JP2013193981A - 液状組成物、及びこれを含有する軟カプセル剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)メチルエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上(B)プソイドエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上、(C)メキタジン、フェキソフェナジン、オロパタジン、ロラタジン、エメダスチン、レボカバスチン、エピナスチン、アゼラスチン、ケトチフェン、及びそれらの塩からなる群より選ばれる1種以上、並びに(D)疎水性分散媒を含有し、前記成分(A)、前記成分(B)及び前記成分(C)は、前記成分(D)中に分散している、液状組成物。
【選択図】なし
Description
一方、プソイドエフェドリン又はその塩(例、プソイドエフェドリン塩酸塩)は、交感神経α作用による血管収縮作用を有し、鼻粘膜の充血や腫れを抑えることが知られている。
従って、本発明は非常に長期間放置した場合においても、メチルエフェドリン及び/又はその塩、並びにプソイドエフェドリン及び/又はその塩が、疎水性分散媒中で安定に分散している液状組成物を提供することを目的とする。
(A)メチルエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上
(B)プソイドエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上、並びに
(C)メキタジン、フェキソフェナジン、オロパタジン、ロラタジン、エメダスチン、レボカバスチン、エピナスチン、アゼラスチン、及びケトチフェン、並びにそれらの塩からなる群より選ばれる1種以上を、
(D)疎水性分散媒
中に分散させることにより、前記疎水性分散媒中における前記成分(A)及び成分(B)の沈殿及び/又は分離を長期間抑制できること、すなわち、分散性を改善できることを見出した。
項1.
(A)メチルエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上
(B)プソイドエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上、
(C)メキタジン、フェキソフェナジン、オロパタジン、ロラタジン、エメダスチン、レボカバスチン、エピナスチン、アゼラスチン、ケトチフェン、及びそれらの塩からなる群より選ばれる1種以上、
、並びに
(D)疎水性分散媒
を含有し、
前記成分(A)、前記成分(B)及び前記成分(C)は、前記成分(D)中に分散している、液状組成物。
項2.
成分(D)が、中鎖脂肪酸トリグリセリド、トウモロコシ油及びダイズ油からなる群より選択される少なくとも1種を含む、項1に記載の液状組成物。
項3.
項1又は2に記載の液状組成物がカプセル剤皮に充填された軟カプセル剤。
項4.
経口投与用である、項3に記載の軟カプセル剤。
項5.
(A)メチルエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上
(B)プソイドエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上、並びに
(C)メキタジン、フェキソフェナジン、オロパタジン、ロラタジン、エメダスチン、レボカバスチン、エピナスチン、アゼラスチン、ケトチフェン、及びそれらの塩からなる群より選ばれる1種以上を、
(D)疎水性分散媒中に分散させることにより、前記成分(D)中における、前記成分(A)及び前記成分(B)の分散性を改善する方法。
(A)メチルエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上
(B)プソイドエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上、
(C)メキタジン、フェキソフェナジン、オロパタジン、ロラタジン、エメダスチン、レボカバスチン、エピナスチン、アゼラスチン、及びケトチフェン、並びにそれらの塩からなる群より選ばれる1種以上、並びに
(D)疎水性分散媒
を含有する。
本発明で用いられる、メチルエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上(本明細書中、成分(A)と記載することもある)は、前述のように、エフェドリンと類似の作用機序、すなわちα作用、及びβ作用を有し、気管支拡張作用、中枢性の鎮咳作用を有することが知られている公知の化合物であり、市販品にて入手するか、又は公知の方法に従って製造することができる。
本発明で用いられる、プソイドエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上(本明細書中、成分(B)と記載することもある)は、前述のように、エフェドリンのジアステレオマーであり、交感神経α作用による血管収縮作用を有し、鼻粘膜の充血や腫れを抑えることが知られている公知の化合物であり、市販品にて入手するか、又は公知の方法に従って製造することができる。
本発明で用いられる、メキタジン、フェキソフェナジン、オロパタジン、ロラタジン、エメダスチン、レボカバスチン、エピナスチン、アゼラスチン、及びケトチフェン、並びにそれらの塩からなる群より選択される1種以上(本明細書中、成分(C)と記載することもある)は、H1受容体に結合し、ヒスタミンがH1受容体に結合することを阻害して、抗アレルギー作用を奏する公知の化合物(抗ヒスタミン化合物)であり、市販品にて入手するか、又は公知の方法に従って製造することができる。
メキタジン、フェキソフェナジン、オロパタジン、ロラタジン、エメダスチン、レボカバスチン、エピナスチン、アゼラスチン、及びケトチフェンの塩としては、それぞれ、薬学上許容される塩であれば特に限定されないが、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、メチレンジサリチル酸塩、サリチル酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、ジフェニルジスルホン酸塩、テオクル酸塩、トシル酸塩等を挙げることができ、なかでも塩酸塩、フマル酸塩が好ましい。
塩の形態の成分(C)の例としては、フェキソフェナジン塩酸塩、オロパタジン塩酸塩、エメダスチンフマル酸塩、エピナスチン塩酸塩、レボカバスチン塩酸塩、アゼラスチン塩酸塩、及びケトチフェンフマル酸塩を挙げることができる。
本発明の液状組成物において、成分(C)が微粒子として存在する場合、その一次粒子径は、分散状態の安定性、及び体内での吸収性を高める観点から、小さいことが好ましい。当該粒子径の上限は、好ましくは、平均粒子径で、150μmである。一方、当該粒子径の下限は特に限定されないが、通常、平均粒子径で、0.1μmである。
例えば、
脂肪酸と多価アルコールのエステル類(例、プロピレングリコール脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類及び脂肪酸トリグリセリド類(例、長鎖脂肪酸トリグリセリド、中鎖脂肪酸トリグリセリド));
ポリエチレングリコール類(例、ポリエチレングリコール及びメトキシポリエチレングリコール);及び
動植物油類(例、オリーブ油、トウモロコシ油、ダイズ油、ゴマ油、綿実油、小麦胚芽油、サフラワー油、硬化油)、多価アルコール類(例、グリセリン)等が挙げられる。
抗ヒスタミン成分(例えば、イソチペンジル塩酸塩、イプロヘプチン塩酸塩、ジフェテロール塩酸塩、ジフェニルピラリン塩酸塩、ジフェンヒドラミン塩酸塩、トリプロリジン塩酸塩水和物、トリペレナミン塩酸塩、トンジルアミン塩酸塩、プロメタジン塩酸塩、メトジラジン塩酸塩、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩、ジフェニルジスルホン酸カルビノキサミン、アリメマジン酒石酸塩、ジフェンヒドラミンタンニン酸塩、ジフェニルピラリンテオクル酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、プロメタジンメチレンジサリチル酸塩)、
副交感神経遮断成分(例えば、アトロピン、スコポラミン、ベラドンナ総アルカロイド、ベラドンナエキス、ヨウ化イソプロパミド、ダツラエキス、ロートエキスなど)、
メチルエフェドリン及びプソイドエフェドリンを除く他の交感神経興奮成分(例えばフェニレフリン、フェニルプロパノールアミン、エフェドリン、エチレフリン、メトキサミン、ミドドリン、メトキシフェナミンなど)、
消炎酵素類(例えば、リゾチーム、セラペプターゼ、ブロメライン、プロナーゼなど)、生薬、及び生薬由来成分(例えば、ショウキョウ、カンゾウ、ニンジン、マオウ、ケイヒ、ケイガイ、サイシン、シンイ、ナンテンジツ、オウヒ、ビャクシ、ゼンコ、キキョウ、シャゼンシ、ゴオウ、ガジュツ、ビャクジュツ、ソウジュツ、ゲンチアナ、ウイキョウ、オンジ、オウバク、オウレン、チクセツニンジン、チンピ、チョウジ、セネガ、シャゼンソウ、シャジン、グリチルリチン酸など)、
キサンチン誘導体(例えば、カフェイン、テオフィリン、アミノフィリン、テオブロミン、ジプロフェイリン、プロキシフィリン、ペントキシフィリンなど)、
解熱鎮痛薬成分(例えば、アスピリン、アスピリンアルミニウム、アセトアミノフェン、エテンザミド、サザピリン、サリチルアミド、サリチル酸ナトリウム、ラクチルフェネチジン、イブプロフェン、ケトプロフェン、チアラミド、アルミノプロフェン、ロキソプロフェンなど)、
鎮咳薬成分(例えば、アクロラミド、クロペラスチン、ペントキシベリン(カルベタペンタン)、チペピジン、ジブナート、デキストロメトルファン、コデイン、ジヒドロコデイン、ノスカピンなど)、
去痰薬(例えば、グアヤコールスルホン酸カリウム、グアイフェネシンなど)、
ビタミン類(例えば、ビタミンA類[例えば、レチナール、レチノール、レチノイン酸、カロチン、デヒドロレチナール、リコピンなど]、ビタミンB類[例えば、チアミン、チアミンジスルフィド、ジセチアミン、オクトチアミン、シコチアミン、ビスイブチアミン、ビスベンチアミン、プロスルチアミン、ベンフォチアミン、フルスルチアミン、リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン、ピリドキサール、ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、メチルコバラミン、デオキシアデノコバラミン、葉酸、テトラヒドロ葉酸、ジヒドロ葉酸、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチニルアルコール、パントテン酸、パンテノール、ビオチン、コリン、イノシトールなど]、ビタミンC類[例えば、アスコルビン酸、エリソルビン酸、又はその誘導体など]、ビタミンD類[例えば、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロタキステロールなど]、ビタミンE類[例えば、トコフェロール及びその誘導体、ユビキノン誘導体など]、その他のビタミン類[例えば、ヘスペリジン、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロチン酸、ルチン、エリオシトリンなど]など)、及び
粘膜保護成分(例えば、アミノ酢酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、ジヒドロキシアルミニウム・アミノ酢酸塩などのアルミニウム系粘膜保護剤;メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ヒドロタルサイト、水酸化アルミナマグネシウム、水酸化アルミニウムゲル、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウムの共沈生成物、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシウム混合乾燥ゲル、水酸化アルミニウム・炭酸カルシウム・炭酸マグネシウムの共沈生成物、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、水酸化マグネシウム・硫酸アルミニウムカリウムの共沈生成物などのマグネシウム系粘膜保護剤など)
などが挙げられる。
このような成分としては、なかでも、本発明の液状組成物中において微粒子として安定に分散できるもの、又は前記「疎水性分散媒」に溶解し得るものが好ましい。
以下に、本発明の液状組成物及び本発明の軟カプセル剤の製造方法を説明する。
成分(A)の少なくとも一部(好ましくは50w/w%以上、より好ましくは80w/w%以上、更に好ましくは90w/w%以上)、及び
成分(B)の少なくとも一部(好ましくは50w/w%以上、より好ましくは80w/w%以上、更に好ましくは90w/w%以上)は、
それぞれ微粒子として存在し、かつこれらの微粒子は、前記(D)疎水性分散媒中に高度に安定して分散している。
本発明の液状組成物及び軟カプセル剤は、(A)メチルエフェドリン又はその塩、(B)プソイドエフェドリン又はその塩、(C)メキタジン、フェキソフェナジン、オロパタジン、ロラタジン、エメダスチン、レボカバスチン、エピナスチン、アゼラスチン、ケトチフェン、又はそれらの塩、或いはこれらの組み合わせの投与が望まれている任意の疾患の治療のために用いることができ、例えば、気管支拡張、鼻づまりの改善、鼻汁分泌抑制等の用途に用いることができる。本発明の液状組成物及び軟カプセル剤は、例えば、内服用(経口投与用)に用いることができ、通常の液状組成物及び軟カプセル剤と同様の方法で、経口投与することができる。
本発明の内服組成物の投与量は、その形態、投与方法、投与目的及び当該組成物の投与対象者の年齢、体重、症状によって適宜設定され、一定ではない。また、本発明の内服組成物の投与は、所望の投与量範囲内において、1日あたり単回で、又は数回に分けて行ってもよく、食前、食間、食後、又は食事と同時に投与されてもよい。なお、本明細書中の用語「投与」は、「服用」を包含することを意図して用いられる。
dl−メチルエフェドリン塩酸塩、メキタジン、フェキソフェナジン塩酸塩、ケトチフェンフマル酸塩、アゼラスチン塩酸塩及びd−クロルフェニラミンマレイン酸塩は、それぞれ第16改正日本薬局方の規格に、プソイドエフェドリン塩酸塩は、日本薬局方外医薬品規格の「塩酸プソイドエフェドリン」に適合するものである。
エメダスチンフマル酸塩は、エメダスチンフマル酸を98.5%以上含有するものであり、レボカバスチン塩酸塩は、レボカバスチン塩酸塩を98.5%以上含有するものである。
これらは、いずれも100Mesh pass品(粒子経150μm以下)である。
中鎖脂肪酸トリグリセリド、ダイズ油及びトウモロコシ油はそれぞれ医薬品添加物規格2003の規格に適合するものである。
表1に記載の各成分を、記載量の5倍量ずつ秤りとって乳鉢に入れ、乳棒で均一に混和した。混和後速やかに1倍量分ずつを、それぞれのガラス容器に秤り入れ、キャップを閉めて、サンプルとした。
各サンプルを70℃で1日間、3日間、又は8日間保存した。保存後の各サンプルの状態を目視で観察した。保存後の各サンプルの写真を図1(1日間)、図2(3日間)及び図3(8日間)(図1〜3中、サンプルは、左から比較例1、比較例2、比較例3、比較例4、比較例5、比較例6、実施例1の順に配置されている。)に示す。
成分(A)、成分(B)及び成分(C)のうち、成分(B)(プソイドエフェドリン塩酸塩)のみを含有するサンプル(比較例1)、成分(A)(dl−メチルエフェドリン塩酸塩)のみを含有するサンプル(比較例2)、及び成分(C)(メキタジン)のみを含有するサンプル(比較例3)では、70℃、1日間の保存後に、透明な分散媒の層が見られ、成分の沈殿が見られた。
また、成分(A)及び成分(B)のみを含有するサンプル(比較例4)、成分(B)及び成分(C)のみを含有するサンプル(比較例5)、並びに成分(A)及び成分(C)のみを含有するサンプル(比較例6)でも、70℃、1日間の保存後に、透明な分散媒の層が見られ、成分の沈殿が見られた。
これに対して、成分(A)、成分(B)及び成分(C)の全てを含有するサンプル(実施例1)は、70℃、1日間の保存後でも、一様に白濁しており、中鎖脂肪酸トリグリセリド中における分散性が極めて高いことが明らかとなった。しかも、比較例1〜6のサンプルのいずれも保存期間が長くなるにつれて透明な分散媒の層が増加したのに対して、実施例1のサンプルでは、8日間の極めて長期に渡って沈殿が抑制され、分散状態が保持された。
なお、70℃での1日間、3日間及び8日間の保存は、それぞれ25℃での4.5ヶ月間、13ヶ月間、及び3年間の保存に相当する。
表2の処方に従い、試験例1と同様の方法でサンプルを調製し、保存試験(70℃で、1日間、3日間、又は8日間)を行って、成分(C)の量による影響を調べた。保存後の各サンプルの写真を図4(1日間)及び図5(8日間)(図4〜5中、サンプルは、左から比較例4、実施例2、実施例1、実施例3の順に配置されている。)に示す。
成分(C)の量が、実施例1における量の半量(実施例2)、又は10倍量(実施例3)であっても、実施例1と同様に、8日間の極めて長期に渡って沈殿が抑制され、分散状態が保持された。
表3の処方に従い、試験例1と同様の方法でサンプルを調製し、保存試験(70℃で1日間、3日間、又は8日間)を行い、成分(C)としてフェキソフェナジン塩酸塩、エメダスチンフマル酸塩、ケトチフェンフマル酸塩、アゼラスチン塩酸塩、レボカバスチン塩酸塩、d−クロルフェニラミンマレイン酸塩を用いた場合での効果を調べた。保存後の各サンプルの写真を図6(8日間)(図6中、サンプルは、左から比較例4、実施例4、実施例5、実施例6、実施例7、実施例8、比較例5の順に配置されている。)に示す。また、70℃で1日間、3日間保存後の比較例5の写真を図7(図7中、サンプルは、左から70℃で1日間、3日間の順に配置されている。)に示す。
成分(A)及び成分(B)と共に、成分(C)としてフェキソフェナジン塩酸塩(実施例4)、エメダスチンフマル酸塩(実施例5)、ケトチフェンフマル酸塩(実施例6)、アゼラスチン塩酸塩(実施例7)又はレボカバスチン塩酸塩(実施例8)をそれぞれ含有する各サンプルにおいては、成分(C)としてメキタジンを用いた場合(実施例3)と同様に、70℃、8日間の保存後まで、一様に白濁しており、中鎖脂肪酸トリグリセリド中における分散性が高く、かつ長期に渡り、沈殿が抑制され、分散された状態が保持されることが明らかとなった。
これに対して、成分(A)及び成分(B)と共に、d−クロルフェニラミンマレイン酸塩を含有するサンプル(比較例5)においては、70℃1日間の保存後において、成分(A)及び成分(B)のみを含有するサンプル(比較例4)と同様に、透明な分散媒の層が見られ、d−クロルフェニラミンマレイン酸塩によっては、中鎖脂肪酸トリグリセリド中において成分(A)及び成分(B)は沈殿が抑制されず、分散の保持がされないことが明らかとなった。
従って、中鎖脂肪酸トリグリセリド中において成分(A)及び成分(B)と共に、特定の成分(C)を含有することにより、極めて長期に渡って沈殿が抑制され、分散状態が保持さることが明らかとなった。
表4及び5の処方に従い、試験例1と同様の方法でサンプルを調製し、保存試験(70℃で1日間、3日間、又は8日間)を行い、ダイズ油及びトウモロコシ油が分散媒である場合の効果を調べた。
8日間保存後の各サンプルの写真を図8(図8中、サンプルは、左から比較例6、実施例9、実施例10、実施例11の順に配置されている。)及び図9(図9中、サンプルは、左から比較例7、実施例12、実施例13、実施例14の順に配置されている。)に示す。
従って、疎水性分散媒中において成分(A)及び成分(B)と共に、特定の成分(C)を含有することにより、極めて長期に渡って沈殿が抑制され、分散状態が保持さることが明らかとなった。
実施例1の処方で、dl−メチルエフェドリン塩酸塩及びプソイドエフェドリン塩酸塩が分散していることを確認するために、70℃8日間保存後の比較例4及び実施例1において、それぞれの上部(液面から5分の1部分)及び下部(底面から5分の1部分)を50μLずつとり、常法によりdl−メチルエフェドリン塩酸塩及びプソイドエフェドリン塩酸塩の定量を行い、dl−メチルエフェドリン塩酸塩及びプソイドエフェドリン塩酸塩の分布を確認した。
その結果のグラフを図10及び図11に示す。
これにより、実施例1のサンプルにおいてdl−メチルエフェドリン塩酸塩及びプソイドエフェドリン塩酸塩が一様に分散していることが明らかとなった。
試験例3の処方で、dl−メチルエフェドリン塩酸塩及びプソイドエフェドリン塩酸塩が分散していることを確認するために、70℃8日間保存後の比較例4及び実施例4において、試験例5と同様に試験を行い、dl−メチルエフェドリン塩酸塩及びプソイドエフェドリン塩酸塩の分布を確認した。
その結果のグラフを図12及び図13に示す。
これにより、実施例4のサンプルにおいても、dl−メチルエフェドリン塩酸塩及びプソイドエフェドリン塩酸塩が一様に分散していることが明らかとなった。
Claims (5)
- (A)メチルエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上
(B)プソイドエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上、
(C)メキタジン、フェキソフェナジン、オロパタジン、ロラタジン、エメダスチン、レボカバスチン、エピナスチン、アゼラスチン、ケトチフェン、及びそれらの塩からなる群より選ばれる1種以上、
、並びに
(D)疎水性分散媒
を含有し、
前記成分(A)、前記成分(B)及び前記成分(C)は、前記成分(D)中に分散している、液状組成物。 - 成分(D)が、中鎖脂肪酸トリグリセリド、トウモロコシ油及びダイズ油からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1に記載の液状組成物。
- 請求項1又は2に記載の液状組成物がカプセル剤皮に充填された軟カプセル剤。
- 経口投与用である、請求項3に記載の軟カプセル剤。
- (A)メチルエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上
(B)プソイドエフェドリン及びその塩からなる群より選択される1種以上、並びに
(C)メキタジン、フェキソフェナジン、オロパタジン、ロラタジン、エメダスチン、レボカバスチン、エピナスチン、アゼラスチン、ケトチフェン、及びそれらの塩からなる群より選ばれる1種以上を、
(D)疎水性分散媒中に分散させることにより、前記成分(D)中における、前記成分(A)及び前記成分(B)の分散性を改善する方法。
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