<実施形態1>
実施形態1では、冷却貯蔵庫の一例として4ドア式の冷凍庫10について図1から図8を参照して説明する。冷凍庫10は、図1及び図2に示すように、貯蔵庫本体12と、扉14と、機械室16と、冷却装置18と、を備える。冷却装置18は、貯蔵庫本体12の内部を冷却する装置であって、圧縮機22と、凝縮器ファン24を有する凝縮器26と、冷却器(蒸発器)28と、を備える。なお、図1及び図2には、上下方向及び左右方向の基準となる矢線を示しており、上側を「U」と表記し、下側を「D」と表記し、右側を「R」と表記し、左側を「L」と表記している。
貯蔵庫本体12は、図2に示すように、前方に開口する開口12Aを有する断熱箱体であって、外箱30と内箱32との間に断熱材が発泡充填されて構成されている。貯蔵庫本体12の内部(すなわち、内箱32の内部)には、貯蔵室34及び冷却器室36が設けられている。貯蔵室34内には、食材等の被貯蔵物が載置される複数の棚が設けられ、冷却器室36には冷却器28が収容されている。貯蔵室34と冷却器室36とは、冷却ダクト40によって仕切られている。
冷却ダクト40は、後方に向けて下方に傾斜する傾斜部42を備えている。冷却ダクト40の傾斜部42には、前側の吸込口42Aと後側の吹出口42Bとが設けられている。冷却器室36内における、吸込口42Aの上方には、庫内の空気を循環させる庫内ファン(循環ファン)44が設けられている。さらに庫内ファン44の上方には、庫内の温度を検知する庫内温度センサ(第1センサ)46が設けられている。冷却器28は、庫内ファン44の後側に配されている。冷却器28には、除霜に際して冷却器28を加熱することが可能な除霜ヒータ(デフロストヒータ、加熱部)27と、冷却器28または冷却器28付近の温度を検知する除霜温度センサ(第2センサ)29と、が取り付けられている。庫内温度センサ46及び除霜温度センサ29は、具体的にはそれぞれ温度サーミスタである。冷却ダクト40によって、貯蔵室34と冷却器室36とが仕切られるとともに、冷却器28に付着した霜が融解された際に生じる除霜水が受け止められるようになっている。冷却ダクト40の傾斜部42には、冷却器28の後方に配されていて除霜水を排出するための排出管48が接続されている。排出管48は、冷却器室36の後方に位置する内箱32の後壁を突き抜け、さらに下方に延びている。
冷却装置18を構成する各機器(圧縮機22、凝縮器26、及び冷却器28)は、冷媒管によって循環接続され、既知の冷凍サイクル(冷凍回路)が構成されている。貯蔵室34の内気は、庫内ファン44によって吸込口42Aから冷却器室36内に吸い込まれる。このとき、庫内温度センサ46に庫内ファン44によって吸い込まれた内気が当たることにより、貯蔵室34内の温度、つまり庫内温度が検知される。庫内ファン44によって吸い込まれた内気は、冷却器28によって冷却され、吹出口42Bから貯蔵室34内に排出される。これにより、貯蔵室34に収容された被貯蔵物が冷却される。
冷却装置18が作動すると、冷却器28の周囲の水蒸気が冷却器28によって冷却され、固体化されることにより、冷却器28の表面には霜が付着する。冷却器28に付着した霜は、冷凍庫10が除霜運転(デフロスト運転)を開始すると、融解される。除霜運転は、除霜ヒータ27により冷却器28を加熱し、冷却器28に付着した霜を融解するヒータデフロスト方式により行われる。除霜運転により融解された霜は、冷却ダクト40の傾斜部42に落ち、排出管48から貯蔵庫本体12の外部に排出される。
扉14は、貯蔵庫本体12の開口12Aに開閉可能に取り付けられている。扉14は、図1に示すように、観音開き式に左右に対をなす2つずつが上下に2組設けられている。各扉14の後面(庫内側の面)の周縁部には、貯蔵庫本体12の開口12Aの開口縁部と密着するようにドアパッキン(シール部材)15が取り付けられている。
機械室16は、図1及び図2に示すように、貯蔵庫本体12の上方に設けられている。機械室16には、図2に示すように、圧縮機22及び凝縮器26が収容されている。圧縮機22は、機械室16のうちの後側に配置されるのに対し、凝縮器26は、凝縮器ファン24と共に機械室16のうちの前側に配置される。凝縮器ファン24は、凝縮器26に対して後側に取り付けられている。凝縮器26の前側には空気中の塵埃が凝縮器26に付着して凝縮能力が低下することを防止するためのフィルタが設けられている。フィルタに塵埃が付着して目詰まりが生じると、凝縮器ファン24が回転しても凝縮器26と外気との間で十分に熱交換が行われず、冷却効率が低下するおそれがある。そこで、フィルタの目詰まりを検出するために凝縮器26の配管には目詰まり温度センサ(第3センサ)25がホルダを介して取り付けられている。目詰まり温度センサ25は、具体的には温度サーミスタであり、凝縮器26または凝縮器26付近の温度を検知することができる。凝縮器26または凝縮器26付近の温度は、フィルタに付着した塵埃の量に応じて変動することから、目詰まり温度センサ25により検知された温度によってフィルタに目詰まりが生じたか否かを検出することが可能とされる。また、冷却運転(圧縮機22等の運転)が停止されている間に目詰まり温度センサ25により検知される温度は、外気温と同等となっている。従って、目詰まり温度センサ25は、外気温についても検知することが可能とされる。
機械室16には、図1に示すように、電装箱50及びオペレーションボックス52が収容されている。機械室16の前面の一部には、開口が設けられており、その開口から、オペレーションボックス52の前面が外部に露出している。オペレーションボックス52の前面には、表示画面54及び複数の操作ボタン56(操作部の一例)が設けられている。表示画面54には、貯蔵室34の内部温度等の情報が表示される。各操作ボタン56は、使用者の操作によって冷凍庫10の設定(例えば、貯蔵室34内の設定温度、つまり庫内設定温度)等を変更するためのボタンである。電装箱50内には、CPUやRAMなどが1チップ化されたマイクロコンピュータやROMを備える制御基板などが収容されている。
冷凍庫10には、各種装置を電気的に制御する制御部20が設けられている。制御部20は、電装箱50内の制御基板により構成されている。電装箱50内の制御基板は、各種装置に対して電気的に接続されている。制御部20は、冷却運転及び除霜運転等の制御(圧縮機22、凝縮器ファン24、庫内ファン44、除霜ヒータ27等の制御)を行っている。
詳しくは、制御部20には、図3に示すように、オペレーションボックス52、圧縮機22、凝縮器ファン24、庫内ファン44、目詰まり温度センサ25、除霜温度センサ29、除霜ヒータ27及び庫内温度センサ46が電気的に接続されている。制御部20は、冷凍サイクルを構成する圧縮機22、凝縮器ファン24及び庫内ファン44を制御することで冷却運転を行う。制御部20は、冷却運転を行う間は、圧縮機22、凝縮器ファン24及び庫内ファン44をいずれも作動させるのに対して除霜ヒータ27を停止させる(図4を参照)。制御部20は、除霜ヒータ27を制御することで除霜運転を行う。制御部20は、除霜運転を行う間は、除霜ヒータ27を作動させるのに対して圧縮機22、凝縮器ファン24及び庫内ファン44をいずれも停止させる(図4を参照)。詳しくは、制御部20は、除霜運転を開始すると、圧縮機22、凝縮器ファン24及び庫内ファン44をいずれも停止させるとともに除霜ヒータ27を作動させて所定時間が経過した後に除霜ヒータ27を停止させて除霜運転を終了するまでの間、冷却器28に付着した水分の除去を促すために待機する。除霜ヒータ27を停止させてから次の冷却運転を開始するまでの間の待機時間が水切り時間とされる。制御部20は、オペレーションボックス52の操作ボタン56になされる操作や目詰まり温度センサ25、除霜温度センサ29及び庫内温度センサ46によりそれぞれ検知される温度に基づいて冷却運転及び除霜運転などを行う。
具体的には、制御部20は、庫内温度センサ46により検知される庫内温度が、操作ボタン56の操作に応じて設定された庫内設定温度となるよう冷却運転を行う。この庫内設定温度は、例えば冷却運転中であっても使用者が操作ボタン56を操作することで適宜に変更可能とされる。制御部20は、上記した冷却運転を例えば6時間継続して行った後に、除霜温度センサ29により検知される温度が除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。制御部20は、上記した除霜運転を行うと、再び冷却運転を例えば6時間継続して行ってから再び除霜運転を行う、というサイクルを繰り返すものとされる。
制御部20は、庫内温度センサ46により検知される庫内温度が所定の扉開閉検知温度以上となった場合に扉14の開閉を検知することができる。これは、扉14が開閉されると、庫内に外気が流入することで庫内温度が上昇することを利用している。そして、制御部20は、冷却運転中に庫内温度センサ46により検知される庫内温度が扉開閉検知温度以上となることが一度もない場合には、冷却運転終了後に行われる予定の除霜運転をキャンセルすることができる。冷却運転中に扉14の開閉が一度もなければ、扉14の開閉に伴う外気の流入がないことから、冷却器28の着霜が十分抑制されており、除霜運転をキャンセルしても着霜に起因する冷却性能の低下が生じ難い、と言える。除霜運転がキャンセルされれば、除霜運転の実行に伴う庫内温度の上昇が避けられるので、冷却運転に要する消費電力量を低下させることができる。制御部20は、上記のように除霜運転をキャンセルした場合は、先の冷却運転の終了に続いて次の冷却運転を開始する。制御部20は、上記した除霜運転のキャンセルを2回続けて行った場合は、次の除霜運転を必ず実行する。つまり、制御部20は、除霜運転を2回続けてキャンセルして冷却運転を3回(例えば18時間)続けて行った場合には、3回の冷却運転中に扉14の開閉が一度もなかったとしても、次に予定される除霜運転をキャンセルすることなく実行する。これにより、長時間にわたって冷却運転が継続されるのに伴って冷却器28にある程度の着霜が生じた場合でも、除霜運転を行うことで冷却器28を適切に除霜することができる。また、制御部20は、目詰まり温度センサ25により検知される温度が所定の目詰まり検知温度に達した場合には、表示画面54にフィルタの清掃を促す表示を行うことが可能とされる。
ところで、除霜運転において除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に比べて過剰であると、除霜ヒータ27の通電に係る消費電力量が増加するとともに庫内温度が上昇するために冷却運転での消費電力量が増加するといった問題に加えて、貯蔵室34に収容された被貯蔵物の品質が劣化するといった問題が生じる。従来では、外気温センサにより検知された外気温に基づいて除霜終了判定用の除霜設定温度を異ならせるようにしていたため、貯蔵庫本体12の断熱性能や扉14の開閉回数などの条件によっては、実際の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができないおそれがあった。
そこで、本実施形態に係る制御部20は、次に示される第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件の中から選択される少なくとも1つの選択条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を変更するものとされる。4つの条件のうちの第1条件は、冷却運転中に庫内温度センサ46により検知される庫内温度が扉開閉検知温度以上となる回数が、予め設定された基準回数以下となる、というものである(図4を参照)。第2条件は、冷却運転中に庫内設定温度が、予め設定された基準設定温度以上となる、というものである(図5を参照)。第3条件は、冷却運転中に庫内温度センサ46により検知される庫内温度と庫内設定温度との差が、予め設定された基準値以下となる、というものである(図6を参照)。第4条件は、冷却運転中に除霜温度センサ29により検知される温度が、予め設定された基準除霜温度以上となる、というものである(図7を参照)。制御部20は、これら4つの条件の中から選択される少なくとも1つの選択条件を満たす場合は、除霜温度センサ29により検知される温度が除霜終了温度である第1除霜終了温度(例えば3℃)となるまで除霜運転を行う。これに対し、制御部20は、上記した4つの条件の中から選択される少なくとも1つの選択条件を満たさない場合は、除霜温度センサ29により検知される温度が第1除霜終了温度よりも高い除霜終了温度である第2除霜終了温度(例えば20℃)となるまで除霜運転を行う。
上記した第1条件では、除霜運転前に行われる冷却運転中において庫内温度センサ46により検知される庫内温度に基づいて検出される扉14の開閉回数を指標としており、扉14の開閉回数が基準回数(例えば1回)以下であれば庫外の湿度が高い空気の、庫内への流入が抑制されるので、冷却器28の着霜量は少ないと推定される。従って、第1条件を満たす場合に第2除霜終了温度よりも低い第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行うようにすれば、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に比べて過剰になるのを避けることができ、消費電力量の低減を図ることができる。これに対し、第1条件を満たさない場合には、第1条件を満たす場合に比べて庫外の湿度が高い空気の、庫内への流入が多くて冷却器28の着霜量が多いと推定されることから、第1除霜終了温度よりも高い第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行うようにすれば、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に見合った十分なものとなる。これにより、冷却器28に付着した霜を十分に除去することができるので、冷却器28に凍結が生じたり、霜の残存に起因して冷凍サイクルに係る冷却性能の低下が生じたりするのを避けることができる。
上記した第2条件では、除霜運転前に行われる冷却運転中の庫内設定温度を指標としており、庫内設定温度が基準設定温度(例えば-22℃)以上であれば、冷凍サイクルが低稼働で済むことから、冷却器28の温度がそれほど低くならずに着霜量は少ないと推定される。従って、第2条件を満たす場合に第2除霜終了温度よりも低い第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行うようにすれば、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に比べて過剰になるのを避けることができ、消費電力量の低減を図ることができる。これに対し、第2条件を満たさない場合には、第2条件を満たす場合に比べて冷凍サイクルが高稼働であり冷却器28の温度が低下していて冷却器28の着霜量が多いと推定されることから、第1除霜終了温度よりも高い第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行うようにすれば、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に見合った十分なものとなる。これにより、冷却器28に付着した霜を十分に除去することができるので、冷却器28に凍結が生じたり、霜の残存に起因して冷凍サイクルに係る冷却性能の低下が生じたりするのを避けることができる。
上記した第3条件では、除霜運転前に行われる冷却運転中の庫内温度と庫内設定温度との差を指標としており、当該差が基準値(例えば1K(ケルビン))以下であれば、冷却器28の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器28の着霜量が少ないと推定される。従って、第3条件を満たす場合に第2除霜終了温度よりも低い第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行うようにすれば、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に比べて過剰になるのを避けることができ、消費電力量の低減を図ることができる。これに対し、第3条件を満たさない場合には、第3条件を満たす場合に比べて冷却器28の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率が低下していて冷却器28の着霜量が多いと推定されることから、第1除霜終了温度よりも高い第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行うようにすれば、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に見合った十分なものとなる。これにより、冷却器28に付着した霜を十分に除去することができるので、冷却器28に凍結が生じたり、霜の残存に起因して冷凍サイクルに係る冷却性能の低下が生じたりするのを避けることができる。
上記した第4条件では、除霜運転前に行われる冷却運転中の冷却器28またはその付近の温度を指標としており、その温度が基準除霜温度(例えば-28℃)以上であれば、冷却器28の温度がそれほど低くなっておらず、それにより冷却器28の着霜量は少ないと推定される。従って、第4条件を満たす場合に第2除霜終了温度よりも低い第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行うようにすれば、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に比べて過剰になるのを避けることができ、消費電力量の低減を図ることができる。これに対し、第4条件を満たさない場合には、第4条件を満たす場合に比べて冷却器28の温度が低下していて冷却器28の着霜量が多いと推定されることから、第1除霜終了温度よりも高い第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行うようにすれば、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に見合った十分なものとなる。これにより、冷却器28に付着した霜を十分に除去することができるので、冷却器28に凍結が生じたり、霜の残存に起因して冷凍サイクルに係る冷却性能の低下が生じたりするのを避けることができる。
以上のように第1条件から第4条件までの中から選択される少なくとも1つの選択条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器28の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができるので、消費電力量の低減を図ることができるとともに、冷却器28に付着した霜を十分に除去することができる。
続いて、第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件の個々を選択条件とした場合の制御に関して図4から図7を参照しつつ順次に説明する。図4から図7では、圧縮機22、凝縮器ファン24、庫内ファン44及び除霜ヒータ27については、作動状態をONと表記し、停止状態をOFFと表記している。図4から図7では、庫内温度センサ46及び除霜温度センサ29については、それぞれにより検知された温度の推移を表記するとともに、除霜温度センサ29には第1除霜検知温度及び第2除霜検知温度を併せて表記している。図5及び図6では、庫内設定温度の推移を表記している。図6では、庫内温度センサ46により検知された庫内温度と庫内設定温度との差を「温度差」と表記するとともに、その基準値を併せて表記している。また、図4から図7では、水切り時間を「水切り」と表記している。
まず、第1条件を選択条件とした場合の制御に関して図4を参照しつつ詳しく説明する。まず、本実施形態に係る第1条件では、除霜運転の直前に行われる冷却運転が行われる間の設定時間において庫内温度センサ46により検知される庫内温度が扉開閉検知温度以上となる回数、つまり扉14の開閉頻度を指標としている。具体的には、制御部20は、図4に示すように、冷却運転が行われる時間(例えば6時間)を複数(例えば24)に区分し、区分された各設定時間(例えば15分間ずつ)において、庫内温度センサ46により検知される庫内温度が扉開閉検知温度以上となる回数を検出するようにしている。制御部20は、区分された設定時間である15分間に、庫内温度センサ46により検知された庫内温度に基づいて扉14が開閉された回数をカウントし、そのカウントされた回数を基準回数と比較する。制御部20は、上記のようにして扉14の開閉回数をカウントして基準回数と比較する動作(ルーティン)を冷却運転中に24回繰り返し行い、扉14の開閉回数が基準回数以上となるケースが一度でもあるか否かに基づいて除霜検知温度をいずれにするかの判定を行う。なお、設定時間は、常に扉14を一度開けてからの経過時間とし、一度目を1回とカウントしても良い。
例えば、図4に示される1回目(図4の左側)の冷却運転には、設定時間内に扉14が開閉された回数が2回となるケースが含まれていて基準回数である1回よりも多くなっている。この場合は、制御部20は、第1条件を満たしていないと判定し、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図4の左側)の除霜運転では、除霜温度センサ29により検知される温度(除霜温度)が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータ27による冷却器28の加熱を行わせる。図4では、除霜終了温度を第2除霜終了温度とした除霜運転のことを「通常除霜運転」として表記しており、以下の図5から図8においても同様である。一方、図4に示される2回目(図4の右側)の冷却運転には、設定時間内に扉14が開閉された回数が2回以上となるケースが含まれず、基準回数と同じ1回となるケースのみが含まれている。この場合は、制御部20は、第1条件を満たしていると判定し、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図4の右側)の除霜運転では、除霜温度センサ29により検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータ27による冷却器28の加熱を行わせる。図4では、除霜終了温度を第1除霜終了温度とした除霜運転のことを「簡易除霜運転」として表記しており、以下の図5から図8においても同様である。第1条件を満たす場合の簡易除霜運転に要する時間及び簡易除霜運転において除霜ヒータ27が通電される時間は、第1条件を満たさない場合の通常除霜運転での各時間に比べると、いずれも短くなっている。そして、第1条件を満たす場合の簡易除霜運転が行われるのに伴って上昇する庫内温度の最高温度は、第1条件を満たさない場合の通常除霜運転が行われるのに伴って上昇する庫内温度の最高温度よりも低くなっている。
第2条件を選択条件とした場合の制御に関して図5を参照しつつ詳しく説明する。本実施形態に係る第2条件では、除霜運転の直前に行われる冷却運転中の庫内設定温度を指標としている。具体的には、制御部20は、図5に示すように、冷却運転が行われる間に、操作ボタン56の操作に応じて設定される庫内設定温度を検出し、その庫内設定温度を基準設定温度と比較する。例えば、図5に示される1回目(図5の左側)の冷却運転の運転時間には、庫内設定温度が基準設定温度である-22℃よりも低く設定された時間が部分的に含まれている。この場合は、制御部20は、第2条件を満たしていないと判定し、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図5の左側)の除霜運転では、除霜温度センサ29により検知される温度が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータ27による冷却器28の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図5に示される2回目(図5の右側)の冷却運転では、庫内設定温度が基準設定温度である-22℃よりも高い状態が継続されており、庫内設定温度が-22℃よりも低くなることが一度もない。この場合は、制御部20は、第2条件を満たしていると判定し、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図5の右側)の除霜運転では、除霜温度センサ29により検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータ27による冷却器28の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。第2条件を満たす場合の簡易除霜運転に要する時間及び簡易除霜運転において除霜ヒータ27が通電される時間は、第2条件を満たさない場合の通常除霜運転での各時間に比べると、いずれも短くなっている。また、第1条件の場合(図4を参照)と同様に、第2条件を満たす場合の簡易除霜運転が行われるのに伴って上昇する庫内温度の最高温度は、第2条件を満たさない場合の通常除霜運転が行われるのに伴って上昇する庫内温度の最高温度よりも低い。
第3条件を選択条件とした場合の制御に関して図6を参照しつつ詳しく説明する。本実施形態に係る第3条件では、除霜運転の直前の設定時間において庫内温度センサ46により検知される庫内温度と庫内設定温度との差を指標としている。具体的には、制御部20は、図6に示すように、除霜運転が開始される直前の2時間(冷却運転が開始されて4時間が経過してから除霜運転が開始されるまでの2時間)を設定時間としており、当該設定時間において、庫内温度センサ46により検知される庫内温度と、操作ボタン56の操作に応じて設定される庫内設定温度と、をそれぞれ検出するとともにそれらの差である温度差を算出し、算出された温度差を基準値と比較する。例えば、図6に示される1回目(図6の左側)の冷却運転における設定時間では、温度差が基準値である1Kよりも常に高くなっており、1Kよりも低くなることが一度もない。この場合は、制御部20は、第3条件を満たしていないと判定し、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図6の左側)の除霜運転では、除霜温度センサ29により検知される温度が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータ27による冷却器28の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図6に示される2回目(図6の右側)の冷却運転における設定時間には、温度差が基準値である1Kよりも低くなるタイミングが含まれている。これは、通常除霜運転が行われる間に庫内設定温度がそれまでよりも高くなるよう設定変更されるのに伴い、庫内温度と庫内設定温度との温度差が小さくなったことが影響している。この場合は、制御部20は、第3条件を満たしていると判定し、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図6の右側)の除霜運転では、除霜温度センサ29により検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータ27による冷却器28の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。第3条件を満たす場合の簡易除霜運転に要する時間及び簡易除霜運転において除霜ヒータ27が通電される時間は、第3条件を満たさない場合の通常除霜運転での各時間に比べると、いずれも短くなっている。そして、第3条件を満たす場合の簡易除霜運転が行われるのに伴って上昇する庫内温度の最高温度は、第3条件を満たさない場合の通常除霜運転が行われるのに伴って上昇する庫内温度の最高温度よりも低くなっている。
第4条件を選択条件とした場合の制御に関して図7を参照しつつ詳しく説明する。本実施形態に係る第4条件では、除霜運転の直前の設定時間において除霜温度センサ29により検知される温度を指標としている。具体的には、制御部20は、図7に示すように、除霜運転が開始される直前の15分間(冷却運転が開始されて5時間45分が経過してから除霜運転が開始されるまでの15分間)を設定時間としており、当該設定時間において、除霜温度センサ29により検知される温度を検出するとともにその温度を基準除霜温度と比較する。例えば、図7に示される1回目(図7の左側)の冷却運転における設定時間では、除霜温度センサ29により検知される温度が基準除霜温度である-28℃よりも低くなるタイミングが含まれている。この場合は、制御部20は、第4条件を満たしていないと判定し、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図7の左側)の除霜運転では、除霜温度センサ29により検知される温度が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータ27による冷却器28の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図7に示される2回目(図7の右側)の冷却運転における設定時間では、除霜温度センサ29により検知される温度が基準除霜温度である-28℃よりも高い状態が継続しており、-28℃よりも低くなることが一度もない。この場合は、制御部20は、第4条件を満たしていると判定し、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図7の右側)の除霜運転では、除霜温度センサ29により検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータ27による冷却器28の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。第4条件を満たす場合の簡易除霜運転に要する時間及び簡易除霜運転において除霜ヒータ27が通電される時間は、第4条件を満たさない場合の通常除霜運転での各時間に比べると、いずれも短くなっている。また、第1条件の場合(図4を参照)と同様に、第4条件を満たす場合の簡易除霜運転が行われるのに伴って上昇する庫内温度の最高温度は、第4条件を満たさない場合の通常除霜運転が行われるのに伴って上昇する庫内温度の最高温度よりも低い。
次に、第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件の全てを選択条件とした場合の制御に関して図8を参照しつつ順次に説明する。図8での表記は、図4から図7での表記と同様である。制御部20は、図8に示すように、上記と同じ第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件の全てを満たすか否かに基づいて異なる除霜終了温度を選択する。例えば、図8に示される1回目(図8の左側)の冷却運転には、設定時間内に扉14が開閉された回数が2回となるケースが含まれていて基準回数である1回よりも多くなっているとともに、庫内設定温度が基準設定温度である-22℃よりも低く設定された状態が継続していて-22℃よりも高く設定されることが一度もなく、さらには庫内温度と庫内設定温度との温度差が基準値である1Kよりも常に高くなっていて1Kよりも低くなることが一度もなく、その上で除霜温度センサ29により検知される温度が基準除霜温度である-28℃よりも低くなるタイミングが含まれている。この場合は、制御部20は、第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件の全てを満たしていないと判定し、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図8の左側)の除霜運転では、除霜温度センサ29により検知される温度(除霜温度)が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータ27による冷却器28の加熱を行わせる(通常除霜運転)。なお、上記のように第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件の全てを満たさない場合に限らず、第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件の中の任意の1つの条件、2つの条件、または3つの条件を満たさない場合(任意の3つの条件、2つの条件、または1つの条件を満たす場合)であっても、制御部20は上記した通常除霜運転を行う。
一方、図8に示される2回目(図8の右側)の冷却運転には、設定時間内に扉14が開閉された回数が2回以上となるケースが含まれず、基準回数と同じ1回となるケースのみが含まれるとともに、庫内設定温度が基準設定温度である-22℃よりも高く設定された状態が継続していて-22℃よりも低く設定されることが一度もなく、さらには庫内温度と庫内設定温度との温度差が基準値である1Kよりも低くなるタイミングがあり、その上で除霜温度センサ29により検知される温度が基準除霜温度である-28℃よりも高い状態が継続していて-28℃よりも低くなることが一度もない。なお、庫内設定温度は、1回目の除霜運転(通常除霜運転)が行われる間に基準設定温度である-22℃よりも高くなるよう設定変更されている。この場合は、制御部20は、第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件の全てを満たしていると判定し、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図8の右側)の除霜運転では、除霜温度センサ29により検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータ27による冷却器28の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。
このように、第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件を全て満たす場合は、冷却器28の着霜量が少ない確実性が極めて高いと言える。従って、第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件を全て満たす場合に限って上記した簡易除霜運転を行うようにすれば、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に比べて過剰になるのが避けられる確実性が極めて高くなり、消費電力量の低減を図ることができる。言い換えると、着霜量が多いにも拘わらず、簡易除霜運転を行うのを避けられる確実性が高くなるので、除霜が不十分となって冷却器28が凍結する事態や冷凍サイクルに係る冷却性能が低下する事態が生じ難くなる。また、第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件の全てを満たす場合の簡易除霜運転に要する時間及び簡易除霜運転において除霜ヒータ27が通電される時間は、第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件の少なくとも1つ(全てを含む)を満たさない場合の通常除霜運転での各時間に比べると、いずれも短くなっている。そして、第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件の全てを満たす場合の簡易除霜運転が行われるのに伴って上昇する庫内温度の最高温度は、第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件の少なくとも1つを満たさない場合の通常除霜運転が行われるのに伴って上昇する庫内温度の最高温度よりも低くなっている。
なお、第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件の全てを選択条件とする場合に限らず、例えば第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件の中の任意の3つまたは2つを選択条件とすることも可能である。
以上説明したように本実施形態の冷凍庫(冷却貯蔵庫)10は、開口12Aを有する貯蔵庫本体12と、開口12Aを開閉する扉14と、庫内温度を検知する庫内温度センサ46と、冷凍サイクルを構成する冷却器(蒸発器)28と、冷却器28を加熱する除霜ヒータ(加熱部)27と、冷却器28または冷却器28付近の温度を検知する除霜温度センサ29と、庫内温度センサ46により検知される庫内温度が庫内設定温度となるよう冷凍サイクルを制御して冷却運転を行うとともに、除霜ヒータ27を制御し除霜温度センサ29により検知される温度が除霜終了温度となるまで除霜運転を行う制御部20と、を備え、制御部20は、庫内温度センサ46により検知される庫内温度が所定の扉開閉検知温度以上となった場合に扉14の開閉を検知するものとされ、冷却運転中に庫内温度センサ46により検知される庫内温度が扉開閉検知温度以上となる回数が、基準回数以下となる第1条件と、冷却運転中に庫内設定温度が基準設定温度以上となる第2条件と、冷却運転中に庫内温度センサ46により検知される庫内温度と庫内設定温度との差が基準値以下となる第3条件と、冷却運転中に除霜温度センサ29により検知される温度が基準除霜温度以上となる第4条件と、の中から選択される少なくとも1つの選択条件を満たす場合は、除霜温度センサ29により検知される温度が除霜終了温度である第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行い、選択条件を満たさない場合は、除霜温度センサ29により検知される温度が第1除霜終了温度よりも高い除霜終了温度である第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。
制御部20によって冷却運転が行われると、冷凍サイクルが制御されることで、冷却器28により庫内の空気が冷却されて庫内温度センサ46により検知される庫内温度が庫内設定温度となる。制御部20によって除霜運転が行われると、除霜ヒータ27が制御されることで、除霜温度センサ29により検知される温度が除霜終了温度となるまで冷却器28が加熱される。ここで、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に比べて過剰であると、除霜ヒータ27の通電に係る消費電力量が増加するとともに庫内温度が上昇するために冷却運転での消費電力量が増加するなどの問題が生じる。従来では、外気温センサにより検知された外気温に基づいて除霜終了判定用の除霜設定温度を異ならせるようにしていたため、貯蔵庫本体12の断熱性能や扉14の開閉回数などの条件によっては、実際の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができないおそれがあった。
その点、制御部20は、上記した第1条件と第2条件と第3条件と第4条件との中から選択される少なくとも1つの選択条件を満たす場合は、除霜温度センサ29により検知される温度が第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行い、選択条件を満たさない場合は、除霜温度センサ29により検知される温度が第1除霜終了温度よりも高い第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。詳しくは、第1条件では、冷却運転中の扉14の開閉回数を指標としており、扉14の開閉回数が基準回数以下であれば庫外の湿度が高い空気の、庫内への流入が抑制されるので、冷却器28の着霜量は少ないと推定される。従って、第1条件を満たす場合に第2除霜終了温度よりも低い第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行うようにすれば、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に比べて過剰になるのを避けることができ、消費電力量の低減を図ることができる。第2条件では、除霜運転前の庫内設定温度を指標としており、庫内設定温度が基準設定温度以上であれば、冷凍サイクルが低稼働で済むことから、冷却器28の温度がそれほど低くならずに着霜量は少ないと推定される。従って、第2条件を満たす場合に第2除霜終了温度よりも低い第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行うようにすれば、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に比べて過剰になるのを避けることができ、消費電力量の低減を図ることができる。第3条件では、除霜運転前の庫内温度と庫内設定温度との差を指標としており、当該差が基準値以下であれば、冷却器28の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器28の着霜量が少ないと推定される。従って、第3条件を満たす場合に第2除霜終了温度よりも低い第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行うようにすれば、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に比べて過剰になるのを避けることができ、消費電力量の低減を図ることができる。第4条件では、除霜運転前の冷却器28またはその付近の温度を指標としており、その温度が基準除霜温度以上であれば、冷却器28の温度がそれほど低くなっておらず、それにより冷却器28の着霜量は少ないと推定される。従って、第4条件を満たす場合に第2除霜終了温度よりも低い第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行うようにすれば、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に比べて過剰になるのを避けることができ、消費電力量の低減を図ることができる。以上のように第1条件と第2条件と第3条件と第4条件との中から選択される少なくとも1つの選択条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器28の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができるので、消費電力量の低減を図ることができる。
また、制御部20は、除霜運転を行う際に、少なくとも第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件のいずれも満たすか否かに基づいて除霜終了温度として第1除霜終了温度と第2除霜終了温度とのいずれを用いるかを選択する。第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件を全て満たす場合は、冷却器28の着霜量が少ない確実性が極めて高いと言える。従って、第1条件、第2条件、第3条件及び第4条件を全て満たす場合に限って除霜温度センサ29により検知される温度が第2除霜終了温度よりも低い第1除霜終了温度となるまで制御部20により除霜運転を行うようにすれば、除霜ヒータ27による加熱が冷却器28の着霜量に比べて過剰になるのが避けられる確実性が極めて高くなり、消費電力量の低減を図ることができる。言い換えると、着霜量が多いにも拘わらず、除霜温度センサ29により検知される温度が第1除霜終了温度となるまで制御部20により除霜運転を行うのを避けられる確実性が高くなるので、除霜が不十分となって冷却器28が凍結する事態や冷凍サイクルに係る冷却性能が低下する事態が生じ難くなる。
また、制御部20は、除霜運転を行う際に少なくとも第1条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度として第1除霜終了温度と第2除霜終了温度とのいずれを用いるかを選択するとともに、冷却運転中の設定時間において庫内温度センサ46により検知される庫内温度が扉開閉検知温度以上となる回数が、基準回数以下となることを第1条件とする。第1条件では、冷却運転中の扉14の開閉頻度を指標としており、扉14の開閉頻度が低ければ庫外の湿度が高い空気の、庫内への流入が抑制されるので、冷却器28の着霜量は少ないと推定される。従って、第1条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器28の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。また、従来、冷却運転中に扉14の開閉が1度でもあれば、除霜温度センサ29により検知される温度が第2除霜終了温度となるまで除霜運転が行われていたのに比べると、扉14の開閉頻度を指標とした第1条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせることで、消費電力量をより好適に低減させることができる。また、庫内温度を検出する庫内温度センサ46を利用して扉14の開閉を検知しているので、仮に扉14にスイッチを設置して開閉を検知する場合に比べると、そのようなスイッチの設置が不要となる。
また、制御部20は、除霜運転を行う際に少なくとも第3条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度として第1除霜終了温度と第2除霜終了温度とのいずれを用いるかを選択するとともに、少なくとも除霜運転の直前の設定時間において庫内温度センサ46により検知される庫内温度と庫内設定温度との差が基準値以下となることを第3条件とする。第3条件では、除霜運転の直前の設定時間における庫内温度と庫内設定温度との差を指標としている。これにより、除霜運転が行われる直前の段階において冷却器28の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率が低下しているか否か、が、庫内温度と庫内設定温度との差に的確に反映されることになる。従って、第3条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器28の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
また、制御部20は、除霜運転を行う際に少なくとも第4条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度として第1除霜終了温度と第2除霜終了温度とのいずれを用いるかを選択するとともに、除霜運転の直前の設定時間において除霜温度センサ29により検知される温度が基準除霜温度以上となることを第4条件とする。第4条件では、除霜運転の直前の設定時間における冷却器28またはその付近の温度を指標としている。これにより、除霜運転が行われる直前の段階において冷却器28の温度低下に起因して冷却器28の着霜量が多いか否か、が、冷却器28またはその付近の温度に的確に反映されることになる。従って、第4条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器28の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
<実施形態2>
実施形態2を図9によって説明する。この実施形態2では、第1条件の内容を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。また、図9での表記は、実施形態1にて説明した図4から図8での表記と同様である。
本実施形態に係る第1条件では、除霜運転の直前に行われる冷却運転中に庫内温度センサにより検知される庫内温度が扉開閉検知温度以上となる回数の合計、つまり積算回数を指標としている。具体的には、制御部は、図9に示すように、冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に、庫内温度センサにより検知された庫内温度に基づいて扉が開閉された回数をカウントして積算し、その積算回数を基準回数(例えば2回)と比較する。例えば、図9に示される1回目(図9の左側)の冷却運転中に扉が開閉された積算回数は3回とされていて基準回数である2回よりも多くなっている。この場合は、制御部は、第1条件を満たしていないと判定し、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図9の左側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度(除霜温度)が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図9に示される2回目(図9の右側)の冷却運転中に扉が開閉された積算回数は1回とされていて基準回数である2回よりも少なくなっている。この場合は、制御部は、第1条件を満たしていると判定し、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図9の右側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。なお、冷却運転中に扉が開閉された積算回数が基準回数と同じ2回だった場合は、制御部は、第1条件を満たしていると判定して簡易除霜運転を行う。このような第1条件を選択条件として制御を行っても、上記した実施形態1と同様の作用及び効果を得ることができる。
<実施形態3>
実施形態3を図10によって説明する。この実施形態3では、上記した実施形態1から第4条件の内容を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。また、図10での表記は、実施形態1にて説明した図4から図8での表記と同様である。
本実施形態に係る第4条件では、除霜運転の直前に行われる冷却運転中に除霜温度センサにより検知される温度を指標としている。具体的には、制御部は、図10に示すように、冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に、除霜温度センサにより検知される温度を繰り返し検出するとともにその温度を基準除霜温度と比較する。例えば、図10に示される1回目(図10の左側)の冷却運転中は、除霜温度センサにより検知される温度が基準除霜温度である-28℃よりも低い状態が継続しており、-28℃よりも高くなることが一度もない。この場合は、制御部は、第4条件を満たしていないと判定し、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図10の左側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(通常除霜運転)。なお、冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に、除霜温度センサにより検知される温度が基準除霜温度である-28℃よりも高くなる時間があった場合でも、一度でも-28℃よりも低くなる時間があれば、制御部は、第4条件を満たしていないと判定して通常除霜運転を行う。一方、図10に示される2回目(図10の右側)の冷却運転では、除霜温度センサにより検知される温度が基準除霜温度である-28℃よりも高い状態が継続しており、-28℃よりも低くなることが一度もない。この場合は、制御部は、第4条件を満たしていると判定し、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図10の右側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。このような第4条件を選択条件として制御を行っても、上記した実施形態1と同様の作用及び効果を得ることができる。
<実施形態4>
実施形態4を図11によって説明する。この実施形態4では、上記した実施形態1から選択条件に第2の条件を加えた場合を示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。また、図11での表記は、実施形態1にて説明した図4から図8での表記と同様である。
本実施形態では、制御部は、実施形態1にて説明した選択条件に加えて第2の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるよう、除霜運転を行う。第2の条件では、除霜運転の直前に行われる冷却運転中に庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以下となる積算時間を指標としている。具体的には、制御部は、図11に示すように、冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に、庫内温度センサにより検知された庫内温度が庫内設定温度以下となる時間を積算し、その積算時間を基準積算時間(例えば2時間)と比較して基準積算時間以上であれば、第2の条件を満たすものと判定する。庫内温度が庫内設定温度以下となる積算時間が基準積算時間以上であれば、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。逆に、庫内温度が庫内設定温度以下となる積算時間が基準積算時間よりも短ければ、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されておらず、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率が低下していて冷却器の着霜量が多いと推定される。
例えば、図11に示される1回目(図11の左側)の冷却運転中の庫内温度が庫内設定温度以下となる積算時間は、1.8時間とされていて基準積算時間である2時間よりも短くなっている。この場合は、制御部は、第2の条件を満たしていないと判定し、実施形態1にて説明した選択条件を満たすか否かを拘わらず、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図11の左側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度(除霜温度)が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図11に示される2回目(図11の右側)の冷却運転中の庫内温度が庫内設定温度以下となる積算時間は、2.5時間とされていて基準積算時間である2時間よりも長くなっている。この場合は、制御部は、第2の条件を満たしていると判定し、実施形態1にて説明した選択条件についても満たしていれば、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図11の右側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。なお、第2の条件を満たしていた場合でも、実施形態1にて説明した選択条件を満たしていない場合は、制御部は、通常除霜運転を行う。また、図11に示される2回の冷却運転においては、途中で圧縮機及び凝縮器ファンが一時停止されるタイミングがある。これは、庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以下であることが検出されると、制御部により圧縮機及び凝縮器ファンが一時的に停止され、その後庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以上であることが検出されると、制御部により圧縮機及び凝縮器ファンの運転が再開されるよう制御が行われるためである。選択条件に加えてこのような第2の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
以上説明したように本実施形態によれば、制御部は、選択条件に加えて、冷却運転中に庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以下となる積算時間が、基準積算時間以上となる第2の条件を満たす場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行い、選択条件及び第2の条件を満たさない場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。第2の条件では、庫内温度が庫内設定温度以下となる積算時間を指標としており、積算時間が基準積算時間以上であれば、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。従って、選択条件に加えて第2の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
<実施形態5>
実施形態5を図12によって説明する。この実施形態5では、上記した実施形態1から選択条件に第3の条件を加えた場合を示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。また、図12での表記は、実施形態1にて説明した図4から図8での表記と同様である。
本実施形態では、制御部は、実施形態1にて説明した選択条件に加えて第3の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるよう、除霜運転を行う。第3の条件では、除霜運転の直前の設定時間において冷凍サイクルを構成する圧縮機が停止される回数を指標としている。具体的には、制御部は、図12に示すように、除霜運転が開始される直前の2時間(冷却運転が開始されて4時間が経過してから除霜運転が開始されるまでの2時間)を設定時間としており、当該設定時間において、圧縮機が停止される回数をカウントし、その回数を基準回数(例えば1回)と比較して基準回数以上であれば、第3の条件を満たすものと判定する。なお、制御部は、圧縮機への入力電圧などに基づいて圧縮機が停止される回数をカウントすることができる。制御部は、庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以下であることが検出されると圧縮機及び凝縮器ファンを一時的に停止し、その後庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以上であることが検出されると、圧縮機及び凝縮器ファンの運転が再開されるよう制御している。ここで、冷却運転中に圧縮機が停止される回数が基準回数以上であれば、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。逆に、冷却運転中に圧縮機が停止される回数が基準回数よりも少なければ、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されておらず、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率が低下していて冷却器の着霜量が多いと推定される。
例えば、図12に示される1回目(図12の左側)の冷却運転における設定時間では、圧縮機が一度も停止されず、圧縮機の停止回数が0回とされていて基準回数である1回よりも少なくなっている。この場合は、制御部は、第3の条件を満たしていないと判定し、実施形態1にて説明した選択条件を満たすか否かに拘わらず、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図12の左側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度(除霜温度)が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図12に示される2回目(図12の右側)の冷却運転における設定時間では、圧縮機が停止される回数が基準回数と同じ1回となっている。この場合は、制御部は、第3の条件を満たしていると判定し、実施形態1にて説明した選択条件についても満たしていれば、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図12の右側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。なお、第3の条件を満たしていた場合でも、実施形態1にて説明した選択条件を満たしていない場合は、制御部は、通常除霜運転を行う。選択条件に加えてこのような第3の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
以上説明したように本実施形態によれば、冷却器と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機を備えており、制御部は、選択条件に加えて、冷却運転中に圧縮機が停止される回数が基準回数以上となる第3の条件を満たす場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行い、選択条件及び第3の条件を満たさない場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。第3の条件では、冷凍サイクルを構成する圧縮機が停止される回数を指標としており、冷却運転中に圧縮機が停止される回数が基準回数以上であれば、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。従って、選択条件に加えて第3の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
<実施形態6>
実施形態6を図13によって説明する。この実施形態6では、上記した実施形態1から選択条件に第4の条件を加えた場合を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。また、図13での表記は、実施形態1にて説明した図4から図8での表記と同様である。
本実施形態では、制御部は、実施形態1にて説明した選択条件に加えて第4の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるよう、除霜運転を行う。第4の条件では、除霜運転の直前に行われる冷却運転中に冷凍サイクルを構成する圧縮機の運転が停止される積算停止時間を指標としている。具体的には、制御部は、図13に示すように、冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に、圧縮機の運転が停止される時間を積算し、その積算停止時間を基準停止時間(例えば1.5時間)と比較して基準停止時間以上であれば第4の条件を満たすものと判定する。制御部は、圧縮機に対する入力電圧や電圧が入力される時間を測定するなどして圧縮機の運転が停止される時間を取得している。制御部は、庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以下であることが検出されると圧縮機及び凝縮器ファンを一時的に停止し、その後庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以上であることが検出されると、圧縮機及び凝縮器ファンの運転が再開されるよう制御している。ここで、冷却運転中に圧縮機の積算停止時間が基準停止時間以上であれば、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。逆に、冷却運転中に圧縮機の積算停止時間が基準停止時間よりも短ければ、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されておらず、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率が低下していて冷却器の着霜量が多いと推定される。
例えば、図13に示される1回目(図13の左側)の冷却運転中の圧縮機の積算停止時間が1時間とされていて基準停止時間である1.5時間よりも短くなっている。この場合は、制御部は、第4の条件を満たしていないと判定し、実施形態1にて説明した選択条件を満たすか否かを拘わらず、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図13の左側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度(除霜温度)が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図13に示される2回目(図13の右側)の冷却運転中の圧縮機の積算停止時間が2時間とされていて基準停止時間である1.5時間よりも長くなっている。この場合は、制御部は、第4の条件を満たしていると判定し、実施形態1にて説明した選択条件についても満たしていれば、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図13の右側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。なお、第4の条件を満たしていた場合でも、実施形態1にて説明した選択条件を満たしていない場合は、制御部は、通常除霜運転を行う。選択条件に加えてこのような第4の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
以上説明したように本実施形態によれば、冷却器と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機を備えており、制御部は、選択条件に加えて、冷却運転中に圧縮機の積算停止時間が基準停止時間以上となる第4の条件を満たす場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行い、選択条件及び第4の条件を満たさない場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。第4の条件では、圧縮機の積算停止時間を指標としており、冷却運転中に圧縮機の積算停止時間が基準停止時間以上であれば、圧縮機が低稼働であっても冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。従って、選択条件に加えて第4の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
<実施形態7>
実施形態7を図14によって説明する。この実施形態7では、上記した実施形態1から選択条件に第5の条件を加えた場合を示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。また、図14での表記は、実施形態1にて説明した図4から図8での表記と同様である。
本実施形態では、制御部は、実施形態1にて説明した選択条件に加えて第5の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるよう、除霜運転を行う。第5の条件では、除霜運転の直前に行われる冷却運転中での冷凍サイクルを構成する圧縮機の単位時間当たりの平均回転数を指標としている。具体的には、制御部は、図14に示すように、冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に、圧縮機の単位時間当たりの平均回転数を算出し、その平均回転数を基準回転数(例えば20回/秒)と比較して基準回転数以下であれば第5の条件を満たすものと判定する。なお、図14には、圧縮機の駆動周波数(単位は「Hz」)及び平均回転数(単位は「回/秒」)を表記している。制御部は、庫内温度センサにより検知される庫内温度に基づいて圧縮機の単位時間当たりの回転数を増減させており、庫内温度が庫内設定温度以上の場合は庫内温度が庫内設定温度よりも低い場合に比べると、回転数が多くなるよう制御している。ここで、冷却運転中に圧縮機の単位時間当たりの平均回転数が基準回数以下であれば、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。逆に、冷却運転中に圧縮機の単位時間当たりの平均回転数が基準回転数時間よりも多ければ、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されておらず、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率が低下していて冷却器の着霜量が多いと推定される。
例えば、図14に示される1回目(図14の左側)の冷却運転中の圧縮機の単位時間当たりの平均回転数が70回/秒とされていて基準回数である20回/秒よりも多くなっている。この場合は、制御部は、第5の条件を満たしていないと判定し、実施形態1にて説明した選択条件を満たすか否かを拘わらず、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図14の左側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度(除霜温度)が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図14に示される2回目(図14の右側)の冷却運転中の圧縮機の単位時間当たりの平均回転数が基準回数と同じ20回/秒とされている。この場合は、制御部は、第5の条件を満たしていると判定し、実施形態1にて説明した選択条件についても満たしていれば、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図14の右側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。なお、第5の条件を満たしていた場合でも、実施形態1にて説明した選択条件を満たしていない場合は、制御部は、通常除霜運転を行う。選択条件に加えてこのような第5の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
以上説明したように本実施形態によれば、冷却器と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機を備えており、制御部は、選択条件に加えて、冷却運転中に圧縮機の平均回転数が基準回転数以下となる第5の条件を満たす場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行い、選択条件及び第5の条件を満たさない場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。第5の条件では、圧縮機の平均回転数を指標としており、冷却運転中に圧縮機の平均回転数が基準回転数以下であれば、圧縮機が低稼働であっても冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。従って、選択条件に加えて第5の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
<実施形態8>
実施形態8を図15によって説明する。この実施形態8では、上記した実施形態1から選択条件に第6の条件を加えた場合を示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。また、図15での表記は、実施形態1にて説明した図4から図8での表記と同様である。
本実施形態では、制御部は、実施形態1にて説明した選択条件に加えて第6の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるよう、除霜運転を行う。第6の条件では、除霜運転の直前に行われる冷却運転中での冷凍サイクルを構成する圧縮機の平均電流値を指標としている。具体的には、制御部は、図15に示すように、冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に、圧縮機の平均電流値を算出し、その平均電流値を基準値(例えば0.5A)と比較して基準値以下であれば第6の条件を満たすものと判定する。なお、図15には、圧縮機の平均電流値を表記している。制御部は、庫内温度センサにより検知される庫内温度に基づいて圧縮機の電流値を増減させており、庫内温度が庫内設定温度以上の場合は庫内温度が庫内設定温度よりも低い場合に比べると、電流値が多くなるよう制御している。なお、圧縮機を定電圧駆動する場合には、上記のように圧縮機の電流値が変動すれば、それに追従して圧縮機の電力値も変動することになる。ここで、冷却運転中に圧縮機の平均電流値が基準値以下であれば、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。逆に、冷却運転中に圧縮機の平均電流値が基準値よりも多ければ、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されておらず、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率が低下していて冷却器の着霜量が多いと推定される。
例えば、図15に示される1回目(図15の左側)の冷却運転中の圧縮機の平均電流値が1Aとされていて基準値である0.5Aよりも多くなっている。この場合は、制御部は、第6の条件を満たしていないと判定し、実施形態1にて説明した選択条件を満たすか否かを拘わらず、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図15の左側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度(除霜温度)が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図15に示される2回目(図15の右側)の冷却運転中の圧縮機の平均電流値が基準値と同じ0.5Aとされている。この場合は、制御部は、第6の条件を満たしていると判定し、実施形態1にて説明した選択条件についても満たしていれば、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図15の右側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。なお、第6の条件を満たしていた場合でも、実施形態1にて説明した選択条件を満たしていない場合は、制御部は、通常除霜運転を行う。選択条件に加えてこのような第6の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。図15では、圧縮機の平均電流値を指標とした場合を例示したが、電流値に連動して変動する数値である圧縮機の電力値を指標として用いることも可能である。
以上説明したように本実施形態によれば、冷却器と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機を備えており、制御部は、選択条件に加えて、冷却運転中に圧縮機の平均電流値または電力値が基準値以下となる第6の条件を満たす場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行い、選択条件及び第6の条件を満たさない場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。第6の条件では、圧縮機の平均電流値または電力値を指標としており、冷却運転中に圧縮機の平均電流値または電力値が基準値以下であれば、圧縮機が低稼働であっても冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。従って、選択条件に加えて第6の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
<実施形態9>
実施形態9を図16によって説明する。この実施形態9では、上記した実施形態1から選択条件に第7の条件を加えた場合を示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。また、図16での表記は、実施形態1にて説明した図4から図8での表記と同様である。
本実施形態では、制御部は、実施形態1にて説明した選択条件に加えて第7の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるよう、除霜運転を行う。第7の条件では、除霜運転の直前に行われる冷却運転中に庫内ファンの運転が停止される積算停止時間を指標としている。具体的には、制御部は、図16に示すように、冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に、庫内ファンの運転が停止される時間を積算し、その積算停止時間を基準停止時間(例えば1.5時間)と比較して基準停止時間以上であれば第7の条件を満たすものと判定する。制御部は、庫内ファンに対する入力電圧や電圧が入力される時間を測定するなどして庫内ファンの運転が停止される時間を取得している。制御部は、庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以下であることが検出されると圧縮機、凝縮器ファン及び庫内ファンを一時的に停止し、その後庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以上であることが検出されると、圧縮機、凝縮器ファン及び庫内ファンの運転が再開されるよう制御している。ここで、冷却運転中に庫内ファンの積算停止時間が基準停止時間以上であれば、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。逆に、冷却運転中に庫内ファンの積算停止時間が基準停止時間よりも短ければ、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されておらず、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率が低下していて冷却器の着霜量が多いと推定される。
例えば、図16に示される1回目(図16の左側)の冷却運転中の庫内ファンの積算停止時間が1時間とされていて基準停止時間である1.5時間よりも短くなっている。この場合は、制御部は、第7の条件を満たしていないと判定し、実施形態1にて説明した選択条件を満たすか否かを拘わらず、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図16の左側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度(除霜温度)が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図16に示される2回目(図16の右側)の冷却運転中の庫内ファンの積算停止時間が2時間とされていて基準停止時間である1.5時間よりも長くなっている。この場合は、制御部は、第7の条件を満たしていると判定し、実施形態1にて説明した選択条件についても満たしていれば、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図16の右側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。なお、第7の条件を満たしていた場合でも、実施形態1にて説明した選択条件を満たしていない場合は、制御部は、通常除霜運転を行う。選択条件に加えてこのような第7の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
以上説明したように本実施形態によれば、貯蔵庫本体内に配されて庫内の空気を循環させる庫内ファンを備えており、制御部は、選択条件に加えて、冷却運転中に庫内ファンの積算停止時間が基準停止時間以上となる第7の条件を満たす場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行い、選択条件及び第7の条件を満たさない場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。第7の条件では、庫内ファンの積算停止時間を指標としており、冷却運転中に庫内ファンの積算停止時間が基準停止時間以上であれば、庫内ファンが低稼働であっても冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。従って、選択条件に加えて第7の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
<実施形態10>
実施形態10を図17によって説明する。この実施形態10では、上記した実施形態1から選択条件に第8の条件を加えた場合を示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。また、図17での表記は、実施形態1にて説明した図4から図8での表記と同様である。
本実施形態では、制御部は、実施形態1にて説明した選択条件に加えて第8の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるよう、除霜運転を行う。第8の条件では、除霜運転の直前に行われる冷却運転中に庫内ファンの運転が低速で行われる低速運転の積算低速運転時間を指標としている。具体的には、制御部は、図17に示すように、冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に、庫内ファンにおいて低速運転が行われる時間を積算し、その積算低速運転時間を基準運転時間(例えば1.5時間)と比較して基準運転時間以上であれば第8の条件を満たすものと判定する。制御部は、冷却運転中に圧縮機を運転する間は庫内ファンを高速運転し、冷却運転中に圧縮機の運転を停止する間は庫内ファンを低速運転し、除霜運転中は庫内ファンの運転を停止する。なお、図17では、庫内ファンの高速運転状態を「ON(高速)」と表記し、庫内ファンの低速運転状態を「ON(低速)」)と表記し、停止状態を「OFF」と表記している。また、制御部は、庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以下であることが検出されると圧縮機及び凝縮器ファンを一時的に停止し、その後庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以上であることが検出されると、圧縮機及び凝縮器ファンの運転が再開されるよう制御している。ここで、冷却運転中に庫内ファンの積算低速運転時間が基準運転時間以上であれば、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。逆に、冷却運転中に庫内ファンの積算低速運転時間が基準運転時間よりも短ければ、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されておらず、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率が低下していて冷却器の着霜量が多いと推定される。
例えば、図17に示される1回目(図17の左側)の冷却運転中の庫内ファンの積算低速運転時間が1時間とされていて基準運転時間である1.5時間よりも短くなっている。この場合は、制御部は、第8の条件を満たしていないと判定し、実施形態1にて説明した選択条件を満たすか否かを拘わらず、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図17の左側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度(除霜温度)が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図17に示される2回目(図17の右側)の冷却運転中の庫内ファンの積算低速運転時間が2時間とされていて基準運転時間である1.5時間よりも長くなっている。この場合は、制御部は、第8の条件を満たしていると判定し、実施形態1にて説明した選択条件についても満たしていれば、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図17の右側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。なお、第8の条件を満たしていた場合でも、実施形態1にて説明した選択条件を満たしていない場合は、制御部は、通常除霜運転を行う。選択条件に加えてこのような第8の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
以上説明したように本実施形態によれば、冷却器と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機と、貯蔵庫本体内に配されて庫内の空気を循環させる庫内ファンと、を備えており、制御部は、圧縮機を運転する間は庫内ファンを高速運転し、圧縮機の運転を停止する間は庫内ファンを低速運転し、除霜運転中は庫内ファンの運転を停止するとともに、選択条件に加えて、冷却運転中に庫内ファンの積算低速運転時間が基準運転時間以上となる第8の条件を満たす場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行い、選択条件及び第8の条件を満たさない場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。第8の条件では、圧縮機の運転状態に同期して運転速度が制御される庫内ファンの積算低速運転時間を指標としており、冷却運転中に庫内ファンの積算低速運転時間が基準運転時間以上であれば、圧縮機及び庫内ファンが低稼働であっても冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されていることを意味し、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。従って、選択条件に加えて第8の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
<実施形態11>
実施形態11を図18によって説明する。この実施形態11では、上記した実施形態1から選択条件に第9の条件を加えた場合を示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。また、図で18の表記は、実施形態1にて説明した図4から図8での表記と同様である。
本実施形態では、制御部は、実施形態1にて説明した選択条件に加えて第9の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるよう、除霜運転を行う。第9の条件では、除霜運転の直前に行われる冷却運転中での庫内ファンの平均電流値を指標としている。具体的には、制御部は、図18に示すように、冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に、庫内ファンの平均電流値を算出し、その平均電流値を基準値(例えば0.05A)と比較して基準値以下であれば第9の条件を満たすものと判定する。なお、図18には、庫内ファンの平均電流値を表記している。制御部は、庫内温度センサにより検知される庫内温度に基づいて庫内ファンの電流値を増減させており、庫内温度が庫内設定温度以上の場合は庫内温度が庫内設定温度よりも低い場合に比べると、電流値が多くなるよう制御している。なお、庫内ファンを定電圧駆動する場合には、上記のように庫内ファンの電流値が変動すれば、それに追従して庫内ファンの電力値も変動することになる。ここで、冷却運転中に庫内ファンの平均電流値が基準値以下であれば、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。逆に、冷却運転中に庫内ファンの平均電流値が基準値よりも多ければ、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されておらず、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率が低下していて冷却器の着霜量が多いと推定される。
例えば、図18に示される1回目(図18の左側)の冷却運転中の庫内ファンの平均電流値が0.1Aとされていて基準値である0.05Aよりも多くなっている。この場合は、制御部は、第9の条件を満たしていないと判定し、実施形態1にて説明した選択条件を満たすか否かを拘わらず、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図18の左側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度(除霜温度)が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図18に示される2回目(図18の右側)の冷却運転中の庫内ファンの平均電流値が基準値と同じ0.05Aとされている。この場合は、制御部は、第9の条件を満たしていると判定し、実施形態1にて説明した選択条件についても満たしていれば、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図18の右側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。なお、第9の条件を満たしていた場合でも、実施形態1にて説明した選択条件を満たしていない場合は、制御部は、通常除霜運転を行う。選択条件に加えてこのような第9の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。図18では、庫内ファンの平均電流値を指標とした場合を例示したが、電流値に連動して変動する数値である庫内ファンの電力値を指標として用いることも可能である。
以上説明したように本実施形態によれば、貯蔵庫本体内に配されて庫内の空気を循環させる庫内ファンを備えており、制御部は、選択条件に加えて、冷却運転中に庫内ファンの平均電流値または電力値が基準値以下となる第9の条件を満たす場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行い、選択条件及び第9の条件を満たさない場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。第9の条件では、庫内ファンの平均電流値または電力値を指標としており、冷却運転中に庫内ファンの平均電流値または電力値が基準値以下であれば、庫内ファンが低稼働であっても冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。従って、選択条件に加えて第9の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
<実施形態12>
実施形態12を図19によって説明する。この実施形態12では、上記した実施形態1から選択条件に第10の条件を加えた場合を示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。また、図19での表記は、実施形態1にて説明した図4から図8での表記と同様である。
本実施形態では、制御部は、実施形態1にて説明した選択条件に加えて第10の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるよう、除霜運転を行う。第10の条件では、除霜運転の直前に行われる冷却運転中に凝縮器ファンの運転が停止される積算停止時間を指標としている。具体的には、制御部は、図19に示すように、冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に、凝縮器ファンの運転が停止される時間を積算し、その積算停止時間を基準停止時間(例えば1.5時間)と比較して基準停止時間以上であれば第10の条件を満たすものと判定する。制御部は、凝縮器ファンに対する入力電圧や電圧が入力される時間を測定するなどして凝縮器ファンの運転が停止される時間を取得している。制御部は、庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以下であることが検出されると圧縮機及び凝縮器ファンを一時的に停止し、その後庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以上であることが検出されると、圧縮機及び凝縮器ファンの運転が再開されるよう制御している。ここで、冷却運転中に凝縮器ファンの積算停止時間が基準停止時間以上であれば、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。逆に、冷却運転中に凝縮器ファンの積算停止時間が基準停止時間よりも短ければ、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されておらず、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率が低下していて冷却器の着霜量が多いと推定される。
例えば、図19に示される1回目(図19の左側)の冷却運転中の凝縮器ファンの積算停止時間が1時間とされていて基準停止時間である1.5時間よりも短くなっている。この場合は、制御部は、第10の条件を満たしていないと判定し、実施形態1にて説明した選択条件を満たすか否かを拘わらず、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図19の左側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度(除霜温度)が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図19に示される2回目(図19の右側)の冷却運転中の凝縮器ファンの積算停止時間が2時間とされていて基準停止時間である1.5時間よりも長くなっている。この場合は、制御部は、第10の条件を満たしていると判定し、実施形態1にて説明した選択条件についても満たしていれば、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図19の右側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。なお、第10の条件を満たしていた場合でも、実施形態1にて説明した選択条件を満たしていない場合は、制御部は、通常除霜運転を行う。選択条件に加えてこのような第10の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
以上説明したように本実施形態によれば、冷却器と共に冷凍サイクルを構成する凝縮器と、凝縮器に送風する凝縮器ファンと、を備えており、制御部は、選択条件に加えて、冷却運転中に凝縮器ファンの積算停止時間が基準停止時間以上となる第10の条件を満たす場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行い、選択条件及び第10の条件を満たさない場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。第10の条件では、凝縮器に送風する凝縮器ファンの積算停止時間を指標としており、冷却運転中に凝縮器ファンの積算停止時間が基準停止時間以上であれば、凝縮器ファンが低稼働であっても冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。従って、選択条件に加えて第10の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
<実施形態13>
実施形態13を図20によって説明する。この実施形態13では、上記した実施形態1から選択条件に第11の条件を加えた場合を示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。また、図20での表記は、実施形態1にて説明した図4から図8での表記と同様である。
本実施形態では、制御部は、実施形態1にて説明した選択条件に加えて第11の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるよう、除霜運転を行う。第11の条件では、除霜運転の直前に行われる冷却運転中での凝縮器ファンの平均電流値を指標としている。具体的には、制御部は、図20に示すように、冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に、凝縮器ファンの平均電流値を算出し、その平均電流値を基準値(例えば0.05A)と比較して基準値以下であれば第11の条件を満たすものと判定する。なお、図20には、凝縮器ファンの平均電流値を表記している。制御部は、庫内温度センサにより検知される庫内温度に基づいて凝縮器ファンの電流値を増減させており、庫内温度が庫内設定温度以上の場合は庫内温度が庫内設定温度よりも低い場合に比べると、電流値が多くなるよう制御している。なお、凝縮器ファンを定電圧駆動する場合には、上記のように凝縮器ファンの電流値が変動すれば、それに追従して凝縮器ファンの電力値も変動することになる。ここで、冷却運転中に凝縮器ファンの平均電流値が基準値以下であれば、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。逆に、冷却運転中に凝縮器ファンの平均電流値が基準値よりも多ければ、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されておらず、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率が低下していて冷却器の着霜量が多いと推定される。
例えば、図20に示される1回目(図20の左側)の冷却運転中の凝縮器ファンの平均電流値が0.1Aとされていて基準値である0.05Aよりも多くなっている。この場合は、制御部は、第11の条件を満たしていないと判定し、実施形態1にて説明した選択条件を満たすか否かを拘わらず、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図20の左側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度(除霜温度)が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図20に示される2回目(図20の右側)の冷却運転中の凝縮器ファンの平均電流値が基準値と同じ0.05Aとされている。この場合は、制御部は、第11の条件を満たしていると判定し、実施形態1にて説明した選択条件についても満たしていれば、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図20の右側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。なお、第11の条件を満たしていた場合でも、実施形態1にて説明した選択条件を満たしていない場合は、制御部は、通常除霜運転を行う。選択条件に加えてこのような第11の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。図20では、凝縮器ファンの平均電流値を指標とした場合を例示したが、電流値に連動して変動する数値である凝縮器ファンの電力値を指標として用いることも可能である。
以上説明したように本実施形態によれば、冷却器と共に冷凍サイクルを構成する凝縮器と、凝縮器に送風する凝縮器ファンと、を備えており、制御部は、選択条件に加えて、冷却運転中に凝縮器ファンの平均電流値または電力値が基準値以下となる第11の条件を満たす場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行い、選択条件及び第11の条件を満たさない場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。第11の条件では、凝縮器ファンの平均電流値または電力値を指標としており、冷却運転中に凝縮器ファンの平均電流値または電力値が基準値以下であれば、凝縮器ファンが低稼働であっても冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。従って、選択条件に加えて第11の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
<実施形態14>
実施形態14を図21によって説明する。この実施形態14では、上記した実施形態1から選択条件に第12の条件を加えた場合を示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。また、図21での表記は、実施形態1にて説明した図4から図8での表記と同様である。
本実施形態では、制御部は、実施形態1にて説明した選択条件に加えて第12の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるよう、除霜運転を行う。第12の条件では、除霜運転の直前に行われる冷却運転中に目詰まり温度センサにより検知される温度が基準温度よりも低くなる積算時間を指標としている。具体的には、制御部は、図21に示すように、冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に、圧縮機の運転中に目詰まり温度センサにより検知される温度が基準温度(例えば30℃)よりも低くなる時間を積算し、その積算時間が基準積算時間(例えば1.5時間)と比較して基準積算時間以上であれば、第12の条件を満たすものと判定する。なお、図21には、目詰まり温度センサにより検知される温度を、基準温度(図中の破線)と共に表記する。この基準温度は、当該冷凍庫の周囲温度(外気温)の想定値である。圧縮機及び凝縮器ファンの運転が運転された状態で目詰まり温度センサにより検知される温度は、例えば35℃程度と上記した基準温度よりも高いのに対し、圧縮機及び凝縮器ファンの運転が停止された状態で目詰まり温度センサにより検知される温度は、上記した基準温度と同じ程度かそれよりも低くなる傾向にある。このことから、目詰まり温度センサにより検知される温度が基準温度よりも高くなる積算時間が長ければ、冷凍サイクルが高稼働であり、目詰まり温度センサにより検知される温度が基準温度よりも低くなる積算時間が長ければ、冷凍サイクルが低稼働である、と言える。従って、目詰まり温度センサにより検知される温度が基準温度以下となる積算時間が基準積算時間以上であれば、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。逆に、目詰まり温度センサにより検知される温度が基準温度以下となる積算時間が基準積算時間よりも短ければ、冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されておらず、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率が低下していて冷却器の着霜量が多いと推定される。
例えば、図21に示される1回目(図21の左側)の冷却運転中の目詰まり温度センサにより検知される温度が基準温度以下となる積算時間は、1時間とされていて基準積算時間である1.5時間よりも短くなっている。この場合は、制御部は、第12の条件を満たしていないと判定し、実施形態1にて説明した選択条件を満たすか否かを拘わらず、1回目の冷却運転に続いて行われる1回目(図21の左側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度(除霜温度)が、第2除霜終了温度である20℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(通常除霜運転)。一方、図21に示される2回目(図21の右側)の冷却運転中の目詰まり温度センサにより検知される温度が基準温度以下となる積算時間は、2時間とされていて基準積算時間である1.5時間よりも長くなっている。この場合は、制御部は、第12の条件を満たしていると判定し、実施形態1にて説明した選択条件についても満たしていれば、2回目の冷却運転に続いて行われる2回目(図21の右側)の除霜運転では、除霜温度センサにより検知される温度が、第1除霜終了温度である3℃に達するまで除霜ヒータによる冷却器の加熱を行わせる(簡易除霜運転)。なお、第12の条件を満たしていた場合でも、実施形態1にて説明した選択条件を満たしていない場合は、制御部は、通常除霜運転を行う。また、図21に示される2回の冷却運転においては、途中で圧縮機及び凝縮器ファンが一時停止されるタイミングがある。これは、庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以下であることが検出されると、制御部により圧縮機及び凝縮器ファンが一時的に停止され、その後庫内温度センサにより検知される庫内温度が庫内設定温度以上であることが検出されると、制御部により圧縮機及び凝縮器ファンの運転が再開されるよう制御が行われるためである。選択条件に加えてこのような第12の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
以上説明したように本実施形態によれば、冷却器と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機と、冷却器及び圧縮機と共に冷凍サイクルを構成する凝縮器と、凝縮器に送風する凝縮器ファンと、凝縮器または凝縮器付近の温度を検知する目詰まり温度センサ(凝縮器温度センサ)と、を備えており、制御部は、選択条件に加えて、冷却運転中において目詰まり温度センサにより検知される温度が基準温度よりも低くなる積算時間が、基準積算時間以上となる第12の条件を満たす場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行い、選択条件及び第12の条件を満たさない場合は、除霜温度センサにより検知される温度が第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。第12の条件では、冷却運転中に目詰まり温度センサにより検知される温度が基準温度よりも低くなる積算時間を指標としており、冷却運転中に上記した積算時間が基準積算時間以上であれば、圧縮機が低稼働であっても冷凍サイクルの冷却性能が適切に発揮されて庫内が適切に冷却されており、冷却器の着霜に起因して冷凍サイクルの熱交換効率がそれほど低下していないと言え、それにより冷却器の着霜量は少ないと推定される。従って、選択条件に加えて第12の条件を満たすか否かに基づいて除霜終了温度を異ならせるようにすれば、冷却器の着霜量に応じた適切な除霜運転を行うことができる。
<他の実施形態>
本明細書が開示する技術は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)冷凍庫10の外気温(周辺温度)を検知するための外気温センサ(周囲温度サーミスタ)を追加することも可能である。その場合、制御部20は、選択条件に加えて外気温センサにより検知される外気温が基準温度(例えば25℃)以上となる第13の条件を満たす場合は、除霜温度センサ29により検知される温度が第1除霜終了温度となるまで除霜運転を行い、選択条件及び第13の条件を満たさない場合は、除霜温度センサ29により検知される温度が第2除霜終了温度となるまで除霜運転を行う。
(2)第2条件を、「除霜運転の直前の設定時間において庫内温度センサ46により検知される庫内温度が基準設定温度以上となる」との内容に変更することも可能である。
(3)第3条件を、「冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に庫内温度センサ46により検知される庫内温度と庫内設定温度との差が基準値以下となる」との内容に変更することも可能である。
(4)第1条件を、「除霜運転の直前の設定時間において庫内温度センサ46により検知される庫内温度が扉開閉検知温度以上となる回数が基準回数以下となる」との内容に変更することも可能である。
(5)第1条件を、「冷却運転中に庫内温度センサ44により検知される庫内温度が扉開閉検知温度以上となる合計回数を冷却運転時間にて除することで単位時間当たりの開閉回数を算出し、その単位時間当たりの開閉回数が基準回数以下となる」との内容に変更することも可能である。
(6)実施形態1に記載した第1条件に係る基準回数の具体的な数値は、2回以上に変更することも可能である。
(7)実施形態1に記載した第1条件に係る設定時間の具体的な数値は、15分間よりも短くしたり長くしたりすることが可能である。
(8)実施形態2に記載した第1条件に係る基準回数の具体的な数値は、1回または3回以上に変更することも可能である。
(9)第2条件に係る基準設定温度の具体的な数値は、-22℃以外の温度に変更することも可能である。
(10)第3条件に係る基準値の具体的な数値は、1K以外の絶対温度に変更することも可能である。
(11)第3条件に係る設定時間の具体的な数値は、2時間よりも短くしたり長くしたりすることが可能である。
(12)第4条件に係る基準除霜温度の具体的な数値は、-28℃以外の温度に変更することも可能である。
(13)実施形態1に記載した第4条件に係る設定時間の具体的な数値は、15分間よりも短くしたり長くしたりすることが可能である。
(14)実施形態4に記載した第2の条件に係る基準積算時間の具体的な数値は、2時間よりも短くしたり長くしたりすることが可能である。
(15)実施形態5に記載した第3の条件に係る設定時間の具体的な数値は、2時間よりも短くしたり長くしたりすることが可能である。また、第3の条件に係る基準回数は、2回以上であってもよい。
(16)実施形態5に記載した第3の条件を、「冷却運転が開始されてから終了されるまでの間に圧縮機22が停止される回数が基準回数以上となる」との内容に変更することも可能である。
(17)実施形態6に記載した第4の条件に係る基準停止時間の具体的な数値は、1.5時間よりも短くしたり長くしたりすることが可能である。
(18)実施形態7に記載した第5の条件に係る基準回転数の具体的な数値は、20回/秒よりも少なくしたり多くしたりすることが可能である。
(19)実施形態8に記載した第6の条件に係る基準値の具体的な数値は、0.5Aよりも少なくしたり多くしたりすることが可能である。
(20)実施形態9に記載した第7の条件に係る基準停止時間の具体的な数値は、1.5時間よりも短くしたり長くしたりすることが可能である。
(21)実施形態10に記載した第8の条件に係る基準運転時間の具体的な数値は、1.5時間よりも短くしたり長くしたりすることが可能である。
(22)実施形態11に記載した第9の条件に係る基準値の具体的な数値は、0.05Aよりも少なくしたり多くしたりすることが可能である。
(23)実施形態12に記載した第10の条件に係る基準停止時間の具体的な数値は、1.5時間よりも短くしたり長くしたりすることが可能である。
(24)実施形態13に記載した第11の条件に係る基準値の具体的な数値は、0.05Aよりも少なくしたり多くしたりすることが可能である。
(25)実施形態14に記載した第12の条件に係る基準積算時間の具体的な数値は、1.5時間よりも短くしたり長くしたりすることが可能である。
(26)制御部20は、ヒータデフロスト方式に加えて、冷却装置18の作動を停止し、庫内ファン44を作動することにより冷却器28に付着した霜を融解するオフサイクルデフロスト方式を行っても良い。
(27)本技術は、冷凍庫10以外の冷却貯蔵庫(例えば冷蔵庫)に対しても適用可能である。