JP7466661B2 - 固体状チタン触媒成分、オレフィン重合用触媒、オレフィンの重合方法およびプロピレン重合体 - Google Patents
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Description
R1およびR2は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換の炭素数1~20の炭化水素基であり、R3~R16およびRは、それぞれ独立に、水素原子、置換もしくは無置換の炭素数1~20の炭化水素基、またはハロゲン原子であり、R1~R16およびRの水素原子、炭素原子、またはその両方は、窒素原子、酸素原子、リン原子、ハロゲン原子、およびケイ素原子からなる群より選ばれる少なくとも1種の原子で置換されていてもよい。R3~R16およびRの2つ以上が互いに結合して単環または多環を形成してもよく、隣接する置換基が直接結合した多重結合を形成してもよい。
Aは単結合か、または二つのフリーラジカルの間に1~3原子の長さの鎖を有する二価の結合基である。]
[6] n1およびn2が1である、[1]に記載の固体状チタン触媒成分(I)。
[7] n3およびn4が0である、[1]に記載の固体状チタン触媒成分(I)
[8] R1およびR2が、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、または置換もしくは無置換のヘテロアリール基である、[1]に記載の固体状チタン触媒成分(I)。
[12] さらに電子供与体(III)を含む、[11]に記載のオレフィン重合用触媒。
[13] 前記[11]または[12]に記載のオレフィン重合用触媒の存在下にオレフィンの重合を行うことを特徴とするオレフィン重合方法。
昇温条件が10℃/分での示差走査熱量測定(DSC)での吸熱がゼロとなる最高温度(Tm-maxv)が169.0℃以上、220℃以下であり、
下記要件(p)、(q)および(r)の内、2要件以上を満たすことを特徴とするプロピレン重合体:
(p)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で決定されるMz/Mwが、3.50以上、5.65以下である;
(q)GPCで決定されるMw/MnとMz/Mwとの差が、8.3以下である;
(r)デカン可溶成分含有率(C10sol.)(/重量%)と、MFR(/(g/10分))とが、以下の関係式を満たす。
(C10sol.)-4/3 × Log(MFR)≦2.30
(s)昇温条件が10℃/分での示差走査熱量測定(DSC)で得られるチャートのTm以上の温度領域での吸熱曲線の接線とベースラインとの交点の温度(Tm-maxt)が、168.1℃以上、210℃以下である。
[固体状チタン触媒成分(I)]
本発明に係る固体状チタン触媒成分(I)は、チタン、マグネシウム、ハロゲンおよび特殊な環状構造を有する多価エステル化合物(以下「環状多価エステル基含有化合物(a)」ともいう。)を含むことを特徴としている。
前記環状多価エステル基含有化合物(a)は、下記式(1)で表される。
Aは単結合か、または二つのフリーラジカルの間に1~3原子の長さの鎖を有する二価の結合基である。]
上記のR1~R16およびRにおける水素原子、炭素原子またはその両方は、窒素原子、酸素原子、リン原子、ハロゲン原子およびケイ素原子からなる群より選ばれる少なくとも1種の原子によって部分的に置換されていてもよい。すなわち、R1~R16およびRは、窒素、酸素、リン、ハロゲンおよびケイ素が含まれる炭化水素基の態様を含む。前記の元素は1か所あるいは複数個所置換されてもよい。
上記の水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、または置換もしくは無置換のヘテロアリール基は、前記のR1~R16およびRで示した各種の置換基と同様の構造を例示することができる。
上記のようなAを含む環の骨格として具体的には、ノルボルナン骨格、アドマンチル骨格などが挙げられる。
また、R3~R16およびRが結合する炭素原子が4級炭素を含む構造であることが好ましい場合がある。
このようなマグネシウム化合物としては、具体的には、
塩化マグネシウム、臭化マグネシウムなどのハロゲン化マグネシウム;
メトキシ塩化マグネシウム、エトキシ塩化マグネシウム、フェノキシ塩化マグネシウムなどのアルコキシマグネシウムハライド;
エトキシマグネシウム、イソプロポキシマグネシウム、ブトキシマグネシウム、2-エチルヘキソキシマグネシウムなどのアルコキシマグネシウム;
フェノキシマグネシウムなどのアリーロキシマグネシウム;
ステアリン酸マグネシウムなどのマグネシウムのカルボン酸塩
などの公知のマグネシウム化合物を挙げることができる。
チタン化合物としては、たとえば一般式;
Ti(OR’)gX4-g
(R’は炭化水素基であり、Xはハロゲン原子であり、gは0≦g≦4である。)
で示される4価のチタン化合物を挙げることができる。より具体的には、
TiCl4、TiBr4などのテトラハロゲン化チタン;
Ti(OCH3)Cl3、Ti(OC2H5)Cl3、Ti(O-n-C4H9)Cl3、Ti(OC2H5)Br3、Ti(O-iso-C4H9)Br3などのトリハロゲン化アルコキシチタン;
Ti(OCH3)2Cl2、Ti(OC2H5)2Cl2などのジハロゲン化アルコキシチタン;
Ti(OCH3)3Cl、Ti(O-n-C4H9)3Cl、Ti(OC2H5)3Brなどのモノハロゲン化アルコキシチタン;
Ti(OCH3)4、Ti(OC2H5)4、Ti(OC4H9)4、Ti(O-2-エチルヘキシル)4などのテトラアルコキシチタン
などを挙げることができる。
上記の様なマグネシウム化合物およびチタン化合物としては、たとえば特許文献1や特許文献2などに詳細に記載されている化合物も挙げることができる。
また、上記の固体状チタン触媒成分の製造には、必要に応じて公知の媒体の存在下に行うこともできる。上記の媒体としては、やや極性を有するトルエンなどの芳香族炭化水素やヘプタン、オクタン、デカン、シクロヘキサンなどの公知の脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素化合物が挙げられるが、これらの中では脂肪族炭化水素が好ましい例として挙げられる。
上記の固体状付加物や液状状態のマグネシウム化合物の形成に用いられる触媒成分(b)としては、室温~300℃程度の温度範囲で上記のマグネシウム化合物を可溶化できる公知の化合物が好ましく、たとえばアルコール、アルデヒド、アミン、カルボン酸およびこれらの混合物などが好ましい。これらの化合物としては、たとえば特許文献1や特許文献2に詳細に記載されている化合物を挙げることができる。
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソブタノール、エチレングリコール、2-メチルペンタノール、2-エチルブタノール、n-ヘプタノール、n-オクタノール、2-エチルヘキサノール、デカノール、ドデカノールのような脂肪族アルコール;
シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノールのような脂環族アルコール;
ベンジルアルコール、メチルベンジルアルコールなどの芳香族アルコール;
n-ブチルセルソルブなどのアルコキシ基を有する脂肪族アルコール
などを挙げることができる。
本発明の固体状チタン触媒成分(I)は、さらに、芳香族カルボン酸エステルおよび/または複数の炭素原子を介して2個以上のエーテル結合を有する化合物(以下「触媒成分(c)」ともいう。)を含んでいてもよい。本発明の固体状チタン触媒成分(I)が触媒成分(c)を含んでいると活性や立体規則性を高めたり、分子量分布をより広げることができる場合がある。
2-イソプロピル-1,3-ジメトキシプロパン、2-s-ブチル-1,3-ジメトキシプロパン、2-クミル-1,3-ジメトキシプロパン等の1置換ジアルコキシプロパン類;
2-イソプロピル-2-イソブチル-1,3-ジメトキシプロパン、2,2-ジシクロヘキシル-1,3-ジメトキシプロパン、2-メチル-2-イソプロピル-1,3-ジメトキシプロパン、2-メチル-2-シクロヘキシル-1,3-ジメトキシプロパン、2-メチル-2-イソブチル-1,3-ジメトキシプロパン、2,2-ジイソブチル-1,3-ジメトキシプロパン、2,2-ビス(シクロヘキシルメチル)-1,3-ジメトキシプロパン、2,2-ジイソブチル-1,3-ジエトキシプロパン、2,2-ジイソブチル-1,3-ジブトキシプロパン、2,2-ジ-s-ブチル-1,3-ジメトキシプロパン、2,2-ジネオペンチル-1,3-ジメトキシプロパン、2-イソプロピル-2-イソペンチル-1,3-ジメトキシプロパン、2-シクロヘキシル-2-シクロヘキシルメチル-1,3-ジメトキシプロパン等の2置換ジアルコキシプロパン類;
2,3-ジシクロヘキシル-1,4-ジエトキシブタン、2,3-ジシクロヘキシル-1,4-ジエトキシブタン、2,3-ジイソプロピル-1,4-ジエトキシブタン、2,4-ジフェニル-1,5-ジメトキシペンタン、2,5-ジフェニル-1,5-ジメトキシヘキサン、2,4-ジイソプロピル-1,5-ジメトキシペンタン、2,4-ジイソブチル-1,5-ジメトキシペンタン、2,4-ジイソアミル-1,5-ジメトキシペンタン等のジアルコキシアルカン類;
2-メチル-2-メトキシメチル-1,3-ジメトキシプロパン、2-シクロヘキシル-2-エトキシメチル-1,3-ジエトキシプロパン、2-シクロヘキシル-2-メトキシメチル-1,3-ジメトキシプロパン等のトリアルコキシアルカン類;
2,2-ジイソブチル-1,3-ジメトキシ4-シクロヘキセニル、2-イソプロピル-2-イソアミル-1,3-ジメトキシ4-シクロヘキセニル、2-シクロヘキシル-2-メトキシメチル-1,3-ジメトキシ4-シクロヘキセニル、2-イソプロピル-2-メトキシメチル-1,3-ジメトキシ4-シクロヘキセニル、2-イソブチル-2-メトキシメチル-1,3-ジメトキシ4-シクロヘキセニル、2-シクロヘキシル-2-エトキシメチル-1,3-ジメトキシ4-シクロヘキセニル、2-イソプロピル-2-エトキシメチル-1,3-ジメトキシ4-シクロヘキセニル、2-イソブチル-2-エトキシメチル-1,3-ジメトキシ4-シクロヘキセニル等のジアルコキシシクロアルカン類
などを例示することができる。
これらの化合物は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明で用いられる固体状チタン触媒成分(I)において、ハロゲン/チタン(原子比)(すなわち、ハロゲン原子のモル数/チタン原子のモル数)は、2~100、好ましくは4~90であることが望ましく、
環状多価エステル基含有化合物(a)/チタン(モル比)(すなわち、環状多価エステル基含有化合物(a)のモル数/チタン原子のモル数)は、0.01~100、好ましくは0.2~10であることが望ましく、
触媒成分(b)や触媒成分(c)は、触媒成分(b)/チタン原子(モル比)が0~100、好ましくは0~10であることが望ましく、触媒成分(c)/チタン原子(モル比)が0~100、好ましくは0~10であることが望ましい。
また、前述した環状多価エステル基含有化合物(a)以外に含まれてもよい成分、たとえば触媒成分(b)、触媒成分(c)の含有量は、好ましくは環状多価エステル基含有化合物(a)100重量%に対して20重量%以下であり、より好ましくは10重量%以下である。
本発明に係るオレフィン重合用触媒は、
上記の本発明に係る固体状チタン触媒成分(I)と、
周期表の第1族、第2族および第13族から選ばれる金属元素を含む有機金属化合物触媒成分(II)と
を含むことを特徴としている。
前記有機金属化合物触媒成分(II)としては、第13族金属を含む化合物、たとえば、有機アルミニウム化合物、第1族金属とアルミニウムとの錯アルキル化物、第2族金属の有機金属化合物などを用いることができる。これらの中でも有機アルミニウム化合物が好ましい。
有機金属化合物触媒成分(II)としては具体的には、前記EP585869A1等の公知の文献に記載された有機金属化合物触媒成分を好ましい例として挙げることができる。
また、本発明のオレフィン重合用触媒は、上記の有機金属化合物触媒成分(II)と共に、必要に応じて電子供与体(III)を含んでいてもよい。電子供与体(III)として好ましくは、有機ケイ素化合物が挙げられる。この有機ケイ素化合物としては、たとえば下記一般式(4)で表される化合物を例示できる。
式(4)中、RSおよびR”は炭化水素基であり、nは0<n<4の整数である。
Si(ORa)3(NRbRc) ・・・(5)
式(5)中、Raは、炭素数1~6の炭化水素基であり、Raとしては、炭素数1~6の不飽和あるいは飽和脂肪族炭化水素基などが挙げられ、特に好ましくは炭素数2~6の炭化水素基が挙げられる。具体例としてはメチル基、エチル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、iso-ブチル基、sec-ブチル基、n-ペンチル基、iso-ペンチル基、シクロペンチル基、n-ヘキシル基、シクロヘキシル基等が挙げられ、これらの中でもエチル基が特に好ましい。
RNNSi(ORa)3 (6)
式(6)中、RNNは、環状アミノ基であり、この環状アミノ基として、例えば、パーヒドロキノリノ基、パーヒドロイソキノリノ基、1,2,3,4-テトラヒドロキノリノ基、1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリノ基、オクタメチレンイミノ基等が挙げられる。
これらの有機ケイ素化合物は、2種以上組み合わせて用いることもできる。
なお、本発明のオレフィン重合用触媒は、上記のような各成分以外にも必要に応じてオレフィン重合に有用な他の成分を含んでいてもよい。この他の成分としては、たとえば、シリカなどの担体、帯電防止剤等、粒子凝集剤、保存安定剤などが挙げられる。
本発明に係るオレフィン重合方法は、本発明のオレフィン重合用触媒を用いてオレフィン重合を行うことを特徴としている。本発明において、「重合」には、ホモ重合の他、ランダム共重合、ブロック共重合などの共重合の意味が含まれることがある。
予備重合における前記固体状チタン触媒成分(I)の濃度は、液状媒体1リットル当り、チタン原子換算で、通常約0.001~200ミリモル、好ましくは約0.01~50ミリモル、特に好ましくは0.1~20ミリモルの範囲とすることが望ましい。
この場合、用いられる不活性炭化水素媒体としては、具体的には、
プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、灯油などの脂肪族炭化水素;
シクロヘプタン、メチルシクロヘプタン、4-シクロヘプタン、メチル4-シクロヘプタンなどの脂環族炭化水素;
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;
エチレンクロリド、クロルベンゼンなどのハロゲン化炭化水素、
あるいはこれらの混合物などを挙げることができる。
予備重合の際の温度は、通常約-20~+100℃、好ましくは約-20~+80℃、さらに好ましくは0~+40℃の範囲であることが望ましい。
本重合(polymerization)において使用することができる(すなわち、重合される)オレフィンとしては、炭素原子数が3~20のα-オレフィン、たとえば、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オクタデセン、1-エイコセンなどの直鎖状オレフィンや、4-メチル-1-ペンテン、3-メチル-1-ペンテン、3-メチル-1-ブテン等の分岐状オレフィンを挙げることができ、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、4-メチル-1-ペンテン、3-メチル-1-ブテンが好ましい。また、剛性の高い樹脂において分子量分布の広い重合体のメリットが発現し易い観点から、プロピレン、1-ブテン、4-メチル-1-ペンテン、3-メチル-1-ブテンが特に好ましい。
本重合がスラリー重合の反応形態を採る場合、反応溶媒としては、上述の予備重合時に用いられる不活性炭化水素を用いることもできるし、反応温度において液体であるオレフィンを用いることもできる。
本発明における本重合において、オレフィンの重合温度は、通常、約20~200℃、好ましくは約30~100℃、より好ましくは50~90℃である。圧力は、通常、常圧~10MPa、好ましくは0.20~5MPa)に設定される。本発明の重合方法においては、重合を、回分式、半連続式、連続式の何れの方法においても行うことができる。さらに重合を、反応条件を変えて二段以上に分けて行うこともできる。このような多段重合を行えば、オレフィン重合体の分子量分布を更に広げることが可能である。
上記のようなオレフィン重合用触媒を用いてオレフィンの重合、特にプロピレンの重合を行うと、デカン不溶成分含有率が70%以上、好ましくは85%以上、特に好ましくは90%以上である立体規則性の高いプロピレン系重合体が得られる。
本発明の方法で得られるプロピレン重合体は、低分子量成分の立体規則性が高いので、低温側の広がりが少ないDSCチャートを示す可能性も考えられる。
これらの観点から、本発明の方法で得られるプロピレン重合体は、その分子量領域に依らず立体規則性が高い可能性が考えられる。このため、融解熱が高く、相対的に高い結晶化度を示すのであろう。
本発明のプロピレン重合体は、ASTM1238規格に準じ、測定温度が230℃の条件で決定されるメルトフローレート(MFR)が、0.01g/10分以上、1000g/10分以下の範囲である。
(p)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で決定されるMz/Mwが、3.50以上、5.65以下である。
(q)GPCで決定されるMw/MnとMz/Mwとの差が、8.3以下である。
(r)デカン可溶成分含有率(C10sol.)(/重量%)と、MFR(/(g/10分))とが、以下の関係式を満たす。
(C10sol.)-4/3 × Log(MFR)≦2.30
<要件(p)>
本発明のプロピレン重合体は、GPCで決定されるMz/Mwが、3.50以上、5.65以下である。
本発明のプロピレン重合体は、GPCで決定されるMw/MnとMz/Mwとの差が、8.3以下である。
通常、Mw/Mn値の方が、Mz/Mw値よりも大きな数値を示すことが多いので、この要件(q)は、「Mw/Mn-Mz/Mw」の式で計算する。この場合、好ましい下限値は、3.10であり、より好ましくは3.50であり、さらに好ましくは4.00であり、特に好ましくは4.60である。
本発明のプロピレン重合体は、デカン可溶成分含有率(C10sol.)(/重量%)と、MFR(/(g/10分))とが、以下の関係式を満たす。
(C10sol.)-4/3 × Log(MFR)≦2.30
(s)昇温条件が10℃/分での示差走査熱量測定(DSC)で得られるチャートのTm以上の温度領域での吸熱曲線の接線とベースラインとの交点の温度(Tm-maxt)が、168.1℃以上、210℃以下である。
上記の成分は、勿論、2種以上を併用してもよい。
以下の実施例において、プロピレン重合体の嵩比重、メルトフローレート、デカン可溶(不溶)成分量、分子量分布、最終融点、融点、結晶化温度、融解熱量等は下記の方法によって測定した。
JIS K-6721に従って測定した。
(2)メルトフローレート(MFR):
ASTM D1238Eに準拠し、測定温度はプロピレン重合体の場合、230℃とした。
ガラス製の測定容器にプロピレン重合体約3グラム(10-4グラムの単位まで測定した。また、この重量を、下式においてb(グラム)と表した。)、デカン500ml、およびデカンに可溶な耐熱安定剤を少量装入し、窒素雰囲気下、スターラーで攪拌しながら2時間で150℃に昇温してプロピレン重合体を溶解させ、150℃で2時間保持した後、8時間かけて23℃まで徐冷した。得られたプロピレン重合体の析出物を含む液を、東京硝子器械(株)製25G-4規格のグラスフィルターにて減圧濾過した。濾液の100mlを採取し、これを減圧乾燥してデカン可溶成分の一部を得て、この重量を10-4グラムの単位まで測定した(この重量を、下式においてa(グラム)と表した。)。この操作の後、デカン可溶成分量を下記式によって決定した。
デカン不溶成分含有率=100 - 100 × (500 × a) / (100 × b)
ゲル浸透クロマトグラフ:東ソー株式会社製 HLC-8321 GPC/HT型
検出器:示差屈折計
カラム:東ソー株式会社製 TSKgel GMH6-HT x 2本およびTSKgel GMH6-HTL x 2本を直列接続した(カラムのサイズ(全て同サイズ):7.5mmI.D.×30cm)。
移動相媒体:o-ジクロロベンゼン(酸化防止剤として0.025%のジブチヒドロキシトルエン(BHT)を含む)
流速:1.0ml/分
測定温度:140℃
検量線の作成方法:東ソー社製標準ポリスチレンサンプルを使用した。
サンプル溶液量:0.4ml
サンプリング間隔:1秒
の条件で測定し、得られたクロマトグラムを公知の方法によって解析することで重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)、Z平均分子量(Mz)、および分子量分布(MWD)の指標であるMw/Mn値、Mz/Mw値を算出した。1サンプル当たりの測定時間は60分であった。
本発明における重合体の融点(Tm)、結晶化温度(Tc)、融解熱量(ΔH)は、パーキンエルマー社製DSC8000装置で示差走査熱量計(DSC)により測定した。試料3~10mgをアルミニウムパン中に密封し、室温から100℃/分で200℃まで加熱した。その試料を、200℃で5分間保持し、次いで10℃/分で30℃まで冷却した。この冷却試験で、ピーク温度を結晶化温度(Tc)とした。続いて30℃で5分間置いた後、その試料を10℃/分で200℃まで2度目に加熱した。この2度目の加熱試験で、ピーク温度を融点(Tm)、吸熱量を融解熱量(ΔH)として採用した。また、融解熱量として、前記冷却(降温)時の発熱量も融解熱量(ΔH)として併記した。
前記2度目の加熱試験の工程で、吸熱曲線とベースラインとの交点の最も高い温度を上記の指標とした。この指標は、例えば超高分子量重合体が高結晶化していることに起因すると考えることができる。超高分子量重合体成分は、分子鎖の動きが遅いため、その成分の結晶性が高い程、DSC測定では高温でも吸熱ピークを示すと考えられることから、本発明ではこの指標を用いている。
上記(6)での吸熱ピークが終息する領域での吸熱曲線の接線を常法のデータ処理方法で作成し、その接線とベースラインとの交点を上記温度とした。吸熱ピークがなだらかな形状程、この温度は高くなる傾向がある。前記のような形状は、例えば高結晶化した超高分子量体が多いことに起因すると考えることができる。
<固体状チタン触媒成分[α1]の調製>
1Lのガラス容器を十分窒素置換した後、無水塩化マグネシウム85.8g、デカン321gおよび2-エチルヘキシルアルコール352gを入れ、130℃で3時間加熱反応させて均一溶液とした。この溶液241gと安息香酸エチル6.43gをガラス容器に加え、50℃にて1時間攪拌混合を行った。
内容積2リットルの重合器に、室温で500gのプロピレンおよび水素1NLを加えた後、ヘプタン7mlトリエチルアルミニウム0.5ミリモル、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン0.10ミリモル、および固体状チタン触媒成分[α1]0.004ミリモル(チタン原子換算)を25℃で10分間混合した混合液を加え、速やかに重合器内を70℃まで昇温した。70℃で1.5時間重合した後、少量のメタノールにて反応停止し、プロピレンをパージした。さらに得られた重合体粒子を80℃で一晩、減圧乾燥した。活性、嵩比重、MFR、デカン可溶成分量、Tm、Tm-maxv、Tm-maxt、Tmf、MWD(Mw/MnとMz/Mwとの差)等を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α2]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに0.91gの下記化合物2を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α2]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α2]を用いた以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α3]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.10gの下記化合物3を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α3]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α3]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α4]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.19gの下記化合物4を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α4]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α4]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α5]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.11gの下記化合物5を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α5]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α5]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α6]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.12gの下記化合物6を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α6]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α6]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α7]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに0.91gの下記化合物6を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α7]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α7]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α8]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.07gの下記化合物8を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α8]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α8]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α9]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.13gの下記化合物9を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α9]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α9]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α10]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.13gの下記化合物10を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α10]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α10]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α11]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.07gの下記化合物11を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α11]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α11]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α12]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.85gの下記化合物12を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α12]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α12]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1に示す。
<固体状チタン触媒成分[α13]の調製>
1Lのガラス容器を十分窒素置換した後、無水塩化マグネシウム85.8g、デカン321gおよび2-エチルヘキシルアルコール352gを入れ、130℃で3時間加熱反応させて均一溶液とした。この溶液241gと安息香酸エチル6.43gをガラス容器に加え、50℃にて1時間攪拌混合を行った。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α13]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1に示す。
<固体状チタン触媒成分[α14]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.01gの下記化合物14を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α14]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α14]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α15]の調製>
下記の操作以外は、実施例13と同様にして固体状チタン触媒成分[α15]を調製した。
・化合物13の代わりに化合物12を80℃で0.77g添加した。
・80℃から40分かけて120℃に昇温する代わりに、80℃から20分かけて100℃に昇温した。
・四塩化チタンで再懸濁して120℃で35分加熱する代わりに、四塩化チタンで再懸濁して100℃で35分加熱した。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α15]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1に示す。
<固体状チタン触媒成分[β1]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.51gの下記化合物-c1を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[β1]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[β1]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[β2]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.51gの下記化合物-c2を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[β2]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[β2]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[β3]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.61gの下記化合物-c3を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[β3]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[β3]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[β4]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.64gの下記化合物-c4を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[β4]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[β4]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[β5]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.64gの下記化合物-c5を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[β5]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[β5]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α16]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.13gの下記化合物16を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α16]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α16]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α17]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.16gの下記化合物17を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α17]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α17]0.0028ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.35ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.07ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α18]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.20gの下記化合物18を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α18]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α18]0.0028ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.35ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.07ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α19]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.01gの下記化合物19を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α19]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α19]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α20]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに0.86gの下記化合物20を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α20]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α20]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α21]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに0.93gの下記化合物21を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α21]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α21]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α22]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに2.16gの下記化合物22を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α22]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α22]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α23]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.05gの下記化合物23を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α23]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α23]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α24]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.28gの下記化合物24を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α24]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α24]0.0028ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.35ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.07ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α25]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.56gの下記化合物25を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α25]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α25]0.002ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.25ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.05ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α26]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.56gの下記化合物26を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α26]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α26]0.002ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.25ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.05ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α27]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.43gの下記化合物27を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α27]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α27]0.002ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.25ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.05ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α28]の調製>
1Lのガラス容器を十分窒素置換した後、無水塩化マグネシウム85.8g、デカン321gおよび2-エチルヘキシルアルコール352gを入れ、130℃で3時間加熱反応させて均一溶液とした。この溶液241gと安息香酸エチル6.43gをガラス容器に加え、50℃にて1時間攪拌混合を行った。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α28]0.002ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.25ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.05ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α29]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに0.97gの下記化合物29を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α29]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α29]0.0032ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.4ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.08ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α30]の調製>
1Lのガラス容器を十分窒素置換した後、無水塩化マグネシウム85.8g、デカン321gおよび2-エチルヘキシルアルコール352gを入れ、130℃で3時間加熱反応させて均一溶液とした。この溶液241gと安息香酸エチル6.43gをガラス容器に加え、50℃にて1時間攪拌混合を行った。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α30]0.0028ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.35ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.07ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1に示す。
<固体状チタン触媒成分[α31]の調製>
1Lのガラス容器を十分窒素置換した後、無水塩化マグネシウム85.8g、デカン321gおよび2-エチルヘキシルアルコール352gを入れ、130℃で3時間加熱反応させて均一溶液とした。この溶液241gと安息香酸エチル6.43gをガラス容器に加え、50℃にて1時間攪拌混合を行った。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α31]0.0028ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.35ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.07ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
<固体状チタン触媒成分[α32]の調製>
0.97gの化合物1の代わりに1.33gの下記化合物32を用いた以外は実施例1と同様にして固体状チタン触媒成分[α32]を得た。
固体状チタン触媒成分[α1]の代わりに固体状チタン触媒成分[α32]0.0028ミリモル(チタン原子換算)を用い、トリエチルアルミニウムの使用量を0.5ミリモルから0.35ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランの使用量を0.10ミリモルから0.07ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にプロピレンの重合を行った。結果を表1、表2に示す。
1)左側:メイン融点ピーク、右側:サブ融点ピーク
2)DSC測定における降温時の発熱量(結晶化エネルギーの指標)
3)DSC測定における、2回目の昇温(10℃/分)時の吸熱量(融解熱の指標)
以下の表2は、前記課題の解決手段の(14)項の内容に対応する実験結果の表である。
1)左側:メイン融点ピーク、右側:サブ融点ピーク
2)DSC測定における降温時の発熱量(結晶化エネルギーの指標)
3)DSC測定における、2回目の昇温(10℃/分)時の吸熱量(融解熱の指標)
4)(Mw/Mn)-(Mz/Mw)の値
<本重合>
固体状チタン触媒成分[α7]を0.0032ミリモル(チタン原子換算)から0.0024ミリモル(チタン原子換算)に変更し、トリエチルアルミニウムの使用量を0.4ミリモルから0.3ミリモルに変更し、シクロヘキシルメチルジメトキシシランを用いなかった以外は実施例7と同様にプロピレンの重合を行った。結果は以下の通りであった。
MFR : 2.4g/10分
デカン可溶成分含有率: 8.33重量%
上記の通り、本願発明の固体状チタン触媒成分を含むオレフィン重合用触媒は、重合条件によって重合活性の低下無しに得られる重合体の立体規則性を調整することも可能であることが分かる。
Claims (16)
- チタン、マグネシウム、ハロゲンおよび下記式(1)で表される環状多価エステル基含有化合物(a)を含むことを特徴とする固体状チタン触媒成分(I)。
[式(1)中、n1~n4はそれぞれ独立に0~2の整数であり、mは0または1であり、xは0~10の整数であり、m+x≧1の関係を満たす。
R1およびR2は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換の炭素数1~20の炭化水素基であり、R3~R16およびRは、それぞれ独立に、水素原子、置換もしくは無置換の炭素数1~20の炭化水素基、またはハロゲン原子であり、R1~R16およびRの水素原子、炭素原子、またはその両方は、窒素原子、酸素原子、リン原子、ハロゲン原子、およびケイ素原子からなる群より選ばれる少なくとも1種の原子で置換されていてもよい。R3~R16およびRの2つ以上が互いに結合して単環または多環を形成してもよく、隣接する置換基が直接結合した多重結合を形成してもよい。
Ca、CbおよびCcは炭素原子であり、Ca、CbおよびCcから形成される環状構造の炭素-炭素結合は、隣り合う炭素に結合するR同士が直接結合して、多重結合を形成してもよい。
Aは単結合か、または二つのフリーラジカルの間に1~3原子の長さの鎖を有する二価の結合基である。] - 前記式(1)において、R3~R16およびRの2つ以上が互いに結合して単環または多環を形成する部位が、炭素-炭素の二重結合を含む構造である、請求項1に記載の固体状チタン触媒成分(I)。
- 前記式(1)において、R3~R16およびRの2つ以上が互いに結合して単環または多環を形成する部位が、さらに単環または多環構造を含む、請求項1に記載の固体状チタン触媒成分(I)。
- xが2~6である、請求項1に記載の固体状チタン触媒成分(I)。
- n1およびn2が1である、請求項1に記載の固体状チタン触媒成分(I)。
- n3およびn4が0である、請求項1に記載の固体状チタン触媒成分(I)。
- R1およびR2が、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、または置換もしくは無置換のヘテロアリール基である、請求項1に記載の固体状チタン触媒成分(I)。
- R3~R16が、それぞれ独立に、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無置換のシクロアルケニル基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアルケニルオキシ基、置換もしくは無置換のシクロアルキルオキシ基、置換もしくは無置換のシクロアルケニルオキシ基、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のアリールオキシ基、置換もしくは無置換のヘテロアリール基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールオキシ基である、請求項1に記載の固体状チタン触媒成分(I)。
- Rが、それぞれ独立に、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無置換のシクロアルケニル基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアルケニルオキシ基、置換もしくは無置換のシクロアルキルオキシ基、置換もしくは無置換のシクロアルケニルオキシ基、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のアリールオキシ基、置換もしくは無置換のヘテロアリール基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールオキシ基である、請求項1に記載の固体状チタン触媒成分(I)。
- 請求項1に記載の固体状チタン触媒成分(I)と、周期表の第1族、第2族及び第13族から選ばれる金属元素を含む有機金属化合物触媒成分(II)とを含むことを特徴とするオレフィン重合用触媒。
- さらに電子供与体(III)を含む、請求項11に記載のオレフィン重合用触媒。
- 請求項11または12に記載のオレフィン重合用触媒の存在下にオレフィンの重合を行うことを特徴とするオレフィン重合方法。
- ASTM1238規格に準じ、測定温度が230℃の条件で決定されるメルトフローレート(MFR)が、0.01g/10分以上、1000g/10分以下の範囲であり、
昇温条件が10℃/分での示差走査熱量測定(DSC)での吸熱がゼロとなる最高温度(Tm-maxv)が169.0℃以上、220℃以下であり、
下記要件(p)、(q)および(r)の内、2要件以上を満たすことを特徴とするプロピレン重合体:
(p)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で決定されるMz/Mwが、3.50以上、5.65以下である;
(q)GPCで決定されるMw/MnとMz/Mwとの差が、8.3以下である;
(r)下記測定方法で求められるデカン可溶成分含有率(C10sol.)(/重量%)と、MFR(/(g/10分))とが、以下の関係式を満たす(下記関係式中のLogは常用対数である。):
(C10sol.)-4/3 × Log(MFR)≦2.30
<デカン可溶成分含有率(C10sol.)の測定方法>
プロピレン重合体約3グラムを10 -4 グラムの単位まで測定し、この重量をb(グラム)とし、ガラス製の測定容器に前記プロピレン重合体bグラム、デカン500ml、およびデカンに可溶な耐熱安定剤を少量装入し、窒素雰囲気下、スターラーで攪拌しながら2時間で150℃に昇温してプロピレン重合体を溶解させ、150℃で2時間保持した後、8時間かけて23℃まで徐冷し、得られたプロピレン重合体の析出物を含む液を、25G-4規格のグラスフィルターにて減圧濾過し、濾液の100mlを採取し、これを減圧乾燥してデカン可溶成分の一部を得て、この重量を10 -4 グラムの単位まで測定した値をa(グラム)とし、下記式によって算出する。
デカン可溶成分含有率=100 × (500 × a) / (100 × b) - さらに下記要件(s)を満たす、請求項14に記載のプロピレン重合体:
(s)昇温条件が10℃/分での示差走査熱量測定(DSC)で得られるチャートのTm以上の温度領域での吸熱曲線の接線とベースラインとの交点の温度(Tm-maxt)が、168.1℃以上、210℃以下である。 - 前記要件(p)、(q)および(r)のすべてを満たす、請求項14または15に記載のプロピレン重合体。
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