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JP7772871B2 - 締結用治具 - Google Patents

締結用治具

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JP7772871B2
JP7772871B2 JP2024091529A JP2024091529A JP7772871B2 JP 7772871 B2 JP7772871 B2 JP 7772871B2 JP 2024091529 A JP2024091529 A JP 2024091529A JP 2024091529 A JP2024091529 A JP 2024091529A JP 7772871 B2 JP7772871 B2 JP 7772871B2
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Description

本発明は、ねじなどの締結具を用いて、異なる2つの部材を締結する際に用いる締結用治具に関する。
建材パネルを隣接配置して屋根を葺き上げる作業では、電動ドライバなどの工具を用いて、建材パネルを野地板にねじ締結する作業が行われる。この作業は、電動ドライバを駆動させながら当該電動ドライバを建材パネルに向けて押圧することで、長ねじを締め込む作業である。したがって、電動ドライバを押圧する方向が、座面の垂直方向に対して交差する場合、長ねじが倒れ込んだ状態で締め付けられる。これは、建材パネルを野地板に確実にねじ締結できていないばかりか、野地板や当該野地板を支持する垂木などを破損させる原因となりやすい。したがって、建材パネルを野地板にねじ締結する作業を行う前には、ドリルスタンドに保持した電動ドリルを用いた下孔を加工する作業が行われている(例えば、特許文献1や特許文献2など参照)。
特開2023-082584号公報 特開2004-122307号公報
しかしながら、下孔を加工しながらねじ締結を行う作業は、締め付ける長ねじの倒れ込みを防止できるという利点があるが、作業工数を増やす原因となって、屋根を葺き上げる作業における作業効率が悪いという問題を発生させる。したがって、電動ドリルを用いて下孔を加工する作業を行わなくても、ねじの倒れ込みを防止するできることができる手段や方法について高い要望がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電動ドライバなどの工具を用いて建材パネルを野地板にねじ締結する作業において、電動ドリルを用いて下孔を加工する作業を行わなくても、ねじの倒れ込みを抑制することができるようにした締結用治具を提供することを目的としている。
一の観点による締結用治具は、一の部材を他の部材に締結具を用いて締結する際に用いる締結用治具であって、一の部材を他の部材に締結する際に当該一の部材の外表面に押し当てられる押し当て部と、押し当て部を一の部材の外表面に押し当てる際に、作業者に把持される把持部と、一の部材の外表面に交差する方向を延在方向とするとともに、当該延在方向における両端部が開口された内部空間を有し、延在方向における一端部から内部空間に挿入された締結具を一の部材に向けて案内するガイド部と、を備え、ガイド部は、当該ガイド部の延在方向における一端部から他端部に亘って、ガイド部の延在方向に沿って延在するとともに、押し当て部をガイド部の延在方向と交差する方向へ移動させたときに、内部空間に挿入された締結具をガイド部の内部空間から外部へと退避させる空隙を有していることを特徴としている。
また、ガイド部は、押し当て部が一の部材の外表面に押し当てられたときに、ガイド部の延在方向が一の部材の外表面に直交した状態となるように、押し当て部に固着されていることが好ましい。
また、ガイド部は、押し当て部に設けた突出片に固着されていることが好ましい。
また、ガイド部は、当該ガイド部の延在方向に直交する断面形状が円弧形、角形又はU字形の部材であることが好ましい。
また、締結具は、ねじであり、空隙の幅は、ねじの外径よりも大きく設定されていることが好ましい。
本件開示によれば、電動ドライバなどの工具を用いて建材パネルを野地板にねじ締結する作業において、電動ドリルを用いて下孔を加工する作業を行わなくても、ねじの倒れ込みを抑制することができる。
図1は、本実施形態に示す締結用治具の一例を示す模式的な斜視図である。 図2は、図1に示す締結用治具の六面図である。 図3(a)は、突出片及びガイド部の構成を示す平面図、図3(b)は、異なる形状の突出片及びガイド部の構成を示す平面図である。 図4は、締結用治具を建材パネルに対して位置決めする流れを示す平面図である。 図5は、位置決めされた締結用治具に長ねじを差し込む直前の状態の一例を示す斜視図である。 図6は、位置決めされた締結用治具に長ねじが差し込まれた状態の一例を示す斜視図である。 図7は、位置決めされた締結用治具に挿し込まれた長ねじを、電動ドライバを用いて締め込む作業の一例を示す斜視図である。 図8は、位置決めされた締結用治具に長ねじが差し込まれた状態の一例を示す断面図である。 図9は、長ねじを締め込む作業を中断して、締結用治具を移動させる直前の状態の一例を示す斜視図である。 図10は、締結用治具が取り外された長ねじを、電動ドライバを用いて締め込む作業の一例を示す斜視図である。 図11は、建材パネルが長ねじに締め付けられた状態の一例を示す断面図である。 図12は、押し当て部にガイド部を固着した場合の締結用治具の一例を示す模式的な斜視図である。
本実施形態に示す締結用治具について、図面を用いて説明する。本実施形態では、締結用治具が、例えば建材パネルを野地板にねじ締結する際に用いられる場合を説明するが、その使用用途は建材パネルを野地板にねじ締結する場合に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に示す締結用治具の一例を示す模式的な斜視図である。図2は、図1に示す締結用治具の六面図である。本実施形態の締結用治具10を説明するにあたり、図1中、締結用治具10のガイド部30が設けられている側を前、把持部40が設けられている側を後とする。また、締結用治具10の把持筒41の延在方向において図1中左端部の側を左、当該延在方向において図1中右端部の側を右とする。さらに、ガイド部30の延在方向において図1中上端部の側を上、当該延在方向において図1中下端部の側を下とする。
図1及び図2に示すように、締結用治具10は、押し当て部20と、ガイド部30と、把持部40と、を備えている。押し当て部20は、矩形状の金属板21と、当該金属板21の底面に固着された滑り防止部材22と、を有している。金属板21は、左右方向を長手方向、前後方向を短手方向とした矩形状の部材である。押し当て部20は、締結用治具10の使用時に、例えば桁方向に隣り合う2枚の建材パネル50,50の外皮材51,51(図5参照)の各々に押し当てられる。押し当て部20が隣り合う2枚の建材パネル50,50の外皮材51,51の各々に押し当てられたとき、ガイド部30の延在方向は、座面(本実施形態では、クリップ60の舌片61の外表面61a)に対して直交した状態となる。
滑り防止部材22は、金属板21の底面に接着剤などを用いて固着される部材である。滑り防止部材22は、例えばゴムなどの弾性体を用いたシート状の部材である。滑り防止部材22は、押し当て部20を隣り合う2枚の建材パネル50,50の外皮材51,51の各々に押し当てたときに、建材パネル50,50の外皮材51,51の各々に対する押し当て部20の位置がずれることを防止する。
金属板21の前端中央には、金属板21から前方に突出する突出片23が設けられている。突出片23の上面には、ガイド部30の下端が、例えば溶接などにより固着されている。突出片23は、当該突出片23の先端から押し当て部20に向けて切り欠かれた切欠き部24を備えている。切欠き部24は、円形部24aと、突出片23の先端から円形部24aに向けて延在する直線部24bと、を有している。なお、突出片23は、金属板21に一体としたものであってもよいし、金属板21とは別体としてもよい。金属板21と別体とした場合、突出片23は、金属板21の前端からの突出量を変化できるようにすることも可能である。
ガイド部30は、当該ガイド部30の延在方向における両端部が開口された、円筒形状の部材である。ガイド部30は、当該ガイド部30の延在方向における一端を突出片23の上面23aに固着されている。ガイド部30が突出片23の上面23aに固着された状態では、ガイド部30の延在方向が突出片23の上面23aに直交した状態となる。また、ガイド部30が突出片23の上面23aに固着されると、ガイド部30の内部空間30aと、切欠き部24の円形部24aとが連通された状態となる。また、ガイド部30のスリット31と、切欠き部24の直線部24bとが連通された状態となる。
ガイド部30は、当該ガイド部30の上端から、当該ガイド部30の内部空間30aに長ねじ70が挿入される。ガイド部30は、ねじ締結時に、内部空間30aに挿入された長ねじ70が倒れ込む角度を抑制するとともに、長ねじ70の締め付け方向を規制する。なお、ガイド部30の延在方向における長さは、使用する長ねじ70の長さなどに基づいて適宜設定してよい。
ガイド部30の外周面のうち、締結用治具10の前端側となる位置には、ガイド部30の延在方向に沿って延びるスリット31が設けられている。スリット31は、ガイド部30の上端面30bから下端面30c(図8参照)にかけて設けられている。ここで、スリット31は、請求項に記載の空隙に相当する。すなわち、ガイド部30は、当該ガイド部30の延在方向に直交する断面形状が、円弧形の部材である。
ガイド部30のスリット31は、締結用治具10と、ガイド部30の内部空間30aに挿入された長ねじ70との相対位置を変化させることで、当該長ねじ70をスリット31を介して、ガイド部30の内部空間30aからガイド部30の外部へと退避させるために設けられている。ここで、スリット31は、請求項に記載の空隙に相当する。なお、ガイド部30の内部空間30aに挿入された長ねじ70との相対位置を変化させるとは、例えば、締結用治具10を長ねじ70の中心軸線方向(又はガイド部30の延在方向)に交差する方向に移動させることである。
ここで、ガイド部30を単一の部材としているが、異なる外径の円弧形の部材を組み合わせて、ガイド部の延在方向に伸縮可能とした、所謂テレスコピック状のガイド部としてもよい。テレスコピック状のガイド部とした場合には、円周方向において、異なる外径の円弧形の部材の各々に設けられたスリットの位置がずれないような構造(機構)とする必要がある。
次に、突出片23に設けた切欠き部24や、ガイド部30の詳細について説明する。図3(a)に示すように、切欠き部24を構成する円形部24aの内径D1は、ガイド部30の内径D2と同一の直径である。また、内径D1及び内径D2は、長ねじ70の胴部72の外径D3又はねじ部73の外径D4以上となるように設定されている。なお、内径D1及び内径D2を同一径にする場合を説明しているが、内径D1及び内径D2が、長ねじ70の胴部72の外径D3又はねじ部73の外径D4以上であれば、内径D1及び内径D2は必ずしも同一径にする必要はない。
また、切欠き部24を構成する直線部24bの幅W1は、ガイド部30に設けたスリット31の幅W2と同一幅に設定されている。なお、幅W1や幅W2は、建材パネル50を野地板91に固定する際に用いる長ねじ70の胴部72の外径D3や又はねじ部73の外径D4以上となるように設定されている。なお、幅W1及び幅W2を同一幅にする場合を説明しているが、幅W1及び幅W2が長ねじ70の胴部72の外径D3や又はねじ部73の外径D4以上であれば、幅W1及び幅W2は必ずしも同一幅にする必要はない。
ところで、長ねじ70には、ねじ部73の外径D4が胴部(円筒部)72の外径D3と同一のもの、ねじ部73の外径D4が胴部(円筒部)72の外径D3よりも小さいもの、或いは、ねじ部73の外径D4が胴部(円筒部)72の外径D3よりもよりも大きいものが含まれる。
例えばねじ部73の外径D4が胴部(円筒部)72の外径D3と同一の長ねじや、ねじ部73の外径D4が胴部(円筒部)72の外径D3よりも小さい長ねじの場合には、上述した幅W1やW2は、胴部(円筒部)72の外径D3よりも大きく設定されることが好ましい。
一方、ねじ部73の外径D4が胴部(円筒部)72の外径D3よりも大きい長ねじの場合には、上述した幅W1やW2は、少なくとも胴部(円筒部)72の外径D3よりも大きく設定されることが好ましい。これは、長ねじ70を締め付けたときに、ねじ部73全体が建材パネル50の内部に入り込み、胴部(円筒部)72のみが露呈されている場合が想定されるからである。
さらに、切欠き部24を構成する円形部24aの中心C1から、切欠き部24の根元部までの長さL1は、以下に設定されている。一例として、図3(a)及び図4(a)に示すように、長さL1は、後述するクリップ60の軒棟方向における一端面60aから、舌片61,61に設けられた2つの挿通孔62,62のうち、当該一端部に近接する位置にある挿通孔62の中心C2までの長さL2と同一長さに設定されている。なお、クリップ60の舌片61,61の外表面61aは、クリップ60により連結される建材パネル50を野地板91にねじ締結する際の座面として機能する。
なお、ガイド部30として、当該ガイド部30の延在方向(上下方向)に直交する断面形状が、円弧形状の部材を例示している。しかしながら、ガイド部30は、断面形状が角形の部材や、U字形の部材であってもよい。
図3(b)は、ガイド部30’が断面形状がU字形の部材となる場合を例示している。図3(b)に示すように、この場合、突出片23’に設けられる切欠き部24’の幅W1’や、ガイド部30’の内部空間30a’の幅W2’は、長ねじ70の外径D3よりも大きく設定されている。なお、突出片23’に設けられる切欠き部24’の幅W1’や、ガイド部30’の内部空間30a’の幅W2’は、長ねじ70の外径D3よりも大きく設定されていればよく、ガイド部30’の内部空間30a’の幅W2’と同一幅であっても、異なる幅であってもよい。なお、図3(b)は、切欠き部24’の幅W1’と、ガイド部30’の内部空間30a’の幅W2’とが同一幅である場合を例示している。なお、この場合の長ねじ70の外径D3は、例えば図5に示す長ねじ70の胴部72の外径、又はねじ部73の外径のいずれか一方であることが好ましい。
図1及び図2に戻って説明すると、把持部40は、作業者により把持される部位である。把持部40は、把持筒41と、支持柱42,43と、を備えている。
把持筒41は、例えば、円筒形状の部材である。把持筒41の延在方向における長さは、例えば金属板21に固着される支持柱42,43の各々に跨って配置することができる長さに設定されている。
支持柱42,43は、把持筒41を下方から支持する部材である。支持柱42は、例えば、押し当て部20の金属板21の後端側で、且つ左右方向における金属板21の左端部に固着されている。また、支持柱43は、例えば、押し当て部20の金属板21の後端側で、且つ左右方向における金属板21の右端部に固着されている。なお、支持柱42,43の中心軸線方向における長さは、同一の長さであることが好ましい。すなわち、支持柱42,43に把持筒41を固着した状態では、当該把持筒41の延在方向は、水平方向に平行である。
ところで、支持柱42や支持柱43を押し当て部20の金属板21に固着する位置を、押し当て部20の金属板21の後端側としているが、必ずしも、押し当て部20の金属板21の後端側に固着する必要はない。
また、把持筒41が支持柱42,43に固着された状態では、把持筒41の延在方向は、例えば水平方向に平行であるとしている。しかしながら、作業者が把持筒41を把持しながら押し当て部20を建材パネル50に押し当てることができるのであれば、把持筒41の中心軸線方向は水平方向に平行である必要はない。
次に、本実施形態に示した締結用治具10を用いて、建材パネル50を野地板91(図5参照)に固定する場合の手順について説明する。例えば、建材パネル50は、野地板91に、軒棟方向及び桁方向に複数配置される。これら建材パネル50のうち、桁方向に隣り合う2枚の建材パネル50,50の外皮材51,51に設けた縦継手52のうち、近接する2つの縦継手52,52に設けた起立片53,53にクリップ60が取り付けられる。これにより、桁方向に隣り合う2枚の建材パネル50,50が連係される(図4参照)。
近接する2つの縦継手52,52に設けた起立片53,53にクリップ60が取り付けられた後、作業者は、締結用治具10の把持筒41を把持して、締結用治具10を隣り合う2枚の建材パネル50,50の外皮材51,51に押し当てる。このとき、図4(a)及び図4(b)に示すように、クリップ60又は締結用治具10の上面視において、突出片23が有する切欠き部24の円形部24aの中心C1が、クリップ60の挿通孔62の中心C2に一致するように、クリップ60に対する締結用治具10の位置が調整される。なお、切欠き部24の円形部24aの中心C1がクリップ60の挿通孔62の中心C2に一致した状態では、締結用治具10の押し当て部20の前端面20aは、クリップ60の一端面60aに当接される。
図5及び図6に示すように、作業者は、建材パネル50を固定する長ねじ70を、締結用治具10のガイド部30の上端部から内部空間30aに挿入する。ガイド部30の内部空間30aに挿入された長ねじ70はガイド部30に沿って移動する。このとき、長ねじ70の先端部は、ガイド部30の内部空間30a、切欠き部24の円形部24a及びクリップ60の舌片61に設けた挿通孔62の順で通過して、建材パネル50の外皮材51に突き当てられる(図8参照)。
作業者は、ポンチング処理を行う。ポンチング処理とは、例えば、ハンマーにより長ねじ70の頭部71を打撃して、例えば建材パネル50の外皮材51に目印を付ける処理である。なお、ポンチング処理は、省略してもよい。
ポンチング処理の後、作業者は、電動ドライバ80に装着されたビット81の先端を長ねじ70の頭部71に設けた差込み穴74に挿し込む。図7に示すように、作業者は、電動ドライバ80を建材パネル50に向けて(図7中F1方向に)押圧しながら、当該電動ドライバ80を駆動する。上述したように、ガイド部30の内部空間30aの内径D1は、長ねじ70の胴部72の外径D3よりも大きく設定されている。したがって、図8に示すように、電動ドライバ80が建材パネル50に向けて押圧されたときに、長ねじ70が例えばF2方向に倒れ込む可能性はある。しかしながら、長ねじ70は倒れ込む過程で、ガイド部30の上端面30bと、内周面30dとの稜線30eに当接した状態で保持される。したがって、長ねじ70が倒れ込む際の角度が抑制される。
なお、電動ドライバ80を建材パネル50に向けて押圧しながら、当該電動ドライバ80を駆動することで、長ねじ70が電動ドライバ80のビット81とともに回転する。長ねじ70の回転により、長ねじ70の先端部が建材パネル50の外皮材51を貫通して、建材パネル50の芯材(断熱材)54に入り込む。そして、作業者は、電動ドライバ80の駆動により長ねじ70を所定量締め付けた時点で、一端、電動ドライバ80の駆動を停止する(図9参照)。このとき、長ねじ70に取り付けられたゴムワッシャ75の下端面は、ガイド部30の上端部に当接していない。この状態で、作業者は、締結用治具10を図9中F3方向に移動させる。締結用治具10を図9中F3方向に移動させることで、長ねじ70は、スリット31を介してガイド部30の内部空間30aの外部に退避する。すなわち、締結用治具10が、長ねじ70から取り外される。
その後、図10に示すように、作業者は、電動ドライバ80に装着されたビット81の先端を長ねじ70の頭部71に設けた差込み穴74に挿し込んで、電動ドライバ80を建材パネル50に向けて(図10F1方向に)押圧しながら、当該電動ドライバ80を駆動する。その結果、長ねじ70の頭部71が、クリップ60の舌片61の外表面61aに当接されるまで、長ねじ70が締め付けられる。これにより、建材パネル50が野地板91にねじ締結される。このとき、長ねじ70は、所定量、建材パネル50に締め込まれている。したがって、電動ドライバ80の使用時に、長ねじ70の締め込み方向(長ねじ70の延在方向)に交差する方向の押圧力が長ねじ70に加わっても、長ねじ70は、締結用治具10を用いて長ねじ70を締め付けたときと同一の方向に沿って締め込まれる。図11に示すように、電動ドライバ80により締め込まれた長ねじ70の先端は、野地板91を貫通して、当該野地板91を支持する垂木92に螺合される。ここで、図11は、座面であるクリップ60の舌片61の外表面61aに直交する方向に長ねじ70が締め付けられた場合を示している。このように、本実施形態に示した締結用治具10を用いて長ねじ70を締め付ける作業を行うことで、当該作業時における長ねじ70の倒れ込みを防止することができる。
本実施形態では、締結用治具10の平面視において、金属板の形状を矩形状としている。しかしながら、締結用治具10を構成するガイド部30の延在方向を、ねじ締結するときの座面に対して直交する方向に保持できるのであれば、金属板の形状は矩形状に限定されるものではない。すなわち、押し当て部を構成する金属板の形状を、例えばホームベース形状、後端部から前端部に向けて切り欠かれたU字形状など、適宜の形状とすることが可能である。
本実施形態では、押し当て部20の前端部の中央から前方に突出する突出片23の構成について例示しているが、突出片23が設けられる位置は、押し当て部20の前端部の中央に限定されるものではない。
本実施形態では、押し当て部20を構成する金属板21の前端部の中央から前方に突出する突出片23を設けるとともに、当該突出片23の上面にガイド部30を固着した締結用治具10を開示している。しかしながら、突出片23の構成は必ずしも必要ではない。すなわち、図12に示すように、締結用治具100は、本実施形態と同様に、押し当て部120、ガイド部130及び把持部140を有する。押し当て部120は、金属板121と、当該金属板121の底面に固着される滑り防止部材122とから構成する。また、押し当て部120の前端部中央に切欠き部123を設ける。なお、切欠き部123の形状は、切欠き部24の形状と同一形状である。ガイド部130や把持部140は、本実施形態に示す締結用治具10のガイド部30及び把持部40と同一構成である。そして、ガイド部130は、内部空間130aが切欠き部123に連通するように、押し当て部120の金属板121の上方に突出するように固着されている。このような締結用治具100を用いて、建材パネル50を野地板91にねじ締結することができる。
なお、ガイド部130を、押し当て部120の前端部中央に固着した場合を例示しているが、ガイド部130を固着する位置は、押し当て部120の前端部中央に限定されるものではない。
本実施形態では、押し当て部20の金属板21から前方に突出する突出片23の上面にガイド部30を固着する、又は、押し当て部120の金属板121の前端部にガイド部130を固着している。しかしながら、連結アームなどの連結部材を利用して、押し当て部とガイド部とを連結して、当該ガイド部を押し当て部に固着するようにしてもよい。
本実施形態では、建材パネルを野地板91にねじ締結する際に用いられる締結用治具について説明している。しかしながら、建材パネルを野地板91に長ねじを用いて固定するのではなく、釘を用いて固定する場合にも、本実施形態の締結用治具を用いることが可能である。
また、本実施形態に示す締結用治具は、建材パネルを野地板91にねじ締結する際に用いる締結用治具としているが、ねじ締結する部材は、建材パネルに限定されるものではない。
本実施形態では、ガイド部の形状を円筒形状としているが、長ねじの挿入方向を案内できれば、円筒形状に限定する必要はなく、三角筒、四角筒などの角筒形状であってもよい。
<効果のまとめ>
本実施形態の締結用治具10は、建材パネル50を野地板91に長ねじ70を用いて締結する際に用いる締結用治具10であって、建材パネル50を野地板91に締結する際に当該建材パネル50の外表面に押し当てられる押し当て部20と、押し当て部20を建材パネル50の外表面に押し当てる際に、作業者に把持される把持部40と、建材パネル50の外表面に交差する方向を延在方向とするとともに、当該延在方向における両端部が開口された内部空間30aを有し、延在方向における一端部から内部空間30aに挿入された長ねじ70を建材パネル50に向けて案内するガイド部30と、を備え、ガイド部30は、ガイド部30の延在方向における一端部から他端部に亘って、ガイド部30の延在方向に沿って延在するとともに、押し当て部20をガイド部30の延在方向と交差する方向へ移動させたときに、内部空間30aに挿入された長ねじ70をガイド部30の内部空間30aから外部へと退避させるスリット31を有していることを特徴としている。
これによれば、電動ドライバ80などの工具を用いて建材パネル50を野地板91にねじ締結する作業において、電動ドリルを用いて下孔を加工する作業を行わなくても、長ねじ70の倒れ込みを抑制することができる。また、下孔を加工する作業を行う必要がなくなるため、屋根を葺き上げる作業における作業効率を向上させることが可能となる。
10,100 締結用治具
20,120 押し当て部
23 突出片
24,123 切欠き部
30,130 ガイド部
30a,130a 内部空間
31,131スリット
40,140 把持部
50 建材パネル
70 長ねじ
91 野地板

Claims (4)

  1. 一の部材を他の部材に締結具を用いて締結する際に用いる締結用治具であって、
    前記一の部材を前記他の部材に締結する際に当該一の部材の外表面に押し当てられる押し当て部と、
    前記押し当て部を前記一の部材の外表面に押し当てる際に、作業者に把持される把持部と、
    前記一の部材の外表面に交差する方向を延在方向とするとともに、当該延在方向における両端部が開口された内部空間を有し、前記延在方向における一端部から前記内部空間に挿入された前記締結具を前記一方の部材に向けて案内するガイド部と、
    を備え、
    前記ガイド部は、当該ガイド部の前記延在方向における一端部から他端部に亘って、前記ガイド部の前記延在方向に沿って延在するとともに、前記押し当て部を前記ガイド部の前記延在方向と交差する方向へ移動させたときに、前記内部空間に挿入された締結具を前記ガイド部の内部空間から外部へと退避させる空隙を有し、
    前記押し当て部は、第1方向及び当該第1方向に直交する第2方向に複数配置した前記一の部材のうち、前記第1方向に隣接する一の部材を連係するクリップの前記第2方向における一端部に当接される端面と、前記端面から前記第2方向に突出するとともに、円形部と直線部とから構成された切欠き部を先端部に備えた突出片と、を有し、
    前記ガイド部は、前記内部空間が前記円形部に、前記空隙が前記直線部に各々連なる状態で、前記ガイド部の延在方向における他端部が前記突出片に固着され、
    前記押し当て部の平面視において、前記押し当て部の端面から前記突出片の前記円形部の中心までの前記第2方向における距離は、前記クリップの一端部から当該クリップの舌片に設けた挿通孔の中心までの前記第2方向における距離と同一距離であることを特徴とする締結用治具。
  2. 前記ガイド部は、前記押し当て部が前記一の部材の外表面に押し当てられたときに、前記ガイド部の前記延在方向が前記一の部材の外表面に直交した状態となるように、前記押し当て部に固着されていることを特徴とする請求項1に記載の締結用治具。
  3. 前記ガイド部は、当該ガイド部の前記延在方向に直交する断面形状が円弧形、角形又はU字形の部材であることと特徴とする請求項1に記載の締結用治具。
  4. 前記締結具は、ねじであり、
    前記空隙の幅は、前記ねじの外径よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の締結用治具。
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