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JPH0665183A - 3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンの精製方法 - Google Patents

3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンの精製方法

Info

Publication number
JPH0665183A
JPH0665183A JP22563192A JP22563192A JPH0665183A JP H0665183 A JPH0665183 A JP H0665183A JP 22563192 A JP22563192 A JP 22563192A JP 22563192 A JP22563192 A JP 22563192A JP H0665183 A JPH0665183 A JP H0665183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trimethyl
cyano
cyclohexanone
basic catalyst
isophorone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP22563192A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Terasawa
正一 寺沢
Masahiro Yamamoto
雅太 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP22563192A priority Critical patent/JPH0665183A/ja
Publication of JPH0665183A publication Critical patent/JPH0665183A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 塩基性触媒を用いてイソホロンに青酸を付加
反応させることにより得られた3−シアノ−3、5、5
−トリメチル−1−シクロヘキサノンを、分離精製する
にあたり、3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−
シクロヘキサノンより高沸点で、しかも相溶性の良い高
沸点不活性化合物を加え、薄膜蒸留塔で塩基性触媒と高
沸点不純物を除去した後、通常の蒸留塔により分離精製
する方法。 【効果】 高沸点不純物と塩基性触媒を薄膜蒸留により
分離することにより塩基性触媒による3−シアノ−3、
5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンの分解がな
く極めて純度良く、3−シアノ−3、5、5−トリメチ
ル−1−シクロヘキサノンを高回収率で得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩基性触媒を用いてイ
ソホロンへの青酸の付加反応により得られた3−シアノ
−3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンの分
離精製方法に関するものである。3−シアノ−3、5、
5−トリメチル−1−シクロヘキサノンは3−アミノメ
チル−3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキシルア
ミンの原料として有用な物質である。
【0002】
【従来の技術】従来より、イソホロンと青酸または青酸
化合物を原料とした3−シアノ−3、5、5−トリメチ
ル−1−シクロヘキサノンの製造方法は知られている。
例えば、西独特許第1240854号公報にはアルカリ
金属水酸化物触媒のメタノール溶液を用いて、イソホロ
ンと青酸を反応させ3−シアノ−3、5、5−トリメチ
ル−1−シクロヘキサノンを製造する方法が記載されて
いる。この方法では、3−シアノ−3、5、5−トリメ
チル−1−シクロヘキサノンのほか、未反応のイソホロ
ンおよびアルカリ触媒を含む反応液を蒸留精製する前
に、反応液を0.5〜1%HNO3 水溶液で洗浄し、ア
ルカリ金属塩触媒を分離除去する工程が必要であると記
載されている。また、特公昭57−116038号公報
に、塩基性触媒とグリコール類の存在下、イソホロンと
青酸を反応させて、3−シアノ−3、5、5−トリメチ
ル−1−シクロヘキサノンを製造する方法が記載されて
いる。この方法では、反応終了後、反応液にリン酸を加
えて中和した後、中和塩を濾過して蒸留精製する方法が
記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、例えば
西独特許第1240854号公報によれば、アルカリ触
媒を用いてイソホロンに青酸または青酸化合物を反応さ
せて3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−シクロ
ヘキサノンを製造したとき、これを分離精製するには、
その前段階において触媒を系外に除去する操作が必要と
なる。その方法としては、反応液に酸性の水溶液を加え
て反応液を水で洗浄することにより、アルカリ触媒およ
び、または中和塩を水相側に溶出させ、3−シアノ−
3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンおよび
未反応イソホロンと少量の水を含む有機相のみを分離し
て、蒸留操作に送る方法である。このため、水洗工程お
よび水相と有機相の分離工程が必要な他、青酸化合物を
含有する廃水の処理施設が必要になる。また、水洗によ
り水相へ溶解する3−シアノ−3、5、5−トリメチル
−1−シクロヘキサノン及びイソホロンの分離回収、高
温の反応液を一度水で冷却し、蒸留工程で再び加熱し
て、有機相に溶解した水を分離回収する必要があるな
ど、操作が複雑なものになるという問題がある。
【0004】ところで3−シアノ−3、5、5−トリメ
チル−1−シクロヘキサノンを蒸留により分離精製する
とき、塩基性触媒が共存したまま蒸留操作を行うと、塩
基性触媒は3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−
シクロヘキサノンの分解を引き起こし、イソホロンと青
酸になり収量を著しく低下させことが判った。又、蒸留
塔塔底より分離される、イソホロン及び3−シアノ−
3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンより高
沸点を有する不純物(以後高沸点不純物と称する)と塩
基性触媒の混合物(いわゆる釜残物)は200℃でも固
化するようなものであり蒸留操作が著しく困難である。
【0005】通常、化学工業などにおいては熱影響を受
け易い物質や、沸点の高い物質の蒸留精製の場合、高温
にて瞬間的に化合物を蒸発させる薄膜蒸留が行われてい
る。この方法は減圧下の蒸留装置内にコンデンサーを内
蔵し、塔壁加熱側面に濡れ壁状に挿入された処理液を、
ワイパーなどを装置内に取り付けた円筒状の回転体を作
動させて壁面へ薄膜状に押し広げて均一な処理液膜を形
成させ、これにより低沸点成分を短時間に蒸発させ、同
時に内蔵コンデンサーで凝縮させて留出液として取り出
す装置を用いたものや、あるいは遠心力により薄膜を形
成させる蒸留装置を用いた方法である。
【0006】しかしながら、このような蒸発面を広くし
て短時間に処理する薄膜蒸留法を行ったとしても、高沸
点不純物と塩基性触媒を除去する目的で塩基性触媒を用
いてイソホロンへの青酸の付加反応により得られた反応
液を薄膜蒸留装置に付した場合、3−シアノ−3、5、
5−トリメチル−1−シクロヘキサノン及び軽沸点化合
物は瞬時に蒸発するものの、蒸発分が多いため塔壁面上
には液が流下されず、連続した薄膜を壁面につくらなく
なる。そのため高沸点不純物と塩基性触媒は壁面へこび
りつく。この状態は極めて危険であり放置すると高沸点
不純物と塩基性触媒が蓄積され、最終的にはワイパー回
転が不可能となり、装置の破壊へもつながる。また、こ
れを避けようとすると反応液の回収率が下がる。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような状況に鑑み、
本発明者らは問題を解決すべく鋭意検討を行った結果、
本発明方法を見いだした。即ち、本発明は、塩基性触媒
を用いてイソホロンへの青酸の付加反応により得られた
反応液から3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−
シクロヘキサノンを分離精製する方法において、3−シ
アノ−3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノン
より高沸点を有し、しかも相溶性の良い高沸点不活性化
合物を反応液に共存させ、薄膜蒸留装置を用い塩基性触
媒及び高沸点不純物を高沸点不活性化合物と共に除去
し、次いで蒸留塔に導き未反応物を分離して3−シアノ
−3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンを精
製する方法を開示するものである。
【0008】本発明において用いられる塩基性触媒とし
ては、ナトリウム、カリウム、バリウム、カルシウム、
マグネシウム等アルカリ金属叉はアルカリ土類金属の水
酸化物、シアン化物、炭酸化物、酸化物、アルコラート
等、公知の塩基性触媒が用いられる。薄膜蒸留装置とし
ては、撹拌膜型蒸発装置、遠心式蒸発装置、流下膜式分
子蒸留装置、遠心式分子蒸留装置等が用いられる。この
ような処理方法により壁面への塩基性触媒および高沸点
不純物のこびりつきがなく、連続的に被処理液を供給さ
せて連続的な精製操作を可能とした方法である。
【0009】本発明方法では、被処理液に共存させる高
沸点不活性化合物は、被処理液中の高沸点不純物と塩基
性触媒の合計量に対し0.5〜10倍量(重量)、好ま
しくは1〜5倍量用いる。高沸点不活性化合物が0.5
倍量以下では効果に乏しく、また、10倍量以上では経
済的に好ましくない。また、3−シアノ−3、5、5−
トリメチル−1−シクロヘキサノン、高沸点不純物と塩
基性触媒に対し相溶性の劣るものは、加熱された壁面に
おいて流下中に高沸点不純物と塩基性触媒をこびりつか
せる結果となるので好ましくない。
【0010】被処理液に共存させる相溶性の良い高沸点
不活性化合物とは、被処理液ならびに塩基性触媒を含む
高沸点不純物(以後残渣と称する)と共存させた時に均
一にみえるものであり、完全に溶解しなくとも均一に微
分散させた状態でも良い。相溶性の良い高沸点不活性化
合物とては、イソホロン又は3−シアノ−3、5、5−
トリメチル−1−シクロヘキサノンに10%添加して
も、均一溶液となるものが好ましい。また3−シアノ−
3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンよりも
沸点が高く且つその沸点差が大きく、好ましくは10℃
以上の沸点差がある物質を云う。沸点差を大きくとる事
により薄膜蒸留において3−シアノ−3、5、5−トリ
メチル−1−シクロヘキサノンと容易に分離できる。更
にまた、飛沫同伴により蒸留塔に同伴された場合も3−
シアノ−3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノ
ンと容易に分離できる。
【0011】高沸点不活性化合物の具体的な例として、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ブチルベンジルフタレート(BBP)、ジオクチルフタ
レート(DOP)、トリクレジルホスフェート(TC
P)などが挙げらる。特に好ましい化合物はポリエチレ
ングリコール(分子量400〜1000を有するも
の)、BBP、DOPである。又、これらの混合物であ
っても良い。このような高沸点不活性化合物を被処理液
に共存させる方法として、図2に示しているように薄膜
蒸留装置への供給配管中へ添加してもよく、また図3に
示しているように蒸留塔の塔底中へ添加してもよく、ま
た反応器の中へ直接添加してもよく、いずれの方法でも
可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により、具
体的に説明する。まず本発明に用いられる高沸点不活性
化合物の選択方法を示す。塩基性触媒を用いて、イソホ
ロンと青酸を反応させて製造した3−シアノ−3、5、
5−トリメチル−1−シクロヘキサノン反応液(イソホ
ロン18.02重量%、3−シアノ−3、5、5−トリ
メチル−1−シクロヘキサノン80.9重量%、高沸点
不純物1.0重量%、他に塩基性触媒0.08重量%を
含む)100部からイソホロンおよび3−シアノ−3、
5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンを12mm
Hgの減圧下125℃で蒸発分離して残渣分1.1部を
得た。反応液及び残渣をそれぞれ取り高沸点不活性化合
物を等重量混合し混合状態を目視した結果を表1に示
す。
【0013】表1より明かなようにポリエチレングリコ
ール400(平均分子量400)、ブチルベンジルフタ
レート、ジオクチルフタレートの溶解性が良く高沸点不
活性化合物として適していることが分かる。
【0014】
【表1】
【0015】図1は、通常の薄膜蒸留に用いられる実験
室規模の蒸留装置の側面図である。図1中、1は被処理
液である3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−シ
クロヘキサノン合成反応液であり、加温状態に保たれて
いる。蒸留塔2の外壁はマントルヒーター3で加熱され
ており、塔内の中心付近に冷却水または冷却用熱媒を循
環できる棒状体のコンデンサー4が内蔵されており、そ
の低部はコンデンサーで凝縮された精留流出物の処理液
を受ける受器5に連結されている。また、棒状体コンデ
ンサーの外側には塔壁とわずかな空隙を有するように設
置された円筒状枠の回転体7が取り付けられてあり、蒸
留中はモーター6で駆動されている。また回転体の枠に
は数個の斜方に切り込まれた溝のある棒状体のワイパー
8がスプリングを介してワイパー枠にはめ込まれてい
る。
【0016】この装置を用いて薄膜蒸留を行う場合、被
処理液の3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−シ
クロヘキサノン合成反応液と高沸点不活性化合物よりな
る溶液1は、滴下速度をコックにより任意に調節して導
管10より導入される。塔壁を濡壁状に伝わって流下す
る導入液は、回転体にはめ込まれたワイパー8により摺
動されて均一に押し広げられ、薄膜状になって瞬時に蒸
発が行われ、高沸点不純物より軽沸点のイソホロンおよ
び3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−シクロヘ
キサノンは中心部に設置されているコンデンサー4によ
り凝縮され、受器5に集められ取り出される。また、被
処理液に含有されている塩基性触媒及び高沸点不純物
は、高沸点不活性化合物とともに塔壁を流下して受器9
へ集められる。
【0017】受器5に集められた液は塩基性触媒を含ん
でいないので通常の蒸留操作により3−シアノ−3、
5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンを分解する
ことなく3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−シ
クロヘキサノンを高回収率で得ることができる。図2及
び図3に工業的な実施態様の例を示す。図2及び図3
中、11は3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−
シクロヘキサノン合成反応器であり反応液は直接薄膜蒸
留塔12に供給される。薄膜蒸留塔12で分離された液
は蒸留塔13へ導入され、イソホロンと3−シアノ−
3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンとが蒸
留分離される。高沸点不活性化合物は図に示した部位に
添加される。
【0018】図3には、蒸発及び/または飛沫同伴して
きて蒸留塔3に混入してきた少量の高沸点不純物、高沸
点不活性化合物を塔底より3−シアノ−3、5、5−ト
リメチル−1−ヘキサノンの一部と共に薄膜蒸留塔12
へ循環させる場合の実施態様を示す。
【0019】
【実施例1】塩基性触媒として水酸化ナトリウムを用い
て、イソホロンと青酸を反応させて製造した3−シアノ
−3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノン反応
液(イソホロン18.02重量%、3−シアノ−3、
5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノン80.9重
量%、高沸点不純物1.0重量%、他に塩基性触媒0.
08重量%を含む)180gにポリエチレングリコール
400(平均分子量400)を3g(残渣の1.5倍相
当量)添加し80℃で加熱混合溶解させた。この溶液を
図1に示す装置を用いて導入管10より12torrの
減圧下、コンデンザーを60℃に保ち、壁温約200℃
の塔内へ滴下して薄膜蒸留を行った。
【0020】処理時間は2時間を要し精留分受器5より
油状のイソホロンと3−シアノ−3、5、5−トリメチ
ル−1−シクロヘキサノンの混合物177.3gを得
た。(回収率99.6%) その組成はイソホロン1
8.2重量%、3−シアノ−3、5、5−トリメチル−
1−シクロヘキサノン81.8重量%であった。また、
色は無色透明でポリエチレングリコール及び塩基性触媒
は検出されなかつた。
【0021】また、受器9より得られた蒸留されなかっ
た高沸カット分は5.7gであり、その組成は、ポリエ
チレングリコール400約53重量%、イソホロン約3
重量%、3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−シ
クロヘキサノン約10重量%、その他約34重量%であ
った。
【0022】
【実施例2】実施例1で用いたポリエチレングリコール
400の代わりにブチルベンジルフタレートを用い添加
量を5gとした以外は実施例1と同様に薄膜蒸留を行っ
た。精留分受器5より油状のイソホロンと3−シアノ−
3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンの混合
物176.8gを得た。(回収率99.3%) その組成は、イソホロン18.3重量%、3−シアノ−
3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノン81.
7重量%であった。また、色は無色透明でブチルベンジ
ルフタレート及び塩基性触媒は検出されなかつた。
【0023】また、受器9より得られた蒸留されなかっ
た高沸カット分は8.2gであり、組成は、ブチルベン
ジルフタレート約61重量%、イソホロン約1重量%、
3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキ
サノン約14重量%、その他約24重量%であった。
【0024】
【実施例3】実施例1で用いたポリエチレングリコール
400の代わりにジオクチルフタレートを用い添加量を
7gとした以外は実施例1と同様に薄膜蒸留を行った。
精留分受器5より油状のイソホロンと3−シアノ−3、
5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンの混合物1
75.3gを得た。(回収率98.5%) その組成は、イソホロン18.4重量%、3−シアノ−
3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノン81.
6重量%であった。また、色は無色透明でジオクチルフ
タレート及び塩基性触媒は検出されなかつた。
【0025】また、受器9より得られた蒸留されなかっ
た高沸カット分は11.7gであり、組成は、ジオクチ
ルフタレート約60重量%、イソホロン約2重量%、3
−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサ
ノン約22重量%、その他約16重量%であった。
【0026】
【比較例1】実施例1と同様に薄膜蒸留を行った。但
し、ポリエチレングリコール400を加えずにおこなっ
た。高沸点不純物と塩基性触媒が塔壁面にこびりつきワ
イパー回転不良となり中断せざるを得なかった。
【0027】
【比較例2】比較例1と同様に行った。但し、反応液供
給速度を上げ塔壁面にこびりつきがおきない条件を選ん
だ。(処理時間を1時間とした。) 精留分受器5より油状のイソホロンと3−シアノ−3、
5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンの混合物1
45.3gを得た。回収率は81.6%と著しく低下し
た。
【0028】
【比較例3】実施例1でポリエチレングリコール400
の代わりに熱媒(Neo SK−OIL L−400)
を用い添加量を10gとした以外は実施例1と同様に薄
膜蒸留を行った。高沸不純物と塩基性触媒が塔壁面に部
分的にこびりつきワイパーの回転不良を起こし安定に薄
膜蒸留を続けることが出来なかつた。
【0029】
【発明の効果】本発明の方法に従えば、塩基性触媒を用
いて、イソホロンと青酸を反応させて製造した3−シア
ノ−3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンを
分離精製するにあたり、触媒を水洗工程で除去する必要
がなく、瀘水の処理施設も不要であるばかりでなく蒸留
分離系に水分がほとんど持ち込まれないので、水分離回
収も必要なく、また被処理液を水洗の為に冷却すること
もない。さらに、高沸点不純物と塩基性触媒を薄膜蒸留
により分離除去したのちイソホロンと3−シアノ−3、
5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンを蒸留分離
を行うので蒸留操作も容易で、分解による回収率の低下
も最小限にできるため、工業的に極めて価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する場合、使用できる薄膜蒸
留装置の側面図である。
【図2】本発明を工業的に実施する場合の態様の例であ
る。
【図3】本発明を工業的に実施する場合の態様の例であ
る。
【符号の説明】
1 被処理液 2 薄膜蒸留塔 3 マントルヒーター 4 コンデンサー 5 精留分受器 6 モーター 7 回転体 8 ワイパー 9 高沸点分受器 10 導管 11 3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−シク
ロヘキサノン合成反応器 12 薄膜蒸留塔 13 蒸留塔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩基性触媒を用いてイソホロンへの青酸
    の付加反応により得れた反応液から3−シアノ−3、
    5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンを分離精製
    する方法において、3−シアノ−3、5、5−トリメチ
    ル−1−シクロヘキサノンより高沸点を有し、しかも相
    溶性の良い高沸点不活性化合物を反応液に共存させ、薄
    膜蒸留装置を用いて塩基性触媒及び高沸点不純物を高沸
    点不活性化合物と共に除去し、次いで蒸留塔に導き未反
    応物を分離して3−シアノ−3、5、5−トリメチル−
    1−シクロヘキサノンを精製する方法。
JP22563192A 1992-08-25 1992-08-25 3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンの精製方法 Withdrawn JPH0665183A (ja)

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JP22563192A JPH0665183A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 3−シアノ−3、5、5−トリメチル−1−シクロヘキサノンの精製方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012076317A1 (de) 2010-12-08 2012-06-14 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur herstellung von 3-aminomethyl-3,5,5-trimethylcyclohexylamin
DE102011077681A1 (de) 2011-06-17 2012-12-20 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur Herstellung von 3-Cyano-3,5,5-trimethylcyclohexanon
JP2020002017A (ja) * 2018-06-25 2020-01-09 日宝化学株式会社 メチルスクシノニトリル又はスクシノニトリルの製造方法

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