JP7718211B2 - 熱転写シート及び印画物の製造方法 - Google Patents
熱転写シート及び印画物の製造方法Info
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Description
溶融転写方式により形成される画像は、高濃度で鮮鋭性に優れる。したがって、溶融転写方式は、文字等の2値画像の記録に適している。昇華転写方式は、印加されるエネルギー量に応じて昇華性染料の移行量を制御できることから、サーマルヘッドのドット毎に画像濃度を制御した階調画像を形成できる。昇華転写方式は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック等の異なる色の色材層を備える熱転写シートを用いて、熱転写受像シート上に各色染料を重ねて転写することにより、中間色の再現性に優れた高画質な写真調フルカラー画像の形成が可能である。
本開示の熱転写シートは、
基材と、少なくとも一つの色材層と、転写性保護層と
を備える。
色材層及び転写性保護層は、基材の一方の面上に面順次に設けられている。
基材としては、熱転写シートから保護層を被転写体上に転写する際の熱エネルギーに耐え得る耐熱性を有し、保護層を支持できる機械的強度及び耐溶剤性を有していれば、特に制限なく使用できる。
樹脂フィルムは、樹脂材料を1種又は2種以上含有できる。
基材は、一実施形態において、長尺状である。
保護層は、熱転写シートから被転写体上に転写された後は、被転写体の表面の保護を担う層である。本開示の熱転写シートにおいて、保護層における基材側の表面を第一表面といい、保護層における基材とは反対側の表面を第二表面という。すなわち保護層は、第一表面と、第一表面に対向する第二表面とを有する。図1及び図2において、第一表面の符号を26とし、第二表面の符号を28とした。一実施形態において、保護層が剥離層及び接着層を備える場合、剥離層が第一表面を構成し、接着層が第二表面を構成する。
保護層は、一実施形態において、保護層を構成する層のうち、基材の最も近くに位置する層として剥離層を備える。剥離層を設けることにより、保護層の転写性をより向上できる。剥離層は、熱転写時に保護層の一部として転写され、最後の保護層転写後は熱転写画像の表面層となり、熱転写画像の耐擦過性を向上させる作用をする。
バインダーとしては、例えば、樹脂材料が挙げられる。樹脂材料としては、例えば、(メタ)アクリル樹脂;スチレン樹脂;ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール及びポリビニルピロリドンなどのビニル樹脂;ポリエチレンテレフタレート及びポリエチレンナフタレートなどのポリエステル;エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、メチルセルロース及び酢酸セルロースなどのセルロース樹脂;ポリアミド;ポリウレタン;ポリカーボネート;フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂;これらの各樹脂をシリコーン変性させた樹脂、紫外線吸収性樹脂、並びに電離放射線硬化樹脂が挙げられる。
剥離層は、(メタ)アクリル樹脂を1種又は2種以上含有できる。
剥離層におけるバインダーの含有割合は、剥離層の総質量に対して、好ましくは80質量%以上、より好ましくは85質量%以上である。これにより、例えば、剥離層に充分な耐久性を付与できる。
剥離層における滑剤の含有割合は、剥離層の総質量に対して、例えば、1質量%以上20質量%以下でもよく、2質量%以上15質量%以下でもよい。これにより、例えば、滑剤による効果を発揮させつつ、透明性を確保できる。
剥離層における添加剤の含有割合は、剥離層の総質量に対して、例えば、20質量%以下でもよく、15質量%以下でもよい。
保護層は、一実施形態において、剥離層における基材とは反対側の面上に設けられた接着層を備える。接着層は、保護層と被転写体との密着性を向上させる層である。接着層は、例えば、従来公知の感圧接着剤又は感熱接着剤により形成できる。
樹脂材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル及び塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体等のビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、α-オレフィン-無水マレイン酸共重合体等の酸変性ポリオレフィン、ポリエステル、ポリウレタン、セルロース樹脂、シリコーン樹脂及びフッ素樹脂、シリコーン又はフッ素で変性された各種樹脂が挙げられる。これらの中でも、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリエステル及び(メタ)アクリル樹脂がより好ましく、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体及びポリエステルがさらに好ましい。
ジカルボン酸化合物としては、例えば、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸、エイコサンジオン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、メチルマロン酸及びエチルマロン酸、アダマンタンジカルボン酸、ノルボルネンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、デカリンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、1,4-ナフタレンジカルボン酸、1,5-ナフタレンジカルボン酸、2,6-ナフタレンジカルボン酸、1,8-ナフタレンジカルボン酸、4,4’-ジフェニルジカルボン酸、4,4’-ジフェニルエーテルジカルボン酸、5-ナトリウムスルホイソフタル酸、フェニルエンダンジカルボン酸、アントラセンジカルボン酸、フェナントレンジカルボン酸、9,9’-ビス(4-カルボキシフェニル)フルオレン酸及びこれらのエステル誘導体が挙げられる。
ペンタジオール、4-シクロペンテン-1,3-ジオール、アダマンジオール、パラキシレングリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールS、スチレングリコール、トリメチロールプロパン及びペンタエリスリトールが挙げられる。
接着層における樹脂材料の含有割合は、接着層の総質量に対して、好ましくは80質量%以上、より好ましくは85質量%以上である。
滑剤の詳細は上述したとおりであり、ここでの記載は省略する。
接着層における滑剤の含有割合は、接着層の総質量に対して、例えば、1質量%以上20質量%以下でもよく、2質量%以上15質量%以下でもよい。これにより、例えば、滑剤による効果を発揮させつつ、透明性を確保できる。
本開示の熱転写シートは、一実施形態において、基材と保護層との間に位置する離型層を備える。離型層は、熱転写時に保護層を基材から容易に剥離できるように所望により設けられる層であり、熱転写時に基材側に留まる層である。
バインダーとしては、例えば、(メタ)アクリル樹脂、ビニル樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、メラミン樹脂、ポリオール樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン変性(メタ)アクリル樹脂、フッ素樹脂、フッ素変性樹脂及びセルロース樹脂等の樹脂材料が挙げられる。
離型層は、バインダーを1種又は2種以上含有できる。
離型層は、離型剤を1種又は2種以上含有できる。
本開示の熱転写シートは、基材の一方の面上に、保護層と面順次に少なくとも一つの色材層を備える。すなわち本開示の熱転写シートにおいて、色材層及び保護層は、基材の一方の面上に面順次に設けられている。色材層及び保護層は、例えば、基材の長手方向に、面順次に設けられている。基材上に色材層及び保護層を設けることにより、例えば、同一の熱転写シートを用いて、被転写体上への熱転写画像の形成と、形成された熱転写画像上への保護層の転写とを行うことができる。
バインダーとしては、例えば、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリオレフィン、(メタ)アクリル樹脂、ビニル樹脂、スチレン樹脂、セルロース樹脂、フェノキシ樹脂及びアイオノマー樹脂などの樹脂材料が挙げられる。溶融転写型色材層におけるバインダーとしては、上記樹脂材料のほか、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、ポリエステルワックス、一部変性ワックス、脂肪酸エステル及び脂肪酸アミドなどのワックスを使用してもよい。溶融転写型色材層は、樹脂材料及びワックスの両者を含有してもよい。
色材層は、バインダーを1種又は2種以上含有できる。
色材層は、色材を1種又は2種以上含有できる。
昇華転写型色材層におけるバインダーの含有割合は、例えば、20質量%以上95質量%以下でもよく、30質量%以上90質量%以下でもよい。昇華転写型色材層における昇華性染料の含有割合は、例えば、5質量%以上80質量%以下でもよく、10質量%以上70質量%以下でもよい。これにより、例えば、印画濃度及び保存性を向上できる。
溶融転写型色材層におけるバインダーの含有割合は、例えば、20質量%以上90質量%以下でもよく、30質量%以上80質量%以下でもよい。溶融転写型色材層における色材の含有割合は、例えば、10質量%以上60質量%以下でもよく、20質量%以上50質量%以下でもよい。
本開示の熱転写シートは、一実施形態において、基材における保護層が設けられた面とは反対側の面上に、背面層を備えてもよい。これにより、例えば、熱転写時におけるスティッキング及びシワ等の発生を抑制できる。
背面層は、樹脂材料を1種又は2種以上含有できる。
水酸基含有樹脂は1種又は2種以上用いることができる。
イソシアネート硬化剤は1種又は2種以上用いることができる。
本開示の印画物の製造方法は、熱転写シート及び被転写体を準備する工程(準備工程)と、画像形成工程と、一次転写工程と、二次転写工程とを含む。
準備工程では、熱転写シート及び被転写体を準備する。
熱転写シートは、基材と、少なくとも一つの色材層と、転写性保護層とを備える。色材層及び保護層は、基材の一方の面上に面順次に設けられている。保護層の長さは、色材層の画面長の2倍以上である。保護層は、第1の領域と第2の領域とを面順次に少なくとも有する。
画像形成工程では、上記熱転写シートが備える色材層により、被転写体上に画像を形成する。例えば、熱転写シートの色材層と被転写体の表面とを接触させ、次いで、熱転写シートにおいて、所望の領域に熱を印加し、被転写体上に画像を形成する。
一次転写工程では、被転写体上に形成された上記画像を少なくとも覆うように、熱転写シートが備える第1の領域の保護層の少なくとも一部を転写する。
二次転写工程では、画像上に転写された保護層上に、熱転写シートが備える第2の領域の保護層の少なくとも一部を転写する。例えば、サーマルヘッド等の加熱デバイスを有する熱転写プリンタを用い保護層を転写できる。二次転写工程における保護層の熱転写手段として、一次転写工程と同様の熱転写手段を採用できる。
[1]基材と、少なくとも一つの色材層と、転写性保護層とを備える熱転写シートであって、色材層及び保護層が、基材の一方の面上に面順次に設けられており、保護層の長さが、色材層の画面長の2倍以上であり、保護層における基材とは反対側の表面と、保護層における基材側の表面と、の動摩擦係数が、0.34以上0.85以下である、熱転写シート。
[2]転写性保護層が、基材側から剥離層と接着層とを備える、上記[1]に記載の熱転写シート。
[3]剥離層が、(メタ)アクリル樹脂を含有する、上記[2]に記載の熱転写シート。
[4]剥離層が、滑剤を含有する、上記[2]又は[3]に記載の熱転写シート。
[5]接着層が、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体及びポリエステルから選択される少なくとも1種を含有する、上記[2]~[4]のいずれかに記載の熱転写シート。
[6]接着層が、滑剤を含有する、上記[2]~[5]のいずれかに記載の熱転写シート。
[7]色材層が、イエロー層、マゼンタ層及びシアン層を少なくとも有し、イエロー層、マゼンタ層、シアン層及び保護層が面順次に設けられており、保護層の長さが、イエロー層、マゼンタ層及びシアン層それぞれの画面長の2倍以上である、上記[1]~[6]のいずれかに記載の熱転写シート。
[8]色材層が、ブラック層を少なくとも有し、ブラック層及び保護層が面順次に設けられており、保護層の長さが、ブラック層の画面長の2倍以上である、上記[1]~[6]のいずれかに記載の熱転写シート。
[9]熱転写シート及び被転写体を準備する工程と、画像形成工程と、一次転写工程と、二次転写工程とを含む印画物の製造方法であって、熱転写シートが、基材と、少なくとも一つの色材層と、転写性保護層とを備え、色材層及び保護層が、基材の一方の面上に面順次に設けられており、保護層の長さが、色材層の画面長の2倍以上であり、保護層が、第1の領域と第2の領域とを面順次に少なくとも有しており、画像形成工程が、熱転写シートが備える色材層により、被転写体上に画像を形成する工程であり、一次転写工程が、被転写体上に形成された画像を少なくとも覆うように、熱転写シートが備える第1の領域の保護層の少なくとも一部を転写する工程であり、二次転写工程が、画像上に転写された保護層上に、熱転写シートが備える第2の領域の保護層の少なくとも一部を転写する工程であり、一次転写工程で画像上に転写された保護層の表面と、熱転写シートが備える第2の領域の保護層の表面と、の動摩擦係数が、0.34以上0.85以下である、印画物の製造方法。
基材として、厚さ5μm以下のPETフィルム(ルミラー(登録商標)#5A-F53、東レ(株))を準備した。PETフィルムの一方の面に下記背面層用塗工液を塗布し、100℃で2分間乾燥して、厚さ1.2μmの背面層を形成した。PETフィルムにおける背面層が設けられた面とは反対の面に、下記イエロー染料層用塗工液、下記マゼンタ染料層用塗工液、及び下記シアン染料層用塗工液を面順次に塗布し、80℃で1分間乾燥して、厚さ1μmのイエロー染料層、厚さ1μmのマゼンタ染料層、及び厚さ1μmのシアン染料層をPETフィルム上に面順次に形成した。さらに、これらの染料層に対して面順次となるように下記剥離層用塗工液をPETフィルムに塗布し、100℃で1分間乾燥して、厚さ1μmの剥離層を形成した。剥離層に下記接着層用塗工液を塗布し、100℃で1分間乾燥して、厚さ1.5μmの接着層を形成した。保護層は、剥離層と接着層とから構成される。PETフィルムの長手方向における保護層の長さは、各染料層の画面長の2倍となるように設計した。
以上のようにして、熱転写シートを得た。
・ポリビニルアセタール 36部
(エスレック(登録商標)KS-1、積水化学工業(株))
・ポリイソシアネート(NCO=17.3質量%) 25部
(バーノック(登録商標)D750、DIC(株))
・シリコーン樹脂微粒子(平均粒子径=4μm、多角形状) 1部
(トスパール240、
モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社)
・ステアリルリン酸亜鉛 10部
(LBT1830精製、堺化学工業(株))
・ステアリン酸亜鉛 10部
(SZ-PF、堺化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 3部
(ポリワックス3000、東洋アドレ(株))
・エトキシ化アルコール変性ワックス 7部
(ユニトックス750、東洋アドレ(株))
・メチルエチルケトン(MEK) 200部
・トルエン 100部
・ソルベントイエロー93 6部
・ポリビニルアセタール 5部
(積水化学工業(株)製、商品名:エスレック(登録商標)KS-5)
・MEK 50部
・トルエン 50部
・ディスパースレッド60 3部
・ディスパースバイオレット26 4部
・ポリビニルアセタール 5部
(積水化学工業(株)製、商品名:エスレック(登録商標)KS-5)
・MEK 50部
・トルエン 50部
・ソルベントブルー63 4部
・ディスパースブルー354 4部
・ポリビニルアセタール 5部
(積水化学工業(株)製、商品名:エスレック(登録商標)KS-5)
・MEK 50部
・トルエン 50部
・(メタ)アクリル樹脂A 20部
(0403KA、大成ファインケミカル(株)、
Tg:105℃、Mw:73,000)
・MEK 40部
・トルエン 40部
・塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体 20部
(VINNOL(登録商標)H14/36、Wacker Chemie AG、
塩化ビニル含量:86質量%、酢酸ビニル含量:14質量%、
Tg:69℃、Mw:30,000~40,000)
・MEK 40部
・トルエン 40部
剥離層及び/又は接着層における固形分成分を表1に記載した成分に変更したこと以外は実施例1と同様にして、熱転写シートを得た。
・(メタ)アクリル樹脂B:KV-4941、新中村化学(株)
Tg:61℃、Mw:33,000
・飽和共重合ポリエステル:UE-3380、ユニチカ(株)、
Tg:60℃
・ポリエチレンワックス:POLYWAX(登録商標)655、
Baker Hughes、融点:99℃
・シリカ粒子:NIPGEL(登録商標)AZ-400、東ソー・シリカ(株)、
平均2次粒子径:3.0μm
・シリコーンオイル:KF-96、信越化学工業(株)
PVCカード(標準白色カード、大日本印刷(株)製)に、実施例及び比較例で得られた熱転写シートとカードプリンタ SD360(Enrast社)とを用いて、エネルギー設定±0で、1回目の保護層転写を行った。保護層が転写されたPVCカードの保護層上に、カードプリンタ SD360(Enrast社)を用いて、エネルギー設定+10又は+20で、2回目の保護層転写を行った。
目視にて、印画シワの有無を確認した。
・AA:目視での確認において、保護層転写後のPVCカードに印画シワがない。
・BB:目視での確認において、保護層転写後のPVCカードに印画シワがある。
JIS K7125:1999「プラスチック-フィルム及びシート-摩擦係数試験方法」に準拠して、熱転写シートにおける保護層の表面(保護層の第二表面)と、1回目に保護層をPVCカードに転写して得られた印画物における保護層の表面(保護層の第一表面)と、の動摩擦係数を測定した。動摩擦係数の測定条件は、滑り片の荷重:1.96N、滑り片の接触面積:22cm2、試験速度:1000mm/minとした。
2 …印画物
10…基材
20…転写性保護層
20a…保護層の第1の領域
20b…保護層の第2の領域
22…剥離層
24…接着層
26…転写性保護層の第一表面
28…転写性保護層の第二表面
30…色材層
40…背面層
50…被転写体
Claims (9)
- 基材と、少なくとも一つの色材層と、転写性保護層とを備える熱転写シートであって、
前記色材層及び前記保護層が、前記基材の一方の面上に面順次に設けられており、
前記保護層の長さが、前記色材層の画面長の2倍以上であり、
前記保護層が、面順次に位置する第1の領域と第2の領域とを少なくとも有し、
前記第1の領域の前記保護層の少なくとも一部が、前記熱転写シートから被転写体上に転写されるものであり、
前記保護層における前記基材とは反対側の表面と、前記被転写体上に転写された前記保護層の表面と、の動摩擦係数が、0.34以上0.85以下である、
熱転写シート。 - 前記転写性保護層が、前記基材側から剥離層と接着層とを備える、請求項1に記載の熱転写シート。
- 前記剥離層が、(メタ)アクリル樹脂を含有する、請求項2に記載の熱転写シート。
- 前記剥離層が、滑剤を含有する、請求項2又は3に記載の熱転写シート。
- 前記接着層が、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体及びポリエステルから選択される少なくとも1種を含有する、請求項2~4のいずれか一項に記載の熱転写シート。
- 前記接着層が、滑剤を含有する、請求項2~5のいずれか一項に記載の熱転写シート。
- 前記色材層が、イエロー層、マゼンタ層及びシアン層を少なくとも有し、前記イエロー層、前記マゼンタ層、前記シアン層及び前記保護層が面順次に設けられており、前記保護層の長さが、前記イエロー層、前記マゼンタ層及び前記シアン層それぞれの画面長の2倍以上である、請求項1~6のいずれか一項に記載の熱転写シート。
- 前記色材層が、ブラック層を少なくとも有し、前記ブラック層及び前記保護層が面順次に設けられており、前記保護層の長さが、前記ブラック層の画面長の2倍以上である、請求項1~6のいずれか一項に記載の熱転写シート。
- 熱転写シート及び被転写体を準備する工程と、
画像形成工程と、
一次転写工程と、
二次転写工程と
を含む印画物の製造方法であって、
前記熱転写シートが、基材と、少なくとも一つの色材層と、転写性保護層とを備え、前記色材層及び前記保護層が、前記基材の一方の面上に面順次に設けられており、前記保護層の長さが、前記色材層の画面長の2倍以上であり、前記保護層が、第1の領域と第2の領域とを面順次に少なくとも有しており、
前記画像形成工程が、前記熱転写シートが備える前記色材層により、前記被転写体上に画像を形成する工程であり、
前記一次転写工程が、前記被転写体上に形成された前記画像を少なくとも覆うように、前記熱転写シートが備える第1の領域の保護層の少なくとも一部を転写する工程であり、
前記二次転写工程が、前記画像上に転写された前記保護層上に、前記熱転写シートが備える第2の領域の保護層の少なくとも一部を転写する工程であり、前記一次転写工程で前記画像上に転写された前記保護層の表面と、前記熱転写シートが備える第2の領域の保護層の表面と、の動摩擦係数が、0.34以上0.85以下である、
印画物の製造方法。
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