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JPH0656637A - パーマネントウェーブ用第1剤 - Google Patents

パーマネントウェーブ用第1剤

Info

Publication number
JPH0656637A
JPH0656637A JP22468292A JP22468292A JPH0656637A JP H0656637 A JPH0656637 A JP H0656637A JP 22468292 A JP22468292 A JP 22468292A JP 22468292 A JP22468292 A JP 22468292A JP H0656637 A JPH0656637 A JP H0656637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
agent
hair
permanent wave
wave
mercaptoethyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22468292A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Suzuki
清一 鈴木
Masato Yoshioka
正人 吉岡
Takashi Adachi
敬 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiwa Kasei Co Ltd
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Kasei Co Ltd
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiwa Kasei Co Ltd, Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Seiwa Kasei Co Ltd
Priority to JP22468292A priority Critical patent/JPH0656637A/ja
Publication of JPH0656637A publication Critical patent/JPH0656637A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルカリ領域はもとより、中性領域でも毛髪
に良好なウェーブを付与することができ、パーマネント
ウェーブ処理による毛髪の損傷が少ないパーマネントウ
ェーブ用第1剤を提供する。 【構成】 パーマネントウェーブ用第1剤の還元剤とし
て、下記の一般式(I) HSCH2 CH2 NHCO−R (I) (式中、RはCH3 基またはCH3 CH2 基である)で
表されるN−(2−メルカプトエチル)アルキルアミド
を用い、この一般式(I)で表されるN−(2−メルカ
プトエチル)アルキルアミドをパーマネントウェーブ用
第1剤中に2〜15重量%含有させる。さらに、必要に
応じ、蛋白質加水分解物またはその誘導体を添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、毛髪の損傷が少なく、
かつ毛髪に良好なウェーブを付与できるパーマネントウ
ェーブ用第1剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパーマネントウェーブ用剤は、チ
オグリコール酸、システインなどの還元剤を主剤とする
水溶液に、アンモニア、モノエタノールアミン、トリエ
タノールアミンなどの塩基性物質を加えてpH9.0〜
9.5に調整したものを第1剤とし、臭素酸ナトリウ
ム、過酸化水素などの酸化剤の水溶液を第2剤としたも
のである〔例えば、池田鉄作「化粧品学」、(1979
年)、(株)南山堂、p323〜324〕。
【0003】そして、かかるパーマネントウェーブ用剤
により毛髪にウェーブをかけるメカニズムは、毛髪をロ
ッドなどに固定してカールし、第1剤により毛髪のケラ
チン中に含まれているシスチンのジスルフィド結合を還
元切断することによってメルカプト基を生成させ、第2
剤によって該メルカプト基を酸化して毛髪に異なった位
置で新たなジスルフィド結合を生成させ、ウェーブを固
定化しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記パ
ーマネントウェーブ用第1剤の還元剤として使用されて
いるチオグリコール酸やシステインは、アルカリ領域で
還元作用を発揮するものであるため、中性領域で使用す
ると充分なウェーブ効果が得られず、そのため、第1剤
の液性をアルカリ性にしなければならなかった。
【0005】その結果、パーマネントウェーブ処理時に
毛髪がアルカリによって膨潤し、毛髪を構成するケラチ
ンの一部が溶解したり、毛髪中の残存部分も物理的、化
学的変化を受けて、毛髪がパサつくなど、毛髪が多大な
損傷を受け、頭皮、目なども強い刺激を受ける。
【0006】また、チオグリコール酸が不快臭を有する
ので、パーマネントウェーブ処理時はもとより、パーマ
ネントウェーブ処理後の毛髪にも不快臭が残るという問
題があった。
【0007】一方、システイン系の第1剤はチオグリコ
ール酸系のものに比べて、不快臭や毛髪の損傷が少ない
ものの、ウェーブ効果が低いという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み種々検討した結果、パーマネントウェーブ用第1
剤の還元剤として、下記の一般式(I) HSCH2 CH2 NHCO−R (I) (式中、RはCH3 基またはCH3 CH2 基である)で
表されるN−(2−メルカプトエチル)アルキルアミド
を用い、この一般式(I)で表されるN−(2−メルカ
プトエチル)アルキルアミドをパーマネントウェーブ用
第1剤中に2〜15重量%含有させるときは、中性領域
でも毛髪に良好なウェーブを付与することができ、毛髪
の損傷や頭皮、目などへの刺激を低減できることを見出
し、本発明を完成するにいたった。
【0009】すなわち、上記一般式(I)で表されるN
−(2−メルカプトエチル)アルキルアミドは、中性領
域でも還元作用を発揮できるので、中性領域でパーマネ
ントウェーブ処理を行うことができ、アルカリによる毛
髪の損傷を防止できる。また一般式(I)で表されるN
−(2−メルカプトエチル)アルキルアミドは、−SH
基を有するものの、不揮発性であるため、不快臭が非常
に少ない。
【0010】したがって、この一般式(I)で表される
N−(2−メルカプトエチル)アルキルアミドを還元剤
として用いたパーマネントウェーブ用第1剤は、不快臭
が少なく、パーマネントウェーブ処理時はもとより、パ
ーマネントウェーブ処理後の毛髪も不快臭が非常に少な
い。
【0011】しかも、一般式(I)で表されるN−(2
−メルカプトエチル)アルキルアミドは、水溶解性が高
く、かつアミド結合を有するため、ペプチド結合すなわ
ちアミド結合を有する毛髪との親和性が強く、かつ毛髪
に浸透しやすいので、毛髪へのウェーブ付与効果はチオ
グリコール酸系のものやシステイン系のものに比べても
優れている。また第2剤処理により副生する酸化型二量
体も、低分子で水溶解性であるため、毛髪上に残らず、
容易に洗い流されるという特徴を有している。
【0012】上記一般式(I)で表されるN−(2−メ
ルカプトエチル)アルキルアミドは、パーマネントウェ
ーブ用第1剤に通常に使用されている界面活性剤、キレ
ート化剤、pH調整剤、乳化剤、増粘剤、染料、湿潤
剤、香料などと併用でき、また蛋白質加水分解物やその
誘導体、カチオン性ポリマーなどの添加により、毛髪の
損傷をより低減し、毛髪により良好なウェーブを付与す
ることができる。
【0013】本発明のパーマネントウェーブ用第1剤の
調製は、たとえば次に示すように行われる。
【0014】基本的には、従来使用のチオグリコール酸
系、システイン系の還元剤に代えて、一般式(I)で表
されるN−(2−メルカプトエチル)アルキルアミドを
還元剤として使用し、それ以外の成分としては、蛋白質
加水分解物やその誘導体、カチオン性ポリマー、アニオ
ン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界
面活性剤、両性界面活性剤などの各種界面活性剤、乳化
剤、増粘剤、キレート化剤、染料、pH調整剤、湿潤
剤、香料などを水に適宜添加し、混合することによって
調製される。
【0015】本発明において、一般式(I)で表される
N−(2−メルカプトエチル)アルキルアミドの具体例
としては、N−(2−メルカプトエチル)アセトアミ
ド、N−(2−メルカプトエチル)プロピオンアミドが
挙げられ、パーマネントウェーブ用第1剤中において、
この一般式(I)で表されるN−(2−メルカプトエチ
ル)アルキルアミドの含有量は2〜15%(重量%、以
下同様)、好ましくは5〜10%にされる。
【0016】すなわち、一般式(I)で表されるN−
(2−メルカプトエチル)アルキルアミドのパーマネン
トウェーブ用第1剤中における含有量が2%より少ない
場合は、充分な還元作用が発揮されないため、毛髪中の
ジスルフィド結合の切断が充分に行えず、したがって毛
髪に充分なパーマネントウェーブを付与することができ
ない。また一般式(I)で表されるN−(2−メルカプ
トエチル)アルキルアミドのパーマネントウェーブ用第
1剤中における含有量が15%より多くなると、ウェー
ブのかかりが必要以上に強くなって、毛髪の個人差や、
処理温度、処理時間によっては好ましくない結果を生じ
るおそれがある。
【0017】上記一般式(I)で表されるN−(2−メ
ルカプトエチル)アルキルアミドは中性領域でも還元作
用を発揮することができることにその特徴があるが、こ
の一般式(I)で表されるN−(2−メルカプトエチ
ル)アルキルアミドはアルカリ領域や弱酸性領域でも還
元作用を発揮し得る。
【0018】したがって、本発明のパーマネントウェー
ブ用第1剤はpH4.5〜10という広いpH領域で使
用することができる。ただし、毛髪に対する損傷を少な
くしながら、かつパーマネントウェーブ処理をスムーズ
に行うには、pH6〜8にするのが好ましい。
【0019】なお、pHをアルカリ領域に調整した場合
には、一般式(I)で表されるN−(2−メルカプトエ
チル)アルキルアミドの還元作用が強くなり、従来のチ
オグリコール酸やシステイン系の還元剤を用いた場合よ
り強力なウェーブ付与作用を発揮するようになる。
【0020】そこで、液性をアルカリ領域に調整してお
いて、パーマネントウェーブ処理による毛髪の損傷を蛋
白質加水分解物またはその誘導体の添加によって防止
し、毛髪に強力なウェーブを付与することもできる。
【0021】蛋白質加水分解物またはその誘導体を添加
することによって毛髪の損傷がより一層防止されるよう
になるのは、次の理由によるものである。
【0022】本発明のパーマネントウェーブ用第1剤を
毛髪に使用した場合、一般式(I)で表されるN−(2
−メルカプトエチル)アルキルアミドが毛髪中に浸透
し、毛髪のケラチン中に含まれるシスチンのジスルフィ
ド結合(S−S結合)を切断して、メルカプト基(−S
H)を生成させる。
【0023】そのとき、蛋白質加水分解物またはその誘
導体が添加されていると、それらは毛髪の内部に浸透し
て毛髪の組織内に吸収される。
【0024】そして、その毛髪の組織内に吸収された蛋
白質加水分解物またはその誘導体は、毛髪の構成蛋白質
であるケラチンと同様のペプチド結合を有するため、そ
の両者が有するグルタミン酸やアスパラギン酸などの酸
性アミノ酸と、アルギニン、リジン、ヒスチジンなどの
塩基性アミノ酸との側鎖同士のイオン結合や、ペプチド
鎖同士の水素結合、さらには疎水性アミノ酸の側鎖同士
のファン・デル・ワールス力などによって、毛髪の組織
との間に結合が生じ、水洗しても容易に洗い流されなく
なる。
【0025】このようにして毛髪に吸収された蛋白質加
水分解物またはその誘導体によって毛髪は強化され、パ
ーマネントウェーブ処理によって生じる毛髪の損傷が防
止されるようになるのである。
【0026】また、この蛋白質加水分解物またはその誘
導体の添加によって、毛髪の光沢、感触、くし通り性な
ども向上する。
【0027】上記蛋白質加水分解物としては、たとえば
コラーゲン、ケラチン、シルク、カゼイン、エラスチ
ン、コンキオリン、大豆蛋白、卵白、卵黄などの卵蛋白
などを酸、アルカリまたは酵素により加水分解すること
によって得られる。そして、この蛋白質加水分解物とし
ては、平均分子量200〜5000のものが特に好まし
い。
【0028】蛋白質加水分解物の誘導体としては、蛋白
質加水分解物のアシル化物またはその塩、蛋白質加水分
解物の第4級アンモニウム誘導体、蛋白質加水分解物の
エステルなどがあげられる。
【0029】そして、これらの蛋白質加水分解物または
その誘導体は、パーマネントウェーブ用第1剤中で0.
1〜10%、特に0.5〜5%になるように添加するの
が好ましい。
【0030】また、パーマネントウェーブ用第1剤にカ
チオン性ポリマーを添加することによって、毛髪の光
沢、感触、くし通り性などを向上させることができる。
【0031】このようなカチオン性ポリマーとしては、
たとえばカチオン化セルロース、カチオン化ヒドロキシ
エチルセルロース、ポリ(塩化ジアリルジメチルアンモ
ニウム)、ポリビニルピリジン、ポリエチレンイミンな
どが好ましい。
【0032】本発明において使用するアニオン性界面活
性剤としては、たとえばラウリン硫酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、N−アシルアミノ酸塩などが好ましい。
【0033】また、カチオン性界面活性剤としては、た
とえばジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジポリ
オキシエチレンオレイルアンモニウム、塩化ステアリル
ジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメ
チルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウ
ム、塩化トリ(ポリオキシエチレン)ステアリルアンモ
ニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウムなどが好
ましい。
【0034】本発明において使用するノニオン性界面活
性剤としては、たとえばポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシ
エチレンオレイン酸グリセリル、ポリオキシエチレンス
テアリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンラノリンなどが好まし
い。
【0035】また、両性界面活性剤としては、たとえば
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシルヒドロキ
シエチルイミダゾリウムベタイン、ステアリルジヒドロ
キシエチルベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベ
タイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油
アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリニウムベタインなどが好ましい。
【0036】増粘剤としては、たとえばイソステアリン
酸ジエタノールアミド、ウンデシレン酸モノエタノール
アミド、オレイン酸ジエタノールアミド、牛脂肪酸モノ
エタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、
ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ラウリン酸
エタノールアミドなどが好ましい。
【0037】pH調整剤としては、たとえばアンモニ
ア、エタノールアミン類、炭酸アンモニウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸ナトリウム、ギ酸、酢酸、塩酸、硫酸
などが好ましい。
【0038】湿潤剤としては、たとえばポリサッカライ
ド、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エチ
レングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール
などが好ましい。
【0039】その他、本発明のパーマネントウェーブ用
第1剤においては、乳化剤、キレート化剤、染料、香料
などを添加することができるが、これらは従来からパー
マネントウェーブ用第1剤に使用されているものを使用
すればよい。
【0040】また、本発明のパーマネントウェーブ用第
1剤においては、一般式(I)で表されるN−(2−メ
ルカプトエチル)アルキルアミドの効果を損なわない範
囲で、従来使用の還元剤を一部使用することもできる。
【0041】そのような還元剤としては、たとえばチオ
グリコール酸、チオグリコール酸アンモニウム、チオグ
リコール酸モノエタノールアミン、チオグリコール酸誘
導体、システイン、システイン誘導体、システアミン、
亜硫酸アンモニウムなどの亜硫酸塩などがあげられる。
【0042】
【実施例】つぎに、実施例をあげて本発明をさらに詳細
に説明する。ただし、本発明は実施例のみに限定される
ものではない。
【0043】実施例1 下記の配合でパーマネントウェーブ用第1剤を調製し
た。なお、配合量を示す%は重量%である。
【0044】 還元剤:N−(2−メルカプトエチル)アセトアミド 6.0% 炭酸ナトリウム 2.0% エチレンジアミン四酢酸ナトリウム 0.1% ポリオキシエチレン(15EO)ノニルフェニルエーテル 0.2% pH調整剤(塩酸にてpH7に調整) 滅菌イオン交換水 計100%とする
【0045】上記ポリオキシエチレン(15EO)ノニ
ルフェニルエーテルの(15EO)はエチオンオキサイ
ドの付加モル数が15モルであることを示す。
【0046】実施例2 還元剤として、N−(2−メルカプトエチル)アセトア
ミドに代えて、N−(2−メルカプトエチル)プロピオ
ンアミドを用いたほかは、実施例1と同様にしてパーマ
ネントウェーブ用第1剤を調製した。
【0047】比較例1 還元剤として、N−(2−メルカプトエチル)アセトア
ミドに代えて、チオグリコール酸アンモニウムを用いた
以外は、実施例1と同様にしてパーマネントウェーブ用
第1剤を調製した。
【0048】比較例2 還元剤として、N−(2−メルカプトエチル)アセトア
ミドに代えて、システインを用いた以外は、実施例1と
同様にしてパーマネントウェーブ用第1剤を調製した。
【0049】上記実施例1〜2および比較例1〜2のパ
ーマネントウェーブ用第1剤を用い、パーマネントウェ
ーブ用第2剤には6%臭素酸ナトリウム水溶液を用い
て、下記に示す試験例1〜3により、パーマネントウェ
ーブ用第1剤の評価をした。
【0050】〈試験例1〉各パーマネントウェーブ用第
1剤のウェーブ効率およびウェーブ保持率について下記
の方法で比較した。
【0051】1−1 試料の調整 パーマネントウェーブや染毛などを行ったことのない女
性の毛髪(長さ約18cm)を10本ずつたばねて毛束
とし、これらの毛束を事前にポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテルの2%水溶液で洗浄し、室温で自然乾
燥して、試験用毛束とした。
【0052】1−2 試験操作およびウェーブ効率、ウ
ェーブ保持率の測定 上記のようにして得られた試験用毛束を直径12mmの
プラスチック製ロッドに10mmピッチで巻き付け、こ
の毛束に前記実施例1〜2および比較例1〜2のパーマ
ネントウェーブ用第1剤をそれぞれ充分に塗付し、室温
で15分間放置し、水洗した後、パーマネントウェーブ
用第2剤を充分に塗付し、室温で10分間放置したのち
毛束をロッドからはずし、水洗後、自然乾燥した。
【0053】上記のようにしてパーマネントウェーブ処
理した毛束を毛髪1本ずつにばらし、各毛髪を水平な台
上に自然状態で置き、その毛束の左右両側で第2番目の
ウェーブの頂点から最後から2番目のウェーブの頂点ま
での長さおよびウェーブ数を測定した。
【0054】測定した左側の長さをL1 、ウェーブ数を
1 、右側の長さをL2 、ウェーブ数をn2 とし、次式
により平均ウェーブ長さLを算出した。
【0055】平均ウェーブ長さL(mm)=(L1 +L
2 )/(n1 +n2
【0056】このようにして各毛髪の平均ウェーブ長さ
Lを求め、さらに各処理毛髪ごとに10本の平均値を求
め、次式により、ウェーブ効率E1 を求めた。
【0057】なお、ロッドのラセン溝のピッチは10m
mであり、もし、ロッドのラセン溝に巻き付けた通りに
ウェーブが出た場合はウェーブ効率は100%となる。
【0058】 ウェーブ効率E1 (%)=(10/L)×100
【0059】上記のようにしてウェーブ効率を測定した
後、各10本の毛髪を吊り下げ、各毛髪に3.2gの錘
をつけて12時間放置した後、毛髪から錘をはずし、前
記ウェーブ効率測定時と同様の測定を行い、再現された
ウェーブのウェーブ効率E2を求め、次式によりウェー
ブ保持率を求めた。
【0060】 ウェーブ保持率(%)=(E2 /E1 )×100
【0061】上記のようにして求めたウェーブ効率(た
だし、ウェーブ効率E1 )およびウェーブ保持率を表1
に示す。
【0062】
【表1】
【0063】表1に示すように、実施例1〜2のパーマ
ネントウェーブ用第1剤を用いた場合は、チオグリコー
ル酸アンモニウムを還元剤とする比較例1のパーマネン
トウェーブ用第1剤やシステインを還元剤とする比較例
2のパーマネントウェーブ用第1剤を用いた場合に比べ
て、ウェーブ効率およびウェーブ保持率が大きく、N−
(2−メルカプトエチル)アルキルアミドは、チオグリ
コール酸アンモニウムやシステインに比べて、毛髪への
ウェーブ付与作用が優れていることがわかる。
【0064】〈試験例2〉毛髪の損傷度を下記のアミノ
酸分析により毛髪中のシステイン酸の定量を行うことに
よって評価した。この毛髪中のシステイン酸の生成は毛
髪の損傷と関連性を有しており、毛髪中のシステイン酸
量が多いほど、パーマネントウェーブ処理による毛髪の
損傷が大きいことを示している。
【0065】すなわち、実施例1〜2および比較例1の
パーマネントウェーブ用第1剤を用い、試験例1と同様
の方法でパーマネントウェーブ処理を行った各毛髪に塩
酸を加え、真空密閉下、110℃で24時間加水分解
し、さらに減圧乾固して塩酸除去後、クエン酸ナトリウ
ム緩衡液で希釈し、濾過したものをアミノ酸分析計にて
システイン酸量を測定した。その結果を表2に示す。
【0066】
【表2】
【0067】表2に示すように、実施例1〜2のパーマ
ネントウェーブ用第1剤を用いた場合は、比較例1のパ
ーマネントウエーブ用第1剤を用いた場合に比べて、毛
髪中のシステイン酸の生成が少なく、N−(2−メルカ
プトエチル)アルキルアミドがチオグリコール酸アンモ
ニウムに比べて毛髪を損傷させることが少ないことがわ
かる。
【0068】〈試験例3〉実施例1〜2および比較例1
のパーマネントウェーブ用第1剤を用い、試験例1と同
様にパーマネントウェーブ処理し、パーマネントウェー
ブ処理後の毛髪の感触、パーマネントウェーブ処理後の
湿った状態での残存臭気(メルカプト基に基づく不快
臭)、乾いた状態での残存臭気について5人のパネルに
より官能評価をした。その結果を表3に示す。
【0069】
【表3】
【0070】毛髪の感触の評価基準 ○:良い △:普通 ×:悪い
【0071】残存臭気の評価基準 ○:ほとんど感じられない △:やや感じる ×:強く感じる
【0072】表3は最も人数が多かった評価を評価結果
として示しているが、この表3に示すように、実施例1
〜2のパーマネントウェーブ用第1剤を用いた場合は、
比較例1のパーマネントウェーブ用第1剤を用いた場合
に比べて、パーマネントウェーブ処理後の毛髪の感触が
良好で、かつ残存臭気が少なく、N−(2−メルカプト
エチル)アルキルアミドは、チオグリコール酸アンモニ
ウムに比べて、毛髪に与える感触が良好で不快臭が少な
いことがわかる。
【0073】実施例3 下記の配合でパーマネントウェーブ用第1剤を調製し、
それを用いて上記実施例1と同様にパーマネントウェー
ブ処理および試験を行った。試験結果を表4に示す。
【0074】 N−(2−メルカプトエチル)アセトアミド 6.0% セチルトリメチルアンモニウムクロライド 0.3% ケラチンペプチドのトリメチル第4級アンモニウム誘導体 0.5% (商品名:プロモイスWK−HQ、株式会社成和化成製) エチレンジアミン四酢酸ナトリウム 0.1% アンモニア水(pH7に調整) 滅菌イオン交換水 計100%とする
【0075】実施例4 ケラチンペプチドのトリメチル第4級アンモニウム誘導
体に代えて、ケラチンペプチド(商品名:プロモイスW
K−H、株式会社成和化成製)を2%用いたほかは、実
施例3と同様にしてパーマネントウェーブ用第1剤を調
整し、それを用いて実施例1と同様にパーマネントウェ
ーブ処理および試験を行った。試験結果を表4に示す。
【0076】
【表4】
【0077】表4に示すように、実施例3〜4のパーマ
ネントウェーブ用第1剤を用いた場合は、システイン酸
が実施例1の場合よりも少なく、ケラチンペプチドまた
はケラチンペプチドの誘導体を添加することにより、毛
髪の損傷をより低減することができることがわかる。
【0078】そして、ウェーブ効果やウェーブ保持率に
関しては、実施例3〜4のパーマネントウエーブ用第1
剤は実施例1のパーマネントウエーブ用第1剤とほぼ同
等であり、ケラチンペプチドやケラチンペプチドの誘導
体の添加によるウェーブ付与作用の大幅な低下は認めら
れなかった。
【0079】実施例5 還元剤:N−(2−メルカプトエチル)アセトアミド 6.0% モノエタノールアミン 1.0% エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.1% ポリオキシエチレン(15EO)ノニルフェニルエーテル 0.2% pH調整剤(塩酸にてpH9に調整) 滅菌イオン交換水 計100%とする
【0080】比較例3 還元剤として、N−(2−メルカプトエチル)アセトア
ミドに代えて、チオグリコール酸アンモニウムを用いた
以外は、実施例5と同様にしてパーマネントウェーブ用
第1剤を調製した。
【0081】上記実施例5および比較例3のパーマネン
トウェーブ用第1剤を用い、前記実施例1と同様にパー
マネントウェーブ処理および試験を行った。
【0082】ウェーブ効率、ウェーブ保持率およびシス
テイン酸の測定結果を表5に示す。また、パーマネント
ウェーブ処理後の毛髪の感触、パーマネントウェーブ処
理後の湿った状態での残存臭気、乾いた状態での残存臭
気についての官能試験の結果を表6に示す。表6の毛髪
の感触、残存臭気に関する評価基準は表3の場合と同様
である。
【0083】
【表5】
【0084】
【表6】
【0085】実施例5のパーマネントウエーブ用第1
剤、比較例3のパーマネントウエーブ用第1剤ともpH
を9に調整したものであるが、表5および表6に示すよ
うに、実施例5のパーマネントウェーブ用第1剤を用い
た場合は、比較例3のパーマネントウェーブ用第1剤を
用いた場合に比べて、ウェーブ効率、ウェーブ保持率が
大きく、システイン酸が少なく、かつパーマネントウェ
ーブ処理後の毛髪の感触が良好で、残存臭気が少なかっ
た。
【0086】比較例3のパーマネントウェーブ用第1剤
は従来のパーマネントウェーブ用第1剤に相当するもの
であるが、還元剤としてN−(2−メルカプトエチル)
アセトアミドを用い、pHを9に調整した場合には、従
来のパーマネントウェーブ用第1剤を用いた場合より、
毛髪に強力なウェーブを付与することができ、かつ毛髪
の損傷が少なく、しかもパーマネントウェーブ処理後の
毛髪の感触が良好で、残存臭気が少ないことがわかる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、一般
式(I)で表されるN−(2−メルカプトエチル)アル
キルアミドを還元剤として用いることにより、中性領域
でも毛髪に良好なウェーブを付与することができ、パー
マネントウェーブ処理による毛髪の損傷が少ないパーマ
ネントウェーブ用第1剤を提供することができた。
フロントページの続き (72)発明者 安達 敬 大阪府東大阪市布市町1丁目2番14号 株 式会社成和化成内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(I) HSCH2 CH2 NHCO−R (I) (式中、RはCH3 基またはCH3 CH2 基である)で
    表されるN−(2−メルカプトエチル)アルキルアミド
    を還元剤として2〜15重量%含有することを特徴とす
    るパーマネントウェーブ用第1剤。
  2. 【請求項2】 蛋白質加水分解物またはその誘導体を添
    加した請求項1記載のパーマネントウェーブ用第1剤。
JP22468292A 1992-07-31 1992-07-31 パーマネントウェーブ用第1剤 Pending JPH0656637A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017218415A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社ミルボン 毛髪変形用第1剤、毛髪変形用剤及び毛髪変形方法
JP2017218416A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社ミルボン 毛髪変形用第1剤、毛髪変形用剤及び毛髪変形方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017218415A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社ミルボン 毛髪変形用第1剤、毛髪変形用剤及び毛髪変形方法
JP2017218416A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社ミルボン 毛髪変形用第1剤、毛髪変形用剤及び毛髪変形方法

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