JPH0585301A - インフレータブルシートベルト装置 - Google Patents
インフレータブルシートベルト装置Info
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- JPH0585301A JPH0585301A JP3243250A JP24325091A JPH0585301A JP H0585301 A JPH0585301 A JP H0585301A JP 3243250 A JP3243250 A JP 3243250A JP 24325091 A JP24325091 A JP 24325091A JP H0585301 A JPH0585301 A JP H0585301A
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- B60R22/12—Construction of belts or harnesses
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B60R21/18—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags the inflatable member formed as a belt or harness or combined with a belt or harness arrangement
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Abstract
速に膨張させるとともに、タングとバックルの操作性を
良好にする。 【構成】通常時、袋状ベルト2bは帯状に保形されてい
る。ベルト装着のため、タング5をバックル装置4に係
合すると、ガス流動孔4aとガス流動孔5aとが整合し
て一つのガス流動路を形成するが、通常時にはガス流動
孔4aとガス流動孔5aとはキャップ11,12により
遮断している。通常時はガスジェネレータ9が作動しな
いので、インフレータブルシートベルト装置は、従来の
一般的なシートベルト装置と同様の乗員拘束機能を発揮
する。緊急時に、ガスジェネレータ9から高圧のガスが
発生し、発生したガスはキャップ11,12を割って、
袋状ベルト2bに侵入する。その結果、袋状ベルト2b
はほぼ瞬時にかつ確実に膨張展開する。したがって、乗
員はこのように膨張展開した袋状ベルト2bにより確実
に受け止められる。
Description
に形成されており、通常時は帯状に保形されるととも
に、緊急時にガス発生手段からのガスにより膨張展開す
るウェビングを有するインフレータブルシートベルト装
置に関するものである。
シートベルト装置が付設されていることが多いが、この
シートベルト装置は、車両衝突時などの緊急時におい
て、ウェビングにより乗員を拘束して、車体に衝突する
ことによる負傷等から乗員を保護するようになってい
る。しかしながらこのようなシートベルト装置において
は、乗員を拘束するベルトを構成するウェビングの幅が
それほど大きくないので、乗員はウェビングにより拘束
されたとき比較的大きな荷重を局部的に受けるようにな
る。
形成し、通常時にはこの袋状のウェビングを帯状に保形
して一般的なシートベルトとして機能させ、緊急時にガ
ス発生手段から噴出するガスをこの袋状のウェビングに
導入することによりウェビングを膨張させ、その膨張し
たウェビングにより乗員を受け止めるようにしてエアベ
ルトとして機能させたインフレータブルシートベルト装
置が、例えば特開昭47ー26830号公報や特開昭4
9ー88220号公報等において種々提案されている。
このようなインフレータブルシートベルト装置によれ
ば、ウェビングが乗員の運動エネルギをより広い面積で
受けるようになる。これにより荷重が分散されるので、
乗員が局部的に大きな荷重を受けることがなくなり、乗
員はより一層効果的に保護されるようになる。
トの乗員のために設けられるエアバッグ装置を設けよう
とすると、そのエアバッグ装置をリヤシート前方にある
フロントシートの背面に設けざるを得ないが、エアバッ
グ装置をフロントシートに設けた場合、フロントシート
が乗員によって前後方向位置が異なったり、リクライニ
ング位置が異なるため、エアバッグ装置がリヤシートの
乗員を適正にかつ効果的に保護するようにすることは難
しい。したがって、前述のインフレータブルシートベル
ト装置はこのようなリヤシートに対しては特に有効であ
る。
に開示されているシートベルト装置では、タングがその
貫通孔に前述の膨張ウェビングを貫通させることによ
り、ウェビングに対して摺動自在に設けられている。こ
のようなタングにおいては、ウェビングがねじれたり、
反転したりすると乗員に対してウェビングが正しく適合
されないばかりでなく、タングのウェビングに対する円
滑な移動が阻害されることがある。したがって、タング
のベルト貫通孔は、ウェビングのねじれや反転が生じる
ことのない大きさに設定する必要があるのでその大きさ
が制限され、それほど大きく設定することはできない。
きさが制限されると、緊急時にガス発生手段からのガス
が袋状のウェビングに侵入してウェビングが膨張する
際、このタングにおいてウェビングの膨張が抑制され
る。その結果、侵入したガスはタングから先のウェビン
グ、すなわちウェビングの乗員当接部にスムーズに流動
しなくなり、このウェビングの乗員当接部が迅速にかつ
確実に膨張しない場合が考えられる。また一般に、ウェ
ビングはタングのベルト貫通孔において折り返されるの
で、ガスの流通面積がそれほど十分な大きさに設定され
なく、ガスの円滑な流動が更に一層阻害されるようにな
る。
にかつ確実に膨張しないと、ウェビングが乗員の運動エ
ネルギによる荷重を分散して、乗員が局部的に大荷重を
受けることを防止するエアベルトの機能を確実にかつ十
分に果たすことができない場合が考えられる。また、タ
ングが膨張ウェビングに摺動可能に設けられているが、
膨張ウェビングは袋状に形成されているために比較的厚
く形成されるため、タングを滑らかに移動させることが
難しく、操作性が良好であるとは必ずしも言えない。
たものであって、その目的は、緊急時に膨張可能なウェ
ビングを確実にかつ迅速に膨張させることのできる操作
性の良好なインフレータブルシートベルト装置を提供す
ることである。
めに、請求項1の発明は、乗員当接部の少なくとも一部
が袋状に形成されており、通常時は帯状に保形されると
ともに、緊急時にガス発生手段からのガスにより前記袋
状部分が膨張展開するウェビングと、このウェビングの
袋状部分に連結されたタングと、このタングが係脱可能
に挿入係合するバックル装置を少なくとも備えているイ
ンフレータブルシートベルト装置であって、前記バック
ル装置が前記ガス発生手段に連通するバックル側ガス流
動孔を有し、前記タングが前記袋状部分の内部に連通す
るタング側ガス流動孔を有するとともに、前記タングが
前記バックル装置に挿入係合したとき、前記バックル側
ガス流動孔と前記タング側ガス流動孔とが連通して、前
記ガス発生手段と前記ウェビングの前記袋状部分とを連
通するガス流動路が形成されることを特徴としている。
に、通常時前記バックル側ガス流動孔を閉塞するととも
に緊急時に前記ガスにより破断して前記バックル側ガス
流動孔を開くバックル側キャップが設けられ、更に前記
タングに、通常時前記タング側ガス流動孔を閉塞すると
ともに緊急時に前記ガスにより破断して前記タング側ガ
ス流動孔を開くバックル側キャップが設けられているこ
とを特徴としている。更に請求項3の発明は、前記タン
グ側ガス流動孔に、異物が前記ウェビングの前記袋状部
分に侵入するのを阻止するフィルタが配設されているこ
とを特徴としている。
タブルシートベルト装置においては、タングがバックル
装置に挿入係合したとき、バックル側ガス流動孔とタン
グ側ガス流動孔とが連通して、ガス発生手段とウェビン
グの袋状部分とを連通するガス流動路が形成されるの
で、緊急時にはガス発生手段から発生したガスがこのガ
ス流動路を通って、ウェビングの袋状部分に侵入する。
したがって、ウェビングは瞬時にかつ確実に膨張展開す
る。また、タングはウェビングの袋状部分を摺動するこ
とはないので、タングの取扱が容易となり、操作性が良
好になる。
クル側ガス流動孔及びタング側ガス流動孔がそれぞれキ
ャップによって閉塞されるので、タングとバックル装置
とが非係合状態にあっても、それらバックル側ガス流動
孔及びタング側ガス流動孔に異物が侵入することが確実
に防止される。緊急時にはガスによってキャップが瞬時
に破断するためガス流動路が確実に形成されるため、ガ
スがウェビングの袋状部分に確実に侵入するようにな
る。したがって、ウェビングの袋状部分は瞬時にかつ確
実に膨張展開する。
動孔にフィルタが配設されるので、ガス発生における反
応の際生じる残さいやキャップの破片等の異物がこのフ
ィルタにより捕捉される。したがって、異物がウェビン
グの袋状部分に侵入することはないので、ウェビングは
異物による影響から保護される。
る。図1は本発明にかかるインフレータブルシートベル
ト装置の一実施例を示す概略全体構成図、図2は図1に
おけるIIーII線に沿う断面図である。
タブルシートベルト装置1は、左右一方の片側(図の例
では乗員の右側)から他側へ上下方向斜めに延設される
肩ベルト2と、左右一方の片側(図の例では乗員の右
側)から他側へ延設されるラップベルト3と、車体床部
等に配設されたバックル装置4と、ベルト装着時にバッ
クル装置4に挿入係止されるタング5と、肩ベルト2を
案内する中間ガイド6とを備えている。
トと同様のノーマルベルト2aと、このノーマルベルト
2aの一端に連結された袋状のベルト2bとから構成さ
れている。ノーマルベルト2aは中間ガイド6に摺動自
在に案内されるようになっており、その他端が車体に固
定されたシートベルトリトラクタ(ELR)7に連結さ
れている。このシートベルトリトラクタ7によりノーマ
ルベルト2aは所定量巻かれている。ノーマルベルト2
aを中間ガイド6に貫通させてリトラクタ7によって巻
き取るようにすることにより、肩ベルト2のまき取り、
引出しが滑らかに行うことができ、ベルトのゆるみが簡
単かつ確実に吸収できるようになる。
置するようになっており、ノーマルベルト2aとの連結
端部と反対側の端部がタング5に連結されている。この
ように、袋状ベルト2bをタング5に直接連結した場
合、バックル装置4の位置が一定であるので、袋状ベル
ト2bの長さを容易に設定することができる。
シートベルトと同様のノーマルベルトにより形成され、
その一端がタング5に連結されているとともに、他端が
車体に固定されたシートベルトリトラクタ(ELR)8
に連結されている。更にバックル装置4には、車両衝突
時等の緊急必要時に作動して高圧のガスを発生するガス
ジェネレータ(G.G.)9が連結されている。
実線で示すように袋状のベルト本体2cを折り畳んで例
えばカバー2dにより覆うと共にこのカバー2dの両端
を縫製2eすることにより、通常時には帯状に保形され
ている。このカバー2dは、ガスジェネレータ9からの
反応ガス導入時には縫製部2eが肩ベルト2の膨張力で
簡単に外れて肩ベルト2の膨張を妨げないように設定さ
れており、この時には袋状ベルト2bは二点鎖線で示す
ように確実に膨張展開するようになっている。なお、袋
状ベルト2bにおける帯状の保形は、例えば接着剤によ
り折り畳み部分を軽く接着するようにすることもでき、
更に従来の他の適宜の方法を用いることができる。肩ベ
ルト2のノーマルベルト2aと袋状ベルト2bとの連結
部及び袋状ベルト2bとタング5との連結部は、それぞ
れ気密状態に保持されている。
5aを有する円筒状に形成されており、その一端部5b
に袋状ベルト2bが連結されるようになっている。また
タング5の他端部には、後述するパウル(図3には4f
で示されている)が係合する溝5cを有する係合部5d
が形成されている。この係合部5dの他端部側は傾斜面
5eとされている。更にタング5のほぼ中央部にはラッ
プベルト3が連結される連結部5fが形成されている。
5b側に位置してフィルタ10がTキャップにより保持
されているとともに、他端部側にタング側キャップ11
(図5に明瞭に示されている)が設けられている。フィ
ルタ10は袋状ベルト2bへ流動するガスの熱を冷却す
るとともに袋状ベルト2bへ異物が侵入するのを防止し
ている。またタング側キャップ11は、図4(a)に示
すように切り欠き溝11aが設けられており、通常時に
はこのキャップ11はタング5のガス流動孔5aを密閉
して異物がガス流動孔5a内に侵入するのを防止してい
るが、緊急時のガス発生時にはそのガスの圧力で切り欠
き溝11aから容易に割れてガス流動路を確保するよう
になっている。
ガス流動孔5aをそれほど大きく形成する必要はないの
で、全体としてコンパクトに形成することができ、バッ
クル装置4への脱着における操作性が良好となってい
る。
流動孔4aを有する円筒状のバックル本体4bを備えて
おり、このバックル本体4bの一端部側から、タング5
の他端部がガス流動孔4a内へ嵌入できるようになって
いる。またバックル本体4bの他端部には、ガスジェネ
レータ9が嵌合固定されるようになっている。更にバッ
クル本体4bの外周面には突出部4cが形成されてお
り、この突出部4cにパウル4fが嵌合係止する溝4d
が軸方向と直交する方向に沿って形成されているととも
に、突出部及びバックル本体4bにタング5の係合部5
dが嵌入可能な溝4eが軸方向に沿って形成されてい
る。
4bのガス流動孔4a内には、このガス流動孔4a内に
嵌入されたタング5を脱出方向に付勢するスプリング4
gが配設されているとともに、このスプリング4gの一
端にはバックル側キャップ12が取り付けられている。
このバックル側キャップ12は、タング5がガス流動孔
4a内に嵌入されなくスプリング4gが自由状態の位置
とタング5がガス流動孔4a内に嵌入されて押圧され、
ガス流動孔4aの段部4hに当接した位置との間で摺動
可能となっている。
(b)に示すように切り欠き溝12aが設けられてお
り、通常時にはこのキャップ12はバックル本体4bの
ガス流動孔4aを密閉して異物がキャップ12よりガス
ジェネレータ9側のガス流動孔4a内に侵入するのを防
止しているが、緊急時のガス発生時にはそのガスの圧力
で切り欠き溝12aから容易に割れてガス流動路を確保
するようになっている。
が嵌入されており、このパウル4fは、板ばねからなる
スプリング4jにより溝4d内に嵌入方向へ常時付勢さ
れている。これにより、タング5をバックル本体4bの
ガス流動孔4a内に嵌入したとき、タング5の軸方向移
動に伴って、パウル4fがタング5の係合部5dにおけ
る傾斜面5eにより上方へスプリング4jの付勢力に抗
して押し上げられ、タング5がバックル側キャップ12
を介してガス流動孔4aの段部4hに当接したとき、タ
ング5の係合部5dにおける溝5cがバックル本体4b
の溝4dに整合することにより、パウル4fはスプリン
グ4jの付勢力で溝5cに嵌入係合するようになる。こ
のパウル4fが溝5cに係合した状態では、タング5は
バックル本体5bから脱出不能となるようにされてい
る。このスプリング4jは、その一端部がバックル装置
5のアッパーカバー4kと突出部4cとの間に挟持され
ている。
は、操作ボタン4mが嵌入する開口4n及びタング5が
嵌入する開口4oの一部4o1がそれぞれ形成されてい
る。またアッパーカバー4kには係止爪4pが形成され
ており、この係止爪4pがアッパーカバー4kとロアカ
バー4qとが合わされたときロアカバー4qの被係止部
(不図示)に係止することにより、バックル本体4bを
覆うカバーが形成されるようになっている。ロアカバー
4qにはタング5が嵌入する開口4oの他部4o2が形
成されており、アッパーカバー4kとロアカバー4qと
が合わされた状態で、一つの円形状の開口4oが形成さ
れる。
能に嵌入する操作ボタン4mは、アッパーキャップ4k
との間に縮設された一対のコイルスプリング4rにより
開口4nから突出する方向に常時付勢されている。その
場合、操作ボタン4mの両側に形成された係止突起4s
がアッパーキャップ4kの所定位置に設けられた被係止
部(不図示)に係止することにより、操作ボタン4mは
その突出量が制限されるようになっている。係止突起4
sがアッパーキャップ4kの被係止部に係止した位置
が、図5に実線で示すように操作ボタン4mの非作動位
置となる。
するパウル4fの持ち上げ部4uが左右両側に一対形成
されている。この持ち上げ部4uの傾斜面4tは、操作
ボタン4kが軸方向に移動したときパウル4fの下に位
置するようにされている。そして、図5に示すようにタ
ング5とバックル装置4とが連結されている状態で、操
作ボタン4mを二点鎖線で示す位置の方へ押し込むと、
この操作ボタン4mの軸方向移動に伴って傾斜面4tが
パウル4fの下端に当接しかつこのパウル4fを上方へ
持ち上げるようになるので、パウル4fは溝4d,5c
から脱出し、タング5とバックル装置4との係合が外れ
るようになっている。
ータブルシートベルト装置1においては、通常時は、袋
状ベルト2bは帯状に保形されている。また、バックル
装置4とタング5との非係合時状態では、バックル装置
4のガス流動孔4aがキャップ12により閉塞されてい
るとともに、タング5のガス流動孔5aがキャップ11
により閉塞されているので、異物がガスジェネーレータ
9及び袋状ベルト2bの方へ侵入するようなことはな
い。
ル装置4に挿入係止することにより、ベルトを装着す
る。このベルト装着状態ではパウル4fが溝5cに嵌入
係合するので、タング5がバックル装置4から外れるこ
とはなく、タング5とバックル装置4との連結状態が保
持される。また、タング5とバックル装置4との連結状
態では、ガス流動孔4aとガス流動孔5aとが整合して
一つのガス流動路を形成するようになるが、通常時には
ガス流動孔4aとガス流動孔5aとはキャップ11,1
2により遮断している。
ラップベルト3は、それぞれシートベルトリトラクタ
7,8により巻取り方向に弱い力で付勢されているが、
この弱い力は乗員に圧迫感を与えないとともに、シート
ベルトリトラクタ7,8の巻取りリールがロックされな
いので、両ベルト2,3は自由に引き出すことができ
る。これにより、乗員の平常の動作に追従して肩ベルト
2及びラップベルト3の引出し格納が行われるようにな
り、シートベルトのコンフォート性が良好になる。車両
の運転中に、車両に所定の大きさの減速度が作用する
と、乗員は慣性力により前方に移動しようとして両ベル
ト2,3を押圧する。これにより、両ベルト2,3は、
それぞれシートベルトリトラクタ7,8から引き出され
そうになる。しかし、このときシートベルトリトラクタ
7,8の各減速度感知手段が作動して各巻取りリールが
ロックされるので、両ベルト2,3の引出しが阻止され
る。したがって、乗員は肩ベルト2及びラップベルト3
により確実に拘束され、乗員の前方移動が防止される。
その場合中間ガイド6により、肩ベルト2は乗員の正し
い位置に当接するようになる。このように、本実施例の
インフレータブルシートベルト装置1は、従来の一般的
なシートベルト装置と同様の乗員拘束機能を発揮する。
が車両に作用する緊急時には、車両に設けられた減速度
感知手段が作動し、ガスジェネレータ9が作動して高圧
のガスを発生する。図4において、発生したガスはバッ
クル装置4のガス流動孔4a内に瞬時に侵入してバック
ル側キャップ12に衝突し、このキャップ12が割れ
る。これによりガス流動路が形成されるので、更にガス
はタング側キャップ11に衝突し、同様にこのキャップ
11も割れる。この結果、バックル装置4側のガス流動
孔4aとタング5側のガス流動孔5aとが連通するの
で、ガスジェネレータ9は肩ベルト2の袋状ベルト2b
と直接連通し、ガスジェネレータ9と袋状ベルト2bと
の間にガス流動路が形成される。このため、ガスジェネ
レータ9から発生したガスは袋状ベルト2bに侵入する
ので、カバー2dが外れて袋状ベルト2bはほぼ瞬時に
かつ確実に膨張展開する。その場合、袋状ベルト2bが
折り返されることがないので、十分大きなガス流通面積
が確保され、ガスは瞬時に袋状ベルト2bに侵入するよ
うになり、ガスの効率が高くなる。また、ガスジェネレ
ータ9におけるガス反応時の残さいやキャップ11,1
2の破片等の異物はフィルタ10により捕捉されるの
で、これらの異物が袋状ベルト2bに侵入することはな
い。
た袋状ベルト2bにより確実に受け止められる。これに
より、袋状ベルト2bが広がって乗員の運動エネルギが
広い面積で受け止められるようになるので、荷重が分散
され、乗員は大きな衝撃荷重から確実に保護されるよう
になる。また、肩ベルト2は袋状ベルト2bが膨張展開
することによりそのゆるみ(スラック)が吸収されるの
で、ベルトの乗員拘束性能が向上する。
するために、操作ボタン4mを押し込むと、パウル4f
が上昇して溝4d,5cから脱出し、タング5とバック
ル装置4との係合が外れる。これにより、スプリング4
gによりタング5が脱出方向に付勢されているので、タ
ング5は容易にバックル装置4から離脱する。
様の斜視図である。なお、前述の実施例と同じ構成要素
には同じ符号を付すことによりその詳細な説明は省略す
る。前述の実施例では、タング5とバックル装置4との
係合を解除するための操作ボタン4mが軸方向に操作さ
れるようになっているが、本実施例では操作ボタン4m
が軸方向と直交する方向に操作されるようになってい
る。すなわち、本実施例の操作ボタン4mは断面が角ば
ったほぼ逆U字形に形成されており、図7から明らかな
ようにこの操作ボタン4mは、この操作ボタン4mとバ
ックル本体4bとの間に縮設されたスプリング4により
常時上方へ付勢されており、その頭部4wはアッパーカ
バー4kの開口4vを貫通して上方へ突出するようにさ
れている。また、操作ボタン4mは、その両側壁部の間
にバックル本体4bが嵌入するようにして配置されてお
り、両側壁部の下端には操作ボタン4mが下方に押圧さ
れたとき、パウル4fを下方に押すパウル押圧部4x,
4yが形成されている。
常時付勢されていて、バックル本体4bの溝4dに嵌入
されるようになっている。同様に、タング5がバックル
本体4bのガス流動孔4aに所定量嵌入されたとき、パ
ウル4fはスプリング4jの付勢力でタング5の溝5c
にも嵌入するようになっている。パウル4fが溝5cに
嵌入したときは、前述の実施例と同様にタング5とバッ
クル装置4とが離脱不能とされて、タング5とバックル
装置4との連結状態が保持される。
り、操作ボタン4mのパウル押圧部4x,4yがパウル
4fを下方へ押してパウル4fを溝5cから脱出させる
ようになっており、これによりタング5とバックル装置
4との連結を解除することができるようになっている。
装置1におけるその他の構成、作用及び効果は前述の実
施例のそれと同じであり、その説明は省略する。なお、
本発明は前述の実施例に限定されるものではなく、種々
の設計変更が可能である。例えば前述の実施例では、タ
ング5には肩ベルト2の袋状ベルト2bに連通するガス
流動孔5aのみを設けるようにしているが、図8に示す
ようにタング5に設けられるガス流動孔5aを二股状に
形成するとともにラップベルト3を袋状ベルトに形成し
て、ガス流動孔5aを肩ベルト2の袋状ベルト2bの他
にラップベルト3の袋状ベルトにも連通可能にすること
もできる。このようにすれば、エアベルトの効果を更に
一層高めることができるようになり、乗員の保護を更に
一層効果的に行うことができる。また前述の実施例で
は、ガス流動孔4a,5aを断面円形に形成するものと
しているが、ガス流動孔4a,5aの断面形状は他の任
意の形状でもよい。
のインフレータブルシートベルト装置によれば、タング
がバックル装置に挿入係合したときガス発生手段とウェ
ビングの袋状部分とを連通するガス流動路が形成される
ので、緊急時にガスをウェビングの袋状部分に確実に侵
入させることができる。したがって、ウェビングを瞬時
にかつ確実に膨張展開することができるようになる。ま
た、タングはウェビングの袋状部分を摺動することはな
いので、タングの取扱が容易となり、操作性が良好にな
る。
クル側ガス流動孔及びタング側ガス流動孔がそれぞれキ
ャップによって閉塞されるので、タングとバックル装置
とが非係合状態にあっても、それらバックル側ガス流動
孔及びタング側ガス流動孔に異物が侵入することが確実
に防止される。
動孔にフィルタを配設しているので、ガスがウェビング
の袋状部分に侵入する際、異物をフィルタにより捕捉す
ることができる。したがって、異物がウェビングの袋状
部分に侵入することはないので、ウェビングを異物によ
る影響から保護することができる。
置の一実施例を示す概略全体構成図である。
るタング及びバックル装置の分解斜視図である。
動孔を閉塞するキャップを示す図でる。
し、(a)は部分的に断面を取って示す正面図、(b)
は側面図である。
グ及びバックル装置の分解斜視図である。
ル装置の断面図である。
用いられるタングの変形例を示す斜視図である。
(ウェビング)、2b…袋状ベルト、3…ラップベル
ト、4…バックル装置、4a…ガス流動孔、4b…バッ
クル本体、4d…溝、4f…パウル、4g,4j,4r
…スプリング、4k…アッパーカバー、4m…操作ボタ
ン、4q…ロアカバー、5…タング、5a…ガス流動
孔、5c…溝、5d…係合部、6…中間ガイド、7,8
…シートベルトリトラクタ、9…ガスジェネレータ(ガ
ス発生手段)、10…フィルタ、11,12…キャップ
Claims (3)
- 【請求項1】 乗員当接部の少なくとも一部が袋状に形
成されており、通常時は帯状に保形されるとともに、緊
急時にガス発生手段からのガスにより前記袋状部分が膨
張展開するウェビングと、このウェビングの袋状部分に
連結されたタングと、このタングが係脱可能に挿入係合
するバックル装置を少なくとも備えているインフレータ
ブルシートベルト装置であって、 前記バックル装置は前記ガス発生手段に連通するバック
ル側ガス流動孔を有し、前記タングは前記袋状部分の内
部に連通するタング側ガス流動孔を有するとともに、前
記タングが前記バックル装置に挿入係合したとき、前記
バックル側ガス流動孔と前記タング側ガス流動孔とが連
通して、前記ガス発生手段と前記ウェビングの前記袋状
部分とを連通するガス流動路が形成されることを特徴と
するインフレータブルシートベルト装置。 - 【請求項2】 前記バックル装置に、通常時前記バック
ル側ガス流動孔を閉塞するとともに緊急時に前記ガスに
より破断して前記バックル側ガス流動孔を開くバックル
側キャップが設けられ、更に前記タングに、通常時前記
タング側ガス流動孔を閉塞するとともに緊急時に前記ガ
スにより破断して前記タング側ガス流動孔を開くバック
ル側キャップが設けられていることを特徴とする請求項
1記載のインフレータブルシートベルト装置。 - 【請求項3】 前記タング側ガス流動孔に、異物が前記
ウェビングの前記袋状部分に侵入するのを阻止するフィ
ルタが配設されていることを特徴とする請求項2記載の
インフレータブルシートベルト装置。
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