチン酸は0.001重量部か
ら500重量部の範囲である。
【0028】また、食品に対する本発明の食品用保存剤
の添加量は、その構成成分の組み合わせにもよるし、ま
たとくに限定されるものではないが、0.01%から5
%の範囲が好ましい。
【0029】本発明食品用保存剤の添加方法に制限はな
く、ホップ抽出物と他の併用物質は一緒に添加しても別
々に添加しても良い。また、本発明の食品用保存剤を水
溶液として用いる場合には、食品に噴霧しても、食品を
水溶液に浸漬しても良い。
【0030】本発明食品用保存剤の添加時期にも特に制
限はなく、食品の製造過程のどの工程において行っても
よく、例えば加工食品であれば、一般に加熱成形した後
の包装前に水溶液を噴霧したり、水溶液に浸漬する方法
により添加する。本発明食品用保存剤による食品の防腐
効果をより有効に発現させるためには、本発明食品用保
存剤を添加後に食品を加熱することが好ましい。加熱温
度は通常の調理、殺菌を目的とする加熱温度またはそれ
以下で良いが、内部温度が50℃以上になるように加熱
することが好ましい。
【0031】本発明の食品用保存剤の対象食品としては
特に限定されるものではないが、例えば穀類、野菜、果
実類、海草類等を主原料とした惣菜類(佃煮等)、漬物
類(浅漬、古漬等)の他、かまぼこ、はんペん、ちく
わ、魚肉ハム等の水産練製品、水産珍味、ソーセージ、
ウィンナーソーセージ、ベーコン、ハンバーグ、ミート
ボール等の畜肉製品、豆腐、豆乳等や缶入りコーヒー等
の飲料である。
【0032】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。
【0033】実施例1 ホップペレット1部に対して、50%エタノールを8部
の割合でこれらを一晩浸浸した。その後、遠心分離し、
残渣を除いた上澄液を濃縮、乾燥してホップ抽出物とし
た。このホップ抽出物を30ppm,50ppm,70
ppm,100ppm,300ppm,500ppm添
加したトリプトソイ寒天培地(pH6.0)に被検菌と
して4種の菌を接種して30℃で72時間培養後、菌の
発育の有無を観察した。結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1に示す試験において用いた菌の種類及
び評価基準は以下の通りである。 1.菌の種類 A:Bacillus subtilis B:Staphylococcus aureus C:Lactobacillus plantarum D:Streptococcus lactis 2.評価基準 +: 菌の発育が認められる。 −: 菌の発育が認められない。
【0036】実施例2 スケソウダラ冷凍すり身2.5kg,食塩75g、味醂
50g、グルタミン酸ナトリウム25g、砂糖25g、
馬鈴薯でんぷん175g及び氷水1kgを配合した基本
組成に、表2に組成を示す保存剤を添加し(基本組成に
対する添加剤の各成分の割合が、表2に示す割合となる
ように添加した。尚、表2中の各成分の割合は重量%で
ある。)、30分擂潰後、塩化ビニリデンフィルム(折
径4〜5mm)に約100gずつ充填し、90℃の熱水
中で30分加熱した後、流水で30分間冷却して得た蒲
鉾を、同様にして製造した保存剤無添加の蒲鉾とともに
保存試験標本とした。保存試験はケーシング蒲鉾を1試
験区当たり10本ずつ25℃の恒温器中で保存し、保存
性を肉眼で観察し、防腐効果を判定した。 0点:変化なし。 0.5点:極めて小さなスポット出現。 1点:コロニー様スポット1個又は部分膨張1個、離水
少し濁る。 2点:コロニー様スポット2個以上又は部分膨張2個以
上、離水濁る。 3点:コロニー様スポット多数又は小さな部分膨張多
数。 4点:部分膨張又は部分軟化。 5点:全体が軟化、膨張。 として評価し、10本の試験標本の各々について評価が
1点に達するまでの日数を求め、その平均を有効保存日
数とした。結果を表3に示す。尚、官能検査の結果、本
発明保存剤を添加した試験区は、対照品を添加した対照
区に比べて味、色、におい等において全く差が認められ
ず、添加による品質上の悪影響は認められなかった。
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】実施例3 強力粉500g、水60ミリリットル及びかん粉5gを
配合した基本組成に、表2に組成を示す保存剤を添加
し、充分混合した後、小型製麺機により麺線を作り、沸
騰水中で4分間ゆであげ、水冷した。水切り後、ポリエ
チレン袋に収納して密封し、1試験区当たり10袋ずつ
を25℃の恒温器中に保存して外観の変化を観察した。 0点:変化無し。 1点:変色、軟化、ネト、カビが1箇所に発生。 2点:変色、軟化、ネト、カビが2箇所に発生又は1箇
所の変敗が広がる。 3点:変色、軟化、ネト、カビが全体の1/2に広が
る。 4点:変色、軟化、ネト、カビが全体の3/4に広が
る。 5点:変色、軟化、ネト、カビが全体に広がる。 として評価し、10袋の試験標本の各々について評価が
1点となるまでの日数を求めその平均を有効保存日数と
した。結果を表4に示す。
【0040】
【表4】
【0041】実施例4 卵黄160g、牛乳1440g、砂糖38g、小麦粉
6.5g,コーンスターチ6.5gを基本組成とし、こ
れに表5に示す保存剤を添加し(表5中の各成分の量
は、基本組成に対する重量%である。)充分に攪拌しな
がら弱火で加熱し総重量の1割を煮つめた。このカスタ
ードクリームを冷却後、カップに充填して、25℃で保
存し外観の変化を観察し、一般生菌数が、1×10
/gに達するまでの日数を有効保存日数とした。結果を
表6に示す。また官能試験を行った結果、本発明保存剤
を添加した試験区は、対照区に比べて味、色、におい、
形態等において全く差が認められず、添加による品質上
の悪影響は認められなかった。
【0042】
【表5】
【0043】
【表6】
【0044】実施例5 合挽き肉1000g、玉葱300g、食塩10g、小麦
粉60g、水50gを配合した基本組成に表5に示す保
存剤を添加し、充分混合した後、成形して25分間蒸し
あげ、冷却した。その後、1試験区当たり10個ずつを
25℃で保存して外観の変化を観察し、有効保存日数を
実施例1と同様の基準で求めた結果を表7に示す。また
本発明保存剤を添加した試験区は、対照区に比ベて味、
色、におい、形態等において全く差が認められず、添加
による品質上の悪影響は認められなかった。
【0045】
【表7】
【0046】実施例6 市販の原豆乳(pH=7.0)40〜50ミリリットル
をガラスビンに分注し、オートクレープ減菌を行った。
表8に示す組成の保存剤の水溶液(豆乳中の各成分の量
が、表8に示す量となるように水溶液を調整した。尚、
表8中の各成分の量は重量%である。)を、ろ過滅菌し
た後、滅菌豆乳に添加混合し、全量を50ミリリットル
とした。次いでバチルス・ズブチリスIAM1069の
胞子懸濁液を豆乳中約10個/ミリリットルとなるよ
うに接種し、90℃の水溶中で40分間加熱した後、水
冷し、25℃で保存して経日的に菌数測定を行った。菌
数が10個/ミリリットルとなるまでの日数を有効保
存日数とした。結果を表9に示す。
【0047】
【表8】
【0048】
【表9】
【0049】実施例7 豚肉及びマトンの挽き肉の等量の混合物6kgに対し、
豚脂15重量%、食塩2.5重量%、重合リン酸塩0.
1重量%、スパイス0.5重量%、亜硝酸ナトリウム7
0ppm及び氷水10重量%を加え、サイレントカッタ
ーで10分間カッティンダした。得られたエマルジョン
肉を手動式スタッファーを用いて約15gずつ羊腸に充
填した。これをスモークハウスで40分間乾燥後、スモ
ーク及び蒸煮を行い、中心部温度が75℃となるように
加熱してウィンナーソーセージを製造した。このウィン
ナーソーセージを一夜冷蔵庫に保管後、表8に示す組成
の保存剤の水溶液(水溶液中の各成分の量が、表8に示
す量となるように水溶液を調整した。)に2分間浸漬
し、水切り風乾後、滅菌シャーレ1枚にウィンナソーセ
ージ2本ずつ入れたものを1試験区10枚用意し、25
℃で保存して外観の変化を観察した。実施例1と同様の
基準によって有効保存日数を求めた。結果を表10に示
す。
【0050】
【表10】
【0051】
【発明の効果】以上発明したように本発明の保存剤を添
加した食品は、保存性を著しく向上することができる。
また本発明の保存剤は、食品本来の味覚、風味、色等を
変化させることがなく、添加による品質上の悪影響がな
い等の優れた食品用保存剤である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホップ(学名:Humulus lupl
    us L.)の毬花から冷水、熱水あるいはアルコー
    ル、エーテル、アセトン、ヘキサン等の有機溶媒あるい
    は、水酸化アルカリ、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウ
    ム、リン酸ナトリウムなどのアルカリ性水溶液で抽出し
    た抽出物とソルビン酸、安息香酸およびその塩類、酢
    酸、フマル酸、アジピン酸などの有機酸およびその塩
    類、グリシン、低級脂肪酸エステル、シュガーエステ
    ル、ビタミンBエステル、重合リン酸塩、エタノー
    ル、ポリリジン、プロタミン、リゾチーム、甘草抽出抗
    菌物質、唐辛子抽出物、ペクチン分解物、マンゴスチン
    果皮抽出物、わさび抽出物、キトサン、フィチン酸から
    成る群より選ばれた1種または2種以上を含有する食品
    用保存剤。
JP4045026A 1992-01-20 1992-01-20 食品用保存剤 Pending JPH0698738A (ja)

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