JP7643165B2 - ポリイミド樹脂、ポリイミド組成物、ポリイミド組成物の硬化膜及びその製造方法、絶縁膜、保護膜、並びに、電子部品 - Google Patents
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Description
しかしながら、従来のポリイミドは、硬化温度が高く、硬化後の収縮が大きいという欠点を有している。硬化後の収縮が大きいと、ポリイミドの硬化膜は残留応力が大きくなり、そのためシリコンウエハ等半導体基板の湾曲を引き起こす。例えば3次元集積回路に用いられる次世代のチップ構成では、垂直に集積するための要件を満たすために、最先端の用途においてシリコンウエハを20μm等と薄くする必要がある。この薄いウエハは極端に脆く、使用されるパッケージング材料における過剰な残留応力は非常に有害なものとなる。従って、先端的なウェハレベルパッケージ等の新しい半導体パッケージ技術に必要なパッケージング材料には、硬化温度が低いこと及び硬化後の収縮が小さいことが重要な要件である。
また、新しい半導体パッケージ技術に必要なパッケージング材料には、低温硬化性、低線熱膨張係数、溶媒可溶性などに加えて、消費電力を抑えるために低誘電性(低比誘電率、低誘電正接)、再配線層の強度を確保するために高弾性率が更に求められる。
前記塗膜を加熱することにより、硬化膜を形成する工程を有する、ポリイミド組成物の硬化膜の製造方法を提供する。
また、前記ポリイミド組成物の硬化膜においては、100℃~150℃における線熱膨張係数が30ppm/℃以下であってよい。
また、前記ポリイミド組成物の硬化膜においては、25℃における引張弾性率が4.5GPa以上であってよい。
また、本発明は、前記本発明に係るポリイミド組成物の硬化膜を用いて作製された保護膜を提供する。
また、本発明は、前記本発明に係る絶縁膜又は前記本発明に係る保護膜を含む、電子部品を提供する。
また、本発明によれば、低誘電率、低誘電正接、高弾性率、低線熱膨張係数、及び優れた密着性を備えた硬化膜を形成可能でありながら、塗膜の再溶解性の速度が速いポリイミド組成物、ポリイミド組成物の硬化膜及びその製造方法、並びに、前記ポリイミド組成物の硬化膜を用いた絶縁膜及び保護膜、これらを含む電子部品を提供することができる。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
また、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある場合がある。
また、本明細書において(メタ)アクリルとは、アクリル及びメタアクリルの各々を表し、(メタ)アクリロイルとは、アクリロイル及びメタアクリロイルの各々を表す。
また、本明細書において数値範囲を示す「~」とは、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含む意味で使用される。
本発明の1実施形態であるポリイミド樹脂は、下記式(1)で表される構成単位を全構成単位の40モル%以上70モル%未満、及び下記式(2)で表される構成単位を全構成単位の10モル%超過60モル%以下含む、ポリイミド樹脂である。
本発明の前記式(1)の構成単位は、主鎖にエステル結合を介して2面角が捻れたパラビフェニレン基を含む特定の構造のテトラカルボン酸残基と、トリフルオロメチル基により2面角が捻れたパラビフェニレン基を含む特定の構造のジアミン残基とを含有している。2面角が捻れたパラビフェニレン基を構成単位に2つ含むことから、主鎖構造は直線的で剛直になるため、前記式(1)の構成単位が多いポリイミド樹脂は、溶剤溶解性を有していても、塗膜の再溶解性の速度が遅かった。
それに対して、本発明のポリイミド樹脂においては、特定量の前記式(1)の構成単位と、特定量の前記式(2)の構成単位とを組み合わせる。前記式(2)の構成単位は、3,3’,4,4’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物残基を有することから、主鎖が大きく折れ曲がる構造を取り得る。そのため、特定量の前記式(1)の構成単位に特定量の前記式(2)の構成単位を組み合わせると、ポリイミド樹脂において分子間力を適度に弱める効果があり、高弾性率を達成できる高分子量であっても塗膜の再溶解性の速度が速くなると推定される。また、3,3’,4,4’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物残基はカルボニル基により屈曲する方向が固定されているため、ヘキサフルオロプロパン基で連結されている場合と異なり、ポリイミド樹脂の機械特性を低下させ難く、維持乃至むしろ向上することができると推定される。
また、2面角が捻れたパラビフェニレン基を構成単位に多く含む、直線的で剛直な主鎖構造に、一部適量の屈曲成分を含むことから、低誘電率、低誘電正接、高弾性率、及び低線熱膨張係数を備えた硬化膜を形成可能であると考えられる。
本発明のポリイミド樹脂は、塗膜の再溶解性の速度が速いことから、製造工程中、塗布装置の洗浄性が良好になるため、洗浄効率が向上して作業効率の向上に寄与する。また、比較的安全な洗浄溶媒の選択が可能となるため、作業者の負荷低減にも寄与する。
また、本発明のポリイミド樹脂は、可溶性ポリイミド樹脂であって、硬化温度が低く、150℃以上240℃以下の硬化温度を採用することが可能である。
なお、テトラカルボン酸残基とは、テトラカルボン酸から、4つのカルボキシル基を除いた残基をいい、テトラカルボン酸二無水物から酸二無水物構造を除いた残基と同じ構造を表し、テトラカルボン酸二無水物残基であってもよい。
また、ジアミン残基とは、ジアミンから2つのアミノ基を除いた残基をいう。
本発明の1実施形態であるポリイミド樹脂において、前記式(2)で表される構成単位は、低誘電率、低誘電正接、高弾性率、及び低線熱膨張係数を備えた硬化膜を形成可能でありながら、塗膜の再溶解性の速度が速いポリイミドとする点から、全構成単位の10モル%超過60モル%以下である。前記式(2)で表される構成単位は、低線熱膨張係数の点から、全構成単位の15モル%以上であってよく、20モル%以上であってよく、30モル%以上であってもよい。一方で、前記式(2)で表される構成単位は、塗膜の再溶解性の点から、全構成単位の55モル%以下であってよく、50モル%以下であってもよく、45モル%以下であってもよい。
脂肪族環を有するテトラカルボン酸二無水物としては、例えば、シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、ジシクロヘキサン-3,4,3’,4’-テトラカルボン酸二無水物、シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、ビシクロ[2.2.2]オクト-7-エン-2,3,5,6-テトラカルボン酸二無水物、1,1’-ビシクロヘキサン-3,3’,4,4’-テトラカルボン酸二無水物等が挙げられる。
これらは単独でも、2種以上を混合して用いることもできる。
芳香族環を有するジアミンとしては、例えば、p-フェニレンジアミン、m-フェニレンジアミン、2,4-ジアミノトルエン、2,5-ジアミノトルエン、2,4-ジアミノキシレン、2,4-ジアミノデュレン、4,4’-ジアミノジフェニルメタン、4,4’-メチレンビス(2-メチルアニリン)、4,4’-メチレンビス(2-エチルアニリン)、4,4’-メチレンビス(2,6-ジメチルアニリン)、4,4’-メチレンビス(2,6-ジエチルアニリン)、4,4’-ジアミノジフェニルエーテル、3,4’-ジアミノジフェニルエーテル、3,3’-ジアミノジフェニルエーテル、2,4’-ジアミノジフェニルエーテル、4,4’-ジアミノジフェニルスルホン、3,3’-ジアミノジフェニルスルホン、4,4’-ジアミノベンゾフェノン、3,3’-ジアミノベンゾフェノン、4,4’-ジアミノベンズアニリド、4-アミノフェニル-4’-アミノベンゾエート、ベンジジン、3,3’-ジヒドロキシベンジジン、3,3’-ジメトキシベンジジン、o-トリジン、m-トリジン、1,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(3-アミノフェノキシ)ベンゼン、4,4’-ビス(4-アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス(4-(3-アミノフェノキシ)フェニル)スルホン、ビス(4-(4-アミノフェノキシ)フェニル)スルホン、2,2-ビス(4-(4-アミノフェノキシ)フェニル)プロパン、2,2-ビス(4-(4-アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス(4-アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、p-ターフェニレンジアミン等が挙げられる。
脂肪族環を有するジアミンとしては、4,4'-メチレンビス(シクロヘキシルアミン)、イソホロンジアミン、トランス-1,4-ジアミノシクロヘキサン、シス-1,4-ジアミノシクロヘキサン、1,4-シクロヘキサンビス(メチルアミン)、2,5-ビス(アミノメチル)ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン、2,6-ビス(アミノメチル)ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン、3,8-ビス(アミノメチル)トリシクロ〔5.2.1.0〕デカン、1,3-ジアミノアダマンタン、2,2-ビス(4-アミノシクロヘキシル)プロパン、2,2-ビス(4-アミノシクロヘキシル)ヘキサフルオロプロパン等が挙げられる。
これらは単独でも、2種以上を混合して用いることもできる。
下記式(3)で表される構成単位を含む場合、下記式(3)で表される構成単位は、全構成単位の3モル%以上であってよく、5モル%以上であってよく、全構成単位の17モル%以下であってよい。
本発明のポリイミド樹脂は、前記ポリイミド構成単位の合計が、ポリイミド樹脂の全構成単位の90モル%以上であってよく、95モル%以上であってよく、98モル%以上であってよく、100モル%であってよい。
前記ポリイミド構成単位とは異なる構造としては、例えば、テトラカルボン酸成分が完全にイミド化されずに一部にポリアミド酸構造を有する構成単位、トリメリット酸無水物のようなトリカルボン酸残基を含むポリアミドイミド構成単位、ポリアミド構成単位等が挙げられる。
まず、水酸化ナトリウムを2.0g、水を25mL、メタノールを25mLを混合した水酸化ナトリウム溶液を準備し、当該水酸化ナトリウム溶液10mLに対して、ポリイミド樹脂200mgを溶解させる。前記溶液を耐圧容器中で250℃で1時間加熱することによって、ポリイミド樹脂の解重合を促進させる。得られた溶液をクロロホルムと水で抽出し、分解物(原料モノマー)を分離する。原料組成の比率はガスクロマトグラフィー(アジレント・テクノロジー社製のHP6890/HP5973)により測定(カラムは「InertCap 5MS/Sil(30m×250μm×0.25μm、ジーエルサイエンス社製」を使用、測定条件は50℃で5min保持、その後10℃/minで320℃まで昇温して3min保持)する。各原料の組成比率については、ガスクロマトグラフィーの面積比から算出することができる。
ポリイミド樹脂中の各残基の含有割合(モル%)は、樹脂製造時には原料の仕込み比から求めることもできる。また、ポリイミド樹脂の構造は、NMR、各種質量分析、元素分析、XPS/ESCA及びTOF-SIMS等を用いて求めることができる。
必要に応じて用いられる芳香族環又は脂肪族環を有するテトラカルボン酸二無水物、及び、芳香族環又は脂肪族環を有するジアミンとしてはそれぞれ、前述のテトラカルボン酸二無水物、及び前述のジアミンを適宜選択して用いればよい。必要に応じて用いられる芳香族環又は脂肪族環を有するテトラカルボン酸二無水物、及び、芳香族環又は脂肪族環を有するジアミンを製造するための方法としては特に限定されず、公知の製造方法を適宜採用することができ、市販品を適宜用いても良い。
例えば、窒素置換による低湿度環境において、反応容器中、先ず、ジアミンを重合溶媒に溶解し、この溶液にジアミンと実質的に等モルの酸二無水物を徐々に添加し、メカニカルスターラー等を用い、温度0~100℃の範囲、好ましくは20~60℃で0.5~150時間好ましくは1~48時間攪拌することが挙げられる。この際モノマー濃度は、通常、5~50質量%の範囲、好ましくは10~40質量%の範囲が挙げられる。
たとえば、ジアミンが溶解された反応液に、一般式(1-1)で表されるテトラカルボン酸二無水物を投入し反応させることで、一般式(1-1)で表されるテトラカルボン酸二無水物とジアミンが反応したアミド酸を合成し、そこへ、3,3’,4,4’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と、必要に応じて芳香族環又は脂肪族環を有するテトラカルボン酸二無水物とを投入し、必要に応じて更にジアミンを加えてポリアミド酸を重合しても良い。この方法で重合すると、一般式(1-1)で表されるテトラカルボン酸二無水物が1つのジアミンを介して、連結した形でポリアミド酸の中に導入される。
このような方法でポリアミド酸を重合することは、主鎖にエステル結合を介して2面角がねじれたパラビフェニレン基を含む特定の構造のテトラカルボン酸残基の位置関係がある程度特定され、且つゲル浸透クロマトグラフィーのポリスチレン換算による重量平均分子量が150,000以上となりやすく、弾性率及び低線熱膨張係数が優れた硬化膜を得易い点から好ましい。
ポリイミド前駆体の重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定できる。
化学イミド化を行う場合は、化学イミド化剤としてピリジンやβ-ピコリン酸等のアミン、ジシクロヘキシルカルボジイミドなどのカルボジイミド、無水酢酸等の酸無水物等、公知の化合物を用いても良い。酸無水物としては無水酢酸に限らず、プロピオン酸無水物、n-酪酸無水物、安息香酸無水物、トリフルオロ酢酸無水物等が挙げられるが特に限定されない。また、その際にピリジンやβ-ピコリン酸等の3級アミンを併用してもよい。ただし、これらアミン類は、硬化膜中に残存すると特性に悪影響を与える可能性があるため、ポリイミド前駆体からポリイミドへと反応させた反応液を、再沈殿などにより精製し、ポリイミド以外の化学イミド化剤成分をそれぞれ、ポリイミド全重量の100ppm以下まで除去してもよい。
ポリイミドの調製時に化学イミド化で酸無水物を用いる場合には、アミノ基末端に対して酸無水物が反応し得る。本発明の一実施形態のポリイミドは、アミノ基末端のポリイミド前駆体を調製後に、化学イミド化すると同時にアミノ基末端に酸無水物が反応した、末端にアミド結合を有するものであってよく、末端にアセトアミド基を有するものであってよい。
本発明の一実施形態のポリイミドは、エポキシ化合物などの添加剤と反応することで密着性を向上させる点から、その分子鎖の末端の10%以上がアミド基を有してよく、末端の40%以上がアミド基を有してよく、末端の70%以上がアミド基を有してよい。
ポリイミドを析出させるために前記貧溶媒を滴下するときの、前記反応液(ポリイミド溶液)の固形分濃度は、収率の点及び不純物を効率良く除去する点から、0.1質量%以上30質量%以下であることが好ましく、1質量%以上10質量%以下であることがより好ましい。
ポリイミドの析出に適した、前記ポリイミド溶液の固形分濃度とするために、適宜ポリイミドの良溶媒を用いて希釈してもよい。
なお、ポリイミドの良溶媒は、目安として、ポリイミドの溶解度が25℃で20g/100g以上である溶媒の中から適宜選択して用いることができる。
また、ポリイミドの貧溶媒は、目安として、ポリイミドの溶解度が25℃で20g/100g未満の溶媒の中から適宜選択して用いることができる。
例えば、再沈殿させて得られたポリイミドを洗浄用有機溶剤中で洗浄し、その後ろ過する、という洗浄工程を繰り返し、真空乾燥機を用いて100℃~120℃で乾燥し、ポリイミドを得る。
洗浄用有機溶剤としては、再沈殿させて得られたポリイミドに含まれる残留溶剤と相溶性が高く、ポリイミドの貧溶媒であって、且つ、真空乾燥機を用いて100℃~120℃で乾燥すれば全て揮発することが可能なように沸点が真空乾燥機の乾燥温度未満の有機溶剤から選択する。
例えば、残留溶剤が、ポリイミド前駆体を調製する際に用いられるN,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン等の場合、イソプロピルアルコール、メタノール等が洗浄用有機溶剤として好適に用いられる。洗浄用有機溶剤としては、1種又は2種以上用いることができる。
前記ポリイミド樹脂の重量平均分子量が前記下限値以上であると、弾性率が向上し、線熱膨張係数が低下した硬化膜を得やすい点から好ましい。一方、前記上限値以下であると、合成、組成物調製、塗膜形成時に高粘度化が抑制され、塗膜や硬化膜を形成しやすくなる点から好ましい。
ポリイミド樹脂の重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定できる。具体的には、ポリイミド樹脂を0.5質量%の濃度のN-メチルピロリドン(NMP)溶液とし、その溶液をシリンジフィルター(孔径:0.45μm)に通じて濾過させ、展開溶媒は、10mmol%LiBr-NMP溶液を用い、東ソー製GPC装置(HLC-8120、使用カラム:SHODEX製GPC LF-804)を用い、サンプル打ち込み量50μL、溶媒流量0.4mL/分、37℃の条件で測定を行う。重量平均分子量は、サンプルと同濃度のポリスチレン標準サンプルを基準に求める。
従って、本発明のポリイミド樹脂は、例えば、半導体電子部品または半導体装置において、具体的には、半導体のパッシベーション膜、半導体素子の表面保護膜、層間絶縁膜、高密度実装用多層配線の層間絶縁膜、有機電界発光素子の絶縁膜などの用途に好適に用いることができる。
また、本発明のポリイミド樹脂は、上述のような用途以外にも、例えば、液晶表示装置、有機EL表示装置等の画像表示装置用部材や、タッチパネル用部材、フレキシブルプリント基板、表面保護膜や基板材料等の太陽電池パネル用部材、光導波路用部材、その他半導体関連部材等に適用することもできる。
本発明のポリイミド組成物は、前記本発明のポリイミド樹脂と、有機溶剤とを含有する。
本発明のポリイミド組成物は、本発明の効果が損なわれない限り、更にその他の成分を含有していても良い。
ポリイミド組成物に含まれる有機溶剤は、前述の本発明のポリイミド樹脂を溶解可能であり、組成物中の各成分とは反応せず、これらを溶解もしくは分散可能な有機溶剤であれば特に制限はなく、例えば非プロトン性極性溶剤等を用い得る。
トルエン、クロルベンゼン、ターペン、ミネラルスピリット、石油ナフサ系溶媒などが挙げられ、これらを2種類以上混合して用いてもよい。
本発明のポリイミド組成物に含まれる有機溶剤としては、中でも、N-メチル-2-ピロリドン、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルアミド、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の窒素原子を含む有機溶剤;γ-ブチロラクトン、シクロペンタノン、テトラヒドロフラン等を用いることが好ましい。
当該実施形態Aのポリイミド組成物は、前記本発明のポリイミド樹脂に加えて、1分子中に3つ以上のエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位を有するエポキシ化合物を含むことにより、無機化合物や金属に対しても密着性が向上したポリイミド組成物の硬化膜を形成することができる。1分子中に3つ以上のエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位を有するエポキシ化合物は、アミン部位を有することにより、前記本発明のポリイミド樹脂と相溶性、あるいは本発明に用いられる有機溶剤への溶解性にも優れ、また加熱時の反応性や非加熱時の安定性(ポリイミド組成物としての貯蔵安定性)に優れており、且つ、ポリイミド樹脂の末端のアミノ基、カルボキシ基、アセトアミド基等とエポキシ基が反応し得るものである。ポリイミド樹脂の末端に前記エポキシ化合物が結合すること等により、エポキシ化合物のエポキシ基が開環して水酸基が多く発生し、本発明のポリイミド樹脂の持つ特性、すなわち低誘電正接、高弾性率、及び低線熱膨張係数を活かしながら、無機化合物や金属に対しても密着性が向上したポリイミド組成物の硬化膜を形成することができると推定される。
また、当該実施形態Aのポリイミド組成物は、ポリイミド樹脂の末端に前記エポキシ化合物が結合すること等により、ポリイミド樹脂単独よりもさらに引張弾性率等の機械特性を向上し得る。
中でも、下記化学式(I)で表される骨格構造を分子内に含むエポキシ化合物がより好ましい。
本発明に用いられるエポキシ化合物としては、市販品を適宜選択して用いてもよく、例えば、マクシーブM-100のポリエポキシ樹脂(三菱ガス化学製)、スミエポキシELM-434シリーズ、スミエポキシELM-100シリーズ(以上、住友化学製)等を用いることができる。
前記1分子中に3つ以上のエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位を有するエポキシ化合物の含有量としては、所望の密着性及び所望の物性のバランスにより適宜選択すればよく、特に限定されないが、前記本発明のポリイミド樹脂100質量部に対して、例えば5質量部~35質量部であってよく、好ましくは10質量部~20質量部であってよい。
当該実施形態Aのポリイミド組成物に用いられるシランカップリング剤としては、更に密着性を向上する点から、下記一般式(A)で表される化合物であってよい。
nは1~5であってよい。
前記シランカップリング剤の含有量としては、所望の密着性及び所望の物性のバランスにより適宜選択すればよく、特に限定されないが、前記本発明のポリイミド樹脂100質量部に対して、例えば0.1質量部~10質量部であってよく、好ましくは0.5質量部~5質量部であってよい。
ポリイミド組成物中のポリイミド樹脂の含有割合は、用途等に合わせて適宜選択されれば良く、特に限定されない。
後述する本発明のポリイミド組成物の硬化膜に用いられるポリイミド組成物は、ポリイミド樹脂の含有割合がポリイミド組成物の全量に対して、5質量%以上であってよく、10質量%以上であってよく、30質量%以下であってよく、25質量%以下であってよい。
後述する本発明のポリイミド組成物の硬化膜の製造方法に用いられるポリイミド組成物は、回転粘度計により測定した25℃における粘度が好ましくは1000mPa・s以上、より好ましくは3000mPa・s以上であり、好ましくは50,000mPa・s以下、より好ましくは30,000mPa・s以下である。
ここでポリイミド組成物の粘度は、JIS K7117-1に記載の方法で、単一円筒型回転粘度計(例えば、東機産業株式会社製、TVB-10形粘度計)を用いて、25℃において測定することができる。
本発明は、前記本発明のポリイミド組成物を硬化した、ポリイミド組成物の硬化膜を提供する。
本発明に係るポリイミド組成物の硬化膜は、前記本発明のポリイミド組成物に含まれるポリイミド樹脂、その他の成分の固形分、及びそれらの反応生成物を含有するものである。
前記ポリイミド組成物の硬化膜の誘電率及び誘電正接は、JIS R1641に準拠して、スプリットシリンダ法により、スプリットシリンダ共振器装置(CR-710、関東電子応用開発社製)を用いて、測定周波数を10GHzとして、測定することができる。
なお、測定に使用する試験片は、測定前処理として、110℃でオーブンにて30分乾燥した後に、23℃で湿度50%環境下の環境試験器(エスペック社製、SH-662)内で24時間コンディショニングを実施し、誘電率及び誘電正接測定は、環境試験器より試験片を取り出した後すぐに実施する。
前記引張試験は、JIS K7127に準拠し、引張り試験機(例えば島津製作所製:オートグラフAG-X 1N、ロードセル:SBL-1KN)を用い、幅10mm×長さ150mmの試験片をポリイミド組成物の硬化膜から切り出して、25℃で、延伸速度50mm/分、つかみ具間距離は100mmとして実施することができる。応力-歪曲線の初期の勾配から引張弾性率を求めることができる。前記引張試験を実施する際のポリイミド組成物の硬化膜は厚みが35μm~55μmであってよい。
本発明のポリイミド組成物の硬化膜は、中でも特に実施形態Aのポリイミド組成物の硬化膜は、銅基板に対する密着性は、JIS K 5400-8.5に準拠した碁盤目試験法で剥離しない碁盤目の数が全体の80%以上であってよく、90%以上であってよく、100%であってもよい。
本発明のポリイミド組成物の硬化膜を製造する方法は、前記本発明のポリイミド組成物の硬化膜を製造できる方法であれば特に制限はない。
本発明のポリイミド組成物の硬化膜を製造する方法としては、
前記ポリイミド組成物を基板上に塗布し、乾燥することにより塗膜を形成する工程と、
前記塗膜を加熱することにより、硬化膜を形成する工程を有する、ポリイミド組成物の硬化膜の製造方法が挙げられる。
溶剤の乾燥時の雰囲気は、大気下であっても、不活性ガス雰囲気下であってもよい。
前記塗膜を加熱する温度は、硬化反応の促進および封止材などの他の半導体パッケージング材料等の耐熱性の点から、150℃以上240℃以下であってよく、170℃以上235℃以下であってよく、200℃以上230℃以下であってよい。
当該硬化膜を形成する際の加熱手段は、前述の乾燥と同様の加熱手段を用いることができる。
塗膜加熱時の雰囲気は、大気下であっても、不活性ガス雰囲気下であってもよい。
また、本発明は、前記本発明に係るポリイミド組成物の硬化膜を用いてされた保護膜を提供する。
また、本発明は、前記本発明に係る絶縁膜又は前記本発明に係る保護膜を含む、電子部品を提供する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子部品である多層配線構造の半導体装置の製造工程図である。
図1の(A)のように、回路素子を有するSi基板等の半導体基板1は、回路素子の所定部分を除いてシリコン酸化膜等の保護膜2などで被覆され、露出した回路素子上に第1導体層3が形成される。その後、前記半導体基板1上に層間絶縁膜4が形成される。
次いで、窓6Bから露出した第1導体層3を腐食することなく、感光樹脂層5を腐食するようなエッチング溶液を用いて感光樹脂層5が除去される。
3層以上の多層配線構造を形成する場合には、上述の工程を繰り返して行い、各層を形成することができる。
なお、前記例において、層間絶縁膜を本発明のポリイミド組成物を用いて形成してもよい。
以下、特に断りがない場合は、25℃で測定又は評価を行った。また、室温とは25℃である。
フィルムの試験片は、フィルムの中央部付近から切り出した。
ポリイミドを、0.5質量%の濃度のN-メチルピロリドン(NMP)溶液とし、その溶液をシリンジフィルター(孔径:0.45μm)に通じて濾過させ、展開溶媒として、10mmol%LiBr-NMP溶液を用い、GPC装置(東ソー製、HLC-8120、検出器:示差屈折率(RID)検出器、使用カラム:SHODEX製GPC LF-804)を用い、サンプル打ち込み量50μL、溶媒流量0.4mL/分、カラム温度37℃、検出器温度37℃の条件で測定を行った。ポリイミドの重量平均分子量は、サンプルと同濃度のポリスチレン標準サンプル(重量平均分子量:364,700、204,000、103,500、44,360,27,500、13,030、6,300、3,070)を基準に測定した標準ポリスチレンに対する換算値とした。溶出時間を検量線と比較し、重量平均分子量を求めた。
ポリイミド約10mgを、テトラメチルシラン(TMS)を0.03vol%添加した重水素化ジメチルスルホキシド0.75mLに溶解し、フーリエ変換核磁気共鳴装置(ブルカー製、AVANCE400)を用い、1H核について積算回数256回の条件で測定を行った。化学シフトはTMSを基準(0ppm)とし、ポリアミド酸のカルボキシプロトン由来のシグナル(13ppm付近)およびアミドプロトン由来のシグナル(11ppm付近)を確認した。
調製したポリイミド組成物に幅20mm、長さ50mm、厚さ0.5mmのガラス片を、長辺を垂直にして25mm差し入れた後に引き抜き、ガラス表面に付着したポリイミド組成物を局所排気装置内で25℃、15時間風乾して塗膜(風乾フィルム)を作成した。当該塗膜から20mm×20mmの試験片を切り出し、当該試験片を20mLのシクロペンタノンが入ったガラスバイアルに投入後、マグネティックスターラーで100rpmで撹拌し、塗膜が完全に溶解するまでの時間を計測した。
(評価基準)
〇:溶解時間が15分以下
△:溶解時間が15分超過30分以下
×:溶解時間が30分超過
100mm×100mmの大きさに切り出したポリイミド組成物の硬化膜の試験片の四隅と中央の計5点の膜厚を、デジタルリニアゲージ(株式会社尾崎製作所製、型式PDN12 デジタルゲージ)を用いて測定し、測定値の平均をポリイミド組成物の硬化膜の膜厚とした。
5mm×10mmの大きさに切り出したポリイミド組成物の硬化膜の試験片を用いて、熱機械分析装置(TMA-60、島津製作所製)により、荷重を9gとして10℃/分で30℃~400℃まで昇温させたときのTMA曲線を求めた。
線熱膨張係数は、100~150℃の間の平均値として求めた。
70mm×70mmの大きさに切り出したポリイミド組成物の硬化膜の試験片を用いて、JIS R1641に準拠して、スプリットシリンダ法によりスプリットシリンダ共振器装置(CR-710、関東電子応用開発社製)によって、測定周波数を10GHzとし、誘電率及び誘電正接を測定した。
測定に使用する試験片は、測定前に、110℃でオーブンにて30分乾燥した後に、環境試験器SH-662(エスペック社製)内で23℃、湿度50%環境下で24時間コンディショニングを実施後、環境試験器より取り出してすぐに測定を実施した。
引張試験は、JIS K7127に準拠し、幅10mm×長さ150mmの大きさに切り出したポリイミド組成物の硬化膜の試験片を用いて、引張り試験機(例えば島津製作所製:オートグラフAG-X 1N、ロードセル:SBL-1KN)により、25℃で、延伸速度50mm/分、つかみ具間距離は100mmとして実施した。
引張弾性率は、応力-歪曲線の初期の勾配から求めた。
JIS K5400-8.5碁盤目試験に準拠して実施した。試験実施後、全100マス中、剥離せずに基板上に残った硬化膜の碁盤目(マス)の数(残マス数)を計測した。
窒化ケイ素基板としては、アシストナビ製SiN 100nm成膜Si基板を用い、銅基板としては、アシストナビ製Cu 100nm/Ti 50nm成膜Si基板を用いた。なお、基板をイソプロピルアルコールに浸漬し、5分間超音波洗浄を実施後、乾燥してからポリイミド組成物の硬化膜の製造に用いた。
(1)ポリイミド樹脂の合成
特許第6165153号公報の合成例1を参照して、下記化学式(1-1)で表されるテトラカルボン酸二無水物(TMPBP-TME)を合成した。
得られたポリイミド前駆体溶液に無水酢酸25.50gとピリジン0.99gの混合溶液を室温でゆっくり滴下し、滴下終了後、更に15時間撹拌してポリイミド溶液(固形分約15質量%)を得た。
得られたポリイミド溶液をDMAcで固形分濃度約5質量%に希釈後、大量のイソプロピルアルコールに撹拌しながらゆっくりと滴下し、ポリイミドを沈澱させた。得られた沈殿物を濾過、イソプロピルアルコールでケーキ洗浄後、真空乾燥機を用いて110℃で8時間乾燥し、ポリイミド樹脂1を得た。
得られたポリイミド樹脂1について1H NMR測定を行い、ポリアミド酸のカルボキシプロトンおよびアミドプロトン由来のシグナルが消失したことを確認、すなわち完全にイミド化が進行したことを確認した。
得られたポリイミド樹脂1に溶媒(DMAcと酢酸エチル(EA)の重量比が1:1の混合溶媒)を加え、室温で撹拌してポリイミドを溶解し、ポリイミド濃度が10質量%の均一溶液を調製した。この溶液を、400メッシュの金網を用いて加圧濾過して、ポリイミド組成物1を得た。
得られたポリイミド組成物を、ガラス基板にポリイミドフィルム(宇部興産社製、UPILEX 125S)を貼り付けた基板上にスピンコートした。スピンコートの条件は最終的に得られるポリイミド組成物の硬化膜の膜厚が40~50μm程度になるように調整した。
ポリイミド組成物をスピンコート後、基板ごとホットプレート上で加熱して溶媒を乾燥した(40℃で8分加熱後、80℃で8分加熱後、130℃で8分加熱)。
乾燥後、基板ごとオーブンに投入し、大気下で230℃、1時間熱処理して室温まで放冷後、基板からポリイミド組成物の硬化膜を剥離した。
得られたポリイミド組成物の硬化膜の評価結果を表1に示す。
実施例1のポリイミド樹脂の合成において、TFMBを20.63g(64.4mmol)、TMPBP-TMEを24.85g(40.2mmol)、BTDAを6.16g(19.1mmol)、PMDAを0.97g(4.46mmol)に変更し、無水酢酸を26.31g、ピリジンを1.02g使用するように変更した以外は、実施例1と同様にしてポリイミド樹脂を合成し、ポリイミド樹脂2を得た。得られたポリイミド樹脂2について1H NMR測定を行い、ポリアミド酸のカルボキシプロトンおよびアミドプロトン由来のシグナルが消失したことを確認、すなわち完全にイミド化が進行したことを確認した。
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりにポリイミド樹脂2を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。得られたポリイミド組成物の硬化膜の評価結果を表1に示す。
実施例1のポリイミド樹脂の合成において、TFMBを22.00g(68.7mmol)、TMPBP-TMEを18.96g(30.6mmol)、BTDAを10.96g(34.0mmol)、PMDAを0.74g(3.40mmol)に変更し、無水酢酸を28.06g、ピリジンを1.09g使用するように変更した以外は、実施例1と同様にしてポリイミド樹脂を合成し、ポリイミド樹脂3を得た。得られたポリイミド樹脂3について1H NMR測定を行い、ポリアミド酸のカルボキシプロトンおよびアミドプロトン由来のシグナルが消失したことを確認、すなわち完全にイミド化が進行したことを確認した。
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりにポリイミド樹脂3を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。得られたポリイミド組成物の硬化膜の評価結果を表1に示す。
実施例1のポリイミド樹脂の合成において、TFMBを21.36g(66.7mmol)、TMPBP-TMEを22.87g(37.0mmol)、BTDAを6.38g(19.8mmol)、PMDAを2.02g(9.24mmol)に変更し、無水酢酸を27.24g、ピリジンを1.06g使用するように変更した以外は、実施例1と同様にしてポリイミド樹脂を合成し、ポリイミド樹脂4を得た。得られたポリイミド樹脂4について1H NMR測定を行い、ポリアミド酸のカルボキシプロトンおよびアミドプロトン由来のシグナルが消失したことを確認、すなわち完全にイミド化が進行したことを確認した。
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりにポリイミド樹脂4を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。得られたポリイミド組成物の硬化膜の評価結果を表1に示す。
また、密着力評価用に、基板を窒化ケイ素基板に変更して実施例1と同様に窒化ケイ素基板上にポリイミド組成物の硬化膜を製造した。なお、基板からポリイミド組成物の硬化膜を剥離はせず、密着力評価を実施した。密着力評価は表2に示す。
実施例1のポリイミド樹脂の合成において、TFMBを18.18g(56.8mmol)、テトラカルボン酸二無水物としてTMPBP-TMEを34.76g(56.2mmol)に変更し、無水酢酸を23.18g、ピリジンを0.90g使用するように変更した以外は、実施例1と同様にしてポリイミド樹脂を合成し、比較ポリイミド樹脂1を得た。得られた比較ポリイミド樹脂1について1H NMR測定を行い、ポリアミド酸のカルボキシプロトンおよびアミドプロトン由来のシグナルが消失したことを確認、すなわち完全にイミド化が進行したことを確認した。
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりに比較ポリイミド樹脂1を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。得られたポリイミド組成物の硬化膜の評価結果を表1に示す。
実施例1のポリイミド樹脂の合成において、TFMBを18.86g(58.9mmol)、テトラカルボン酸二無水物としてTMPBP-TMEを32.46g(52.5mmol)及びPMDAを1.27g(5.83mmol)に変更し、無水酢酸を24.05g、ピリジンを0.93g使用するように変更した以外は、実施例1と同様にしてポリイミド樹脂を合成し、比較ポリイミド樹脂2を得た。得られた比較ポリイミド樹脂2について1H NMR測定を行い、ポリアミド酸のカルボキシプロトンおよびアミドプロトン由来のシグナルが消失したことを確認、すなわち完全にイミド化が進行したことを確認した。
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりに比較ポリイミド樹脂2を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。得られたポリイミド組成物の硬化膜の評価結果を表1に示す。
実施例1のポリイミド樹脂の合成において、TFMBを18.86g(58.9mmol)、テトラカルボン酸二無水物としてTMPBP-TMEを31.15g(50.4mmol)及びPMDAを1.22g(5.56mmol)に変更し、無水酢酸を24.05g、ピリジンを0.93g使用するように変更した以外は、実施例1と同様にしてポリイミド樹脂を合成し、比較ポリイミド樹脂3を得た。得られた比較ポリイミド樹脂3について1H NMR測定を行い、ポリアミド酸のカルボキシプロトンおよびアミドプロトン由来のシグナルが消失したことを確認、すなわち完全にイミド化が進行したことを確認した。
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりに比較ポリイミド樹脂3を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。得られたポリイミド組成物の硬化膜の評価結果を表1に示す。
実施例1のポリイミド樹脂の合成において、TFMBを20.06g(62.6mmol)、テトラカルボン酸二無水物としてTMPBP-TMEを31.43g(50.7mmol)及びPMDAを1.22g(5.63mmol)に変更し、無水酢酸を25.58g、ピリジンを0.99g使用するように変更した以外は、実施例1と同様にしてポリイミド樹脂を合成し、比較ポリイミド樹脂4を得た。得られた比較ポリイミド樹脂4について1H NMR測定を行い、ポリアミド酸のカルボキシプロトンおよびアミドプロトン由来のシグナルが消失したことを確認、すなわち完全にイミド化が進行したことを確認した。
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりに比較ポリイミド樹脂4を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。得られたポリイミド組成物の硬化膜の評価結果を表1に示す。
実施例1のポリイミド樹脂の合成において、TFMBを19.75g(61.7mmol)、テトラカルボン酸二無水物としてTMPBP-TMEを23.79g(38.4mmol)、4,4’-(ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジフタル酸無水物(6FDA)を8.14g(18.3mmol)及びPMDAを0.93g(4.27mmol)に変更し、無水酢酸を25.19g、ピリジンを0.98g使用するように変更した以外は、実施例1と同様にしてポリイミド樹脂を合成し、比較ポリイミド樹脂5を得た。得られた比較ポリイミド樹脂5について1H NMR測定を行い、ポリアミド酸のカルボキシプロトンおよびアミドプロトン由来のシグナルが消失したことを確認、すなわち完全にイミド化が進行したことを確認した。
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりに比較ポリイミド樹脂5を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。得られたポリイミド組成物の硬化膜の評価結果を表1に示す。
実施例1のポリイミド樹脂の合成において、TFMBを20.39g(63.7mmol)、テトラカルボン酸二無水物としてTMPBP-TMEを17.54g(28.4mmol)、6FDAを14.00g(31.5mmol)及びPMDAを0.74g(3.40mmol)に変更し、無水酢酸を26.00g、ピリジンを1.01g使用するように変更した以外は、実施例1と同様にしてポリイミド樹脂を合成し、比較ポリイミド樹脂6を得た。得られた比較ポリイミド樹脂6について1H NMR測定を行い、ポリアミド酸のカルボキシプロトンおよびアミドプロトン由来のシグナルが消失したことを確認、すなわち完全にイミド化が進行したことを確認した。
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりに比較ポリイミド樹脂6を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。得られたポリイミド組成物の硬化膜の評価結果を表1に示す。
実施例1のポリイミド樹脂の合成において、TFMBを19.42g(60.6mmol)、テトラカルボン酸二無水物としてTMPBP-TMEを30.08g(48.6mmol)、BTDAを1.93g(6.00mmol)及びPMDAを1.18g(5.40mmol)に変更し、無水酢酸を24.77g、ピリジンを0.96g使用するように変更した以外は、実施例1と同様にしてポリイミド樹脂を合成し、比較ポリイミド樹脂7を得た。得られた比較ポリイミド樹脂7について1H NMR測定を行い、ポリアミド酸のカルボキシプロトンおよびアミドプロトン由来のシグナルが消失したことを確認、すなわち完全にイミド化が進行したことを確認した。
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりに比較ポリイミド樹脂7を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。得られたポリイミド組成物の硬化膜の評価結果を表1に示す。
本発明のポリイミド樹脂である実施例1~4のポリイミド樹脂はいずれも、低誘電率、低誘電正接、高弾性率、及び低線熱膨張係数を備えた硬化膜を形成可能でありながら、塗膜の再溶解性の速度が速いポリイミド樹脂であることが示された。
それに対して、特許文献2に記載されているポリイミド樹脂に相当する比較例1のポリイミド樹脂は、塗膜の再溶解性の速度が遅いポリイミド樹脂であった。
比較例1のポリイミド樹脂のカルボン酸二無水物成分の一部を剛直なPMDAに置き換えた比較例2のポリイミド樹脂は、比較例1と同様に、塗膜の再溶解性の速度が遅いポリイミド樹脂であった。
比較例2のポリイミド樹脂の分子量を約1/2に低減した比較例3のポリイミド樹脂は、塗膜の再溶解性の速度は上昇したものの、硬化膜の機械特性が悪化することが示された。
比較例2のポリイミド樹脂の分子量を約1/5に低減した比較例4のポリイミド樹脂は、硬化膜を形成したところ非常に脆い膜となり、自立膜を形成できないことが示された。
実施例2のBTDAの代わりに6FDAを用いた比較例5のポリイミド樹脂は、硬化膜の機械特性が大きく悪化し、線熱膨張係数も劣っていた。
実施例3のBTDAの代わりに6FDAを用いた比較例6のポリイミド樹脂も、硬化膜の機械特性が悪化した。
TMPBP-TMEの含有量が多い比較例7のポリイミド樹脂は、BTDA成分を含有していても、未だ塗膜の再溶解性の速度が遅いポリイミド樹脂であった。
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりにポリイミド樹脂4を用い、添加剤として、1分子中に4つのエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位を有するエポキシ化合物(マクシーブM-100(MXV-M100)、前記化学式(Ia)で表されるN,N,N’,N’-テトラグリシジルメタキシリレンジアミン、三菱ガス化学製)をポリイミド樹脂100質量部に対して10質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物を調製し、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。
また、密着力評価用に、基板を窒化ケイ素基板及び銅基板に変更して実施例1と同様に各基板上にポリイミド組成物の硬化膜を製造した。なお、各基板からポリイミド組成物の硬化膜を剥離はせず、密着力評価を実施した。
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりにポリイミド樹脂4を用い、添加剤として、1分子中に4つのエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位を有するエポキシ化合物(スミエポキシELM-434(ELM-434)、前記化学式(Ib)で表されるN,N,N’,N’-テトラグリシジル-4,4’-ジアミノジフェニルメタン、住友化学製)をポリイミド樹脂100質量部に対して10質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物を調製し、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。
また、密着力評価用に、基板を窒化ケイ素基板及び銅基板に変更して実施例1と同様に各基板上にポリイミド組成物の硬化膜を製造した。なお、各基板からポリイミド組成物の硬化膜を剥離はせず、密着力評価を実施した。
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりにポリイミド樹脂4を用い、添加剤として、1分子中に3つのエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位とグリシジルエーテル部位を有するエポキシ化合物(スミエポキシELM-100(ELM-100)、前記化学式(Ic)で表されるN-[2-メチル-4-(オキシラニルメトキシ)フェニル]-N-(オキシラニルメチル)オキシランメタンアミン、住友化学製)をポリイミド樹脂100質量部に対して10質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物を調製し、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。
また、密着力評価用に、基板を窒化ケイ素基板及び銅基板に変更して実施例1と同様に各基板上にポリイミド組成物の硬化膜を製造した。なお、各基板からポリイミド組成物の硬化膜を剥離はせず、密着力評価を実施した。
(実施例8)
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりにポリイミド樹脂4を用い、添加剤として、1分子中に4つのエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位を有するエポキシ化合物(マクシーブM-100(MXV-M100)、三菱ガス化学製)をポリイミド樹脂100質量部に対して10質量部、及び3-グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン(KBM-402、信越化学工業製)をポリイミド樹脂100質量部に対して1質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物を調製し、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。
また、密着力評価用に、基板を窒化ケイ素基板及び銅基板に変更して実施例1と同様に各基板上にポリイミド組成物の硬化膜を製造した。なお、各基板からポリイミド組成物の硬化膜を剥離はせず、密着力評価を実施した。
実施例1において、ポリイミド樹脂1の代わりにポリイミド樹脂4を用い、添加剤として、1分子中に4つのエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位を有するエポキシ化合物(マクシーブM-100(MXV-M100)、三菱ガス化学製)をポリイミド樹脂100質量部に対して10質量部、及び下記構造を有するシランカップリング剤(VD-5、四国化成製)をポリイミド樹脂100質量部に対して1質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物を調製し、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。
また、密着力評価用に、基板を窒化ケイ素基板及び銅基板に変更して実施例1と同様に各基板上にポリイミド組成物の硬化膜を製造した。なお、各基板からポリイミド組成物の硬化膜を剥離はせず、密着力評価を実施した。
実施例1において、溶媒として、DMAcとEAの1:1混合溶媒から、シクロペンタノン(CPN)に変更し、ポリイミド樹脂1の代わりにポリイミド樹脂4を用い、添加剤として、1分子中に4つのエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位を有するエポキシ化合物(マクシーブM-100(MXV-M100)、三菱ガス化学製)をポリイミド樹脂100質量部に対して10質量部、及び前記シランカップリング剤(VD-5、四国化成製)をポリイミド樹脂100質量部に対して1質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド組成物を調製し、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。
また、密着力評価用に、基板を窒化ケイ素基板及び銅基板に変更して実施例1と同様に各基板上にポリイミド組成物の硬化膜を製造した。なお、各基板からポリイミド組成物の硬化膜を剥離はせず、密着力評価を実施した。
実施例10において、添加剤として、1分子中に4つのエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位を有するエポキシ化合物(マクシーブM-100(MXV-M100)、三菱ガス化学製)の代わりに、1分子中に4つのエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位を有するエポキシ化合物(スミエポキシELM-434(ELM-434)、住友化学製)に変更した以外は、実施例10と同様にして、ポリイミド組成物を調製し、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。
また、密着力評価用に、基板を窒化ケイ素基板及び銅基板に変更して実施例1と同様に各基板上にポリイミド組成物の硬化膜を製造した。なお、各基板からポリイミド組成物の硬化膜を剥離はせず、密着力評価を実施した。
実施例10において、添加剤として、1分子中に4つのエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位を有するエポキシ化合物(マクシーブM-100(MXV-M100)、三菱ガス化学製)の代わりに、1分子中に3つのエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位とグリシジルエーテル部位を有するエポキシ化合物(スミエポキシELM-100(ELM-100)、住友化学製)に変更した以外は、実施例10と同様にして、ポリイミド組成物を調製し、ポリイミド組成物の硬化膜を製造した。
また、密着力評価用に、基板を窒化ケイ素基板及び銅基板に変更して実施例1と同様に各基板上にポリイミド組成物の硬化膜を製造した。なお、各基板からポリイミド組成物の硬化膜を剥離はせず、密着力評価を実施した。
本発明のポリイミド組成物である実施例4~12のポリイミド組成物はいずれも、低誘電率、低誘電正接、高弾性率、及び低線熱膨張係数を備えた硬化膜を形成可能でありながら、塗膜の再溶解性の速度が速いポリイミド樹脂であることが示された。
また、本発明のポリイミド組成物において、1分子中に3つ以上のエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位を有するエポキシ化合物を更に含有する、実施形態Aのポリイミド組成物5~12は、無機化合物(SiN)や金属(Cu)に対する密着性が向上することが示された。
また、ポリイミド組成物8~12のように、実施形態Aのポリイミド組成物においてさらにシランカップリング剤を含有すると、金属(Cu)に対する密着性が向上することが示された。
Claims (16)
- ゲル浸透クロマトグラフィーのポリスチレン換算による重量平均分子量が150,000以上である、請求項1に記載のポリイミド樹脂。
- 請求項1~3のいずれか1項に記載のポリイミド樹脂と、有機溶媒を含有する、ポリイミド組成物。
- 1分子中に3つ以上のエポキシ基を有し、且つグリシジルアミン部位を有するエポキシ化合物を更に含有する、請求項4に記載のポリイミド組成物。
- 請求項4~6のいずれか1項に記載のポリイミド組成物を基板上に塗布し、乾燥することにより塗膜を形成する工程と、
前記塗膜を加熱することにより、硬化膜を形成する工程を有する、ポリイミド組成物の硬化膜の製造方法。 - 前記塗膜を加熱する温度が、150℃以上240℃以下である、請求項7に記載のポリイミド組成物の硬化膜の製造方法。
- 請求項4~6のいずれか1項に記載のポリイミド組成物を硬化した、ポリイミド組成物の硬化膜。
- スプリットシリンダー共振器を使用した10GHzにおける測定において、誘電率が3.60以下、誘電正接が0.020以下である、請求項9に記載のポリイミド組成物の硬化膜。
- 100℃~150℃における線熱膨張係数が30ppm/℃以下である、請求項9又は10に記載のポリイミド組成物の硬化膜。
- 25℃における引張弾性率が4.5GPa以上である、請求項9~11のいずれか1項に記載のポリイミド組成物の硬化膜。
- 請求項5又は6に記載のポリイミド組成物を硬化したポリイミド組成物の硬化膜であって、窒化ケイ素基板に対する密着性は、JIS K 5400-8.5に準拠した碁盤目試験法で剥離しない碁盤目の数が全体の80%以上である、ポリイミド組成物の硬化膜。
- 請求項9~13に記載のポリイミド組成物の硬化膜を用いて作製された絶縁膜。
- 請求項9~13に記載のポリイミド組成物の硬化膜を用いて作製された保護膜。
- 請求項14の絶縁膜又は請求項15の保護膜を含む、電子部品。
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