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JPH0633983A - 車両の振動低減装置 - Google Patents

車両の振動低減装置

Info

Publication number
JPH0633983A
JPH0633983A JP18366592A JP18366592A JPH0633983A JP H0633983 A JPH0633983 A JP H0633983A JP 18366592 A JP18366592 A JP 18366592A JP 18366592 A JP18366592 A JP 18366592A JP H0633983 A JPH0633983 A JP H0633983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
drive signal
vehicle
engine
wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18366592A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Takehara
伸 竹原
Naoki Ikeda
直樹 池田
Hiroshi Seni
浩史 仙井
Norihiko Nakao
憲彦 中尾
Chiaki Mitsufuji
千明 三藤
Yutaka Tsukahara
裕 塚原
Shingo Harada
真吾 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP18366592A priority Critical patent/JPH0633983A/ja
Publication of JPH0633983A publication Critical patent/JPH0633983A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両振動とは逆位相で同振幅の振動を車両に
与えて車両振動を低減するに際し、各車輪への動力伝達
配分割合を調整する動力配分装置の制御状態に応じて最
適な振動低減動作を行わせる。 【構成】 各車輪への動力伝達配分割合を調整する動力
配分装置の制御状態に基いて補正フィルタ30のフィル
タ係数や収束係数算出回路21の収束係数を補正し、車
体を加振するアクチュエータ3に送信される駆動信号A
を補正する。これにより、パワートレイン全体の重量変
化に応じた加振制御を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の振動低減装置に関
し、特に、車両を加振するアクチュエータを別途備え、
車両をその車両振動とは逆位相で同振幅に加振して、車
両振動を低減するものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の車両の振動低減装置
として、例えば特開昭61−220924号公報に開示
されるように、車体に取付けられて車両を加振する加振
機を備え、車両振動の位相に対して逆位相の振動を車両
に付与するように加振機を制御すると共に、車両振動の
振幅が大きい場合には、加振機に出力する加振信号のゲ
インを大に設定して、加振機により付加する振動の振幅
を車両振動とほぼ同振幅として、車両振動を有効に低減
するものが知られている。また、上記公報には、車体重
量を検出して振動発生モードを予測し、この予測した振
動に対して振動低減動作を行うようにした構成が開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、エン
ジンの駆動力を前輪側と後輪側とに伝達可能とし、その
伝達配分割合を変化させためにロック・アンロック状態
の切換えが可能なセンタデファレンシャルや、前後輪の
夫々において左右輪の差動に応じて駆動力の伝達配分割
合を変化させるためにロック・アンロック状態の切換え
が可能なフロント及びリヤのデファレンシャルを備えた
動力配分装置が開発されている。
【0004】そして、このような動力配分装置を備えた
車両にあっては、各デファレンシャルにおけるロック・
アンロック状態によってパワートレイン全体の重量が変
化することになり、この重量の変化状態に伴って車体振
動の発生状態も変化することになる。
【0005】ところが、これまでの振動低減装置にあっ
ては、上述したように各デファレンシャルのロック・ア
ンロック状態が切換えられて車体振動の発生状態が変化
した場合には、振動センサによってその振動の変化を検
知し、この新たに発生した振動を低減するようなフィー
ドバック制御を行うことによって振動を低減するように
していた。そのために、その振動低減動作の収束性が悪
く、迅速な振動低減が行われないといった不具合があっ
た。そこで本発明の発明者らは、このパワートレイン全
体の重量の変化と車体の振動の変化との相関関係に着目
し、このパワートレイン全体の重量の変化状態を検知す
ることによって車体の振動状態を認識することについて
考察した。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、車体の振動を迅速に低減できる振動
低減動作を行わせることができる構成を得ることであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、各車輪へのエンジン駆動力の伝達配分割
合を可変とした動力配分装置を備えた車両に対し、その
作動状態に応じて振動低減のためのアクチュエータに送
信される駆動信号を補正するようにした。具体的に、請
求項1記載の発明は、図1に示すように、各車輪へのエ
ンジン駆動力の伝達配分割合を調整する動力配分装置4
4を備えた車両に配設され、特定の振動要素を加振する
アクチュエータ3と、エンジン2から発せられる振動に
基くリファレンス信号を受け、該リファレンス信号に基
いて前記振動要素の振動とは逆位相且つ同振幅で該振動
要素を加振するように、前記アクチュエータ3に駆動信
号を送信して該アクチュエータ3を駆動制御する制御手
段24とを備えた車両の振動低減装置を前提としてい
る。そして、前記制御手段24に、動力配分装置44に
よる各車輪へのエンジン駆動力の伝達状態に基づいて前
記駆動信号を補正する駆動信号補正手段35を備えさせ
るような構成としている。
【0008】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の発明を、所謂LMSの適応アルゴリズムを備えた振動
低減装置に採用したものであって、同じく図1に示すよ
うに、各車輪へのエンジン駆動力の伝達配分割合を調整
する動力配分装置44を備えた車両に配設され、特定の
振動要素を加振するアクチュエータ3と、振動要素の振
動を検出する振動センサ7と、エンジン2から発せられ
る振動に基くリファレンス信号を受け、該リファレンス
信号に基いて前記振動要素の振動とは逆位相且つ同振幅
で該振動要素を加振するような駆動信号を作成すると共
に、前記振動センサ7から発せられる振動信号を小さく
するように前記駆動信号をフィードバック補正し、該フ
ィードバック補正した駆動信号を前記アクチュエータ3
に送信して該アクチュエータ3を駆動制御する制御手段
24とを備えた車両の振動低減装置を前提としている。
そして、前記制御手段24に、動力配分装置44による
各車輪へのエンジン駆動力の伝達状態に基づいて前記駆
動信号を補正する駆動信号補正手段35を備えさせるよ
うな構成としている。
【0009】請求項3記載の発明は、前記請求項1また
は2記載の車両の振動低減装置において、駆動信号補正
手段が、動力配分装置による各車輪へのエンジン駆動力
の伝達配分割合に基いて駆動信号を補正するような構成
としている。
【0010】請求項4記載の発明は、前記請求項1、2
または3記載の車両の振動低減装置において、駆動信号
補正手段が、動力配分装置による各車輪へのエンジン駆
動力の伝達配分割合の変化タイミングに応じて駆動信号
を補正するような構成としている。
【0011】請求項5記載の発明は、前記請求項4記載
の車両の振動低減装置において、駆動信号補正手段を、
振動信号が入力される収束係数算出回路を備えさせて成
す。そして、この収束係数算出回路が、動力配分装置に
よる各車輪へのエンジン駆動力の伝達配分割合の変化タ
イミングに応じて収束係数が変更されて駆動信号を補正
するような構成としている。
【0012】
【作用】以上の構成により本発明では以下に述べるよう
な作用が得られる。請求項1記載の発明では、エンジン
2から発生される振動に基くリファレンス信号を制御手
段24が受け、該制御手段24は、このリファレンス信
号に基いて振動要素の振動とは逆位相且つ同振幅で該振
動要素を加振するように、アクチュエータ3に駆動信号
を送信して該アクチュエータ3を駆動制御する。そし
て、この際、制御手段24に備えられた駆動信号補正手
段35は、動力配分装置44による各車輪へのエンジン
駆動力の伝達状態に基いて前記駆動信号を補正してい
る。従って、アクチュエータ3がパワートレイン全体の
重量に応じた最適な振動低減動作を行うことになり、振
動要素の振動を効率良く低減することができる。
【0013】請求項2記載の発明では、エンジン2から
発生される振動に基くリファレンス信号及び振動要素の
振動を検出する振動センサ7の振動信号を制御手段24
が受け、該制御手段24は、前記リファレンス信号に基
いて前記振動要素の振動とは逆位相且つ同振幅で該振動
要素を加振するような駆動信号を作成する。また、前記
振動センサ7から発せられる振動信号を小さくするよう
に前記作成された駆動信号がフィードバック補正されて
該フィードバック補正された駆動信号がアクチュエータ
3に送信されて該アクチュエータ3が駆動制御される。
そして、この際、制御手段24に備えられた駆動信号補
正手段35は、動力配分装置による各車輪へのエンジン
駆動力の伝達状態に基いて前記駆動信号を補正してい
る。従って、所謂LMSの適応アルゴリズムを備えたも
のに対してもアクチュエータ3がパワートレイン全体の
重量に応じた最適な振動低減動作を行うことになり、振
動要素の振動を効率良く低減することができる。
【0014】請求項3記載の発明では、動力配分装置に
よる各車輪へのエンジ駆動力の伝達配分割合に基いて駆
動信号が補正される。従って、パワートレイン全体の重
量ばかりでなくその重量バランスにも対応した最適な振
動低減動作が行える。
【0015】請求項4記載の発明では、動力配分装置に
よる各車輪へのエンジ駆動力の伝達配分割合の変化タイ
ミングに応じて駆動信号が補正される。従って、パワー
トレインの重量変化時において発生する振動要素の振動
に対して良好な振動低減動作が行われる。
【0016】請求項5記載の発明では、動力配分装置に
よる各車輪へのエンジ駆動力の伝達配分割合の変化タイ
ミングに応じて収束係数算出回路の収束係数が変更さ
れ、この変更された収束係数により駆動信号が補正され
る。従って、パワートレインの重量変化時において発生
する振動要素の振動に対して、既存の手段である収束係
数算出回路により良好な振動低減動作が行われる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2以下の図面に基
いて説明する。
【0018】図2において、1は車体、2は車体1のボ
ンネット1a下方のエンジンルーム1b内に配置された
エンジンであって、該エンジン2は、その下部を弾性支
持するマウント3及び支持ブラケット4を介して車体1
に弾性支持され、該エンジン2及び車体1等により車両
の全体が構成される。
【0019】前記マウント3は、図3に示すように、振
動源としてのエンジン2を加振するアクチュエータとし
ての機能を有する。即ち、同図のマウント3は、エンジ
ン2下端部が固定される挿入ロッド3aが上端部に配置
されたケーシング3bと、該ケーシング3bの下端部に
外周端が固定された中空錐形状の支持ゴム3cと、該支
持ゴム3cの内周端が固定された支持部3dとを有する
基本構成から成り、支持部3d下端に設けた挿入ロッド
3eが車体1に固定される。
【0020】前記ケーシング3b内には主液室3fが形
成されると共に、支持ゴム3cの下方にはダイヤフラム
3gにて区画した副液室3hが形成されている。前記主
液室3fと副液室3hとの間には、支持ゴム3cの側方
に形成した小径のオリフィス3iが形成されていて、主
液室3fと副液室3hとの流体をオリフィス3iを介し
て相互に流通させる構成である。更に、ケーシング3b
内には、主液室3fの上面を形成する加振板3jがラバ
ー3kを介してケーシング3b内周面を上下に摺動可能
に配置されると共に、該加振板3jの上方には、該加振
板3jを上下に摺動させる永久磁石3m及び電磁コイル
3nが配置されていて、該永久磁石3m及び電磁コイル
3nにより加振板3jを上下に振動させて主液室3fの
容積を可変にすることにより、主液室3fと副液室3h
との間で流体をオリフィス3iを通じて流通させること
を繰返して、支持ゴム3cを上下に振動させ、その結
果、加振力を発生させる構成としている。
【0021】また、図2において、7は車両1の左前輪
近傍の位置に配置されて車体1の上下加速度により車両
の振動を検出する振動センサとしての加速度センサであ
って、該加速度センサ7の検出信号はコントローラ8に
入力され、該コントローラ8により、前記加速度センサ
7で検出される上下加速度信号に基いて前記エンジンマ
ウント3を加振制御してエンジン2を上下振動させて、
本発明でいう特定の振動要素としての車体の振動を低減
する構成である。
【0022】次に、前記コントローラ8による車両振動
の低減制御のブロック構成を図4に示す。同図におい
て、10はエンジン2での混合気の点火信号に基いてエ
ンジン回転の周期を測定するエンジン回転周期測定回
路、11は該周期測定回路10にて測定されたエンジン
回転の周期に基いてエンジン2の振動に関連するリファ
レンス信号Rを発生するリファレンス信号発生器であ
る。また、12は前記加速度センサ7からの振動信号と
しての加速度信号を設定ゲインG2で増幅する増幅器、
13は該増幅器12で増幅された加速度信号の低周波成
分を濾波するローパスフィルタ、14は該ローパスフィ
ルタ13で濾波された加速度信号をアナログ値からデジ
タル値に変換するA/D変換器、15は該A/D変換器
14からの加速度信号Sを入力し、該加速度信号Sに基
いて前記エンジンマウント3を加振制御する駆動信号と
しての加振信号Aを生成する加振信号生成器である。更
に、17は該加振信号生成器15にて生成される加振信
号Aをデジタル値からアナログ値に変換するD/A変換
器、18は該D/A変換器17からの加振信号の低周波
成分を濾波するローパスフィルタ、19は該ローパスフ
ィルタ18で濾波された加振信号を設定ゲインG1で増
幅する増幅器であって、該増幅器19で増幅された加振
信号は前記エンジンマウント3に出力される。
【0023】前記加振信号生成器15は、その加振信号
の生成のアルゴリズムとして、最小二乗法(Least
Mean Square Method(=LM
S))の適応アルゴリズムが用いられる。この最小二乗
法の適応アルゴリズムを用いた加振信号生成器15の内
部構成を図5に示す。同図において、20は、該加振信
号生成器15から加振信号Aを出力した後、この加振信
号Aによりマウント3が加振制御され、その結果車両振
動に変化があり、この車両振動の変化が加速度センサ7
で検出されてその加速度信号Sが加振信号生成器15に
入力されるまでの伝達特性Hをモデル化したデジタルフ
ィルタ、21は加速度センサ7からの加速度信号Sに応
じてフィルタ係数を書き変えるための収束係数αを算出
する収束係数算出回路、22は前記リファレンス信号R
に伝達特性H及び収束係数αを乗算する乗算器、23は
該乗算器22の出力毎にその出力値に基いてフィルタ係
数が逐次更新され、その更新後のフィルタ係数に基いて
リファレンス信号とは逆位相で同振幅の加振信号Aを出
力する適応フィルタである。よって、加振信号生成器1
5により、加速度センサ7からの加速度信号Sを受け、
該加速度信号S及び収束係数に基いて適応フィルタ23
のフィルタ係数を更新して加振信号をAを適宜調整し、
該加振信号Aでエンジンマウント3を駆動制御して、そ
の車両に付加する振動の位相及び振幅をエンジン2の振
動と逆位相で同振幅として車両の振動を低減するように
した制御手段24を構成している。
【0024】また、本車両には、各車輪へのエンジン駆
動力の伝達割合を変化させるための動力配分装置44が
備えられている。以下、この動力配分装置44及びその
周辺の構成について説明する。図6に示すように、前記
エンジン2にはトランスミッション45が接続され、こ
のトランスミッション45にはトランスファ46が接続
されている。このトランスファ46にはエンジン2から
の出力を前輪47側に伝達するフロントプロペラシャフ
ト48及び後輪49側に伝達するリヤプロペラシャフト
50が夫々接続されている。前記フロントプロペラシャ
フト48には、フロントアクスル51を介して前輪4
7,47が接続されている。また、前記リヤプロペラシ
ャフト50には、リヤアクスル52を介して後輪49,
49が接続されている。更に、トランスファ46にはセ
ンタデファレンシャル53(以下、センタデフと略称す
る)、フロントアクスル51にはフロントデファレンシ
ャル54(以下、フロントデフと略称する)、リヤアク
スル52にはリヤデファレンシャル55(以下、リヤデ
フと略称する)が夫々設けられている。
【0025】また、各前輪47,47及び各後輪49,
49には、車輪速を検出する車輪速センサ56,56,
…が夫々取付けられている。57は、ブレーキスイッチ
であり、このブレーキスイッチ57によりブレーキング
状態が検出されるようになっている。58は、スロット
ルセンサであり、このスロットルセンサ58によりエン
ジン2のスロットル開度が検出されるようになってい
る。59は、デファレンシャルコントロールユニットで
あり、該デファレンシャルコントロールユニット59に
は、上述した各センサ56,57,58、マニュアルス
イッチ60及びバッテリ61が接続されている。そし
て、この各センサ56,57,58の信号やスイッチ6
0のON,OFF信号に基いて各デファレンシャル53,5
4,55の電磁クラッチへの電流の供給状態が制御され
て、各デファレンシャル53,54,55がアンロック
状態、中間ロック状態、完全ロック状態とされて、路面
状況等に応じた安定した走行状態が得られるようになっ
ている。また、本例のデファレンシャル53,54,5
5では、前記中間ロック状態が2段階に切換えられるよ
うになっていて、上述したアンロック状態及び完全ロッ
ク状態と合わせて合計4段階の切換えが可能となってい
る。
【0026】そして、本例の特徴とする構成として、図
5の如く、前記加振信号生成器15には補正フィルタ3
0が備えられている。この補正フィルタ30は、前記リ
ファレンス信号が入力されるようになっていると共に、
前記適応フィルタ23及びデジタルフィルタ20が連繋
されている。そして、この補正フィルタ30は、そのフ
ィルタ係数が上述した動力配分装置44の制御状態に基
いて変更されるようになっている。つまり、この補正フ
ィルタ30は、前記デファレンシャルコントロールユニ
ット59からの制御信号が調整機構26を経て送信さ
れ、この調整機構26からの信号に基いてフィルタ係数
が変更されるようになっている。このようにして、前記
補正フィルタ30及び調整機構26によって本発明でい
う駆動信号補正手段35が構成されている。
【0027】次に、前記コントローラ8における補正フ
ィルタ30のフィルタ係数変更動作の手順について図7
のフローチャートに基いて説明する。先ず、スタートし
て、ステップS1において、F(フロント)、C(セン
タ)、R(リヤ)の各デファレンシャル54,53,5
5のロック状態の読込みが行われる。これは、前記デフ
ァレンシャルコントロールユニット59の制御信号によ
って検出されるものである。その後、ステップS2にお
いて図8に示すメモリマップ1及び図9に示すメモリマ
ップ2から現在の動力配分装置の制御状態に対応したフ
ィルタ係数が算出される。各メモリマップについて説明
すると、メモリマップ1は、図8の如く、各デファレン
シャル53,54,55のロック状態夫々をX,Y,Z
の座標とする3次元座標によってフィルタ係数を算出す
るようにしたものであって、例えば、各デファレンシャ
ル53,54,55全てが完全ロック状態の時にはフィ
ルタ係数がF444 に算出され、また、センタデフ53が
完全ロック状態で、フロントデフ54及びリヤデフ55
がアンロック状態の時にはフィルタ係数がF141 に算出
されるようになっている。また、このフィルタ係数の設
定値の傾向としては、夫々のロック締結力が大きくなる
ほど加振信号のゲインを大きくするように設定されてい
る。一方、メモリマップ2は、図9に示す如く、各デフ
ァレンシャルのロック状態の切換え時に、その切換え状
態に応じたフィルタ係数を算出するようにしたものであ
って、例えば、デファレンシャルがロック状態からアン
ロック状態に切換えられる際には、補正フィルタ30の
フィルタ係数をFLFとし、逆に、デファレンシャルがア
ンロック状態からロック状態に切換えられる際には、補
正フィルタ30のフィルタ係数をFFLとするようにして
いる。また、前者の切換え(ロック状態からアンロック
状態への切換え)時には、後者の切換え(アンロック状
態からロック状態への切換え)時に比べて振動が大きく
なり易いので、FFLよりもFLFのゲインを大きく設定し
ておき、振動の大きさに応じた最適な振動低減動作が得
られるようにしている。このようにして、デファレンシ
ャルの非切換え時にはメモリマップ1に基き、切換え時
にはメモリマップ2に基いてフィルタ係数が決定された
後、ステップS3において、この算出されたフィルタ係
数が補正フィルタ30のフィルタ係数として設定されて
リターンされる。このようにして、補正フィルタ30の
フィルタ係数が変更されると、これに応じてリファレン
ス信号も補正され、この補正されたリファレンス信号が
適応フィルタ23において駆動信号とされてエンジンマ
ウント3に送信されることになる。つまり、この駆動信
号は前記補正フィルタ30のフィルタ係数の変更に伴っ
て補正されていることになり、これにより動力配分装置
44の制御状態、つまりはパワートレイン全体としての
重量によって変化する車体振動に応じて補正フィルタ3
0のフィルタ係数を変更して駆動信号が補正されるよう
に構成されている。
【0028】このように、本例の構成によれば、動力配
分装置44の制御状態に基いて予めリファレンス信号を
補正フィルタ30によって補正しておくことで、駆動信
号をパワートレイン全体の質量に応じて補正することが
できるので、エンジンマウント3に最適な低減動作を行
わせることができ、車体の振動を効率良く低減すること
ができ、その結果、車両の静粛性が向上する。
【0029】(第2実施例)次に、請求項5記載の発明
に係る第2実施例について説明する。上述した第1実施
例は補正フィルタ30のフィルタ係数を変更するもので
あったが、本例は、それに代えて収束係数算出回路21
の収束係数を動力配分装置44の制御状態に基いて設定
するようにしたものである。
【0030】以下、この収束係数の変更動作の手順を図
10のフローチャートに基いて説明する。スタートした
後、先ず、ステップS11において、各デファレンシャ
ル53,54,55のロック状態の読込みが行われる。
これは上述した第1実施例と同様にデファレンシャルコ
ントロールユニット59の制御信号によって検出される
ものである。その後、ステップS12においてデファレ
ンシャルのロック状態の切換え時であるか否かの判定を
行う。そして、切換え時であるYESの場合には、ステ
ップS13においてタイマT1 をリセットし、ステップ
S14において図11に示すメモリマップから動力配分
装置44の切換え状態に対応した収束係数が算出され
る。このメモリマップは、図11の如く、デファレンシ
ャルの切換え動作がロック状態からアンロック状態とさ
れる動作であるか逆にアンロック状態からロック状態と
される動作であるかによって収束係数の変化量を異なら
せるようにしている。具体的には、デファレンシャルの
変化動作がロック状態からアンロック状態とされる動作
である時には、収束係数の初期値α0 に2を乗じて収束
係数を大きくするようにし、一方、デファレンシャルの
変化動作がアンロック状態からロック状態とされる動作
である時には、収束係数の初期値α0 に0.5を乗じて
収束係数を小さくするようにしている。その理由は、前
者の切換え(ロック状態からアンロック状態への切換
え)時には、後者の切換え(アンロック状態からロック
状態への切換え)時に比べて振動が大きくなり易いの
で、このアンロック状態への切換え時における収束時間
の短縮化を図るためである。このようにして、メモリマ
ップによって収束係数が決定された後、ステップS15
において、この算出された収束係数が収束係数算出回路
21の収束係数として設定されてステップS16に移
る。その後、ステップS16,17においてタイマがタ
イムアップするまでの間、メモリマップに基いた収束係
数に設定されており、タイマがタイムアップすると、ス
テップS18において収束係数が初期値α0 に戻されて
リターンされる。
【0031】このように、本例の構成によっては、デフ
ァレンシャルの切換え状態に基いて収束係数を変更して
おくことで、収束時間の短縮化を図ることができるの
で、動力配分装置44の制御切換え時において迅速に車
体の振動を低減することができ、その結果、車両の静粛
性が向上する。
【0032】また、上述したような収束係数の変更動作
に付加して、何れのデファレンシャルにおいてロック状
態が切換えられているかによって収束係数の変化割合を
更に変更するようにしてもよい。具体的には、センタデ
フ53の切換え時には、パワートレインの重量の変化量
が大きく、振動の変化量も大きくなるので、上記設定し
た収束係数に更に2を乗じて収束係数を大きく設定して
おき、フロントデフ54の切換え時には、この切換えに
よって車両のステアリング特性が変化するので、そのこ
とを運転者に知らせるべく、振動の低減性能を低く設定
できるように、上記設定した収束係数に更に0.5を乗
じて収束係数を小さく設定しておくようにする。また、
リヤデフ55の切換え時には、上記設定した収束係数を
変更することなしにそのまま使用する。
【0033】また、図12は加振制御するアクチュエー
タ及び振動センサの変形例を示し、上記実施例ではエン
ジンマウント3及び加速度センサ7で構成したのに代
え、車室内に配置するスピーカ及びマイクロホンで構成
したものである。
【0034】すなわち、図12においては、車室内とい
う所定空間での振動を低減すべく、車室内の複数位置に
M個のマイクロホン40-1,40 -2 〜40-M(図2に
仮想線で示す前席ヘッドレスト部、及び後席側方等に配
置されるマイクロホン)と、L個のスピーカ41-1,4
1-2〜41-Lを各々配置している。更に、前記各スピー
カ41-1…と各マイクロホン40-1…との間の伝達特性
H11〜HLMをモデル化した複数個のデジタルフィルタ2
0…と、前記スピーカ41-1…の数に等しいL個の適応
フィルタ23…と、L個のD/A変換器17…と、L個
の出力側の増幅器19…と、M個のA/D変換器14…
と、M個の入力側の増幅器12…とを備えている。その
他の構成は図4及び図5と同一であるので、同一部分に
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0035】尚、上述した第1実施例の構成と第2実施
例の構成とを共存させ、フィルタ係数及び収束係数の両
方によって駆動信号を補正するような構成としてもよ
い。また、加速度センサ7の配設位置としては、フロア
パネル、ドアインナパネル、ステアリング、シフトノブ
等種々の振動発生部に配設することが望ましい。また、
上述した各実施例では所謂LMSの適応アルゴリズムを
備えた振動低減装置について説明したが、請求項1記載
の発明にあっては、この種の振動低減装置に限るもので
はない。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、制御手段に、動力配分装置による各車
輪へのエンジン駆動力の伝達状態に基づいて前記駆動信
号を補正する駆動信号補正手段を備えさせるような構成
としたために、アクチュエータにパワートレイン全体の
重量等に応じた最適な振動低減動作を行わせることがで
き、振動要素の振動を効率良く低減することができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、所謂LMS
の適応アルゴリズムを備えた振動低減装置に対して、制
御手段に、動力配分装置による各車輪へのエンジン駆動
力の伝達状態に基づいて前記駆動信号を補正する駆動信
号補正手段を備えさせるような構成としたために、上述
した請求項1記載の発明における効果と同様に、アクチ
ュエータにパワートレイン全体の重量等に応じた最適な
振動低減動作を行わせることができ、振動要素の振動を
効率良く低減することができる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、駆動信号補
正手段を、動力配分装置による各車輪へのエンジン駆動
力の伝達配分割合に基いて駆動信号を補正するような構
成としたために、パワートレイン全体の重量ばかりでな
くその重量バランスにも対応した最適な振動低減動作を
行わせることができる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、駆動信号補
正手段を、動力配分装置による各車輪へのエンジン駆動
力の伝達配分割合の変化タイミングに応じて駆動信号を
補正するような構成としたために、パワートレインの重
量変化によって発生する振動要素の振動に対して良好な
振動低減動作を行わせることができる。
【0040】請求項5記載の発明によれば、駆動信号補
正手段を、振動信号が入力される収束係数算出回路を備
えて成し、該収束係数算出回路を、動力配分装置による
各車輪へのエンジン駆動力の伝達配分割合の変化タイミ
ングに応じて収束係数が変更されて駆動信号を補正する
ような構成としたために、パワートレインの重量変化に
よって発生する振動要素の振動に対して、既存の手段で
ある収束係数算出回路により良好な振動低減動作を行わ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び2記載の発明の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】車両の全体概略構成を示す図である。
【図3】加振制御用アクチュエータを兼用するエンジン
マウントの具体的構成を示す図である。
【図4】加振制御のブロック構成を示す図である。
【図5】LMSの適応アルゴリズムを用いた加振信号生
成器の構成を示す図である。
【図6】動力配分装置及びその制御系を示すパワートレ
インの全体構成図である。
【図7】第1実施例におけるフィルタ係数の変更動作を
示すフローチャート図である。
【図8】メモリマップ1を示す図である。
【図9】メモリマップ2を示す図である。
【図10】第2実施例における収束係数の変更動作を示
すフローチャート図である。
【図11】メモリマップを示す図である。
【図12】加振制御用アクチュエータを複数個のスピー
カで構成した場合のLMSの適応アルゴリズムのブロッ
ク構成図ある。
【符号の説明】
1 車体(振動要素) 2 エンジン 3 エンジンマウント(アクチュエータ) 7 加速度センサ(振動センサ) 21 収束係数算出回路(駆動信号補正手
段) 24 制御手段 30 補正フィルタ 35 駆動信号補正手段 44 駆動力配分装置 47 前輪 49 後輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中尾 憲彦 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 三藤 千明 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 塚原 裕 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 原田 真吾 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各車輪へのエンジン駆動力の伝達配分割
    合を調整する動力配分装置を備えた車両に配設され、特
    定の振動要素を加振するアクチュエータと、エンジンか
    ら発せられる振動に基くリファレンス信号を受け、該リ
    ファレンス信号に基いて前記振動要素の振動とは逆位相
    且つ同振幅で該振動要素を加振するように、前記アクチ
    ュエータに駆動信号を送信して該アクチュエータを駆動
    制御する制御手段とを備えた車両の振動低減装置におい
    て、 前記制御手段には、動力配分装置による各車輪へのエン
    ジン駆動力の伝達状態に基づいて前記駆動信号を補正す
    る駆動信号補正手段が備えられていることを特徴とする
    車両の振動低減装置。
  2. 【請求項2】 各車輪へのエンジン駆動力の伝達配分割
    合を調整する動力配分装置を備えた車両に配設され、特
    定の振動要素を加振するアクチュエータと、前記振動要
    素の振動を検出する振動センサと、エンジンから発せら
    れる振動に基くリファレンス信号を受け、該リファレン
    ス信号に基いて前記振動要素の車両振動とは逆位相且つ
    同振幅で該振動要素を加振するような駆動信号を作成す
    ると共に、前記振動センサから発せられる振動信号を小
    さくするように前記駆動信号をフィードバック補正し、
    該フィードバック補正した駆動信号を前記アクチュエー
    タに送信して該アクチュエータを駆動制御する制御手段
    とを備えた車両の振動低減装置において、 前記制御手段には、動力配分装置による各車輪へのエン
    ジン駆動力の伝達状態に基づいて前記駆動信号を補正す
    る駆動信号補正手段が備えられていることを特徴とする
    車両の振動低減装置。
  3. 【請求項3】 駆動信号補正手段は、動力配分装置によ
    る各車輪へのエンジン駆動力の伝達配分割合に基いて駆
    動信号を補正するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の車両の振動低減装置。
  4. 【請求項4】 駆動信号補正手段は、動力配分装置によ
    る各車輪へのエンジン駆動力の伝達配分割合の変化タイ
    ミングに応じて駆動信号を補正するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1,2または3記載の車両の
    振動低減装置。
  5. 【請求項5】 駆動信号補正手段は、振動信号が入力さ
    れる収束係数算出回路を備えており、該収束係数算出回
    路は、動力配分装置による各車輪へのエンジン駆動力の
    伝達配分割合の変化タイミングに応じて収束係数が変更
    されて駆動信号を補正するように構成されていることを
    特徴とする請求項4記載の車両の振動低減装置。
JP18366592A 1992-07-10 1992-07-10 車両の振動低減装置 Pending JPH0633983A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1325277C (zh) * 2001-10-01 2007-07-11 佳能株式会社 印刷装置及其控制方法、印刷系统和实施该方法的程序

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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