JPH05229076A - アキュムレータおよびそれに用いるアキュムレータ用ブラダ - Google Patents
アキュムレータおよびそれに用いるアキュムレータ用ブラダInfo
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Abstract
る中心層1の上下両面に、ポリアミド樹脂を主体とする
弾性層2が、直接一体化されてなる複合層を含んでい
る。 【効果】 EVOHからなる中心層と、その上下両面に
積重されたポリアミド樹脂主体の弾性層とからなる複合
層を含んでいる。したがって、ゴム層等とEVOHとの
曲げ弾性の差が、両者の中間の曲げ弾性を有するポリア
ミド樹脂弾性層によって緩和される。その結果、屈曲を
繰り返しても、EVOHからなる中心層に亀裂等が生じ
なくなる。
Description
油圧装置等に利用されるアキュムレータおよびそれに用
いられるアキュムレータ用ブラダに関するものである。
であり、一般的に、金属製のシェルと、このシェル内に
保持され、シェル内を2室に区切るアキュムレータ用ブ
ラダとで構成されている。このようなアキュムレータ用
ブラダは、ゴム材料を所定の形状の薄膜状に形成して製
造されている。このようなゴム製薄膜からなるブラダ
は、アキュムレータのシェルの内部に配設され、先に述
べたように、シェルの内部空間を2室に区画する。そし
て、その一方の部屋(ガス室)に、窒素ガス等のガスが
封入されて圧力伝達流体となり、他方の部屋(油室)
に、液体供給源の圧力に応じて液体が供給される。この
場合、一方の部屋に封入されたガスが、使用期間の経過
とともに徐々にゴム製薄膜のブラダを透過するため、ガ
スの封入圧力が低下し、その機能を果たさなくなるとい
う問題が生じていた。
添加剤を加えて耐ガス透過性を向上させる試みがなされ
ている。しかし、このようにすると、耐ガス透過性は向
上するものの、アキュムレータ用ブラダ自体の柔軟性が
乏しくなり、長期間の使用において亀裂等が入りやすい
という新たな問題が生じている。
題を解決するため、ゴム製薄膜の間にエチレン−ビニル
アルコール樹脂膜を、接着剤層を介在して設けたゴム樹
脂複合膜が提案されている(特開平2−165948号
公報)。このような複合膜を用いてアキュムレータ用ブ
ラダを構成する場合には、上記エチレン−ビニルアルコ
ール樹脂膜が、耐ガス透過性に優れていることから、ガ
スの封入圧力を長期に渡って保持することが可能とな
る。しかしながら、上記ゴム樹脂複合膜は、使用期間が
長くなる(屈曲繰り返し回数が多くなる)と、そのエチ
レン−ビニルアルコール共重合体(以下「EVOH」と
略す)膜に割れ,剥離を生じる。したがって、そのよう
なアキュムレータ用ブラダを用いたアキュムレータの寿
命が低下するという問題が生じる。
もので、耐久性が高く、しかも長寿命なアキュムレータ
およびそれに用いるアキュムレータ用ブラダの提供をそ
の目的とする。
め、本発明のアキュムレータは、シェルと、このシェル
の内部空間を2室に区切る弾性薄膜状のアキュムレータ
用ブラダを備え、上記弾性薄膜状のアキュムレータ用ブ
ラダが、エチレン−ビニルアルコール共重合体からなる
中心層と、その上下両面に直接一体化されたポリアミド
樹脂主体の弾性層とからなる複合層を膜形成要素として
含んでいるという構成をとる。また、本発明のアキュム
レータ用ブラダは、エチレン−ビニルアルコール共重合
体からなる中心層と、その上下両面に直接一体化された
ポリアミド樹脂主体の弾性層とからなる複合層が膜形成
要素として含まれているという構成をとる。
性(ガスバリアー性)に着目し、上記問題点を解決する
ために一連の研究を重ねた。その結果、EVOHの上下
両面にポリアミド樹脂を主体とする弾性層を直接形成す
ると、ポリアミド樹脂を主体とする弾性層が、ゴム製薄
膜とEVOHとの中間の弾性を有していることから緩衝
層となり、使用期間が長く(屈曲繰り返し回数が多く)
なってもEVOHからなる中心層に、割れや剥離が生じ
なくなり、アキュムレータ用ブラダの耐久性が向上する
ことを見いだし、本発明に到達した。この場合、弾性層
の主体となるポリアミド樹脂は、EVOHと融点が近似
していることから共押出により一体化することができ、
かつこの押出の際に、ポリアミド樹脂とEVOHとが、
両者の接合界面で反応接着するようになることから、両
者を接着する接着剤は不要となり、接着剤の使用にもと
づく、前記複合層の弾性の低下も生じなくなる。
ルの内部を2室に区画するアキュムレータ用ブラダとを
用いて構成される。
制限するものではないが、通常は、鉄製ないしはアルミ
ニウム系合金製等のものが用いられる。そして、シェル
の形状も特に制限するものではなく、略球殻状,筒状,
箱状等各種の形状のものが用いられる。好適なのは、略
半球殻状の2個の分割シェルを突き合わせて略球殻状に
仕上げたものである。このようにすることにより、一方
の半球殻状の分割シェルの開口部の内周縁に、アキュム
レータ用ブラダの周縁部を位置決めし、そこにリング状
保持材を装着し、分割シェルの開口内周縁と、リング状
保持材の外周とでアキュムレータ用ブラダの周縁部を挟
持固定し、ついで、この一方の分割シェルの開口に他方
の分割シェルの開口を突き合わせて溶接しアキュムレー
タに仕上げることができる。そのため、一枚の円板を球
殻状に成形してシェルをつくる従来法に比較してシェル
の製造が容易となる。また、両分割シェルを溶接する前
に、一方の半球殻状分割シェルの開口部に取り付けられ
たアキュムレータ用ブラダの取り付け状態を確認するこ
とができ、アキュムレータ用ブラダの周縁部の取り付け
不良を確実に回避できるようになる。また、リング状保
持部の外周と分割シェルの開口部内周縁でアキュムレー
タ用ブラダの周縁部を挟持固定することから、アキュム
レータ用ブラダの周縁部を強固に取り付けることがで
き、ガス,油洩れ等の発生も防止できるようになる。
形成するEVOHと、弾性層を形成するポリアミド樹脂
と、場合によってゴム層を形成するためのゴムとを用い
て構成されている。
ではないが、エチレン含有量が20〜65重量%(以下
「%」と略す)で、残りがビニルアルコールからなるも
のを用いることが好ましい。なかでもエチレン含有量が
32%のものが好適である。すなわち、エチレン含有量
が20%を下回る(ビニルアルコール含有量が80%を
超える)とガスバリアー性は向上するが、EVOH自体
が固くなり柔軟性が低下し、屈曲運動を有する用途に適
さなくなる傾向がみられる。逆に、エチレン含有量が6
5%を上回ると、これと逆の現象が生ずる傾向がみられ
るからである。
6,ナイロン66,ナイロン6−10,ナイロン6−1
2等があげられ、単独でもしくは併せて用いられる。こ
のようなポリアミド樹脂は、上記ナイロン6もしくはナ
イロン66がベースに入っていれば、EVOHの融点と
近似するようになることから、ナイロン6と他のナイロ
ン樹脂等との各種の混合物を使用することが可能であ
る。特に、上記ポリアミド樹脂と、ポリオレフィン樹脂
とをブレンドして用いることが好ましい。このようにす
ると、ポリオレフィン樹脂が、吸水性に乏しいことか
ら、EVOHに対する吸水を防止するようになる。すな
わち、EVOHは吸水すると、耐ガスバリアー性が低下
するのであり、ポリオレフィン樹脂はこれを防止する。
このような、ポリアミド樹脂を主体とする弾性層は、ゴ
ム層を形成するゴムと、中心層を形成するEVOHとの
中間の曲げ弾性率を有するものであり、これを曲げ弾性
率の高い順に式で表すと下記の式(1)のようになる。
また、中心層と弾性層との相互の曲げ強度は、中心層の
曲げ強度をMvとし、弾性層の曲げ強度をMとすると、
下記の式(2)を満たすようにすることが、効果の点で
好ましい。
(4)から求められる。
する曲げ弾性率であり、Lは中心層1の厚みである。〕
る曲げ弾性率であり、Lは弾性層2の厚みである。〕
限するものではなく、アクリロニトリルーブタジエンゴ
ム(NBR)等の従来公知のゴムが用いられる。
ムレータ用ブラダを製造し、これを用いてアキュムレー
タを製造する。すなわち、アキュムレータ用ブラダの製
造に際しては、EVOHとポリアミド樹脂とを押出成形
機を用い、共押出によりEVOHを中心層に、その上下
両面にポリアミド樹脂からなる弾性層を一体形成し複合
層化する。この場合、EVOHとポリアミド樹脂からな
る弾性層との接合界面は、両者の反応によって接着する
ことから、接着剤は不要となる。つぎに、この複合層の
上下両面に、従来公知の接着剤を塗布してゴム層をプレ
ス機によってプレス成形し、加硫接着する。このように
して、図1に示すような層構造になっているアキュムレ
ータ用ブラダ22が得られる。図において、1はEVO
Hからなる中心層、2はその上下両面に一体形成された
ポリアミド樹脂からなる弾性層、3はゴム層である。こ
のようにして得られたアキュムレータ用ブラダ22は、
図2に示すように、略半球殻状の2個の分割シェルのう
ち下側の分割シェル21の開口部の内周縁に、その周縁
部を位置決めし、その周縁部を、リング状保持材21a
の外周と下側の分割シェル21の開口部内周縁とで挟持
固定することより下側の分割シェル21に取り付けられ
る。そして、この下側の分割シェル21の開口に、上側
の分割シェル20aの開口を突き合わし、電子ビーム溶
接等することによってアキュムレータ20が構成され
る。図において、23はポペットである。
明する。
〜3のようにして作製した。
含有量32%,クラレ社製F−101)を準備するとと
もに、弾性層形成材料としてポリアミド樹脂(デュポン
社製,スーパータフナイロンST811HS)を準備し
た。また、ゴム層形成用材料としてNBRを準備した。
つぎに、上記EVOHおよびポリアミド樹脂を、後記の
表1に示す厚みに押出成形機から共押出して、図3に示
す三層構造の複合層を作製した。図3において、1はE
VOHからなる中心層、2はポリアミド樹脂からなる弾
性層である。
公知の接着剤を塗布し、さらに、プレス機を用い、NB
Rを後記の表1に示す厚みに層状にプレス成形したの
ち、加硫接着した。このようにして、目的とする五層構
造の弾性薄板状アキュムレータ用ブラダ22(図1参
照)を得た。図において、3はゴム層である。上記五層
のブラダにおいて、上下の弾性層2の各層厚(α)と中
心層1の層厚(β)の比は、α/β≧1に設定すること
が効果の点から好適である。
押出により、七層構造の複合層(図4参照)を作製し
た。図4において、1′はEVOHからなる層、2′は
ポリアミド樹脂からなる弾性層である。
公知の接着剤を塗布し、さらに、プレス機を用い、NB
Rを後記の表1に示す厚みに層状にプレス成形したの
ち、加硫接着した。このようにして、目的とする九層構
造のアキュムレータ用ブラダ22(図4参照)を得た。
図4において3はゴム層である。このような層構造の複
合層において、ゴム層3のすぐ内側の弾性層2’,2’
の各層厚と、それよりもさらに内側部分の層Aにおける
EVOHからなる層1,1’の層厚の比は、最外層の弾
性層2’,2’の各層厚をαとし、その内側部分の層A
におけるEVOHからなる層1,1’,1’の各層厚を
βとすると、α/β≧1に設定することが好適である。
また、内側部分の層AにおけるEVOHからなる層1,
1’,1’の各層厚βと、弾性層2の各層厚γとの比、
γ/βは0.1≦γ/β≦3.5に設定することが好適
である。
押出により、十一層構造の複合層を作製した。
公知の接着剤を塗布し、さらに、プレス機を用い、NB
Rを後記の表1に示す厚みに層状にプレス成形したの
ち、加硫接着した。このようにして、目的とする十三層
構造のアキュムレータ用ブラダ22(図5参照)を得
た。図において、3はゴム層である。上記十三層構造の
アキュムレータ用ブラダ22において、ゴム層3の内側
の弾性層2’,2’の各層厚と、それよりもさらに内側
部分の層AにおけるEVOHからなる層1,1’の層厚
の比は、最外層の弾性層2’,2’の各層厚をαとし、
その内側部分の層AにおけるEVOHからなる層1、
1’,1’の各層厚をβとすると、前記の実施例と同
様、α/β≧1に設定することが好適である。また、内
側部分の層AにおけるEVOHからなる層1,1’,
1’の各層厚βと、弾性層2の各層厚γとの比、γ/β
も前記の実施例と同様、0.1≦γ/β≦3.5に設定
することが好適である。
1に示す厚みに押出成形し、これの上下両面に従来公知
の接着剤を塗布したのち、NBRからなるゴム層を、後
記の表1に示す厚みにプレス成形したのち、加硫接着し
てアキュムレータ用ブラダ22を製造した。
ムレータ用ブラダ22について、柔軟性を手指で曲げて
調べるとともに、それを屈曲試験器にかけ図6(A)お
よび(B)に示す状態に交互に変化させ、アキュムレー
タ用ブラダ22のEVOH層に生じた亀裂の発生を測定
した。また、上記アキュムレータ用ブラダ22の初期な
らびに耐久試験後の窒素ガス透過性を測定した。この場
合、窒素ガス透過量が小さかったものを○、大きかった
ものを×として評価した。これらの試験結果を表2に示
した。表2から実施例は、比較例に比べて良好な成績を
示すことがわかる。
00万回のサイクルで変化させた。なお、封入ガスはN
2 ガスを用い、ガス封入圧の2.5〜3倍の範囲でオイ
ルの圧力を変化させて、図6(A)および(B)の状態
を発生させた。また上記耐久試験はつぎのようにして行
った。 ・封入ガス圧:P0 ・使用圧力 :P1 耐久試験条件:P1 /P0 が2.5〜3の間を0.3H
Z で80℃×100万回作動させる。
とからなる複合層の上下両面にゴム層を設けているが、
場合によってはゴム層を除き上記複合層のみでアキュム
レータ用ブラダを構成するようにしてもよい。
タ用ブラダを用い、つぎのようにしてアキュムレータを
作製した。
の2個の分割シェルとして、上分割シェル110と下分
割シェル112を準備するとともに、上記実施例で得ら
れたアキュムレータ用ブラダ22については周縁部を厚
肉部に形成した。そして、図示のように、下分割シェル
112内に、アキュムレータ用ブラダ22を配置し、そ
の周縁部を、下分割シェル112の開口部内周面にリン
グ状保持材103で固定する。この場合、図8に示すよ
うに、下分割シェル112の開口部内周面には、予め、
円周方向に溝113が形成されているとともに、その下
側に段部114が形成されている。上記リング状保持材
103は、リング状の上部側が大径で下部側が小径にな
った段付構造になっており、その上部側を図8に示すよ
うに上記下分割シェル112の開口部内周面に位置決め
し、段部をアキュムレータ用ブラダ22の厚肉部の端面
に位置決めするとともに、下部をアキュムレータ用ブラ
ダ22の厚肉部の上に位置決めする。ついで、その状態
で、かしめ装置(図示せず)を用い、リング状保持材1
03を図9に示すようにかしめる。これにより、アキュ
ムレータ用ブラダ22の周縁厚肉部が、リング状保持材
103の下部外周部と、下分割シェル112の開口部内
周面とで挟持固定される。このかしめにより、リング状
保持材103の上部側の中央部は、下分割シェル112
の開口部内周面に円周方向に沿って形成された溝113
内にくい込んだ状態になる。そのため、リング状保持材
103の固定度が向上するとともに、リング状保持材1
03と下分割シェル112との間のシール度が向上す
る。したがって、下分割シェル112とリング状保持材
103との間からの、ガスおよび作動油の浸透,洩れが
阻止されるようになる。また、下分割シェル112の開
口部内周面に設けた段部114によって、リング状保持
材103の位置ずれ等が生じなくなり、リング状保持材
103の位置決め精度の向上効果が得られるようにな
る。このようにして、下分割シェル112に、アキュム
レータブラダ22を取り付け、ついで、この下分割シェ
ル112の開口に、上分割シェル110の開口を図7に
示すように合わせ、全体として略球殻状のシェルに仕上
げる。この場合、上分割シェル110の取り付け前に、
アキュムレータ用ブラダ22の取り付け状態を肉眼で確
認することができ、それによってアキュムレータ用ブラ
ダ2の取り付け不良の発生を防止することが可能とな
る。そして、上記上分割シェル110の開口と下分割シ
ェル112の開口の接合は、両開口の接合部を、電子ビ
ーム溶接等することによって行う。これにより、溶け込
み幅を狭くすることができることから、アキュムレータ
用ブラダ22の周縁厚肉部に対する熱影響を軽減または
回避することが可能となる。このようにして、図7に示
すようなアキュムレータ100が得られる。図7におい
て、101eは電子ビーム溶接部、121はポペット、
151は油ポート150を持つプラグ、153はガスプ
ラグである。このアキュムレータ100では、アキュム
レータ用ブラダ22によってシェルの内部空間がガス室
101aと油室101bに分けられている。一点鎖線は
アキュムレータ用ブラダ22が弾性変形した状態を示し
ている。このようにして得られた3種類のアキュムレー
タ(それぞれアキュムレータ用ブラダ22の構造が異な
る)は、いずれも耐久性が大きく、長寿命である。
割シェル112とで略球殻状のシェルを構成している
が、シェルの形状は球状に限定されるものではなく、筒
状,箱状等各種の形状に変えることが可能である。ま
た、図7では、球殻状のシェルを、2個の半球殻状の分
割シェル110,112を用いて構成しているが、従来
のように一枚の板を用いて球状等のシェルを作り、これ
にアキュムレータ用ブラダ22を装着するようにしても
差し支えはない。
は、EVOHからなる中心層の上下両面に、ポリアミド
樹脂を主体とする弾性層が、直接一体化されてなる複合
層を膜構成成分として含むアキュムレータ用ブラダを用
いて構成されている。したがって、そのブラダのゴム層
等とEVOHとの曲げ弾性の差が、両者の中間の曲げ弾
性を有するポリアミド樹脂弾性層によって緩和される。
その結果、屈曲を繰り返しても、上記ブラダにおいて、
EVOHからなる中心層に亀裂等が生じなくなり、その
結果、アキュムレータの寿命が大幅に長くなるようにな
る。
構成を示す断面図である。
キュムレータ用ブラダの部分断面図である。
層の中心層と弾性層との層構造を示す断面図である。
実施例の構成を示す断面図である。
に他の実施例の構成を示す断面図である。
用ブラダの屈曲試験説明図である。
ある。
にかしめ付ける前の状態の要部断面図である。
にかしめ付けた後の状態の要部断面図である。
(4)から求められる。
公知の接着剤を塗布し、さらに、プレス機を用い、NB
Rを後記の表1に示す厚みに層状にプレス成形したの
ち、加硫接着した。このようにして、目的とする十三層
構造のアキュムレータ用ブラダ22(図5参照)を得
た。図において、2はゴム層である。上記十三層構造の
アキュムレータ用部等だ22において、ゴム層3の内側
の弾性層2’,2’の各層厚と、それよりもさらに内側
部分の層AにおけるEVOHからなる層1,1’の層厚
の比は、最外層の弾性層2’,2’の各層厚をαとし、
その内側部分の層AにおけるEVOHからなる層1,
1’,1’の各層厚をβとすると、前記の実施例と同
様、α/β≧1に設定することが好適である。また、内
側部分の層AにおけるEVOHからなる層1,1’,
1’の各層厚βと、弾性層2の各層厚γとの比、γ/β
も前記の実施例と同様、0.1≦γ/β≦3.5に設定
することが好適である。
ムレータ用ブラダ22について、柔軟性を手指で曲げて
調べるとともに、それを屈曲試験機にかけ図6(A)お
よび(B)に示す状態に交互に変化させ、アキュムレー
タ用ブラダ22のEVOH層に生じた亀裂の発生を測定
した。また、上記アキュムレータ用ブラダ22の初期な
らびに耐久試験後の窒素ガス透過性を測定した。この場
合、窒素ガス透過両が小さかったものを○、大きかった
ものを×として評価した。これらの試験結果を表2に示
した。表2から実施例は、比較例に比べて良好な成績を
示すことがわかる。
の2個の分割シェルとして、上分割シェル110と、下
分割シェル112を準備するとともに、上記実施例で得
られたアキュムレータ用ブラダ22については周縁部を
厚肉部に形成した。そして、図示のように、下分割シェ
ル112の開口部内周面にリング状保持材103で固定
する。この場合、図8に示すように、下分割シェル11
2の開口部内周面には、予め、円周方向に溝113が形
成されているとともに、その下側に段部114が形成さ
れている。上記リング状保持材103は、リング状の上
部側が大径で下部側が小径になった段付構造になってお
り、その上部側を図8に示すように上記下分割シェル1
12の開口部内周面に位置決めし、段部をアキュムレー
タ用ブラダ22の厚肉部の端面に位置決めするととも
に、下部をアキュムレータ用ブラダ22の厚肉部の上に
位置決めする。ついで、その状態で、かしめ装置(図示
せず)を用い、リング状保持材103を図9に示すよう
にかしめる。これにより、アキュムレータ用ブラダ22
の内周厚肉部が、リング状保持材103の下部外周部
と、下分割シェル112の開口部内周面とで挟持固定さ
れる。このかしめにより、リング状保持材103の上部
側の中央部は、下分割シェル112の開口部内周面に円
周方向に沿って形成された溝113内にくい込んだ状態
になる。そのため、リング状保持材103の固定度が向
上するとともに、リング状保持材103と下分割シェル
112との間のシール度が向上する。したがって、下分
割シェル112とリング状保持材103との間からの、
ガスおよび作動油の浸透,洩れが阻止されるようにな
る。また、下分割シェル112の開口部内周面に設けた
段部114によって、リング状保持材103の位置ずれ
等が生じなくなり、リング状保持材103の位置決め精
度の向上効果が得られるようになる。このようにして、
下分割シェル112に、アキュムレータ用ブラダ22を
取り付け、ついで、この下分割シェル112の開口に、
上分割シェル110の開口を図7に示すように合わせ、
全体として略球殻状のシェルに仕上げる。この場合、上
分割シェル110の取り付け前に、アキュムレータ用ブ
ラダ22の取り付け状態を肉眼で確認することができ、
それによってアキュムレータ用ブラダ22の取り付け不
良の発生を防止することが可能となる。そして、上記上
分割シェル110の開口と下分割シェル112の開口の
接合は、両開口の接合部を、電子ビーム溶接等すること
によって行う。これにより、溶け込み幅を狭くすること
ができることから、アキュムレータ用ブラダ22の周縁
厚肉部に対する熱影響を軽減または回避することが可能
となる。このようにして、図7に示すようなアキュムレ
ータ100が得られる。図7において、101eは電子
ビーム溶接部、121はポペット、151は油ボート1
50を持つプラグ、153はガスプラグである。このア
キュムレータ100では、アキュムレータ用ブラダ22
によってシェルの内部空間がガス室101aと油室10
1bに分けられている。一点鎖線はアキュムレータ用ブ
ラダ22が弾性変形した状態を示している。このように
して得られた3種類のアキュムレータ(それぞれアキュ
ムレータ用ブラダ22の構造が異なる)は、いずれも耐
久性が大きく、長寿命である。
Claims (5)
- 【請求項1】 シェルと、このシェルの内部空間を2室
に区切る弾性薄膜状のアキュムレータ用ブラダを備え、
上記弾性薄膜状のアキュムレータ用ブラダが、エチレン
−ビニルアルコール共重合体からなる中心層と、その上
下両面に直接一体化されたポリアミド樹脂主体の弾性層
とからなる複合層を膜形成要素として含んでいることを
特徴とするアキュムレータ。 - 【請求項2】 上記シェルが、略半球殻状の2個の分割
シェルを合わせて略球殻状に仕上げられ、上記アキュム
レータ用ブラダが、その周縁部を、上記一方の略半球殻
状分割シェルの開口部内側に位置決めし、リング状保持
材で固定することにより取着され、この取着状態の一方
の略半球殻状シェルの開口に、他方の略半球殻状分割シ
ェルの開口が突き合わされ溶接されている請求項1記載
のアキュムレータ。 - 【請求項3】 エチレン−ビニルアルコール共重合体か
らなる中心層と、その上下両面に直接一体化されたポリ
アミド樹脂主体の弾性層とからなる複合層が膜形成要素
として含まれていることを特徴とするアキュムレータ用
ブラダ。 - 【請求項4】 上記各弾性層に、さらにゴム層が接着剤
層を介して積層形成されている請求項3記載のアキュム
レータ用ブラダ。 - 【請求項5】上記中心層とその上下両面に一体化された
上記弾性層とからなる複合層に、さらに上記エチレン−
ビニルアルコール共重合体からなる層と上記弾性層とが
任意の数積層されている請求項3記載のアキュムレータ
用ブラダ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4108684A JP2747860B2 (ja) | 1991-12-27 | 1992-03-31 | アキュムレータおよびそれに用いるアキュムレータ用ブラダ |
| FR929215453A FR2685740B1 (fr) | 1991-12-27 | 1992-12-22 | Element de separation souple pour accumulateur hydraulique comprenant une couche d'arret du gaz en copolymere d'ethylene-alcool vinylique et une couche elastique en resine polyamide. |
| DE4243652A DE4243652C2 (de) | 1991-12-27 | 1992-12-22 | Flexibles Trennwandelement für einen Flüssigkeitsspeicher |
| US08/270,796 US5618629A (en) | 1991-12-27 | 1994-07-05 | Flexible partition member for hydraulic accumulator, including ethylene-vinyl alcohol copolymer gas-barrier layer and polyamide resin elastic layer |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-360712 | 1991-12-27 | ||
| JP36071291 | 1991-12-27 | ||
| JP4108684A JP2747860B2 (ja) | 1991-12-27 | 1992-03-31 | アキュムレータおよびそれに用いるアキュムレータ用ブラダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05229076A true JPH05229076A (ja) | 1993-09-07 |
| JP2747860B2 JP2747860B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=26448516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4108684A Expired - Fee Related JP2747860B2 (ja) | 1991-12-27 | 1992-03-31 | アキュムレータおよびそれに用いるアキュムレータ用ブラダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2747860B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008031862A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Tokiko Techno Kk | ポンプユニット |
| WO2011044042A1 (en) * | 2009-10-05 | 2011-04-14 | Robert Bosch Gmbh | Energy storage system including an expandable accumulator and reservoir assembly |
| US8701398B2 (en) | 2012-03-20 | 2014-04-22 | Robert Bosch Gmbh | Strain energy accumulator |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02165948A (ja) * | 1988-12-20 | 1990-06-26 | Nok Corp | ゴム樹脂複合膜材料およびその製造方法 |
| JPH03255290A (ja) * | 1990-03-02 | 1991-11-14 | Kuraray Co Ltd | 冷媒ガス用ホース |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP4108684A patent/JP2747860B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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| US8701398B2 (en) | 2012-03-20 | 2014-04-22 | Robert Bosch Gmbh | Strain energy accumulator |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2747860B2 (ja) | 1998-05-06 |
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