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JPH0530711A - 鍛造成形品の鍛造成形方法 - Google Patents

鍛造成形品の鍛造成形方法

Info

Publication number
JPH0530711A
JPH0530711A JP3087876A JP8787691A JPH0530711A JP H0530711 A JPH0530711 A JP H0530711A JP 3087876 A JP3087876 A JP 3087876A JP 8787691 A JP8787691 A JP 8787691A JP H0530711 A JPH0530711 A JP H0530711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forged
field
forging
iron core
core material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3087876A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Akai
正司 赤井
Yukio Sugiura
幸夫 杉浦
Kazuhisa Kawai
和久 河合
Masahiro Morita
正弘 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP3087876A priority Critical patent/JPH0530711A/ja
Publication of JPH0530711A publication Critical patent/JPH0530711A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】界磁鉄心の鍛造成形方法において、ポールシュ
ーの外周部に局部的突出部や巻込部を形成したり分離部
を形成するというような不良の発生を防ぐ。 【構成】下型40と上型50との間において、断面略長
方形状の被鍛造界磁鉄心素材70を、その上面71にて
上型50の成形面51を臨むように、下型40の凹部4
1及び成形環面部42上に配置して、上型50によりそ
の成形面51にて被鍛造界磁鉄心素材70にその上面7
1に面状に押圧力を付与しつつ同被鍛造界磁鉄心素材7
0を凹部41内及び成形環面部42上に押圧して塑性変
形させ、ポール61及びポールシュー62を凹部41内
及び成形環面部42上にそれぞれ成形し界磁鉄心60と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用スタータモータ
の界磁鉄芯その他これに類似した外形形状を有する鍛造
成形品を鍛造成形するに適した鍛造成形方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、例えば、車両に採用されるスタータ
モータにおいて、ステータのヨーク10の内周壁に溶接
すべき界磁鉄芯20は、通常、図4(A)(B)に示す
ごとく、偏平直方体形状のポール21と、このポール2
1に設けた鍔状のポールシュー22とを有するように丸
棒状界磁鉄芯材料から鍛造成形されており、ポールシュ
ー22は、ポール21の基部からその長手方向に直交す
るように両側に向け円筒壁状に延出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
構成した界磁鉄芯20のポール21に界磁巻線を巻装し
た場合、この界磁巻線のポール21の両長手方向外壁に
沿う各巻線部分は、ポールシュー22のポール21の両
長手方向外壁からの各延出部分によってポール21の両
長手方向外壁上に適確に位置決めされる。しかしなが
ら、前記界磁巻線の残余の各巻線部分は、ポールシュー
22の各延出部分からポール21の各長手方向外壁に沿
い外方へ突出してしまい、ステータのヨークの軸芯側に
向け屈曲したりする。従って、上述の界磁巻線の残余の
各巻線部分のポール21に対する位置決め精度が低下す
るという不具合を招く。また、この不具合を防止するに
は、界磁巻線をテープ等により固めればよいが、このよ
うな作業が非常に面倒なため作業効率の低下を招くこと
となる。これに対しては、ポール21の両長手方向外壁
の各長手方向長さをそれぞれ短くして、ポールシュー2
2を変形してポール21の基部からその全外周方向に向
け延出させるように鍛造成形することも考えられる。し
かしながら、このような鍛造成形を丸棒状界磁鉄芯材料
に対して行う場合、図5(A)に示すように、鍛造成形
用下型40及び上型50を準備し、下型40には、ポー
ル21の外形形状に対応するように凹部41を形成する
とともに、この凹部41の開口端の周囲に前記変形ポー
ルシューの外周部の表面に対応するように円筒壁状成形
環面部42を形成し、一方、上型50には、前記変形ポ
ールシューの全表面に対応するように円筒壁状成形面5
1を形成しておく。そして、所定長さに切断した丸棒状
界磁鉄芯材料(以下、丸棒状界磁鉄芯材料30という)
を、図5(A)に示すように、下型40と上型50の間
に配置した後、図5(B)(C)により示すように、上
型50によりその成形面51にて界磁鉄芯材料30を下
型40の凹部41内及び成形環面部42上に押圧して塑
性変形させ界磁鉄芯20A(図5(B)(C)及び図7
(B)参照)として鍛造成形することとなる。
【0004】そこで、図5(A)から図5(C)までの
鍛造成形工程を詳細に調べてみると、上型50により界
磁鉄芯材料30を下型40上に押圧する場合、上型50
の成形面51による押圧力が、その押圧初期には界磁鉄
芯材料30の上端pに直線状に集中し、その後、界磁鉄
芯材料30の塑性変形を伴いつつ面状に変化して行く。
かかる場合、上述のような直線状の集中押圧力のため
に、界磁鉄芯材料30においては、その上型50の成形
面51との直線状接触部近傍の塑性が先行して大きく変
形する。そして、この界磁鉄芯材料30の上型50の成
形面51との直線状接触部近傍が、同界磁鉄芯材料30
の塑性変形の進行に伴い、図6(A)に示すように、突
出部23として局部的に突出し、然る後、図6(B)に
示すように、巻込部24を形成してしまう。そして、界
磁鉄芯材料30の塑性変形がさらに進行するに伴い、巻
込部24が、図5(C)及び図7(A)(B)に示すご
とく、上述の突出部23を介し上型50の下面に向けて
貫通し、同突出部23を、図7(C)に示すごとく、分
離部23aとして分離してしまう。
【0005】その結果、同分離部23aが、界磁鉄芯2
0Aの繰り返しの鍛造成形毎に、分離形成されると、こ
れら各分離部23aが、下型40の凹部41内や成形環
面部42上に堆積して、次の鍛造成形品に欠肉不良等を
招く恐れがある。また、上述の巻込部24は、界磁鉄芯
20Aのポールシューに形成されるので、同ポールシュ
ーの巻込部24の形成部分にトリミングを施す必要が生
じる。そこで、本発明は、以上のようなことに対処すべ
く、上述したような現象の発生を未然に防止しつつ鍛造
成形するようにした鍛造成形品の鍛造成形方法を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、本発明の構成は、柱状部の外形形状に対応するよう
に形成した凹部、及び前記柱状部にその基部の全周より
も外方に延出するようにー体的に設けられるべき鍔部の
環状表面部に対応するように前記凹部の開口端周囲に環
状に形成した成形環面部を有する下型と、この下型の直
上に配設されて前記鍔部の全表面に対応するように形成
した成形面を有する上型との間にて、所定長さを有する
断面非円形形状の被鍛造金属素材を、その長手状略平面
部にて前記成形面を臨むように前記凹部及び成形環面部
上にて配置して、前記上型によりその成形面にて前記被
鍛造金属素材にその長手方向略平面部に面状に押圧力を
付与しつつ同被鍛造金属素材を前記凹部内及び前記成形
環面部上に押圧して塑性変形させ、前記柱状部及び前記
鍔部を前記凹部内及び前記成形環面部上にそれぞれ成形
し鍛造成形品とするようにしたことにある。
【0007】
【作用】このように本発明を構成したことにより、前記
下型と前記上型との間において、前記断面非円形形状の
被鍛造金属素材を、その長手方向略平面部にて前記上型
の成形面を臨むように、前記下型の凹部及び成形環面部
上に配置して、前記上型によりその成形面にて前記被鍛
造金属素材にその略長手方向平面部に面状に押圧力を付
与しつつ同被鍛造金属素材を前記凹部内及び前記成形環
面部上に押圧して塑性変形させ、前記柱状部及び前記鍔
部を前記凹部内及び前記成形環面部上にそれぞれ成形し
鍛造成形品とする。
【0008】
【発明の効果】このように、前記鍛造成形品の鍛造成形
にあたっては、被鍛造成形金属素材として断面非円形形
状のものを採用して、前記上型によりその成形面にて前
記被鍛造成形品の長手方向略平面部に対し初期的に面状
に押圧力を付与しつつ同被鍛造成形品の塑性変形を進行
させるようにしたので、前記長手状略平面部やその近傍
部分に対し、従来技術の解決課題にて述べたような線状
の押圧力が加わることがなく、その結果、前記被鍛造成
形金属素材の長手状略平面部やその近傍部分以外の部分
に比べて同長手状略平面部やその近傍部分が先行して著
しく塑性変形してしまうというようなことがない。従っ
て、鍛造成形工程において、従来技術の解決課題にて述
べたような前記鍛造成形品の鍔部の局部的突出部、巻込
部や分離部が工程内不良として生ずることがない。ま
た、前記鍔部が前記柱状部の基部の全周から外方に延出
しているので、前記柱状部に線材を巻装しても、この線
材が前記鍔部により前記柱状部の周囲に確実に位置決め
されることとなる。従って、同線材を前記柱状部の周囲
に位置決めするためにテープ等により固めるというよう
な面倒な作業を省略し得る。
【0009】
【実施例】以下、本発明のー実施例を図面により説明す
ると、図1は、上述した車両用スタータモータに採用さ
れるステータのヨーク10に本発明に係る界磁鉄芯60
が適用された例を示しており、この界磁鉄芯60は、冷
間鍛造用界磁鉄芯材料により冷間鍛造成形工程を経て一
体的に形成されている。この界磁鉄芯60は、図1
(A)(B)に示すごとく、柱状のポール61を有して
おり、このポール61は、その偏平状先端突部61aに
て、図1(A)に示すごとく、ヨーク10の内周壁の適
所に溶接される。また、界磁鉄芯60は、ポール61の
基部61bに同軸的に形成した鍔状のポールシュー62
を有しており、このポールシュー62は、その外周部6
2aにて、ポール61の基部61bの全外周面から外方
へ延出している。かかる場合、ポールシュー62は、ヨ
ーク10内に同心的に軸支されるロータの外周面に所定
の間隙を介しー様に対向すべく、図1(A)に示すよう
に、図示上下方向中央から上下方向に向け図示右方へ円
筒状に湾曲して形成されている。
【0010】次に、このように構成した界磁鉄芯60の
本発明による冷間鍛造成形方法について説明する。ま
ず、被鍛造界磁鉄心材料としての丸棒材料を準備し、こ
の丸棒材料に対し断面略長方形状を有するように引抜加
工等を施して所定長さにて切断し、図2(A)に示すよ
うな被鍛造界磁鉄心素材70を形成する。但し、被鍛造
界磁鉄心素材70の上面71及び下面72は、共に、同
一方向に幾分湾曲しており、上面71の曲率半径は上型
50の成形面51の曲率半径よりも幾分小さくしてあ
り、一方、下面72の曲率半径は下型40の成形面42
の曲率半径よりも幾分大きくしてある。ついで、被鍛造
界磁鉄心素材70を、図2(B)(C)及び図3(A)
にて示すように、上述した下型40と上型50との間に
配置する。かかる場合、被鍛造界磁鉄心素材70の上面
71が、上型50の成形面51の長手方向中央部に対向
し、また、この被鍛造界磁鉄心素材70の下面72が下
型40の凹部41及び成形環面部42の長手方向中央部
に対向するようにする。然る後、上型50によりその成
形面51にて被鍛造界磁鉄心素材70にその上面71を
介し押圧力を付与しつつ同被鍛造界磁鉄心素材70を下
型40の凹部41内及び成形環面部42上に押圧して塑
性変形させ、ポール61及びポールシュー62を凹部4
1及び成形環面部42上にそれぞれ冷間鍛造成形し界磁
鉄心60とする。
【0011】しかして、この冷間鍛造成形工程におい
て、上型50により被鍛造界磁鉄心素材70を下型40
上に押圧する場合、上述のような各曲率半径との関係
で、上型50の成形面51による押圧力が、その押圧初
期には被鍛造界磁鉄心素材70の上面71のほぼ全体に
作用する。その後、同押圧力の作用面が、被鍛造界磁鉄
心素材70の塑性変形を伴いつつさらに拡大して行く。
換言すれば、被鍛造界磁鉄心素材70の上面71のほぼ
全体に作用する押圧力は、線状に集中する場合に比べ、
著しく緩和されて作用するとともにその作用面積を被鍛
造界磁鉄心素材70の塑性変形の進行に伴い拡大して行
く。従って、被鍛造界磁鉄心素材70の上面71近傍の
部分が、残余の部分に比べて、先行して著しく塑性変形
することがなく、その結果、界磁鉄心60のポールシュ
ー62の外周部62aに局部的な突出部や巻込部を形成
したり或いは同ポールシュー62の外周部62aからの
分離部を形成するというような不良を招くことなく、界
磁鉄心60の鍛造成形品質を格段に向上させうる。
【0012】また、上述のように分離部を形成すること
がないので、界磁鉄心60を繰り返し成形する過程にお
いて同分離部が下型40の凹部41内や成形環面部42
上に順次堆積して行くというようなことはなく、その結
果、次の界磁鉄心の成形にあたり、欠肉不良等を招くこ
ともない。また、ポールシュー62がポール61の基部
の全周から外方へ延出しているので、ポール61に界磁
巻線を巻装しても、この界磁巻線がポールシュー62の
外周部によりポール61の周囲に確実に位置決めされる
こととなる。
【0013】なお、前記実施例においては、界磁鉄心6
0の冷間鍛造成形にあたり本発明を適用した例について
説明したが、これに限らず、界磁鉄心60の外形形状と
類似した外形形状を有する鍛造成形品の鍛造成形にあた
り本発明を適用して実施してもよい。かかる場合、界磁
鉄心60のポールに相当する柱状部の形状を適宜変更し
て実施してもよく、また、界磁鉄心60のポールシュー
に相当する鍔部は、前記実施例の場合とは逆方向の円筒
壁形状を有するように形成して実施してもよく、また、
平面状に形成して実施してもよい。また、前記実施例に
おいては、被鍛造界磁鉄心素材70の断面を略長方形状
にした例について説明したが、これに限らず、被鍛造界
磁鉄心素材70に代えて、非円形形状の断面を有する被
鍛造界磁鉄心素材を準備して、この被鍛造界磁鉄心素材
の長手方向略平面部に対し、上型50の押圧力を付与す
るようにして実施してもよい。また、本発明の実施にあ
たっては、冷間鍛造方法に限ることなく、例えば熱間鍛
造方法に本発明を適用して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鍛造成形方法が適用された界磁鉄
心のー実施例を示す側面図及び正面図である。
【図2】被鍛造界磁鉄心素材の冷間鍛造工程を示す縦断
面図である。
【図3】被鍛造界磁鉄心素材の冷間鍛造工程を示す横断
面図及びその部分拡大図である。
【図4】従来の界磁鉄心の側面図及び正面図である。
【図5】従来の界磁鉄心の鍛造成形工程を示す縦断面図
及び横断面図である。
【図6】同部分拡大横断面図である。
【図7】同部分拡大横断面図、従来の界磁鉄心の最終鍛
造工程における破断正面図及び分離部の正面図である。
【符号の説明】
40…下型、41…凹部、42…成形間面部、50…上
型、51…成形面、60…界磁鉄心、61…ポール、6
2…ポールシュー、62a…外周縁部、70…被鍛造界
磁鉄心素材、71…上面、72…下面。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 鍛造成形品の鍛造成形方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用スタータモータ
の界磁鉄芯その他これに類似した外形形状を有する鍛造
成形品を鍛造成形するに適した鍛造成形方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、例えば、車両に採用されるスタータ
モータにおいて、ステータのヨーク10の内周壁に溶接
すべき界磁鉄芯20は、通常、図4(A)(B)に示す
ごとく、偏平直方体形状のポール21と、このポール2
1に設けた鍔状のポールシュー22とを有するように丸
棒状界磁鉄芯材料から鍛造成形されており、ポールシュ
ー22は、ポール21の基部からその長手方向に直交す
るように両側に向け円筒壁状に延出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
構成した界磁鉄芯20のポール21に界磁巻線を巻装し
た場合、この界磁巻線のポール21の両長手方向外壁に
沿う各巻線部分は、ポールシュー22のポール21の両
長手方向外壁からの各延出部分によってポール21の両
長手方向外壁上に適確に位置決めされる。しかしなが
ら、前記界磁巻線の残余の各巻線部分は、ポールシュー
22の各延出部分からポール21の各長手方向外壁に沿
い外方へ突出してしまい、ステータのヨークの軸芯側に
向け屈曲したりする。従って、上述の界磁巻線の残余の
各巻線部分のポール21に対する位置決め精度が低下す
るという不具合を招く。また、この不具合を防止するに
は、界磁巻線をテープ等により固めればよいが、このよ
うな作業が非常に面倒なため作業効率の低下を招くこと
となる。これに対しては、ポール21の両長手方向外壁
の各長手方向長さをそれぞれ短くして、ポールシュー2
2を変形してポール21の基部からその全外周方向に向
け延出させるように鍛造成形することも考えられる。し
かしながら、このような鍛造成形を丸棒状界磁鉄芯材料
に対して行う場合、図5(A)に示すように、鍛造成形
用下型40及び上型50を準備し、下型40には、ポー
ル21の外形形状に対応するように凹部41を形成する
とともに、この凹部41の開口端の周囲に前記変形ポー
ルシューの外周部の表面に対応するように円筒壁状成形
環面部42を形成し、一方、上型50には、前記変形ポ
ールシューの全表面に対応するように円筒壁状成形面5
1を形成しておく。そして、所定長さに切断した丸棒状
界磁鉄芯材料(以下、丸棒状界磁鉄芯材料30という)
を、図5(A)に示すように、下型40と上型50の間
に配置した後、図5(B)(C)により示すように、上
型50によりその成形面51にて界磁鉄芯材料30を下
型40の凹部41内及び成形環面部42上に押圧して塑
性変形させ界磁鉄芯20A(図5(B)(C)及び図7
(B)参照)として鍛造成形することとなる。
【0004】そこで、図5(A)から図5(C)までの
鍛造成形工程を詳細に調べてみると、上型50により界
磁鉄芯材料30を下型40上に押圧する場合、上型50
の成形面51による押圧力が、その押圧初期には界磁鉄
芯材料30の上端pに直線状に集中し、その後、界磁鉄
芯材料30の塑性変形を伴いつつ面状に変化して行く。
かかる場合、上述のような直線状の集中押圧力のため
に、界磁鉄芯材料30においては、その上型50の成形
面51との直線状接触部近傍の塑性が先行して大きく変
形する。そして、この界磁鉄芯材料30の上型50の成
形面51との直線状接触部近傍が、同界磁鉄芯材料30
の塑性変形の進行に伴い、図6(A)に示すように、突
出部23として局部的に突出し、然る後、図6(B)に
示すように、巻込部24を形成してしまう。そして、界
磁鉄芯材料30の塑性変形がさらに進行するに伴い、巻
込部24が、図5(C)及び図7(A)(B)に示すご
とく、上述の突出部23を介し上型50の下面に向けて
貫通し、同突出部23を、図7(C)に示すごとく、分
離部23aとして分離してしまう。
【0005】その結果、同分離部23aが、界磁鉄芯2
0Aの繰り返しの鍛造成形毎に、分離形成されると、こ
れら各分離部23aが、下型40の凹部41内や成形環
面部42上に堆積して、次の鍛造成形品に欠肉不良等を
招く恐れがある。また、上述の巻込部24は、界磁鉄芯
20Aのポールシューに形成されるので、同ポールシュ
ーの巻込部24の形成部分にトリミングを施す必要が生
じる。そこで、本発明は、以上のようなことに対処すべ
く、上述したような現象の発生を未然に防止しつつ鍛造
成形するようにした鍛造成形品の鍛造成形方法を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、本発明の構成は、柱状部の外形形状に対応するよう
に形成した凹部、及び前記柱状部にその基部の全周より
も外方に延出するようにー体的に設けられるべき鍔部の
環状表面部に対応するように前記凹部の開口端周囲に環
状に形成した成形環面部を有する下型と、この下型の直
上に配設されて前記鍔部の全表面に対応するように形成
した成形面を有する上型との間にて、所定長さを有する
断面非円形形状の被鍛造金属素材を、その長手状略平面
部にて前記成形面を臨むように前記凹部及び成形環面部
上にて配置して、前記上型によりその成形面にて前記被
鍛造金属素材にその長手方向略平面部に面状に押圧力を
付与しつつ同被鍛造金属素材を前記凹部内及び前記成形
環面部上に押圧して塑性変形させ、前記柱状部及び前記
鍔部を前記凹部内及び前記成形環面部上にそれぞれ成形
し鍛造成形品とするようにしたことにある。
【0007】
【作用】このように本発明を構成したことにより、前記
下型と前記上型との間において、前記断面非円形形状の
被鍛造金属素材を、その長手方向略平面部にて前記上型
の成形面を臨むように、前記下型の凹部及び成形環面部
上に配置して、前記上型によりその成形面にて前記被鍛
造金属素材にその略長手方向平面部に面状に押圧力を付
与しつつ同被鍛造金属素材を前記凹部内及び前記成形環
面部上に押圧して塑性変形させ、前記柱状部及び前記鍔
部を前記凹部内及び前記成形環面部上にそれぞれ成形し
鍛造成形品とする。
【0008】
【発明の効果】このように、前記鍛造成形品の鍛造成形
にあたっては、被鍛造成形金属素材として断面非円形形
状のものを採用して、前記上型によりその成形面にて前
記被鍛造成形品の長手方向略平面部に対し初期的に面状
に押圧力を付与しつつ同被鍛造成形品の塑性変形を進行
させるようにしたので、前記長手状略平面部やその近傍
部分に対し、従来技術の解決課題にて述べたような線状
の押圧力が加わることがなく、その結果、前記被鍛造成
形金属素材の長手状略平面部やその近傍部分以外の部分
に比べて同長手状略平面部やその近傍部分が先行して著
しく塑性変形してしまうというようなことがない。従っ
て、鍛造成形工程において、従来技術の解決課題にて述
べたような前記鍛造成形品の鍔部の局部的突出部、巻込
部や分離部が工程内不良として生ずることがない。ま
た、前記鍔部が前記柱状部の基部の全周から外方に延出
しているので、前記柱状部に線材を巻装しても、この線
材が前記鍔部により前記柱状部の周囲に確実に位置決め
されることとなる。従って、同線材を前記柱状部の周囲
に位置決めするためにテープ等により固めるというよう
な面倒な作業を省略し得る。
【0009】
【実施例】以下、本発明のー実施例を図面により説明す
ると、図1は、上述した車両用スタータモータに採用さ
れるステータのヨーク10に本発明に係る界磁鉄芯60
が適用された例を示しており、この界磁鉄芯60は、冷
間鍛造用界磁鉄芯材料により冷間鍛造成形工程を経て一
体的に形成されている。この界磁鉄芯60は、図1
(A)(B)に示すごとく、柱状のポール61を有して
おり、このポール61は、その偏平状先端突部61aに
て、図1(A)に示すごとく、ヨーク10の内周壁の適
所に溶接される。また、界磁鉄芯60は、ポール61の
基部61bに同軸的に形成した鍔状のポールシュー62
を有しており、このポールシュー62は、その外周部6
2aにて、ポール61の基部61bの全外周面から外方
へ延出している。かかる場合、ポールシュー62は、ヨ
ーク10内に同心的に軸支されるロータの外周面に所定
の間隙を介しー様に対向すべく、図1(A)に示すよう
に、図示上下方向中央から上下方向に向け図示右方へ円
筒状に湾曲して形成されている。
【0010】次に、このように構成した界磁鉄芯60の
本発明による冷間鍛造成形方法について説明する。ま
ず、被鍛造界磁鉄心材料としての丸棒材料を準備し、こ
の丸棒材料に対し断面略長方形状を有するように引抜加
工等を施して所定長さにて切断し、図2(A)に示すよ
うな被鍛造界磁鉄心素材70を形成する。但し、被鍛造
界磁鉄心素材70の上面71及び下面72は、共に、同
一方向に幾分湾曲しており、上面71の曲率半径は上型
50の成形面51の曲率半径よりも幾分小さくしてあ
り、一方、下面72の曲率半径は下型40の成形面42
の曲率半径よりも幾分大きくしてある。ついで、被鍛造
界磁鉄心素材70を、図2(B)(C)及び図3(A)
にて示すように、上述した下型40と上型50との間に
配置する。かかる場合、被鍛造界磁鉄心素材70の上面
71が、上型50の成形面51の長手方向中央部に対向
し、また、この被鍛造界磁鉄心素材70の下面72が下
型40の凹部41及び成形環面部42の長手方向中央部
に対向するようにする。然る後、上型50によりその成
形面51にて被鍛造界磁鉄心素材70にその上面71を
介し押圧力を付与しつつ同被鍛造界磁鉄心素材70を下
型40の凹部41内及び成形環面部42上に押圧して塑
性変形させ、ポール61及びポールシュー62を凹部4
1及び成形環面部42上にそれぞれ冷間鍛造成形し界磁
鉄心60とする。
【0011】しかして、この冷間鍛造成形工程におい
て、上型50により被鍛造界磁鉄心素材70を下型40
上に押圧する場合、上述のような各曲率半径との関係
で、上型50の成形面51による押圧力が、その押圧初
期には被鍛造界磁鉄心素材70の上面71のほぼ全体に
作用する。その後、同押圧力の作用面が、被鍛造界磁鉄
心素材70の塑性変形を伴いつつさらに拡大して行く。
換言すれば、被鍛造界磁鉄心素材70の上面71のほぼ
全体に作用する押圧力は、線状に集中する場合に比べ、
著しく緩和されて作用するとともにその作用面積を被鍛
造界磁鉄心素材70の塑性変形の進行に伴い拡大して行
く。従って、被鍛造界磁鉄心素材70の上面71近傍の
部分が、残余の部分に比べて、先行して著しく塑性変形
することがなく、その結果、界磁鉄心60のポールシュ
ー62の外周部62aに局部的な突出部や巻込部を形成
したり或いは同ポールシュー62の外周部62aからの
分離部を形成するというような不良を招くことなく、界
磁鉄心60の鍛造成形品質を格段に向上させうる。
【0012】また、上述のように分離部を形成すること
がないので、界磁鉄心60を繰り返し成形する過程にお
いて同分離部が下型40の凹部41内や成形環面部42
上に順次堆積して行くというようなことはなく、その結
果、次の界磁鉄心の成形にあたり、欠肉不良等を招くこ
ともない。また、ポールシュー62がポール61の基部
の全周から外方へ延出しているので、ポール61に界磁
巻線を巻装しても、この界磁巻線がポールシュー62の
外周部によりポール61の周囲に確実に位置決めされる
こととなる。
【0013】なお、前記実施例においては、界磁鉄心6
0の冷間鍛造成形にあたり本発明を適用した例について
説明したが、これに限らず、界磁鉄心60の外形形状と
類似した外形形状を有する鍛造成形品の鍛造成形にあた
り本発明を適用して実施してもよい。かかる場合、界磁
鉄心60のポールに相当する柱状部の形状を適宜変更し
て実施してもよく、また、界磁鉄心60のポールシュー
に相当する鍔部は、前記実施例の場合とは逆方向の円筒
壁形状を有するように形成して実施してもよく、また、
平面状に形成して実施してもよい。また、前記実施例に
おいては、被鍛造界磁鉄心素材70の断面を略長方形状
にした例について説明したが、これに限らず、被鍛造界
磁鉄心素材70に代えて、非円形形状の断面を有する被
鍛造界磁鉄心素材を準備して、この被鍛造界磁鉄心素材
の長手方向略平面部に対し、上型50の押圧力を付与す
るようにして実施してもよい。また、本発明の実施にあ
たっては、冷間鍛造方法に限ることなく、例えば熱間鍛
造方法に本発明を適用して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鍛造成形方法が適用された界磁鉄
心のー実施例を示す側面図及び正面図である。
【図2】被鍛造界磁鉄心素材の冷間鍛造工程を示す縦断
面図である。
【図3】被鍛造界磁鉄心素材の冷間鍛造工程を示す横断
面図及びその部分拡大図である。
【図4】従来の界磁鉄心の側面図及び正面図である。
【図5】従来の界磁鉄心の鍛造成形工程を示す縦断面図
及び横断面図である。
【図6】同部分拡大横断面図である。
【図7】同部分拡大横断面図、従来の界磁鉄心の最終鍛
造工程における破断正面図及び分離部の正面図である。
【符号の説明】 40…下型、41…凹部、42…成形間面部、50…上
型、51…成形面、60…界磁鉄心、61…ポール、6
2…ポールシュー、62a…外周縁部、70…被鍛造界
磁鉄心素材、71…上面、72…下面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 正弘 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 柱状部の外形形状に対応するように形成
    した凹部、及び前記柱状部にその基部の全周よりも外方
    に延出するようにー体的に設けられるべき鍔部の環状表
    面部に対応するように前記凹部の開口端周囲に環状に形
    成した成形環面部を有する下型と、この下型の直上に配
    設されて前記鍔部の全表面に対応するように形成した成
    形面を有する上型との間にて、所定長さを有する断面非
    円形形状の被鍛造金属素材を、その長手状略平面部にて
    前記成形面を臨むように前記凹部及び成形環面部上にて
    配置して、前記上型によりその成形面にて前記被鍛造金
    属素材にその長手方向略平面部に面状に押圧力を付与し
    つつ同被鍛造金属素材を前記凹部内及び前記成形環面部
    上に押圧して塑性変形させ、前記柱状部及び前記鍔部を
    前記凹部内及び前記成形環面部上にそれぞれ成形し鍛造
    成形品とするようにした鍛造成形品の鍛造成形方法。
JP3087876A 1991-03-26 1991-03-26 鍛造成形品の鍛造成形方法 Pending JPH0530711A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4529329A (en) * 1982-06-16 1985-07-16 Shachihata Industry Co., Ltd. Ballpoint pen with metallic rod ball seat
CN114798789A (zh) * 2022-06-17 2022-07-29 成都华川电装有限责任公司 极靴的冷挤压成型方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4529329A (en) * 1982-06-16 1985-07-16 Shachihata Industry Co., Ltd. Ballpoint pen with metallic rod ball seat
CN114798789A (zh) * 2022-06-17 2022-07-29 成都华川电装有限责任公司 极靴的冷挤压成型方法

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