JP7561510B2 - 積層体、ラベル及び印刷物 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は以下のとおりである。
前記樹脂含有層が、前記シートを覆う熱可塑性樹脂を含有し、
前記シートの押し込み硬さが、0N/mm2超60N/mm2以下である、積層体。
[2]前記シートの押し込み硬さが、0.1N/mm2以上60N/mm2以下である、前記[1]に記載の積層体。
[3]前記シートの押し込み硬さが、10N/mm2以上60N/mm2以下である、前記[1]又は[2]に記載の積層体。
[4]前記樹脂含有層における前記熱可塑性樹脂が、ポリウレタン樹脂を含有する、前記[1]~[3]のいずれかに記載の積層体。
[5]前記熱可塑性樹脂層が、ランダムポリプロピレンを含有する、前記[1]~[4]のいずれかに記載の積層体。
[6]前記ランダムポリプロピレンの引張弾性率が、30~1200N/mm2である、前記[5]に記載の積層体。
[7]前記ランダムポリプロピレンの融点が、100~145℃である、前記[5]又は[6]に記載の積層体。
[8]前記熱可塑性樹脂層における前記ランダムポリプロピレンの含有量が、60質量%以上である、前記[5]~[7]のいずれかに記載の積層体。
[9]前記樹脂含有層が、機能性粒子を含有する、前記[1]~[8]のいずれかに記載の積層体。
[10]前記機能性粒子が、カチオン性金属酸化物を有する粒子を含有する、前記[9]に記載の積層体。
[11]前記機能性粒子が、オレフィン系重合体粒子を含有する、前記[9]に記載の積層体。
[12]前記シートが、基材層と、前記基材層の面上に設けられた前記熱可塑性樹脂層とを有する、前記[1]~[11]のいずれかに記載の積層体。
[13]前記[1]~[12]のいずれかに記載の積層体と、
前記積層体の前記樹脂含有層側と反対側の面上に設けられた接着層と、
を有する、ラベル。
[14]前記[1]~[12]のいずれかに記載の積層体と、
前記積層体の前記樹脂含有層の面上に設けられた印刷層と、
を有する、印刷物。
また、「(メタ)アクリル」の記載は、アクリルとメタクリルの両方を示す。
本発明の積層体は、シートと樹脂含有層とを有する。
シートは、熱可塑性樹脂層を一方の表面に有する。
樹脂含有層は、シートの熱可塑性樹脂層の面上に設けられている。
樹脂含有層は、シートを覆う熱可塑性樹脂を含有する。
シートは、0N/mm2超60N/mm2以下の押し込み硬さを有する。
そこで、本発明者らは、鋭意検討した結果、樹脂含有層の下地となる熱可塑性樹脂層を一方の表面に有するシートの押し込み硬さを0N/mm2超60N/mm2以下とすることで、打ち抜き等で印刷物を切断した際の印刷層の剥離を抑制できることを見出し、本発明の完成に至った。
シートは、熱可塑性樹脂層を一方の表面に有する。
シートは、例えば、積層体に剛度(コシ)を付与する。
ここで、シートのべたつきとは、熱可塑性樹脂層の物に対する付着感をいう。シートにべたつきがあると、シートをロール状に巻き取って又はシートを重ねて保存した際の、シート同士のブロッキングが生じやすくなる。
シートは、例えば、基材層と、基材層の面上に設けられた熱可塑性樹脂層とを有する。
シートが基材層を有する3層以上の構成である場合、シートにおいて、基材層の一方の面側の層構成と他方の面側の層構成とは、対称の層構成であってもよく、非対称の層構成であってもよい。例えば、シートは、基材層の両面のそれぞれに熱可塑性樹脂層を有していてもよい。この場合、両面の2つの熱可塑性樹脂層は、材質、厚みなどが同じであってもよいし、異なっていてもよい。
シートの厚みは、例えば、JISK7130:1999に従い、定圧厚さ測定器を用いて測定する。
シートは、熱可塑性樹脂層を一方の表面に有する。
シートは、基材層の両面のそれぞれに熱可塑性樹脂層を有していてもよい。この場合、両面の2つの熱可塑性樹脂層は、材質、厚みなどが同じであってもよいし、異なっていてもよい。
熱可塑性樹脂層は、熱可塑性樹脂を含有する。
熱可塑性樹脂層は、例えば、熱可塑性樹脂から構成される。その際、熱可塑性樹脂は、例えば、マトリックス樹脂である。
シートが、基材層の両面のそれぞれに熱可塑性樹脂層を有している場合、シートの押し込み硬さは、少なくとも片面において0N/mm2超60N/mm2以下を満たし、両面において0N/mm2超60N/mm2以下を満たすことが好ましい。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリブテン、及び4-メチル-1-ペンテン(共)重合体等が挙げられる。
ポリエチレン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、低結晶性又は非晶性のエチレン・α-オレフィン共重合体、及びエチレン-環状オレフィン共重合体等が挙げられる。
ポリプロピレン系樹脂としては、例えば、結晶性ポリプロピレン、低結晶性ポリプロピレン、非晶性ポリプロピレン、プロピレン・エチレン共重合体(ランダム共重合体又はブロック共重合体)、プロピレン・α-オレフィン共重合体、及びプロピレン・エチレン・α-オレフィン共重合体等が挙げられる。
なお、プロピレン・α-オレフィン共重合体、及びプロピレン・エチレン・α-オレフィン共重合体を構成するα-オレフィンとしては、エチレン及びプロピレンと共重合可能であれば特に限定されず、例えば、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペンテン、1-ヘプテン、及び1-オクテン等が挙げられる。
これらの中でも、ランダムポリプロピレンが所定の弾性率が得られやすい点及びシート成形中に熱可塑性樹脂層の一部が剥がれて積層体表面を汚染することを抑制する点から好ましい。ランダムポリプロピレンは、プロピレン・エチレン共重合体の一種である、プロピレンとエチレンとのランダム共重合体であり、本明細書においては、全モノマーに対するプロピレンのモル比が0.5以上のものを指す。上記プロピレン・エチレン共重合体はプロピレンとエチレンと別のコモノマーとの共重合体であってもよい。
引張弾性率は、JIS K 7162に準拠して求めることができる。
融点(融解温度)は、JIS K 7121:1987に準拠して求めることができる。
基材層は、例えば、熱可塑性樹脂を含有する。基材層は、熱可塑性樹脂の他に、フィラー等を含有していてもよい。
基材層において、熱可塑性樹脂は、例えば、マトリックス樹脂であり、シートに機械的強度を付与する。
基材層に含有される熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリブテン、及び4-メチル-1-ペンテン(共)重合体等のポリオレフィン系樹脂;エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体の金属塩(アイオノマー)、エチレン-(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体(アルキル基の炭素数は1~8であることが好ましい)、マレイン酸変性ポリエチレン、及びマレイン酸変性ポリプロピレン等の官能基含有オレフィン系樹脂;芳香族ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、及びポリエチレンナフタレート等)、及び脂肪族ポリエステル(ポリブチレンサクシネート、及びポリ乳酸等)等のポリエステル系樹脂;ナイロン-6、ナイロン-6,6、ナイロン-6,10、及びナイロン-6,12等のポリアミド系樹脂;シンジオタクティックポリスチレン、アタクティックポリスチレン、アクリロニトリル-スチレン(AS)共重合体、スチレン-ブタジエン(SBR)共重合体、及びアクリロニトリル-ブタジエン-スチレン(ABS)共重合体等のスチレン系樹脂;ポリ塩化ビニル樹脂;ポリカーボネート樹脂;並びにポリフェニレンスルフィド等が挙げられる。
ポリプロピレン系樹脂としては、例えば、結晶性ポリプロピレン、低結晶性ポリプロピレン、非晶性ポリプロピレン、及びプロピレン・エチレン共重合体(ランダム共重合体又はブロック共重合体)、プロピレン・α-オレフィン共重合体、及びプロピレン・エチレン・α-オレフィン共重合体等)等が挙げられる。
なお、プロピレン・α-オレフィン共重合体、及びプロピレン・エチレン・α-オレフィン共重合体を構成するα-オレフィンとしては、エチレン及びプロピレンと共重合可能であれば、特に限定されず、例えば、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペンテン、1-ヘプテン、及び1-オクテン等が挙げられる。
これら熱可塑性樹脂のなかでも、耐水性及び耐薬品性を低コストで得ることができる点で、ポリオレフィン系樹脂が好ましく、積層体に印刷媒体としての適度な剛度を与えることができる点で、ポリプロピレン系樹脂が好ましい。
フィラーは、例えば、基材層を形成する際の空孔の形成に寄与する。基材層に空孔が形成されることにより、積層体は所望の白色度及び不透明度を得ることができる。一方、透明な積層体を製造する場合には基材層はフィラーを含有しなくてもよい。
基材層に含まれるフィラーとしては、例えば、無機フィラー、及び有機フィラー等が挙げられる。
これらの無機フィラーは、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
シートの製造方法としては、特に限定されない。例えば、スクリュー型押出機に接続された単層又は多層のTダイ、Iダイなどにより溶融樹脂をシート状に押し出すキャスト成形、カレンダー成形、圧延成形、インフレーション成形などを用いて、熱可塑性樹脂層、基材層を成形することができる。また、熱可塑性樹脂と、有機溶媒又はオイルとの混合物をキャスト成形またはカレンダー成形した後、溶媒又はオイルを除去する方法を用いて、熱可塑性樹脂層、及び基材層を成形してもよい。
シートの延伸方法としては、特に限定されず、例えば、ロール群の周速差を利用した縦(MD)延伸、テンターオーブンを使用した横(TD)延伸、圧延、テンターオーブンとリニアモーターの組み合わせによる同時二軸延伸、若しくは、テンターとパンタグラフとの組み合わせによる同時二軸延伸、又は、これらの組合せ等が挙げられる。
樹脂含有層は、シートを覆う熱可塑性樹脂を含有する。
樹脂含有層は、例えば、更に機能性粒子、及び水溶性ポリマー等を含有する。
積層体において、樹脂含有層は、シートの熱可塑性樹脂層の面上に設けられている。
熱可塑性樹脂は、例えば、樹脂含有層を構成するマトリックス樹脂である。
熱可塑性樹脂は、例えば、層状で樹脂含有層に存在し、シートを覆っている。熱可塑性樹脂がシートを覆うことで、耐水性が得られやすい一方で、打ち抜き等で印刷物を切断した際の印刷層の剥離が生じやすくなる。そこで、本発明では、係る課題を解決している。
熱可塑性樹脂は、例えば、熱可塑性樹脂粒子の融着物である。熱可塑性樹脂粒子の融着物は、熱可塑性樹脂粒子が加熱により融着したものである。融着は、例えば、樹脂含有層を形成する際の加熱により生じる。これにより、熱可塑性樹脂が層状に形成され、耐水性が得られやすくなる。また、層状に形成された熱可塑性樹脂に機能性粒子が取り込まれて積層体に固定され、機能性粒子の機能が発揮されやすくなる。融着物においては、熱可塑性樹脂粒子同士の界面が消滅していてもよいし、本発明の効果を阻害しない範囲で界面が残っていてもよい。
ビニルエステル類としては、例えば、酢酸ビニル等が挙げられる。
不飽和カルボン酸類としては、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸等が挙げられる。
(メタ)アクリルアミド、炭素数1~4のアルキル基及び炭素数1または2のアルキレン基を同時に有する誘導体としては、例えば、N-アルキルアミノアルキレン(メタ)アクリレート、N-アルキルアミノアルキレン(メタ)アクリルアミド、N,N-ジアルキルアミノアルキレン(メタ)アクリレート、N,N-ジアルキルアミノアルキレン(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロイルオキシアルキレントリアルキルアンモニウム塩、及び(メタ)アクリロイルアミノアルキレントリアルキルアンモニウム塩等が挙げられる。
軟化点は、高化式フローテスターにより測定することができる。
なお、ここでの含有量は、樹脂含有層中の全ての熱可塑性樹脂の含有量を意味する。例えば、樹脂含有層中に、熱可塑性樹脂粒子の融着物と、粒子状の熱可塑性粒子とが共存する場合、ここでの含有量は、それらの合計の含有量である。
機能性粒子は、積層体表面に種々の機能を付与可能な無機粒子又は有機粒子である。
当該機能としては、帯電防止機能、印刷性向上機能及びブロッキング防止機能等が挙げられる。
機能性粒子は、樹脂含有層を構成する熱可塑性樹脂によって樹脂含有層に固定されている。機能性粒子は、例えば、樹脂含有層を構成する熱可塑性樹脂中に分布している。機能性粒子は、樹脂含有層を構成する層状の熱可塑性樹脂中に埋没されていてもよいし、樹脂含有層を構成する層状の熱可塑性樹脂の表面に露出していてもよい。
金属酸化物を有する粒子としては、カチオン性化合物粒子、カチオン性化合物被覆粒子等が挙げられる。
また、金属酸化物を有する粒子としては、例えば、表面に金属酸化物の層を有する無機物粒子、及び金属酸化物粒子などが挙げられる。
樹脂含有層を形成する際、これらの金属酸化物粒子は、例えば、ゾル(以下、「金属酸化物ゾル」と称することがある。)の状態で用いられてもよい。
金属酸化物ゾルとしては、例えば、酸化ハフニウムゾル、酸化ジルコニウムゾル、酸化亜鉛ゾル、酸化チタンゾル、酸化イットリウムゾル、酸化アルミニウムゾル、酸化銅ゾル、酸化ゲルマニウムゾル、酸化タングステンゾル、酸化インジウムゾル、及び酸化スズゾル等が挙げられる。例えば、酸化アルミニウムゾルを製造する方法としては、アルミニウムイソプロポキシド等のアルミニウムアルコキシドを酸で加水分解して製造する方法、及び塩化アルミニウムを水素等の火炎中に導入して合成する方法(いわゆる気相法)等が挙げられる。
オレフィン系重合体粒子は、これらオレフィン類の単独重合体であってもよいし、共重合体であってもよい。
ることが好ましい。これにより、後述する金属酸化物を有する粒子を樹脂含有層の表面に接着固化することができる。同様の理由で、オレフィン系重合体粒子の重量平均分子量は、1000以上が好ましく3000以上がより好ましく、5000以上がさらに好ましい。
水溶性ポリマーとしては、ポリビニルピロリドン等のビニル系共重合体;部分ケン化のポリビニルアルコール(以下、「PVA」と称することがある)、完全ケン化のPVA、及びイソブチレン-無水マレイン酸共重合体のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩等のビニル系共重合体加水分解物;ポリ(メタ)アクリル酸ナトリウム、及びポリ(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリル酸誘導体;変性ポリアミド;カルボキシメチルセルロース、及びカルボキシエチルセルロース等のセルロース誘導体;ポリエチレンイミン、ポリエチレンオキシド、及びポリエチレングリコール等の開環重合系高分子またはそれらの変性物;ゼラチン、及び澱粉等の天然系高分子等またはそれらの変性物等が挙げられる。これらの中でも、部分ケン化のPVA、完全ケン化のPVA、ポリエチレンイミン、及びポリエチレンイミン変性物を使用することが好ましい。
樹脂含有層の形成方法としては、特に限定されないが、シートにおける熱可塑性樹脂層の面に塗工剤を塗工し、乾燥する方法が、配合及び形成方法が容易であることから好ましい。
塗工剤は、例えば、熱可塑性樹脂粒子及び水を含有する。塗工剤は、機能性粒子を含有していてもよい。例えば、熱可塑性樹脂粒子の一部又は全部は、塗工後に最低造膜温度以上に加熱されることで融着する。
図1に示すように、積層体1aは、シート2aと樹脂含有層5とを有する。シート2aは、熱可塑性樹脂層4を一方の表面に有する。シート2aは、更に基材層3を有する。樹脂含有層5は、シート2aの熱可塑性樹脂層4の面上に設けられている。
シート2aの熱可塑性樹脂層4側に対するナノインデンデーション試験により測定される、シート2aの押し込み硬さは、0N/mm2超60N/mm2である。
図2に示すように、積層体1bは、シート2bと樹脂含有層5と樹脂含有層7とを有する。シート2bは、熱可塑性樹脂層4を一方の表面に有し、熱可塑性樹脂層6を他方の表面に有する。シート2bは、更に熱可塑性樹脂層4及び熱可塑性樹脂層6の間に基材層3を有する。樹脂含有層5は、シート2bの熱可塑性樹脂層4の面上に設けられている。樹脂含有層7は、シート2bの熱可塑性樹脂層6の面上に設けられている。
シート2bの熱可塑性樹脂層4側に対するナノインデンデーション試験により測定される、シート2bの押し込み硬さは、0N/mm2超60N/mm2である。
シート2bの熱可塑性樹脂層6側に対するナノインデンデーション試験により測定される、シート2bの押し込み硬さは、特に限定されないが、0N/mm2超60N/mm2であることが好ましい。
ラベルは積層体の一方の面上に接着層を有する。接着層は常温で粘着性を有する粘着層であってもよく、加熱により活性化するヒートシール層であってもよい。ラベルが粘着層を有する場合、当該ラベルは粘着ラベルである。また、ラベルがヒートシール層を有する場合、当該ラベルは感熱ラベルである。
例えば、ラベルは積層体の樹脂含有層側と反対側の面上に接着層を有する。
また、粘着層の厚みとしては、例えば固形分量で3g/m2以上であることが好ましく、10g/m2以上であることがより好ましい。また、粘着層の厚みは固形分量で60g/m2以下であることが好ましく、40g/m2以下であることがより好ましい。
また、ヒートシール層の厚みは、1.0μm以上であることが好ましく、2.0μm以上であることがより好ましい。ヒートシール層の厚みは、10μm以下であることが好ましく、5.0μm以下であることがより好ましい。
本発明の印刷物は、本発明の積層体と、積層体の樹脂含有層の面上に設けられた印刷層と、を有する。印刷物は、印刷層を片面に有してもよいし、両面に有していてもよい。また、印刷物は、接着層を有する印刷ラベルであってもよい。
印刷層は、樹脂含有層の面上の全面に設けられていてもよいし、一部に設けられていてもよい。
剥離層としては、特に制限されないが、例えば、上質紙やクラフト紙をそのまま、あるいは上質紙やクラフト紙にカレンダー処理、樹脂コート、フィルムラミネートをしたもの、またはグラシン紙、コート紙、プラスチックフィルム等のシリコーン処理を施したもの等を使用することができる。
図3に示すように、印刷物10aは、積層体1aと印刷層8とを有する。積層体1aは、図1に示す積層体1aである。印刷物10aにおいて、印刷層8は、積層体1aの樹脂含有層5の面上に設けられている。
図4に示すように、印刷物10bは、積層体1aと印刷層8と粘着層11とを有する。積層体1aは、図1に示す積層体1aである。印刷層8は、積層体1aの樹脂含有層5の面上に設けられている。粘着層11は、積層体1aの基材層3の面上に設けられている。
図5に示すように、印刷物10cは、積層体1bと印刷層8と印刷層9とを有する。積層体1bは、図2に示す積層体1bである。印刷層8は、積層体1bの樹脂含有層5の面上に設けられている。印刷層9は、積層体1bの樹脂含有層7の面上に設けられている。
図6に示すように、印刷物10dは、積層体1bと印刷層8と粘着層11とを有する。積層体1bは、図2に示す積層体1bである。印刷層8は、積層体1bの樹脂含有層5の面上に設けられている。粘着層11は、積層体1bの樹脂含有層7の面上に設けられている。
以下の表1に示す原料を用いて、樹脂含有層用塗工剤を調製した。
表1に記載の水溶性ポリマー3.0質量部及び水100質量部を混合し、5分間撹拌を行った。その後、10%濃度の酢酸を用いて、水溶性ポリマー及び水の混合物のpHが5.0になるようにpHを調整した。
次に、pH調整を行って得られた混合液に、表1に記載の機能性粒子A〔日産化学工業(株)製、商品名:スノーテックスST-AK、平均粒径15nmのアルミナ表面処理コロイダルシリカ、固形分濃度19%〕52.9質量部、及び表1に記載の熱可塑性樹脂粒子A〔DIC(株)製、製品名:ハイドランCP7050、平均粒径75nmのウレタンエマルジョン、最低造膜温度:0℃、固形分濃度25%〕30.6質量部を添加し、5分間撹拌した。これにより、樹脂含有層用塗工剤No.1を得た。
得られた塗工剤No.1における各原料の固形分割合を表2に示した。
表1に記載の水溶性ポリマー2.7質量部及び水100質量部を混合し、5分間撹拌を行った。その後、10%濃度の酢酸を用いて、水溶性ポリマー及び水の混合物のpHが5.0になるようにpHを調整した。
次に、pH調整を行って得られた混合液に、表1に記載の機能性粒子A 47.5質量部、及び表1に記載の熱可塑性樹脂粒子B〔DIC(株)製、商品名:ボンコートVO8、平均粒径300nmのアクリルエマルジョン、最低造膜温度25℃、固形分濃度:40%)〕17.2質量部を添加し、5分間撹拌した。これにより、樹脂含有層用塗工剤No.2を得た。
得られた塗工剤No.2における各原料の固形分割合を表2に示した。
表1に記載の水溶性ポリマー2.8質量部及び水100質量部を混合し、5分間撹拌を行った。その後、10%濃度の酢酸を用いて、水溶性ポリマー及び水の混合物のpHが5.0になるようにpHを調整した。
次に、pH調整を行って得られた混合液に、表1に記載の機能性粒子B〔日産化学工業(株)製、商品名:アルミナゾル520、平均粒径20nmのアルミナゾル、固形分濃度22%〕42.6質量部、及び表1に記載の熱可塑性樹脂粒子A 28.5質量部を添加し、5分間撹拌した。これにより、樹脂含有層用塗工剤No.3を得た。
得られた塗工剤No.3における各原料の固形分割合を表2に示した。
表1に記載の水溶性ポリマー4.4質量部及び水100質量部を混合し、5分間撹拌を行った。その後、10%濃度の酢酸を用いて、水溶性ポリマー及び水の混合物のpHが5.0になるようにpHを調整した。
次に、pH調整を行って得られた混合液に、表1に記載の機能性粒子A 100.7質量部を添加し、5分間撹拌した。これにより、樹脂含有層用塗工剤No.4を得た。
得られた塗工剤No.4における各原料の固形分割合を表2に示した。
表1に記載の水溶性ポリマー3.5質量部及び水100質量部を混合し、5分間撹拌を行った。その後、10%濃度の酢酸を用いて、水溶性ポリマー及び水の混合物のpHが5.0になるようにpHを調整した。
次に、pH調整を行って得られた混合液に、表1に記載の機能性粒子C〔中央理化工業(株)製、商品名:アクアテックスAC-3100、エチレン-メタクリル酸共重合体エマルジョン溶液、平均分散粒子径0.7μm、最低造膜温度100℃)〕14.9質量部、及び表1に記載の熱可塑性樹脂粒子A26.8質量部を添加し、5分間撹拌した。これにより、樹脂含有層用塗工剤No.5を得た。
得られた塗工剤No.5における各原料の固形分割合を表2に示した。
表1に記載の水溶性ポリマー3.2質量部及び水100質量部を混合し、5分間撹拌を行った。その後、10%濃度の酢酸を用いて、水溶性ポリマー及び水の混合物のpHが5.0になるようにpHを調整した。
次に、pH調整を行って得られた混合液に、表1に記載の機能性粒子C 13.5質量部、及び表1に記載の熱可塑性樹脂粒子B 15.2質量部を添加し、5分間撹拌した。これにより、樹脂含有層用塗工剤No.6を得た。
得られた塗工剤No.6における各原料の固形分割合を表2に示した。
表1に記載の水溶性ポリマー3.5質量部及び水100質量部を混合し、5分間撹拌を行った。その後、10%濃度の酢酸を用いて、水溶性ポリマー及び水の混合物のpHが5.0になるようにpHを調整した。
次に、pH調整を行って得られた混合液に、表1に記載の機能性粒子D〔住友精化(株)製、商品名:セポルジョンG315、オレフィン系樹脂エマルジョン、平均分散粒子径1.5μm、最低造膜温度85℃)〕14.9質量部、及び表1に記載の熱可塑性樹脂粒子A 26.8質量部を添加し、5分間撹拌した。これにより、樹脂含有層用塗工剤No.7を得た。
得られた塗工剤No.7における各原料の固形分割合を表2に示した。
以下の表3に示す原料を用いて、シートを製造した。
<<工程(2-1A)>>
表3に示すPP-1(三井化学(株)製、商品名:タフマー PN0040、エチレン・プロピレン共重合体)77質量部、表3に示すCA-1(備北粉化工業(株)製、商品名:ソフトン #1800、重質炭酸カルシウム)22質量部、及び表3に示すTI-1(石原産業(株)製、商品名:ルチル型二酸化チタン、タイペーク CR-60)1質量部を混合して混合物を得た。得られた混合物を270℃の温度に設定した押出機にて混練した後、押出機からシート状に押し出し、冷却装置により冷却することで、無延伸シートを得た。得られた無延伸シートを150℃の温度にまで再度加熱した後、ロール群の周速差を利用して縦方向(MD方向)に4倍に延伸することで、縦4倍延伸フィルムを得た。
工程(2-1A)とは別に、表3に示すPP-1を270℃の温度に設定した押出機にて混練した後、シート状に押し出し、無延伸シートを得た。得られた無延伸シートを、工程(2-1A)で得られた縦4倍延伸フィルムの片面に積層することで、二層構造の積層フィルムを得た。
次に、工程(2-1B)で得られた二層構造の積層フィルムを60℃の温度にまで冷却した後、再び165℃の温度にまで加熱して、テンターを用いて横方向(TD方向)に9倍延伸した。その後、175℃の温度でアニーリング処理し、60℃の温度にまで冷却した後、耳部をスリットすることで、二層構造の積層延伸フィルムを得た。
製造例2-1において、工程(2-1B)を以下の工程(2-2B)に変更した以外は、製造例2-1と同様にして、シートNo.2を得た。
工程(2-1A)とは別に、表3に示すPP-2(エクソンモービル製、商品名:VISTAMAXX 3588FL、エチレン・プロピレン共重合体)を270℃の温度に設定した押出機にて混練した後、シート状に押し出し、無延伸シートを得た。得られた無延伸シートを、工程(2-1A)で得られた縦4倍延伸フィルムの片面に積層することで、二層構造の積層フィルムを得た。
製造例2-1において、工程(2-1B)を以下の工程(2-3B)に変更した以外は、製造例2-1と同様にして、シートNo.3を得た。
工程(2-1A)とは別に、表3に示すPP-4(日本ポリプロ(株)製、商品名:ノバテックPP EG7F、エチレン・プロピレン共重合体)を270℃の温度に設定した押出機にて混練した後、シート状に押し出し、無延伸シートを得た。得られた無延伸シートを、工程(2-1A)で得られた縦4倍延伸フィルムの片面に積層することで、二層構造の積層フィルムを得た。
製造例2-1において、工程(2-1B)を以下の工程(2-4B)に変更した以外は、製造例2-1と同様にして、シートNo.4を得た。
工程(2-1A)とは別に、表3に示すPP-5(日本ポリプロ(株)製、商品名:ウインテック WFW4、エチレン・プロピレン共重合体)を270℃の温度に設定した押出機にて混練した後、シート状に押し出し、無延伸シートを得た。得られた無延伸シートを、工程(2-1A)で得られた縦4倍延伸フィルムの片面に積層することで、二層構造の積層フィルムを得た。
製造例2-1において、工程(2-1B)を以下の工程(2-5B)に変更した以外は、製造例2-1と同様にして、シートNo.5を得た。
工程(2-1A)とは別に、表3に示すPP-6(日本ポリプロ(株)製、商品名:ノバテックPP MG3F、エチレン・プロピレン共重合体)を270℃の温度に設定した押出機にて混練した後、シート状に押し出し、無延伸シートを得た。得られた無延伸シートを、工程(2-1A)で得られた縦4倍延伸フィルムの片面に積層することで、二層構造の積層フィルムを得た。
製造例2-1において、工程(2-1B)を以下の工程(2-6B)に変更した以外は、製造例2-1と同様にして、シートNo.6を得た。
工程(2-1A)とは別に、表3に示すPP-7(日本ポリプロ(株)製、商品名:ノバテックPP MA3、プロピレン単独重合体)を270℃の温度に設定した押出機にて混練した後、シート状に押し出し、無延伸シートを得た。得られた無延伸シートを、工程(2-1A)で得られた縦4倍延伸フィルムの片面に積層することで、二層構造の積層フィルムを得た。
製造例2-1において、工程(2-1B)を以下の工程(2-7B)に変更した以外は、製造例2-1と同様にして、シートNo.7を得た。
工程(2-1A)とは別に、表3に示すPP-5とPP-7とを質量比50:50で混合して混合物を得た。得られた混合物を270℃の温度に設定した押出機にて混練した後、シート状に押し出し、無延伸シートを得た。得られた無延伸シートを、工程(2-1A)で得られた縦4倍延伸フィルムの片面に積層することで、二層構造の積層フィルムを得た。
製造例2-1において、工程(2-1B)を以下の工程(2-8B)に変更した以外は、製造例2-1と同様にして、シートNo.8を得た。
工程(2-1A)とは別に、表3に示すPP-5とPP-7とを質量比(PP-5:PP-7)40:60で混合して混合物を得た。得られた混合物を270℃の温度に設定した押出機にて混練した後、シート状に押し出し、無延伸シートを得た。得られた無延伸シートを、工程(2-1A)で得られた縦4倍延伸フィルムの片面に積層することで、二層構造の積層フィルムを得た。
製造例2-1において、工程(2-1B)を以下の工程(2-9B)に変更した以外は、製造例2-1と同様にして、シートNo.9を得た。
工程(2-1A)とは別に、表3に示すPE-1(日本ポリプロ(株)製、商品名:ノバテックHD HJ362N、高密度ポリエチレン)を270℃の温度に設定した押出機にて混練した後、シート状に押し出し、無延伸シートを得た。得られた無延伸シートを、工程(2-1A)で得られた縦4倍延伸フィルムの片面に積層することで、二層構造の積層フィルムを得た。
エリオニクス製のナノインデンテーションテスターENT-2100を用いて、以下の条件でバーコビッチ圧子(先端三角錐)を用いて、シートにおける熱可塑性樹脂層の表面側から負荷-除荷試験による押し込み試験を1種類の層につき5回実施し、各々の平均値より表面層の押し込み硬さを算出した。結果を表4に示した。
・温度:30℃
・最大荷重:0.05mN
・負荷速度:0.005mN
・最大荷重での保持時間:1秒
・表面検出方式:傾斜方式
・表面検出閾値係数:2.0
・ばね補正:なし
製造例2-1で製造したシートNo.1の熱可塑性樹脂層の面上に、製造例1-1で製造した樹脂含有層用塗工剤No.1を塗工した。樹脂含有層用塗工剤No.1は、塗工量が単位面積(m2)当たり乾燥後固形分で0.8gとなるように塗工した。塗工にはバーコーターを用いた。樹脂含有層用塗工剤No.1が塗工されたシートを60℃のオーブンで乾燥させて樹脂含有層を形成することで、実施例1の積層体を得た。
実施例1において、シート及び塗工剤を表5に記載のシート及び塗工剤に変更した以外は、実施例1と同様にして、積層体を得た。
印刷層の剥離の有無を下記方法にて評価した。
実施例1~11及び比較例1~4で得られた積層体の樹脂含有層上に、オフセット印刷機(リョービ(株)製、機器名:RYOBI3300CR)、UVオフセット印刷用インキ(T&K TOKA株式会社製、製品名:BC161)を用いて、2000枚印刷した。印刷面にUV(照射量100mJ/cm2)を照射し、インクを固化させて印刷層を形成した。
得られた印刷物を、ロータリーカットマシン(岩崎鉄工製のMDT)を用いてラベルサイズ120mm×60mmで打ち抜いた。
ラベルサイズに打ち抜いた後に、ラベルの端部の印刷層の剥離状態を目視で観察し、以下の評価基準で評価した。結果を表5に示した。
〔評価基準〕
A(良好):剥離が見られない。
B(可):一部に剥離が見られるものの問題なし。
C(不良):端部の全体に剥離が見られる。
実施例1~8及び比較例1~4で得られた積層体の樹脂含有層の面を23℃、相対湿度30%の環境下で、STATICHONESTMETER(SHISHIDOELECTROSTATIC.LTD製、製品名:TYPES5109)を用いてJISL1094:1997「織物及び編物の帯電性試験方法」に記載の半減期測定法に準拠して、測定を行った。この際、印加を止めてからの測定時間は300秒とし、帯電半減期S(Sec)を求めた。以下の評価基準で評価した。結果を表5に示した。
〔評価基準〕
A(良好): 帯電半減期Sが30秒以下である。
B(可): 帯電半減期Sが30秒を超え、300秒以下である。
C:(不良) 帯電半減期Sが300秒を超える。
(インク転移性評価)
実施例9~11で得られた積層体への印画は、バーコードプリンター(商品名:B-30-S5、株式会社テック社製)と溶融型樹脂性インクリボン(商品名:B110C、株式会社リコー社製)とを用いて、35℃の温度および85%の相対湿度の雰囲気下で、積層体の樹脂含有層の面にCODE39バーコードを印画することで実施した。
〔評価基準〕
A(良好):ANSIグレードA又はB(鮮明な画像が得られている。)
B(可):ANSIグレードC(バーコードに若干のかすれが見られるが、実用レベルを維持。)
C(不良):ANSIグレードD~F(バーコードのかすれにより線切れが生じる。)
D(不可):ANSIグレードN/G(CODE39のバーコードと認識できない。)
高密度ポリエチレンは、ランダムポリプロピレンよりも脆い傾向がある。そのため、熱可塑性樹脂層にランダムポリプロピレンではなく、高密度ポリエチレンを用いた実施例6では、シート成形中に熱可塑性樹脂層の一部が剥がれて、積層体表面を汚染した。
シートのべたつきに関し、シートNo.1のシートよりも、シートNo.2~No.9のシートの方が、べたつきが小さかった。すなわち、シートのべたつきの観点からは、シートの押し込み硬さは、10N/mm2以上が好ましい。
Claims (8)
- 熱可塑性樹脂層を一方の表面に有するシートと、前記シートの前記熱可塑性樹脂層の面上に設けられた樹脂含有層と、を有する積層体であって、
前記樹脂含有層が、前記シートを覆う熱可塑性樹脂を含有し、
前記樹脂含有層の前記熱可塑性樹脂が、熱可塑性樹脂粒子又は熱可塑性樹脂粒子の融着物を含み、
前記熱可塑性樹脂粒子の最低造膜温度が40℃以下であり、
前記シートの押し込み硬さが、0N/mm2超60N/mm2以下である、積層体。 - 前記樹脂含有層における前記熱可塑性樹脂が、ポリウレタン樹脂を含有する、請求項1に記載の積層体。
- 前記熱可塑性樹脂層が、ランダムポリプロピレンを含有する、請求項1又は2に記載の積層体。
- 前記熱可塑性樹脂層における前記ランダムポリプロピレンの含有量が、60質量%以上である、請求項3に記載の積層体。
- 前記樹脂含有層が、機能性粒子を含有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の積層体。
- 前記機能性粒子が、カチオン性金属酸化物を有する粒子を含有する、請求項5に記載の積層体。
- 前記機能性粒子が、オレフィン系重合体粒子を含有する、請求項5に記載の積層体。
- 前記シートが、基材層と、前記基材層の面上に設けられた前記熱可塑性樹脂層とを有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の積層体。
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