JPH04201075A - 溶射皮膜製造方法 - Google Patents
溶射皮膜製造方法Info
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- JPH04201075A JPH04201075A JP33295890A JP33295890A JPH04201075A JP H04201075 A JPH04201075 A JP H04201075A JP 33295890 A JP33295890 A JP 33295890A JP 33295890 A JP33295890 A JP 33295890A JP H04201075 A JPH04201075 A JP H04201075A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、基盤材上に溶射皮膜を形成する方法に係り、
特に溶射皮膜と基盤材との密着力を高めるために、基盤
材の表面粗度を大きくするブラスト処理方法並びに溶射
皮膜製造方法及び密着積層部材に関する。
特に溶射皮膜と基盤材との密着力を高めるために、基盤
材の表面粗度を大きくするブラスト処理方法並びに溶射
皮膜製造方法及び密着積層部材に関する。
プラズマ溶射法は、熱源により溶融または半溶融状態と
なった粉末を基盤材表面に吹きつけて皮膜を形成する表
面処理法のひとつであり、タービン翼、自動車エンジン
部品等に利用されている。
なった粉末を基盤材表面に吹きつけて皮膜を形成する表
面処理法のひとつであり、タービン翼、自動車エンジン
部品等に利用されている。
プラズマ照射法により基盤材表面に皮膜を形成する際、
あらかじめ表面を粗面化することによって皮膜と基盤材
の機械的な結合を良くして密着力を高めているのが普通
である。
あらかじめ表面を粗面化することによって皮膜と基盤材
の機械的な結合を良くして密着力を高めているのが普通
である。
表面粗面化の方法としては、基盤材面面を(1)粉末体
によりブラスト処理する方法(特開昭62−18226
1号公報)、(2)機械加工により溝を形成させる方法
(特開昭60−230975号公報)及び(3)腐食液
により腐食溝を形成させる方法(特開昭60−5015
7号公報)が従来実施されている。
によりブラスト処理する方法(特開昭62−18226
1号公報)、(2)機械加工により溝を形成させる方法
(特開昭60−230975号公報)及び(3)腐食液
により腐食溝を形成させる方法(特開昭60−5015
7号公報)が従来実施されている。
溶射皮膜と基盤材の密着性向上は、皮膜の信頼性を向上
させるためにも必要不可欠である。しかしながら、従来
のブラスト処理法では基盤材の表面を均一に削り落とす
ために表面の凹凸を大きくして表面粗度を高めることは
できず、皮膜と基盤材の密着性向上は望めない。これに
対処するため、機械加工で溝を付けたり、腐食液による
蝕刻で溝を付けることにより、粗度の増大を図る方法が
考えられている。しかしながら、これらの方法はグラフ
ァイトの様に加工が困難で、かつ、吸湿性の材料への適
用は難しい。
させるためにも必要不可欠である。しかしながら、従来
のブラスト処理法では基盤材の表面を均一に削り落とす
ために表面の凹凸を大きくして表面粗度を高めることは
できず、皮膜と基盤材の密着性向上は望めない。これに
対処するため、機械加工で溝を付けたり、腐食液による
蝕刻で溝を付けることにより、粗度の増大を図る方法が
考えられている。しかしながら、これらの方法はグラフ
ァイトの様に加工が困難で、かつ、吸湿性の材料への適
用は難しい。
本発明の目的は、上記の問題点を解消するため、ブラス
ト処理のみで基盤材表面に溶射皮膜の基盤材に対する投
錨効果を高めることのできる凹凸をつけ、高い密着力を
有する溶射皮膜を形成することのできるブラスト処理方
法並びに溶射皮膜製造方法及び密着積層部材を提供する
ことにある。
ト処理のみで基盤材表面に溶射皮膜の基盤材に対する投
錨効果を高めることのできる凹凸をつけ、高い密着力を
有する溶射皮膜を形成することのできるブラスト処理方
法並びに溶射皮膜製造方法及び密着積層部材を提供する
ことにある。
上記目的を達成するため1本発明は、基盤材表面を有孔
部材で覆う工程と、微粒子を吹きつけて前記有孔部材の
孔を通過した微粒子によって前記基盤材表面を削る工程
と、を含むことを特徴とするブラスト処理方法である。
部材で覆う工程と、微粒子を吹きつけて前記有孔部材の
孔を通過した微粒子によって前記基盤材表面を削る工程
と、を含むことを特徴とするブラスト処理方法である。
また、本発明は、基盤材表面を有孔部材で覆う工程と、
微粒子を吹きつけて前記有孔部材の孔を通過した微粒子
によって前記基盤材表面を削る工程と、溶融または半溶
融状態の粉末を当該表面に溶射して皮膜を形成する工程
と、を含むことを特徴とする溶射皮膜製造方法である。
微粒子を吹きつけて前記有孔部材の孔を通過した微粒子
によって前記基盤材表面を削る工程と、溶融または半溶
融状態の粉末を当該表面に溶射して皮膜を形成する工程
と、を含むことを特徴とする溶射皮膜製造方法である。
また、本発明は、基盤表面に微粒子を吹きつけて小凹凸
面を形成する工程と、前記小凹凸面を有孔部材で覆う工
程と、微粒子を吹きつけて前記有孔部材の孔を通過した
微粒子によって前記小凹凸面を削って大凹凸面を形成す
る工程と、溶融または半溶融状態の粉末を当該表面に溶
射して皮膜を形成する工程と、を含むことを特徴とする
溶射皮膜製造方法である。ここで、微粒子の粒径は有孔
部材の孔径と同一またはそれより小さいことがよい。ま
た、有孔部材は有孔平板または金網であるものがよい。
面を形成する工程と、前記小凹凸面を有孔部材で覆う工
程と、微粒子を吹きつけて前記有孔部材の孔を通過した
微粒子によって前記小凹凸面を削って大凹凸面を形成す
る工程と、溶融または半溶融状態の粉末を当該表面に溶
射して皮膜を形成する工程と、を含むことを特徴とする
溶射皮膜製造方法である。ここで、微粒子の粒径は有孔
部材の孔径と同一またはそれより小さいことがよい。ま
た、有孔部材は有孔平板または金網であるものがよい。
ここで、溶射皮膜の形成前の工程を複数回繰り返すのが
よい。
よい。
また、本発明は、基盤と、この基盤材表面に密着された
溶射皮膜と、を備えた密着積層部材において、基盤と溶
射皮膜との接触面に互いの部材が凹設及び0設されて成
る大凹凸面と、この大凹凸面上に形成された小凹凸面と
が設けられていることを特徴とするものである。
溶射皮膜と、を備えた密着積層部材において、基盤と溶
射皮膜との接触面に互いの部材が凹設及び0設されて成
る大凹凸面と、この大凹凸面上に形成された小凹凸面と
が設けられていることを特徴とするものである。
基盤材と溶射皮膜の密着力は主に機械的なかみ込み効果
(投錨効果)により得られており、密着性を向上させる
ため、基盤材表面を粗面化することが有効であることが
知られている。本発明においては、この粗面化を以下に
示す方法により行った。
(投錨効果)により得られており、密着性を向上させる
ため、基盤材表面を粗面化することが有効であることが
知られている。本発明においては、この粗面化を以下に
示す方法により行った。
基盤材を複数の孔を有する平板もしくは金網等の有孔部
材で覆った後、その外部からブラスト処理して孔に位置
する部分もしくは網目に位置する部分のみをけずり取る
ことにより表面上に凹部を形成させる方法である。また
、あらかじめ基盤材表面の全領域にわたってブラスト処
理した後、基盤材表面を複数の孔を有する平板もしくは
金網で覆い、次いでその外部から再度ブラスト処理して
孔に位置する部分もしくは網目に位置する部分のみをけ
ずり取ることにより表面上に凹部を形成する。さらに、
上記のブラスト方法を複数回実施して基盤材表面上に凹
部を形成する方法である。
材で覆った後、その外部からブラスト処理して孔に位置
する部分もしくは網目に位置する部分のみをけずり取る
ことにより表面上に凹部を形成させる方法である。また
、あらかじめ基盤材表面の全領域にわたってブラスト処
理した後、基盤材表面を複数の孔を有する平板もしくは
金網で覆い、次いでその外部から再度ブラスト処理して
孔に位置する部分もしくは網目に位置する部分のみをけ
ずり取ることにより表面上に凹部を形成する。さらに、
上記のブラスト方法を複数回実施して基盤材表面上に凹
部を形成する方法である。
次に、前記した方法により形成した凹部を有する基盤材
へ溶融または半溶融の粉末を吹きつけて溶射皮膜を形成
することにより、大きなかみ込み効果(投錨効果)が得
られ、基盤材と皮膜の密着力が向上する。
へ溶融または半溶融の粉末を吹きつけて溶射皮膜を形成
することにより、大きなかみ込み効果(投錨効果)が得
られ、基盤材と皮膜の密着力が向上する。
以下、本発明の詳細な説明する。
第2図は基盤材をグラファイトとした場合の本発明によ
る溶射皮膜の形成方法を示している。第3図は基盤材を
ブラスト処理して表面を粗面化するために使用するブラ
ストガン先端の移動経路を示している。
る溶射皮膜の形成方法を示している。第3図は基盤材を
ブラスト処理して表面を粗面化するために使用するブラ
ストガン先端の移動経路を示している。
まず、ブラスト処理の方法について説明する。
基盤材はグラファイト5(直径:20m、厚さ25mm
)とし、ブラストガン6の先端より圧力2kg/a+?
の圧縮空気と共にAQ20.粉末(#60’)を基盤材
表面に吹きつけて基盤材全面をブラスト処理し、粗面す
なわち小凹凸面4を形成する。この時ブラストガン6の
先端と基盤材5の距離は約70m1、ブラストガン移動
速度は2000m/akinとした。また、第3図に示
す様にブラストガン先端が平行移動する経路の巾である
ピッチPは本実施例では約7mとし、パス回数は1回と
した。
)とし、ブラストガン6の先端より圧力2kg/a+?
の圧縮空気と共にAQ20.粉末(#60’)を基盤材
表面に吹きつけて基盤材全面をブラスト処理し、粗面す
なわち小凹凸面4を形成する。この時ブラストガン6の
先端と基盤材5の距離は約70m1、ブラストガン移動
速度は2000m/akinとした。また、第3図に示
す様にブラストガン先端が平行移動する経路の巾である
ピッチPは本実施例では約7mとし、パス回数は1回と
した。
なお、パス回数は第3図に示すブラストガンの移動経路
において、ブラストガン先端がBからEまで移動した時
点で1パスと定めた。
において、ブラストガン先端がBからEまで移動した時
点で1パスと定めた。
次いで、グラファイト材5の表面を第4図に示すフッ素
樹脂(商品名:テフロン)の有孔平板7で覆う。この場
合、外径(Dl)20閤の有孔平板には、孔径(D、)
2mの孔10が複数個設けられている。その後、上記と
同一条件でブラストガンよりAQ20.粉末を吹きつけ
て、有孔平板7に設けた複数の孔10の下側に位置する
基盤材表面を削り取ることにより、第2図に示す凹部3
を形成し、全体としては大凹凸面11を形成した。
樹脂(商品名:テフロン)の有孔平板7で覆う。この場
合、外径(Dl)20閤の有孔平板には、孔径(D、)
2mの孔10が複数個設けられている。その後、上記と
同一条件でブラストガンよりAQ20.粉末を吹きつけ
て、有孔平板7に設けた複数の孔10の下側に位置する
基盤材表面を削り取ることにより、第2図に示す凹部3
を形成し、全体としては大凹凸面11を形成した。
この場合、凹部3の深さHはブラストのパス数を変える
ことにより変化させることができる。今回はパス数を2
,4及び6回実施した試験片を作製した。さらに、孔径
D2をφ11IW11と小さくした有孔平板を作製し、
基盤材表面を覆った後、ブラスト処理した試験片も作製
した。これら本発明により作製した試験片のパス回数と
ブラスト深さを表1に示す。
ことにより変化させることができる。今回はパス数を2
,4及び6回実施した試験片を作製した。さらに、孔径
D2をφ11IW11と小さくした有孔平板を作製し、
基盤材表面を覆った後、ブラスト処理した試験片も作製
した。これら本発明により作製した試験片のパス回数と
ブラスト深さを表1に示す。
表1
前述した様に本発明の特徴は、あらかじめ基盤材表面の
全面にわたってブラスト処理して粗面化した後、複数の
細孔を有する有孔平板で覆ってから再びブラスト処理す
る点にある。これにより細孔に位置する基盤材粗面にさ
らに凹部をつけ、粗度を高めることができる。表1の結
果はそれを示している。すなわち、孔径2mの有孔平板
で基盤材を覆ってブラストした場合、パス数が2.4及
び6回の時、それぞれ45.6’O及び8oμmのブラ
スト深さが得られている。また、孔径1m+の有孔平板
で基盤材を覆ってブラストした場合、パス数が2回の時
、ブラスト深さは50μmが得られている。
全面にわたってブラスト処理して粗面化した後、複数の
細孔を有する有孔平板で覆ってから再びブラスト処理す
る点にある。これにより細孔に位置する基盤材粗面にさ
らに凹部をつけ、粗度を高めることができる。表1の結
果はそれを示している。すなわち、孔径2mの有孔平板
で基盤材を覆ってブラストした場合、パス数が2.4及
び6回の時、それぞれ45.6’O及び8oμmのブラ
スト深さが得られている。また、孔径1m+の有孔平板
で基盤材を覆ってブラストした場合、パス数が2回の時
、ブラスト深さは50μmが得られている。
次いで、上述した方法で作製した表1に示す4種類のグ
ラファイト基盤材の粗面に、別途準備したプラズマ溶射
装置を用いて、まず、高融点金属粉末を溶射して約10
0μmの厚さを有する高融点金属層8を形成した後、高
融点金属層の上表面に高融点酸化物セラミックス粉末を
溶射して約100μmの高融点酸化物セラミック層9を
形成した。
ラファイト基盤材の粗面に、別途準備したプラズマ溶射
装置を用いて、まず、高融点金属粉末を溶射して約10
0μmの厚さを有する高融点金属層8を形成した後、高
融点金属層の上表面に高融点酸化物セラミックス粉末を
溶射して約100μmの高融点酸化物セラミック層9を
形成した。
ここでは、比較のために有孔板を使用しないで、基盤材
の全領域を圧力2 kg/d、ブラストガンと基盤材の
距離約’70m、ブラストガンの移動速度約2000
m/11in、パス数1回、ピッチ約7mn+の条件で
ブラスト処理(従来方法)したグラファイトを準備し、
プラズマ溶射により約100μmの高融点金属層を形成
後、その表面上に約100μmの高融点酸化物セラミッ
クス層を形成させた試験片を作製し、前述した4種類の
試験片と共に後述する密着力試験に供試した。
の全領域を圧力2 kg/d、ブラストガンと基盤材の
距離約’70m、ブラストガンの移動速度約2000
m/11in、パス数1回、ピッチ約7mn+の条件で
ブラスト処理(従来方法)したグラファイトを準備し、
プラズマ溶射により約100μmの高融点金属層を形成
後、その表面上に約100μmの高融点酸化物セラミッ
クス層を形成させた試験片を作製し、前述した4種類の
試験片と共に後述する密着力試験に供試した。
次に、本発明の効果を明確にするために基盤材と溶射皮
膜間の密着力を調べたので、その結果について述べる。
膜間の密着力を調べたので、その結果について述べる。
ここでは、溶射皮膜と基盤材との密着力を測定する方法
として、JISH8666に記載されている付着力試験
方法に従った。この場合の試験条件としては、試験片温
度は室温、荷重速度は1000kg f / winと
した。
として、JISH8666に記載されている付着力試験
方法に従った。この場合の試験条件としては、試験片温
度は室温、荷重速度は1000kg f / winと
した。
第5図は基盤材表面に形成したブラスト深さHと密着力
の関係を示したものである。今回は従来方法でブラスト
した時の深さを基準とするため、従来方法によるブラス
ト深さHは0μmとした。
の関係を示したものである。今回は従来方法でブラスト
した時の深さを基準とするため、従来方法によるブラス
ト深さHは0μmとした。
皮膜の密着力はブラスト深さを大きくすると共に増大す
る傾向を示し、ブラスト深さ80μmでは従来方法に比
べ約40%密着力が向上している。
る傾向を示し、ブラスト深さ80μmでは従来方法に比
べ約40%密着力が向上している。
また、基盤材を覆うために用いた有孔平板に設けた孔の
径が2m及びinnのいずれてあっても密着力の向上は
認められ、孔径の違いによる有意差は差程ない。
径が2m及びinnのいずれてあっても密着力の向上は
認められ、孔径の違いによる有意差は差程ない。
一般に基盤材表面に凹凸を形成すると溶射皮膜の密着力
が向上する理由は、機械的なかみ込み効果(投錨効果)
によると言われている。すなわち、基盤材表面に形成さ
れた凹部に溶融または半溶融の粒子が入り込むことによ
り、溶射皮膜と基盤材の機械的なかみ込み効果が大きく
なり、その結果、溶射皮膜と基盤材の密着力が向上する
。
が向上する理由は、機械的なかみ込み効果(投錨効果)
によると言われている。すなわち、基盤材表面に形成さ
れた凹部に溶融または半溶融の粒子が入り込むことによ
り、溶射皮膜と基盤材の機械的なかみ込み効果が大きく
なり、その結果、溶射皮膜と基盤材の密着力が向上する
。
本実施例で示したごとく、有孔平板を使用したブラスト
処理で凹部を形成した場合は、ブラスト深さを深くした
ほど密着力が向上しているが、これはブラスト深さが深
いほど機械的なかみ込み効果が大きくなったことを示し
ている。
処理で凹部を形成した場合は、ブラスト深さを深くした
ほど密着力が向上しているが、これはブラスト深さが深
いほど機械的なかみ込み効果が大きくなったことを示し
ている。
次に1本発明により形成した皮膜について耐熱試験を実
施した結果を述べる。基盤材上に溶射皮膜を形成した材
料は、加熱冷却を加えることにより基盤材と皮膜間に両
者の熱膨張係数差に起因する熱応力が発生し、その結果
皮膜の剥離やクランクが発生する現象が生ずる。本試験
では、これらの現象に及ぼす基盤材表面上に形成した凹
部の影響を調へた。
施した結果を述べる。基盤材上に溶射皮膜を形成した材
料は、加熱冷却を加えることにより基盤材と皮膜間に両
者の熱膨張係数差に起因する熱応力が発生し、その結果
皮膜の剥離やクランクが発生する現象が生ずる。本試験
では、これらの現象に及ぼす基盤材表面上に形成した凹
部の影響を調へた。
耐熱試験方法としては、まず試験片を電気炉中にセット
して高温、かつ真空中に一定時間保持した後、室温まで
冷却し、試験片を取り出した。次に、徹り出した試験片
について外観観察及び光学顕微鏡による断面wt察(倍
率:100〜400倍)を行った。この時の試験条件と
しては、温度は1600K及び2000 K、保持時間
は1時間、真空度は2〜3 X 10”−’torrで
ある。
して高温、かつ真空中に一定時間保持した後、室温まで
冷却し、試験片を取り出した。次に、徹り出した試験片
について外観観察及び光学顕微鏡による断面wt察(倍
率:100〜400倍)を行った。この時の試験条件と
しては、温度は1600K及び2000 K、保持時間
は1時間、真空度は2〜3 X 10”−’torrで
ある。
試験終了後取り出した試験片について調査した結果、目
視による外misでは温度1600K及び2000にの
いずれの場合でも本発明によって作製した試験片では、
皮膜の剥離、クラックの発生は見られず健全であった。
視による外misでは温度1600K及び2000にの
いずれの場合でも本発明によって作製した試験片では、
皮膜の剥離、クラックの発生は見られず健全であった。
一方、従来方法により作製した試験片の場合、温度16
00にでは外観上健全であったが、2000にでは皮膜
に大きなりラックが発生し、一部皮膜の剥離が生した。
00にでは外観上健全であったが、2000にでは皮膜
に大きなりラックが発生し、一部皮膜の剥離が生した。
また、皮膜の断面wA察では1600K及び2000に
のいずれの場合でも本発明によって作製した試験片では
、微細なりラック(10μm以下)が発生しているが、
皮膜の剥離はなかった。
のいずれの場合でも本発明によって作製した試験片では
、微細なりラック(10μm以下)が発生しているが、
皮膜の剥離はなかった。
一方、従来方法によるものは1600に、2000にの
両方で大きなりラックが発生していた。この様にクラッ
クが微細になる理由は、本発明では基盤材の凹凸により
基盤材と皮膜の界面がすべりにくくなり、応力が分散し
て剥離や大きなりランクは発生せず、微細なりラックと
なると思われる。
両方で大きなりラックが発生していた。この様にクラッ
クが微細になる理由は、本発明では基盤材の凹凸により
基盤材と皮膜の界面がすべりにくくなり、応力が分散し
て剥離や大きなりランクは発生せず、微細なりラックと
なると思われる。
なお、前記の実施例において、基盤材としてグラファイ
トを使用したが5本発明は金属、セラミックス等にも適
用可能である。また、本発明はプラズマ溶射に限らず、
フレーム溶射、アーク溶射等その他の溶射法にも適用可
能である。また、溶射材として高融点材料に限らず、他
の金属やセラミックス等にも適用可能である。
トを使用したが5本発明は金属、セラミックス等にも適
用可能である。また、本発明はプラズマ溶射に限らず、
フレーム溶射、アーク溶射等その他の溶射法にも適用可
能である。また、溶射材として高融点材料に限らず、他
の金属やセラミックス等にも適用可能である。
さらに、ブラスト処理時に基盤材表面を覆う多孔板につ
いて、孔の径、孔の形状、孔の配置、多孔板の厚さ等の
変形が考えられ、また、金網等の他の材質の適用も可能
である。
いて、孔の径、孔の形状、孔の配置、多孔板の厚さ等の
変形が考えられ、また、金網等の他の材質の適用も可能
である。
さらに、ブラスト処理方法として、ブラスト材の粒径、
ブラスト材の材質、圧縮空気の圧力、ブラストガンと基
盤材の距離、ブラストガンの移動速度、ブラストガンの
移動経路、パス数等の変形が考えられる。
ブラスト材の材質、圧縮空気の圧力、ブラストガンと基
盤材の距離、ブラストガンの移動速度、ブラストガンの
移動経路、パス数等の変形が考えられる。
本発明によれば、ブラスト処理時に基盤材表面をスポッ
ト的に凹凸をつけられるので、基盤材と皮膜の機械的な
かみ込みが良くなり、密着力の向上及び皮膜の剥離防止
に効果がある。
ト的に凹凸をつけられるので、基盤材と皮膜の機械的な
かみ込みが良くなり、密着力の向上及び皮膜の剥離防止
に効果がある。
従って、本発明は基盤材と皮膜の間に高い密着力が要求
される部材や加熱冷却により基盤材と皮膜間に大きな熱
応力が発生する部材等の溶射皮膜形成方法として有効で
ある。
される部材や加熱冷却により基盤材と皮膜間に大きな熱
応力が発生する部材等の溶射皮膜形成方法として有効で
ある。
第1図は本発明方法により形成した溶射皮膜の断面模式
図、第2図は本発明にょる溶射皮膜形成方法を示す回、
第3図はブラストガン先端の移動経路図、第4図は本発
明のブラスト処理に用いた有孔平板の平面図、第5図は
基盤材表面に形成したブラスト深さと密着力の関係を示
す図である。 1・基盤材、2・・・溶射皮膜層、 3・・・凹部、4・・基盤材表面の凹凸部、5・・・グ
ラファイト基盤材、 6・・・ブラストガン、 7・・テフロンの平板、 8・・高融点金属層、 9・・・高融点酸化物セラミックス層、T・・・ブラス
トガン移動方向、 G・・・へ〇203粉末の流れ、 H・・凹部の深さ、 R・・ブラストガン先端の移動経路、 B・・・ブラスト開始位置、 E・ブラスト終了位置、 P・・・ピッチ。 Dトチフロン乎抜の外径、 D2・孔の外径。
図、第2図は本発明にょる溶射皮膜形成方法を示す回、
第3図はブラストガン先端の移動経路図、第4図は本発
明のブラスト処理に用いた有孔平板の平面図、第5図は
基盤材表面に形成したブラスト深さと密着力の関係を示
す図である。 1・基盤材、2・・・溶射皮膜層、 3・・・凹部、4・・基盤材表面の凹凸部、5・・・グ
ラファイト基盤材、 6・・・ブラストガン、 7・・テフロンの平板、 8・・高融点金属層、 9・・・高融点酸化物セラミックス層、T・・・ブラス
トガン移動方向、 G・・・へ〇203粉末の流れ、 H・・凹部の深さ、 R・・ブラストガン先端の移動経路、 B・・・ブラスト開始位置、 E・ブラスト終了位置、 P・・・ピッチ。 Dトチフロン乎抜の外径、 D2・孔の外径。
Claims (7)
- 1.基盤材表面を有孔部材で覆う工程と、微粒子を吹き
つけて前記有孔部材の孔を通過した微粒子によって前記
基盤材表面を削る工程と、を含むことを特徴とするブラ
スト処理方法。 - 2.基盤材表面を有孔部材で覆う工程と、微粒子を吹き
つけて前記有孔部材の孔を通過した微粒子によって前記
基盤材表面を削る工程と、溶融または半溶融状態の粉末
を当該表面に溶射して皮膜を形成する工程と、を含むこ
とを特徴とする溶射皮膜製造方法。 - 3.基盤表面に微粒子を吹きつけて小凹凸面を形成する
工程と、前記小凹凸面を有孔部材で覆う工程と、微粒子
を吹きつけて前記有孔部材の孔を通過した微粒子によっ
て前記小凹凸面を削って大凹凸面を形成する工程と、溶
融または半溶融状態の粉末を当該表面に溶射して皮膜を
形成する工程と、を含むことを特徴とする溶射皮膜製造
方法。 - 4.請求項2又は3において、微粒子の粒径は有孔部材
の孔径と同一またはそれより小さいことを特徴とする溶
射皮膜製造方法。 - 5.請求項2〜4のいずれかにおいて、有孔部材は有孔
平板はまた金網であることを特徴とする溶射皮膜製造方
法。 - 6.請求項2〜5のいずれかにおいて、溶射皮膜の形成
前の工程を複数回繰り返すことを特徴とする溶射皮膜製
造方法。 - 7.基盤と、この基盤材表面に密着された溶射皮膜と、
を備えた密着積層部材において、基盤と溶射皮膜との接
触面に互いの部材が凹設及び凸設されて成る大凹凸面と
、この大凹凸面上に形成された小凹凸面とが設けられて
いることを特徴とする密着積層部材。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33295890A JP2934911B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 溶射皮膜製造方法 |
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| JP33295890A JP2934911B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 溶射皮膜製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04201075A true JPH04201075A (ja) | 1992-07-22 |
| JP2934911B2 JP2934911B2 (ja) | 1999-08-16 |
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| JP33295890A Expired - Fee Related JP2934911B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 溶射皮膜製造方法 |
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| JP (1) | JP2934911B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002081143A (ja) * | 2000-09-05 | 2002-03-22 | Riken Light Metal Ind Co Ltd | 床用エキスパンションジョイント |
| JP2008121073A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Asahi Glass Co Ltd | 金属被膜付き電鋳煉瓦及びその製造方法 |
| JP2009541201A (ja) * | 2006-06-23 | 2009-11-26 | ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニー | 白金族金属または白金族金属合金被覆を有する耐火性金属酸化物セラミック部材 |
| CN103381539A (zh) * | 2012-05-01 | 2013-11-06 | 福特全球技术公司 | 利用选择性表面处理的缸孔以及制造所述缸孔的方法 |
| US10221806B2 (en) | 2012-05-01 | 2019-03-05 | Ford Global Technologies, Llc | Cylindrical engine bore |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP33295890A patent/JP2934911B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
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| KR101441128B1 (ko) * | 2006-11-13 | 2014-09-17 | 아사히 가라스 가부시키가이샤 | 금속 피막 형성 전주 벽돌 및 그 제조 방법 |
| CN103381539A (zh) * | 2012-05-01 | 2013-11-06 | 福特全球技术公司 | 利用选择性表面处理的缸孔以及制造所述缸孔的方法 |
| US10221806B2 (en) | 2012-05-01 | 2019-03-05 | Ford Global Technologies, Llc | Cylindrical engine bore |
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| Publication number | Publication date |
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| JP2934911B2 (ja) | 1999-08-16 |
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