概要
(1)ヒトGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のいずれかに示されるVH領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(VH)領域;および(ii)SEQ ID NO:22、24,2 6、28、30、32または34のいずれかに示されるVL領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)少なくとも125アミノ酸長のスペーサー;(3)膜貫通ドメイン;ならびに(4)細胞内シグナル伝達領域を含む、キメラ抗原受容体が本明細書において提供される。
また、(1)ヒトGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のうちのいずれか1つから選択されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含む、重鎖可変部(VH);および(ii)SEQ ID NO:22、24,2 6、28、30、32または34のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)少なくとも125アミノ酸長のスペーサー;(3)膜貫通ドメイン;ならびに(4)細胞内シグナル伝達領域を含む、キメラ抗原受容体が提供される。
また、(1)ヒトGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)SEQ ID NO:75、78、80、82、90、93、95、97、105、108、110、112、120、123、125、127、135、138、140、142、135、152、162、165、167または169のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:76、79、81、83、91、94、96、98、106、109、111、113、121、124、126、128、136、139、141、143、150、153、154、155、163、166、169または170のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);および(c) SEQ ID NO:77、84、92、99、107、114、133、129、137、144、151、156、164または171のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変部(VH);ならびに(ii)SEQ ID NO:85、88、100、103、115、118、130、133、145、148、157、160、172または174のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:86、89、101、104、116、119、131、134、146、149、158または161のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);および(c) SEQ ID NO:87、102、117、132、147、159、173、175または297のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)少なくとも125アミノ酸長のスペーサー;(3)膜貫通ドメイン;ならびに(4)細胞内シグナル伝達領域を含む、キメラ抗原受容体が提供される。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、キメラ抗原受容体の細胞外抗原結合ドメインは、(i)SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のいずれかに示されるVH領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(VH)部;および(ii)SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32または34のいずれかに示されるVL領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーは、125もしくは約125~300もしくは約300アミノ酸長、125もしくは約125~250もしくは約250アミノ酸長、125もしくは約125~230もしくは約230アミノ酸長、125もしくは約125~200もしくは約200アミノ酸長、125もしくは約125~180もしくは約180アミノ酸長、125もしくは約125~150もしくは約150アミノ酸長、150もしくは約150~300もしくは約300アミノ酸長、150もしくは約150~250もしくは約250アミノ酸長、150もしくは約150~230もしくは約230アミノ酸長、150もしくは約150~200もしくは約200アミノ酸長、150もしくは約150~180もしくは約180アミノ酸長、180もしくは約180~300もしくは約300アミノ酸長、180もしくは約180~250もしくは約250アミノ酸長、180もしくは約180~230もしくは約230アミノ酸長、180もしくは約180~200もしくは約200アミノ酸長、200もしくは約200~300もしくは約300アミノ酸長、200もしくは約200~250もしくは約250アミノ酸長、200もしくは約200~230もしくは約230アミノ酸長、230もしくは約230~300もしくは約300アミノ酸長、230もしくは約230~250もしくは約250アミノ酸長、または250もしくは約250~300もしくは約300アミノ酸長の長さを有する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーは、少なくとも130もしくは少なくとも約130アミノ酸長または130もしくは約130アミノ酸長である、少なくとも140もしくは少なくとも約140アミノ酸長または140もしくは約140アミノ酸長である、少なくとも150もしくは少なくとも約150アミノ酸長または150もしくは約150アミノ酸長である、少なくとも160もしくは少なくとも約160アミノ酸長または160もしくは約160アミノ酸長である、少なくとも170もしくは少なくとも約170アミノ酸長または170もしくは約170アミノ酸長である、少なくとも180もしくは少なくとも約180アミノ酸長または180もしくは約180アミノ酸長である、少なくとも190もしくは少なくとも約190アミノ酸長または190もしくは約190アミノ酸長である、少なくとも200もしくは少なくとも約200アミノ酸長または200もしくは約200アミノ酸長である、少なくとも210もしくは少なくとも約210アミノ酸長または210もしくは約210アミノ酸長である、少なくとも220もしくは少なくとも約220アミノ酸長または220もしくは約220アミノ酸長である、少なくとも221もしくは少なくとも約221アミノ酸長または221もしくは約221アミノ酸長である、少なくとも222もしくは少なくとも約222アミノ酸長または222もしくは約222アミノ酸長である、少なくとも223もしくは少なくとも約223アミノ酸長または223もしくは約223アミノ酸長である、少なくとも224もしくは少なくとも約224アミノ酸長または224もしくは約224アミノ酸長である、少なくとも225もしくは少なくとも約225アミノ酸長または225もしくは約225アミノ酸長である、少なくとも226もしくは少なくとも約226アミノ酸長または226もしくは約226アミノ酸長である、少なくとも227もしくは少なくとも約227アミノ酸長または227もしくは約227アミノ酸長である、少なくとも228もしくは少なくとも約228アミノ酸長または228もしくは約228アミノ酸長である、あるいは少なくとも229もしくは少なくとも約229アミノ酸長、または229もしくは約229アミノ酸長であるか、あるいは前記のもののいずれかの間の長さを有する。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーは免疫グロブリンに由来する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーは、ヒンジ領域、CH2領域、およびCH3領域の配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、ヒンジ、CH2、およびCH3のうちの1つまたは複数は、全部または一部が、IgG4またはIgG2、任意でヒトIgG4またはヒトIgG2に由来する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、ヒンジ、CH2、およびCH3はIgG4に由来する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、ヒンジ、CH2、およびCH3のうちの1つまたは複数はキメラであり、IgG4およびIgG2に由来する配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーは、IgG4/2キメラヒンジ、またはヒトIgG4と比べて少なくとも1つのアミノ酸の置換を含む改変IgG4、IgG2/4キメラCH2、およびIgG4 CH3領域を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーは、(i)SEQ ID NO:17に示される配列;(ii)SEQ ID NO:17に対して少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するSEQ ID NO:17の機能性バリアント;あるいは(iii)少なくとも125アミノ酸長である(i)または(ii)の連続部分であるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーは、SEQ ID NO:17に示される配列であるか、またはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーは、SEQ ID NO:48に示される(また、SEQ ID NO:74に示される)ヌクレオチド配列によってコードされる配列であるか、またはそれを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:21および22に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:21および22に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:23および24に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:23および24に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:25および26に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:25および26に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:27および28に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:29および30に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:29および30に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:31および32に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:31および32に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;またはVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:33および34に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:33および34に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域は、それぞれSEQ ID NO:80、81および77のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:85、86および87のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:82、83および84のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:88、89および87のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:95、96、92のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:100、101および102のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:97、98および99のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:103、104および102のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:110、111および107のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:115、116および117のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:112、113および114のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:118、119および117のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:127、128および129のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:133、134および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:140、141および137のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:145、146および147のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:142、143および144のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:148、149および147のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:140、154および151のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:157、158および159のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:142、155および156のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:160、161および159のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:167、168および164のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:172、86、173のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:169、170および171のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:174、89および175のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;またはVH領域は、それぞれSEQ ID NO:169、170および171のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:174、89および297のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:21および22に示されるアミノ酸配列を含むか;VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:23および24に示されるアミノ酸配列を含むか;VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:25および26に示されるアミノ酸配列を含むか;VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列を含むか;VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:29および30に示されるアミノ酸配列を含むか;VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:31および32に示されるアミノ酸配列を含むか;またはVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:33および34に示されるアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:21および22に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:21および22に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:23および24に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:23および24に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:27および28に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;またはVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:31および32に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:31および32に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域は、それぞれSEQ ID NO:80、81および77のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:85、86および87のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:82、83および84のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:88、89および87のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:95、96、92のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:100、101および102のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:97、98および99のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:103、104および102のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:127、128および129のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:133、134および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:140、154および151のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:157、158および159のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;またはVH領域は、それぞれSEQ ID NO:142、155および156のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:160、161および159のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:21および22に示されるアミノ酸配列を含むか;VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:23および24に示されるアミノ酸配列を含むか;VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列を含むか;またはVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:31および32に示されるアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞外抗原結合ドメインは、マウスGPRC5Dに対して交差反応性であるかもしくはマウスGPRC5Dに結合し、かつ/またはカニクイザルGPRC5Dに対して交差反応性であるかもしくはカニクイザルGPRC5Dに結合する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞外抗原結合ドメインは、マウスGPRC5Dに対してもカニクイザルGPRC5Dに対しても交差反応性でないか、あるいはマウスGPRC5DにもカニクイザルGPRC5Dにも結合しない。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:27および28に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、キメラ抗原受容体は、SEQ ID NO:27に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含む、重鎖可変部(VH);ならびにSEQ ID NO:28に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む軽鎖可変(VL)領域を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域は、それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域は、それぞれSEQ ID NO:127、128および129のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:133、134および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域は、それぞれSEQ ID NO:120、121および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域は、それぞれSEQ ID NO:123、124および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞外抗原結合ドメインは単鎖抗体断片である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該断片は単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域およびVL領域はフレキシブルリンカーによって連結される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域およびVL領域は、アミノ酸配列
を含むリンカーによって連結される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域およびVL領域はフレキシブルリンカーによって連結される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域およびVL領域は、アミノ酸配列
を含むリンカーによって連結される。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域はVL領域に対してアミノ末端側にある。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:1、3、5、7、9、11または13のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:1、3、5、7、9、11または13のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:1、3、5、7、9、11または13のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:1、3、7または11のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:1、3、7または11のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:1、3、7または11のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:7に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:7に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、抗原結合ドメインはSEQ ID NO:7に示されるアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域はVL領域に対してカルボキシ末端側にある。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:2、4、6、8、10、12または14のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:2、4、6、8、10、12または14のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:2、4、6、8、10、12または14のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:2、4、8または12のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:2、4、8または12のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:2、4、8または12のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、抗原結合ドメインはSEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:264に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞内シグナル伝達領域は細胞内細胞質シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞内シグナル伝達ドメインは、T細胞において一次活性化シグナルを誘導することができ、T細胞受容体(TCR)の構成要素であり、かつ/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞内シグナル伝達ドメインは、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分のゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞内シグナル伝達ドメインは、ヒト細胞内シグナル伝達ドメインであるか、またはヒトタンパク質に由来する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞内シグナル伝達ドメインは、SEQ ID NO:20に示される配列、またはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞内シグナル伝達領域は共刺激シグナル伝達領域をさらに含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、共刺激シグナル伝達領域は、T細胞共刺激分子またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、共刺激シグナル伝達領域は、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、共刺激シグナル伝達領域は、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、共刺激シグナル伝達領域は、ヒト共刺激シグナル伝達領域であるか、またはヒトタンパク質に由来する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、共刺激シグナル伝達領域は、CD28の細胞内シグナル伝達ドメイン、例えばヒトCD28の細胞内シグナル伝達ドメインを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、共刺激シグナル伝達領域は、SEQ ID NO:46に示される配列、またはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、共刺激シグナル伝達領域は4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、共刺激シグナル伝達領域はSEQ ID NO:19に示される配列、またはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、共刺激シグナル伝達領域は膜貫通ドメインと細胞内シグナル伝達領域の間にある。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、膜貫通ドメインは、CD4、CD28、もしくはCD8に由来する膜貫通ドメインであるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、膜貫通ドメインは、CD28に由来する膜貫通ドメインであるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、膜貫通ドメインは、ヒト膜貫通ドメインであるか、またはヒトタンパク質に由来する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、膜貫通ドメインはSEQ ID NO:18に示される配列、またはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む。
また、(1)ヒトGタンパク質共役受容体(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)SEQ ID NO:27に示されるVH領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変部(VH);および(ii)SEQ ID NO:28のいずれかに示されるVL領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)SEQ ID NO:17に示されるスペーサー;(3)ヒトCD28に由来する膜貫通ドメイン;ならびに(4)CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖のゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインおよびT細胞共刺激分子の細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含む、キメラ抗原受容体が提供される。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域は、SEQ ID NO:27に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、SEQ ID NO:28に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;またはVH領域は、それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:127、128および129のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:133、134および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;VH領域は、それぞれSEQ ID NO:120、121および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;またはVH領域は、それぞれSEQ ID NO:123、124および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、VH領域は、SEQ ID NO:27に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、SEQ ID NO:28に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;またはVH領域は、それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつVL領域は、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
また、(1)ヒトGタンパク質共役受容体(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、SEQ ID NO:27に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含む、重鎖可変(VH)領域;ならびにSEQ ID NO:28に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む軽鎖可変(VL)領域;あるいはそれぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むVL領域;それぞれSEQ ID NO:127、128および129のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:133、134および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むVL領域;それぞれSEQ ID NO:120、121および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むVL領域;またはそれぞれSEQ ID NO:123、124および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むVL領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)SEQ ID NO:17に示されるスペーサー;(3)ヒトCD28に由来する膜貫通ドメイン;ならびに(4)ヒトCD3-ゼータ(CD3ζ)鎖のゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインおよびヒトCD28またはヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含むキメラ抗原受容体が提供される。
また、(1)ヒトGタンパク質共役受容体(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、SEQ ID NO:27に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含む、重鎖可変(VH)領域;ならびにSEQ ID NO:28に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む軽鎖可変(VL)領域;またはそれぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むVL領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)SEQ ID NO:17に示されるスペーサー;(3)ヒトCD28に由来する膜貫通ドメイン;ならびに(4)ヒトCD3-ゼータ(CD3ζ)鎖のゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインおよびヒトCD28の細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含むキメラ抗原受容体が提供される。また、(1)ヒトGタンパク質共役受容体(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、SEQ ID NO:27に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含む、重鎖可変(VH)領域;ならびにSEQ ID NO:28に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む軽鎖可変(VL)領域;またはそれぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むVL領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)SEQ ID NO:17に示されるスペーサー;(3)ヒトCD28に由来する膜貫通ドメイン;ならびに(4)ヒトCD3-ゼータ(CD3ζ)鎖のゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインおよびヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含むキメラ抗原受容体が提供される。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞外抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:27に示されるVH領域アミノ酸配列およびSEQ ID NO:28に示されるVL領域アミノ酸配列を含み;かつ/または提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞外抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:7もしくはSEQ ID NO:8に示されるscFvを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞外抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:27に示されるVH領域アミノ酸配列およびSEQ ID NO:28に示されるVL領域アミノ酸配列を含み;かつ細胞外抗原結合ドメインはSEQ ID NO:7に示されるscFvを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞外抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:27に示されるVH領域アミノ酸配列およびSEQ ID NO:28に示されるVL領域アミノ酸配列を含み;かつ細胞外抗原結合ドメインはSEQ ID NO:8に示されるscFvを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、膜貫通ドメインは、SEQ ID NO:18に示される配列、またはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、膜貫通ドメインは、SEQ ID NO:18に示される配列であるか、またはそれを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞内シグナル伝達領域は、SEQ ID NO:20に示される配列、またはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列およびSEQ ID NO:46に示される配列、またはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞内シグナル伝達領域は、SEQ ID NO:20に示される配列とSEQ ID NO:46に示される配列であるか、またはそれらを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞内シグナル伝達領域は、SEQ ID NO:20に示される配列、またはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列およびSEQ ID NO:19に示される配列、またはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞内シグナル伝達領域は、SEQ ID NO:20に示される配列とSEQ ID NO:19に示される配列であるか、あるいはそれらを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、キメラ抗原受容体は、そのN末端からC末端に向かって順に、抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む。
また、本明細書において提供されるいずれかのキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドが提供される。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーをコードする核酸は、少なくとも1つの改変されたスプライスドナー部位および/または改変されたスプライスアクセプター部位を含み、該改変されたスプライスドナー部位および/または改変されたスプライスアクセプター部位が、SEQ ID NO:73に示される配列に含まれる参照スプライスドナー部位および/または参照スプライスアクセプター部位に対応する1つまたは複数のヌクレオチド改変を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該1つまたは複数のヌクレオチド改変はアミノ酸置換を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、参照スプライスドナー部位および/または参照スプライスアクセプター部位は典型的スプライス部位、非典型的スプライス部位または隠れたスプライス部位である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、参照スプライスドナーおよび/または参照スプライスアクセプター部位は、少なくとも0.4もしくは約0.4、少なくとも0.5もしくは約0.5、少なくとも0.6もしくは約0.6、少なくとも0.70もしくは約0.70、少なくとも0.75もしくは約0.75、少なくとも0.80もしくは約0.80、少なくとも0.85もしくは約0.85、少なくとも0.90もしくは約0.90、少なくとも0.95もしくは約0.95、少なくとも0.99もしくは約0.99あるいは少なくとも1.0もしくは約1.0のスプライス部位予測スコアを有し;かつ/あるいは参照スプライスドナーおよび/または参照スプライスアクセプター部位は、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%もしくは少なくとも100%の確率でスプライス事象に関与すると予測される。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、参照スプライスドナー部位は、配列
を含み;かつ/または参照スプライスアクセプター部位は、配列
を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、参照スプライスドナーおよび/または参照スプライスアクセプター部位は、少なくとも0.70もしくは約0.70、少なくとも0.75もしくは約0.75、少なくとも0.80もしくは約0.80、少なくとも0.85もしくは約0.85、少なくとも0.90もしくは約0.90、少なくとも0.95もしくは約0.95、少なくとも0.99もしくは約0.99、または少なくとも1.0もしくは約1.0のスプライス部位予測スコアを有し;かつ/あるいは提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、参照スプライスドナーおよび/または参照スプライスアクセプター部位は、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、または少なくとも100%の確率でスプライス事象に関与すると予測される。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、参照スプライスドナー部位は、配列
を含み;かつ/または参照スプライスアクセプター部位は、配列
を含む
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該1つまたは複数のヌクレオチド改変のうちの少なくとも1つは、参照スプライスアクセプターおよび/または参照スプライスドナー部位のスプライス部位接合部の1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個の残基内に存在している。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該1つまたは複数のヌクレオチド改変は、サイレントであり、かつ/またはSEQ ID NO:73と比べて縮重コドンをもたらし、かつ/またはコードするスペーサーのアミノ酸配列を変えない。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、改変されたスプライスドナー部位は
に示されており;かつ/または改変されたスプライスアクセプター部位は
に示されている。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、改変されたスプライスドナー部位は
に示されており、かつ/または改変されたアクセプター部位は
に示されている。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーは、SEQ ID NO:74に示される(また、SEQ ID NO:48に示される)ヌクレオチド配列またはその一部分によってコードされる。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーは、SEQ ID NO:73に示されるヌクレオチド配列またはその一部分によってコードされる。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーは、SEQ ID NO:74に示されるヌクレオチド配列またはその一部分によってコードされる。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーは、SEQ ID NO:283に示されるヌクレオチド配列またはその一部分によってコードされる。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーは、SEQ ID NO:284に示されるヌクレオチド配列またはその一部分によってコードされる。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、スペーサーは、SEQ ID NO:305に示されるヌクレオチド配列またはその一部分によってコードされる。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞における当該ポリヌクレオチドの発現時に、当該ポリヌクレオチドから転写されたRNA、任意でメッセンジャーRNA(mRNA)は、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、または少なくとも95%のRNA均一性を示す。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞における発現時に、ポリヌクレオチドから転写されたRNA、任意でメッセンジャーRNA(mRNA)は、参照ポリヌクレオチドから転写されたmRNAの不均一性と比べて低下した不均一性を示し、ここで、当該参照ポリヌクレオチドは、前記ポリヌクレオチドと同じアミノ酸配列をコードするが、スペーサーをコードする核酸における1つもしくは複数のスプライスドナー部位および/または1つもしくは複数のスプライスアクセプター部位の存在の点で前記ポリヌクレオチドと異なり、かつ/または前記ポリヌクレオチドと比べて1つもしくは複数のヌクレオチド改変を含み、かつ/またはSEQ ID NO:73に示されるスペーサーを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、RNA不均一性は、10%よりもしくは約10%より大きく、15%よりもしくは約15%より大きく、20%よりもしくは約20%より大きく、25%よりもしくは約25%より大きく、30%よりもしくは約30%より大きく、40%よりもしくは約40%より大きく、50%よりもしくは約50%より大きく、またはそれより大きく低下している。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、参照ポリヌクレオチドから転写されたRNA、任意でメッセンジャーRNA(mRNA)は、10%よりもしくは約10%より大きい、15%よりもしくは約15%より大きい、20%よりもしくは約20%より大きい、25%よりもしくは約25%より大きい、30%よりもしくは約30%より大きい、40%よりもしくは約40%より大きい、50%よりもしくは約50%より大きい、またはそれより大きいRNA不均一性を示す。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、RNA均一性および/またはRNA不均一性は、アガロースゲル電気泳動、チップベースのキャピラリー電気泳動、分析用超遠心分離、フィールドフローフラクショネーション、または液体クロマトグラフィーによって調べられる。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該ポリヌクレオチドはヒト細胞における発現のためにコドンが最適化されている。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、キメラ受容体は第1のキメラ受容体であり、当該ポリヌクレオチドは、第2のキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチド配列をさらに含む。したがって、GPRC5Dを標的とする第1のキメラ受容体、例えば本明細書において提供されるようないずれかのものと、第2のキメラ受容体とをコードするポリヌクレオチドもまた本明細書において提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のキメラ受容体および第2のキメラ受容体は1つまたは複数のマルチシストロン性エレメントによって隔てられている。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該1つまたは複数のマルチシストロン性エレメントは、リボソームスキップ配列であるか、またはそれを含む。いくつかの態様において、リボソームスキップ配列は、T2A、P2A、E2A、またはF2Aエレメントである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該1つまたは複数のマルチシストロン性エレメントは、SEQ ID NO:37に示されるアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該1つまたは複数のマルチシストロン性エレメントは、SEQ ID NO:44、45および319の中から選択されるヌクレオチド配列によってコードされる。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該1つまたは複数のマルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列は、コドン相違型である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該マルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列は、SEQ ID NO:319に示される配列であるか、またはそれを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のキメラ受容体は、多発性骨髄腫上で発現されるかもしくは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原、例えばGPRC5D以外のものに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARは、第2の抗原に結合する細胞外抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2の抗原は、B細胞成熟抗原(BCMA)、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACIまたはFcRH5から選択される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2の抗原はBCMAである。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARは、(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)SEQ ID NO:189、191、193、195または197のいずれかに示されるVH領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変部(VH);および(ii)SEQ ID NO:190、192、194、196、または198のいずれかに示されるVL領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)スペーサー;(3)膜貫通;ならびに(4)細胞内シグナル伝達領域を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARのVH領域は、SEQ ID NO:189、191、193、195または197のいずれかに示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み;VL領域は、SEQ ID NO:190、192、194、196、または198のいずれかに示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARは、(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)SEQ ID NO:197に示されるVH領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変部(VH);および(ii)SEQ ID NO:198のいずれかに示されるVL領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)スペーサー;(3)膜貫通ドメイン;ならびに(4)細胞内シグナル伝達領域を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARは、(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)SEQ ID NO:197に示されるVH領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変部(VH);および(ii)SEQ ID NO:198のいずれかに示されるVL領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)SEQ ID NO:17に示されるスペーサー;(3)ヒトCD28に由来する膜貫通ドメイン;ならびに(4)ヒトCD3-ゼータ(CD3ζ)鎖のゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインおよびヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARのVH領域は、SEQ ID NO:197のいずれかに示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み;VL領域は、SEQ ID NO:198のいずれかに示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARは、SEQ ID NO:251に示されるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARはSEQ ID NO:246に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARは、(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)SEQ ID NO:199、202、206、209、212または215のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:200、203、207、210、213または216のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);および(c) SEQ ID NO:201、204、205、208、211、214または217のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変部(VH);および(ii)SEQ ID NO:218、221、224、227、230、233または235のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:219、222、225、228、231、234または236のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);および(c) SEQ ID NO:220、223、226、229または232のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)スペーサー;(3)膜貫通ドメイン;ならびに(4)細胞内シグナル伝達領域を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:199、200および201のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:221、222および223のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:199、200、205のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:206、207、208のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:212、213および214のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:233、234および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む;第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む;第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む;第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含むか;または第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列を含むか;第2のCARのVH領域およびVL領域は、SEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列を含むか;第2のCARのVH領域およびVL領域は、SEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列を含むか;第2のCARのVH領域およびVL領域は、SEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列を含むか;または第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの細胞外抗原結合ドメインは単鎖抗体断片である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる断片は、単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARのVH領域およびVL領域はフレキシブルリンカーによって連結される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARのscFvは、アミノ酸配列
を含むリンカーを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARのscFvは、アミノ酸配列
を含むリンカーを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCAR内でVH領域はVL領域に対してアミノ末端側にある。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCAR内でVH領域はVL領域に対してカルボキシ末端側にある。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:227、238、239、240または241のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:227、238、239、240または241のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:227、238、239、240または241のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの抗原結合ドメインはSEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/または第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/または第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/または第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/または第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/または第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/または第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの膜貫通ドメインは、CD4、CD28、もしくはCD8に由来する膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD28、またはヒトCD8に由来する膜貫通ドメインであるか、あるいはそれを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの膜貫通ドメインは、ヒトCD28に由来する膜貫通ドメインであるか、またはそれを含み、かつ/あるいはSEQ ID NO:18に示される配列、またはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの膜貫通ドメインは、SEQ ID NO:18に示される配列であるか、またはそれを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの細胞内シグナル伝達領域は細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの細胞内シグナル伝達ドメインは、T細胞において一次活性化シグナルを誘導することができ、T細胞受容体(TCR)の構成要素であり、かつ/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの細胞内シグナル伝達ドメインは、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分のゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD3ゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの細胞内シグナル伝達領域は、SEQ ID NO:20に示される配列、またはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの細胞内シグナル伝達領域は共刺激シグナル伝達領域をさらに含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの共刺激シグナル伝達領域はT細胞共刺激分子またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のキメラ抗原受容体と第2のキメラ抗原受容体の少なくとも一方は、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、ヒトCD28の細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいはSEQ ID NO:46に示される配列、あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、ヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいはSEQ ID NO:19に示される配列、あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のキメラ抗原受容体は、そのN末端からC末端に向かって順に、抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のキメラ抗原受容体をコードするポリヌクレオチド配列と第2のキメラ抗原受容体をコードするポリヌクレオチド配列のうちの少なくとも一方は、コドン相違型である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のキメラ抗原受容体をコードするポリヌクレオチド配列と第2のキメラ抗原受容体をコードするポリヌクレオチド配列は、約30個以下、約20個以下、または約10個以下の連続塩基対の配列相同性を有する。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、CARをコードするヌクレオチド配列は、当該ポリヌクレオチドが導入された細胞で発現されるときのコードされる当該CARの発現を制御するためのプロモーターに機能的に連結され、任意で当該プロモーターは異種プロモーターであり、任意で当該異種プロモーターはヒト伸長因子1アルファ(EF1α)プロモーターもしくはMNDプロモーターまたはその変異体であるか、あるいはそれを含む。
当該ポリヌクレオチドが2種類のCARをコードする場合の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のCARをコードするヌクレオチド配列は、当該ポリヌクレオチドが導入された細胞で発現されるときの第1のCARの発現を制御するための第1のプロモーターに機能的に連結され、第2のCARをコードするヌクレオチド配列は、当該ポリヌクレオチドが導入された細胞で発現されるときの第2のCARの発現を制御するための第2のプロモーターに機能的に連結される。いくつかの態様において、第1のプロモーターと第2のプロモーターは独立して異種プロモーターであり、例えばこのとき、当該異種プロモーターはヒト伸長因子1アルファ(EF1α)プロモーターもしくはMNDプロモーターまたはその変異体であるか、あるいはそれを含む。かかる態様のいくつかにおいて、第1のプロモーターと第2のプロモーターは同じである。かかる態様のいくつかにおいて、第1のプロモーターと第2のプロモーターは異なっている。
また、提供されるいずれかのポリヌクレオチドを含むベクターが提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、ベクターはウイルスベクターである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、ウイルスベクターはレンチウイルスベクターまたはレトロウイルスベクターである。
また、本明細書において提供されるいずれかのキメラ抗原受容体を含む改変細胞が提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、改変細胞は本明細書において提供されるキメラ抗原受容体を含み、第2のキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドをさらに含む。
また、本明細書において提供されるいずれかのポリヌクレオチドを含む改変細胞が提供される。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される細胞の第2のキメラ受容体は、多発性骨髄腫上で発現するかまたは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARは、第2の抗原に結合する細胞外抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む。かかる態様のいずれかのいくつかにおいて、第2の抗原は、B細胞成熟抗原(BCMA)、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACIまたはFcRH5から選択される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2の抗原はBCMAである。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARは、(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)SEQ ID NO:189、191、193、195または197のいずれかに示されるVH領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変部(VH);および(ii)SEQ ID NO:190、192、194、196、または198のいずれかに示されるVL領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)スペーサー;(3)膜貫通;ならびに(4)細胞内シグナル伝達領域を含む。かかる態様のいくつかにおいて、VH領域は、SEQ ID NO:189、191、193、195または197のいずれかに示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み;VL領域は、SEQ ID NO:190、192、194、196、または198のいずれかに示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARは、(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)SEQ ID NO:199、202、206、209、212または215のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:200、203、207、210、213または216のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);および(c) SEQ ID NO:201、204、205、208、211、214または217のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変部(VH);および(ii)SEQ ID NO:218、221、224、227、230、233または235のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:219、222、225、228、231、234または236のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);および(c) SEQ ID NO:220、223、226、229または232のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)スペーサー;(3)膜貫通ドメイン;ならびに(4)細胞内シグナル伝達領域を含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:199、200および201のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:221、222および223のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:199、200、205のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:206、207、208のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:212、213および214のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:233、234および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む;第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む;第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む;第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含むか;または第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列を含むか;第2のCARのVH領域およびVL領域は、SEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列を含むか;第2のCARのVH領域およびVL領域は、SEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列を含むか;第2のCARのVH領域およびVL領域は、SEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列を含むか;または第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの細胞外抗原結合ドメインは単鎖抗体断片である。かかる態様のいずれかのいくつかにおいて、当該断片は単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARのVH領域およびVL領域はフレキシブルリンカーによって連結される。かかる態様のいくつかにおいて、リンカーは、アミノ酸配列
を含む。かかる態様のいくつかにおいて、リンカーは、アミノ酸配列
を含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCAR内でVH領域はVL領域に対してアミノ末端側にある。提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCAR内でVH領域はVL領域に対してカルボキシ末端側にある。提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:227、238、239、240または241のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:227、238、239、240または241のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:227、238、239、240または241のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む。提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/または第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/または第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの抗原結合ドメインはSEQ ID NO:241に示されるアミノ酸を含む。提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/または第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/または第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの膜貫通ドメインはCD4、CD28、もしくはCD8に由来する膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD28、またはヒトCD8に由来する膜貫通ドメインであるか、あるいはそれを含む。提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの膜貫通ドメインはヒトCD28に由来する膜貫通ドメインであるか、あるいはそれを含み;かつ/または当該膜貫通ドメインは、SEQ ID NO:18に示される配列、またはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む。提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの膜貫通ドメインは、SEQ ID NO:18に示される配列であるか、またはそれを含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの細胞内シグナル伝達領域は細胞内シグナル伝達ドメインを含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの細胞内シグナル伝達ドメインは、T細胞において一次活性化シグナルを誘導することができ、T細胞受容体(TCR)の構成要素であり、かつ/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含む。提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの細胞内シグナル伝達ドメインは、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分のゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD3ゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む。提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの細胞内シグナル伝達領域は、SEQ ID NO:20に示される配列、またはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの細胞内シグナル伝達領域は共刺激シグナル伝達領域をさらに含む。提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの共刺激シグナル伝達領域はT細胞共刺激分子またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のキメラ抗原受容体と第2のキメラ抗原受容体の少なくとも一方は、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、ヒトCD28の細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいはSEQ ID NO:46に示される配列、あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、ヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいはSEQ ID NO:19に示される配列、あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。
提供される改変細胞の態様のいずれかのいくつかにおいて、コードされる第2のキメラ抗原受容体は、そのN末端からC末端に向かって順に、抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、改変細胞はリンパ球である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、改変細胞はNK細胞またはT細胞である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、改変細胞はT細胞であり、当該T細胞はCD4+T細胞またはCD8+T細胞である。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、改変細胞は対象から採取した初代細胞を改変したものである。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、改変細胞は、複数の当該改変細胞のうち、当該複数の細胞の10%未満もしくは約10%未満、9%未満もしくは約9%未満、8%未満もしくは約8%未満、7%未満もしくは約7%未満、5%未満もしくは約5%未満、4%未満もしくは約4%未満、3%未満もしくは約3%未満、2%未満もしくは約2%未満、または1%未満もしくは約1%未満が、トニックシグナル伝達および/または抗原非依存性の活性もしくはシグナル伝達を示すキメラ抗原受容体を含む。
また、本明細書において提供されるいずれかのキメラ受容体を含有する組成物が提供される。また、本明細書において提供されるいずれかの改変細胞を含有する組成物が提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物はCD4+T細胞およびCD8+T細胞を含み、CD4+T細胞とCD8+T細胞の比は、1:3~3:1または約1:3~約3:1、任意で1:2~2:1または約1:2~約2:1である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物はCD4+T細胞およびCD8+T細胞を含み、CD4+T細胞とCD8+T細胞の比は約1:1である。
また、本明細書において提供されるいずれかのキメラ抗原受容体であるかまたは本明細書において提供されるいずれかのポリヌクレオチドによってコードされる第1のキメラ抗原受容体を含む複数の第1の改変細胞;および第2のキメラ抗原受容体を含む複数の第2の改変細胞を含有する組成物が提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、複数の当該第1の改変細胞のうち、当該複数の細胞の10%未満もしくは約10%未満、9%未満もしくは約9%未満、8%未満もしくは約8%未満、7%未満もしくは約7%未満、5%未満もしくは約5%未満、4%未満もしくは約4%未満、3%未満もしくは約3%未満、2%未満もしくは約2%未満、または1%未満もしくは約1%未満は、トニックシグナル伝達および/または抗原非依存性の活性もしくはシグナル伝達を示すキメラ抗原受容体を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、複数の当該第2の改変細胞のうち、当該複数の細胞の10%未満もしくは約10%未満、9%未満もしくは約9%未満、8%未満もしくは約8%未満、7%未満もしくは約7%未満、5%未満もしくは約5%未満、4%未満もしくは約4%未満、3%未満もしくは約3%未満、2%未満もしくは約2%未満または1%未満もしくは約1%未満は、トニックシグナル伝達および/または抗原非依存性の活性もしくはシグナル伝達を示すキメラ抗原受容体を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、組成物中の当該複数の第2の改変細胞の第2のキメラ受容体は、多発性骨髄腫上で発現するかまたは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、組成物中の当該複数の第2の改変細胞の第2のCARは、第2の抗原に結合する細胞外抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、組成物中の当該複数の第2の改変細胞における第2の抗原は、B細胞成熟抗原(BCMA)、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACIまたはFcRH5から選択される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、組成物中の当該複数の第2の改変細胞における第2の抗原はBCMAである。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、組成物中の当該複数の第2の改変細胞の第2のCARは、(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)SEQ ID NO:189、191、193、195または197のいずれかに示されるVH領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変部(VH);および(ii)SEQ ID NO:190、192、194、196、または198のいずれかに示されるVL領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)スペーサー;(3)膜貫通;ならびに(4)細胞内シグナル伝達領域を含む。かかる態様のいくつかにおいて、VH領域は、SEQ ID NO:189、191、193、195または197のいずれかに示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み;VL領域は、SEQ ID NO:190、192、194、196、または198のいずれかに示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、組成物中の当該複数の第2の改変細胞の第2のCARは、(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)SEQ ID NO:199、202、206、209、212または215のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:200、203、207、210、213または216のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);および(c) SEQ ID NO:201、204、205、208、211、214または217のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変部(VH);および(ii)SEQ ID NO:218、221、224、227、230、233または235のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:219、222、225、228、231、234または236のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);および(c) SEQ ID NO:220、223、226、229または232のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)スペーサー;(3)膜貫通ドメイン;ならびに(4)細胞内シグナル伝達領域を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物の第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:199、200および201のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:221、222および223のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:199、200、205のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:206、207、208のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:212、213および214のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:233、234および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む;第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む;第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む;第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含むか;または第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列を含むか;当該組成物中の第2のCARのVH領域およびVL領域はSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列を含むか;当該組成物中の第2のCARのVH領域およびVL領域はSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列を含むか;当該組成物中の第2のCARのVH領域およびVL領域はSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列を含むか;または当該組成物中の第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARの細胞外抗原結合ドメインは単鎖抗体断片である。かかる態様のいくつかにおいて、当該断片は単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARにおけるVH領域およびVL領域はフレキシブルリンカーによって連結される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARにおけるリンカーは、アミノ酸配列
を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARにおけるリンカーは、アミノ酸配列
を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCAR内でVH領域はVL領域に対してアミノ末端側にある。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCAR内でVH領域はVL領域に対してカルボキシ末端側にある。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARにおける抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:227、238、239、240または241のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:227、238、239、240または241のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARにおける抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:227、238、239、240または241のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/または当該組成物中の第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/または当該組成物中の第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARのVH領域は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域は、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/または当該組成物中の第2のCARのVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/または当該組成物中の第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARの膜貫通ドメインはCD4、CD28、もしくはCD8に由来する膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD28、またはヒトCD8に由来する膜貫通ドメインであるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、
当該組成物中の第2のCARの膜貫通ドメインはヒトCD28に由来する膜貫通ドメインであるか、あるいはそれを含み;かつ/または当該組成物中の第2のCARの膜貫通ドメインはSEQ ID NO:18に示される配列、あるいはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARの膜貫通ドメインは、SEQ ID NO:18に示される配列であるか、またはそれを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARの細胞内シグナル伝達領域は細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARの細胞内シグナル伝達ドメインは、T細胞において一次活性化シグナルを誘導することができ、T細胞受容体(TCR)の構成要素であり、かつ/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARの細胞内シグナル伝達ドメインは、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分のゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD3ゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARの細胞内シグナル伝達領域は、SEQ ID NO:20に示される配列、またはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARの細胞内シグナル伝達領域は共刺激シグナル伝達領域をさらに含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARの共刺激シグナル伝達領域はT細胞共刺激分子またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメイン、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のキメラ抗原受容体と第2のキメラ抗原受容体の少なくとも一方は、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、ヒトCD28の細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいはSEQ ID NO:46に示される配列、あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、ヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいはSEQ ID NO:19に示される配列、あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物のコードされる第2のキメラ抗原受容体は、そのN末端からC末端に向かって順に、抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の複数の第1の改変細胞はT細胞を含み、任意で当該T細胞はCD4+T細胞およびCD8+T細胞を含み、任意でCD4+T細胞とCD8+T細胞の比は、1:3~3:1または約1:3~約3:1、任意で1:2~2:1または約1:2~約2:1である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物中の当該複数の第1の改変細胞はT細胞を含み、任意で当該T細胞はCD4+T細胞およびCD8+T細胞を含み、任意でCD4+T細胞とCD8+T細胞の比は約1:1である。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、組成物中の複数の第2の改変細胞はT細胞を含み、任意で当該T細胞はCD4+T細胞およびCD8+T細胞を含み、任意でCD4+T細胞とCD8+T細胞の比は、1:3~3:1または約1:3~約3:1、任意で1:2~2:1または約1:2~約2:1である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、組成物中の当該複数の第2の改変細胞はT細胞を含み、任意で当該T細胞はCD4+T細胞およびCD8+T細胞を含み、任意でCD4+T細胞とCD8+T細胞の比は約1:1である。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物は、1:3~3:1または約1:3~約3:1、任意で1:2~2:1または約1:2~約2:1であり、任意で1:1または約1:1である、第1の複数の改変細胞と第2の複数の改変細胞の比を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物は、第1のキメラ抗原受容体を発現する第1の複数の細胞と第2のキメラ抗原受容体を発現する第2の複数の細胞を約1:3~約3:1、任意で約1:2~約2:1である比で含む。特定の態様において、組成物中の第1の複数の改変細胞と第2の複数の改変細胞の比は1:1であるか、または約1:1である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物は薬学的に許容される賦形剤をさらに含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物は滅菌されている。
また、本明細書において提供されるいずれかの組成物の使用も本明細書において提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物は、疾患または病態を有する対象の治療における使用のためのものである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、疾患または病態はがんである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、疾患または病態は、多発性骨髄腫、任意で再発性/難治性の多発性骨髄腫である。提供される使用および本明細書において提供される使用のための組成物は、提供されるいずれかの方法の局面に従って対象を処置するためのものであり得る。
また、本明細書において提供されるいずれかの改変細胞を含む本明細書において提供されるいずれかの組成物または本明細書において提供されるいずれかのキメラ抗原受容体を含む本明細書において提供されるいずれかの組成物を、疾患または障害を有する対象に投与する工程を含む、治療方法も本明細書において提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞の用量は、1.0×107または約1.0×107個のCAR発現T細胞~1.2×109または約1.2×109個のCAR発現T細胞、約1.25×107個のCAR発現T細胞~約1.2×109個のCAR発現T細胞、約1.5×107個のCAR発現T細胞~約1.2×109個のCAR発現T細胞、約5.0×107個のCAR発現T細胞~約4.5×108個のCAR発現T細胞、約1.5×108個のCAR発現T細胞~約3.0×108個のCAR発現T細胞を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞の用量は、2.5×107または約2.5×107個のCAR発現T細胞~1.2×109または約1.2×109個のCAR発現T細胞、5.0×107または約5.0×107個のCAR発現T細胞~4.5×108または約4.5×108個のCAR発現T細胞、1.5×108または約1.5×108個のCAR発現T細胞~3.0×108または約3.0×108個のCAR発現T細胞を含む。
いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、1×107もしくは約1×107個のCAR発現T細胞~2×109もしくは約2×109個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、2.5×107もしくは約2.5×107個のCAR発現T細胞~1.2×109もしくは約1.2×109個のCAR発現T細胞、5.0×107もしくは約5.0×107個のCAR発現T細胞~4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞、または1.5×108もしくは約1.5×108個のCAR発現T細胞~3.0×108もしくは約3.0×108個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、1.0×107もしくは約1.0×107個、1.5×107もしくは約1.5×107個、2.5×107もしくは約2.5×107個、5.0×107もしくは約5.0×107個、7.5×107もしくは約7.5×107個、1.5×108もしくは約1.5×108個、2.25×108もしくは約2.25×108個、3.0×108もしくは約3.0×108個、4.5×108もしくは約4.5×108個、6.0×108もしくは約6.0×108個、8.0×108もしくは約8.0×108個、または1.2×109もしくは約1.2×109個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、5.0×107もしくは約5.0×107個、1.5×108もしくは約1.5×108個、3.0×108もしくは約3.0×108個、または4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、5.0×107もしくは約5.0×107個、1.5×108もしくは約1.5×108個、3.0×108もしくは約3.0×108個、または4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、5.0×107もしくは約5.0×107個のCAR発現T細胞を含む。
また、本明細書において提供されるいずれかのキメラ抗原受容体あるいは本明細書において提供されるいずれかのポリヌクレオチドによってコードされるいずれかのキメラ抗原受容体である第1のキメラ抗原受容体を含む複数の第1の改変細胞を含有する第1の組成物と、第2のキメラ抗原受容体を含む複数の第2の改変細胞を含有する第2の組成物の使用も本明細書において提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物は、疾患または病態を有する対象の治療における使用のために一緒に使用される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、疾患または病態はがんである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、疾患または病態は多発性骨髄腫、任意で再発性/難治性の多発性骨髄腫である。提供される使用および本明細書において提供される使用のための組成物は、提供されるいずれかの方法の局面に従って対象を処置するためのものであり得る。
また、本明細書において提供されるいずれかのキメラ抗原受容体あるいは本明細書において提供されるいずれかのポリヌクレオチドによってコードされるいずれかのキメラ抗原受容体である第1のキメラ抗原受容体を含む複数の第1の改変細胞を含有する組成物を、疾患または障害を有する対象に投与する工程;および第2のキメラ抗原受容体を含む複数の第2の改変細胞を含有する組成物を当該対象に投与する工程を含む、治療方法も本明細書において提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該複数の第1の改変細胞の用量および当該複数の第2の改変細胞の用量は独立して、1.0×107もしくは約1.0×107個のCAR発現T細胞~1.5×109もしくは約1.5×109個のCAR発現T細胞、1.25×107もしくは約1.25×107個のCAR発現T細胞~0.6×108もしくは約0.6×108個のCAR発現T細胞、2.5×107もしくは約2.5×107個のCAR発現T細胞~2.25×108もしくは約2.25×108個のCAR発現T細胞、7.5×107もしくは約7.5×107個のCAR発現T細胞~1.5×108もしくは約1.5×108個のCAR発現T細胞、2.5×107もしくは約2.5×107個のCAR発現T細胞~1.2×109もしくは約1.2×109個のCAR発現T細胞、5.0×107もしくは約5.0×107個のCAR発現T細胞~4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞、1.5×108もしくは約1.5×108個のCAR発現T細胞~3.0×108もしくは約3.0×108個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、当該複数の第1の改変細胞の用量および当該複数の第2の改変細胞の用量は、独立して、1×107もしくは約1×107個のCAR発現T細胞~2×109もしくは約2×109個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、2.5×107もしくは約2.5×107個のCAR発現T細胞~1.2×109もしくは約1.2×109個のCAR発現T細胞、5.0×107もしくは約5.0×107個のCAR発現T細胞~4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞、または1.5×108もしくは約1.5×108個のCAR発現T細胞~3.0×108もしくは約3.0×108個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、1.5×107もしくは約1.5×107個、2.5×107もしくは約2.5×107個、5.0×107もしくは約5.0×107個、7.5×107もしくは約7.5×107個、1.5×108もしくは約1.5×108個、2.25×108もしくは約2.25×108個、3.0×108もしくは約3.0×108個、4.5×108もしくは約4.5×108個、6.0×108もしくは約6.0×108個、8.0×108もしくは約8.0×108個、または1.2×109もしくは約1.2×109個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、5.0×107もしくは約5.0×107個、1.5×108もしくは約1.5×108個、3.0×108もしくは約3.0×108または4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、5.0×107もしくは約5.0×107個、1.5×108もしくは約1.5×108個、3.0×108もしくは約3.0×108個、または4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は5.0×107もしくは約5.0×107個のCAR発現T細胞を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該複数の第1の改変細胞を含有する組成物と当該複数の第2の改変細胞を含有する組成物は同時に、逐次または間欠的に投与される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該複数の第1の改変細胞を含有する組成物と当該複数の第2の改変細胞を含有する組成物は任意の順序で逐次投与される。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法における組成物または治療における使用のための組成物の複数の当該第1の改変細胞のうち、当該複数の細胞の10%未満もしくは約10%未満、9%未満もしくは約9%未満、8%未満もしくは約8%未満、7%未満もしくは約7%未満、5%未満もしくは約5%未満、4%未満もしくは約4%未満、3%未満もしくは約3%未満、2%未満もしくは約2%未満または1%未満もしくは約1%未満は、トニックシグナル伝達および/または抗原非依存性の活性もしくはシグナル伝達を示すキメラ抗原受容体を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法における組成物または治療における使用のための組成物の複数の当該第2の改変細胞のうち、当該複数の細胞の10%未満もしくは約10%未満、9%未満もしくは約9%未満、8%未満もしくは約8%未満、7%未満もしくは約7%未満、5%未満もしくは約5%未満、4%未満もしくは約4%未満、3%未満もしくは約3%未満、2%未満もしくは約2%未満または1%未満もしくは約1%未満は、トニックシグナル伝達および/または抗原非依存性の活性もしくはシグナル伝達を示すキメラ抗原受容体を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該治療方法における組成物または治療における使用のための組成物の改変細胞の第2のキメラ受容体は、多発性骨髄腫上で発現するかまたは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法または治療における使用のための組成物の改変細胞の第2のCARは、第2の抗原に結合する細胞外抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法または治療における使用のための組成物の改変細胞の第2のCARによって標的とされる第2の抗原は、B細胞成熟抗原(BCMA)、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACI、またはFcRH5を含むか、それらから選択される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される方法における第2の抗原は、BCMAを含むかBCMAである。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法または治療における使用のための組成物の改変細胞の第2のCARは、(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)SEQ ID NO:189、191、193、195または197のいずれかに示されるVH領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変部(VH);および(ii)SEQ ID NO:190、192、194、196、または198のいずれかに示されるVL領域アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)スペーサー;(3)膜貫通;ならびに(4)細胞内シグナル伝達領域を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される方法における第2のCARのVH領域は、SEQ ID NO:189、191、193、195または197のいずれかに示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み;VL領域は、SEQ ID NO:190、192、194、196、または198のいずれかに示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法または治療における使用のための組成物の改変細胞の第2のCARは、(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)VH領域アミノ酸配列SEQ ID NO:197に示されるに対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変部(VH);および(ii)VL領域アミノ酸配列SEQ ID NO:198に示されるに対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)スペーサー;(3)膜貫通;ならびに(4)細胞内シグナル伝達領域を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される方法における第2のCARのVH領域は、SEQ ID NO:197に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み;VL領域は、SEQ ID NO:198に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法または治療における使用のための組成物の改変細胞の第2のCARは、(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、(i)SEQ ID NO:199、202、206、209、212または215のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:200、203、207、210、213または216のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);および(c) SEQ ID NO:201、204、205、208、211、214または217のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変部(VH);および(ii)SEQ ID NO:218、221、224、227、230、233または235のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:219、222、225、228、231、234または236のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);および(c) SEQ ID NO:220、223、226、229または232のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(VL)領域を含む、細胞外抗原結合ドメイン;(2)スペーサー;(3)膜貫通ドメイン;ならびに(4)細胞内シグナル伝達領域を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法または治療における使用のための組成物の改変細胞の第2のCARは、第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200および201のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:221、222および223のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200、205のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:206、207、208のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:212、213および214のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:233、234および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む細胞外抗原結合ドメインを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法または治療における使用のための組成物の改変細胞の第2のCARは、第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または提供される方法における第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む細胞外抗原結合ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法または治療における使用のための組成物の改変細胞の第2のCARは、第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む細胞外抗原結合ドメインを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法または治療における使用のための組成物の改変細胞の第2のCARは、VH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む;第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む;第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む;第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含むか;または第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む細胞外抗原結合ドメインを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法または治療における使用のための組成物の改変細胞の第2のCARは、VH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む細胞外抗原結合ドメインを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法または治療における使用のための組成物の改変細胞の第2のCARは、VH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列を含むか;第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列を含むか;第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列を含むか;第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列を含むか;または第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む細胞外抗原結合ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法または治療における使用のための組成物の改変細胞の第2のCARは、VH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む細胞外抗原結合ドメインを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、提供される治療方法または治療における使用のための組成物中の改変細胞の第2のCARの細胞外抗原結合ドメインは単鎖抗体断片である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該断片は単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかまたは治療における使用のための提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、組成物中の改変細胞の第2のCARの細胞外抗原結合ドメインのVH領域およびVL領域はフレキシブルリンカーによって連結される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、組成物中の改変細胞の第2のCARのリンカーは、アミノ酸配列
を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、組成物中の改変細胞の第2のCARのリンカーは、アミノ酸配列
を含む。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかまたは治療における使用のための提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの細胞外抗原結合ドメイン内でVH領域はVL領域に対してアミノ末端側にある。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCAR内でVH領域はVL領域に対してカルボキシ末端側にある。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかまたは治療における使用のための提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの細胞外抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:227、238、239、240または241のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:227、238、239、240または241のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:227、238、239、240または241のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかまたは治療における使用のための提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの細胞外抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの抗原結合ドメインはSEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列を含む。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかまたは治療における使用のための提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの細胞外抗原結合ドメインは、第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/または第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含むVH領域とVL領域を有する;および/または第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかまたは治療における使用のための提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの細胞外抗原結合ドメインは、第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、当該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/または第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含むVH領域とVL領域を有する;および/または第2のCARの抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかまたは治療における使用のための提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの膜貫通ドメインはCD4、CD28、もしくはCD8に由来する膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD28、またはヒトCD8に由来する膜貫通ドメインであるか、あるいはそれを含む。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの膜貫通ドメインはヒトCD28に由来する膜貫通ドメインであるか、あるいはそれを含み;かつ/または当該膜貫通ドメインはSEQ ID NO:18に示される配列、あるいはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの膜貫通ドメインは、SEQ ID NO:18に示される配列であるか、またはそれを含む。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかまたは治療における使用のための提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの細胞内シグナル伝達領域は細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの細胞内シグナル伝達ドメインは、T細胞において一次活性化シグナルを誘導することができ、T細胞受容体(TCR)の構成要素であり、かつ/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含む。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの細胞内シグナル伝達ドメインは、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分のゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD3ゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの細胞内シグナル伝達領域は、SEQ ID NO:20に示される配列、またはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかまたは治療における使用のための提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの細胞内シグナル伝達領域は共刺激シグナル伝達領域をさらに含む。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの共刺激シグナル伝達領域はT細胞共刺激分子またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメイン、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のキメラ抗原受容体と第2のキメラ抗原受容体の少なくとも一方は、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含む。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかまたは治療における使用のための提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、ヒトCD28の細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいはSEQ ID NO:46に示される配列、あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかまたは治療における使用のための提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2のCARの共刺激シグナル伝達領域は、ヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいはSEQ ID NO:19に示される配列、あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、もしくは少なくとも99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかまたは治療における使用のための提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、コードされる第2のキメラ抗原受容体は、そのN末端からC末端に向かって順に、抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む。
本明細書において提供されるポリヌクレオチドの中には、(i)第1の抗原結合ドメインを含む第1のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第1の核酸配列;および(ii)第2の抗原結合ドメインを含む第2のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第2の核酸配列を含むポリヌクレオチドであって、当該第1のCARおよび当該第2のCARは各々、以下のもの:(a)当該第1の抗原結合ドメインまたは当該第2の抗原結合ドメイン、(b)スペーサー、(c)膜貫通ドメイン、ならびに(d)細胞内シグナル伝達ドメインと共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、当該第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数と当該第2のCARの(b)~(d)のうちの同じ1つまたは複数が同一のアミノ酸配列を含み;当該第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列は当該第2のCARの(b)~(d)のうちの同じ1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列と配列が異なるポリヌクレオチドが挙げられる。
また、(i)GPRC5DまたはBCMAの一方に結合することができる第1の抗原結合ドメインを含む第1のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第1の核酸配列;および(ii)GPRC5DまたはBCMAの他方に結合することができる第2の抗原結合ドメインを含む第2のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第2の核酸配列を含むポリヌクレオチドであって、当該第1のCARおよび当該第2のCARは各々、以下のもの:(a)当該第1の抗原結合ドメインまたは当該第2の抗原結合ドメイン、(b)スペーサー、(c)膜貫通ドメイン、ならびに(d)細胞内シグナル伝達ドメインと共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、当該第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数と当該第2のCARの(b)~(d)のうちの同じ1つまたは複数が同一のアミノ酸配列を含み;当該第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列は当該第2のCARの(b)~(d)のうちの同じ1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列と配列が異なるポリヌクレオチドも本明細書において提供される。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1の抗原結合ドメインと第2の抗原結合ドメインは同じ抗原に結合する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1の抗原結合ドメインと第2の抗原結合ドメインは同じ抗原の異なるエピトープに結合する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1の抗原結合ドメインと第2の抗原結合ドメインは異なる抗原に結合する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1の抗原結合ドメインは、疾患または病態の細胞によって発現されるか、あるいは疾患または病態の細胞との関連性がある第1の抗原に結合し、第2の抗原結合ドメインは、同じ疾患または病態の細胞によって発現されるか、あるいは同じ疾患または病態の細胞との関連性がある第2の抗原に結合する。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、疾患または病態はがんである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、疾患または病態は、GPRC5Dを発現するがんである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、疾患または病態はBCMAを発現するがんである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、疾患または病態はBCMAおよびGPRC5Dを発現するがんである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、がんは形質細胞悪性腫瘍であり、当該形質細胞悪性腫瘍が多発性骨髄腫(MM)または形質細胞腫である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、がんは多発性骨髄腫である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、がんは再発性/難治性多発性骨髄腫である。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1の抗原結合ドメインおよび第2の抗原結合ドメインは独立して、GPRC5D、BCMA、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACI、およびFcRH5からなる群より選択される抗原に結合する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1の抗原結合ドメインはB細胞成熟抗原(BCMA)に結合する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1の抗原結合ドメインはGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に結合する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2の抗原結合ドメインはBCMAに結合する。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第2の抗原結合ドメインはGPRC5Dに結合する。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(a)は第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインであるか、あるいはそれを含み、(b)はスペーサーであるか、あるいはスペーサーを含み、(c)は膜貫通ドメインであるか、あるいは膜貫通ドメインを含み、(d)は細胞内シグナル伝達ドメインと共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域であるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(b)~(d)のうちの1つまたは複数は(b)~(d)のうちの1つである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(b)~(d)のうちの1つまたは複数は(b)~(d)のうちの2つである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(b)~(d)のうちの1つまたは複数は(b)~(d)の各々である。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(a)は第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインであるか、あるいはそれを含み、(b)はスペーサーであるか、あるいはスペーサーを含み、(c)は膜貫通ドメインであるか、あるいは膜貫通ドメインを含み、(d)は細胞内シグナル伝達ドメインと共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域であるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のCARの(a)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列と第2のCARの(a)~(d)のうちの同じ1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列は約20個以下の連続塩基対の配列ホモログを含み;かつ/または第1のCARをコードする第1の核酸配列と第2のCARをコードする第2の核酸配列は約20個以下の連続塩基対の配列相同性を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のCARの(a)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列と第2のCARの(a)~(d)のうちの同じ1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列は約5個以下~約15個の連続塩基対の配列相同性を含み;かつ/または第1のCARをコードする第1の核酸配列と第2のCARをコードする第2の核酸配列は約5個以下および約15個の連続塩基対の配列相同性を含む。提供される(prvided)態様のいずれかのいくつかにおいて、第1のCARの(a)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列と第2のCARの(a)~(d)のうちの同じ1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列は約10個以下の連続塩基対の相同性を含み;かつ/または第1のCARをコードする第1の核酸配列と第2のCARをコードする第2の核酸配列は約10個以下の連続塩基対の配列相同性を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のCARをコードする第1の核酸と第2のCARをコードする第2の核酸はマルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列によって隔てられており、任意で当該マルチシストロン性エレメントはバイシストロン性エレメントである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、マルチシストロン性エレメントはIRESであるか、あるいはリボソームスキップ配列または自己切断性ペプチドである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、マルチシストロン性エレメントはリボソームスキップ配列または自己切断性ペプチドであり、当該リボソームスキップ配列または自己切断性ペプチドはT2A、P2A、E2A、またはF2Aエレメントである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該1つまたは複数のマルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列はコドン相違型である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、T2Aをコードするヌクレオチド配列はコドン相違型である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、T2Aをコードするヌクレオチド配列は、SEQ ID NO:319に示される配列であるか、またはそれを含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のCARをコードする第1の核酸配列は、ヒト細胞における発現のためにコドンが最適化されている。提供される態様のいずれかのうちのいくつかでは、第2のCARをコードする第2の核酸配列が、ヒト細胞における発現のためにコドンが最適化されている。提供される態様のいずれかのうちのいくつかでは、当該ポリヌクレオチドが、ヒト細胞における発現のためにコドンが最適化されている。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該ポリヌクレオチドのヒト細胞(任意でヒトT細胞)における転写後、当該ポリヌクレオチドから転写されたmRNA、任意でメッセンジャーRNAは、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%のRNA均一性を示す。提供される態様のいずれかのうちのいくつかでは、当該ポリヌクレオチドの第1のCARをコードする第1の核酸のヒト細胞(任意でヒトT細胞)における転写後、当該第1の核酸から転写されたmRNA、任意でメッセンジャーRNAが、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%のRNA均一性を示す。提供される態様のいずれかのうちのいくつかでは、当該ポリヌクレオチドの第2のCARをコードする第2の核酸のヒト細胞(任意でヒトT細胞)における転写後、当該第2の核酸から転写されたmRNA、任意でメッセンジャーRNAが、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%のRNA均一性を示す。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のCARをコードする第1の核酸に存在するいずれかの潜在的スプライスドナー部位および/またはいずれかの潜在的スプライスアクセプター部位は、約0.70未満もしくは少なくとも約0.70未満、約0.65未満もしくは少なくとも約0.65未満、約0.60未満もしくは少なくとも約0.60未満、約0.55未満もしくは少なくとも約0.55未満、約0.50未満もしくは少なくとも約0.50未満、約0.45未満もしくは少なくとも約0.45未満、約0.40未満もしくは少なくとも約0.40未満、約0.35未満もしくは少なくとも約0.35未満、約0.30未満もしくは少なくとも約0.30未満、約0.25未満もしくは少なくとも約0.25未満、約0.20未満もしくは少なくとも約0.20未満のスプライス部予測スコアを示し、かつ/または70%未満、65%未満、60%未満、55%未満、50%未満、45%未満、40%未満、35%未満、30%未満、25%未満、もしくは20%未満の確率でスプライス事象に関与すると予測される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかでは、第2のCARをコードする第2の核酸におけるいずれかの潜在的スプライスドナー部位またはいずれかの潜在的スプライスアクセプター部位は、約0.70未満もしくは少なくとも約0.70未満、約0.65未満もしくは少なくとも約0.65未満、約0.60未満もしくは少なくとも約0.60未満、約0.55未満もしくは少なくとも約0.55未満、約0.50未満もしくは少なくとも約0.50未満、約0.45未満もしくは少なくとも約0.45未満、約0.40未満もしくは少なくとも約0.40未満、約0.35未満もしくは少なくとも約0.35未満、約0.30未満もしくは少なくとも約0.30未満、約0.25未満もしくは少なくとも約0.25未満、約0.20未満もしくは少なくとも約0.20未満のスプライス部予測スコアを示し、かつ/または70%未満、65%未満、60%未満、55%未満、50%未満、45%未満、40%未満、35%未満、30%未満、25%未満、もしくは20%未満の確率でスプライス事象に関与すると予測される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかでは、当該ポリヌクレオチドにおけるいずれかの潜在的スプライスドナー部位またはいずれかの潜在的スプライスアクセプター部位は、約0.70未満もしくは少なくとも約0.70未満、約0.65未満もしくは少なくとも約0.65未満、約0.60未満もしくは少なくとも約0.60未満、約0.55未満もしくは少なくとも約0.55未満、約0.50未満もしくは少なくとも約0.50未満、約0.45未満もしくは少なくとも約0.45未満、約0.40未満もしくは少なくとも約0.40未満、約0.35未満もしくは少なくとも約0.35未満、約0.30未満もしくは少なくとも約0.30未満、約0.25未満もしくは少なくとも約0.25未満、約0.20未満もしくは少なくとも約0.20未満のスプライス部予測スコアを示し、かつ/または70%未満、65%未満、60%未満、55%未満、50%未満、45%未満、40%未満、35%未満、30%未満、25%未満、もしくは20%未満の確率でスプライス事象に関与すると予測される。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(a)の第1の抗原結合ドメインおよび/または第2の抗原結合ドメインは単鎖抗体断片である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(a)の第1の抗原結合ドメインおよび/または第2の抗原結合ドメインは単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(a)の第1の抗原結合ドメインおよび/または第2の抗原結合ドメインは重鎖可変(VH)領域および軽鎖可変(VL)領域を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:209に示されるCDR-H1、SEQ ID NO:210に示されるCDR-H2、およびSEQ ID NO:211に示されるCDR-H3を含むVH領域、ならびにSEQ ID NO:230に示されるCDR-L1、SEQ ID NO:231に示されるCDR-L2、およびSEQ ID NO:232に示されるCDR-L3を含むVL領域を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方は、それぞれSEQ ID NO:197および198に示されるアミノ酸配列を含むVH領域およびVL領域を含む。提供される態様のいずれかにおいて、第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインは、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:241に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも約91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかにおいて、第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方は、SEQ ID NO:125に示されるCDR-H1、SEQ ID NO:126に示されるCDR-H2、およびSEQ ID NO:127に示されるCDR-H3を含むVH領域、ならびにSEQ ID NO:130に示されるCDR-L1、SEQ ID NO:131に示されるCDR-L2、およびSEQ ID NO:132に示されるCDR-L3を含むVL領域を含む。提供される態様のいずれかにおいて、第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方は、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列を含むVH領域およびVL領域を含む。提供される態様のいずれかにおいて、第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方は、SEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:8に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも約91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかにおいて、第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方は、SEQ ID NO:209に示されるCDR-H1、SEQ ID NO:210に示されるCDR-H2、およびSEQ ID NO:211に示されるCDR-H3を含むVH領域、ならびにSEQ ID NO:230に示されるCDR-L1、SEQ ID NO:231に示されるCDR-L2、およびSEQ ID NO:232に示されるCDR-L3を含むVL領域を含み;当該第1の抗原結合ドメインまたは当該第2の抗原結合ドメインの他方は、SEQ ID NO:125に示されるCDR-H1、SEQ ID NO:126に示されるCDR-H2、およびSEQ ID NO:127に示されるCDR-H3ならびにSEQ ID NO:130に示されるCDR-L1、SEQ ID NO:131に示されるCDR-L2、およびSEQ ID NO:132に示されるCDR-L3を含むVL領域を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方は、それぞれSEQ ID NO:197および198に示されるアミノ酸配列を含むVH領域およびVL領域を含み;当該第1の抗原結合ドメインまたは当該第2の抗原結合ドメインの他方は、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列を含むVH領域およびVL領域を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方はSEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列を含み、当該第1の抗原結合ドメインまたは当該第2の抗原結合ドメインの他方はSEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインのうち一方は、SEQ ID NO:310に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインのうち一方は、SEQ ID NO:264またはSEQ ID NO:311に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインはSEQ ID NO:310に示されるヌクレオチド配列によってコードされ、当該第1の抗原結合ドメインまたは当該第2の抗原結合ドメインの他方はSEQ ID NO:311に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(b)はスペーサーであるか、あるいはスペーサーを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(b)は免疫グロブリンの一部分を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(b)は、ヒンジ領域、CH2領域、およびCH3領域の配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、ヒンジ領域は、IgG4ヒンジ領域および/またはIgG2ヒンジ領域の全部または一部分を含み、ここで、当該IgG4ヒンジ領域は任意でヒトIgG4ヒンジ領域であり、当該IgG2ヒンジ領域は任意でヒトIgG2ヒンジ領域であり;CH2領域は、IgG4 CH2および/またはIgG2 CH2の全部または一部分を含み、当該IgG4 CH2は任意でヒトIgG4 CH2であり、当該IgG2 CH2は任意でヒトIgG2 CH2であり;かつ/あるいはCH3領域は、IgG4 CH3および/またはIgG2 CH3の全部または一部分を含み、当該IgG4 CH3は任意でヒトIgG4 CH3であり、当該IgG2 CH3は任意でヒトIgG2 CH3である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、ヒンジ領域、CH2、およびCH3は、ヒトIgG4由来のヒンジの全部または一部分、CH2の全部または一部分、およびCH3の全部または一部分を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、ヒンジ領域、CH2、およびCH3のうちの1つまたは複数はキメラであり、ヒトIgG4およびヒトIgG2由来のヒンジ、CH2、およびCH3を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(b)は、IgG4/2キメラヒンジ領域、またはヒトIgG4ヒンジと比べて少なくとも1つのアミノ酸の置換を含む改変IgG4ヒンジ領域;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(b)はスペーサーであるか、あるいはスペーサーを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて(b)は、125もしくは約125~300もしくは約300アミノ酸長、125もしくは約125~250もしくは約250アミノ酸長、125もしくは約125~230もしくは約230アミノ酸長、125もしくは約125~200もしくは約200アミノ酸長、125もしくは約125~180もしくは約180アミノ酸長、125もしくは約125~150もしくは約150アミノ酸長、150もしくは約150~300もしくは約300アミノ酸長、150もしくは約150~250もしくは約250アミノ酸長、150もしくは約150~230もしくは約230アミノ酸長、150もしくは約150~200もしくは約200アミノ酸長、150もしくは約150~180もしくは約180アミノ酸長、180もしくは約180~300もしくは約300アミノ酸長、180もしくは約180~250もしくは約250アミノ酸長、180もしくは約180~230もしくは約230アミノ酸長、180もしくは約180~200もしくは約200アミノ酸長、200もしくは約200~300もしくは約300アミノ酸長、200もしくは約200~250もしくは約250アミノ酸長、200もしくは約200~230もしくは約230アミノ酸長、230もしくは約230~300もしくは約300アミノ酸長、230もしくは約230~250もしくは約250アミノ酸長、または250もしくは約250~300もしくは約300アミノ酸長の長さを有し、任意で、当該スペーサーは、224もしくは約224アミノ酸長、225もしくは約225アミノ酸長、226もしくは約226アミノ酸長、227もしくは約227アミノ酸長、228もしくは約228アミノ酸長、または229もしくは約229アミノ酸長である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(b)はSEQ ID NO:17に示されるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のCARまたは第2のCARの一方の(b)はSEQ ID NO:48に示されるヌクレオチド配列によってコードされ、当該第1のCARまたは当該第2のCARの他方の(b)はSEQ ID NO:305に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(c)は膜貫通ドメインであるか、あるいは膜貫通ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(c)は、CD4、CD28、もしくはCD8の膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD28、またはヒトCD8由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(c)はヒトCD28の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(c)はSEQ ID NO:18に示されるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のCARまたは第2のCARの一方の(c)はSEQ ID NO:56に示されるヌクレオチド配列によってコードされ、当該第1のCARまたは当該第2のCARの他方の(c)はSEQ ID NO:307に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(d)は細胞内シグナル伝達ドメインと共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域であるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(d)の細胞内シグナル伝達ドメインは、T細胞において一次活性化シグナルを誘導することができ、T細胞受容体(TCR)の構成要素であり、かつ/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(d)の細胞内シグナル伝達ドメインは、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分の細胞質シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD3ゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(d)の細胞内シグナル伝達ドメインはSEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のCARまたは第2のCARの一方の(d)の細胞内シグナル伝達ドメインはSEQ ID NO:58に示されるヌクレオチド配列によってコードされ、当該第1のCARまたは当該第2のCARの他方の(d)の細胞内シグナル伝達ドメインはSEQ ID NO:309に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(d)は細胞内シグナル伝達ドメインと共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域であるか、あるいはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(d)の共刺激シグナル伝達領域はT細胞共刺激分子またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(d)の共刺激シグナル伝達領域は、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(d)の共刺激シグナル伝達領域は4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(d)の共刺激シグナル伝達領域はSEQ ID NO:19に示されるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のCARまたは第2のCARの一方の(d)の共刺激シグナル伝達領域はSEQ ID NO:60に示されるヌクレオチド配列によってコードされ、当該第1のCARまたは当該第2のCARの他方の(d)の共刺激シグナル伝達領域はSEQ ID NO:308に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、(a)は、第1の抗原結合ドメインもしくは第2の抗原結合ドメインであるか、またはそれを含み、(b)は、スペーサーであるか、またはそれを含み、(c)は、膜貫通ドメインであるか、またはそれを含み、(d)は、細胞内シグナル伝達ドメインと共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域であるか、またはそれを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のCARまたは第2のCARのうち一方は、(a)GPRC5Dに結合する第1の抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:311に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、第1の抗原結合ドメイン、(b) SEQ ID NO:305に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー、(c) SEQ ID NO:307に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン、および(d) SEQ ID NO:309に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:308に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、当該第1のCARまたは当該第2のCARのうち他方は、(a) BCMAに結合する抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:310に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、抗原結合ドメイン、(b) SEQ ID NO:48に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー、(c) SEQ ID NO:56に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン、および(d) SEQ ID NO:58に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:60に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達ドメイン領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含む。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のCARをコードする第1の核酸配列は、第1のCARをコードする第2の核酸配列に対して当該ポリヌクレオチドの5’末端の方に位置している。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のCARは、GPRC5Dに結合する抗原結合ドメインを含み、第2のCARは、BCMAに結合する抗原結合ドメインを含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、第1のCARは、BCMAに結合する抗原結合ドメインを含み、第2のCARは、GPRC5Dに結合する抗原結合ドメインを含む。
また、(i)第1のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第1の核酸配列、(ii)第2のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第2の核酸配列、および(iii)マルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドであって、当該第1のCARをコードする第1の核酸と当該第2のCARをコードする第2の核酸が当該マルチシストロン性エレメントによって隔てられており;当該第1のCARが、GPRC5Dに結合する第1の抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:311に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、第1の抗原結合ドメイン;SEQ ID NO:305に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー;SEQ ID NO:307に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン;およびSEQ ID NO:309に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:308に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、当該第2のCARは、BCMAに結合する第2の抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:310に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、第2の抗原結合ドメイン;SEQ ID NO:48に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー;SEQ ID NO:56に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン;およびSEQ ID NO:58に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:60に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達ドメイン領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、当該第1のCARをコードする第1の核酸配列は当該第2のCARをコードする第2の核酸配列に対して当該ポリヌクレオチドの5’末端の方に位置している、ポリヌクレオチドも本明細書において提供される。
また、(i)第1のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第1の核酸配列、(ii)第2のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第2の核酸配列、および(iii)マルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドであって、当該第1のCARをコードする第1の核酸と当該第2のCARをコードする第2の核酸が当該マルチシストロン性エレメントによって隔てられており;当該第1のCARが、BCMAに結合する第1の抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:310に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、第1の抗原結合ドメイン;SEQ ID NO:48に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー;SEQ ID NO:56に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン;およびSEQ ID NO:58に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:60に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達ドメイン領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、当該第2のCARが、GPRC5Dに結合する第2の抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:311に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、第2の抗原結合ドメイン;SEQ ID NO:305に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー;SEQ ID NO:307に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン;およびSEQ ID NO:309に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:308に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、当該第1のCARをコードする第1の核酸が当該第2のCARをコードする第2の核酸配列に対して当該ポリヌクレオチドの5’末端の方に位置している、ポリヌクレオチドも本明細書において提供される。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、マルチシストロン性エレメントは、SEQ ID NO:37に示されるアミノ酸配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、マルチシストロン性エレメントはSEQ ID NO:44またはSEQ ID NO:45に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、マルチシストロン性エレメントはSEQ ID NO:44に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、マルチシストロン性エレメントはSEQ ID NO:45に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、マルチシストロン性エレメントはSEQ ID NO:319に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該ポリヌクレオチドはSEQ ID NO:299に示されるヌクレオチド配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該ポリヌクレオチドはSEQ ID NO:298に示される配列をコードする。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該ポリヌクレオチドはSEQ ID NO:302に示されるヌクレオチド配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該ポリヌクレオチドはSEQ ID NO:301に示される配列をコードする。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該ポリヌクレオチドはSEQ ID NO:315に示されるヌクレオチド配列を含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該ポリヌクレオチドはSEQ ID NO:316に示されるヌクレオチド配列を含む。
また、GPRC5D結合ドメインと、BCMA結合ドメインと、4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域とをコードするポリヌクレオチドも本明細書において提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該ポリヌクレオチドはSEQ ID NO:317に示されるヌクレオチド配列を含む。
また、提供されるいずれかのポリヌクレオチドを含むベクターが提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、ベクターはウイルスベクターである。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、ウイルスベクターはレンチウイルスベクターまたはレトロウイルスベクターである。
また、本明細書において提供されるいずれかのキメラ抗原受容体を含む改変細胞が提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、改変細胞は本明細書において提供されるキメラ抗原受容体を含み、第2のキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドをさらに含む。
また、本明細書において提供されるいずれかのポリヌクレオチドを含む改変細胞が提供される。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、改変細胞はリンパ球である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、改変細胞はNK細胞またはT細胞である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、改変細胞はT細胞であり、当該T細胞はCD4+T細胞またはCD8+T細胞である。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、改変細胞は対象から採取した初代細胞を改変したものである。
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、改変細胞は、複数の当該改変細胞のうち、当該複数の細胞の10%未満もしくは約10%未満、9%未満もしくは約9%未満、8%未満もしくは約8%未満、7%未満もしくは約7%未満、5%未満もしくは約5%未満、4%未満もしくは約4%未満、3%未満もしくは約3%未満、2%未満もしくは約2%未満または1%未満もしくは約1%未満が、トニックシグナル伝達および/または抗原非依存性の活性もしくはシグナル伝達を示すキメラ抗原受容体を含む。
また、本明細書において提供されるいずれかのキメラ受容体を含有する組成物が提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物はCD4+T細胞およびCD8+T細胞を含み、CD4+T細胞とCD8+T細胞の比は1:3~3:1または約1:3~約3:1である。いくつかの態様において、当該組成物中のCD4+T細胞とCD8+T細胞の比は1:2~2:1である。いくつかの態様において、当該組成物中のCD4+T細胞とCD8+T細胞の比は1:1である。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物は薬学的に許容される賦形剤をさらに含む。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該組成物は滅菌されている。
また、本明細書において提供されるいずれかの改変細胞を含む本明細書において提供されるいずれかの組成物または本明細書において提供されるいずれかのキメラ抗原受容体を含む本明細書において提供されるいずれかの組成物を、疾患または障害を有する対象に投与する工程を含む、治療方法も本明細書において提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞の用量は、2.5×107もしくは約2.5×107個のCAR発現T細胞~1.2×109もしくは約1.2×109個のCAR発現T細胞、5.0×107もしくは約5.0×107個のCAR発現T細胞~4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞、1.5×108もしくは約1.5×108個のCAR発現T細胞~3.0×108もしくは約3.0×108個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、1×107もしくは約1×107個のCAR発現T細胞~2×109もしくは約2×109個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、2.5×107もしくは約2.5×107個のCAR発現T細胞~1.2×109もしくは約1.2×109個のCAR発現T細胞、5.0×107もしくは約5.0×107個のCAR発現T細胞~4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞、または1.5×108もしくは約1.5×108個のCAR発現T細胞~3.0×108もしくは約3.0×108個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、1.5×107もしくは約1.5×107個、2.5×107もしくは約2.5×107個、5.0×107もしくは約5.0×107個、7.5×107もしくは約7.5×107個、1.5×108もしくは約1.5×108個、2.25×108もしくは約2.25×108個、3.0×108もしくは約3.0×108個、4.5×108もしくは約4.5×108個、6.0×108もしくは約6.0×108個、8.0×108もしくは約8.0×108個、または1.2×109もしくは約1.2×109個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、5.0×107もしくは約5.0×107個、1.5×108もしくは約1.5×108個、3.0×108もしくは約3.0×108または4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は、5.0×107もしくは約5.0×107個、1.5×108もしくは約1.5×108個、3.0×108もしくは約3.0×108個、または4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞を含む。いずれかの態様のいくつかにおいて、細胞の用量は5.0×107もしくは約5.0×107個のCAR発現T細胞を含む。
また、本明細書において提供されるいずれかの改変細胞を含む本明細書において提供されるいずれかの組成物または本明細書において提供されるいずれかのキメラ抗原受容体を含む本明細書において提供されるいずれかの組成物を、疾患または障害を有する対象に投与する工程を含む、治療方法も本明細書において提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、細胞の用量は、1.0×107もしくは約1.0×107個のCAR発現T細胞~1.2×109もしくは約1.2×109個のCAR発現T細胞、1.5×107もしくは約1.5×107個のCAR発現T細胞~4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞、2.0×107もしくは約2.0×107個のCAR発現T細胞~3.0×108もしくは約3.0×108個のCAR発現T細胞を含む。
また、各々が本明細書において提供されるいずれかのキメラ抗原受容体または本明細書において提供されるいずれかのポリヌクレオチドによってコードされるいずれかのキメラ抗原受容体である第1のキメラ抗原受容体および第2のキメラ抗原受容体を含む複数の改変細胞を含有する組成物を、疾患または障害を有する対象に投与する工程;ならびに第2のキメラ抗原受容体を含む複数の第2の改変細胞を含有する組成物を当該対象に投与する工程を含む、治療方法も本明細書において提供される。提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該複数の第1の改変細胞の用量および当該複数の第2の改変細胞の用量は独立して、1.0×107もしくは約1.0×107個のCAR発現T細胞~1.5×109もしくは約1.5×109個のCAR発現T細胞、1.25×107もしくは約1.25×107個のCAR発現T細胞~0.6×108もしくは約0.6×108個のCAR発現T細胞、2.5×107もしくは約2.5×107個のCAR発現T細胞~2.25×108もしくは約2.25×108個のCAR発現T細胞、7.5×107もしくは約7.5×107個のCAR発現T細胞~1.5×108もしくは約1.5×108個のCAR発現T細胞、2.5×107もしくは約2.5×107個のCAR発現T細胞~1.2×109もしくは約1.2×109個のCAR発現T細胞、5.0×107もしくは約5.0×107個のCAR発現T細胞~4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞、1.5×108もしくは約1.5×108個のCAR発現T細胞~3.0×108もしくは約3.0×108個のCAR発現T細胞を含む。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該疾患または障害は、Gタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)の発現と関連性がある。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該疾患または障害はさらにB細胞成熟抗原(BCMA)の発現とも関連性がある。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該疾患または障害はB細胞関連障害である。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、BCMAとの関連性がある疾患または障害は自己免疫性の疾患または障害である。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、自己免疫性の疾患または障害は全身性エリテマトーデス(SLE)、ループス腎炎、炎症性腸疾患、関節リウマチ、ANCA関連血管炎、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、自己免疫性血小板減少症、シャーガス病、グレーブス病、ウェゲナー肉芽腫症、結節性多発性動脈炎、シェーグレン症候群、尋常性天疱瘡、強皮症、多発性硬化症、乾癬、IgA腎症、IgM多発ニューロパチー、血管炎、真性糖尿病、レイノー症候群、抗リン脂質抗体症候群、グッドパスチャー病、川崎病、自己免疫性溶血性貧血、重症筋無力症または進行性糸球体腎炎である。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該疾患または障害はがんである。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、がんはGPRC5Dを発現するがんである。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、がんは形質細胞悪性腫瘍であり、当該形質細胞悪性腫瘍が多発性骨髄腫(MM)または形質細胞腫である。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、がんは多発性骨髄腫(MM)である。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、がんは再発性/難治性多発性骨髄腫である。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、対象は、BCMA標的療法、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞に対して難治性であるか、もしくはBCMA標的療法の実施後、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞の投与後に再発している。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、BCMA標的療法、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞に対して難治性であるか、もしくはBCMA標的療法の実施後、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞の投与後に再発した対象が、治療のために選択される。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、対象は、当該用量の細胞の投与の前に、当該疾患または障害の治療のためのBCMA標的療法の実施を以前に受けたことがある。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、対象は、第1の用量の細胞および第2の用量の細胞の投与の前に、当該疾患または障害の治療のためのBCMA標的療法の実施を以前に受けたことがある。
提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、BCMA標的療法は、BCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞を含む組成物を含む。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該対象は、BCMA標的療法、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞に対して難治性であるか、もしくはBCMA標的療法の実施後、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞の投与後に再発している。提供される方法の提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、当該対象は、以前の投与後に、BCMA抗原もしくはエピトープの消失、BCMAの下方調節を示す多発性骨髄腫細胞、および/またはBCMA陰性腫瘍細胞を含む。
[本発明1001]
(1)ヒトGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(V
H
)領域;および
(ii)SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68または69に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)少なくとも125アミノ酸長のスペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、キメラ抗原受容体。
[本発明1002]
(1)ヒトGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31および33から選択されるV
H
領域アミノ酸配列内に含まれる、重鎖相補性決定領域1(CDR-H1)、重鎖相補性決定領域2(CDR-H2)、および重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変(V
H
)領域;ならびに
(ii)SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68および69から選択されるV
L
領域アミノ酸配列内に含まれる、軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1)、軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2)、および軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)少なくとも125アミノ酸長のスペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、キメラ抗原受容体。
[本発明1003]
(1)ヒトGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:75、78、80、90、93、95、105、108、110、120、123、125、135、138、140、152、162、165および167から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-H1;(b) SEQ ID NO:76、79、81、91、94、96、106、109、111、121、124、126、136、139、141、150、153、154、163、166および168から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-H2;ならびに(c) SEQ ID NO:77、92、107、122、137、151および164から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-H3を含む、重鎖可変(V
H
)領域;ならびに
(ii)SEQ ID NO:85、100、115、130、145、157および172から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-L1;(b) SEQ ID NO:86、101、116、131、146および158から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-L2;ならびに(c) SEQ ID NO:87、102、117、132、147、159、173および297から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-L3を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)少なくとも125アミノ酸長のスペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、キメラ抗原受容体。
[本発明1004]
前記細胞外抗原結合ドメインが、
(i)SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(V
H
)領域;および
(ii)SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68または69に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、本発明1002または本発明1003のキメラ抗原受容体。
[本発明1005]
前記スペーサーが、125~300個もしくは約125~約300個、125~250個もしくは約125~約250個、125~230個もしくは約125~約230個、125~200個もしくは約125~約200個、125~180個もしくは約125~約180個、125~150個もしくは約125~約150個、150~300個もしくは約150~約300個、150~250個もしくは約150~約250個、150~230個もしくは約150~約230個、150~200個もしくは約150~約200個、150~180個もしくは約150~約180個、180~300個もしくは約180~約300個、180~250個もしくは約180~約250個、125~300個もしくは約125~約300個、180~230個もしくは約180~約230個、180~200個もしくは約180~約200個、200~300個もしくは約200~約300個、200~250個もしくは約200~約250個、200~230個もしくは約200~約230個、230~300個もしくは約230~約300個、230~250個もしくは約230~約250個または250~300個もしくは約250~約300個の長さを有する、本発明1001~1004のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1006]
前記スペーサーが、130アミノ酸長もしくは少なくとも約130アミノ酸長である、140アミノ酸長もしくは少なくとも約140アミノ酸長である、150アミノ酸長もしくは少なくとも約150アミノ酸長である、160アミノ酸長もしくは少なくとも約160アミノ酸長である、170アミノ酸長もしくは少なくとも約170アミノ酸長である、180アミノ酸長もしくは少なくとも約180アミノ酸長である、190アミノ酸長もしくは少なくとも約190アミノ酸長である、200アミノ酸長もしくは少なくとも約200アミノ酸長である、210アミノ酸長もしくは少なくとも約210アミノ酸長である、220アミノ酸長もしくは少なくとも約220アミノ酸長である、221アミノ酸長もしくは少なくとも約221アミノ酸長である、222アミノ酸長もしくは少なくとも約222アミノ酸長である、223アミノ酸長もしくは少なくとも約223アミノ酸長である、224アミノ酸長もしくは少なくとも約224アミノ酸長である、225アミノ酸長もしくは少なくとも約225アミノ酸長である、226アミノ酸長もしくは少なくとも約226アミノ酸長である、227アミノ酸長もしくは少なくとも約227アミノ酸長である、228アミノ酸長もしくは少なくとも約228アミノ酸長である、または229アミノ酸長もしくは少なくとも約229アミノ酸長であるか、あるいは前記のもののいずれかの間の長さを有する;あるいは
前記スペーサーが、約130アミノ酸長もしくは少なくとも約130アミノ酸長である、約140アミノ酸長もしくは少なくとも約140アミノ酸長である、約150アミノ酸長もしくは少なくとも約150アミノ酸長である、約160アミノ酸長もしくは少なくとも約160アミノ酸長である、約170アミノ酸長もしくは少なくとも約170アミノ酸長である、約180アミノ酸長もしくは少なくとも約180アミノ酸長である、約190アミノ酸長もしくは少なくとも約190アミノ酸長である、約200アミノ酸長もしくは少なくとも約200アミノ酸長である、約210アミノ酸長もしくは少なくとも約210アミノ酸長である、約220アミノ酸長もしくは少なくとも約220アミノ酸長である、約221アミノ酸長もしくは少なくとも約221アミノ酸長である、約222アミノ酸長もしくは少なくとも約222アミノ酸長である、約223アミノ酸長もしくは少なくとも約223アミノ酸長である、約224アミノ酸長もしくは少なくとも約224アミノ酸長である、約225アミノ酸長もしくは少なくとも約225アミノ酸長である、約226アミノ酸長もしくは少なくとも約226アミノ酸長である、約227アミノ酸長もしくは少なくとも約227アミノ酸長である、約228アミノ酸長もしくは少なくとも約228アミノ酸長である、または約229アミノ酸長もしくは少なくとも約229アミノ酸長であるか、あるいは前記のもののいずれかの間の長さを有する、
本発明1001~1005のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1007]
前記スペーサーが免疫グロブリンの一部分を含む、本発明1001~1006のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1008]
前記スペーサーが、ヒンジ領域、CH2領域、およびCH3領域の配列を含む、本発明1001~1007のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1009]
前記ヒンジ領域がIgG4ヒンジ領域および/またはIgG2ヒンジ領域の全部または一部分を含み、ここで、該IgG4ヒンジ領域は任意でヒトIgG4ヒンジ領域であり、該IgG2ヒンジ領域は任意でヒトIgG2ヒンジ領域であり;
前記C
H
2領域がIgG4 C
H
2および/またはIgG2 C
H
2の全部または一部分を含み、ここで、該IgG4 C
H
2は任意でヒトIgG4 C
H
2であり、該IgG2 C
H
2は任意でヒトIgG2 C
H
2であり;かつ/あるいは
前記C
H
3領域がIgG4 C
H
3および/またはIgG2 C
H
3の全部または一部分を含み、ここで、該IgG4 C
H
3は任意でヒトIgG4 C
H
3であり、該IgG2 C
H
3は任意でヒトIgG2 C
H
3である、
本発明1008のキメラ抗原受容体。
[本発明1010]
前記ヒンジ領域、CH2、およびCH3が、ヒトIgG4由来のヒンジの全部または一部分、C
H
2の全部または一部分、およびC
H
3の全部または一部分を含む、本発明1008または本発明1009のキメラ抗原受容体。
[本発明1011]
前記ヒンジ領域、C
H
2、およびC
H
3のうちの1つまたは複数がキメラであり、ヒトIgG4およびヒトIgG2由来のヒンジ、C
H
2、およびC
H
3を含む、本発明1008または本発明1009のキメラ抗原受容体。
[本発明1012]
前記スペーサーが、IgG4/2キメラヒンジ領域、またはヒトIgG4ヒンジと比べて少なくとも1つのアミノ酸の置換を含む改変IgG4ヒンジ領域;IgG2/4キメラC
H
2領域;およびIgG4 C
H
3領域を含む、本発明1001~1011のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1013]
前記スペーサーが、
(i)SEQ ID NO:17に示される配列;
(ii)SEQ ID NO:17に対して少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するSEQ ID NO:17の機能性バリアント;あるいは
(iii)少なくとも125アミノ酸長である(i)または(ii)の連続部分
であるか、あるいはそれを含む、本発明1001~1012のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1014]
前記スペーサーが、SEQ ID NO:17に示される配列であるか、またはそれを含む、本発明1001~1013のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1015]
前記スペーサーが、SEQ ID NO:74に示されるヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む、本発明1001~1014のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1016]
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:21に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:21に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:22に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:22に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:21に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:21に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:63に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:63に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:23に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:23に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:24に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:24に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:23に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:23に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:64に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:64に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:25に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:25に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:26に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:26に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:25に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:25に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:65に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:65に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:27に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:28に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:28に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:27に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:66に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:66に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:29に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:29に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:30に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:30に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:29に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:29に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:67に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:67に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:31に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:31に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:32に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:32に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:31に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:31に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:68に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:68に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:33に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:33に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:34に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:34に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;あるいは
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:33に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:33に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:69に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:69に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、
本発明1001~1015のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1017]
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:80、81、および77のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:85、86、および87のアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:95、96、92のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:100、101、および102のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:110、111、および107のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:115、116、および117のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:125、126、および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131、および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:140、141、および137のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:145、146、および147のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:140、154、および151のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:157、158、および159のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:167、168、および164のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:172、86、173のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:169、170、および171のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:174、89、および297のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
本発明1001~1016のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1018]
前記V
H
領域および前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:21および22に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:21および63に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域および前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:23および24に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:23および64に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域および前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:25および26に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:25および65に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域および前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:27および66に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域および前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:29および30に示されるアミノ酸配列もしくはSEQ ID NO:29および67のそれぞれに示されるアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域および前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:31および32に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:31および68に示されるアミノ酸配列を含むか;または
前記V
H
領域および前記V
L
領域が、SEQ ID NO:33および34もしくはそれぞれそれぞれSEQ ID NO:33および69に示されるアミノ酸配列に示されるアミノ酸配列を含む、
本発明1001~1017のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1019]
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:21に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:21に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:22に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:22に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:21に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:21に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:63に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:63に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:23に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:23に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:24に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:24に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:23に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:23に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:64に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:64に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:27に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:28に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:28に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:27に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:66に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:66に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:31に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:31に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:32に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:32に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;あるいは
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:31に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:31に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:68に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:68に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、
本発明1001~1018のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1020]
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:80、81および77のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:85、86および87のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:95、96、92のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:100、101および102のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:140、154および151のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:157、158および159のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
本発明1001~1019のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1021]
前記V
H
領域および前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:21および22に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:21および63に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域および前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:23および24に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:23および64に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記V
H
領域および前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列またはそれぞれSEQ ID NO:27および66に示されるアミノ酸配列を含むか;または
前記V
H
領域および前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:31および32に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:31および68に示されるアミノ酸配列を含む、
本発明1001~1020のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1022]
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:27に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:28に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:28に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;あるいは
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:27に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:66に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:66に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、
本発明1001~1021のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1023]
SEQ ID NO:27に示されるV
H
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含む、重鎖可変(V
H
)領域;ならびにSEQ ID NO:28または66に示されるV
L
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む軽鎖可変(V
L
)領域を含む、本発明1001~1022のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1024]
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含む、本発明1001~1023のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1025]
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:127、128および129のアミノ酸配列を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:133、134および132のアミノ酸配列を含む、本発明1001~1023のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1026]
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:120、121および122のアミノ酸配列を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含む、本発明1001~1023のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1027]
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:123、124および122のアミノ酸配列を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含む、本発明1001~1023のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1028]
前記V
H
領域および前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:27および66に示されるアミノ酸配列を含む、本発明1001~1023のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1029]
前記細胞外抗原結合ドメインが単鎖抗体断片である、本発明1001~1028のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1030]
前記単鎖抗体断片が、単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む、本発明1001~1029のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1031]
前記V
H
領域および前記V
L
領域が、フレキシブルリンカーによって連結されている、本発明1001~1030のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1032]
前記リンカーが、アミノ酸配列
を含む、本発明1031のキメラ抗原受容体。
[本発明1033]
前記V
H
領域が前記V
L
領域に対してアミノ末端側にある、本発明1001~1032のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1034]
前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:1、3、5、7、9、11および13から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:1、3、5、7、9、11および13から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ/または
前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:257、259、261、263、265、267および269から選択されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:257、259、261、263、265、267および269から選択されるヌクレオチド配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列によってコードされる、
本発明1001~1033のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1035]
前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:1、3、5、7、9、11および13から選択されるアミノ酸配列を含む、本発明1001~1034のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1036]
前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:1、3、7および11から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:1、3、7および11から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1001~1034のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1037]
前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:1、3、7および11から選択されるアミノ酸配列を含む、本発明1001~1036のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1038]
前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:7に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:7に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1001~1034または1037のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1039]
前記抗原結合ドメインがSEQ ID NO:7に示されるアミノ酸配列を含む、本発明1001~1038のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1040]
前記V
H
領域が前記V
L
領域に対してカルボキシ末端側にある、本発明1001~1032のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1041]
前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:2、4、6、8、10、12および14から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:2、4、6、8、10、12および14から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ/または
前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:258、260、262、264、266、268および270から選択されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:258、260、262、264、266、268および270から選択されるヌクレオチド配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列によってコードされる、
本発明1001~1032および1040のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1042]
前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:2、4、6、8、10、12および14から選択されるアミノ酸配列を含む、本発明1001~1032、1040および1041のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1043]
前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:2、4、8および12から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:2、4、8および12から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1001~1032、1040および1041のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1044]
前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:2、4、8および12から選択されるアミノ酸配列を含む、本発明1001~1032または1040~1043のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1045]
前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1001~1032、1040、1041および1043のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1046]
前記細胞外抗原結合ドメインがSEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列を含む、本発明1001~1032または1040~1045のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1047]
前記細胞内シグナル伝達領域が細胞内細胞質シグナル伝達ドメインを含む、本発明1001~1046のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1048]
前記細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む、本発明1047のキメラ抗原受容体。
[本発明1049]
前記細胞内シグナル伝達ドメインが、SEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸であるか、あるいはそれを含む、本発明1047または1048のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1050]
前記細胞内シグナル伝達領域が共刺激シグナル伝達領域をさらに含む、本発明1047~1049のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1051]
前記共刺激シグナル伝達領域が、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、本発明1050のキメラ抗原受容体。
[本発明1052]
前記共刺激シグナル伝達領域がCD28の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、本発明1050または1051のキメラ抗原受容体。
[本発明1053]
前記共刺激シグナル伝達領域が、SEQ ID NO:46に示されるアミノ酸配列あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、本発明1050~1052のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1054]
前記共刺激シグナル伝達領域が4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、本発明1050または1051のキメラ抗原受容体。
[本発明1055]
前記共刺激シグナル伝達領域が、SEQ ID NO:19に示されるアミノ酸配列あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、本発明1050、1051および1054のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1056]
前記共刺激シグナル伝達領域が、膜貫通ドメインと細胞内シグナル伝達領域の間にある、本発明1050~1055のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1057]
前記膜貫通ドメインが、CD4、CD28、もしくはCD8由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む、本発明1001~1056のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1058]
前記膜貫通ドメインが、CD28に由来する膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む、本発明1001~1057のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1059]
前記膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示されるアミノ酸配列あるいはSEQ ID NO:18に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、本発明1001~1058のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1060]
(1)ヒトGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:27に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(V
H
)領域;および
(ii)SEQ ID NO:28または66に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラC
H
2領域;およびIgG4 C
H
3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)ヒトCD28由来の膜貫通ドメイン;ならびに
(4)CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖の細胞質シグナル伝達ドメインおよびT細胞共刺激分子の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、細胞内シグナル伝達領域
を含む、キメラ抗原受容体。
[本発明1061]
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:27に示されるV
H
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:28もしくは66に示されるV
L
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:120、121および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記V
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:123、124および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
本発明1060のキメラ抗原受容体。
[本発明1062]
(1)ヒトGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
SEQ ID NO:27に示されるV
H
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むV
H
領域;ならびにSEQ ID NO:28もしくは66に示されるV
L
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む軽鎖可変(V
L
)領域;または
それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むV
H
領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むV
L
領域;
それぞれSEQ ID NO:120、121および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むV
H
領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むV
L
領域;または
それぞれSEQ ID NO:123、124および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むV
H
領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むV
L
領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラC
H
2領域;およびIgG4 C
H
3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)ヒトCD28由来の膜貫通ドメイン;ならびに
(4)ヒトCD3-ゼータ(CD3ζ)鎖の細胞質シグナル伝達ドメインおよびヒトCD28またはヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、細胞内シグナル伝達領域
を含む、キメラ抗原受容体。
[本発明1063]
前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:27に示されるV
H
領域アミノ酸配列およびSEQ ID NO:28もしくは66に示されるV
L
領域アミノ酸配列を含み;かつ/または
細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:7もしくはSEQ ID NO:8に示されるscFvを含む、
本発明1060~1062のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1064]
前記膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示されるアミノ酸配列あるいはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、本発明1060~1063のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1065]
前記細胞内シグナル伝達領域が、(a)SEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、および(b) SEQ ID NO:46に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1060~1064のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1066]
前記細胞内シグナル伝達領域が、SEQ ID NO:20に示される配列およびSEQ ID NO:46に示される配列であるか、あるいはそれを含む、本発明1060~1065のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1067]
前記細胞内シグナル伝達領域が、(a)SEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、および(b) SEQ ID NO:19に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1060~1064のいずれかのキメラ抗原受容体。
[本発明1068]
本発明1001~1067のいずれかのキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチド配列を含む、ポリヌクレオチド。
[本発明1069]
前記スペーサーをコードする核酸が、少なくとも1つの改変されたスプライスドナー部位および/または改変されたスプライスアクセプター部位を含み、該改変されたスプライスドナー部位および/または改変されたスプライスアクセプター部位が、SEQ ID NO:73に示される配列に含まれる参照スプライスドナー部位および/または参照スプライスアクセプター部位に対応する1つまたは複数のヌクレオチド改変を含む、本発明1068のポリヌクレオチド。
[本発明1070]
前記1つまたは複数のヌクレオチド改変がアミノ酸置換を含む、本発明1069のポリヌクレオチド。
[本発明1071]
前記参照スプライスドナーおよび/または参照スプライスアクセプター部位が、少なくとも0.4もしくは少なくとも約0.4、少なくとも0.5もしくは少なくとも約0.5、少なくとも0.6もしくは少なくとも約0.6、少なくとも0.70もしくは少なくとも約0.70、少なくとも0.75もしくは少なくとも約0.75、少なくとも0.80もしくは少なくとも約0.80、少なくとも0.85もしくは少なくとも約0.85、少なくとも0.90もしくは少なくとも約0.90、少なくとも0.95もしくは少なくとも約0.95、少なくとも0.99もしくは少なくとも約0.99、または少なくとも1.0もしくは少なくとも約1.0のスプライス部位予測スコアを有し;かつ/あるいは
前記参照スプライスドナーおよび/または参照スプライスアクセプター部位が、少なくとも40%もしくは少なくとも約40%、少なくとも50%もしくは少なくとも約50%、少なくとも60%もしくは少なくとも約60%、少なくとも70%もしくは少なくとも約70%、少なくとも75%もしくは少なくとも約75%、少なくとも80%もしくは少なくとも約80%、少なくとも85%もしくは少なくとも約85%、少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも99%もしくは少なくとも約99%、または少なくとも100%もしくは少なくとも約100%の確率でスプライス事象に関与すると予測される、
本発明1069または1070のポリヌクレオチド。
[本発明1072]
前記参照スプライスドナー部位が、配列
を含み;かつ/または
前記参照スプライスアクセプター部位が、配列
を含む、
本発明1069~1071のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1073]
前記参照スプライスドナー部位が、配列
を含み;かつ/または
前記参照スプライスアクセプター部位が、配列
を含む、
本発明1069~1072のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1074]
前記1つまたは複数のヌクレオチド改変が、サイレントであり、かつ/またはSEQ ID NO:73と比べて縮重コドンをもたらし、かつ/またはコードされる前記スペーサーのアミノ酸配列を変えない、本発明1069~1073のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1075]
前記改変されたスプライスドナー部位が
に示されており;かつ/または
前記改変されたスプライスアクセプター部位が
に示されている、
本発明1069~1074のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1076]
前記改変されたスプライスドナー部位が
に示されており、かつ/または
前記改変されたアクセプター部位が
に示されている、本発明1069~1075のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1077]
前記スペーサーが、SEQ ID NO:74に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、本発明1069~1076のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1078]
細胞における発現時に、前記ポリヌクレオチドから転写されたRNA、任意でメッセンジャーRNA(mRNA)が、参照ポリヌクレオチドから転写されたmRNAの不均一性と比べて低下した不均一性を示し、該参照ポリヌクレオチドが、前記ポリヌクレオチドと同じアミノ酸配列をコードし、該参照ポリヌクレオチドが、前記ポリヌクレオチドと比べて、スペーサーをコードする核酸における1つもしくは複数のスプライスドナー部位および/または1つもしくは複数のスプライスアクセプター部位の存在において異なり、かつ/あるいは前記ポリヌクレオチドと比べて1つもしくは複数のヌクレオチド改変を含み、かつ/またはSEQ ID NO:73に示されるスペーサーを含む、本発明1068~1077のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1079]
ヒト細胞における発現のためにコドンが最適化されている、本発明1068~1078のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1080]
前記キメラ抗原受容体が第1のキメラ抗原受容体であり、前記ポリヌクレオチドが、第2のキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチド配列をさらに含む、本発明1068~1078のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1081]
前記第1のキメラ抗原受容体および第2のキメラ抗原受容体が、1つまたは複数のマルチシストロン性エレメントによって隔てられている、本発明1080のポリヌクレオチド。
[本発明1082]
前記1つまたは複数のマルチシストロン性エレメントが、リボソームスキップ配列であるか、またはそれを含み、任意で該リボソームスキップ配列がT2A、P2A、E2A、またはF2Aエレメントである、本発明1081のポリヌクレオチド。
[本発明1083]
前記1つまたは複数のマルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列がコドン相違型である、本発明1082のポリヌクレオチド。
[本発明1084]
前記1つまたは複数のマルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列が、SEQ ID NO:319に示される配列であるか、またはそれを含む、本発明1082または本発明1083のポリヌクレオチド。
[本発明1085]
前記第2のキメラ抗原受容体(CAR)が、多発性骨髄腫上で発現するかまたは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインを含む、本発明1080~1084のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1086]
前記第2のCARが、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域をさらに含む、本発明1085のポリヌクレオチド。
[本発明1087]
前記第2の抗原が、B細胞成熟抗原(BCMA)、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACI、およびFcRH5から選択される、本発明1085または本発明1086のポリヌクレオチド。
[本発明1088]
前記第2の抗原がBCMAである、本発明1085~1087のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1089]
前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(V
H
)領域;および
(ii)SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラC
H
2領域;およびIgG4 C
H
3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、本発明1085~1088のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1090]
前記第2のCARのV
H
領域が、SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるV
H
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み;かつ該第2のCARのV
L
領域が、SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるV
L
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、本発明1089のポリヌクレオチド。
[本発明1091]
前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:199、202、206および209から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:200、203、207および210から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);ならびに(c) SEQ ID NO:201、204、205、208および211から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変(V
H
)領域;ならびに
(ii)SEQ ID NO:218、221、224、227および230から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:219、222、225、228および231のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);ならびに(c) SEQ ID NO:220、223および226から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラC
H
2領域;およびIgG4 C
H
3領域を含むスペーサー、任意で228アミノ酸長もしくは約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、本発明1085~1088のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1092]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200および201のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:221、222および223のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200、205のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:206、207、208のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
本発明1089~1091のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1093]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
本発明1089~1091のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1094]
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:189に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:191に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:193に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:195に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;または
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:197に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
本発明1089~1093のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1095]
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列を含むか;またha
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む、
本発明1089~1094のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1096]
前記第2のCARのV
H
領域が前記V
L
領域に対してアミノ末端側にある、本発明1089~1095のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1097]
前記第2のCARのV
H
領域が前記V
L
領域に対してカルボキシ末端側にある、本発明1089~1095のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1098]
前記第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1089~1097のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1099]
前記第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列を含む、本発明1089~1098のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1100]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/または
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/または
前記第2のCARの細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
本発明1089~1099のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1101]
前記第2のCARの膜貫通ドメインが、CD4、CD28、もしくはCD8由来の膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD28、またはヒトCD8由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む、本発明1086~1100のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1102]
前記第2のCARの膜貫通ドメインが、ヒトCD28由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含み;かつ/あるいは
前記第2のCARの膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示されるアミノ酸配列あるいはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、
本発明1086~1101のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1103]
前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が細胞内シグナル伝達ドメインを含む、本発明1086~1102のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1104]
前記第2のCARの細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分の細胞質シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD3ゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む、本発明1103のポリヌクレオチド。
[本発明1105]
前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が、SEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1103または1104のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1106]
前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が共刺激シグナル伝達領域をさらに含む、本発明1103~1105のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1107]
前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、本発明1106のポリヌクレオチド。
[本発明1108]
前記第1のキメラ抗原受容体と前記第2のキメラ抗原受容体の少なくとも一方が、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含む、本発明1080~1107のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1109]
前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、本発明1106~1108のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1110]
前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、
ヒトCD28の細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいは
SEQ ID NO:46に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、本発明1106~1108のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1111]
前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、
ヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいは
SEQ ID NO:19に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、本発明1106~1109のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1112]
(i)第1の抗原結合ドメインを含む第1のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第1の核酸配列;および
(ii)第2の抗原結合ドメインを含む第2のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第2の核酸配列
を含むポリヌクレオチドであって、
該第1のCARおよび該第2のCARが各々、(a)該第1の抗原結合ドメインまたは該第2の抗原結合ドメイン、(b)スペーサー、(c)膜貫通ドメイン、ならびに(d)細胞内シグナル伝達ドメインと共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、
該第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数と該第2のCARの(b)~(d)のうちの同じ1つまたは複数が同一のアミノ酸配列を含み;かつ
該第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列は該第2のCARの(b)~(d)のうちの同じ1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列と配列が異なる、
ポリヌクレオチド。
[本発明1113]
(i)GPRC5DまたはBCMAの一方に結合することができる第1の抗原結合ドメインを含む第1のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第1の核酸配列;および
(ii)GPRC5DまたはBCMAの他方に結合することができる第2の抗原結合ドメインを含む第2のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第2の核酸配列
を含むポリヌクレオチドであって、
該第1のCARおよび該第2のCARが各々、(a)該第1の抗原結合ドメインまたは該第2の抗原結合ドメイン、(b)スペーサー、(c)膜貫通ドメイン、ならびに(d)細胞内シグナル伝達ドメインと共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、
該第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数と該第2のCARの(b)~(d)のうちの同じ1つまたは複数が同一のアミノ酸配列を含み;かつ
該第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列は該第2のCARの(b)~(d)のうちの同じ1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列と配列が異なる
ポリヌクレオチド。
[本発明1114]
前記第1のキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチド配列と前記第2のキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチド配列のうち少なくとも一方がコドン相違型である、本発明1080~1113のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1115]
(i)第1のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第1の核酸配列、(ii)第2のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第2の核酸配列、および(iii)マルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列を含み、該第1のCARをコードする第1の核酸と該第2のCARをコードする第2の核酸が該マルチシストロン性エレメントによって隔てられている、ポリヌクレオチドであって、
該第1のCARが、GPRC5Dに結合する第1の抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:311に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、第1の抗原結合ドメイン;SEQ ID NO:305に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー;SEQ ID NO:307に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン;およびSEQ ID NO:309に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:308に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、
該第2のCARが、BCMAに結合する第2の抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:310に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、第2の抗原結合ドメイン;SEQ ID NO:74に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー;SEQ ID NO:56に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン;およびSEQ ID NO:58に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:60に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達ドメイン領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、
該第1のCARをコードする第1の核酸配列が該第2のCARをコードする第2の核酸配列に対して該ポリヌクレオチドの5’末端の方に位置している、
ポリヌクレオチド。
[本発明1116]
(i)第1のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第1の核酸配列、(ii)第2のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第2の核酸配列、および(iii)マルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列を含み、該第1のCARをコードする第1の核酸と該第2のCARをコードする第2の核酸が該マルチシストロン性エレメントによって隔てられている、ポリヌクレオチドであって、
該第1のCARが、BCMAに結合する第1の抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:310に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、第1の抗原結合ドメイン;SEQ ID NO:74に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー;SEQ ID NO:56に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン;およびSEQ ID NO:58に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:60に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達ドメイン領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、
該第2のCARが、GPRC5Dに結合する第2の抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:311に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、第2の抗原結合ドメイン;SEQ ID NO:305に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー;SEQ ID NO:307に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン;およびSEQ ID NO:309に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:308に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、
該第1のCARをコードする第1の核酸が該第2のCARをコードする第2の核酸配列に対して該ポリヌクレオチドの5’末端の方に位置している、
ポリヌクレオチド。
[本発明1117]
前記第1のキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチド配列と前記第2のキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチド配列が、約30個以下、約20個以下、または約10個以下の連続塩基対の配列相同性を有する、本発明1080~1116のいずれかのポリヌクレオチド。
[本発明1118]
本発明1068~1117のいずれかのポリヌクレオチドを含む、ベクター。
[本発明1119]
ウイルスベクターである、本発明1118のベクター。
[本発明1120]
本発明1001~1067のいずれかのキメラ抗原受容体を含む細胞。
[本発明1121]
前記キメラ抗原受容体が第1のキメラ受容体であり、前記細胞が、第2のキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチドを含むポリヌクレオチドをさらに含む、本発明1120の細胞。
[本発明1122]
本発明1068~1117のいずれかのポリヌクレオチドを含む、細胞。
[本発明1123]
第1のポリヌクレオチドである本発明1068~1079のいずれかのポリヌクレオチドを含み、第2のキメラ抗原受容体(CAR)をコードするヌクレオチド配列を含む第2のポリヌクレオチドをさらに含む、細胞。
[本発明1124]
前記第2のキメラ抗原受容体(CAR)が、多発性骨髄腫上で発現するかまたは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインを含む、本発明1121または本発明1123の細胞。
[本発明1125]
前記第2のCARが、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域をさらに含む、本発明1124の細胞。
[本発明1126]
前記第2の抗原が、B細胞成熟抗原(BCMA)、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACI、およびFcRH5から選択される、本発明1124または本発明1125の細胞。
[本発明1127]
前記第2の抗原がBCMAである、本発明1124~1126のいずれかの細胞。
[本発明1128]
前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(V
H
)領域;および
(ii)SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラC
H
2領域;およびIgG4 C
H
3領域を含み、任意で228アミノ酸長もしくは約228アミノ酸長である、スペーサー、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、本発明1121~1127のいずれかの細胞。
[本発明1129]
前記第2のCARのV
H
領域が、SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるV
H
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるV
L
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、本発明1128の細胞。
[本発明1130]
前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:199、202、206、または209に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:200、203、207、または210に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);および(c) SEQ ID NO:201、204、205、208、または211に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変(V
H
)領域;ならびに
(ii)SEQ ID NO:218、221、224、227、または230に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:219、222、225、228、または231に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);および(c) SEQ ID NO:220、223、または226に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラC
H
2領域;およびIgG4 C
H
3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、本発明1121~1127のいずれかの細胞。
[本発明1131]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200および201のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:221、222および223のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200、205のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:206、207、208のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
本発明1128~1130のいずれかの細胞。
[本発明1132]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、本発明1128~1131のいずれかの細胞。
[本発明1133]
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:189に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:191に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:193に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:195に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;または
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:197に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
本発明1128~1132のいずれかの細胞。
[本発明1134]
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列を含むか;または
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む、
本発明1128~1133のいずれかの細胞。
[本発明1135]
前記単鎖抗体断片が、単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む、本発明1128~1134の細胞。
[本発明1136]
前記第2のCARのV
H
領域が該第2のCARのV
L
領域に対してアミノ末端側にある、本発明1128~1135のいずれかの細胞。
[本発明1137]
前記第2のCARのV
H
領域が該第2のCARのV
L
領域に対してカルボキシ末端側にある、本発明1128~1135のいずれかの細胞。
[本発明1138]
前記第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1128~1137のいずれかの細胞。
[本発明1139]
前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列を含む、本発明1128~1138のいずれかの細胞。
[本発明1140]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/または
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/または
前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
本発明1128~1139のいずれかの細胞。
[本発明1141]
前記第2のCARの膜貫通ドメインが、CD4、CD28、もしくはCD8由来の膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD28、またはヒトCD8由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む、本発明1125~1140のいずれかの細胞。
[本発明1142]
前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が共刺激シグナル伝達領域をさらに含む、本発明1125~1141のいずれかの細胞。
[本発明1143]
前記共刺激シグナル伝達領域が、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、本発明1142の細胞。
[本発明1144]
前記共刺激シグナル伝達領域が、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、本発明1142または本発明1143の細胞。
[本発明1145]
本発明1001~1067のいずれかのキメラ抗原受容体を含む、組成物。
[本発明1146]
本発明1120~1144のいずれかの細胞または本発明1120~1144のいずれかの複数の細胞を含む、組成物。
[本発明1147]
前記組成物がCD4+T細胞およびCD8+T細胞を含み、該CD4+T細胞と該CD8+T細胞の比が約1:3~約3:1、任意で約1:2~約2:1である、本発明1143の組成物。
[本発明1148]
第1のキメラ抗原受容体を含む、複数の第1の細胞であって、該第1のキメラ抗原受容体が、本発明1001~1067のいずれかのキメラ抗原受容体であるか、または本発明1068~1079のいずれかのポリヌクレオチドによってコードされる、複数の第1の細胞;および
第2のキメラ抗原受容体を含む、複数の第2の細胞
を含む、組成物。
[本発明1149]
前記第2のキメラ受容体が、多発性骨髄腫上で発現するかまたは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインを含む、本発明1148の組成物。
[本発明1150]
前記第2のCARが、第2の抗原に結合する細胞外抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む、本発明1148または本発明1149の組成物。
[本発明1151]
前記第2の抗原が、B細胞成熟抗原(BCMA)、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACI、およびFcRH5から選択される、本発明1149または本発明1150の組成物。
[本発明1152]
前記第2の抗原がBCMAである、本発明1149~1151のいずれかの組成物。
[本発明1153]
前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(V
H
)領域;および
(ii)SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラC
H
2領域;およびIgG4 C
H
3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、本発明1148~1152のいずれかの組成物。
[本発明1154]
前記第2のCARのV
H
領域が、SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるV
H
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるV
L
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、本発明1153の組成物。
[本発明1155]
前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:199、202、206、または209に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:200、203、207、または210に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);および(c) SEQ ID NO:201、204、205、208、または211に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変(V
H
)領域;ならびに
(ii)SEQ ID NO:218、221、224、227、または230に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:219、222、225、228、または231に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);および(c) SEQ ID NO:220、223、または226に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラC
H
2領域;およびIgG4 C
H
3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、本発明1148~1152のいずれかの組成物。
[本発明1156]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200および201のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:221、222および223のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200、205のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:206、207、208のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
本発明1153~1155のいずれかの組成物。
[本発明1157]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、本発明1153~1156のいずれかの組成物。
[本発明1158]
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:189に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:191に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:193に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:195に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;または
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:197に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
本発明1153~1157のいずれかの組成物。
[本発明1159]
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列を含むか;または
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む、
本発明1153~1158のいずれかの組成物。
[本発明1160]
前記第2のCARのV
H
領域が該第2のCARのV
L
領域に対してアミノ末端側にある、本発明1153~1159のいずれかの組成物。
[本発明1161]
前記第2のCARのV
H
領域が該第2のCARのV
L
領域に対してカルボキシ末端側にある、本発明1153~1159のいずれかの組成物。
[本発明1162]
前記第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1153~1161のいずれかの組成物。
[本発明1163]
前記第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列を含む、本発明1153~1162のいずれかの組成物。
[本発明1164]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/または
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/または
前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
本発明1153~1163のいずれかの組成物。
[本発明1165]
前記第2のCARの膜貫通ドメインが、CD4、CD28、もしくはCD8由来の膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD28、またはヒトCD8由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む、本発明1150~1164のいずれかの組成物。
[本発明1166]
前記第2のCARの膜貫通ドメインが、ヒトCD28由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含み;かつ/あるいは
前記第2のCARの膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示されるアミノ酸配列あるいはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、
本発明1150~1165のいずれかの組成物。
[本発明1167]
前記細胞内シグナル伝達領域が細胞内シグナル伝達ドメインを含み、該細胞内シグナル伝達ドメインが、T細胞において一次活性化シグナルを誘導することができ、T細胞受容体(TCR)の構成要素であり、かつ/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含む、本発明1150~1166のいずれかの組成物。
[本発明1168]
前記細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分の細胞質シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD3ゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む、本発明1167の組成物。
[本発明1169]
前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が共刺激シグナル伝達領域をさらに含む、本発明1150~1168のいずれかの組成物。
[本発明1170]
前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、本発明1169の組成物。
[本発明1171]
前記第1のキメラ抗原受容体と前記第2のキメラ抗原受容体の少なくとも一方が、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含む、本発明1148~1170のいずれかの組成物。
[本発明1172]
前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、本発明1169~1171のいずれかの組成物。
[本発明1173]
前記複数の第1の細胞がT細胞を含み、任意で該T細胞がCD4+T細胞およびCD8+T細胞を含み、任意で該CD4+T細胞と該CD8+T細胞の比が約1:3~約3:1、任意で1:2~2:1である、本発明1148~1172のいずれかの組成物。
[本発明1174]
前記複数の第2の細胞がT細胞を含み、任意で該T細胞がCD4+T細胞およびCD8+T細胞を含み、任意で該CD4+T細胞と該CD8+T細胞の比が約1:3~約3:1、任意で約1:2~約2:1である、本発明1148~1173のいずれかの組成物。
[本発明1175]
前記組成物中の前記第1の複数の細胞と前記第2の複数の細胞の比が、約1:3~約3:1、任意で約1:2~約2:1、任意で約1:1である、本発明1148~1174のいずれかの組成物。
[本発明1176]
前記第1のキメラ抗原受容体を発現する前記第1の複数の細胞と前記第2のキメラ抗原受容体を発現する前記第2の複数の細胞を約1:3~約3:1、任意で約1:2~約2:1、任意で約1:1である比で含む、本発明1148~1175のいずれかの組成物。
[本発明1177]
疾患または病態、任意でがんを有する対象の治療における使用のための、本発明1145~1176のいずれかの薬学的組成物。
[本発明1178]
本発明1120~1144のいずれかの細胞を有効成分として含有する、疾患または障害、任意でがんの治療における使用のための薬学的組成物。
[本発明1179]
本発明1145~1176、1233または1234のいずれかの組成物を有効成分として含有する、疾患または障害、任意でがんの治療における使用のための薬学的組成物。
[本発明1180]
本発明1001~1067のいずれかのキメラ抗原受容体であるかまたは本発明1068~1079のいずれかのポリヌクレオチドによってコードされる第1のキメラ抗原受容体を含む第1の用量の複数の第1の細胞を含む組成物と、第2のキメラ抗原受容体を含む第2の用量の複数の第2の細胞を含む組成物とを有効成分として含有する、疾患または障害、任意でがんの治療における使用のための薬学的組成物。
[本発明1181]
ある用量の本発明1120~1144のいずれかの細胞を含む組成物、または本発明1145~1180、1233もしくは1234のいずれかの組成物を、疾患または障害を有する対象に投与する工程を含む、治療方法。
[本発明1182]
疾患または障害、任意でがんを治療するための、本発明1120~1144のいずれかの細胞の使用。
[本発明1183]
疾患または障害、任意でがんを治療するための、本発明1145~1180、1233もしくは1234のいずれかの組成物の使用。
[本発明1184]
疾患または障害、任意でがんを治療するための医薬を製造するための、本発明1120~1144のいずれかの細胞の使用。
[本発明1185]
疾患または障害、任意でがんを治療するための医薬を製造するための、本発明1145~1180、1233もしくは1234のいずれかの組成物の使用。
[本発明1186]
前記細胞の用量が、約1.0×10
7
個のCAR発現T細胞~約1.2×10
9
個のCAR発現T細胞、約1.0×10
7
個のCAR発現T細胞~約6.5×10
8
個のCAR発現T細胞、約1.5×10
7
個のCAR発現T細胞~約6.5×10
8
個のCAR発現T細胞、約1.5×10
7
個のCAR発現T細胞~約6.0×10
8
個のCAR発現T細胞、約2.5×10
7
個のCAR発現T細胞~約6.0×10
8
個のCAR発現T細胞、約5.0×10
7
個のCAR発現T細胞~約6.0×10
8
個のCAR発現T細胞、約1.25×10
7
個のCAR発現T細胞~約1.2×10
9
個のCAR発現T細胞、約1.5×10
7
個のCAR発現T細胞~約1.2×10
9
個のCAR発現T細胞、約5.0×10
7
個のCAR発現T細胞~約4.5×10
8
個のCAR発現T細胞、または約1.5×10
8
個のCAR発現T細胞~約3.0×10
8
個のCAR発現T細胞を含み、それぞれ両端の値を含む、本発明1181~1185のいずれかの方法もしくは使用または本発明1177~1180のいずれかの使用のための薬学的組成物。
[本発明1187]
前記細胞の用量が、1.5×10
7
もしくは約1.5×10
7
個、2.5×10
7
もしくは約2.5×10
7
個、5.0×10
7
もしくは約5.0×10
7
個、7.5×10
7
もしくは約7.5×10
7
個、1.5×10
8
もしくは約1.5×10
8
個、2.25×10
8
もしくは約2.25×10
8
個、3.0×10
8
もしくは約3.0×10
8
個、4.5×10
8
もしくは約4.5×10
8
個、6.0×10
8
もしくは約6.0×10
8
個、8.0×10
8
もしくは約8.0×10
8
個、または1.2×10
9
もしくは約1.2×10
9
個のCAR発現T細胞を含む、本発明1181~1186のいずれかの方法もしくは使用または本発明1177~1180のいずれかの使用のための薬学的組成物。
[本発明1188]
本発明1001~1067のいずれかのキメラ抗原受容体であるかまたは本発明1068~1079のいずれかのポリヌクレオチドによってコードされる第1のキメラ抗原受容体を含む第1の用量の複数の第1の細胞を含む組成物を、疾患または障害を有する対象に投与する工程;および
第2のキメラ抗原受容体を含む第2の用量の複数の第2の細胞を含む組成物を、該対象に投与する工程
を含む、治療方法。
[本発明1189]
本発明1001~1067のいずれかのキメラ抗原受容体であるかまたは本発明1068~1079のいずれかのポリヌクレオチドによってコードされる第1のキメラ抗原受容体を含む第1の用量の複数の第1の細胞を含む組成物と、第2のキメラ抗原受容体を含む第2の用量の複数の第2の細胞を含む組成物との、疾患または障害の治療のための使用であって、任意で該疾患または病態ががんである、使用。
[本発明1190]
本発明1001~1067のいずれかのキメラ抗原受容体であるかまたは本発明1068~1079のいずれかのポリヌクレオチドによってコードされる第1のキメラ抗原受容体を含む第1の用量の複数の第1の細胞を含む組成物と、第2のキメラ抗原受容体を含む第2の用量の複数の第2の細胞を含む組成物との、疾患または障害を治療するための医薬を製造するための使用であって、任意で該疾患または病態ががんである、使用。
[本発明1191]
前記複数の第1の細胞の第1の用量および該複数の第2の細胞の第2の用量が独立して、1.0×10
7
もしくは約1.0×10
7
個のCAR発現T細胞~1.5×10
9
もしくは約1.5×10
9
個のCAR発現T細胞、1.0×10
7
もしくは約1.0×10
7
個のCAR発現T細胞~6.5×10
8
もしくは約6.5×10
8
個のCAR発現T細胞、1.25×10
7
もしくは約1.25×10
7
個のCAR発現T細胞~0.6×10
8
もしくは約0.6×10
8
個のCAR発現T細胞、1.5×10
7
もしくは約1.5×10
7
個のCAR発現T細胞~6.5×10
8
もしくは約6.5×10
8
個のCAR発現T細胞、1.5×10
7
もしくは約1.5×10
7
個のCAR発現T細胞~6.0×10
8
もしくは約6.0×10
8
個のCAR発現T細胞、2.5×10
7
もしくは約2.5×10
7
個のCAR発現T細胞~2.25×10
8
もしくは約2.25×10
8
個のCAR発現T細胞、2.5×10
7
もしくは約2.5×10
7
個のCAR発現T細胞~6.0×10
8
もしくは約6.0×10
8
個のCAR発現T細胞、5.0×10
7
もしくは約5.0×10
7
個のCAR発現T細胞~6.0×10
8
もしくは約6.0×10
8
個のCAR発現T細胞、7.5×10
7
もしくは約7.5×10
7
個のCAR発現T細胞~1.5×10
8
もしくは約1.5×10
8
個のCAR発現T細胞、2.5×10
7
もしくは約2.5×10
7
個のCAR発現T細胞~1.2×10
9
もしくは約1.2×10
9
個のCAR発現T細胞、5.0×10
7
もしくは約5.0×10
7
個のCAR発現T細胞~4.5×10
8
もしくは約4.5×10
8
個のCAR発現T細胞、または1.5×10
8
もしくは約1.5×10
8
個のCAR発現T細胞~3.0×10
8
もしくは約3.0×10
8
個のCAR発現T細胞を含み、それぞれ両端の値を含む、本発明1188~1190のいずれかの方法または使用。
[本発明1192]
前記第2のキメラ受容体が、多発性骨髄腫上で発現するかまたは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインを含む、本発明1188~1190のいずれかの方法もしくは使用または本発明1180の使用のための薬学的組成物。
[本発明1193]
前記第2の抗原が、B細胞成熟抗原(BCMA)、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACI、およびFcRH5から選択される、本発明1192の方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1194]
前記第2の抗原がBCMAである、本発明1188~1193のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1195]
前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(V
H
)領域;および
(ii)SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラC
H
2領域;およびIgG4 C
H
3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、本発明1188~1194のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1196]
前記第2のCARのV
H
領域が、SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるV
H
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるV
L
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、本発明1195の方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1197]
前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:199、202、206および209から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:200、203、207および210から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);ならびに(c) SEQ ID NO:201、204、205、208および211から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変(V
H
)領域;ならびに
(ii)SEQ ID NO:218、221、224、227および230から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:219、222、225、228および231、234から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);ならびに(c) SEQ ID NO:220、223および226から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラC
H
2領域;およびIgG4 C
H
3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、本発明1188~1196のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1198]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200および201のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:221、222および223のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200、205のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:206、207、208のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
本発明1195~1197のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1199]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、本発明1195~1198のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1200]
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:189に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:191に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:193に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:195に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;または
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
本発明1195~1199のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1201]
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列を含むか;または
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む、
本発明1195~1200のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1202]
前記第2のCARのV
H
領域が前記V
L
領域に対してカルボキシ末端側にある、本発明1195~1201のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1203]
前記第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1195~1202のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1204]
前記第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列を含む、本発明1195~1203のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1205]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/または
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/または
前記第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
本発明1195~1204のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1206]
前記第1のキメラ抗原受容体と前記第2のキメラ抗原受容体の少なくとも一方が、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含む、本発明1188~1205のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1207]
前記第2のCARの膜貫通ドメインが、CD4、CD28、もしくはCD8由来の膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD38、もしくはヒトCD8由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む、本発明1195~1206のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1208]
前記第2のCARの膜貫通ドメインが、ヒトCD28由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含み;かつ/あるいは
前記第2のCARの膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示されるアミノ酸配列あるいはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、
本発明1195~1207のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1209]
前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が細胞内シグナル伝達ドメインを含む、本発明1195~1208のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1210]
前記第2のCARの細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分の細胞質シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD3ゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む、本発明1209の方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1211]
前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が、SEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1209または1210の方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1212]
前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が共刺激シグナル伝達領域をさらに含む、本発明1209~1211のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1213]
前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、本発明1212の方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1214]
前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、本発明1212または本発明1213の方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1215]
前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、
ヒトCD28の細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいは
SEQ ID NO:46に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、本発明1212または本発明1213の方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1216]
前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、
ヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいは
SEQ ID NO:19に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、本発明1212~1214のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1217]
前記疾患または障害が、GPRC5Dの発現と関連性がある、本発明1181~1216のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1218]
前記疾患または障害がさらに、B細胞成熟抗原(BCMA)の発現とも関連性がある、本発明1217の方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1219]
前記疾患または障害がB細胞関連障害である、本発明1181~1218のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1220]
BCMAとの関連性がある前記疾患または障害が、自己免疫性の疾患または障害である、本発明1181~1219のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1221]
前記自己免疫性の疾患または障害が、全身性エリテマトーデス(SLE)、ループス腎炎、炎症性腸疾患、関節リウマチ、ANCA関連血管炎、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、自己免疫性血小板減少症、シャーガス病、グレーブス病、ウェゲナー肉芽腫症、結節性多発性動脈炎、シェーグレン症候群、尋常性天疱瘡、強皮症、多発性硬化症、乾癬、IgA腎症、IgM多発ニューロパチー、血管炎、真性糖尿病、レイノー症候群、抗リン脂質抗体症候群、グッドパスチャー病、川崎病、自己免疫性溶血性貧血、重症筋無力症または進行性糸球体腎炎である、本発明1220の方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1222]
前記疾患または障害ががんである、本発明1181~1221のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1223]
前記がんがGPRC5Dを発現するがんである、本発明1222の方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1224]
前記がんが形質細胞悪性腫瘍であり、該形質細胞悪性腫瘍が多発性骨髄腫(MM)または形質細胞腫である、本発明1222または本発明1223の方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1225]
前記がんが多発性骨髄腫(MM)である、本発明1222~1224のいずれかのいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1226]
前記がんが再発性/難治性多発性骨髄腫である、本発明1225の方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1227]
前記対象が、BCMA標的療法、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞に対して難治性であるか、もしくはBCMA標的療法の実施後、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞の投与後に再発している;または
前記方法が、BCMA標的療法、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞に対して難治性であるか、もしくはBCMA標的療法の実施後、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞の投与後に再発した対象を治療のために選択する工程を含む、
本発明1181~1226のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1228]
前記対象が、前記用量の細胞の投与の前に、前記疾患または障害の治療のためのBCMA標的療法の実施を以前に受けたことがある、本発明1181~1187および1191~1227のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1229]
前記対象が、前記第1の用量の細胞および前記第2の用量の細胞の投与の前に、前記疾患または障害の治療のためのBCMA標的療法の実施を以前に受けたことがある、本発明1188~1228のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1230]
前記BCMA標的療法が、BCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞を含む組成物を含む、本発明1228または本発明1229の方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1231]
前記対象が、BCMA標的療法、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞に対して難治性であるか、もしくはBCMA標的療法の実施後、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞の投与後に再発している、本発明1228~1230のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1232]
前記対象が、以前の投与後に、BCMA抗原もしくはエピトープの消失、BCMAの下方調節を示す多発性骨髄腫細胞、および/またはBCMA陰性腫瘍細胞を含む、本発明1181~1231のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物。
[本発明1233]
前記組成物が複数の細胞を含み、該細胞の少なくとも一部が、GPRC5Dに特異的に結合する第1のCARを含み、該細胞の一部が、多発性骨髄腫上で発現されるかもしくは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する第2のCARを含み、任意で該第2の抗原がBCMAであり、該細胞の一部が該第1のCARと該第2のCARの両方を含む、本発明1146または本発明1147の組成物。
[本発明1234]
前記第1のCARを発現する細胞と前記第2のCARを発現する細胞の比が、1:3~3:1または約1:3~約3:1、任意で1:2~2:1または約1:2~約2:1であり、任意で1:1または約1:1である、本発明1233の組成物。
[本発明1235]
本発明1001~1067のいずれかのキメラ抗原受容体でありかつ/または本発明1068~1079のいずれかのポリヌクレオチドによってコードされる第1のキメラ抗原受容体を含む、複数の第1の細胞;ならびに
第2のキメラ抗原受容体を含む、複数の第2の細胞
を含む、組み合わせ。
[本発明1236]
前記第2のキメラ受容体が、多発性骨髄腫上で発現するかまたは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインを含む、本発明1235の組み合わせ。
[本発明1237]
前記第2の抗原が、B細胞成熟抗原(BCMA)、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACI、およびFcRH5からなる群より選択される、本発明1236の組み合わせ。
[本発明1238]
前記第2の抗原がBCMAである、本発明1236または本発明1237の組み合わせ。
[本発明1239]
前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(V
H
)領域;および
(ii)SEQ ID NO:190、192、194、196、または198のいずれかに示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラC
H
2領域;およびIgG4 C
H
3領域を含み、任意で約228アミノ酸長である、スペーサー、ならびに/またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、本発明1235~1238のいずれかの組み合わせ。
[本発明1240]
前記V
H
領域が、SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるV
H
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記V
L
領域が、SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるV
L
領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、本発明1239の組み合わせ。
[本発明1241]
前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:199、202、206、または209に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:200、203、207、または210に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);および(c) SEQ ID NO:201、204、205、208、または211に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変部(V
H
);ならびに
(ii)SEQ ID NO:218、221、224、227、230、233または235に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:219、222、225、228、または231に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);および(c) SEQ ID NO:220、223、または226に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(V
L
)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラC
H
2領域;およびIgG4 C
H
3領域を含み、任意で約228アミノ酸長である、スペーサー、ならびに/またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、本発明1235~1240のいずれかの組み合わせ。
[本発明1242]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200および201のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:221、222および223のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200、205のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:206、207、208のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
本発明1239~1241のいずれかの組み合わせ。
[本発明1243]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、本発明1239~1242のいずれかの組み合わせ。
[本発明1244]
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:189に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、少なくとも99%もしくは少なくとも約99%、または100%もしくは約100%の配列同一性を有するアミノ酸配列およびSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:191に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:193に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:195に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;または
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:197に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
本発明1240~1243のいずれかの組み合わせ。
[本発明1245]
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、SEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列を含むか;または
前記第2のCARのV
H
領域およびV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む、
本発明1239~1244のいずれかの組み合わせ。
[本発明1246]
前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240または241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:227、238、239、240または241に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1239~1245のいずれかの組み合わせ。
[本発明1247]
前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240または241に示されるアミノ酸配列を含む、本発明1239~1246のいずれかの組み合わせ。
[本発明1248]
前記第2のCARのV
H
領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのV
L
領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/または
前記第2のCARのV
H
領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/または
前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
本発明1239~1247のいずれかの組み合わせ。
[本発明1249]
前記第1のキメラ抗原受容体と前記第2のキメラ抗原受容体の少なくとも一方が、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含む、本発明1235~1248のいずれかの組み合わせ。
[本発明1250]
本発明1235~1249のいずれかの組み合わせおよび使用説明書を含むキットであって、任意で該説明書が、ある用量の第1の複数の細胞および第2の複数の細胞を、任意で本発明1174~1216のいずれかの方法もしくは使用または使用のための薬学的組成物に従って投与するためのものである、キット。
[本発明1251]
本発明1235~1249のいずれかの組み合わせまたは本発明1250のキットを含む、製造物品。
[本発明1252]
ある用量の前記複数の第1の細胞を含む第1の容器と、ある用量の前記複数の第2の細胞を含む第2の容器とを含み、任意で該第1の容器と該第2の容器が独立してバイアルまたはバッグである、本発明1251の製造物品。
[本発明1253]
疾患または障害、任意でがんを治療するための、本発明1235~1249のいずれかの組み合わせの使用。
[本発明1254]
疾患または障害、任意でがんを治療するための医薬を製造するための、本発明1235~1249のいずれかの組み合わせの使用。
[本発明1255]
本発明1235~1249のいずれかの組み合わせを有効成分として含有する、疾患または障害、任意でがんを治療するための薬学的組成物。
詳細な説明
Gタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)ならびにGPRC5Dを発現する細胞およびGPRC5Dを発現する疾患を標的とするキメラ抗原受容体(CAR)が本明細書において提供される。また、提供される抗GPRC5D CARを発現するように改変された細胞(例えばT細胞)およびかかる細胞を含有する組成物が提供される。GPRC5Dは、ある特定の疾患および病態、例えば悪性腫瘍において、あるいは組織もしくはその細胞に、例えば再発した骨髄腫患者もしくは新たに骨髄腫と診断された患者などに由来する例えば悪性形質細胞に発現、例えば多様に発現され、正常組織にはほとんど発現されないことが観察される。提供される態様の中には、疾患および病態の治療に有用な、および/またはかかる細胞型を標的とするために有用なアプローチ、例えばGPRC5Dに結合する受容体、例えばキメラ抗原受容体(CAR)をコードする核酸分子、ならびにコードされる受容体、例えばコードされるCAR、ならびにそれを含む組成物および製造物品が挙げられる。当該受容体は一般的に、GPRC5Dに特異的な抗体(抗原結合抗体断片、例えば重鎖可変(VH)領域、シングルドメイン抗体断片および一本鎖断片、例えばscFvを含む)を含み得る。また、かかるGPRC5Dに結合する受容体(例えば抗GPRC5D CAR)を発現しており、かつ/またはかかる受容体をコードする核酸を含む細胞(例えば、改変細胞または組換え細胞)、ならびにかかる細胞を含む組成物および製造物品および治療用量が提供される。
養子T細胞療法、例えばCAR-T細胞療法は多発性骨髄腫の治療に有望であることが示されており、臨床的取り組みは主にB細胞成熟抗原(BCMA)を標的とすることに重点がおかれている。しかしながら、BCMAが多くの悪性形質細胞上に発現されるとはいえ、いくつかの場合において、発現レベルが多様であり得る。いくつかの局面では、標的抗原の発現の不均一性により、変動性の応答または一貫性のない応答がもたらされ得る。いくつかの局面では、細胞表面上でのBCMAの発現が、細胞外ドメインのガンマセクレターゼ媒介性切断のため経時的に変化することも観察されている。CD19およびCD22 CAR抗原での観察結果と同様に、BCMAを標的とするT細胞療法の後に再発した多発性骨髄腫(MM)患者においてBCMA抗原の下方調節が起こることが報告されている(Brudno et al. (2018) J. Clin. Oncol., JCO2018778084,;Cohen et al. (2017) Blood 130:505)。また、いくつかの状況において、組換え受容体は抗原非依存性の活性またはシグナル伝達(「トニックシグナル伝達」としても知られる)を示し得、これにより、例えば分化の増大および/または当該組換え受容体を発現するT細胞の疲弊のため望ましくない効果がもたらされることがあるかもしれない。いくつかの局面では、かかる活性によって当該T細胞の活性、効果または効力が制限され得る。いくつかの場合において、組換え受容体の発現用の細胞の改変およびエキソビボ拡大増殖の際、当該組換え受容体を介するトニックシグナル伝達のため当該細胞が疲弊を示す表現型を示す場合があり得る。いくつかの場合では、代替または追加のMMを標的とするT細胞療法アプローチが必要とされる。
提供される態様は、多発性骨髄腫のCAR T細胞の標的としてのGPRC5Dに関する。GPRC5D(Uniprot Acc. No. Q9NZD1、例えばSEQ ID NO:49に示される)は、RAIG(レチノイン酸誘導性遺伝子-1)ファミリーに属するGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーDである。これは7回膜膜貫通ヘリックス型の39kDaのGタンパク質共役受容体であり、2種類のアイソフォームが報告されており、アイソフォームの違いはそのタンパク質の細胞内C末端に存在している。本明細書における結果は、GPRC5Dが多発性骨髄腫では高レベルで発現され、全体的に、ほとんどの正常組織では低レベルで発現されることを示す。
本明細書における観察結果により多発性骨髄腫細胞上でのGPRC5Dのタンパク質発現が実証され、これはMMの治療のためのCAR T細胞の実現可能な標的であることが、例えば潜在的オンターゲット/オフ腫瘍毒性の査定に基づいてサポートされる。さらに、提供されるキメラ抗原受容体の中には低いトニックシグナル伝達を示すキメラ受容体があり、それにより抗原非依存性(トニック)シグナル伝達の可能性が最小限となる。特に、本明細書において提供される抗GPRC5D CARとしては、高い抗原依存性活性化を有し、トニックシグナル伝達が最小限であるCARが挙げられる。特に、特定のコンストラクト、例えば、CARの抗体断片の細胞外部分における可変重鎖(VH)と可変軽鎖(VL)が特定の向きであるもの、および/または特定の長さのスペーサーを含むものは、別の抗GPRC5D CAR形式、例えばより短鎖のスペーサーを有するものと比べて好都合な特性、例えば高い抗原依存性活性化および低いトニックシグナル伝達を示すことがわかる。
いくつかの態様において、スペーサーは一般的に、CARの細胞外抗原結合ドメインと膜貫通ドメインの間に両ドメインを連結するように位置するアミノ酸配列である。抗GPRC5D CARの特定の態様において、スペーサーは、例えばIgG4またはIgG2由来の免疫グロブリンの一部分、例えばヒンジドメイン、CH2ドメインおよびCH3ドメインを含む一部分である。このようなスペーサーとしては、ヒト免疫グロブリンまたはその改変形態の一部分、例えば、125アミノ酸長より長い、例えば、150アミノ酸長より長い、180アミノ酸長より長い、200アミノ酸長より長い、または200アミノ酸長より長い、長さを有するものが挙げられる。いくつかの態様において、免疫グロブリンスペーサーは、ハイブリッド型スペーサーもしくはキメラスペーサーである、および/または例えばグリコシル化が低減もしくは抑制されるように改変されている。いくつかの態様において、提供される抗GPRC5D CARは、例えばSEQ ID NO:17に示される、IgG4/IgG2ヒンジ-IgG4/IgG2 CH2-IgG4 CH3免疫グロブリンハイブリッド型/改変型スペーサーを含む。
いくつかの態様において、本明細書において提供されるCARの中には、RNA不均一性を低下させるため、および/またはコードされる受容体の発現(例えば、表面での発現)を改良する(例えば、発現を増大させるか、もしくは細胞産物ロット間での発現をより一貫性があるようにする)ために(例えばコドン使用頻度が)最適化されているか、あるいは最適化のために設計された特定の特徴を含むポリヌクレオチドによってコードされるものが挙げられる。いくつかの態様において、GPRC5Dに結合する細胞表面タンパク質をコードするポリヌクレオチドは、例えば隠れた(cryptic)スプライス部位または隠れ(hidden)スプライス部位が除去され、RNA不均一性が低下するように、参照ポリヌクレオチドと比べて改変されている。いくつかの態様において、GPRC5Dに結合する細胞表面タンパク質をコードするポリヌクレオチドは、例えば哺乳動物細胞、例えばヒト細胞、例えばヒトT細胞における発現のためにコドンが最適化されている。いくつかの局面では、改変ポリヌクレオチドにより、細胞において発現させた場合、改善された、例えば増大した、あるいはより一様な、またはより一貫性のある発現レベル、例えば表面発現レベルがもたらされる。かかるポリヌクレオチドは、それがコードする、GPRC5Dに結合する細胞表面タンパク質を発現する改変細胞を作製するためのコンストラクトの状態で利用され得る。したがって、本明細書において提供されるポリヌクレオチドによってコードされる組換え受容体を発現する細胞ならびに養子細胞療法、例えばGPRC5D発現との関連性がある疾患および障害、例えば多発性骨髄腫の治療におけるその使用もまた提供される。
初代自己T細胞上に発現される抗GPRC5D CARを多発性骨髄腫の形質細胞に対する治療剤として使用するために利用する単独療法アプローチが提供される。いくつかの態様において、単独療法アプローチは、BCMA発現が低いもしくは無いMM形質細胞を有するかことが分かっているか、有する疑いがあるか、もしくは有するとして選別された対象、および/または、寛解後に再発したか、抗BCMA CARに対して難治性であるか、抗BCMA CARでの治療が失敗したか、もしくは抗BCMA CARでの治療に不耐性である対象において、望ましいものであり得る。
また、特定の疾患または病態(例えば多発性骨髄腫)との関連性がある第1の抗原と第2の抗原を標的とするマルチターゲティングストラテジーも本明細書において提供される。いくつかの態様において、異なる抗原に特異的に結合するか、または異なる抗原を特異的に標的とする複数種の組換え受容体が、同じポリヌクレオチドコンストラクトによってコードされるか、または本明細書において提供される同じ細胞、組成物、および方法に含まれる。いくつかの態様において、複数の抗原(例えば、第1の抗原と第2の抗原)は、標的とする細胞、組織、または疾患もしくは病態、例えばがん細胞の表面に発現しているか、または発現していることが疑われる。いくつかの局面では、当該細胞、組織、疾患、または病態は、多発性骨髄腫または多発性骨髄腫細胞である。
例えば、MM形質細胞に対する治療剤としての使用のための、抗GPRC5D CAR発現細胞を抗BMCA CAR発現細胞と併用する2剤併用療法ターゲティングアプローチもまた本明細書において提供される。いくつかの局面では、デュアルターゲティングアプローチは、MM形質細胞におけるBCMAおよび/またはGPRC5Dの多様な発現と関連している制限を解決するために好都合であり得る。GPRC5DおよびBCMAは、ある特定の疾患および病態、例えば悪性腫瘍において、あるいは組織もしくはその細胞に、例えば再発した骨髄腫患者もしくは新たに骨髄腫と診断された患者などに由来する例えば悪性形質細胞に発現、例えば多様に発現され、正常組織にはほとんど発現されないことが観察される。GPRC5DおよびBCMAの種々の疾患および病態、例えばがんにおける役割のため、GPRC5DおよびBCMAはどちらも治療標的である。
いくつかの場合において、本明細書において提供される両抗原を同時に標的とすることにより、抗原エスケープによる再発が最小限になることに加え、患者における応答の深度および持続期間が改善され得る。CAR T細胞療法に対する抵抗性の機構は、B細胞悪性腫瘍でのCAR T細胞の治験によるデータによって証明されているように、標的抗原の消失または下方調節(「エスケープ」)であり得る(Robbie G. Majzner and Crystal L. Mackall,Cancer Discov August 22 2018;DOI 10.1158/2159-8290. CD-18-0442)。かかる併用またはデュアルターゲティングストラテジーにより、1種類の抗原のみを標的とする単独療法アプローチと比べて、2種類の抗原を標的とすることに基づく相乗的な又は改善された腫瘍応答が得られ得る。実際、本明細書における試験により、BCMA発現とGPRC5D発現が互いに独立していることが実証されている。デュアルターゲティングアプローチは、抗原消失の可能性による問題を解決するため、および/またはMMにおける抗原ターゲティングを最大限にするために好都合であり得る。本明細書における観察結果により多発性骨髄腫細胞上におけるGPRC5D、BCMAまたは両方のタンパク質発現が実証され、両抗原はMMの治療のためのCAR T細胞の実現可能な標的であることが、例えば潜在的オンターゲット/オフ腫瘍毒性の査定に基づいてサポートされる。
提供される態様の中には、疾患および病態の治療に有用な、および/またはかかる細胞型を標的とするために有用なアプローチ、例えば、GPRC5Dに結合する受容体とBCMAに結合する受容体、例えばキメラ抗原受容体(CAR)をコードする核酸分子、ならびにコードされる受容体、例えばコードされるCAR、ならびにそれを含む組成物および製造物品が挙げられる。当該受容体は一般的に、GPRC5DまたはBCMAに特異的な抗体(抗原結合抗体断片、例えば重鎖可変(VH)領域、シングルドメイン抗体断片および一本鎖断片、例えば単鎖可変断片(scFv)を含む)を含み得る。また、かかるGPRC5Dに結合する受容体(例えば抗GPRC5D CAR)およびBCMAに結合する受容体(例えば抗BCMA CAR)を発現しており、かつ/またはかかる受容体をコードする核酸を含む細胞(例えば、改変細胞または組換え細胞)、ならびにかかる細胞を含む組成物および製造物品および治療用量が提供される。提供される態様の中には、複数種のCAR(例えば、抗GPRCD CARおよび抗BCMA CAR)の発現についてバイシストロン性であるポリヌクレオチドが挙げられる。本明細書における観察結果により、細胞における複数種のCAR(例えば、抗GPRC5D CARおよび抗BCMA CAR)の発現は、当該CARのうちの1種または複数種をコードするポリヌクレオチド配列のコドン相違化によって改善され得ることが実証されている。2種類のCARをコードするポリヌクレオチドコンストラクトのコドン相違化により、他方のCARをコードするヌクレオチド配列に対して3'側(またはC末端側)のCARをコードするヌクレオチド配列の発現が改善されることがわかる。
さらに、ある特定の長さのスペーサーを含む提供されるCARは、代わりの抗GPRC5D CAR形式または抗BCMA CAR形式、例えばより短鎖のスペーサーを有するものと比べて好都合な特性、例えば高い抗原依存性活性化および低いトニックシグナル伝達を示すことがわかる。いくつかの態様において、CARのスペーサー構成要素は一般的に、CARの細胞外抗原結合ドメインと膜貫通ドメインの間に両ドメインを連結するように位置するアミノ酸配列である。抗GPRC5D CARまたは抗BCMA CARの特定の態様において、スペーサーは、例えばIgG4またはIgG2由来の免疫グロブリンの一部分、例えばヒンジドメイン、CH2ドメインおよびCH3ドメインを含む一部分である。かかるスペーサーの中には、ヒト免疫グロブリンまたはその改変形態の一部分、例えば、125アミノ酸長より長い、例えば、150アミノ酸長より長い、180アミノ酸長より長い、200アミノ酸長より長い、または200アミノ酸長より長い、長さを有するものが挙げられる。いくつかの態様において、免疫グロブリンスペーサーは、ハイブリッド型スペーサーもしくはキメラスペーサーである、および/または例えばグリコシル化が低減もしくは抑制されるように改変されている。いくつかの態様において、提供される抗GPRC5D CARまたは抗BCMA CARは、例えばSEQ ID NO:17に示される、IgG4/IgG2ヒンジ-IgG4/IgG2 CH2-IgG4 CH3免疫グロブリンハイブリッド型/改変型スペーサーを含む。特定の態様において、当該CARをコードするポリヌクレオチドは、スプライス部位、例えば隠れたスプライス部位および/またはアクセプター部位が除かれるように改変されているスペーサー領域を含む。スペーサーをコードする例示的なヌクレオチドを記載する。いくつかの態様において、スペーサーのコード配列は、SEQ ID NO:48に示される(また、SEQ ID NO:74に示される)核酸配列を含む。いくつかの態様において、提供されるCARは、細胞(例えば、T細胞)において発現させた場合、低下したRNA不均一性を示す。いくつかの態様において、当該CARをコードする提供されるポリヌクレオチドはまた、発現をさらに改善するためにコドン最適化され得る。
特許文書、科学論文、およびデータベースを含めて、本出願において参照されるすべての刊行物は、あたかもそれぞれの個々の刊行物が個々に参照により組み入れられているのと同程度に、すべての目的のためにその全体が参照により組み入れられる。本明細書において示される定義が、参照により本明細書に組み入れられる特許、特許出願、公開特許出願および他の刊行物において示される定義と相反するかまたは他の形で矛盾する場合は、本明細書において示される定義が、参照により本明細書に組み入れられる定義に優先する。
本明細書において使用するセクション見出しは構成上の目的のためだけであり、記載される主題を限定するものとして解釈してはならない。
I. GPRC5Dに結合する受容体およびコードするポリヌクレオチド
GPRC5D結合剤、例えばGPRC5D分子に結合する組換え受容体またはキメラ抗原受容体、およびGPRC5Dに結合する細胞表面タンパク質、例えばGPRC5Dに結合する組換え受容体(例えば、CAR)をコードするポリヌクレオチド、ならびにかかる受容体を発現する細胞がいくつかの局面において提供される。GPRC5Dに結合する細胞表面タンパク質は一般的に、GPRC5D、例えばGPRC5Dタンパク質、例えばヒトGPRC5Dタンパク質に特異的に結合する抗体(例えば、抗原結合抗体断片)および/または他の結合ペプチドを含む。いくつかの局面では、当該薬剤はGPRC5Dの細胞外部分に結合する。
提供されるポリヌクレオチドの中には、GPRC5Dに特異的に結合する組換え受容体、例えば抗原受容体をコードするものが挙げられる。いくつかの局面では、コードされる受容体、例えばGPRC5D結合ポリペプチドを含むもの、ならびに当該受容体の組成物および製造物品および使用もまた提供される。
GPRC5D結合ポリペプチドの中には、抗体、例えば一本鎖抗体(例えば、抗原結合抗体断片)またはその一部分が挙げられる。いくつかの例では、組換え受容体はキメラ抗原受容体、例えば抗GPRC5D抗体またはその抗原結合断片を含むものである。提供されるポリヌクレオチドは、コンストラクト内、例えばデオキシリボ核酸(DNA)コンストラクトまたはRNAコンストラクト内、例えばコードされる組換えGPRC5D結合受容体の発現のために細胞内に導入され得るものに組み込まれ得る。
1. コードされる組換えGPRC5D結合受容体の構成要素
提供されるGPRC5D結合受容体は一般的に、細胞外結合分子と細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される受容体の中には、抗体を含むポリペプチド、例えば抗GPRC5D抗体を含む組換え細胞表面受容体が挙げられる。かかる受容体としては、かかる抗体を含むキメラ抗原受容体が挙げられる。
提供される組換え受容体の中には、GPRC5D結合断片を含む抗原受容体がある。当該組換え受容体としては、GPRC5Dに特異的に結合する抗原受容体、例えば、抗GPRC5D抗体、例えばGPRC5D抗原結合断片を含む抗原受容体が挙げられる。当該抗原受容体の中には、機能性の非TCR抗原受容体、例えばキメラ抗原受容体(CAR)がある。また、当該組換え受容体を発現する細胞ならびに養子細胞療法、例えばGPRC5D発現との関連性がある疾患および障害、例えば多発性骨髄腫の治療におけるその使用が提供される。
a. 細胞外抗原結合ドメイン
キメラ受容体としては、キメラ抗原受容体(CAR)がある。CARなどのキメラ受容体は概して、抗GPRC5D抗体を含む(include)、当該抗体である、または当該抗体を含む(comprise)、細胞外抗原結合ドメインを含む。したがって、キメラ受容体、例えばCARは、典型的にはそれらの細胞外部分に、例えば本明細書に記載されるような、1つもしくは複数のGPRC5D結合分子を、例えば1つもしくは複数の抗原結合性断片、ドメイン、もしくは部分を、または1つもしくは複数の抗体可変領域を、および/または抗体分子を含む。
本明細書における用語「抗体」は、最も広い意味で使用しており、ポリクローナル抗体ならびにモノクローナル抗体、例えばインタクトな抗体および機能性(抗原結合性)抗体断片、例えば断片抗原結合(fragment antigen binding)(Fab)断片、F(ab’)2断片、Fab’断片、Fv断片、組換えIgG(rIgG)断片、抗原に特異的に結合することができる重鎖可変(VH)領域、単鎖抗体断片、例えば単鎖可変断片(scFv)およびシングルドメイン抗体(例えば、sdAb、sdFv、ナノボディ)断片を含む。この用語は、遺伝子改変されかつ/または他の方法で改変された形態の免疫グロブリン、例えばイントラボディ、ペプチボディ、キメラ抗体、完全ヒト抗体、ヒト化抗体、ならびにヘテロコンジュゲート抗体、多重特異性、例えば二重特異または三重特異性抗体、ダイアボディ、トリアボディおよびテトラボディ、タンデムジ-scFv、タンデムトリ-scFvを包含している。特に記載のない限り、用語「抗体」は、本明細書において「抗原結合断片」とも称されるその機能性抗体断片を包含していると理解されたい。この用語はまた、インタクトな、または完全長の抗体、例えば、いずれかのクラスまたはサブクラスの抗体、例えば、IgGおよびそのサブクラス、IgM、IgE、IgAならびにIgDも包含している。
「超可変領域」または「HVR」と同義の用語「相補性決定領域」および「CDR」は、抗体の可変領域内の抗原特異性および/または結合親和性を付与する非連続アミノ酸配列を示すことが当技術分野において公知である。一般に、各重鎖可変領域に3つのCDR(CDR-H1、CDR-H2、CDR-H3)および各軽鎖可変領域に3つのCDR(CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3)が存在する。「フレームワーク領域」および「FR」は、重鎖および軽鎖の可変領域の非CDR部分を示すことが当技術分野において公知である。一般に、各完全長重鎖可変領域に4つのFR(FR-H1、FR-H2、FR-H3およびFR-H4)ならびに各完全長軽鎖可変領域に4つのFR(FR-L1、FR-L2、FR-L3およびFR-L4)が存在する。
所与のCDRまたはFRの厳密なアミノ酸配列の境界は、いくつかの周知のスキームのいずれか、例えば、Kabat et al., (1991), "Sequences of Proteins of Immunological Interest, "5th Ed. Public Health Service, National Institutes of Health, Bethesda, MD(「Kabat」ナンバリングスキーム); Al-Lazikani et al., (1997) JMB 273, 927-948(「Chothia」ナンバリングスキーム); MacCallum et al., J. Mol. Biol. 262:732-745 (1996), "Antibody- antigen interactions:Contact analysis and binding site topography, "J. Mol. Biol. 262, 732-745." (「Contact」ナンバリングスキーム); Lefranc MP et al., "IMGT unique numbering for immunoglobulin and T cell receptor variable domains and Ig superfamily V-like domains, "Dev Comp Immunol, 2003 Jan; 27 (1): 55-77(「IMGT」ナンバリングスキーム); Honegger A and Plueckthun A, "Yet another numbering scheme for immunoglobulin variable domains:an automatic modeling and analysis tool, "J Mol Biol, 2001 Jun 8; 309 (3): 657-70, (「Aho」ナンバリングスキーム); およびMartin et al., "Modeling antibody hypervariable loops:a combined algorithm, "PNAS, 1989, 86 (23): 9268-9272, (「AbM」ナンバリングスキーム)に記載のものを用いて容易に決定され得る。
所与のCDRまたはFRの境界は、同定のために使用されるスキームによって異なり得る。例えば、Kabatスキームは構造アラインメントに基づいているが、Chothiaスキームは構造情報に基づいている。KabatおよびChothiaスキームでのナンバリングはともに、最も一般的な抗体領域の配列全長に基づいており、いくつかの抗体では挿入が挿入文字、例えば「30a」によって対応され、欠失がみられる。この2つのスキームでは特定の挿入および欠失(「インデル」)が異なる位置に配置され、ナンバリングの違いが生じる。Contactスキームは複合体の結晶構造の解析に基づいており、多くの点でChothiaナンバリングスキームと類似している。AbMスキームは、Oxford MolecularのAbM抗体モデリングソフトウェアによって使用されるものに基づいたKabatの定義とChothiaの定義の折衷法である。
以下の表1に、それぞれKabat、Chothia、AbMおよびContactスキームによって同定されるCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3およびCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3の例示的な境界の位置を列記する。CDR-H1については、残基ナンバリングをKabatおよびChothiaの両方のナンバリングスキームを用いて列記する。FRはCDR間に位置し、例えばFR-L1はCDR-L1の前に位置し、FR-L2はCDR-L1とCDR-L2の間に位置し、FR-L3はCDR-L2とCDR-L3の間に位置するなどである。示したKabatナンバリングスキームではH35AとH35Bに挿入が配置されるため、示したKabatナンバリング法を用いてナンバリングしたときのChothia CDR-H1ループの終点はループの長さに応じてH32とH34の間で異なることに注意されたい。
(表1)種々のナンバリングスキームによるCDRの境界
1 - Kabat et al., (1991), "Sequences of Proteins of Immunological Interest, "5th Ed. Public Health Service, National Institutes of Health, Bethesda, MD
2 - Al-Lazikani et al., (1997) JMB 273, 927-948
したがって、特に指定のない限り、所与の抗体またはその領域、例えばその可変領域の「CDR」すなわち「相補性(complementary)決定領域」または明示された個々のCDR(例えばCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3)は、前述のスキームのいずれかまたは他の公知のスキームによって定義される、ある(または具体的な)相補性決定領域を包含していると理解されたい。例えば、特定のCDR(例えば、CDR-H3)が所与のVHまたはVL領域のアミノ酸配列内の対応するCDRのアミノ酸配列を含むと記載されている場合、かかるCDRは、前述のスキームのいずれかまたは他の公知のスキームによって定義される可変領域内の対応するCDR(例えば、CDR-H3)の配列を有すると理解される。いくつかの態様において、具体的なCDR配列が明示される。提供される抗体の例示的なCDR配列は、種々のナンバリングスキームを用いて記載しているが、提供される抗体は、前述のその他のナンバリングスキームのいずれかまたは当業者に公知の他のナンバリングスキームにより記載されるCDRを含むものであり得ると理解されたい。
同様に、特に指定のない限り、所与の抗体またはその領域、例えばその可変領域のFRまたは明示された個々のFR(例えば、FR-H1、FR-H2、FR-H3、FR-H4)は、公知のスキームのいずれかによって定義される、ある(または具体的な)フレームワーク領域を包含していると理解されたい。いくつかの場合において、特定のCDR、FRまたは複数のFRもしくはCDRの同定のスキームが、例えば、Kabat、Chothia、AbMもしくはContact法または他の公知のスキームによって定義されるCDRのように明示される。他の場合では、CDRまたはFRの具体的なアミノ酸配列が示される。
用語「可変領域」または「可変ドメイン」は、抗体の抗原への結合に関与する抗体重鎖または軽鎖のドメインを示す。天然状態の抗体の重鎖および軽鎖の可変領域(それぞれ、VHおよびVL)一般的に類似した構造を有し、各ドメインは4つの保存されたフレームワーク領域(FR)と3つのCDRを含む。(例えば、Kindt et al., Kuby Immunology, 6th ed., W. H. Freeman and Co., page 91 (2007)参照。単一のVHドメインまたはVLドメインは抗原結合に特異性を付与するのに充分であり得る。さらに、特定の抗原に結合する抗体は、該抗原に結合する抗体由来のVHドメインまたはVLドメインを用いて単離され、それぞれ相補的なVHドメインまたはVLドメインのライブラリーがスクリーニングされ得る。(例えば、Portolano et al., J. Immunol. 150:880-887 (1993); Clarkson et al., Nature 352:624-628 (1991)を参照のこと。)
提供されるCARに含まれる抗体の中には抗体断片がある。「抗体断片」または「抗原結合断片」は、インタクトな抗体が結合する抗原に結合する該インタクトな抗体の一部分を含む、インタクトな抗体以外の分子を示す。抗体断片の例としては、限定するわけではないが、Fv、Fab、Fab’、Fab’-SH、F(ab’)2; ダイアボディ; 線状抗体; 重鎖可変(VH)領域、単鎖抗体分子、例えばscFvおよびVH領域のみを含むシングルドメイン抗体; ならびに抗体断片から形成された多重特異性抗体が挙げられる。いくつかの態様において、提供されるCARにおける抗原結合ドメインは、重鎖可変(VH)および軽鎖可変(VL)領域を含む抗体断片であるか、または該抗体断片を含む。特定の態様において、抗体は、重鎖可変(VH)領域および/または軽鎖可変(VL)領域を含む単鎖抗体断片、例えばscFvである。
シングルドメイン抗体(sdAb)は、抗体の重鎖可変領域の全部もしくは一部分または軽鎖可変領域の全部もしくは一部分を含む抗体断片である。特定の態様において、シングルドメイン抗体はヒトシングルドメイン抗体である。
抗体断片は、種々の手法、例えば限定するわけではないが、インタクトな抗体のタンパク質分解性消化ならびに組換え宿主細胞による産生によって作製され得る。いくつかの態様において、抗体は組換え産生断片、例えば天然に存在しない構成を含む断片、例えば、合成リンカー(例えばペプチドリンカー)によって連結された2つまたはそれ以上の抗体領域または抗体鎖を有するもの、および/または天然に存在しているインタクトな抗体の酵素消化では生成し得ない構成を含む断片である。いくつかの局面において、抗体断片はscFvである。
「ヒト化」抗体は、全部もしくは実質的に全部のCDRアミノ酸残基が非ヒトCDRに由来し、全部もしくは実質的に全部のFRアミノ酸残基がヒトFRに由来する抗体である。ヒト化抗体は任意で、ヒト抗体に由来する抗体定常領域の少なくとも一部分を含み得る。非ヒト抗体の「ヒト化形態」は、典型的にはヒトに対する免疫原性を低減するためにヒト化が行なわれているが非ヒト親抗体の特異性および親和性を保持している非ヒト抗体のバリアントを示す。いくつかの態様において、ヒト化抗体内のいくつかのFR残基は、例えば抗体の特異性または親和性を回復または改善するために、非ヒト抗体(例えば、CDR残基が由来する抗体)由来の対応する残基で置換される。
提供される抗GPRC5D抗体の中にはヒト抗体がある。「ヒト抗体」は、ヒトもしくはヒト細胞によって、またはヒト抗体レパートリーもしくは他のヒト抗体コード配列が利用される非ヒト供給源、例えばヒト抗体ライブラリーによって産生される抗体のものに対応するアミノ酸配列を有する抗体である。この用語は、非ヒト抗原結合領域を含む非ヒト抗体のヒト化形態、例えば全部もしくは実質的に全部のCDRが非ヒトCDRであるものを除外する。この用語は、ヒト抗体の抗原結合断片を含む。
ヒト抗体は、免疫原を、抗原刺激に応答してインタクトなヒト抗体またはヒト可変領域を有するインタクトな抗体を産生するように修正されたトランスジェニック動物に投与することにより調製され得る。かかる動物は典型的には、内在性免疫グロブリン座位と置き換えられるか、または染色体外に存在するか、もしくは該動物の染色体内にランダムに組み込まれるヒト免疫グロブリン座位の全部もしくは一部分を含む。かかるトランスジェニック動物では、内在性免疫グロブリン座位は一般的に不活性化されている。また、ヒト抗体は、ヒトレパートリーに由来する抗体コード配列を含むヒト抗体ライブラリー、例えばファージディスプレイおよび無細胞ライブラリーに由来するものであってもよい。
提供されるCARに含まれる抗体の中には、モノクローナル抗体(モノクローナル抗体断片を含む)がある。本明細書で使用される「モノクローナル抗体」という用語は、実質的に均一系の抗体集団から得られる抗体または実質的に均一系の抗体集団内の抗体を示す、すなわち、該集団を構成する個々の抗体は、天然に存在している変異を含むか、またはモノクローナル抗体調製物の作製中に生じる考えられ得るバリアント以外は同一であり、かかるバリアントは微量で一般的に存在する。典型的には異なるエピトープに指向されるいろいろな抗体を含むポリクローナル抗体調製物とは対照的に、モノクローナル抗体調製物の各モノクローナル抗体は抗原上の1種類のエピトープに指向される。この用語は、抗体がなんらかの特定の方法によって産生されることを必要とすると解釈されるべきでない。モノクローナル抗体は、さまざまな手法、例えば限定するわけではないが、ハイブリドーマからの生成、組換えDNA法、ファージディスプレイおよび他の抗体ディスプレイ法によって作製され得る。
いくつかの態様において、CARは、抗体分子のGPRC5D結合部分、例えば抗体の重鎖可変(VH)領域および/または軽鎖可変(VL)領域、例えばscFv抗体断片を含む。いくつかの態様において、提供されるGPRC5Dに結合するCARは、提供される当該CARのGPRC5D結合特性を付与する抗体、例えば抗GPRC5D抗体またはその抗原結合断片を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合ドメインは報告されている任意の抗GPRC5D抗体であり得るか、または報告されている任意の抗GPRC5D抗体に由来するものであり得る(例えばWO2016/090312、WO2016/090329、WO2018/017786参照)。かかる抗GPRC5D抗体または抗原結合断片の任意のものが提供されるCARに使用され得る。いくつかの態様において、抗GPRC5D CARは、WO2016/090312、WO2016/090329もしくはWO2018/017786に記載の抗体に由来する重鎖可変(VH)および/または軽鎖可変(VL)領域を含むscFvである抗原結合ドメインを含む。
いくつかの態様において、抗体、例えば抗GPRC5D抗体または抗原結合断片は、記載のような重鎖可変および/または軽鎖可変(VHまたはVL)領域配列あるいはその充分な抗原結合部分を含む。いくつかの態様において、抗GPRC5D抗体、例えば抗原結合断片は、記載のようなCDR-H1、CDR-H2および/またはCDR-H3を含むVH領域配列あるいはその充分な抗原結合部分を含む。いくつかの態様において、抗GPRC5D抗体、例えば抗原結合断片は、記載のようなCDR-L1、CDR-L2および/またはCDR-L3を含むVL領域配列または充分な抗原結合部分を含む。いくつかの態様において、抗GPRC5D抗体、例えば抗原結合断片は、記載のようなCDR-H1、CDR-H2および/またはCDR-H3を含むVH領域配列を含み、記載のようなCDR-L1、CDR-L2および/またはCDR-L3を含むVL領域配列を含む。また、抗体の中には、かかる配列と少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一の配列を有するものが挙げられる。
いくつかの態様において、提供されるCARにおける抗体または抗体断片は、WO2016/090312、WO2016/090329、およびWO2018/017786のいずれかに記載されている任意の抗体または抗体結合断片のVH領域を有する。
いくつかの態様において、CARは、SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する重鎖可変(VH)領域、あるいはSEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のうちのいずれか1つから選択されるVH領域アミノ酸に対して、少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有するVH領域を有するか、あるいは当該VH配列内に存在するCDR-H1、CDR-H2、および/またはCDR-H3を含む、抗体またはその抗原結合断片を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVH領域は、KabatナンバリングによるCDR-H1、CDR-H2、および/またはCDR-H3を含む。いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVH領域は、ChothiaナンバリングによるCDR-H1、CDR-H2、および/またはCDR-H3を含む。いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVH領域は、AbMナンバリングによるCDR-H1、CDR-H2、および/またはCDR-H3を含む。
いくつかの態様において、CARは、SEQ ID NO:75、78、80、82、90、93、95、97、105、108、110、112、120、123、125、127、135、138、140、142、152、162、165、167および169から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-H1;(b) SEQ ID NO:76、79、81、83、91、94、96、98、106、109、111、113、121、124、126、128、136、139、141、143、150、153、154、155、163、166、168および170から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-H2;ならびに(c) SEQ ID NO:77、84、92、99、107、114、122、129、137、144、151、156、164および171から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-H3を含む、重鎖可変(VH)領域を有する抗体またはその抗原結合断片を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:75、76および77;それぞれSEQ ID NO:78、79および77;それぞれSEQ ID NO:80、81および77;それぞれSEQ ID NO:82、83および84;それぞれSEQ ID NO:90、91および92;それぞれSEQ ID NO:93、94および92;それぞれSEQ ID NO:95、96および92;それぞれSEQ ID NO:97、98および99;それぞれSEQ ID NO:105、106および107;それぞれSEQ ID NO:108、109および107;それぞれSEQ ID NO:110、111および107;それぞれSEQ ID NO:112、113および114;それぞれSEQ ID NO:120、121および122;それぞれSEQ ID NO:123、124および122;それぞれSEQ ID NO:125、126および122;それぞれSEQ ID NO:127、128および129;それぞれSEQ ID NO:135、136および137;それぞれSEQ ID NO:138、139および137;それぞれSEQ ID NO:140、141および137;それぞれSEQ ID NO:142、143および144;それぞれSEQ ID NO:135、150および151;それぞれSEQ ID NO:152、153および151;それぞれSEQ ID NO:140、154および151;それぞれSEQ ID NO:142、155および156;それぞれSEQ ID NO:162、163および164;それぞれSEQ ID NO:165、166および164;それぞれSEQ ID NO:167、168および164;それぞれSEQ ID NO:169、170および171のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むVH領域を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:75、76および77;それぞれSEQ ID NO:78、79および77;それぞれSEQ ID NO:80、81および77;それぞれSEQ ID NO:82、83および84;それぞれSEQ ID NO:90、91および92;それぞれSEQ ID NO:93、94および92;それぞれSEQ ID NO:95、96および92;それぞれSEQ ID NO:97、98および99;それぞれSEQ ID NO:105、106および107;それぞれSEQ ID NO:108、109および107;それぞれSEQ ID NO:110、111および107;それぞれSEQ ID NO:112、113および114;それぞれSEQ ID NO:120、121および122;それぞれSEQ ID NO:123、124および122;それぞれSEQ ID NO:125、126および122;それぞれSEQ ID NO:127、128および129;それぞれSEQ ID NO:135、136および137;それぞれSEQ ID NO:138、139および137;それぞれSEQ ID NO:140、141および137;それぞれSEQ ID NO:142、143および144;それぞれSEQ ID NO:135、150および151;それぞれSEQ ID NO:152、153および151;それぞれSEQ ID NO:140、154および151;それぞれSEQ ID NO:142、155および156;それぞれSEQ ID NO:162、163および164;それぞれSEQ ID NO:165、166および164;それぞれSEQ ID NO:167、168および164;それぞれSEQ ID NO:169、170および171のアミノ酸配列を含むVH領域を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のうちのいずれか1つに示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3のアミノ酸配列をそれぞれ含む、CDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含む。
本明細書において提供される抗体またはその抗原結合断片のいくつかの態様において、VH領域は、記載されているCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3のいずれかを含み、SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のうちのいずれか1つに示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるそれぞれフレームワーク領域1(FR1)、FR2、FR3、および/またはFR4に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するFR1、FR2、FR3、および/またはFR4を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含むVH領域を含む。
いくつかの態様において、VH領域を含む提供されるCAR(例えば、抗GPRC5D CAR)内の抗体または抗体断片は軽鎖あるいはその充分な抗原結合部分をさらに含む。例えば、いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、VH領域およびVL領域またはVH領域およびVL領域の充分な抗原結合部分を含む。かかる態様において、VH領域配列は上記の任意のVH配列であり得る。いくつかのかかる態様において、抗体は抗原結合断片、例えばFabまたはscFvである。いくつかのかかる態様において、抗体は、定常領域もまた含む完全長抗体である。
いくつかの態様において、本明細書において提供されるCARは、上記の任意のVH領域を含む抗体、例えば抗GPRC5D抗体またはその抗原結合断片を含み、軽鎖可変領域またはその充分な抗原結合部分を含む。例えば、いくつかの態様において、CARは、VH領域および軽鎖可変(VL)領域またはVH領域およびVL領域の充分な抗原結合部分を含む抗体またはその抗原結合断片を含む。かかる態様において、VH領域配列は上記の任意のVH配列であり得る。いくつかのかかる態様において、抗体は抗原結合断片、例えばFabまたはscFvである。いくつかのかかる態様において、抗体は、定常領域もまた含む完全長抗体である。
いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は、WO2016/090312、WO2016/090329およびWO2018/017786のいずれかに記載のVL領域を有する。
いくつかの態様において、CARは、SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する軽鎖可変(VL)領域、あるいはSEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有するVL領域を有するか、あるいは当該VL配列内に存在するCDR-L1、CDR-L2、および/またはCDR-L3を含む、抗体またはその抗原結合断片を含む。いくつかの態様において、CARは、SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32または34のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する軽鎖可変(VL)領域、あるいはSEQ ID NO:22、24、26、28、30、32または34のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有するVL領域を有するか、あるいは当該VL配列内に存在するCDR-L1、CDR-L2、および/またはCDR-L3を含む、抗体またはその抗原結合断片を含む。いくつかの態様において、CARは、SEQ ID NO:63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する軽鎖可変(VL)領域、あるいはSEQ ID NO:63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有するVL領域を有するか、あるいは当該VL配列内に存在するCDR-L1、CDR-L2、および/またはCDR-L3を含む、抗体またはその抗原結合断片を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVL領域は、KabatナンバリングによるCDR-L1、CDR-L2、および/またはCDR-L3を含む。いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVL領域は、ChothiaナンバリングによるCDR-L1、CDR-L2、および/またはCDR-L3を含む。いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVL領域は、AbMナンバリングによるCDR-L1、CDR-L2、および/またはCDR-L3を含む。
いくつかの態様において、CARは、SEQ ID NO:85、88、100、103、115、118、130、133、145、148、157、160、172および174から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-L1;(b) SEQ ID NO:86、89、101、104、116、119、131、134、146、149、158および161から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-L2;ならびに(c) SEQ ID NO:87、102、117、132、147、159、173および175から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-L3を含む、軽鎖可変(VL)領域を有する、抗体またはその抗原結合断片を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:85、86および87;それぞれSEQ ID NO:88、89および87;それぞれSEQ ID NO:100、101および102;それぞれSEQ ID NO:103、104および102;それぞれSEQ ID NO:115、116および117;それぞれSEQ ID NO:118、119および117;それぞれSEQ ID NO:130、131および132;それぞれSEQ ID NO:133、134および132;それぞれSEQ ID NO:145、146および147;それぞれSEQ ID NO:148、149および147;それぞれSEQ ID NO:157、158および159;それぞれSEQ ID NO:160、161および159;それぞれSEQ ID NO:172、86および173;それぞれSEQ ID NO:174、89および175;それぞれSEQ ID NO:174、89および297のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むVL領域を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:85、86および87;それぞれSEQ ID NO:88、89および87;それぞれSEQ ID NO:100、101および102;それぞれSEQ ID NO:103、104および102;それぞれSEQ ID NO:115、116および117;それぞれSEQ ID NO:118、119および117;それぞれSEQ ID NO:130、131および132;それぞれSEQ ID NO:133、134および132;それぞれSEQ ID NO:145、146および147;それぞれSEQ ID NO:148、149および147;それぞれSEQ ID NO:157、158および159;それぞれSEQ ID NO:160、161および159;それぞれSEQ ID NO:172、86および173;それぞれSEQ ID NO:174、89および175;それぞれSEQ ID NO:174、89および297のアミノ酸配列を含むVL領域を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸配列内にそれぞれ含まれる、CDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32または34のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸配列内にそれぞれ含まれる、CDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、SEQ ID NO:63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸配列内にそれぞれ含まれる、CDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
本明細書において提供されるCARとしては、提供されるCARにおける抗体、例えば抗GPRC5D抗体、または抗体断片が、SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のいずれかに示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するVH領域アミノ酸配列と、SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域とを含む、CARが挙げられる。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVH領域は、SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のうちのいずれか1つから選択されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3のアミノ酸配列をそれぞれ含む、CDR-H1、CDR-H2、CDR-H3を含み;SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸配列内にそれぞれ含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3のアミノ酸配列をそれぞれ含む、CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVH領域は、SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のアミノ酸配列を含み、当該抗体または抗原結合断片のVL領域は、アミノ酸配列22、24、26、28、30、32または34を含む。いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:21および22;それぞれSEQ ID NO:23および24;それぞれSEQ ID NO:25および26;それぞれSEQ ID NO:27および28;それぞれSEQ ID NO:29および30;それぞれSEQ ID NO:31および32;もしくはそれぞれSEQ ID NO:33および34のアミノ酸配列を含むか、または上記の任意のVHおよびVLに対して少なくとも90%の配列同一性、例えばこれらに対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%または少なくとも99%の配列同一性を有する任意の抗体またはその抗原結合断片を構成する。
例えば、本発明にて提供される抗体またはその抗原結合断片のVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:21および22;SEQ ID NO:23および24;SEQ ID NO:25および26;SEQ ID NO:27および28;SEQ ID NO:29および30;SEQ ID NO:31および32;SEQ ID NO:33および34から選択されるアミノ酸配列を含む。他の例では、本発明にて提供される抗体またはその抗原結合断片のVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:21および63;SEQ ID NO:23および64;SEQ ID NO:25および65;SEQ ID NO:27および66;SEQ ID NO:29および67;SEQ ID NO:31および68;SEQ ID NO:33および69から選択されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの態様において、提供されるCARにおける抗体またはその抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えば単鎖可変断片(scFv)またはダイアボディまたはシングルドメイン抗体(sdAb)である。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は、VH領域のみを含むシングルドメイン抗体である。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は、重鎖可変(VH)領域および軽鎖可変(VL)領域を含むscFvである。いくつかの態様において、単鎖抗体断片(例えば、scFv)は、2つの抗体ドメインまたは抗体領域、例えば重鎖可変(VH)領域と軽鎖可変(VL)領域を連結している1つまたは複数のリンカーを含む。リンカーは典型的にはペプチドリンカー、例えばフレキシブルおよび/または可溶性ペプチドリンカーである。リンカーの中には、グリシン/セリンリッチのもの、および/またはいくつかの場合ではスレオニンリッチのものがある。いくつかの態様において、リンカーは、可溶性を改善し得る荷電残基、例えばリジンおよび/またはグルタミン酸をさらに含む。いくつかの態様において、リンカーは1つまたは複数のプロリンをさらに含む。
したがって、提供されるCARは、典型的には2つの抗体ドメインまたは抗体領域、かかるVH領域とVL領域を連結しているリンカーを含む単鎖抗体断片、例えばscFvおよびダイアボディ、特にヒト単鎖抗体断片を含む抗GPRC5D抗体を含む。リンカーは典型的にはペプチドリンカー、例えばフレキシブルおよび/または可溶性ペプチドリンカー、例えばグリシン/セリンリッチのものである。
いくつかの局面では、グリシン/セリン(および/またはスレオニン)リッチのリンカーは、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%のかかるアミノ酸を含む。いくつかの態様において、少なくとも50%もしくは少なくとも約50%、少なくとも55%もしくは少なくとも約55%、少なくとも60%もしくは少なくとも約60%、少なくとも70%もしくは少なくとも約70%または少なくとも75%もしくは少なくとも約75%のグリシン、セリン、および/またはスレオニンを含む。いくつかの態様において、リンカーは実質的に完全にグリシン、セリン、および/またはスレオニンで構成されている。リンカーは、一般的には約5~約50アミノ酸長であり、典型的には10もしくは約10~30もしくは約30アミノ酸長であり、例えば、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30アミノ酸長、いくつかの例では10~25アミノ酸長である。例示的なリンカーとしては、配列GGGGS(4GS;SEQ ID NO:50)またはGGGS(3GS;SEQ ID NO:51)の種々の回数の反復配列、例えばかかる配列の2、3、4、または5回の反復配列を有するリンカーが挙げられる。例示的なリンカーとしては、
に示される配列を有するもの、または当該配列からなるものが挙げられる。例示的なリンカーとしては、
に示される配列を有するもの、または当該配列からなるものがさらに挙げられる。例示的なリンカーとしては、
に示される配列を有するもの、または当該配列からなるものがさらに挙げられる。例示的なリンカーとしては、
に示される配列を有するもの、または当該配列からなるものが挙げられる。
したがって、いくつかの態様において、提供される態様は、前述のリンカーのうちの1つまたは複数、例えばグリシン/セリンリッチリンカー、例えばGGGS(SEQ ID NO:51)またはGGGGS(SEQ ID NO:50)の反復配列を有するリンカー、例えばSEQ ID NO:47、52または54に示されるリンカーを含む単鎖抗体断片、例えばscFvを含む。
いくつかの態様において、VH領域はVL領域に対してアミノ末端側であり得る。いくつかの態様において、VH領域はVL領域に対してカルボキシ末端側であり得る。特定の態様において、断片、例えばscFvにはVH領域またはその一部分、続いてリンカー、続いてVL領域またはその一部分が含まれ得る。他の態様において、断片、例えばscFvには、VL領域またはその一部分、続いてリンカー、続いてVH領域またはその一部分が含まれ得る。
いくつかの局面では、本明細書において提供されるscFvがSEQ ID NO:1~14のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含むか、あるいはSEQ ID NO:1~14のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有する。
提供される抗GPRC5D CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:21に示される配列、あるいはSEQ ID NO:21に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:22に示される配列、あるいはSEQ ID NO:22に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARは、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:21に示される配列、あるいはSEQ ID NO:21に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:63に示される配列、あるいはSEQ ID NO:63に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARである。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:75、76および77のアミノ酸配列wを含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:85、86および87のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:78、79および77のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:85、86および87のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:80、81および77のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:85、86および87のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:82、83および84のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:88、89および87のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:21に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:22に示される配列を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:21に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:63に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:1に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:1に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:257に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:257に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:2に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:2に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:258に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:258に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される抗GPRC5D CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:23に示される配列、あるいはSEQ ID NO:23に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:24に示される配列、あるいはSEQ ID NO:24に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARは、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:23に示される配列、あるいはSEQ ID NO:23に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:64に示される配列、あるいはSEQ ID NO:64に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARである。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:90、91、92のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:100、101および102のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:93、94および92のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:100、101および102のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:95、96および92のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:100、101および102のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:97、98および99のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:103、104および102のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:23に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:24に示される配列を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:23に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:64に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:3に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:259に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:259に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:4に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:4に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:260に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:260に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される抗GPRC5D CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:25に示される配列、あるいはSEQ ID NO:25に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:26に示される配列、あるいはSEQ ID NO:26に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARは、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:25に示される配列、あるいはSEQ ID NO:25に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:65に示される配列、あるいはSEQ ID NO:65に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARである。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:105、106、107のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:115、116および117のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:108、109および107のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:115、116および117のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:110、111および107のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:115、116および117のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:112、113および114のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:118、119および117のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:25に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:26に示される配列を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:25に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:65に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:5に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:5に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:261に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:261に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:6に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:6に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:262に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:262に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される抗GPRC5D CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:27に示される配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:28に示される配列、あるいはSEQ ID NO:28に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARは、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:27に示される配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:66に示される配列、あるいはSEQ ID NO:66に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARである。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:120、121および122のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:123、124および122のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:127、128および129のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:133、134および132のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:27に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:28に示される配列を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:27に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:66に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:7に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:7に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:263に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:263に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:8に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:264に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:264に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される抗GPRC5D CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:29に示される配列、あるいはSEQ ID NO:29に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:30に示される配列、あるいはSEQ ID NO:30に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARは、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:29に示される配列、あるいはSEQ ID NO:29に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:67に示される配列、あるいはSEQ ID NO:67に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARである。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:135、136および137のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:145、146および147のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:138、139および137のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:145、146および147のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:140、141および137のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:145、146および147のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:142、143および144のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:148、149および147のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:29に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:30に示される配列を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:29に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:67に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:9に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:9に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:265に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:265に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:10に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:10に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:266に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:266に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される抗GPRC5D CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:31に示される配列、あるいはSEQ ID NO:31に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:32に示される配列、あるいはSEQ ID NO:32に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARは、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:31に示される配列、あるいはSEQ ID NO:31に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:68に示される配列、あるいはSEQ ID NO:68に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARである。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:135、150および151のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:157、158および159のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:152、153および151のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:157、158および159のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:140、154および151のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:157、158および159のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:142、155および156のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:160、161および159のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:31に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:32に示される配列を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:31に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:68に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:11に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:11に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:267に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:267に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:12に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:12に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:268に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:268に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される抗GPRC5D CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:33に示される配列、あるいはSEQ ID NO:33に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:34に示される配列、あるいはSEQ ID NO:34に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARは、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:33に示される配列、あるいはSEQ ID NO:33に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:69に示される配列、あるいはSEQ ID NO:69に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARである。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:162、163および164のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:172、86、173のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:165、166および164のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:172、86および173のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:167、168および164のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:172、86および173のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:169、170、171のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:174、89および175のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:169、170、171のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:174、89および297のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:33に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:34に示される配列を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:33に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:69に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:13に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:13に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:269に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:269に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:14に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:14に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:270に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:270に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。
提供されるCARにおける抗体、例えば抗原結合性断片としては、ヒト抗体がある。提供されるヒト抗GPRC5D抗体、例えば抗原結合性断片のいくつかの態様では、ヒト抗体が、生殖系列ヌクレオチドヒト重鎖Vセグメントによりコードされるアミノ酸配列と少なくとも95%、96%、97%、98%、99%、または100%の配列同一性を有する部分、生殖系列ヌクレオチドヒト重鎖Dセグメントによりコードされるアミノ酸配列と少なくとも95%、96%、97%、98%、99%、または100%の配列同一性を有する部分、および/または生殖系列ヌクレオチドヒト重鎖Jセグメントによりコードされるアミノ酸配列と少なくとも95%、96%、97%、98%、99%、または100%の配列同一性を有する部分を含むVH領域を含み;かつ/または生殖系列ヌクレオチドヒトカッパまたはラムダ鎖Vセグメントによりコードされるアミノ酸配列と少なくとも95%、96%、97%、98%、99%、または100%の配列同一性を有する部分、および/または生殖系列ヌクレオチドヒトカッパまたはラムダ鎖Jセグメントによりコードされるアミノ酸配列と少なくとも95%、96%、97%、98%、99%、または100%の配列同一性を有する部分を含むVL領域を含む。いくつかの態様では、VH領域の一部分は、CDR-H1、CDR-H2、および/またはCDR-H3に対応する。いくつかの態様では、VH領域の一部分は、フレームワーク領域1(FR1)、FR2、FR2および/またはFR4に対応する。いくつかの態様では、VL領域の一部分は、CDR-L1、CDR-L2、および/またはCDR-L3に対応する。いくつかの態様では、VL領域の一部分は、FR1、FR2、FR2および/またはFR4に対応する。
いくつかの態様において、ヒト抗体(例えば、抗原結合断片)は、生殖系列ヌクレオチドヒト重鎖Vセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-H1領域のアミノ酸配列との少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または少なくとも100%の配列同一性を有するCDR-H1を含む。例えば、いくつかの態様におけるヒト抗体は、生殖系列ヌクレオチドヒト重鎖Vセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-H1領域と比較して100%同一であるか、またはアミノ酸の違いが1個以下、2個以下もしくは3個以下である配列を有するCDR-H1を含む。
いくつかの態様において、ヒト抗体(例えば、抗原結合断片)は、生殖系列ヌクレオチドヒト重鎖Vセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-H2領域のアミノ酸配列との少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または少なくとも100%の配列同一性を有するCDR-H2を含む。例えば、いくつかの態様におけるヒト抗体は、生殖系列ヌクレオチドヒト重鎖Vセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-H2領域と比較して100%同一であるか、またはアミノ酸の違いが1個以下、2個以下もしくは3個以下である配列を有するCDR-H2を含む。
いくつかの態様において、ヒト抗体(例えば、抗原結合断片)は、生殖系列ヌクレオチドヒト重鎖Vセグメント、DセグメントおよびJセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-H3領域のアミノ酸配列との少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または少なくとも100%の配列同一性を有するCDR-H3を含む。例えば、いくつかの態様におけるヒト抗体は、生殖系列ヌクレオチドヒト重鎖Vセグメント、DセグメントおよびJセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-H3領域と比較して100%同一であるか、またはアミノ酸の違いが1個以下、2個以下もしくは3個以下である配列を有するCDR-H3を含む。
いくつかの態様において、ヒト抗体(例えば、抗原結合断片)は、生殖系列ヌクレオチドヒト軽鎖Vセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-L1領域のアミノ酸配列との少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または少なくとも100%の配列同一性を有するCDR-L1を含む。例えば、いくつかの態様におけるヒト抗体は、生殖系列ヌクレオチドヒト軽鎖Vセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-L1領域と比較して100%同一であるか、またはアミノ酸の違いが1個以下、2個以下もしくは3個以下である配列を有するCDR-L1を含む。
いくつかの態様において、ヒト抗体(例えば、抗原結合断片)は、生殖系列ヌクレオチドヒト軽鎖Vセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-L2領域のアミノ酸配列との少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または少なくとも100%の配列同一性を有するCDR-L2を含む。例えば、いくつかの態様におけるヒト抗体は、生殖系列ヌクレオチドヒト軽鎖Vセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-L2領域と比較して100%同一であるか、またはアミノ酸の違いが1個以下、2個以下もしくは3個以下である配列を有するCDR-L2を含む。
いくつかの態様において、ヒト抗体(例えば、抗原結合断片)は、生殖系列ヌクレオチドヒト軽鎖VセグメントおよびJセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-L3領域のアミノ酸配列との少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または少なくとも100%の配列同一性を有するCDR-L3を含む。例えば、いくつかの態様におけるヒト抗体は、生殖系列ヌクレオチドヒト軽鎖VセグメントおよびJセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-L3領域と比較して100%同一であるか、またはアミノ酸の違いが1個以下、2個以下もしくは3個以下である配列を有するCDR-L3を含む。
いくつかの態様において、ヒト抗体(例えば、抗原結合断片)は、ヒト生殖系列遺伝子セグメント配列を含むフレームワーク領域を含む。例えば、いくつかの態様において、ヒト抗体は、フレームワーク領域、例えばFR1、FR2、FR3およびFR4が、ヒト生殖系列抗体セグメント、例えばVセグメントおよび/またはJセグメントによってコードされるフレームワーク領域との少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または少なくとも100%の配列同一性を有するVH領域を含む。いくつかの態様において、ヒト抗体は、フレームワーク領域、例えばFR1、FR2、FR3およびFR4が、ヒト生殖系列抗体セグメント、例えばVセグメントおよび/またはJセグメントによってコードされるフレームワーク領域との少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または少なくとも100%の配列同一性を有するVL領域を含む。例えば、いくつかのかかる態様において、VH領域および/またはVL領域内に含まれるフレームワーク領域配列は、ヒト生殖系列抗体セグメントによってコードされるフレームワーク領域配列と比べて10個以下のアミノ酸、例えば9個以下、8個以下、7個以下、6個以下、5個以下、4個以下、3個以下、2個以下または1個以下のアミノ酸が異なる。
b. スペーサー
いくつかの態様において、本明細書において提供される抗体(例えば、抗原結合断片)を含む組換え受容体、例えばCARは、免疫グロブリン定常領域の少なくとも一部分またはその変異体もしくは改変型であり得るか、あるいは免疫グロブリン定常領域の少なくとも一部分またはその変異体もしくは改変型を含み得るスペーサーをさらに含む。いくつかの態様において、免疫グロブリン定常領域の当該一部分は、ヒンジ領域、例えばIgG4ヒンジ領域および/またはCH1、CH2もしくはCH3および/またはFc領域を含む。いくつかの態様において、定常領域または当該一部分はヒトIgGのもの、例えばIgG4またはIgG1である。いくつかの局面では、定常領域の当該一部分が、抗原認識構成要素、例えば抗原結合ドメイン(例えば、scFv)と膜貫通ドメイン間のスペーサー領域としての機能を果たす。いくつかの態様において、スペーサーの長さは、CAR発現細胞、例えばCAR発現細胞とCARの標的、例えばGPRC5D発現腫瘍細胞間の生物物理学的シナプス間隔が最適となるように調整される。いくつかの態様において、CARはT細胞によって発現され、スペーサーの長さは、T細胞活性化に適合性である長さに、あるいはCAR T細胞の能力発揮が最適となるように調整される。
いくつかの態様では、スペーサーは、当該スペーサーが存在しない場合と比較して、または長さが異なる(例えば、長さがより短い)別のスペーサーと比較して、高い細胞応答性を抗原結合後に提供する長さであり得る。いくつかの例では、スペーサーの長さは、12もしくは約12アミノ酸長であるか、または12アミノ酸長以下である。いくつかの態様では、スペーサーの長さは、少なくとも100アミノ酸長、例えば、少なくとも110、125、130、135、140、145、150、160、170、180、190、200、210、220、230、240、または250アミノ酸長である。例示的なスペーサーとしては、少なくとも、約10~300アミノ酸、約10~200アミノ酸、約50~175アミノ酸、約50~150アミノ酸、約10~125アミノ酸、約50~100アミノ酸、約100~300アミノ酸、約100~250アミノ酸、約125~250アミノ酸、または約200~250アミノ酸を有するスペーサーが挙げられ、列挙した範囲のどの端点の間の整数も含まれる。いくつかの態様では、スペーサー領域の長さは、少なくとも約12アミノ酸長、少なくとも約119アミノ酸長もしくはそれ未満、少なくとも約125アミノ酸長、少なくとも約200アミノ酸長、または少なくとも約220アミノ酸長、または少なくとも約225アミノ酸長である。
いくつかの態様では、スペーサーは、125~300アミノ酸長、125~250アミノ酸長、125~230アミノ酸長、125~200アミノ酸長、125~180アミノ酸長、125~150アミノ酸長、150~300アミノ酸長、150~250アミノ酸長、150~230アミノ酸長、150~200アミノ酸長、150~180アミノ酸長、180~300アミノ酸長、180~250アミノ酸長、180~230アミノ酸長、180~200アミノ酸長、200~300アミノ酸長、200~250アミノ酸長、200~230アミノ酸長、230~300アミノ酸長、230~250アミノ酸長、または250~300アミノ酸長の、長さを有する。いくつかの態様では、スペーサーの長さは、少なくとももしくは少なくとも約、130、140、150、160、170、180、190、200、210、220、221、222、223、224、225、226、227、228、もしくは229アミノ酸長、または当該アミノ酸長もしくは概ね当該アミノ酸長、またはそれらのうちの任意の値の間の長さである。
例示的なスペーサーとしては、IgGヒンジのみ、CH2およびCH3ドメインの1つまたは複数に連結されたIgGヒンジ、またはCH3ドメインに連結されたIgGヒンジが挙げられる。いくつかの態様では、IgGヒンジ、CH2、および/またはCH3は、全部または一部分がIgG4またはIgG2に由来してもよく、例えば、全部または一部分がヒトIgG4またはヒトIgG2に由来してもよい。いくつかの態様では、スペーサーは、IgG4、IgG2、ならびに/またはIgG2およびIgG4に由来する、ヒンジ、CH2、および/またはCH3配列のうちの1つまたは複数を含む、キメラポリペプチドであってもよい。いくつかの態様では、ヒンジ領域は、IgG4ヒンジ領域の全部もしくは一部分および/またはIgG2ヒンジ領域の全部もしくは一部分を含み、ここでIgG4ヒンジ領域はヒトIgG4ヒンジ領域であってもよく、IgG2ヒンジ領域はヒトIgG2ヒンジ領域であってもよく;CH2領域は、IgG4 CH2領域の全部もしくは一部分および/またはIgG2 CH2領域の全部もしくは一部分を含み、ここでIgG4 CH2領域はヒトIgG4 CH2領域であってもよく、IgG2 CH2領域はヒトIgG2 CH2領域であってもよく;かつ/またはCH3領域は、IgG4 CH3領域の全部もしくは一部分および/またはIgG2 CH3領域の全部もしくは一部分を含み、ここでIgG4 CH3領域はヒトIgG4 CH3領域であってもよく、IgG2 CH3領域はヒトIgG2 CH3領域であってもよい。いくつかの態様では、ヒンジ、CH2、およびCH3は、IgG4に由来する、ヒンジ領域、CH2、およびCH3の各々の全部または一部分を含む。いくつかの態様では、ヒンジ領域は、キメラヒンジ領域であり、かつヒトIgG4およびヒトIgG2に由来するヒンジ領域を含み;CH2領域は、キメラCH2領域であり、かつヒトIgG4およびヒトIgG2に由来するCH2領域を含み;かつ/またはCH3領域は、キメラCH3領域であり、かつヒトIgG4およびヒトIgG2に由来するCH3領域を含む。いくつかの態様では、スペーサーは、IgG4/2キメラヒンジ;またはヒトIgG4ヒンジ領域と比較して少なくとも1つのアミノ酸置換を含む改変IgG4ヒンジ;ヒトIgG2/4キメラCH2領域;およびヒトIgG4 CH3領域を含む。
いくつかの態様では、スペーサーは、全部または一部分がIgG4および/またはIgG2に由来し得、また、1つまたは複数のドメインにおいて1つまたは複数の単アミノ酸変異などの変異を含み得る。いくつかの例では、アミノ酸改変は、IgG4のヒンジ領域におけるプロリン(P)のセリン(S)による置換である。いくつかの態様では、アミノ酸改変は、SEQ ID NO:281に示されている全長IgG4 Fc配列のCH2領域における位置177でのN177Qの変異、またはSEQ ID NO:282の全長IgG2 Fc配列のCH2領域における位置176でのN176Qなどの、グルタミン(Q)のアスパラギン(N)での置換によるグリコシル化不均一性の低下である。いくつかの態様では、スペーサーは、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域であるか、それらを含む。いくつかの態様では、スペーサーは、長さが約228アミノ酸長である。いくつかの態様では、スペーサーは、SEQ ID NO:17に示されている。いくつかの態様では、スペーサーは、アミノ酸配列
を含む。
いくつかの態様では、スペーサーは、コドン発現のために、および/または隠れたスプライス部位などのスプライス部位を排除するために最適化されているポリヌクレオチドによりコードされている。いくつかの態様では、スペーサーのコード配列は、SEQ ID NO:74に示されている核酸配列を含む。いくつかの態様では、スペーサーのコード配列は、SEQ ID NO:73に示されている核酸配列を含む。いくつかの態様では、スペーサーのコード配列は、SEQ ID NO:283に示されている核酸配列を含む。いくつかの態様では、スペーサーのコード配列は、SEQ ID NO:284に示されている核酸配列を含む。
さらなる例示的なスペーサーとしては、限定ではないが、Hudecek et al., (2013) Clin. Cancer Res., 19:3153, Hudecek et al., (2015) Cancer Immunol. Res., 3 (2): 125-135、または国際特許出願公報WO 2014031687に記載されるものが挙げられる。いくつかの態様では、スペーサーのヌクレオチド配列は、発現時のRNA不均一性を低下させるように最適化されている。いくつかの態様では、スペーサーのヌクレオチド配列は、隠れたスプライス部位を減らすか、スプライス部位でのスプライシング事象の尤度を減らすように最適化されている。
いくつかの態様では、スペーサーは、SEQ ID NO:15に示されているアミノ酸配列を有しており、SEQ ID NO:285に示されているポリヌクレオチド配列によりコードされている。いくつかの態様では、スペーサーは、SEQ ID NO:16に示されているのアミノ酸配列を有する。いくつかの態様では、スペーサーは、SEQ ID NO:286に示されているアミノ酸配列を有する。いくつかの態様では、スペーサーは、SEQ ID NO:288に示されているアミノ酸配列を有しており、SEQ ID NO:287に示されているのポリヌクレオチド配列によりコードされている。いくつかの態様では、スペーサーは、SEQ ID NO:17に示されているのアミノ酸配列を有し、SEQ ID NO: 73、74、283、もしくは284に示されているポリヌクレオチド配列、またはSEQ ID NO: 73、74、283、もしくは284と少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくはそれより高い配列同一性を示すポリヌクレオチドによりコードされている。
いくつかの態様において、スペーサーは、SEQ ID NO:17に対して、少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、少なくとも89%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、またはそれより高い配列同一性を示すアミノ酸配列を有し、SEQ ID NO:17は、コドン使用頻度について、および/またはRNA不均一性を低下させるために、任意で最適化されている、ポリヌクレオチドによってコードされる。例えば隠れたスプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位を除去することによる、RNA不均一性を低下させるための方法は、以下(例えばセクションI.B.2.b)に記載されている。隠れたスプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位は、CARに存在する場合、特定の免疫グロブリンスペーサーのスペーサー領域内に存在するという観察結果が示されている。いくつかの態様において、提供されるCARにおけるスペーサーは、1つまたは複数の隠れたスプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位が排除され、かつ/または細胞における発現後のコンストラクトから転写されたRNA(例えばmRNA)の不均一性が低下するように改変されているポリヌクレオチドによってコードされる。いくつかの態様において、スペーサーは、SEQ ID NO:74に示される(また、SEQ ID NO:48に示される)ヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、スペーサーは、SEQ ID NO:283に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、スペーサーは、SEQ ID NO:284に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、スペーサーは、SEQ ID NO:305に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。
c. 膜貫通ドメインおよび細胞内シグナル伝達構成要素
抗原認識構成要素は概して、1つまたは複数の細胞内シグナル伝達構成要素に連結されており、例えば、CARの場合は、TCR複合体などの抗原受容体複合体を通じての活性化を模倣し、かつ/または別の細胞表面受容体を介してシグナルを伝達する、シグナル伝達構成要素に連結されている。したがって、いくつかの態様では、GPRC5D結合分子(例えば、抗体またはその抗原結合性断片)は、本明細書に記載される膜貫通ドメインなどの1つまたは複数の膜貫通ドメイン、および本明細書に記載される細胞内シグナル伝達ドメインなどの1つまたは複数の細胞内構成要素を含む細胞内シグナル伝達領域またはドメインに連結されている。いくつかの態様では、膜貫通ドメインを細胞外ドメインと融合させている。一態様では、受容体、例えばCAR内のドメインの1つと本来結合している膜貫通ドメインが用いられる。場合によっては、膜貫通ドメインは、そのようなドメインが同じまたは異なる表面膜タンパク質の膜貫通ドメインと結合しないように選択されるか、アミノ酸置換により改変されており、受容体複合体の他のメンバーとの相互作用が最小限化されている。
膜貫通ドメインは、いくつかの態様では、天然または合成のソースに由来する。ソースが天然の場合、ドメインは、いくつかの局面では、任意の膜結合型または膜貫通タンパク質に由来する。膜貫通ドメインとしては、T細胞受容体のα、β、もしくはζ鎖、CD3ε、CD4、CD5、CD8、CD9、CD16、CD22、CD28、CD33、CD37、CD45、CD64、CD80、CD86、CD134、CD137、および/またはCD154に由来する(すなわち少なくともこれらの膜貫通ドメインを含む)ものが挙げられる。例えば、膜貫通ドメインは、SEQ ID NO:55またはSEQ ID NO:56の核酸配列によりコードされる、SEQ ID NO:18のアミノ酸配列を含む、CD28膜貫通ドメインであり得る。あるいは膜貫通ドメインは、いくつかの態様では、合成である。いくつかの局面では、合成膜貫通ドメインは、ロイシンおよびバリンなどの主に疎水性の残基を含む。いくつかの局面では、フェニルアラニンとトリプトファンとバリンとのトリプレットが、合成の膜貫通ドメインの各端に見られる。いくつかの態様では、連結は、リンカー、スペーサー、および/または膜貫通ドメインによる。
細胞内シグナル伝達ドメインとしては、天然抗原受容体を通じてのシグナル、共刺激受容体と組み合わせたそのような受容体を通じてのシグナル、および/または共刺激受容体のみを通じてのシグナルを模倣する、またはそれらに近いものがある。いくつかの態様では、短いオリゴまたはポリペプチドリンカー、例えば、2~10アミノ酸長さの、グリシンおよびセリンを含むリンカーなどの、例えばグリシン-セリンのダブレットのリンカーが存在しており、CARの膜貫通ドメインと細胞内シグナル伝達ドメインとの間に連結を形成している。
受容体、例えばCARは、概して、少なくとも1つの細胞内シグナル伝達構成要素を含む細胞内シグナル伝達領域を含む。いくつかの態様では、受容体は、T細胞の活性化および細胞傷害性を媒介するTCR CD3鎖などのTCR複合体の細胞内構成要素またはシグナル伝達ドメイン、例えばCD3ζ鎖を含む。したがって、いくつかの局面では、GPRC5Dに結合する抗体は、1つまたは複数の細胞シグナル伝達モジュールに連結されている。いくつかの態様では、細胞シグナル伝達モジュールは、CD3膜貫通ドメイン、CD3細胞内シグナル伝達ドメイン、および/または他のCD膜貫通ドメインを含む。いくつかの態様では、受容体、例えばCARは、Fc受容体γ、CD8、CD4、CD25、またはCD16などの、1つまたは複数のさらなる分子の一部分をさらに含む。例えば、いくつかの局面では、CARは、CD3-ζ(CD3ζ)またはFc受容体γとCD8、CD4、CD25、またはCD16とのキメラ分子を含む。
いくつかの態様では、CARが連結すると、CARの細胞質ドメインまたは細胞内シグナル伝達ドメインが、免疫細胞、例えばCARを発現するように改変されたT細胞の少なくとも1つの正常なエフェクター機能または応答を刺激し、かつ/または活性化する。例えば、一部の文脈では、CARは、細胞溶解活性またはT-ヘルパー活性などのT細胞の機能、例えばサイトカインまたは他の因子の分泌を誘発する。いくつかの態様では、エフェクター機能シグナルを伝達するのであれば、インタクトな免疫刺激鎖の代わりに、例えば抗原受容体構成要素または共刺激分子の細胞内シグナル伝達ドメインの短縮された(truncated)部分が用いられる。いくつかの態様では、細胞内シグナル伝達ドメインは、T細胞受容体(TCR)の細胞質配列を含んでおり、またいくつかの局面では、天然の文脈において抗原受容体との結合後にそのような受容体と共作用してシグナル伝達を開始する共受容体の細胞質配列、および/またはそのような分子の任意の誘導体もしくはバリアント、および/または同じ機能的能力を有する任意の合成配列を含んでいる。
天然のTCRの文脈では、完全な活性化は概して、TCRを通じてのシグナル伝達のみならず、共刺激シグナルも必要とする。したがって、いくつかの態様では、完全な活性化を促進するために、二次または共刺激シグナルを発生させる構成要素も、CARに含まれる。他の態様では、CARは、共刺激シグナルを発生させる構成要素を含まない。いくつかの局面では、同じ細胞内でさらなるCARを発現させて、二次または共刺激シグナルを発生させる構成要素を提供する。
T細胞の活性化は、いくつかの局面では、TCRを通じて抗原依存性の一次活性化を開始させる配列(一次細胞質シグナル伝達配列)と、抗原非依存的に作用して二次または共刺激シグナルを提供する配列(二次細胞質シグナル伝達配列)の、2つのクラスの細胞質シグナル伝達配列に媒介される、と記載される。いくつかの局面では、CARは、そのような細胞質シグナル伝達配列の一方または両方を含む。
いくつかの局面では、CARは、TCR複合体の一次刺激および/または活性化を調節する一次細胞質シグナル伝達配列を含む。刺激的に作用する一次細胞質シグナル伝達配列は、免疫受容体チロシン活性化モチーフまたはITAMとして公知のシグナル伝達モチーフを含み得る。一次細胞質シグナル伝達配列を含むITAMの例としては、TCRまたはCD3ζ、FcRγ、CD3γ、CD3δ、およびCD3εに由来するものが挙げられる。いくつかの態様では、CARにおける細胞内シグナル伝達領域は、CD3ζに由来する細胞質シグナル伝達ドメイン、その一部分、または配列を含む。いくつかの態様では、CD3ζは、SEQ ID NO:57またはSEQ ID NO:58の核酸配列によりコードされる、SEQ ID NO:20のアミノ酸配列を含む。
いくつかの態様では、CARは、T細胞共刺激分子などの共刺激分子のシグナル伝達ドメイン(例えば細胞内または細胞質シグナル伝達ドメイン)および/または膜貫通部分を含む。例示的な共刺激分子としては、CD28、4-1BB、OX40、DAP10、およびICOSが挙げられる。例えば、共刺激分子は、4-1BBに由来する場合があり、SEQ ID NO:59またはSEQ ID NO:60のヌクレオチド配列によりコードされる、SEQ ID NO:19のアミノ酸配列を含む場合がある。いくつかの局面では、同じCARが、刺激構成要素または活性化構成要素(例えば細胞質シグナル伝達配列)および共刺激構成要素の両方を含む。
いくつかの態様では、刺激構成要素または活性化構成要素が一つのCAR内に含まれるが、共刺激構成要素は別の抗原を認識する別のCARにより提供される。いくつかの態様では、CARとしては、活性化または刺激性CAR、および共刺激性CARが挙げられ、どちらも同じ細胞表面に発現する(WO 2014/055668を参照)。いくつかの局面では、GPRC5Dを標的とするCARは、刺激性CARまたは活性化CARであり;他の局面では、共刺激性CARである。いくつかの態様では、細胞は、GPRC5D以外の抗原を認識するCAR(iCAR, Fedorov et al., Sci. Transl. Medicine, 5(215) December, 2013)を参照)などの阻害性CARをさらに含み、それによって、阻害性CARがそのリガンドに結合することにより、GPRC5Dを標的とするCARを通じて送達される刺激シグナルまたは活性化シグナルが減衰しまたは阻害されて、例えばオフターゲットの効果が低減する。
特定の態様では、細胞内シグナル伝達領域は、CD3(例えばCD3-ζ)細胞内ドメインに連結されたCD28膜貫通およびシグナル伝達ドメインを含む。いくつかの態様では、細胞内シグナル伝達ドメインは、CD3ζ細胞内ドメインに連結された、キメラのCD28および4-1BB(CD137、TNFRSF9)共刺激ドメインを含む。
いくつかの態様では、CARは、細胞質部分に、1つまたは複数の、例えば2つ以上の、共刺激ドメインおよび刺激ドメインまたは活性化ドメイン、例えば一次活性化ドメインを含む。例示的なCARは、CD3-ζ、CD28、および4-1BBの細胞内構成要素を含む。
いくつかの態様において、提供される態様の抗GPRC5D CARは、本明細書に記載される(例えばセクションI.1aに記載される)任意の抗GPRC5D抗体または抗原結合断片を含む細胞外抗原結合ドメイン;IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ、IgG2/4キメラCH2領域、およびIgG4 CH3領域を含み、例えば約228アミノ酸長である、スペーサー、または例えばSEQ ID NO:73、74、283もしくは284のいずれかに示されるヌクレオチド配列によってコードされるSEQ ID NO:17に示される、スペーサー;膜貫通ドメイン、例えばヒトCD28由来の膜貫通ドメイン;ならびにCD3-ゼータ(CD3ζ)鎖の細胞質シグナル伝達ドメインおよびT細胞共刺激分子の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、細胞内シグナル伝達領域を含む。また、かかるキメラ抗原受容体をコードするポリヌクレオチドが提供される。いくつかの態様において、膜貫通ドメインは、SEQ ID NO:18に示される配列であるか、またはそれを含む。いくつかの態様において、T細胞共刺激分子の細胞内シグナル伝達ドメインはヒトCD28、ヒト4-1BBもしくはヒトICOSまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインである。特定の態様において、細胞内シグナル伝達ドメインはヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインである。いくつかの態様において、細胞内シグナル伝達ドメインはSEQ ID NO:19に示される配列であるか、またはそれを含む。いくつかの態様において、細胞質シグナル伝達ドメインは、例えばSEQ ID NO:20に示されるヒトCD3-ゼータの細胞質シグナル伝達ドメインである。いくつかの態様において、細胞内シグナル伝達領域はSEQ ID NO:20に示される配列とSEQ ID NO:19に示される配列を含む。
いくつかの態様において、提供される態様の抗GPRC5D CARは、SEQ ID NO:290に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO: 290に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性であるアミノ酸配列を有する。いくつかの態様において、提供される態様の抗GPRC5D CARは、SEQ ID NO: 289に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO: 289に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列によってコードされる。
2. 例示的な特徴
提供される態様のいずれかのうちのいくつかにおいて、抗GPRC5D CARおよび/または抗GPRC5D抗原結合ドメインはGPRC5Dに、例えば多発性骨髄腫の形質細胞の表面上のGPRC5Dに特異的に結合する。当該態様のいずれかにおいて、提供されるCARにおける、GPRC5Dに特異的に結合する抗体または抗原結合断片。いくつかの態様において、結合は、ヒトGPRC5D、マウスGPRC5Dタンパク質または非ヒト霊長類(例えば、カニクイザル)GPRC5Dタンパク質に対するものであり得る。いくつかの態様において、提供される抗GPRC5D CARおよび/または抗GPRC5D抗原結合ドメインの中には、ヒトGPRC5Dタンパク質に結合するものが挙げられる。抗体または他の結合分子がGPRC5Dタンパク質に結合する、またはGPRC5Dタンパク質に特異的に結合するという観察結果は、必ずしもこれがどの種のGPRC5Dタンパク質にも結合することを意味するのではない。例えば、いくつかの態様において、GPRC5Dタンパク質に結合するという特徴、例えばいくつかの態様において、GPRC5Dタンパク質に特異的に結合する能力および/またはGPRC5Dタンパク質に対する結合について参照抗体と競合する能力、および/または特定の親和性を伴って結合する能力もしくは特定の度合いまで競合する能力はヒトGPRC5Dタンパク質に対する能力を示し、その抗体は、別の種、例えばマウスのGPRC5Dタンパク質に対してはこの特徴を有し得ない。
いくつかの態様において、抗体は、ヒトGPRC5Dタンパク質に特異的に結合し、例えばヒトGPRC5Dタンパク質のあるエピトープまたは領域、例えばSEQ ID NO:49のアミノ酸配列(Uniprot Q9NZD1)を含むヒトBCMAタンパク質またはその対立遺伝子変異体もしくはスプライス変異体のエピトープもしくは領域に特異的に結合する。
一態様では、抗GPRC5D抗体または抗原結合ドメインまたはCARの、無関連の非GPRC5Dタンパク質、例えば非ヒトGPRC5Dタンパク質または他の非GPRC5Dタンパク質への結合度は、例えば放射免疫測定法(RIA)により測定すると、該抗体または抗原結合ドメインまたはCARの、ヒトGPRC5Dタンパク質またはヒト膜結合型GPRC5Dへの結合の10%未満または約10%未満である。いくつかの態様では、提供されるCARにおける抗体または抗原結合ドメインとしては、マウスGPRC5Dタンパク質への結合が、該抗体のヒトGPRC5Dタンパク質への結合の10%未満または10%または約10%である抗体または抗原結合ドメインまたはCARがある。いくつかの態様では、提供されるCARにおける抗体または抗原結合ドメインとしては、カニクイザルGPRC5Dタンパク質への結合が、該抗体のヒトGPRC5Dタンパク質への結合の10%未満または10%または約10%である抗体がある。いくつかの態様では、提供されるCARにおける抗体または抗原結合ドメインとしては、カニクイザルGPRC5Dタンパク質および/またはマウスGPRC5Dタンパク質への結合が、該抗体のヒトGPRC5Dタンパク質への結合と同じかだいたい同じである抗体がある。
いくつかの態様では、提供されるCARにおける抗体は、いくつかの公知の方法のいずれかにより測定すると、少なくとも特定の親和性で、ヒトGPRC5Dタンパク質などのGPRC5Dタンパク質と結合することができる。いくつかの態様では、親和性は解離平衡定数(KD)により表され; いくつかの態様では、親和性はEC50により表される。
結合親和性を評価する、かつ/または結合分子(例えば抗体またはその断片)が特定のリガンド(例えばGPRC5Dタンパク質などの抗原)に特異的に結合するかどうかを決定する、多様なアッセイが公知である。結合分子、例えば抗体の、抗原、例えばヒトGPRC5DまたはカニクイザルGPRC5DまたはマウスGPRC5DなどのGPRC5Dとの結合親和性を、当技術分野において周知のいくつかの結合性アッセイのいずれかを用いるなどして決定することは、当事者の域のうちである。例えば、いくつかの態様では、BIAcore(登録商標)機器を用いて、表面プラズモン共鳴(SPR)分析により、2種類のタンパク質(例えば、抗体またはその断片と、GPRC5Dタンパク質などの抗原)の複合体の結合動態および定数を決定する場合がある(例えば Scatchard et al., Ann. N.Y. Acad. Sci. 51:660, 1949;Wilson, Science 295:2103, 2002;Wolff et al., Cancer Res. 53:2560, 1993;および米国特許第5,283,173号、同第5,468,614号、または均等物を参照)。
SPRは、分子のセンサー表面への結合または該表面からの解離によって、該表面の分子の濃度変化を測定する。SPRシグナルの変化は、表面付近の質量濃度の変化と正比例しているので、2種類の分子間の結合動態の測定が可能になる。複合体の解離定数は、チップ上にバッファーを流して、時間に対する屈折率の変化を監視することで決定することができる。あるタンパク質と別のタンパク質との結合を測定する他の好適なアッセイとしては、例えば、酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)および放射免疫測定法(RIA)などの免疫測定法、または蛍光発光、UV吸収、円二色性法、もしくは核磁気共鳴(NMR)によりタンパク質の分光特性もしくは光学特性の変化を監視することによる結合の決定が挙げられる。他の例示的な測定法としては、限定ではないが、ウエスタンブロット、ELISA、超遠心分析法、分光測定法、フローサイトメトリー、配列決定、および発現したポリヌクレオチドまたはタンパク質の結合を検出する他の方法が挙げられる。
いくつかの態様では、結合分子、例えばCARの抗体もしくはその断片または抗原結合ドメインは、抗原、例えばGPRC5Dタンパク質またはそれに含まれるエピトープに、105 M-1以上の親和性またはKA(すなわち、単位は1/Mの、特定の結合性相互作用の結合平衡定数;二分子相互作用の前提で、この結合反応のオフ速度[koffまたはkd]に対するオン速度[konまたはka]の比率に等しい)で結合する、例えば、特異的に結合する。いくつかの態様では、CARの抗体もしくはその断片または抗原結合ドメインは、ペプチドエピトープに対し、10-5 M以下のKD(すなわち、単位はMの、特定の結合性相互作用の解離平衡定数;二分子相互作用の前提で、この結合反応のオン速度[konまたはka]に対するオフ速度[koffまたはkd]の比率に等しい)の結合親和性を示す。例えば、解離平衡定数KDは、10-7 M~10-11 M、10-8 M~10-10 M、または10-9 M~10-10 Mなどの10-5 M~10-13 Mの範囲である。オン速度(結合速度定数;konまたはka;単位は1/Ms)およびオフ速度(解離速度定数;koffまたはkd;単位は1/s)は、当技術分野において公知の測定法のいずれか、例えば表面プラズモン共鳴(SPR)を用いて決定することができる。
いくつかの態様では、CARの抗体(例えば抗原結合性断片)または抗原結合ドメインの、ヒトGPRC5Dタンパク質などのGPRC5Dタンパク質に対する結合親和性(EC50)および/または解離定数は、0.01 nMもしくは約0.01 nM~約500 nM、0.01 nMもしくは約0.01 nM~約400 nM、0.01 nMもしくは約0.01 nM~約100 nM、0.01 nMもしくは約0.01 nM~約50 nM、0.01 nMもしくは約0.01 nM~約10 nM、0.01 nMもしくは約0.01 nM~約1 nM、0.01 nMもしくは約0.01 nM~約0.1 nM、0.1 nMもしくは約0.1 nM~約500 nM、0.1 nMもしくは約0.1 nM~約400 nM、0.1 nMもしくは約0.1 nM~約100 nM、0.1 nMもしくは約0.1 nM~約50 nM、0.1 nMもしくは約0.1 nM~約10 nM、0.1 nMもしくは約0.1 nM~約1 nM、0.5 nMもしくは約0.5 nM~約200 nM、1 nMもしくは約1 nM~約500 nM、1 nMもしくは約1 nM~約100 nM、1 nMもしくは約1 nM~約50 nM、1 nMもしくは約1 nM~約10 nM、2 nMもしくは約2 nM~約50 nM、10 nMもしくは約10 nM~約500 nM、10 nMもしくは約10 nM~約100 nM、10 nMもしくは約10 nM~約50 nM、50 nMもしくは約50 nM~約500 nM、50 nMもしくは約50 nM~約100 nM、または100 nMもしくは約100 nM~約500 nMである。特定の態様では、抗体の、ヒトGPRC5Dタンパク質などのGPRC5Dタンパク質に対する結合親和性(EC50)および/または解離平衡定数KDは、400 nM、300 nM、200 nM、100 nM、50 nM、40 nM、30 nM、25 nM、20 nM、19 nM、18 nM、17 nM、16 nM、15 nM、14 nM、13 nM、12 nM、11 nM、10 nM、9 nM、8 nM、7 nM、6 nM、5 nM、4 nM、3 nM、2 nM、もしくは1 nM、またはそれより小さい値であるか、当該値より小さいか、または概ね当該値である。いくつかの態様では、抗体は、1nM未満の結合親和性で、例えば約1 nM未満、例えば約0.9 nM未満、約0.8 nM未満、約0.7 nM未満、約0.6 nM未満、約0.5 nM未満、約0.4 nM未満、約0.3 nM未満、約0.2 nM未満、もしくは約0.1 nM未満、またはそれより小さい値の結合親和性で、GPRC5Dタンパク質(例えばヒトGPRC5Dタンパク質)に結合する。
いくつかの態様では、結合親和性は、高親和性または低親和性として分類され得る。場合によっては、低~中親和性結合性を示すCARの結合分子(例えば抗体またはその断片)または抗原結合ドメインは、最高で107 M-1、最高で106 M-1、最高で105 M-1のKAを示す。場合によっては、特定のエピトープに対し高親和性結合性を示す結合分子(例えば抗体またはその断片)は、そのようなエピトープと、少なくとも107 M-1、少なくとも108 M-1、少なくとも109 M-1、少なくとも1010 M-1、少なくとも1011 M-1、少なくとも1012 M-1、または少なくとも1013 M-1のKAで、相互作用する。いくつかの態様では、結合分子、例えばCARの抗GPRC5D抗体もしくはその断片または抗原結合ドメインの、GPRC5Dタンパク質に対する結合親和性(EC50)および/または解離平衡定数KDは、0.01もしくは約0.01 nM~約1 μM、0.1もしくは約0.1 nM~約1 μM、1もしくは約1 nM~約1 μM、1もしくは約1 nM~約500 nM、1もしくは約1 nM~約100 nM、1もしくは約1 nM~約50 nM、1もしくは約1 nM~約10 nM、10もしくは約10 nM~約500 nM、10もしくは約10 nM~約100 nM、10もしくは約10 nM~約50 nM、50もしくは約50 nM~約500 nM、50もしくは約50 nM~約100 nM、または100もしくは約100 nM~約500 nMである。特定の態様では、結合分子、例えばCARの抗GPRC5D抗体もしくはその断片または抗原結合ドメインの、GPRC5Dタンパク質に対する結合親和性(EC50)および/または解離平衡定数の解離定数KDは、1 μM、500 nM、100 nM、50 nM、40 nM、30 nM、25 nM、20 nM、19 nM、18 nM、17 nM、16 nM、15 nM、14 nM、13 nM、12 nM、11 nM、10 nM、9 nM、8 nM、7 nM、6 nM、5 nM、4 nM、3 nM、2 nM、もしくは1 nM、またはそれより小さい値であるか、概ね当該値であるか、当該値より小さいか、または概ね当該値より小さい。特定の抗体の親和性の程度を、基準抗体などの既知抗体の親和性と比較することができる。
いくつかの態様では、CARの抗GPRC5D抗体または抗原結合ドメインなどの結合分子の、異なる抗原、例えば異なる種に由来するGPRC5Dタンパク質に対する結合親和性を比較して、種交差反応性を決定する場合がある。例えば、種交差反応性は、高交差反応性または低交差反応性として分類され得る。いくつかの態様では、異なる抗原、例えばヒト、カニクイザル、またはマウスなどの異なる種に由来するGPRC5Dタンパク質に対する解離平衡定数KDを比較して、種交差反応性を決定する場合がある。いくつかの態様では、CARの抗GPRC5D抗体または抗原結合ドメインの種交差反応性は高い場合があり、例えば抗GPRC5D抗体は、ヒトGPRC5Dと種バリアントGPRC5Dとに同程度に結合する場合があり、例えば、ヒトGPRC5Dに対するKDと種バリアントGPRC5Dに対するKDとの比は1または約1である。いくつかの態様では、CARの抗GPRC5D抗体または抗原結合ドメインの種交差反応性は低い場合があり、例えば、抗GPRC5D抗体はヒトGPRC5Dに対し高い親和性を有するが、種バリアントGPRC5Dに対しては低い親和性を有し、あるいは逆もまた然りである。例えば、種バリアントGPRC5Dに対するKDとヒトGPRC5Dに対するKDとの比は、10よりも大きい、15よりも大きい、20よりも大きい、25よりも大きい、30よりも大きい、40よりも大きい、50よりも大きい、60よりも大きい、70よりも大きい、80よりも大きい、90よりも大きい、100よりも大きい、200よりも大きい、500よりも大きい、1000よりも大きい、2000よりも大きいか、またはそれより大きく、抗GPRC5D抗体は低い種交差反応性を有する。種交差反応性の程度を、基準抗体などの既知抗体の種交差反応性と比較することができる。
提供されるCARとしては、抗原(例えばGPRC5D)の非存在下では、測定可能な程度には存在しないか、またはバックグラウンドレベルである、抗原依存性活性またはシグナル伝達、すなわちシグナル伝達活性を示すCARがある。したがって、いくつかの局面では、提供されるCARは、抗原、例えばGPRC5Dの非存在下では、持続性シグナル伝達または抗原非依存性活性もしくはシグナル伝達を示さないか、せいぜいバックグラウンドレベルの、または許容可能なレベルの、または低レベルの該シグナル伝達の存在を示す。いくつかの態様では、提供される抗GPRC5D CAR発現細胞は、細胞傷害性活性、サイトカイン産生、および増殖能力などの生物学的活性または機能を示す。
いくつかの態様では、キメラ受容体の、細胞傷害性活性などの生物学的活性または機能的活性は、いくつかの公知の方法のどれを使って測定してもよい。活性は、インビトロでもインビボでも評価または決定することができる。いくつかの態様では、活性は、細胞が対象者(例えばヒト)に投与されると、評価できる。評価するパラメーターとしては、例えばインビボの、例えば撮像による、またはエクスビボの、例えばELISAもしくはフローサイトメトリーによる、改変されたもしくは天然のT細胞または他の免疫細胞の抗原への特異的な結合が挙げられる。特定の態様では、改変細胞が標的細胞を破壊する能力は、例えばKochenderfer et al., J. Immunotherapy, 32 (7): 689-702 (2009)およびHerman et al., J. Immunological Methods, 285 (1): 25-40 (2004)に記載される細胞傷害性アッセイなどの、当技術分野において公知の任意の好適な方法を用いて測定することができる。特定の態様では、細胞の生物学的活性はまた、特定のサイトカイン、例えばインターロイキン-2(IL-2)、インターフェロン-γ(IFNγ)、インターロイキン-4(IL-4)、TNF-α(TNFα)、インターロイキン-6(IL-6)、インターロイキン-10(IL-10)、インターロイキン-12(IL-12)、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)、CD107a、および/またはTGF-β(TGFβ)などの発現および/または分泌をアッセイすることにより、測定することができる。サイトカインを測定するアッセイは、当技術分野において周知であり、限定ではないが、ELISA、細胞内サイトカイン染色、細胞数測定ビーズアレイ、RT-PCR、ELISPOT、フローサイトメトリー、および試験試料の存在下で関連するサイトカインに応答する細胞の応答性(例えば増殖)を試験するバイオアッセイが挙げられる。いくつかの局面では、生物学的活性は、腫瘍量または負荷の減少などの臨床アウトカムを評価することにより測定される。
いくつかの局面では、リポーター細胞株を用いて、抗GPRC5D CAR発現細胞を通じての抗原非依存性活性および/または持続性シグナル伝達を監視することができる。いくつかの態様では、Jurkat細胞株などのT細胞株が、内因性Nur77転写調節エレメントの制御下で発現するリポーター分子、例えば赤色蛍光タンパク質などの蛍光タンパク質または他の検出可能分子を含む。いくつかの態様では、Nur77リポーターの発現は、細胞内因的であり、T細胞内の一次活性化シグナル、T細胞受容体(TCR)構成要素のシグナル伝達ドメイン、および/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含むCD3ζ鎖などのシグナル伝達ドメインを含む組換えリポーターを通じてのシグナル伝達に依存する。Nur77の発現は、概して、細胞外的に作用し得、かつ組換え受容体を通じてのシグナル伝達に依存し得ない、サイトカインシグナル伝達またはtoll様受容体(TLR)シグナル伝達などの他のシグナル伝達経路には、影響されない。したがって、適切なシグナル伝達領域を含む外因性組換え受容体、例えば抗GPRC5D CAR発現細胞だけが、刺激(例えば特異的な抗原の結合)によってNur77を発現することができる。場合によっては、Nur77の発現はまた、刺激(例えば抗原)の量に対し用量依存性の応答を示すことがある。
いくつかの態様では、提供される抗GPRC5D CARは、例えば同一のアミノ酸配列を有するがスプライス部位が排除されておらず、かつ/またはコドンが最適化されていないヌクレオチド配列によりコードされている代替CARと比較して、改善された細胞表面での発現を示す。いくつかの態様では、組換え受容体の細胞表面での発現が評価され得る。組換え受容体の細胞表面での発現を決定するアプローチは、キメラ抗原受容体(CAR)特異性抗体(例えばBrentjens et al., Sci. Transl. Med. 2013 Mar; 5 (177): 177ra38)、プロテインL(Zheng et al., J. Transl. Med. 2012 Feb; 10:29)、エピトープタグ、およびCARポリペプチドに特異的に結合するモノクローナル抗体の使用を含み得る(国際特許出願公報WO 2014190273を参照)。いくつかの態様では、細胞、例えば初代T細胞の表面の組換え受容体の発現は、例えば、検出可能な組換え受容体またはその一部分に結合し得る結合分子を用いて、フローサイトメトリーにより評価することができる。いくつかの態様では、組換え受容体の発現の検出に用いられる結合分子 抗イディオタイプ抗体、例えば、結合性ドメイン、例えばscFvまたはその一部分に特異的な、抗イディオタイプアゴニスト抗体。いくつかの態様では、結合分子は、単離された、または精製された抗原、例えば組換え発現抗原であるか、それを含む。
A. 2種類の抗原を標的とするキメラ抗原受容体
また、キメラ抗原受容体および/またはその一部分(例えば鎖)をコードするポリヌクレオチドが提供される。提供されるポリヌクレオチドとしては、本明細書に記載されているBCMAとGPRC5Dに結合する(例えば、抗原結合断片)キメラ抗原受容体、例えば、抗BCMA scFvと抗GPRC5D scFvを含むキメラ抗原受容体(「シングルストーク」キメラ抗原受容体)をコードするポリヌクレオチドが挙げられる。当該ポリヌクレオチドには、天然のヌクレオチドおよび塩基を含むもの、および/または天然には存在しないヌクレオチドおよび塩基を含むもの、例えば主鎖改変を有するものなどが包含され得る。用語「核酸分子」、「核酸」および「ポリヌクレオチド」は互換的に使用され得、ヌクレオチドのポリマーを示す。かかるヌクレオチドのポリマーは、天然および/または非天然のヌクレオチドを含み得、非限定的にDNA、RNAおよびPNAが含まれ得る。「核酸配列」は、核酸分子またはポリヌクレオチドを構成するヌクレオチドの直鎖状配列を示す。いくつかの場合において、当該ポリヌクレオチドはSEQ ID NO:317に示される配列を含み得る。
いくつかの場合において、GPRC5D結合分子とBCMA結合分子をコードするポリヌクレオチドは、シグナルペプチドをコードするシグナル配列であって、いくつかの場合では、GPRC5D結合分子とBCMA結合分子をコードする核酸配列の上流にコードされるか、あるいは抗原結合ドメインをコードする核酸配列の5'末端に連結されているシグナル配列を含む。いくつかの場合において、GPRC5DおよびBCMAに結合する受容体、例えばキメラ抗原受容体(CAR)をコードする核酸配列を含むポリヌクレオチドは、シグナルペプチドをコードするシグナル配列を含む。いくつかの局面では、シグナル配列が天然状態のポリペプチドに由来するシグナルペプチドをコードし得る。他の局面では、シグナル配列が異種シグナルペプチドまたは非天然状態のシグナルペプチドをコードし得る。いくつかの局面では、非限定的で例示的なシグナルペプチドとして、SEQ ID NO:271に示されるか、またはSEQ ID NO:272もしくは273~276に示されるヌクレオチド配列によってコードされるIgGカッパ鎖のシグナルペプチドが挙げられる。いくつかの局面では、非限定的で例示的なシグナルペプチドとして、SEQ ID NO:278に示され、SEQ ID NO:277に示されるヌクレオチド配列によってコードされるGMCSFRアルファ鎖のシグナルペプチドが挙げられる。いくつかの局面では、非限定的で例示的なシグナルペプチドとして、SEQ ID NO:279に示されるCD8アルファシグナルペプチドのシグナルペプチドが挙げられる。いくつかの局面では、非限定的で例示的なシグナルペプチドとして、SEQ ID NO:280に示されるCD33シグナルペプチドのシグナルペプチドが挙げられる。いくつかの場合において、GPRC5DおよびBCMAに結合する受容体をコードするポリヌクレオチドは、追加の分子、例えばサロゲートマーカーまたは他のマーカーをコードする核酸配列を含んでいてもよく、追加の構成要素、例えばプロモーター、調節エレメントおよび/またはマルチシストロン性エレメントを含んでいてもよい。いくつかの態様において、GPRC5DおよびBCMAに結合する受容体をコードする核酸配列は当該追加の構成要素のいずれかに機能的に連結され得る。いくつかの場合において、抗GPRC5D scFvと抗BCMA scFvは、フレキシブルリンカーをコードするヌクレオチド配列、例えばSEQ ID NO:320に示されるヌクレオチド配列によって隔てられている。いくつかの場合において、GPRC5DおよびBCMAに結合する受容体を含むコンストラクトは、4-1BB共刺激ドメイン(SEQ ID NO:19をコードするSEQ ID NO:60)をさらに含む。
いくつかの態様において、細胞は、MM形質細胞に対する治療剤としての、GPRC5DとBCMAの両方に結合するCARを発現する。いくつかの態様において、当該ポリヌクレオチドコンストラクトは、当該ポリヌクレオチドによってコードされるscFvのうちの1つまたは複数の発現を改善するためにコドン相違型にされる。
いくつかの態様において、本明細書において提供されるCARの中には、RNA不均一性を低下させるため、および/または(例えば、以下のセクションIBに記載されている)コードされる受容体の発現(例えば表面での発現)を改良する(例えば、発現を増大させるか、もしくは細胞産物ロット間での発現をより一貫性があるようにする)ために(例えばコドン使用頻度が)最適化されているか、あるいは最適化のために設計された特定の特徴を含むポリヌクレオチドによってコードされるものが挙げられる。したがって、本明細書において提供されるポリヌクレオチドによってコードされる組換え受容体を発現する細胞、ならびに養子細胞療法におけるその使用、例えばGPRC5Dおよび/またはBCMAの発現との関連性がある疾患および障害(例えば多発性骨髄腫)の治療におけるその使用もまた提供される。
また、提供されるポリヌクレオチドをコードするポリヌクレオチド、例えば第1のscFvと第2のscFvをコードするポリヌクレオチドを発現するように改変された細胞(例えばT細胞)および当該細胞を含有する組成物が提供される。いくつかの態様において、当該ポリヌクレオチドコンストラクトは、以下のセクションIBに記載のように改変されている。
B. 組換え受容体をコードするポリヌクレオチド
また、キメラ抗原受容体および/またはその一部分、例えば鎖をコードするポリヌクレオチドが提供される。提供されるポリヌクレオチドの中には、本明細書に記載される抗GPRC5Dキメラ抗原受容体(例えば、抗原結合断片)をコードするものが挙げられる。当該ポリヌクレオチドには、天然のヌクレオチドおよび塩基を含むもの、および/または天然に存在していないヌクレオチドおよび塩基を含むもの、例えば主鎖改変を有するものなどが包含され得る。用語「核酸分子」、「核酸」および「ポリヌクレオチド」は互換的に使用され得、ヌクレオチドのポリマーを示す。かかるヌクレオチドのポリマーは、天然および/または非天然のヌクレオチドを含み得、非限定的にDNA、RNAおよびPNAが含まれ得る。「核酸配列」は、核酸分子またはポリヌクレオチドを構成するヌクレオチドの直鎖状配列を示す。
いくつかの場合において、GPRC5Dに結合する受容体をコードするポリヌクレオチドは、シグナルペプチドをコードするシグナル配列であって、いくつかの場合では、GPRC5Dに結合する受容体をコードする核酸配列の上流にコードされるか、あるいは抗原結合ドメインをコードする核酸配列の5'末端に連結されているシグナル配列を含む。いくつかの場合において、GPRC5Dに結合する受容体、例えばキメラ抗原受容体(CAR)をコードする核酸配列を含むポリヌクレオチドは、シグナルペプチドをコードするシグナル配列を含む。いくつかの局面では、シグナル配列が天然状態のポリペプチドに由来するシグナルペプチドをコードし得る。他の局面では、シグナル配列が異種シグナルペプチドまたは非天然状態のシグナルペプチドをコードし得る。いくつかの局面では、非限定的で例示的なシグナルペプチドとして、SEQ ID NO:271に示されるか、またはSEQ ID NO:272もしくは273~276に示されるヌクレオチド配列によってコードされるIgGカッパ鎖のシグナルペプチドが挙げられる。いくつかの局面では、非限定的で例示的なシグナルペプチドとして、SEQ ID NO:278に示され、SEQ ID NO:277に示されるヌクレオチド配列によってコードされるGMCSFRアルファ鎖のシグナルペプチドが挙げられる。いくつかの局面では、非限定的で例示的なシグナルペプチドとして、SEQ ID NO:279に示されるCD8アルファシグナルペプチドのシグナルペプチドが挙げられる。いくつかの局面では、非限定的で例示的なシグナルペプチドとして、SEQ ID NO:280に示されるCD33シグナルペプチドのシグナルペプチドが挙げられる。いくつかの場合において、GPRC5Dに結合する受容体をコードするポリヌクレオチドは、追加の分子、例えばサロゲートマーカーまたは他のマーカーをコードする核酸配列を含んでいてもよく、追加の構成要素、例えばプロモーター、調節エレメントおよび/またはマルチシストロン性エレメントを含んでいてもよい。いくつかの態様において、GPRC5Dに結合する受容体をコードする核酸配列は当該追加の構成要素のいずれかに機能的に連結され得る。
また、第1の抗原結合ドメインを有する第1のCARと第2の抗原結合ドメインを有する第2のCARをコードするポリヌクレオチドコンストラクト、例えばコドン相違型であるポリヌクレオチドコンストラクトも本明細書において提供される。いくつかの態様において、ポリヌクレオチドコンストラクトによってコードされる第1のCARおよび第2のCARは異なる抗原に結合することができる。いくつかの態様において、ポリヌクレオチドコンストラクトは、GPRC5Dに結合することができる第1のCAR、例えば本明細書に記載されている任意のCARと、BCMAに結合することができる第2のCARとをコードする。BCMAに結合する例示的なCARは本明細書、例えばセクションIIに記載している。いくつかの態様において、細胞は、MM形質細胞に対する治療剤としての抗GPRC5D CARと抗BCMA CARを発現する。いくつかの態様において、当該ポリヌクレオチドコンストラクトは、当該ポリヌクレオチドによってコードされるCARのうちの1種または複数種の発現を改善するためにコドン相違型にされる。
いくつかの態様において、本明細書において提供されるCARの中には、RNA不均一性を低下させるため、および/またはコードされる受容体の発現(例えば、表面での発現)を改良する(例えば、発現を増大させるか、もしくは細胞産物ロット間での発現をより一貫性があるようにする)ために(例えばコドン使用頻度が)最適化されているか、あるいは最適化のために設計された特定の特徴を含むポリヌクレオチドによってコードされるものが挙げられる。いくつかの態様において、GPRC5Dに結合する細胞表面タンパク質をコードするポリヌクレオチドは、参照ポリヌクレオチドと比べて、例えば隠れたスプライス部位または隠れスプライス部位が除去され、RNA不均一性が低下するように改変されている。いくつかの態様において、GPRC5Dに結合する細胞表面タンパク質およびBCMAに結合する細胞表面タンパク質をコードするポリヌクレオチドは、例えば哺乳動物細胞、例えばヒト細胞、例えばヒトT細胞における発現のためにコドンが最適化されている。いくつかの局面では、改変型ポリヌクレオチドにより、細胞において発現させた場合、改善された、例えば増大した、あるいはより一様な、またはより一貫性のある発現レベル、例えば表面発現レベルがもたらされる。かかるポリヌクレオチドは、それがコードする、GPRC5Dに結合する細胞表面タンパク質とBCMAに結合する細胞表面タンパク質を発現する改変細胞を作製するためのコンストラクトの状態で利用され得る。したがって、本明細書において提供されるポリヌクレオチドによってコードされる組換え受容体を発現する細胞ならびに養子細胞療法におけるその使用、例えばGPRC5Dおよび/またはBCMAの発現との関連性がある疾患および障害、例えば多発性骨髄腫の治療におけるその使用もまた提供される。
また、提供されるポリヌクレオチドをコードするポリヌクレオチド、例えば、第1のCARと第2のCARをコードするポリヌクレオチドを発現するように改変された細胞、例えばT細胞、およびかかる細胞を含有する組成物が提供される。いくつかの態様において、当該ポリヌクレオチドコンストラクトは、ヒト細胞における発現のためにコドンが最適化されている。いくつかの態様において、当該ポリヌクレオチドコンストラクトにおける1つもしくは複数のスプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位は、細胞における発現後のコンストラクトから転写されたRNA(例えばmRNA)の不均一性を低下させるように改変されている。
1. バイシストロン性ポリヌクレオチド
第1の抗原に結合すること、例えば特異的に結合することができる第1のキメラ抗原受容体と、第2の抗原に結合すること、例えば特異的に結合することができる第2のキメラ抗原受容体とをコードするポリヌクレオチドがいくつかの局面において提供される。複数種のCAR、例えば抗GPRCD CARと抗BCMA CARの発現にバイシストロン性であるポリヌクレオチドが本明細書において提供される。いくつかの態様において、当該ポリヌクレオチドは、本明細書において提供される抗GPRC5D CARをコードする核酸と第2のCAR、例えば抗BCMA CARをコードする核酸を、同じ細胞における両方のCARの発現のためのマルチシストロン性エレメントによって隔てられた状態で含み得る。いくつかの局面では、コードされるキメラ抗原受容体、例えばBCMA結合ポリペプチドまたはGPRC5D結合ポリペプチドを含むもの、ならびに当該受容体の組成物および製造物品および使用もまた提供され、MM形質細胞に対する治療剤としての使用のためのものであり得る。
BCMA結合ポリペプチドおよびGPRC5D結合ポリペプチドの中には、抗体、例えば一本鎖抗体(例えば、抗原結合抗体断片)またはその一部分が挙げられる。いくつかの例では、キメラ抗原受容体が抗BCMA抗体またはその抗原結合断片を含む。いくつかの例では、キメラ抗原受容体が抗GPRC5D抗体またはその抗原結合断片を含む。提供されるポリヌクレオチドは、コンストラクト内、例えばデオキシリボ核酸(DNA)コンストラクトまたはRNAコンストラクト内、例えばコードされる組換え抗BCMA CARおよび抗GPRC5D CARの発現のために細胞内に導入され得るものに組み込まれ得る。
BCMA結合剤、例えばBCMA分子に結合する組換え受容体またはキメラ抗原受容体およびBCMAに結合する細胞表面タンパク質、例えばBCMAに結合する組換え受容体(例えば、CAR)をコードするポリヌクレオチド、ならびにかかる受容体を発現する細胞がいくつかの局面において提供される。BCMAに結合する細胞表面タンパク質は一般的に、BCMA、例えばBCMAタンパク質、例えばヒトBCMAタンパク質に特異的に結合する抗体(例えば、抗原結合抗体断片)および/または他の結合ペプチドを含む。いくつかの局面では、当該薬剤がBCMAの細胞外部分に結合する。
GPRC5D結合剤、例えばGPRC5D分子に結合する組換え受容体またはキメラ抗原受容体、およびBCMAに結合する細胞表面タンパク質、例えばBCMAに結合する組換え受容体(例えば、CAR)をコードするポリヌクレオチド、ならびにかかる受容体を発現する細胞がいくつかの局面において提供される。GPRC5Dに結合する細胞表面タンパク質は一般的に、GPRC5D、例えばGPRC5Dタンパク質、例えばヒトGPRC5Dタンパク質に特異的に結合する抗体(例えば、抗原結合抗体断片)および/または他の結合ペプチドを含む。いくつかの局面では、当該薬剤はGPRC5Dの細胞外部分に結合する。
いくつかの態様において、第1および/または第2のキメラ抗原受容体は、抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域のうちの1つまたは複数を含む。いくつかの態様において、ポリヌクレオチドコンストラクトは、そのポリヌクレオチドがコードするCARのうちの1種または複数種の発現を改善するために、コドン相違型にされる。いくつかの態様において、1つまたは複数の構成要素あるいは第1および/または第2のキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチド配列がコドン相違型となっている。いくつかの態様において、コドン相違化により、キメラ抗原受容体のうちの1つまたは複数の発現が改善される。いくつかの態様において、コドン相違化により、他方のキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチド配列に対して3'側のヌクレオチド配列によってコードされるキメラ抗原受容体の発現が改善されている。いくつかの態様において、当該ポリヌクレオチドコンストラクトは、ヒト細胞における発現のためにコドンが最適化されている。いくつかの態様において、当該ポリヌクレオチドコンストラクトにおける1つもしくは複数のスプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位は、細胞における発現後のコンストラクトから転写されたRNA(例えばmRNA)の不均一性を低下させるように改変されている。
いくつかの態様において、2種類のCARをコードするコドン相違型ポリヌクレオチドコンストラクトが本明細書において提供される。ポリヌクレオチドコンストラクトのヌクレオチド配列によってコードされる一方のCARの発現は、当該ポリヌクレオチドコンストラクトのヌクレオチド配列によってコードされる他方のCARと比べて低度であることが、本明細書において観察されている。いくつかの態様において、コードされる他方のCARに対して3'側のヌクレオチド配列によってコードされる一方のCARは「トレーリング(trailing)」CARと識別表示される。同様に、コードされる他方のCARに対して5'側のヌクレオチド配列によってコードされるCARは「リーディング(leading)」CARと識別表示される。いくつかの態様において、「リーディング」CARは、他方のCARに対してN末端側で発現されるCARに相当し、「トレーリング」CARは、他方のCARに対してC末端で発現されるCARに相当する。
別のヌクレオチド配列によってコードされるCAR(「リーディング」CAR)に対して3'側に位置するヌクレオチド配列によってコードされるCAR(「トレーリング」CAR)の発現は低度であることが本明細書において観察されている。いくつかの態様において、DNAの組換えにより、他方のCARをコードするヌクレオチド配列に対して3'側に位置するCARをコードするヌクレオチド配列の消失、他方のCARをコードするヌクレオチド配列に対して3'側のヌクレオチド配列によってコードされるCARの発現の消失、または両方がもたらされることが想定される。
いくつかの態様において、かかる消失を抑制するために、例えば一方のCAR(例えば、リーディングCARまたはトレーリングCAR)をコードするヌクレオチド配列のコドン相違化によって、本明細書において提供されるポリヌクレオチドコンストラクトがコドン相違型にされる。いくつかの態様において、一方のCARをコードするヌクレオチド配列は、第1のCARをコードするヌクレオチド配列が第2のCARをコードするヌクレオチド配列と20個以下の塩基対、15個以下の塩基対、10個以下の塩基対、または5個以下の塩基対の配列相同性を共有するように、コドン相違型にされる。いくつかの態様において、抗GPRC5D CARをコードするヌクレオチド配列またはその構成要素(例えば、GPRC5Dに結合するscFv、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域などの構成要素)がコドン相違型にされる。
かかるコドン相違型ポリヌクレオチドは、それがコードする、GPRC5Dに結合する細胞表面タンパク質とBCMAに結合する細胞表面タンパク質を発現する改変細胞を作製するためのコンストラクトの状態で利用され得る。したがって、本明細書において提供されるコドン相違型ポリヌクレオチドによってコードされる組換え受容体を発現する細胞、ならびに養子細胞療法におけるその使用、例えばGPRC5Dおよび/またはBCMAの発現との関連性がある疾患および障害(例えば多発性骨髄腫)の治療におけるその使用も提供される。
a. コドン相違化(Codon Divergence)
提供される態様のいずれかにおいて、ポリヌクレオチドコンストラクトは、そのポリヌクレオチドによってコードされるCARのうちの1種または複数種の発現を改善するために、コドン相違型にされている(codon diverged)。本明細書における観察結果はさらに、細胞における複数種のCAR(例えば、抗GPRC5D CARおよび抗BCMA CAR)の発現が、当該CARのうちの1種または複数種をコードするポリヌクレオチド配列をコドン相違型にすることによって改善され得ることも実証している。本明細書において、2種類のCARをコードするポリヌクレオチドコンストラクトのコドン相違化により、他方のCARをコードするヌクレオチド配列に対して3'側(すなわちC末端側)のCARをコードするヌクレオチド配列の発現が改善される、例えばトレーリングCARの発現がコドン相違化によって改善されることがわかる。
いくつかの態様において、2種類のCARをコードするコドン相違型ポリヌクレオチドコンストラクトが本明細書において提供される。ポリヌクレオチドコンストラクトのヌクレオチド配列によってコードされるあるCARの発現は、当該ポリヌクレオチドコンストラクトのヌクレオチド配列によってコードされる他のCARと比べて低度であることが本明細書において観察されている。特に、別のヌクレオチド配列によってコードされるCARに対して3'側に位置するヌクレオチド配列によってコードされるCARは少ないことが本明細書において観察されている。
いくつかの態様において、DNAの組換えにより、他方のCARをコードするヌクレオチド配列に対して3'側に位置するCARをコードするヌクレオチド配列の一部もしくは全部の消失、他方のCARをコードするヌクレオチド配列に対して3'側のヌクレオチド配列によってコードされるCARの発現の消失、または両方がもたらされることが想定される。この消失は、2種類のCARをコードするヌクレオチド配列間の配列相同性が原因で、DNAの組換えによりもたらされると想定される。
いくつかの態様において、かかる消失を抑制するために、例えば一方のCARをコードするヌクレオチド配列のコドン相違化によって、本明細書において提供されるポリヌクレオチドコンストラクトがコドン相違型にされる。いくつかの態様において、2種類のCARをコードするヌクレオチド配列間の相同性を低下させるように、一方のCARをコードするヌクレオチド配列がコドン相違型にされる。いくつかの態様において、2種類のCARをコードするヌクレオチド配列間の相同性の低下により、相同組換えの確率、およびトレーリングCARをコードするヌクレオチド配列の一部または全部の消失の確率が低下する。いくつかの態様において、コドン相違化としては、トレーリングCARをコードする配列の消失、トレーリングCARの発現の消失、または両方を抑制するための、リーディングCARのヌクレオチド配列の改変が挙げられる。いくつかの態様において、コドン相違化としては、トレーリングCARをコードする配列の消失、トレーリングCARの発現の消失、または両方を抑制するための、トレーリングCARのヌクレオチド配列の改変が挙げられる。
いくつかの態様において、一方のCARをコードするヌクレオチド配列は、第1のCARをコードするヌクレオチド配列が第2のCARをコードするヌクレオチド配列と約20個以下の塩基対、約15個以下の塩基対、約10個以下の塩基対、または約5個以下の塩基対の配列相同性を共有するようにコドン相違型にされる。いくつかの態様において、一方のCARをコードするヌクレオチド配列は、当該2種類のCARをコードするヌクレオチド配列が当該2種類のCARをコードするヌクレオチド配列内にみられる任意の1つの配列内の約20個以下、約15個以下、約10個以下、または約5個以下の連続する同一の塩基を共有するようにコドン相違型にされる。
いくつかの態様において、以下のCAR 構成要素:(a)抗原結合ドメイン;(b)スペーサー;(c)膜貫通ドメイン;(d)細胞内シグナル伝達領域のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列がコドン相違型にされる。いくつかの態様において、構成要素(b)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列がコドン相違型であり、第1のCAR の1つまたは複数の構成要素は第2のCARの同じ構成要素のものと異なるヌクレオチド配列を有することになる。いくつかの態様において、第1のCARにおける構成要素(b)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列は第2のCARにおける同じ構成要素をコードするヌクレオチド配列のものと異なっているが、第1のCARにおける構成要素をコードするヌクレオチド配列と第2のCARにおける同じ構成要素をコードするヌクレオチド配列は同じアミノ酸配列をコードする。
いくつかの態様において、第1のCARにおけるスペーサーをコードするヌクレオチド配列はSEQ ID NO:305によって示され、第2のCARにおける同じスペーサーをコードするヌクレオチド配列はSEQ ID NO:74によって示される。いくつかの態様において、当該スペーサーはSEQ ID NO:17に示されるアミノ酸配列によって示される。いくつかの態様において、第1のCARにおける膜貫通ドメインをコードするヌクレオチド配列はSEQ ID NO:307によって示され、第2のCARにおける同じ膜貫通ドメインをコードするヌクレオチド配列はSEQ ID NO:56によって示される。いくつかの態様において、当該膜貫通ドメインはSEQ ID NO:18に示されるアミノ酸配列によって示される。いくつかの態様において、第1のCARにおける細胞内シグナル伝達領域の4-1BBエンドドメインをコードするヌクレオチド配列はSEQ ID NO:308によって示され、第2のCARにおける細胞内シグナル伝達領域の同じ4-1BBエンドドメインをコードするヌクレオチド配列はSEQ ID NO:60によって示される。いくつかの態様において、当該4-1BBエンドドメインはSEQ ID NO:19に示されるアミノ酸配列によって示される。いくつかの態様において、第1のCARにおける細胞内シグナル伝達領域のCD3ゼータエンドドメインをコードするヌクレオチド配列はSEQ ID NO:309によって示され、第2のCARにおける細胞内シグナル伝達領域の同じCD3ゼータエンドドメインをコードするヌクレオチド配列はSEQ ID NO:58によって示される。いくつかの態様において、当該CD3ゼータエンドドメインはSEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列によって示される。
いくつかの態様において、第1のCARの抗原結合ドメインは第2のCARの抗原結合ドメインと異なる抗原に結合する。いくつかの態様において、第1または第2のCARの抗原結合ドメインは、その元の配列と比べてコドン相違型である。いくつかの態様において、第1または第2のCARの抗原結合ドメインをコードするコドン相違型ヌクレオチド配列はSEQ ID NO:311によって示され、同じ抗原結合ドメインをコードする元のヌクレオチド配列はSEQ ID NO:264によって示される。いくつかの態様において、第1または第2のCARの当該抗原結合ドメインはSEQ ID NO:8によって示される。いくつかの態様において、第1または第2の他方のCARの抗原結合ドメインはその元の配列と比べてコドン相違型ではない。いくつかの態様において、第1または第2の他方のCARの抗原結合ドメインをコードするヌクレオチド配列はSEQ ID NO:310によって示される。いくつかの態様において、第1または第2の他方のCARの抗原結合ドメインはSEQ ID NO:241によって示される。
いくつかの態様において、抗GPRC5D CARをコードするヌクレオチド配列またはその構成要素、例えばGPRC5Dに結合するscFv、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域などの構成要素がコドン相違型にされる。かかるコドン相違型ポリヌクレオチドは、コードされるGPRC5Dに結合する細胞表面タンパク質とBCMAに結合する細胞表面タンパク質を発現する改変細胞の作製用のコンストラクトの状態で利用され得る。したがって、本明細書において提供されるコドン相違型ポリヌクレオチドによってコードされる組換え受容体を発現する細胞ならびに養子細胞療法におけるその使用、例えばGPRC5Dおよび/またはBCMAの発現との関連性がある疾患および障害、例えば多発性骨髄腫の治療におけるその使用もまた提供される。
b. マルチシストロン性エレメント
提供される態様のいずれかにおいて、当該ポリヌクレオチドは第1の核酸配列と第2の核酸配列の間に、翻訳後にこの第1および第2の核酸配列の翻訳産物をもたらすための内部リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。例えば、いくつかの態様において、転写単位は、IRES(内部リボソーム進入部位)を含むバイシストロン性単位として改変され得、これにより、1つのプロモーターからのメッセージによって遺伝子産物(例えば第1のキメラ受容体をコードするものと第2のキメラ受容体をコードするもの)の共発現が可能である。例えば、いくつかの態様において、ベクターまたはコンストラクトは、1つのプロモーターの調節下の本明細書において提供される抗GPRC5D受容体(例えば、抗GPRC5D CAR)をコードする核酸と抗BCMA受容体(例えば、抗BCMA CAR)をコードする核酸をIRESによって隔てられた状態で含み得る。
あるいはまた、提供される態様のいずれかにおいて、当該ポリヌクレオチドは、連結ペプチドをコードする核酸配列を第1の核酸配列と第2の核酸配列の間に含み、ここで、当該連結ペプチドは翻訳中または翻訳後において第1の核酸配列の翻訳産物と第2の核酸配列の翻訳産物を隔てる。いくつかの局面では、連結ペプチドが、自己切断性ペプチドまたはリボソームスキッピングを引き起こすペプチド、任意でT2Aペプチドを含む。いくつかの態様において、1つのプロモーターは、1つのオープンリーディングフレーム(ORF)内に、自己切断性ペプチドをコードする配列(例えば、2A切断性配列)またはプロテアーゼ認識部位(例えば、フューリン)によって互いに隔てられた2つまたは3つの遺伝子(例えば、第1および第2の結合分子、例えば抗体 組換え受容体をコードするもの)を含むRNAの発現を指令し得る。したがって、ORFは、翻訳中(T2Aの場合)または翻訳後のいずれかで個々のタンパク質に切断される1種類のポリペプチドをコードする。いくつかの場合において、当該ペプチド、例えばT2Aは、リボソームが2AエレメントのC末端におけるペプチド結合の合成をスキップすること(リボソームスキッピング)を引き起こし、2A配列の末端と下流側の次のペプチドとの間の分離をもたらし得る(例えばde Felipe. Genetic Vaccines and Ther. 2:13 (2004)およびdeFelipe et al. Traffic 5:616-626 (2004)参照)。多くの2Aエレメントが公知である。本明細書に開示の方法およびポリヌクレオチドに使用され得る2A配列の例、非限定的に、米国特許出願公開第20070116690号に記載のような口蹄疫ウイルス(F2A、例えばSEQ ID NO:42または43)、ウマ鼻炎Aウイルス(E2A、例えばSEQ ID NO:40または41)、トセア・アシグナ(Thosea asigna)ウイルス(T2A、例えばSEQ ID NO:35、36または37)およびブタテシオウイルス-1(P2A、例えばSEQ ID NO:38または39)由来の2A配列。
提供される任意のポリヌクレオチドコンストラクトにおいて、第1のCARをコードする第1の核酸配列と第2のCARをコードする第2の核酸シーケンシングは、リボソームスキップエレメント、例えばT2Aをコードする核酸シーケンシングによって隔てられている。したがって、翻訳中または翻訳後のいずれかにおいて、第1のキメラ抗原受容体と第2のキメラ抗原受容体は別々のタンパク質に切断される。提供される任意のポリヌクレオチドコンストラクトにおいて、T2Aをコードするヌクレオチド配列はコドン相違型であり得る。
2. ポリヌクレオチドの特徴
a. コドン最適化
いくつかの態様では、ポリヌクレオチドは、ヒトでの発現のためにコドン最適化により改変される。いくつかの局面では、コドン最適化は、スプライス部位の同定および/もしくはスプライス部位の排除の工程の前および/もしくは後、ならびに/またはRNA不均一性を低下させる反復工程の各々で、検討され得る。コドン最適化は概して、例えばヒトトランスファーRNAの存在量、例えば発表されている存在量と、選択されるコドンの割合とのバランスをとって、どれも過剰であったり少なかったりしないようにすることを含む。ほとんどのアミノ酸は2つ以上のコドンによりコードされ、コドン使用は概しては生物によって異なるので、場合によっては、そのようにバランスをとることが必要または便利である。形質移入または形質導入遺伝子または核酸と宿主細胞とのコドン使用の違いは、核酸分子からのタンパク質発現に影響し得る。以下の表2は、例示的なヒトコドン使用頻度の表である。いくつかの態様では、コドン最適化核酸配列を生成するために、コドンは、ヒトの使用頻度とバランスがとれるコドンを選択するように、選ばれる。アミノ酸についてのコドン冗長性は、表2に示すように、種々のコドンが1つのアミノ酸をコードするようになっている。交換するコドンを選択する際、得られた変異がサイレント変異となって、コドン変更がアミノ酸配列に影響を及ぼさないことが望ましい。概して、コドンの最後(例えば3番目の)のヌクレオチドは変更しないままであり得、したがってアミノ酸配列に影響を与えない。
(表2)ヒトコドン使用頻度
例えば、コドンTCT、TCC、TCA、TCG、AGT、およびAGCはすべて、セリンをコードする(なお、DNAのTはRNAではUに相当する)。例えば上記表2のヒトコドン使用頻度から、これらのコドンに対応する使用頻度は、それぞれ15.2、17.7、12.2、4.4、12.1、および19.5である。TCGは4.4%に対応するので、このコドンが遺伝子合成で通常使われるとすれば、このコドンのtRNAは限られることになる。コドン最適化のゴールは、導入遺伝子を発現させたい動物種における通常の使用頻度と各コドンの使用とのバランスをとることである。
b. スプライス部位
1つまたは複数の潜在的スプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位が同定されおり、同定された当該スプライスドナー部位のうちの1つまたは複数もしくはその付近の核酸配列が改変されているポリヌクレオチドが本明細書において提供される。いくつかの態様において、得られた当該改変型核酸配列は次いで合成され、細胞に形質導入するために使用され、RNA不均一性によって示されるスプライシングについて試験される。
また、不均一性を低下させるか、あるいは本明細書において観察される1つもしくは複数の核酸配列を含めて(例えば、最適化方法によって)ポリペプチド、例えばCARの特徴の改善をもたらすために、相違する参照配列を含むもの、または改変されていないものと比べて改変されるか、あるいは改変されている、ポリヌクレオチド、例えば、本明細書において提供される任意の抗体、受容体(例えば、抗原受容体、例えばキメラ抗原受容体)および/またはGPRC5D特異的および/またはBCMA特異的結合タンパク質をコードするものも本明細書において提供される。かかる特徴の中には、RNA不均一性、例えば1つもしくは複数のスプライス部位、例えば1つもしくは複数の隠れたスプライス部位の存在に起因するRNA不均一性の改善、ならびに/またはコードされるタンパク質の発現および/もしくは表面発現の改善、例えば当該ポリペプチドを発現するように改変された細胞間あるいは異なる治療用細胞組成物間の発現のレベル、一様性あるいは一貫性の増大が挙げられる。
ポリヌクレオチド配列内におけるスプライス部位は、RNAを発現細胞から回収し、逆転写酵素ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)によって増幅させ、アガロースゲル電気泳動によって分割し、出発配列と比べて当該RNAの不均一性を調べることにより同定され得る。いくつかの場合において、改善された配列は、アガロースゲル上のRNAが示すRNA不均一性が最小限になるまでのさらなるコドン最適化およびスプライス部位除去、続いて、隠れたスプライス部位のさらなる査定、改変、合成および試験のために遺伝子合成業者に再提出され得る。
また、スプライス部位(例えば、隠れたスプライス部位)を排除するように改変されているポリヌクレオチドが提供される。ゲノム核酸配列は一般的に、天然状態で哺乳動物細胞において転写と同時または転写の直後にプロセッシングを受け、このとき、ゲノムデオキシリボ核酸(DNA)配列から転写された生成中のメッセンジャーリボ核酸前駆体(pre-mRNA)は、いくつかの場合ではスプライシングによって編集されてイントロンが除去され、続いて真核生物細胞内でエキソン同士の連結が起こる。スプライス部位のコンセンサス配列は公知であるが、いくつかの局面では、スプライス部位を画定する具体的なヌクレオチド情報が複雑であり得、利用可能な方法に基づいてすぐにわからない場合があり得る。隠れたスプライス部位は、標準的なコンセンサス配列に基づいて予測されず、可変的に活性化されるスプライス部位である。したがって、隠れたスプライス部位におけるpre-mRNAの可変的スプライシングにより、真核生物細胞における発現時の転写されたmRNA産物の不均一性がもたらされる。
導入遺伝子の発現のために作製されるポリヌクレオチドは典型的には、イントロンを含んでいない核酸配列、例えば相補的DNA(cDNA)またはその一部分から構築される。したがって、かかる配列のスプライシングが起こることは予測されない。しかしながら、cDNA配列内の隠れたスプライス部位の存在により、意図されないか、または所望されないスプライシング反応および転写されたmRNAの不均一性がもたらされ得る。かかる不均一性により、意図されないタンパク質産物、例えば改良された発現および/または活性を示す可変的アミノ酸配列を有する短縮型タンパク質産物の翻訳がもたらされる。
いくつかの態様において、スプライス部位(例えば隠れたスプライス部位)を排除することにより、導入遺伝子産物、例えば導入遺伝子から翻訳されるポリペプチド、例えば抗GPRC5D CARポリペプチドの発現が改善または最適化され得る。コードされる導入遺伝子(例えばコードされるGPRC5D CAR分子)の隠れたスプライス部位におけるスプライシングにより、タンパク質の発現(例えば細胞表面上での発現)の低減および/または機能の低下(例えば細胞内シグナル伝達の低減)がもたらされ得る。隠れたスプライス部位を少なくするか、または排除するために最適化されている、抗GPRC5D CARタンパク質をコードするポリヌクレオチドが、本明細書において提供される。また、抗GPRC5D CARタンパク質をコードするポリヌクレオチドであって、コドン発現について最適化されているポリヌクレオチド;および/または1つもしくは複数の配列(例えば、本明細書における方法もしくは観察によってスプライス部位が同定された配列)が存在するポリヌクレオチド;および/または同定されたスプライス部位(例えば本明細書における同定された任意のスプライス部位)が存在しないポリヌクレオチドも本明細書において提供される。提供されるポリヌクレオチドとしては、特定の条件下で発現した場合および/または特定の細胞型、例えばヒトT細胞、例えばヒト初代T細胞に導入された場合に、特定の度合いよりも低いRNA不均一性または特定の度合いよりも少ないスプライシング形態を示すものが挙げられ、かかるポリペプチドを含みかつ/またはかかる特性を示す、細胞および組成物および製造物品も挙げられる。いくつかの態様において、転写されたRNAのRNA不均一性は、隠れたスプライス部位を除去するために改変されておらず、かつ/またはコドン最適化によって改変されていないポリヌクレオチドと比べて、10%よりもしくは約10%より大きく、15%よりもしくは約15%より大きく、20%よりもしくは約20%より大きく、25%よりもしくは約25%より大きく、30%よりもしくは約30%より大きく、40%よりもしくは約40%より大きく、50%よりもしくは約50%より大きく、またはそれより大きく低下している。いくつかの態様において、抗GPRC5D CARをコードする提供されるポリヌクレオチドが示す転写されたRNAのRNA均一性は、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、もしくは少なくとも95%であるか、またはそれより大きい。
いくつかの態様において、スプライス部位(例えば隠れたスプライス部位)を排除することによって、導入遺伝子産物(例えば導入遺伝子から翻訳されるポリペプチド、例えば抗BCMA CARポリペプチド)の発現が改善または最適化され得る。コードされる導入遺伝子(例えばコードされるBCMA CAR分子)の隠れたスプライス部位におけるスプライシングにより、タンパク質の発現(例えば細胞表面上での発現)の低減および/または機能の低下(例えば細胞内シグナル伝達の低減)がもたらされ得る。隠れたスプライス部位を少なくするか、または排除するために最適化されている、抗BCMA CARタンパク質をコードするポリヌクレオチドが、本明細書において提供される。また、抗BCMA CARタンパク質をコードするポリヌクレオチドであって、コドン発現について最適化されているポリヌクレオチド;および/または1つもしくは複数の配列(例えば、本明細書における方法もしくは観察によってスプライス部位が同定された配列)が存在するポリヌクレオチド;および/または同定されたスプライス部位(例えば本明細書における同定された任意のスプライス部位)が存在しないポリヌクレオチドも本明細書において提供される。提供されるポリヌクレオチドとしては、特定の条件下で発現した場合および/または特定の細胞型、例えばヒトT細胞、例えばヒト初代T細胞に導入された場合に、特定の度合いよりも低いRNA不均一性または特定の度合いよりも少ないスプライシング形態を示すものが挙げられ、かかるポリペプチドを含みかつ/またはかかる特性を示す、細胞および組成物および製造物品も挙げられる。いくつかの態様において、転写されたRNAのRNA不均一性は、隠れたスプライス部位を除去するために改変されておらず、かつ/またはコドン最適化によって改変されていないポリヌクレオチドと比べて、10%よりもしくは約10%より大きく、15%よりもしくは約15%より大きく、20%よりもしくは約20%より大きく、25%よりもしくは約25%より大きく、30%よりもしくは約30%より大きく、40%よりもしくは約40%より大きく、50%よりもしくは約50%より大きく、またはそれより大きく低下している。いくつかの態様において、抗BCMA CARをコードする提供されるポリヌクレオチドが示す転写されたRNAのRNA均一性は、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、もしくは少なくとも95%であるか、またはそれより大きい。
RNA不均一性は、本明細書において提供されるか、または報告されているか、または公知のいくつかの方法のうちの任意のものによって求められ得る。いくつかの態様において、転写された核酸のRNA不均一性は、転写された核酸を例えば逆転写酵素ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)によって増幅させた後、1つまたは複数の違い、例えばサイズ、1種または複数種の増幅産物の違いを検出することにより求められる。いくつかの態様において、RNA不均一性は、異なるサイズの増幅産物の数または種々の異なるサイズの増幅産物の割合に基づいて求められる。いくつかの態様において、RNA、例えば全RNAまたは細胞質内ポリアデニル化RNAは、最適化対象の導入遺伝子を発現する細胞から回収され、逆転写酵素ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)により、5'非翻訳領域(5'UTR)に特異的であり、いくつかの場合では発現ベクター内のプロモーター配列の一部分に対応し、転写されたRNA内で当該導入遺伝子の上流に位置するプライマーと、3'非翻訳領域(3'UTR)に特異的であり、転写されたRNA配列内で発現導入遺伝子の下流に位置するプライマーまたは当該導入遺伝子内の配列に特異的なプライマーとを用いて増幅される。特定の態様において、5'非翻訳領域(UTR)内の配列に相補的な少なくとも1種のプライマーおよび3'非翻訳領域(UTR)内の配列に相補的な少なくとも1種のプライマーが導入遺伝子を増幅するために使用される。当業者は、RNA、例えばメッセンジャーRNAを分割し、その不均一性をいくつかの方法によって解析することができよう。非限定的で例示的な方法としてはアガロースゲル電気泳動、チップベースのキャピラリー電気泳動、分析用遠心分離、フィールドフローフラクショネーションおよびクロマトグラフィー、例えばサイズ排除クロマトグラフィーまたは液体クロマトグラフィーが挙げられる。
いくつかの局面では、潜在的な隠れたスプライス部位(転写物、例えば導入遺伝子の転写物に存在するスプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位)の存在により、細胞における発現後に転写物のRNA不均一性がもたらされ得る。いくつかの態様において、導入遺伝子の転写物に存在し得る1つまたは複数の潜在的スプライス部位であって、所望のものではなく、かつ/または基礎となる種々の配列由来の導入遺伝子の転写物において作出され得る、潜在的スプライス部位が、転写物のコドン最適化後に、および/または変異あるいは誤転写もしくは転写エラーによって、同定される。提供される態様のいくつかの局面において、スプライスドナー部位およびスプライスアクセプター部位は独立して同定される。いくつかの態様において、スプライスアクセプター部位および/またはスプライスドナー部位は、典型的、非典型的、および/または隠れたスプライスアクセプター部位および/またはスプライスドナー部位である。
いくつかの態様において、RNA不均一性を示し得るポリヌクレオチド(例えば、導入遺伝子、例えば組換え受容体をコードするポリヌクレオチド)における1つまたは複数の潜在的スプライス部位(例えば、典型的、非典型的、および/または隠れたスプライスアクセプター部位および/またはスプライスドナー部位あるいは分岐部位)が同定および/または改変される。また、かかるスプライス部位の数がかかる参照ポリヌクレオチドと比べて少なくなったポリペプチドが提供される。
いくつかの局面では、核酸配列内の当該1つまたは複数のスプライス部位の同定が反復プロセスである。いくつかの態様において、スプライス部位は、スプライス部位および/またはコドン最適化予測ツールを用いて、例えば、導入遺伝子、例えばGPRC5Dに結合する受容体またはBCMAに結合する受容体、例えば抗GPRC5D CARまたは抗BCMA CARをコードする出発配列または参照配列をデータベースに、遺伝子合成業者に、あるいはスプライス部位を同定もしくは予測するため、および/またはコドン最適化および/またはスプライス部位除去のために出発配列または参照配列をコンピューティングまたはアルゴリズムにより比較できる他のソースに提出することによって同定され得る。いくつかの態様において、コドン最適化および/またはスプライス部位除去のための配列の改変後、配列、例えば修正型もしくは改変型の核酸配列の1つまたは複数のさらなる評価が行なわれ、スプライス部位除去、例えば隠れたスプライス部位について、1つまたは複数の他のスプライス部位予測ツールまたは追加のスプライス部位予測ツールを用いてさらに査定される。
いくつかの局面では、RNA不均一性が、真核生物細胞内に存在するスプライセオソームの活性の結果であり得る。いくつかの局面では、スプライシングが典型的には、スプライセオソームによって触媒される一連の反応で行なわれる。スプライス部位のコンセンサス配列は公知であるが、いくつかの局面では、スプライス部位を画定する具体的なヌクレオチド情報が複雑であり得、利用可能な方法に基づいてすぐにわからない場合があり得る。隠れたスプライス部位は、標準的なコンセンサス配列に基づいて予測されず、可変的に活性化されるスプライス部位である。したがって、隠れたスプライス部位におけるpre-mRNAの可変的スプライシングにより、真核生物細胞における発現後の転写されたmRNA産物の不均一性がもたらされる。いくつかの場合において、スプライセオソーム型イントロン内には、ドナー部位(通常、イントロンの5'末端)、分岐部位(イントロンの3'末端付近)およびアクセプター部位(イントロンの3'末端)がスプライシング事象に必要とされる。スプライスドナー部位にはイントロンの5'末端にGU配列が含まれ得、あまり高度ではないが保存された大きな領域を有し得る。イントロンの3'末端のスプライスアクセプター部位はAG配列で終結し得る。
いくつかの態様において、スプライス部位、例えば潜在的な隠れたスプライス部位は、配列を公知のスプライス部位配列、例えば配列データベースのものと比較することにより同定され得る。いくつかの態様において、スプライス部位は、ヌクレオチド配列を、潜在的スプライス部位を同定してかかる部位におけるスプライシング事象の確率を特定するスプライス部位予測ツール、例えばHuman Splice Finder(Desmet et al., Nucl. Acids Res. 37(9):e67 (2009))、ニューラルネットワークスプライス部位予測ツールであるNNSplice(Reese et al., J. Comput. Biol., 4(4):311 (1997))、GeneSplicer(Pertea et al., Nucleic Acids Res. 2001 29(5):1185-1190)またはNetUTR(Eden and Brunak,Nucleic Acids Res. 32 (3):1131 (2004))による解析のために提出することによりコンピューティングによって同定され得る。追加のスプライシング予測ツールとしてはRegRNA、ESEfinderおよびMITスプライスプレディクターが挙げられる。スプライス部位予測ツール、例えばGeneSplicerは、いろいろな種、例えばヒト、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)、熱帯熱マラリア原虫(Plasmodium falciparum)、シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)およびコメのデータベースにおいて成功裡にトレーニングおよび/またはテストされている。いくつかの態様において、いろいろな予測ツールをいろいろなデータベースにおいて、および/またはいろいろな種に対していろいろな程度で適合させてもよい。いくつかの態様において、当該1つまたは複数の予測ツールは、ある特定のデータベースにおける、および/またはある特定の種に対するその有用性に基づいて選択される。例えば、Saxonov et al., (2000) Nucleic Acids Res., 28, 185-190を参照のこと。
いくつかの態様において、潜在的スプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位を調べるために1つまたは複数のスプライス部位予測ツールが使用される。いくつかの態様において、ローカルに実行され得るスプライス部位予測ツール;ユーザーの現場でのデータセットで再トレーニングされ得るスプライス部位予測ツール;特定の種(例えば、ヒト)に対するデータベースが使用され得るスプライス部位予測ツール、マルチプルプラットフォームに対してコンパイルされ得るスプライス部位予測ツール、配列選択のリアルタイム予測を可能にするスプライス部位予測ツールおよび/または特定のツールもしくはプラグインが修飾され得るようなOSI承認オープンソースソフトウェアであるスプライス部位予測ツールが使用され得る。使用され得る例示的なツールとしてはNNSplice、GeneSplicerまたは両方が挙げられる。
いくつかの局面では、スプライス部位予測ツールが、導入遺伝子配列を含む配列、例えばポリヌクレオチド配列内の潜在的スプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位リストを同定するために使用され得る。また、いくつかの局面では、予測ツールにより、当該1つまたは複数の配列がスプライスドナー部位またはスプライスアクセプター部位の配列である可能性を示し得る、ポリヌクレオチドにおける1つまたは複数の配列についての1つまたは複数の予測スコアが得られ得る。
いくつかの態様において、特定のスプライス部位の予測スコアは閾値スコアまたは参照スコアと比較され、排除または除去の候補である特定のスプライス部位が決定または同定される。例えば、いくつかの態様において、予測スプライス部位は、予測スコアが閾値スコアまたは参照スコアより大きいか、あるいは閾値スコアまたは参照スコアよりより小さくない場合に潜在的スプライス部位と同定される。いくつかの局面では、特定のスプライス部位を排除または除去するための考慮事項としては、参照スコアまたは閾値スコアと比較したときの予測スコア;および特定のスプライス部位が所望されるもの、または意図的なもの(例えば、スプライシング事象がより好都合である場合あるいはスプライシング事象が転写および/または翻訳の調節に必要とされる場合)であるかどうかが挙げられる。また、いくつかの局面では、排除または除去のための特定のドナー部位および/またはアクセプター部位を決定する場合、得られるスプライス変異体が所望の機能を喪失する可能性または得られるスプライス変異体が障害された機能を有する可能性が考慮され得る。いくつかの局面では、当該1つまたは複数の潜在的スプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位は、約0.7もしくは少なくとも約0.7、約0.75もしくは少なくとも約0.75、約0.8もしくは少なくとも約0.8、約0.85もしくは少なくとも約0.85、約0.9もしくは少なくとも約0.9、約0.95もしくは少なくとも約0.95または約1.0もしくは少なくとも約1.0(例えば、最大1.0のスケールで)のスプライス事象またはスプライス事象の確率のスコアを示し、当該部位は排除または除去されるスプライス部位の候補であり得る。いくつかの局面では、例えばGeneSplicerで使用される当該1つまたは複数の潜在的スプライスドナーおよび/またはスプライス部位におけるスコアは、その配列について真Markovモデルによって再帰(return)されたログオッズスコアと偽Markovモデルによってコンピューティングされるスコアの差に基づく。特定の態様において、スプライスドナー部位およびスプライスアクセプター部位は独立して、または個々に査定される。いくつかの態様において、スプライスドナー部位およびスプライスアクセプター部位はスプライスドナー/アクセプターペアとして査定される。
いくつかの態様において、1つもしくは複数のスプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位、例えば、所望されない隠れたスプライシング事象または所望されないRNA不均一性をもたらす隠れたスプライシング事象に関与しているかもしれない潜在的スプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位が排除される。いくつかの態様において、1つまたは複数のスプライス部位を排除することは、除去の候補であるスプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位内の、当該部位の、当該部位を含む、または当該部位付近の1個または複数のヌクレオチドを改変すること(例えば、置換または置き換えによって)を含む。いくつかの局面では、当該スプライス部位に存在するコドン内、当該スプライス部位を含むコドン内、あるいは当該スプライス部位付近に存在するコドン内の特定のヌクレオチドが改変される(例えば、置換されるか、または置き換えられる)。いくつかの局面では、当該改変(例えば、置換または置き換え)により、当該部位の当該特定のコドンによってコードされるアミノ酸が保持または保存されると同時に潜在的スプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位が除去される。
いくつかの態様において、改変対象のスプライス部位またはその付近のコドンは、潜在的スプライス部位の2個のヌクレオチドのうちの一方または両方を伴う1つまたは複数のコドン(いくつかの場合では、「スプライス部位コドン」と称する)を含む。潜在的スプライシングがコドン内の2個のヌクレオチド間に存在すると予測される場合、当該コドンがこのスプライス部位の唯一のスプライス部位コドンである。潜在的スプライシングが隣接する2つのコドン間、例えば第1のコドンの最後のヌクレオチドと次のコドンの最初のヌクレオチド間に存在すると予測される場合、当該2つのコドンがスプライス部位コドンである。例えば、2つのコドンの境界部に存在すると予測されるスプライス部位では、隣接する当該2つのコドンがヌクレオチド改変の候補であり得る。いくつかの態様において、当該1つまたは複数のコドンは一方のスプライス部位コドンを含む。いくつかの態様において、当該1つまたは複数のコドンは両方のスプライス部位コドンを含む。いくつかの態様において、潜在的スプライスドナー部位は、一方または両方のスプライス部位コドンを改変することにより排除される。いくつかの態様において、潜在的スプライスアクセプター ドナー部位は、一方または両方のスプライス部位コドンを改変することにより排除される。いくつかの態様において、例えばスプライス部位コドンに対する同義コドンがない場合、当該スプライス部位の当該コドンの一方または両方は改変されない。いくつかの態様において、特定の当該スプライス部位コドンに利用可能な同義コドンがないならば、近くのコドン内の1個または複数のヌクレオチドが改変され得る。いくつかの態様において、改変される1つまたは複数のコドンとしては、改変が当該スプライス部位の一方または両方のヌクレオチドを異なるヌクレオチド(1個または複数)に変更することを含むスプライス部位コドンが挙げられる。いくつかの態様において、いくつかの態様において、スプライスドナー部位は、一方または両方のスプライス部位コドンを改変することにより排除され、このとき、当該改変は、当該スプライス部位のヌクレオチドのうちの1個または2個を異なるヌクレオチドに変更するのではなく、近くのヌクレオチド、例えば当該スプライス部位に隣接するコドンの一部が改変される。いくつかの態様において、改変され得る当該近くのヌクレオチドまたは隣接するヌクレオチドは、近くのコドンまたは隣接するコドンの一部、例えば当該スプライス部位コドンの上流または下流の1コドン以内、2コドン以内、3コドン以内、4コドン以内、5コドン以内、6コドン以内、7コドン以内、8コドン以内、9コドン以内または10コドン以内であるコドンの一部であるヌクレオチドの改変を含む。
いくつかの場合において、ポリヌクレオチドは、コードされるアミノ酸配列を保存したまま手作業で改変され、予測スプライス部位の確率が低下し得る。いくつかの態様において、スプライス部位の確率が少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%または少なくとも95%である予測スプライス部位のうちの1つまたは複数が手作業で改変され、スプライシング事象の確率が低下する。いくつかの態様において、当該1つまたは複数の改変は1、2、3、4、5、6または7個のヌクレオチドのヌクレオチドの置き換えまたはヌクレオチド置換によるものである。いくつかの態様において、当該改変はスプライスドナー部位の接合部におけるものであるか、またはスプライスアクセプター部位の接合部におけるものである。いくつかの態様において、当該1つまたは複数のヌクレオチド改変のうちの少なくとも1つはスプライスアクセプター部位および/またはスプライスドナー部位のスプライス部位接合部の1残基以内、2残基以内、3残基以内、4残基以内、5残基以内、6残基以内、7残基以内、8残基以内、9残基以内または10残基以内に存在する。いくつかの態様において、隠れたスプライス部位の確率が低下した改変型核酸配列のライブラリーが作製され得る。いくつかの態様において、スプライスドナー部位およびスプライスアクセプター部位はスプライスドナー/アクセプターペアとして査定される。特定の態様において、スプライスドナー部位およびスプライスアクセプター部位は、スプライスドナー/アクセプターペアとしての部分ではなく独立して、または個々に査定される。いくつかの態様において、1つまたは複数の予測スプライス部位は排除されない。いくつかの態様において、スプライス部位、例えば転写物のプロモーター領域内の公知のスプライス部位または予測スプライス部位は排除されない。
いくつかの態様において、1つまたは複数の潜在的ドナースプライス部位は、1つもしくは2つのスプライス部位コドンまたは1つもしくは複数の近くのコドンもしくは隣接するコドン(例えば、同義コドンが当該スプライス部位コドンに利用可能でない場合)を改変することにより排除される。いくつかの態様において、1つまたは複数の潜在的アクセプタースプライス部位は、1つもしくは2つのスプライス部位コドンまたは1つもしくは複数の近くのコドンもしくは隣接するコドン(例えば、同義コドンが当該スプライス部位コドンに利用可能でない場合)を改変することにより排除される。いくつかの態様において、改変に供される近くのコドンまたは隣接するコドンとしては、当該スプライス部位コドンの上流または下流の1コドン以内、2コドン以内、3コドン以内、4コドン以内、5コドン以内、6コドン以内、7コドン以内、8コドン以内、9コドン以内または10コドン以内であるコドン、例えば当該スプライス部位の1コドン以内、2コドン以内または3コドン以内であるコドンが挙げられる。いくつかの態様では、スプライシングの潜在的分岐部位が除去または排除される。いくつかの局面では、分岐部位または分岐部位付近のコドンのヌクレオチドが、隠れたスプライシングを排除するように、および/またはRNA不均一性を低下させるように改変され得る、例えば置換され得るか、または置き換えられ得る。いくつかの態様において、当該1つまたは複数のヌクレオチドの改変は、スプライシング(例えば、スプライスドナー部位、スプライスアクセプター部位またはスプライス分岐部位における)に関与し得るヌクレオチドのうちの1個の置換または置き換えであって、コドンによってコードされるアミノ酸が保存され、ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド配列が変化しないような当該ヌクレオチドの置換または置き換えを伴い得る。いくつかの場合において、コドン内の第3の位置は、その他の2つの位置より縮重している。したがって、種々の同義コドンが、特定の1つのアミノ酸をコードし得る(例えば上記のセクションI.B.2.a.参照)。いくつかの態様において、当該改変としては、コドンを、ポリヌクレオチドが導入される細胞の種(例えば、ヒト)に使用されている同義コドンで置き換えることが挙げられる。いくつかの態様において、当該種はヒトである。いくつかの態様において、当該1つまたは複数のコドンは、当該種に最も高頻度に使用されている対応する同義コドンまたは対応する当該コドンと同様の使用頻度(例えば、最も近い使用頻度)を有する同義コドンで置き換えられる(例えば上記のセクションI.B.2.a.参照)。
いくつかの態様において、スプライス部位の除去のための導入遺伝子の候補適格性が、最初の改変案後に評価される。いくつかの局面では、改変案は、改変案を評価して任意のさらなる潜在的スプライス部位を同定するために改変および/またはコドン最適化後に再度査定され得る。いくつかの局面では、コドン最適化および/またはスプライス部位除去のための配列の改変後、配列、例えば修正型もしくは改変型の核酸配列の1つまたは複数のさらなる評価が行なわれ、スプライス部位除去、例えば隠れたスプライス部位について、同じスプライス部位予測ツールまたは1つもしくは複数の他のスプライス部位予測ツールもしくは追加のスプライス部位予測ツールを用いてさらに査定される。いくつかの局面では、改変案が後続の工程のために考慮され、反復最適化が使用され得る。いくつかの局面では、任意の同定および/または改変工程の方法が、例えば、転写物の不均一性が最初に調べた転写物の不均一性と比べて低くなるまで繰り返され得る。いくつかの態様において、例えば同じコドンにおける異なるヌクレオチドでの置き換えまたは異なる位置もしくは異なるコドンにおける改変を伴うさらなる改変または異なる改変が反復査定/評価後に行なわれ得る。いくつかの態様において、対応する異なる同義コドン、例えばその具体的な種において2番目に最も高頻度に使用されているもの、または対応する当該コドンと同様の使用頻度(例えば、次に最も近い使用頻度)を有するコドンが使用され得る(例えば以下のセクションII.B.2参照)。
いくつかの局面では、改変案が、例えば当該改変によってポリヌクレオチド内に所望されない制限部位または追加の制限部位が生じないかどうかを評価するためにさらに査定され得る。いくつかの局面では、追加の制限部位は所望され得ず、さらなる改変または異なる改変(例えば、同じコドンにおける異なるヌクレオチドでの置き換えまたは異なる位置もしくは異なるコドンにおける改変を伴う)が考慮され得る。いくつかの局面では、特定の制限部位、例えば指定された制限部位が回避される。いくつかの局面では、改変によってスプライス部位予測スコアが実質的に下がらない場合に、追加の改変または代替的な改変が提案され得る。いくつかの態様において、スプライス部位予測スコアは、当該方法の1回または複数回の反復後に、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、または少なくとも約75%低減され得るか、または低下し得る。
いくつかの態様において、1つまたは複数工程、ツール、機能、処理またはスクリプトを実行するためにコンピュータシステムが使用され得る。いくつかの態様において、スプライス部位の排除または除去のためのそのスプライス部位の予測、査定および改変はコンピュータ実装方法によって、および/またはコンピュータ実装工程である工程を含む方法によって実施され得る。いくつかの態様において、公知のデータベースとの配列の比較、スプライス部位予測スコアの計算、潜在的ヌクレオチド改変、コドン最適化および/または当該反復工程のうちのいずれか1つの決定がコンピュータによって、あるいはコンピュータに実装された工程、ツール、機能、処理またはスクリプトを用いて実施され得る。特定の態様において、プロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムが準備され、ここで、当該メモリは、本明細書において提供される方法の工程の任意の1つまたは複数を当該プロセッサに行なわせるために動作可能な命令を含む。いくつかの態様において、工程、機能、処理またはスクリプトはコンピューティングによって実施される、例えば1つもしくは複数のコンピュータプログラムを用いて、および/または計算アルゴリズムの使用によって実施される。
考えられ得るスプライス部位を同定および/または除去するための例示的な工程、機能、処理またはスクリプトとしては、配列の選択、FASTA形式での配列の書き込み、コドン表のロード(例えば、www.kazusa.or.jp/codonから、GeneSplicerの実行、予測のロード、コドンの解析、予測における重複部の決定、次に最も高い使用頻度の同義コドンの同定、制限部位の検討、アノテーションの作成または他のコドンの評価のうちの1つまたは複数の工程が挙げられる。特定の工程では、フォワード鎖とリバース鎖の両方が評価され得る。また、いくつかの局面では、反復最適化を可能にするために、以前にアノテーションされたスプライス部位の改変も考慮され得る。いくつかの態様において、当該工程、機能、処理またはスクリプトのうちの任意の1つまたは複数が反復され得る。
いくつかの態様において、本明細書において提供される抗GPRC5D CARをコードする提供されるポリヌクレオチドまたは本明細書において提供されるコンストラクトは、スプライス事象および/もしくは発現の低減ならびに/またはRNA不均一性の増大に寄与し得る1つもしくは複数のスプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位を除去するための改変を含む。いくつかの態様において、提供されるポリヌクレオチドは、スプライス事象が排除または低減されるようにスペーサー領域内の1個または複数のポリヌクレオチドが改変される。中でも、改変されるか、あるいは提供されるCAR内に含めない潜在的スプライスドナー部位および/またはスプライスアクセプター部位をSEQ ID NO:176、177、178、179、180または181に示す。いくつかの態様において、潜在的スプライスおよび/またはドナー部位を低減または排除するためのかかる部位の改変ヌクレオチドをSEQ ID NO:182、183、184、185、186、187または188に示す。いくつかの態様において、抗GPRC5D CARまたは他のCARをコードする提供されるポリヌクレオチドは、SEQ ID NO:182、183、184、185、186、187または188に示される 1つまたは複数のヌクレオチド配列を含む。いくつかの態様において、提供される抗GPRC5D CARはSEQ ID NO:74に示されるヌクレオチド配列を含む。いくつかの態様において、スペーサーはSEQ ID NO:283に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、スペーサーはSEQ ID NO:284に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、スペーサーはSEQ ID NO:305に示されるヌクレオチド配列によってコードされる。
c. 他の特徴
また、例えばキメラ抗原受容体を産生させるための、当該ポリヌクレオチドを含むベクターおよび当該ベクターを含む宿主細胞が提供される。また、キメラ抗原受容体を産生させるための方法が提供される。当該核酸には、抗体のVL領域および/またはVH領域(例えば、抗体の軽鎖および/または重鎖)を含むキメラ抗原受容体がコードされ得る。当該核酸には、各々が抗体のVL領域および/またはVH領域(例えば、抗体の軽鎖および/または重鎖)を含む1種または複数種のアミノキメラ抗原受容体がコードされ得る。さらなる一態様において、かかるポリヌクレオチドを含む1種または複数種のベクター(例えば、発現ベクター)が提供される。さらなる一態様において、かかるポリヌクレオチドを含む宿主細胞が提供される。かかる一態様において、宿主細胞は、抗体のVH領域を含むキメラ抗原受容体をコードする核酸を含むベクターを含む(例えば、当該ベクターで形質転換されている)。別のかかる態様において、宿主細胞は、(1)抗体のVL領域および当該抗体のVH領域を含むキメラ抗原受容体をコードする核酸を含むベクター、または(2)第1の抗体を含むキメラ抗原受容体をコードする核酸を含む第1のベクターと第2の抗体を含むキメラ抗原受容体をコードする核酸を含む第2のベクターを含む(例えば、当該ベクターで形質転換されている)。いくつかの態様において、宿主細胞は、1種または複数種のキメラ抗原受容体をコードする1種または複数種の核酸を含む1種または複数種のベクターを含む(例えば、当該ベクターで形質転換されている)。いくつかの態様において、1つまたは複数のかかる宿主細胞が提供される。いくつかの態様において、1つまたは複数のかかる宿主細胞を含有する組成物が提供される。いくつかの態様において、当該1つまたは複数の宿主細胞は、異なるキメラ抗原受容体または同じキメラ抗原受容体を発現し得る。いくつかの態様において、宿主細胞の各々は1種より多くのキメラ抗原受容体を発現し得る。
また、抗GPRC5Dキメラ抗原受容体の作製方法が提供される。当該キメラ受容体の組換え産生のため、例えば本明細書に記載のようなキメラ受容体の抗体をコードする核酸配列が単離され、さらなるクローニングおよび/または宿主細胞における発現のために1種または複数種のベクター内に挿入され得る。かかる核酸配列は容易に単離され、慣用的な手順を用いて(例えば、当該抗体の重鎖および軽鎖をコードする遺伝子に特異的に結合することができるオリゴヌクレオチドプローブを使用することにより)シーケンシングされ得る。いくつかの態様において、抗GPRC5Dキメラ抗原受容体の作製方法であって、当該抗体をコードする核酸配列を含む上記に示したような宿主細胞を、当該受容体の発現に好適な条件下で培養することを含む方法が提供される。
また、抗BCMAキメラ抗原受容体の作製方法が提供される。当該キメラ受容体の組換え産生のため、例えば本明細書に記載のようなキメラ受容体の抗体をコードする核酸配列が単離され、さらなるクローニングおよび/または宿主細胞における発現のために1種または複数種のベクター内に挿入され得る。かかる核酸配列は容易に単離され、慣用的な手順を用いて(例えば、当該抗体の重鎖および軽鎖をコードする遺伝子に特異的に結合することができるオリゴヌクレオチドプローブを使用することにより)シーケンシングされ得る。いくつかの態様において、抗BCMAキメラ抗原受容体の作製方法であって、当該抗体をコードする核酸配列を含む上記に示したような宿主細胞を、当該受容体の発現に好適な条件下で培養することを含む方法が提供される。
また、抗GPRC5Dキメラ抗原受容体と抗BCMAキメラ抗原受容体の両方を含むキメラ抗原コンストラクトの作製方法が提供される。当該キメラ受容体の組換え産生のため、例えば本明細書に記載のような当該キメラ受容体の抗体をどちらもコードしている核酸配列が単離され、さらなるクローニングおよび/または宿主細胞における発現のために1種または複数種のベクター内に挿入され得る。かかる核酸配列は容易に単離され、慣用的な手順を用いて(例えば、当該抗体の重鎖および軽鎖をコードする遺伝子に特異的に結合することができるオリゴヌクレオチドプローブを使用することにより)シーケンシングされ得る。いくつかの態様において、デュアルCARの作製方法であって、当該抗体をコードする核酸配列を含む上記に示したような宿主細胞を、当該受容体の発現に好適な条件下で培養することを含む方法が提供される。
また、GPRC5DとBCMAの両方に結合するキメラ抗原受容体の作製方法が提供される。当該キメラ受容体の組換え産生のため、例えば本明細書に記載のような両方のキメラ受容体の抗体をコードする核酸配列が単離され、さらなるクローニングおよび/または宿主細胞における発現のために1種または複数種のベクター内に挿入され得る。かかる核酸配列は容易に単離され、慣用的な手順を用いて(例えば、当該抗体の重鎖および軽鎖をコードする遺伝子に特異的に結合することができるオリゴヌクレオチドプローブを使用することにより)シーケンシングされ得る。いくつかの態様において、BCMAおよびGPRC5Dに結合するキメラ抗原受容体の作製方法であって、当該抗体をコードする核酸配列を含む上記に示したような宿主細胞を、当該受容体の発現に好適な条件下で培養することを含む方法が提供される。
いくつかの態様において、抗BCMAキメラ抗原受容体を発現する細胞および抗GPRC5Dキメラ抗原受容体を発現する細胞を含む細胞組成物の作製方法が提供される。
原核生物に加えて、真核生物系微生物、例えば糸状菌または酵母、例えば、グリコシル化経路がヒト細胞のものを模倣または近似するように改変されており、部分的または完全なヒトグリコシル化パターンを有する抗体の産生をもたらす真菌株および酵母株も抗体コードベクターの好適なクローニングまたは発現用の宿主である。Gerngross, Nat. Biotech. 22:1409-1414 (2004)およびLi et al.,Nat. Biotech. 24:210-215 (2006)を参照のこと。
ポリペプチドを発現させるために使用され得る例示的な真核生物細胞としては、非限定的に、COS細胞、例えばCOS 7細胞;293細胞、例えば293-6E細胞;CHO細胞、例えばCHO-S、DG44. Lec13 CHO細胞およびFUT8 CHO細胞;PER. C6(登録商標)細胞;ならびにNSO細胞が挙げられる。いくつかの態様において、抗体の重鎖および/または軽鎖(例えば、VH領域および/またはVL領域)は酵母において発現され得る(例えば米国特許出願公開第2006/0270045 A1号参照)。いくつかの態様において、特定の真核生物宿主細胞が、重鎖および/または軽鎖(例えば、VH領域および/またはVL領域)に対して所望の翻訳後修飾を行なうその能力に基づいて選択される。例えば、いくつかの態様において、CHO細胞は、293細胞内で産生される同じポリペプチドより高レベルのシアリル化を有するポリペプチドを産生する。特定の例では、免疫細胞、例えばヒト免疫細胞が、キメラ抗原受容体をコードする提供されるポリペプチドを発現させるために使用される。いくつかの例では、免疫細胞がT細胞、例えばCD4+および/またはCD8+ 免疫細胞である。
II. BCMAに結合する受容体およびコードポリヌクレオチド
BCMA結合剤、例えばBCMA分子に結合する組換え受容体またはキメラ抗原受容体およびBCMAに結合する細胞表面タンパク質、例えばBCMAに結合する組換え受容体(例えば、CAR)をコードするポリヌクレオチド、ならびにかかる受容体を発現する細胞がいくつかの局面において提供される。BCMAに結合する細胞表面タンパク質は一般的に、BCMA、例えばBCMAタンパク質、例えばヒトBCMAタンパク質に特異的に結合する抗体(例えば、抗原結合抗体断片)および/または他の結合ペプチドを含む。いくつかの局面では、当該薬剤がBCMAの細胞外部分に結合する。
提供されるポリヌクレオチドの中には、BCMAに特異的に結合する組換え受容体、例えば抗原受容体をコードするものが挙げられる。いくつかの局面では、コードされる受容体、例えばBCMA結合ポリペプチドを含むもの、ならびに当該受容体の組成物および製造物品および使用もまた提供される。
BCMA結合ポリペプチドの中には、抗体、例えば一本鎖抗体(例えば、抗原結合抗体断片)またはその一部分が挙げられる。いくつかの例では、組換え受容体がキメラ抗原受容体、例えば抗BCMA抗体またはその抗原結合断片を含むものである。提供されるポリヌクレオチドは、コンストラクト内、例えばデオキシリボ核酸(DNA)コンストラクトまたはRNAコンストラクト内、例えばコードされる組換えBCMAに結合する受容体の発現のために細胞内に導入され得るものに組み込まれ得る。
BCMA結合ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、同様の先のセクション、例えばセクションI(例えば、セクションI.C.)に示されるような特徴を含む。
提供されるBCMAに結合する受容体は一般的に、細胞外結合分子と細胞内シグナル伝達ドメインを含む。提供される受容体の中には、抗体を含むポリペプチド、例えば抗BCMAを含む組換え細胞表面受容体が挙げられる。かかる受容体としては、かかる抗体を含むキメラ抗原受容体が挙げられる。
提供される組換え受容体の中には、BCMA結合断片を含むキメラ抗原受容体がある。当該組換え受容体としては、BCMAに特異的に結合するキメラ抗原受容体、例えば、抗BCMA抗体、例えばBCMA抗原結合断片を含む抗原受容体が挙げられる。当該抗原受容体の中には、機能性の非TCR抗原受容体、例えばキメラ抗原受容体(CAR)が挙げられる。また、当該組換え受容体を発現する細胞ならびに養子細胞療法におけるその使用、例えばBCMA発現との関連性がある疾患および障害、例えば多発性骨髄腫の治療におけるその使用が提供される。
キメラ受容体の中には、キメラ抗原受容体(CAR)がある。キメラ受容体(例えばCAR)は、概して、抗BCMA抗体を含んでいるか、抗BCMA抗体であるか、または抗BCMA抗体を含む、細胞外抗原結合ドメインを含む。したがって、キメラ受容体(例えばCAR)は、典型的には、その細胞外部分に、1つもしくは複数のBCMA結合分子、例えば、1つもしくは複数の抗原結合断片、ドメイン、もしくは部分、または1つもしくは複数の抗体可変領域、および/または抗体分子、例えば本明細書に記載されるものを含む。
いくつかの態様において、第1のCARは、抗体分子のGPRC5D結合部分、例えば抗体の重鎖可変(VH)領域および/または軽鎖可変(VL)領域、例えばscFv抗体断片を含む。いくつかの態様において、提供されるGPRC5Dに結合するCARは、提供される当該CARのGPRC5D結合特性を付与する抗体、例えば抗GPRC5D抗体またはその抗原結合断片を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合ドメインは報告されている任意の抗GPRC5D抗体であり得るか、または報告されている任意の抗GPRC5D抗体に由来するものであり得る(例えばWO2016/090312、WO2016/090329、WO2018/017786参照)。かかる抗GPRC5D抗体または抗原結合断片の任意のものが提供されるCARに使用され得る。いくつかの態様において、抗GPRC5D CARは、WO2016/090312、WO2016/090329もしくはWO2018/017786に記載の抗体に由来する重鎖可変(VH)および/または軽鎖可変(VL)領域を含むscFvである抗原結合ドメインを含む。
いくつかの態様において、抗体、例えば抗GPRC5D抗体または抗原結合断片は、記載のような重鎖可変および/または軽鎖可変(VHまたはVL)領域配列あるいはその充分な抗原結合部分を含む。いくつかの態様において、抗GPRC5D抗体、例えば抗原結合断片は、記載のようなCDR-H1、CDR-H2および/またはCDR-H3を含むVH領域配列またはその充分な抗原結合部分を含む。いくつかの態様において、抗GPRC5D抗体、例えば抗原結合断片は、記載のようなCDR-L1、CDR-L2および/またはCDR-L3を含むVL領域配列または充分な抗原結合部分を含む。いくつかの態様において、抗GPRC5D抗体、例えば抗原結合断片は、記載のようなCDR-H1、CDR-H2および/またはCDR-H3を含むVH領域配列を含み、記載のようなCDR-L1、CDR-L2および/またはCDR-L3を含むVL領域配列を含む。また、中でも抗体は、かかる配列と少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一の配列を有するものである。
いくつかの態様において、提供されるCARにおける抗体または抗体断片は、WO2016/090312、WO2016/090329およびWO2018/017786のいずれかに記載の任意の抗体または抗体結合断片のVH領域を有する。
いくつかの態様において、CARは、SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する重鎖可変(VH)領域、あるいはSEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のうちのいずれか1つから選択されるVH領域アミノ酸に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有するVH領域を有するか、あるいは当該VH配列内に存在するCDR-H1、CDR-H2、および/またはCDR-H3を含む、抗体またはその抗原結合断片を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVH領域は、KabatナンバリングによるCDR-H1、CDR-H2、および/またはCDR-H3を含む。いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVH領域は、ChothiaナンバリングによるCDR-H1、CDR-H2、および/またはCDR-H3を含む。いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVH領域は、AbMナンバリングによるCDR-H1、CDR-H2、および/またはCDR-H3を含む。
いくつかの態様において、CARは、SEQ ID NO:75、78、80、82、90、93、95、97、105、108、110、112、120、123、125、127、135、138、140、142、152、162、165、167および169から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-H1;(b) SEQ ID NO:76、79、81、83、91、94、96、98、106、109、111、113、121、124、126、128、136、139、141、143、150、153、154、155、163、166、168および170から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-H2;ならびに(c) SEQ ID NO:77、84、92、99、107、114、122、129、137、144、151、156、164および171から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-H3を含む重鎖可変(VH)領域を有する、抗体またはその抗原結合断片を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:75、76および77;それぞれSEQ ID NO:78、79および77;それぞれSEQ ID NO:80、81および77;それぞれSEQ ID NO:82、83および84;それぞれSEQ ID NO:90、91および92;それぞれSEQ ID NO:93、94および92;それぞれSEQ ID NO:95、96および92;それぞれSEQ ID NO:97、98および99;それぞれSEQ ID NO:105、106および107;それぞれSEQ ID NO:108、109および107;それぞれSEQ ID NO:110、111および107;それぞれSEQ ID NO:112、113および114;それぞれSEQ ID NO:120、121および122;それぞれSEQ ID NO:123、124および122;それぞれSEQ ID NO:125、126および122;それぞれSEQ ID NO:127、128および129;それぞれSEQ ID NO:135、136および137;それぞれSEQ ID NO:138、139および137;それぞれSEQ ID NO:140、141および137;それぞれSEQ ID NO:142、143および144;それぞれSEQ ID NO:135、150および151;それぞれSEQ ID NO:152、153および151;それぞれSEQ ID NO:140、154および151;それぞれSEQ ID NO:142、155および156;それぞれSEQ ID NO:162、163および164;それぞれSEQ ID NO:165、166および164;それぞれSEQ ID NO:167、168および164;それぞれSEQ ID NO:169、170および171のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むVH領域を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:75、76および77;それぞれSEQ ID NO:78、79および77;それぞれSEQ ID NO:80、81および77;それぞれSEQ ID NO:82、83および84;それぞれSEQ ID NO:90、91および92;それぞれSEQ ID NO:93、94および92;それぞれSEQ ID NO:95、96および92;それぞれSEQ ID NO:97、98および99;それぞれSEQ ID NO:105、106および107;それぞれSEQ ID NO:108、109および107;それぞれSEQ ID NO:110、111および107;それぞれSEQ ID NO:112、113および114;それぞれSEQ ID NO:120、121および122;それぞれSEQ ID NO:123、124および122;それぞれSEQ ID NO:125、126および122;それぞれSEQ ID NO:127、128および129;それぞれSEQ ID NO:135、136および137;それぞれSEQ ID NO:138、139および137;それぞれSEQ ID NO:140、141および137;それぞれSEQ ID NO:142、143および144;それぞれSEQ ID NO:135、150および151;それぞれSEQ ID NO:152、153および151;それぞれSEQ ID NO:140、154および151;それぞれSEQ ID NO:142、155および156;それぞれSEQ ID NO:162、163および164;それぞれSEQ ID NO:165、166および164;それぞれSEQ ID NO:167、168および164;それぞれSEQ ID NO:169、170および171のアミノ酸配列を含むVH領域を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のうちのいずれか1つに示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3のアミノ酸配列をそれぞれ含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含む。
本明細書において提供される抗体またはその抗原結合断片のいくつかの態様において、VH領域は、記載されている任意のCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のうちのいずれか1つに示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるそれぞれフレームワーク領域1(FR1)、FR2、FR3、および/またはFR4に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するFR1、FR2、FR3、および/またはFR4を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含むVH領域を含む。
いくつかの態様において、VH領域を含む提供されるCAR(例えば、抗GPRC5D CAR)における抗体または抗体断片は、軽鎖またはその充分な抗原結合部分をさらに含む。例えば、いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、VH領域およびVL領域、またはVH領域およびVL領域の充分な抗原結合部分を含む。かかる態様において、VH領域配列は上記の任意のVH配列であり得る。いくつかのかかる態様において、抗体は、抗原結合断片、例えばFabまたはscFvである。いくつかのかかる態様において、抗体は、定常領域も含む完全長抗体である。
いくつかの態様において、本明細書において提供されるCARは、上記の任意のVH領域を含み、軽鎖可変領域またはその充分な抗原結合部分を含む、抗体、例えば抗GPRC5D抗体またはその抗原結合断片を含む。例えば、いくつかの態様において、CARは、VH領域および軽鎖可変(VL)領域、またはVH領域およびVL領域の充分な抗原結合部分を含む、抗体またはその抗原結合断片を含む。かかる態様において、VH領域配列は上記の任意のVH配列であり得る。いくつかのかかる態様において、抗体は、抗原結合断片、例えばFabまたはscFvである。いくつかのかかる態様において、抗体は、定常領域も含む完全長抗体である。
いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は、WO2016/090312、WO2016/090329、およびWO2018/017786のいずれかに記載されているVL領域を有する。
いくつかの態様において、CARは、SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する軽鎖可変(VL)領域、あるいはSEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有するVL領域を有するか、あるいは当該VL配列内に存在するCDR-L1、CDR-L2、および/またはCDR-L3を含む、抗体またはその抗原結合断片を含む。いくつかの態様において、CARは、SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32または34のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する軽鎖可変(VL)領域、あるいはSEQ ID NO:22、24、26、28、30、32または34のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有するVL領域を有するか、あるいは当該VL配列内に存在するCDR-L1、CDR-L2、および/またはCDR-L3を含む、抗体またはその抗原結合断片を含む。いくつかの態様において、CARは、SEQ ID NO:63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する軽鎖可変(VL)領域、あるいはSEQ ID NO:63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有するVL領域を有するか、あるいは当該VL配列内に存在するCDR-L1、CDR-L2、および/またはCDR-L3を含む、抗体またはその抗原結合断片を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVL領域は、KabatナンバリングによるCDR-L1、CDR-L2、および/またはCDR-L3を含む。いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVL領域は、ChothiaナンバリングによるCDR-L1、CDR-L2、および/またはCDR-L3を含む。いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVL領域は、AbMナンバリングによるCDR-L1、CDR-L2、および/またはCDR-L3を含む。
いくつかの態様において、CARは、SEQ ID NO:85、88、100、103、115、118、130、133、145、148、157、160、172および174から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-L1;(b) SEQ ID NO:86、89、101、104、116、119、131、134、146、149、158および161から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-L2;ならびに(c) SEQ ID NO:87、102、117、132、147、159、173および175から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-L3を含む、軽鎖可変(VL)領域を有する、抗体またはその抗原結合断片を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:85、86および87;それぞれSEQ ID NO:88、89および87;それぞれSEQ ID NO:100、101および102;それぞれSEQ ID NO:103、104および102;それぞれSEQ ID NO:115、116および117;それぞれSEQ ID NO:118、119および117;それぞれSEQ ID NO:130、131および132;それぞれSEQ ID NO:133、134および132;それぞれSEQ ID NO:145、146および147;それぞれSEQ ID NO:148、149および147;それぞれSEQ ID NO:157、158および159;それぞれSEQ ID NO:160、161および159;それぞれSEQ ID NO:172、86および173;それぞれSEQ ID NO:174、89および175;それぞれSEQ ID NO:174、89および297のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むVL領域を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:85、86および87;それぞれSEQ ID NO:88、89および87;それぞれSEQ ID NO:100、101および102;それぞれSEQ ID NO:103、104および102;それぞれSEQ ID NO:115、116および117;それぞれSEQ ID NO:118、119および117;それぞれSEQ ID NO:130、131および132;それぞれSEQ ID NO:133、134および132;それぞれSEQ ID NO:145、146および147;それぞれSEQ ID NO:148、149および147;それぞれSEQ ID NO:157、158および159;それぞれSEQ ID NO:160、161および159;それぞれSEQ ID NO:172、86および173;それぞれSEQ ID NO:174、89および175;それぞれSEQ ID NO:174、89および297のアミノ酸配列を含むVL領域を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸配列内にそれぞれ含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32または34のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸配列内にそれぞれ含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片は、SEQ ID NO:63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸配列内にそれぞれ含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む。
本明細書において提供されるCARの中には、提供されるCARにおける抗体、例えば抗GPRC5D抗体、または抗体断片が、SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のいずれかに示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するVH領域アミノ酸配列と、SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域とを含む、CARがある。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVH領域は、SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のうちのいずれか1つから選択されるVH領域アミノ酸配列内にそれぞれ含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3を含み;SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68または69のうちのいずれか1つから選択されるVL領域アミノ酸配列内にそれぞれ含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3のアミノ酸配列をそれぞれ含むCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3を含む。
いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVH領域は、SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33のアミノ酸配列を含み、当該抗体または抗原結合断片のVL領域は、アミノ酸配列22、24、26、28、30、32または34を含む。いくつかの態様において、抗体またはその抗原結合断片のVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:21および22;それぞれSEQ ID NO:23および24;それぞれSEQ ID NO:25および26;それぞれSEQ ID NO:27および28;それぞれSEQ ID NO:29および30;それぞれSEQ ID NO:31および32;もしくはそれぞれSEQ ID NO:33および34のアミノ酸配列を含むか、または上記の任意のVHおよびVLに対して少なくとも90%の配列同一性、例えばこれらに対して少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%または少なくとも99%の配列同一性を有する任意の抗体またはその抗原結合断片を構成する。
例えば、本発明にて提供される抗体またはその抗原結合断片のVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:21および22;SEQ ID NO:23および24;SEQ ID NO:25および26;SEQ ID NO:27および28;SEQ ID NO:29および30;SEQ ID NO:31および32;SEQ ID NO:33および34から選択されるアミノ酸配列を含む。他の例では、本発明にて提供される抗体またはその抗原結合断片のVH領域およびVL領域は、それぞれSEQ ID NO:21および63;SEQ ID NO:23および64;SEQ ID NO:25および65;SEQ ID NO:27および66;SEQ ID NO:29および67;SEQ ID NO:31および68;SEQ ID NO:33および69から選択されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの態様において、提供されるCARにおける抗体またはその抗原結合断片は、単鎖抗体断片、例えば単鎖可変断片(scFv)またはダイアボディまたはシングルドメイン抗体(sdAb)である。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は、VH領域のみを含むシングルドメイン抗体である。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は、重鎖可変(VH)領域および軽鎖可変(VL)領域を含むscFvである。いくつかの態様において、単鎖抗体断片(例えば、scFv)は、2つの抗体ドメインまたは抗体領域、例えば重鎖可変(VH)領域と軽鎖可変(VL)領域を連結している1つまたは複数のリンカーを含む。リンカーは典型的にはペプチドリンカー、例えばフレキシブルおよび/または可溶性ペプチドリンカーである。リンカーとしては、グリシン/セリンおよび/またはいくつかの場合ではスレオニンリッチのものが挙げられる。いくつかの態様において、リンカーは、可溶性を改善し得る荷電残基、例えばリジンおよび/またはグルタミン酸をさらに含む。いくつかの態様において、リンカーは1つまたは複数のプロリンをさらに含む。
したがって、提供されるCARは、典型的には2つの抗体ドメインまたは抗体領域、かかるVH領域とVL領域を連結しているリンカーを含む単鎖抗体断片、例えばscFvおよびダイアボディ、特にヒト単鎖抗体断片を含む抗GPRC5D抗体を含む。リンカーは典型的にはペプチドリンカー、例えばフレキシブルおよび/または可溶性ペプチドリンカー、例えばグリシン/セリンリッチのものである。
いくつかの局面では、グリシン/セリン(および/またはスレオニン)リッチのリンカーは、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%または少なくとも99%のかかるアミノ酸を含む。いくつかの態様において、少なくとも50%もしくは少なくとも約50%、少なくとも55%もしくは少なくとも約55%、少なくとも60%もしくは少なくとも約60%、少なくとも70%もしくは少なくとも約70%、または少なくとも75%もしくは少なくとも約75%のグリシン、セリン、および/またはスレオニンを含む。いくつかの態様において、リンカーは、実質的に完全にグリシン、セリン、および/またはスレオニンで構成されている。リンカーは、一般的には約5~約50アミノ酸長であり、典型的には10もしくは約10~30もしくは約30アミノ酸長であり、例えば、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30アミノ酸長であり、いくつかの例では10~25アミノ酸長さである。例示的なリンカーとしては、配列GGGGS(4GS;SEQ ID NO:50)またはGGGS(3GS;SEQ ID NO:51)の種々の回数の反復配列、例えばかかる配列の2、3、4、または5回の反復配列を有するリンカーが挙げられる。例示的なリンカーとしては、
に示される配列を有するもの、または当該配列からなるものが挙げられる。例示的なリンカーとしては、
に示される配列を有するもの、または当該配列からなるものがさらに挙げられる。例示的なリンカーとしては、
に示される配列を有するもの、または当該配列からなるものがさらに挙げられる。例示的なリンカーとしては、
に示される配列を有するもの、または当該配列からなるものが挙げられる。
したがって、いくつかの態様において、提供される態様は、1つまたは複数の前述のリンカー、例えばグリシン/セリンリッチリンカー、例えばGGGS(SEQ ID NO:51)またはGGGGS(SEQ ID NO:50)の反復配列を有するリンカー、例えばSEQ ID NO:47、52または54に示されるリンカーを含む単鎖抗体断片、例えばscFvを含む。
いくつかの態様において、VH領域はVL領域に対してアミノ末端側であり得る。いくつかの態様において、VH領域はVL領域に対してカルボキシ末端側であり得る。特定のエンボドメントにおいて、断片、例えばscFvにはVH領域またはその一部分、続いてリンカー、続いてVL領域またはその一部分が含まれ得る。他の態様において、断片、例えばscFvには、VL領域またはその一部分、続いてリンカー、続いてVH領域またはその一部分が含まれ得る。
いくつかの局面では、本明細書において提供されるscFvがSEQ ID NO:1~14のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含むか、あるいはSEQ ID NO:1~14のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有する。
提供される抗GPRC5D CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:21に示される配列、あるいはSEQ ID NO:21に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:22に示される配列、あるいはSEQ ID NO:22に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARは、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:21に示される配列、あるいはSEQ ID NO:21に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:63に示される配列、あるいはSEQ ID NO:63に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARである。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:75、76および77のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:85、86および87のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:78、79および77のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:85、86および87のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:80、81および77のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:85、86および87のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:82、83および84のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:88、89および87のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:21に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:22に示される配列を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:21に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:63に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:1に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:1に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:257に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:257に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:2に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:2に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:258に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:258に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される抗GPRC5D CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:23に示される配列、あるいはSEQ ID NO:23に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:24に示される配列、あるいはSEQ ID NO:24に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARは、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:23に示される配列、あるいはSEQ ID NO:23に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:64に示される配列、あるいはSEQ ID NO:64に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARである。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:90、91、92のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:100、101および102のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:93、94および92のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:100、101および102のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:95、96および92のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:100、101および102のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:97、98および99のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:103、104および102のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:23に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:24に示される配列を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:23に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:64に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は、単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:3に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:259に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:259に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:4に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:4に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:260に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:260に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される抗GPRC5D CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:25に示される配列、あるいはSEQ ID NO:25に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:26に示される配列、あるいはSEQ ID NO:26に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARは、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:25に示される配列、あるいはSEQ ID NO:25に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:65に示される配列、あるいはSEQ ID NO:65に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARである。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:105、106、107のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:115、116および117のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:108、109および107のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:115、116および117のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:110、111および107のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:115、116および117のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:112、113および114のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:118、119および117のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:25に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:26に示される配列を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:25に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:65に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:5に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:5に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:261に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:261に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:6に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:6に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:262に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:262に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される抗GPRC5D CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:27に示される配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:28に示される配列、あるいはSEQ ID NO:28に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARは、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:27に示される配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:66に示される配列、あるいはSEQ ID NO:66に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARである。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:120、121および122のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:123、124および122のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:127、128および129のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:133、134および132のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:27に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:28に示される配列を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:27に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:66に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:7に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:7に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:263に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:263に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:8に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:264に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:264に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される抗GPRC5D CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:29に示される配列、あるいはSEQ ID NO:29に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:30に示される配列、あるいはSEQ ID NO:30に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARは、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:29に示される配列、あるいはSEQ ID NO:29に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:67に示される配列、あるいはSEQ ID NO:67に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARである。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:135、136および137のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:145、146および147のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:138、139および137のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:145、146および147のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:140、141および137のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:145、146および147のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:142、143および144のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:148、149および147のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:29に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:30に示される配列を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:29に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:67に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:9に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:9に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:265に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:265に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:10に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:10に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:266に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:266に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される抗GPRC5D CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:31に示される配列、あるいはSEQ ID NO:31に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:32に示される配列、あるいはSEQ ID NO:32に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARは、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:31に示される配列、あるいはSEQ ID NO:31に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:68に示される配列、あるいはSEQ ID NO:68に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARである。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:135、150および151のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:157、158および159のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:152、153および151のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:157、158および159のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:140、154および151のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:157、158および159のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:142、155および156のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:160、161および159のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:31に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:32に示される配列を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:31に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:68に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:11に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:11に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:267に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:267に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:12に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:12に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:268に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:268に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。
提供される抗GPRC5D CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:33に示される配列、あるいはSEQ ID NO:33に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:34に示される配列、あるいはSEQ ID NO:34に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARは、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:33に示される配列、あるいはSEQ ID NO:33に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:69に示される配列、あるいはSEQ ID NO:69に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARである。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:162、163および164のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:172、86、173のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:165、166および164のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:172、86および173のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:167、168および164のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:172、86および173のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:169、170、171のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:174、89および175のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:169、170、171のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:174、89および297のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:33に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:34に示される配列を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:33に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:69に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:13に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:13に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:269に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:269に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:14に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:14に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:270に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:270に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。
提供されるCARにおける抗体(例えば抗原結合断片)の中にはヒト抗体がある。提供されるヒト抗GPRC5D抗体(例えば抗原結合断片)のいくつかの態様において、当該ヒト抗体は、ヒト重鎖生殖系列由来ヌクレオチドVセグメントによってコードされるアミノ酸配列と少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも100%の配列同一性を有する部分、ヒト重鎖生殖系列由来ヌクレオチドDセグメントによってコードされるアミノ酸配列と少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも100%の配列同一性を有する部分および/もしくはヒト重鎖生殖系列由来ヌクレオチドJセグメントによってコードされるアミノ酸配列と少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも100%の配列同一性を有する部分を含むVH領域を含む;ならびに/またはヒトカッパ鎖もしくはラムダ鎖の生殖系列由来ヌクレオチドVセグメントによってコードされるアミノ酸配列と少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも100%の配列同一性を有する部分および/もしくはヒトカッパ鎖もしくはラムダ鎖の生殖系列由来ヌクレオチドJセグメントによってコードされるアミノ酸配列と少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも100%の配列同一性を有する部分を含むVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域の当該部分はCDR-H1、CDR-H2および/またはCDR-H3に相当する。いくつかの態様において、VH領域の当該部分はフレームワーク領域1(FR1)、FR2、FR2および/またはFR4に相当する。いくつかの態様において、VL領域の当該部分はCDR-L1、CDR-L2および/またはCDR-L3に相当する。いくつかの態様において、VL領域の当該部分はFR1、FR2、FR2および/またはFR4に相当する。
いくつかの態様において、ヒト抗体、例えば抗原結合断片は、ヒト重鎖生殖系列由来ヌクレオチドVセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-H1領域のアミノ酸配列と少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または少なくとも100%の配列同一性を有するCDR-H1を含む。例えば、いくつかの態様におけるヒト抗体は、ヒト重鎖生殖系列由来ヌクレオチドVセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-H1領域と比べて100%同一であるか、あるいはアミノ酸の違いが1個以下、2個以下、または3個以下である配列を有するCDR-H1を含む。
いくつかの態様において、ヒト抗体、例えば抗原結合断片は、ヒト重鎖生殖系列由来ヌクレオチドVセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-H2領域のアミノ酸配列と少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または少なくとも100%の配列同一性を有するCDR-H2を含む。例えば、いくつかの態様におけるヒト抗体は、ヒト重鎖生殖系列由来ヌクレオチドVセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-H2領域と比べて100%同一であるか、あるいはアミノ酸の違いが1個以下、2個以下、または3個以下である配列を有するCDR-H2を含む。
いくつかの態様において、ヒト抗体、例えば抗原結合断片は、ヒト重鎖生殖系列由来ヌクレオチドVセグメント、DセグメントおよびJセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-H3領域のアミノ酸配列と少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または少なくとも100%の配列同一性を有するCDR-H3を含む。例えば、いくつかの態様におけるヒト抗体は、ヒト重鎖生殖系列由来ヌクレオチドVセグメント、DセグメントおよびJセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-H3領域と比べて100%同一であるか、あるいはアミノ酸の違いが1個以下、2個以下、または3個以下である配列を有するCDR-H3を含む。
いくつかの態様において、ヒト抗体、例えば抗原結合断片は、ヒト軽鎖の生殖系列由来ヌクレオチドVセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-L1領域のアミノ酸配列と少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または少なくとも100%の配列同一性を有するCDR-L1を含む。例えば、いくつかの態様におけるヒト抗体は、ヒト軽鎖の生殖系列由来ヌクレオチドVセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-L1領域と比べて100%同一であるか、あるいはアミノ酸の違いが1個以下、2個以下、または3個以下である配列を有するCDR-L1を含む。
いくつかの態様において、ヒト抗体、例えば抗原結合断片は、ヒト軽鎖の生殖系列由来ヌクレオチドVセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-L2領域のアミノ酸配列と少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または少なくとも100%の配列同一性を有するCDR-L2を含む。例えば、いくつかの態様におけるヒト抗体は、ヒト軽鎖の生殖系列由来ヌクレオチドVセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-L2領域と比べて100%同一であるか、あるいはアミノ酸の違いが1個以下、2個以下、または3個以下である配列を有するCDR-L2を含む。
いくつかの態様において、ヒト抗体、例えば抗原結合断片は、ヒト軽鎖の生殖系列由来ヌクレオチドVセグメントおよびJセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-L3領域のアミノ酸配列と少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または少なくとも100%の配列同一性を有するCDR-L3を含む。例えば、いくつかの態様におけるヒト抗体は、ヒト軽鎖の生殖系列由来ヌクレオチドVセグメントおよびJセグメントによってコードされる配列内の対応するCDR-L3領域と比べて100%同一であるか、あるいはアミノ酸の違いが1個以下、2個以下、または3個以下である配列を有するCDR-L3を含む。
いくつかの態様において、ヒト抗体、例えば抗原結合断片は、ヒト生殖系列由来遺伝子セグメント配列を含むフレームワーク領域を含む。例えば、いくつかの態様において、ヒト抗体は、フレームワーク領域、例えばFR1、FR2、FR3およびFR4が、ヒト生殖系列由来の抗体セグメント、例えばVセグメントおよび/またはJセグメントによってコードされるフレームワーク領域と少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または少なくとも100%の配列同一性を有するVH領域を含む。いくつかの態様において、ヒト抗体は、フレームワーク領域 例えばFR1、FR2、FR3およびFR4が、ヒト生殖系列由来の抗体セグメント、例えばVセグメントおよび/またはJセグメントによってコードされるフレームワーク領域と少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または少なくとも100%の配列同一性を有するVL領域を含む。例えば、いくつかのかかる態様において、VH領域および/またはVL領域内に含まれているフレームワーク領域配列は、ヒト生殖系列由来の抗体セグメントによってコードされるフレームワーク領域配列と比べて10個以下のアミノ酸、例えば9個以下、8個以下、7個以下、6個以下、5個以下、4個以下、3個以下、2個以下または1個以下のアミノ酸が異なる。
いくつかの態様において、他方の組換え受容体は抗BCMA受容体、例えば抗BCMA CARである。本明細書において提供される細胞、方法および使用において任意の抗BCMA CARの使用または組み込みが想定される。本明細書において提供される抗GPRC5D受容体および別の受容体が例えばマルチシストロン性(例えば、バイシストロン性)発現ベクター内にコードされるポリヌクレオチドも同様に想定される。例示的な抗BCMA CAR分子は、WO2013/154760、WO2015/052538、WO2015/090229、WO2015/092024、WO2015/158671、WO2016/014565、WO2016/014789、WO2016/094304、WO2016/166630、WO2017/021450、WO2017/083511、WO2017/130223、WO2017/211900、WO2018/085690、WO2018/028647、WO2019/090003に記載されている。
いくつかの態様において、CARは、BCMA、例えばヒトBCMAに特異的である抗BCMA CARである。抗BCMA抗体、例えばマウス抗ヒトBCMA抗体およびヒト抗ヒト抗体を含むキメラ抗原受容体ならびにかかるキメラ受容体を発現する細胞が以前に報告されている。Carpenter et al.,Clin Cancer Res.,2013,19(8):2048-2060、WO2016/090320、WO2016090327、WO2010104949A2およびWO2017173256を参照のこと。いくつかの態様において、抗BCMA CARは、WO2016/090320もしくはWO2016090327に記載の抗体に由来する重鎖可変(VH)および/または軽鎖可変(VL)領域を含む抗原結合ドメイン、例えばscFvを含む。
提供される抗BCMA CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:189に示される配列、あるいはSEQ ID NO:189に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:190に示される配列、あるいはSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:199、200、201のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:189に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:190に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:237に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:237に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:242に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:242に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、抗BCMA CARは、SEQ NO:247に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:247に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を有する。
提供される抗BCMA CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:191に示される配列、あるいはSEQ ID NO:191に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:192に示される配列、あるいはSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:221、222、223のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。Iいくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:191に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:192に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:238に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:238に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:243に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:243に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、抗BCMA CARは、SEQ NO:248に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:248に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を有する。
提供される抗BCMA CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:193に示される配列、あるいはSEQ ID NO:193に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:194に示される配列、あるいはSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:199、200および205のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:193に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:194に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:239に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:239に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:244に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:244に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、抗BCMA CARは、SEQ NO:249に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:249に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を有する。
提供される抗BCMA CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:195に示される配列、あるいはSEQ ID NO:195に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:196に示される配列、あるいはSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:206、207および208のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:212、213および214のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:233、234および229のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:195に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:196に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:240に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:240に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:245に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:245に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、抗BCMA CARは、SEQ NO:250に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:250に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を有する。
提供される抗BCMA CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:197に示される配列、あるいはSEQ ID NO:197に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:198に示される配列、あるいはSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:235、236、232のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:197に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:198に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:246に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:246に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、抗BCMA CARは、SEQ NO:251または252に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:251または252に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を有する。
いくつかの態様において、本明細書において提供される抗BCMA抗体(例えば、抗原結合断片)を含む組換え受容体、例えばCARは、スペーサー、例えば上記のセクションI.1.b.に記載の任意のものをさらに含む。
いくつかの態様において、本明細書において提供される抗BCMA抗体(例えば、抗原結合断片)を含む組換え受容体、例えばCARは、膜貫通ドメイン、例えば上記のセクションI.1.c.に記載の任意のものをさらに含む。
III. 改変細胞
また、組換え受容体(例えば、キメラ抗原受容体)、例えば細胞外ドメインを含むもの、例えば本明細書において提供される抗GPRC5D受容体を含む細胞(例えば改変細胞)が提供される。また、かかる細胞の集団、かかる細胞を含有する組成物および/またはかかる細胞が濃縮されている組成物、例えばGPRC5Dに結合する受容体を発現する細胞が組成物中の全細胞あるいはある特定の型の細胞、例えばT細胞、CD8+ 細胞またはCD4+ 細胞の少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、またはそれより多くの割合を構成している、組成物が提供される。
また、組換え抗GPRC5D受容体(例えば、抗GPRC5D CAR)と少なくとも第2の組換え受容体を含むように改変された細胞(例えば改変細胞)が提供される。いくつかの態様において、当該第2の受容体は抗BCMA受容体である。いくつかの態様において、当該第2の受容体はCARである。いくつかの態様において、抗GPRC5D受容体はCARであり、当該第2の受容体もCARである。いくつかの態様において、改変細胞は、本明細書において提供されるような組換え抗GPRC5D受容体(例えば、抗GPRC5D CAR)と抗BCMA受容体(例えば、抗BCMA CAR)を含む。抗BCMA受容体は、公知の任意の抗BCMA受容体、例えば本明細書または他(例えばWO2013/154760、WO2015/052538、WO2015/090229、WO2015/092024、WO2015/158671、WO2016/014565、WO2016/014789、WO2016/094304、WO2016/166630、WO2017/021450 、WO2017/083511、WO2017/130223、WO2017/211900、WO2018/085690、WO2018/028647参照)に記載される抗BCMA CARであり得る。例示的な抗BCMA CARはセクションIIに記載している。記載の任意の抗BCMA CARが、提供される任意のマルチターゲティングアプローチにおける第2のCARとして抗GPRC5D CARと共にGPRC5DとBCMAの両方を標的とするために使用され得ることが想定される。
いくつかの態様において、本明細書において提供される改変細胞を、1種または複数種の他の組換え受容体を発現する1つまたは複数の改変細胞集団と合わせてもよい。かかる改変細胞集団は同じ組成物に製剤化してもよく、別々の組成物に製剤化してもよい。組成物の中には、投与のための、例えば養子細胞療法のための薬学的組成物および製剤がある。また、本明細書において提供される任意の細胞または組成物を対象、例えば患者に投与するための治療方法が提供される。
したがって、抗体を含む組換え受容体を発現する遺伝子改変細胞、例えばCARを含む細胞もまた提供される。細胞は、一般的に真核生物細胞、例えば哺乳動物細胞であり、典型的にはヒト細胞である。いくつかの態様において、細胞は、血液、骨髄、リンパまたはリンパ球系器官に由来し、免疫系の細胞、例えば自然免疫または適応免疫の細胞、例えば骨髄系またはリンパ球系の細胞、例えばリンパ球、典型的にはT細胞および/またはNK細胞である。他の例示的な細胞としては、幹細胞、例えば多分化能幹細胞および多能性幹細胞、例えば誘導多能性幹細胞(iPSC)が挙げられる。細胞は典型的には初代細胞、例えば対象から直接単離されたもの、および/または対象から単離され、凍結されたものである。いくつかの態様において、細胞は、T細胞または他の細胞型の1つまたは複数のサブセット、例えば全T細胞集団、CD4+ 細胞、CD8+ 細胞およびその亜集団、例えば機能、活性化状態、成熟度、分化、拡大増殖、再循環、局在化および/または持続能力についての潜在能、抗原特異性、抗原受容体の型、特定の器官もしくは区画における存在、マーカーもしくはサイトカインの分泌プロフィールおよび/または分化度によって規定されるものを含む。処置される対象に対して、細胞は同種異系および/または自己であり得る。中でも、当該方法はオフザシェルフ(off-the-shelf)法を含む。いくつかの局面では、例えばオフザシェルフ技術では、細胞は多能性および/または多分化能の例えば幹細胞、例えば誘導多能性幹細胞(iPSC)である。いくつかの態様において、方法は、細胞を対象から単離すること、当該細胞を本明細書に記載されるようにして調製、加工処理、培養および/または改変すること、ならびに冷凍保存の前または後に当該細胞を同じ患者に再導入することを含む。
T細胞のサブタイプおよび亜集団および/またはCD4+のサブタイプおよび亜集団および/またはCD8+T細胞のサブタイプおよび亜集団の中には、ナイーブT(TN)細胞、エフェクターT細胞(TEFF)、メモリーT細胞およびそのサブタイプ、例えば幹細胞メモリーT(TSCM)、セントラルメモリーT(TCM)、エフェクターメモリーT(TEM)もしくは最終分化エフェクターメモリーT細胞、腫瘍浸潤リンパ球(TIL)、未成熟T細胞、成熟T細胞、ヘルパーT細胞、細胞傷害性T細胞、粘膜関連インバリアントT(MAIT)細胞、天然に存在する適応性制御性T(Treg)細胞、ヘルパーT細胞、例えばTH1細胞、TH2細胞、TH3細胞、TH17細胞、TH9細胞、TH22細胞、濾胞性ヘルパーT細胞、アルファ/ベータT細胞ならびにデルタ/ガンマT細胞がある。
いくつかの態様において、細胞はナチュラルキラー(NK)細胞である。いくつかの態様において、細胞は単球または顆粒球、例えば骨髄性細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、マスト細胞、好酸球および/または好塩基球である。
いくつかの態様において、細胞は、遺伝子改変によって導入された1種類または複数種のポリヌクレオチドを含み、それによりかかるポリヌクレオチドの組換え産物または遺伝子改変産物を発現する。いくつかの態様において、当該ポリヌクレオチドは異種である、すなわち、細胞内または当該細胞から得られる試料中には通常存在しない、例えば別の生物体もしくは別の細胞から得られるものであって、例えば改変対象の細胞および/またはかかる細胞が由来する生物体には通常みられないものである。いくつかの態様において、当該ポリヌクレオチドは天然に存在しないもの、例えば自然界にみられないポリヌクレオチド、例えば、複数の異なる細胞型由来の種々のドメインをコードするキメラポリヌクレオチドの組合せを含むものである。いくつかの態様において、細胞(例えば、改変細胞)は、本明細書に記載のようなベクター(例えば、ウイルスベクター、発現ベクターなど)、例えば本明細書に記載される組換え受容体をコードする核酸を含むベクターを含む。
A. 遺伝子改変のためのベクターおよび方法
また、抗GPRC5D組換え受容体(例えば、CAR)を発現させるため、およびかかる受容体を発現する遺伝子改変細胞を作製するための方法、ポリヌクレオチド、組成物、およびキットが提供される。いくつかの態様において、1種または複数種の組換え受容体(例えば、CAR)で1種類または複数種の細胞が遺伝子改変され得る。遺伝子改変は一般的に、当該組換え構成要素または改変構成要素をコードする核酸を、例えばレンチウイルスによる形質導入、レトロウイルスによる形質導入、トランスフェクション、または形質転換によって細胞内に導入することを伴う。
いくつかの態様において、遺伝子導入は、まず細胞を例えば、例えばサイトカインまたは活性化マーカーの発現によって測定される増殖、生存および/または活性化などの応答を誘導する刺激と合わせることによって刺激した後、活性化された当該細胞の形質導入および臨床応用に充分な数までの拡大培養増殖を行なうことにより行なわれる。
いくつかの状況において、刺激性因子(例えば、リンホカインまたはサイトカイン)の過剰発現は対象にとって毒性であり得る。したがって、いくつかの状況において、改変細胞は、例えば養子免疫療法において投与すると当該細胞がインビボでネガティブ選択に敏感になるようにする遺伝子セグメントを含む。例えば、いくつかの局面において、細胞は、当該細胞が投与される患者のインビボ状態の変化の結果、排除され得るように改変される。ネガティブ選択可能表現型は、投与される薬剤、例えば化合物に対する感受性を付与する遺伝子の挿入によってもたらされ得る。ネガティブ選択可能遺伝子としては、ガンシクロビル感受性を付与する単純ヘルペスウイルスI型チミジンキナーゼ(HSV-I TK)遺伝子(Wigler et al.,Cell 2:223,1977);細胞性ヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼ(HPRT)遺伝子、細胞性アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(APRT)遺伝子、細菌性シトシンデアミナーゼ,(Mullen et al.,Proc. Natl. Acad.Sci. USA. 89:33 (1992))が挙げられる。
いくつかの局面では、細胞はさらに、サイトカインまたは他の因子の発現が促進されるように改変される。遺伝子改変された構成要素、例えば抗原受容体、例えばCARの導入のための種々の方法が周知であり、提供される方法および組成物と共に使用され得る。例示的な方法としては、当該受容体をコードするポリヌクレオチドの移入のためのもの、例えば、ウイルス、例えばレトロウイルスまたはレンチウイルスによる形質導入、トランスポゾンおよびエレクトロポレーションによるものが挙げられる。
いくつかの態様において、組換えポリヌクレオチドは細胞内に、例えばシミアンウイルス40(SV40)、アデノウイルス、アデノ随伴ウイルス(AAV)に由来するベクターなどの感染性の組換えウイルス粒子を用いて移入される。いくつかの態様において、組換えポリヌクレオチドはT細胞内に、組換えレンチウイルスベクター、例えばHIV-1レンチウイルスベースのベクター(レンチベクター;例えばAmado et al., Science. 1999 Jul 30;285 (5428):674-676参照)、またはレトロウイルスベクター、例えばガンマ-レトロウイルスベクター(例えば、Koste et al. (2014) Gene Therapy 2014 Apr 3. doi:10.1038/gt. 2014. 25;Carlens et al. (2000) Exp Hematol 28(10):1137-46;Alonso-Camino et al. (2013) Mol Ther Nucl Acids 2, e93;Park et al., Trends Biotechnol. 2011 November 29(11):550-557参照)を用いて移入される。
いくつかの態様において、レトロウイルスベクターまたはレンチウイルスベクターは長い末端反復配列(LTR)を有する。いくつかの態様において、当該ベクターは、モロニーマウス白血病ウイルス(MoMLV)、骨髄増殖性肉腫ウイルス(MPSV)、マウス胚幹細胞ウイルス(MESV)、マウス幹細胞ウイルス(MSCV)、脾限局巣形成ウイルス(SFFV)、ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV-1)、ヒト免疫不全ウイルス2型(HIV-2/SIV)またはアデノ随伴ウイルス(AAV)に由来する。いくつかの態様において、当該ベクターは自己不活性型(SIN)である。いくつかの態様において、当該ベクターは条件複製開始型(可動性)ベクターである。ほとんどのレンチウイルスベクターはヒト、ネコまたはサルレンチウイルスに由来する。ほとんどのレトロウイルスベクターはマウスレトロウイルスに由来する。いくつかの態様において、レンチウイルスまたはレトロウイルスとしては、任意の鳥類細胞供給源または哺乳動物細胞供給源に由来するものが挙げられる。当該レンチウイルスまたはレトロウイルスは典型的には、ヒトを含むいくつかの種の宿主細胞に感染することができることを意味する両種性である。一態様において、発現させる遺伝子はレトロウイルスのgag、polおよび/またはenv配列と置き換わる。レンチウイルスによる形質導入の方法は公知である。例示的な方法は、例えばWang et al. (2012)J. Immunother. 35(9):689-701;Cooper et al. (2003)Blood. 101:1637-1644;Verhoeyen et al. (2009)Methods Mol Biol. 506:97-114;およびCavalieri et al. (2003)Blood. 102(2):497-505に記載されている。いくつかの例示的なレトロウイルスの系も報告されている(例えば、Amado et al., (1999)Science 285(5428):674-676、米国特許第5,219,740号;同第6,207,453号;同第5,219,740号;Miller and Rosman (1989)BioTechniques 7:980-990;Miller (1990)Human Gene Therapy 1:5-14;Scarpa et al. (1991)Virology 180:849-852;Burns et al. (1993)Proc. Natl. Acad. Sci. USA 90:8033-8037;およびBoris-Lawrie and Temin (1993)Cur. Opin. Genet. Develop. 3:102-109)。
いくつかの態様において、組換えポリヌクレオチドはT細胞内にエレクトロポレーションによって移入される(例えばChicaybam et al, (2013)PLoS ONE 8(3):e60298およびVan Tedeloo et al. (2000)Gene Therapy 7(16):1431-1437参照)。いくつかの態様において、組換えポリヌクレオチドはT細胞内に転移によって移入される(例えばManuri et al. (2010)Hum Gene Ther 21(4):427-437;Sharma et al. (2013)Molec Ther Nucl Acids 2,e74;およびHuang et al. (2009)Methods Mol Biol 506:115-126参照)。免疫細胞内に遺伝物質を導入して発現させる他の方法としては、リン酸カルシウムトランスフェクション(例えば、Current Protocols in Molecular Biology,John Wiley & Sons,New York. N.Y.に記載のような)、プロトプラスト融合、カチオン性リポソーム媒介性トランスフェクション;タングステン粒子助長型微粒子ボンバードメント(Johnston (1990)Nature 346:776-777);およびリン酸ストロンチウムDNA共沈降(Brash et al., (1987)Mol. Cell Biol. 7:2031-2034)が挙げられる。組換え産物をコードするポリヌクレオチドの移入のための他のアプローチおよびベクターは、例えば、国際特許出願公開公報第:2014055668号および米国特許第7,446,190号に記載のものである。
導入のための追加のポリヌクレオチド(例えば遺伝子)の中には、例えば移入される細胞の生存性および/または機能を向上させることによって治療の転帰を改善するためのもの;例えばインビボでの生存または局在を評価するための、当該細胞の選択および/または査定用の遺伝子マーカーをもたらすための遺伝子;Lupton S.D.et al.,Mol. and Cell Biol.,11:6 (1991);およびRiddell et al.,Human Gene Therapy 3:319-338 (1992)に記載のような、例えば当該細胞をネガティブ選択に対してインビボで敏感にすることによって安全性を改善するための遺伝子がある;また、ドミナントポジティブ選択可能マーカーをネガティブ選択可能マーカーと融合させることにより得られる二元機能性の選択可能融合遺伝子の使用が記載されたLupton et al.によるPCT/US91/08442およびPCT/US94/05601の公報も参照のこと。例えば、Riddell et al.の米国特許第6,040,177号の第14~17欄を参照のこと。
いくつかの態様において、1種または複数種の組換え受容体(例えば、CAR)は、1種または複数種の細胞において発現されるように遺伝子改変され得る。いくつかの態様において、第1の組換え受容体と第2の結合分子、例えば組換え受容体が同じ核酸分子または別々の核酸分子によってコードされる。いくつかの態様において、追加の結合分子が1種または複数種の細胞において発現されるように改変される。いくつかの態様において、第2の結合分子は抗BCMA受容体、例えば本明細書に記載の、またはWO2013/154760、WO2015/052538、WO2015/090229、WO2015/092024、WO2015/158671、WO2016/014565、WO2016/014789、WO2016/094304、WO2016/166630、WO2017/021450、WO2017/083511、WO2017/130223、WO2017/211900、WO2018/085690、WO2018/028647に記載の抗BCMA CARである。
いくつかの態様において、当該ベクターまたはコンストラクトは、コードされる組換え受容体の発現を調節するためのプロモーターおよび/またはエンハンサーあるいは調節エレメントを含み得る。いくつかの例では、当該プロモーターおよび/またはエンハンサーあるいは調節エレメントは、条件依存性のプロモーター、エンハンサーおよび/または調節エレメントであり得る。いくつかの例では、このようなエレメントが導入遺伝子の発現を駆動する。いくつかの例では、CAR導入遺伝子がプロモーターに、例えばHTLV1エンハンサーを伴うEF1アルファプロモーター(SEQ ID NO:61)に機能的に連結され得る。いくつかの例では、CAR導入遺伝子が、当該導入遺伝子の下流に位置するウッドチャック肝炎ウイルス(WHP)転写後調節エレメント(WPRE;SEQ ID NO:62)に機能的に連結される。
いくつかの態様において、当該ベクターまたはコンストラクトは、1つまたは複数の核酸分子の発現を駆動する1つのプロモーターを含み得る。いくつかの態様において、かかる核酸分子、例えば転写物はマルチシストロン性(バイシストロン性またはトリシストロン性、例えば米国特許第6,060,273号参照)であり得る。例えば、いくつかの態様において、転写単位は、IRES(内部リボソーム進入部位)を含むバイシストロン性単位として改変され得、これにより、1つのプロモーターからのメッセージによって遺伝子産物(例えば第1のキメラ受容体をコードするものと第2のキメラ受容体をコードするもの)の共発現が可能である。例えば、いくつかの態様において、ベクターまたはコンストラクトは、1つのプロモーターの調節下の本明細書において提供される抗GPRC5D受容体(例えば、抗GPRC5D CAR)をコードする核酸と抗BCMA受容体(例えば、抗BCMA CAR)をコードする核酸をIRESによって隔てられた状態で含み得る。
あるいはまた、いくつかの場合において、1つのプロモーターは、1つのオープンリーディング(ORF)内に、自己切断性ペプチドをコードする配列(例えば、2A切断性配列)またはプロテアーゼ認識部位(例えば、フューリン)によって互いに隔てられた2つまたは3つの遺伝子(例えば、第1および第2の結合分子、例えば抗体 組換え受容体をコードするもの)を含むRNAの発現を指令し得る。したがって、ORFは、翻訳中(T2Aの場合)または翻訳後のいずれかで個々のタンパク質に切断される1種類のポリペプチドをコードする。いくつかの場合において、当該ペプチド、例えばT2Aは、リボソームが2AエレメントのC末端におけるペプチド結合の合成をスキップすること(リボソームスキッピング)を引き起こし、2A配列の末端と下流側の次のペプチド間の分離をもたらし得る(例えばde Felipe. Genetic Vaccines and Ther. 2:13 (2004)およびdeFelipe et al. Traffic 5:616-626 (2004)参照)。多くの2Aエレメントが公知である。本明細書に開示の方法およびポリヌクレオチドに使用され得る2A配列の例、非限定的に、米国特許出願公開第20070116690号に記載のような口蹄疫ウイルス(F2A、例えばSEQ ID NO:42または43)、ウマ鼻炎Aウイルス(E2A、例えばSEQ ID NO:40または41)、トセア・アシグナウイルス(T2A、例えばSEQ ID NO:35、36または37)およびブタテシオウイルス-1(P2A、例えばSEQ ID NO:38または39)由来の2A配列。いくつかの態様において、1つまたは複数の異なるまたは別々のプロモーターが、当該1つまたは複数の結合分子、例えば組換え受容体をコードする1つまたは複数の核酸分子の発現を駆動する。
本明細書において提供する任意の組換え受容体、例えば抗GPRC5D組換え受容体および/または当該追加の組換え受容体は、当該受容体をコードする1つまたは複数の核酸分子を含むポリヌクレオチドによって任意の組合せまたは構成でコードされ得る。例えば、1つ、2つ、3つまたはそれより多くのポリヌクレオチドが、1つ、2つ、3つまたはそれより多くの異なる受容体またはドメインをコードし得る。いくつかの態様において、あるベクターまたはコンストラクトが、1種または複数種の組換え受容体をコードする核酸分子を含み、別のベクターまたはコンストラクトが、追加の結合分子、例えば抗体および/または組換え受容体、例えば抗BCMA受容体(例えば、抗BCMA CAR)をコードする核酸分子を含む。核酸分子の各々が、当該受容体を発現させるための細胞の形質導入または改変を確認するために使用され得る1つまたは複数のサロゲートマーカー、例えば蛍光タンパク質(例えば、緑色蛍光タンパク質(GFP))または細胞表面マーカー(例えば、短縮型表面マーカー、例えば短縮型EGFR(tEGFR)もまたコードしていてもよい。例えば、いくつかの局面では、外因性マーカー遺伝子が、細胞の検出または選択を可能にするため、また、いくつかの場合ではADCCによる細胞の自殺を促進させるために改変細胞療法との関連において利用される。例示的なマーカー遺伝子としては、関心対象(例えば、CARまたはTCR)の導入遺伝子と共に形質導入細胞内で共発現され得る短縮型上皮成長因子受容体(EGFRt)が挙げられる(例えば米国特許第8,802,374号参照)。EGFRtは、抗体セツキシマブ(Erbitux(登録商標))によって認識されるエピトープを含む。この理由で、Erbitux(登録商標)は、EGFRtコンストラクトで改変されている細胞を同定または選択するため、例えば、細胞において別の組換え受容体、例えばキメラ抗原受容体(CAR)も有するように共改変されている細胞を同定または選択するために使用され得る。
いくつかの態様において、マーカーは、T細胞上すなわちT細胞の表面上に天然にはみられない分子、例えば細胞表面タンパク質またはその一部分である。
いくつかの態様において、当該分子は、非自己分子、例えば非自己タンパク質、すなわち、細胞が養子移入される宿主の免疫系によって「自己」と認識されないものである。
いくつかの態様において、マーカーは、治療機能を果たさず、かつ/または例えば成功裡に改変された細胞を選択するための遺伝子改変のマーカーとして使用されること以外の効果はもたらさない。他の態様において、マーカーは、治療用分子、または別の様式でいくらかの所望の効果を奏する分子、例えば当該細胞がインビボで出合うリガンド、例えば養子移入されてリガンドと出合うと当該細胞の応答を増強および/または鈍化させる共刺激分子または免疫チェックポイント分子であり得る。
また、核酸分子、ベクターまたはコンストラクトのうちの1つまたは複数、例えば上記の任意のものを含有する組成物が提供される。いくつかの態様において、核酸分子、ベクター、コンストラクトまたは組成物は、細胞、例えばT細胞を改変して、任意の結合分子、例えば抗体もしくは組換え受容体および/または追加の結合分子を発現させるために使用され得る。
b. 改変のための細胞の調製
いくつかの態様において、改変細胞の調製は、1つまたは複数の培養および/または調製工程を含む。組換え受容体(例えば、CAR)を導入するための細胞は、生物学的試料などの試料、例えば対象者から得られたまたは対象者に由来するものから単離され得る。いくつかの態様において、細胞が単離される対象者は、疾患もしくは病態を有するか、または細胞療法薬を必要とするか、または細胞療法薬が投与される対象者である。いくつかの態様における対象者は、細胞が単離、処理、および/または改変されている養子細胞療法薬などの特定の治療的介入を必要とするヒトである。
したがって、いくつかの態様における細胞は初代細胞、例えば初代ヒト細胞である。試料には、組織、体液、および対象者から直接採取した他の試料、ならびに分離、遠心分離、遺伝子改変(例えばウイルスベクターによる形質導入)、洗浄、および/またはインキュベーションなどの1つまたは複数の処理工程から得られる試料が含まれる。生物学的試料は、生物学的供給源から直接得られた試料または処理された試料であり得る。生物学的試料には、血液、血漿、血清、脳脊髄液、滑液、尿および汗などの体液、組織および臓器に由来する処理された試料を含む組織および臓器試料が含まれるが、これらに限定されるわけではない。
いくつかの局面では、細胞が由来するまたは単離される試料は、血液もしくは血液由来の試料であるか、またはアフェレーシスもしくは白血球アフェレーシスの産物であるかもしくはそれに由来する。例示的な試料としては、全血、末梢血単核細胞(PBMC)、白血球、骨髄、胸腺、組織生検材料、腫瘍、白血病、リンパ腫、リンパ節、腸管関連リンパ組織、粘膜関連リンパ組織、脾臓、他のリンパ組織、肝臓、肺、胃、腸、結腸、腎臓、膵臓、乳房、骨、前立腺、子宮頸、精巣、卵巣、扁桃腺、または他の臓器、および/またはそれに由来する細胞が挙げられる。試料には、細胞療法薬、例えば養子細胞療法薬に関連して、自家供給源由来および同種供給源由来の試料が含まれる。
いくつかの態様において、細胞は、細胞株、例えばT細胞株に由来する。いくつかの態様における細胞は、異種供給源、例えば、マウス、ラット、非ヒト霊長動物、またはブタから得られる。
いくつかの態様において、細胞の単離は、1つまたは複数の調製および/または非親和性ベースの細胞分離工程を含む。いくつかの例では、細胞は、例えば不要な成分を除去する、所望の成分を濃縮する、特定の試薬に感受性の細胞を溶解または除去するために、洗浄、遠心分離、および/または1つもしくは複数の試薬の存在下でインキュベーションされる。いくつかの例では、細胞は、密度、付着特性、サイズ、感受性、および/または特定の成分に対する耐性などの1つまたは複数の特性に基づいて分離される。
いくつかの例では、対象者の循環血液由来の細胞は、例えばアフェレーシスまたは白血球アフェレーシスによって得られる。試料は、いくつかの局面では、T細胞を含むリンパ球、単球、顆粒球、B細胞、他の有核白血球、赤血球、および/または血小板を含み、いくつかの局面では、赤血球および血小板以外の細胞を含む。
いくつかの態様において、対象者から採集された血球を、例えば血漿画分を除去し、その後の処理工程のために細胞を適切な緩衝液または培地に入れるために洗浄する。いくつかの態様において、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)で細胞を洗浄する。いくつかの態様において、洗浄溶液は、カルシウムおよび/またはマグネシウムおよび/または多くのもしくはすべての二価カチオンを含まない。いくつかの局面では、洗浄工程は、製造業者の指示に従って半自動「フロースルー」遠心分離機(例えばCobe 2991細胞プロセッサ、Baxter)によって達成される。いくつかの局面では、洗浄工程は、製造業者の指示に従って接線流ろ過(TFF)によって達成される。いくつかの態様において、細胞は、洗浄後に、例えばCa++/Mg++を含まないPBSなどの様々な生体適合性緩衝液に再懸濁される。特定の態様において、血球試料の成分を除去し、細胞を培地に直接再懸濁する。
いくつかの態様において、方法は、密度に基づく細胞分離方法、例えば赤血球を溶解することによる末梢血からの白血球の調製、およびパーコールまたはフィコール勾配による遠心分離を含む。
いくつかの態様において、単離方法は、表面マーカー、例えば表面タンパク質、細胞内マーカー、または核酸などの1つまたは複数の特定の分子の細胞における発現または存在に基づく種々の細胞型の分離を含む。いくつかの態様において、そのようなマーカーに基づく分離のための任意の公知の方法を使用し得る。いくつかの態様において、分離は、親和性または免疫親和性に基づく分離である。例えば、いくつかの局面における単離は、1つまたは複数のマーカー、典型的には細胞表面マーカーの細胞での発現または発現レベルに基づく細胞および細胞集団の分離、例えばそのようなマーカーに特異的に結合する抗体または結合パートナーとのインキュベーション、続いて一般に、洗浄工程および抗体または結合パートナーに結合していない細胞からの抗体または結合パートナーに結合した細胞の分離によるものを含む。
そのような分離工程は、試薬に結合した細胞をさらなる使用のために保持するポジティブ選択、および/または抗体もしくは結合パートナーに結合しなかった細胞を保持するネガティブ選択に基づき得る。いくつかの例では、両方の画分をさらなる使用のために保持する。いくつかの局面では、ネガティブ選択は、分離が、所望の集団以外の細胞によって発現されるマーカーに基づいて最も良好に行われるように、異種集団において細胞型を特異的に同定する抗体が利用可能ではない場合に特に有用であり得る。
分離は、特定の細胞集団または特定のマーカーを発現する細胞の100%の濃縮または除去をもたらす必要はない。例えば、マーカーを発現する細胞などの特定の種類の細胞のポジティブ選択または濃縮は、そのような細胞の数または割合を増加させることを指すが、マーカーを発現しない細胞の完全な非存在をもたらす必要はない。同様に、マーカーを発現する細胞などの特定の種類の細胞のネガティブ選択、除去、または枯渇は、そのような細胞の数または割合を減少させることを指すが、そのような細胞すべての完全な除去をもたらす必要はない。
いくつかの例では、1回の工程からポジティブ選択またはネガティブ選択された画分が、その後のポジティブ選択またはネガティブ選択などの別の分離工程に供される、複数回の分離工程が行われる。いくつかの例では、それぞれがネガティブ選択の標的となるマーカーに特異的な複数の抗体または結合パートナーと共に細胞をインキュベーションすることなどによって、複数のマーカーを同時に発現する細胞を単一の分離工程で除去することができる。同様に、様々な型の細胞上に発現された複数の抗体または結合パートナーと共に細胞をインキュベーションすることによって、複数の細胞型を同時にポジティブ選択することができる。
例えば、いくつかの局面では、T細胞の特定の亜集団、例えば1つまたは複数の表面マーカーについて陽性の細胞またはそれらを高レベルに発現する細胞、例えばCD28+、CD62L+、CCR7+、CD27+、CD127+、CD4+、CD8+、CD45RA+、および/またはCD45RO+T細胞は、ポジティブ選択またはネガティブ選択技術によって単離される。
例えば、CD3+、CD28+T細胞は、CD3/CD28結合磁気ビーズ(例えばDYNABEADS(登録商標)M-450 CD3/CD28T Cell Expander、MACSiBeads(商標)など)を用いてポジティブ選択することができる。
いくつかの態様において、単離は、ポジティブ選択による特定の細胞集団の濃縮、および/またはネガティブ選択による特定の細胞集団の除去によって行われる。いくつかの態様において、ポジティブ選択またはネガティブ選択は、それぞれポジティブ選択またはネガティブ選択された細胞上に発現される(マーカー+)または比較的高いレベルで発現される(マーカー高)1つまたは複数の表面マーカーに特異的に結合する1つまたは複数の抗体または他の結合剤と共に細胞をインキュベーションすることによって達成される。
いくつかの態様では、T細胞を、非T細胞、例えばB細胞、単球、または他の白血球細胞、例えばCD14に発現したマーカーのネガティブ選択により、PBMC試料から分離する。いくつかの局面では、CD4+またはCD8+選択工程を用いて、CD4+ヘルパーT細胞およびCD8+細胞傷害性T細胞を分離する。そのようなCD4+およびCD8+集団を、いくつかの局面では、1つまたは複数のナイーブ、メモリー、および/またはエフェクターT細胞亜集団に発現している、または比較的高めに発現しているマーカーのポジティブまたはネガティブ選択により、さらに亜集団へと分別する場合がある。
いくつかの態様において、CD8+細胞は、それぞれの亜集団に関連する表面抗原に基づくポジティブ選択またはネガティブ選択などによって、ナイーブ、セントラルメモリー、エフェクターメモリー、および/またはセントラルメモリー幹細胞がさらに濃縮または除去される。いくつかの態様において、セントラルメモリーT(TCM)細胞の濃縮は、いくつかの局面ではそのような亜集団において特に堅固である、投与後の長期生存、拡大増殖、および/または生着を改善するためなどの特定の特徴を増強するために行われる。Terakura et al., (2012) Blood.1:72-82; Wang et al., (2012) J Immunother. 35 (9): 689-701参照。いくつかの態様において、TCMに富むCD8+T細胞とCD4+T細胞とを組み合わせることは、奏効性をさらに増強する。
態様において、メモリーT細胞は、CD8+末梢血リンパ球のCD62L+およびCD62L-サブセットの両方に存在する。PBMCは、例えば抗CD8抗体および抗CD62L抗体を使用して、CD62L-CD8+および/またはCD62L+CD8+画分を濃縮または除去することができる。
いくつかの態様において、セントラルメモリーT(TCM)細胞の濃縮は、CD45RO、CD62L、CCR7、CD28、CD3、および/またはCD127の陽性または高表面発現に基づく;いくつかの局面では、それは、CD45RAおよび/またはグランザイムBを発現するかまたは高発現する細胞についてのネガティブ選択に基づく。いくつかの局面では、TCM細胞が濃縮されたCD8+集団の単離は、CD4、CD14、CD45RAを発現する細胞の除去、およびCD62Lを発現する細胞のポジティブ選択または濃縮によって行われる。一局面では、セントラルメモリーT(TCM)細胞の濃縮は、CD4発現に基づいて選択された細胞の陰性画分から出発して、これをCD14およびCD45RAの発現に基づくネガティブ選択、ならびにCD62Lの発現に基づくポジティブ選択に供して行われる。いくつかの局面ではそのような選択は同時に行われ、他の局面では連続的にどちらの順序でも行われる。いくつかの局面では、CD8+細胞集団または亜集団を調製するのに使用されるのと同じCD4発現に基づく選択工程が、任意で1つまたは複数のさらなるポジティブ選択またはネガティブ選択工程後に、CD4に基づく分離からの陽性および陰性画分の両方が保持され、方法のその後の工程で使用されるように、CD4+細胞集団または亜集団を生成するためにも用いられる。
特定の例では、PBMCの試料もしくは他の白血球試料を、陰性画分と陽性画分の両方が保持されるCD4+細胞の選択に供する。次いで、陰性画分を、CD14およびCD45RAの発現に基づくネガティブ選択、ならびにCD62LまたはCCR7などのセントラルメモリーT細胞に特徴的なマーカーに基づくポジティブ選択に供し、ここでポジティブ選択とネガティブ選択はどちらの順序でも行われる。
CD4+Tヘルパー細胞は、細胞表面抗原を有する細胞集団を同定することによって、ナイーブ細胞、セントラルメモリー細胞、およびエフェクター細胞に分類される。CD4+リンパ球は標準的な方法によって得ることができる。いくつかの態様において、ナイーブCD4+Tリンパ球は、CD45RO-、CD45RA+、CD62L+、CD4+T細胞である。いくつかの態様において、セントラルメモリーCD4+細胞はCD62L+およびCD45RO+である。いくつかの態様において、エフェクターCD4+細胞はCD62L-およびCD45RO-である。
一例では、ネガティブ選択によってCD4+細胞を濃縮するために、モノクローナル抗体カクテルは、典型的にはCD14、CD20、CD11b、CD16、HLA-DR、およびCD8に対する抗体を含む。いくつかの態様において、抗体または結合パートナーは、ポジティブ選択および/またはネガティブ選択のための細胞の分離を可能にする、磁気ビーズまたは常磁性ビーズなどの固体支持体またはマトリックスに結合される。例えば、いくつかの態様において、細胞および細胞集団は、免疫磁気(または親和性磁気)分離技術(Methods in Molecular Medicine, vol. 58:Metastasis Research Protocols, Vol.2:Cell Behavior In vitro and In vivo, p 17-25 Edited by:S.A. Brooks and U. Schumacher(著作権)Humana Press Inc., Totowa, NJに総説されている)を用いて分離または単離される。
いくつかの局面では、分離される細胞の試料または組成物は、小型の磁化可能または磁気応答性材料、例えば磁気応答性粒子または微粒子、例えば常磁性ビーズ(例えばDynabeads(登録商標)またはMACS(登録商標)ビーズなど)と共にインキュベーションされる。磁気応答性材料、例えば粒子は、一般に、分離することを所望する、例えば陰性またはポジティブ選択することを所望する1つまたは複数の細胞、または細胞集団上に存在する分子、例えば表面マーカーに特異的に結合する結合パートナー、例えば抗体に直接または間接的に結合される。
いくつかの態様において、磁性粒子またはビーズは、抗体または他の結合パートナーなどの特異的結合成員に結合した磁気応答性材料を含む。磁気分離方法に使用される多くの周知の磁気応答性材料がある。適切な磁性粒子としては、参照により本明細書に組み入れられる、Moldayの米国特許第4,452,773号、および欧州特許第452342B号に記載されているものが挙げられる。Owenの米国特許第4,795,698号およびLibertiらの米国特許第5,200,084号に記載されているもののようなコロイドサイズの粒子が他の例である。
インキュベーションは、一般に、抗体もしくは結合パートナー、または磁性粒子もしくはビーズに付着している、そのような抗体もしくは結合パートナーに特異的に結合する二次抗体もしくは他の試薬などの分子が、試料中の細胞上に存在する場合は細胞表面分子に特異的に結合する条件下で行われる。
いくつかの局面では、試料を磁場中に置き、磁気応答性粒子または磁化可能粒子が付着している細胞を磁石に引きつけ、非標識細胞から分離する。ポジティブ選択の場合は、磁石に引き寄せられる細胞が保持される;ネガティブ選択の場合は、引き寄せられない細胞(非標識細胞)が保持される。いくつかの局面では、ポジティブ選択とネガティブ選択の組み合わせは同じ選択工程の間に行われ、この場合は陽性画分と陰性画分が保持され、さらに処理されるかまたはさらなる分離工程に供される。
特定の態様において、磁気応答性粒子は、一次抗体または他の結合パートナー、二次抗体、レクチン、酵素、またはストレプトアビジンで被覆されている。特定の態様において、磁性粒子は、1つまたは複数のマーカーに特異的な一次抗体のコーティングを介して細胞に付着している。特定の態様において、ビーズではなく細胞を一次抗体または結合パートナーで標識し、次いで細胞型特異的二次抗体または他の結合パートナー(例えばストレプトアビジン)で被覆した磁性粒子を添加する。特定の態様において、ストレプトアビジン被覆磁性粒子を、ビオチン化一次抗体または二次抗体と組み合わせて使用する。
いくつかの態様において、磁気応答性粒子は、その後インキュベーション、培養および/または改変されることになる細胞に付着したままである;いくつかの局面では、粒子は患者への投与のための細胞に付着したままである。いくつかの態様において、磁化可能粒子または磁気応答性粒子は細胞から除去される。細胞から磁化可能粒子を除去する方法は公知であり、例えば競合する非標識抗体、磁化可能粒子または切断可能なリンカーなどに結合した抗体の使用を含む。いくつかの態様において、磁化可能粒子は生分解性である。
いくつかの態様において、親和性に基づく選択は、磁気活性化細胞選別(MACS(登録商標))(Miltenyi Biotec, Auburn, CA)による。磁気活性化細胞選別(MACS(登録商標))システムは、磁化された粒子が付着した細胞の高純度の選択が可能である。特定の態様において、MACS(登録商標)は、外部磁場の印加後に非標的種と標的種が連続的に溶出されるモードで動作する。すなわち、磁化粒子に付着した細胞は、付着していない種が溶出されている間、適所に保持される。次に、この最初の溶出工程が完了した後、磁場に捕捉されて溶出が妨げられていた種は、それらが溶出され、回収され得るように何らかの方法で解放される。特定の態様において、非標的細胞は標識され、細胞の不均一な集団から除去される。
特定の態様において、単離または分離は、本発明の方法の単離、細胞調製、分離、処理、インキュベーション、培養、および/または製剤化工程のうちの1つまたは複数を実行するシステム、機器、または装置を用いて実施される。いくつかの局面では、システムは、例えばエラー、使用者の取り扱い、および/または汚染を最小限に抑えるために、これらの工程のそれぞれを閉鎖環境または無菌環境で実行するために使用される。一例では、システムは、国際特許出願公開番号WO 2009/072003、またはUS 20110003380 A1に記載されているシステムである。
いくつかの態様において、システムまたは装置は、統合システムもしくは自己完結型システムで、および/または自動化されたもしくはプログラム可能な方式で、単離、処理、改変、および製剤化工程のうちの1つまたは複数、例えば全部を実行する。いくつかの局面では、システムまたは装置は、システムまたは装置に接続されたコンピュータおよび/またはコンピュータプログラムを含み、これにより、使用者が処理、単離、改変、および製剤化工程をプログラムする、制御する、そのアウトカムを評価する、および/またはその様々な局面を調節することが可能になる。
いくつかの局面では、分離および/または他の工程は、例えば閉鎖系および無菌系における臨床規模レベルでの細胞の自動分離のために、CliniMACS(登録商標)システム(Miltenyi Biotec)を用いて行われる。構成要素には、統合マイクロコンピュータ、磁気分離ユニット、蠕動ポンプ、および様々なピンチバルブが含まれ得る。統合コンピュータは、いくつかの局面では、機器のすべての構成要素を制御し、標準化された順序で反復手順を実行するようにシステムに指示する。いくつかの局面における磁気分離ユニットは、可動永久磁石と選択カラム用のホルダとを含む。蠕動ポンプはチューブセット全体の流速を制御し、ピンチバルブと共に、システムを通る緩衝液の制御された流れおよび細胞の継続的な懸濁を確実にする。
いくつかの局面におけるCliniMACS(登録商標)システムは、滅菌非発熱性溶液中で供給される抗体結合磁化可能粒子を使用する。いくつかの態様において、細胞を磁性粒子で標識した後、細胞を洗浄して過剰の粒子を除去する。続いて細胞調製バッグをチューブセットに接続し、次に緩衝剤を含むバッグおよび細胞収集バッグにチューブセットを接続する。チューブセットは、プレカラムと分離カラムを含むあらかじめ組み立てられた滅菌チューブからなり、使い捨て専用である。分離プログラムの開始後、システムは自動的に細胞試料を分離カラムに適用する。標識細胞はカラム内に保持され、非標識細胞は一連の洗浄工程によって除去される。いくつかの態様において、本明細書に記載の方法で使用するための細胞集団は標識されておらず、カラム内に保持されない。いくつかの態様において、本明細書に記載の方法で使用するための細胞集団は標識されており、カラム内に保持される。いくつかの態様において、本明細書に記載の方法で使用するための細胞集団は、磁場の除去後にカラムから溶出され、細胞収集バッグ内に収集される。
特定の態様において、分離および/または他の工程は、CliniMACS Prodigy(登録商標)システム(Miltenyi Biotec)を使用して行われる。いくつかの局面におけるCliniMACS Prodigy(登録商標)システムは、遠心分離による細胞の自動洗浄および分画を可能にする細胞処理ユニットを備える。CliniMACS Prodigy(登録商標)システムはまた、ソース細胞産物の巨視的層を識別することによって最適な細胞分画エンドポイントを決定する搭載カメラおよび画像認識ソフトウェアを含み得る。例えば、末梢血は自動的に赤血球、白血球および血漿層に分離され得る。CliniMACS Prodigy(登録商標)システムはまた、例えば細胞分化および拡大増殖、抗原負荷、ならびに長期細胞培養などの細胞培養プロトコルを達成する統合細胞培養チャンバを含み得る。入力ポートは培地の無菌除去および補充を可能にし、細胞は統合顕微鏡を使用してモニタリングすることができる。(例えば、Klebanoff et al., (2012) J Immunother. 35 (9): 651-660、Terakura et al., (2012) Blood.1:72-82およびWang et al., (2012) J Immunother. 35 (9): 689-701参照。)
いくつかの態様において、本明細書に記載の細胞集団はフローサイトメトリーによって収集および濃縮(または除去)され、フローサイトメトリーでは、複数の細胞表面マーカーについて染色された細胞が流体流中で運ばれる。いくつかの態様において、本明細書に記載の細胞集団は、分取規模(FACS)選別によって収集および濃縮(または除去)される。特定の態様において、本明細書に記載の細胞集団は、FACSに基づく検出システムと組み合わせた微小電気機械システム(MEMS)チップの使用によって収集および濃縮(または除去)される(例えば国際公開公報第2010/033140号、Cho et al., (2010) Lab Chip 10, 1567-1573; およびGodin et al., (2008) J Biophoton.1 (5): 355-376参照)。どちらの場合も、細胞を複数のマーカーで標識して、明確に定義されたT細胞サブセットを高純度で単離することができる。
いくつかの態様において、抗体または結合パートナーは、ポジティブ選択および/またはネガティブ選択のための分離を容易にするために、1つまたは複数の検出可能なマーカーで標識される。例えば、分離は蛍光標識抗体への結合に基づき得る。いくつかの例では、1つまたは複数の細胞表面マーカーに特異的な抗体または他の結合パートナーの結合に基づく細胞の分離は、例えばフローサイトメトリー検出システムと組み合わせた、分取規模(FACS)および/または微小電気機械システム(MEMS)チップを含む蛍光活性化細胞選別(FACS)などによって流体流中で行われる。そのような方法は、同時に複数のマーカーに基づくポジティブ選択およびネガティブ選択を可能にする。
いくつかの態様において、調製方法は、単離、インキュベーション、および/または改変の前または後のいずれかに、細胞を凍結する、例えば凍結保存する工程を含む。いくつかの態様において、凍結およびその後の解凍工程は、細胞集団中の顆粒球および、ある程度まで、単球を除去する。いくつかの態様において、細胞は、例えば血漿および血小板を除去するための洗浄工程の後に、凍結溶液中に懸濁される。いくつかの局面では様々な公知の凍結溶液およびパラメータのいずれを使用してもよい。一例は、20%DMSOおよび8%ヒト血清アルブミン(HSA)を含有するPBS、または他の適切な細胞凍結培地を使用することを含む。次にこれを培地で1:1に希釈して、DMSOおよびHSAの最終濃度がそれぞれ10%および4%になるようにする。次いで細胞を毎分1℃の速度で-80℃に凍結し、液体窒素貯蔵タンクの気相中で保存する。
いくつかの態様において、提供される方法は、培養作業工程、インキュベーション工程、培養工程および/または遺伝子改変工程を含む。例えば、いくつかの態様において、除去を受けた細胞集団および培養開始組成物をインキュベートおよび/または改変するための方法が提供される。
したがって、いくつかの態様において、細胞集団は培養開始組成物中でインキュベートされる。インキュベーションおよび/または改変は、培養槽、例えばユニット、チャンバ、ウェル、カラム、チューブ、チュービングセット、バルブ、バイアル、培養皿、バッグまたは細胞の培養もしくは培養作業を行うための他の容器内で行われ得る。
いくつかの態様において、細胞は、遺伝子改変の前または遺伝子改変との関連においてインキュベートおよび/または培養される。インキュベーション工程は、培養、培養作業、刺激、活性化および/または増殖を含み得る。いくつかの態様において、組成物または細胞は刺激条件または刺激剤の存在下でインキュベートされる。かかる条件としては、集団内の細胞の増殖、拡大増殖、活性化および/または生存が誘導されるように設計されるもの、抗原曝露が模倣されるように設計されるもの、および/または細胞が遺伝子改変のため、例えば組換え抗原受容体の導入のために初回刺激を受けるように設計されるものが挙げられる。
条件は、特定の培地、温度、酸素含量、二酸化炭素含量、時間、薬剤、例えば栄養素、アミノ酸、抗生物質、イオン、および/または刺激因子、例えばサイトカイン、ケモカイン、抗原、結合パートナー、融合タンパク質、組換え可溶性受容体、および細胞を活性化させるように設計された他の任意の薬剤の1つまたは複数を含み得る。
いくつかの態様において、刺激条件または刺激物質は、TCR複合体の細胞内シグナル伝達ドメインを活性化させることができる1つまたは複数の薬剤、例えばリガンドを含む。いくつかの局面では、薬剤は、T細胞におけるTCR/CD3細胞内シグナル伝達カスケードを作動または開始させる。そのような薬剤は、TCRの構成要素および/または共刺激受容体に特異的な抗体(例えば、抗CD3、抗CD28)などの抗体を含むことができ、それらは例えば、ビーズなどの固体支持体、および/または1つもしくは複数のサイトカインに結合していてもよい。任意で、拡大増殖方法は、抗CD3抗体および/または抗CD28抗体を培地に(例えば少なくとも約0.5ng/mLの濃度で)添加する工程をさらに含み得る。いくつかの態様において、刺激剤には、IL-2および/またはIL-15(例えば、濃度が少なくとも約10単位/mLのIL-2)が含まれる。
いくつかの局面では、インキュベーションは、Riddellらの米国特許第6,040,177号、Klebanoff et al., (2012) J Immunother. 35 (9): 651-660、Terakura et al., (2012) Blood.1:72-82および/またはWang et al., (2012) J Immunother. 35 (9): 689-701に記載されているような技術に従って行われる。
いくつかの態様において、T細胞は、培養開始組成物に、非分裂末梢血単核細胞(PBMC)などのフィーダー細胞を添加すること(例えば、得られる細胞集団が、拡大増殖させるべき初期集団中の各Tリンパ球につき少なくとも約5、10、20、または40またはそれ以上のPBMCフィーダー細胞を含むように)、および培養物をインキュベーションすること(例えばT細胞の数を増やすのに十分な時間)によって拡大培養される。いくつかの局面では、非分裂フィーダー細胞は、γ線照射PBMCフィーダー細胞を含み得る。いくつかの態様において、PBMCは、細胞分裂を防ぐために約3000~3600ラドの範囲のγ線を照射される。いくつかの局面では、フィーダー細胞は、T細胞集団の添加の前に培地に添加される。
いくつかの態様において、刺激条件は、ヒトTリンパ球の増殖に適した温度、例えば少なくとも約25℃、一般に少なくとも約30℃、一般に37℃または約37℃を含む。任意で、インキュベーションは、非分裂EBV形質転換リンパ芽球様細胞(LCL)をフィーダー細胞として添加することをさらに含み得る。LCLは、約6,000~10,000ラドの範囲のγ線で照射することができる。いくつかの局面におけるLCLフィーダー細胞は任意の適切な量で、例えば最初のTリンパ球に対するLCLフィーダー細胞の比が少なくとも約10:1で提供される。
諸態様において、抗原特異的T細胞、例えば抗原特異的CD4+および/またはCD8+T細胞は、ナイーブTリンパ球または抗原特異的Tリンパ球を抗原で刺激することにより得られる。例えば、サイトメガロウイルス抗原に対する抗原特異的T細胞株または抗原特異的T細胞クローンは、感染した対象者からT細胞を単離し、該細胞をインビトロにて同じ抗原で刺激することにより作製することができる。
C. マルチターゲティングのための改変細胞、ベクター、および組成物
また、複数種の抗原に結合し得る、および/または複数種の抗原を標的とし得る細胞、例えば改変細胞が提供される。いくつかの態様において、複数種の抗原を標的とする戦略によって選択性および特異性の改善がなされる。かかる戦略は一般的に、典型的には相違する、遺伝子改変された抗原受容体上に存在し、相違する抗原に特異的に結合する複数の抗原結合ドメインを伴う。いくつかの態様において、細胞は、1つより多くの抗原に結合する能力を有するように改変される。例えば、いくつかの態様において、細胞は、多重特異性結合分子を発現するように改変される。いくつかの態様において、細胞は、各々が1つの抗原または複数種の抗原を標的とし得る複数の結合分子、例えば組換え受容体、例えばGPRC5D、例えば本明細書に記載されるいずれかのものを標的とするある受容体、および別の抗原、例えば腫瘍抗原、例えばBCMAを標的とする別の受容体を発現する。抗BCMA抗体の例は、本明細書およびWO 2013/154760、WO 2015/052538、WO 2015/090229、WO 2015/092024、WO 2015/158671、WO 2016/014565、WO 2016/014789、WO 2016/094304、WO 2016/166630、WO 2017/021450、WO 2017/083511、WO 2017/130223、WO 2017/211900、WO 2018/085690、WO 2018/028647に記載されている。
いくつかの局面において、細胞または組織もしくはその細胞での標的対象の疾患部もしくは病態部内または該疾患部もしくは病態部上に各々発現される異なる抗原に特異的に結合する複数の遺伝子改変された抗原受容体が、該細胞内に導入される。かかる特徴により、いくつかの局面においてオフターゲット効果が対処され得るか、またはその尤度が低減され得、かつ/あるいは奏効性が増強され得る。例えば、疾患または病態において発現される単一の抗原が非罹病細胞もしくは正常細胞上または非罹病細胞もしくは正常細胞内においても発現される場合、かかるマルチターゲティングアプローチでは、細胞を活性化するため、または特定のエフェクター機能を誘導するために複数種の抗原受容体による結合を必要とすることによって所望の細胞型に対する選択性がもたらされ得る。いくつかの態様において、複数の細胞は、各々が1つの抗原または複数種の抗原を標的とし得る1つまたは複数の異なる結合分子、例えば組換え受容体を発現するように改変され得る。
また、多重特異性の細胞または組成物、例えば、本明細書において提供されるいずれかの結合分子または細胞のうちの1種または複数種を含むものが提供される。いくつかの局面では、多重特異性の細胞、例えば、抗GPRC5D受容体またはそのドメインを含む細胞表面タンパク質および異なる抗原もしくはGPRC5D上の異なるエピトープに結合する追加の細胞表面タンパク質またはそのドメイン、例えば追加のキメラ受容体またはそのドメインを含む細胞が提供される。いくつかの態様において、当該追加のキメラ受容体がBCMA抗原もしくはBCMAのエピトープに結合するか、または当該追加の抗原がBCMAである。いくつかの態様において、組換え受容体を発現する細胞の組成物であって、結合分子、多重特異性の結合分子および/または組換え受容体のうちの1種または複数種がGPRC5Dに結合し、かつ/またはGPRC5Dを標的とする、組成物が提供される。いくつかの態様において、多重特異性の結合分子および/または組換え受容体および/または細胞または組成物は、GPRC5D上の1つまたは複数の異なるエピトープを標的とする。いくつかの態様において、多重特異性の結合分子および/または組換え受容体あるいは細胞または組成物は、GPRC5D上の1つまたは複数の異なるエピトープおよびBCMA上の1つまたは複数のエピトープを標的とする。
いくつかの態様において、組成物中の細胞が1種または複数種の結合分子、例えば組換え受容体を発現する細胞の組成物が提供される。いくつかの態様において、当該細胞は、1種または複数種の抗体および/またはその一部分、例えばその抗原結合断片を構成する1つまたは複数のアミノ酸配列をコードする1種または複数種の核酸を含む1種または複数種のベクターまたはコンストラクトを含む(いくつかの場合では、当該ベクターまたはコンストラクトで形質転換されているか、またはトランスフェクトされているか、または形質導入されている)。いくつかの態様において、1つまたは複数のかかる細胞が提供される。いくつかの態様において、1つまたは複数のかかる細胞を含有する組成物が提供される。いくつかの態様において、当該1つまたは複数の細胞は異なる受容体または同じ受容体を発現し得る。いくつかの態様において、組成物中の細胞は、多重特異性の結合分子、例えば多重特異性の受容体、例えばCARを発現する。
いくつかの局面では、提供される態様は、GPRC5Dと特定の疾患または病態との関連性がある第2の抗原または追加の抗原とを標的とするマルチターゲティングストラテジーを含む。いくつかの態様において、第2の抗原または追加の抗原は、多重特異性の結合分子および/または多重結合分子および/または複数の細胞、例えば、各々が1種または複数種の組換え受容体を発現するように改変された1つまたは複数の細胞によって標的とされる。いくつかの態様において、第2の抗原または追加の抗原を標的とする組換え受容体は、GPRC5D結合分子、例えば抗GPRC5D CARと同じ細胞上、または異なる細胞上に発現される。
いくつかの態様において、第2の抗原に特異的に結合するか、または第2の抗原を標的とする他の組換え受容体が、本明細書において提供される細胞、組成物、および方法に含められる。いくつかの態様において、当該複数の抗原、例えば第1の抗原(例えばGPRC5D)および第2の抗原または追加の抗原(例えばBCMA)は、標的とする細胞、組織、または疾患もしくは病態、例えばがん細胞の表面に発現しているか、あるいは発現していることが疑われる。いくつかの局面では、当該細胞、組織、疾患、または病態は、多発性骨髄腫または多発性骨髄腫細胞である。
いくつかの局面では、第2の抗原、例えば または追加の抗原もしくはさらなる抗原、例えば疾患特異的抗原および/または関連抗原は多発性骨髄腫において、例えばBCMA、CD38(環状ADPリボースヒドロラーゼ)、CD138(シンデカン-1、シンデカン、SYN-1)、CS-1(CS1、CD2サブセット1、CRACC、SLAMF7、CD319および19A24)、BAFF-R、TACIおよび/またはFcRH5に発現される。他の例示的な多発性骨髄腫抗原としては、CD56、TIM-3、CD33、CD123、CD44、CD20、CD40、CD74、CD200、EGFR、β2-ミクログロブリン、HM1.24、IGF-1R、IL-6R、TRAIL-R1およびアクチビンIIA型受容体(ActRIIA)が挙げられる(Benson and Byrd,J. Clin. Oncol. (2012)30(16):2013-15;Tao and Anderson,Bone Marrow Research (2011):924058;Chu et al.,Leukemia (2013)28(4):917-27;Garfall et al.,Discov Med. (2014)17(91):37-46参照)。いくつかの態様において、当該抗原としては、リンパ系腫瘍、骨髄腫、AIDS関連リンパ腫および/または移植後増殖リンパ球、例えばCD38に存在するものが挙げられる。かかる抗原を標的とする抗体または抗原結合断片は公知であり、例えば米国特許第8,153,765号;同第8,603477号、同第8,008,450号;米国特許出願公開第20120189622号もしくは同第20100260748号;および/または国際特許出願公開公報第2006/099875号、同第2009/080829号、同第2012/092612号、同第2014210064号、同第2013/154760号、同第2015/052538号、同第2015/090229号、同第2015/092024号、同第2015/158671号、同第2016/014565号、同第2016/014789号、同第2016/094304号、同第2016/166630号、同第2017/021450 号、同第2017/083511号、同第2017/130223号、同第2017/211900号、同第2018/085690号、同第2018/028647号に記載のものが挙げられる。いくつかの態様において、かかる抗体またはその抗原結合断片(例えば、scFv)は、多重特異性抗体、多重特異性キメラ受容体、例えば多重特異性CARおよび/または多重特異性細胞内に含められる。
いくつかの態様において、提供される細胞は、提供されるCARおよび1種または複数種の他の組換え受容体、例えば抗BCMA組換え受容体(例えば、抗BCMA CAR)を発現する。いくつかの態様において、提供される細胞は、本明細書において提供される抗GPRC5D受容体をコードする1種または複数種のポリヌクレオチドに加えて1種または複数種の他の組換え受容体(例えば、抗BCMA CAR)をコードするポリヌクレオチドを含む。いくつかの態様において、提供される細胞は、抗GPRC5D受容体ではない組換え受容体を発現する他の改変細胞、例えば抗BCMA受容体(例えば、抗BCMA CAR)を発現している改変細胞と、同じ組成物中または別々の組成物中に合わされ、一緒に、または別々に、提供される任意の方法または使用にて投与され得る。任意の組換え受容体が、提供される抗GPRC5D受容体と、提供される任意の細胞内に、提供される当該細胞が、本明細書において提供される抗GPRC5D受容体と別の受容体の両方を発現するように合わされ得る。抗GPRC5D受容体(例えば、抗GPRC5D CAR)を発現する細胞は任意の組換え受容体を発現する細胞と同じ組成物中または別々の組成物中に、本明細書において提供される方法または使用における使用のために合わされ得る。かかる細胞、組成物およびポリヌクレオチドは明細書中の別の箇所に記載している。
いくつかの態様において、他方の組換え受容体は抗BCMA受容体、例えば抗BCMA CARである。本明細書において提供される細胞、方法および使用において任意の抗BCMA CARの使用または組み込みが想定される。本明細書において提供される抗GPRC5D受容体および別の受容体が例えばマルチシストロン性(例えば、バイシストロン性)発現ベクター内にコードされるポリヌクレオチドも同様に想定される。例示的な抗BCMA CAR分子は、WO2013/154760、WO2015/052538、WO2015/090229、WO2015/092024、WO2015/158671、WO2016/014565、WO2016/014789、WO2016/094304、WO2016/166630、WO2017/021450、WO2017/083511、WO2017/130223、WO2017/211900、WO2018/085690、WO2018/028647に記載されている。
いくつかの態様において、CARは、BCMA、例えばヒトBCMAに特異的である抗BCMA CARである。抗BCMA抗体、例えばマウス抗ヒトBCMA抗体およびヒト抗ヒト抗体を含むキメラ抗原受容体ならびにかかるキメラ受容体を発現する細胞が以前に報告されている。Carpenter et al.,Clin Cancer Res.,2013,19(8):2048-2060、WO2016/090320、WO2016090327、WO2010104949A2およびWO2017173256を参照のこと。いくつかの態様において、抗BCMA CARは、WO2016/090320もしくはWO2016090327に記載の抗体に由来する重鎖可変(VH)および/または軽鎖可変(VL)領域を含む抗原結合ドメイン、例えばscFvを含む。
提供される抗BCMA CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:189に示される配列、あるいはSEQ ID NO:189に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:190に示される配列、あるいはSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:199、200、201のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:189に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:190に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:237に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:237に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:242に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:242に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、抗BCMA CARは、SEQ NO:247に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:247に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を有する。
提供される抗BCMA CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:191に示される配列、あるいはSEQ ID NO:191に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:192に示される配列、あるいはSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:221、222、223のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。Iいくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:191に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:192に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:238に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:238に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:243に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:243に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、抗BCMA CARは、SEQ NO:248に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:248に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を有する。
提供される抗BCMA CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:193に示される配列、あるいはSEQ ID NO:193に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:194に示される配列、あるいはSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:199、200および205のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。Iいくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:193に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:194に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:239に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:239に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:244に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:244に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、抗BCMA CARは、SEQ NO:249に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:249に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を有する。
提供される抗BCMA CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:195に示される配列、あるいはSEQ ID NO:195に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:196に示される配列、あるいはSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:206、207および208のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:212、213および214のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:233、234および229のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:195に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:196に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:240に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:240に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:245に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:245に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、抗BCMA CARは、SEQ NO:250に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:250に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を有する。
提供される抗BCMA CARの中には、抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:197に示される配列、あるいはSEQ ID NO:197に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVH領域を含み;かつSEQ ID NO:198に示される配列、あるいはSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むVL領域を含む、CARがある。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。いくつかの態様において、提供されるCARの抗体または抗原結合断片は、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDRH1、CDRH2、およびCDRH3を有するVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:235、236、232のアミノ酸配列を含むCDRL1、CDRL2、およびCDRL3を有するVL領域を含む。Iいくつかの態様において、VH領域はSEQ ID NO:197に示される配列を含み、VL領域はSEQ ID NO:198に示される配列を含む。いくつかの態様において、抗体または抗原結合断片は単鎖抗体断片、例えばscFvである。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を含む。いくつかの態様において、scFvは、SEQ ID NO:246に示されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:246に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの態様において、抗BCMA CARは、SEQ NO:251または252に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:251または252に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%同一のアミノ酸配列を有する。
いくつかの態様において、細胞および方法は、マルチターゲティングストラテジー、例えば、各々が異なる抗原を認識し、いくつかの局面では各々が異なる細胞内シグナル伝達構成要素を含む2種類以上の遺伝子改変型受容体の当該細胞上での発現を含む。かかるマルチターゲティングストラテジーは、例えば、国際特許出願公開公報第2014/055668号(例えば、オフターゲット上、例えば正常細胞上には個別に存在するが治療対象の疾患または病態の細胞上のみに一緒に存在する2種類の異なる抗原を標的とする活性化CARと共刺激CARの組合せが記載されている)およびFedorov et al. (2013)Sci. Transl. Medicine,5(215)(活性化CARと阻害性CARを発現する細胞、例えば、活性化CARが、正常細胞あるいは非罹病細胞と治療対象の疾患または病態の細胞の両方に発現されるある抗原に結合し、阻害性CARが、正常細胞のみ、または治療を望まない細胞のみに発現される別の抗原に結合するものが記載されている)に記載されている。
いくつかの態様において、各々が1種または複数種の組換え受容体を発現するように改変された複数の細胞が提供される。例えば、いくつかの態様において、ある細胞は、GPRC5Dに結合し、かつ/またはGPRC5Dを標的とする結合分子を発現するように改変され、別の細胞は、追加の抗原もしくは第2の抗原に結合し、かつ/または追加の抗原もしくは第2の抗原を標的とする結合分子を発現するように改変される。いくつかの態様において、追加の抗原または第2の抗原はBCMAである。いくつかの態様において、当該細胞は各々、多重特異性の結合分子、例えば多重特異性の組換え受容体を発現するものであり得、このとき、標的抗原のうち1種または複数種はGPRC5Dである。かかる態様のいくつかにおいて、当該複数の細胞は一緒に、または別々に投与され得る。いくつかの態様において、当該複数の細胞は当該複数状態の細胞と同時に、並行して、またはその後に投与される、例えば同日に、および/または別の改変細胞と任意の順序で逐次もしくは間欠的に投与される。例えば、いくつかの態様において、GPRC5Dに結合する受容体、例えばCARを発現している改変細胞は、異なる標的抗原、例えばBCMAに結合する結合分子またはGPRC5D上の異なるエピトープに結合する結合分子を発現している別の改変細胞と同時に、または任意の順序で逐次投与される。いくつかの態様において、当該複数の細胞は同じ組成物中に存在し得る。
IV. 薬学的組成物
また、抗GPRC5D組換え受容体(例えば、抗GPRC5D CAR)、および改変細胞を含む組成物、例えば薬学的組成物および製剤が提供される。かかる組成物の中には、提供される抗GPRC5D組換え受容体(例えば、CAR)を発現する改変細胞(例えば複数の改変細胞)を含むものがある。
また、抗GPRC5D組換え受容体(例えば、抗GPRC5D CAR)と第2の組換え受容体(例えば、CAR)、例えば抗BCMA組換え受容体(例えば、抗BCMA CAR)、および改変細胞を含む組成物、例えば薬学的組成物および製剤が提供される。このような組成物としては、提供される抗GPRC5D組換え受容体(例えば、CAR)および/または第2の組換え受容体(例えば、CAR)、例えば抗BCMA組換え受容体(例えば、抗BCMA CAR)を発現している改変細胞、例えば複数の改変細胞を含むものが挙げられる。いくつかの態様において、提供される組成物は、提供される抗GPRC5D CARを発現しており、抗BCMA CARも発現している改変細胞、例えば複数の改変細胞を含む。いくつかの態様において、提供される組成物は、GPRC5DおよびBCMAに結合する提供されるCARを発現している改変細胞、例えば抗GPRC5D scFvおよび抗BCMA scFvを含むものを含む。
GPRC5Dに結合する組換えキメラ抗原受容体および前記受容体を発現する改変細胞、前記受容体を発現する複数の改変細胞、および/または併用治療もしくは併用療法のための追加剤を含む、医薬配合物が提供される。薬学的組成物および配合物は概して、1つまたは複数の任意の薬学的に許容される担体または賦形剤を含む。いくつかの態様では、組成物は、少なくとも1つのさらなる治療剤を含む。
用語「薬学的製剤」は、調製物であって、該調製物に含まれる有効成分の生物学的活性が効果的であることを可能にするような形態であり、かつ、製剤が投与されるであろう対象者に対して許容できないほどに毒性であるさらなる成分をなんら含まない調製物を示す。
「薬学的に許容される担体」は、対象者にとって非毒性である、有効成分以外の薬学的製剤における成分を示す。薬学的に許容される担体としては、限定するわけではないが、緩衝液、賦形剤、安定剤または防腐剤が挙げられる。
いくつかの局面において、担体の選択は、一部には特定の細胞、結合分子および/または抗体によって、および/または投与方法によって決定される。したがって、種々の適切な製剤が存在する。例えば、薬学的組成物は防腐剤を含み得る。適切な防腐剤には、例えば、メチルパラベン、プロピルパラベン、安息香酸ナトリウム、および塩化ベンザルコニウムが含まれ得る。いくつかの局面では、2つまたはそれ以上の防腐剤の混合物が使用される。防腐剤またはその混合物は、典型的には全組成物の約0.0001重量%~約2重量%の量で存在する。担体は、例えばRemington's Pharmaceutical Sciences 16th edition, Osol, A. Ed. (1980) に記載されている。薬学的に許容される担体は一般に、用いられる投薬量および濃度でレシピエントに非毒性であり、以下のものが含まれるが、これらに限定されるわけではない:リン酸塩、クエン酸塩および他の有機酸などの緩衝剤;アスコルビン酸およびメチオニンを含む抗酸化剤;防腐剤(塩化オクタデシルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ヘキサメトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、フェノール、ブチルもしくはベンジルアルコール、メチルもしくはプロピルパラベンなどのアルキルパラベン、カテコール、レゾルシノール、シクロヘキサノール、3-ペンタノールおよびm-クレゾールなど);低分子量(約10残基未満)ポリペプチド;血清アルブミン、ゼラチンもしくは免疫グロブリンなどのタンパク質;ポリビニルピロリドンなどの親水性ポリマー;グリシン、グルタミン、アスパラギン、ヒスチジン、アルギニンもしくはリジンなどのアミノ酸;単糖類、二糖類、およびグルコース、マンノースもしくはデキストリンを含む他の炭水化物;EDTAなどのキレート剤;スクロース、マンニトール、トレハロースもしくはソルビトールなどの糖類;ナトリウムなどの塩形成対イオン;金属錯体(例えばZn-タンパク質錯体);ならびに/またはポリエチレングリコール(PEG)などの非イオン界面活性剤。
いくつかの局面では、緩衝剤が組成物に含まれる。適切な緩衝剤には、例えばクエン酸、クエン酸ナトリウム、リン酸、リン酸カリウム、ならびに他の様々な酸および塩が含まれる。いくつかの局面では、2つまたはそれ以上の緩衝剤の混合物が使用される。緩衝剤またはその混合物は、典型的には全組成物の約0.001重量%~約4重量%の量で存在する。投与可能な薬学的組成物を調製するための方法は公知である。例示的な方法は、例えばRemington:The Science and Practice of Pharmacy, Lippincott Williams&Wilkins; 21st ed.(May 1, 2005)においてより詳細に記載されている。
本明細書に記載される抗体の製剤は凍結乾燥製剤および水性液剤を含み得る。
製剤または組成物に、該結合分子または細胞で治療される具体的な適応症、疾患または病態に有用な1種類より多くの有効成分、好ましくは該結合分子または細胞に対して補完的な活性を有するものもまた含めてもよく、この場合、それぞれの活性は互いに悪影響を及ぼさない。かかる有効成分は、意図される目的に有効な量で組み合わせて適切に存在する。したがって、いくつかの態様において、薬学的組成物は、他の薬学的に活性な剤または薬物、例えば化学療法剤、例えばアスパラギナーゼ、ブスルファン、カルボプラチン、シスプラチン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、フルオロウラシル、ゲムシタビン、ヒドロキシ尿素、メトトレキサート、パクリタキセル、リツキシマブ、ビンブラスチン、ビンクリスチンなどをさらに含む。いくつかの態様において、細胞または抗体は、塩、例えば薬学的に許容される塩の形態で投与される。適切な薬学的に許容される酸付加塩としては、鉱酸、例えば塩酸、臭化水素酸、リン酸、メタリン酸、硝酸および硫酸ならびに有機酸、例えば酒石酸、酢酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸、安息香酸、グリコール酸、グルコン酸、コハク酸およびアリールスルホン酸、例えばp-トルエンスルホン酸から誘導されるものが挙げられる。
有効成分を、マイクロカプセル内、コロイド系薬物送達システム(例えば、リポソーム、アルブミンマイクロスフィア、マイクロエマルジョン、ナノ粒子およびナノカプセル)内またはマクロエマルジョン中に封入してもよい。特定の態様において、薬学的組成物は、包接錯体、例えばシクロデキストリン包接錯体として、またはリポソームとして製剤化される。リポソームは、宿主細胞(例えば、T細胞またはNK細胞)を特定の組織に標的指向させるのに有用であり得る。多くの方法、例えばSzoka et al., Ann. Rev. Biophys. Bioeng., 9:467 (1980) ならびに米国特許4,235,871、4,501,728、4,837,028および5,019,369に記載のものなどが、リポソームを調製するのに利用可能である。
いくつかの局面における薬学的組成物には、組成物の送達が処置対象の部位の感作前に行われるような、および処置対象の部位の感作が引き起こされるのに充分な時間で行われるような、時限的放出、遅延放出および徐放送達システムが使用され得る。多くの型の放出送達システムが利用可能であり、公知である。かかる系では組成物の反復投与が回避され得、それにより対象者および医師に対する簡便性が高まり得る。
いくつかの態様における薬学的組成物は、疾患または病態を治療または予防するのに有効な量、例えば治療上有効な量または予防上有効な量の結合分子および/または細胞を含む。いくつかの態様における治療有効性または予防有効性は、処置される対象者の定期的な評価によってモニタリングされる。数日間またはそれより長くにわたる反復投与では、病態に応じて、処置は、疾患症状の所望の抑制が起こるまで繰り返される。しかしながら、他の投薬量レジメンが有用な場合もあり得、他の投薬量レジメンを決定してもよい。所望の投薬量は、組成物の単回ボーラス投与によって、組成物の反復ボーラス投与によって、または組成物の連続輸注投与によって送達され得る。
特定の態様において、結合分子を含有する遺伝子改変細胞に関しては、約100万~約1000億個、例えば100万~約500億個(例えば、約500万個、約2500万個、約5億個、約10億個、約50億個、約200億個、約300億個、約400億個、もしくは前述の値のいずれか2つによって規定される範囲)など、例えば約1000万~約1000億個(例えば、約2000万個、約3000万個、約4000万個、約6000万個、約7000万個、約8000万個、約9000万個、約100億個、約250億個、約500億個、約750億個、約900億個、もしくは前述の値のいずれか2つによって規定される範囲)、およびいくつかの場合では、約1億個~約500億個(例えば、約1億2000万個、約2億5000万個、約3億5000万個、約4億5000万個、約6億5000万個、約8億個、約9億個、約30億個、約300億個、約450億個)の範囲で、またはこれらの範囲間に含まれる任意の値および/または対象者の体重1キログラムあたりかかる数の細胞が、対象者に投与される。いくつかの局面において、結合分子を発現する遺伝子改変細胞(例えばCAR)に関しては、組成物は、ある用量の細胞療法で投与するための少なくともいくつかの細胞(例えば、投与するための本明細書に記載の約または少なくとも約いくつかの細胞)を含有し得る。
標準的な投与手法、製剤および/またはデバイスを用いて投与され得る。製剤ならびに組成物の保存および投与のためのデバイス、例えばシリンジおよびバイアルが提供される。細胞投与は自己であっても異種であってもよい。例えば、免疫応答性細胞または前駆細胞は、ある対象者から得て、同じ対象者または異なる適合性の対象者に投与され得る。末梢血由来の免疫応答性細胞またはその子孫(例えばインビボ、エクスビボまたはインビトロ由来)は、局所注射、例えばカテーテル投与、全身注射、局所注射、静脈内注射、または非経口投与によって投与され得る。治療用組成物(例えば、遺伝子改変された免疫応答性細胞を含有する薬学的組成物)を投与する場合、これは一般的に、注射可能な単位投薬量形態(液剤、懸濁液、エマルジョン)で製剤化される。
製剤には、経口投与、静脈内投与、腹腔内投与、皮下投与、肺投与、経皮投与、筋肉内投与、鼻腔内投与、口腔投与、舌下投与または坐剤投与用のものが含まれる。いくつかの態様において、細胞集団は非経口投与される。本明細書で使用される「非経口」という用語は、静脈内投与、筋肉内投与、皮下投与、直腸内投与、膣内投与、頭蓋内投与、胸郭内投与および腹腔内投与を含む。いくつかの態様において、細胞集団は対象者に、静脈内、腹腔内または皮下注射による末梢全身送達を用いて投与される。
いくつかの態様における組成物は、いくつかの局面では選択されたpHに緩衝され得る、滅菌液体製剤、例えば等張水溶液、懸濁液、エマルジョン、分散液、または粘性組成物として提供される。液体製剤は通常、ゲル、他の粘性組成物および固体組成物よりも調製が容易である。さらに、液体組成物は、特に注射によって投与するのにいくぶんより便利である。他方で、粘性組成物は、特定の組織とのより長い接触期間を提供する適切な粘度範囲内に製剤化することができる。液体または粘性組成物は担体を含むことができ、担体は、例えば水、食塩水、リン酸緩衝食塩水、ポリオール(例えばグリセロール、プロピレングリコール、液体ポリエチレングリコール)およびそれらの適切な混合物を含む溶媒または分散媒であり得る。
滅菌注射溶液は、適切な担体、希釈剤、または賦形剤、例えば滅菌水、生理食塩水、グルコース、デキストロースなどとの混合状態などの溶媒中に結合分子を組み込むことによって調製することができる。組成物を凍結乾燥させることもできる。組成物には、所望される投与経路および調製物に応じて、補助物質、例えば湿潤剤、分散剤または乳化剤(例えばメチルセルロース)、pH緩衝剤、ゲル化または粘度向上添加剤、防腐剤、香味剤、着色剤などが含められ得る。いくつかの局面において、標準的な教本を参考にして適切な調製物が調製され得る。
組成物の安定性および滅菌性を高める種々の添加剤、例えば抗菌防腐剤、抗酸化剤、キレート剤および緩衝剤を添加することができる。微生物の作用の防止は、種々の抗菌剤および抗真菌剤、例えばパラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸などによって確実にすることができる。注射用薬学的形態の持続的吸収は、吸収を遅延させる薬剤、例えばモノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンの使用によってもたらされ得る。
徐放調製物を調製してもよい。適切な例の徐放調製物は、抗体を含む固体疎水性ポリマーの半透性マトリックスを含み、該マトリックスは成形物品、例えばフィルムまたはマイクロカプセルの形態である。
インビボ投与に使用される製剤は一般に滅菌されている。滅菌性は、例えば滅菌濾過膜に通して濾過することによって容易に達成され得る。
また、併用療法薬のための薬学的組成物が提供される。本明細書に記載される併用療法のための追加の薬剤のいずれか、例えばセクションII.Cに記載される薬剤が1つまたは複数の薬学的組成物として調製され、本明細書に記載される抗GPRC5D組換え受容体(例えば、キメラ抗原受容体)および/または前記分子(例えば、組換え受容体)を発現する改変細胞と共に投与され得る。併用療法薬は1つまたは複数の薬学的組成物で投与され得、例えばこの場合、結合分子、組換え受容体および/または細胞は同じ薬学的組成物中に追加の薬剤として存在するか、または別個の薬学的組成物中に存在する。例えば、いくつかの態様において、追加の薬剤は追加の改変細胞、例えば異なる組換え受容体(例えば、BCMAを標的とする組換え受容体)を発現するように改変された細胞であり、同じ組成物または別個の組成物で投与される。いくつかの態様において、各々の薬学的組成物は、具体的な結合分子、組換え受容体、細胞、例えば改変細胞および/または追加の薬剤ならびに具体的な投薬量レジメンおよび/または送達方法に応じて適切な製剤に製剤化される。
V. 方法および使用
例えばGPRC5Dを発現する疾患、様態、および障害の治療における、GPRC5Dを標的とする組換え受容体、改変細胞、ならびにその薬学的組成物および配合物を使用する方法および使用、ならびに/または検出、診断、および予後診断の方法も提供される。そのような方法および使用としては、提供される抗GPRC5D組換え受容体(例えばCAR)を発現する改変細胞、例えば複数の改変細胞を、対象者に投与することを含むものがある。併用剤および/または治療の方法も提供される。
A. 治療および予防の方法および使用
また、抗GPRC5D組換え受容体(例えば、CAR)、組換え受容体(例えば、CAR)を発現する改変細胞、該受容体を発現する複数の改変細胞および/またはそれを含む組成物の投与方法ならびに使用、例えば治療的使用および予防的使用が提供される。かかる方法および使用は、例えば該分子(例えば、組換え受容体)、細胞(例えば、改変細胞)またはそれを含有する組成物を、GPRC5Dと関連する疾患、病態もしくは障害、例えばGPRC5Dの発現と関連する、および/または細胞もしくは組織がGPRC5Dを発現する、例えばGPRC5Dを特異的に発現する疾患、病態もしくは障害を有する対象者に投与することを伴う治療方法および治療的使用を含む。いくつかの態様において、分子、細胞および/または組成物は、疾患または障害の治療がもたらされるのに有効な量で投与される。かかる方法および治療における、ならびにかかる治療方法を行うための医薬の調製における組換え受容体(例えば、CAR)および細胞(例えば、改変細胞)の使用が、本明細書において提供される。いくつかの態様において、方法は、結合分子もしくは細胞またはそれを含む組成物を、疾患もしくは病態を有するか、疾患もしくは病態を有したことがあるか、または疾患もしくは病態を有することが疑われる対象者に投与することにより行われる。いくつかの態様において、方法はそれにより対象者の疾患または病態または障害を治療する。また、GPRC5Dに関連する疾患または障害の治療のための本明細書において提供する組成物(例えば薬学的組成物)のいずれかの使用(例えばある治療レジメンにおける使用)が、本明細書において提供される。
また、抗GPRC5D組換え受容体および抗BCMA組換え受容体(例えばCAR)、当該組換え受容体(例えばCAR)を発現する改変細胞、当該受容体を発現する複数の改変細胞、および/またはこれを含む組成物の投与方法ならびに使用(例えば治療的使用および予防的使用)が提供される。かかる方法および使用は、例えば、当該分子(例えば、組換え受容体)、細胞(例えば、改変細胞)、またはこれを含有する組成物を、GPRC5Dおよび/もしくはBCMAとの関連性がある疾患、病態、もしくは障害(例えば、GPRC5Dおよび/もしくはBCMAの発現との関連性があり、かつ/または細胞もしくは組織がGPRC5Dおよび/もしくはBCMAを発現する、例えばGPRC5Dおよび/もしくはBCMAを特異的に発現する、疾患、病態、もしくは障害)を有する対象に投与することを伴う、治療方法および治療的使用を含む。いくつかの態様において、当該分子、細胞、および/または組成物は、当該疾患または障害の治療がもたらされるのに有効な量で投与される。かかる方法および処置における、ならびにかかる治療方法を行なうための医薬の調製における、組換え受容体(例えばCAR)および細胞(例えば、改変細胞)の使用が本明細書において提供される。いくつかの態様において、当該方法は、当該結合分子もしくは細胞またはこれを含む組成物を、当該疾患もしくは病態を有するか、当該疾患もしくは病態を有したことがあるか、または当該疾患もしくは病態を有することが疑われる対象に投与することにより行なわれる。いくつかの態様において、当該方法は、それにより対象の疾患または病態または障害を治療する。また、GPRC5Dおよび/またはBCMAとの関連性がある疾患または障害の治療のための本明細書において提供される任意の組成物、例えば薬学的組成物の使用、例えば治療レジメンにおける使用も本明細書において提供される。
本明細書において使用する場合、「治療」(およびその文法的語尾変化形、例えば「治療する」または「治療すること」)は、疾患もしくは病態もしくは障害または症状、有害効果もしくはアウトカムまたはこれらに関連する表現型の完全軽快もしくは一部軽快または低減を示す。望ましい治療効果としては、限定するわけではないが、疾患の発生もしくは再発の予防、症状の緩和、疾患の任意の直接的もしくは間接的な病理学的帰結の減衰、転移の予防、疾患進行の減速、疾患状態の軽快または鎮静および寛解または予後の改善が挙げられる。この用語は、疾患の完全な治癒あるいは任意の症状またはすべての症状もしくはアウトカムに対する効果の完全な消去を示唆するものではない。
本明細書において使用する場合、「疾患の発症を遅延させる」とは、疾患(例えば、がん)の発症を延ばす、妨害する、遅滞させる、遅らせる、安定させる、抑制する、および/または延期することを意味する。この遅延は、病歴および/または治療される対象者に応じていろいろな長さの時間であり得る。充分または有意な遅延には、事実上、対象者が疾患を発症しないという点で予防が包含され得る。例えば、末期がん、例えば転移の発生が遅延され得る。
「予防する」とは、本明細書において使用する場合、疾患に対して素因があるかもしれないが、まだ該疾患と診断されていない対象者において、疾患の発症または再発に関して予防をもたらすことを包含している。いくつかの態様において、提供される分子および組成物は、疾患の発病を遅延させるため、または疾患の進行を遅滞させるために使用される。
本明細書において使用する場合、機能または活性を「抑制する」とは、関心対象の条件もしくはパラメータ以外、その他は同じ条件と比べた場合、または代替的に、別の条件と比べて該機能または活性を低下させることである。例えば、腫瘍の成長を抑制する抗体または組成物または細胞は、腫瘍の成長速度を、該抗体または組成物または細胞の非存在下での腫瘍の成長速度と比べて低下させる。
投与の状況における薬剤、例えば薬学的製剤、結合分子、抗体、細胞または組成物の「有効な量」は、必要な投薬量/量および期間で、所望の結果、例えば治療結果または予防結果が得られるのに有効な量を示す。
薬剤、例えば薬学的製剤、結合分子、抗体、細胞または組成物の「治療上有効な量」は、必要な投薬量および期間で、例えば疾患、病態もしくは障害の治療および/または治療の薬物動態効果もしくは薬力学効果のための所望の治療結果が得られるのに有効な量を示す。治療上有効な量は、対象者の疾患状態、年齢、性別および体重ならびに投与される細胞集団などの要素に応じて異なり得る。いくつかの態様において、提供される方法は、分子、抗体、細胞および/または組成物を有効な量、例えば治療上有効な量で投与することを伴う。
「予防上有効な量」は、必要な投薬量および期間で、所望の予防結果が得られるのに有効な量を示す。典型的には、必ずしもそうではないが、予防用量は疾患前または疾患の初期の対象者に使用されるため、予防上有効な量は治療上有効な量より少ない。
本明細書において使用する場合、「対象者」または「個体」は哺乳動物である。いくつかの態様において、「哺乳動物」としては、ヒト、非ヒト霊長類、家畜および飼養動物ならびに動物園の動物、競技用動物または愛玩動物、例えばイヌ、ウマ、ウサギ、ウシ、ブタ、ハムスター、アレチネズミ、マウス、フェレット、ラット、ネコ、サルなどが挙げられる。いくつかの態様において、対象者はヒトである。
養子細胞療法のために細胞を投与する方法が公知であり、提供される方法および組成物と一緒に使用され得る。例えば養子T細胞療法方法が、例えばGruenbergらの米国特許出願公開第2003/0170238号;Rosenbergの米国特許第4,690,915号;Rosenberg (2011) Nat Rev Clin Oncol. 8 (10): 577-85)に記載されている。例えばThemeli et al., (2013) Nat Biotechnol. 31 (10): 928-933; Tsukahara et al., (2013) Biochem Biophys Res Commun 438 (1): 84-9; Davila et al., (2013) PLoS ONE 8 (4): e61338を参照されたい。
治療対象の疾患の中には、GPRC5Dと関連のある任意の疾患もしくは障害、またはGPRC5Dを特異的に発現し、かつ/もしくはGPRC5Dが治療標的とされている任意の疾患もしくは障害がある(本明細書においては互換的に「GPRC5D関連疾患または障害」とも称する)。GPRC5Dの発現と関連性があるがんとしては、造血器悪性腫瘍、例えば骨髄腫、例えば多発性骨髄腫が挙げられる。いくつかの態様において、GPRC5Dとの関連性がある疾患または障害は、B細胞関連障害または悪性腫瘍である。いくつかの態様において、GPRC5Dとの関連性がある疾患または障害は、多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症である。一部の特定の態様において、当該疾患または障害は多発性骨髄腫である。
治療対象の疾患の中には、GPRC5Dおよび/もしくはBCMAと関連のある任意の疾患もしくは障害、またはGPRC5Dおよび/もしくはBCMAを特異的に発現し、かつ/もしくはGPRC5Dおよび/もしくはBCMAが治療標的とされている任意の疾患または障害がある(本明細書においては互換的に「GPRC5D関連疾患または障害」あるいは「BCMA関連疾患または障害」とも称する)。GPRC5Dおよび/またはBCMAの発現との関連性があるがんとしては、造血器悪性腫瘍、例えば骨髄腫、例えば多発性骨髄腫が挙げられる。いくつかの態様において、GPRC5Dおよび/またはBCMAとの関連性がある疾患または障害は、B細胞関連障害または悪性腫瘍である。いくつかの態様において、GPRC5Dおよび/またはBCMAとの関連性がある疾患または障害は、多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症である。一部の特定の態様において、当該疾患または障害は多発性骨髄腫である。
いくつかの態様において、当該疾患または障害は、GPRC5DおよびBCMAの発現と関連性がある。いくつかの態様において、当該疾患の細胞は、両方の抗原を発現していることが疑われる。いくつかの態様において、当該抗原のうちの一方または両方が抗原消失を受けやすく、そのため、当該疾患の一部の細胞はもはや両方の抗原を発現し得ない。したがって、いくつかの態様では、GPRC5DとBCMAの両方を標的とするデュアルターゲティングアプローチが好都合であり得る。
いくつかの態様において、当該方法により、GPRC5Dとの関連性がある疾患または障害を有するか、それを有することが疑われるか、またはそれを発症するリスクがある対象が認定され得る。したがって、GPRC5D発現との関連性がある疾患または障害を有する対象を認定し、当該対象を、提供されるGPRC5Dに結合する組換え受容体(例えば、CAR)および/または当該組換え受容体を発現する改変細胞での治療のために選択するための方法が提供される。
いくつかの態様において、当該方法により、GPRC5Dおよび/またはBCMAとの関連性がある疾患または障害を有するか、それを有することが疑われるか、あるいはそれを発症するリスクがある対象が認定され得る。したがって、GPRC5Dおよび/またはBCMAの発現との関連性がある疾患または障害を有する対象を認定し、当該対象を、提供されるGPRC5Dに結合する組換え受容体およびBCMAに結合する組換え受容体(例えば、CAR)および/または当該組換え受容体を発現する改変細胞での治療のために選択するための方法が提供される。
例えば、対象は、高GPRC5D発現との関連性がある疾患または障害、例えばGPRC5Dを発現するがんの存在についてスクリーニングされ得る。いくつかの態様において、当該方法は、GPRC5D関連疾患(例えば腫瘍)の存在についてスクリーニングすること、または当該存在を検出することを含む。したがって、いくつかの局面では、高GPRC5D発現との関連性がある疾患または障害を有することが疑われる患者から試料が採取され、GPRC5Dの発現レベルについてアッセイされ得る。いくつかの局面では、GPRC5Dとの関連性がある疾患または障害の試験において陽性である対象が本発明の方法による治療のために選択され得、GPRC5D結合分子を含む組換え受容体(例えば、CAR)、組換え受容体を含む細胞、または本明細書に記載のようなその薬学的組成物が治療上有効な量で投与され得る。
例えば、対象は、高GPRC5D発現および/または高BCMA発現との関連性がある疾患または障害(例えば、GPRC5Dおよび/またはBCMAを発現するがん)の存在についてスクリーニングされ得る。いくつかの態様において、当該方法は、GPRC5D関連および/またはBCMA関連疾患、例えば腫瘍の存在についてスクリーニングすること、あるいはGPRC5D関連および/またはBCMA関連疾患、例えば腫瘍の存在を検出することを含む。したがって、いくつかの局面では、高GPRC5D発現および/または高BCMA発現との関連性がある疾患または障害を有することが疑われる患者から試料が採取され、GPRC5Dおよび/またはBCMAの発現レベルについてアッセイされ得る。いくつかの局面では、GPRC5Dおよび/またはBCMAとの関連性がある疾患または障害の試験において陽性である対象が本発明の方法による治療のために選択され得、GPRC5D結合分子を含む組換え受容体(例えば、CAR)を発現しており、BCMA結合分子を含む組換え受容体を発現する細胞を含む組成物、または本明細書に記載のようなその薬学的組成物が治療上有効な量で投与され得る。いくつかの局面では、GPRC5Dおよび/またはBCMAとの関連性がある疾患または障害の試験において陽性である対象が本発明の方法による治療のために選択され得、GPRC5D結合分子とBCMA結合分子を含む組換え受容体(例えば、CAR)を発現する細胞を含む組成物、GPRC5D結合分子を含む組換え受容体とBCMA結合分子を含む組換え受容体を発現する細胞、または本明細書に記載のようなその薬学的組成物が治療上有効な量で投与され得る。
いくつかの態様において、対象は、例えば、GPRC5D特異的抗体および/またはGPRC5Dを標的とするキメラ受容体を発現する細胞および/または他の治療、例えば化学療法、放射線および/または造血幹細胞移植(HSCT)、例えば同種異系HSCTまたは自己HSCTでの処置後、持続性の疾患または再発した疾患を有する。いくつかの態様において、投与により対象は、当該対象が別のGPRC5D標的治療に抵抗性になっているにもかかわらず有効に治療される。いくつかの態様において、対象は、再発していないが再発リスクがある、例えば高い再発リスクがあると判定されており、したがって当該化合物または組成物が例えば再発の可能性を下げるため、または再発を予防するために予防的に投与される。
いくつかの態様において、対象は、BCMA CAR療法または他のBCMA標的療法である前治療を受けたことがある。いくつかの態様において、対象は、かかるBCMA CAR療法または他のBCMA標的療法に対して難治性であるか、あるいはかかるBCMA CAR療法または他のBCMA標的療法後に再発している。いくつかの場合において、対象は、BCMA抗原陰性腫瘍細胞および/またはBCMA抗原/エピトープ消失のために、治療に対して難治性であるか、または治療後に再発している。
いくつかの態様において、対象は、別の治療法での治療後、例えばBCMA特異的抗体、BCMAを標的とする受容体、および/またはBCMAを標的とするキメラ受容体を発現する細胞での治療後に、持続性の疾患または再発した疾患を有する。いくつかの態様において、対象は、当該対象が別の治療法(例えばBCMA標的療法)に抵抗性になっているにもかかわらず、投与により有効に治療される。いくつかの態様において、対象は、再発していないが再発リスクがある、例えば高い再発リスクがあると判定されており、したがって例えば再発の可能性を下げるかまたは再発を予防するために、当該化合物または組成物が予防的に投与される。
いくつかの態様では、対象者は、移植に適格な対象者であり、例えば造血幹細胞移植(HSCT)、例えば同種HSCTまたは自家HSCTに適格な対象者である。いくつかのそのような態様では、対象者は、本明細書において提供される抗GPRC5D組換え受容体(例えばCAR)、組換え受容体(例えばCAR)を発現する改変細胞、該受容体を発現する複数の改変細胞、および/または該改変細胞を含む組成物の投与前に、適格でありながらも移植を受けたことがない。
いくつかの態様では、対象者は、移植に不適格な対象者であり、例えば造血幹細胞移植(HSCT)、例えば同種HSCTまたは自家HSCTに不適格な対象者である。そのような態様のうちのいくつかでは、そのような対象者は、本明細書において提供される態様の抗GPRC5D組換え受容体(例えばCAR)、組換え受容体(例えばCAR)を発現する改変細胞、該受容体を発現する複数の改変細胞、および/または該改変細胞を含む組成物を投与される。
いくつかの態様では、改変細胞の投与の開始前に、対象者は1つまたは複数の前治療を受けたことがある。いくつかの態様では、対象者は、少なくとも、1回、2回、3回、4回、5回、6回、7回、8回、9回、10回、11回、12回、13回、14回、15回、16回、17回、18回、19回、もしくは20回、またはそれより多くの前治療を受けたことがある。いくつかの態様では、対象者は、少なくとも、3回、4回、5回、6回、7回、8回、9回、10回、またはそれより多くの前治療を受けたことがある。
いくつかの局面では、対象者は、1つもしくは複数の前治療(例えば1つもしくは複数の前治療の各々)の後に再発しているか、または当該治療に対して難治性である。いくつかの局面では、前治療としては、自家幹細胞移植(ASCT)、免疫調節剤、プロテアソーム阻害剤、および抗CD38抗体による治療が挙げられるが、対象者がこれらの治療の1つまたは複数の候補ではなかったか禁忌であった場合は、その限りではない。いくつかの態様では、免疫調節剤は、サリドマイド、レナリドミド、またはポマリドミドのなかから選択される。いくつかの態様では、プロテアソーム阻害剤は、ボルテゾミブ、カルフィルゾミブ、またはイキサゾミブのなかから選択される。いくつかの態様では、抗CD38抗体は、ダラツムマブであるか、それを含む。いくつかの態様では、対象者は、進行性疾患がそのレジメンに対して最良に反応したのでなければ、少なくとも2回連続して各レジメンの治療を受けたはずである。
いくつかの態様では、方法は、特定の対象者を、特定の判断基準、診断、または適応に基づき、提供される抗GPRC5D抗体、組換え受容体、および/またはそのような受容体を含む細胞を用いた治療法に含めるまたは除外することを含み得る。いくつかの態様では、細胞の投与時に、対象者は、活動性の形質細胞白血病(PCL)もその病歴も有していない。いくつかの態様では、対象者が投与時に活動性のPCLまたはその病歴を有する場合は、その対象者は提供される方法による治療から除外され得る。いくつかの態様では、対象者が投与時にPCL(例えば二次性PCL)を発症した場合、その対象者は提供される方法による治療から除外され得る。いくつかの態様では、判断基準、診断、または適応の評価は、提供される方法による治療に対する対象者の適格性もしくは適性を選別するとき、治療レジメンのさまざまな工程で、リンパ球除去化学療法を受ける時、および/または改変細胞もしくはその組成物の投与時もしくは開始直前に、実施され得る。
いくつかの態様において、当該方法は、具体的な基準、診断または適応症に基づいて、提供される抗GPRC5D抗体および抗BCMA抗体、組換え受容体および/またはかかる受容体を含む細胞での治療に対する具体的な対象を組み入れること、または除外することを伴い得る。いくつかの態様において、当該用量の細胞の投与の時点で、対象は、活動性の形質細胞白血病(PCL)または形質細胞白血病(PCL)の病歴を有していない。いくつかの態様において、対象が投与の時点で活動性のPCLまたはPCLの病歴を有していたならば、当該対象は、提供される方法による処置対象から除外され得る。いくつかの態様において、対象が投与の時点でPCL、例えば二次性PCLを発病しているならば、当該対象は、提供される方法による処置対象から除外され得る。いくつかの態様において、基準、診断または適応症に関する評価は、提供される方法による処置の適格性もしくは好適性に関する対象のスクリーニングの時点で、治療レジメンの種々の段階で、リンパ球枯渇療法を受ける時点で、および/または改変細胞もしくはその組成物の投与開始時もしくは投与開始直前に実施され得る。
いくつかの態様において、処置により、治療に対する対象者による免疫応答は誘導されず、かつ/または疾患もしくは病態の有効な治療を妨げる度合の当該応答は誘導されない。いくつかの局面において、免疫原性および/または移植片対宿主応答の度合は、異なるが同等の処置で観察されるものよりも少ない。例えば、提供される抗GPRC5D抗体を含むCARを発現する細胞を用いる養子細胞療法の場合、いくつかの態様における免疫原性の程度は、当該抗体と類似の(例えば重複する)エピトープに結合しかつ/またはGPRC5Dへの結合に関して当該抗体と競合する異なる抗体(例えばマウス抗体またはサル抗体またはウサギ抗体またはヒト化抗体)を含むCARと比べて低い。
いくつかの態様において、方法は、GPRC5D結合分子を含む提供される組換え受容体(例えば、抗GPRC5D抗体またはその抗原結合断片を含むCAR)を発現する遺伝子改変細胞を対象者に投与する養子細胞療法を含む。かかる投与は、GPRC5Dを標的とする様式で、疾患または障害の細胞が破壊の標的とされるように、細胞の活性化(例えば、T細胞の活性化)を促進させ得る。
いくつかの態様において、当該方法は、GPRC5D結合分子を含む提供される組換え受容体(例えば、抗GPRC5D抗体またはその抗原結合断片を含むCAR)を発現している遺伝子改変細胞およびBCMA結合分子を含む提供される組換え受容体(例えば、抗BCMA抗体またはその抗原結合断片を含むCAR)を発現している遺伝子改変細胞が対象に投与される養子細胞療法を含む。いくつかの態様において、当該方法は養子細胞療法を含み、ここで、GPRC5D結合分子およびBCMA結合分子を含む提供される組換え受容体(例えば、抗GPRC5D抗体および抗BCMA抗体またはその抗原結合断片を含むCAR)を発現している遺伝子改変細胞。
したがって、提供される方法および使用には、養子細胞療法のための方法および使用が含まれる。いくつかの態様において、当該方法は、細胞または該細胞を含有する組成物を、対象者、組織、または細胞(例えば疾患、病態、もしくは障害を有するか、そのリスクがあるか、またはそれを有することが疑われるもの)に投与することを含む。いくつかの態様において、細胞、集団、および組成物は、治療対象の特定の疾患または病態を有する対象者に(例えば養子細胞療法、例えば養子T細胞療法によって)投与される。いくつかの態様において、細胞または組成物は、対象者(例えば疾患もしくは病態を有するか、またはそのリスクがある対象)に投与される。いくつかの局面において、方法はそれにより、疾患または病態の1つまたは複数の症状を、例えばGPRC5D発現がんの腫瘍量を減らすことによって治療する、例えば軽快させる。
養子細胞療法用の細胞を投与するための方法は公知であり、提供される方法および組成物との関連において使用され得る。例えば養子T細胞療法の方法は、例えばGruenberg et alに対する米国特許出願公開第2003/0170238号;Rosenbergに対する米国特許第4,690,915号;Rosenberg (2011) Nat Rev Clin Oncol.8 (10): 577-85)に記載されている。例えば、Themeli et al., (2013) Nat Biotechnol. 31 (10): 928-933;Tsukahara et al., (2013) Biochem Biophys Res Commun 438 (1): 84-9;Davila et al., (2013) PLoS ONE 8 (4): e61338を参照のこと。
いくつかの態様において、細胞療法、例えば養子細胞療法、例えば養子T細胞療法は、細胞を、細胞療法を受ける予定の対象者から、またはかかる対象者に由来する試料から単離する、および/または別の様式で調製する自家移入によって行われる。したがって、いくつかの局面において、細胞は、治療を必要とする対象者、例えば患者に由来し、該細胞は、単離および加工処理後に同じ対象者に投与される。
いくつかの態様において、細胞療法、例えば養子細胞療法、例えば養子T細胞療法は、細胞を、細胞療法を受ける予定の対象者以外の対象者または最終的に細胞療法を受ける対象者以外の対象者、例えば第1の対象者から単離する、および/または別の様式で調製する同種異系移入によって行われる。かかる態様において、該細胞は次いで、同じ種の異なる対象者、例えば第2の対象者に投与される。いくつかの態様において、第1および第2の対象者は遺伝学的に同一である。いくつかの態様において、第1および第2の対象者は遺伝学的に類似している。いくつかの態様において、第2の対象者は、第1の対象者と同じHLAクラスまたはスーパータイプを発現する。
いくつかの態様において、細胞、細胞集団または組成物が投与される対象者は霊長類、例えばヒトである。いくつかの態様において、細胞、細胞集団または組成物が投与される対象者は非ヒト霊長類である。いくつかの態様において、非ヒト霊長類はサル(例えば、カニクイザル)または類人猿である。対象者は男性/雄または女性/雌であり得、任意の適切な年齢、例えば幼児/幼体、年少/幼若、青年期、成人/成体および老齢期の対象者であり得る。いくつかの態様において、対象者は非霊長類哺乳動物、例えば齧歯類(例えば、マウス、ラットなど)である。いくつかの例において、患者または対象者は、疾患、養子細胞療法の、および/または毒性アウトカム、例えばサイトカイン放出症候群(CRS)の評価用の検証済み動物モデルである。
GPRC5Dに結合する組換え受容体(例えば、CAR)およびそれを発現する細胞は、任意の適切な手段によって、例えば注射、例えば静脈内もしくは皮下注射、眼内注射、眼球周囲注射、網膜下注射、硝子体内注射、経中隔注射、強膜下注射、脈絡膜内注射、前房内注射、結膜下注射、結膜下注射、テノン嚢下注射、眼球後注射、球周囲注射または後強膜近傍(posterior juxtascleral)送達によって投与され得る。GPRC5Dに結合する組換え受容体、BCMAに結合する組換え受容体、ならびにGPRC5DおよびBCMAに結合する組換え受容体(例えば、CAR)、ならびにこれを発現する細胞は任意の適切な手段によって、例えば注射、例えば静脈内もしくは皮下注射、眼内注射、眼球周囲注射、網膜下注射、硝子体内注射、経中隔注射、強膜下注射、脈絡膜内注射、前房内注射、結膜下注射、結膜下注射、テノン嚢下注射、眼球後注射、球周囲注射または後強膜近傍(posterior juxtascleral)送達によって投与され得る。いくつかの態様において、これらは、非経口、肺内および鼻腔内ならびに、局所処置が所望される場合は病巣内投与によって投与される。非経口輸注としては、筋肉内、静脈内、動脈内、腹腔内、頭蓋内、胸郭内または皮下投与が挙げられる。投薬および投与は一部において、投与が短時間か長期間かに依存し得る。種々の投薬スケジュールとしては、限定するわけではないが、単回投与または種々の時間点における反復投与、ボーラス投与およびパルス注入が挙げられる。
疾患の予防または治療では、結合分子、組換え受容体、または細胞の適切な投薬量は、治療される疾患の型、結合分子または組換え受容体の型、疾患の重症度および経過、結合分子または組換え受容体が予防目的で投与されるのか治療目的で投与されるのか、治療歴、患者の病歴および組換え受容体または細胞に対する奏効ならびに担当医の裁量に依存し得る。組成物および分子および細胞はいくつかの態様において、患者に1回で、または一連の処置で適切に投与される。
いくつかの態様では、投与の用量および/または頻度が、有効性および/または奏効性に基づき決定される。いくつかの態様では、有効性は、疾患状態を査定することにより決定される。疾患状態を評価する例示的な方法としては、髄外疾患を有する対象者における、生体体液、例えば血液および/または尿中のMタンパク質の電気泳動および免疫固定法による測定;血液中sFLC(κおよびλ)の定量化;骨格検査;および陽電子放出断層撮影(PET)/コンピューター断層撮影(CT)による撮像が挙げられる。いくつかの態様では、疾患状態は、骨髄検査により査定され得る。
いくつかの例では、投与の用量および/または頻度は、組換え受容体または細胞の、血液および/または骨髄における増殖性および持続性により決定される。いくつかの態様では、投与の用量および/または頻度は、組換え受容体または改変細胞の抗腫瘍活性に基づき決定される。いくつかの態様では、抗腫瘍活性は、全奏効率(ORR)および/または国際骨髄腫作業部会(IMWG)統一効果判定基準により決定される(Kumar et al., (2016) Lancet Oncol 17 (8): e328-346を参照)。いくつかの態様では、奏効性は、微小残存病変(MRD)評価を用いて査定される。いくつかの態様では、MRDは、フローサイトメトリーおよびハイスループットシーケンシング、例えばディープシーケンシングなどの方法により評価され得る。いくつかの態様では、奏効性は、組換え受容体または細胞の投与後の奏効持続時間に基づいて査定される。いくつかの例では、投与の用量および/または頻度は毒性に基づき得る。いくつかの態様では、用量および/または頻度は、組換え受容体および/または細胞が投与される対象者の健康関連の生活の質(HRQoL)に基づき決定され得る。いくつかの態様では、投与の用量および/または頻度は、上記の判断基準のいずれかに基づき変更され得る、すなわち増加または減少され得る。
いくつかの態様では、治療すべき疾患または障害は多発性骨髄腫である。いくつかの態様では、多発性骨髄腫の測定可能な疾患判断基準としては、(1)血清M-タンパク質が1 g/dL以上;(2)尿M-タンパク質が200 mg以上/24時間;(3)関連の血清遊離軽鎖(sFLC)レベルが10 mg/dL以上でκ:λ比に異常あり、が挙げられる。場合によっては、軽鎖疾患は、血清または尿の測定可能な疾患のない対象者だけに認められる。
いくつかの態様では、Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG)パフォーマンス・ステータス指標を使って、治療の対象者、例えば前治療のパフォーマンスが悪かった対象者を評価するか、選択する(例えばOken et al., (1982) Am J Clin Oncol. 5:649-655を参照)。ECOG Scale of Performance Statusは、自分で身の回りの世話ができること、日々の活動、および身体能力(例えば、歩行、仕事、その他)の点での患者の機能レベルを記述する。いくつかの態様では、ECOGパフォーマンス・ステータスがゼロとは、対象者が通常の活動を行うことができることを示す。いくつかの局面では、ECOGパフォーマンス・ステータスが1である対象者は、身体活動に多少の制限は見られるが、完全に歩行可能である。いくつかの局面では、ECOGパフォーマンス・ステータスが2である患者は、50%よりも高い歩行能を有する。場合によっては、ECOGパフォーマンス・ステータスが2である対象者も、自分で身の回りの世話ができる;例えばSorensen et al., (1993) Br J Cancer 67(4) 773-775を参照されたい。いくつかの態様では、本明細書において提供される方法または治療レジメンを投与される対象者としては、ECOGパフォーマンス・ステータスが0または1の対象者が挙げられる。
いくつかの態様では、投与は、別の治療法に対し対象者に耐性ができていても、対象者を治療することができる。いくつかの態様では、本明細書に記載される態様にしたがい対象者に投与されると、用量または組成物は、投与された対象者の少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、または95%で他覚所見(OR)を達成することができる。いくつかの態様では、ORは、厳格な完全奏効(sCR)、完全奏効(CR)、非常に良い部分奏効(VGPR)、部分奏効(PR)、および最小奏効(MR)を達成する対象者を含む。いくつかの態様では、本明細書に記載される態様にしたがい対象者に投与されると、用量または組成物は、投与された対象者の少なくとも50%、60%、70%、80%、または85%で厳格な完全奏効(sCR)、完全奏効(CR)、非常に良い部分奏効(VGPR)、または部分奏効(PR)を達成することができる。いくつかの態様では、本明細書に記載される態様にしたがい対象者に投与されると、用量または組成物は、投与された対象者の少なくとも20%、30%、40%、50%、60%、または70%で厳格な完全奏効(sCR)または完全奏効(CR)を達成することができる。いくつかの態様では、例示的な用量は、約5.0×107個、約1.5×108個、約3.0×108個、または約4.5×108個のCAR発現T細胞を含む。いくつかの態様では、例示的な用量は、約1.0×107個、約1.25×107個、約1.5×107個、約2.0×107個、約2.0×107個、約2.5×107個、約3.0×107個、約3.5×107個、約4.0×107個、約4.5x 107個、約5.0×107個、約7.5×107個、約1.5×108個、約2.25×108個、約3.0×108個、約4.5×108個、または約6.0×108個のCAR発現T細胞を含む。いくつかの局面では、治療、例えば本明細書において提供される方法による治療の特定の奏効性は、国際骨髄腫作業部会(IMWG)統一効果判定基準に基づき評価され得る(Kumar et al., (2016) Lancet Oncol 17 (8): e328-346を参照)。いくつかの態様では、特定のアウトカム、例えばORを達成するための例示的な用量は、約5.0×107個のCAR発現T細胞を含む。
いくつかの態様では、治療の毒性および/または副作用が監視され得、組換え受容体、例えばCAR、細胞、および/または組成物の投与の用量および/または頻度の調節に用いられ得る。例えば、有害事象および臨床検査異常が監視され得、投与の用量および/または頻度の調節に用いられ得る。有害事象としては、輸注反応、サイトカイン放出症候群(CRS)、神経毒性、マクロファージ活性化症候群、および腫瘍崩壊症候群(TLS)が挙げられる。そのような事象はどれでも用量を制限する毒性を確立し得、用量の減少および/または治療の終了の根拠となり得る。投与の用量および/または頻度を確立するためのガイドラインとして用いられ得る他の副作用または有害事象としては、非血液学的有害事象、例えば限定ではないが、疲労、発熱または発熱性好中球減少症、一定期間(例えば2週間以内、または7日以内)のトランスアミナーゼの上昇、頭痛、骨痛、低血圧、低酸素、悪寒、下痢、吐き気/嘔吐、神経毒性(例えば錯乱、失語、発作、痙攣、傾眠、および/または精神状態の変化)、播種性血管内凝固、他の無症状の非血液学的臨床検査異常、例えば電解質異常が挙げられる。投与の用量および/または頻度を確立するためのガイドラインとして用いられ得る他の副作用または有害事象としては、血液学的有害事象、例えば限定ではないが、好中球減少、白血球減少、血小板減少、動物、および/またはB細胞形成不全、および低γグロブリン血症が挙げられる。
いくつかの態様では、提供される方法による治療の結果、例えば他の治療薬の投与と比較して、より低率のおよび/またはより低度の毒性、毒性のアウトカムまたは症状、毒性促進プロファイル、因子、または特性、例えばサイトカイン放出症候群(CRS)または神経毒性、例えば重度CRSまたは重度神経毒性と関連のあるまたは指標となる症状またはアウトカムとなり得る。
特定の態様では、結合分子または組換え受容体を含む遺伝子改変細胞の文脈では、対象者は、約100万~約1000億個の範囲の細胞および/または体重1キログラムあたりその量の細胞を投与され、例えば、約100万~約500億個(例えば、約500万個、約1000万個、約1250万個、約1500万個、約2000万個、約2500万個、約5億個、約10億個、約50億個、約200億個、約300億個、約400億個、または前述の値のいずれか2つにより画定される範囲)、例えば約1000万~約1000億個(例えば、約1000万個、約1250万個、約1500万個、約2000万個、約2500万個、約3000万個、約4000万個、約5000万個、約6000万個、約7000万個、約8000万個、約9000万個、約100億個、約250億個、約500億個、約750億個、約900億個、または前述の値のいずれか2つにより画定される範囲)、ならびに場合によっては約1億個~約500億個(例えば、約1億2000万個、約1億5000万個、約2億5000万個、約3億個、約3億5000万個、約4億5000万個、約5億個、約6億個、約6億5000万個、約8億個、約9億個、約10億個、約12億個、約30億個、約300億個、約450億個、または約500億個)、あるいはこれらの範囲の間の任意の値の、および/または体重1キロあたりの細胞を投与される。繰り返すが、用量は、疾患または障害、および/または患者、および/または他の治療に特有の属性により変わり得る。
いくつかの態様では、方法は、ある用量の改変細胞を、またはある用量の改変細胞を含む組成物を投与することを含む。いくつかの態様では、改変細胞または改変細胞を含む組成物を治療レジメンで使用することができ、該治療レジメンは、ある用量の改変細胞を、またはある用量の改変細胞を含む組成物を投与することを含む。いくつかの態様では、当該用量は、例えば、特定の数または範囲の組換え受容体発現T細胞、全T細胞、または全末梢血単核球(PBMC)、例えば任意の数の本明細書に記載されるそのような細胞を含み得る。いくつかの態様では、ある用量の細胞を含む組成物が投与され得る。いくつかの局面では、細胞集団または細胞組成物におけるCAR発現細胞の数、量、または比率は、例えば代用マーカーのフローサイトメトリーまたは他の手段による検出により、あるいは本明細書において提供される結合分子または受容体に特異的に結合することができる標識分子、例えば標識抗原の結合を検出することにより、評価され得る。
いくつかの態様では、例えば対象者がヒトである場合、当該用量は、約1×106個よりも多い全組換え受容体(例えばCAR)発現細胞、T細胞、または末梢血単核球(PBMC)、かつ約2×109個よりも少ない全組換え受容体(例えばCAR)発現細胞、T細胞、または末梢血単核球(PBMC)、例えば約2.5×107~約1.2×109個の範囲の当該細胞、例えば総数2.5×107個、5×107個、1.5×108個、3×108個、4.5×108個、8×108個、もしくは1.2×109個の、または前述のいずれか2つの値の間の範囲の当該細胞を含む。いくつかの態様において、例えば対象がヒトである場合、用量は、約1×106個より多くの全組換え受容体(例えば、CAR)発現細胞、T細胞または末梢血単核細胞(PBMC)であり約2×109個より少ない全組換え受容体(例えば、CAR)発現細胞、T細胞または末梢血単核細胞(PBMC)、例えば約1.0×107~約1.2×109個の範囲のかかる細胞、例えば1.0×107個、1.25×107個、1.5×107個、2.0×107個、2.5×107個、5×107個、7.5×107個、1.5×108個、2.25×108個、3×108個、4.5×108個、6.0×108個、8×108個、もしくは1.2×109個のかかる全細胞、または上記の値のいずれか2つの間の範囲を含む。いくつかの態様において、例えば対象がヒトである場合、用量は、約1×106個より多くの全組換え受容体(例えば、CAR)発現細胞、T細胞または末梢血単核細胞(PBMC)であり約2×109個より少ない全組換え受容体(例えば、CAR)発現細胞、T細胞または末梢血単核細胞(PBMC)、例えば約1.0×107~約6.5×108個の範囲のかかる細胞、約1.5×107~約6.0×108個の範囲のかかる細胞、約1.5×107~約6.5×108個の範囲のかかる細胞、約2.5×107~約6.0×108個の範囲のかかる細胞、または約5.0 ×107~約6.0×108個の範囲のかかる細胞を含む。
いくつかの態様において、遺伝子改変細胞の用量は、2.5×107もしくは約2.5×107個のCAR発現T細胞、全T細胞または全末梢血単核細胞(PBMC)~1.2×109もしくは約1.2×109個のCAR発現T細胞、全T細胞または全PBMC、5.0×107もしくは約5.0×107個のCAR発現T細胞~4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞、全T細胞または全末梢血単核細胞(PBMC)、1.5×108もしくは約1.5×108個のCAR発現T細胞~3.0×108もしくは約3.0×108個のCAR発現T細胞、全T細胞または全PBMCを含み、それぞれ両端の値を含む。いくつかの態様において、数値はCD3+またはCD8+、いくつかの場合ではまたCAR発現(例えば、CAR+)細胞の総数に関するものである。いくつかの態様において、当該用量は、2.5×107もしくは約2.5×107~1.2×109もしくは約1.2×109個のCD3+もしくはCD8+ 全T細胞またはCD3+もしくはCD8+ CAR発現細胞、5.0×107もしくは約5.0×107~4.5×108もしくは約4.5×108個のCD3+もしくはCD8+ 全T細胞またはCD3+もしくはCD8+ CAR発現細胞、または1.5×108もしくは約1.5×108~3.0×108もしくは約3.0×108個のCD3+もしくはCD8+ 全T細胞またはCD3+もしくはCD8+CAR発現細胞の細胞数を含み、それぞれ両端の値を含む。
いくつかの態様において、遺伝子改変細胞の用量は、1.0×107もしくは約1.0×107個のCAR発現T細胞、全T細胞または全末梢血単核細胞(PBMC)~1.2×109もしくは約1.2×109個のCAR発現T細胞、全T細胞または全PBMC、2.0×107もしくは約2.0×107個のCAR発現T細胞~4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞、全T細胞または全末梢血単核細胞(PBMC)、1.5×108もしくは約1.5×108個のCAR発現T細胞~3.0×108もしくは約3.0×108個のCAR発現T細胞、全T細胞または全PBMCを含み、それぞれ両端の値を含む。いくつかの態様において、数値はCD3+またはCD8+、いくつかの場合ではまたCAR発現(例えば、CAR+)細胞の総数に関するものである。いくつかの態様において、当該用量は、1.0×107もしくは約1.0×107~1.2×109もしくは約1.2×109個のCD3+もしくはCD8+ 全T細胞またはCD3+もしくはCD8+ CAR発現細胞、1.5×107もしくは約1.5×107~1.2×109もしくは約1.2×109個のCD3+もしくはCD8+ 全T細胞またはCD3+もしくはCD8+ CAR発現細胞、2.5×107もしくは約2.5×107~1.2×109もしくは約1.2×109個のCD3+もしくはCD8+ 全T細胞またはCD3+もしくはCD8+ CAR発現細胞、1.5×107もしくは約1.5×107~8.0×108もしくは約8.0×108個のCD3+もしくはCD8+ 全T細胞またはCD3+もしくはCD8+ CAR発現細胞、2.5×107もしくは約2.5×107~8.0×108もしくは約8.0×108個のCD3+もしくはCD8+ 全T細胞またはCD3+もしくはCD8+ CAR発現細胞、1.5×107もしくは約1.5×107~6.0×108もしくは約6.0×108個のCD3+もしくはCD8+ 全T細胞またはCD3+もしくはCD8+ CAR発現細胞、2.5×107もしくは約2.5×107~6.0×108もしくは約6.0×108個のCD3+もしくはCD8+ 全T細胞またはCD3+もしくはCD8+ CAR発現細胞、5.0×107もしくは約5.0×107~6.0×108もしくは約6.0×108個のCD3+もしくはCD8+ 全T細胞またはCD3+もしくはCD8+ CAR発現細胞、5.0×107もしくは約5.0×107~4.5×108もしくは約4.5×108個のCD3+もしくはCD8+ 全T細胞またはCD3+もしくはCD8+ CAR発現細胞、または1.5×108もしくは約1.5×108~3.0×108もしくは約3.0×108個のCD3+もしくはCD8+ 全T細胞またはCD3+もしくはCD8+CAR発現細胞の細胞数を含み、それぞれ両端の値を含む。
いくつかの態様において、当該用量のT細胞は、CD4+T細胞、CD8+T細胞またはCD4+およびCD8+T細胞を含む。
いくつかの態様において、例えば対象がヒトである場合、当該用量のCD8+T細胞は、例えばCD4+およびCD8+T細胞を含む用量において、1×106もしくは約1×106~2×109もしくは約2×109個の全組換え受容体(例えば、CAR)発現CD8+細胞、例えば5×107もしくは約5×107~4.5×108もしくは約4.5×108個の範囲のかかる細胞、例えば2.5×107もしくは約2.5×107個、5×107もしくは約5×107個、1.5×108もしくは約1.5×108個、3×108もしくは約3×108個、4.5×108もしくは約4.5×108個、8×108もしくは約8×108個、または1.2×109もしくは約1.2×109個のかかる全細胞、または上記の値のいずれか2つの間の範囲を含む。
いくつかの態様において、例えば対象がヒトである場合、当該用量のCD8+T細胞、例えばCD4+およびCD8+T細胞を含む用量において、1×106もしくは約1×106~2×109もしくは約2×109個の全組換え受容体(例えば、CAR)発現CD8+細胞、例えば1×107もしくは約1×107~4.5×108もしくは約4.5×108個の範囲のかかる細胞、例えば1.0×107もしくは約1.0×107個、1.25×107もしくは約1.25×107個、1.5×107もしくは約1.5×107個、2.0×107もしくは約2.0×107個、2.5×107もしくは約2.5×107個、5×107もしくは約5×107個、7.5×107もしくは約7.5×107個、1.5×108もしくは約1.5×108個、3×108もしくは約3×108個、4.5×108もしくは約4.5×108個、6.0×108もしくは約6.0×108個、8×108もしくは約8×108個、または1.2×109もしくは約1.2×109個のかかる全細胞、または上記の値のいずれか2つの間の範囲を含む。
いくつかの態様では、当該用量の細胞(例えば組換え受容体を発現するT細胞)が、単回投与として対象者に投与されるか、または2週間、1か月間、3か月間、6か月間、1年間、もしくはそれより長い期間内に1回だけ投与される。いくつかの態様では、患者は複数回投与され、各投与の用量または総用量は、前記の値のうちのいずれかであり得る。
いくつかの態様では、投与される改変細胞または投与される改変細胞の組成物は、細胞の健常性の指標となるか健常性と一致する特性を示す。いくつかの態様では、そのような用量のCAR+細胞のうちの70%、75%、80%、85%、もしくは90%、または概ねそれらの割合、または少なくとももしくは少なくとも概ねそれらの割合が、細胞健常性または生物学的活性CAR細胞の指標となる1つまたは複数の特性または表現型(例えばアポトーシスマーカーの発現がないこと)を示す。
特定の態様では、表現型は、アポトーシスの不存在および/または細胞にアポトーシスのプロセスが起きている指標であるか、それを含む。アポトーシスは、プログラムされた細胞死のプロセスであって、常同的な一連の形態的および生化学的事象を含み、これらによって特徴的な細胞の変化および死、例えば泡状突起、細胞収縮、核断片化、クロマチン凝縮、染色体DNA断片化、および全般的mRNA減衰が生じる。いくつかの局面では、アポトーシスの早期段階が、特定のカスパーゼ、例えば2、8、9、および10の活性化により示される場合がある。いくつかの局面では、アポトーシスの中~後期の段階が、膜完全性のさらなる喪失、クロマチン凝縮、およびDNA断片化により特徴付けられ、カスパーゼ3、6、および7の活性化などの生化学的事象も含まれる。
特定の態様では、表現型は、プログラムされた細胞死と関連のある1つまたは複数の因子、例えばアポトーシスを開始させることがわかっているアポトーシス促進性因子、例えば細胞死受容体経路のメンバー、ミトコンドリア(内因性)経路の活性化メンバー、例えばBcl-2ファミリーのメンバー、例えばBax、Bad、およびBid、ならびにカスパーゼのネガティブ発現である。特定の態様では、表現型は、細胞組成物と一緒にインキュベートされるか細胞組成物と接触するとアポトーシスを起こしている細胞に優先的に結合する指標の不存在、例えばアネキシンV分子の不存在、またはTUNEL染色による不存在である。いくつかの態様では、表現型は、細胞内のアポトーシスの状態の指標となる1つまたは複数のマーカーの発現であるか、発現を含む。いくつかの態様では、表現型は、カスパーゼ、例えばカスパーゼ3の発現および/または活性化がないことである。いくつかの局面では、カスパーゼ3の活性化は、アポトーシスの増加または復活の指標となる。特定の態様では、カスパーゼの活性化は、公知の方法により検出され得る。いくつかの態様では、活性化カスパーゼに特異的に結合する(すなわち切断ポリペプチドに特異的に結合する)抗体を用いてカスパーゼの活性化を検出することができる。特定の態様では、表現型は、活性カスパーゼ3であるか、それを含む。いくつかの態様では、アポトーシスのマーカーは、アポトーシスと関連のある細胞内特徴を検出する試薬である。特定の態様では、試薬はアネキシンV分子である。
いくつかの態様では、投与される改変細胞を含む組成物は、特定の数または量の、細胞健常性の指標となるか健常性と一致する表現型を示す細胞を含む。任意の態様のいくつかでは、当該用量の改変T細胞のうちの、約25%未満、約20%未満、約15%未満、約10%未満、約9%未満、約8%未満、約7%未満、約6%未満、約5%未満、約4%未満、約3%未満、約2%未満、または約1%未満のCAR発現T細胞が、アポトーシスのマーカー(任意でアネキシンVまたは活性カスパーゼ3)を発現する。任意の態様のいくつかでは、当該用量の改変T細胞のうちの、5%未満、4%未満、3%未満、2%未満、または1%未満のCAR発現T細胞が、アネキシンVまたは活性カスパーゼ3を発現する。
いくつかの態様では、投与される細胞は、GPRC5Dに結合する組換え受容体、例えばCARを発現するように改変された、免疫細胞である。いくつかの態様では、免疫細胞はT細胞である。いくつかの態様では、投与される細胞はCD4+ T細胞である。いくつかの態様では、投与される細胞はCD8+ T細胞である。いくつかの態様では、投与される細胞はCD4+およびCD8+ T細胞(例えば、CAR T細胞)の組み合わせである。いくつかの例では、投与されるCD4+細胞対CD8+細胞の比率(CD4:CD8)は、1:10、1:9、1:8、1:7、1:6、1:5、1:4、1:3、1:2、1:1、2:1、3:1、4:1、5:1、6:1、7:1、8:1、9:1、10:1である。
いくつかの態様において、細胞、結合分子または組換え受容体は併用処置の一部として、例えば別の治療介入、例えば別の抗体または改変細胞もしくは受容体または薬剤、例えば細胞傷害剤もしくは治療用薬剤、例えばセクションI.CまたはIII.Bに記載された任意のものと同時に、あるいは別の治療介入、例えば別の抗体または改変細胞もしくは受容体または薬剤、例えば細胞傷害剤もしくは治療用薬剤と任意の順序で逐次投与される。
いくつかの態様における細胞、結合分子および/または組換え受容体は、1つもしくは複数の追加の治療用薬剤と共に、または別の治療介入と関連させて同時もしくは任意の順序で逐次のいずれかで共投与される。いくつかの状況において、細胞は、別の治療薬と共に、該細胞集団が1つまたは複数の追加の治療用薬剤の効果が増強されるように、またはその逆も同様となるように時間的に充分に近接して共投与される。いくつかの態様において、細胞、結合分子および/または組換え受容体は、該1つまたは複数の追加の治療用薬剤の前に投与される。いくつかの態様において、細胞、結合分子および/または組換え受容体は、該1つまたは複数の追加の治療用薬剤の後に投与される。
いくつかの態様では、対象者は、白血球除去後、かつリンパ球除去化学療法の前に、ブリッジング療法を受ける場合がある。担当医は、提供される組成物または細胞を製造する間に、例えば疾患をコントロールするために、ブリッジング療法が必要かどうかを決定することができる。いくつかの態様では、ブリッジング療法は、生物学的製剤、例えば抗体(例えば、ダラツムマブ)を含まない。いくつかの態様では、ブリッジング療法は、リンパ球除去の開始前に中断される。いくつかの態様では、ブリッジング療法は、リンパ球除去の1日前、2日前、3日前、4日前、5日前、7日前、10日前、14日前、21日前、28日前、45日前、または60日前に中断される。
細胞が哺乳動物(例えば、ヒト)に投与されたら、いくつかの局面における改変細胞集団および/または抗体の生物学的活性がいくつかの公知の方法のいずれかによって測定される。評価するパラメータとしては、例えばイメージングによるインビボまたは例えばELISAもしくはフローサイトメトリーによるエキソビボでの、改変されたT細胞もしくは天然のT細胞または他の免疫細胞の抗原に対する特異的結合が挙げられる。特定の態様において、改変細胞が標的細胞を破壊する能力は、当技術分野において公知の任意の適切な方法、例えばKochenderfer et al., J. Immunotherapy, 32 (7): 689-702 (2009) およびHerman et al., J. Immunological Methods, 285 (1): 25-40 (2004) に記載の細胞傷害性アッセイなどを用いて測定され得る。特定の態様において、細胞の生物学的活性はまた、特定のサイトカイン、例えばCD 107a、IFNγ、IL-2およびTNFの発現および/または分泌をアッセイすることによっても測定され得る。いくつかの局面において、生物学的活性は、臨床アウトカム、例えば腫瘍量または腫瘍細胞量の低減を評価することにより測定される。
特定の態様において、改変細胞は、いくつもの方法で、その治療有効性または予防有効性が高まるように改変されている。例えば、いくつかの態様における該集団によって発現される改変されたCARまたはTCRは、直接またはリンカーを介して間接的のいずれかでターゲティング部分にコンジュゲートされ得る。化合物、例えばCARまたはTCRをターゲティング部分にコンジュゲートさせる実務は当技術分野において公知である。例えばWadwa et al., J. Drug Targeting, 3 (2): 111 (1995) および米国特許5,087,616を参照のこと。
B. 併用療法
また、GPRC5Dに結合する組換え受容体(例えばCAR)、組換え受容体(例えば、CAR)を発現する改変細胞、該受容体を発現する複数の改変細胞および/またはそれを含む組成物を投与すること、ならびにBCMA結合分子、例えば抗BCMA抗体、例えば抗体断片およびそれを含むタンパク質、例えば組換え受容体(例えば、CAR)、組換え受容体(例えば、CAR)を発現する改変細胞、該受容体を発現する複数の改変細胞および/またはそれを含む組成物の使用、例えば治療的使用および予防的使用を含む、併用療法の方法が提供される。また、GPRC5Dに結合する組換え受容体およびBCMAに結合する組換え受容体(例えば、CAR)、当該組換え受容体(例えば、CAR)を発現している改変細胞、当該受容体を発現する複数の改変細胞、および/またはこれを含む組成物の投与ならびに使用、例えば治療的使用および予防的使用を含む併用療法の方法が提供される。
いくつかの態様において、本明細書に記載されるGPRC5Dに結合する組換え受容体(例えばCAR)および/または前記分子(例えば、組換え受容体)を発現する改変細胞は、併用処置または併用療法の一部として、例えば1つまたは複数の追加の治療介入と同時に、任意の順序で逐次または間欠的に投与される。いくつかの態様において、1つまたは複数の追加の治療介入は、例えば抗体、改変細胞、受容体および/または薬剤、例えば組換え受容体を発現する細胞および/または細胞傷害剤もしくは治療用薬剤、例えば化学療法剤を含む。いくつかの態様において、併用療法は、1種または複数種の追加の薬剤、治療薬および/または処置薬の投与、例えば本明細書に記載される追加の薬剤、治療薬および/または処置薬のいずれかの投与を含む。いくつかの態様において、併用療法は、処置用または治療用の1種または複数種の追加の薬剤の投与、例えば免疫調節剤、免疫チェックポイント阻害剤、アデノシン経路またはアデノシン受容体の拮抗薬または作動薬およびキナーゼ阻害剤の投与を含む。いくつかの態様において、併用処置または併用療法は、追加の処置、例えば外科処置、移植および/または放射線療法を含む。また、本明細書に記載されるGPRC5Dに結合する組換え受容体(例えばCAR)、細胞、および/または組成物、ならびに1つまたは複数の追加の治療介入の施行を含む、併用処置または併用療法の方法が提供される。
いくつかの態様において、GPRC5Dに結合する組換え受容体、BCMAに結合する組換え受容体、GPRC5DおよびBCMAに結合する組換え受容体(例えば、CAR)、ならびに/または前記分子(例えば、組換え受容体)を発現する本明細書に記載される改変細胞は、併用処置または併用療法の一部として、例えば1つまたは複数の追加の治療介入と同時に、任意の順序で逐次または間欠的に投与される。いくつかの態様において、当該1つまたは複数の追加の治療介入は、例えば抗体、改変細胞、受容体および/または薬剤、例えば組換え受容体を発現する細胞および/または細胞傷害剤もしくは治療剤、例えば化学療法剤を含む。いくつかの態様において、併用療法は、1種類または複数種の追加の薬剤、治療法および/または処置の適用、例えば本明細書に記載される当該追加の薬剤、治療法および/または処置のいずれかの適用を含む。いくつかの態様において、併用療法は、処置または治療法のための1種類または複数種の追加の薬剤の投与、例えば免疫調節剤、免疫チェックポイント阻害剤、アデノシン経路またはアデノシン受容体の拮抗薬または作動薬およびキナーゼ阻害剤の投与を含む。いくつかの態様において、併用処置または併用療法は、追加の処置、例えば外科処置、移植および/または放射線療法を含む。また、GPRC5Dに結合する組換え受容体、BCMAに結合する組換え受容体、GPRC5DおよびBCMAに結合する組換え受容体(例えば、CAR)、本明細書に記載される細胞ならびに/または組成物ならびに1つまたは複数の追加の治療介入を含む、併用処置または併用療法の方法が提供される。
いくつかの態様において、併用処置または併用療法のための追加の薬剤は、結合分子、組換え受容体、細胞および/または組成物の治療効果の有効性および/または安全性を向上、増進および/または促進させる。いくつかの態様において、追加の薬剤は、投与される細胞、例えば結合分子または組換え受容体を発現する細胞の有効性、生存または持続を向上または改善する。いくつかの態様において、追加の薬剤は、プロテインホスファターゼ阻害剤、キナーゼ阻害剤、サイトカイン、免疫調節薬または制御性T(Treg)細胞のレベルもしくは活性を低下させる薬剤の中から選択される。いくつかの態様において、追加の薬剤は、投与される結合分子、組換え受容体、細胞および/または組成物の有害効果を低減または軽快することによって安全性を向上させる。いくつかの態様において、追加の薬剤は同じ疾患、病態または併存疾患を治療できる。いくつかの態様において、追加の薬剤は、組換え受容体、細胞および/または組成物、例えばCAR発現細胞の投与と関連している1つまたは複数の毒性、有害効果または副作用を寛解させる、減じる、または除くことができる。
いくつかの態様では、アセトアミノフェンなどの疼痛管理薬、またはジフェンヒドラミンなどの抗ヒスタミン剤を、本明細書において提供される組換え受容体、細胞、または組成物の投与の前、途中、または後に投与して、治療に伴う軽い副作用を寛解させる、減じる、または除く場合がある。いくつかの例では、赤血球および血小板の輸血により、および/またはコロニー刺激因子を投与して、組換え受容体、細胞、および/または組成物、例えばCAR発現細胞に伴う1つまたは複数の毒性、有害事象、または副作用を減じるか除く場合がある。いくつかの態様では、ニューモシスチス肺炎[PCP]予防の予防的または経験的抗炎症剤(例えば、トリメトプリム/スルファメトキサゾール、広域抗生物質、または発熱性好中球減少症に対する抗ウイルス剤)を投与して、治療の副作用を治療する場合がある。いくつかの例では、必要に応じて予防薬を提供して、治療の結果生じるリンパ球減少症および/または好中球減少を治療する場合がある。
いくつかの態様において、追加の治療、処置または薬剤としては、化学療法、放射線療法、手術、移植、養子細胞療法、抗体、細胞傷害剤、化学療法剤、サイトカイン、成長阻害剤、抗ホルモン剤、キナーゼ阻害剤、血管新生抑制剤、心臓保護薬、免疫賦活剤、免疫抑制剤、免疫チェックポイント阻害剤、抗生物質、血管新生阻害剤、代謝調節薬もしくは他の治療用薬剤またはその任意の組合せが挙げられる。いくつかの態様において、追加の薬剤はタンパク質、ペプチド、核酸、小分子薬剤、細胞、毒素、脂質、糖質またはその組合せ、あるいは任意の他の型の治療用薬剤、例えば放射線である。いくつかの態様において、追加の治療、薬剤または処置としては、手術、化学療法、放射線療法、移植、組換え受容体、例えばCARを発現する細胞の投与、キナーゼ阻害剤、免疫チェックポイント阻害剤、mTOR経路阻害剤、免疫抑制剤、免疫調節薬、抗体、免疫破壊(immunoablative)剤、抗体および/またはその抗原結合断片、抗体コンジュゲート、他の抗体治療薬、細胞毒素、ステロイド、サイトカイン、ペプチドワクチン、ホルモン療法薬、代謝拮抗薬、代謝調節薬、カルシウム依存性ホスファターゼのカルシニューリンもしくはp70S6キナーゼFK506)のいずれかを阻害する薬物またはp70S6キナーゼを阻害する薬物、アルキル化剤、アントラサイクリン系、ビンカアルカロイド、プロテアソーム阻害剤、GITR作動薬、プロテインチロシンホスファターゼ阻害剤、プロテインキナーゼ阻害剤、腫瘍溶解性ウイルスおよび/または他の型の免疫療法薬が挙げられる。いくつかの態様において、追加の薬剤または追加の処置は骨髄移植、化学療法剤、例えばフルダラビンを用いたT細胞除去(ablative)治療、外照射療法(XRT)、シクロホスファミドおよび/または抗体治療薬である。
いくつかの態様において、当該細胞、GPRC5Dに結合する組換え受容体および/または組成物、例えばCAR発現細胞は、他の改変細胞、例えば他のCAR発現細胞と併用して投与される。いくつかの態様において、当該細胞、GPRC5Dに結合する組換え受容体および/または組成物、例えばCAR発現細胞は追加の薬剤と併用して投与される。いくつかの態様において、当該細胞、GPRC5Dに結合する組換え受容体および/または組成物、例えばCAR発現細胞は、他の改変細胞、例えば他のCAR発現細胞と併用して、その上、追加の薬剤とも併用して投与される。いくつかの態様において、当該追加の薬剤はキナーゼ阻害剤、例えばブルトン型チロシンキナーゼ(Btk)の阻害剤、例えばイブルチニブである。いくつかの態様において、当該追加の薬剤はアデノシン経路またはアデノシン受容体の拮抗薬または作動薬である。いくつかの態様において、当該追加の薬剤は免疫調節薬、例えばサリドマイドまたはサリドマイド誘導体(例えば、レナリドミド)である。いくつかの態様において、当該追加の薬剤はガンマセクレターゼ阻害剤、例えば、細胞(例えば、腫瘍/がん細胞)上のガンマセクレターゼの標的、例えばGPRC5Dの膜内切断を阻害または低減するガンマセクレターゼ阻害剤である。いくつかの態様において、当該追加の治療法、薬剤または処置は細胞傷害剤もしくは化学療法剤、生物学的療法薬(例えば、抗体、例えばモノクローナル抗体、もしくは細胞療法薬)または阻害剤(例えば、キナーゼ阻害剤)である。
いくつかの態様において、当該細胞、GPRC5Dに結合する組換え受容体、BCMAに結合する組換え受容体、GPRC5DおよびBCMAに結合する組換え受容体、ならびに/または組成物、例えばCAR発現細胞は、他の改変細胞、例えば他のCAR発現細胞と併用して投与される。いくつかの態様において、当該細胞、GPRC5Dに結合する組換え受容体、BCMAに結合する組換え受容体、GPRC5DおよびBCMAに結合する組換え受容体、ならびに/または組成物、例えばCAR発現細胞は追加の薬剤と併用して投与される。いくつかの態様において、追加の薬剤は、キナーゼ阻害剤、例えばブルトン型チロシンキナーゼ(Btk)の阻害剤、例えばイブルチニブである。いくつかの態様において、追加の薬剤はアデノシン経路またはアデノシン受容体の拮抗薬または作動薬である。いくつかの態様において、追加の薬剤は免疫調節薬、例えばサリドマイドまたはサリドマイド誘導体(例えば、レナリドミド)である。いくつかの態様において、追加の薬剤は、γセクレターゼ阻害剤であり、例えば、γセクレターゼの標的(例えばGPRC5Dおよび/またはBCMA)の膜内切断を阻害または低減するγセクレターゼ阻害剤である。いくつかの態様において、追加の治療、薬剤または処置は細胞傷害剤または化学療法剤、生物学的療法薬(例えば、抗体、例えばモノクローナル抗体、もしくは細胞療法薬)、または阻害剤(例えば、キナーゼ阻害剤)である。
いくつかの態様において、追加の薬剤は化学療法剤である。例示的な化学療法剤には、アントラサイクリン系(例えば、ドキソルビシン、例えばドキソルビシン含有リポソーム);ビンカアルカロイド(例えば、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビン);アルキル化剤(例えば、シクロホスファミド、デカルバジン(decarbazine)、メルファラン、イホスファミド、テモゾロミド);免疫細胞抗体(例えば、アレムツズマブ、ゲムツズマブ、リツキシマブ、トシツモマブ);代謝拮抗薬(例えば、葉酸拮抗薬、ピリミジンアナログ、プリンアナログおよびアデノシンデアミナーゼ阻害剤、例えばフルダラビンなど);TNFRグルココルチコイド誘導性TNFR関連タンパク質(GITR)作動薬;プロテアソーム阻害剤(例えばアクラシノマイシンA、グリオトキシンまたはボルテゾミブ);免疫調節薬、例えばサリドマイドまたはサリドマイド誘導体(例えば、レナリドミド)が含まれる。
いくつかの態様において、追加の治療または処置は、細胞療法、例えば養子細胞療法である。いくつかの態様において、追加の治療は、改変細胞、例えば追加のCAR発現細胞の投与を含む。いくつかの態様において、追加の改変細胞は、本明細書において提供する改変細胞(例えば、抗GPRC5D CAR発現細胞)と同じまたは異なる組換え受容体を発現するCAR発現細胞である。いくつかの態様において、追加の改変細胞上に発現される組換え受容体(例えばCAR)は、異なる抗原および/またはエピトープを認識する。いくつかの態様において、追加の改変細胞上に発現される組換え受容体(例えばCAR)は、本明細書に記載される組換え受容体と同じ抗原(例えばGPRC5D)の異なるエピトープを認識する。いくつかの態様において、追加の改変細胞上に発現される組換え受容体、例えばCARは、異なる抗原、例えば異なる腫瘍抗原または抗原の組合せを認識する。例えば、いくつかの態様において、追加の改変細胞上に発現される組換え受容体、例えばCARは、初期細胞系統(lineage)マーカーを発現するがん細胞、例えばがん幹細胞を標的とし、一方、他のCAR発現細胞は、後期細胞系統マーカーを発現するがん細胞を標的とする。かかる態様において、追加の改変細胞は、本明細書に記載されるCAR発現細胞の投与(例えば、輸注)前、該投与(例えば、輸注)と並行して、または該投与(例えば、輸注)後に投与される。いくつかの態様において、追加の改変細胞は同種異系CARを発現する。
いくつかの態様において、CAR分子のうちの1つまたは複数の構成は、主細胞内シグナル伝達ドメインと2つまたはそれ以上の、例えば2つ、3つ、4つもしくは5つまたはそれ以上の共刺激シグナル伝達ドメインを含む。いくつかの態様において、CAR分子のうちの1つまたは複数は、同じもしくは異なる主細胞内シグナル伝達ドメイン、同じもしくは異なる共刺激シグナル伝達ドメイン、または同数もしくは異なる数の共刺激シグナル伝達ドメインを有し得る。いくつかの態様において、CAR分子のうちの1つまたは複数は、CAR分子の一方が抗原結合ドメインと共刺激ドメイン(例えば、4-1BB)を含み、他方のCAR分子が抗原結合ドメインと主細胞内シグナル伝達ドメイン(例えば、CD3ゼータ)を含むスプリット型(split)CARとして構成され得る。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、1つまたは複数の抗GPRC5D結合分子を発現するように改変された細胞および/または異なる抗原を標的とする追加の結合分子(例えば組換え受容体、例えばCAR)を発現するように改変された細胞のうちのいずれかである。いくつかの態様において、追加の薬剤は、本明細書、例えばセクションI.Cに記載される細胞または複数種の細胞のいずれかを含む。いくつかの態様において、追加の薬剤は、異なるエピトープおよび/または抗原、例えば疾患または病態と関連している異なる抗原を標的とする組換え受容体、例えばCARを発現するように改変された細胞である。いくつかの態様において、追加の薬剤は、多発性骨髄腫において発現される第2の抗原または追加の抗原、例えばCD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACIおよび/またはFcRH5を標的とする組換え受容体、例えばCARを発現するように改変された細胞である。
いくつかの態様において、追加の薬剤は免疫調節剤である。いくつかの態様において、併用療法は、抗腫瘍免疫応答、例えば投与された改変細胞による抗腫瘍免疫応答を、例えば免疫抑制シグナル伝達を阻害すること、または免疫賦活シグナル伝達を増強することによって刺激、増幅および/または別の様式で増強させ得る免疫調節剤を含む。いくつかの態様において、免疫調節剤は、ペプチド、タンパク質、または小分子である。いくつかの態様において、タンパク質は融合タンパク質または組換えタンパク質であり得る。いくつかの態様において、免疫調節剤は、免疫学的標的、例えば免疫細胞、かかるT細胞、B細胞または抗原提示細胞上に発現される細胞表面受容体に結合する。例えば、いくつかの態様において、免疫調節剤は抗体もしくは抗原結合抗体断片、融合タンパク質、小分子またはポリペプチドである。いくつかの態様において、組換え受容体、細胞および/または組成物は、抗体またはその抗原結合断片、例えばモノクローナル抗体である追加の薬剤との組合せで投与される。
いくつかの態様において、免疫調節剤は、免疫チェックポイント経路の構成要素をブロック、阻害、または妨害する。免疫系は、自己寛容の維持に関与し、免疫応答を調節する複数の阻害性経路を有する。腫瘍は、特定の免疫チェックポイント経路を、特に腫瘍抗原に特異的なT細胞(Pardoll (2012) Nature Reviews Cancer 12:252-264)、例えば改変細胞、例えばCAR発現細胞に対する主要な免疫抵抗機構として使用し得る。多くのかかる免疫チェックポイントはリガンド-受容体間相互作用によって開始されるため、該リガンドおよび/またはその受容体に対する抗体によって容易にブロックされ得る。
したがって、免疫チェックポイント経路をブロックするアンタゴニスト分子、例えば小分子、核酸阻害剤(例えば、RNAi)または抗体分子を伴う治療は、がんおよび他の疾患に対する免疫療法への将来有望な道となりつつある。ほとんどの抗がん剤とは対照的に、チェックポイント阻害剤は必ずしも腫瘍細胞を直接標的とするのではなく、免疫系の内因性抗腫瘍活性を増強するためにリンパ球受容体またはそのリガンドを標的とする。
本明細書において使用する場合、用語「免疫チェックポイント阻害剤」は、1つまたは複数のチェックポイントタンパク質を完全に、または一部低減、阻害、干渉または調節する分子を示す。チェックポイントタンパク質はT細胞の活性化または機能を調節する。このようなタンパク質はT細胞応答の共刺激性または阻害性の相互作用を担う。免疫チェックポイントタンパク質は、自己寛容ならびに生理学的免疫応答の持続期間および大きさを調節して維持する。いくつかの態様において、対象者に、疾患または病態、例えばがん、例えば本明細書に記載されるいずれかのものに対する免疫応答、例えば本明細書において提供する、GPRC5Dに結合する組換え受容体、細胞、および/または組成物によってもたらされる免疫応答を向上または増進させ得る追加の薬剤が投与され得る。
免疫チェックポイント阻害剤としては、免疫系の阻害性経路を統計学的に有意な方法でブロックまたは阻害する任意の薬剤が挙げられる。そのような阻害剤としては、低分子阻害剤が挙げられ得るか、あるいは免疫チェックポイント受容体、リガンドおよび/または受容体-リガンド間相互作用に結合してブロックまたは阻害する抗体またはその抗原結合断片が挙げられ得る。いくつかの態様において、特定の受容体の調節、増強、および/または刺激は、免疫チェックポイント経路の構成要素を圧倒し得る。ブロック、阻害、調節、増強、および/または刺激のために標的とされ得る実例の免疫チェックポイント分子としては、限定するわけではないが、PD-1(CD279)、PD-L1(CD274、B7-H1)、PDL2(CD273、B7-DC)、CTLA-4、LAG-3(CD223)、TIM-3、4-1BB(CD137)、4-1BBL(CD137L)、GITR(TNFRSF18、AITR)、CD40、OX40(CD134、TNFRSF4)、CXCR2、腫瘍関連抗原(TAA)、B7-H3、B7-H4、BTLA、HVEM、GAL9、B7H3、B7H4、VISTA、KIR、2B4(CD2分子ファミリーに属し、すべてのNK、γδおよびメモリーCD8+(αβ)T細胞上に発現される)、CD160(BY55とも称される)、CGEN-15049、CEACAM(例えば、CEACAM-1、CEACAM-3および/またはCEACAM-5)、TIGIT、LAIR1、CD160、2B4、CD80、CD86、B7-H3(CD276)、B7-H4(VTCN1)、HVEM(TNFRSF14またはCD270)、KIR、A2aR、MHCクラスI、MHCクラスII、GAL9、アデノシンならびにトランスフォーミング増殖因子受容体(TGFR;例えば、TGFRベータ)が挙げられる。免疫チェックポイント阻害剤としては、前記分子のいずれかの1つまたは複数に結合してその活性をブロックもしくは阻害および/または増強もしくは刺激する抗体もしくはその抗原結合断片または他の結合タンパク質が挙げられる。
例示的な免疫チェックポイント阻害剤としては、トレメリムマブ(CTLA-4ブロック抗体, チシリムマブ、CP-675,206としても知られる)、抗OX40、PD-L1モノクローナル抗体(抗B7-H1;MEDI4736)、MK-3475(PD-1遮断薬)、ニボルマブ(抗PD-1抗体)、CT-011(抗PD-1抗体)、BY55モノクローナル抗体、AMP224(抗PD-L1抗体)、BMS-936559(抗PD-L1抗体)、MPLDL3280A(抗PD-L1抗体)、MSB0010718C(抗PD-L1抗体)ならびにイピリムマブ(抗CTLA-4 抗体, ヤーボイ(登録商標)、MDX-010およびMDX-101としても知られる)が挙げられる。例示的な免疫調節性抗体としては、限定するわけではないが、ダクリズマブ(ゼナパックス)、ベバシズマブ(アバスチン(登録商標))、バシリキシマブ、イピリムマブ、ニボルマブ、ペンブロリズマブ、MPDL3280A、ピジリズマブ(CT-011)、MK-3475、BMS-936559、MPDL3280A(アテゾリズマブ)、トレメリムマブ、IMP321、BMS-986016、LAG525、ウレルマブ、PF-05082566、TRX518、MK-4166、ダセツズマブ(SGN-40)、ルカツムマブ(lucatumumab)(HCD122)、SEA-CD40、CP-870、CP-893、MEDI6469、MEDI6383、MOXR0916、AMP-224、MSB0010718C(アベルマブ)、MEDI4736、PDR001、rHIgM12B7、ウロクプルマブ(Ulocuplumab)、BKT140、バルリルマブ(CDX-1127)、ARGX-110、MGA271、リリルマブ(BMS-986015、IPH2101)、IPH2201、ARGX-115、エマクツヅマブ、CC-90002ならびにMNRP1685Aまたはその抗体結合断片が挙げられる。他の例示的免疫調節薬としては、例えば、アフツズマブ(Roche(登録商標)から入手可能);ペグフィルグラスチム(Neulasta(登録商標));レナリドミド(CC-5013、レブラミド(登録商標));サリドマイド(サロミド(登録商標))、アクチミド(actimid)(CC4047);ならびにIRX-2(インターロイキン1、インターロイキン2およびインターフェロン.ガンマ.を含むヒトサイトカインの混合物, CAS 951209-71-5, IRX Therapeuticsから入手可能)が挙げられる。
プログラム細胞死1(PD-1)は、B細胞、NK細胞およびT細胞において発現する免疫チェックポイントタンパク質である(Shinohara et al., 1995, Genomics 23:704-6;Blank et al., 2007, Cancer Immunol Immunother 56:739-45;Finger et al., 1997, Gene 197:177-87;Pardoll (2012) Nature Reviews Cancer 12:252-264)。PD-1の主な役割は、炎症時に感染に応答して末梢組織内のT細胞の活性を制限すること、ならびに自己免疫を制限することである。PD-1発現は活性化されたT細胞において誘導され、PD-1のその内在性リガンドのうちの1つへの結合は、刺激性キナーゼが阻害されることによってT細胞の活性化が阻害されるように作用する。また、PD-1は、TCRの「ストップシグナル」が阻害されるように作用する。PD-1は、Treg細胞上に高度に発現され、リガンドの存在下でその増殖が増大し得る(Pardoll (2012) Nature Reviews Cancer 12:252-264)。抗PD 1抗体は、メラノーマ、非小細胞肺がん、膀胱がん、前立腺がん、結腸直腸がん、頭頸部がん、トリプルネガティブ乳がん、白血病、リンパ腫および腎細胞がんの治療に使用されている(Topalian et al., 2012, N Engl J Med 366:2443-54;Lipson et al., 2013, Clin Cancer Res 19:462-8;Berger et al., 2008, Clin Cancer Res 14:3044-51;Gildener-Leapman et al., 2013, Oral Oncol 49:1089-96;Menzies & Long, 2013, Ther Adv Med Oncol 5:278-85)。例示的な抗PD-1抗体としては、ニボルマブ(BMSによるオプジーボ)、ペンブロリズマブ(Merckによるキイトルーダ)、ピジリズマブ(Cure TechによるCT-011)、ランブロリズマブ(MerckによるMK-3475)およびAMP-224(Merck)が挙げられ、ニボルマブ(オプジーボ、BMS-936558またはMDX1106とも称される;Bristol-Myers Squibb)PD-1を特異的にブロックする完全ヒトIgG4モノクローナル抗体である。ニボルマブ(クローン5C4)およびPD-1に特異的に結合する他のヒトモノクローナル抗体はUS 8,008,449およびWO2006/121168に記載されている。ピジリズマブ(CT-011;Cure Tech)は、PD-1に結合するヒト化IgG1kモノクローナル抗体である。ピジリズマブおよび他のヒト化抗PD-1モノクローナル抗体はWO2009/101611に記載されている。ペンブロリズマブ(以前はランブロリズマブとして公知、キイトルーダとも称される, MK03475;Merck)は、PD-1に結合するヒト化IgG4モノクローナル抗体である。ペンブロリズマブおよび他のヒト化抗PD-1抗体はUS 8,354,509およびWO2009/114335に記載されている。他の抗PD-1抗体としては、AMP 514(Amplimmune)、とりわけ、例えばUS 8,609,089、US 2010028330、US 20120114649および/またはUS 20150210769に記載された抗PD-1抗体が挙げられる。AMP-224(B7-DCIg;Amplimmune;例えばWO2010/027827およびWO2011/066342に記載)は、PD-1とB7-H1間の相互作用をブロックするPD-L2 Fc融合可溶性受容体である。
PD-L1(CD274およびB7-H1としても知られる)およびPD-L2(CD273およびB7-DCとしても知られる)は、活性化されたT細胞、B細胞、骨髄細胞、マクロファージおよびいくつかの型の腫瘍細胞上にみられるPD-1のリガンドである。抗腫瘍治療は抗PD-L1抗体に注力されている。PD-1とPD-L1の複合体はCD8+T細胞の増殖を阻害し、免疫応答を低減させる(Topalian et al., 2012, N Engl J Med 366:2443-54;Brahmer et al., 2012, N Eng J Med 366:2455-65)。抗PD-L1抗体は、非小細胞肺がん、メラノーマ、結腸直腸がん、腎細胞がん、膵がん、胃がん、卵巣がん、乳がんおよび造血器悪性腫瘍の治療に使用されている(Brahmer et al., 2012, N Eng J Med 366:2455-65;Ott et al., 2013, Clin Cancer Res 19:5300-9;Radvanyi et al., 2013, Clin Cancer Res 19:5541;Menzies & Long, 2013, Ther Adv Med Oncol 5:278-85;Berger et al., 2008, Clin Cancer Res 14:13044-51)。例示的な抗PD-L1抗体としては、MDX-1105(Medarex)、MEDI4736(Medimmune)MPDL3280A(Genentech)、BMS-935559(Bristol-Myers Squibb)およびMSB0010718Cが挙げられる。MEDI4736(Medimmune)は、PD-L1に結合し、このリガンドとPD-1との相互作用を阻害するヒトモノクローナル抗体である。MDPL3280A(Genentech/Roche)は、PD-L1に結合するヒトFc最適化IgG1モノクローナル抗体である。MDPL3280AおよびPD-L1に対する他のヒトモノクローナル抗体は米国特許第7,943,743号および米国特許出願公開第20120039906号に記載されている。他の抗PD-L1結合剤としては、YW243.55.S70(WO2010/077634参照)およびMDX-1105(BMS-936559とも称され、例えばWO2007/005874に記載された抗PD-L1結合剤)が挙げられる。
CD152としても知られる細胞傷害性T-リンパ球関連抗原(CTLA-4)は、T細胞の活性化を調節するために機能する共阻害性分子である。CTLA-4は、T細胞上の排他的に発現される免疫グロブリンスーパーファミリーのメンバーである。CTLA-4は、T細胞の活性化が阻害されるように作用し、ヘルパーT細胞の活性を阻害して制御性T細胞の免疫抑制活性を増強することが報告されている。CTLA-4の厳密な作用機序はまだ究明中であるが、これは、CD80およびCD86に対する結合においてCD28を打ち負かすこと、ならびに阻害シグナルをT細胞に能動的に送達することによってT細胞の活性化を阻害することが示唆されている(Pardoll (2012) Nature Reviews Cancer 12:252-264)。抗CTLA-4抗体は、臨床試験でメラノーマ、前立腺がん、小細胞肺がん、非小細胞肺がんの治療のために使用されている(Robert & Ghiringhelli, 2009, Oncologist 14:848-61;Ott et al., 2013, Clin Cancer Res 19:5300;Weber, 2007, Oncologist 12:864-72;Wada et al., 2013, J Transl Med 11:89)。抗CTLA-4の重要な特徴は抗腫瘍効果の速度論であり、初期の処置後、生理学的応答のために6ヶ月に至るまでの遅延期間が必要とされる。いくつかの場合において、腫瘍は実際、処置開始後、サイズが大きくなり得、その後、縮小がみられる(Pardoll (2012) Nature Reviews Cancer 12:252-264)。例示的な抗CTLA-4抗体としては、イピリムマブ(Bristol-Myers Squibb)およびトレメリムマブ(Pfizer)が挙げられる。イピリムマブは最近、転移性メラノーマの治療に対してFDAの承認を受けた(Wada et al., 2013, J Transl Med 11:89)。
CD223としても知られるリンパ球活性化遺伝子-3(LAG-3)は、別の免疫チェックポイントタンパク質である。LAG-3は、リンパ球の活性阻害およびいくつかの場合においてリンパ球アネルギーの誘導と関連する。LAG-3は、免疫系の種々の細胞、例えばB細胞、NK細胞および樹状細胞上に発現される。LAG-3はMHCクラスII受容体の天然リガンドであり、強力な免疫抑制活性が賦与されたものを含むメラノーマ浸潤T細胞上にかなり発現される。例示的な抗LAG-3抗体としては、LAG-3を標的とするモノクローナル抗体であるBMS-986016(Bristol-Myers Squib)が挙げられる。IMP701(Immutep)はLAG-3アンタゴニスト抗体であり、IMP731(ImmutepおよびGlaxoSmithKline)はLAG-3除去抗体である。他のLAG-3阻害剤としては、LAG-3の可溶性部分と、MHCクラスII 分子に結合して抗原提示細胞(APC)を活性化させるIgとの組換え融合タンパク質であるIMP321(Immutep)が挙げられる。他の抗体は、例えばWO2010/019570およびUS 2015/0259420に記載されている。
T細胞免疫グロブリンドメインおよびムチンドメイン-3(TIM-3)は、活性化されたTh1細胞上において最初に同定され、免疫応答の負の調節因子であることが示されている。TIM-3のブロックはT細胞媒介性抗腫瘍免疫を促進させ、ある範囲のマウス腫瘍モデルにおいて抗腫瘍活性を有する。TIM-3のブロックと他の免疫療法剤、例えばTSR-042、抗CD137抗体などの組合せは抗腫瘍効果の増大において相加的または相乗的であり得る。TIM-3の発現はいくつかの異なる腫瘍型、例えばメラノーマ、NSCLCおよび腎がんと関連しており、さらに、腫瘍内TIM-3の発現は、ある範囲の腫瘍型、例えばNSCLC、子宮頸がんおよび胃がんにおいて予後不良と相関することが示されている。また、TIM-3のブロックは、いくつかの慢性ウイルス性疾患に対する免疫増進の向上にも重要である。また、TIM-3は、いくつかのリガンド、例えばガレクチン-9、ホスファチジルセリンおよびHMGB1と相互作用することも示されているが、あるとすればこれらのうちのどれが抗腫瘍応答の調節に重要であるのかは現時点では明らかでない。いくつかの態様において、TIM-3を標的とする抗体、抗体断片、低分子またはペプチド阻害剤は、TIM-3のIgVドメインに結合してそのリガンドとの相互作用を阻害し得る。TIM-3を阻害する例示的な抗体およびペプチドはUS 2015/0218274、WO2013/006490およびUS 2010/0247521に記載されている。他の抗TIM-3抗体としては、ヒト化型のRMT3-23(Ngiow et al., 2011, Cancer Res, 71:3540-3551)およびクローン8B.2C12(Monney et al., 2002, Nature, 415:536-541)が挙げられる。TIM-3とPD-1を阻害する二重特異性抗体はUS 2013/0156774に記載されている。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、CEACAM阻害剤(例えば、CEACAM-1、CEACAM-3および/またはCEACAM-5阻害剤)である。いくつかの態様において、CEACAMの阻害剤は抗CEACAM抗体分子である。例示的な抗CEACAM-1抗体はWO 2010/125571、WO 2013/082366 WO 2014/059251およびWO 2014/022332に記載されており、例えば、モノクローナル抗体34B1、26H7および5F4;または例えばUS 2004/0047858、US 7,132,255およびWO 99/052552に記載のその組換え形態。いくつかの態様において、抗CEACAM抗体は、例えばZheng et al., PLoS One. (2011) 6 (6): e21146)に記載のようにCEACAM-5に結合するか、または例えばWO 2013/054331およびUS 2014/0271618に記載のようにCEACAM-1およびCEACAM-5と交差反応する。
CD137としても知られる4-1BBは、TNFRスーパーファミリーに属する膜貫通型糖タンパク質である。4-1BB受容体は、活性化されたT細胞およびB細胞および単球上に存在する。例示的抗4-1BB抗体はウレルマブ(BMS-663513)であり、これは潜在的免疫賦活活性および抗新生物活性を有する。
OX40およびCD134としても知られる腫瘍壊死因子受容体スーパーファミリー, メンバー4(TNFRSF4)はTNFRスーパーファミリーの別のメンバーである。OX40は休止期のナイーブT細胞上に構成的に発現されず、副の共刺激免疫チェックポイント分子として作用する。例示的な抗OX40抗体はMEDI6469およびMOXR0916(RG7888, Genentech)。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、制御性T細胞(Treg)集団を減少させる分子を含む。Treg細胞の数を減らす(例えば、除去する)方法は当技術分野で公知であり、例えば、CD25除去、シクロホスファミド投与、およびグルココルチコイド誘導性TNFRファミリー関連遺伝子(GITR)機能の調節が挙げられる。GITRは、活性化されたT細胞において上方調節されるTNFRスーパーファミリーのメンバーであり、免疫系を増強する。アフェレーシス前または改変細胞、例えばCAR発現細胞の投与前の対象者のTreg細胞の数を減らすと、腫瘍微小環境において不要な免疫細胞(例えば、Treg)の数が減少し得、対象者の再発リスクが低下する。いくつかの態様において、追加の薬剤は、GITRを標的とする、および/またはGITR機能を調節する分子、例えばGITRアゴニストおよび/または制御性T細胞(Treg)を除去するGITR抗体を含む。いくつかの態様において、追加の薬剤はシクロホスファミドを含む。いくつかの態様において、GITR結合分子および/またはGITR機能を調節する分子(例えば、GITRアゴニストおよび/またはTreg除去GITR抗体)は、改変細胞、例えばCAR発現細胞の前に投与される。例えば、いくつかの態様において、GITRアゴニストは該細胞のアフェレーシスの前に投与され得る。いくつかの態様において、シクロホスファミドは対象者に、改変細胞、例えばCAR発現細胞の投与(例えば、輸注もしくは再輸注)の前または該細胞のアフェレーシスの前に投与される。いくつかの態様において、シクロホスファミドと抗GITR抗体が対象者に、改変細胞、例えばCAR発現細胞の投与(例えば、輸注もしくは再輸注)の前または該細胞のアフェレーシスの前に投与される。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、GITRアゴニストである。例示的なGITRアゴニストとしては、例えば、GITR融合タンパク質および抗GITR抗体(例えば、二価の抗GITR抗体)、例えば、米国特許第6,111,090号、欧州特許第090505B 1号、米国特許第8,586,023号、PCT公報番号:WO 2010/003118および2011/090754に記載されたGITR融合タンパク質など、または例えば米国特許第7,025,962号、欧州特許第1947183B 1号、米国特許第7,812,135号、米国特許第8,388,967号、米国特許第8,591,886号、欧州特許第1866339号、PCT公報番号WO 2011/028683、PCT公報番号WO 2013/039954、PCT公報番号WO2005/007190、PCT公報番号WO 2007/133822、PCT公報番号WO2005/055808、PCT公報番号WO 99/40196、PCT公報番号WO 2001/03720、PCT公報番号WO99/20758、PCT公報番号WO2006/083289、PCT公報番号WO 2005/115451、米国特許第7,618,632号およびPCT公報番号WO 2011/051726に記載の抗GITR抗体が挙げられる。例示的抗GITR抗体はTRX518である。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、投与される細胞、例えばCAR発現細胞の腫瘍浸潤または通り抜けを増強する。例えば、いくつかの態様において、追加の薬剤はCD40、例えばCD40L、例えば組換えヒトCD40Lを刺激する。表面抗原分類40(CD40)もまたTNFRスーパーファミリーのメンバーである。CD40は、抗原提示細胞上にみられる共刺激タンパク質であり、広範なさまざまな免疫応答および炎症性応答を媒介する。また、CD40はいくつかの悪性腫瘍上にも発現され、この場合これは増殖を促進させる。例示的な抗CD40抗体はダセツズマブ(SGN-40)、ルカツムマブ(Novartis, アンタゴニスト)、SEA-CD40(Seattle Genetics)およびCP-870,893である。いくつかの態様において、腫瘍浸潤を増強する追加の薬剤としては、チロシンキナーゼ阻害剤のスニチニブ、ヘパラナーゼおよび/またはケモカイン受容体、例えばCCR2、CCR4およびCCR7が挙げられる。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、サリドマイド薬物もしくはそのアナログおよび/またはその誘導体、例えばレナリドミド、ポマリドミドもしくはアプレミラストを含む。例えば、Bertilaccio et al., Blood (2013) 122:4171, Otahal et al., Oncoimmunology (2016) 5 (4): e1115940;Fecteau et al., Blood (2014) 124 (10): 1637-1644およびKuramitsu et al., Cancer Gene Therapy (2015) 22:487-495を参照のこと)。レナリドミド((RS)-3-(4-アミノ-1-オキソ-1,3-ジヒドロ-2H-イソインドル-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオン;レブラミドとしても知られる)はサリドマイドの合成誘導体であり、複数の免疫調節効果、例えば、T細胞と抗原提示細胞(APC)間の免疫シナプス形成の実行を有する。例えば、いくつかの場合では、レナリドミドはT細胞応答を調節し、CD4+およびCD8+T細胞において高いインターロイキン(IL)-2 生産をもたらし、Th2からTh1へのT ヘルパー(Th)応答のシフトを誘導し、制御性T細胞(Treg)サブセットの拡大増殖を阻害し、濾胞性リンパ腫および慢性リンパ球性白血病(CLL)における免疫学的シナプスの機能発揮を改善する(Otahal et al., Oncoimmunology (2016) 5 (4): e1115940)。また、レナリドミドは、多発性骨髄腫(MM)を有する患者において直接的殺腫瘍活性を有し、リンパ系組織の微小環境にみられる支持細胞、例えばナース様(nurse-like)細胞に影響を及ぼすことによってCLL腫瘍細胞の生存を直接および間接的に調節する。また、レナリドミドは、CD3ライゲーションによるT細胞の活性化または樹状細胞媒介性活性化に応答してT細胞増殖およびインターフェロン-γ生産を増強し得る。また、レナリドミドは、悪性B細胞が高レベルの免疫賦活分子、例えばCD80、CD86、HLA-DR、CD95およびCD40を発現することを誘導し得る(Fecteau et al., Blood (2014) 124 (10): 1637-1644)。いくつかの態様では、レナリドミドが、1日あたり約1 mg~約20 mg、例えば約1 mg~約10 mg、約2.5 mg~約7.5 mg、約5 mg~約15 mg、例えば1日あたり約5 mg、約10 mg、約15 mg、または約20 mgの用量で投与される。いくつかの態様では、レナリドミドが、約10 μg/kg~5 mg/kg、例えば約100 μg/kg~約2 mg/kg、約200 μg/kg~約1 mg/kg、約400 μg/kg~約600 μg/kg、例えば約500 μg/kgの用量で投与される。いくつかの態様では、リツキシマブが、約350~550 mg/m2(例えば、350~375、375~400、400~425、425~450、450~475、または475~500 mg/m2)の用量で、例えば静脈内投与される。いくつかの態様では、レナリドミドが低用量で投与される。
いくつかの態様において、追加の薬剤はB細胞阻害剤である。いくつかの態様において、追加の薬剤は、CD10、CD19、CD20、CD22、CD34、CD123、CD79a、CD79b、CD179b、FLT-3もしくはROR1の阻害剤またはその組合せの中から選択される1つまたは複数のB細胞阻害剤である。いくつかの態様において、B細胞阻害剤は抗体(例えば、単一特異性もしくは二重特異性抗体)またはその抗原結合断片である。いくつかの態様において、追加の薬剤は、B細胞標的、例えば、CD10、CD19、CD20、CD22、CD34、CD123、CD79a、CD79b、CD179b、FLT-3またはROR1を標的とする組換え受容体を発現する改変細胞である。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、CD20阻害剤、例えば抗CD20抗体(例えば抗CD20単一特異性もしくは二重特異性抗体)またはその断片である。例示的な抗CD20抗体としては、限定するわけではないが、リツキシマブ、オファツムマブ、オクレリズマブ(GA101またはRO5072759としても知られる)、ペルツズマブ、オビヌツズマブ、TRU-015(Trubion Pharmaceuticals)、オカラツズマブ(ocaratuズマブ)(AME-133vまたはオカラツズマブとしても知られる)およびPro131921(Genentech)が挙げられる。例えば、Lim et al., Haematologica. (2010) 95 (1): 135-43を参照のこと。いくつかの態様において、抗CD20抗体はリツキシマブを含む。リツキシマブは、CD20に結合してCD20発現細胞の細胞溶解を引き起こすキメラマウス/ヒトモノクローナル抗体IgG1カッパである。いくつかの態様において、追加の薬剤はリツキシマブを含む。いくつかの態様において、CD20阻害剤は低分子である。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、CD22阻害剤、例えば抗CD22抗体(例えば抗CD22単一特異性もしくは二重特異性抗体)またはその断片である。例示的な抗CD22抗体としてはエプラツズマブおよびRFB4が挙げられる。いくつかの態様において、CD22阻害剤は低分子である。いくつかの態様において、抗体は、任意で第2の薬剤、例えば化学療法剤にコンジュゲートさせた単一特異性抗体である。例えば、いくつかの態様において、抗体は抗CD22モノクローナル抗体-MMAEコンジュゲート(例えば、DCDT2980S)である。いくつかの態様において、抗体は抗CD22抗体のscFv、例えば抗体RFB4のscFvである。いくつかの態様において、scFvは、シュードモナス外毒素-A(例えば、BL22)の全部またはその断片と融合される。いくつかの態様において、scFvは、シュードモナス外毒素-A(例えば、モキセツモマブ パスドトクス)の全部またはその断片(例えば、38 kDa断片)と融合される。いくつかの態様において、抗CD22抗体は、任意で毒素にコンジュゲートさせた抗CD19/CD22二重特異性抗体である。例えば、いくつかの態様において、抗CD22抗体は、任意でジフテリア毒素(DT)の全部または一部分、例えばジフテリア毒素(DT)の最初の389個のアミノ酸DT 390、例えばDT2219ARLなどのリガンド指向性毒素)に連結させた抗CD19/CD22二重特異性部分(例えば、ヒトCD19およびCD22を認識する2つのscFvリガンド)を含む。いくつかの態様において、二重特異性部分(例えば、抗CD 19/抗CD22)を毒素、例えば脱グリコシル化リシンA鎖に連結させる(例えば、Combotox)。
いくつかの態様において、免疫調節剤はサイトカインである。いくつかの態様において、免疫調節剤は、サイトカインであるか、または腫瘍微小環境におけるサイトカインの高発現を誘導する薬剤である。サイトカインは、T細胞の拡大増殖、分化、生存および恒常性に関する重要な機能を有する。本明細書において提供される、GPRC5Dに結合する組換え受容体、細胞、および/または組成物を受けている対象者に投与され得るサイトカインとしては、IL-2、IL-4、IL-7、IL-9、IL-15、IL-18およびIL-21のうちの1つまたは複数が挙げられる。本明細書において提供される、GPRC5Dに結合する組換え受容体、BCMAに結合する組換え受容体、GPRC5DおよびBCMAに結合する組換え受容体、細胞、ならびに/または組成物を受けている対象者に投与され得るサイトカインとしては、IL-2、IL-4、IL-7、IL-9、IL-15、IL-18およびIL-21のうちの1つまたは複数が挙げられる。いくつかの態様において、投与されるサイトカインは、IL-7、IL-15もしくはIL-21またはその組合せである。いくつかの態様において、サイトカインの投与により、特定の局面(例えば、投与される細胞(例えばCAR発現細胞)の奏効性および/または抗腫瘍活性)が改善され得る。
サイトカインは、例えば、別の細胞に対して細胞間メディエータとして作用する、ある細胞集団によって放出されるタンパク質を指し得る。そのようなサイトカインの例は、リンホカイン、モノカインおよび従来のポリペプチドホルモンである。挙げられるサイトカインには、成長ホルモン、例えばヒト成長ホルモン、N-メチオニルヒト成長ホルモンおよびウシ成長ホルモン;副甲状腺ホルモン;サイロキシン;インスリン;プロインスリン;リラキシン;プロリラキシン;糖タンパク質ホルモン、例えば卵胞刺激ホルモン(FSH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、および黄体形成ホルモン(LH);肝細胞(hepatic)増殖因子;線維芽細胞増殖因子;プロラクチン;胎盤性ラクトゲン;腫瘍壊死因子-アルファおよび-ベータ;ミュラー管抑制因子;マウスゴナドトロピン関連ペプチド;インヒビン;アクチビン;血管内皮成長因子;インテグリン;トロンボポエチン(TPO);神経成長因子、例えばNGF-ベータ;血小板-増殖因子;トランスフォーミング増殖因子(TGF)、例えばTGF-アルファおよびTGF-ベータ;インスリン様増殖因子-Iおよび-II;エリスロポエチン(EPO);骨誘導因子;インターフェロン、例えばインターフェロン-アルファ、ベータ、および-ガンマ;コロニー刺激因子(CSF)、例えばマクロファージ-CSF(M-CSF);顆粒球-マクロファージ-CSF(GM-CSF);および顆粒球-CSF(G-CSF);インターロイキン(IL)、例えばIL-1、IL-1アルファ、IL-2、IL-3、IL-4、IL-5、IL-6、IL-7、IL-8、IL-9、IL-10、IL-11、IL-12;IL-15、腫瘍壊死因子、例えばTNF-アルファまたはTNF-ベータ;ならびに他のポリペプチド因子、例えばLIFおよびkitリガンド(KL)がある。本明細書において使用する場合、サイトカインという用語は、天然の供給源に由来するタンパク質または組換え細胞培養物に由来するタンパク質、および天然配列のサイトカインの生物学的に活性な等価物を含む。例えば、当該免疫調節剤はサイトカインであり、サイトカインはIL-4、TNF-α、GM-CSFまたはIL-2である。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、インターロイキン-15(IL-15)ポリペプチド、インターロイキン-15受容体アルファ(IL-15Rα)ポリペプチドまたはその組合せ、例えばhetIL-15(Admune Therapeutics, LLC)を含む。hetIL-15はIL-15とIL-15Rαのヘテロ二量体型非共有結合性複合体である。hetIL-15は、例えば、U.S.8,124,084、U.S.2012/0177598、U.S.2009/0082299、U.S.2012/0141413およびU.S.2011/0081311に記載されている。いくつかの態様において、免疫調節剤は1つまたは複数のサイトカインを含み得る。例えば、インターロイキンは、天然のサイトカインの組合せである白血球インターロイキン注射(Multikine)を含み得る。いくつかの態様において、免疫調節剤はToll様受容体(TLR)アゴニスト、アジュバントまたはサイトカインである。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、細胞療法と関連している1つまたは複数の毒性または副作用を軽快させるか、あるいは中和する薬剤である。いくつかの態様において、追加の薬剤は、ステロイド(例えば、コルチコステロイド)、TNFαの阻害剤およびIL-6の阻害剤の中から選択される。TNFα阻害剤の一例は抗TNFα抗体分子、例えばインフリキシマブ、アダリムマブ、セルトリズマブペゴルおよびゴリムマブである。TNFα阻害剤の別の例は融合タンパク質、例えばエタネルセプトである。TNFαの小分子阻害剤としては、限定するわけではないが、キサンチン誘導体(例えばペントキシフィリン)およびブプロピオンが挙げられる。IL-6阻害剤の一例は抗IL-6抗体分子、例えばトシリズマブ、サリルマブ、エルシリモマブ、CNTO 328、ALD518/BMS-945429、CNTO 136、CPSI-2364、CDP6038、VX30、ARGX-109、FE301およびFM101である。いくつかの態様において、抗IL-6抗体分子はトシリズマブである。いくつかの態様において、追加の薬剤はIL-1R阻害剤、例えばアナキンラである。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、アデノシンレベルおよび/またはアデノシン経路の構成要素のモジュレーターである。アデノシンは体内で免疫調節剤として機能し得る。例えば、アデノシンおよびアデノシン受容体サブタイプを非選択的に活性化させるいくつかのアデノシンアナログは、炎症性酸化生成物の好中球生成を低減する(Cronstein et al., Ann. N. Y. Acad. Sci. 451:291, 1985;Roberts et al., Biochem.J., 227:669, 1985;Schrier et al., J. Immunol. 137:3284, 1986;Cronstein et al., Clinical Immunol. Immunopath. 42:76, 1987)。いくつかの場合において、細胞外アデノシンまたはアデノシンアナログの濃度は特定の環境、例えば腫瘍微小環境(TME)において高まり得る。いくつかの場合において、アデノシンまたはアデノシンアナログのシグナル伝達は、低酸素症または低酸素症もしくはその調節に関与する因子、例えば低酸素誘導因子(HIF)に依存する。いくつかの態様において、アデノシンシグナル伝達の増大により、炎症促進性サイトカイン産生の阻害をもたらす細胞内cAMPおよびcAMP依存性プロテインキナーゼが増加し得、免疫抑制分子の合成およびTregの発生がもたらされ得る(Sitkovsky et al., Cancer Immunol Res (2014) 2 (7): 598-605)。いくつかの態様において、追加の薬剤は、アデノシン、アデノシンアナログ、および/またはアデノシンシグナル伝達の免疫抑制効果を低減または逆転させ得る。いくつかの態様において、追加の薬剤は、低酸素駆動性A2-アデノシン作動性T細胞免疫抑制を低減または逆転させ得る。いくつかの態様において、追加の薬剤は、アデノシン受容体のアンタゴニスト、細胞外アデノシン分解剤、CD39/CD73外酵素によるアデノシン生成の阻害剤および低酸素-HIF-1αシグナル伝達の阻害剤の中から選択される。いくつかの態様において、追加の薬剤はアデノシン受容体のアンタゴニストまたはアゴニストである。
細胞外アデノシンの阻害剤(例えば、細胞外アデノシンの形成を抑制する、細胞外アデノシンを分解する、細胞外アデノシンを不活性にする、および/または細胞外アデノシンを減少させる薬剤)および/またはアデノシン受容体阻害剤(例えばアデノシン受容体アンタゴニスト)の長所による細胞外アデノシンまたはアデノシン受容体の阻害または低減により、免疫応答、例えばマクロファージ、好中球、顆粒球、樹状細胞、T-および/またはB細胞媒介性応答が増強され得る。加えて、Gsタンパク質媒介性cAMP依存性細胞内経路の阻害剤およびアデノシン受容体誘発性Giタンパク質媒介性細胞内経路の阻害剤もまた、急性および慢性炎症を増大させ得る。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、アデノシン受容体のアンタゴニストまたはアゴニスト、例えば、アデノシン受容体A2a、A2b、A1およびA3のうちの1つまたは複数のアンタゴニストまたはアゴニストである。A1とA3およびA2aとA2bは、それぞれ、アデニル酸シクラーゼ活性を阻害および刺激する。一部の特定のアデノシン受容体、例えばA2a、A2bおよびA3は炎症時の免疫応答を抑制または低減し得る。したがって、免疫抑制アデノシン受容体に拮抗することにより、免疫応答、例えば、投与される細胞、例えばCAR発現T細胞による免疫応答が増大、増進または増強され得る。いくつかの態様において、追加の薬剤は、細胞外アデノシンの生成およびアデノシン受容体を介するアデノシン誘発性シグナル伝達を阻害する。例えば、免疫応答の増強、局所組織炎症および標的組織の崩壊が、アデノシンによりもたらされる局所組織低酸素を抑止もしくは低減させることにより;蓄積された細胞外アデノシンを分解(もしくは不活性に)することにより;免疫細胞上のアデノシン受容体の発現を抑制もしくは減少させることにより;および/またはアデノシン受容体介するアデノシンリガンドによるシグナル伝達を阻害/拮抗することにより増強され得る。
アンタゴニストは、生物学的応答を誘発することなく、細胞受容体に結合する薬剤として、他の作用を無効にする傾向がある、任意の物質である。いくつかの態様において、アンタゴニストは、アデノシン受容体、例えばA2a、A2bまたはA3受容体のアンタゴニストである化学物質化合物である。いくつかの態様において、アンタゴニストは、アデノシン受容体に結合するがGiタンパク質依存性細胞内経路を誘発しないペプチドまたはペプチド模倣物である。例示的なアンタゴニストは、米国特許第5,565,566号;同第5,545,627、5,981,524号;同第5,861,405号;同第6,066,642号;同第6,326,390号;同第5,670,501号;同第6,117,998号;同第6,232,297号;同第5,786,360号;同第5,424,297号;同第6,313,131号、同第5,504,090号;および同第6,322,771号に記載されている。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、A2受容体(A2R)アンタゴニスト、例えばA2aアンタゴニストである。例示的なA2Rアンタゴニストとしては、KW6002(イストラデフィリン)、SCH58261、カフェイン、パラキサンチン、3,7-ジメチル-1-プロパルギルキサンチン(DMPX)、8-(m-クロロスチリル)カフェイン(CSC)、MSX-2、MSX-3、MSX-4、CGS-15943、ZM-241385、SCH-442416、プレラデナント、ビパデナント(BII014)、V2006、ST-1535、SYN-115、PSB-1115、ZM241365、FSPTP、およびA2R発現を標的とする阻害性核酸、例えばsiRNAもしくはshRNA、またはA2Rを標的とするいずれかの抗体もしくはその抗原結合断片が挙げられる。いくつかの態様において、追加の薬剤は、例えば、Ohta et al., Proc Natl Acad Sci U S A (2006) 103:13132-13137;Jin et al., Cancer Res. (2010) 70 (6): 2245-2255;Leone et al., Computational and Structural Biotechnology Journal (2015) 13:265-272;Beavis et al., Proc Natl Acad Sci U S A (2013) 110:14711-14716;およびPinna, A., Expert Opin Investig Drugs (2009) 18:1619-1631;Sitkovsky et al., Cancer Immunol Res (2014) 2 (7): 598-605;US 8,080,554;US 8,716,301;US 20140056922;WO2008/147482;US 8,883,500;US 20140377240;WO02/055083;US 7,141,575;US 7,405,219;US 8,883,500;US 8,450,329およびUS 8,987,279)に記載されたA2Rアンタゴニストである。
いくつかの態様において、アンタゴニストは、アデノシン受容体をコードするmRNAに特異的に結合するアンチセンス分子、阻害性核酸分子(例えば、低分子阻害性RNA(siRNA))または触媒性核酸分子(例えば、リボザイム)である。いくつかの態様において、アンチセンス分子、阻害性核酸分子または触媒性核酸分子は、A2a、A2bまたはA3をコードする核酸に結合する。いくつかの態様において、アンチセンス分子、阻害性核酸分子または触媒性核酸は、アデノシン受容体の下流の生化学的経路を標的とする。例えば、アンチセンス分子または触媒性核酸は、Gsタンパク質依存性細胞内経路またはGiタンパク質依存性細胞内経路に関与する酵素を阻害し得る。いくつかの態様において、追加の薬剤は、アデノシン受容体、例えばA2a、A2bまたはA3のドミナントネガティブ変異型形態を含む。
いくつかの態様において、細胞外アデノシンを阻害する追加の薬剤としては、細胞外アデノシンを非機能性にする(またはそのような機能を低下させる)薬剤、例えば、アデノシンの構造を、アデノシンがアデノシン受容体を介してシグナル伝達する能力が阻害されるように修飾する物質が挙げられる。いくつかの態様において、追加の薬剤は、細胞外アデノシン生成酵素もしくはアデノシン分解酵素、その修飾形態またはそのモジュレーターである。例えば、いくつかの態様において、追加の薬剤は、アデノシンに選択的に結合して破壊し、それにより、内因的に形成されたアデノシンがアデノシン受容体を介してシグナル伝達し、炎症を終結させる能力を無効にするか、または有意に低下させる酵素(例えば、アデノシンデアミナーゼ)または別の触媒性分子である。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、アデノシンデアミナーゼ(ADA)またはその修飾形態、例えば、細胞外アデノシンの局所組織蓄積を阻害し得る、組換えADAおよび/またはポリエチレングリコール修飾ADA(ADA-PEG)である。ADA-PEGは、ADA SCIDを有する患者の処置に使用されている(Hershfield (1995) Hum Mutat.5:107)。いくつかの態様において、細胞外アデノシンを阻害する薬剤としては、細胞外アデノシンの形成を抑制もしくは低減し、かつ/または細胞外アデノシンの蓄積を抑制もしくは低減し、それによりアデノシンの免疫抑制効果を無効にするか、または実質的に低減する薬剤が挙げられる。いくつかの態様において、追加の薬剤は、炎症促進性分子の合成および/または分泌の調節に関与する酵素およびタンパク質、例えば核内転写因子のモジュレーターを特異的に阻害する。アデノシン受容体発現あるいはGsタンパク質依存性細胞内経路もしくはGiタンパク質依存性細胞内経路またはcAMP依存性細胞内経路の抑制により、免疫応答の亢進/増強がもたらされ得る。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、細胞外アデノシンを生成または産生する外酵素を標的とし得る。いくつかの態様において、追加の薬剤は、細胞外アデノシン生成させるためにタンデムに機能するCD39およびCD73外酵素を標的とする。CD39(エクトヌクレオシド三リン酸ジホスホヒドロラーゼとも称される)は細胞外ATP(またはADP)を5'AMPに変換させる。続いて、CD73(5'ヌクレオチダーゼとも称される)が5'AMPをアデノシンに変換させる。CD39の活性はNDPキナーゼおよびアデニル酸キナーゼの作用によって可逆的であるがCD73の活性は不可逆的である。CD39およびCD73は、腫瘍間質細胞、例えば内皮細胞およびTreg上、また、多くのがん細胞上にも発現される。例えば、内皮細胞上のCD39およびCD73の発現は腫瘍微小環境の低酸素条件下において高い。腫瘍低酸素は、不充分な血液供給および無秩序な腫瘍血管系、酸素送達の障害に起因し得る(Carroll and Ashcroft (2005), Expert. Rev. Mol. Med. 7 (6): 1-16)。また、低酸素により、アデノシンをAMPに変換するアデニル酸キナーゼ(AK)が阻害され、非常に高い細胞外アデノシン濃度がもたらされる。したがって、低酸素に応答してアデノシンが高濃度で放出され、これは、充実性腫瘍内または充実性腫瘍周囲の腫瘍微小環境(TME)内で高頻度に起こる状態である。いくつかの態様において、追加の薬剤は、抗CD39抗体もしくはその抗原結合断片、抗CD73抗体もしくはその抗原結合断片、例えばMEDI9447またはTY/23、α-β-メチレン-アデノシン二リン酸(ADP)、ARL 67156、POM-3、IPH52のうちの1つまたは複数である(例えば、Allard et al., Clin Cancer Res (2013) 19 (20): 5626-5635;Hausler et al., Am J Transl Res (2014) 6 (2): 129-139;Zhang, B., Cancer Res. (2010) 70 (16): 6407-6411参照)。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、低酸素誘導因子1アルファ(HIF-1α)シグナル伝達の阻害剤である。HIF-1αの例示的な阻害剤としては、ジゴキシン、アクリフラビン、サーチュイン-7およびガネテスピブが挙げられる。
いくつかの態様において、追加の薬剤としては、プロテインチロシンホスファターゼ阻害剤、例えば本明細書に記載されるプロテインチロシンホスファターゼ阻害剤が挙げられる。いくつかの態様において、プロテインチロシンホスファターゼ阻害剤はSHP-1阻害剤、例えば本明細書に記載されるSHP-1阻害剤、例えばスチボグルコン酸ナトリウムなどである。いくつかの態様において、プロテインチロシンホスファターゼ阻害剤はSHP-2阻害剤、例えば本明細書に記載されるSHP-2阻害剤である。
いくつかの態様において、追加の薬剤はキナーゼ阻害剤である。キナーゼ阻害剤、例えばCDK4キナーゼ阻害剤、BTKキナーゼ阻害剤、MNKキナーゼ阻害剤またはDGKキナーゼ阻害剤は、腫瘍細胞に存在する構成的に活性な生存経路を調節し得る、および/または免疫細胞の機能を調節し得る。いくつかの態様において、キナーゼ阻害剤はブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害剤、例えばイブルチニブである。いくつかの態様において、キナーゼ阻害剤はホスファチジルイノシトール-4,5-ビスリン酸3-キナーゼ(PI3K)阻害剤である。いくつかの態様において、キナーゼ阻害剤はCDK4阻害剤、例えばCDK4/6阻害剤である。いくつかの態様において、キナーゼ阻害剤はmTOR阻害剤、例えばラパマイシン、ラパマイシンアナログOSI-027などである。mTOR阻害剤は、例えばmTORC1阻害剤および/またはmTORC2阻害剤、例えばmTORC1阻害剤および/またはmTORC2阻害剤であり得る。いくつかの態様において、キナーゼ阻害剤はMNK阻害剤または二重PI3K/mTOR阻害剤である。いくつかの態様において、他の例示的キナーゼ阻害剤としては、AKT阻害剤ペリホシン、mTOR阻害剤テムシロリムス、Srcキナーゼ阻害剤ダサチニブおよびホスタマチニブ、JAK2阻害剤パクリチニブおよびルキソリチニブ、PKCβ阻害剤エンザスタウリンおよびブリオスタチン、ならびにAAK阻害剤アリセルチブが挙げられる。
いくつかの態様において、キナーゼ阻害剤は、イブルチニブ(PCI- 32765);GDC-0834;RN-486;CGI-560;CGI-1764;HM-71224;CC-292;ONO-4059;CNX-774;およびLFM-A13から選択されるBTK阻害剤である。いくつかの態様において、BTK阻害剤は、インターロイキン-2誘導性キナーゼ(ITK)のキナーゼ活性を低減または阻害せず、GDC-0834;RN-486;CGI-560;CGI-1764;HM-71224;CC-292;ONO-4059;CNX-774;およびLFM-A13から選択される。
いくつかの態様において、キナーゼ阻害剤はBTK阻害剤、例えばイブルチニブ(1-[(3R)-3-[4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル]ピペリジン-1-イル]プロプ-2-エン-1-オン;PCI-32765としても知られる)である。いくつかの態様において、キナーゼ阻害剤は、BTK阻害剤、例えばイブルチニブ(PCI-32765)であり、イブルチニブは、約250 mg、約300 mg、約350 mg、約400 mg、約420 mg、約440 mg、約460 mg、約480 mg、約500 mg、約520 mg、約540 mg、約560 mg、約580 mg、約600 mg(例えば、250 mg、420 mg、または560 mg)の用量で、ある期間(例えば、21日サイクルまたは28日サイクル)にわたって毎日投与される。いくつかの態様において、BTK阻害剤は、国際出願WO 2015/079417に記載されたBTK阻害剤である。
いくつかの態様において、キナーゼ阻害剤はPI3K阻害剤である。PI3Kは、細胞周期の調節およびリンパ腫の生存に関与するPI3K/Akt/mTOR経路の中心である。例示的なPI3K阻害剤としてはイデラリシブ(PI3Kδ阻害剤)が挙げられる。いくつかの態様において、追加の薬剤はイデラリシブおよびリツキシマブである。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、哺乳類ラパマイシン標的(mTOR)の阻害剤である。いくつかの態様において、キナーゼ阻害剤は、テムシロリムス;リダホロリムス(AP23573およびMK8669としても知られる);エベロリムス(RAD001);ラパマイシン(AY22989);シマピモド(simapimod);AZD8055;PF04691502;SF1126;およびXL765から選択されるmTOR阻害剤である。いくつかの態様において、追加の薬剤は、マイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MAPK)の阻害剤、例えばベムラフェニブ、ダブラフェニブおよびトラメチニブである。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、アポトーシス促進性タンパク質または抗アポトーシスタンパク質を調節する薬剤である。いくつかの態様において、追加の薬剤としては、B細胞リンパ腫2(BCL-2)阻害剤(例えば、ベネトクラクス、ABT-199もしくはGDC-0199とも称される;またはABT-737)が挙げられる。ベネトクラクスは、抗アポトーシスタンパク質BCL-2を阻害する低分子(4-(4-{[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチル-1-シクロヘキセン-1-イル]メチル}-1-ピペラジニル)-N-({3-ニトロ-4-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメチル)アミノ]フェニル}スルホニル)-2-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イルオキシ)ベンズアミド)である。アポトーシス促進性タンパク質または抗アポトーシスタンパク質を調節する他の薬剤としては、BCL-2阻害剤ABT-737、ナビトクラクス(navitoclax)(ABT-263);最大有効性のためのMcl-1 siRNAまたはMcl-1阻害剤レチノイドN-(4-ヒドロキシフェニル)レチナミド(4-HPR)が挙げられる。いくつかの態様において、追加の薬剤は、アポトーシス促進性刺激、例えば、腫瘍細胞表面上のTRAILデスレセプターDR-4およびDR-5に結合することによってアポトーシス経路を活性化し得る組換え腫瘍壊死因子関連アポトーシス誘導リガンド(TRAIL)、またはTRAIL-R2アゴニスト抗体をもたらす。
いくつかの態様において、追加の薬剤としてインドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO)阻害剤が挙げられる。IDOは、アミノ酸L-トリプトファンのキヌレニンへの分解を触媒する酵素である。多くのがん、例えば前立腺がん、結腸直腸がん、膵がん、子宮頸がん、胃がん、卵巣がん、頭部のがんおよび肺がんがIDOを過剰発現する。形質細胞様樹状細胞(pDC)、マクロファージおよび樹状細胞(DC)もIDOを発現し得る。いくつかの局面において、L-トリプトファンの減少(例えば、IDOによって触媒)により、T細胞のアネルギーおよびアポトーシスが誘導されることによって免疫抑制環境がもたらされる。したがって、いくつかの局面では、IDO阻害剤が、本明細書に記載されるGPRC5Dに結合する組換え受容体、細胞、および/または組成物の有効性を、例えば投与されたCAR発現細胞の抑制または死を減じることにより、増強し得る。例示的なIDO阻害剤としては、限定ではないが、1-メチル-トリプトファン、indoximod(New Link Genetics)(例えば臨床試験識別番号NCT01191216;NCT01792050を参照)、およびINCB024360(Incyte Corp.)(例えば臨床試験識別番号NCT01604889;NCT01685255を参照)が挙げられる。
いくつかの態様では、追加剤としては、細胞傷害剤、例えばCPX-351(Celator Pharmaceuticals)、シタラビン、ダウノルビシン、ボサロキシン(Sunesis Pharmaceuticals)、サパシタビン(Cyclacel Pharmaceuticals)、イダルビシン、またはミトキサントロンが挙げられる。いくつかの態様では、追加剤としては、低メチル化剤、例えばDNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤、例えばアザシチジンまたはデシタビンが挙げられる。
別の態様では、さらなる治療法は、移植、例えば同種幹細胞移植である。
いくつかの態様では、さらなる治療法は、リンパ球除去化学療法である。リンパ球除去化学療法は、組換え受容体を発現する細胞、例えばCAR T細胞の生着および活性を改善すると考えられている。いくつかの態様では、リンパ球除去化学療法は、養子的に移入される腫瘍特異性T細胞を増強して、恒常的増殖によりインビボで増殖させ得る(Grossman 2004、Stachel 2004)。いくつかの態様では、化学療法は、腫瘍を標的とする養子的移入T細胞の機能を抑制し得るCD4+CD25+調節T細胞を減らすか排除することができる(Turk 2004)。いくつかの態様では、養子T細胞療法前のリンパ球除去化学療法が、骨髄におけるストロマ細胞由来因子1(SDF-1)の発現を増強することができ、SDF-1とT細胞表面に発現したCXCR-4との結合によって、原発腫瘍部位への改変T細胞のホーミングが増強される(Pinthus 2004)。いくつかの態様では、リンパ球除去化学療法は、対象者の腫瘍負荷をさらに減らすことができ、かつ潜在的にCRSのリスクおよび重度を低下させ得る。
いくつかの態様では、改変細胞、例えばCAR発現細胞の投与の例えば前に、対象者にリンパ球除去が実施される。いくつかの態様では、リンパ球除去は、メルファラン、シトキサン、シクロホスファミド、および/またはフルダラビンの1つまたは複数を投与することを含む。いくつかの態様では、リンパ球除去化学療法が、改変細胞、例えばCAR発現細胞の投与(例えば輸注)の前、同時、または後に、対象者に投与される。ある例では、リンパ球除去化学療法は、改変細胞、例えばCAR発現細胞の投与の前に対象者に投与される。いくつかの態様では、リンパ球除去化学療法は、改変細胞を投与する1~10日前、例えば改変細胞の投与を開始する1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10日前、あるいは改変細胞の投与を開始する少なくとも2日前、例えば少なくとも3、4、5、6、または7日前に投与される。いくつかの態様では、対象者は、改変細胞の投与開始前の7日以内、例えば改変細胞の投与開始前の6、5、4、3、または2日以内に、プレコンディショニング剤を投与される。リンパ球除去化学療法の何日後に改変細胞が投与されるかは、臨床またはロジスティックの状況に基づき決定され得る。いくつかの例では、リンパ球除去化学療法レジメンの用量調節または他の変更は、担当医師により判定される対象者の健康状態、例えば根本的な臓器機能に応じて実施され得る。
いくつかの態様では、リンパ球除去化学療法は、リンパ球除去剤、例えばシクロホスファミド、フルダラビン、またはそれらの組み合わせの投与を含む。いくつかの態様では、対象者は、対象者の体重に対し20 mg/kgまたは約20 mg/kg~100 mg/kgまたは約100 mg/kgの用量の、例えば40 mg/kgまたは約40 mg/kg~80 mg/kgまたは約80 mg/kgの用量のシクロホスファミドを投与される。いくつかの局面では、対象者は、約60 mg/kgのシクロホスファミドを投与される。いくつかの態様では、シクロホスファミドは、1日または2日間にわたって、1日1回投与される。いくつかの態様では、リンパ球除去剤がシクロホスファミドを含む場合、対象者は、対象者の体表面積あたり100 mgもしくは約100 mg/m2~500 mgもしくは約500 mg/m2、例えば200 mgもしくは約200 mg/m2~400 mgもしくは約400 mg/m2、または250 mg/m2~350 mg/m2の用量(両端を含む)のシクロホスファミドを投与される。場合によっては、対象者は、約300 mg/m2のシクロホスファミドを投与される。いくつかの態様では、シクロホスファミドは、単回投与で投与されてもよいし、複数回投与で投与されてもよく、例えば毎日、隔日、または3日おきに投与されてもよい。いくつかの態様では、シクロホスファミドは、毎日、例えば1~5日間、例えば2~4日間投与される。場合によっては、対象者は、細胞療法の開始前に、約300 mg/m2のシクロホスファミドを3日間毎日投与される。
いくつかの態様では、リンパ球除去剤がフルダラビンを含む場合、対象者は、対象者の体表面積あたり1 mgもしくは約1 mg/m2~100 mgもしくは約100 mg/m2、例えば10 mgもしくは約10 mg/m2~75 mgもしくは約75 mg/m2、15 mg/m2~50 mg/m2、20 mg/m2~40 mg/m2、または24 mg/m2~35 mg/m2の用量(両端を含む)のフルダラビンを投与される。場合によっては、対象者は、約30 mg/m2のフルダラビンを投与される。いくつかの態様では、フルダラビンは、単回投与で投与されてもよいし、複数回投与で投与されてもよく、例えば毎日、隔日、または3日おきに投与されてもよい。いくつかの態様では、フルダラビンは、毎日、例えば1~5日間、例えば2~4日間投与される。場合によっては、対象者は、細胞療法の開始前、約30 mg/m2のフルダラビンを3日間毎日投与される。
いくつかの態様では、リンパ球除去剤は、剤の組み合わせ、例えばシクロホスファミドとフルダラビンとの組み合わせを含む。したがって、剤の組み合わせは、シクロホスファミドを上記に記載されたような任意の用量または投与スケジュールで、そしてフルダラビンを上記に記載されたような任意の用量または投与スケジュールで、含み得る。例えば、いくつかの局面では、対象者は、30 mg/m2または約30 mg/m2のフルダラビンを3日間にわたって毎日投与され、300 mg/m2または約300 mg/m2のシクロホスファミドを3日間にわたって毎日投与される。
いくつかの態様では、リンパ球除去化学療法の前に、デキサメタゾンまたは他のステロイドを除く制吐薬が投与され得る。いくつかの態様では、出血性膀胱炎の病歴をもつ対象者にはメスナが使用される場合がある。
いくつかの態様において、追加の薬剤は腫瘍溶解性ウイルスである。いくつかの態様において、腫瘍溶解性ウイルスは、がん細胞内で選択的に複製され、がん細胞の死を誘発するか、またはがん細胞の成長を遅滞させることができる。いくつかの場合において、腫瘍溶解性ウイルスは非がん細胞に対して、効果を有しないか、または有する効果が最小限である。腫瘍溶解性ウイルスとしては、限定するわけではないが、腫瘍溶解性アデノウイルス、腫瘍溶解性単純ヘルペスウイルス、腫瘍溶解性レトロウイルス、腫瘍溶解性パルボウイルス、腫瘍溶解性ワクシニアウイルス、腫瘍溶解性シンビス(Sinbis)ウイルス、腫瘍溶解性インフルエンザウイルス、または腫瘍溶解性RNAウイルス(例えば、腫瘍溶解性レオウイルス、腫瘍溶解性ニューカッスル病ウイルス(NDV)、腫瘍溶解性麻疹ウイルスもしくは腫瘍溶解性水疱性口内炎ウイルス(VSV))が挙げられる。
他の例示的な併用療法、処置、および/または薬剤としては、抗アレルギー剤、制吐剤、鎮痛薬、および補助療法が挙げられる。いくつかの態様において、追加の薬剤としては、細胞保護剤、例えば神経保護物質、フリーラジカルスカベンジャー、心臓保護物質、アントラサイクリン系管外遊出中和剤(neutralizer)および栄養物が挙げられる。
いくつかの態様において、追加の薬剤として使用される抗体は治療剤に、例えば化学療法剤(例えば、シトキサン、フルダラビン、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤、脱メチル化剤、ペプチドワクチン、抗腫瘍抗生物質、チロシンキナーゼ阻害剤、アルキル化剤、微小管阻害剤もしくは有糸分裂阻害剤)、抗アレルギー剤、吐き気止め剤(または制吐剤)、疼痛軽減薬、または本明細書に記載される細胞保護剤にコンジュゲートされるか、または別の様式で結合される。いくつかの態様において、追加の薬剤は抗体-薬物コンジュゲートである。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、特定の因子をDNAレベル、RNAレベルまたはタンパク質レベルで調節、阻害または刺激し、例えば、特定の局面を向上または増進し得る。いくつかの態様において、追加の薬剤は、投与された細胞、例えば組換え受容体、例えばCARを発現するように改変された細胞内の因子を核酸レベル、例えばDNAレベルまたはRNAレベルで調節し得る。いくつかの態様において、阻害性核酸、例えば阻害性核酸、例えばdsRNA、例えばsiRNAもしくはshRNAまたはクラスター化され、規則的に間隔が空いた短い回文構造の繰り返し(clustered regularly interspaced short palindromic repeat)(CRISPR)、転写活性化様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)もしくはジンクフィンガーエンドヌクレアーゼ(ZFN)が、改変細胞、例えばCAR発現細胞内の阻害性分子の発現を阻害するために使用され得る。いくつかの態様において、阻害剤はshRNAである。いくつかの態様において、阻害性分子は、改変細胞、例えばCAR発現細胞内で阻害される。いくつかの態様において、T細胞機能を調節または調整する、例えば阻害する分子の発現を阻害するdsRNA分子をコードする核酸分子は、プロモーター、例えばHI-またはU6-由来プロモーターに、該阻害性分子の発現を阻害するdsRNA分子が、改変細胞内、例えばCAR発現細胞内で発現されるように機能的に連結される。例えば、Brummelkamp TR, et al., (2002) Science 296:550-553;Miyagishi M, et al., (2002) Nat. Biotechnol. 19:497-500を参照のこと。
いくつかの態様において、追加の薬剤は、阻害性分子、例えば本明細書に記載される任意の免疫チェックポイント阻害剤をコードする遺伝子を破壊することができる。いくつかの態様において、破壊は、欠失、例えば遺伝子全体、エキソンもしくは領域の欠失および/または外来配列での置き換えによるもの、および/または遺伝子内、典型的には遺伝子のエキソン内における変異、例えばフレームシフトもしくはミスセンス変異によるものである。いくつかの態様において、破壊により、遺伝子内への未成熟終止コドンの組み込みがもたらされ、そのため、阻害性分子は発現されないか、あるいは細胞表面上に発現することができるような形態および/または細胞シグナル伝達を媒介することができるような形態で発現されない。破壊は一般的にDNAレベルで行われる。破壊は一般的に永久的であるか、不可逆的であるか、または一過性でない。
いくつかの局面において、破壊は遺伝子編集によって、例えば破壊の標的とされる領域の遺伝子に特異的に結合するか、または該遺伝子にハイブリダイズするDNA結合タンパク質またはDNA結合核酸を用いて行われる。いくつかの局面において、タンパク質または核酸はヌクレアーゼと、例えばキメラタンパク質または融合タンパク質の状態でカップリングされるか、または複合体化される。例えば、いくつかの態様において、破壊は、DNAターゲティングタンパク質とヌクレアーゼ、例えばジンクフィンガーエンドヌクレアーゼ(ZFN)もしくはTAL-エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)または破壊対象の遺伝子に特異的なRNA誘導型ヌクレアーゼ、例えばクラスター化され、規則的に間隔が空いた短い回文構造の(clustered regularly interspersed short palindromic)核酸(CRISPR)-Cas系、例えばCRISPR-Cas9系を含む融合体を用いて行われる。いくつかの態様において、遺伝子改変細胞、例えばCAR発現細胞を作製する、または生成させる方法は、細胞の集団内に、遺伝子改変された抗原受容体(例えばCAR)をコードする核酸分子と、遺伝子編集ヌクレアーゼ、例えばDNAターゲティングタンパク質とヌクレアーゼ、例えばZFNもしくはTALENまたは阻害性分子に特異的なRNA誘導型ヌクレアーゼ、例えばCRISPR-Cas9系の融合体である阻害性分子を標的とする薬剤をコードする核酸分子を導入することを含む。
本明細書に記載される追加剤はいずれも、本明細書に記載されるGPRC5Dに結合する組換え受容体(例えばキメラ抗原受容体)および/または前記分子(例えば組換え受容体)を発現する改変細胞と一緒に併用剤として、例えば該併用剤の1つまたは複数の剤と、薬学的に許容される担体例えば本明細書に記載される任意の担体とを含む薬学的組成物として調製されそして投与される場合がある。本明細書に記載される追加の薬剤はいずれも、GPRC5Dに結合する(およびBCMAに結合する)組換え受容体(例えば、キメラ抗原受容体)および/または前記分子(例えば、組換え受容体)を発現している本明細書に記載される改変細胞との併用療法薬として、例えば、当該併用療法薬の1種類または複数種の薬剤と薬学的に許容される担体、例えば本明細書に記載されるいずれかのものを含む薬学的組成物の状態で調製され、投与され得る。いくつかの態様では、GPRC5Dに結合する組換え受容体(例えばキメラ抗原受容体)、前記分子(例えば組換え受容体)を発現する改変細胞、前記分子(例えば組換え受容体)を発現する複数の改変細胞が、追加剤、治療法、または治療と同時に、共に、または任意の順番で順に投与され得、そのような投与は対象者の体内で治療有効レベルの各剤を提供する。いくつかの態様では、追加剤は、本明細書に記載されるGPRC5Dに結合する組換え受容体、細胞、および/または組成物と、例えば同じ薬学的組成物の一部分として、または同じ送達方法を用いて、同時に投与され得る。いくつかの態様では、追加剤が、本明細書に記載されるGPRC5Dに結合する組換え受容体、細胞および/または組成物と同時に投与されるが、別の組成物に含まれている。いくつかの態様では、追加剤は、さらなる改変細胞(例えば異なる組換え受容体を発現するように改変された細胞)であり、同じまたは別の組成物に含まれて投与される。いくつかの態様では、追加剤を、改変細胞(例えばCAR発現細胞)と一緒に、該細胞の投与前にインキュベートする。
いくつかの例では、当該1つまたは複数の追加の薬剤は、GPRC5Dに結合する組換え受容体、本明細書に記載される細胞および/または組成物の投与後または投与前に、選択された期間をあけて投与される。いくつかの例では、当該1つまたは複数の追加の薬剤は、GPRC5Dに結合する(およびBCMAに結合する)組換え受容体、本明細書に記載される細胞および/または組成物の投与後または投与前に、選択された期間をあけて投与される。いくつかの例では、期間は、1日、2日、3日、4日、5日、6日、1週間、2週間、3週間、1か月間、2か月間、または3か月間である。いくつかの例では、1つまたは複数の追加剤が複数回投与され、かつ/または本明細書に記載されるGPRC5Dに結合する組換え受容体、細胞、および/または組成物が複数回投与される。例えば、いくつかの態様では、追加剤は、本明細書に記載されるGPRC5Dに結合する組換え受容体、細胞、および/または組成物の前に、例えばその投与の2週間前、12日前、10日前、8日前、1週間前、6日前、5日前、4日前、3日前、2日前、または1日前に投与される。例えば、いくつかの態様では、追加剤は、本明細書に記載のGPRC5Dに結合する組換え受容体、細胞、および/または組成物の後に、例えばその投与の2週間後、12日後、10日後、8日後、1週間後、6日後、5日後、4日後、3日後、2日後、または1日後に投与される。
追加の薬剤の用量は、治療上有効な任意の量、例えば本明細書に記載される任意の用量の量であり得、追加の薬剤の適切な投薬量は、治療される疾患の型、投与される組換え受容体、細胞、および/または組成物の型、用量、および/または頻度、疾患の重症度および経過、組換え受容体、細胞、および/または組成物が予防目的で投与されるのか治療目的で投与されるのか、治療歴、患者の病歴および組換え受容体、細胞、および/または組成物に対する奏効、ならびに担当医の裁量に依存し得る。組換え受容体、細胞、および/または組成物および/または追加の薬剤および/または追加の治療薬は患者に1回で投与してもよく、反復してもよく、一連の処置で投与してもよい。
VI. 製造物品またはキット
また、提供される組換え受容体(例えば、CAR)、遺伝子改変細胞、および/またはそれを含む組成物を含む、製造物品またはキットが提供される。製造物品は、容器および該容器上面にあるか、または該容器に付随するラベルまたは添付文書を含み得る。適切な容器としては、例えばボトル、バイアル、シリンジ、テストチューブ、IV液バッグなどが挙げられる。容器は、様々な材質、例えばガラスまたはプラスチックで形成され得る。いくつかの態様において、容器は滅菌アクセスポートを有する。例示的な容器としては、静注液バッグ、バイアル、例えば注射針が貫通可能なストッパーを有するものが挙げられる。製造物品またはキットは、組成物が特定の病態、例えば本明細書に記載される病態(例えば、多発性骨髄腫)を治療するために使用され得ることを示す添付文書をさらに含んでいてもよい。代替的または付加的に、製造物品またはキットは、薬学的に許容される緩衝液を含む別の容器または同じ容器をさらに含んでいてもよい。他の物質、例えば他の緩衝液、希釈剤、フィルター、針および/またはシリンジをさらに含んでいてもよい。
ラベルまたは添付文書には、組成物が、個体のGPRC5D発現疾患、障害もしくは病態またはGPRC5D関連疾患、障害もしくは病態を治療するために使用されることが示され得る。容器上面にあるか、または容器に付随するラベルまたは添付文書には、製剤の再構成および/または使用に関する注意書きが示され得る。ラベルまたは添付文書には、製剤が個体のGPRC5D発現疾患、障害もしくは病態またはGPRC5D関連疾患、障害もしくは病態を治療または予防するための皮下投与、静脈内投与または他の投与様式に有用であるか、あるいは製剤は個体のGPRC5D発現疾患、障害もしくは病態またはGPRC5D関連疾患、障害もしくは病態を治療または予防するための皮下投与、静脈内投与または他の投与様式が意図されることがさらに示され得る。
いくつかの態様における容器は、単独の組成物あるいは病態の治療、予防および/または診断に有効な別の組成物と合わされた組成物を収容する。製造物品またはキットは、(a)組換え受容体(例えば、CARまたはCARを含有する改変細胞)を含む組成物(すなわち、第1の医薬)を内包する第1の容器;および(b)さらなる薬剤、例えば細胞傷害剤もしくは別の様式の治療用薬剤を含む組成物(すなわち、第2の医薬)を内包する第2の容器を含み得、この製造物品またはキットは、ラベルまたは添付文書に、対象者を第2の医薬で有効な量にて処置するための使用説明をさらに含む。
いくつかの態様において、製造物品またはキットは、(a)抗GPRC5D組換え受容体(例えば、CARまたは当該CARを含む改変細胞)を含む組成物(すなわち、第1の医薬)を内包する第1の容器;(b)GPRC5Dの異なるエピトープまたは異なる抗原(例えば、BCMA)を標的とする第2の組換え受容体(例えば、CARまたは当該CARを含む改変細胞)を含む組成物(すなわち、第2の医薬)を内包する第2の容器を含み得、当該物品またはキットは、対象を第2の医薬で有効な量にて処置するための、ラベルまたは添付文書による説明書をさらに含む。いくつかの態様において、製造物品またはキットは、(c)さらなる薬剤、例えば細胞傷害剤または別の様式の治療剤を含む組成物(すなわち、第3の医薬)を内包する第3の容器をさらに含み得、当該物品またはキットは、対象を第3の医薬で有効な量にて処置するための、ラベルまたは添付文書による説明書をさらに含む。
VII. 定義
別途定義される場合を除き、本明細書において使用するすべての専門用語、表記法、ならびに他の技術用語および科学用語または用語法は、本発明の主題が関係する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有することが意図される。いくつかの場合には、一般に理解されている意味を有する用語が、明快さのために、かつ/または即座の参照のために本明細書において定義されており、そして、そのような定義が本明細書に含まれることは、当技術分野において一般に理解されていることを超える実質的な違いを表すように必ずしも解釈されなければならないことはない。
本明細書において使用する場合、抗体の「対応する形態」に対する言及は、2つの抗体の特性または活性を比較する場合、その特性が同じ形態の抗体を用いて比較されることを意味する。例えば、抗体は第1の抗体の対応する形態の活性と比べてより大きい活性を有すると記載されている場合、これは、該抗体の特定の形態、例えばscFvが第1の抗体のscFv形態と比べてより大きい活性を有することを意味する。
本明細書における「Fc領域」という用語は、定常領域の少なくとも一部分を含む免疫グロブリン重鎖のC末端の領域を画定するために使用される。この用語は、天然状態の配列のFc領域およびバリアントFc領域を含む。一態様において、ヒトIgG重鎖Fc領域はCys226またはPro230から重鎖のカルボキシル-末端までに延在する。しかしながら、Fc領域のC末端のリシン(Lys447)は存在する場合もあり得、存在しない場合もあり得る。本明細書において明示していない限り、Fc領域または定常領域のアミノ酸残基のナンバリングは、Kabat et al., Sequences of Proteins of Immunological Interest, 5th Ed. Public Health Service, National Institutes of Health, Bethesda, MD, 1991に記載される、EUインデックス(EU index)とも称されるEUナンバリングシステムに従う。
用語「完全長抗体」、「インタクトな抗体」および「完全抗体」は、天然状態の抗体構造と実質的に同様の構造を有する抗体または本明細書において定義するFc領域を含む重鎖を有する抗体を示すために本明細書において互換的に使用している。
「単離された」抗体は、その天然の環境の成分から分離されているものである。いくつかの態様において、抗体は、例えば電気泳動法(例えば、SDS-PAGE、等電点(IEF)、キャピラリー電気泳動)またはクロマトグラフィー法(例えば、イオン交換もしくは逆相HPLC)による測定時、95%より大きい、または99%より大きい純度まで精製される。抗体純度の評価のための方法の概説については、例えばFlatman et al., J. Chromatogr. B 848:79-87 (2007) を参照のこと。
「単離された」核酸は、その天然の環境の成分から分離されている核酸分子を示す。単離された核酸は、通常内包されている細胞内に含まれている核酸分子であって、染色体外またはその天然の染色体位置とは異なる染色体位置に存在する核酸分子を含む。
「抗GPRC5D抗体をコードする単離された核酸」は、抗体の重鎖および軽鎖(またはその断片)をコードする1つまたは複数の核酸分子、例えば、単一のベクターまたは別々のベクター内のかかる核酸分子、および宿主細胞内の1つまたは複数の場所に存在するかかる核酸分子を示す。
用語「宿主細胞」、「宿主細胞株」および「宿主細胞培養物」は互換的に使用しており、内部に外来核酸が導入されている細胞を示し、かかる細胞の子孫を含む。宿主細胞は「形質転換体」および「形質転換細胞」を含み、これらは、初代形質転換細胞および継代の回数に関係なく初代形質転換細胞に由来する子孫を含む。子孫は、核酸含有量が親細胞と完全に同一でない場合もあり得、変異を含む場合もあり得る。もともと形質転換型の細胞におけるスクリーニング時または選択時と同じ機能または生物学的活性を有する変異型子孫は本明細書に含まれる。
用語「ポリペプチド」および「タンパク質」は、アミノ酸残基のポリマーを示すために互換的に使用され、最小限の長さに制限はない。ポリペプチド、例えば抗体および抗体鎖ならびに他のペプチド、例えばリンカーは、天然および/または非天然のアミノ酸残基を含むアミノ酸残基を含み得る。この用語はまた、ポリペプチドの発現後修飾、例えばグリコシル化、シアリル化、アセチル化、リン酸化なども含む。いくつかの局面において、ポリペプチドは、該タンパク質が所望の活性を維持している限り、天然状態または天然の配列に対する修飾を含んでいてもよい。このような修飾は、部位特異的変異誘発によるような意図的なものであってもよく、または例えばタンパク質を産生する宿主の変異またはPCR増幅によるエラーによる偶発的なものであってもよい。
本明細書において使用する場合、「アミノ酸配列同一性パーセント(%)」および「同一性パーセント」および「配列同一性」は、アミノ酸配列(参照ポリペプチド配列)に関して使用する場合、配列をアラインメントし、必要であれば最大限の配列同一性パーセントを得るためにギャップを導入した後の、配列同一性の一部としてのいずれの保存的置換も考慮しない、候補配列(例えば、主題の抗体または断片)内において参照ポリペプチド配列内のアミノ酸残基と同一であるアミノ酸残基の割合(%)と定義する。アミノ酸配列同一性パーセントを求める目的のためのアラインメントは、当技術分野の技能の範囲内の種々の様式で、例えば、公衆に利用可能なコンピュータソフトウェア、例えばBLAST、BLAST-2、ALIGNまたはMegalign(DNASTAR)ソフトウェアを用いて行われ得る。当業者は、比較する配列の全長にわたって最大限のアラインメントを得るのに必要とされるいずれかのアルゴリズムを含む、配列をアラインメントするための適切なパラメータを決定することができよう。
アミノ酸置換としては、ポリペプチド内のあるアミノ酸を別のアミノ酸で置き換えることが挙げられ得る。アミノ酸置換は関心対象の結合分子内、例えば抗体内に導入され得、その産物は所望の活性について、例えば抗原結合の保持/改善、または免疫原性の低下についてスクリーニングされ得る。
アミノ酸は一般的に、以下の共通する側鎖特性に従ってグループ分けされ得る:
(1)疎水性:ノルロイシン、Met、Ala、Val、Leu、Ile;
(2)中性親水性:Cys、Ser、Thr、Asn、Gln;
(3)酸性:Asp、Glu;
(4)塩基性:His、Lys、Arg;
(5)鎖の向きに影響する残基:Gly、Pro;
(6)芳香族:Trp、Tyr、Phe。
非保存的アミノ酸置換は、これらの分類のうちの1つのメンバーを別の分類のもので交換することを伴う。
用語「ベクター」は、本明細書において使用する場合、連結されている別の核酸を増殖させることができる核酸分子を示す。この用語には、自己複製性核酸構造物としてのベクターならびに導入されている宿主細胞のゲノム内に組み込まれるベクターが含まれる。ある種のベクターは、機能的に連結される核酸の発現を指令することができる。かかるベクターは本明細書において「発現ベクター」と称される。
用語「添付文書」は、治療製剤品の販売包装に習慣的に含められる、かかる治療製剤品の適応症、用法、用量、投与、併用療法、禁忌および/または使用に関する注意事項に関する情報が含まれた指示書を示すために使用される。
本明細書において使用する場合、単数形である「1つの(a)」、「1つの(an)」および「その(the)」は、文脈がそうではないことを明確に示す場合を除き、複数形の言及物を包含する。例えば、「1つの(a)」または「1つの(an)」は、「少なくとも1つ」または「1つまたは複数」を意味する。本明細書に記載される局面、態様および変形は、該局面、態様および変形「を含むこと」、「からなること」ならびに/あるいは該局面、態様および変形「から本質的になる」ことを包含することが理解される。
本開示の全体を通して、本発明の主題の様々な局面が範囲形式で示される。範囲形式での記載は単に便宜および簡潔性のためであり、本発明の主題の範囲に関して柔軟性のない限定として解釈してはならないことを理解しなければならない。したがって、範囲の記載は、可能な部分範囲、同様にまた、その範囲に含まれる個々の数値をすべて具体的に開示していると見なされなければならない。例えば、値の範囲が与えられる場合、その範囲の上限と、下限との間におけるそれぞれの中間の値、およびその指定された範囲における任意の他の指定された値または中間の値が、本発明の主題の範囲内に包含されることが理解される。これらのより小さい範囲の上限および下限がこれらのより小さい範囲に独立して含まれてもよく、これらもまた、指定された範囲における任意の具体的に除外された限界点に従うことを条件にして、本発明の主題の範囲内に包含される。指定された範囲が限界点の一方または両方を含む場合、そのような含まれた限界点のどちらかまたは両方を除外する範囲もまた、本発明の主題の範囲内に含まれる。このことは、範囲の広さにかかわらず、当てはまる。
本明細書で使用される「約」という用語は、この技術分野における当業者には容易にわかるそれぞれの値についての通常の誤差範囲を示す。「約」を伴う値またはパラメータが本明細書において示される場合、その値またはパラメータそのものに向けられる態様が含まれる(記載される)。例えば、「約X」が示される記載では、「X」の記載が含まれる。
本明細書において使用する場合、「組成物」は、細胞を含めて、2つ以上の製造物、物質または化合物の混合物をどのようなものであっても示す。組成物は、溶液、懸濁物、液体、粉末、ペースト、水性、非水性、またはそれらの任意の組合せであり得る。
本明細書において使用する場合、細胞または細胞の集団が特定のマーカーについて「陽性」であると述べられることは、特定のマーカー、典型的には表面マーカーが細胞表面または細胞において検出可能に存在していることを示す。表面マーカーが言及されるとき、この用語は、フローサイトメトリーによって、例えば、マーカーに特異的に結合する抗体を用いて染色し、前記抗体を検出することによって検出されるような表面発現の存在を示し、この場合、染色は、アイソタイプの一致する対照を、それ以外の点では同一の条件のもとで用いる、同じ手順を行って検出される染色を実質的に超えるレベルでフローサイトメトリーによって検出可能である、かつ/またはマーカーについて陽性であることが知られている細胞についてのレベルと実質的に類似するレベルである、かつ/またはマーカーについて陰性であることが知られている細胞についてのレベルよりも実質的に高いレベルである。
本明細書において使用する場合、細胞または細胞の集団が特定のマーカーについて「陰性」であると述べられることは、特定のマーカー、典型的には表面マーカーが細胞表面または細胞において実質的に検出可能に存在していることが認められないことを示す。表面マーカーが言及されるとき、この用語は、フローサイトメトリーによって、例えば、マーカーに特異的に結合する抗体を用いて染色し、前記抗体を検出することによって検出されるような表面発現の非存在を示し、この場合、染色は、アイソタイプの一致する対照を、それ以外の点では同一の条件のもとで用いる、同じ手順を行って検出される染色を実質的に超えるレベルでフローサイトメトリーによって検出されない、かつ/またはマーカーについて陽性であることが知られている細胞についてのレベルよりも実質的に低いレベルである、かつ/またはマーカーについて陰性であることが知られている細胞についてのレベルと比較して実質的に類似するレベルである。
VIII. 例示的な態様
提供される態様の中には以下のものが挙げられる:
1. (1)ヒトGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(VH)領域;および
(ii)SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68または69に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)少なくとも125アミノ酸長のスペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、キメラ抗原受容体。
2. (1)ヒトGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31および33から選択されるVH領域アミノ酸配列内に含まれる、重鎖相補性決定領域1(CDR-H1)、重鎖相補性決定領域2(CDR-H2)、および重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変(VH)領域;ならびに
(ii)SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68および69から選択されるVL領域アミノ酸配列内に含まれる、軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1)、軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2)、および軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)少なくとも125アミノ酸長のスペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含むキメラ抗原受容体。
3. (1)ヒトGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:75、78、80、82、90、93、95、97、105、108、110、112、120、123、125、127、135、138、140、142、152、162、165、167および169から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-H1;(b) SEQ ID NO:76、79、81、83、91、94、96、98、106、109、111、113、121、124、126、128、136、139、141、143、150、153、154、155、163、166、168および170から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-H2;ならびに(c) SEQ ID NO:77、84、92、99、107、114、122、129、137、144、151、156、164および171から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-H3を含む、重鎖可変(VH)領域;ならびに
(ii)SEQ ID NO:85、88、100、103、115、118、130、133、145、148、157、160、172および174から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-L1;(b) SEQ ID NO:86、89、101、104、116、119、131、134、146、149、158および161から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-L2;ならびに(c) SEQ ID NO:87、102、117、132、147、159、173、175および297から選択されるアミノ酸配列を含むCDR-L3を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)少なくとも125アミノ酸長のスペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、キメラ抗原受容体。
4. 前記細胞外抗原結合ドメインが、
(i)SEQ ID NO:21、23、25、27、29、31、または33に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(VH)領域;および
(ii)SEQ ID NO:22、24、26、28、30、32、34、63、64、65、66、67、68または69に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、態様2または態様3のキメラ抗原受容体。
5. 前記スペーサーが、125~300個もしくは約125~約300個、125~250個もしくは約125~約250個、125~230個もしくは約125~約230個、125~200個もしくは約125~約200個、125~180個もしくは約125~約180個、125~150個もしくは約125~約150個、150~300個もしくは約150~約300個、150~250個もしくは約150~約250個、150~230個もしくは約150~約230個、150~200個もしくは約150~約200個、150~180個もしくは約150~約180個、180~300個もしくは約180~約300個、180~250個もしくは約180~約250個、125~300個もしくは約125~約300個、180~230個もしくは約180~約230個、180~200個もしくは約180~約200個、200~300個もしくは約200~約300個、200~250個もしくは約200~約250個、200~230個もしくは約200~約230個、230~300個もしくは約230~約300個、230~250個もしくは約230~約250個、または250~300個もしくは約250~約300個の長さを有する、態様1~4のいずれかのキメラ抗原受容体。
6. 前記スペーサーが、130アミノ酸長もしくは少なくとも約130アミノ酸長である、140アミノ酸長もしくは少なくとも約140アミノ酸長である、150アミノ酸長もしくは少なくとも約150アミノ酸長である、160アミノ酸長もしくは少なくとも約160アミノ酸長である、170アミノ酸長もしくは少なくとも約170アミノ酸長である、180アミノ酸長もしくは少なくとも約180アミノ酸長である、190アミノ酸長もしくは少なくとも約190アミノ酸長である、200アミノ酸長もしくは少なくとも約200アミノ酸長である、210アミノ酸長もしくは少なくとも約210アミノ酸長である、220アミノ酸長もしくは少なくとも約220アミノ酸長である、221アミノ酸長もしくは少なくとも約221アミノ酸長である、222アミノ酸長もしくは少なくとも約222アミノ酸長である、223アミノ酸長もしくは少なくとも約223アミノ酸長である、224アミノ酸長もしくは少なくとも約224アミノ酸長である、225アミノ酸長もしくは少なくとも約225アミノ酸長である、226アミノ酸長もしくは少なくとも約226アミノ酸長である、227アミノ酸長もしくは少なくとも約227アミノ酸長である、228アミノ酸長もしくは少なくとも約228アミノ酸長である、または229アミノ酸長もしくは少なくとも約229アミノ酸長であるか、あるいは前記のもののいずれかの間の長さを有する;あるいは
前記スペーサーが、約130アミノ酸長もしくは少なくとも約130アミノ酸長である、約140アミノ酸長もしくは少なくとも約140アミノ酸長である、約150アミノ酸長もしくは少なくとも約150アミノ酸長である、約160アミノ酸長もしくは少なくとも約160アミノ酸長である、約170アミノ酸長もしくは少なくとも約170アミノ酸長である、約180アミノ酸長もしくは少なくとも約180アミノ酸長である、約190アミノ酸長もしくは少なくとも約190アミノ酸長である、約200アミノ酸長もしくは少なくとも約200アミノ酸長である、約210アミノ酸長もしくは少なくとも約210アミノ酸長である、約220アミノ酸長もしくは少なくとも約220アミノ酸長である、約221アミノ酸長もしくは少なくとも約221アミノ酸長である、約222アミノ酸長もしくは少なくとも約222アミノ酸長である、約223アミノ酸長もしくは少なくとも約223アミノ酸長である、約224アミノ酸長もしくは少なくとも約224アミノ酸長である、約225アミノ酸長もしくは少なくとも約225アミノ酸長である、約226アミノ酸長もしくは少なくとも約226アミノ酸長である、約227アミノ酸長もしくは少なくとも約227アミノ酸長である、約228アミノ酸長もしくは少なくとも約228アミノ酸長である、または約229アミノ酸長もしくは少なくとも約229アミノ酸長であるか、あるいは前記のもののいずれかの間の長さを有する、
態様1~5のいずれかのキメラ抗原受容体。
7. 前記スペーサーが免疫グロブリンの一部分を含む、態様1~6のいずれかのキメラ抗原受容体。
8. 前記スペーサーが、ヒンジ領域、CH2領域、およびCH3領域の配列を含む、態様1~7のいずれかのキメラ抗原受容体。
9. 前記ヒンジ領域が、IgG4ヒンジ領域および/またはIgG2ヒンジ領域の全部または一部分を含み、該IgG4ヒンジ領域が任意でヒトIgG4ヒンジ領域であり、該IgG2ヒンジ領域が任意でヒトIgG2ヒンジ領域であり;
前記CH2領域がIgG4 CH2および/またはIgG2 CH2の全部または一部分を含み、該IgG4 CH2が任意でヒトIgG4 CH2であり、該IgG2 CH2が任意でヒトIgG2 CH2であり;かつ/あるいは
前記CH3領域がIgG4 CH3および/またはIgG2 CH3の全部または一部分を含み、該IgG4 CH3が任意でヒトIgG4 CH3であり、該IgG2 CH3が任意でヒトIgG2 CH3である、
態様8のキメラ抗原受容体。
10. 前記ヒンジ領域、CH2、およびCH3が、ヒトIgG4由来のヒンジの全部または一部分、CH2の全部または一部分、およびCH3の全部または一部分を含む、態様8または態様9のキメラ抗原受容体。
11. 前記ヒンジ領域、CH2、およびCH3のうちの1つまたは複数がキメラであり、ヒトIgG4およびヒトIgG2由来のヒンジ、CH2、およびCH3を含む、態様8または態様9のキメラ抗原受容体。
12. 前記スペーサーが、IgG4/2キメラヒンジ領域、またはヒトIgG4ヒンジと比べて少なくとも1つのアミノ酸の置換を含む改変IgG4ヒンジ領域;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含む、態様1~11のいずれかのキメラ抗原受容体。
13. 前記スペーサーが、
(i)SEQ ID NO:17に示される配列;
(ii)SEQ ID NO:17に対して少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するSEQ ID NO:17の機能性バリアント;あるいは
(iii)少なくとも125アミノ酸長である(i)または(ii)の連続部分
であるか、あるいはそれを含む、態様1~12のいずれかのキメラ抗原受容体。
14. 前記スペーサーが、SEQ ID NO:17に示される配列であるか、またはそれを含む、態様1~13のいずれかのキメラ抗原受容体。
15. 前記スペーサーが、SEQ ID NO:48に示されるヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む、態様1~14のいずれかのキメラ抗原受容体。
16. 前記VH領域が、SEQ ID NO:21に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:21に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:22に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:22に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:21に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:21に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:63に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:63に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:23に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:23に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:24に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:24に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:23に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:23に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:64に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:64に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:25に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:25に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:26に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:26に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:25に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:25に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:65に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:65に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:27に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:28に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:28に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:27に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:66に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:66に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:29に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:29に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:30に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:30に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:29に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:29に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:67に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:67に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:31に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:31に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:32に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:32に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:31に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:31に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:68に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:68に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:33に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:33に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:34に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:34に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;あるいは
前記VH領域が、SEQ ID NO:33に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:33に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:69に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:69に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、
態様1~15のいずれかのキメラ抗原受容体。
17. 前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:80、81および77のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:85、86および87のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:82、83および84のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:88、89および87のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:95、96、92のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:100、101および102のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:97、98および99のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:103、104および102のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:110、111および107のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:115、116および117のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:112、113および114のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:118、119および117のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:127、128および129のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:133、134および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:140、141および137のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:145、146および147のアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:142、143および144のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:148、149および147のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:140、154および151のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:157、158および159のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:142、155および156のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:160、161および159のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:167、168および164のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:172、86、173のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:169、170および171のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:174、89および175のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:169、170および171のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:174、89および297のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
態様1~16のいずれかのキメラ抗原受容体。
18. 前記VH領域および前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:21および22に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:21および63に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域および前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:23および24に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:23および64に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域および前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:25および26に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:25および65に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域および前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:27および66に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域および前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:29および30に示されるアミノ酸配列もしくはSEQ ID NO:29および67のそれぞれに示されるアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域および前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:31および32に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:31および68に示されるアミノ酸配列を含むか;または
前記VH領域および前記VL領域が、SEQ ID NO:33および34もしくはそれぞれそれぞれSEQ ID NO:33および69に示されるアミノ酸配列を含む、
態様1~17のいずれかのキメラ抗原受容体。
19. 前記VH領域が、SEQ ID NO:21に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:21に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:22に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:22に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:21に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:21に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:63に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:63に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:23に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:23に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:24に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:24に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:23に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:23に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:64に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:64に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:27に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:28に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:28に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:27に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:66に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:66に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域が、SEQ ID NO:31に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:31に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:32に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:32に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;あるいは
前記VH領域が、SEQ ID NO:31に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:31に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:68に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:68に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、
態様1~18のいずれかのキメラ抗原受容体。
20. 前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:80、81および77のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:85、86および87のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:82、83および84のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:88、89および87のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:95、96、92のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:100、101および102のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:97、98および99のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:103、104および102のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:127、128および129のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:133、134および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:140、154および151のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:157、158および159のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:142、155および156のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:160、161および159のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
態様1~19のいずれかのキメラ抗原受容体。
21. 前記VH領域および前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:21および22に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:21および63に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域および前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:23および24に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:23および64に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記VH領域および前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:27および66に示されるアミノ酸配列を含むか;または
前記VH領域および前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:31および32に示されるアミノ酸配列もしくはそれぞれSEQ ID NO:31および68に示されるアミノ酸配列を含む、
態様1~20のいずれかのキメラ抗原受容体。
22. 前記細胞外抗原結合ドメインが、マウスGPRC5Dに対して交差反応性であるか、またはマウスGPRC5Dに結合する、態様1~21のいずれかのキメラ抗原受容体。
23. 前記細胞外抗原結合ドメインが、カニクイザルGPRC5Dに対して交差反応性であるか、またはカニクイザルGPRC5Dに結合する、態様1~22のいずれかのキメラ抗原受容体。
24. 前記細胞外抗原結合ドメインが、マウスGPRC5Dに対してもカニクイザルGPRC5Dに対しても交差反応性でないか、またはマウスGPRC5DにもカニクイザルGPRC5Dにも結合しない、態様1~21のいずれかのキメラ抗原受容体。
25. 前記VH領域が、SEQ ID NO:27に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:28に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:28に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むか;あるいは
前記VH領域が、SEQ ID NO:27に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:27に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:66に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:66に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、
態様1~21および24のいずれかのキメラ抗原受容体。
26. 前記SEQ ID NO:27に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含む、重鎖可変(VH)領域;ならびにSEQ ID NO:28または66に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む軽鎖可変(VL)領域;を含む、態様1~21、24および25のいずれかのキメラ抗原受容体。
27. 前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含む、態様1~21および24~26のいずれかのキメラ抗原受容体。
28. 前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:127、128および129のアミノ酸配列を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:133、134および132のアミノ酸配列を含む、態様1~21および24~26のいずれかのキメラ抗原受容体。
29. 前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:120、121および122のアミノ酸配列を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含む、態様1~21および24~26のいずれかのキメラ抗原受容体。
30. 前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:123、124および122のアミノ酸配列を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含む、態様1~21および24~26のいずれかのキメラ抗原受容体。
31. 前記VH領域および前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列、またはそれぞれSEQ ID NO:27および66に示されるアミノ酸配列を含む、態様1~21および24~30のいずれかのキメラ抗原受容体。
32. 前記細胞外抗原結合ドメインが単鎖抗体断片である、態様1~31のいずれかのキメラ抗原受容体。
33. 前記単鎖抗体断片が単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む、態様1~32のいずれかのキメラ抗原受容体。
34. 前記VH領域および前記VL領域がフレキシブルリンカーによって連結されている、態様1~33のいずれかのキメラ抗原受容体。
35. 前記リンカーが、アミノ酸配列
を含む、態様34のキメラ抗原受容体。
36. 前記VH領域が前記VL領域に対してアミノ末端側にある、態様1~35のいずれかのキメラ抗原受容体。
37. 前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:1、3、5、7、9、11および13から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:1、3、5、7、9、11および13から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ/あるいは
前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:257、259、261、263、265、267および269から選択されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:257、259、261、263、265、267および269から選択されるヌクレオチド配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列によってコードされる、
態様1~36のいずれかのキメラ抗原受容体。
38. 前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:1、3、5、7、9、11および13から選択されるアミノ酸配列を含む、態様1~37のいずれかのキメラ抗原受容体。
39. 前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:1、3、7および11から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:1、3、7および11から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様1~37のいずれかのキメラ抗原受容体。
40. 前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:1、3、7および11から選択されるアミノ酸配列を含む、態様1~37および39のいずれかのキメラ抗原受容体。
41. 前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:7に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:7に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様1~36および38のいずれかのキメラ抗原受容体。
42. 前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:7に示されるアミノ酸配列を含む、態様1~37、39および41のいずれかのキメラ抗原受容体。
43. 前記VH領域が前記VL領域に対してカルボキシ末端側にある、態様1~35のいずれかのキメラ抗原受容体。
44. 前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:2、4、6、8、10、12および14から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:2、4、6、8、10、12および14から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつ/あるいは
前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:258、260、262、264、266、268および270から選択されるヌクレオチド配列、あるいはSEQ ID NO:258、260、262、264、266、268および270から選択されるヌクレオチド配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列によってコードされる、
態様1~35および43のいずれかのキメラ抗原受容体。
45. 前記細胞外抗原結合ドメインがSEQ ID NO:2、4、6、8、10、12および14から選択されるアミノ酸配列を含む、態様1~35、43および44のいずれかのキメラ抗原受容体。
46. 前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:2、4、8および12から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:2、4、8および12から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様1~35、43および44のいずれかのキメラ抗原受容体。
47. 前記細胞外抗原結合ドメインがSEQ ID NO:2、4、8および12から選択されるアミノ酸配列を含む、態様1~35、43、44および46のいずれかのキメラ抗原受容体。
48. 前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様1~35、43、44および46のいずれかのキメラ抗原受容体。
49. 前記細胞外抗原結合ドメインがSEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列を含む、態様1~35、43、44、46および48のいずれかのキメラ抗原受容体。
50. 前記細胞内シグナル伝達領域が細胞内細胞質シグナル伝達ドメインを含む、態様1~49のいずれかのキメラ抗原受容体。
51. 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、T細胞において一次活性化シグナルを誘導することができ、T細胞受容体(TCR)の構成要素であり、かつ/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含む、態様50のキメラ抗原受容体。
52. 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む、態様50または態様51のキメラ抗原受容体。
53. 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、ヒト細胞内シグナル伝達ドメインであるか、またはヒトタンパク質に由来する、態様50~52のいずれかのキメラ抗原受容体。
54. 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、SEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸であるか、あるいはそれを含む、態様50~53のいずれかのキメラ抗原受容体。
55. 前記細胞内シグナル伝達領域が共刺激シグナル伝達領域をさらに含む、態様50~54のいずれかのキメラ抗原受容体。
56. 前記共刺激シグナル伝達領域が、T細胞共刺激分子またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様55のキメラ抗原受容体。
57. 前記共刺激シグナル伝達領域が、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様55または態様56のキメラ抗原受容体。
58. 前記共刺激シグナル伝達領域が、ヒト共刺激シグナル伝達領域であるか、またはヒトタンパク質に由来する、態様55~57のいずれかのキメラ抗原受容体。
59. 前記共刺激シグナル伝達領域がCD28の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様55~58のいずれかのキメラ抗原受容体。
60. 前記共刺激シグナル伝達領域が、SEQ ID NO:46に示されるアミノ酸配列あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、態様55~59のいずれかのキメラ抗原受容体。
61. 前記共刺激シグナル伝達領域が4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様55~58のいずれかのキメラ抗原受容体。
62. 前記共刺激シグナル伝達領域が、SEQ ID NO:19に示されるアミノ酸配列あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、態様55~58および61のいずれかのキメラ抗原受容体。
63. 前記共刺激シグナル伝達領域が、膜貫通ドメインと細胞内シグナル伝達領域の間にある、態様55~62のいずれかのキメラ抗原受容体。
64. 前記膜貫通ドメインが、CD4、CD28、もしくはCD8由来の膜貫通ドメインであるか、またはCD4、CD28、もしくはCD8由来の膜貫通ドメインを含む、態様1~63のいずれかのキメラ抗原受容体。
65. 前記膜貫通ドメインが、CD28に由来する膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む、態様1~64のいずれかのキメラ抗原受容体。
66. 前記膜貫通ドメインが、ヒト膜貫通ドメインであるか、またはヒトタンパク質に由来する、態様1~65のいずれかのキメラ抗原受容体。
67. 前記膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列に示される配列であるか、あるいはそれを含む、態様1~66のいずれかのキメラ抗原受容体。
68. (1)ヒトGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:27に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(VH)領域;および
(ii)SEQ ID NO:28または66に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)ヒトCD28由来の膜貫通ドメイン;ならびに
(4)CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖の細胞質シグナル伝達ドメインおよびT細胞共刺激分子の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、細胞内シグナル伝達領域
を含む、キメラ抗原受容体。
69. 前記VH領域が、SEQ ID NO:27に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:28もしくは66に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3、VL領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:127、128および129のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:133、134および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:120、121および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記VH領域が、それぞれSEQ ID NO:123、124および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、それぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
態様68のキメラ抗原受容体。
70. (1)ヒトGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
SEQ ID NO:27に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むVH領域;ならびにSEQ ID NO:28もしくは66に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む軽鎖可変(VL)領域;または
それぞれSEQ ID NO:125、126および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むVL領域;
それぞれSEQ ID NO:127、128および129のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:133、134および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むVL領域;
それぞれSEQ ID NO:120、121および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むVL領域;または
それぞれSEQ ID NO:123、124および122のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含むVH領域、ならびにそれぞれSEQ ID NO:130、131および132のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むVL領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)ヒトCD28由来の膜貫通ドメイン;ならびに
(4)ヒトCD3-ゼータ(CD3ζ)鎖の細胞質シグナル伝達ドメインおよびヒトCD28またはヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、細胞内シグナル伝達領域
を含む、キメラ抗原受容体。
71. 前記細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:27に示されるVH領域アミノ酸配列およびSEQ ID NO:28もしくは66に示されるVL領域アミノ酸配列を含み;かつ/あるいは
細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:7もしくはSEQ ID NO:8に示されるscFvを含む、
態様68~70のいずれかのキメラ抗原受容体。
72. 前記膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示されるアミノ酸配列あるいはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、態様68~71のいずれかのキメラ抗原受容体。
73. 前記膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示される配列であるか、またはそれを含む、態様72のキメラ抗原受容体。
74. 前記細胞内シグナル伝達領域が、(a)SEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、および(b) SEQ ID NO:46に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様68~73のいずれかのキメラ抗原受容体。
75. 前記細胞内シグナル伝達領域が、SEQ ID NO:20に示される配列およびSEQ ID NO:46に示される配列であるか、あるいはそれを含む、態様68~74のいずれかのキメラ抗原受容体。
76. 前記細胞内シグナル伝達領域が、(a)SEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、および(b) SEQ ID NO:19に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様68~73のいずれかのキメラ抗原受容体。
77. 前記細胞内シグナル伝達領域が、SEQ ID NO:20に示される配列とSEQ ID NO:19に示される配列であるか、あるいはそれを含む、態様68~73および76のいずれかのキメラ抗原受容体。
78. コードされるキメラ抗原受容体が、そのN末端からC末端に向かって順に、抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む、態様1~77のいずれかのキメラ抗原受容体。
79. 態様1~78のいずれかのキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチド配列を含む、ポリヌクレオチド。
80. 前記スペーサーをコードする核酸が、少なくとも1つの改変されたスプライスドナー部位および/または改変されたスプライスアクセプター部位を含み、該改変されたスプライスドナー部位および/または改変されたスプライスアクセプター部位が、SEQ ID NO:73に示される配列に含まれる参照スプライスドナー部位および/または参照スプライスアクセプター部位に対応する1つまたは複数のヌクレオチド改変を含む、態様79のポリヌクレオチド。
81. 前記1つまたは複数のヌクレオチド改変がアミノ酸置換を含む、態様80のポリヌクレオチド。
82. 前記参照スプライスドナー部位および/または参照スプライスアクセプター部位が典型的スプライス部位、非典型的スプライス部位または隠れたスプライス部位である、態様80または態様81のポリヌクレオチド。
83. 前記参照スプライスドナー部位および/または参照スプライスアクセプター部位が、少なくとも0.4もしくは少なくとも約0.4、少なくとも0.5もしくは少なくとも約0.5、少なくとも0.6もしくは少なくとも約0.6、少なくとも0.70もしくは少なくとも約0.70、少なくとも0.75もしくは少なくとも約0.75、少なくとも0.80もしくは少なくとも約0.80、少なくとも0.85もしくは少なくとも約0.85、少なくとも0.90もしくは少なくとも約0.90、少なくとも0.95もしくは少なくとも約0.95、少なくとも0.99もしくは少なくとも約0.99、または少なくとも1.0もしくは少なくとも約1.0のスプライス部位予測スコアを有し;かつ/あるいは
前記参照スプライスドナー部位および/または参照スプライスアクセプター部位が、少なくとも40%もしくは少なくとも約40%、少なくとも50%もしくは少なくとも約50%、少なくとも60%もしくは少なくとも約60%、少なくとも70%もしくは少なくとも約70%、少なくとも75%もしくは少なくとも約75%、少なくとも80%もしくは少なくとも約80%、少なくとも85%もしくは少なくとも約85%、少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも99%もしくは少なくとも約99%、または少なくとも100%もしくは少なくとも約100%の確率でスプライス事象に関与すると予測される、
態様80~82のいずれかのポリヌクレオチド。
84. 前記参照スプライスドナー部位が、配列
を含み;かつ/あるいは
参照スプライスアクセプター部位が、配列
を含む、態様80~83のいずれかのポリヌクレオチド。
85. 前記参照スプライスドナー部位および/または参照スプライスアクセプター部位が、少なくとも0.70もしくは少なくとも約0.70、少なくとも0.75もしくは少なくとも約0.75、少なくとも0.80もしくは少なくとも約0.80、少なくとも0.85もしくは少なくとも約0.85、少なくとも0.90もしくは少なくとも約0.90、少なくとも0.95、少なくとも0.99もしくは少なくとも約0.99または少なくとも1.0もしくは少なくとも約1.0のスプライス部位予測スコアを有し;かつ/あるいは
参照スプライスドナー部位および/または参照スプライスアクセプター部位が、少なくとも70%もしくは少なくとも約70%、少なくとも75%もしくは少なくとも約75%、少なくとも80%もしくは少なくとも約80%、少なくとも85%もしくは少なくとも約85%、少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも99%もしくは少なくとも約99%または少なくとも100%もしくは少なくとも約100%の確率でスプライス事象に関与すると予測される、
態様80~84のいずれかのポリヌクレオチド。
86. 前記参照スプライスドナー部位が、配列
を含み;かつ/あるいは
参照スプライスアクセプター部位が、配列
を含む、
態様80~85のいずれかのポリヌクレオチド。
87. 前記1つまたは複数のヌクレオチド改変のうちの少なくとも1つが参照スプライスアクセプターおよび/または参照スプライスドナー部位のスプライス部位接合部の1残基以内、2残基以内、3残基以内、4残基以内、5残基以内、6残基以内、7残基以内、8残基以内、9残基以内または10残基以内に存在している、態様80~86のいずれかのポリヌクレオチド。
88. 前記1つまたは複数のヌクレオチド改変が、サイレントであり、かつ/またはSEQ ID NO:73と比べて縮重コドンをもたらし、かつ/またはコードされる前記スペーサーのアミノ酸配列を変えない、態様80~87のいずれかのポリヌクレオチド。
89. 前記改変されたスプライスドナー部位が
に示されており;かつ/または
前記改変されたスプライスアクセプター部位が
に示されている、
態様80~88のいずれかのポリヌクレオチド。
90. 前記改変されたスプライスドナー部位が
に示されており、かつ/または前記改変されたアクセプター部位が
に示されている、
態様80~89のいずれかのポリヌクレオチド。
91. 前記スペーサーが、SEQ ID NO:74に示されるヌクレオチド配列またはその一部分によってコードされる、態様80~90のいずれかのポリヌクレオチド。
92. 前記ポリヌクレオチドが細胞における発現時に、該ポリヌクレオチドから転写されたRNA、任意でメッセンジャーRNA(mRNA)が、少なくとも70%もしくは少なくとも約70%、少なくとも75%もしくは少なくとも約75%、少なくとも80%もしくは少なくとも約80%、少なくとも85%もしくは少なくとも約85%、少なくとも90%もしくは少なくとも約90%または少なくとも95%もしくは少なくとも約95%のRNA均一性を示す、態様79~91のいずれかのポリヌクレオチド。
93. 細胞における発現時に、該ポリヌクレオチドから転写されたRNA、任意でメッセンジャーRNA(mRNA)が、参照ポリヌクレオチドから転写されたmRNAの不均一性と比べて低下した不均一性を示し、該参照ポリヌクレオチドが、前記ポリヌクレオチドと同じアミノ酸配列をコードし、該参照ポリヌクレオチドが、前記ポリヌクレオチドと比べて、スペーサーをコードする核酸における1つもしくは複数のスプライスドナー部位および/または1つもしくは複数のスプライスアクセプター部位の存在において異なり、かつ/あるいは前記ポリヌクレオチドと比べて1つもしくは複数のヌクレオチド改変を含み、かつ/またはSEQ ID NO:73に示されるスペーサーを含む、態様79~92のいずれかのポリヌクレオチド。
94. 前記RNA不均一性が、10%よりもしくは約10%より大きく、15%よりもしくは約15%より大きく、20%よりもしくは約20%より大きく、25%よりもしくは約25%より大きく、30%よりもしくは約30%より大きく、40%よりもしくは約40%より大きく、50%よりもしくは約50%より大きく、またはそれより大きく低減される、態様93のポリヌクレオチド。
95. 前記参照ポリヌクレオチドから転写されたRNA、任意でメッセンジャーRNA(mRNA)が、10%よりもしくは約10%より大きい、15%よりもしくは約15%より大きい、20%よりもしくは約20%より大きい、25%よりもしくは約25%より大きい、30%よりもしくは約30%より大きい、40%よりもしくは約40%より大きい、50%よりもしくは約50%より大きい、またはそれより大きいRNA不均一性を示す、態様93または態様94のポリヌクレオチド。
96. 前記RNA均一性および/または不均一性が、アガロースゲル電気泳動、チップベースのキャピラリー電気泳動、分析用超遠心分離、フィールドフローフラクショネーションまたは液体クロマトグラフィーによって調べられる、態様79~95のいずれかのポリヌクレオチド。
97. ヒト細胞における発現のためにコドンが最適化されている、態様79~96のいずれかのポリヌクレオチド。
98. 前記キメラ抗原受容体が第1のキメラ抗原受容体であり、該ポリヌクレオチドが、第2のキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチド配列をさらに含む、態様79~96のいずれかのポリヌクレオチド。
99. 前記第1のキメラ抗原受容体および第2のキメラ抗原受容体が1つまたは複数のマルチシストロン性エレメントによって隔てられている、態様98のポリヌクレオチド。
100. 前記1つまたは複数のマルチシストロン性エレメントが、リボソームスキップ配列であるか、またはそれを含み、任意で該リボソームスキップ配列がT2A、P2A、E2A、またはF2Aエレメントである、態様99のポリヌクレオチド。
101. 前記1つまたは複数のマルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列がコドン相違型である、態様100のポリヌクレオチド。
102. 前記1つまたは複数のマルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列が、SEQ ID NO:319に示される配列であるか、またはそれを含む、態様100または態様101のポリヌクレオチド。
103. 第2のキメラ抗原受容体(CAR)が、多発性骨髄腫上で発現するかまたは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインを含む、態様98~102のいずれかのポリヌクレオチド。
104. 前記第2のCARが、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域をさらに含む、103のポリヌクレオチド。
105. 前記第2の抗原が、B細胞成熟抗原(BCMA)、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACI、およびFcRH5から選択される、態様103または態様104のポリヌクレオチド。
106. 前記第2の抗原がBCMAである、態様103~105のいずれかのポリヌクレオチド。
107. 前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(VH)領域;および
(ii)SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、態様103~106のいずれかのポリヌクレオチド。
108. 前記第2のCARのVH領域が、SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み;かつ該第2のCARのVL領域が、SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、態様107のポリヌクレオチド。
109. 前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:199、202、206、209、212および215から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:200、203、207、210、213および216から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);ならびに(c) SEQ ID NO:201、204、205、208、211、214および217から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変(VH)領域;ならびに
(ii)SEQ ID NO:218、221、224、227、230、233および235から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:219、222、225、228、231、234および236のうちのいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);ならびに(c) SEQ ID NO:220、223、226、229および232から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含み、任意で228アミノ酸長もしくは約228アミノ酸長である、スペーサー、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、態様103~106のいずれかのポリヌクレオチド。
110. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200および201のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:221、222および223のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200、205のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:206、207、208のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:212、213および214のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:233、234および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
態様107~109のいずれかのポリヌクレオチド。
111. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
態様107~109のいずれかのポリヌクレオチド。
112. 前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:189に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:191に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:193に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:195に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;あるいは
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:197に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
態様107~111のいずれかのポリヌクレオチド。
113. 前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列を含むか;または
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む、
態様107~112のいずれかのポリヌクレオチド。
114. 前記第2のCARの細胞外抗原結合ドメインが単鎖抗体断片である、態様107~113のいずれかのポリヌクレオチド。
115. 前記単鎖抗体断片が単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む、態様114のポリヌクレオチド。
116. 前記第2のCARのVH領域およびVL領域がフレキシブルリンカーによって連結されている、態様107~115のいずれかのポリヌクレオチド。
117. 前記第2のCARのリンカーが、アミノ酸配列
を含む、態様116のポリヌクレオチド。
118. 前記第2のCARにおいてVH領域がVL領域に対してアミノ末端側にある、態様107~117のいずれかのポリヌクレオチド。
119. 前記第2のCARにおいてVH領域がVL領域に対してカルボキシ末端側にある、態様107~117のいずれかのポリヌクレオチド。
120. 前記第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様107~119のいずれかのポリヌクレオチド。
121. 前記第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列を含む、態様107~120のいずれかのポリヌクレオチド。
122. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/あるいは
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/あるいは
第2のCARの細胞外抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
態様107~121のいずれかのポリヌクレオチド。
123. 前記第2のCARの膜貫通ドメインが、CD4、CD28、もしくはCD8由来の膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD28、またはヒトCD8由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む、態様104~122のいずれかのポリヌクレオチド。
124. 前記第2のCARの膜貫通ドメインが、ヒトCD28由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含み;かつ/あるいは
第2のCARの膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示されるアミノ酸配列あるいはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、
態様104~123のいずれかのポリヌクレオチド。
125. 前記第2のCARの膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示される配列であるか、またはそれを含む、態様124のポリヌクレオチド。
126. 前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様104~125のいずれかのポリヌクレオチド。
127. 前記第2のCARの細胞内シグナル伝達ドメインが、T細胞において一次活性化シグナルを誘導することができ、T細胞受容体(TCR)の構成要素であり、かつ/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含む、態様126のポリヌクレオチド。
128. 前記第2のCARの細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分の細胞質シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD3ゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む、態様126または態様127のポリヌクレオチド。
129. 前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が、SEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様126~128のいずれかのポリヌクレオチド。
130. 前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が共刺激シグナル伝達領域をさらに含む、態様126~129のいずれかのポリヌクレオチド。
131. 前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、T細胞共刺激分子またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様130のポリヌクレオチド。
132. 前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様130または態様131のポリヌクレオチド。
133. 前記第1のキメラ抗原受容体と前記第2のキメラ抗原受容体の少なくとも一方が、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含む、態様98~132のいずれかのポリヌクレオチド。
134. 前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、
ヒトCD28の細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいは
SEQ ID NO:46に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、態様130~132のいずれかのポリヌクレオチド。
135. 前記共刺激シグナル伝達領域が、
ヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいは
SEQ ID NO:19に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、態様130~133のいずれかのポリヌクレオチド。
136. 前記第2のキメラ抗原受容体が、そのN末端からC末端に向かって順に、細胞外抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む、態様104~135のいずれかのポリヌクレオチド。
137. 前記CARをコードするヌクレオチド配列が、該ポリヌクレオチドが導入された細胞で発現されるときのコードされる該CARの発現を制御するためのプロモーターに機能的に連結され、任意で該プロモーターは異種プロモーターであり、任意で該異種プロモーターはヒト伸長因子1アルファ(EF1α)プロモーターもしくはMNDプロモーターまたはその変異体であるか、あるいはそれを含む、態様79~97のいずれかのポリヌクレオチド。
138. 前記第1のCARをコードするヌクレオチド配列が、該ポリヌクレオチドが導入された細胞で発現されるときの第1のCARの発現を制御するための第1のプロモーターに機能的に連結され、第2のCARをコードするヌクレオチド配列が、該ポリヌクレオチドが導入された細胞で発現されるときの第2のCARの発現を制御するための第2のプロモーターに機能的に連結され、任意で該第1および第2のプロモーターは独立して異種プロモーターであり、任意で該異種プロモーターはヒト伸長因子1アルファ(EF1α)プロモーターもしくはMNDプロモーターまたはその変異体であるか、あるいはそれを含む、態様98~136のいずれかのポリヌクレオチド。
139. 前記第1のプロモーターと第2のプロモーターが同じである、態様138のポリヌクレオチド。
140. 前記第1のプロモーターと第2のプロモーターが異なっている、態様138のポリヌクレオチド。
141. (i)第1の抗原結合ドメインを含む第1のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第1の核酸配列;および
(ii)第2の抗原結合ドメインを含む第2のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第2の核酸配列
を含むポリヌクレオチドであって、
該第1のCARおよび該第2のCARが各々、(a)該第1の抗原結合ドメインまたは該第2の抗原結合ドメイン、(b)スペーサー、(c)膜貫通ドメイン、ならびに(d)細胞内シグナル伝達ドメインと共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、
該第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数と該第2のCARの(b)~(d)のうちの同じ1つまたは複数が同一のアミノ酸配列を含み;かつ
該第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列は該第2のCARの(b)~(d)のうちの同じ1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列と配列が異なる、
ポリヌクレオチド。
142. 前記第1の抗原結合ドメインと第2の抗原結合ドメインが同じ抗原に結合する、態様141のポリヌクレオチド。
143. 前記第1の抗原結合ドメインと第2の抗原結合ドメインが同じ抗原の異なるエピトープに結合する、態様141または態様142のポリヌクレオチド。
144. 前記第1の抗原結合ドメインと第2の抗原結合ドメインが異なる抗原に結合する、態様141のポリヌクレオチド。
145. 前記第1の抗原結合ドメインが、疾患または病態の細胞によって発現されるか、あるいは疾患または病態の細胞との関連性がある第1の抗原に結合し、第2の抗原結合ドメインが、同じ疾患または病態の細胞によって発現されるか、あるいは同じ疾患または病態の細胞との関連性がある第2の抗原に結合する、態様141~144のいずれかのポリヌクレオチド。
146. 前記疾患または病態ががんである、態様145のポリヌクレオチド。
147. 前記疾患または病態が、GPRC5Dを発現するがんまたはBCMAを発現するがんである、態様146のポリヌクレオチド。
148. 前記がんが形質細胞悪性腫瘍であり、該形質細胞悪性腫瘍が多発性骨髄腫(MM)または形質細胞腫である、態様146または態様147のポリヌクレオチド。
149. 前記がんが多発性骨髄腫である、態様146~148のいずれかのポリヌクレオチド。
150. 前記がんが再発性/難治性多発性骨髄腫である、態様146~149のいずれかのポリヌクレオチド。
151. 前記第1の抗原結合ドメインおよび第2の抗原結合ドメインが独立して、GPRC5D、BCMA、CD38 CD138、CS-1、BAFF-R、TACI、およびFcRH5からなる群より選択される抗原に結合する、態様141~150のいずれかのポリヌクレオチド。
152. 前記第1の抗原結合ドメインがB細胞成熟抗原(BCMA)に結合する、態様141~151のいずれかのポリヌクレオチド。
153. 前記第1の抗原結合ドメインがGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)に結合する、態様141~151のいずれかのポリヌクレオチド。
154. 前記第2の抗原結合ドメインがBCMAに結合する、態様152または態様153のポリヌクレオチド。
155. 前記第2の抗原結合ドメインがGPRC5Dに結合する、態様152または態様153のポリヌクレオチド。
156. (i)GPRC5DまたはBCMAの一方に結合することができる第1の抗原結合ドメインを含む第1のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第1の核酸配列;および
(ii)GPRC5DまたはBCMAの他方に結合することができる第2の抗原結合ドメインを含む第2のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第2の核酸配列
を含むポリヌクレオチドであって、
該第1のCARおよび該第2のCARが各々、(a)該第1の抗原結合ドメインまたは該第2の抗原結合ドメイン、(b)スペーサー、(c)膜貫通ドメイン、ならびに(d)細胞内シグナル伝達ドメインと共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、
該第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数と該第2のCARの(b)~(d)のうちの同じ1つまたは複数が同一のアミノ酸配列を含み;かつ
該第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列は該第2のCARの(b)~(d)のうちの同じ1つまたは複数をコードするヌクレオチドヌクレオチド配列と配列が異なる
ポリヌクレオチド。
157. (b)~(d)のうちの1つまたは複数が(b)~(d)のうちの1つである、態様141~156のいずれかの態様のポリヌクレオチド。
158. (b)~(d)のうちの1つまたは複数が(b)~(d)のうちの2つである、態様141~156のいずれかのポリヌクレオチド。
159. (b)~(d)のうちの1つまたは複数が(b)~(d)の各々である、態様141~156のいずれかのポリヌクレオチド。
160. 前記第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列と第2のCARの同じ(b)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列が約20個以下の連続塩基対の配列ホモログを含み;かつ/あるいは
第1のCARをコードする第1の核酸配列と第2のCARをコードする第2の核酸配列が約20個以下の連続塩基対の配列相同性を含む、
態様141~159のいずれかのポリヌクレオチド。
161. 前記第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列と第2のCARの同じ(b)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列が約5個以下~約15個の連続塩基対の配列相同性を含み;かつ/あるいは
第1のCARをコードする第1の核酸配列と第2のCARをコードする第2の核酸配列が約5個以下および約15個以下の連続塩基対の配列相同性を含む、態様141~160のいずれかのポリヌクレオチド。
162. 前記第1のCARの(b)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列と第2のCARの同じ(b)~(d)のうちの1つまたは複数をコードするヌクレオチド配列が約10個以下の連続塩基対の相同性を含み;かつ/あるいは
第1のCARをコードする第1の核酸配列と第2のCARをコードする第2の核酸配列が約10個以下の連続塩基対の配列相同性を含む、
態様141~161のいずれかのポリヌクレオチド。
163. 前記第1のCARをコードする第1の核酸と第2のCARをコードする第2の核酸はマルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列によって隔てられており、任意で該マルチシストロン性エレメントはバイシストロン性エレメントである、態様141~162のいずれかのポリヌクレオチド。
164. 前記マルチシストロン性エレメントが、IRESであるか、あるいはリボソームスキップ配列または自己切断性ペプチドである、態様163のポリヌクレオチド。
165. 前記マルチシストロン性エレメントがリボソームスキップ配列または自己切断性ペプチドであり、該リボソームスキップ配列または自己切断性ペプチドがT2A、P2A、E2A、またはF2Aエレメントである、態様164のポリヌクレオチド。
166. 前記第1のCARをコードする第1の核酸配列がヒト細胞における発現のためにコドンが最適化されている、態様141~165のいずれかのポリヌクレオチド。
167. 前記第2のCARをコードする第2の核酸配列がヒト細胞における発現のためにコドンが最適化されている、態様141~166のいずれかのポリヌクレオチド。
168. 前記ヒト細胞における発現のためにコドンが最適化されている、態様141~167のいずれかのポリヌクレオチド。
169. 前記ポリヌクレオチドのヒト細胞、任意でヒトT細胞における転写後、該ポリヌクレオチドから転写されたmRNA、任意でメッセンジャーRNAは少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%または少なくとも約95%のRNA均一性を示す、態様141~168のいずれかのポリヌクレオチド。
170. 前記ポリヌクレオチドの第1のCARをコードする第1の核酸のヒト細胞、任意でヒトT細胞における転写後、該第1の核酸から転写されたmRNA、任意でメッセンジャーRNAが少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%または少なくとも約95%のRNA均一性を示す、態様141~169のいずれかのポリヌクレオチド。
171. 前記ポリヌクレオチドの第2のCARをコードする第2の核酸のヒト細胞、任意でヒトT細胞における転写後、該第2の核酸から転写されたmRNA、任意でメッセンジャーRNA が少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%または少なくとも約95%のRNA均一性を示す、態様141~170のいずれかのポリヌクレオチド。
172. 前記第1のCARをコードする第1の核酸に存在するいずれかの潜在的スプライスドナー部位および/またはいずれかの潜在的スプライスアクセプター部位は、約0.70未満もしくは少なくとも約0.70未満、約0.65未満もしくは少なくとも約0.65未満、約0.60未満もしくは少なくとも約0.60未満、約0.55未満もしくは少なくとも約0.55未満、約0.50未満もしくは少なくとも約0.50未満、約0.45未満もしくは少なくとも約0.45未満、約0.40未満もしくは少なくとも約0.40未満、約0.35未満もしくは少なくとも約0.35未満、約0.30未満もしくは少なくとも約0.30未満、約0.25未満もしくは少なくとも約0.25未満、約0.20未満もしくは少なくとも約0.20未満のスプライス部予測スコアを示し、かつ/または70%未満、65%未満、60%未満、55%未満、50%未満、45%未満、40%未満、35%未満、30%未満、25%未満、もしくは20%未満の確率でスプライス事象に関与すると予測される、態様141~171のいずれかのポリヌクレオチド。
173. 前記第2のCARをコードする第2の核酸におけるいずれかの潜在的スプライスドナー部位またはいずれかの潜在的スプライスアクセプター部位が、約0.70未満もしくは少なくとも約0.70未満、約0.65未満もしくは少なくとも約0.65未満、約0.60未満もしくは少なくとも約0.60未満、約0.55未満もしくは少なくとも約0.55未満、約0.50未満もしくは少なくとも約0.50未満、約0.45未満もしくは少なくとも約0.45未満、約0.40未満もしくは少なくとも約0.40未満、約0.35未満もしくは少なくとも約0.35未満、約0.30未満もしくは少なくとも約0.30未満、約0.25未満もしくは少なくとも約0.25未満、約0.20未満もしくは少なくとも約0.20未満のスプライス部予測スコアを示し、かつ/または70%未満、65%未満、60%未満、55%未満、50%未満、45%未満、40%未満、35%未満、30%未満、25%未満、もしくは20%未満の確率でスプライス事象に関与すると予測される、態様141~172のいずれかのポリヌクレオチド。
174. 前記ポリヌクレオチドにおけるいずれかの潜在的スプライスドナー部位またはいずれかの潜在的スプライスアクセプター部位が、約0.70未満もしくは少なくとも約0.70未満、約0.65未満もしくは少なくとも約0.65未満、約0.60未満もしくは少なくとも約0.60未満、約0.55未満もしくは少なくとも約0.55未満、約0.50未満もしくは少なくとも約0.50未満、約0.45未満もしくは少なくとも約0.45未満、約0.40未満もしくは少なくとも約0.40未満、約0.35未満もしくは少なくとも約0.35未満、約0.30未満もしくは少なくとも約0.30未満、約0.25未満もしくは少なくとも約0.25未満、約0.20未満もしくは少なくとも約0.20未満のスプライス部予測スコアを示し、かつ/または70%未満、65%未満、60%未満、55%未満、50%未満、45%未満、40%未満、35%未満、30%未満、25%未満、もしくは20%未満の確率でスプライス事象に関与すると予測される、態様141~173のいずれかのポリヌクレオチド。
175. (a)の第1の抗原結合ドメインおよび/または第2の抗原結合ドメインが単鎖抗体断片である、態様141~174のいずれかのポリヌクレオチド。
176. (a)の第1の抗原結合ドメインおよび/または第2の抗原結合ドメインが、単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む、態様141~175のいずれかのポリヌクレオチド。
177. (a)の第1の抗原結合ドメインおよび/または第2の抗原結合ドメインが重鎖可変(VH)領域および軽鎖可変(VL)領域を含む、態様141~176のいずれかのポリヌクレオチド。
178. 前記第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方が、SEQ ID NO:209に示されるCDR-H1、SEQ ID NO:210に示されるCDR-H2、およびSEQ ID NO:211に示されるCDR-H3を含むVH領域ならびにSEQ ID NO:230に示されるCDR-L1、SEQ ID NO:231に示されるCDR-L2、およびSEQ ID NO:232に示されるCDR-L3を含むVL領域を含む、態様141~177のいずれかのポリヌクレオチド。
179. 前記第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方が、それぞれSEQ ID NO:197および198に示されるアミノ酸配列を含むVH領域およびVL領域を含む、態様141~178のいずれかのポリヌクレオチド。
180. 前記第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方が、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:241に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも約91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む、態様141~179のいずれかのポリヌクレオチド。
181. 前記第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方が、SEQ ID NO:125に示されるCDR-H1、SEQ ID NO:126に示されるCDR-H2、およびSEQ ID NO:127に示されるCDR-H3を含むVH領域ならびにSEQ ID NO:130に示されるCDR-L1、SEQ ID NO:131に示されるCDR-L2、およびSEQ ID NO:132に示されるCDR-L3を含むVL領域を含む、態様141~180のいずれかのポリヌクレオチド。
182. 前記第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方が、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列を含むVH領域およびVL領域を含む、態様141~181のいずれかのポリヌクレオチド。
183. 前記第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方が、SEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列、またはSEQ ID NO:8に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも約91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む、態様141~182のいずれかのポリヌクレオチド。
184. 前記第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方が、SEQ ID NO:209に示されるCDR-H1、SEQ ID NO:210に示されるCDR-H2、およびSEQ ID NO:211に示されるCDR-H3を含むVH領域ならびにSEQ ID NO:230に示されるCDR-L1、SEQ ID NO:231に示されるCDR-L2、およびSEQ ID NO:232に示されるCDR-L3を含むVL領域を含み;
該第1の抗原結合ドメインまたは該第2の抗原結合ドメインの他方が、SEQ ID NO:125に示されるCDR-H1、SEQ ID NO:126に示されるCDR-H2、およびSEQ ID NO:127に示されるCDR-H3ならびにSEQ ID NO:130に示されるCDR-L1、SEQ ID NO:131に示されるCDR-L2、およびSEQ ID NO:132に示されるCDR-L3を含むVL領域を含む、
態様141~183のいずれかのポリヌクレオチド。
185. 前記第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方が、それぞれSEQ ID NO:197および198に示されるアミノ酸配列を含むVH領域およびVL領域を含み;
該第1の抗原結合ドメインまたは該第2の抗原結合ドメインの他方が、それぞれSEQ ID NO:27および28に示されるアミノ酸配列を含むVH領域およびVL領域を含む、
態様141~184のいずれかのポリヌクレオチド。
186. 前記第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方がSEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列を含み、該第1の抗原結合ドメインまたは該第2の抗原結合ドメインの他方がSEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列を含む、態様141~185のいずれかのポリヌクレオチド。
187. 前記第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方が、SEQ ID NO:310に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、態様141~186のいずれかのポリヌクレオチド。
188. 前記第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインの一方が、SEQ ID NO:264またはSEQ ID NO:311に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、態様141~187のいずれかのポリヌクレオチド。
189. 前記第1の抗原結合ドメインまたは第2の抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:310に示されるヌクレオチド配列によってコードされ、該第1の抗原結合ドメインまたは該第2の抗原結合ドメインの他方が、SEQ ID NO:311に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、態様141~188のいずれかのポリヌクレオチド。
190. (b)が免疫グロブリンの一部分を含む、態様141~189のいずれかのポリヌクレオチド。
191. (b)が、ヒンジ領域、CH2領域、およびCH3領域の配列を含む、態様141~190のいずれかのポリヌクレオチド。
192. 前記ヒンジ領域がIgG4ヒンジ領域および/またはIgG2ヒンジ領域の全部または一部分を含み、ここで、該IgG4ヒンジ領域は任意でヒトIgG4ヒンジ領域であり、該IgG2ヒンジ領域は任意でヒトIgG2ヒンジ領域であり;
前記CH2領域がIgG4 CH2および/またはIgG2 CH2の全部または一部分を含み、ここで、該IgG4 CH2は任意でヒトIgG4 CH2であり、該IgG2 CH2は任意でヒトIgG2 CH2であり;かつ/あるいは
前記CH3領域がIgG4 CH3および/またはIgG2 CH3の全部または一部分を含み、ここで、該IgG4 CH3は任意でヒトIgG4 CH3であり、該IgG2 CH3は任意でヒトIgG2 CH3である、
態様191のポリヌクレオチド。
193. 前記ヒンジ領域、CH2、およびCH3が、ヒトIgG4由来のヒンジの全部または一部分、CH2の全部または一部分、およびCH3の全部または一部分を含む、態様191または態様192のポリヌクレオチド。
194. 前記ヒンジ領域、CH2およびCH3のうちの1つまたは複数がキメラであり、ヒトIgG4およびヒトIgG2由来のヒンジ、CH2およびCH3を含む、態様191または態様193のポリヌクレオチド。
195. (b)が、IgG4/2キメラヒンジ領域、またはヒトIgG4ヒンジと比べて少なくとも1つのアミノ酸の置換を含む改変IgG4ヒンジ領域;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含む、態様141~194のいずれかのポリヌクレオチド。
196. (b)が、125もしくは約125~300もしくは約300アミノ酸長、125もしくは約125~250もしくは約250アミノ酸長、125もしくは約125~230もしくは約230アミノ酸長、125もしくは約125~200もしくは約200アミノ酸長、125もしくは約125~180もしくは約180アミノ酸長、125もしくは約125~150もしくは約150アミノ酸長、150もしくは約150~300もしくは約300アミノ酸長、150もしくは約150~250もしくは約250アミノ酸長、150もしくは約150~230もしくは約230アミノ酸長、150もしくは約150~200もしくは約200アミノ酸長、150もしくは約150~180もしくは約180アミノ酸長、180もしくは約180~300もしくは約300アミノ酸長、180もしくは約180~250もしくは約250アミノ酸長、180もしくは約180~230もしくは約230アミノ酸長、180もしくは約180~200もしくは約200アミノ酸長、200もしくは約200~300もしくは約300アミノ酸長、200もしくは約200~250もしくは約250アミノ酸長、200もしくは約200~230もしくは約230アミノ酸長、230もしくは約230~300もしくは約300アミノ酸長、230もしくは約230~250もしくは約250アミノ酸長、または250もしくは約250~300もしくは約300アミノ酸長の長さを有し、任意で、該スペーサーは、224もしくは約224個、225もしくは約225個、226もしくは約226個、227もしくは約227個、228もしくは約228個または229もしくは約229アミノ酸長である、態様141~195のいずれかのポリヌクレオチド。
197. (b)が、SEQ ID NO:17に示されるアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、態様141~196のいずれかのポリヌクレオチド。
198. 前記第1のCARまたは第2のCARの一方の(b)がSEQ ID NO:48に示されるヌクレオチド配列によってコードされ、該第1のCARまたは該第2のCARの他方の(b)がSEQ ID NO:305に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、態様141~197のいずれかのポリヌクレオチド。
199. (c)が、CD4、CD28、もしくはCD8の膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD28、またはヒトCD8由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む、態様141~198のいずれかのポリヌクレオチド。
200. (c)がヒトCD28の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む、態様141~199のいずれかのポリヌクレオチド。
201. (c)がSEQ ID NO:18に示されるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む、態様141~200のいずれかのポリヌクレオチド。
202. 前記第1のCARまたは第2のCARの一方の(c)がSEQ ID NO:56に示されるヌクレオチド配列によってコードされ、該第1のCARまたは該第2のCARの他方の(c)がSEQ ID NO:307に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、態様141~201のポリヌクレオチド。
203. (d)の細胞内シグナル伝達ドメインが、T細胞において一次活性化シグナルを誘導することができ、T細胞受容体(TCR)の構成要素であり、かつ/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含む、態様141202のいずれかのポリヌクレオチド。
204. (d)の細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分の細胞質シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD3ゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む、態様141~203のいずれかのポリヌクレオチド。
205. (d)の細胞内シグナル伝達ドメインがSEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む、態様141~204のいずれかのポリヌクレオチド。
206. 前記第1のCARまたは第2のCARの一方の(d)の細胞内シグナル伝達ドメインがSEQ ID NO:58に示されるヌクレオチド配列によってコードされ、該第1のCARまたは該第2のCARの他方の(d)の細胞内シグナル伝達ドメインがSEQ ID NO:309に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、態様141~205のいずれかのポリヌクレオチド。
207. (d)の共刺激シグナル伝達領域がT細胞共刺激分子またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様141~206のいずれかのポリヌクレオチド。
208. (d)の共刺激シグナル伝達領域が、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様14120のいずれかのポリヌクレオチド。
0209. (d)の共刺激シグナル伝達領域が4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様141~208のいずれかのポリヌクレオチド。
210. (d)の共刺激シグナル伝達領域がSEQ ID NO:19に示されるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む、態様141~209のいずれかのポリヌクレオチド。
211. 前記第1のCARまたは第2のCARの一方の(d)の共刺激シグナル伝達領域がSEQ ID NO:60に示されるヌクレオチド配列によってコードされ、該第1のCARまたは該第2のCARの他方の(d)の共刺激シグナル伝達領域がSEQ ID NO:308に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、態様141~210のいずれかのポリヌクレオチド。
212. 前記第1のCARまたは前記第2のCARの一方が、(a)GPRC5Dに結合する第1の抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:311に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、第1の抗原結合ドメイン;(b) SEQ ID NO:305に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー;(c) SEQ ID NO:307に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン;および(d) SEQ ID NO:309に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:308に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、
該第1のCARまたは該第2のCARの他方が、(a) BCMAに結合する抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:310に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、抗原結合ドメイン;(b) SEQ ID NO:48に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー;(c) SEQ ID NO:56に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン;および(d) SEQ ID NO:58に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:60に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達ドメイン領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含む、
態様141~211のいずれかのポリヌクレオチド。
213. 前記第1のCARをコードする第1の核酸配列が、前記第1のCARをコードする第2の核酸配列に対して該ポリヌクレオチドの5'末端の方に位置している、態様141~212のいずれかのポリヌクレオチド。
214. 前記第1のCARが、GPRC5Dに結合する抗原結合ドメインを含み、前記第2のCARが、BCMAに結合する抗原結合ドメインを含む、態様141~213のいずれかのポリヌクレオチド。
215. 前記第1のCARが、BCMAに結合する抗原結合ドメインを含み、前記第2のCARが、GPRC5Dに結合する抗原結合ドメインを含む、態様141~213のいずれかのポリヌクレオチド。
216. (i)第1のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第1の核酸配列、(ii)第2のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第2の核酸配列、および(iii)マルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列を含み、該第1のCARをコードする第1の核酸と該第2のCARをコードする第2の核酸が該マルチシストロン性エレメントによって隔てられている、ポリヌクレオチドであって、
第1のCARが、GPRC5Dに結合する第1の抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:311に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、第1の抗原結合ドメイン;SEQ ID NO:305に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー;SEQ ID NO:307に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン;およびSEQ ID NO:309に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:308に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、
第2のCARが、BCMAに結合する第2の抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:310に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、第2の抗原結合ドメイン;SEQ ID NO:48に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー;SEQ ID NO:56に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン;およびSEQ ID NO:58に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:60に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達ドメイン領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、
該第1のCARをコードする第1の核酸配列が該第2のCARをコードする第2の核酸配列に対して該ポリヌクレオチドの5'末端の方に位置している、
ポリヌクレオチド。
217. (i)第1のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第1の核酸配列、(ii)第2のキメラ抗原受容体(CAR)をコードする第2の核酸配列、および(iii)マルチシストロン性エレメントをコードするヌクレオチド配列を含み、該第1のCARをコードする第1の核酸と該第2のCARをコードする第2の核酸が該マルチシストロン性エレメントによって隔てられている、ポリヌクレオチドであって、
該第1のCARが、BCMAに結合する第1の抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:310に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、第1の抗原結合ドメイン;SEQ ID NO:48に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー;SEQ ID NO:56に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン;およびSEQ ID NO:58に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:60に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達ドメイン領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、
該第2のCARが、GPRC5Dに結合する第2の抗原結合ドメインであって、任意でSEQ ID NO:311に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、第2の抗原結合ドメイン;SEQ ID NO:305に示されるヌクレオチドによってコードされるスペーサー;SEQ ID NO:307に示されるヌクレオチド配列によってコードされる膜貫通ドメイン;およびSEQ ID NO:309に示されるヌクレオチド配列によってコードされる細胞内シグナル伝達ドメインと、SEQ ID NO:308に示されるヌクレオチド配列によってコードされる共刺激シグナル伝達領域とを含む、細胞内シグナル伝達領域を含み、
該第1のCARをコードする第1の核酸が該第2のCARをコードする第2の核酸配列に対して該ポリヌクレオチドの5'末端の方に位置している、
ポリヌクレオチド。
218. 前記マルチシストロン性エレメントエレメントが、SEQ ID NO:37に示されるアミノ酸配列を含む、態様163~217のいずれかのポリヌクレオチド。
219. 前記マルチシストロン性エレメントが、SEQ ID NO:44またはSEQ ID NO:45に示されるヌクレオチド配列によってコードされる、態様163~218のいずれかのポリヌクレオチド。
220. SEQ ID NO:299に示されるヌクレオチド配列を含む、態様141~75および217~219のいずれかのポリヌクレオチド。
221. SEQ ID NO:298に示される配列をコードする、態様141~215および217~219のいずれかのポリヌクレオチド。
222. SEQ ID NO:302に示されるヌクレオチド配列を含む、態様141~216、218および219のいずれかのポリヌクレオチド。
223. SEQ ID NO:301に示される配列をコードする、態様141~216、218、219および222のいずれかのポリヌクレオチド。
224. 態様79~223のいずれかのポリヌクレオチドを含む、ベクター。
225. ウイルスベクターである、態様224のベクター。
226. 前記ウイルスベクターがレンチウイルスベクターまたはレトロウイルスベクターである、態様225のベクター。
227. 態様1~78のいずれかのキメラ抗原受容体を含む細胞。
228. 前記キメラ抗原受容体が第1のキメラ受容体であり、前記細胞が、第2のキメラ抗原受容体をコードするヌクレオチドを含むポリヌクレオチドをさらに含む、態様141の細胞。
229. 態様79~223のいずれかのポリヌクレオチドを含む、細胞。
230. 第1のポリヌクレオチドである態様79~97のいずれかのポリヌクレオチドを含み、第2のキメラ抗原受容体(CAR)をコードするヌクレオチド配列を含む第2のポリヌクレオチドをさらに含む、細胞。
231. 前記第2のキメラ抗原受容体(CAR)が、多発性骨髄腫上で発現するかまたは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインを含む、態様228または態様230の細胞。
232. 前記第2のCARが、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域をさらに含む、態様231の細胞。
233. 前記第2の抗原が、B細胞成熟抗原(BCMA)、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACI、およびFcRH5から選択される、態様231または態様232の細胞。
234. 前記第2の抗原がBCMAである、態様231~233のいずれかの細胞。
235. 前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(VH)領域;および
(ii)SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含み、任意で228アミノ酸長もしくは約228アミノ酸長である、スペーサー、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、態様142~234のいずれかの細胞。
236. 前記第2のCARのVH領域が、SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、態様235の細胞。
237. 前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:199、202、206、209、212または215に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:200、203、207、210、213または216に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);および(c) SEQ ID NO:201、204、205、208、211、214または217に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変(VH)領域;ならびに
(ii)SEQ ID NO:218、221、224、227、230、233または235に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:219、222、225、228、231、234または236に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);および(c) SEQ ID NO:220、223、226、229または232に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、態様231~234のいずれかの細胞。
238. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200および201のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:221、222および223のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200、205のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:206、207、208のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:212、213および214のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:233、234および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
態様228~237のいずれかの細胞。
239. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
態様235~238のいずれかの細胞。
240. 前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:189に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:191に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:193に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:195に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;あるいは
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:197に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
態様235~239のいずれかの細胞。
250. 前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列を含むか;または
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む、
態様235~249のいずれかの細胞。
251. 前記第2のCARの細胞外抗原結合ドメインが単鎖抗体断片である、態様231~250のいずれかの細胞。
252. 前記単鎖抗体断片が、単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む、態様251の細胞。
253. 前記第2のCARのVH領域およびVL領域がフレキシブルリンカーによって連結されている、態様235~252のいずれかの細胞。
254. 前記第2のCARのリンカーが、アミノ酸配列
を含む、態様253の細胞。
255. 前記第2のCARにおいてVH領域がVL領域に対してアミノ末端側にある、態様235~254のいずれかの細胞。
256. 前記第2のCARにおいてVH領域がVL領域に対してカルボキシ末端側にある、態様235~254のいずれかの細胞。
257. 前記第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様231~256のいずれかの細胞。
258. 前記第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列を含む、態様231~257のいずれかの細胞。
259. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/あるいは
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/あるいは
第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
態様235~258のいずれかの細胞。
260. 前記第2のCARの膜貫通ドメインが、CD4、CD28、もしくはCD8由来の膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD38またはヒトCD8由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む、態様231~259のいずれかの細胞。
260. 前記第2のCARの膜貫通ドメインがヒトCD28由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含み;かつ/あるいは
第2のCARの膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示される配列あるいはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、
態様232~259のいずれかの細胞。
261. 前記第2のCARの膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示される配列であるか、またはそれを含む、態様260の細胞。
262. 前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様232~261のいずれかの細胞。
263. 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、T細胞において一次活性化シグナルを誘導することができ、T細胞受容体(TCR)の構成要素であり、かつ/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含む、態様262の細胞。
264. 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分の細胞質シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD3ゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む、態様262または態様263の細胞。
265. 前記細胞内シグナル伝達領域が、SEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様262~264のいずれかの細胞。
266. 前記細胞内シグナル伝達領域が共刺激シグナル伝達領域をさらに含む、態様262~265のいずれかの細胞。
267. 前記共刺激シグナル伝達領域が、T細胞共刺激分子またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様266の細胞。
268. 前記共刺激シグナル伝達領域が、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様266または態様267の細胞。
269. 前記共刺激シグナル伝達領域が、
ヒトCD28の細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいは
SEQ ID NO:46に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、態様266~268のいずれかの細胞。
270. 前記共刺激シグナル伝達領域が、
ヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいは
SEQ ID NO:19に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、態様266~269のいずれかの細胞。
271. 前記第2のキメラ抗原受容体が、そのN末端からC末端に向かって順に、抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む、態様228~270のいずれかの細胞。
272. リンパ球である、態様227~271のいずれかの細胞。
273. NK細胞またはT細胞である、態様272の細胞。
274. T細胞であり、該T細胞がCD4+T細胞またはCD8+T細胞である、態様272または態様273の細胞。
275. 対象から採取した初代細胞である、態様227~274のいずれかの細胞。
276. 複数の前記細胞のうち、該複数の細胞の10%未満もしくは約10%未満、9%未満もしくは約9%未満、8%未満もしくは約8%未満、7%未満もしくは約7%未満、5%未満もしくは約5%未満、4%未満もしくは約4%未満、3%未満もしくは約3%未満、2%未満もしくは約2%未満または1%未満もしくは約1%未満がトニックシグナル伝達および/または抗原非依存性の活性もしくはシグナル伝達を示すキメラ抗原受容体を含む、態様227~275の細胞。
277. 態様1~78のいずれかのキメラ抗原受容体を含む、組成物。
278. 態様227~277のいずれか1つの細胞または態様227~277のいずれか1つの複数の細胞を含む、組成物。
279. 前記組成物がCD4+T細胞およびCD8+T細胞を含み、該CD4+T細胞と該CD8+T細胞の比が約1:3~約3:1、任意で約1:2~約2:1である、態様278の組成物。
280. 第1のキメラ抗原受容体を含む、複数の第1の細胞であって、該第1のキメラ抗原受容体が、態様1~78のいずれかのキメラ抗原受容体であるか、または態様79~97のいずれかのポリヌクレオチドによってコードされる、複数の第1の細胞;および
第2のキメラ抗原受容体を含む、複数の第2の細胞
を含む、組成物。
281. 前記複数の第1の細胞のうち、該複数の細胞の10%未満もしくは約10%未満、9%未満もしくは約9%未満、8%未満もしくは約8%未満、7%未満もしくは約7%未満、5%未満もしくは約5%未満、4%未満もしくは約4%未満、3%未満もしくは約3%未満、2%未満もしくは約2%未満または1%未満もしくは約1%未満がトニックシグナル伝達および/または抗原非依存性の活性もしくはシグナル伝達を示すキメラ抗原受容体を含む、態様280の組成物。
282. 前記複数の第2の細胞のうち、該複数の細胞の10%未満もしくは約10%未満、9%未満もしくは約9%未満、8%未満もしくは約8%未満、7%未満もしくは約7%未満、5%未満もしくは約5%未満、4%未満もしくは約4%未満、3%未満もしくは約3%未満、2%未満もしくは約2%未満または1%未満もしくは約1%未満がトニックシグナル伝達および/または抗原非依存性の活性もしくはシグナル伝達を示すキメラ抗原受容体を含む、態様280または態様281の組成物。
283. 前記第2のキメラ受容体が、多発性骨髄腫上で発現するかまたは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインを含む、態様280~282のいずれかの組成物。
284. 前記第2のCARが、第2の抗原に結合する細胞外抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む、態様280~283のいずれかの組成物。
285. 前記第2の抗原が、B細胞成熟抗原(BCMA)、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACI、およびFcRH5から選択される、態様283または態様284の組成物。
286. 前記第2の抗原がBCMAである、態様280~285のいずれかの組成物。
287. 前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(VH)領域;および
(ii)SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、態様280~286のいずれかの組成物。
288. 前記第2のCARのVH領域が、SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、態様287の組成物。
289. 前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:199、202、206、209、212または215に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:200、203、207、210、213または216に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);および(c) SEQ ID NO:201、204、205、208、211、214または217に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変(VH)領域;ならびに
(ii)SEQ ID NO:218、221、224、227、230、233または235に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:219、222、225、228、231、234または236に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);および(c) SEQ ID NO:220、223、226、229または232に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、態様280~286のいずれかの組成物。
290. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200および201のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:221、222および223のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200、205のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:206、207、208のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:212、213および214のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:233、234および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
態様286~289のいずれかの組成物。
291. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
態様286~290のいずれかの組成物。
292. 前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:189に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:191に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:193に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:195に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;あるいは
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:197に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
態様286~291のいずれかの組成物。
293. 前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列を含むか;または
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む、
態様286~292のいずれかの組成物。
294. 前記第2のCARの細胞外抗原結合ドメインが単鎖抗体断片である、態様286~293のいずれかの組成物。
295. 前記単鎖抗体断片が単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む、態様294の組成物。
296. 前記第2のCARのVH領域およびVL領域がフレキシブルリンカーによって連結されている、態様286~295のいずれかの組成物。
297. 前記第2のCARのリンカーが、アミノ酸配列
を含む、態様296の組成物。
298. 前記第2のCARにおいてVH領域がVL領域に対してアミノ末端側にある、態様286~297のいずれかの組成物。
299. 前記第2のCARにおいてVH領域がVL領域に対してカルボキシ末端側にある、態様286~298のいずれかの組成物。
300. 前記第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様286~299のいずれかの組成物。
301. 前記第2のCARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列を含む、態様386~300のいずれかの組成物。
302. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/あるいは
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/あるいは
第2のCarの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
態様286~301のいずれかの組成物。
303. 前記第2のCARの膜貫通ドメインが、CD4、CD28、もしくはCD8由来の膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD38またはヒトCD8由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む、態様286~302のいずれかの組成物。
304. 前記第2のCARの膜貫通ドメインがヒトCD28由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含み;かつ/あるいは
第2のCARの膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示されるアミノ酸配列あるいはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、
態様286~303のいずれかの組成物。
305. 前記第2のCARの膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示される配列であるか、またはそれを含む、態様304の組成物。
306. 前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様286~305のいずれかの組成物。
307. 前記第2のCARの細胞内シグナル伝達ドメインが、T細胞において一次活性化シグナルを誘導することができ、T細胞受容体(TCR)の構成要素であり、かつ/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含む、態様306の組成物。
308. 前記第2のCARの細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分の細胞質シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD3ゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む、態様306または態様307の組成物。
309. 前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が、SEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様306~308のいずれかの組成物。
310. 前記第2のCARの細胞内シグナル伝達領域が共刺激シグナル伝達領域をさらに含む、態様306~309のいずれかの組成物。
311. 前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、T細胞共刺激分子またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様310の組成物。
312. 前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様310または態様311の組成物。
313. 前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、
ヒトCD28の細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいは
SEQ ID NO:46に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、態様310~312のいずれかの組成物。
314. 前記第1のキメラ抗原受容体と前記第2のキメラ抗原受容体の少なくとも一方が、4-1BBまたはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域、任意でヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達領域を含む、態様280~312のいずれかの組成物。
315. 前記第2のCARの共刺激シグナル伝達領域が、
ヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいは
SEQ ID NO:19に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、態様310~312のいずれかの組成物。
316. コードされる前記第2のキメラ抗原受容体が、そのN末端からC末端に向かって順に、抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む、態様280~315のいずれかの組成物。
317. 前記複数の第1の細胞がT細胞を含み、任意で該T細胞がCD4+T細胞およびCD8+T細胞を含み、任意で該CD4+T細胞と該CD8+T細胞の比が約1:3~約3:1、任意で1:2~2:1である、態様208~316のいずれかの組成物。
318. 前記複数の第2の細胞がT細胞を含み、任意で該T細胞がCD4+T細胞およびCD8+T細胞を含み、任意で該CD4+T細胞と該CD8+T細胞の比が約1:3~約3:1、任意で約1:2~約2:1である、態様186~222のいずれかの組成物。
319. 約1:3~約3:1、任意で約1:2~約2:1、任意で約1:1である、前記第1の複数の細胞と前記第2の複数の細胞の比を含む、態様280~318のいずれかの組成物。
320. 前記第1のキメラ抗原受容体を発現する前記第1の複数の細胞と前記第2のキメラ抗原受容体を発現する前記第2の複数の細胞を約1:3~約3:1、任意で約1:2~約2:1、任意で約1:1である比で含む、態様280~319のいずれかの組成物。
321. 薬学的に許容される賦形剤をさらに含む、態様277~320のいずれかの組成物。
322. 滅菌されている、態様277~321のいずれかの組成物。
323. 態様227~276のいずれかの細胞を有効成分として含有する、疾患または障害、任意でがんの治療における使用のための薬学的組成物。
324. 態様277~322または388のいずれかの組成物を有効成分として含有する、疾患または障害、任意でがんの治療における使用のための薬学的組成物。
325. 態様1~67のいずれかのキメラ抗原受容体であるかまたは態様68~79のいずれかのポリヌクレオチドによってコードされる第1のキメラ抗原受容体を含む第1の用量の複数の第1の細胞を含む組成物と、第2のキメラ抗原受容体を含む第2の用量の複数の第2の細胞を含む組成物とを有効成分として含有する、疾患または障害、任意でがんの治療における使用のための薬学的組成物。
326. ある用量の態様79~97のいずれかの細胞を含む組成物、または態様280~325および388のいずれかの組成物を、疾患または障害を有する対象に投与する工程を含む、治療方法。
327. 疾患または障害、任意でがんを治療するための、態様227~276のいずれかの細胞の使用。
328. 疾患または障害、任意でがんを治療するための、態様277~322または388のいずれかの組成物の使用。
329. 疾患または障害、任意でがんを治療するための医薬を製造するため、態様227~276のいずれかの細胞の使用。
330. 疾患または障害、任意でがんを治療するための医薬を製造するための、態様277~322または388のいずれかの組成物の使用。
331. 前記細胞の用量が、約1.0×107個のCAR発現T細胞~約1.2×109個のCAR発現T細胞、約1.0×107個のCAR発現T細胞~約6.5×108個のCAR発現T細胞、約1.5×107個のCAR発現T細胞~約6.5×108個のCAR発現T細胞、約1.5×107個のCAR発現T細胞~約6.0×108個のCAR発現T細胞、約2.5×107個のCAR発現T細胞~約6.0×108個のCAR発現T細胞、約5.0×107個のCAR発現T細胞~約6.0×108個のCAR発現T細胞、約1.25×107個のCAR発現T細胞~約1.2×109個のCAR発現T細胞、約1.5×107個のCAR発現T細胞~約1.2×109個のCAR発現T細胞、約5.0×107個のCAR発現T細胞~約4.5×108個のCAR発現T細胞、または約1.5×108個のCAR発現T細胞~約3.0×108個のCAR発現T細胞を含み、それぞれ両端の値を含む、態様326~330のいずれかの方法もしくは使用または態様323~325のいずれかの使用のための薬学的組成物。
331. 前記細胞の用量が、1.5×107もしくは約1.5×107個、2.5×107もしくは約2.5×107個、5.0×107もしくは約5.0×107個、7.5×107もしくは約7.5×107個、1.5×108もしくは約1.5×108個、2.25×108もしくは約2.25×108個、3.0×108もしくは約3.0×108個、4.5×108もしくは約4.5×108個、6.0×108もしくは約6.0×108個、8.0×108もしくは約8.0×108個、または1.2×109もしくは約1.2×109個のCAR発現T細胞を含む、態様326~330のいずれかの方法もしくは使用または態様323~325のいずれかの使用のための薬学的組成物。
332. 態様1~67のいずれかのキメラ抗原受容体であるかまたは態様68~79のいずれかのポリヌクレオチドによってコードされる第1のキメラ抗原受容体を含む第1の用量の複数の第1の細胞を含む組成物と、第2のキメラ抗原受容体を含む第2の用量の複数の第2の細胞を含む組成物との、疾患または障害の治療のための使用であって、任意で該疾患または病態ががんである、使用。
333. 態様1~67のいずれかのキメラ抗原受容体であるかまたは態様68~79のいずれかのポリヌクレオチドによってコードされる第1のキメラ抗原受容体を含む第1の用量の複数の第1の細胞を含む組成物と、第2のキメラ抗原受容体を含む第2の用量の複数の第2の細胞を含む組成物との、疾患または障害を治療するための医薬を製造するための使用であって、任意で該疾患または病態ががんである、使用。
334. 態様1~78のいずれかのキメラ抗原受容体であるかまたは態様79~97のいずれかのポリヌクレオチドによってコードされる第1のキメラ抗原受容体を含む第1の用量の複数の第1の細胞を含む組成物を、疾患または障害を有する対象に投与する工程;および
第2のキメラ抗原受容体を含む第2の用量の複数の第2の細胞を含む組成物を、該対象に投与する工程
を含む、治療方法。
335. 前記複数の第1の細胞の第1の用量および該複数の第2の細胞の第2の用量が独立して、1.0×107もしくは約1.0×107個のCAR発現T細胞~1.5×109もしくは約1.5×109個のCAR発現T細胞、1.0×107もしくは約1.0×107個のCAR発現T細胞~6.5×108もしくは約6.5×108個のCAR発現T細胞、1.25×107もしくは約1.25×107個のCAR発現T細胞~0.6×108もしくは約0.6×108個のCAR発現T細胞、1.5×107もしくは約1.5×107個のCAR発現T細胞~6.5×108もしくは約6.5×108個のCAR発現T細胞、1.5×107もしくは約1.5×107個のCAR発現T細胞~6.0×108もしくは約6.0×108個のCAR発現T細胞、2.5×107もしくは約2.5×107個のCAR発現T細胞~2.25×108もしくは約2.25×108個のCAR発現T細胞、2.5×107もしくは約2.5×107個のCAR発現T細胞~6.0×108もしくは約6.0×108個のCAR発現T細胞、5.0×107もしくは約5.0×107個のCAR発現T細胞~6.0×108もしくは約6.0×108個のCAR発現T細胞、7.5×107もしくは約7.5×107個のCAR発現T細胞~1.5×108もしくは約1.5×108個のCAR発現T細胞、2.5×107もしくは約2.5×107個のCAR発現T細胞~1.2×109もしくは約1.2×109個のCAR発現T細胞、5.0×107もしくは約5.0×107個のCAR発現T細胞~4.5×108もしくは約4.5×108個のCAR発現T細胞、または1.5×108もしくは約1.5×108個のCAR発現T細胞~3.0×108もしくは約3.0×108個のCAR発現T細胞を含み、それぞれ両端の値を含む、態様334の方法または使用。
336. 前記複数の第1の細胞を含む組成物と該複数の第2の細胞を含む組成物が同時に、逐次または間欠的に投与される、態様334もしくは335のいずれかの方法もしくは使用または態様323~325のいずれかの薬学的組成物。
337. 前記複数の第1の細胞を含む組成物と該複数の第2の細胞を含む組成物が任意の順序で逐次投与される、態様334~336のいずれかの方法。
338. 前記複数の第1の細胞のうち、該複数の細胞の10%未満もしくは約10%未満、9%未満もしくは約9%未満、8%未満もしくは約8%未満、7%未満もしくは約7%未満、5%未満もしくは約5%未満、4%未満もしくは約4%未満、3%未満もしくは約3%未満、2%未満もしくは約2%未満または1%未満もしくは約1%未満がトニックシグナル伝達および/または抗原非依存性の活性もしくはシグナル伝達を示すキメラ抗原受容体を含む、態様334~337のいずれかの方法。
339. 前記複数の第2の細胞のうち、該複数の細胞の10%未満もしくは約10%未満、9%未満もしくは約9%未満、8%未満もしくは約8%未満、7%未満もしくは約7%未満、5%未満もしくは約5%未満、4%未満もしくは約4%未満、3%未満もしくは約3%未満、2%未満もしくは約2%未満または1%未満もしくは約1%未満がトニックシグナル伝達および/または抗原非依存性の活性もしくはシグナル伝達を示すキメラ抗原受容体を含む、態様334~338のいずれかの方法。
340. 前記第2のキメラ受容体が、多発性骨髄腫上で発現するかまたは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインを含む、態様334~339のいずれかの方法。
341. 前記第2のCARが、第2の抗原に結合する細胞外抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む、態様334~339のいずれかの方法。
342. 前記第2の抗原が、B細胞成熟抗原(BCMA)、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACI、およびFcRH5から選択される、態様340または態様341の方法。
343. 前記第2の抗原がBCMAである、態様334~342のいずれかの方法。
344. 前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(VH)領域;および
(ii)SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、態様334~343のいずれかの方法。
345. 前記VH領域が、SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、態様344の方法。
346. 前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:199、202、206、209、212および215から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:200、203、207、210、213および216から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);ならびに(c) SEQ ID NO:201、204、205、208、211、214および217から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変(VH)領域;ならびに
(ii)SEQ ID NO:218、221、224、227、230、233および235から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:219、222、225、228、231、234および236から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);ならびに(c) SEQ ID NO:220、223、226、229および232から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含み、任意で約228アミノ酸長であるか、またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、態様344または345のいずれかの方法。
347. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200および201のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:221、222および223のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200、205のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:206、207、208のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:212、213および214のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:233、234および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
態様344~346のいずれかの方法。
347. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
態様344~346のいずれかの方法。
348. 前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:189に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:191に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:193に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:195に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;あるいは
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
態様344~347のいずれかの方法。
349. 前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列を含むか;または
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む、
態様344~348のいずれかの方法。
350. の細胞外抗原結合ドメイン、態様344~349のいずれかの方法。
351. 前記単鎖抗体断片が単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む、態様350の方法。
352. 前記VH領域および前記VL領域がフレキシブルリンカーによって連結されている、態様344~351のいずれかの方法。
353. 前記リンカーが、アミノ酸配列
を含む、態様352の方法。
354. 前記VH領域が前記VL領域に対してアミノ末端側にある、態様344~353のいずれかの方法。
355. 前記VH領域が前記VL領域に対してカルボキシ末端側にある、態様344~354のいずれかの方法。
356. 前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様344~355のいずれかの方法。
357. 前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240および241から選択されるアミノ酸配列を含む、態様344~356のいずれかの方法。
358. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/あるいは
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/あるいは
抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
態様344~357のいずれかの方法。
359. 前記膜貫通ドメインが、CD4、CD28、もしくはCD8由来の膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD38またはヒトCD8由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む、態様344~358のいずれかの方法。
360. 前記膜貫通ドメインがヒトCD28由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含み;かつ/あるいは
膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示されるアミノ酸配列あるいはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、
態様344~359のいずれかの方法。
361. 前記膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示される配列であるか、またはそれを含む、態様360の方法。
362. 前記細胞内シグナル伝達領域が細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様344~361のいずれかの方法。
363. 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、T細胞において一次活性化シグナルを誘導することができ、T細胞受容体(TCR)の構成要素であり、かつ/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含む、態様362の方法。
364. 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分の細胞質シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD3ゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む、態様362または態様363の方法。
365. 前記細胞内シグナル伝達領域が、SEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様362~364のいずれかの方法または使用。
366. 前記細胞内シグナル伝達領域が共刺激シグナル伝達領域をさらに含む、態様362~365のいずれかの方法または使用。
367. 前記共刺激シグナル伝達領域が、T細胞共刺激分子またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様366の方法または使用。
368. 前記共刺激シグナル伝達領域が、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様366または態様367の方法または使用。
369. 前記共刺激シグナル伝達領域が、
ヒトCD28の細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいは
SEQ ID NO:46に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、態様366~368のいずれかの方法または使用。
370. 前記共刺激シグナル伝達領域が、
ヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいは
SEQ ID NO:19に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、態様366~369のいずれかの方法または使用。
371. コードされる前記第2のキメラ抗原受容体が、そのN末端からC末端に向かって順に、抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通を含む、態様344~370のいずれかの方法または使用。
372. 前記疾患または障害が、GPRC5Dの発現と関連性がある、態様326~371のいずれかの方法または使用。
373. 前記疾患または障害がさらに、B細胞成熟抗原(BCMA)の発現とも関連性がある、態様372の方法または使用。
374. 前記疾患または障害がB細胞関連障害である、態様326~373のいずれかの方法または使用。
375. BCMAとの関連性がある前記疾患または障害が、自己免疫性の疾患または障害である、態様326~374のいずれか1つの方法または使用。
376. 前記自己免疫性の疾患または障害が、全身性エリテマトーデス(SLE)、ループス腎炎、炎症性腸疾患、関節リウマチ、ANCA関連血管炎、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、自己免疫性血小板減少症、シャーガス病、グレーブス病、ウェゲナー肉芽腫症、結節性多発性動脈炎、シェーグレン症候群、尋常性天疱瘡、強皮症、多発性硬化症、乾癬、IgA腎症、IgM多発ニューロパチー、血管炎、真性糖尿病、レイノー症候群、抗リン脂質抗体症候群、グッドパスチャー病、川崎病、自己免疫性溶血性貧血、重症筋無力症または進行性糸球体腎炎である、態様375の方法または使用。
377. 前記疾患または障害ががんである、態様326~376のいずれか1つの方法または使用。
378. 前記がんがGPRC5Dを発現するがんである、態様377の方法または使用。
379. 前記がんが形質細胞悪性腫瘍であり、該形質細胞悪性腫瘍が多発性骨髄腫(MM)または形質細胞腫である、態様377または態様378の方法または使用。
380. 前記がんが多発性骨髄腫(MM)である、態様377~379のいずれかのいずれかの方法または使用。
381. 前記がんが再発性/難治性多発性骨髄腫である、態様380の方法または使用。
382. 前記対象が、BCMA標的療法、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞に対して難治性であるか、もしくはBCMA標的療法の実施後、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞の投与後に再発している;あるいは
前記方法が、BCMA標的療法、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞に対して難治性であるか、もしくはBCMA標的療法の実施後、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞の投与後に再発した対象を治療のために選択する工程を含む、
態様326~381のいずれかの方法または使用。
383. 前記対象が、前記用量の細胞の投与の前に、前記疾患または障害の治療のためのBCMA標的療法の実施を以前に受けたことがある、態様326~333および335~382のいずれかの方法または使用。
384. 前記対象が、前記第1の用量の細胞および前記第2の用量の細胞の投与の前に、前記疾患または障害の治療のためのBCMA標的療法の実施を以前に受けたことがある、態様334のいずれかの方法。
385. 前記BCMA標的療法が、BCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞を含む組成物を含む、態様383または態様383の方法または使用。
386. 前記対象が、BCMA標的療法、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞に対して難治性であるか、もしくはBCMA標的療法の実施後、任意でBCMAに特異的に結合するCARを含むT細胞の投与後に再発している、態様383~385のいずれかの方法または使用。
387. 前記対象が、以前の投与後に、BCMA抗原もしくはエピトープの消失、BCMAの下方調節を示す多発性骨髄腫細胞、および/またはBCMA陰性腫瘍細胞を含む、態様326~386のいずれかの方法または使用。
388. 前記組成物が複数の細胞を含み、該細胞の少なくとも一部が、GPRC5Dに特異的に結合する第1のCARを含み、該細胞の一部が、多発性骨髄腫上で発現されるかもしくは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する第2のCARを含み、任意で該第2の抗原がBCMAであり、該細胞の一部が該第1のCARと該第2のCARの両方を含む、態様278または態様279の組成物。
389. 態様1~78のいずれかのキメラ抗原受容体でありかつ/または態様79~97のいずれかのポリヌクレオチドによってコードされる第1のキメラ抗原受容体を含む、複数の第1の細胞;ならびに
第2のキメラ抗原受容体を含む、複数の第2の細胞
を含む、組み合わせ。
390. 前記複数の第1の細胞のうち、該複数の細胞の約10%未満、約9%未満、約8%未満、約7%未満、約5%未満、約4%未満、約3%未満、約2%未満または約1%未満がトニックシグナル伝達および/または抗原非依存性の活性もしくはシグナル伝達を示すキメラ抗原受容体を含む、態様389の組み合わせ。
391. 前記複数の第2の細胞のうち、該複数の細胞の10%未満もしくは約10%未満、9%未満もしくは約9%未満、8%未満もしくは約8%未満、7%未満もしくは約7%未満、5%未満もしくは約5%未満、4%未満もしくは約4%未満、3%未満もしくは約3%未満、2%未満もしくは約2%未満または1%未満もしくは約1%未満がトニックシグナル伝達および/または抗原非依存性の活性もしくはシグナル伝達を示すキメラ抗原受容体を含む、態様389または態様390の組み合わせ。
392. 前記第2のキメラ受容体が、多発性骨髄腫上で発現するかまたは多発性骨髄腫との関連性がある第2の抗原に特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインを含む、態様389~391のいずれかの組み合わせ。
393. 前記第2のCARが、第2の抗原に結合する細胞外抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む、態様389~391のいずれかの組み合わせ。
394. 前記第2の抗原が、B細胞成熟抗原(BCMA)、CD38、CD138、CS-1、BAFF-R、TACI、およびFcRH5からなる群より選択される、態様392または態様393の組み合わせ。
395. 前記第2の抗原がBCMAである、態様389~394のいずれかの組み合わせ。
396. 前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変(VH)領域;および
(ii)SEQ ID NO:190、192、194、196、または198のいずれかに示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含み、任意で約228アミノ酸長である、スペーサー、ならびに/またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、態様389~395のいずれかの組み合わせ。
397. 前記VH領域が、SEQ ID NO:189、191、193、195、または197に示されるVH領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ前記VL領域が、SEQ ID NO:190、192、194、196、または198に示されるVL領域アミノ酸配列内に含まれるCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、態様396の組み合わせ。
398. 前記第2のCARが、
(1)BCMAに特異的に結合する細胞外抗原結合ドメインであって、
(i)SEQ ID NO:199、202、206、209、212または215に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域1(CDR-H1);(b) SEQ ID NO:200、203、207、210、213または216に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域2(CDR-H2);および(c) SEQ ID NO:201、204、205、208、211、214または217に示されるアミノ酸配列を含む重鎖相補性決定領域3(CDR-H3)を含む、重鎖可変部(VH);ならびに
(ii)SEQ ID NO:218、221、224、227、230、233または235に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域1(CDR-L1);(b) SEQ ID NO:219、222、225、228、231、234または236に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域2(CDR-L2);および(c) SEQ ID NO:220、223、226、229または232に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖相補性決定領域3(CDR-L3)を含む、軽鎖可変(VL)領域
を含む、細胞外抗原結合ドメイン;
(2)スペーサー、任意で、IgG4/2キメラヒンジまたは改変IgG4ヒンジ;IgG2/4キメラCH2領域;およびIgG4 CH3領域を含み、任意で約228アミノ酸長である、スペーサー、ならびに/またはSEQ ID NO:17に示されるスペーサーである、スペーサー;
(3)膜貫通ドメイン;ならびに
(4)細胞内シグナル伝達領域
を含む、態様396または397のいずれかの組み合わせ。
399. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200および201のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:218、219および220のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:202、203、204のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:221、222および223のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:199、200、205のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:224、225および226のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:206、207、208のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:227、228および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:212、213および214のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:233、234および229のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
態様396~398のいずれかの組み合わせ。
400. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または
前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含む、
態様396~399のいずれかの組み合わせ。
401. 前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:189と少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、少なくとも99%もしくは少なくとも約99%または少なくとも100%もしくは少なくとも約100%の配列同一性を有するアミノ酸配列およびSEQ ID NO:190に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:191に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:192に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:193に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:194に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:195に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:196に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;あるいは
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、(a)それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列、あるいは(b) SEQ ID NO:197に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:198に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
態様396~400のいずれかの組み合わせ。
402. 前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:189およびSEQ ID NO:190に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:191およびSEQ ID NO:192に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:193およびSEQ ID NO:194に示されるアミノ酸配列を含むか;
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、SEQ ID NO:195およびSEQ ID NO:196に示されるアミノ酸配列を含むか;または
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含む、
態様396~401のいずれかの組み合わせ。
403. 前記第2のCARの細胞外抗原結合ドメインが単鎖抗体断片である、態様396~402のいずれかの組み合わせ。
404. 前記単鎖抗体断片が単鎖可変断片(scFv)であるか、またはそれを含む、態様403の組み合わせ。
405. 前記VH領域および前記VL領域がフレキシブルリンカーによって連結されている、態様396~404のいずれかの組み合わせ。
406. 前記リンカーが、アミノ酸配列
を含む、態様3405の組み合わせ。
407. 前記VH領域が前記VL領域に対してアミノ末端側にある、態様396~406のいずれかの組み合わせ。
408. 前記VH領域が前記VLに対してカルボキシ末端側にある、態様396~406のいずれかの組み合わせ。
409. 前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240または241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:227、238、239、240または241に示されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様396~408のいずれかの組み合わせ。
410. 前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:237、238、239、240または241に示されるアミノ酸配列を含む、態様396~409のいずれかの組み合わせ。
411. 前記第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:209、210および211のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:230、231および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含むか;または該第2のCARのVH領域が、それぞれSEQ ID NO:215、216および217のアミノ酸配列を含むCDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3を含み、かつ該第2のCARのVL領域が、それぞれSEQ ID NO:235、236および232のアミノ酸配列を含むCDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3を含み;かつ/あるいは
前記第2のCARのVH領域およびVL領域が、それぞれSEQ ID NO:197およびSEQ ID NO:198に示されるアミノ酸配列を含み;かつ/あるいは
前記抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:241に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:241に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
態様396~410のいずれかの組み合わせ。
412. 前記膜貫通ドメインが、CD4、CD28、もしくはCD8由来の膜貫通ドメイン、任意でヒトCD4、ヒトCD38またはヒトCD8由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含む、態様396~411のいずれかの組み合わせ。
413. 前記膜貫通ドメインが、ヒトCD28由来の膜貫通ドメインであるか、またはそれを含み;かつ/あるいは
前記膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示されるアミノ酸配列あるいはSEQ ID NO:18に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列であるか、あるいはそれを含む、
態様396~412のいずれかの組み合わせ。
414. 前記膜貫通ドメインが、SEQ ID NO:18に示される配列であるか、またはそれを含む、態様413の組み合わせ。
415. 前記細胞内シグナル伝達領域が細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様396~414のいずれかの組み合わせ。
416. 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、T細胞において一次活性化シグナルを誘導することができ、T細胞受容体(TCR)の構成要素であり、かつ/または免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含む、態様415の組み合わせ。
417. 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖またはその機能性バリアントもしくはシグナル伝達部分の細胞質シグナル伝達ドメイン、任意でヒトCD3ゼータ鎖の細胞質シグナル伝達ドメインであるか、あるいはそれを含む、態様415または態様416の組み合わせ。
418. 前記細胞内シグナル伝達領域が、SEQ ID NO:20に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:20に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、態様415~417のいずれかの組み合わせ。
419. 前記細胞内シグナル伝達領域が共刺激シグナル伝達領域をさらに含む、態様415~418のいずれかの組み合わせ。
420. 前記共刺激シグナル伝達領域が、T細胞共刺激分子またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様419の組み合わせ。
421. 前記共刺激シグナル伝達領域が、CD28、4-1BB、もしくはICOS、またはそのシグナル伝達部分の細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意でヒトCD28、ヒト4-1BB、またはヒトICOSの細胞内シグナル伝達ドメインを含む、態様419または態様420の組み合わせ。
422. 前記共刺激シグナル伝達領域が、
ヒトCD28の細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいは
SEQ ID NO:46に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:46に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、態様419~421のいずれかの組み合わせ。
423. 前記共刺激シグナル伝達領域が、
ヒト4-1BBの細胞内シグナル伝達ドメイン;および/あるいは
SEQ ID NO:19に示されるアミノ酸配列、あるいはSEQ ID NO:19に示される配列に対して少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも91%もしくは少なくとも約91%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも93%もしくは少なくとも約93%、少なくとも94%もしくは少なくとも約94%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列
を含む、態様419~422のいずれかの組み合わせ。
424. コードされる前記第2のキメラ抗原受容体が、そのN末端からC末端に向かって順に、抗原結合ドメイン、スペーサー、膜貫通ドメイン、および細胞内シグナル伝達領域を含む、態様389~423のいずれかの組み合わせ。
425. 態様389~424のいずれかの組み合わせおよび使用説明書を含むキットであって、任意で該説明書が、ある用量の第1の複数の細胞および第2の複数の細胞を、任意で態様326~387のいずれかの方法または使用に従って投与するためのものである、キット。
426. 態様389~424のいずれかの組み合わせまたは態様425のキットを含む、製造物品。
427. ある用量の前記複数の第1の細胞を含む第1の容器と、ある用量の前記複数の第2の細胞を含む第2の容器とを含み、任意で該第1の容器と該第2の容器が独立してバイアルまたはバッグである、態様426の製造物品。
428. 疾患または障害、任意でがんを治療するための、態様389~424のいずれかの組み合わせの使用。
429. 疾患または障害、任意でがんを治療するための医薬を製造するための、態様389~424のいずれかの組み合わせの使用。
430. 態様389~424のいずれかの組み合わせを有効成分として含有する、疾患または障害、任意でがんを治療するための薬学的組成物。
IX. 実施例
以下の実施例は、例示を目的として含まれるにすぎず、本発明の範囲を限定することは意図されていない。
実施例1:多発性骨髄腫(MM)におけるGタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)の発現
D. GPRC5D mRNAの発現
多発性骨髄腫(MM)の免疫療法のための潜在的細胞表面標的を同定して査定するため、30種のMM細胞株を含む>1,000種の異なる悪性細胞株におけるmRNA発現量を、インシリコで癌細胞株エンサイクロペディア(CCLE;Barretina et al.,Nature. (2012)483(7391):603-607)を用いて査定した。また、Genotype-Tissue Expression(GTEx)プロジェクトのデータベース(The GTEx Consortium,Nat Genet. (2013)45(6):580-585)をマイニングし、腫瘍細胞に加えて非悪性初代組織型におけるmRNA発現量も査定した。
CD138は正常な形質細胞および悪性形質細胞を同定するために使用される共通の表面マーカーであるため、CD138を対照マーカーとして使用した。CD138は、MM細胞株および多数の腫瘍型由来の細胞株において高レベルで発現され、平均発現量は上気道消化管腫瘍において最高値であった(図1A)。GPRC5D mRNAはMM細胞株において高発現された(n=30);しかしながら、CD138とは対照的に、他の腫瘍型では有意な発現は示されなかった(図1B)。
Genotype-Tissue Expression(GTEx)データベースのデータの正常な(非悪性)初代組織型における発現の解析により、数ある組織の中でも食道、皮膚、肺、および肝臓でのCD138 mRNAの高発現が明らかとなった(図2A)。対照的に、GPRC5D mRNAは、皮膚試料での可変的な発現以外は、いずれの正常組織にも高発現されなかった(図2B)。ヒト骨髄試料におけるGTEx mRNA発現量の解析において、初代悪性形質細胞および正常な形質細胞では、それぞれ末梢血由来のB細胞より1000倍および500倍高いGPRC5D mRNA発現量が示された(図2C)。
GPRC5D mRNA発現量と臨床転帰間の関係を査定するため、MMRF CoMMpass臨床試験(NCT0145429)での765人の患者の公衆に利用可能なCD138ソートRNAseq発現データ(research.mmrf.org;バージョンIA13)を解析した。患者を2つの群:(1)中央値より上のGPRC5D発現を有する群および(2)中央値より下のGPRC5D発現を有する群に層別化した。高GPRC5D発現は無増悪生存期間の短縮と有意に相関していた(図3A)。しかしながら、GPRC5D発現は、国際病期分類(ISS)スコアとは相関していなかったか(図3B; 中央値より上のn=369、中央値より下の374)、あるいは査定したいずれの一般的な細胞遺伝学的異常、例えば遺伝子の増幅、欠失および転座とも相関していなかった(図3C-3H;中央値より上のn=287~291、中央値より下のn=280~282)。
E. GPRC5Dタンパク質の発現
1. 免疫組織化学(IHC)アッセイ
多発性骨髄腫細胞におけるGPRC5Dタンパク質を査定した先の報告では、フローサイトメトリー解析を用いて細胞表面発現を同定することができなかった(Frigyesi. et al. Robust isolation of malignant plasma cells in multiple myeloma. Blood 123,1336-40 (2014)。このようなマイナスの結果を、種々の利用可能な試薬を用いて確認した。代わりに、GPRC5Dタンパク質発現を査定するために、抗GPRC5D免疫組織化学(IHC)アッセイを、GPRC5Dを発現するように改変されたK562細胞(K562-GPRC5D)ならびに内因性GPRC5Dを発現しているヒトMM細胞株(OPM-2およびNCI-H929)において、ヒト抗GPRC5Dモノクローナル抗体(Abcam,カタログ番号ab55044)を用いて行なった。スライドを、多量体ホースラディッシュペルオキシダーゼ-リンカー抗体-コンジュゲート系とクロモゲン3,3'-ジアミノベンジジン(GPRC5D免疫反応性を可視化するための褐色染色で見える)で処理し、ヘマトキシリンで対比染色した。GPRC5D発現細胞では陽性染色が示され、親K562細胞では染色は観察されず、形質細胞の染色はごく稀に初代ヒト扁桃由来組織にて観察された。各細胞株のIHC画像の膜内光学濃度(平均±四分位範囲)のデジタル画像解析(Halo)による外れ値の箱ひげ図の定量を使用し、最も大きな範囲を示す抗体濃度を調べた(図4A)。
2. 多発性骨髄腫(MM)におけるGPRC5DおよびBCMAの発現
CD138、BCMAおよびGPRC5Dの発現を、マルチプレックス定量的免疫蛍光法(Q-IF)を用いて83人の骨髄腫患者由来の初代骨髄試料において定量した。多発性骨髄腫を有する患者由来の83例の骨髄試料のホルマリン固定パラフィン包埋切片に抗原賦活化を行なった後、マルチプレックス免疫蛍光法による解析を:(1)ウサギ抗ヒトCD138とフルオロフォアローダミン6G、(2)マウス抗ヒトB細胞成熟抗原(BCMA)とフルオロフォアDCC、および(3)マウス抗ヒトGタンパク質共役受容体ファミリーCグループ5メンバーD(GPRC5D)とフルオロフォアCY5を用いて行なった。染色した骨髄試料の切片全体を、露光が設定済のPannoramic P250スライドスキャナー(3DHISTECH,Perkin Elmer,Waltham,MA)を用いてスキャニングした。陽性細胞のパーセンテージは、Halo 2.0 画像解析プラットフォーム(Indica Labs,Corrales,NM)を用いた各マーカーの陽性閾値の設定に基づいたものであった。陽性細胞および陰性細胞を計数した。CD138+ 腫瘍細胞の中から陽性細胞を選択し、陽性のパーセンテージをCD138+ 腫瘍細胞に対して正規化した。BCMAおよびGPRC5Dの保有率を、1%またはそれより高い陽性率を有するCD138+ 腫瘍細胞において測定した。
図4Bに示されるように、評価した骨髄試料のうち98%が、少なくともCD138+ 細胞サブセットにおいてGPRC5D陽性染色を示した。試料において、ほとんどのCD138+ 細胞はBCMAとGPRC5Dの両方について陽性であったが、大半のCD138+ 細胞集団が両方ではなく2種類の抗原の一方のみを発現した試料がいくつかあった。また、50%より多くのCD138+ 細胞がBCMA、GPRC5DまたはBCMAもしくはGPRC5Dについて陽性である試料のパーセンテージも、この83例の初代患者試料において評価した(図4C)。具体的には、BCMAを標的とするCAR T細胞療法のいくつかの治験(NCT02215967、NCT02658929)で使用されている、CD138+ 細胞における抗原発現が50パーセント以上というカットオフを使用し、65%(54/83)の試料がこのレベルより上のGPRC5D発現を有し、73%(61/83)の試料がBCMAのこの閾値の基準を満たし、一方、BCMAまたはGPRC5Dの発現を考慮した場合では88%(73/83)この閾値の基準を満たした(図4C)ことが観察された。
ピアソン相関解析を使用し、BCMA発現とGPRC5D発現間の相関の有意性を査定した。R2は回帰直線に対するフィッティングを示す。解析により、CD138+ 細胞におけるGPRC5D発現はBCMA発現とは独立していることが示された(R2=0.156;図4D)。
3. 非悪性組織におけるGPRC5D発現
GPRC5Dタンパク質発現を正常組織において査定した。各々が3例のヒトドナーに由来する30種の異なる初代正常組織のコア生検材料を免疫染色によって査定した。これらのうち、24種はGPRC5Dタンパク質を発現しなかった(副腎、骨髄、乳房(n=5)、脳(小脳)、脳(大脳)、脳(下垂体)、食道、心臓、肝臓、肺(気管支周囲の腺なし)、中皮細胞、卵巣、末梢神経、胎盤、前立腺、唾液腺、脾臓、骨格筋、精巣、胸腺、甲状腺、扁桃、子宮および頸部の組織)。
IHCで陽性染色のなんらかの徴候が示された組織型について、非ヒト霊長類(カニクイザル;ヒトと96%のアミノ酸相同性;抗体交差反応性)由来の試料を用いて染色を繰り返し、同様の結果が得られた。IHCでの発現結果をRNAインサイチュハイブリダイゼーション(RNA-ISH)によって、いくつかの場合ではqPCRによって、ヒト、カニクイザルおよびマウスの組織において確認した(表E1)。非形質細胞正常組織の中で、IHCは、例えば毛包/毛球および気管支周囲の腺由来の細胞において陽性であり、毛包/毛球は、RNAインサイチュハイブリダイゼーション(ISH)および定量的PCRによって発現を確認した唯一の組織であった。皮膚の定量的PCRでは陽性が弱く(表E1)、発現が皮膚内の稀な細胞型に限られていたことと整合した。
(表E1)非悪性組織におけるGPRC5D発現
---試験せず
NP:組織に存在せず
実施例2:抗GPRC5D scFvの作製およびエピトープマッピング
A. 抗GPRC5D scFvの作製
ヒトB細胞由来scFvファージディスプレイライブラリーを使用し、GPRC5Dを発現する細胞に結合するが非GPRC5Dタンパク質を発現する細胞には結合しないGPRC5D特異的scFvを同定した。スクリーニング用のGPRC5D発現細胞を作製するため、NIH-3T3線維芽細胞をヒトGPRC5D cDNAでレトロウイルスによって安定的に形質導入し、ファージディスプレイライブラリーのパニング用の安定な人工抗原提示細胞(hGPRC5D-aAPC)を作製した。hGPRC5D-aAPCにおけるGPRC5Dの発現をフローサイトメトリーによって確認し、高発現サブクローンを拡大増殖させた。ファージディスプレイは、hGPRC5D-aAPCに対するヒトB細胞由来scFvファージディスプレイライブラリーのパニングによって行なった。
ファージライブラリーのスクリーニング後、陽性クローンをシーケンシングし、ユニークなクローンに、ヒトMM細胞株であるMM.1SおよびNCI-H929に結合するが急性骨髄性白血病(AML)細胞株SET2には結合しないという2回目の検証工程を行なった。それぞれ5つおよび3つのサブファミリーを包含する軽鎖および重鎖のCDRを有し、6~23個の範囲のアミノ酸長さのHCDR3を有する32個のユニーククローンが同定された。MM.1S細胞およびNCI-H929細胞に対して最も高い特異的結合を示すがGPRC5D陰性細胞株(他の造血器悪性腫瘍に由来)には特異的結合を示さない7種のクローンを、後述するようなCARコンストラクトへの開発に選択した。
B. エピトープマッピング
GPRC5Dの細胞外ドメインを包含する重複する15量体ペプチドのライブラリーを合成し、柔軟性の足場に化学結合させ、上記で作製したGPRC5Dを標的とするscFvのサブセットの線状、構造的および不連続(足場へのペプチドの化学結合による)エピトープ結合を、ELISAベースの方法を用いて評価した。scFvは多様なエピトープに結合し、GPRC5Dの7回膜貫通タンパク質の細胞外ループはすべて、同定されたscFvのうちの少なくとも1種に結合された(図5)。
実施例3:抗GPRC5Dキメラ抗原受容体(CAR)および抗GPRC5D CAR発現細胞の作製
キメラ抗原受容体(CAR)を改変し、上記で同定した7種の候補のGPRC5Dを標的とするヒトscFvを様々な構造形式で組み込んだ(表E3)。
重鎖可変部(VH)と軽鎖可変部(VL)がリンカー(SEQ ID NO:52に示される残基を含む)によって連結され、かつ各scFvがVH/VLの向きおよびVL/VHの向きとなるように作製された上記の各scFvを含む抗原結合ドメインをコードするCARコードポリヌクレオチドコンストラクトを作製した。
作製した各CARコンストラクトには、scFv抗原結合ドメイン;3つの異なる長さの免疫グロブリン由来スペーサードメインのうちの1つ[短鎖(ヒンジのみ、12aa;SEQ ID NO:15);中鎖(ヒンジ-CH3、119aa;SEQ ID NO:16);またはFc受容体結合を制限するためのCH2改変を有する長鎖(ヒンジ-CH2-CH3、228aa;SEQ ID NO:73に示される配列によってコードされるSEQ ID NO:17)];ヒトCD28由来膜貫通ドメイン(SEQ ID NO:18);ヒト4-1BB由来細胞内シグナル伝達ドメイン(SEQ ID NO:19);およびヒトCD3ゼータ由来細胞内シグナル伝達ドメイン(SEQ ID NO:20)を含めた。
作製した例示的な抗GPRC5D CARコンストラクトの構成要素と配列番号(SEQ ID NO)を表E3に示す。
(表E3)GPRC5D CARコンストラクトの構成要素
これらのCARをコードする核酸コンストラクトを、自己切断性T2A配列(SEQ ID NO:37に示されるアミノ酸配列をコードする、SEQ ID NO:44に示される配列)によってCAR配列から分離される例示的なレポーター緑色蛍光タンパク質(GFP)をさらにコードするバイシストロン性コンストラクトとして作製した。
核酸コンストラクトを、細胞の形質導入用のレンチウイルス発現ベクター内またはレトロウイルス発現ベクター内のいずれかにクローニングした。レンチウイルスコンストラクトでは、長鎖スペーサーを含む抗GPRC5D CARをコードするヌクレオチド配列をコドン最適化し、潜在的スプライス部位について評価し、保存的様式で改変、例えば潜在的予測スプライス部位を除去した。ヒト細胞での発現のためのコドン最適化後、次いでDNA配列をスプライス部位について解析した(例えば、NNSPLICEバージョン0.9のオンラインスプライス部位予測ツール;fruitfly.org,Berkeley Drosophila Genome Project,Berkeley,CA)。スプライスドナー部位およびスプライスアクセプター部位を独立して査定した。例えばプロモーター領域および長鎖スペーサー領域)において>0.7のスプライス部位スコアを有する(スプライス事象の確率が>70%である)同定されたスプライスドナー部位およびスプライスアクセプター部位をサイレント変異によって改変し、スプライス部位スコアを0.7未満まで下げた。中でも、スプライス部位排除のためのコドン最適化後にさらに改変されたかかる領域は長鎖スペーサー領域配列内のものであった。CARの長鎖スペーサーをコードする改変型ヌクレオチド配列のヌクレオチド配列をSEQ ID NO:74に示す。
ヒト初代T細胞の形質導入のため、下記の試験に記載のように、ヒト初代T細胞を、健常ドナーから採取した全血またはNew York Blood Center(New York,NY)から入手した全血から単離した。T細胞をフィトヘマグルチニン(2 mg/mL)または抗CD3/抗CD3磁気ビーズを用いて1:1の比で24時間、組換えIL-2、IL-7およびIL-15の存在下で刺激した。T細胞を、刺激開始後2~3日目にウイルスでスピノキュレーションによって形質導入し、拡大増殖させ、細胞を収集し、いくつかの場合では冷凍保存し、使用前に解凍した。形質導入効率をフローサイトメトリー解析によって4~10日目に測定した。
実施例4:いろいろな抗GPRC5Dキメラ抗原受容体(CAR)による抗原非依存性(トニック)シグナル伝達の評価
相同性依存的修復(HDR)による標的組み込みにより、Nur77ノックインレポーターを含む安定なレポーターJurkat T細胞株を作製した。このとき、レポーター分子をコードする核酸配列を内在性Nur77遺伝子座に挿入した。例示的な赤色蛍光タンパク質(RFP)レポーター分子を、Jurkat T細胞クローンE6-1(ATCC(登録商標)TIB-152(商標))内に、内因性Nr4a1(Nur77)遺伝子の下流、終止コドンの前、かつ「自己切断性」T2Aエレメント(SEQ ID NO:37に示されるアミノ酸配列をコードするSEQ ID NO:45に示される配列)の後ろにインフレームで、HDRにより標的挿入し、Nur77発現のレポーターとしてのRFPの共発現が可能となるようにした。
Nur77-RFP Jurkat T細胞株は、GFPと上記の実施例3に記載の42種の異なるCARコンストラクトのうちの1種とを含むバイシストロン性コンストラクトを用いて安定的に形質導入した。Nur77はTリンパ球における最初期遺伝子産物であるため、Nur77-レポーター細胞株を用いてCAR改変細胞におけるT細胞活性化を評価した;転写は、具体的にはCD3ゼータシグナル伝達の下流で開始され、サイトカインまたはTLR媒介性シグナルによって影響されない。このモデルでは、トニックシグナル伝達をGPRC5D抗原刺激の非存在下でのRFP発現によって示した。
5×105個の各CAR形質導入Nur77-RFP Jurkat T細胞をGPRC5D発現細胞の非存在下でインキュベートした。CARの形質導入をGFPシグナルによって調べ、トニックシグナル伝達を、形質導入後2日目、7日目および11日目にRFPを発現しているGFP発現(すなわち、CAR形質導入)細胞のパーセントとして求めた。GFP+ 細胞で検出されたトニックシグナル伝達および非トニックシグナル伝達を図6A~6Bにまとめる。アッセイの結果によると、CARコンストラクトにおけるトニックシグナル伝達はさまざまであり、ヒトGPRC5D-203 scFv(VL/VHおよびVH/VL)が組み込まれたコンストラクトが最も低いトニックシグナル伝達を示すことが示された。また、かかるCARを発現する細胞において最も高レベルのトニックシグナル伝達との関連性がある特定のCARコンストラクトは、Jurkatレポーター細胞株の不充分な増殖と関連性があることも観察され、さらなる査定から除外した(短鎖スペーサーを有するGPRC5D-204 VH/VLおよびVL/VHならびに中鎖スペーサーを有するGPRC5D-206 VL/VH)。
CARコンストラクトの抗原非依存性シグナル伝達と抗原依存性シグナル伝達を比較した。CAR形質導入Nur77-RFP Jurkat T細胞または非形質導入親細胞を抗原の存在なしで、またはGPRC5D発現MM.1S骨髄腫細胞の存在下、1:2のエフェクター:標的(E:T)比でインキュベートした。GFPおよびRFPのシグナルを20時間後に、それぞれCARの形質導入の尺度として、またはT細胞シグナル伝達の尺度として評価した。抗原の非存在下でRFPシグナルを示すCAR形質導入Jurkat細胞(GFP+)のパーセントを、抗原の存在下でRFPシグナルを示すかかる細胞に対してプロットした(図6C~6E)。このアッセイの結果により、長鎖スペーサーの組み込みによってCARを介する抗原媒介性シグナル伝達が増大するが、短鎖スペーサーを有するCARコンストラクトで観察される抗原非依存性(トニック)シグナル伝達の誘導はあまり起こらないようであることが示された。
図6Fは、GPRC5D抗原(MM.1S骨髄腫細胞)の非存在下(上列のパネル;抗原非依存性トニックシグナル伝達)または存在下(下列のパネル、抗原依存性シグナル伝達)でのインキュベーション後の、長鎖スペーサーを含む例示的な抗GPRC5D CAR発現コンストラクトまたは非形質導入親細胞の代表的なフロープロットを示す。CAR形質導入細胞をy軸上にGFP+として示し、シグナル伝達をx軸上にRFP+として示す。各パネルの右上の四分区間に示した値は、RFP+であったGFP+ 細胞のパーセントである。試験したCARのうち、長鎖スペーサーを有するGPRC5D-203 VL/VHが、抗原曝露後において最も高い活性化パーセンテージを有していたと共に、最も低いパーセンテージのトニックシグナル伝達を維持していた。
実施例5:ヒト抗GPRC5D CARの特異性
GPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーCARのscFv抗原結合ドメインを結合特異性およびオフターゲット結合について試験した。
A. 細胞間相互作用アッセイ
GPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーCARだがシグナル伝達ドメインが欠損しているものをGタンパク質共役受容体(GPCR)における結合特異性について試験した。非シグナル伝達CARをHEK293細胞内で、細胞質mCherryを含む細胞表面発現ベクターを用いて一過的に発現させた。並行して、ヒトGPCRのライブラリーの個々の受容体のcDNAを、細胞質GFP発現ベクターにてHEK293細胞内で一過的に発現させた。これらのうち、202種のGPCRは>25%の形質導入の品率管理に合格し、オフターゲット結合に関してスクリーニングした。結合は、細胞間相互作用を検出する自動フローサイトメトリーアッセイを用いて調べた。例示的なGPRC5D CARは、査定したすべてのGPCRと比べて排他的にGPRC5Dと相互作用した(図7A;事前に指定した有意性の閾値(横線):Z-スコア3;P<0.0027)。
B. 細胞マイクロアレイアッセイ
GPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーCARの特異性をscFv-Fc IHCアッセイにおいて確認した。各々が4,417種のヒト原形質膜タンパク質のうちの1種を発現している個々のHEK293細胞集団を顕微鏡スライド上の細胞マイクロアレイスポット中で増殖させ、mIgG2a Fcアイソタイプ陰性対照であるmIgG2a Fc抗体と融合させた抗GPRC5D-203 VL/VH scFv(SEQ ID NO:8)を用いてスクリーニングした。細胞マイクロアレイを結合について、自動蛍光顕微鏡検査により蛍光標識抗mIgG2a二次抗体を用いて評価した。
結果により、GPRC5Dに対する強い結合と、2種類の追加のタンパク質のプロトカドヘリンアルファ1(PCDH1A)およびFc-相互作用の可能性について既知のタンパク質であるFcガンマ受容体2A(CD32a;FCGR2A)に対する弱い~中程度の潜在的オフターゲット結合とが示された。これらのタンパク質を発現する細胞の小規模の2回目のスクリーニングでは結合の可能性が示された(図7B)。
C. オフターゲットの抗原依存性活性化
オフターゲット効果に基づいた機能性活性を査定するため、潜在的オフターゲット結合体のPCDH1AとFCGR2AをK562細胞において発現させ、GPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーCARを発現するように形質導入されたJurkat Nur77/RFPレポーター細胞と共に、実施例4に記載のアッセイを用いて共培養した。BCMAを発現しているK562細胞を陰性対照として使用した。細胞は、5:1、1:1および1:5のE:T比でインキュベートした。各条件でのGFP+ CAR形質導入細胞のうちのRFP+ 細胞のパーセントを求めた。図7Cに示されるように、K562-GPRC5D細胞との共培養のみで抗GPRC5D CAR発現レポーター細胞の活性化がもたらされた;K562-PCDH1A、K562-FCGR2AまたはK562-BCMAの共培養では抗GPRC5D CAR発現レポーターは活性化されなかった。
D. GPRC5D依存性活性化
GPRC5D 203 VL/VH,長鎖スペーサーCARがGPRC5Dを特異的に認識するかどうかをさらに調べるため、OPM2細胞のGPRC5DをCRISPR-Cas9系を用いてノックアウトした。簡単には、GPRC5Dエキソン1の近位およびGPRC5Dエキソン1内の5種類のCRISPR RNA(crRNA)ガイド(gRNA)を選出した(SEQ ID NO:292~296)。crRNAをAlt-R CRISP-Cas9トランス活性化型crRNA(tracrRNA)と1:1の比で複合体化し、二部構成gRNAを作製した。5種類すべてのgRNAをプールし、Cas9と共に2:1の比でインキュベートし、リボヌクレオタンパク質(RNP)複合体を作製した。GPRC5Dを標的とするCas9 RNPをOPM2細胞にエレクトロポレーションした。エレクトロポレーションした細胞を拡大増殖させ、クローニングし、拡大増殖されたクローンをポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によってスクリーニングし、GPRC5D遺伝子座における欠失を確認した。
OPM2の親細胞またはGPRC5Dノックアウト細胞を、GPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーCARまたは抗BCMA CARを発現するように改変されたJurkat Nur77RFP細胞(実施例4に記載)と共に1:1の比で培養し、20時間インキュベートした。CARの活性化を、RFP発現量の変化をフローサイトメトリーによって測定することにより評価した。図7Dに示されるように、OPM2細胞との共培養後、GPRC5D-203 VL/VH CARによって媒介されるJurkat Nur77/RFPレポーター細胞の活性化は、代わりに、CRISPR-Cas9を用いてGPRC5DをノックアウトしたOPM2細胞と共に共培養した場合では無効になった。
このような結果により、抗GPRC5D-203(VL/VH),長鎖スペーサーCARはGPRC5Dを特異的に認識することが明らかとなった。
実施例6:GPRC5Dを標的とするCAR T細胞療法のインビトロ活性
GPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーCARが組み込まれたCAR T細胞を機能性活性について、抗原の存在下での細胞傷害活性およびサイトカインの産生の誘導能に基づいて試験した。抗GPRC5D CAR発現T細胞を作製するため、T細胞を、ヒトドナー対象由来の白血球アフェレーシス試料からの免疫親和性ベース濃縮によって単離した。単離されたT細胞を活性化させ、抗GPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーCARをコードするポリヌクレオチドコンストラクトを含むレトロウイルスベクターを用いて実施例3に記載のようにして形質導入した。また、対照として、同じドナー由来のT細胞に、抗BCMA scFvまたは無関連標的指向性抗CD19 scFvが組み込まれたCARを形質導入するか、あるいはモック形質導入した。
A. 細胞傷害性
多発性骨髄腫細胞株のパネルおよび初代多発性骨髄腫細胞を、MM細胞株についてはCCLE RNAseqによって、または初代MM細胞についてはBlueprint RNAseqによって、GPRC5D mRNA発現量について査定した(図8A;初代多発性骨髄腫細胞を囲み内に示す)。CAR T細胞をMM1.S、OPM2およびRPMI-8226細胞株と共に一連のエフェクター対標的(E:T)比で24時間、共培養し、細胞溶解をモニタリングした。ドナーの一致するモック形質導入T細胞に対して正規化した図8Bに示されるように、抗GPRC5D CAR発現T細胞は3種類すべての細胞株において細胞傷害性を誘導した。
CAR T細胞を、ホタルルシフェラーゼを発現するように改変されたヒトMM OPM2標的細胞株(これは内因性のBCMAおよびGPRC5Dを発現する)(OPM2-ffLuc MM)と共に一連のE:T比で24時間、共培養した。標的細胞の死滅をルシフェリンの添加後のATP依存性生物発光によって調べ、標的腫瘍細胞単独との培養状態での死滅に対して正規化した(N=3、平均±標準偏差)。図9Aに示されるように、抗GPRC5D CAR発現T細胞は、0.03:1のE:T比での80%から1:1のE:T比での98%までの広範なエフェクター対標的(E:T)比で細胞傷害性を誘導した。このような結果は、抗BCMA CAR T細胞との共培養と同等であり、どちらのMM抗原を標的とする共培養による細胞傷害性も、OPM2-ffLuc MM細胞を無関連標的指向性抗CD19 CAR T細胞と共に共培養した場合にみられるバックグラウンド細胞傷害性より有意に上であった。
また、初代細胞に対する細胞傷害性を、CAR T細胞と複数回再発MMを有する患者の穿刺液由来の初代骨髄単核細胞(BMMC)とのCAR+ T細胞:BMMCが1:1での一晩、例えば24~48時間の共培養によって評価した。ドナー由来の骨髄穿刺液由来初代MM細胞の死滅をフローサイトメトリーにより、CD3陰性細胞のゲーティング後、CD138+/CD38hiである生存BMMCの割合(%)に基づいて評価した。骨髄穿刺液由来初代MM細胞(CD138+/CD38hi)の死滅を示すフローサイトメトリー解析を図9Bに示す。GPRC5Dを標的とするCAR T細胞またはBCMAを標的とするCAR T細胞のいずれかとBMMC細胞の共培養では、CD138+/CD38hi画分の死滅が90%より大きく低減したが、同じドナーに由来するCD19を標的とする(「無関連標的指向性」)CAR T細胞とBMMC細胞の共培養では当該死滅は低減しなかった(図9B;囲み)。T細胞拡大増殖または形質導入効率による寄与を回避するため、CD138+/CD3-であるBMMCの割合(%)を求めたところ、図9Cに示すとおりであった。追加のドナーに由来にする、BCMAを標的とするシグナル伝達ドメインなしのCAR(“del CAR”)、または表示されているBCMAもしくはGPRC5Dを標的とするscFvのいずれかが組み込まれたT細胞と共培養したBMMCのフローサイトメトリー解析を図9Dに示す。すべての場合で、抗GPRC5D CAR-T細胞は、シグナル伝達ドメインなしのCAR(“del CAR”)を有するT細胞より有意に高い細胞傷害性を誘導し、BCMAを標的とするCAR T細胞と同等であった。
B. サイトカイン分泌
CAR T細胞をOPM2 MM細胞と1:1で、または単独で24時間、共培養し、上清みを、Luminex(登録商標)マルチプレックスアッセイによるサイトカインの解析のために収集した。
図10A~10Cに示されるように、OPM2 MM細胞株との共培養後のサイトカイン分泌プロフィールは、査定したサイトカインにおいて、GPRC5Dを標的とするCAR T細胞またはBCMAを標的とするCAR T細胞で同等であった。注目すべきことに、いずれの抗原を標的とするCAR T細胞も多機能性のサイトカインプロフィールの分泌を示し、OPM2細胞と共に共培養した無関連標的指向性のCD19を標的とする対照CAR T細胞または標的細胞の非存在下で培養したCAR T細胞と比較した場合、最も大きく増加したのはIFNγ、MIP-1a、TNFα(エフェクター);GM-CSF、IL2(刺激性);MIP-1b(化学誘引性);sCD40L、およびIL13(調節性)サイトカインであった。
実施例7:GPRC5Dを標的とするCAR T細胞療法の増殖および活性化活性
GPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーCARが組み込まれたCAR T細胞を、抗原発現細胞との共培養後の増殖および活性化活性について試験した。抗GPRC5D CAR発現T細胞を作製するため、T細胞を、ヒトドナー対象由来の白血球アフェレーシス試料からの免疫親和性ベース濃縮によって単離した。単離されたT細胞を活性化させ、抗GPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーCARをコードするポリヌクレオチドコンストラクトを含むレンチウイルスベクターで、コンストラクトにGFPタグをコードするヌクレオチドを含めないこと以外は実施例3に記載のようにして形質導入した。また、対照として、同じドナー由来のT細胞に、抗BCMA scFvが組み込まれたCARを形質導入するか、あるいはモック形質導入した。
モック形質導入したT細胞または抗GPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーCAR T細胞を単独(標的なし)で、B細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)細胞(Nalm6;GPRC5D-)またはMM細胞(OPM2;GPRC5D+)と共に1:1のエフェクター(T細胞):標的(細胞株)比で培養した。T細胞を共培養前にCellTrace Violet(CTV)で染色し、72時間後、CD4、CD8およびCD25について染色した。増殖を、CD4+T細胞およびCD8+T細胞におけるCTV蛍光の弱まりとして測定し、活性化を、CD25の上方調節を示すCD25(インターロイキン-2受容体アルファ;IL2RA)蛍光の増大によって測定した。
代表的なデータを図11A~Dに示す。これらにより応答が同様に特異的であることが示された。抗GPRC5D CAR T細胞は増殖し(図11Aおよび11BにおけるCellTrace Violetの弱まりによって示されるとおり)、OPM2細胞の存在下で活性化マーカーCD25を上方調節したが、B-ALL Nalm6 細胞との共培養時は上方調節しなかった(図11Cおよび11Dに示されるとおり)。モック形質導入細胞はMM標的細胞に応答しなかった。
実施例8:GPRC5Dを標的とするCAR T細胞療法のインビボ活性
圧倒的多数の骨髄疾患をもたらすOPM2ヒト骨髄腫細胞株異種移植片モデルを使用し、GPRC5Dを標的とするCAR T細胞療法のインビボ効果を査定した。NOD scidガンマ(NSG(商標))マウスに尾静脈から2×106個のOPM2-ffLuc細胞を注射し、この細胞を14日間または21日間生着させて拡大増殖させた後、3×106個のCAR T細胞の尾静脈注射で単回処置した。対照マウスはT細胞を受けなかったか(「腫瘍のみ」)、または同じドナー由来のモック処理T細胞を受けた(「モック」)。ffLucの生物発光イメージング(BLI)を用いて腫瘍負荷をモニタリングした。
GFPタグをコードするヌクレオチドがないこと以外は実施例3に記載のような、抗GPRC5D CARをコードするポリヌクレオチドを含むレンチウイルスベクターを使用し、ヒトドナー対象由来の白血球アフェレーシス試料からの免疫親和性ベース濃縮によって単離したT細胞に形質導入した。評価対象のCARには、実施例3に記載のような、3種類の抗GPRC5D scFvであるGPRC5D-200 VL/VH scFv(SEQ ID NO:2)、GPRC5D-202 VH/VL scFv(SEQ ID NO:5)またはGPRC5D-203 VL/VH scFv(SEQ ID NO:8)のうちの1種;長鎖スペーサー、ヒトCD28由来膜貫通ドメイン、ヒト4-1BB共刺激ドメインおよびCD3ゼータ細胞内シグナル伝達ドメインを含めた。図12Aに示されるように、FACS解析により、当該スペーサーに特異的な抗体を用いて測定すると、これらの異なるCARベクターはT細胞表面上に同等に発現されることが明らかとなった。
OPM2注射後14日目に3×106個のCAR T細胞を投与した腫瘍担持マウスの生存率をモニタリングした(8匹のマウス/CARコンストラクト)。図12Bに示されるように、各GPRC5Dを標的とするCAR T細胞での処置では、このモデルのマウスの生存率は、処置なしまたはモックトランスフェクションT細胞での処置と比べて高かった。CAR T細胞注射後100日目、GPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーが組み込まれたCARで処置したマウスでのみ100%の生存率が維持された。
OPM2モデルに加えて、GPRC5D mRNA低発現ヒト多発性骨髄腫細胞株であるRPMI-8226異種移植片モデルを使用し、GPRC5Dを標的とするCAR T細胞療法のインビボ効果を査定した。NSGマウスにRPMI-8226細胞を皮下注射した。腫瘍が触知可能になったとき(0日目)、マウスを同等の腫瘍体積の処置群と対照群に層別化し、GPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーを発現している3×106個の細胞の単回静脈内注射で処置した。対照マウスはT細胞を受けなかったか(「腫瘍のみ」)、またはモック処理T細胞を受けた(「モック」)。早期抗腫瘍有効性を腫瘍体積によってモニタリングし、CAR T細胞拡大増殖を3日目と14日目の末梢血のフローサイトメトリーによってモニタリングした。図12Cおよび12Dに示されるように、GPRC5Dを標的とするCARを発現するように遺伝子改変されたT細胞は抗腫瘍活性を媒介し、インビボCAR T細胞拡大増殖が観察された。
実施例9:GPRC5Dを標的とするCAR T細胞療法のインビボ活性に対するいろいろな共刺激ドメインの効果
圧倒的多数の骨髄疾患をもたらすOPM2ヒト骨髄腫細胞株異種移植片モデルを使用し、GPRC5Dを標的とするCAR T細胞療法のインビボ効果を査定した。NOD scidガンマ(NSG(商標))マウスに尾静脈から2×106個のOPM2-ffLuc細胞を注射し、この細胞を14日間または21日間生着させて拡大増殖させた後、3×106個のCAR T細胞の尾静脈注射で単回処置した。対照マウスはT細胞を受けなかったか、または同じドナー由来のモック処理T細胞を受けた。ffLucの生物発光イメージング(BLI)を用いて腫瘍負荷をモニタリングした。
抗GPRC5D CAR発現T細胞を作製するため、実施例3に記載のようなCARをコードするポリヌクレオチドコンストラクト、続いてインビボ追跡のための外分泌型(external)ガウシアルシフェラーゼ(extGLuc)をコードするヌクレオチドをレトロウイルスベクター内にクローニングし、ヒトドナー対象由来の白血球アフェレーシス試料からの免疫親和性ベース濃縮によって単離したT細胞に形質導入するために使用した。評価対象のCARには、実施例3に記載のような、GPRC5D-203 VL/VH scFv(SEQ ID NO:8);長鎖スペーサー、ヒトCD28由来膜貫通ドメイン、ヒト4-1BB共刺激ドメインおよびCD3ゼータ細胞内シグナル伝達ドメインを含めた。また、4-1BB共刺激シグナル伝達領域をCD28共刺激シグナル伝達領域(SEQ ID NO:46)で置き換えたこと以外は上記のようなGPRC5D-203 VL/VH scFvが組み込まれたCARコンストラクトも作製した。
OPM2腫瘍担持マウスを4-1BB共刺激シグナル伝達ドメインまたはCD28由来共刺激シグナル伝達ドメインのいずれかを含む3×106個の抗GPRC5D CAR T細胞で処置した後の生存率および腫瘍の成長をモニタリングし、異なる共刺激シグナル伝達領域を含むCAR T細胞の活性を比較した。この実施例では、マウスを処置前の腫瘍負荷をより大きくするためにOPM2注射後21日目に処置し、1種類のCARコンストラクトあたり5匹のマウスを処置した。
CAR T細胞は、GPRC5D-203 VL/VHと長鎖スペーサーのCARが4-1BB由来の共刺激ドメインと共に組み込まれたCAR(GD-41BBzと表記)、または同じCARがCD28由来の共刺激シグナル伝達ドメインと共に組み込まれたCAR(GD-CD28zと表記)を含んでいた。また、長鎖スペーサーとCD28共刺激ドメインを有する、無関連のタンパク質であるCD19を標的とするCAR(19-CD28zと表記)を発現しているCAR T細胞での処置を陰性対照として試験した。この実験では、T細胞に形質導入するために使用するCAR発現ベクターに、キメラ外分泌型(exterior)ガウシアルシフェラーゼ(extGLuc)遺伝子もまたCD8膜貫通ドメインと共に、P2AエレメントによってCARをコードする配列から隔てて含めた。extGLuc発現細胞は、ffLuc BLIに必要とされるルシフェリンとは相違する基質であるセレンテラジンの注射後にイメージングすることができる。これにより、同じマウスにおける腫瘍細胞(ffLucによって)およびCAR T細胞(ExtGLucによって)のインビボBLIが可能であった。
処置マウスの生存は、いずれの抗GPRC5D CARコンストラクトでの処置後も、共刺激シグナル伝達ドメインに関係なく抗CD19 CAR T細胞で処置したマウスと比べて同等に長くなった(図13A)。
OPM2-ffLuc腫瘍細胞のルシフェリンでのBLIにより、いずれの共刺激ドメインを有する抗GPRC5D CARコンストラクトでもCAR T細胞注射後2日目~7日目にOPM2細胞が根絶されることが示され、根絶は圧倒的多数が永続的であった(図13B~D)。対照的に、抗CD19 CAR T細胞で処置後のマウスでは腫瘍の成長が継続された。OPM2 BLIシグナルなしでの60日目前後の抗GPRC5D CAR T細胞処置マウスの死亡は、NSGマウスにヒトT細胞を注射することの既知のドナー依存的制限である異種生成GvHDに副次的なものであった(King et al. (2009)Clin. Exp. Immunol.157:104-118;Covassin et al. (20110 Clin.Exp. Immunol. 166:269-280)。
CAR T細胞がMMにホーミングする能力を、CAR T細胞処置後7日目のextGLuc発現CAR T細胞のセレンテラジンBLIをモニタリングすることによって評価した。図13Eに示されるように、いずれの共刺激ドメインを有するGPRC5Dを標的とするCAR T細胞もMM異種移植片の部位に局在化され、処置後1週目のセレンテラジン注射後に可視化された。
実施例10:骨髄腫モデルにおけるインビボでの抗GPRC5D CAR T細胞療法および抗BCMA CAR T細胞療法の用量応答
さらなる試験において、同一のCAR骨格が用いられた抗GPRC5D CAR T細胞療法および抗BCMA CAR T細胞療法をOPM2ヒト骨髄腫細胞株異種移植片モデルにおいて査定した。抗GPRC5D CARには、実施例3に記載のような、長鎖スペーサーを有するGPRC5D-203 VL/VH scFv(SEQ ID NO:8)、ヒトCD28由来膜貫通ドメイン、ヒト4-1BB共刺激ドメインおよびCD3ゼータ細胞内シグナル伝達ドメインを含めた。抗BCMA CARは、抗GPRC5D scFvではなく抗BCMA scFvを含むこと以外は同じ骨格で作製した。これらのCARをコードするポリヌクレオチドコンストラクトをレンチウイルスベクター内にクローニングし、ヒトドナー由来の白血球アフェレーシス試料からの免疫親和性ベース濃縮によって単離したT細胞に形質導入するために使用した。
約2×106個のOPM2-ffLuc細胞をNOD scidガンマ(NSG(商標))に注射し、実質的に実施例7に記載のようなOPM2ヒト骨髄腫細胞株異種移植片モデルを作製した。OPM2注射後14日目、マウスに低用量(3.3×105個)または高用量(1×106個)の抗GPRC5D CAR発現T細胞または抗BCMA CAR発現T細胞を投与した(N=8/条件)。また、未処置マウスおよびモック形質導入T細胞を投与したマウスも比較のためにモニタリングした(N=8/条件)。生存率および腫瘍負荷(OPM-ffLucのBLI)を3~9日毎に最大90日間までモニタリングした。
処置マウスの両方の用量において、GPRC5Dを標的とするCAR T細胞はBCMAを標的とするCAR T細胞に対し、腫瘍の退縮の誘導(図14A;それぞれ三角対四角)および生存の延長(図14B;三角対四角)において同等またはより良好であった。用量応答は、両方の型のCAR T細胞療法について腫瘍の退縮の速度論で記録した(図14A)。
実施例11:オンターゲット/オフ腫瘍効果の査定
GPRC5Dを標的とするCAR T細胞療法の非腫瘍オンターゲット効果の効果を、1つにはGPRC5D発現が毛包で検出されたという理由で(実施例1,表E1参照)、マウスおよび非ヒト霊長類の細胞モデル系で試験した。
A. GPRC5Dを標的とするCAR T細胞に対する不可欠な正常細胞の効果
不可欠な正常細胞によるGPRC5Dを標的とするCAR T細胞の潜在的活性化を査定するため、ヒト初代T細胞を、GPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーCARを発現するように遺伝子改変し、単離ヒト初代細胞型パネルと共に共培養した後、サイトカイン放出を測定した。GPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーCARを発現しているT細胞と陽性対照OPM2 MM細胞との共培養では相当なIFNγ、IL-2およびTNFαの放出がもたらされたが、調べた20種類の正常組織型のいずれかとの共培養後の培地中のサイトカイン量は最小限であった(図15A~15C)。例えば、IFNγは、正常組織から単離された細胞との共培養後に最も高かった値と比較した場合、OPM2との共培養後では2600倍高かった。
B. レポーター細胞におけるオンターゲット/オフ腫瘍効果
マウスおよび非ヒト霊長類におけるオンターゲット非腫瘍効果を試験するため、マウスGPRC5D(mGPRC5D)および/またはカニクイザルGPRC5D(cGPRC5D)に対して交差反応性であり、それぞれヒトGPRC5D(hGPRC5D)と82%および96%のアミノ酸相同性を有する抗GPRC5D CARを同定した。K562細胞を、ヒト(hGPRC5D)、cGPRC5DまたはmGPRC5Dを発現するように形質導入した。上記のJurkat Nur77-RFP活性化レポーター細胞株に、実施例3に記載のCARをコードするポリヌクレオチドコンストラクトを形質導入した。CARの活性化を、各標的細胞型と各抗GPRC5D CAR発現レポーター細胞との1:1のエフェクター:標的比での共培養後におけるGFP+ CAR形質導入細胞のうちのRFP+ 細胞の%として測定した。また、レポーター細胞を陰性対照として親K562細胞ともインキュベートした。
長鎖スペーサーとGPRC5D-200 VL/VH、GPRC5D-201 VL/VH、GPRC5D-202 VH/VL、GPRC5D-203 VL/VH、GPRC5D-205 VL/VHおよびGPRC5D-206 VH/VLから選択されるscFVとを含む例示的なCARの結果を図15Bに示す。GPRC5D-203 VL/VH scFvを含むCARを発現する細胞はmGPRC5DまたはcGPRC5Dのいずれとも交差反応性ではなかった。GPRC5D-205 VL/VH scFvを含むCARを発現する細胞はmGPRC5DおよびcGPRC5Dに対して交差反応性であり、図15Dに示すその他の4種類のCARはcGPRC5Dに結合した。
C. マウスモデルにおけるオンターゲット/オフ腫瘍効果
mGPRC5D交差反応性GPRC5D-205 VL/VH scFv,長鎖スペーサーCARまたは非交差反応性GPRC5D-203 VL/VH scFv,長鎖スペーサーCARが組み込まれたCARを発現しているヒトCAR T細胞をマウス腫瘍モデルにおいて試験した。OPM2-ffLuc細胞をNOD scidガンマ(NSG(商標))に注射し、上記のようにしてOPM2ヒト骨髄腫細胞株異種移植片モデルを作製した。マウスに3×106個のヒトCAR+ T細胞をOPM2 MM細胞株の14日後に注射した。未処置およびモック形質導入T細胞処置を対照として使用した。体温および体重を含む臨床観察結果を毎日、13日間取得し、腫瘍負荷(OPM2 BLIによって評価)を2~3日毎に14日間測定した。
交差反応性GPRC5D-205 VL/VH CAR含有T細胞および非交差反応性GPRC5D-203 VL/VH CAR含有T細胞は、非処置群といろいろなCAR T細胞処置群間で有意に異なっていない体重および体温の曲線によってみとめられるように、耐容性が良好であった(それぞれ、図16Aおよび図16B)。さらに、交差反応性GPRC5D-205 VL/VH CAR含有T細胞療法および非交差反応性GPRC5D-203 VL/VH CAR含有T細胞療法の両方でOPM2腫瘍負荷の低減における活性が示された(図16C)。また、抜け毛または他の明白な毒性の臨床徴候は、いずれの処置条件でも観察されなかった。
D. 非ヒト霊長類(NHP)モデルにおけるオンターゲット/オフ腫瘍効果
cGPRC5D交差反応性GPRC5D-202 VH/VL scFv,長鎖スペーサーCARが組み込まれたCARを発現しているヒトCAR T細胞を霊長類腫瘍モデルにおいて試験した。T細胞を、1001、1002および1003と表記する3匹の(3)雄非ヒト霊長類(NHP;カニクイザル)から採取して単離し、cGPRC5D交差反応性GPRC5D-202 VH/VL CARをコードするポリヌクレオチドを含むレトロウイルスを用いて形質導入した。表E11Aに示されるように、CARでのNHP T細胞の形質導入率はCD3+細胞の36~49%であった。遺伝子導入後、NHP T細胞は依然として生存していた(80~92%)。図17Aは、リボソームスキップエレメントによってCARをコードする核酸配列から隔てられた、サロゲートマーカーとして使用される共発現短縮型受容体に基づいて測定された、CAR発現量の代表的なFACs解析を示す。
(表E11A)細胞の特性
Tcm(セントラルメモリーT;CD95+CD28+);Teff(エフェクターメモリーT;CD95+CD28-)
NHP T細胞を、自己標的抗原提示細胞(tAPC)およびK562-cGPRC5D細胞に対する細胞溶解活性およびサイトカイン産生について査定した。図17B~Eに示されるように、NHP T細胞は機能性であり、抗原への曝露に応答して細胞溶解活性(図17BおよびD)ならびにインターフェロンガンマ放出(GPRC5Dを発現する細胞との1:1のE:T比での共培養後、10,000 pg /mL上清みに近づく)を示すと判断された(図17CおよびE)。
3匹の(3)NHP(すなわち、上記でCAR T細胞を作製した由来の1001、1002および1003)をリンパ球除去前処置用シクロホスファミド(40 mg/kg)でCAR T細胞注射の2日前と4日前に前処置し、次いで、上記のようにして作製した10×106個のCAR+ カスパーゼ3-自己カニクイザルT細胞/kgを投与した。体温および体重を含む臨床観察を、T細胞注射の8日前に開始して2~7日毎に行ない、T細胞注射後21日間継続した。また、毛包でのGPRC5D発現が懸念されるため、起こり得る毒性の検出の感度を高めるために、3匹すべてのNHPをCAR T細胞注射の4日前に皮膚刺激性イミキモドに曝露した。CAR T細胞注射後4日目、各NHPは、抗原レザーバとしての機能を果たし、かつCAR T細胞拡大増殖を追加刺激する10×106個のcGPRC5D+ カスパーゼ人工自己抗原提示T細胞/kgを受けた。CAR T細胞投与後21日目、NHPを、肉眼検査および組織学的検査のために致死させた。
GPRC5D-202 VH/VL含有CARをコードするDNAのPCRを使用し、末梢血中および骨髄中における注入後21日目のT細胞持続をモニタリングした。全RNAを2~4カール(20μm厚)のFFPE細胞ペレットまたは組織試料から単離し、cDNAを、cDNA合成キットを用いて合成した。PCRは、以下のとおりの定量したプライマー:0.25μMずつのGPRC5D
ならびに0.25μMずつのハウスキーピング遺伝子β-アクチン
を用いて行なった。PCR反応は、384ウェルPCRプレート内にて二連で行なった。CAR形質導入NHP T細胞を陽性対照として使用した。図18Aに示されるように、注入後CAR T細胞持続は、肉眼検査および組織学的検査のための致死の時点で3匹中3匹のNHPの末梢血中および3匹中2匹のNHPの骨髄中に検出された。
GPRC5D-202 VH/VL含有CAR T細胞療法は、CAR T細胞処置後安定なままの臨床観察、体温(図18B)および体重の曲線(図18C,D)よって測定されるように、耐容性が良好であった。顕微鏡所見の概要を表E11Bに示す。IFN-ガンマ、IL-6または他の炎症促進性サイトカインの増加はなかったと共に、臨床化学検査における関連の変化も観察されなかった。抜け毛または皮膚、肺もしくは他の組織に対する損傷の他の臨床徴候は臨床的にも病理学的にもみとめられなかった。総合すると、このようなデータは、NHPモデルにおけるGPRC5D特異的CAR T細胞の投与によってCAR T細胞の存在に関係する明白な毒性または組織病変はなんら引き起こされなかったという観察結果と整合する。
(表E11B)21日目の顕微鏡所見の概要
所見がみられなかった重症度グレードは表では省略した
a 括弧内の数字は、所見を有した動物の数を表す
b 動物の識別番号
実施例12:マウスBCMA抗原消失モデルにおけるGPRC5Dを標的とするCAR T細胞の査定
BCMA陰性多発性骨髄腫のマウスモデルを作製し、この動物モデルに投与した場合のGPRC5Dを標的とするCAR T細胞の効果を評価するために使用した。
BMCAノックアウト腫瘍細胞を作製するため、GFP/ルシフェラーゼCas9発現OPM2細胞にBCMAシングルガイドRNA(sgRNA)含有レンチウイルスを形質導入した。SEQ ID NO:291に示される標的配列を標的とするこのBCMA sgRNAをpLentiV2プラスミド内にクローニングし、続いてパッケージングプラスミド(Pax2およびVsvg)と共に293T細胞にコトランスフェクトした。形質導入は、10μg/mLのポリブレンの存在下で行なった。形質導入された細胞を、4μg/mLのピューロマイシンを用いて10日間選択し、単一細胞を96ウェルプレートにプレーティングした。個々のコロニーを拡大増殖させ、抗BCMA抗体で染色してBCMAノックアウトを確認した。確認されたBCMAノックアウトOPM2-GL-Cas9細胞のクローンを実験のためにさらに拡大増殖させた。
多発性骨髄腫の状況(BCMAを標的とする薬剤での処置後、もしかすると再発または進行がもたらされるかもしれない)におけるBCMA抗原陰性腫瘍細胞の存在をモデリングするため、NSGマウスに、非操作OPM2WT(約75%)とGFP/ffLuc+ CRISPR媒介性OPM2BCMA-KO(約25%)の混合集団(1×106個の全OPM2細胞)を0日目に注射した。このOPM2細胞の集団を7日間生着させて拡大増殖させた。8日目、マウスに、CD19またはBCMAのいずれかを標的とする4×106個のCAR T細胞を注射した。16日目、先にBCMAを標的とするCAR T細胞を注射したマウスに、抗BCMA CARまたはGPRC5D-203 VL/VH,長鎖スペーサーCARを発現している4×106個のT細胞を注射した。
BLIを用いてマウスをイメージングし、OPM2BMCAKO細胞(GFP/ffLUCを発現する細胞の集団)を検出した。34日目のマウスのイメージングにより、OPM2 BMCAKO亜集団は、8日目と16日目にBCMAを標的とするCAR T細胞注射を受けたマウスにおいて増殖が進行していることが明らかとなった。対照的に、8日目にBCMAを標的とするCAR T細胞および16日目にGPRC5Dを標的とするCAR T細胞を受けたマウスは34日目に発光を示さなかった(図19Aおよび19B)。この結果は、腫瘍細胞がBCMA抗原を発現していない状況またはBCMA指向CAR-T細胞に応答性でない状況であっても抗GPRC5D CAR T細胞は多発性骨髄腫において抗腫瘍活性を示すことができるという所見と整合した;腫瘍のエスケープはGPRC5D-203 VL/VH個のCAR発現T細胞によって救済することができよう。
骨髄中のCD138hi/GFP+ 細胞のパーセントをフローサイトメトリーによって35日目に解析し、進行マウスの骨髄中のOPM2細胞の組成(hCD138+;WT:GFP-;BCMA-KO:GFP+)を評価した。OPM2(hCD138+)の組成(WT:GFP-;BCMAKO:GFP+)は、CD19を標的とするCAR T細胞、BCMAを標的とするCAR T細胞またはGPRC5Dを標的とするCAR T細胞で処置したマウス由来の新鮮(flushed)骨髄で評価した(図20AおよびB;3匹のマウス/アームの選択図;n=同等の結果の2連の実験)。生細胞と死細胞のゲーティングを実施したが、図示していない。8日目にBCMAを標的とするCAR T細胞の注射を受けたマウス由来の骨髄細胞のほとんどは35日目にCD138hi/GFP+であった(図20AおよびB)。この結果は、BCMAを標的とするCAR T細胞が、腫瘍細胞のOPM2BCMA-KO亜集団の持続および/または増殖進行にもかかわらずOPM2WT細胞を根絶させる能力と整合した。
実施例13:GPRC5DおよびBCMAを標的とするデュアルターゲティングキメラ抗原受容体(CAR)改変T細胞組成物の作製
BCMAおよびGPRC5Dの2つを標的とするキメラ抗原受容体(CAR)を発現する細胞を含む、デュアルターゲティングT細胞組成物を作製した。一方が抗BCMA CARを発現するように改変され、他方が抗GPRC5D CARを発現するように改変された2種類の別々の改変T細胞組成物を作製し、この別々の細胞組成物をプールした。
この例示的な抗BCMA CARには、BCMAを発現する細胞に結合できるscFv抗原結合ドメイン(例えば、BCMA-55、VL/VH scFv(SEQ ID NO:241);SEQ ID NO:73に示される配列によってコードされるSEQ ID NO:17に示される免疫グロブリンヒンジ-CH2-CH3;ヒトCD28由来膜貫通ドメイン(例えば、SEQ ID NO:18);ヒト4-1BB由来細胞内シグナル伝達ドメイン(例えば、SEQ ID NO:19);およびヒトCD3ゼータ由来細胞内シグナル伝達ドメイン(例えば、SEQ ID NO:20)を含めた。
この例示的な抗GPRC5D CARには、GPRC5Dに結合できるscFv抗原結合ドメイン(例えば、GPRC5D-203 VL/VH scFv(SEQ ID NO:8);SEQ ID NO:73に示される配列によってコードされるSEQ ID NO:17に示される免疫グロブリンヒンジ-CH2-CH3;ヒトCD28由来膜貫通ドメイン(例えば、SEQ ID NO:18);ヒト4-1BB由来細胞内シグナル伝達ドメイン(例えば、SEQ ID NO:19);およびヒトCD3ゼータ由来細胞内シグナル伝達ドメイン(例えば、SEQ ID NO:20)を含めた。
A. 抗GPRC5D CAR発現T細胞/抗BCMA CAR発現T細胞プールの作製
個々の各CARをコードするポリヌクレオチドを下流のリボソームスキップエレメント(例えば、自己切断性T2A配列(SEQ ID NO:37に示されるアミノ酸配列をコードする、SEQ ID NO:44に示される配列)に連結し、レンチウイルス発現ベクター内にクローニングした。T細胞組成物を、抗BCMA CARまたは抗GPRC5D CARのいずれかを発現するように別々に改変した。各々について、Nur77-RFP Jurkat T細胞株またはヒトドナー対象由来の白血球アフェレーシス試料からの免疫親和性ベース濃縮によって単離した初代T細胞のいずれかに、抗BCMA CARまたは抗GPRC5D CARのいずれかをコードする核酸を含む一方のレンチウイルスベクターを形質導入した。形質導入後、いくつかの場合では拡大増殖後に、T細胞を、それぞれのCARに特異的な抗体で染色し、フローサイトメトリーによって解析し、細胞の形質導入およびCARの発現を確認した。
使用前、採取して抗BCMA CARまたは抗GPRC5D CARのいずれかを形質導入したヒト初代T細胞を、抗BCMA CAR発現細胞と抗GPRC5D CAR発現細胞の比を1:1でプールした(「αGPRC5D/αBCMAプール細胞」)。
実施例14:抗BCMA CARの評価
上記の実施例に記載の例示的な抗BCMA CARを、BCMA発現細胞およびBCMA非発現細胞の存在下での抗原非依存性(トニック)シグナル伝達ならびに増殖および活性化について評価した。
A. 抗原非依存性(トニックシグナル伝達)
先の実施例に記載のNur77-RFPレポーター細胞株に、抗CD19 CAR(対照)をコードするウイルスベクター、または形質導入のサロゲートマーカーをスーパーフォールド緑色蛍光タンパク質sfGFPにしたこと以外は実施例13に記載のような例示的な抗BCMA CARをコードするウイルスベクターを形質導入した。このモデルでは、トニックシグナル伝達がBCMA抗原刺激の非存在下でのRFP発現によって示された。CAR発現細胞を抗原刺激なしでインキュベートして抗原非依存性(トニック)シグナル伝達の度合いを3日間評価し、RFPの発現についてフローサイトメトリーによって査定した。
図21Aに示されるように、この例示的な抗BCMA CAR発現細胞は、RFP+ 細胞(トニックレポーター活性化を示す)のパーセンテージによって測定されるように、CAR発現細胞(GFP+ 細胞によって示される)において抗原刺激の非存在下で低RFP発現を示した。
B. BCMAを標的とするCAR T細胞の増殖および活性化
異なるレベルのBCMAを発現するBCMA発現細胞との例示的な抗BCMA CAR発現T細胞のインキュベーション後に、細胞溶解活性、サイトカイン放出、および増殖を評価した。すべての活性を、可溶性BCMAの存在下または非存在下で査定した。
2人のヒトドナー(D#1およびD#2)から収集した1:1の比のCD4+およびCD8+初代T細胞をCD3/CD28ビーズで刺激し、レンチウイルスベクターで形質導入して、BMCA-55 CARを安定的に発現させた。形質導入した細胞を、1:3、1:1、または3:1のE:T比で、BCMAを発現する標的細胞の存在下で培養した。対照として使用するために、同じドナーからのモック処理T細胞も標的細胞と混合した。BCMA+標的細胞である、Daudi、RPMI-8226、およびK562-BCMA細胞は、異なるレベルの表面BCMA抗原密度(抗原密度:Daudi(<1000 BCMA分子/細胞)<RPMI-8226<K562-BCMA)を示し、これらを、T細胞とのインキュベーションより前に、カルボキシフルオレセインスクシンイミジルエステル(CFSE)で染色した。BCMAを発現せず、セルトレースバイオレット(CTV)で染色された、等しい数の陰性標的細胞も、T細胞およびBCMA+標的細胞を含む培養物中に含めた。24時間のインキュベーション後、残存BCMA+標的細胞と残存BCMA-標的細胞をフローサイトメトリーによって測定し、細胞毒性を示す標的細胞溶解の程度を評価した。
抗BCMA CAR発現T細胞は、標的細胞と培養した場合、BCMA発現レベルにかかわらず同様の細胞溶解活性を示した(図21B)。さらに、1細胞あたり100,000個を超える分子を発現する標的細胞(NCI-H929)について同様の結果が観察された。モック処理T細胞は、BCMA+標的細胞株のいずれに対しても活性を示さなかった。BCMA発現について陰性の標的細胞は、試験したいずれのドナーからの抗BCMA CAR T細胞によっても溶解されなかった(データ非表示)。
インキュベーション後の上清を、蓄積したIFN-γ、TNF-α、およびIL-2サイトカインについて解析した。データは、抗BCMA CAR T細胞が、BCMAを発現する標的細胞との結合後に広範なサイトカインを放出したという結論と矛盾がなく、サイトカイン放出のレベルは、抗原レベルの増加と概ね対応していた(すなわち、Daudi<RPMI 8226<K562-BCMA)。IFN-γの結果を図21Cに示し、TNF-αおよびIL-2についても同様のデータが観察された(データ非表示)。抗BCMA CAR T細胞は、BCMA陰性標的に応答したサイトカイン放出を示さず、かつ、いかなる標的細胞も存在しない状態でのサイトカイン発現も示さず、このことは、BCMA+標的細胞に対する特異性と、持続性シグナル伝達の欠如とを示している。
可溶性BCMAの存在下と非存在下における抗BCMA CAR発現T細胞の活性を評価した。例示的な抗BCMA CARを発現するT細胞を、RPMI-8226腫瘍細胞と、組換えBCMA-Fc、またはNCI-H929多発性骨髄腫細胞(BCMA分泌細胞株。上清は可溶性BCMAを含む)に由来する細胞培養上清と共に共培養した。腫瘍細胞の溶解もサイトカイン生成も、どの濃度(1000ng/mLまで)のNCI-H929由来の可溶性BCMAによっても影響を受けることは観察されなかった。腫瘍細胞の溶解およびサイトカイン生成の両方とも、同様に高い生理的レベルの組換えBCMAで最小限に低下しただけであった。
抗BCMA CAR発現T細胞およびモック処理T細胞において、BCMAに応答した増殖を測定した。形質導入T細胞をセルトレースバイオレット(CTV)で標識し、1:1のエフェクター対標的(E:T)比でのBCMA陽性標的細胞、BCMA陰性標的細胞の存在下で、または細胞の非存在下で、72時間培養した。フローサイトメトリーによって増殖を測定した。T細胞(CD4+およびCD8+T細胞)の増殖は、BCMA陽性標的細胞とのインキュベーションに応答して、抗BCMA CAR発現T細胞についてのみ観察された。(データ非表示)
実施例15:抗GPRC5D CAR発現細胞および抗BCMA CAR発現細胞を含む改変T細胞組成物のインビトロ評価
A. BCMA KO細胞またはGPRC5D KO細胞の存在下での抗原依存性活性
抗BCMA CARおよび抗GPRC5D CARの特異性を理解するため、OPM2細胞のGPRC5DまたはBCMAのいずれかを、それぞれ実施例5および実施例12に先に記載のようにしてノックアウトした。図22Aに示されるように、フローサイトメトリー解析により、OPM2 GPRC5D KO細胞におけるGPRC5D発現の欠如およびOPM2 BCMA KO細胞におけるBCMA発現の欠如が確認された。GPRC5DとBCMAの両方の発現を示すOPM2野生型(OPM2 WT)細胞を対照として使用した。
抗GPRC5D CAR(αGPRC5D)のみまたは抗BCMA CAR(αBCMA)のみを発現するように改変された細胞を含有するJurkat Nur77-RFPレポーター細胞組成物を抗原特異的活性について評価した。このJurkat Nur77-RFPレポート細胞組成物を、OPM2 WT、OPM2 GPRC5D KOまたはOPM2 BCMA KO細胞と共に1:1の比で20時間、共培養した。細胞組成物によって発現されたCARの抗原特異的刺激を、RFP発現量の変化をフローサイトメトリーによって測定することにより評価した。
図22Bに示されるように、GPRC5Dを標的とするCAR(αGPRC5D)のみまたはBCMAを標的とするCAR(αBCMA)のみのいずれかを発現しているJurkat Nur77-RFPレポーター細胞の活性化は、それぞれGPRC5DまたはBCMAがノックアウトされたOPM2細胞と共に共培養した場合では観察されなかった。この結果は、抗BCMA CARおよび抗GRPC5D CARがそのそれぞれの抗原に特異的であるという所見と整合する。
実施例16:GPRC5Dを標的とするCAR発現細胞およびBCMAを標的とするCAR発現細胞を含有するデュアルターゲティングプール細胞組成物のインビボ評価
種々のマウス多発性骨髄腫モデルを作製し、(1)抗GPRC5D CAR(αGPRC5D)のみを発現するように改変された細胞、(2)抗BCMA CAR(αBCMA)のみを発現するように改変された細胞、または(3)抗BCMA CARもしくは抗GPRC5D CARのいずれかを発現するように別々に改変された細胞を抗BCMA CAR発現細胞と抗GPRC5D CAR発現細胞の比が1:1でプールされた状態で含むプール細胞(αGPRC5D/αBCMAプール細胞)を含有しているT細胞組成物のインビボ効果を評価するために使用した。
A. 多発性骨髄腫細胞株によるGPRC5DおよびBCMAの発現
マウス多発性骨髄腫モデル作出の前に、GPRC5DおよびBCMAの相対mRNA発現レベルおよび相対タンパク質発現レベルを種々の多発性骨髄腫細胞株において評価した。
Cancer Cell Line Enecylopedia(CCLE)に示されているようなGPRC5DおよびBCMAのmRNAの発現量レベルを、RNAシーケンシング(RNA-seq)により以下の多発性骨髄腫細胞株:KMS12BM、RPMI8226、U266B1、MM.1S、OPM2およびNCI-H929において調べた。図23に示されるように、KMS12BMおよびRPMI8226細胞株は両方の遺伝子について、解析したすべての細胞株の中で最も低い発現レベルを示した。U266B1細胞株は、その他の細胞株と比べて中等レベルのGPRC5DおよびBCMA遺伝子発現を示した。MM.1SおよびOPM2細胞株は、その他の細胞と比べて高レベルのGPRC5D遺伝子発現および中等レベルのBCMA遺伝子発現を示した。最後に、NCI-H929はGPRC5DおよびBCMAについて、試験したすべての細胞株の中で最も高い遺伝子発現レベルを示した。
図24に示されるように、GPRC5DおよびBCMAのタンパク質発現レベルを、以下の細胞株:K562親細胞、GPRC5Dを発現するように改変されたK562細胞、KMS12BM、MM.1S、NCI-H929、OPM2およびRPMI8226においてさらに解析した。5×105個の全細胞を抗BCMA抗体または抗GPRC5D抗体と生存性マーカーで共標識し、発現をフローサイトメトリーによって測定した。GPRC5Dタンパク質発現に関しては、陽性対照として使用したGPRC5Dを発現するように改変されたK562細胞が最も高レベルのGPRC5D発現を示した一方で、陰性対照として使用した親K562細胞で発現されたGPRC5Dのレベルはごくわずかであった。mRNA発現量データと概ね一致して、KMS12BMおよびRPMI8226では比較的低レベルのGPRC5Dタンパク質が発現された。NCI-H929では中等レベルのGPRC5Dタンパク質が発現されたが、MM.1SおよびOPM-2では比較的高レベルのGPRC5Dタンパク質が発現された。BCMAタンパク質発現に関しては、KMS12BM、MM1SおよびRPMI8226ではすべて低~中等レベルのBCMAタンパク質が発現されたが、OPM-2では高レベルのBCMAタンパク質が発現された。やはり、NCI-H929細胞では最も高レベルのBCMAタンパク質が発現された。
総合すると、この結果は、RPMI8226細胞株は比較的低いGPRC5D発現を示すが、OPM2細胞株は比較的高いGPRC5D発現を示すという所見と整合する。
B. マウスOPM2異種移植片モデルにおける抗BCMA CARおよび抗GPRC5D CARを発現しているT細胞組成物の評価
(1)抗GPRC5D CARのみを発現する細胞、(2)抗BCMA CARを発現する細胞、または(3)抗BCMA CARもしくは抗GPRC5D CARのいずれかを発現するように別々に改変された細胞の、抗BCMA CAR発現細胞と抗GPRC5D CAR発現細胞の比が1:1でプールされた状態のプール細胞(αGPRC5D/αBCMAプール細胞)を含有しているBCMA/GPRC5Dデュアルターゲティングヒト初代T細胞組成物を、これらの標的抗原のいずれかまたは両方を発現している腫瘍を有するマウス腫瘍モデルにおいて試験した。
腫瘍モデルを作製するため、OPM2-rFLuc細胞のGPRC5DおよびBCMAを、実施例5および実施例12に記載のようにして別々にノックアウトし、GPRC5DおよびBCMAのシングルノックアウトOPM2細胞株(それぞれ、“OPM2 GPRC5D KO”および“OPM2 BCMA KO”)を作製した。対照として、GPRC5DとBCMAの両方を発現しているOPM2-rFLuc細胞(OPM2 WT)をシングルノックアウト細胞株と比較した。NOD scidガンマ(NSG(商標))に2×106個の全OPM2、OPM2 GPRC5D KOまたはOPM2 BCMA KO細胞を注射した。注射後14日目(0日目)に腫瘍の生物発光を測定し、同様の腫瘍サイズを有するマウスを、抗GPRC5D CAR(αGPRC5D)もしくは抗BCMA CAR(αBCMA)を発現するように改変された細胞を含有するか、またはαGPRC5D/αBCMAプール細胞を含有する初代T細胞組成物で処置した。マウスには、3つの用量:5×105個の全CAR T細胞、1×106個の全CAR T細胞または2×106個の全CAR T細胞のうちの1つのT細胞組成物を、OPM2細胞の注射後14日目に注射した。未処置およびモック形質導入T細胞組成物を対照として使用した。
図25Aおよび25Bに示されるように、3×106個の全CAR T細胞を投与したマウスでは、腫瘍負荷(OPM2 BLIによって評価)は、αGPRC5D/αBCMAプール細胞で処置したマウスにおいて注射されたOPM2細胞型に関係なく低いままであった。対照的に、抗BCMA CAR(αBCMA)を発現する細胞のみで処置したマウスでは、OPM2 BCMA KO細胞を注射した場合に腫瘍負荷の増加が示された(図25B、上側パネル)。同様に、抗GPRC5D CAR(αGPRC5D)を発現する細胞のみで処置したマウスでは、OPM2 GPRC5D KO細胞を注射した場合に腫瘍負荷の増加が示された(図25B、下側パネル)。この結果は、個々のCARがその標的である対象抗原に特異的であるという一般所見と一致している。
同様の実験において、NOD scidガンマ(NSG(商標))マウスを、(1)抗BCMA CARを発現するように改変された細胞、(2)抗GPRC5D CARを発現するように改変された細胞、または(3)αGPRC5D/αBCMAプール細胞を含有する組成物による5×105個、1×106個、または2×106個の全ヒト初代T細胞のいずれかで、BCMAおよびGPRC5Dを発現しているOPM2細胞の注射後に処置した。また、対照として、マウスをモック形質導入ヒト初代T細胞組成物で処置した。生存率を、図26に示されるように100日目まで評価した。図示されているように、αGPRC5D/αBCMAプール細胞を含有するT細胞組成物の投与により、このモデルでは、抗BCMA CARのみを発現する細胞を含有するT細胞組成物の投与と比べて抗腫瘍有効性が改善された。
C. RPMI8226マウス異種移植片モデルにおけるT細胞組成物の評価
OPM2モデルに加えて、GPRC5D低発現RPMI-8226モデルを使用し、抗GPRC5D CAR(αGPRC5D)を発現する細胞もしくは抗BCMA CAR(αBCMA)を発現する細胞を含有するか、または両方を含有しているヒトT細胞組成物のインビボ効果を査定した。
合計1×107個のRPMI8226細胞をNOD scidガンマ(NSG(商標))に皮下注射した。
RPMI226細胞の注射後約25日目、
(1)抗GPRC5D CARを発現するように改変された細胞(αGPRC5D)、(2)抗BCMA CARを発現するように改変された細胞(αBCMA)、または(3)GPRC5Dを標的とするCARを発現する細胞とBCMAを標的とするCARを発現する細胞の比が1:1で作製されたプール細胞(αGPRC5D/αBCMAプール細胞)を含有しているCAR発現T細胞組成物を投与した。マウスを、3つの用量:1.25×106個の全CAR T細胞、2.5×106個の全CAR T細胞または5×106個の全CAR T細胞のうちの1つのT細胞組成物で、RPMI8226細胞の注射後25日目に処置した。未処置およびモック形質導入T細胞処置を対照として使用した。
図27に示されるように、腫瘍体積は、抗GPRC5D CARのみを発現する細胞で処置したマウスにおいて用量依存的様式で増大した。対照的に、抗BCMA CARのみを発現する細胞またはαGPRC5D/αBCMAプール細胞で処置したマウスで示された腫瘍体積の増大は最小限であった。注目すべきことに、この結果により、試験したすべての用量(5×106個、2.5×106個、および1.25×106個)で、αGPRC5D/αBCMAプール細胞は、抗BCMA CARの寄与がプールT細胞組成物中において半分であるにもかかわらず抗BCMA CARのみを発現しているT細胞と同様の有効性を有することが示された。この結果は、プール組成物中の抗GPRC5D-CAR発現細胞がその単回用量を超える様式で寄与していることを示す。生存率を、図28に示されるように100日目まで評価した。生存率の解析により、抗GPRC5D CARのみを発現する細胞で処置したマウスでは期間内において生存率の低減が示されたが、高用量ではαGPRC5D/αBCMAプール細胞で処置したマウスは抗BCMA CARのみを発現しているT細胞で処置したマウスと同様の有効性を示すという同様の転帰が示された。このような結果は、抗GPRC5D CARのみを発現する細胞での処置は、低GPRC5D発現腫瘍モデルにおいて有効性が低いかもしれないが、抗GPRC5D CARは、デュアルターゲティングCAR発現細胞組成物によって抗腫瘍有効性に寄与性となり得るという一般所見と一致している。
実施例17:バイシストロン性抗BCMA CAR/抗GPRC5D CAR改変T細胞組成物の作製
ヒト初代T細胞組成物を、BCMAおよびGPRC5Dのデュアルターゲティングのキメラ抗原受容体(CAR)を発現する細胞を含むデュアルターゲティングT細胞組成物を産生するように改変した。図29にまとめたような5種類の別々の改変T細胞組成物を作製した。作製する各CARコンストラクトには、GPRC5D(例えば、SEQ ID NO:8)またはBCMA(例えば、SEQ ID NO:241)のいずれかに対する例示的なscFv抗原結合ドメイン;長鎖スペーサー(ヒンジ-CH2-CH3、228aa;SEQ ID NO:17;Fc受容体結合を制限するためのCH2改変を有する);ヒトCD28由来膜貫通ドメイン(SEQ ID NO:18);ヒト4-1BB由来細胞内シグナル伝達ドメイン(SEQ ID NO:19)またはヒトCD28由来細胞内シグナル伝達ドメイン(SEQ ID NO:18)のいずれか;およびヒトCD3ゼータ由来細胞内シグナル伝達ドメイン(SEQ ID NO:20)を含めた。
一例のストラテジー(図29の(i)および(ii)によって示す)では、BCMAまたはGPRC5Dのいずれかに対する単一のCARを発現する細胞をパラレルで製造し、抗BCMA CAR発現細胞および抗GPRC5D CAR発現細胞を1:1の比で含有している単一の組成物にプールした(GPRC5D/BCMAプール細胞)。プール組成物の抗BCMA CAR発現T細胞は、4-1BB共刺激ドメイン(SEQ ID NO:312)が組み込まれた抗BCMA CARを発現するように改変した。プール組成物の抗GPRC5D CAR発現T細胞は、4-1BB共刺激ドメイン(SEQ ID NO:313)またはCD28共刺激ドメイン(SEQ ID NO:314)のいずれかが組み込まれた抗GPRC5D CARを発現するように改変した。これにより2種類の異なるプール組成物がもたらされた。第1の組成物には、4-1BB共刺激ドメインが組み込まれた抗BCMA CARを発現する細胞と4-1BB共刺激ドメインが組み込まれた抗GPRC5D CARを発現する細胞が含まれていた(BCMA-41BB/GPRC5D-41BBプール細胞)。第2の組成物には、4-1BB共刺激ドメインが組み込まれた抗BCMA CARを発現する細胞とCD28共刺激ドメインが組み込まれた抗GPRC5D CARを発現する細胞が含まれていた(BCMA-41BB/GPRC5D-CD28プール細胞)。抗BCMA CARのみまたは抗GPRC5D CARのみを発現する細胞を含有する別々の組成物を作製し、対照として使用した。
図29の(iii)および(iv)に示す別のデュアルターゲティングストラテジーにおいて、2つの別々のCAR(抗BCMAおよび抗GPRC5D)をコードしており、抗BCMA CARをコードするヌクレオチド配列と抗GPRC5D CARをコードするヌクレオチド配列がT2Aバイシストロン性自己切断性ペプチドをコードするヌクレオチド配列(SEQ ID NO:37をコードするSEQ ID NO:319)によって隔てられたバイシストロン性コンストラクトを作製した。この異なるCARをコードするポリヌクレオチドは、抗BCMA CARおよび抗GPRC5D CARをコードするヌクレオチドの相同組換えを低減するためにコドン相違型にした。(iii)に示すコンストラクトでは、両方のCARに4-1BB共刺激ドメインを組み込んだ(BCMA-41BB-GPRC5D-41BB;SEQ ID NO:315)。(iv)に示すコンストラクトでは、抗BCMA CARに4-1BB共刺激ドメインを組み込み、抗GPRC5D CARにCD28共刺激ドメインを組み込んだ(BCMA-41BB-GPRC5D-CD28;SEQ ID NO:316)。
さらなるデュアルターゲティングストラテジーにおいて、BCMAに特異的なscFvとGPRC5Dに特異的なscFvをタンデムにコードしており、この2つのscFvをコードする配列がフレキシブルリンカー(SEQ ID NO:320)によって隔てられている、(v)に示すような「シングルストーク」CARコンストラクトを作製した(GPRC5D-BCMA-41BB;SEQ ID NO:317)。この例示的なコンストラクトには4-1BB共刺激ドメイン(SEQ ID NO:19をコードするSEQ ID NO:60)を組み込んだ。
種々のCARをコードする核酸コンストラクトを、ヒト初代T細胞の形質導入のためのレトロウイルス発現ベクター内に、実質的に実施例3に記載のようにしてクローニングした。レトロウイルスによる細胞の形質導入後、これらの種々のコンストラクトの発現をフローサイトメトリー解析により、抗GPRC5D CARもしくは抗BCMA CARのいずれかに特異的な試薬またはすべてのCARコンストラクトに共通するスペーサードメインに対する抗体を用いて評価した。図30に示されるように、試験したコンストラクトはすべて、ヒト初代T細胞により同等に発現された。蛍光マイナスワン(FMO)陰性対照は発現を示さなかった。
形質導入後4~10日目、ヒト初代T細胞に形質導入効率について、各CARに特異的な試薬を用いて評価した。結果を図31に示す。評価したすべてのドナーについて、いずれかのデュアルターゲティングバイシストロン性コンストラクトを用いて改変された細胞のレトロウイルスによる形質導入効率(図31のiiiおよびivによって示す)または「シングルストーク」コンストラクトを用いて改変された細胞のレトロウイルスによる形質導入効率(図31のvによって示す)は、プールCAR組成物中に存在する単一のCARを発現するように改変された細胞(図31のiおよびiiによって示す)と比べて50~70%であると求められた。示した結果は代表的なドナーのものである。
実施例18:バイシストロン性抗BCMA/抗GPRC5Dキメラ抗原受容体のインビトロ評価
A. T細胞組成物の細胞傷害性
実施例17に記載のようにして作製したCAR発現ヒト初代T細胞を、OPM2野生型多発性骨髄腫細胞株またはBCMAノックアウト(KO)OPM2細胞株のいずれかと共に24時間、漸増E:T比で共培養し、細胞溶解を評価した。以下のとおり:4-1BB共刺激ドメインを有する抗BCMA CAR(BCMA-41BB)、4-1BB共刺激ドメインを有する抗GPRC5D CAR(GPRC5D-41BB)またはCD28共刺激ドメインを有する抗GPRC5D CAR(GPRC5D-CD28)の単独標的指向性CAR発現細胞組成物を対照として使用した。陰性対照として、細胞が、同じ抗BCMA CARであるが4-1BBおよびCD3ゼータシグナル伝達ドメインが欠損しているCAR(BCMA del CAR;SEQ ID NO:318)を発現する細胞組成物を作製した。
図32Aに示されるように、作製した例示的な細胞組成物は、BCMA del CARを発現する細胞以外はすべて、野生型OPM2標的細胞を有効に溶解させることができた。図32Bに示されるように、作製した例示的な細胞組成物は、BCMA del CARを発現する細胞と単独標的指向性BCMA-41BB CARを発現する細胞以外はすべて、BCMA KO OPM2標的細胞を溶解させることができ、抗BCMA CARのその標的抗原に対する選択性と整合した。結果を平均±SEMとして示し、三連で行なった代表的な実験について示す。
B. T細胞組成物のサイトカイン分泌
作製した例示的な細胞組成物を、BCMAとGPRC5Dの両方(図33A)、BCMAのみ(図33B)またはGPRC5Dのみ(図33C)を発現している標的細胞と共に1:1の比で24時間、共培養した。上清みを、Luminex(登録商標)マルチプレックスアッセイによるサイトカインの解析のために収集した。結果を、例示的なサイトカインGM-CSF、IFNg、IL-13およびIL-2(左から右に向かって)について図33A~Cに示す;濃度は単位:pg/mLであり、スケール上の刻み目は50,000 pg/mLおよび100,000 pg/mLを表す。
両方の抗原を発現している標的細胞と共に培養した場合、作製した例示的な細胞組成物は、BCMA del CARを発現する細胞以外はすべて、サイトカイン分泌を示した。BCMAのみを発現している標的細胞と共に培養した場合、単独標的指向性抗GRPC5D CAR(GPRC5D-41BBおよびGPRC5D-CD28)のみを発現する細胞組成物は、評価したサイトカインを検出可能なレベルで分泌しなかった。同様に、GPRC5Dのみを発現している標的と培養した場合、単独抗BCMA CAR(BCMA-41BB)のみを発現する細胞組成物は評価したサイトカインを検出可能なレベルで分泌しなかった。このような結果は、作製した例示的なCARコンストラクトを発現するように改変されたT細胞は抗原特異的サイトカインを分泌することができるという所見と概ね整合している。
実施例19:バイシストロン性抗BCMA/抗GPRC5Dキメラ抗原受容体のインビボ評価
マウス多発性骨髄腫モデルを使用し、実施例17および18に記載の作製した例示的な単独の抗原および2種類の抗原を標的とするCARコンストラクトを発現するように改変された細胞を含有するT細胞組成物のインビボ効果を評価した。試験は、マウスOPM2異種移植片モデルにおいて行なった。OPM2細胞株を、ホタルルシフェラーゼを発現するように改変(OPM2-ffLuc)、または膜テザリング型シプリンダ(cyprinda)ルシフェラーゼを発現するように改変(OPM2 Cyprinda Luc)した。NOD scidガンマ(NSG(商標))マウスに、0日目に尾静脈から2×106個のOPM2-ffLuc細胞を注射し、この細胞を14日間、生着させて拡大増殖させた。
A. マウスOPM2異種移植片モデルにおけるデュアルターゲティングCARの効果
(1)抗BCMA del CARのみ:BCMA del CARを発現する細胞、(2)4-1BB共刺激ドメインが組み込まれた抗BCMA CAR:BCMA-41BBのみを発現する細胞、(3)BCMAおよびGPRC5Dを標的とする「シングルストーク」コンストラクト:GPRC5D-BCMA-41BBを発現する細胞、または(4)抗BCMA CARと抗GPRC5D CARの両方をバイシストロン性エレメントによって隔ててコードする、BCMA-41BB-GPRC5D-41BB形式もしくはBCMA-41BB-GPRC5D-CD28形式のいずれかのバイシストロン性コンストラクトを発現する細胞を含有するヒト初代T細胞組成物を、マウスOPM2異種移植片モデルにおいて試験した。
OPM2-ffLuc細胞の生着後14日目に、マウスを、以下のCARコンストラクト:(1)BCMA del CAR;(2)BCMA-41BB CAR;(3)BCMA-41BB-GPRC5D-41BB CAR;(4)BCMA-41BB-GPRC5D-CD28 CAR;または(5)GPRC5D-BCMA-41BBのうちの1つを発現している3×106個のT細胞の尾静脈注射で処置した。BCMA del CARおよび単独標的指向性CARを対照として使用した。
図34Aは、処置されたマウスの生存曲線を示す。BCMA del CAR(陰性対照)で処置したマウスの全生存期間の中央値(mOS)は32日間であったが、105日目までモニタリングしたところ、他の群はmOSに至らなかった(p<0.05)。
関連実験において、BCMAノックアウト(KO)OPM2細胞株を、実質的に先の実施例に記載のようにして作製した。図34Aの生存マウスを、2×106個のBCMA KO OPM2細胞の2回目の注射によって再負荷刺激した。図34Bに示されるように、単独標的指向性BCMA-41BB CARを発現する細胞で処置したマウスのmOSは、再負荷刺激後37日間であったが、いずれかのデュアルターゲティングCARコンストラクトで処置したマウスはmOSに至らなかった(p<0.05)。
処置マウスの腫瘍負荷を生物発光イメージング(BLI)により、最初のOPM2細胞注射後30日目と105日目およびBCMA KO OPM2細胞での再負荷刺激後36日目に評価した(図35A~C)。図35Aおよび図35Bに示されるように、BCMA del CARで処置したマウスのみが、再負荷刺激前に腫瘍負荷を示した。図35Cに示されるように、単独標的指向性BCMA-41BB CARを発現する細胞で処置したマウスは、BCMA KO OPM2細胞での再負荷刺激後、デュアルターゲティングCARコンストラクトを発現する細胞で処置したマウスと比べて相当な腫瘍負荷を示した。
このような結果は、単独標的指向性抗BCMA CARは、BCMAを発現していない腫瘍細胞の制御において、BCMAとGPRC5Dの両方を標的とするアプローチと比べて有効性が低いという所見と整合する。
B. 多発性骨髄腫のマウスモデルにおけるCARの共刺激シグナル伝達ドメインの比較
OPM2-ffLuc腫瘍細胞の生着および拡大増殖後、マウスを、以下の単独標的指向性コンストラクトまたはデュアルターゲティングコンストラクト:(1)BCMA del CAR;(2)BCMA-41BB;(3)GPRC5D-41BB;(4)GPRC5D-CD28;(5)GPRC5D-BCMA-41BB;(6)BCMA-41BB-GPRC5D-41BB;または(7)BCMA-41BB-GPRC5D-CD28のうちの1つを発現している5×105個のT細胞で処置した。BCMA del CARおよび単独標的指向性CARを対照として使用した。
マウスの生存率を図36に示す。BCMA del CAR(陰性対照)で処置したマウスのmOSは38日間であった。対照的に、他のすべての処置群のマウスのmOSは、38日間を超えて有意に長かった(p<0.05)。CD28共刺激ドメインが組み込まれた単独標的指向性抗GPRC5D CARを発現する細胞での処置は、その他のコンストラクトを発現する細胞での処置と比べて短いmOSと関連していた(p<0.05)。
腫瘍負荷はバイオルミネセンス(bioluminesence)イメージング(BLI)により、OPM2細胞の注射後14日目(図37A)、29日目(図37B)および36日目(図37C)に評価した。図37Aに示されるように、CAR T細胞組成物での処置時、すべてのマウス群で相当な腫瘍負荷が示された。図37Bおよび図37Cは、それぞれOPM2細胞の注射後29日目または36日目、BCMA del CARを発現する細胞(陰性対照)で処置したマウスが相当な腫瘍負荷を示したことを示す。また、単独標的指向性GPRC5D-CD28 CARを発現する細胞で処置したマウスが示した腫瘍負荷は最小限であった。対照的に、他のすべての処置群では29日目に腫瘍負荷が低減されており、36日目は認識可能な腫瘍負荷が示されなかった。
C. 多発性骨髄腫抗原エスケープのマウスモデルにおけるCARの共刺激シグナル伝達ドメインの比較
マウス多発性骨髄腫抗原エスケープモデルにおける異なる共刺激ドメインの効果を理解するため、NSGマウスに、0日目に尾静脈から、ホタルルシフェラーゼ(Firefly Luc)を発現するように改変された5~10%のBCMA KO OPM2細胞を混ぜた、膜テザリング型シプリンダルシフェラーゼ(OPM2 Cyprinda Luc)を発現するように改変された2×106個のOPM2細胞を注射した。異なるルシフェラーゼの使用により、野生型OPM2細胞とBCMA KO OPM2細胞の識別的イメージングが可能であった。腫瘍細胞を14日間、生着させて拡大増殖させた。
14日目、マウスを、以下のコンストラクト:(1)BCMA del CAR;(2)BCMA-41BB;(3)BCMA-41BB/GPRC5D-41BBプール細胞;(4)BCMA-41BB/GPRC5D-CD28プール細胞;(5)BCMA-41BB-GPRC5D-41BB;(6)BCMA-41BB-GPRC5D-CD28;または(7)GPRC5D-BCMA-41BBのうちの1つを発現するように改変された5×105個のT細胞で処置した。BCMA del CARおよび単独標的指向性CARを対照として使用した。
腫瘍負荷をマウスにおいてBLIにより28日目に評価した。図38に示されるように、CAR T細胞での処置により、すべての群でOPM2野生型細胞が根絶された。対照的に、CD28共刺激ドメインが組み込まれた抗GPRC5D CARを発現しているCAR T細胞は、プールT細胞組成物中に含まれていようがバイシストロン性コンストラクト内に含まれていようがBCMA KO OPM2細胞を根絶できなかった。
同様の実験において、NSGマウスに、0日目に、野生型OPM2細胞とBCMA KO OPM2細胞の混合組成物を静脈内注射し、骨髄向性(-tropic)多発性骨髄腫異種移植片モデルを確立した。細胞を14日間、生着させて拡大増殖させ、次いでマウスを、以下のコンストラクト:(1)BCMA del CAR;(2)BCMA-41BB/GPRC5D-41BBプール細胞;(3)BCMA-41BB-GPRC5D-41BB;および(4)GPRC5D-BCMA-41BBのうちの1つを発現している2.5×105個のT細胞の単回静脈内注射で処置した。BCMA del CARを発現する細胞で処置したマウスを陰性対照として使用した。この実験では、陰性対照を除くすべてのCARコンストラクトに4-1BB共刺激ドメインを組み込んだ。
表示されている細胞組成物で処置したマウスのOPM2注射後14日目の生存率を図39に示す。BCMA del CARを発現する細胞で処置したマウスと比べて、他のすべての処置群では、生存率の有意な増大が示された(対照に対してすべてのCARでp<0.001)。注目すべきことに、シングルストークGPRC5D-BCMA-41BB CARを発現する細胞で処置したマウスでは、(1)BCMA-41BB-GPRC5D-41BBコンストラクトを発現する細胞または(2)GPRC5D-41BB CARを発現する細胞とBCMA-41BB CARを発現する細胞を1:1の比でプールしたもので処置したマウスと比較した場合、有意に低い生存率が示された(その他の2つのデュアルターゲティングアプローチのいずれかと比べてシングルストークコンストラクトでp<0.05)。
骨髄向性モデルの腫瘍負荷をBLIにより、腫瘍細胞の注射後14日目(図40A)、36日目(図40B)および48日目(図40C)に評価した。図40Aに示されるように、すべての処置群で、CAR T細胞処置時に腫瘍負荷が示された。図40Bに示されるように、36日目において、すべての処置でOPM2野生型細胞が有効に制御できた。しかしながら図40Cに示されるように、48日目まででは、GPRC5D-4-1BB/BCMA-41BB CARプール細胞組成物およびBCMA-41BB-GPRC5D-41BBバイシストロン性コンストラクト細胞組成物が、シングルストークCARコンストラクト(GPRC5D-BCMA-41BB)を発現する細胞を含有する組成物より有効であった。
実施例20:抗GPRC5Dキメラ抗原受容体および抗BCMAキメラ抗原受容体をコードする追加のバイシストロン性ポリヌクレオチドの作製
抗GPRC5D CARと抗BCMA CARの両方をコードする追加のバイシストロン性ポリヌクレオチドを作製した。
この例示的な抗GPRC5D CARには、GPRC5Dに結合できるscFv抗原結合ドメイン(例えば、GPRC5D-203 VL/VH scFv(SEQ ID NO:8);SEQ ID NO:73に示される配列によってコードされるSEQ ID NO:17に示される免疫グロブリンヒンジ-CH2-CH3;ヒトCD28由来膜貫通ドメイン(例えば、SEQ ID NO:18);ヒト4-1BB由来細胞内シグナル伝達ドメイン(例えば、SEQ ID NO:19);およびヒトCD3ゼータ由来細胞内シグナル伝達ドメイン(例えば、SEQ ID NO:20)を含めた。
この例示的な抗BCMA CARには、BCMAを発現する細胞に結合できるscFv抗原結合ドメイン(例えば、BCMA-55、VL/VH scFv(SEQ ID NO:241);SEQ ID NO:73に示される配列によってコードされるSEQ ID NO:17に示される免疫グロブリンヒンジ-CH2-CH3;ヒトCD28由来膜貫通ドメイン(例えば、SEQ ID NO:18);ヒト4-1BB由来細胞内シグナル伝達ドメイン(例えば、SEQ ID NO:19);およびヒトCD3ゼータ由来細胞内シグナル伝達ドメイン(例えば、SEQ ID NO:20)を含めた。
各CARをコードするヌクレオチド配列を、これらを単一のバイシストロン性ポリヌクレオチドコンストラクトに合わせる前に別々にコドン最適化した。
バイシストロン性ポリヌクレオチドを2つの形式で作製した。第1の形式は、抗GPRC5D CARをコードするヌクレオチド配列が、抗BCMA CARをコードするヌクレオチド配列に対して当該ポリヌクレオチドの5'末端の方(ポリペプチドのN末端側)に位置するように作製した(“αGPRC5D-αBCMA”;SEQ ID NO:301をコードするSEQ ID NO:303)。第2の形式は、抗BCMA CARをコードするヌクレオチド配列が、抗GPRC5D CARをコードするヌクレオチド配列に対して当該ポリヌクレオチドの5'末端の方(ポリペプチドのN末端側)に位置するように作製した(“αBCMA-αGPRC5D”;SEQ ID NO:298をコードするSEQ ID NO:300)。抗GPRC5D CARをコードするヌクレオチド配列と抗BCMA CARをコードするヌクレオチド配列は、下流のリボソームスキップエレメント(例えば、自己切断性T2Aペプチド;SEQ ID NO:37をコードするSEQ ID NO:44または45)をコードするヌクレオチド配列によって隔てた。
このポリヌクレオチドコンストラクトを、T細胞の形質導入用のレンチウイルス発現ベクター内にクローニングした。Jurkat細胞を、αGPRC5D-αBCMA CAR形式またはαBCMA-αGPRC5D CAR形式のいずれかを含むバイシストロン性ポリヌクレオチドコンストラクトを含むレンチウイルスベクターで安定的に形質導入した。また、対照として、単独の抗原を標的とする抗GRPC5D CARまたは単独の抗原を標的とする抗BCMA CARをコードするコンストラクトをJurkat細胞に形質導入した。形質導入は5×105個の細胞/ウェルを用いて行ない、3日目にCARの発現を調べた。CARの発現は、各CARの抗原結合ドメインに特異的な結合試薬を用いてフローサイトメトリーにより評価した。
フローサイトメトリー解析により、3'側に位置するヌクレオチド配列によってコードされるCAR(トレーリングCAR)の発現は、両方のバイシストロン性の形式において、5'側に位置するヌクレオチド配列によってコードされるCAR(リーディングCAR)と比べて、または単一のCARのみをコードするコンストラクトの発現と比べて有意に減少していることが示された。特に、図41Aは、評価した形式における抗BCMA CARの発現パーセントの結果を示し、図41Bは、評価した形式における抗GPRC5D CARの発現を示す。形質導入したJurkat細胞のゲノムDNAのPCR解析により、3'側に位置するCARをコードするヌクレオチド配列が組換えによって失われていることが示された(データ図示せず)。
実施例21:抗GPRC5Dキメラ抗原受容体および抗BCMAキメラ抗原受容体をコードするバイシストロン性ポリヌクレオチドのコドン相違化
3'側に位置するCARをコードするヌクレオチド配列の組換えおよび消失の可能性を低下させるため、一方のCARをコードする核酸配列をコドン相違型にした。この実施例では、抗GPRC5D CARをコードする核酸配列を、実施例20に記載の配列と比べてコドン相違化した。
具体的には、scFv、免疫グロブリンスペーサー、CD28膜貫通ドメイン、4-1BBエンドドメイン、およびCD3ゼータエンドドメインをコードするヌクレオチド配列の一部を、これらの各構成要素をコードするヌクレオチドが、抗BCMA CARにおける同じ構成要素をコードするヌクレオチド配列と比べてヌクレオチドレベルでは異なるが、それでもなお同一のアミノ酸配列をコードするように、コドン相違化した。このヌクレオチド配列は、バイシストロン性コンストラクトの抗GPRC5D CARをコードするヌクレオチド配列と抗BCMA CARをコードするヌクレオチド配列との間の配列相同性が10個以下の連続する(または連続した)塩基対であるようにコドン相違化された。抗GPRC5D CARのコドン相違化後、ポリヌクレオチドを、スプライス部位について解析した(例えば、NNSPLICEバージョン0.9オンラインスプライス部位予測ツール;fruitfly.org, Berkeley Drosophila Genome Project, Berkeley, CA)。スプライスドナー部位およびスプライスアクセプター部位を独立して査定した。例えばプロモーター領域および長鎖スペーサー領域において、>0.7のスプライス部位スコアを有する(スプライス事象の確率が>70%である)同定されたスプライスドナー部位およびスプライスアクセプター部位をサイレント変異によって改変し、スプライス部位スコアを0.7未満まで下げた。
このバイシストロン性ポリヌクレオチドコンストラクトを含むレンチウイルスベクターを用いてJurkat T細胞に形質導入し、各CAR抗原結合ドメインに特異的な結合試薬を用いたフローサイトメトリーにより、CARの細胞表面発現をモニタリングした。
図42Aおよび42Bに示されるように、バイシストロン性ポリヌクレオチドコンストラクトのコドン相違化により、3'側に位置するヌクレオチド配列によってコードされるCARの発現が、元のバイシストロン性ポリヌクレオチドによってコードされる同じCARの発現と比べて大幅に改善された。例えば、図42Aに示されるように、抗BCMA CARの発現は、元のαGPRC5D-αBCMAバイシストロン性コンストラクトを形質導入されている細胞では比較的低かったが、この発現は、それぞれのコドン相違型の(CD)コンストラクトを形質導入されている細胞では大幅に改善された。同様に、図42Bに示されるように、抗GPRC5D CARの発現は、元のαBCMA-αGPRC5Dバイシストロン性コンストラクトを形質導入されている細胞では比較的低かったが、この発現は、それぞれのコドン相違型の(CD)コンストラクトを形質導入されている細胞では大幅に改善された。
実施例22:GPRC5D/BCMAデュアルターゲティングCAR改変T細胞組成物のインビトロ評価
(1)抗GPRC5D CAR(αGPRC5D)のみを発現するように改変された細胞、(2)抗BCMA CAR(αBCMA)のみを発現するように改変された細胞、または(3)αBCMA-αGPRC5DもしくはαGPRC5D-αBCMA形式の実施例5に記載のようなコドン相違型のバイシストロン性コンストラクトでの形質導入によって両方のCARを発現しているデュアルターゲティング細胞を含む、Jurkat Nur77-RFPレポーターまたは初代T細胞のいずれかであるT細胞組成物を各々、抗原発現細胞との共培養時の抗原特異的活性について評価した。Nur77-RFP Jurkat T細胞株またはヒトドナー対象由来の白血球アフェレーシス試料からの免疫親和性ベース濃縮によって単離した初代T細胞のいずれかに、単一のCARコンストラクトをコードするレンチウイルスベクターを形質導入するか、あるいは抗BCMA CARと抗GPRC5D CARをコードするバイシストロン性コントラクト(contruct)を含むレンチウイルスベクターを形質導入した(デュアルターゲティング細胞)。形質導入後、いくつかの場合では拡大増殖後に、T細胞を、各CARに特異的な抗体で染色し、フローサイトメトリーによって解析し、細胞の形質導入およびCARの発現を確認した。
いくつかの実験では、実施例13に記載のような、抗BCMA CARと抗GPRC5D CARを別々に発現している細胞を含有するプールT細胞組成物を評価した(「αGPRC5D αBCMAおよびプール細胞」)。
A. 多発性骨髄腫細胞株の存在下での抗原依存性活性
改変されたJurkat細胞を、1:1のE:T比で20時間、さまざまな量のBCMAおよびGPRC5Dを発現している多発性骨髄腫細胞株と共に共培養した。多発性骨髄腫細胞株にはKMS12BM、MM.1S、NCI-H929、OPM-2およびRPMI8226を含めた(これらの細胞株におけるGPRC5DおよびBCMAの発現レベルを記載した実施例16参照)。慢性骨髄性(myelogenous)白血病(CML)細胞株K562、ならびにGPRC5Dを発現するように改変されたK562細胞株を、それぞれ陰性対照および陽性対照として含めた。CARの抗原特異的刺激を、RFP発現量の変化をフローサイトメトリーによって測定することにより評価した。
図43に示されるように、αBCMA CAR、αGPRC5D CAR、αBCMA-αGPRC5D CARまたはαGPRC5D-αBCMA CARを発現しているJurkat Nur77/RFPレポーター細胞は、RFPシグナルについて陽性の細胞のパーセンテージ(%Nur77)によって明示されるように、これらの種々の多発性骨髄腫細胞株との共培養によって刺激された。図示されているように、αGPRC5D CARのみを発現する細胞は一部の特定の標的細胞、例えばKMS12BM細胞株に対する応答性が低かったが、デュアルターゲティングCARを発現する細胞組成物でのレポーター活性は高かった。
B. 多発性骨髄腫細胞株の存在下でのサイトカイン分泌
(1)抗GPRC5D CAR(αGPRC5D)のみを発現するように改変されたT細胞、(2)抗BCMA CAR(αBCMA)のみを発現するように改変されたT細胞、(3)αBCMA-αGPRC5DもしくはαGPRC5D-αBCMA形式のバイシストロン性コンストラクトでの形質導入によって両方のCARを発現しているデュアルターゲティング細胞を含むT細胞、または(4)抗BCMA CARまたは抗GPRC5D CARのいずれかを発現するように別々に改変されたT細胞の、抗BCMA CAR発現細胞と抗GPRC5D CAR発現細胞の比が1:1でプールされた状態のプールT細胞(αGPRC5D/αBCMAプール細胞)を含有しているヒト初代T細胞組成物を各々、抗原特異的活性について評価した。対照として、ヒト初代T細胞組成物をモック形質導入した。T細胞をKMS12BM、MM.1S、NCI-H929、OPM2およびRPMI8226多発性骨髄腫細胞株と共に1:1のE:T比で24時間、共培養し、上清みを、Luminex(登録商標)マルチプレックスアッセイによるサイトカインの解析のために収集した。
IFNγ、IL-2、TNFαの分泌レベルを、それぞれ、ヒト初代T細胞組成物と図44A、44Bおよび44Cに示されるような種々の多発性骨髄腫細胞株との共培養後に評価した。サイトカイン分泌を、モック形質導入T細胞組成物を除く試験したすべてのヒト初代T細胞組成物について観察した。一部の特定の細胞株では、サイトカイン分泌が、αBCMA-αGPRC5DもしくはαGPRC5D-αBCMA形式のデュアルターゲティングを含有している細胞組成物またはαGPRC5D/αBCMAプール細胞を含有する細胞組成物により、αGPRC5DのみまたはαBCMA CARのみを発現するように改変された細胞組成物と比べて増大した。
D. BCMA KO細胞またはGPRC5D KO細胞の存在下での抗原依存性活性
抗原消失の状況における抗BCMA CARおよび抗GPRC5D CARの抗原依存性活性を理解するため、OPM2細胞のGPRC5DまたはBCMAのいずれかのノックアウトによって抗原消失モデルを作出した。OPM2細胞のGPRC5Dは、実施例5に記載のようにしてノックアウトした。OPM2細胞のBMCAは、実施例12に記載のようにしてノックアウトした。
フローサイトメトリー解析により、OPM2 GPRC5D KO細胞におけるGPRC5D発現の欠如およびOPM2 BCMA KO細胞におけるBCMA発現の欠如が確認された。GPRC5DとBCMAの両方の発現を示すOPM2野生型(OPM2 WT)細胞を対照として使用した(例えば図22A参照)。
抗GPRC5D CAR(αGPRC5D)のみもしくは抗BCMA CAR(αBCMA)のみを発現するように改変された細胞を含有するJurkat Nur77-RFPレポーター細胞組成物、またはαBCMA-αGPRC5DもしくはαGPRC5D-αBCMA形式のバイシストロン性コンストラクトでの形質導入によって両方のCARを発現しているデュアルターゲティング細胞を含有するJurkat Nur77-RFPレポーター細胞組成物を抗原特異的活性について評価した。これらの種々のJurkat Nur77-RFPレポート細胞組成物を、OPM2 WT、OPM2 GPRC5D KOまたはOPM2 BCMA KO細胞と共に1:1の比で20時間、共培養した。細胞組成物によって発現されたCARの抗原特異的刺激を、RFP発現量の変化をフローサイトメトリーによって測定することにより評価した。
図45に示されるように、GPRC5Dを標的とするCAR(αGPRC5D)のみまたはBCMAを標的とするCAR(αBCMA)のみのいずれかを発現している非プールJurkat Nur77-RFPレポーター細胞の活性化は、それぞれGPRC5DまたはBCMAがノックアウトされたOPM2細胞と共に共培養した場合では観察されなかった。対照的に、αBCMA-αGPRC5DまたはαGPRC5D-αBCMA CARを発現する細胞を含有するJurkat Nur77-RFPレポーターデュアルターゲティング細胞組成物では、OPM2細胞のBCMAまたはGPRC5Dをノックアウトした場合に活性化が維持された。このような結果は、αBCMA-αGPRC5D形式を含有しているデュアルターゲティング改変T細胞組成物およびαGPRC5D-αBCMA CAR形式を含有しているデュアルターゲティング改変T細胞組成物は、標的とする抗原のうちの一つがない場合であっても活性化を媒介することができることを実証している。
E. BCMA KO細胞またはGPRC5D KO細胞の存在下でのサイトカイン分泌
抗原消失の効果をさらに評価するため、OPM2 WT、OPM2 GPRC5D KOまたはOPM2 BCMA KO細胞をヒト初代T細胞組成物と共に1:1の比で24時間、培養し、T細胞によるサイトカイン分泌を評価した。ヒト初代T細胞組成物には、(1)抗GPRC5D CAR(αGPRC5D)のみを発現するように改変された細胞、(2)抗BCMA CAR(αBCMA)のみ、(3)αBCMA-αGPRC5DもしくはαGPRC5D-αBCMA形式のバイシストロン性コンストラクトでの形質導入によって両方のCARを発現しているデュアルターゲティング細胞、または(4)抗BCMA CARまたは抗GPRC5D CARのいずれかを発現するように別々に改変された細胞の、抗BCMA CAR発現細胞と抗GPRC5D CAR発現細胞の比が1:1でプールされた状態のプール細胞(αGPRC5D/αBCMAプール細胞)を含めた。モック形質導入したT細胞組成物を対照として使用した。
OPM2細胞との共培養後、上清みを、Luminex(登録商標)マルチプレックスアッセイによるサイトカインの解析のために収集した。IFNγ、IL-2、TNFαの分泌レベルを、それぞれ図46A、46Bおよび46Cに示されるように評価した。抗GPRC5D CAR(αGPRC5D)のみまたは抗BCMA CAR(αBCMA)のみのいずれかを発現しているT細胞によるサイトカイン分泌は、それぞれGPRC5DまたはBCMAがノックアウトされたOPM2細胞と共に共培養した場合では観察されなかった。しかしながら、αBCMA-αGPRC5D CARまたはαGPRC5D-αBCMA CARを発現しているデュアルターゲティング細胞を含有する組成物中のT細胞およびαGPRC5D/αBCMAプール細胞組成物中のT細胞では、OPM2細胞のGPRC5DまたはBCMAのいずれかをノックアウトした場合にサイトカイン分泌が維持された。このような結果は、いずれかの細胞がαBCMA-αGPRC5D CAR形式もしくはαGPRC5D-αBCMA CAR形式で共形質導入されているデュアルターゲティング細胞またはαGPRC5D/αBCMAプール細胞を含むデュアルターゲティング細胞は、一方の抗原がないにもかかわらずサイトカイン分泌することができることを示す。
実施例23:GPRC5Dを標的とするCAR発現細胞およびBCMAを標的とするCAR発現細胞を含有するデュアルターゲティング細胞組成物のインビボ評価
マウスOPM2多発性骨髄腫モデルを作製し、(1)抗GPRC5D CAR(αGPRC5D)のみを発現するように改変された細胞、(2)抗BCMA CAR(αBCMA)のみを発現するように改変された細胞、(3)αGPRC5D-αBCMA形式のバイシストロン性コンストラクトでの形質導入によって両方のCARを発現しているデュアルターゲティング細胞、または(4)抗BCMA CARもしくは抗GPRC5D CARのいずれかを発現するように別々に改変された細胞の、抗BCMA CAR発現細胞と抗GPRC5D CAR発現細胞の比が1:1でプールされた状態のプール細胞(αGPRC5D/αBCMAプール細胞)を含有しているT細胞組成物のインビボ効果を評価するために使用した。
A. マウスOPM2異種移植片モデルにおける抗BCMA CARおよび抗GPRC5D CARを発現しているT細胞組成物の評価
NOD scidガンマ(NSG(商標))マウスを、(1)抗BCMA CAR(αBCMA)を発現する細胞、(2)抗GPRC5D CAR(αGPRC5D)を発現する細胞、(3)両方のCARをコードするαGPRC5D-αBCMA形式のバイシストロン性コンストラクトを用いて作製したデュアルターゲティング細胞、または(4)抗BCMA CARもしくは抗GPRC5D CARのいずれかを発現するように別々に改変された細胞の、抗BCMA CAR発現細胞と抗GPRC5D CAR発現細胞の比が1:1でプールされた状態のプール細胞(αGPRC5D/αBCMAプール細胞)を含有する組成物の3×106個の全ヒト初代T細胞で処置する実験を実施した。これらのT細胞組成物をOPM2細胞組成物の注射後14日目に投与した。この実験では、マウスに100%のOPM2 WT細胞、95%のOPM2 WT細胞と5%のOPM2 BCMA KO細胞、または95%のOPM2 WT細胞と5%のOPM2 GPRC5D KO細胞のいずれかを注射した。また、対照として、マウスをモック形質導入ヒト初代T細胞組成物で処置した。
図47Aに示されるように、BLIによって評価される腫瘍負荷は、未処置マウスおよび100%のOPM2 WT細胞の投与の注射を受けたモック処置マウスでは大幅に増大した。また、腫瘍負荷の増大は40日目までに、抗BCMA CARのみを発現する細胞で処置したマウスでも観察された。対照的に、図47Bに示されるように、抗BCMA CARのみを発現する細胞を含有するT細胞組成物での処置では、5%のOPM2 BCMA KO細胞を注射したマウスにおいて20日目より前に腫瘍負荷の増大がもたらされた。同様に、抗GPRC5D CARのみを発現する細胞を含有するT細胞組成物で処置したマウスでも、5%のOPM2 GPRC5D KO細胞を注射したマウスにおいて10日目より前に腫瘍負荷の増大がもたらされた(図47C)。αGPRC5D/αBCMAプール細胞を含有する組成物で処置したマウス、ならびにαGPRC5D-αBCMAバイシストロン性コンストラクトによりCARを発現しているデュアルターゲティング細胞を含有する組成物で処置したマウスで示された腫瘍負荷の増大は、60日目まで比較的最小限であった。さらに、5%のOPM2 GPRC5D KO細胞で処置したマウスにおける腫瘍負荷は、αGPRC5D-αBCMAバイシストロン性コンストラクトを発現する細胞での処置によって最良に制御された。
この試験では、CAR T細胞注射後80日目まで経過したマウスの生存率の解析でも同様の結果が観察された(図48)。図示されているように、5%のOPM2 GPRC5D KO細胞を注射し、抗GPRC5D CARを発現する細胞のみで処置したマウスでは生存率が低かった。また、生存率は、5%のOPM2 BCMA KO細胞を注射し、抗BCMA CARを発現する細胞のみで処置したマウスでも低かった。その他の処置群は示した
本発明は、例えば、本発明の種々の局面を例示するために提供される特定の開示された態様に範囲が限定されることは意図されない。記載される組成物および方法に対する種々の改変が本明細書における説明および教示から明らかになるであろう。かかる変形は、本開示の真の範囲および精神から逸脱することなく実施されてよく、本開示の範囲内に含まれることが意図される。
配列