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JP7780242B2 - フェキソフェナジン塩酸塩を含む造粒物 - Google Patents

フェキソフェナジン塩酸塩を含む造粒物

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JP7780242B2
JP7780242B2 JP2019032529A JP2019032529A JP7780242B2 JP 7780242 B2 JP7780242 B2 JP 7780242B2 JP 2019032529 A JP2019032529 A JP 2019032529A JP 2019032529 A JP2019032529 A JP 2019032529A JP 7780242 B2 JP7780242 B2 JP 7780242B2
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Rohto Pharmaceutical Co Ltd
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Description

本発明は、フェキソフェナジン塩酸塩及びエフェドリン類を含有する造粒物及びそれを含む固形製剤に関する。
フェキソフェナジン塩酸塩、化学名2-(4-{(1RS)-1-Hydroxy-4-[4-(hydroxydiphenylmethyl)piperidin-1-yl]butyl}phenyl)-2-methylpropanoic acid monohydrochlorideは、ヒスタミンH1受容体拮抗作用だけでなく、各種ケミカルメディエーター遊離抑制作用、炎症性サイトカイン遊離抑制作用、及び好酸球遊走抑制作用を有する。このような作用から、フェキソフェナジン塩酸塩を含有する製剤は、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、並びに、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患に伴うそう痒など、各種アレルギー性疾患の治療剤として既に実用化されている。
フェキソフェナジンと結合剤を含有する粒子を造粒して錠剤として調製すること、及びその結合剤を選択することによってフェキソフェナジンの安定性向上を目的とした技術が提案されている(特許文献1)。
特開2013-119540号公報
良好な造粒性を有する造粒物を含む固形製剤の開発が求められている。
本発明は、フェキソフェナジン塩酸塩の造粒性が悪く、造粒が困難であることに基づいて、これに着目し、鋭意検討を行った結果、意外にもフェキソフェナジン塩酸塩と、メチルエフェドリンの塩及びプソイドエフェドリンの塩からなる群より選択される1種以上のエフェドリン類とを含有する組成物にすることで造粒性が向上し、優れた固形製剤を製造することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
[1]
(A)フェキソフェナジン塩酸塩、及び
(B)メチルエフェドリンの塩及びプソイドエフェドリンの塩からなる群より選択される1種以上のエフェドリン類とを含有する造粒物;
[2]
(A)フェキソフェナジン塩酸塩、及び
(B)メチルエフェドリンの塩及びプソイドエフェドリンの塩からなる群より選択される1種以上のエフェドリン類とを含有する造粒物を含む固形製剤;
[3]
(A)フェキソフェナジン塩酸塩の1質量部に対し、前記(B)エフェドリン類を0.5~2.0質量部の割合で含有する項2記載の固形製剤;
[4]
(A)フェキソフェナジン塩酸塩を1日当たりの投与量として60~120mg含有する項2又は3記載の固形製剤;
[5]
さらに、抗コリン成分を含有する、項2~4のいずれか1項記載の固形製剤;
[6]
さらに、潤沢剤を含有する、項2~5のいずれか1項記載の固形製剤;
[7]
前記(B)エフェドリン類が、メチルエフェドリン塩酸塩であり、1日当たりの投与量として、60~100mg含有する、項2~6のいずれか1項記載の固形製剤;
[8]
前記(B)エフェドリン類が、プソイドエフェドリン塩酸塩であり、1日当たりの投与量として、60~300mg含有する、項2~6記載のいずれか1項記載の固形製剤;
[9]
錠剤、顆粒剤、又はカプセル剤の形態である、項2~8のいずれか1項記載の固形製剤;
[10]
メチルエフェドリンの塩及びプソイドエフェドリンの塩からなる群より選択される1種以上のエフェドリン類によって、フェキソフェナジン塩酸塩の造粒性を向上させる方法;
[11]
(A)フェキソフェナジン塩酸塩、及び
(B)メチルエフェドリンの塩及びプソイドエフェドリンの塩からなる群より選択される1種以上のエフェドリン類とを配合し、造粒することを特徴とする固形製剤の製造方法;等を提供するものである。
本発明によって、良好な造粒性を有する造粒物及びそれから得られる固形製剤を得ることができる。
本発明は、(A)フェキソフェナジン塩酸塩、及び(B)メチルエフェドリンの塩およびプソイドエフェドリンの塩からなる群より選択される1種以上のエフェドリン類とを含有する造粒物、及び当該造粒物を含む固形製剤に関する。
本発明の固定製剤は、造粒物を含み、本発明の造粒物において、(B)エフェドリン類は、(A)フェキソフェナジン塩酸塩の有するアレルギー疾患に対する効果を増強しているが、これと同時に、単独では造粒性の悪いフェキソフェナジン塩酸塩の造粒性を向上させることもできる。
[(A)フェキソフェナジン塩酸塩]
本発明で用いられる、フェキソフェナジン((RS)-2-[4-[1-ヒドロキシ-4-[4-(ヒドロキシ-ジフェニル-メチル)-1-ピペリジル]ブチル]フェニル]-2-メチル-プロピオン酸)の塩酸塩(本明細書中、(A)成分と記載することもある)は、第2世代抗ヒスタミン薬として公知の化合物である。フェキソフェナジン塩酸塩は、市販品にて入手するか、公知の製造方法によって製造することができる。
フェキソフェナジンは、R体、S体のいずれであってもよく、光学分離したものを用いてもラセミ体を用いてもよい。
本発明の固形製剤における(A)成分の用量(投与量)は、(B)成分の量、他の成分の種類や量、及び服用者の状態(体重、年齢、性別、症状、体調等)に応じて適宜設定でき、限定はされないが、本発明の効果をより顕著に発揮させる観点から、通常、1日あたりの経口投与量は、フェキソフェナジン塩酸塩として、好ましくは、約10~約240mgとすることができ、より好ましくは、約10~約200mg、さらに好ましくは、約20~約160mg、さらにより好ましくは、約30~約140mg、特に好ましくは、約60~約120mgとすることができる。或いは、最も好ましくは、1日辺り120mgとすることである。
本発明の固形製剤における(A)成分の含有量は、上記の服用量となるように適宜設定できる。限定はされないが、本発明の効果をより顕著に発揮させる観点から、例えば、固形製剤の総量を基準として、1質量%以上とすることができ、好ましくは3質量%以上、より好ましくは5質量%以上、さらにより好ましくは10質量%以上とすることができ、90質量%以下とすることができ、好ましくは60質量%以下とすることができ、より好ましくは50質量%以下とすることができる。
(A)成分の総含有量は、例えば、固形製剤の総量を基準として、1~90質量%とすることができ、好ましくは3~60質量%、より好ましくは5~60質量%、さらにより好ましくは10~50質量%とすることができる。
[(B)エフェドリン類]
本明細書において、エフェドリン類は、メチルエフェドリンの塩、及びプソイドエフェドリンの塩からなる群より選択される少なくとも1種を指す。
本発明において、メチルエフェドリンの塩又はプソイドエフェドリンの塩は、薬学上許容される塩であれば特に限定されないが、例えば、塩としては、無機酸や有機酸、無機塩基や有機塩基等との塩が挙げられ、例えば、硫酸塩、塩酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、ジフェニルジスルホン酸塩、テオクル酸塩、サリチル酸塩、タンニン酸塩、ベシル酸塩、ナパジシル酸塩、リン酸塩等が挙げられる。本発明においては、塩酸塩が好ましく、エフェドリン類として、メチルエフェドリンの塩酸塩又はプソイドエフェドリンの塩酸塩が特に好ましい。
本発明の固形製剤における(B)成分の総含有量は、限定はされないが、固形製剤の総量の1~20質量%であることが好ましい。本願発明の効果及び(A)成分に対する(B)成分は、特に限定はされず、(A)成分1質量部に対して、(B)成分が0.1~10質量部であることが好ましく、0.5~2質量部であることが特に好ましい。
[(B-1)メチルエフェドリン塩酸塩]
本発明で用いられる、メチルエフェドリン((1RS,2SR)-2-ジメチルアミノ-1-フェニルプロパン-1-オール)塩酸塩(本明細書中、単に(B)成分と記載することもある)は、エフェドリンと類似の作用機序、すなわちα作用、及びβ作用を有し、気管支拡張作用、中枢性の鎮咳作用を有することが知られている公知の化合物である。メチルエフェドリン塩酸塩は、市販品にて入手するか、又は公知の方法に従って製造することができる。
メチルエフェドリンは、R体、S体のいずれであってもよく、光学分離したものを用いてもラセミ体を用いてもよい。
本発明の固形製剤における(B-1)成分の用量(投与量)は、(A)成分の量、他の成分の種類や量、及び服用者の状態(体重、年齢、性別、症状、体調等)に応じて適宜設定でき、限定はされないが、本発明の効果をより顕著に発揮させる観点から、(B-1)成分が含まれる場合には、通常、1日あたりの経口投与量は、メチルエフェドリン塩酸塩として、約10~約200mgとすることができ、より好ましくは、約22~約160mg、さらにより好ましくは、約30~約140mg、特に好ましくは、約60~約100mgとすることができる。或いは、最も好ましくは、1日あたり72mgとすることである。これを1つの固体製剤に含有させることもできる。
本発明の固形製剤における(B-1)成分の総含有量は、(B-1)成分が含まれる場合には、限定はされないが、本発明の効果をより顕著に発揮させる観点から、例えば、固形製剤の総量を基準として、0.1質量%以上とすることができ、好ましくは1質量%以上、より好ましくは5質量%以上、さらにより好ましくは8質量%以上とすることができ、場合により10質量%以上とすることができる。(B-1)成分は、固体製剤の総量を基準として、20質量%以下とすることができ、好ましくは15質量%以下、より好ましくは12重量%以下である。
(B-1)成分の総含有量は、(B-1)成分が含まれる場合には、固形製剤の総量を基準として、0.1~20質量%とすることができ、好ましくは1~15質量%、より好ましくは5~12質量%、さらにより好ましくは8~12質量%とすることができる。
[(B-2)プソイドエフェドリン塩酸塩]
本発明で用いられる、プソイドエフェドリン((1S,2S)-2-(メチルアミノ)-1-フェニル-1-プロパノール)塩酸塩(本明細書中、(B)成分と記載することもある)は、エフェドリンと類似の作用機序、すなわちα作用、及びβ作用を有し、気管支拡張作用、中枢性の鎮咳作用を有することが知られている公知の化合物である。プソイドエフェドリン塩酸塩は、市販品にて入手するか、又は公知の方法に従って製造することができる。
プソイドエフェドリンは、R体、S体のいずれであってもよく、光学分離したものを用いてもラセミ体を用いてもよい。
本発明の固形製剤における(B-2)成分の用量(投与量)は、(A)成分の量、他の成分の種類や量、及び服用者の状態(体重、年齢、性別、症状、体調等)に応じて適宜設定でき、限定はされないが、本発明の効果をより顕著に発揮させる観点から、(B-2)成分が含まれる場合には、通常、1日あたりの経口投与量は、例えば、プソイドエフェドリン塩酸塩として、約20~約400mgとすることができ、より好ましくは、約60~約300mg、さらにより好ましくは、約100~約280mg、特に好ましくは、約120~約240mgとすることができる。
本発明の固形製剤における(B-2)成分の総含有量は、(B-22)成分が含まれる場合には、限定はされないが、本発明の効果をより顕著に発揮させる観点から、例えば、固形製剤の総量を基準として、0.1質量%以上とすることができ、好ましくは1質量%以上、より好ましくは5質量%以上、さらにより好ましくは8質量%以上とすることができ、場合により10質量%以上とすることができる。(B-2)成分は、固体製剤の総量を基準として、30質量%以下とすることができ、好ましくは15質量%以下、より好ましくは12重量%以下である。
(B-2)成分の総含有量は、(B-2)成分が含まれる場合には、例えば、固形製剤の総量を基準として、0.1~30質量%とすることができ、好ましくは5~12質量%、より好ましくは、8~12質量%とすることができる。
本発明の固形製剤は、(B-1)成分又は(B-2)成分のいずれか一方を含有していれば良く、場合により、(B-1)成分及び(B-2)成分の両方を含有しても良い。本発明の固形製剤は、好ましくは、(B-1)成分又は(B-2)成分のいずれか一方を含有するものである。
本発明の固形製剤の(B)成分の総含有量は、限定はされないが、本発明の効果をより顕著に発揮させる観点から、例えば、固形製剤の総量を基準として、(B-1)又は(B-2)それぞれ単一の(B)成分につき、0.1質量%以上とすることができ、好ましくは1質量%以上、より好ましくは5質量%以上、さらにより好ましくは8質量%以上とすることができ、場合により10質量%以上とすることができる。本発明の固形製剤における(B)成分の総含有量は、限定はされないが、本発明の効果をより顕著に発揮させる観点から、例えば、固形製剤の総量を基準として、(B-1)又は(B-2)それぞれ単一の(B)成分につき、12質量%以下であり、本発明の効果をより顕著に発揮させる観点から、好ましくは、11.5質量%以下とすることができ、より好ましくは、11質量%以下とすることができる。但し、(B)成分としては、(B-1)又は(B-2)成分のそれぞれ単独であることが好ましいことから、(B)成分の合計量としても、これらの値であることが好ましい。
(B)成分の総含有量は、例えば、固形製剤の総量を基準として、(B-1)又は(B-2)それぞれ単一の(B)成分につき、0.1~12質量%とすることができ、好ましくは1~12質量%、より好ましくは5~12質量%、さらにより好ましくは7~12質量%、最も好ましくは8~12質量%とすることができ、場合により、10~11質量%とすることができる。
本発明による効果を奏する観点から、(A)成分の総含有量と(B-1)成分の総含有量との配合比率を(A)成分/(B-1)成分で示される重量比とした場合、1.3~1.9の範囲内である。好ましくは、(A)成分/(B-1)成分で示される重量比は、1.3~1.8の範囲内であり、より好ましくは、1.3~1.7の範囲内であり、最も好ましくは5/3である。
本発明による効果を奏する観点から、(A)成分の総含有量と(B-2)成分の総含有量との配合比率を(A)成分/(B-2)成分で示される重量比とした場合、0.5~1.0の範囲内である。好ましくは、(A)成分/(B-2)成分で示される重量比は、0.5又は1である。
本発明の固形製剤は、通常、1日1~6回、好ましくは1日1~3回、最も好ましくは2回投与することができる。したがって、1回の投与のための本発明の固形製剤は、前記の1日あたりの投与量を1日の投与回数で割った量を、含有することが好ましい。尚、本発明の造粒物は、効果の持続性も有するため、1日1~2回の投与であっても高い効果が持続する。
本発明の造粒物及び固形製剤には、さらに、(A)成分及び(B)成分以外の任意の成分を含ませることができる。このような任意成分は、その1種又は2種以上を適宜組み合わせることも可能である。このような任意の成分の代表的な一例として、好ましくは、トロパンアルカロイド又はその誘導体などの(C)抗コリン成分が挙げられる。さらに、本発明の造粒物及び固形製剤には、カフェインを含まないことが好ましい。カフェインは、揮発して結晶として析出し、成長する可能性がある。すなわち、ウィスカー(ひげ結晶)と呼ばれる結晶を形成して、製品の品質を悪くする可能性がある。
[(C)抗コリン成分]
本発明において、抗コリン成分としては、トロパン骨格を持つアルカロイド又はその誘導体が例示される。具体的にはトロパンアルカロイド(アトロピン、スコポラミン、ヒヨスチアミンなど)及びその誘導体(例えば、メチルアトロピン、メチルスコポラミン、ブチルスコポラミンなどの四級アンモニウム化誘導体など)並びにそれらのアルカロイドを含有する成分(ダツラエキス、ベラドンナ総アルカロイド、ベラドンナコン、ベラドンナエキス、ロートコン総アルカロイド、ロートコン、ロートエキス、ヨウ化イソプロパミド、メチルスコポラミン又はその塩、ブチルスコポラミン又はその塩等)が挙げられる。なお、これらは、薬学上許容される塩や溶媒和物の状態であってもよい。これらのうち、本発明の固形製剤の打錠性により良い影響を及ぼすことができる観点から、ベラドンナ総アルカロイドが特に好ましい。
ここで、塩の好適な具体例としては、臭化物塩(例えば、ブチルスコポラミン臭化物など)、臭化水素酸塩(例えば、スコポラミン臭化水素酸塩水和物など)、クエン酸塩(例えば、ロートコン総アルカロイドクエン酸塩など)などが挙げられる。また、溶媒和物としては、水和物等が挙げられる。
抗コリン成分として、1種又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の固形製剤に抗コリン成分が含まれる場合には、抗コリン成分は、通常、成人に対して、1日あたり有効成分の量として、通常、0.1~100mgを投与することができ、例えばベラドンナ総アルカロイドの場合には、0.01~1mg、好ましくは0.4~0.6mg、ロートエキス、ベラドンナエキス、ダツラエキスでは1~100mg、ヨウ化イソプロパミドの場合には0.1~10mgを1日1回ないし数回に分けて経口投与することができる。
本発明の固形製剤に抗コリン成分が含まれる場合には、抗コリン成分の総含有量は、例えば、固形製剤の総量を基準として、例えばベラドンナ総アルカロイドの場合には0.02~0.1質量%、好ましくは0.03~0.1質量%、より好ましくは0.03~0.06質量%とすることができる。場合により0.02~0.06質量%程度に調整することもできる。ロートエキス、ベラドンナエキス、ダツラエキスの場合は、0.1~40質量%とすることができる。ヨウ化イソプロパミドの場合には0.01~4質量%とすることができる。
本発明による効果を奏する観点から、(A)成分と(C)抗コリン成分との配合割合は、(A)成分1質量部に対し、(C)抗コリン成分0.001質量部~0.005質量部とすることが好ましい。
[(D)結合剤]
本発明の造粒物は、良好に造粒するという本発明の効果をより顕著に奏するという観点から、さらに以下に挙げる(D)結合剤を含有することも好ましい。本発明の造粒物に含まれ得る(D)結合剤は、限定はされず、水難溶性結合剤(結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース)などでもあり得るが、水溶性結合剤が好ましい。特に、本発明の造粒物が造粒過程を経た組成物である場合には、水溶性結合剤が好ましい。本発明の造粒物に含まれ得る水溶性結合剤としては、医薬上、薬理学的に又は生理学的に許容されることを限度として特に制限されず、多糖類、タンパク質、水溶性セルロース系高分子、デンプン類、水溶性ビニル系高分子、ポリエーテル類、糖類のいずれであってもよい。ここで、多糖類としては、具体的には、アラビアガム、寒天、トラガントガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、グアーガム、デキストラン、プルラン、ペクチン、キトサン、ヘミロース等が挙げられる。タンパク質としては、具体的に、ゼラチン、精製ゼラチン等が挙げられる。水溶性セルロース系高分子としては、具体的に、カルメロース又はその塩、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等が挙げられる。デンプン類としては、具体的に、デンプン(コムギデンプン、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン等)、アルファー化デンプン、デキストリン、シクロデキストリン、カルボキシメチルスターチ、ヒドロキシプロピルスターチ、ヒドロキシエチルスターチ、部分アルファー化デンプン等が挙げられる。水溶性ビニル系高分子としては、具体的に、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、コポリドン等が挙げられる。アクリル系高分子としては、ポリアクリル酸ナトリウム等が挙げられる。ポリエーテル類として、具体的に、マクロゴール等が挙げられる。糖類としては、具体的に、白糖水あめ、果糖、糖アルコール類(例えばキシリトール、ソルビトール)、ブドウ糖等が挙げられる。これらの(D)成分の製剤上の用途は結合剤以外であってもよい。上記の結合剤の中でも、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロースなどのセルロース系高分子;バレイショデンプン、トウモロコシデンプン、アルファー化デンプンなどのデンプン類;及びポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコールなどからなるビニル系高分子;より選択される水溶性高分子の結合剤(本明細書では水溶性結合剤とも表わす)であることが好ましく、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドンが更に好ましい。
本発明の造粒物に(D)結合剤が含まれる場合には、(A)フェキソフェナジン塩酸塩のアレルギー疾患に対する効果を十分に増強する観点及び造粒性の向上の観点等の本発明の効果をより顕著に奏するという観点や、コスト対効果の観点から、(A)フェキソフェナジン塩酸塩1質量部に対し、(D)結合剤を、好ましくは0.03~2.0質量部、より好ましくは0.05~1.7質量部、さらに好ましくは0.08~1.5質量部含有する。本発明の造粒物は、造粒性が向上されていることから、少ない結合剤であっても造粒性が良い。
本発明の造粒物は、所望により、フェキソフェナジン塩酸塩及びエフェドリン類に加えて、その他の生理活性成分を含有してもよい。
このような生理活性成分としては、例えば
(1)交感神経興奮成分(例えば、フェニレフリン(、フェニルプロパノールアミン、エフェドリン、エチレフリン、メトキサミン、ミドドリン、メトキシフェナミンなど)、
(2)消炎酵素類(例えば、リゾチーム、セラペプターゼ、ブロメライン、プロナーゼなど)
(3)生薬、及び生薬由来成分(例えば、ショウキョウ、ニンジン、マオウ、ケイヒ、ケイガイ、サイシン、シンイ、ナンテンジツ、オウヒ、ビャクシ、ゼンコ、キキョウ、シャゼンシ、ゴオウ、ガジュツ、ビャクジュツ、ソウジュツ、ゲンチアナ、ウイキョウ、オンジ、オウバク、オウレン、チクセツニンジン、チンピ、チョウジ、セネガ、シャゼンソウ、シャジンなど)、
(4)キサンチン誘導体(例えば、テオフィリン、アミノフィリン、テオブロミン、ジプロフェイリン、プロキシフィリン、ペントキシフィリンなど)、
(5)解熱鎮痛薬成分(例えば、アスピリン、アスピリンアルミニウム、アセトアミノフェン、エテンザミド、サザピリン、サリチルアミド、サリチル酸ナトリウム、ラクチルフェネチジン、イブプロフェン、ケトプロフェンなど)、
(6)鎮咳薬成分(例えば、アクロラミド、クロペラスチン、ペントキシベリン(カルベタペンタン)、チペピジン、ジブナート、デキストロメトルファン、コデイン、ジヒドロコデイン、ノスカピンなど)、
(7)去痰薬(例えば、グアヤコールスルホン酸カリウム、グアイフェネシンなど)、
(8)ビタミン類(例えば、ビタミンA類[例えば、レチナール、レチノール、レチノイン酸、カロチン、デヒドロレチナール、リコピンなど]、ビタミンB類[例えば、チアミン、チアミンジスルフィド、ジセチアミン、オクトチアミン、シコチアミン、ビスイブチアミン、ビスベンチアミン、プロスルチアミン、ベンフォチアミン、フルスルチアミン、リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン、ピリドキサール、ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、メチルコバラミン、デオキシアデノコバラミン、葉酸、テトラヒドロ葉酸、ジヒドロ葉酸、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチニルアルコール、パントテン酸、パンテノール、ビオチン、コリン、イノシトールなど]、ビタミンC類[例えば、アスコルビン酸、エリソルビン酸、又はその誘導体など]、ビタミンD類[例えば、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロタキステロールなど]、ビタミンE類[例えば、トコフェロール及びその誘導体、ユビキノン誘導体など]、その他のビタミン類[例えば、ヘスペリジン、カルニチン、フェルラ酸、γ-オリザノール、オロチン酸、ルチン、エリオシトリンなど]など)、及び
(9)粘膜保護成分(例えば、アミノ酢酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、ジヒドロキシアルミニウム・アミノ酢酸塩などのアルミニウム系粘膜保護剤;メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ヒドロタルサイト、水酸化アルミナマグネシウム、水酸化アルミニウムゲル、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウムの共沈生成物、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシウム混合乾燥ゲル、水酸化アルミニウム・炭酸カルシウム・炭酸マグネシウムの共沈生成物、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、水酸化マグネシウム・硫酸アルミニウムカリウムの共沈生成物などのマグネシウム系粘膜保護剤など)などが挙げられる。
これらの生理活性成分は、フリー体であっても、塩であってもよい。
本発明の造粒物を含む固形製剤は、好ましくは経口投与組成物である。その剤形としては、錠剤(素錠、口腔内速崩解錠、咀嚼可能錠、発泡錠、ゼリー状ドロップ剤、ドロップ剤、フィルムコーティング錠、糖衣錠、カプレット剤、丸剤などを含む)、トローチ剤、顆粒剤、丸剤、ドライシロップ剤、散剤(細粒剤を含む)、カプセル剤(硬カプセル剤、軟カプセル剤を含む)のような固形製剤等を例示できる。中でも、本願発明の効果をより一層発揮することや、汎用性などの観点から、フェキソフェナジン塩酸塩と、メチルエフェドリン塩酸塩又はプソイドエフェドリン塩酸塩を含有する造粒物を含む固形製剤が好ましい。造粒を経て調製される固形製剤には、顆粒剤、錠剤、トローチ剤、硬カプセル剤、ドライシロップ剤などが含まれる。このうち、特に好ましくは、造粒を経て調製される錠剤又は顆粒剤である。
本発明の造粒物を含む固形製剤が錠剤、顆粒剤、又はカプセル剤である場合、本発明の効果および服用の利便性の観点から、当該固形剤の総量に対するフェキソフェナジン塩酸塩の含有量は、通常2.5~35質量%、好ましくは10~25質量%、好ましくは13~20質量%、さらに好ましくは13~18質量%である。
本発明の造粒物を含む固形製剤が錠剤、顆粒剤、又はカプセル剤である場合、本発明の効果をより顕著に奏するという観点から、当該固形剤の総量に対するエフェドリン類の含有量は、通常0.03~57.0質量%、好ましくは0.5~30質量%であり、さらに好ましくは1~20質量%である。エフェドリン類として、生薬又は漢方エキスを用いる場合、固形剤の総量に対するエフェドリン類を含有する生薬又は漢方エキスの含有量は、好ましくは15~50質量%である。
本発明の造粒物を含む固形製剤が錠剤、顆粒剤、又はカプセル剤である場合、本発明の効果をより顕著に奏するという観点から、当該固形剤の総量に対する(D)結合剤の固形分含有量は、好ましくは0.5質量%~90質量%、より好ましくは0.5~50質量%、さらに好ましくは1~30質量%であり、もっとも好ましくは10~20質量%である。
ここでの(D)結合剤は、限定はされないが、水溶性結合剤であることが好ましい。本発明の造粒物は、被造粒物や組成物の総質量に対して、適切な量の水溶性結合剤を含有することによって、本発明の効果を顕著に奏する。
また本発明の造粒物は、その剤形に応じて、適切な添加物を含有してもよい。このような添加物としては、固形製剤(例えば、錠剤やカプセル剤、散剤など)の場合、賦形剤(例えば、ショ糖、乳糖、マンニトール、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸など)、滑沢剤(例えば、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、タルクなど)、崩壊剤(例えば、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウムなど)、発泡剤(例えば、炭酸水素ナトリウムなど)、流動化剤(例えば、メタケイ酸アルミン酸ナトリウム、軽質無水ケイ酸など)、などが挙げられる。これらの添加物の製剤上の用途は上記以外であってもよい。また油性基剤(例えば、オリーブ油、トウモロコシ油、大豆油、ゴマ油、綿実油などの植物油;中鎖脂肪酸トリグリセリドなど)、水性基剤(例えば、マクロゴール400、水)、ゲル基剤(例えば、カルボキシビニルポリマー、ガム質など)、界面活性剤(例えば、ポリソルベート80、硬化ヒマシ油、グリセリン脂肪酸エステル、セスキオレイン酸ソルビタンなど)、懸濁化剤(例えば、サラシミツロウや各種界面活性剤、大豆レシチンなど)、分散剤、乳化剤、安定化剤、緩衝剤、溶解補助剤、pH調節剤、防腐剤(保存剤)などが挙げられる。またこれらの組成物にはいずれの場合でも、抗酸化剤、甘味剤、酸味剤、着色剤、香料、及び呈味剤などを適宜添加してもよい。
本発明の造粒物を含む固形製剤は、その剤形に応じて、フェキソフェナジン塩酸塩とエフェドリン類と、所望により用いられるその他の生理活性成分及び添加剤とを、慣用の方法により調製して得ることができる。
また、本発明の造粒物を含む固形製剤は、症状として、ダニやハウスダスト、花粉などのアレルゲンが原因で発症するアレルギー性鼻炎(通年性アレルギー性鼻炎、及び季節性アレルギー性鼻炎(花粉症の鼻炎症状など)を含む)或いは蕁麻疹、並びに、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患に伴うそう痒に効果が高い。本発明の造粒物は、特に、アレルギー性鼻炎患者のアレルギー症状の軽減に有用である。特に(A)フェキソフェナジン塩酸塩と(B)エフェドリン類とを含有することによって、くしゃみ、鼻水などの鼻のアレルギー症状を緩和する。
本発明の造粒物を含む固形製剤は、フェキソフェナジン塩酸塩とエフェドリン類とを同時に造粒して得られ、かつその2成分を1つの製剤に含めることが好ましい。
[固形製剤の製造方法]
本発明の固形製剤は、造粒工程を経たものであれば、公知のいずれの方法によっても製造することができる。必要に応じて、滅菌工程を含めることができる。製剤は、第17改正日本薬局方総則に従い、又はこれに準拠して、各成分を混合することにより製造することもできる。
ここで、造粒法としては、押出造粒法、粉砕造粒法、乾式圧密造粒法、流動層造粒法、転動造粒法、高速攪拌造粒法などを適宜組み合わせて使用することができる。
本発明の固形製剤が錠剤の場合は、例えば、造粒法と打錠法等を組み合わせて調製することもできる。例えば、間接圧縮法、例えば、湿式顆粒打錠法、乾式顆粒打錠法などを使用することもできる。本発明の固形製剤は、コーティングを施した、糖衣錠やフィルムコーティング錠でもあり得る。さらに、本発明の固形製剤は、単層錠であっても、二層錠などの積層錠であってもよい。本発明において、固形製剤は、湿式顆粒打錠法で調製された単層錠でもあり得る。
本発明の固体製剤が、カプセル剤の場合は、造粒して得られた顆粒をカプセルに充填する方法などを使用することができる。
本発明の固形製剤は、コーティングを施した、糖衣錠やフィルムコーティング錠でもあり得る。さらに、本発明の固形製剤は、単層錠であっても、二層錠などの積層錠であってもよい。本発明において、固形製剤は、湿式顆粒打錠法で調製された単層錠でもあり得る。
本発明の製造方法においても、(B)エフェドリン類の量、(A)フェキソフェナジン塩酸塩の量、任意成分の(C)抗コリン成分の量、(D)結合剤の量、及びそれらの成分比は、固形製剤の場合と同様である。
[包装]
本発明の固形製剤は、任意の包装形態で提供され得る。例えば、包装形態は、SP包装やPTP包装などのように1錠、1カプセル、1包、又は1回服用量毎に個装する形態であってもよいし、或いは、任意の容器(例えば、ガラス製又はプラスチック製の瓶容器、或いは合成樹脂やアルミ箔などを積層加工したフィルムでできたパウチ型包装容器など)の中に複数回服用量(例えば、多数の錠剤)を一緒にまとめて充填し、服用のつど繰り返し開封されて継続的に使用される形態をとってもよい。多数の錠剤を一緒にまとめて包装体に充填する後者の形態は、コスト的に有利である。特に、ジッパー等によって開閉自在な取出口を有するパウチ型包装容器(ジッパー式パウチ型包装容器など)に多数の錠剤やカプセルを一緒にまとめて充填する形態を有利に使用することができる。
[フェキソフェナジン塩酸塩の造粒性を向上させる方法]
本発明はまた、(B)メチルエフェドリンの塩およびプソイドエフェドリンの塩からなる群より選択される1種以上のエフェドリン類によって、(A)フェキソフェナジン塩酸塩の造粒性を向上させる方法にも関する。例えば、本発明の造粒物に、(B)メチルエフェドリンの塩およびプソイドエフェドリンの塩からなる群より選択される1種以上のエフェドリン類と(A)フェキソフェナジン塩酸塩とを共存させることで、該造粒物に良好な造粒性を付与することができる。ここで、「造粒性を向上させる」と「良好な造粒性を付与する」とは同様の意味で用いることができ、(A)フェキソフェナジン塩酸塩単独での造粒性よりも、良好であることをいう。例えば、フェキソフェナジン塩酸塩単独で造粒した場合より、全体に占める微粒子の割合が少なくなること、メジアン径D50の値が上昇することなどをいう。特に限定はされないが、全体の重量に占める微粒子の重量の割合は、少ないほど良好であるといえるが、少なくとも全体の20%以下であることが好ましい。当該方法においても、(B)エフェドリン類の量、(A)フェキソフェナジン塩酸塩の量、任意成分の(C)抗コリン成分、(D)結合剤の量、及びそれらの成分比は、造粒物又は固形製剤の場合と同様である。
[錠剤の形態]
ここで、錠剤の形態は、特に限定はされず、上述の通り、素錠、口腔内速崩壊錠、口腔内速溶解錠、チュアブル錠、発泡錠、トローチ剤、ドロップ剤、フィルムコーティング錠、糖衣錠、カプレット剤、丸剤などであり得る。本発明によれば、結合剤などを多量に添加せずとも製剤的に打錠性の良い固形製剤が得られる為、服用に支障がない量で必要に応じて様々な大きさの固形製剤とすることができる。これらは、例えば、限定はされないが、1錠あたりの重量が、30~800mgであることが好ましく、100~800mgであることがより好ましく、300~800mgであることがさらに好ましく、300~600mgであることがさらにより好ましく、300~500mgであることが最も好ましい。測定は、汎用の天秤を用いて測定することができる。
錠剤は、好ましくは、錠径が3.0~12.0mm、錠厚が2.0~7.0mmである。錠厚、錠径は汎用のノギス等を用いて測定することができる。その硬度は、本発明の効果を奏し得る限り特に限定されないが、良好な溶出性を達成する観点からは、40~200N程度が好ましい。なお、本発明の硬度は、硬度計(PTB311E, ファーマテスト社製)を用いて、測定した値である。
以下に、実施例によって、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1
表1に記載の処方表に基づき、流動層造粒機にフェキソフェナジン塩酸塩144g、メチルエフェドリン塩酸塩86.4g、乳糖水和物324g、部分アルファー化デンプン108g、結晶セルロース96gの混合物を投入した。そこに吸気温度設定75℃、風量20~50m/hの条件下、5%のポリビニルピロリドン水溶液を360g噴霧し、それを乾燥して顆粒を得た。得られた顆粒10gを500、355、250、150、106、75μmという6つの異なる篩目の篩を用いて分級し、篩に残存した重量を測定した。各重量から、全体に占める75μm以下の微粉量の重量の割合を算出した。更に定法に基づきこれらの累積分布曲線の50%累積値に相当する径であるメジアン径D50を算出した。
実施例2
表1に記載の処方表に基づき、流動層造粒機にフェキソフェナジン塩酸塩144g、塩酸プソイドエフェドリン144g、乳糖水和物324g、部分アルファー化デンプン108g、結晶セルロース96gの混合物を投入した。そこに吸気温度設定75℃、風量20~50m/hの条件下、5%のポリビニルピロリドン水溶液を360g噴霧し、それを乾燥して顆粒を得た。得られた顆粒10gを500、355、250、150、106、75μmという6つの異なる篩目の篩を用いて分級し、篩に残存した重量を測定した。各重量から、全体に占める75μm以下の微粉量の重量の割合を算出した。更に定法に基づきこれらの累積分布曲線の50%累積値に相当する径であるメジアン径D50を算出した。
実施例3
表1に記載の処方表に基づき、流動層造粒機にフェキソフェナジン塩酸塩120g、塩酸プソイドエフェドリン240g、乳糖水和物270g、部分アルファー化デンプン90g、結晶セルロース80gの混合物を投入した。そこに吸気温度設定75℃、風量20~50m/hの条件下、5%のポリビニルピロリドン水溶液を360g噴霧し、それを乾燥して顆粒を得た。得られた顆粒10gを500、355、250、150、106、75μmという6つの異なる篩目の篩を用いて分級し、篩に残存した重量を測定した。各重量から、全体に占める75μm以下の微粉量の重量の割合を算出した。更に定法に基づきこれらの累積分布曲線の50%累積値に相当する径であるメジアン径D50を算出した。
実施例4
表1に記載の処方表に基づき、流動層造粒機にフェキソフェナジン塩酸塩120g、プソイドエフェドリン塩酸塩240g、ベラドンナ総アルカロイド0.4g、乳糖水和物270g、部分アルファー化デンプン90g、結晶セルロース80gの混合物を投入した。そこに吸気温度設定75℃、風量20~50m/hの条件下、5%のポリビニルピロリドン水溶液を300g噴霧し、それを乾燥して顆粒を得た。得られた顆粒10gを500、355、250、150、106、75μmという6つの異なる篩目の篩を用いて分級し、篩に残存した重量を測定した。各重量から、全体に占める75μm以下の微粉量の重量の割合を算出した。更に定法に基づきこれらの累積分布曲線の50%累積値に相当する径であるメジアン径D50を算出した。
比較例1
表1に記載の処方表に基づき、流動層造粒機にフェキソフェナジン塩酸塩144g、乳糖水和物324g、部分アルファー化デンプン108g、結晶セルロース96gの混合物を投入した。そこに吸気温度設定75℃、風量20~50m/hの条件下、5%ポリビニルピロリドン水溶液を600g噴霧し、それを乾燥して顆粒を得た。実施例1と同様の方法で、75μm以下の微粉量の重量の割合とメジアン径D50を求めた。
実施例1~4、及び比較例1の造粒性向上(微粉量割合の低減、メジアン径D50の増大)の検討の結果を表1に示す。
比較例1では75μm以下の粉体(微粉)量が全体の31.3%を占めているのに対し、実施例1~4では75μm以下の粉体量は、それぞれ全体の12.8%、0.5%、2.0%、及び3.0%であった。つまりフェキソフェナジン塩酸塩にエフェドリン類を配合することによって、微粉量が半分以下に減少していることがわかる。比較例1で調製した顆粒は実施例1で調製した顆粒と比べ、周囲への飛散や機器への付着が多かったことも自明である結果であった。
また比較例1では3径D50は108.6μmであるのに対し、実施例1~4では、メジアン径D50が、それぞれ、184.8μm、259.4μm、229.8μm、218.3μmとなった。このことより、フェキソフェナジン塩酸塩とエフェドリン類と共に造粒することで確実に得られた顆粒のメジアン径が大きくなっており、粒子径の増大効果があることが示された。
(製剤例)
処方例1に基づき、湿式造粒して顆粒を調製した後打錠して1錠360mgの錠剤を調製し、1日あたり2錠服用とした。処方例2~3に基づき、湿式造粒して顆粒を調製した後打錠して1錠300mgの錠剤を調製し、1日あたり4錠服用とした。処方例4に基づき、湿式造粒して顆粒を調製した後打錠して1錠400mgの錠剤を調製し、1日あたり6錠服用とした。
処方例5に基づき、乾式造粒して顆粒を調製した後打錠して1錠360mgの錠剤を調製し、1日あたり2錠服用とした。処方例6~7に基づき、乾式造粒して顆粒を調製した後打錠して1錠300mgの錠剤を調製し、1日あたり4錠服用とした。処方例8に基づき、乾式造粒して顆粒を調製した後打錠して1錠400mgの錠剤を調製し、1日あたり6錠服用とした。
処方例9に基づき、1包あたり0.36gの顆粒を調製し、1日あたり2包服用とした。またこの顆粒を同量、硬カプセルに充填し、1日あたり2カプセル服用とした。処方例10~11に基づき、1包あたり0.30gの顆粒を調製し、1日あたり4包服用とした。またこの顆粒を同量、硬カプセルに充填し、1日あたり4カプセル服用とした。処方例12に基づき、1包あたり0.40gの顆粒を調製し、1日あたり6包服用とした。またこの顆粒を同量、硬カプセルに充填し、1日あたり6カプセル服用とした。

Claims (12)

  1. (A)フェキソフェナジン塩酸塩;
    (B)メチルエフェドリンの塩およびプソイドエフェドリンの塩からなる群より選択される1種以上のエフェドリン類;及び
    水溶性セルロース系高分子、デンプン類、水溶性ビニル系高分子又は糖類;
    とを含有し、75μm以下の微粉量の重量の割合が12.8%以下である、湿式造粒による造粒物(但し、(1)カフェインを含む造粒物を除く)。
  2. (A)フェキソフェナジン塩酸塩;
    (B)メチルエフェドリンの塩およびプソイドエフェドリンの塩からなる群より選択される1種以上のエフェドリン類;及び
    水溶性セルロース系高分子、デンプン類、水溶性ビニル系高分子又は糖類;
    とを含有し、メジアン径D50が184.8μm以上である、湿式造粒による造粒物(但し、(1)カフェインを含む造粒物を除く)。
  3. (A)フェキソフェナジン塩酸塩、
    (B)メチルエフェドリンの塩およびプソイドエフェドリンの塩からなる群より選択される1種以上のエフェドリン類、
    抗コリン成分;及び
    水溶性セルロース系高分子、デンプン類、水溶性ビニル系高分子又は糖類;
    とを配合し、湿式造粒によって得られる造粒物を含む固形製剤であって、
    該固形製剤は錠剤、顆粒剤又はカプセル剤である、固形製剤
    (但し、下記(1)及び(2)の場合を除く
    (1)該造粒物がカフェインを含む造粒物である場合;及び
    (2)該固形製剤が、該造粒物に加えて、少なくとも水に対する溶解性が相違する2種以上の薬物を含む核粒子表面に、アクリル系水不溶性高分子、セルロース系水不溶性高分子、グリセリン脂肪酸エステル及びタルクを含む徐放性皮膜を有する徐放性造粒物を含有する製剤である場合)
  4. 請求項1又は2に記載の造粒物を含む固形製剤。
  5. (A)フェキソフェナジン塩酸塩の1質量部に対し、前記(B)エフェドリン類を0.5~2.0質量部の割合で含有する請求項3又は4に記載の固形製剤。
  6. (A)フェキソフェナジン塩酸塩を1日当たりの投与量として60~120mg含有する請求項3~5のいずれか1項に記載の固形製剤。
  7. さらに、潤沢剤を含有する、請求項~6のいずれか1項に記載の固形製剤。
  8. 前記(B)エフェドリン類が、メチルエフェドリン塩酸塩であり、1日当たりの投与量として、60~100mg含有する、請求項~7のいずれか1項に記載の固形製剤。
  9. 前記(B)エフェドリン類が、プソイドエフェドリン塩酸塩であり、1日当たりの投与量として、60~300mg含有する、請求項~7のいずれか1項に記載の固形製剤。
  10. 錠剤、顆粒剤、又はカプセル剤の形態である、請求項4~9のいずれか1項記載の固形製剤。
  11. メチルエフェドリンの塩およびプソイドエフェドリンの塩からなる群より選択される1種以上のエフェドリン類;
    抗コリン成分;及び
    水溶性セルロース系高分子、デンプン類、水溶性ビニル系高分子又は糖類
    との共存下で湿式造粒を行うことによって、フェキソフェナジン塩酸塩の造粒性を向上させる方法
    (但し、上記湿式造粒が、カフェインの共存下で行われる場合を除く)。
  12. (A)フェキソフェナジン塩酸塩、
    (B)メチルエフェドリンの塩およびプソイドエフェドリンの塩からなる群より選択される1種以上のエフェドリン類、
    抗コリン成分;及び
    水溶性セルロース系高分子、デンプン類、水溶性ビニル系高分子又は糖類;
    とを配合し、湿式造粒することを特徴とする固形製剤の製造方法であって、
    該固形製剤は錠剤、顆粒剤又はカプセル剤であり、
    湿式造粒により造粒物を製造する工程;及び
    該造粒物から、錠剤、顆粒剤、又はカプセル剤の形態の固形製剤を調製する工程
    を含む製造方法
    (但し、下記(1)及び(2)の場合を除く
    (1)該造粒物がカフェインを含む造粒物である場合;及び
    (2)該固形製剤が、該造粒物に加えて、少なくとも水に対する溶解性が相違する2種以上の薬物を含む核粒子表面に、アクリル系水不溶性高分子、セルロース系水不溶性高分子、グリセリン脂肪酸エステル及びタルクを含む徐放性皮膜を有する徐放性造粒物を含有する製剤である場合)。
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