JPH06703B2 - 抗高血圧剤 - Google Patents
抗高血圧剤Info
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- JPH06703B2 JPH06703B2 JP24495986A JP24495986A JPH06703B2 JP H06703 B2 JPH06703 B2 JP H06703B2 JP 24495986 A JP24495986 A JP 24495986A JP 24495986 A JP24495986 A JP 24495986A JP H06703 B2 JPH06703 B2 JP H06703B2
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- JP
- Japan
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- mannan
- yeast
- blood pressure
- antihypertensive
- administration
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医薬に関し、更に詳しくは抗高血圧剤に関す
る。
る。
現在、日本における死亡率の高い疾病の中で高血圧症又
は高血圧症を基礎疾患とする疾病は極めて多い。そして
高血圧症のうち、原因が不明とされる本態性高血圧症が
全体の約90%を占め、残りの約10%が腎、副腎、神
経系の疾患に伴って起こる二次性高血圧症であるといわ
れている。
は高血圧症を基礎疾患とする疾病は極めて多い。そして
高血圧症のうち、原因が不明とされる本態性高血圧症が
全体の約90%を占め、残りの約10%が腎、副腎、神
経系の疾患に伴って起こる二次性高血圧症であるといわ
れている。
高血圧症の予防と治療は、高血圧症が種々の循環器系疾
患の原因となることから、基礎医学、臨床医学の両面に
おいて重要な研究課題であり、多方面において弛まぬ研
究が進められている。そして数多くの抗高血圧剤が開発
されている。現在上市されている抗高血圧剤は、その作
用機序により次のように大別されている。
患の原因となることから、基礎医学、臨床医学の両面に
おいて重要な研究課題であり、多方面において弛まぬ研
究が進められている。そして数多くの抗高血圧剤が開発
されている。現在上市されている抗高血圧剤は、その作
用機序により次のように大別されている。
腎尿細管のナトリウム再吸収抑制 サイアザイドその他の降圧利尿剤。
ノルアドレナリン貯留抑制 ローウオルフィア・アルカロイド等。
末梢血管拡張作用 ヒドララジン等。
アドレナリンリセプターの刺激 メチルドーパ等 交感神経末梢遮断剤及び交感神経中枢抑制剤 グアネチジン等及びクロニジン等 β−受容体遮断剤 プロプラノール等 その他 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながらこれらの抗高血圧剤は、降圧作用において
優れている反面、数多くの副作用も有している。抗高血
圧剤は、本来比較的長期にわたり連用されるのが一般的
であることから、安全性の高いものであることが要求さ
れている。
優れている反面、数多くの副作用も有している。抗高血
圧剤は、本来比較的長期にわたり連用されるのが一般的
であることから、安全性の高いものであることが要求さ
れている。
これらの現状に鑑み、本発明者らは有効かつ安全性の高
い薬剤を開発すべく鋭意検討した結果、従来より植物、
酵母等に含有されていることが知られているマンナンが
優れた抗高血圧作用を有することを見い出し本発明を完
成した。
い薬剤を開発すべく鋭意検討した結果、従来より植物、
酵母等に含有されていることが知られているマンナンが
優れた抗高血圧作用を有することを見い出し本発明を完
成した。
すなわち、本発明はマンナンを有効成分とする抗高血圧
剤を提供するものである。
剤を提供するものである。
本発明で使用するマンナンとは、マンノースを主な構成
分とする多糖類をいい、例えばその由来、構成等により
分類して示せば以下のものが挙げられる。
分とする多糖類をいい、例えばその由来、構成等により
分類して示せば以下のものが挙げられる。
(1)微生物由来のマンナン サッカロミセス属酵母、赤色酵母(Rhodotorulaglutini
s)等の酵母,ペニシリウム カルレシイ(Penicillium
charlesii)等のカビ,バシラス ポリミキシア(Baci
llus polymyxa)等の細菌等の菌体あるいは培養液から
得られるマンナン。
s)等の酵母,ペニシリウム カルレシイ(Penicillium
charlesii)等のカビ,バシラス ポリミキシア(Baci
llus polymyxa)等の細菌等の菌体あるいは培養液から
得られるマンナン。
(2)植物由来のマンナン ゾウゲヤシマンナンA、ゾウゲヤシマンナンB、紅藻マ
ンナン、緑マンナン、ラン科植物塊根中のサレップマン
ナン、コーヒーマメマンナン、南アフリカ産植物huacra
pona palmマンナン、ツクネイモマンナン、ヤマイモマ
ンナン等。
ンナン、緑マンナン、ラン科植物塊根中のサレップマン
ナン、コーヒーマメマンナン、南アフリカ産植物huacra
pona palmマンナン、ツクネイモマンナン、ヤマイモマ
ンナン等。
(3)グルコマンナン コンニャクイモ、ユリ、スイセン、ヒガンバナ等の地下
茎から得られるマンノースの他にグルコースを含有する
マンナン。
茎から得られるマンノースの他にグルコースを含有する
マンナン。
(4)ガラクトマンナン ローカストビーンガム、ダイズ種皮由来のソイビーンフ
ル、タムソンガム、皮膚糸状菌由来の糸状菌ガラクトマ
ンノグリカン、グアーガム等のマンノースの他にガラク
トースを含有するマンナン。
ル、タムソンガム、皮膚糸状菌由来の糸状菌ガラクトマ
ンノグリカン、グアーガム等のマンノースの他にガラク
トースを含有するマンナン。
(5)その他 キサンタンガム等のマンノース以外に2種以上の糖を含
有するマンナン。
有するマンナン。
これらのマンナン中、(1)微生物由来のマンナンおよび
(2)植物由来のマンナン、就中特に酵母由来のマンナ
ン、すなわち、酵母マンナンが好ましい。
(2)植物由来のマンナン、就中特に酵母由来のマンナ
ン、すなわち、酵母マンナンが好ましい。
酵母マンナンは従来多くの生理活性を有することが報告
されている。すなわち、免疫促進作用(特開昭51-29215
号)、抗腫瘍作用(特開昭54-97692号、同58-121216
号)、抗感染作用(特開昭58-109423号)、インターフ
エロン誘導活性(E.Matisova’et al,Acta.Virol.,1
4,1(1970))、マクロファージ遊走阻止活性(M.Su
zuki&Y.Hayashi,Japan J.Microbiol.,19,355(1975))
などが報告されている。しかしながら、酵母マンナンひ
いてはマンナンの血圧に対する作用は全く知られていな
い。
されている。すなわち、免疫促進作用(特開昭51-29215
号)、抗腫瘍作用(特開昭54-97692号、同58-121216
号)、抗感染作用(特開昭58-109423号)、インターフ
エロン誘導活性(E.Matisova’et al,Acta.Virol.,1
4,1(1970))、マクロファージ遊走阻止活性(M.Su
zuki&Y.Hayashi,Japan J.Microbiol.,19,355(1975))
などが報告されている。しかしながら、酵母マンナンひ
いてはマンナンの血圧に対する作用は全く知られていな
い。
本発明に用いるマンナンは種々の微生物、植物等から自
体公知の方法で採取することができるが、市販のもの
(例えば、シグマ社、東京化成等から入手できる)でも
よい。例えば酵母マンナンは、酵母菌の細胞壁成分とし
て存在するので、培養菌体から抽出することができる。
体公知の方法で採取することができるが、市販のもの
(例えば、シグマ社、東京化成等から入手できる)でも
よい。例えば酵母マンナンは、酵母菌の細胞壁成分とし
て存在するので、培養菌体から抽出することができる。
酵母としては、サッカロミセス属に属する種々の菌株、
例えばサッカロミセス セルビシア(Saccharomyces ce
revisiae)、サッカロミセス ダイレンシス(Saccharo
myces dairensis)、サッカロミセス エクスグス(Sac
charomyces exiguus)、サッカロミセス クルーベリ
(Saccharomyces kluyveri)、
サッカロミセス セルバジイ(Sa-ccharomyces servazz
ii)、サッカロミセス テルリス(Saccharomyces tell
uris)、サッカロミセス ユニスポラス(Saccharomyce
s unisporous)等が挙げられる。これらの酵母を各々の
菌学的性状に合わせた培養条件で培養し、菌体を集めて
培養菌体を得る。
例えばサッカロミセス セルビシア(Saccharomyces ce
revisiae)、サッカロミセス ダイレンシス(Saccharo
myces dairensis)、サッカロミセス エクスグス(Sac
charomyces exiguus)、サッカロミセス クルーベリ
(Saccharomyces kluyveri)、
サッカロミセス セルバジイ(Sa-ccharomyces servazz
ii)、サッカロミセス テルリス(Saccharomyces tell
uris)、サッカロミセス ユニスポラス(Saccharomyce
s unisporous)等が挙げられる。これらの酵母を各々の
菌学的性状に合わせた培養条件で培養し、菌体を集めて
培養菌体を得る。
培養菌体から酵母マンナンを抽出するには、例えば菌体
をオートクレーブ加熱処理して上清(オートクレーブ抽
出液)を得、マンナンが多糖であることからフエーリ
ング試薬を用いて、マンナン−同複合体を形成せしめる
ことにより抽出する方法又は塩酸を利用した除蛋白方
法により実施することができる。また、市販の酵母エキ
ス(例えば、デイフコ社、タケダ薬品工業、大五栄養等
により販売されている)には、酵母マンナンが含有され
ているので、オートクレーブ抽出液の代わりにこれを用
いることもできる。
をオートクレーブ加熱処理して上清(オートクレーブ抽
出液)を得、マンナンが多糖であることからフエーリ
ング試薬を用いて、マンナン−同複合体を形成せしめる
ことにより抽出する方法又は塩酸を利用した除蛋白方
法により実施することができる。また、市販の酵母エキ
ス(例えば、デイフコ社、タケダ薬品工業、大五栄養等
により販売されている)には、酵母マンナンが含有され
ているので、オートクレーブ抽出液の代わりにこれを用
いることもできる。
オートクレーブ抽出液は、Haworthらの方法(J.Chem.So
c.,1937,784)、Peatらの方法(J.Chem.Soc.,1961,386
1)に従い、製造される。すなわち、培養菌体をクエン
酸緩衝液(0.02M,pH7.0)に懸濁し、121℃、90分
間オートクレーブ中で加熱する。冷却後、遠心分離を行
い、上清部を集める。再度沈澱部にクエン酸緩衝液を加
え、同様の操作を行い、得られた上清部を合わせること
により得られる。
c.,1937,784)、Peatらの方法(J.Chem.Soc.,1961,386
1)に従い、製造される。すなわち、培養菌体をクエン
酸緩衝液(0.02M,pH7.0)に懸濁し、121℃、90分
間オートクレーブ中で加熱する。冷却後、遠心分離を行
い、上清部を集める。再度沈澱部にクエン酸緩衝液を加
え、同様の操作を行い、得られた上清部を合わせること
により得られる。
フエーリング試薬を用いる抽出・精製法は、次の如く
して実施される。すなわち、オートクレーブ抽出液又
は、酵母エキスに攪拌しながら同量のフエーリング試薬
を加える。ここでマンナン−銅複合体の沈澱が生じてく
る。沈澱部を希塩酸に溶解し、これをメタノール−酢酸
混液(8:1v/v)中にゆっくりと滴下する。数時間放
置してマンナンの沈澱を集め、銅の色がなくなるまでこ
の操作を繰り返す。沈澱をガラスフィルターで集め、メ
タノール、エーテル等で洗浄し、粗マンナンを得る。グ
ルカンを除くために粗マンナンを水に溶解した後フエー
リング試薬を加え、さらに上記操作を繰り返すことによ
り精製マンナンが得られる。またマンナン−銅複合体の
沈澱を得た後、強酸型イオン交換樹脂、例えばアンバー
ライトIR120、同IR121、同IR118等を用いて脱銅するこ
ともできる。
して実施される。すなわち、オートクレーブ抽出液又
は、酵母エキスに攪拌しながら同量のフエーリング試薬
を加える。ここでマンナン−銅複合体の沈澱が生じてく
る。沈澱部を希塩酸に溶解し、これをメタノール−酢酸
混液(8:1v/v)中にゆっくりと滴下する。数時間放
置してマンナンの沈澱を集め、銅の色がなくなるまでこ
の操作を繰り返す。沈澱をガラスフィルターで集め、メ
タノール、エーテル等で洗浄し、粗マンナンを得る。グ
ルカンを除くために粗マンナンを水に溶解した後フエー
リング試薬を加え、さらに上記操作を繰り返すことによ
り精製マンナンが得られる。またマンナン−銅複合体の
沈澱を得た後、強酸型イオン交換樹脂、例えばアンバー
ライトIR120、同IR121、同IR118等を用いて脱銅するこ
ともできる。
塩酸を利用した除蛋白による抽出・精製法は、次の如く
して実施される。すなわち、オートクレーブ抽出液又は
酵母エキスに3N塩酸を添加し、pHを3.5とした後生ず
る沈澱を除去し、上清部に3倍容の冷却メタノールを加
える。沈澱を集め、水に懸濁し、1N苛性ソーダにてpH
7.0に調整し、不溶物を除去する。この操作を繰り返
し、pH2.5で沈澱が生じないことを確かめ、終濃度0.5N
となるように水酸化カリウムを加え、37℃1〜2時間
放置する。pHを3.5とし、冷メタノールを3倍容加え沈
澱を水に懸濁しpH7.0に調整する。この液をイオン交換
水に対し、一昼夜透析を行う。蛋白、核酸の除去が不完
全な場合には、プロナーゼ(長瀬産業)、リボヌクレア
ーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ(シグマ社)を添加
し、分解後、セバッグ抽出法により酵素蛋白を除去し、
イオン交換水に対し、透析を行う。
して実施される。すなわち、オートクレーブ抽出液又は
酵母エキスに3N塩酸を添加し、pHを3.5とした後生ず
る沈澱を除去し、上清部に3倍容の冷却メタノールを加
える。沈澱を集め、水に懸濁し、1N苛性ソーダにてpH
7.0に調整し、不溶物を除去する。この操作を繰り返
し、pH2.5で沈澱が生じないことを確かめ、終濃度0.5N
となるように水酸化カリウムを加え、37℃1〜2時間
放置する。pHを3.5とし、冷メタノールを3倍容加え沈
澱を水に懸濁しpH7.0に調整する。この液をイオン交換
水に対し、一昼夜透析を行う。蛋白、核酸の除去が不完
全な場合には、プロナーゼ(長瀬産業)、リボヌクレア
ーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ(シグマ社)を添加
し、分解後、セバッグ抽出法により酵素蛋白を除去し、
イオン交換水に対し、透析を行う。
上記方法により抽出されたマンナンは、さらにゲル過
法(バイオゲルP−300、バイオゲルA−0.5m、セ
フアデックスG−200等)や陰イオン交換クロマトグ
ラフィー(DEAE−セファデックスA−50、DEAE−セル
ロース、DEAE−バイオゲル等)等によって分画精製する
ことができる。この精製は例えば、大久保らの方法(J.
Bacteriol.136,63(1978))に従って行なわれる。
法(バイオゲルP−300、バイオゲルA−0.5m、セ
フアデックスG−200等)や陰イオン交換クロマトグ
ラフィー(DEAE−セファデックスA−50、DEAE−セル
ロース、DEAE−バイオゲル等)等によって分画精製する
ことができる。この精製は例えば、大久保らの方法(J.
Bacteriol.136,63(1978))に従って行なわれる。
上記抽出法のうち、銅を用いることが廃液処理等に問題
があるため、塩酸を利用する方法が好ましい。
があるため、塩酸を利用する方法が好ましい。
サッカロミセス セルビシア由来の酵母エキス(ディフ
コ社)より塩酸を利用する方法により得られた酵母マン
ナン(以下、酵母マンナンAと略す)の分析値と、市販
の酵母マンナン(シグマ社、以下酵母マンナンBと略
す)のそれとを表1に示す。
コ社)より塩酸を利用する方法により得られた酵母マン
ナン(以下、酵母マンナンAと略す)の分析値と、市販
の酵母マンナン(シグマ社、以下酵母マンナンBと略
す)のそれとを表1に示す。
表1中、糖はフエノール硫酸法、蛋白はローリー法、リ
ンはAMESらの方法により定量した。
ンはAMESらの方法により定量した。
斯くして得られたマンナンの抗高血圧作用及び毒性につ
いて以下に説明する。
いて以下に説明する。
I.静脈内投与による抗高血圧作用 1)方法 高血圧自然発症ラット(SHR;雄、20週齢)を用い
た。SHRをネンブタール(50mg/kg以下、腹腔内投
与)麻酔下に台へ固定した。下腹部横を切開し、外腸骨
動脈及び外腸骨静脈にカニューレを挿入し、切開部を閉
じた後、ボールマン型固定台へSHRを移動させ、固定
した。動脈側のカニューレを血圧トランスデューサー
(日本光電(株)製)に接続し、静脈側のカニューレよ
りマンナンの生理食塩溶液(マンナンとして10mg/k
g)を注入し、経時的に血圧を測定した。
た。SHRをネンブタール(50mg/kg以下、腹腔内投
与)麻酔下に台へ固定した。下腹部横を切開し、外腸骨
動脈及び外腸骨静脈にカニューレを挿入し、切開部を閉
じた後、ボールマン型固定台へSHRを移動させ、固定
した。動脈側のカニューレを血圧トランスデューサー
(日本光電(株)製)に接続し、静脈側のカニューレよ
りマンナンの生理食塩溶液(マンナンとして10mg/k
g)を注入し、経時的に血圧を測定した。
2)結果 酵母マンナンA及びBともに静脈注入約3分後から血圧
降下が認められた。静脈前の最高血圧は236mmHg最低
血圧は160mmHgであったがマンナン静注後10〜25分後
に最大降圧率が認められ、その時の最高血圧は110mm
Hg、最低血圧は80mmHgであった(降圧率:最高血圧5
3.4%,最低血圧50%)。
降下が認められた。静脈前の最高血圧は236mmHg最低
血圧は160mmHgであったがマンナン静注後10〜25分後
に最大降圧率が認められ、その時の最高血圧は110mm
Hg、最低血圧は80mmHgであった(降圧率:最高血圧5
3.4%,最低血圧50%)。
本マンナンの血圧降下作用は、静注後1〜3時間持続し
た。
た。
尚、ポジティブコントロールとしてレセルピン(0.13mg
/kg筋注)、塩酸ヒドララジン(1mg/kg静注)を用いた
ところ、各薬剤投与直後により血圧降下が認められ、レ
セルピンの場合、降圧率;最高血圧46.7%,最低血圧4
6.7%で投与後25時間以上その効果が持続した。
/kg筋注)、塩酸ヒドララジン(1mg/kg静注)を用いた
ところ、各薬剤投与直後により血圧降下が認められ、レ
セルピンの場合、降圧率;最高血圧46.7%,最低血圧4
6.7%で投与後25時間以上その効果が持続した。
一方塩酸ヒドララジンの場合も降圧率;最高血圧40.9
%,最低血圧53.1%で投与後25時間以上その効果が持
続した。
%,最低血圧53.1%で投与後25時間以上その効果が持
続した。
II腹腔内投与による抗高血圧作用 1)方法 高血圧自然発症ラット(SHR;雄、12〜14週齢)
を1群7匹として用いた。血圧測定法は、尾動脈血圧測
定装置(夏目製作所、KN−209)を用い、SHRは
血圧測定前に40℃で13分間恒温した。酵母マンナン
A及びBは、生理食塩水に溶解し50、100mg/kgと
なるようにSHRの腹腔内に投与した。投与後2、4、
6及び24時間後の血圧を測定した。コントロールには
生理食塩水を投与し、ポジティブコントロールとしては
α−メチルドーパ(50、100mg/kg)を用いた。
を1群7匹として用いた。血圧測定法は、尾動脈血圧測
定装置(夏目製作所、KN−209)を用い、SHRは
血圧測定前に40℃で13分間恒温した。酵母マンナン
A及びBは、生理食塩水に溶解し50、100mg/kgと
なるようにSHRの腹腔内に投与した。投与後2、4、
6及び24時間後の血圧を測定した。コントロールには
生理食塩水を投与し、ポジティブコントロールとしては
α−メチルドーパ(50、100mg/kg)を用いた。
2)結果 最高血圧の経時変化を図1〜4に示した。酵母マンナン
A50mg/kg投与群では2時間後14%、4時間後20
%、6時間後12%;100mg/kg投与群ではそれぞれ
23、20、11%投与前に比べ降下していた。また酵
母マンナンB100mg/kg投与群では、同様に35.5、34.
0、19.8%降下していた。これらの降圧効果は、α−メチ
ルドーパのそれと同等であった。
A50mg/kg投与群では2時間後14%、4時間後20
%、6時間後12%;100mg/kg投与群ではそれぞれ
23、20、11%投与前に比べ降下していた。また酵
母マンナンB100mg/kg投与群では、同様に35.5、34.
0、19.8%降下していた。これらの降圧効果は、α−メチ
ルドーパのそれと同等であった。
III、経口投与による抗高血圧作用 1)方法 酵母マンナンAおよびBを200mg/kgとなるようにイ
オン交換水に溶解し、ゾンデを用いて経口投与する以外
は、前記IIの方法と同様にして経時的に血圧を測定し
た。
オン交換水に溶解し、ゾンデを用いて経口投与する以外
は、前記IIの方法と同様にして経時的に血圧を測定し
た。
2)効果 酵母マンナンA200mg/kg投与群では、最高血圧が2
時間後4.5%。4時間後7.8%、6時間後6.6%投与前の
値と比べ低下した。また酵母マンナンB200mg/kg投
与群では同様にそれぞれ7.0%、8.4%、6.8%低下し
た。
時間後4.5%。4時間後7.8%、6時間後6.6%投与前の
値と比べ低下した。また酵母マンナンB200mg/kg投
与群では同様にそれぞれ7.0%、8.4%、6.8%低下し
た。
IV、毒性 ddY系マウス(雄、4週齢)を用い、酵母マンナンAお
よびBの急性毒性試験を行った。酵母マンナンA又はB
を静脈内又は経口的に投与し、24時間後の急性毒性を
観察した。その結果、酵母マンナンA、BのLD50値
は、ともに静注で500mg/kg以上、経口で6g/kg以
上であった。
よびBの急性毒性試験を行った。酵母マンナンA又はB
を静脈内又は経口的に投与し、24時間後の急性毒性を
観察した。その結果、酵母マンナンA、BのLD50値
は、ともに静注で500mg/kg以上、経口で6g/kg以
上であった。
本発明の抗高血圧剤は、静脈内投与用製剤;錠剤、カプ
セル剤、顆粒剤、細粒剤等の経口投与用製剤とすること
ができる。これらの製剤化にあたって、医薬として通常
使用される賦形剤、滑沢剤、結合剤等の他、吸収を向上
させるための添加剤等を添加することができる。投与量
は、投与方法、症状、体重等によって異なるが通常成人
に対し、10〜500mg/日が好ましく、投与にあたっ
てはこれを1回〜数回に分けて投与することが好まし
い。
セル剤、顆粒剤、細粒剤等の経口投与用製剤とすること
ができる。これらの製剤化にあたって、医薬として通常
使用される賦形剤、滑沢剤、結合剤等の他、吸収を向上
させるための添加剤等を添加することができる。投与量
は、投与方法、症状、体重等によって異なるが通常成人
に対し、10〜500mg/日が好ましく、投与にあたっ
てはこれを1回〜数回に分けて投与することが好まし
い。
本発明の抗高血圧剤は、優れた抗高血圧作用を有すると
ともに、安全性が極めて高く、長期にわたって連用する
ことができる。従って、高血圧症の第一選択薬として有
用である。
ともに、安全性が極めて高く、長期にわたって連用する
ことができる。従って、高血圧症の第一選択薬として有
用である。
次に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1 酵母エキス(デイフコ社)100gを700mlのイオン
交換水に溶解し、3N塩酸を用いてpH3.5に調整した。
この時に生じた不溶物を遠心分離(3000r.p.m,10
分)にて除去し、得られた上清に3倍量の冷却メタノー
ルを添加し、約15分間静置した。生じた沈澱を遠心分離
(3000r.P.m,10分)にて集め、約50mlのイオン交
換水に懸濁した。この液1N−苛性ソーダでpH7.0に
調整し、不溶物を遠心分離(18,000r.p.m10分)で除
去した。上清部を3N−塩酸にてpH3.5に調整し同様の
操作を5回繰り返した。
交換水に溶解し、3N塩酸を用いてpH3.5に調整した。
この時に生じた不溶物を遠心分離(3000r.p.m,10
分)にて除去し、得られた上清に3倍量の冷却メタノー
ルを添加し、約15分間静置した。生じた沈澱を遠心分離
(3000r.P.m,10分)にて集め、約50mlのイオン交
換水に懸濁した。この液1N−苛性ソーダでpH7.0に
調整し、不溶物を遠心分離(18,000r.p.m10分)で除
去した。上清部を3N−塩酸にてpH3.5に調整し同様の
操作を5回繰り返した。
最終的に得られた水溶液30mlに対し、リボ核酸分解酵
素(RNase T1:約250units)を加え25℃で一昼夜
反応させた。
素(RNase T1:約250units)を加え25℃で一昼夜
反応させた。
この液にクロロホルム/メタノール(25/1)混液30ml
を加え、よく振盪させメタノール/水層を分取した。こ
のメタノール−水層に水酸化カリウム0.85gを加え、溶
解後37℃で1時間振盪した。3N塩酸でpHを3.5と
し、3倍量の冷メタノールを添加し、沈澱物を遠心分離
(3,000r.p.m,10分)し集めた。これを水に懸濁し、
1N−苛性ソーダでpH7.0とした後イオン交換水に対し
一昼夜透析を行った。透析内液を凍結乾燥し、さらに少
量のイオン交換水に溶解後バイオゲルA0.5mゲル過
カラムへかけた。溶出液は0.1N塩化カリウム溶液を用
い、マンナンの溶出をフエノール硫酸法にて定量した。
その他260、280nmによる吸収も測定した。フエノ
ール硫酸により発色するフラクションを集め、イオン交
換水に対し一昼夜透析後、凍結乾燥を行った。以上一連
の操作により約2gの酵母マンナンAを得た。
を加え、よく振盪させメタノール/水層を分取した。こ
のメタノール−水層に水酸化カリウム0.85gを加え、溶
解後37℃で1時間振盪した。3N塩酸でpHを3.5と
し、3倍量の冷メタノールを添加し、沈澱物を遠心分離
(3,000r.p.m,10分)し集めた。これを水に懸濁し、
1N−苛性ソーダでpH7.0とした後イオン交換水に対し
一昼夜透析を行った。透析内液を凍結乾燥し、さらに少
量のイオン交換水に溶解後バイオゲルA0.5mゲル過
カラムへかけた。溶出液は0.1N塩化カリウム溶液を用
い、マンナンの溶出をフエノール硫酸法にて定量した。
その他260、280nmによる吸収も測定した。フエノ
ール硫酸により発色するフラクションを集め、イオン交
換水に対し一昼夜透析後、凍結乾燥を行った。以上一連
の操作により約2gの酵母マンナンAを得た。
実施例2 次の処方の錠剤を製造した。
酵母マンナンA又はB 100(mg) デキストラン 15 ステアリン酸マグネシウム 2 乳糖 30 実施例3 酵母マンナンA又はB3gを生理食塩水100mlに溶解
し、滅菌後、1mlずつアンプルに分注し、注射剤を製造
した。
し、滅菌後、1mlずつアンプルに分注し、注射剤を製造
した。
実施例4 次の成分を均一に混合し、滅菌後、1mlずつアンプルに
分注し、注射剤を製造した。
分注し、注射剤を製造した。
酵母マンナンA又はB 3g 注射用蒸留水 20ml ポリソルベート 0.5g 落花生油 80ml
図1は生理食塩水を、図2はα−メチルドパを、図3は
酵母マンナンAを、図4は酵母マンナンBをそれぞれS
HRに腹腔内投与した場合の血圧の経時変化を示す図で
ある。 図1〜4中、*及び**は有意差検定の結果を示す。 *:0.01<P≦0.05 **:0.001<P≦0.01
酵母マンナンAを、図4は酵母マンナンBをそれぞれS
HRに腹腔内投与した場合の血圧の経時変化を示す図で
ある。 図1〜4中、*及び**は有意差検定の結果を示す。 *:0.01<P≦0.05 **:0.001<P≦0.01
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 進 栃木県宇都宮市東峰町3441−64
Claims (1)
- 【請求項1】マンナンを有効成分とする抗高血圧剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24495986A JPH06703B2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | 抗高血圧剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24495986A JPH06703B2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | 抗高血圧剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63101327A JPS63101327A (ja) | 1988-05-06 |
| JPH06703B2 true JPH06703B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=17126496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24495986A Expired - Lifetime JPH06703B2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | 抗高血圧剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06703B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5214978B2 (ja) * | 2006-01-24 | 2013-06-19 | 味の素ゼネラルフーヅ株式会社 | 血圧の降下作用及び/または上昇抑制作用を有する組成物およびこれを含有する飲食物 |
-
1986
- 1986-10-15 JP JP24495986A patent/JPH06703B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63101327A (ja) | 1988-05-06 |
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Legal Events
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