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JP7380801B1 - 重荷重用タイヤ - Google Patents

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JP7380801B1
JP7380801B1 JP2022162365A JP2022162365A JP7380801B1 JP 7380801 B1 JP7380801 B1 JP 7380801B1 JP 2022162365 A JP2022162365 A JP 2022162365A JP 2022162365 A JP2022162365 A JP 2022162365A JP 7380801 B1 JP7380801 B1 JP 7380801B1
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Abstract

【課題】良好な通信環境の形成及びRFIDタグの損傷リスクの低減を達成できる、重荷重用タイヤ2の提供。【解決手段】このタイヤ2は、一対のビード10と、カーカス12と、RFIDタグ60を含むタグ部材26とを備える。カーカス12は、並列した多数のスチールコードを含むカーカスプライ46を備える。カーカスプライ46は、プライ本体48と、一対の折り返し部50とを備える。折り返し部50の端PFは、ビード10のエイペックス38の外端PAの径方向内側に位置する。タグ部材26はエイペックス38の外側面38gに積層され、RFIDタグ60は径方向において折り返し部50の端PFとエイペックス38の外端PAとの間に位置する。折り返し部50の径方向高さNの、リムRのフランジ高さGに対する比(N/G)は、1.2以上2.5以下である。【選択図】図2

Description

本発明は、重荷重用タイヤに関する。詳細には、本発明は、5度テーパードリムに組まれる、チューブレスタイプの重荷重用タイヤに関する。
タイヤの製造管理、顧客情報、走行履歴等のデータを管理するために、RFID(Radio Frequency Identification)タグをタイヤに内蔵することが提案されている。RFIDタグをタイヤに内蔵する技術について様々な検討が行われている(例えば、下記の特許文献1)。
特開2020-185975号公報
損傷防止の観点から、タイヤにおいて屈曲の程度が小さい部分にRFIDタグは設けられる。重荷重用タイヤの場合、ビード部が高い剛性を有する。重荷重用タイヤでは、RFIDタグの配置位置としてビード部が検討される。
リムに組まれたタイヤにおいてはビード部がリムに接触する。ビード部のうち、リムのフランジとの接触端よりも内側の部分はリムに拘束されるが、接触端よりも外側の部分はフリーである。
5度テーパードリムに組まれる、重荷重用タイヤには、ウィズチューブタイプと、チューブレスタイプとがある。
チューブレスタイプのタイヤ(以下、チューブレスタイヤとも呼ばれる。)のためのリムのフランジ高さは、ウィズチューブタイプのタイヤ(以下、チューブタイヤとも呼ばれる。)のためのリムのフランジ高さに比べて低い。
チューブレスタイヤのビード部では、リムによって動きが拘束される領域がチューブタイヤのビード部のそれに比べて小さい。タイヤをリムに組んだ状態において、チューブレスタイヤのビード部はチューブタイヤのビード部よりも変形しやすい。チューブレスタイヤでは、チューブタイヤに比べて、RFIDタグに歪みが集中しやすい状況にある。
歪みが集中すると損傷が生じるリスクが高まることから、チューブレスタイヤのビード部にRFIDタグを配置する場合、ビード部が変形しやすいことを考慮して、RFIDタグの位置を決める必要がある。チューブレスタイヤに対応したRFIDタグの配置が求められる。
タイヤは、一対のビードの間を架け渡すカーカスを備える。カーカスはカーカスプライを備える。カーカスプライはビードで折り返される。
重荷重用タイヤのカーカスプライは通常、並列した多数のスチールコードを含む。カーカスプライの折り返し部は、その端がビードのエイペックスと重複するように配置される。重荷重用タイヤのビード部は、スチールコードのような金属要素を含む。
RFIDタグが関与する通信環境は金属要素の影響を受ける。金属要素のそばにRFIDタグを配置すると電波に乱れが生じ、RFIDタグに記録されたデータを正確に読み取ることが困難になる恐れがある。
RFIDタグをビード部に配置する場合、タイヤやRFIDタグの耐久性だけでなく、タイヤにおけるRFIDタグの読み取り性も考慮する必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、良好な通信環境の形成及びRFIDタグの損傷リスクの低減を達成できる、重荷重用タイヤを提供することである。詳細には、本発明の目的は、良好な通信環境の形成及びRFIDタグの損傷リスクの低減を達成できる、5度テーパードリムに組まれる、チューブレスタイプの重荷重用タイヤを提供することである。
本発明に係る重荷重用タイヤは、リムに組まれ、前記リムが5度テーパードリムである、チューブレスタイプの重荷重用タイヤである。このタイヤは、一対のビードと、一対の前記ビードの間を架け渡すカーカスと、RFIDタグを含むタグ部材とを備える。前記ビードは、コアと、前記コアの径方向外側に位置するエイペックスとを備える。前記カーカスは、並列した多数のスチールコードを含むカーカスプライを備える。前記カーカスプライは、一対の前記ビードの間を架け渡すプライ本体と、前記プライ本体に連なり前記ビードで折り返される一対の折り返し部とを備える。前記折り返し部の端は前記エイペックスの外端の径方向内側に位置する。前記タグ部材は前記エイペックスの外側面に積層される。前記RFIDタグは径方向において前記折り返し部の端と前記エイペックスの外端との間に位置する。前記折り返し部の径方向高さの、前記リムのフランジ高さに対する比は、1.2以上2.5以下である。
本発明によれば、良好な通信環境の形成及びRFIDタグの損傷リスクの低減を達成できる、重荷重用タイヤが得られる。詳細には、本発明によれば、良好な通信環境の形成及びRFIDタグの損傷リスクの低減を達成できる、5度テーパードリムに組まれる、チューブレスタイプの重荷重用タイヤが得られる。
本発明の一実施形態に係る重荷重用タイヤの一部を示す断面図である。 図1のタイヤの一部を示す断面図である。 図1のタイヤのためのリムの一部を示す断面図である。 タグ部材の平面図である。 図4のV-V線に沿った断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
本発明のタイヤはリムに組まれる。タイヤの内部には空気が充填され、タイヤの内圧が調整される。リムに組まれたタイヤはタイヤ-リム組立体とも呼ばれる。タイヤ-リム組立体は、リムと、このリムに組まれたタイヤとを備える。
本発明において、タイヤを正規リムに組み、タイヤの内圧を正規内圧に調整し、このタイヤに荷重をかけていない状態は、正規状態と称される。
本発明においては、特に言及がない限り、タイヤ各部の寸法及び角度は、正規状態で測定される。
正規リムにタイヤを組んだ状態で測定できない、タイヤの子午線断面における各部の寸法及び角度は、回転軸を含む平面に沿ってタイヤを切断することにより得られる、タイヤの切断面において、測定される。この測定では、左右のビード間の距離が、正規リムに組んだタイヤにおけるビード間の距離に一致するように、タイヤはセットされる。なお、正規リムにタイヤを組んだ状態で確認できないタイヤの構成は、前述の切断面において確認される。
正規リムとは、タイヤが依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。
正規内圧とは、タイヤが依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
正規荷重とは、タイヤが依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最大負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。
本発明において、タイヤのトレッド部とは、路面と接地する、タイヤの部位である。ビード部とは、リムに嵌め合わされる、タイヤの部位である。サイドウォール部とは、トレッド部とビード部との間を架け渡す、タイヤの部位である。タイヤは、部位として、トレッド部、一対のビード部及び一対のサイドウォール部を備える。
本発明において、タイヤを構成する要素のうち、架橋ゴムからなる要素の複素弾性率は、JIS K6394の規定に準拠して測定される。測定条件は以下の通りである。
初期歪み=10%
動歪み=±1%
周波数=10Hz
モード=伸長モード
温度=70℃
この測定では、試験片(長さ40mm×幅4mm×厚さ1mm)はタイヤからサンプリングされる。試験片の長さ方向は、タイヤの周方向と一致させる。タイヤから試験片をサンプリングできない場合には、測定対象の要素の形成に用いられるゴム組成物を170℃の温度で12分間加圧及び加熱して得られる、シート状の架橋ゴム(以下、ゴムシートとも称される。)から試験片がサンプリングされる。
本発明において複素弾性率は、70℃での複素弾性率で表される。
[本発明の実施形態の概要]
[構成1]
本発明の一態様に係る重荷重用タイヤは、リムに組まれ、前記リムが5度テーパードリムである、チューブレスタイプの重荷重用タイヤであって、一対のビードと、一対の前記ビードの間を架け渡すカーカスと、RFIDタグを含むタグ部材とを備え、前記ビードが、コアと、前記コアの径方向外側に位置するエイペックスとを備え、前記カーカスが、並列した多数のスチールコードを含むカーカスプライを備え、前記カーカスプライが、一対の前記ビードの間を架け渡すプライ本体と、前記プライ本体に連なり前記ビードで折り返される一対の折り返し部とを備え、前記折り返し部の端が前記エイペックスの外端の径方向内側に位置し、前記タグ部材が前記エイペックスの外側面に積層され、前記RFIDタグが径方向において前記折り返し部の端と前記エイペックスの外端との間に位置し、前記折り返し部の径方向高さの、前記リムのフランジ高さに対する比が、1.2以上2.5以下である。
このようにタイヤを整えることにより、ビード部の中でも特に屈曲の程度が小さい部分にRFIDタグが配置される。このタイヤでは、RFIDタグが損傷する、またはRFIDタグを起点とする損傷が生じるリスクは低い。
このタイヤでは、カーカスプライとRFIDタグとの間にエイペックスが位置する。金属要素であるカーカスコードを含むカーカスプライと間隔をあけて、RFIDタグが配置される。電波に乱れが生じにくいので、RFIDタグと通信機器との間に良好な通信環境が形成される。RFIDタグへのデータの書き込み及び、RFIDタグに記録されたデータの読み取りが、正確に行われる。
しかもこのタイヤ2では、折り返し部の端への歪みの集中が効果的に抑制される。このタイヤ2では、良好な耐久性が維持される。
このタイヤは、チューブレスタイヤであり、チューブタイヤのビード部よりも変形しやすいビード部を有しているにも関わらず、良好な通信環境の形成及びRFIDタグの損傷リスクの低減を達成できる。
[構成2]
好ましくは、前述の[構成1]に記載のタイヤにおいて、前記エイペックスが、その外側面の一部を構成するエッジストリップを備え、前記エッジストリップの外端が前記エイペックスの外端の径方向内側に位置し、前記折り返し部の端が前記エッジストリップに積層され、前記RFIDタグが、前記エッジストリップの外端から離して配置される。
このようにタイヤを整えることにより、RFIDタグがエッジストリップの外端と干渉することが防止される。RFIDタグへの歪みの集中が効果的に抑制される。このタイヤは、RFIDタグの損傷リスクを効果的に低減できる。
[構成3]
好ましくは、前述の[構成1]又は[構成2]に記載のタイヤにおいて、前記エイペックスの径方向高さの、前記折り返し部の径方向高さに対する比が、1.50以上2.50以下である。
このようにタイヤを整えることにより、タグ部材の配置スペースが確保される。エッジストリップの外端の位置を考慮した、RFIDタグの配置が可能である。このタイヤは、RFIDタグの損傷リスクの低減を図れる。
[構成4]
好ましくは、前述の[構成1]から[構成3]のいずれかに記載のタイヤは、前記リムに接触する一対のチェーファーをさらに備え、前記タグ部材の外端が前記チェーファーの外端の径方向外側に位置する。
このようにタイヤを整えることにより、タグ部材の外端がチェーファーの外端の径方向内側に位置する場合に比べて、チェーファーの外端とタグ部材との干渉が抑制される。このタイヤでは、耐久性や外観品質に影響するクリースが発生しにくい。
[構成5]
好ましくは、前述の[構成1]から[構成4]のいずれかに記載のタイヤは、前記ビードで折り返され、並列した多数のスチールコードを含む、一対のスチール補強層をさらに備え、前記スチール補強層が、前記スチール補強層の内端を含み、前記プライ本体の軸方向内側に位置する内側部と、前記スチール補強層の外端を含み、前記折り返し部の軸方向外側に位置する外側部とを備え、前記外側部の径方向高さの、前記折り返し部の径方向高さに対する比が、0.50以上0.95以下である。
このようにタイヤを整えることにより、スチール補強層の外端が折り返し部の端に近接することによる、歪みの集中が効果的に抑制される。このタイヤでは、良好な耐久性が維持される。
[本発明の実施形態の詳細]
図1は、本発明の一実施形態に係る重荷重用タイヤ2(以下、単に「タイヤ2」とも称する。)の一部を示す。このタイヤ2は、トラック、バス等の車両に装着される。
図1は、タイヤ2の回転軸を含む平面に沿った、このタイヤ2の断面(以下、子午線断面)の一部を示す。図1において、左右方向はタイヤ2の軸方向であり、上下方向はタイヤ2の径方向である。図1の紙面に対して垂直な方向は、タイヤ2の周方向である。
図2は図1に示された断面の一部を示す。図2はタイヤ2のビード部Bを示す。図1及び2においてタイヤ2は、リムR(正規リム)に組まれている。
図1において径方向に延びる一点鎖線CLはタイヤ2の赤道面を表す。図1及び2において軸方向に延びる実線BBLは、ビードベースラインである。ビードベースラインは、リムRのリム径(JATMA等参照)を規定する線である。
図3はリムRの断面の一部を示す。リムRは、シートRsと、フランジRfとを備える。シートRsにビード部Bが載せられ、フランジRfにビード部Bが押し当てられる。
図3に示されるようにシートRsは軸方向に対して傾斜する。シートRsは軸方向内向きに先細りである。
符号TLで示される直線は、シートRsにおいてビード部Bが載せられる面を表す。符号ABLは軸方向にのびる直線である。符号θは、直線TLと直線ABLとがなす角度である。
このタイヤ2が組まれるリムRは5度テーパードリムである。5度テーパードリムとは、図3の角度θが5度±1度に設定されたリムを意味する。
このタイヤ2は、5度テーパードリムに組まれる、チューブレスタイプの重荷重用タイヤである。このタイヤ2は、トレッド4、一対のサイドウォール6、一対のチェーファー8、一対のビード10、カーカス12、ベルト14、一対のクッション層16、一対のスチール補強層18、一対の層間ストリップ20、インナーライナー22、インスレーション24及びタグ部材26を備える。
トレッド4はカーカス12の径方向外側に位置する。トレッド4はトレッド面28において路面と接地する。トレッド4には溝30が刻まれる。
トレッド4は、ベース部32と、このベース部32の径方向外側に位置し、ベース部32全体を覆うキャップ部34とを備える。ベース部32は低発熱性の架橋ゴムで構成される。キャップ部34は耐摩耗性及びグリップ性能が考慮された架橋ゴムで構成される。キャップ部34がトレッド面28を含む。
図1において符号PCで示される位置は赤道である。赤道PCはトレッド面28と赤道面との交点である。このタイヤ2のように赤道面上に溝30が位置する場合、溝30がないと仮定して得られる仮想トレッド面に基づいて赤道PCが特定される。
正規状態のタイヤ2において得られる、ビードベースラインから赤道PCまでの径方向距離がこのタイヤ2の断面高さ(JATMA等参照)である。
それぞれのサイドウォール6はトレッド4の端に連なる。サイドウォール6はトレッド4の径方向内側に位置する。サイドウォール6はカーカス12の軸方向外側に位置する。符号PSで示される位置は、サイドウォール6の内端である。サイドウォール6の内端PSはタイヤ2の外面に含まれる。
サイドウォール6は耐カット性が考慮された架橋ゴムで構成される。サイドウォールの複素弾性率は2.0MPa以上6.0MPa以下である。
符号PWで示される位置はタイヤ2の軸方向外端(以下、外端PW)である。模様や文字等の装飾が外面にある場合、外端PWは、装飾がないと仮定して得られる仮想外面に基づいて特定される。タイヤ2は外端PWにおいて最大幅を示す。外端PWは最大幅位置とも呼ばれる。
正規状態のタイヤ2において得られる、第一の外端PWから第二の外端PW(図示されず)までの軸方向距離が、このタイヤ2の断面幅(JATMA等参照)である。
図1において符号Hで示される長さはビードベースラインから最大幅位置PWまでの径方向距離である。径方向距離Hは最大幅位置PWの径方向高さとも呼ばれる。
正規状態のタイヤ2において、最大幅位置PWの径方向高さHの、断面高さに対する比は0.40以上0.60以下である。
図1において符号FGで示される位置はリムRの径方向外端である。符号Gで示される長さはビードベースラインからリムRの径方向外端FGまでの径方向距離である。径方向距離Gはフランジ高さとも呼ばれる。
正規状態のタイヤ2において、フランジ高さGの、最大幅位置PWの径方向高さHに対する比(G/H)は0.15以上0.25以下である。
それぞれのチェーファー8はサイドウォール6の径方向内側に位置する。チェーファー8はリムRと接触する。符号PBで示される位置はチェーファー8の外端である。チェーファー8の外端PBはサイドウォール6の内端PSの径方向外側に位置する。チェーファー8の外端PBはサイドウォール6で覆われる。
チェーファー8は耐摩耗性が考慮された架橋ゴムで構成される。チェーファー8の複素弾性率は10MPa以上15MPa以下である。チェーファー8はサイドウォール6よりも硬質である。
図2において符号R1で示される長さは、ビードベースラインからチェーファー8の外端PBまでの径方向距離である。径方向距離R1は、チェーファー8の径方向高さとも呼ばれる。
このタイヤ2では、チェーファー8の径方向高さR1の、後述する折り返し部50の径方向高さNに対する比(R1/N)は0.70以上1.50以下の範囲で設定される。
それぞれのビード10はチェーファー8の軸方向内側に位置する。ビード10はサイドウォール6の径方向内側に位置する。ビード10は、コア36と、エイペックス38とを備える。
コア36は周方向にのびる。コア36はコア本体36mとラッピング層36rとを備える。コア本体36mは周方向にのびるリングである。コア本体36mは周方向に巻き回されたスチール製のワイヤ36wを含む。コア本体36mの断面形状はワイヤ36wを規則正しく巻き回すことで整えられる。これにより、コア本体36mの断面において、略軸方向に並列された複数のワイヤ36wの断面からなる断面ユニットが略径方向に複数段積層される。コア本体36mの断面形状は、コア本体36mに外接する線で表される。図1に示されるように、コア本体36mは六角形様の断面形状を有する。このコア本体36mが四角形様の断面形状を有していてもよい。
ラッピング層36rはコア本体36mの周囲を包囲する。ラッピング層36rはコア本体36mを被覆する。ラッピング層36rはコア本体36mがばらけるのを防止する。
ラッピング層36rとしては、コア本体36mがばらけることを防止できればよく、その構成に特に制限はない。ラッピング層36rは、コア本体36mの周囲に螺旋状に巻回したコードや、コア本体36mの周囲に巻き付けたゴム引き布等で構成される。
エイペックス38はコア36の径方向外側に位置する。エイペックス38はコア36から径方向外向きにのびる。エイペックス38は外向きに先細りである。エイペックス38の外端PAは最大幅位置PWの径方向内側に位置する。外端PAはチェーファー8の外端PBの径方向外側に位置する。
エイペックス38は、内側エイペックス40と、外側エイペックス42と、エッジストリップ44とを備える。
内側エイペックス40はコア36の径方向外側に位置する。内側エイペックス40は外向きに先細りである。内側エイペックス40の外端PUは、エイペックス38の外端PAの径方向内側に位置し、エイペックス38の内側面38nに含まれる。内側エイペックス40はエイペックス38の内側面38nの一部を構成する。
内側エイペックス40は硬質な架橋ゴムで構成される。内側エイペックス40の複素弾性率は60MPa以上90MPa以下である。
外側エイペックス42は内側エイペックス40の径方向外側に位置する。外側エイペックス42は内側エイペックス40の軸方向外側に位置する。外側エイペックス42は、外端PG1に向かって先細りであり、内端PG2に向かって先細りである。
外側エイペックス42の外端PG1はエイペックス38の外端PAでもある。外端PG1は内側エイペックス40の外端PUの径方向外側に位置する。
外側エイペックス42の内端PG2は、リムRの径方向外端FGの径方向内側に位置し、エイペックス38の外側面38gに含まれる。外側エイペックス42はエイペックス38の外側面38gの一部を構成する。
外側エイペックス42は架橋ゴムで構成される。外側エイペックス42は内側エイペックス40よりも軟質である。外側エイペックス42の複素弾性率は3.0MPa以上6.0MPa以下である。
図2において符号L1で示される長さは、ビードベースラインから外側エイペックス42の外端PG1までの径方向距離である。径方向距離L1は、外側エイペックス42の外端PG1の径方向高さとも呼ばれる。前述したように、外側エイペックス42の外端PG1はエイペックス38の外端PAでもある。この径方向距離L1はエイペックス38の径方向高さとも呼ばれる。
符号L2で示される長さは、ビードベースラインから内側エイペックス40の外端PUまでの径方向距離である。径方向距離L2は、内側エイペックス40の径方向高さとも呼ばれる。
このタイヤ2では、ビード部Bの剛性とタイヤ2の撓みと、をバランスよく整える観点から、エイペックス38の径方向高さL1の、最大幅位置PWの径方向高さHに対する比(L1/H)は0.55以上0.95以下の範囲で調整される。同様の観点から、内側エイペックス40の径方向高さL2の、エイペックス38の径方向高さL1に対する比(L2/L1)は0.70以上0.90以下の範囲で適宜調整される。
エッジストリップ44は外側エイペックス42の軸方向外側に位置する。エッジストリップ44の外端44gは外側エイペックス42の外端PG1、言い換えれば、エイペックス38の外端PAの径方向内側に位置する。エッジストリップ44の内端44nは外側エイペックス42の内端PG2の径方向外側に位置する。エッジストリップ44は、外側エイペックス42の外端PG1と内端PG2との間で、エイペックス38の外側面38gの一部を構成する。
エッジストリップ44は架橋ゴムで構成される。エッジストリップ44は、チェーファー8より軟質であり、外側エイペックス42より硬質である。エッジストリップ44の複素弾性率は7.0MPa以上12MPa以下である。
カーカス12は、トレッド4、一対のサイドウォール6、及び一対のチェーファー8の内側に位置する。カーカス12は一対のビード10の間、すなわち、一対のビード10のうちの、第一のビード10と第二のビード10の間を架け渡す。このタイヤ2のカーカス12はラジアル構造を有する。
カーカス12は少なくとも1枚のカーカスプライ46を備える。このタイヤ2のカーカス12は1枚のカーカスプライ46からなる。カーカスプライ46はビード10で折り返される。
カーカスプライ46はプライ本体48と一対の折り返し部50とを備える。プライ本体48は一対のビード10の間を架け渡す。それぞれの折り返し部50は、プライ本体48に連なり、ビード10で折り返される。このタイヤ2の折り返し部50は、軸方向内側から外側に向かってビード10で折り返される。
折り返し部50の端PFはチェーファー8の外端PBの径方向内側に位置する。前述したように、エイペックス38の外端PAはチェーファー8の外端PBの径方向外側に位置する。折り返し部50の端PFはエイペックス38の外端PAの径方向内側に位置する。
エイペックス38はその内側面38nにおいてプライ本体48に積層される。折り返し部50はエイペックス38の外側面38gに積層される。プライ本体48と折り返し部50との間にビード10が位置する。
図2に示されるように、折り返し部50の端PFはエッジストリップ44に積層される。折り返し部50の端PFは、エッジストリップ44の外端44gの径方向内側に位置し、エッジストリップ44の内端44nの径方向外側に位置する。言い換えれば、折り返し部50の端PFは、エッジストリップ44の外端44gと内端44nとの間に位置する。エッジストリップ44は、折り返し部50の端PFへの歪の集中を抑制する。
図示されないが、カーカスプライ46は並列された多数のカーカスコードを含む。これらカーカスコードはトッピングゴムで覆われる。それぞれのカーカスコードは赤道面と交差する。このタイヤ2のカーカスコードにはスチールコードが用いられる。カーカスプライ46は並列された多数のスチールコードを含む。
図2において符号Nで示される長さは、ビードベースラインから折り返し部50の端PFまでの径方向距離である。径方向距離Nは折り返し部50の径方向高さとも呼ばれる。
ベルト14は、径方向に並ぶ複数のベルトプライ52を備える。このタイヤ2のベルト14は3枚のベルトプライ52を備える。3枚のベルトプライ52は、第一ベルトプライ52A、第二ベルトプライ52B及び第三ベルトプライ52Cである。3枚のベルトプライ52のうち、第一ベルトプライ52Aが径方向において最も内側に位置する。
このタイヤ2では、第二ベルトプライ52Bが最も広い幅を有し、第一ベルトプライ52Aが最も狭い幅を有する。
図示されないが、各ベルトプライ52は並列した多数のベルトコードを含む。それぞれのベルトコードは赤道面に対して傾斜する。このタイヤ2のベルトコードには、スチールコードが用いられる。
それぞれのクッション層16は、ベルト14の端において、ベルト14とカーカス12との間に位置する。クッション層16は、軟質な架橋ゴムで構成される。
それぞれのスチール補強層18はビード部Bに位置する。スチール補強層18はチェーファー8とカーカス12との間に位置する。スチール補強層18はビード10で折り返される。スチール補強層18は、折り返し部52の径方向内側からビード10の径方向内側部分を包むように配置される。
スチール補強層18は内側部54と外側部56とを備える。内側部54はプライ本体48の軸方向内側に位置する。内側部54はスチール補強層18の内端18nを含む。外側部56は折り返し部50の軸方向外側に位置する。外側部56はスチール補強層18の外端18gを含む。スチール補強層18のうち、内側部54と外側部56との間に位置しビード10の径方向内側に位置する部分は湾曲部58とも呼ばれる。
図示されないが、スチール補強層18は並列した多数のフィラーコードを含む。これらフィラーコードはトッピングゴムで覆われる。それぞれのフィラーコードは径方向に対して傾斜する。このタイヤ2のフィラーコードにはスチールコードが用いられる。スチール補強層18は並列した多数のスチールコードを含む。
スチール補強層18の外端18gは内端18nの径方向内側に位置する。折り返し部50の端PFは、径方向において、スチール補強層18の外端18gと内端18nとの間に位置する。スチール補強層18の内端18nは、内側エイペックス40の外端PUの径方向内側に位置する。
それぞれの層間ストリップ20は軸方向においてチェーファー8とビード10のエイペックス38との間に位置する。層間ストリップ20は、折り返し部50の端PFとスチール補強層18の外端18gとを覆う。
層間ストリップ20は、折り返し部50の端PFの径方向外側においてエイペックス38と接触する。言い換えれば、層間ストリップ20とエイペックス38との接触面は、エイペックス38の外側面の一部を構成する。
層間ストリップ20は、スチール補強層18の外端18gの径方向外側においてチェーファー8と接触する。言い換えれば、層間ストリップ20とチェーファー8との接触面は、チェーファー8の内側面の一部を構成する。
層間ストリップ20は架橋ゴムで構成される。層間ストリップ20はサイドウォール6より硬質であり、チェーファー8より軟質である。層間ストリップ20の複素弾性率は7.0MPa以上12MPa以下である。
インナーライナー22はカーカス12の内側に位置する。インナーライナー22は、架橋ゴムからなるインスレーション24を介してカーカス12の内面に接合される。インナーライナー22はタイヤ2の内面を構成する。インナーライナー22は、空気遮蔽性に優れた架橋ゴムからなる。
タグ部材26はビード10の軸方向外側に位置する。このタイヤ2では、タグ部材26は第一のサイドウォール6の側にのみに設けられる。第一のサイドウォール6の側と、第二のサイドウォール6(図示されず)の側との両方にタグ部材26が設けられてもよい。損傷リスクの低減の観点から、一対のサイドウォール6のうち、第一のサイドウォール6の側に、タグ部材26が設けられるのが好ましい。
図4はタグ部材26の平面図である。図5は図4のV-V線に沿った断面図である。
タグ部材26はプレート状である。タグ部材26は長さ方向に長く、幅方向に短い。図1に示されるように、タイヤ2においてタグ部材26は、その幅方向の第一端26sがタイヤ2の径方向外側に、第二端26uが内側に位置するように配置される。このタイヤ2では、第一端26sが外端とも呼ばれ、第二端26uが内端とも呼ばれる。
タグ部材26はRFIDタグ60を含む。図4においてRFIDタグ60は、説明の便宜のために実線で示されるが、その全体が保護体62で覆われる。タグ部材26は、RFIDタグ60と保護体62とを備える。RFIDタグ60はタグ部材26の中心に位置する。保護体62は架橋ゴムで構成される。保護体62は外側エイペックス42の剛性と同程度の剛性を有する。
このタイヤ2では、良好な通信環境の形成が考慮され、保護体62には高い電気抵抗を有する架橋ゴムが用いられる。保護体62は絶縁性の高いゴムからなる。
詳述しないが、RFIDタグ60は、送受信回路、制御回路、メモリ等をチップ化した半導体チップ64と、アンテナ66とから構成される小型軽量の電子部品である。RFIDタグ60は、質問電波を受信すると、これを電気エネルギーとして使用し、メモリ内の諸データを応答電波として発信する。このRFIDタグ60は、受動式無線周波数識別トランスポンダの一種である。
タグ部材26は、RFIDタグ60が架橋ゴムで被覆されたプレート状の部材である。RFIDタグ60の損傷リスクの低減と、良好な通信環境の形成の観点から、タイヤ2におけるタグ部材26の厚さは好ましくは1.0mm以上2.5mm以下である。このタイヤ2におけるタグ部材26の厚さは、RFIDタグ60の半導体チップ64におけるタグ部材26の最大厚さで表される。
なお、タイヤ2に埋め込む前のタグ部材26の長さTLは60mm以上80mm以下である。幅TWは10mm以上20mm以下である。
図2において符号TUで示される位置はRFIDタグ60の径方向内端である。RFIDタグ60の径方向内端(以下、RFIDタグ60の内端TU)は、半導体チップ64の径方向内端により表される。符号TSで示される位置は、RFIDタグ60の径方向外端である。RFIDタグ60の径方向外端(以下、RFIDタグ60の外端TS)は、半導体チップ64の径方向外端で表される。
本発明においては、タイヤ2におけるRFIDタグ60の内端TUが、基準とする位置(以下、基準位置)の径方向外側に位置する場合が、RFIDタグ60が基準位置に対して径方向外側に位置する場合である。タイヤ2におけるRFIDタグ60の外端TSが基準位置の径方向内側に位置する場合が、RFIDタグ60が基準位置に対して径方向内側に位置する場合である。
前述したように、このタイヤ2は、5度テーパードリムに組まれる、チューブレスタイプの重荷重用タイヤである。詳述しないが、このタイヤ2に適用されるリムRのフランジ高さGは、ウィズチューブタイプのタイヤ(以下、チューブタイヤとも呼ばれる。)のためのリムのフランジ高さに比べて低い。
このタイヤ2のビード部Bでは、リムRによって動きが拘束される領域がチューブタイヤのビード部のそれに比べて小さい。タイヤ2をリムRに組んだ状態において、タイヤ2のビード部Bはチューブタイヤのビード部よりも変形しやすい。このタイヤ2では、チューブタイヤに比べて、RFIDタグ60が損傷する、またはRFIDタグ60を起点とする損傷が生じるリスクは高い。
しかしこのタイヤ2では、タグ部材26はエイペックス38の外側面38gに積層される。そしてRFIDタグ60は、径方向において、折り返し部50の端PFとエイペックス38の外端PAとの間に位置する。
このタイヤ2では、ビード部Bの中でも特に屈曲の程度が小さい部分にRFIDタグ60が配置される。このタイヤ2では、RFIDタグ60が損傷する、またはRFIDタグ60を起点とする損傷が生じるリスクは低い。
このタイヤ2では、カーカスプライ46とRFIDタグ60との間にエイペックス38(具体的には、外側エイペックス42)が位置する。金属要素であるカーカスコードを含むカーカスプライ46と間隔をあけて、RFIDタグ60が配置される。電波に乱れが生じにくいので、RFIDタグ60と通信機器(図示されず)との間に良好な通信環境が形成される。RFIDタグ60へのデータの書き込み及び、RFIDタグ60に記録されたデータの読み取りが、正確に行われる。
しかもこのタイヤ2では、折り返し部50の径方向高さNの、リムRのフランジ高さGに対する比(N/G)が1.2以上2.5以下である。
比(N/G)が2.5以下であるので、折り返し部50の端PFへの歪みの集中が効果的に抑制される。このタイヤ2では、良好な耐久性が維持される。
比(N/G)が1.2以上であるので、ビード部Bの剛性確保に折り返し部50が効果的に貢献できる。
このタイヤ2は、チューブレスタイヤであり、チューブタイヤのビード部よりも変形しやすいビード部Bを有する。それにも関わらず、このタイヤ2は、良好な通信環境の形成及びRFIDタグの損傷リスクの低減を達成できる。
図2に示されるように、RFIDタグ60は折り返し部50の端PFからトレッド4側に離して配置される。これにより、RFIDタグ60が折り返し部50の端PFと干渉することが防止される。そのため、RFIDタグ60への歪みの集中が効果的に抑制される。このタイヤ2は、RFIDタグ60の損傷リスクを効果的に低減できる。折り返し部50はスチールコードを含むが、折り返し部50による通信環境への悪影響が抑制される。RFIDタグ60と通信機器(図示されず)との間に良好な通信環境が形成される。この観点から、RFIDタグ60は折り返し部50の端PFからトレッド4側に離して配置されるのが好ましい。この場合、RFIDタグ60が折り返し部50の端PFから5mm以上離して配置されるのがより好ましい。言い換えれば、折り返し部50の端PFからRFIDタグ60までの距離は5mm以上であるのがより好ましい。
前述したように、エイペックス38の外端PAは最大幅位置PWの径方向内側に位置する。そして、RFIDタグ60は、径方向において、折り返し部50の端PFとエイペックス38の外端PAとの間に位置する。このRFIDタグ60は最大幅位置PWの径方向内側に位置する。
このタイヤ2では、ビード部Bの中でも特に屈曲の程度が小さい部分にRFIDタグ60が効果的に配置される。このタイヤ2では、RFIDタグ60が損傷する、またはRFIDタグ60を起点とする損傷が生じるリスクが効果的に低減される。この観点から、RFIDタグ60は、最大幅位置PWの径方向内側に位置するのが好ましい。
前述したように、折り返し部50の端PFはエッジストリップ44に積層される。図2に示されるように、RFIDタグ60はエッジストリップ44の外端44gの径方向外側に位置する。言い換えれば、RFIDタグ60はエッジストリップ44の外端44gからトレッド4側に離して配置される。RFIDタグ60がエッジストリップ44の外端44gと干渉することが防止される。エッジストリップ44は、チェーファー8より軟質であり、外側エイペックス42より硬質である。しかし、RFIDタグ60が外端44gから離して配置されることで、RFIDタグ60への歪みの集中が効果的に抑制される。このタイヤ2は、RFIDタグ60の損傷リスクを効果的に低減できる。この観点から、RFIDタグ60がエッジストリップ44の外端44gから離して配置されるのが好ましい。この場合、RFIDタグ60がエッジストリップ44の外端44gから5mm以上離して配置されるのがより好ましい。言い換えれば、エッジストリップ44の外端44gからRFIDタグ60までの距離は5mm以上であるのが好ましい。
このタイヤ2では、RFIDタグ60の位置が径方向においてエッジストリップ44の外端44gの位置と一致しなければよく、RFIDタグ60が外端44gからビード10側に離して配置されてもよい。この場合も、エッジストリップ44の外端44gからRFIDタグ60までの距離は5mm以上であるのが好ましい。
このタイヤ2では、エイペックス38の径方向高さL1の、折り返し部50の径方向高さNに対する比(L1/N)は1.50以上2.50以下であるのが好ましい。
比(L1/N)が1.50以上に設定されることにより、タグ部材26の配置スペースが確保される。このタイヤ2では、エッジストリップ44の外端44gの位置を考慮した、RFIDタグ60の配置が可能である。このタイヤ2は、RFIDタグ60の損傷リスクの低減を図れる。
比(L1/N)が2.50以下に設定されることにより、ビード部Bの剛性確保に折り返し部50が効果的に貢献できる。
エッジストリップ44の外端44gは、折り返し部50の端PFの径方向外側に位置する。前述したように、RFIDタグ60が外端44gからビード10側に離して配置される場合、RFIDタグ60は、この外端44gと、折り返し部50の端PFとの間に配置される。この場合において、タグ部材26の配置スペースを確保し、RFIDタグ60の損傷リスクの低減を図る観点から、エッジストリップ44の外端44gは、折り返し部50の端PFからトレッド4側に5mm以上離れた位置に配置されるのが好ましい。言い換えれば、折り返し部50の端PFからエッジストリップ44の外端44gまでの距離は5mm以上であるのが好ましい。RFIDタグ60が外端44gからトレッド4側に離して配置される場合において、タグ部材26の配置スペースを確保する観点から、折り返し部50の端PFからエッジストリップ44の外端44gまでの距離は15mm以下であるのが好ましい。
前述したように、このタイヤ2では、RFIDタグ60は、径方向において、折り返し部50の端PFとエイペックス38の外端PAとの間に位置する。より良好な通信環境を形成し、RFIDタグ60の損傷リスクを効果的に低減できる観点から、RFIDタグ60は、径方向において、エッジストリップ44の外端44gとエイペックス38の外端PAとの間に位置するのがより好ましい。
ところでビード10の軸方向外側にはチェーファー8の外端PBが位置する。チェーファー8は、リムR側から径方向外向きに拡がる要素である。チェーファー8の外端PBは、タイヤ2の製造においてクリースと呼ばれる波打ちが生じやすい箇所である。チェーファー8の外端PB付近にタグ部材26が配置されるので、チェーファー8の外端PBとタグ部材26との干渉の程度によっては、クリースが生じることが懸念される。
このタイヤ2では、タグ部材26の外端26sはチェーファー8の外端PBの径方向外側に位置する。このタイヤ2では、タグ部材26の外端26sがチェーファー8の外端PBの径方向内側に位置する場合(すなわち、タグ部材26全体がチェーファー8で覆われる場合)に比べて、チェーファー8の外端PBとタグ部材26との干渉が抑制される。このタイヤ2では、耐久性や外観品質に影響するクリースが発生しにくい。この観点から、タグ部材26の外端26sはチェーファー8の外端PBの径方向外側に位置するのが好ましい。
このタイヤ2では、タグ部材26の内端26uはチェーファー8の外端PBの径方向外側に位置する。これにより、タグ部材26全体がチェーファー8の外端PBの径方向外側に配置される。チェーファー8の外端PBへのタグ部材26の干渉が効果的に抑制される。このタイヤ2では、クリースの発生が効果的に抑制される。この観点から、このタイヤ2では、タグ部材26の内端26uはチェーファー8の外端PBの径方向外側に位置するのが好ましい。
このタイヤ2では、タグ部材26の外端26sはエイペックス38の外端PAの径方向内側に位置する。これにより、タグ部材26によるサイドウォール部の撓みへの影響が効果的に抑制される。このタイヤ2では、良好な耐久性及び乗り心地が維持される。この観点から、タグ部材26の外端26sはエイペックス38の外端PAの径方向内側に位置するのが好ましい。
このタイヤ2では、タグ部材26の内端26uがチェーファー8の外端PBの径方向外側に位置し、タグ部材26の外端26sがエイペックス38の外端PAの径方向内側に位置するのがより好ましい。この場合、図2に示されるように、エイペックス38の外端PAと、チェーファー8の外端PBとの間にタグ部材26全体が配置される。
図2において、符号Oで示される長さは、ビードベースラインからスチール補強層18の外端18gまでの径方向距離である。径方向距離Oは、スチール補強層18の外側部56の径方向高さとも呼ばれる。
このタイヤ2では、外側部56の径方向高さOの、折り返し部50の径方向高さNに対する比(O/N)は0.50以上0.95以下であるのが好ましい。
比(O/N)が0.95以下に設定されることにより、スチール補強層18の外端18gが折り返し部50の端PFに近接することによる、歪みの集中が効果的に抑制される。このタイヤ2では、良好な耐久性が維持される。
比(O/N)が0.50以上に設定されることにより、ビード部Bの剛性確保にスチール補強層18の外側部56が効果的に貢献できる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、良好な通信環境の形成及びRFIDタグの損傷リスクの低減を達成できる、重荷重用タイヤが得られる。詳細には、本発明によれば、良好な通信環境の形成及びRFIDタグの損傷リスクの低減を達成できる、5度テーパードリムに組まれる、チューブレスタイプの重荷重用タイヤが得られる。
以上説明された、良好な通信環境の形成及びRFIDタグの損傷リスクの低減を達成できる技術は種々のタイヤに適用されうる。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・チェーファー
10・・・ビード
12・・・カーカス
18・・・スチール補強層
26・・・タグ部材
36・・・コア
38・・・エイペックス
38g・・・エイペックス38の外側面38g
40・・・内側エイペックス
42・・・外側エイペックス
44・・・エッジストリップ
46・・・カーカスプライ
48・・・プライ本体
50・・・折り返し部
52・・・内側部
54・・・外側部
60・・・タグ
62・・・保護体
64・・・半導体チップ
66・・・アンテナ

Claims (6)

  1. リムに組まれ、前記リムが5度テーパードリムである、チューブレスタイプの重荷重用タイヤであって、
    一対のビードと、
    一対の前記ビードの間を架け渡すカーカスと、
    RFIDタグを含むタグ部材と
    を備え、
    前記ビードが、コアと、前記コアの径方向外側に位置するエイペックスとを備え、
    前記カーカスが、並列した多数のスチールコードを含むカーカスプライを備え、
    前記カーカスプライが、一対の前記ビードの間を架け渡すプライ本体と、前記プライ本体に連なり前記ビードで折り返される一対の折り返し部とを備え、
    前記折り返し部の端が前記エイペックスの外端の径方向内側に位置し、
    前記タグ部材が前記エイペックスの外側面に積層され、
    前記RFIDタグが、径方向において、前記折り返し部の端と前記エイペックスの外端との間に位置し、
    前記RFIDタグが、前記折り返し部の端から5mm以上離して配置され、
    前記折り返し部の径方向高さの、前記リムのフランジ高さに対する比が、1.2以上2.5以下である、
    重荷重用タイヤ。
  2. 前記エイペックスが、その外側面の一部を構成するエッジストリップを備え、
    前記エッジストリップの外端が前記エイペックスの外端の径方向内側に位置し、
    前記折り返し部の端が前記エッジストリップに積層され、
    前記RFIDタグが、前記エッジストリップの外端から離して配置される、
    請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
  3. 前記RFIDタグが、前記エッジストリップの外端から5mm以上離して配置される、
    請求項2に記載の重荷重用タイヤ。
  4. 前記エイペックスの径方向高さの、前記折り返し部の径方向高さに対する比が、1.50以上2.50以下である、
    請求項1~3のいずれかに記載の重荷重用タイヤ。
  5. 前記リムに接触する一対のチェーファーをさらに備え、
    前記タグ部材の外端が前記チェーファーの外端の径方向外側に位置する、
    請求項1~3のいずれかに記載の重荷重用タイヤ。
  6. 前記ビードで折り返され、並列した多数のスチールコードを含む、一対のスチール補強層をさらに備え、
    前記スチール補強層が、前記スチール補強層の内端を含み、前記プライ本体の軸方向内側に位置する内側部と、前記スチール補強層の外端を含み、前記折り返し部の軸方向外側に位置する外側部とを備え、
    前記外側部の径方向高さの、前記折り返し部の径方向高さに対する比が、0.50以上0.95以下である、
    請求項1~3のいずれかに記載の重荷重用タイヤ。
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