[go: up one dir, main page]

JP7733011B2 - ゴム組成物、ゴム組成物の製造方法及びタイヤ - Google Patents

ゴム組成物、ゴム組成物の製造方法及びタイヤ

Info

Publication number
JP7733011B2
JP7733011B2 JP2022568210A JP2022568210A JP7733011B2 JP 7733011 B2 JP7733011 B2 JP 7733011B2 JP 2022568210 A JP2022568210 A JP 2022568210A JP 2022568210 A JP2022568210 A JP 2022568210A JP 7733011 B2 JP7733011 B2 JP 7733011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbon atoms
rubber
rubber composition
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022568210A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022124147A1 (ja
Inventor
光彩 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Publication of JPWO2022124147A1 publication Critical patent/JPWO2022124147A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7733011B2 publication Critical patent/JP7733011B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L9/00Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
    • C08L9/06Copolymers with styrene
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C1/00Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C1/00Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
    • B60C1/0016Compositions of the tread
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08CTREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
    • C08C19/00Chemical modification of rubber
    • C08C19/22Incorporating nitrogen atoms into the molecule
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08CTREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
    • C08C19/00Chemical modification of rubber
    • C08C19/25Incorporating silicon atoms into the molecule
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L15/00Compositions of rubber derivatives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L7/00Compositions of natural rubber
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

本発明は、ゴム組成物、ゴム組成物の製造方法及びタイヤに関するものである。
近年、環境問題への関心の高まりに伴う世界的な二酸化炭素排出規制の動きに関連して、自動車の低燃費化に対する要求が強まりつつある。このような要求に対応するため、タイヤ性能についても転がり抵抗の低減が求められている。これに対して、従来、タイヤの転がり抵抗を低減する手法として、通常走行時の温度領域における損失正接(tanδ)が低い(以下、「低ロス性に優れる」という。)ゴム組成物をタイヤに適用することが、一般的に行われている。
また、車両の安全性を向上させる見地から、湿潤路面での制動性能(以下、「ウェット性能」という。)を確保することも重要であり、タイヤの燃費性能を向上させると共にウェット性能を向上させることも求められている。これに対して、従来、スチレン-ブタジエンゴム(SBR)と、シリカとを配合したゴム組成物を使用することで、ウェット性能と低転がり抵抗性とを両立したタイヤが主流であった。
また、タイヤのトレッドゴムに用いるゴム組成物において、スチレン含有量が高い変性スチレン-ブタジエンゴムを配合して、タイヤのトレッドゴムのガラス転移温度(Tg)を上昇させる手法があるが、ウェット性能と低転がり抵抗性との両立には限界がある。
一方、ゴム組成物中でのシリカ等の充填剤の分散性を向上させるために、充填剤の配合量を少なくすると、ゴム組成物の補強性が悪化してしまう。
また、ウェット性能の向上のために、ゴム組成物に樹脂を添加する手法もあるが、樹脂を添加すると、通常走行時の温度領域における損失正接(tanδ)が上昇して、低ロス性が悪化してしまい、該ゴム組成物を適用したタイヤの転がり抵抗が大きくなってしまう。
また、下記特許文献1には、ゴム成分に、スチレン含量が30質量%以上のスチレン・アルキレンブロック共重合体を配合したゴム組成物が開示されており、該ゴム組成物は、ドライハンドリング性に優れつつ、ウェット性能と低ロス性とを両立できることが開示されている。
国際公開第2019/117214号
しかしながら、本発明者が検討したところ、上記特許文献1に開示のような従来のゴム組成物では、タイヤのウェット性能と低転がり抵抗性との両立には限界があり、依然として改良の余地があることが分かった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を解決し、タイヤのウェット性能を向上させつつ、転がり抵抗を低減することが可能なゴム組成物及びその製造方法を提供することを課題とする。
また、本発明は、ウェット性能に優れ、転がり抵抗の小さなタイヤを提供することを更なる課題とする。
上記課題を解決する本発明の要旨構成は、以下の通りである。
本発明のゴム組成物は、ゴム成分と、充填剤と、樹脂と、を含み、
前記ゴム成分が、天然ゴムと、高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムと、該高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムよりもガラス転移温度(Tg)が低い低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムと、を含み、
前記高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムは、両末端が変性されており、少なくとも一方の末端がアルコキシシランで変性されており、
前記低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムは、一方の末端がアルコキシシランで変性されており、
前記高Tg変性スチレン-ブタジエンゴム(高Tg変性SBR)の含有量と、前記低Tg変性スチレン-ブタジエンゴム(低Tg変性SBR)の含有量と、の質量比(高Tg変性SBRの含有量/低Tg変性SBRの含有量)が1よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明のゴム組成物の製造方法は、前記ゴム成分と、前記充填剤と、前記樹脂と、グアニジン類と、加硫剤と、を含むゴム組成物の製造方法であって、
前記ゴム成分と、前記充填剤と、前記樹脂と、前記グアニジン類と、を混練する第1混練工程と、
該第1混練工程で得られる混練物と、前記加硫剤と、を混練する第2混練工程と、
を含むことを特徴とする。
また、本発明のタイヤは、上記のゴム組成物からなるトレッドゴムを具えることを特徴とする。
本発明によれば、タイヤのウェット性能を向上させつつ、転がり抵抗を低減することが可能なゴム組成物及びその製造方法を提供することができる。
また、本発明によれば、ウェット性能に優れ、転がり抵抗の小さなタイヤを提供することができる。
以下に、本発明のゴム組成物、ゴム組成物の製造方法及びタイヤを、その実施形態に基づき、詳細に例示説明する。
<ゴム組成物>
本発明のゴム組成物は、ゴム成分と、充填剤と、樹脂と、を含む。また、本発明のゴム組成物においては、前記ゴム成分が、天然ゴムと、高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムと、該高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムよりもガラス転移温度(Tg)が低い低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムと、を含む。ここで、前記高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムは、両末端が変性されており、少なくとも一方の末端がアルコキシシランで変性されており、また、前記低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムは、一方の末端がアルコキシシランで変性されており、また、前記高Tg変性スチレン-ブタジエンゴム(高Tg変性SBR)の含有量と、前記低Tg変性スチレン-ブタジエンゴム(低Tg変性SBR)の含有量と、の質量比(高Tg変性SBRの含有量/低Tg変性SBRの含有量)が1よりも大きい。
本発明のゴム組成物においては、両末端が変性されており、少なくとも一方の末端がアルコキシシランで変性されている高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムが充填剤と相互作用して、ゴム組成物中での充填剤の分散性を向上させ、該ゴム組成物をタイヤに適用することで、タイヤのウェット性能を向上させつつ、転がり抵抗を低減することができる。
また、本発明のゴム組成物は、一方の末端がアルコキシシランで変性されている低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムを含み、高Tg変性スチレン-ブタジエンゴム(高Tg変性SBR)の含有量と、低Tg変性スチレン-ブタジエンゴム(低Tg変性SBR)の含有量と、の質量比(高Tg変性SBRの含有量/低Tg変性SBRの含有量)を1よりも大きくすることで、該ゴム組成物を適用したタイヤのウェット性能を大幅に向上させることができる。
従って、本発明のゴム組成物によれば、タイヤに適用することで、タイヤの転がり抵抗を低減しつつ、ウェット性能を大幅に向上させることができる。
(ゴム成分)
本発明のゴム組成物のゴム成分は、天然ゴムと、高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムと、該高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムよりもガラス転移温度(Tg)が低い低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムと、を含み、更に他のゴム成分を含んでもよい。該ゴム成分は、ガラス転移温度(Tg)が異なる2種以上の変性スチレン-ブタジエンゴムを含む。
ここで、前記高Tg変性スチレン-ブタジエンゴム(高Tg変性SBR)の含有量と、前記低Tg変性スチレン-ブタジエンゴム(低Tg変性SBR)の含有量と、の質量比(高Tg変性SBRの含有量/低Tg変性SBRの含有量)は、1よりも大きい。
前記ゴム成分として、両末端変性の高Tg変性SBRや、片末端変性の低Tg変性SBRを含有することによって、ゴム組成物中の充填剤の分散性を高めることができるため、該ゴム組成物をタイヤに適用することで、ウェット性能を悪化させることなく、タイヤの転がり抵抗を低減することができる。また、前記ゴム成分中の高Tg変性SBRと低Tg変性SBRの質量比を適正化することで、該ゴム組成物を適用したタイヤの転がり抵抗の悪化を招くことなく、ウェット性能を更に高めることができる。
前記高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムは、両末端が変性されており、少なくとも一方の末端がアルコキシシランで変性されており、また、前記低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムは、一方の末端がアルコキシシランで変性されている。ここで、「アルコキシシラン」とは、少なくとも1つのアルコキシ基と少なくとも1つのケイ素原子を有する化合物の総称である。
前記アルコキシシランは、少なくとも1つの窒素原子を含んでいることが好ましい。該窒素原子を含む基としては、例えば、第一アミノ基、加水分解可能な保護基で保護された第一アミノ基、第一アミンのオニウム塩残基、イソシアネート基、チオイソシアネート基、イミン基、イミン残基、アミド基、加水分解可能な保護基で保護された第二アミノ基、環状第二アミノ基、環状第二アミンのオニウム塩残基、非環状第二アミノ基、非環状第二アミンのオニウム塩残基、イソシアヌル酸トリエステル残基、環状第三アミノ基、非環状第三アミノ基、ニトリル基、ピリジン残基、環状第三アミンのオニウム塩残基及び非環状第三アミンのオニウム塩残基からなる群から選択される官能基を有し、直鎖、分枝、脂環もしくは芳香族環を含む炭素数1~30の1価の炭化水素基、又は酸素原子、硫黄原子及びリン原子から選ばれる少なくとも1種のヘテロ原子を含んでいてもよい、直鎖、分枝、脂環又は芳香族環を含む炭素数1~30の1価の炭化水素基が挙げられる。
--天然ゴム--
前記ゴム成分は、天然ゴムを含む。ゴム成分中の天然ゴムの割合は、好ましくは10質量%以上、より好ましくは20質量%以上であり、また、好ましくは60質量%以下、より好ましくは50質量%以下である。ゴム成分中の天然ゴムの割合を10質量%以上とすることで、天然ゴムの優れた物性が更に発現され、また、ゴム組成物を適用したタイヤのウェット性能を更に向上させ、転がり抵抗を更に低減できる。また、ゴム成分中の天然ゴムの割合が60質量%以下であれば、後述する高Tg変性SBRや低Tg変性SBRの割合を増やすことができる。
--高Tg変性SBR--
前記高Tg変性スチレン-ブタジエンゴム(「高Tg変性SBR」と略記することがある。)は、後述する低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムよりもガラス転移温度(Tg)が高い。即ち、該高Tg変性スチレン-ブタジエンゴム及び低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムにおける「高Tg」及び「低Tg」とは、一方の変性スチレン-ブタジエンゴムが、もう一方の変性スチレン-ブタジエンゴムよりも、ガラス転移温度(Tg)が相対的に高い又は低いことを示しており、ある温度よりも高い又は低いことを示すものではない。
なお、高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムは、ガラス転移点(Tg)が、好ましくは-5℃~-35℃であり、より好ましくは-10℃~-30℃である。高Tg変性SBRのTgが高いことで、前記充填剤との親和性が高くなり、より優れた充填剤の分散性を得ることができる。
前記高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムは、両末端が変性されており、少なくとも一方の末端がアルコキシシランで変性されている。該高Tg変性SBRの変性方法としては、例えば、国際公開第2003/046020号、特開2007-217562号公報に記載の方法に従って、活性末端を有するSBRの末端に、種々のアルコキシシラン(変性剤)を反応させることで製造できる。
ここで、前記高Tg変性SBRを得るための変性剤としては、特に限定はされないが、以下の一般式(2)で表される化合物(アルコキシシラン)を含む変性剤を用いることが好ましい。
前記ゴム成分として、充填剤親和性作用基であるオリゴシロキサン及び3級アミノ基を含む上記一般式(2)で表される化合物を含む変性剤で変性したスチレン-ブタジエンゴムを用いることによって、シリカ等の充填剤の分散性を高めることができる。その結果、本発明のゴム組成物は、充填剤の分散性が改善されることから、低ロス性が大きく改善され、該ゴム組成物を適用したタイヤの転がり抵抗を低減できる。
上記一般式(2)において、R~R12は、それぞれ独立して、炭素数1~20のアルキル基であり;L及びLは、それぞれ独立して、炭素数1~20のアルキレン基であり;nは、2~4の整数である。
具体的には、式(2)において、R~Rは、それぞれ独立して置換又は非置換の炭素数1~20のアルキル基であってもよく、前記R~Rが置換される場合、それぞれ独立して炭素数1~10のアルキル基、炭素数3~10のシクロアルキル基、炭素数1~10のアルコキシ基、炭素数4~10のシクロアルコキシ基、炭素数6~12のアリール基、炭素数6~12のアリールオキシ基、炭素数2~12のアルカノイルオキシ基(Ra-COO-、ここで、Raは炭素数1~9のアルキル基である)、炭素数7~13のアラルキルオキシ基、炭素数7~13のアリールアルキル基、及び、炭素数7~13のアルキルアリール基からなる群から選択される1つ以上の置換基で置換され得る。
より具体的には、前記R~Rは、置換又は非置換の炭素数1~10のアルキル基であってもよく、さらに具体的には、前記R~Rは、それぞれ独立して置換又は非置換の、炭素数1~6のアルキル基であってもよい。
また、式(2)において、R~R12は、それぞれ独立して置換又は非置換の炭素数1~20のアルキル基であり、具体的には、置換又は非置換の炭素数1~10のアルキル基、さらに具体的には、置換又は非置換の炭素数1~6のアルキル基であってもよく、置換される場合、先にR~Rで説明したような置換基で置換され得る。
なお、前記R~R12がアルキル基ではなく、加水分解可能な置換基の場合、N-R10及びN-R1112の結合が水分存在下でN-Hに加水分解され、重合体の加工性に悪影響を及ぼし得る。
より具体的には、前記式(2)で表される化合物において、R~Rは、メチル基又はエチル基であり、R~R12は、炭素数1~10のアルキル基とすることができる。
前記式(2)で表される化合物中のアミノ基、即ち、N-R10及びN-R1112は、3級アミノ基であることが好ましい。前記3級アミノ基は、式(2)で表される化合物が変性剤として用いられた際、さらに優れた加工性を有するようにする。
なお、前記R~R12にアミノ基を保護するための保護基が結合するか、又は、水素が結合する場合には、前記式(2)で表される化合物による効果の具現が難しい可能性がある。水素が結合する場合、変性過程で陰イオンが水素と反応して反応性を失うようになって変性反応自体が不可能となり、保護基が結合する場合、変性反応が行われるが、重合体末端に結合した状態で後加工時に加水分解によって脱保護されて1級又は2級アミノ基になり、脱保護された1級又は2級アミノ基は、その後の配合時に配合物の高粘度化を引き起こし、加工性低下の原因になるおそれがある。
また、前記式(2)で表される化合物中のL及びLは、それぞれ独立して置換又は非置換の炭素数1~20のアルキレン基である。
より具体的には、L及びLは、それぞれ独立して炭素数1~10のアルキレン基、さらに具体的には、メチレン基、エチレン基又はプロピレン基のような炭素数1~6のアルキレン基とすることができる。
前記式(2)で表される化合物中のL及びLについては、分子内のSi原子とN原子との間の距離が近い程、より優れた効果を奏する。但し、SiがNと直接結合する場合、後の処理工程中にSiとNとの間の結合が切れるおそれがあり、この際に発生した2級アミノ基は、後処理中に水により流失する可能性が高く、製造される変性SBRでは、シリカ等の充填剤との結合を促進するアミノ基による充填剤との結合が難しく、その結果、充填剤の分散性の向上効果が低下することがある。このようにSiとNとの間の結合の長さによる改善効果を考慮すると、前記L及びLは、それぞれ独立して、メチレン基、エチレン基又はプロピレン基のような炭素数1~3のアルキレン基であることが更に好ましく、より具体的には、プロピレン基とすることができる。また、L及びLは、先にR~Rで説明したような置換基で置換され得る。
また、前記式(2)で表される化合物は、例えば、下記構造式(2-1)~(2-5)で表される化合物のうちのいずれか1つであることが好ましい。より優れた低ロス性を実現できるためである。
前記式(2)で表される化合物は、アルコキシシラン構造がSBRの活性末端と結合する一方、Si-O-Si構造及び末端に結合した3つ以上のアミノ基が、シリカ等の充填剤に対して親和力を示すことによって、従来の分子内に一つのアミノ基を含む変性剤と比較して、充填剤と変性SBRとの結合を促進させることができる。また、前記SBRの活性末端の結合程度が均一で、カップリング前後に分子量分布の変化を観察すると、カップリング後にも前に比べて分子量分布が大きくならずに一定である。そのため、変性SBR自体の物性低下がなく、ゴム組成物内の充填剤の凝集を防ぎ、充填剤の分散性を高めることができるため、ゴム組成物の加工性を向上させることができる。これらの効果は、特に、ゴム組成物をタイヤに適用した際に、転がり抵抗及びウェット性能をバランスよく改善させることが可能となる。
なお、前記式(2)で表される化合物は、下記反応スキームで表される縮合反応を通じて製造され得る。
前記反応スキームにおいて、R~R12、L及びL、及びnは、上述した式(2)で定義されたものと同様であり、R’及びR”は、前記縮合反応に影響を及ぼさない任意の置換基である。例えば、前記R’及びR”は、それぞれ独立してR~Rのいずれか1つと同一のものとすることができる。
前記反応スキームの反応は、酸の存在下で進行し、該酸は一般に縮合反応に用いられるものであれば、制限なしに用いることができる。当業者は、前記反応が進められる反応器の種類、出発物質、反応温度等の多様な工程変数に合わせて、最適な酸を選択することができる。
なお、前記式(2)で表される化合物を含む変性剤によって変性された変性SBRは、1.1~3.0の狭い分子量分布(Mw/Mn、「多分散指数(PDI)」ともいう。)を有するものとすることができる。前記変性SBRの分子量分布が3.0を超えるか、1.1未満の場合、ゴム組成物への適用時に引張特性及び粘弾性が低下するおそれがある。前記変性SBRの分子量分布の制御による、引張特性及び粘弾性改善の効果の顕著性を考慮すると、前記変性SBRの分子量分布は、1.3~2.0の範囲が好ましい。なお、前記変性SBRは、前記変性剤を用いることによって、変性前のスチレン-ブタジエンゴムの分子量分布と類似する。
前記変性SBRの分子量分布は、重量平均分子量(Mw)対数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)から計算され得る。このとき、前記数平均分子量(Mn)は、n個の重合体分子の分子量を測定し、これら分子量の総合を求めてnで割って計算した個別の重合体分子量の共通平均であり、前記重量平均分子量(Mw)は、高分子組成物の分子量分布を表す。全体分子量の平均は、モル当たりグラム(g/mol)で表すことができる。
また、前記重量平均分子量及び数平均分子量は、それぞれゲル透過型クロマトグラフィ(GPC)で分析されるポリスチレン換算分子量である。
また、前記変性SBRは、上記した分子量分布の条件を満たしていると同時に、数平均分子量(Mn)が50,000g/mol~2,000,000g/molであり、より具体的には、200,000g/mol~800,000g/molとすることができる。前記変性SBRは、重量平均分子量(Mw)が100,000g/mol~4,000,000g/molであり、より具体的には、300,000g/mol~1,500,000g/molとすることができる。
前記変性SBRの重量平均分子量(Mw)が100,000g/mol未満であるか、又は数平均分子量(Mn)が50,000g/mol未満の場合、ゴム組成物に適用する際の引張特性の低下のおそれがある。また、重量平均分子量(Mw)が4,000,000g/molを超えているか、数平均分子量(Mn)が2,000,000g/molを超える場合には、変性SBRの加工性の低下によりゴム組成物の作業性が悪化し、混練が困難となり、また、ゴム組成物の物性を十分に向上させることが難しくなることがある。
より具体的には、前記変性SBRは、前記分子量分布とともに、重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)の条件を同時に満たしている場合には、ゴム組成物に適用した場合、ゴム組成物の粘弾性と加工性をバランスよく改善させることができる。
前記変性SBRは、ブタジエン部分のビニル結合量が5%以上であることが好ましく、10%以上であることが更に好ましく、また、60%以下であることが好ましい。ブタジエン部分のビニル結合量を上記の範囲にすることで、ガラス転移温度を適切な範囲に調整できる。
前記変性SBRは、100℃でのムーニー粘度(MV)が、40~140、具体的には60~100であってもよい。前記範囲のムーニー粘度を有する場合、より優れた加工性を示すことができる。
前記ムーニー粘度は、ムーニー粘度計、例えば、Monsanto社のMV2000Eで、100℃、ローター速度2±0.02rpmで、大ローターを使って測定することができる。このとき用いられた試料は、室温(23±3℃)で30分以上放置した後、27±3gを採取して、ダイキャビティの内部に満たしておき、プラテンを作動させて測定することができる。
また、前記高Tg変性SBRは、上述したように、一方の末端が上記一般式(2)で表される化合物を含む変性剤によって変性されることが好ましいが、他方の末端が下記一般式(3)で表される化合物を含む変性剤によって更に変性されていることが好ましい。高Tg変性SBRの両末端が変性されていることで、ゴム組成物中の充填剤の分散性を更に向上し、ゴム組成物を適用したタイヤの低転がり抵抗性とウェット性能とをより高いレベルで両立できる。
上記一般式(3)において、R13~R15は、互いに独立して、水素;炭素数1~30のアルキル基;炭素数2~30のアルケニル基;炭素数2~30のアルキニル基;炭素数1~30のヘテロアルキル基、炭素数2~30のヘテロアルケニル基;炭素数2~30のヘテロアルキニル基;炭素数5~30のシクロアルキル基;炭素数6~30のアリール基;又は炭素数3~30の複素環基である。
また、式(3)において、R16は、単結合;置換基で置換又は非置換の炭素数1~20のアルキレン基;置換基で置換又は非置換の炭素数5~20のシクロアルキレン基;又は置換基で置換又は非置換の炭素数5~20のアリーレン基であり、ここで、上記置換基は、炭素数1~10のアルキル基、炭素数5~10のシクロアルキル基、又は炭素数6~20のアリール基である。
また、式(3)において、R17は、炭素数1~30のアルキル基;炭素数2~30のアルケニル基;炭素数2~30のアルキニル基;炭素数1~30のヘテロアルキル基;炭素数2~30のヘテロアルケニル基;炭素数2~30のヘテロアルキニル基;炭素数5~30のシクロアルキル基;炭素数6~30のアリール基;炭素数3~30の複素環基;又は下記一般式(3a)若しくは一般式(3b)で表される作用基であり、mは1~5の整数であり、R17のうち少なくとも1つは、下記一般式(3a)若しくは一般式(3b)で表される作用基であり、mが2~5の整数の場合、複数のR17は、互いに同一であっても、異なってもよい。
上記一般式(3a)において、R17a1は、置換基で置換又は非置換の炭素数1~20のアルキレン基;置換基で置換又は非置換の炭素数5~20のシクロアルキレン基;又は置換基で置換又は非置換の炭素数6~20のアリーレン基であり、ここで、上記置換基は、炭素数1~10のアルキル基、炭素数5~10のシクロアルキル基、又は炭素数6~20のアリール基である。
また、式(3a)において、R17a2及びR17a3は、互いに独立に、炭素数1~10のアルキル基、炭素数5~10のシクロアルキル基、又は炭素数6~20のアリール基で置換又は非置換の炭素数1~20のアルキレン基である。
また、式(3a)において、R17a4は、水素;炭素数1~30のアルキル基;炭素数2~30のアルケニル基;炭素数2~30のアルキニル基;炭素数1~30のヘテロアルキル基;炭素数2~30のヘテロアルケニル基;炭素数2~30のヘテロアルキニル基;炭素数5~30のシクロアルキル基;炭素数6~30のアリール基;炭素数3~30の複素環基であり、Xは、N、O又はS原子であり、但し、XがO又はSである場合、R17a4は存在しない。
上記一般式(3b)において、R17b1は、置換基で置換又は非置換の炭素数1~20のアルキレン基;置換基で置換又は非置換の炭素数5~20のシクロアルキレン基;又は置換基で置換又は非置換の炭素数6~20のアリーレン基であり、ここで、上記置換基は、炭素数1~10のアルキル基、炭素数5~10のシクロアルキル基、又は炭素数6~20のアリール基である。
また、式(3b)において、R17b2及びR17b3は、互いに独立に、炭素数1~30のアルキル基;炭素数2~30のアルケニル基;炭素数2~30のアルキニル基;炭素数1~30のヘテロアルキル基;炭素数2~30のヘテロアルケニル基;炭素数2~30のヘテロアルキニル基;炭素数5~30のシクロアルキル基;炭素数6~30のアリール基;炭素数3~30の複素環基である。
また、上記一般式(3)で表される化合物において、R13~R15は、互いに独立に、水素;炭素数1~10のアルキル基;炭素数2~10のアルケニル基;又は炭素数2~10のアルキニル基であり、R16は、単結合;又は非置換の炭素数1~10のアルキレン基であり、R17は、炭素数1~10のアルキル基;炭素数2~10のアルケニル基;炭素数2~10のアルキニル基;又は上記一般式(3a)又は一般式(3b)で表される作用基であり、上記一般式(3a)において、R17a1は、非置換の炭素数1~10のアルキレン基であり、R17a2及びR17a3は、互いに独立に非置換の炭素数1~10のアルキレン基であり、R17a4は、炭素数1~10のアルキル基;炭素数5~20のシクロアルキル基;炭素数6~20のアリール基;又は炭素数3~20の複素環基であり、上記一般式(3b)において、R17b1は、非置換の炭素数1~10のアルキレン基であり、R17b2及びR17b3は、互いに独立に炭素数1~10のアルキル基;炭素数5~20のシクロアルキル基;炭素数6~20のアリール基;又は炭素数3~20の複素環基であってもよい。
より具体的には、上記一般式(3)で表される化合物は、以下の構造式(3-1)~式(3-3)で表される化合物とすることができる。
なお、前記スチレン-ブタジエンゴムを、上記一般式(3)で表される化合物を含む変性剤によって変性させる場合には、式(3)で表される化合物を含む変性剤を、変性開始剤として用いる。
具体的には、例えば、炭化水素溶媒中で、式(3)で表される化合物を含む変性剤の存在下にて、ブタジエン単量体及びスチレン単量体を重合させることで、式(3)で表される化合物由来の変性基を、前記スチレン-ブタジエンゴムに付与することができる。
前記ゴム成分中の前記高Tg変性SBRの割合は、上述の質量比(高Tg変性SBRの含有量/低Tg変性SBRの含有量)が1よりも大きくなるように選択されるが、好ましくは20質量%以上、より好ましくは30質量%以上であり、また、好ましくは70質量%以下、より好ましくは60質量%以下である。ゴム成分中の高Tg変性SBRの割合を20質量%以上とすることで、ゴム組成物を適用したタイヤのウェット性能を更に向上させ、転がり抵抗を更に低減できる。また、ゴム成分中の高Tg変性SBRの割合が70質量%以下であれば、前述の天然ゴムや後述する低Tg変性SBRの割合を増やすことができる。
--低Tg変性SBR--
前記低Tg変性スチレン-ブタジエンゴム(「低Tg変性SBR」と略記することがある。)は、前記高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムよりもガラス転移温度(Tg)が低い。即ち、前記高Tg変性スチレン-ブタジエンゴム及び前記低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムにおける「高Tg」及び「低Tg」とは、一方の変性スチレン-ブタジエンゴムが、もう一方の変性スチレン-ブタジエンゴムよりも、ガラス転移温度(Tg)が相対的に高い又は低いことを示しており、ある温度よりも高い又は低いことを示すものではない。
なお、前記低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムは、ガラス転移点(Tg)が、好ましくは-75℃~-45℃であり、より好ましくは-70℃~-50℃である。低Tg変性SBRのTgが低いことで、低ロス性とウェット性能とのバランスを更に向上させることができる。
また、該低Tg変性SBRと、上述の高Tg変性SBRと、のガラス転移温度(Tg)の差は、30℃以上が好ましく、35℃以上が更に好ましく、また、60℃以下が好ましく、50℃以下が更に好ましい。ガラス転移温度(Tg)の差がこれらの範囲内であると、Tgが異なる複数種類の変性SBRを含む効果が顕著になり、低ロス性とウェット性能とのバランスをより一層向上させることができる。
前記低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムは、一方の末端がアルコキシシランで変性されている。なお、低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムのもう一方の末端は、アルコキシシラン以外で変性されていてもよいが、変性されていないことが好ましい。ここで、もう一方の末端が変性されていないとは、該もう一方の末端が官能基を有さず、炭化水素基からなることを意味する。
前記低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムは、例えば、国際公開第2003/046020号、特開2007-217562号公報に記載の方法に従って、活性末端を有するSBRの末端に、種々のアルコキシシラン(変性剤)を反応させることで製造できる。
ここで、前記低Tg変性SBRを得るための変性剤としては、特に限定はされないが、下記一般式(4)で表されるアルコキシシラン化合物が好ましい。
19 -Si-(OR204-a ・・・ (4)
一般式(4)中、R19及びR20は、それぞれ独立に炭素数1~20の一価の脂肪族炭化水素基又は炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基を示し、aは0~2の整数であり、OR20が複数ある場合、各OR20は互いに同一でも異なっていてもよく、また、分子中には活性プロトンは含まれない。
前記低Tg変性SBRを得るための変性剤としては、下記一般式(5)で表されるアミノアルコキシシラン化合物も好ましい。
一般式(5)中、n1+n2+n3+n4=4(但し、n2は1~4の整数であり、n1、n3およびn4は0~3の整数である)である。
は、飽和環状3級アミン化合物残基、不飽和環状3級アミン化合物残基、ケチミン残基、ニトリル基、(チオ)イソシアナート基、イソシアヌル酸トリヒドロカルビルエステル基、ニトリル基、ピリジン基、(チオ)ケトン基、アミド基、並びに加水分解性基を有する第一もしくは第二アミノ基の中から選択される少なくとも1種の官能基である。n4が2以上の場合には、Aは、同一でも異なっていてもよく、Aは、Siと結合して環状構造を形成する二価の基であってもよい。
21は、炭素数1~20の一価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基であり、n1が2以上の場合には同一でも異なっていてもよい。
23は、炭素数1~20の一価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基、炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基またはハロゲン原子であり、n3が2以上の場合には同一でも異なっていてもよい。
22は、炭素数1~20の一価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基であり、いずれも窒素原子および/またケイ素原子を含有していてもよい。n2が2以上の場合には、R22は、互いに同一もしくは異なっていてもよいし、あるいは、一緒になって環を形成してもよい。
24は、炭素数1~20の二価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の二価の芳香族炭化水素基であり、n4が2以上の場合には同一でも異なっていてもよい。
加水分解性基を有する第一もしくは第二アミノ基における加水分解性基としては、トリメチルシリル基またはtert-ブチルジメチルシリル基が好ましく、トリメチルシリル基が特に好ましい。
上記一般式(5)で表されるアミノアルコキシシラン化合物は、下記一般式(6)で表されるアミノアルコキシシラン化合物であることが好ましい。
一般式(6)中、p1+p2+p3=2(但し、p2は1~2の整数であり、p1およびp3は0~1の整数である)である。
は、NRa(Raは、一価の炭化水素基、加水分解性基または含窒素有機基である)である。
25は、炭素数1~20の一価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基である。
27は、炭素数1~20の一価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基、炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基またはハロゲン原子である。
26は、炭素数1~20の一価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基、炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基または含窒素有機基であり、いずれも窒素原子および/またはケイ素原子を含有していてもよい。p2が2の場合には、R26は、互いに同一でも異なっていてもよいし、あるいは、一緒になって環を形成していてもよい。
28は、炭素数1~20の二価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の二価の芳香族炭化水素基である。
加水分解性基としては、トリメチルシリル基またはtert-ブチルジメチルシリル基が好ましく、トリメチルシリル基が特に好ましい。
上記一般式(5)で表されるアミノアルコキシシラン化合物は、下記一般式(7)又は下記一般式(8)で表されるアミノアルコキシシラン化合物であることも好ましい。
一般式(7)中、q1+q2=3(但し、q1は0~2の整数であり、q2は1~3の整数である)である。
31は、炭素数1~20の二価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の二価の芳香族炭化水素基である。
32およびR33は、それぞれ独立して、加水分解性基、炭素数1~20の一価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基である。
34は、炭素数1~20の一価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基であり、q1が2の場合には同一でも異なっていてもよい。
35は、炭素数1~20の一価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基であり、q2が2以上の場合には同一でも異なっていてもよい。
一般式(8)中、r1+r2=3(但し、r1は1~3の整数であり、r2は0~2の整数である)である。
36は、炭素数1~20の二価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の二価の芳香族炭化水素基である。
37は、ジメチルアミノメチル基、ジメチルアミノエチル基、ジエチルアミノメチル基、ジエチルアミノエチル基、メチルシリル(メチル)アミノメチル基、メチルシリル(メチル)アミノエチル基、メチルシリル(エチル)アミノメチル基、メチルシリル(エチル)アミノエチル基、ジメチルシリルアミノメチル基、ジメチルシリルアミノエチル基、炭素数1~20の一価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基であり、r1が2以上の場合には同一でも異なっていてもよい。
38は、炭素数1~20のヒドロカルビルオキシ基、炭素数1~20の一価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基であり、r2が2の場合には同一でも異なっていてもよい。
一般式(8)で表されるアミノアルコキシシラン化合物の具体例としては、N-(1,3-ジメチルブチリデン)-3-トリエトキシシリル-1-プロパンアミンが挙げられる。
上記一般式(5)で表されるアミノアルコキシシラン化合物は、下記一般式(9)又は下記一般式(10)で表されるアミノアルコキシシラン化合物であることも好ましい。
一般式(9)中、R40はトリメチルシリル基、炭素数1~20の一価の脂肪族若しくは脂環式炭化水素基又は炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基であり、R41は炭素数1~20のヒドロカルビルオキシ基、炭素数1~20の一価の脂肪族若しくは脂環式炭化水素基又は炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基であり、R42は炭素数1~20の二価の脂肪族若しくは脂環式炭化水素基又は炭素数6~18の二価の芳香族炭化水素基である。ここで、TMSは、トリメチルシリル基を示す(以下、同じ。)。
一般式(10)中、R43及びR44はそれぞれ独立して炭素数1~20の二価の脂肪族若しくは脂環式炭化水素基又は炭素数6~18の二価の芳香族炭化水素基であり、R45は炭素数1~20の一価の脂肪族若しくは脂環式炭化水素基又は炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基であり、各R45は、同一でも異なっていてもよい。
上記一般式(5)で表されるアミノアルコキシシラン化合物は、下記一般式(11)又は下記一般式(12)で表されるアミノアルコキシシラン化合物であることも好ましい。
一般式(11)中、s1+s2は3であり(但し、s1は0~2の整数であり、s2は1~3の整数である)、R46は炭素数1~20の二価の脂肪族若しくは脂環式炭化水素基又は炭素数6~18の二価の芳香族炭化水素基であり、R47およびR48はそれぞれ独立して炭素数1~20の一価の脂肪族若しくは脂環式炭化水素基又は炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基である。複数のR47又はR48は、同一でも異なっていてもよい。
一般式(12)中、Xはハロゲン原子であり、R49は炭素数1~20の二価の脂肪族若しくは脂環式炭化水素基又は炭素数6~18の二価の芳香族炭化水素基であり、R50及びR51はそれぞれ独立して加水分解性基、炭素数1~20の一価の脂肪族若しくは脂環式炭化水素基又は炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基であるか、或いは、R50及びR51は結合して二価の有機基を形成しており、R52及びR53はそれぞれ独立してハロゲン原子、ヒドロカルビルオキシ基、炭素数1~20の一価の脂肪族若しくは脂環式炭化水素基又は炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基である。R50及びR51としては、加水分解性基であることが好ましく、加水分解性基として、トリメチルシリル基、tert-ブチルジメチルシリル基が好ましく、トリメチルシリル基が特に好ましい。
上記一般式(5)で表されるアミノアルコキシシラン化合物は、下記一般式(13)、下記一般式(14)、下記一般式(15)又は下記一般式(16)で表されるアミノアルコキシシラン化合物であることも好ましい。
一般式(13)~(16)中、記号U、Vはそれぞれ0~2且つU+V=2を満たす整数である。一般式(13)~(16)中のR5492は同一でも異なっていてもよく、炭素数1~20の一価若しくは二価の脂肪族又は脂環式炭化水素基、或いは炭素数6~18の一価若しくは二価の芳香族炭化水素基である。一般式(16)中のα及びβは0~5の整数である。
一般式(13)、一般式(14)、一般式(15)を満たす化合物の中でも、特に、N1,N1,N7,N7-テトラメチル-4-((トリメトキシシリル)メチル)へプタン-1,7-ジアミン、2-((ヘキシル-ジメトキシシリル)メチル)-N1,N1,N3,N3-2-ペンタメチルプロパン-1,3-ジアミン、N1-(3-(ジメチルアミノ)プロピル)-N3,N3-ジメチル-N1-(3-(トリメトキシシリル)プロピル)プロパン-1,3-ジアミン、4-(3-(ジメチルアミノ)プロピル)-N1,N1,N7,N7-テトラメチル-4-((トリメトキシシリル)メチル)へプタン-1,7-ジアミンが好ましい。
また、一般式(16)を満たす化合物の中でも、特に、N,N-ジメチル-2-(3-(ジメトキシメチルシリル)プロポキシ)エタンアミン、N,N-ビス(トリメチルシリル)-2-(3-(トリメトキシシリル)プロポキシ)エタンアミン、N,N-ジメチル-2-(3-(トリメトキシシリル)プロポキシ)エタンアミン、N,N-ジメチル-3-(3-(トリメトキシシリル)プロポキシ)プロパン-1-アミンが好ましい。
前記ゴム成分中の前記低Tg変性SBRの割合は、上述の質量比(高Tg変性SBRの含有量/低Tg変性SBRの含有量)が1よりも大きくなるように選択されるが、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上であり、また、好ましくは45質量%以下、より好ましくは40質量%以下である。ゴム成分中の低Tg変性SBRの割合を5質量%以上とすることで、ゴム組成物を適用したタイヤのウェット性能を更に向上させ、転がり抵抗を更に低減できる。また、ゴム成分中の低Tg変性SBRの割合が45質量%以下であれば、前述の天然ゴムや高Tg変性SBRの割合を増やすことができる。
前記高Tg変性スチレン-ブタジエンゴム(高Tg変性SBR)の含有量と、前記低Tg変性スチレン-ブタジエンゴム(低Tg変性SBR)の含有量と、の質量比(高Tg変性SBRの含有量/低Tg変性SBRの含有量)は、1よりも大きく、好ましくは1.1以上、より好ましくは1.2以上、また、好ましくは3以下、より好ましくは2.8以下である。質量比(高Tg変性SBRの含有量/低Tg変性SBRの含有量)が好ましい範囲であると、充填剤の分散性が更に向上し、ゴム組成物を適用したタイヤの転がり抵抗を悪化させることなく、ウェット性能をより一層向上させることができる。
--その他のゴム成分--
前記ゴム成分は、上述した天然ゴム(NR)、高Tg変性SBR、低Tg変性SBR以外に、更に他のゴム成分を含んでもよい。ここで、該他のゴム成分としては、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(IIR)、エチレン-プロピレン共重合体等が挙げられる。これら他のゴム成分は、1種単独でも、2種以上のブレンドとして用いてもよい。
前記他のゴム成分を含有する場合には、前記ゴム成分中の当該他のゴム成分の割合は、10質量%以下が好ましく、5質量%以下が更に好ましく、0質量%であってもよい。
(充填剤)
本発明のゴム組成物は、充填剤を含む。充填剤を含むことで、ゴム組成物の補強性が向上する。
前記ゴム組成物中の充填剤の含有量は、前記ゴム成分100質量部に対して40~125質量部の範囲が好ましい。ゴム組成物中の充填剤の含有量が、ゴム成分100質量部に対し、40質量部以上であると、ゴム組成物の補強が十分であり、該ゴム組成物を用いたタイヤの耐摩耗性が向上し、また、125質量部以下であると、ゴム組成物の弾性率が高くなり過ぎず、該ゴム組成物を用いたタイヤのウェット性能が向上する。
タイヤの耐摩耗性を更に向上させる観点から、ゴム組成物中の充填剤の含有量は、ゴム成分100質量部に対し、48質量部以上であることが好ましく、53質量部以上であることがより好ましく、58質量部以上であることがより好ましく、62質量部以上であることが更に好ましい。また、タイヤのウェット性能を更に向上させる観点から、ゴム組成物中の充填剤の含有量は、ゴム成分100質量部に対し、105質量部以下であることが好ましく、100質量部以下であることが好ましく、95質量部以下であることがより好ましく、90質量部以下であることがより好ましく、85質量部以下であることが更に好ましい。
--シリカ--
前記充填剤は、シリカを含有することが好ましく、窒素吸着比表面積(BET法)が90m/g以上330m/g未満であるシリカを含有することが特に好ましい。充填剤がシリカを含むことで、ゴム組成物を適用したタイヤのウェット性能を更に向上させることができる。
シリカの窒素吸着比表面積(BET法)が90m/g以上であると、ゴム組成物を適用したタイヤの耐摩耗性を更に向上させることができる。また、シリカの窒素吸着比表面積(BET法)が330m/g未満であると、ゴム組成物を適用したタイヤのウェット性能を更に向上させることができる。
また、ゴム組成物を適用したタイヤの耐摩耗性を更に向上させる観点から、シリカの窒素吸着比表面積(BET法)は、90m/g以上であることがより好ましく、95m/g以上であることがより好ましく、150m/g以上であることがより好ましく、170m/g以上であることがより好ましく、180m/g以上であることがより好ましく、190m/g以上であることがより好ましく、195m/g以上であることが更に好ましい。また、ゴム組成物を適用したタイヤのウェット性能を更に向上させる観点から、シリカの窒素吸着比表面積(BET法)は、300m/g以下であることがより好ましく、280m/g以下であることがより好ましく、270m/g以下であることがより好ましく、250m/g以下であることが更に好ましい。
前記シリカとしては、例えば、湿式シリカ(含水ケイ酸)、乾式シリカ(無水ケイ酸)、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム等が挙げられ、これらの中でも、湿式シリカが好ましい。これらシリカは、一種単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよい。
前記ゴム組成物中のシリカの含有量は、タイヤのウェット性能を更に向上させる観点から、前記ゴム成分100質量部に対して、40質量部以上であることが好ましく、50質量部以上であることがより好ましく、55質量部以上であることが更に好ましい。また、タイヤのウェット性能を更に向上させる観点から、ゴム組成物中のシリカの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、108質量部以下であることが好ましく、100質量部以下であることがより好ましく、90質量部以下であることがより好ましく、85質量部以下であることがより好ましく、80質量部以下であることが更に好ましい。
--カーボンブラック--
前記充填剤は、カーボンブラックを含むことも好ましい。該カーボンブラックは、加硫ゴムを補強して、加硫ゴムの耐摩耗性を向上させる。
カーボンブラックとしては、特に限定されるものではなく、例えば、GPF、FEF、HAF、ISAF、SAFグレードのカーボンブラックが挙げられる。これらカーボンブラックは、一種単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよい。
前記ゴム組成物中のカーボンブラックの含有量は、ゴム組成物を適用したタイヤの耐摩耗性を更に向上させる観点から、ゴム成分100質量部に対して、1質量部以上であることが好ましく、2質量部以上であることがより好ましく、4質量部以上であることが更に好ましい。また、ゴム組成物を適用したタイヤの転がり性能の観点から、ゴム組成物中のカーボンブラックの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、30質量部以下であることが好ましく、20質量部以下であることがより好ましく、10質量部以下であることがより好ましく、7質量部以下であることがより好ましい。
--水酸化アルミニウム--
前記充填剤は、水酸化アルミニウムを含むことも好ましい。充填剤が水酸化アルミニウムを含むことで、ゴム組成物を適用したタイヤのウェット性能を更に向上させることができる。
前記ゴム組成物中の水酸化アルミニウムの含有量は、ゴム組成物を適用したタイヤのウェット性能を更に向上させる観点から、ゴム成分100質量部に対して、1質量部以上であることが好ましく、3質量部以上であることがより好ましく、5質量部以上であることが更に好ましい。また、ゴム組成物の作業性の観点から、ゴム組成物中の水酸化アルミニウムの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、30質量部以下であることが好ましく、25質量部以下であることがより好ましく、20質量部以下であることがより好ましく、15質量部以下であることがより好ましい。
--その他の充填剤--
前記充填剤は、シリカ、カーボンブラック、水酸化アルミニウム以外に、例えば、クレー、タルク、炭酸カルシウム等の無機充填剤を含んでいてもよい。
上述のカーボンブラック、水酸化アルミニウム及びその他の充填剤は、充填剤中のシリカの割合が70質量%以上である範囲で、含まれることが好ましい。充填剤中のシリカの割合が70質量%以上であることで、ゴム組成物を適用したタイヤのウェット性能を更に向上させることができる。より好ましくは充填剤中のシリカの割合は80質量%以上であり、更に好ましくは充填剤中のシリカの割合は85質量%以上であり、より一層好ましくは充填剤中のシリカの割合が90質量%以上100%未満である。
(樹脂)
本発明のゴム組成物は、樹脂を含む。樹脂を含むことで、低温領域のヒステリシスロスが上昇して、ゴム組成物を適用したタイヤのウェット性能を向上させることができる。
前記樹脂の含有量は、前記ゴム成分100質量部に対して、2~15質量部であることが好ましい。ゴム組成物中の樹脂の含有量が、ゴム成分100質量部に対し2質量部以上であると、樹脂による効果を十分に発現させられ、また、15質量部以下であると、ゴム組成物から樹脂が析出し難く、樹脂による効果を十分に発現させられる。そのため、樹脂の含有量が2~15質量部の場合、ゴム組成物を適用したタイヤのウェット性能を更に向上させることができる。
ゴム組成物中の樹脂の含有量は、樹脂による効果をより高める観点から、ゴム成分100質量部に対して、5質量部以上であることが好ましく、7質量部以上であることが好ましく、9質量部以上であることが更に好ましい。また、タイヤからの樹脂の析出を抑制し、タイヤ外観の低下を抑制する観点から、ゴム組成物中の樹脂の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、14質量部以下であることが好ましく、13質量部以下であることがより好ましく、12質量部以下であることがより好ましく、11質量部以下であることが更に好ましい。
--水添樹脂--
前記樹脂は、軟化点が110℃より高く、ポリスチレン換算の重量平均分子量が200~1600g/molである水添樹脂を含むことが好ましい。該水添樹脂は、前記ゴム成分に対する相溶性が高く、ゴム成分の運動性が制御され、通常走行時の温度領域におけるヒステリシスロス(tanδ)を維持しつつ、低温領域のヒステリシスロス(tanδ)を選択的に向上させることができるため、ゴム組成物を適用したタイヤの低転がり抵抗性とウェット性能とのバランスが更に向上する。
前記水添樹脂の軟化点が110℃より高いと、ゴム組成物を適用したタイヤを十分に補強でき、耐摩耗性能を更に向上させることができる。水添樹脂の軟化点は、タイヤの耐摩耗性能の観点から、116℃以上であることがより好ましく、120℃以上であることがより好ましく、123℃以上であることがより好ましく、127℃以上であることが更に好ましい。また、水添樹脂の軟化点は、加工性の観点から、160℃以下であることが好ましく、150℃以下であることがより好ましく、145℃以下であることがより好ましく、141℃以下であることが更に好ましい。
また、前記水添樹脂のポリスチレン換算の重量平均分子量が200g/mol以上であると、ゴム組成物から水添樹脂が析出し難く、水添樹脂による効果を十分に発現でき、また、1600g/mol以下であると、水添樹脂がゴム成分と相溶できる。
ゴム組成物からの水添樹脂の析出を抑制し、タイヤ外観の低下を抑制する観点から、水添樹脂のポリスチレン換算の重量平均分子量は、500g/mol以上であることがより好ましく、550g/mol以上であることがより好ましく、600g/mol以上であることがより好ましく、650g/mol以上であることがより好ましく、700g/mol以上であることが更に好ましい。また、ゴム成分への水添樹脂の相溶性を高め、水添樹脂による効果をより高める観点から、水添樹脂のポリスチレン換算の重量平均分子量は、1570g/mol以下であることがより好ましく、1530g/mol以下であることがより好ましく、1500g/mol以下であることがより好ましく、1470g/mol以下であることがより好ましく、1430g/mol以下であることがより好ましく、1400g/mol以下であることがより好ましく、1370g/mol以下であることがより好ましく、1330g/mol以下であることがより好ましく、1300g/mol以下であることがより好ましく、1200g/mol以下であることがより好ましく、1100g/mol以下であることがより好ましく、1000g/mol以下であることがより好ましく、950g/mol以下であることが更に好ましい。
前記水添樹脂のポリスチレン換算の重量平均分子量(MwHR)(単位はg/mol)に対する水添樹脂の軟化点(TsHR)(単位は℃)の比(TsHR/MwHR)は、0.07以上であることが好ましく、0.083以上であることがより好ましく、0.095以上であることがより好ましく、0.104以上であることがより好ましく、0.14以上であることが更に好ましい。また、該比(TsHR/MwHR)は、0.19以下であることが好ましく、0.18以下であることがより好ましく、0.17以下であることが更に好ましい。
なお、水添樹脂の軟化点及びポリスチレン換算の重量平均分子量は、後述する実施例に記載の方法で求めることができる。
前記水添樹脂とは、樹脂を還元水素化して得られる樹脂を意味する。
水添樹脂の原料となる樹脂としては、C系樹脂、C-C系樹脂、C系樹脂、テルペン系樹脂、ジシクロペンタジエン系樹脂、テルペン-芳香族化合物系樹脂等が挙げられ、これら樹脂は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
前記C系樹脂としては、石油化学工業のナフサの熱分解によって得られるC留分を(共)重合して得られる脂肪族系石油樹脂が挙げられる。
留分には、通常1-ペンテン、2-ペンテン、2-メチル-1-ブテン、2-メチル-2-ブテン、3-メチル-1-ブテン等のオレフィン系炭化水素、2-メチル-1,3-ブタジエン、1,2-ペンタジエン、1,3-ペンタジエン、3-メチル-1,2-ブタジエン等のジオレフィン系炭化水素等が含まれる。なお、C系樹脂は、市販品を利用することができる。
前記C-C系樹脂とは、C-C系合成石油樹脂を指し、C-C系樹脂としては、例えば、石油由来のC-C11留分を、AlCl、BF等のフリーデルクラフツ触媒を用いて重合して得られる固体重合体が挙げられ、より具体的には、スチレン、ビニルトルエン、α-メチルスチレン、インデン等を主成分とする共重合体等が挙げられる。
-C系樹脂としては、C以上の成分の少ない樹脂が、ゴム成分との相溶性の観点から好ましい。ここで、「C以上の成分が少ない」とは、樹脂全量中のC以上の成分が50質量%未満、好ましくは40質量%以下であることを言うものとする。C-C系樹脂は、市販品を利用することができる。
前記C系樹脂とは、C系合成石油樹脂を指し、例えばAlClやBF等のフリーデルクラフツ型触媒を用い、C留分を重合して得られる固体重合体を指す。
系樹脂としては、例えば、インデン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン等を主成分とする共重合体等が挙げられる。
前記テルペン系樹脂は、松属の木からロジンを得る際に同時に得られるテレビン油、或いはこれから分離した重合成分を配合し、フリーデルクラフツ型触媒を用いて重合して得られる固体状の樹脂であり、β-ピネン樹脂、α-ピネン樹脂等がある。また、テルペン-芳香族化合物系樹脂としては、代表例としてテルペン-フェノール樹脂を挙げることができる。このテルペン-フェノール樹脂は、テルペン類と種々のフェノール類とを、フリーデルクラフツ型触媒を用いて反応させたり、或いは更にホルマリンで縮合する方法で得ることができる。原料のテルペン類としては特に制限はなく、α-ピネンやリモネン等のモノテルペン炭化水素が好ましく、α-ピネンを含むものがより好ましく、特にα-ピネンであることが好ましい。なお、骨格中にスチレン等を含んでいてもよい。
前記ジシクロペンタジエン系樹脂は、例えばAlClやBF等のフリーデルクラフツ型触媒等を用い、ジシクロペンタジエンを重合して得られる樹脂を指す。
また、前記水添樹脂の原料となる樹脂は、例えば、C留分とジシクロペンタジエン(DCPD)とを共重合した樹脂(C-DCPD系樹脂)を含んでいてもよい。
ここで、樹脂全量中のジシクロペンタジエン由来成分が50質量%以上の場合、C-DCPD系樹脂はジシクロペンタジエン系樹脂に含まれるものとする。樹脂全量中のジシクロペンタジエン由来成分が50質量%未満の場合、C-DCPD系樹脂はC系樹脂に含まれるものとする。更に第三成分等が少量含まれる場合でも同様である。
前記ゴム成分と水添樹脂との相溶性を高め、ゴム組成物を適用したタイヤのウェット性能を更に向上させる観点から、水添樹脂は、水添C系樹脂、水添C-C系樹脂、及び水添ジシクロペンタジエン系樹脂(水添DCPD系樹脂)、水添テルペン系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましく、水添C系樹脂及び水添C-C系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種であることがより好ましく、水添C系樹脂であることが更に好ましい。また、少なくともモノマーに水添DCPD構造又は水添された環状構造を有する樹脂であることが好ましい。
--その他の樹脂--
前記ゴム組成物は、前記水添樹脂以外の樹脂を更に含んでもよい。なお、前記水添樹脂以外の樹脂を更に含む場合、樹脂全体の軟化点と分子量の最適化の観点から、水添樹脂と、水添樹脂以外の樹脂の合計量(樹脂の総量)に対する水添樹脂の含有比率は、40質量%以上が好ましく、50質量%以上がより好ましく、55質量%以上がより好ましく、60質量%以上が更に好ましく、また、100質量%(即ち、樹脂の全てが前記水添樹脂)であってもよい。
また、タイヤのウェット性能を更に向上させる観点から、水添樹脂以外の樹脂としては、C系樹脂、C系樹脂、C-C系樹脂、テルペン系樹脂、テルペン-芳香族化合物系樹脂、ロジン系樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂、及びアルキルフェノール系樹脂の中から選ばれる少なくとも1種であることが好ましく、その中でも、C系樹脂またはC-C系樹脂から選択される樹脂が特に好ましい。
(シランカップリング剤)
本発明のゴム組成物は、更に、下記一般式(1)で表されるシランカップリング剤を含むことが好ましい。
上記一般式(1)で表されるシランカップリング剤をゴム組成物中に含有させることによって、上述の高Tg変性SBR及び低Tg変性SBRとの相乗効果によって、シリカ等の充填剤の分散性を大幅に高めることができ、その結果、通常走行時の温度領域におけるゴム組成物のヒステリシスロス(tanδ)が更に小さくなり、ゴム組成物を適用したタイヤのウェット性能と低転がり抵抗性とのバランスが更に向上する。
上記一般式(1)中、R、R及びRは、それぞれ独立して-O-C2j+1、-(O-C2k-)-O-C2m+1又は-C2n+1で表され、j、m及びnは、それぞれ独立して0~12であり、k及びaは、それぞれ独立して1~12である。
また、上記式(1)中、Rは、炭素数1~12であって、直鎖、分岐、もしくは環状の、飽和もしくは不飽和の、アルキレン基、シクロアルキレン基、シクロアルキルアルキレン基、シクロアルケニルアルキレン基、アルケニレン基、シクロアルケニレン基、シクロアルキルアルケニレン基、シクロアルケニルアルケニレン基、アリーレン基又はアラルキレン基である。
また、上記式(1)中の、前記R、R及びRのうちの少なくとも1つは、-O-C2j+1であることが好ましい。
また、上記式(1)で表わされる化合物としては、例えば、3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3-メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3-メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、(メルカプトメチル)ジメチルエトキシシラン、(メルカプトメチル)ジメチルエトキシシラン、メルカプトメチルトリメトキシシラン、エトキシ(3-メルカプトプロピル)ビス(3,6,9,12,15-ペンタオキサオクタコサン-1-イルオキシ)シラン{エボニック・デグサ社製、商品名「Si363」、[C1327O(CHCHO)(CHCHO)Si(CHSH}等が挙げられる。これらの中でも、優れた低ロス性を実現する観点から、エトキシ(3-メルカプトプロピル)ビス(3,6,9,12,15-ペンタオキサオクタコサン-1-イルオキシ)シランが好ましい。
これらのシランカップリング剤は、1種単独でも、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
前記シランカップリング剤の含有量については、特に限定はされないが、前記シリカ100質量部に対して(なお、シリカを含まない場合は、充填剤の総量100質量部に対して)1質量部~20質量部とすることができる。前記シランカップリング剤の含有量が、前記シリカ100質量部に対して1質量部以上の場合、カップリング剤としての効果が十分に発揮でき、前記シリカ100質量部に対して20質量部以下の場合、前記ゴム成分のゲル化を防止することができる。同様の観点から、前記シランカップリング剤の含有量は、前記シリカ100質量部に対して5質量部~15質量部の範囲が好ましい。
(グアニジン類)
本発明のゴム組成物は、更に、グアニジン類を含むことが好ましい。該グアニジン類としては、1,3-ジフェニルグアニジン(DPG)、1,3-ジ-o-トリルグアニジン、1-o-トリルビグアニド、ジカテコールボレートのジ-o-トリルグアニジン塩、1,3-ジ-o-クメニルグアニジン、1,3-ジ-o-ビフェニルグアニジン、1,3-ジ-o-クメニル-2-プロピオニルグアニジン等が挙げられ、これらの中でも、ジフェニルグアニジン(DPG)が好ましい。これらグアニジン類は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
なお、後述のように、前記ゴム成分と、前記充填剤と、前記樹脂と、を混練する第1混練工程において、グアニジン類を加えることで、ゴム組成物の粘度(未加硫粘度)が低下して、混練における作業性を向上させることができる。
前記ゴム組成物中のグアニジン類の含有量は、前記ゴム成分100質量部に対して0.1~5質量部の範囲が好ましく、1~3質量部の範囲が更に好ましい。
(加硫剤)
本発明のゴム組成物は、更に、加硫剤を含むことが好ましい。該加硫剤としては、硫黄等が挙げられる。
前記加硫剤の含有量は、前記ゴム成分100質量部に対して、硫黄分として0.1~10質量部の範囲が好ましく、1~4質量部の範囲が更に好ましい。
(その他の成分)
前記ゴム組成物は、既述のゴム成分、充填剤、樹脂、シランカップリング剤、グアニジン類及び加硫剤、並びに、必要に応じて、ゴム工業界で通常使用される各種成分、例えば、軟化剤、加工助剤、ステアリン酸、老化防止剤、亜鉛華、加硫促進剤等を、本発明の目的を害しない範囲内で適宜選択して含有していてもよい。
(ゴム組成物の製造方法)
前記ゴム組成物の製造方法は、特に限定されるものではないが、例えば、既述のゴム成分、充填剤及び樹脂に、必要に応じて適宜選択した各種成分を配合して、混練り、熱入れ、押出等することにより製造することができる。また、得られたゴム組成物を加硫することで、加硫ゴムとすることができる。
前記混練りの条件としては、特に制限はなく、混練り装置の投入体積やローターの回転速度、ラム圧等、及び混練り温度や混練り時間、混練り装置の種類等の諸条件について目的に応じて適宜に選択することができる。混練り装置としては、通常、ゴム組成物の混練りに用いるバンバリーミキサーやインターミックス、ニーダー、ロール等が挙げられる。
前記熱入れの条件についても、特に制限はなく、熱入れ温度や熱入れ時間、熱入れ装置等の諸条件について目的に応じて適宜に選択することができる。該熱入れ装置としては、通常、ゴム組成物の熱入れに用いる熱入れロール機等が挙げられる。
前記押出の条件についても、特に制限はなく、押出時間や押出速度、押出装置、押出温度等の諸条件について目的に応じて適宜に選択することができる。押出装置としては、通常、ゴム組成物の押出に用いる押出機等が挙げられる。押出温度は、適宜に決定することができる。
前記加硫を行う装置や方式、条件等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜に選択することができる。加硫を行う装置としては、通常、ゴム組成物の加硫に用いる金型による成形加硫機などが挙げられる。加硫の条件として、その温度は、例えば100~190℃程度である。
本発明のゴム組成物が、グアニジン類と、加硫剤と、を含む場合、該ゴム組成物は、(1)前記ゴム成分と、前記充填剤と、前記樹脂と、前記グアニジン類と、を混練する第1混練工程と、(2)該第1混練工程で得られる混練物と、前記加硫剤と、を混練する第2混練工程と、を経て製造されることが好ましい。本発明のゴム組成物の製造方法は、かかるゴム組成物の製造方法であって、前記ゴム成分と、前記充填剤と、前記樹脂と、前記グアニジン類と、を混練する第1混練工程と、該第1混練工程で得られる混練物と、前記加硫剤と、を混練する第2混練工程と、を含むことを特徴とする。第1混練工程で、ゴム成分、充填剤、樹脂に加えて、グアニジン類を混練することで、ゴム組成物の粘度(未加硫粘度)が低下して、混練における作業性が向上する。
前記グアニジン類としては、1,3-ジフェニルグアニジン(DPG)、1,3-ジ-o-トリルグアニジン、1-o-トリルビグアニド、ジカテコールボレートのジ-o-トリルグアニジン塩、1,3-ジ-o-クメニルグアニジン、1,3-ジ-o-ビフェニルグアニジン、1,3-ジ-o-クメニル-2-プロピオニルグアニジン等が挙げられる。これらグアニジン類は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
前記グアニジン類の中でも、1,3-ジフェニルグアニジンが好ましい。第1混練工程で、ゴム成分、充填剤、樹脂に加えて、1,3-ジフェニルグアニジン(DPG)を混練することで、ゴム組成物の粘度(未加硫粘度)が低下して、混練における作業性が更に向上する。
前記第1混練工程における前記グアニジン類の配合量は、前記ゴム成分100質量部に対して0.1~5質量部の範囲が好ましく、1~3質量部の範囲が更に好ましい。
なお、前記グアニジン類は、加硫促進剤としての作用を有するため、例えば、最終的に得られるゴム組成物が加硫促進剤を含み、第1混練工程でグアニジン類を配合した場合、その後の混練工程(例えば、第2混練工程等)で配合する加硫促進剤の配合量を低減することができる。
(ゴム組成物の用途)
本実施形態のゴム組成物は、タイヤを始めとする種々のゴム製品に利用できる。特には、本発明のゴム組成物は、タイヤ用のゴム組成物として好ましい。
<タイヤ>
本発明のタイヤは、上記のゴム組成物からなるトレッドゴムを具えることを特徴とする。かかる本発明のタイヤは、ウェット性能に優れ、転がり抵抗が小さい。
なお、本発明のタイヤは、好ましくは、空気入りタイヤである。
前記タイヤは、適用するタイヤの種類や部材に応じ、未加硫のゴム組成物を用いて成形後に加硫して得てもよく、または予備加硫工程等を経て、一旦未加硫のゴム組成物から半加硫ゴムを得た後、これを用いて成形後、さらに本加硫して得てもよい。なお、タイヤが空気入りタイヤの場合、該空気入りタイヤに充填する気体としては、通常の或いは酸素分圧を調整した空気の他、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを用いることができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
<変性SBRの分析方法>
変性SBRのガラス転移温度(Tg)、結合スチレン量及びブタジエン部分のミクロ構造は、以下の方法で測定する。
(1)ガラス転移温度(Tg)
合成した変性SBRを試料として、TAインスツルメンツ社製DSC250を用い、ヘリウム50mL/分の流通下、-100℃から20℃/分で昇温しながらDSC曲線を記録し、DSC微分曲線のピークトップ(Inflection point)をガラス転移温度とした。
(2)結合スチレン量
合成した変性SBRを試料として、試料100mgを、クロロホルムで100mLにメスアップし、溶解して測定サンプルとする。スチレンのフェニル基による紫外線吸収波長(254nm付近)の吸収量により、試料100質量%に対しての結合スチレン量(質量%)を測定する。なお、測定装置として、島津製作所社製の分光光度計「UV-2450」を用いる。
(3)ミクロ構造
合成した変性SBRのブタジエン部分のミクロ構造は、H-NMRスペクトル(1,2-ビニル結合の結合量)及び13C-NMRスペクトル(シス-1,4結合とトランス-1,4結合の含有量比)の積分比より求める。
<水添樹脂の分析方法>
水添樹脂の軟化点、重量平均分子量は、以下の方法で測定する。
(4)軟化点
水添樹脂の軟化点は、JIS-K2207-1996(環球法)に準拠して測定する。
(5)重量平均分子量
以下の条件で、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)により、水添樹脂の平均分子量を測定し、ポリスチレン換算の重量平均分子量を算出する。
・カラム温度:40℃
・注入量:50μL
・キャリアー及び流速:テトラヒドロフラン 0.6mL/min
・サンプル調製:水添樹脂約2.5gをテトラヒドロフラン10mLに溶解
<ゴム組成物の調製>
表1に示す配合処方で、通常のバンバリーミキサーを用いて、第1混練工程、第2混練工程の順に混合を行って、実施例及び比較例のゴム組成物を調製した。なお、第1混練工程の終了後、混合物をバンバリーミキサーから一旦取り出し、その後、再度混合物をバンバリーミキサーに投入して、第2混練工程を実施した。また、第1混練工程における混合物の最高温度は145℃とし、第2混練工程におけるゴム組成物の最高温度は105℃とした。
<ゴム組成物の評価>
得られたゴム組成物に対して、以下の方法で、ウェット性能、転がり抵抗性能、補強性、作業性を評価した。
(6)ウェット性能
各ゴム組成物を加硫して得られた加硫ゴムについて、損失正接(tanδ)を、粘弾性測定機にて、温度-5℃、初期歪を与えた後、動歪1%、周波数15Hzの条件で測定し、比較例1のtanδを100として指数表示した。指数値が大きい程、tanδが大きく、タイヤに適用した際のウェット性能が優れていることを示す。
(7)転がり抵抗性能
各ゴム組成物を加硫して得られた加硫ゴムについて、損失正接(tanδ)を、粘弾性測定機にて、温度50℃、初期歪を与えた後、動歪1%、周波数15Hzの条件で測定し、比較例1のtanδの逆数を100として指数表示した。指数値が大きい程、tanδが小さく、タイヤに適用した際の転がり抵抗が小さいことを示す。
(8)補強性
各ゴム組成物を加硫して得られた加硫ゴムについて、JIS K6251に準拠して、100℃で引張試験を行うことによって、EB(切断時伸び(%))及びTB(引張強さ(MPa))を測定し、TF(タフネス:EB×TB)を求め、比較例1のTF(タフネス)を100として指数表示した。指数値が大きい程、TF(タフネス)が高く、補強性に優れることを示す。
(9)作業性
JIS K 6300に準拠して、ムーニー粘度ML1+4(130℃)を測定し、比較例1のムーニー粘度の逆数を100として指数表示した。指数値が大きい程、ムーニー粘度が低く、作業性に優れることを示す。
*1 NR: 天然ゴム、RSS#3
*2 低Tg変性SBR: 下記の方法で合成した低Tgアルコキシシラン変性スチレン-ブタジエンゴム、Tg=-65℃、結合スチレン量=10質量%
*3 高Tg変性SBR: 下記の方法で合成した高Tgアルコキシシラン変性スチレン-ブタジエンゴム、Tg=-25℃、結合スチレン量=41質量%
*4 シリカ: 東ソー・シリカ工業株式会社製、商品名「ニップシールAQ」
*5 水酸化アルミニウム: 昭和電工株式会社製、商品名「ハイジライト(登録商標)」
*6 カーボンブラック: 旭カーボン株式会社製、商品名「#80」
*7 ワックス: 精工化学株式会社製、商品名「サンタイトA」
*8 老化防止剤: 住友化学株式会社製、商品名「アンチゲン6C」
*9 水添C系樹脂: Eastman社製、商品名「登録商標Impera E1780」、軟化点=130℃、重量平均分子量(Mw)=909g/mol
*10 シランカップリング剤A: ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、(平均硫黄鎖長:2.35)、Evonik社製、商品名「Si75(登録商標)」
*11 シランカップリング剤B: エトキシ(3-メルカプトプロピル)ビス(3,6,9,12,15-ペンタオキサオクタコサン-1-イルオキシ)シラン、エボニック・デグッサ社製、商品名「Si363(登録商標)」
*12 DPG: 1,3-ジフェニルグアニジン、住友化学株式会社製、商品名「ソクシノールD-G」
*13 加硫系: 加硫促進剤DPG(1,3-ジフェニルグアニジン)、加硫促進剤DM(ジ-2-ベンゾチアゾリルジスルフィド)、加硫促進剤NS(N-tert-ブチル-2-ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)、加硫促進剤CZ(N-シクロヘキシル-2-ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)、硫黄(加硫剤)の合計配合量
*14 リターダー: 東レ株式会社製、商品名「リターダーCTP」
<低Tg変性SBR(*2)の合成方法>
乾燥し、窒素置換した800mLの耐圧ガラス容器に、1,3-ブタジエンのシクロヘキサン溶液及びスチレンのシクロヘキサン溶液を、1,3-ブタジエン67.5g及びスチレン7.5gになるように加え、2,2-ジテトラヒドロフリルプロパン0.09mmolを加え、0.7mmolのn-ブチルリチウムを加えた後、50℃で1.5時間重合を行った。この際の重合転化率がほぼ100%となった重合反応系に対し、変性剤としてN,N-ビス(トリメチルシリル)-3-[ジエトキシ(メチル)シリル]プロピルアミンを0.63mmol添加し、50℃で30分間変性反応を行った。その後、2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾール(BHT)のイソプロパノール5質量%溶液2mLを加えて反応を停止させ、常法に従い乾燥して、片末端が変性された変性SBRを得た。
得られた片末端変性SBRは、ガラス転移温度(Tg)が-65℃であり、結合スチレン量が10質量%であった。
<高Tg変性SBR(*3)の合成方法>
(i)変性開始剤の調製
真空乾燥させた4Lステンレススチール圧力容器を2つ用意する。最初の圧力容器にシクロヘキサン944g、下記構造式(3-1)で表される化合物161g及びテトラメチルエチレンジアミン86gを投入し、第1反応溶液を製造する。これと同時に、2番目の圧力容器に液状の20質量%n-ブチルリチウム318g及びシクロヘキサン874gを投入し、第2反応溶液を製造する。この時、下記構造式(3-1)で表される化合物、n-ブチルリチウム及びテトラメチルエチレンジアミンのモル比は、1:1:1である。各圧力容器の圧力を7barに維持した状態で、質量流量計を用いて連続式反応器内に、第1連続式チャネルに第1反応溶液を1.0g/minの注入速度で、第2連続式チャネルに第2反応溶液を1.0g/minの注入速度でそれぞれ注入する。この時、連続式反応器の温度を-10℃に維持し、バックプレッシャレギュレータを用いて内部圧力を3barに維持し、反応器内の滞留時間を10分以内になるように調節する。反応を終了して変性開始剤を得る。
(ii)重合工程
3基の反応器が直列に連結された連続反応器のうち第1基反応器に、n-ヘキサンにスチレンが60質量%で溶解したスチレン溶液を7.99kg/h、n-ヘキサンに1,3-ブタジエンが60質量%で溶解した1,3-ブタジエン溶液を10.55kg/h、n-ヘキサン47.66kg/h、n-ヘキサンに1,2-ブタジエンが2.0質量%で溶解した1,2-ブタジエン溶液を10g/h、極性添加剤としてn-ヘキサンに2,2-ジ(2-テトラヒドロフリル)プロパンが10質量%で溶解した溶液を10.0g/h、上記製造例で製造された変性開始剤を292.50g/hの速度で注入する。この時、第1基反応器の温度は50℃となるように維持し、重合転換率が43%となった時、移送配管を通じて、第1反応器から第2反応器に重合物を移送する。
引き続き、第2反応器にn-ヘキサンに1,3-ブタジエンが60質量%で溶解した1,3-ブタジエン溶液を0.95kg/hの速度で注入する。この時、第2基反応器の温度は65℃となるように維持し、重合転換率が95%以上となった時、移送配管を通じて、第2反応器から第3反応器に重合物を移送する。
上記第2反応器から第3反応器に重合物を移送し、変性剤として下記構造式(2-1)で表される化合物が溶解した溶液を第3反応器に投入する(変性剤:活性Li=1:1mol)。第3反応器の温度は、65℃となるように維持する。
その後、第3反応器から排出された重合溶液に酸化防止剤として30質量%で溶解したIR1520(BASF社製)溶液を、170g/hの速度で注入して攪拌する。その結果、得られる重合物をスチームで加熱された温水に入れて攪拌し、溶媒を除去することで、両末端が変性された変性SBRを得る。
得られた両末端変性SBRは、ガラス転移温度(Tg)が-25℃であり、結合スチレン量が41質量%であり、ブタジエン部分のビニル結合量が45%であり、重量平均分子量(Mw)が440,000であり、分子量分布(Mw/Mn)が1.6であった。
表1から、本発明に従う実施例のゴム組成物は、ウェット性能と低転がり抵抗性とを両立できることが分かる。
特には、高Tg変性SBRと低Tg変性SBRの質量比のみが異なる(1)比較例1、2と、実施例1、2との対比や、(2)比較例3と、実施例3との対比や、(3)比較例4と、実施例4との対比から、高Tg変性SBRの低Tg変性SBRに対する質量比を1よりも大きくすることで、低転がり抵抗性を維持しつつ、ウェット性能を大幅に向上させられることが分かる。
本発明のゴム組成物は、タイヤを始めとして、種々のゴム製品に利用できる。

Claims (9)

  1. ゴム成分と、充填剤と、樹脂と、を含み、
    前記ゴム成分が、天然ゴムと、高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムと、該高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムよりもガラス転移温度(Tg)が低い低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムと、を含み、
    前記高Tg変性スチレン-ブタジエンゴムは一方の末端が下記一般式(2):
    [式中、R ~R 12 は、それぞれ独立して置換又は非置換の炭素数1~20のアルキル基であり;L 及びL は、それぞれ独立して置換又は非置換の炭素数1~20のアルキレン基であり;nは、2~4の整数である。]で表される化合物を含む変性剤によって変性されており、他方の末端が下記一般式(3):
    [式中、R 13 ~R 15 は、互いに独立して、水素;炭素数1~30のアルキル基;炭素数2~30のアルケニル基;炭素数2~30のアルキニル基;炭素数1~30のヘテロアルキル基、炭素数2~30のヘテロアルケニル基;炭素数2~30のヘテロアルキニル基;炭素数5~30のシクロアルキル基;炭素数6~30のアリール基;又は炭素数3~30の複素環基であり、
    16 は、単結合;置換基で置換又は非置換の炭素数1~20のアルキレン基;置換基で置換又は非置換の炭素数5~20のシクロアルキレン基;又は置換基で置換又は非置換の炭素数5~20のアリーレン基であり、ここで、上記置換基は、炭素数1~10のアルキル基、炭素数5~10のシクロアルキル基、又は炭素数6~20のアリール基であり、
    17 は、炭素数1~30のアルキル基;炭素数2~30のアルケニル基;炭素数2~30のアルキニル基;炭素数1~30のヘテロアルキル基;炭素数2~30のヘテロアルケニル基;炭素数2~30のヘテロアルキニル基;炭素数5~30のシクロアルキル基;炭素数6~30のアリール基;炭素数3~30の複素環基;又は下記一般式(3a):
    (式中、R 17a1 は、置換基で置換又は非置換の炭素数1~20のアルキレン基;置換基で置換又は非置換の炭素数5~20のシクロアルキレン基;又は置換基で置換又は非置換の炭素数6~20のアリーレン基であり、ここで、上記置換基は、炭素数1~10のアルキル基、炭素数5~10のシクロアルキル基、又は炭素数6~20のアリール基であり、R 17a2 及びR 17a3 は、互いに独立に、炭素数1~10のアルキル基、炭素数5~10のシクロアルキル基、又は炭素数6~20のアリール基で置換又は非置換の炭素数1~20のアルキレン基であり、R 17a4 は、水素;炭素数1~30のアルキル基;炭素数2~30のアルケニル基;炭素数2~30のアルキニル基;炭素数1~30のヘテロアルキル基;炭素数2~30のヘテロアルケニル基;炭素数2~30のヘテロアルキニル基;炭素数5~30のシクロアルキル基;炭素数6~30のアリール基;炭素数3~30の複素環基であり、Xは、N、O又はS原子であり、但し、XがO又はSである場合、R 17a4 は存在しない。)若しくは下記一般式(3b):
    (式中、R 17b1 は、置換基で置換又は非置換の炭素数1~20のアルキレン基;置換基で置換又は非置換の炭素数5~20のシクロアルキレン基;又は置換基で置換又は非置換の炭素数6~20のアリーレン基であり、ここで、上記置換基は、炭素数1~10のアルキル基、炭素数5~10のシクロアルキル基、又は炭素数6~20のアリール基であり、R 17b2 及びR 17b3 は、互いに独立に、炭素数1~30のアルキル基;炭素数2~30のアルケニル基;炭素数2~30のアルキニル基;炭素数1~30のヘテロアルキル基;炭素数2~30のヘテロアルケニル基;炭素数2~30のヘテロアルキニル基;炭素数5~30のシクロアルキル基;炭素数6~30のアリール基;炭素数3~30の複素環基である。)で表される作用基であり、
    mは1~5の整数であり、R 17 のうち少なくとも1つは、上記一般式(3a)若しくは上記一般式(3b)で表される作用基であり、mが2~5の整数の場合、複数のR 17 は、互いに同一であっても、異なってもよい。]で表される化合物を含む変性剤によって変性されており、
    前記低Tg変性スチレン-ブタジエンゴムは、一方の末端が下記一般式(5):
    [式中、n1+n2+n3+n4=4(但し、n2は1~4の整数であり、n1、n3およびn4は0~3の整数である)であり、
    は、飽和環状3級アミン化合物残基、不飽和環状3級アミン化合物残基、ケチミン残基、ニトリル基、(チオ)イソシアナート基、イソシアヌル酸トリヒドロカルビルエステル基、ニトリル基、ピリジン基、(チオ)ケトン基、アミド基、並びに加水分解性基を有する第一もしくは第二アミノ基の中から選択される少なくとも1種の官能基であり、n4が2以上の場合には、A は、同一でも異なっていてもよく、A は、Siと結合して環状構造を形成する二価の基であってもよく、
    21 は、炭素数1~20の一価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基であり、n1が2以上の場合には同一でも異なっていてもよく、
    23 は、炭素数1~20の一価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基、炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基またはハロゲン原子であり、n3が2以上の場合には同一でも異なっていてもよく、
    22 は、炭素数1~20の一価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の一価の芳香族炭化水素基であり、いずれも窒素原子および/またケイ素原子を含有していてもよく、n2が2以上の場合には、R 22 は、互いに同一もしくは異なっていてもよいし、あるいは、一緒になって環を形成してもよく、
    24 は、炭素数1~20の二価の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基または炭素数6~18の二価の芳香族炭化水素基であり、n4が2以上の場合には同一でも異なっていてもよい。]で表されるアミノアルコキシシラン化合物で変性されており、もう一方の末端が変性されておらず、
    前記高Tg変性スチレン-ブタジエンゴム(高Tg変性SBR)の含有量と、前記低Tg変性スチレン-ブタジエンゴム(低Tg変性SBR)の含有量と、の質量比(高Tg変性SBRの含有量/低Tg変性SBRの含有量)が1よりも大きいことを特徴とする、ゴム組成物。
  2. 更に、下記一般式(1):
    [式中、R、R及びRは、それぞれ独立して-O-C2j+1、-(O-C2k-)-O-C2m+1又は-C2n+1で表され、j、m及びnは、それぞれ独立して0~12であり、k及びaは、それぞれ独立して1~12であり、Rは、炭素数1~12であって、直鎖、分岐、もしくは環状の、飽和もしくは不飽和の、アルキレン基、シクロアルキレン基、シクロアルキルアルキレン基、シクロアルケニルアルキレン基、アルケニレン基、シクロアルケニレン基、シクロアルキルアルケニレン基、シクロアルケニルアルケニレン基、アリーレン基又はアラルキレン基である。]で表されるシランカップリング剤を含む、請求項1に記載のゴム組成物。
  3. 更に、グアニジン類と、加硫剤と、を含む、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
  4. 前記ゴム成分と、前記充填剤と、前記樹脂と、前記グアニジン類と、を混練する第1混練工程と、
    該第1混練工程で得られる混練物と、前記加硫剤と、を混練する第2混練工程と、
    を含むことを特徴とする、請求項3に記載のゴム組成物の製造方法。
  5. 前記グアニジン類が、1,3-ジフェニルグアニジン(DPG)である、請求項3に記載のゴム組成物。
  6. 前記樹脂は、軟化点が110℃より高く、ポリスチレン換算の重量平均分子量が200~1600g/molである水添樹脂を含む、請求項1~3及び5のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  7. 前記水添樹脂が、水添C系樹脂、水添C-C系樹脂、及び水添ジシクロペンタジエン系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項6に記載のゴム組成物。
  8. 前記樹脂の含有量が、前記ゴム成分100質量部に対して、2~15質量部である、請求項1~3及び5~7のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  9. 請求項1~3及び5~8のいずれか1項に記載のゴム組成物からなるトレッドゴムを具えることを特徴とする、タイヤ。
JP2022568210A 2020-12-09 2021-11-30 ゴム組成物、ゴム組成物の製造方法及びタイヤ Active JP7733011B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020204597 2020-12-09
JP2020204597 2020-12-09
PCT/JP2021/043989 WO2022124147A1 (ja) 2020-12-09 2021-11-30 ゴム組成物、ゴム組成物の製造方法及びタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2022124147A1 JPWO2022124147A1 (ja) 2022-06-16
JP7733011B2 true JP7733011B2 (ja) 2025-09-02

Family

ID=81973908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022568210A Active JP7733011B2 (ja) 2020-12-09 2021-11-30 ゴム組成物、ゴム組成物の製造方法及びタイヤ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20240034863A1 (ja)
EP (1) EP4261047A4 (ja)
JP (1) JP7733011B2 (ja)
WO (1) WO2022124147A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024025351A1 (ko) * 2022-07-28 2024-02-01 주식회사 엘지에너지솔루션 전기화학소자용 분리막 및 이를 구비하는 전기화학소자

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002146101A (ja) 2000-11-16 2002-05-22 Bridgestone Corp ゴム組成物およびこれをトレッドに使用した重荷重用タイヤ
JP2011246561A (ja) 2010-05-26 2011-12-08 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤトレッド用ゴム組成物
WO2013046850A1 (ja) 2011-09-26 2013-04-04 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2013227375A (ja) 2012-04-24 2013-11-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ用ゴム組成物
WO2017104423A1 (ja) 2015-12-15 2017-06-22 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びタイヤ
JP2019182982A (ja) 2018-04-09 2019-10-24 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
JP2019533740A (ja) 2017-09-29 2019-11-21 エルジー・ケム・リミテッド 両末端変性共役ジエン系重合体およびその製造方法
JP2020525592A (ja) 2018-02-07 2020-08-27 エルジー・ケム・リミテッド ゴム組成物

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1449857B1 (en) 2001-11-27 2010-10-13 Bridgestone Corporation Conjugated diene polymer, process for its production and rubber compositions containing the same
JP2007217562A (ja) 2006-02-16 2007-08-30 Bridgestone Corp ゴム組成物及びこれを用いたタイヤ
KR102316521B1 (ko) * 2019-11-29 2021-10-22 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 타이어 트레드용 고무 조성물 및 이를 이용하여 제조한 타이어

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002146101A (ja) 2000-11-16 2002-05-22 Bridgestone Corp ゴム組成物およびこれをトレッドに使用した重荷重用タイヤ
JP2011246561A (ja) 2010-05-26 2011-12-08 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤトレッド用ゴム組成物
WO2013046850A1 (ja) 2011-09-26 2013-04-04 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2013227375A (ja) 2012-04-24 2013-11-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ用ゴム組成物
WO2017104423A1 (ja) 2015-12-15 2017-06-22 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びタイヤ
JP2019533740A (ja) 2017-09-29 2019-11-21 エルジー・ケム・リミテッド 両末端変性共役ジエン系重合体およびその製造方法
JP2020525592A (ja) 2018-02-07 2020-08-27 エルジー・ケム・リミテッド ゴム組成物
JP2019182982A (ja) 2018-04-09 2019-10-24 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2022124147A1 (ja) 2022-06-16
WO2022124147A1 (ja) 2022-06-16
EP4261047A1 (en) 2023-10-18
US20240034863A1 (en) 2024-02-01
EP4261047A4 (en) 2024-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2012073841A1 (ja) タイヤトレッド用ゴム組成物
WO2022249763A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物、トレッドゴム及びタイヤ
CN113574076B (zh) 改性共轭二烯类聚合物、其制备方法和包含其的橡胶组合物
WO2019117266A1 (ja) ゴム組成物及びタイヤ
JP7802783B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物、トレッドゴム及びタイヤ
JP7733011B2 (ja) ゴム組成物、ゴム組成物の製造方法及びタイヤ
WO2023112364A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物、トレッドゴム及びタイヤ
JP7796735B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物、トレッドゴム及びタイヤ
WO2022249765A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物、トレッドゴム及びタイヤ
CN113518787B (zh) 改性共轭二烯类聚合物、制备该聚合物的方法和包含该聚合物的橡胶组合物
WO2022249764A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物、トレッドゴム及びタイヤ
WO2022249767A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物、トレッドゴム及びタイヤ
JP7685370B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物、タイヤトレッド及びタイヤ
JP7636968B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物、タイヤトレッド及びタイヤ
JP7407280B2 (ja) 変性共役ジエン系重合体、その製造方法、およびそれを含むゴム組成物
WO2024111599A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物、トレッドゴム及びタイヤ
WO2024224673A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物、トレッドゴム及びタイヤ
JP2025085514A (ja) タイヤ用ゴム組成物、タイヤ用トレッドゴム、及びタイヤ
WO2024111601A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物、トレッドゴム及びタイヤ
WO2025104968A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物、タイヤ用トレッドゴム、及びタイヤ
WO2024111650A1 (ja) タイヤ
JP2019218489A (ja) ゴム組成物、タイヤ、コンベヤベルト、ゴムクローラ、防振装置、免震装置及びホース
JP2018035240A (ja) ゴム組成物及びタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250610

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20250805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20250821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7733011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150