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JP7031283B2 - リチウムイオン二次電池およびその製造方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池およびその製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、リチウムイオン二次電池に関する。
特開2014-241283号公報(特許文献1)には、正極側に複数の溝を有するセパレータを備える非水電解質二次電池が開示されている。セパレータは正極に接しているため、正極側に複数の溝を有するセパレータを用いることにより、正極表面とセパレータとの接触面積が増加すると考えられる。
特開2014-241283号公報
一般に高容量のリチウムイオン二次電池(以下「電池」と略記され得る)におけるハイレート充放電においては、電解液中のリチウム塩の拡散速度が律速となり、電極集電箔から遠い側において反応が集中し、特に正極側における発熱量が大きくなる傾向にある。なお、本明細書において「ハイレート充放電」とは、所定の電流値および継続時間において、電池の充電および放電が繰り返し実行されることを意味する。
特許文献1では、正極側に複数の溝を有するセパレータが用いられている。該セパレータを用いることにより、セパレータと正極表面との接触面積を増加させることが可能になると考えられる。これにより、正極において発生した熱が、正極表面からセパレータを介して放熱されるものと期待される。ここで、係るセパレータを介した放熱は、セパレータと正極表面との接触面積に依存すると考えられる。そのため、溝の大きさによっては、正極において発生した熱がセパレータを介して効率的に放熱されない可能性がある。
本開示の目的は、ハイレート充放電を行った際における、電池温度の上昇を抑制することが可能なリチウムイオン二次電池を提供することにある。
以下、本開示の技術的構成および作用効果が説明される。ただし本開示の作用メカニズムは推定を含んでいる。作用メカニズムの正否により特許請求の範囲が限定されるべきではない。
〔1〕本開示のリチウムイオン二次電池は、正極と、正極に接するセパレータとを少なくとも含む。正極は、正極活物質を少なくとも含む。セパレータは、正極と接する面に複数の凸部を有している。凸部は、隣接する該凸部間の平均距離が3μm以上30μm以下である。
本開示のセパレータは正極に接している。正極と接するセパレータの面は、複数の凸部を有しており、隣接する該凸部間の平均距離は、3μm以上30μm以下である。したがって本開示のセパレータを用いた電池は、正極表面とセパレータとの接触面積が大きくなるものと考えられる。前述の通り、正極において発生した熱をセパレータを介して放熱する場合には、放熱の効率はセパレータと正極表面との接触面積に依存すると考えられる。本開示の電池においては、正極表面とセパレータとの接触面積が大きくなると考えられるため、ハイレート充放電を行った際における、電池温度の上昇が抑制されると期待される。
図1は、本開示の実施形態に係るリチウムイオン二次電池の構成の一例を示す概略図である。 図2は、本実施形態に係る電極群の構成の一例を示す概略図である。 図3(A)は、本実施形態に係る正極およびセパレータの詳細な構成を表す上面模式図であり、図3(B)は、本実施形態に係る正極およびセパレータの詳細な構成を表す斜視模式図である。 図4は、本実施形態に係る正極およびセパレータの詳細な構成を表す断面模式図である。
以下、本開示の実施形態(本明細書では「本実施形態」と記される)が説明される。ただし以下の説明は特許請求の範囲を限定するものではない。
<リチウムイオン二次電池の構成>
本開示のリチウムイオン二次電池は、本開示に係る正極活物質を含む正極、およびセパレータを備えていれば特に制限はなく、その他の構成、構造については従来公知の構成、構造が採用できる。従来公知の構成とは、たとえば正極と、負極と、正極と負極との間に配置されたセパレータとを有する電極群とを備え、この電極群がリチウムイオン伝導性を有する電解質と共に外装材に配置される構成などをいう。
図1は、本実施形態に係る電池の構成の一例を示す概略図である。電池100は外装材50を含む。外装材50は、たとえばアルミラミネートフィルム製である。すなわち電池100はラミネート型電池である。ただし本実施形態において、電池100の型式および形式は特に限定されるべきではない。電池100は、たとえば角形電池であってもよいし、円筒形電池であってもよい。正極タブ51および負極タブ52は、それぞれ外装材50の内外を連通している。正極タブ51は、たとえばアルミニウム(Al)薄板である。負極タブ52は、たとえば銅(Cu)薄板である。外装材50は、CID、ガス排出弁、注液孔等を備えていてもよい(いずれも、図示せず)。
図2は、本実施形態に係る電極群の構成の一例を示す概略図である。外装材50は、電極群40および電解質を収納している。電極群40は積層(スタック)型である。ただし電極群40は巻回型であってもよい。電極群40は、正極10、負極20およびセパレータ30を含む。すなわち電池100は、正極10と、正極10に接するセパレータ30とを少なくとも含む。
<正極>
正極10はシート状である。正極10は、たとえば正極集電体11および正極合材層12を含む。正極集電体11は、たとえばAl箔等であってもよい。正極集電体11は、たとえば10μm以上50μm以下の厚さを有してもよい。
《正極合材層》
図3(B)は、本実施形態に係る正極およびセパレータの詳細な構成を表す斜視模式図であり、図4は、本実施形態に係る正極およびセパレータの詳細な構成を表す断面模式図である。図4に示されるように、正極合材層12には、セパレータ30の凸部に起因する凹部が形成されている。
正極合材層12は正極集電体11の表面に形成されている。正極合材層12は正極集電体11の表裏両面に形成されていてもよい。正極合材層12は、たとえば、10μm以上200μm以下の厚さを有してもよい。正極合材層12は、たとえば、1質量%以上15質量%以下の正極導電材と、80質量%以上98質量%以下の正極活物質と、その残部のバインダとを含み得る。すなわち、正極は、正極活物質を少なくとも含む。
本明細書において、各構成の「厚さ」は、たとえば、マイクロメータ等により測定され得る。各構成の厚さは、断面顕微鏡画像において測定されてもよい。厚さは、少なくとも3箇所で測定され得る。少なくとも3箇所の算術平均が測定結果として採用され得る。
(正極活物質)
正極活物質は、特に限定されるべきではない。正極活物質は、たとえば、LiCoO、LiNiO、LiMnO、LiNiCo(ただし式中、MはMnおよびAlの少なくとも一方であり、a、b、cは0<a<1、0<b<1、0<c<1、a+b+c=1を満たす)、LiMn、LiFePO等であってもよい。一般式:LiNiCoにより表される正極活物質としては、たとえば、LiNi1/3Co1/3Mn1/3(NCM)、LiNi0.82Co0.15Al0.03(NCA)等が挙げられる。1種の正極活物質が単独で使用されてもよいし、2種以上の正極活物質が組み合わされて使用されてもよい。
正極活物質は、たとえば6~9.4μmの平均粒径を有してもよい。なお、本明細書において、「平均粒径」は、レーザ回折・散乱法によって測定された体積基準の粒度分布において、積算値50%での粒径(「メジアン径d50」とも称される。)を示すものとする。
(正極導電材)
導電材も特に限定されるべきではない。導電材は、カーボンブラック、アセチレンブラック(AB)、鱗片状黒鉛、気相成長炭素繊維等であってもよい。1種の導電材が単独で使用されてもよいし、2種以上の導電材が組み合わされて使用されてもよい。
(バインダ)
バインダも特に限定されるべきではない。バインダは、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ化ビニリデン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体(PVdF-HFP)、カルボキシメチルセルロース(CMC)等が挙げられる。1種のバインダが単独で使用されてもよいし、2種以上のバインダが使用されてもよい。
<セパレータ>
図3(A)は、本実施形態に係る正極およびセパレータの詳細な構成を表す上面模式図である。電池100は、セパレータ30を含む。すなわち本実施形態の電池は、セパレータ30を少なくとも含む。セパレータ30は、電気絶縁性の多孔質膜である。セパレータ30は、正極10と負極20とを電気的に隔離する。セパレータ30は、たとえば、5~30μmの厚さを有してもよい。
セパレータ30は、たとえば、多孔質ポリエチレン(PE)膜、多孔質ポリプロピレン(PP)膜等により構成され得る。セパレータ30は、多層構造を含んでもよい。たとえば、セパレータ30は、多孔質PP膜、多孔質PE膜および多孔質PP膜がこの順序で積層されることにより構成されていてもよい。セパレータ30は、その表面に耐熱層を含んでいてもよい。耐熱層は、耐熱材料を含む。耐熱材料としては、たとえば、アルミナ等の無機フィラー、ポリイミド等の高融点樹脂等が挙げられる。
図3および図4に示されるように、セパレータ30は、正極10と接する面に複数の凸部を有している。該複数の凸部は、たとえば正極10に積層されたセパレータ30にエンボス加工を施す事により形成することができる。
(凸部平均距離)
本開示のセパレータ30において、正極10と接しない面に形成されている隣接する凹部間の平均距離(l)と、正極10と接する面に形成されている隣接する凸部間の平均距離(l)(以下、「凸部平均距離」とも記される)とは、実質的に同一の値であると考えられる。したがって、本明細書において「凸部平均距離」とは、セパレータ30に形成されている複数の凹部における、隣接する凹部の最下端間の距離の平均値を意味する。本開示において、凸部平均距離は、3μm以上30μm以下である。すなわち、凸部は、隣接する凸部間の平均距離が3μm以上30μm以下である。凸部平均距離が3μm未満の場合、隣接する凸部間の距離が短いため、セパレータ30の作製が困難となる可能性がある。凸部平均距離が30μmを超える場合、セパレータ30と正極10表面との接触面積が不十分となり、正極において発生した熱がセパレータを介して効率的に放熱されない可能性がある。
(凸部一致率)
図4に示されるように、正極10は、複数の凹部を有している。本開示のセパレータ30において正極10と接する面に形成されている凸部と、正極10に形成されている凹部との一致率(凸部一致率)は、80%以上100%以下であることが望ましい。ここで、本明細書において「凸部一致率」とは、正極10をセパレータ30の凸部上端が通る断面で断面出しをし、セパレータ30の凸部上端の位置と、正極10に形成されている凹部との位置が一致する比率を意味する。たとえば、幅200μmにおいて5か所測定を行い、凸部一致率を算出してもよい。凸部一致率が80%未満の場合、セパレータ30と正極10の表面との接触面積が不十分となり、正極において発生した熱がセパレータを介して効率的に放熱されない可能性がある。
なお、凸部一致率は、以下の様にして調整する事ができる。
たとえば後述するようにエンボスロールを用いて、正極10と接しない面に形成されている凹部を形成することにより正極10と接する面に凸部を形成する場合、エンボスロールの速度を増加させれば凸部一致率は減少し、エンボスロールの速度を減少させれば凸部一致率は増加する傾向にある。
(凸部の形状)
図3および図4においては、セパレータ30において正極10と接する面に形成されている凸部の形状は略半球形であるが、該凸部の形状は、セパレータ30と正極10の表面との接触面積を増加させることができる限り、特に限定されない。該凸部の形状は、たとえば略半球形であってもよいし、多角形であってもよいし、流線形であってもよいし、あるいは格子状であってもよい。
(凸部高さ)
本開示のセパレータ30において、正極10と接しない面に形成されている凹部の深さ(d)と、正極10と接する面に形成されている凸部の高さ(d)(以下、「凸部高さ」とも記される)とは、実質的に同一の値であると考えられる。したがって、本明細書において「凸部高さ」とは、セパレータ30に形成されている複数の凹部における、セパレータ30の表面から、セパレータ30の凹部の下端までの深さの平均値を意味する。凸部高さは、0.5μm以上5.5μm以下であることが望ましい。凸部高さが0.5μm未満の場合、凸部高さが不十分であり、セパレータ30と正極10の表面との接触面積が不十分となり、正極において発生した熱がセパレータを介して効率的に放熱されない可能性がある。凸部高さが5.5μmを超える場合、凸部を形成する際にセパレータ30が破断する可能性がある。
(凸部幅)
本開示のセパレータ30において、正極10と接しない面に形成されている凹部の幅(φ)と、正極10と接する面に形成されている凸部の幅(φ)(以下、「凸部幅」とも記される)とは、実質的に同一の値であると考えられる。したがって、本明細書において「凸部幅」とは、セパレータ30に形成されている複数の凹部における、直径の平均値を意味する。凸部幅は、1μm以上15μm以下であることが望ましい。凸部幅が1μm未満の場合、凸部を形成する際にセパレータ30が破断する可能性がある。凸部幅が15μmを超える場合、セパレータ30と正極10の表面との接触面積が不十分となり、正極において発生した熱がセパレータを介して効率的に放熱されない可能性がある。
本開示のセパレータ30における凸部は、たとえば、以下の製造方法(A1)~(A4)により製造され得る。
(A1)正極活物質と導電材とバインダとを溶媒中で混合し、ペースト状の正極合材(以下、「正極合材ペースト」と記載する)を調製する。
(A2)正極集電体の少なくとも片方に、正極合材ペーストを塗布し、乾燥することにより、正極合材層12を形成し、正極10を得る。
(A3)PE膜からなるセパレータ30と、上記正極10とを積層する。
(A4)正極10上に積層されたセパレータ30にエンボス加工を施し、セパレータ30において正極10と接しない面に凹部を形成することにより、正極10と接する面に凸部を形成する。
<負極>
負極20はシート状である。負極20は、たとえば負極合材層22および負極集電体21を含む。負極集電体21は、たとえばCu箔等であってもよい。負極集電体21は、たとえば5μm以上20μm以下の厚さを有してもよい。
《負極合材層》
負極合材層22は負極集電体21の表面に形成されている。負極合材層22は負極集電体21の表裏両面に形成されていてもよい。負極合材層22は、たとえば、50μm以上150μm以下の厚さを有してもよい。負極合材層22は、たとえば95質量%以上99質量%以下の負極活物質、および1質量%以上5質量%以下のバインダを含んでもよい。
(負極活物質およびバインダ)
負極活物質粒子は特に限定されるべきではない。負極活物質粒子は、たとえば、黒鉛、易黒鉛化性炭素、難黒鉛化性炭素、珪素、酸化珪素、錫、酸化錫等であってもよい。バインダも特に限定されるべきではない。バインダは、たとえば、カルボキシメチルセルロース(CMC)、スチレンブタジエンゴム(SBR)等であってもよい。
《電解液》
電解液は、溶媒および支持電解質塩を備える。溶媒は非プロトン性である。溶媒は、たとえば、環状カーボネートおよび鎖状カーボネートの混合物でよい。混合比は、たとえば、環状カーボネート:鎖状カーボネート=1:9~5:5(体積比)でよい。環状カーボネートとしては、たとえば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)およびブチレンカーボネート(BC)が挙げられる。鎖状カーボネートとしては、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)等が挙げられる。環状カーボネートおよび鎖状カーボネートは、1種単独で使用されてもよいし、2種以上が組み合わされて使用されてもよい。支持電解質塩は、たとえば、LiPF、LiBF、Li[N(FSO]等でよい。電解液60において、支持電解質塩は、たとえば、0.5~2.0mоl/lの濃度を有してもよい。支持電解質塩は、1種単独で使用されてもよいし、2種以上が組み合わされて使用されてもよい。
(その他の成分)
溶媒およびリチウム塩以外に、その他の成分がさらに含まれていてもよい。その他の成分としては、たとえば、被膜形成剤等の添加剤が考えられる。被膜形成剤としては、たとえば、ビニレンカーボネート(VC)、ビニルエチレンカーボネート(VEC)、Li[B(C](通称「LiBOB」)、LiPO2、プロパンサルトン(PS)、エチレンサルファイト(ES)等が挙げられる。電解液は、たとえば、0.1~5質量%のその他の成分を含んでもよい。
<用途>
本開示において示される電池は、たとえばハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、電気自動車(EV)等の動力電源として用いられる。ただし、本開示において示される電池の用途は、こうした車載用途に限定されるべきではない。本開示において示される電池は、あらゆる用途に適用可能である。
以下、本開示の実施例が説明される。ただし以下の説明は、特許請求の範囲を限定するものではない。
<電池の製造>
《実施例1》
1.正極の製造
以下の材料が準備された
正極活物質:NCM(メジアン径d50:6μm~9.4μm)
導電材:アセチレンブラック(AB)
バインダ:PVdF
溶媒:N-メチル-2-ピロリドン(NMP)
集電箔:アルミニウム(Al)箔(厚さ=15μm)
プラネタリミキサにより、NCM92重量部、AB5重量部、PVdF3重量部およびNMPが混合された。これにより正極合材ペーストが調製された。正極合材ペーストの固形分比は65%とされた。ダイコータにより、正極合材ペーストが集電箔11の表面(表裏両面)に塗布され(目付量:15mg/cm)、乾燥された。これにより正極合材層12が形成された。ロール圧延機により、正極合材層12が3.5g/ccまで圧縮され、正極合材層12の厚さは150μmとされた。これにより正極10が製造された。正極10が所定寸法に裁断された。
2.負極の製造
以下の材料が準備された。
負極活物質:天然黒鉛(メジアン径d50:14.6μm)
導電助材:AB
バインダ:SBR
溶媒:水
負極集電箔:Cu箔(厚さ12μm)
攪拌装置の攪拌槽に、天然黒鉛、AB、SBRおよび水を投入し、攪拌することにより、ペースト状の負極合材(以下、「負極合材ペースト」と記載する)が調製された。負極合材ペーストにおいて固形分の配合は、質量比で「天然黒鉛:AB:SBR=95:3:2」とされた。また、負極合材ペーストの固形分比は60%とされた。負極合材層用ペーストが、負極集電体21の表面(表裏両面)に塗布され(目付量:19.5mg/cm)、乾燥された。これにより負極合材層22が形成された。負極合材層22が2.1g/ccまで圧延された。負極合材層の厚さは80μmとされた。これにより負極20が製造された。負極20が所定寸法に裁断された。
3.エンボス加工
以下の材料が準備された。
セパレータ基材:PE製のセパレータ、(厚さ15μm)
正極:上記正極
エンボスロール、セパレータ30、正極10、ガイドロールの順になるように、正極10上にセパレータ30を積層した後、該正極10およびセパレータ30をエンボスロールに通した。ロール圧は0.15Nとされ、搬送速度は0.1m/minとされた。これにより、正極10上に積層されたセパレータ30において、正極10と接しない面に凹部が形成され、正極10と接する面に凸部が形成された。凸部平均距離は3μmとされ、凸部高さは5.5μmとされ、凸部幅は1μmとされ、凸部一致率は100%とされた。また、凸部の形状は略半球形とされた。
4.組み立て
負極20、セパレータ30および正極10がこの順序で積層された。複数の負極20の各々と複数の正極10の各々とが、積層方向の両方の外縁に負極が位置するように、セパレータ30を挟んで交互に積層され、積層型電極群40が作製された。
電極群40がアルミラミネートフィルム製の外装材50に収納された。外装材50に電解液が注入された。電解液は以下の成分を含む。外装材50が密封された。以上より実施例1に係るラミネート型電池100が組み立てられた。なお、電池100は、10対積層のラミネート型電池である。
Li塩:LiPF(1mоl/l)
溶媒:[EC:DMC:EMC=3:4:3(体積比)]
ガス発生剤:CHB4質量%およびBP1質量%
《実施例2~実施例6》
表1に示すように、凸部平均距離が変更されることを除いては、実施例1と同様に電池100が製造された。
《実施例7~実施例12》
表1に示すように、凸部幅が変更されることを除いては、実施例1と同様に電池100が製造された。
《実施例13~実施例16》
表1に示すように、凸部高さが変更されることを除いては、実施例1と同様に電池100が製造された。
《実施例17~実施例19》
表1に示すように、凸部一致率が変更されることを除いては、実施例1と同様に電池100が製造された。
《比較例1》
表1に示すように、セパレータ表面に凸部が形成されないことを除いては、実施例1と同様に電池100が製造された。
《比較例2および比較例3》
表1に示すように、凸部平均距離が変更されることを除いては、実施例1と同様に電池100が製造された。
<評価>
《電池特性(ハイレート充放電後の電池温度)の評価》
電池特性の評価として、ハイレート充放電後の電池温度の評価を行った。
未使用の各実施例、および比較例に係る電池100の表面に熱電対が張り付けられた。60℃に設定された恒温槽内に各電池が配置された。SOC10%~90%において、5Cの電流レートにて30回連続で充放電が繰り返された。その後、各電池表面の温度が測定された。結果は下記表1の「セル温度」の欄に示されている。なお「1C」は、満充電容量を1時間で放電する電流を示す。
《サイクル耐久性》
1.電池の活性化および初期容量の測定
25℃において、以下の定電流-定電圧方式充電(CCCV充電)により、各実施例、および比較例に係る電池100が満充電にされた。次いで以下の定電流方式放電(CC放電)により、各実施例、および比較例に係る電池100が放電された。このときの放電容量が初期容量とされた。
CCCV充電:CC電流=1/5C、CV電圧=4.2V、終止電流=1/20C
CC放電 :電流=1/5C、終止電圧=2.5V
2.電池特性(サイクル耐久性)の評価
更なる電池特性の評価として、サイクル耐久性の評価を行った。当該評価は各実施例、および比較例に係る電池100に対して行われた。60℃に設定された恒温槽内に各実施例、および比較例に係る電池100が配置された。充電と放電との一巡が1サイクルとされ、SOC10%~90%において、5Cの電流レートにて充放電が500サイクル実施された。
500サイクル後、初期容量と同様に、サイクル後の電池容量(サイクル後容量)が測定された。サイクル後容量が初期容量で除されることにより、容量維持率が算出された。結果は下記表1の「容量維持率」の欄に示されている。容量維持率が高い程、サイクル耐久性に優れることを示している。
Figure 0007031283000001
<結果>
比較例1は、セル温度が高かった。セパレータ30の正極10と接する面に凸部が形成されていないため、正極10の表面とセパレータ30との接触面積が少なく、正極10において発生した熱をセパレータ30を介して効率的に放熱できなかったものと考えられる。また、容量維持率についても改善の余地があった。
比較例2に関しては、凸部平均距離が2μmであったため、隣接する凸部間の距離が近く、セパレータ30が破断したため、電池100の製造が出来なかった。
比較例3は、セル温度が高かった。凸部平均距離が35μmであったため、実施例と比較して正極10の表面とセパレータ30との接触面積が少なく、正極10において発生した熱をセパレータ30を介して効率的に放熱できなかったものと考えられる。また、容量維持率についても改善の余地があった。
実施例1~19は、セル温度の上昇が抑制されていた。すなわち、ハイレート充放電を行った際において、電池温度の上昇を抑制することが可能なリチウムイオン二次電池が得られたことが示されている。正極10の表面とセパレータ30との接触面積が十分確保されているため、正極10において発生した熱がセパレータ30を介して効率的に放熱されたものと考えられる。加えて、実施例1~19に係る電池は、優れた容量維持率も有していた。
実施例1および実施例7~実施例12の評価結果より、セパレータ30に形成される凸部の幅(φ)が1μm以上15μm以下の場合、セル温度の上昇が抑制され、かつ優れた容量維持率を有することが示された。
実施例1および実施例13~実施例16の評価結果より、セパレータ30に形成される凸部の高さ(d)が0.5μm以上5.5μm以下の場合、セル温度の上昇が抑制され、かつ優れた容量維持率を有することが示された。
実施例1および実施例17~実施例19の評価結果より、セパレータ30において正極10と接しない面に形成されている凹部と、正極10と接する面に形成されている凸部との一致率(凸部一致率)が80%以上100%以下の場合、セル温度の上昇が抑制され、かつ優れた容量維持率を有することが示された。
今回開示された実施形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではない。特許請求の範囲の記載によって確定される技術的範囲は、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
10 正極、11 正極集電体、12 正極合材層、20 負極、21 負極集電体、22 負極合材層、30 セパレータ、40 電極群、50 外装材、51 正極タブ、52 負極タブ、100 電池(リチウムイオン二次電池)。

Claims (2)

  1. 正極と、
    パレータと
    を少なくとも含み、
    前記正極は、正極合材層を含み、
    前記正極合材層は、正極活物質を少なくとも含み、
    前記正極合材層は、前記セパレータと接しており、
    前記正極合材層は、前記セパレータと接する面に、複数の凹部を有し、
    前記セパレータは、前記正極合材層と接する面に複数の凸部を有し、
    接する前記凸部間の平均距離は、3μm以上30μm以下であり、
    前記凹部の位置と、前記凸部の位置とが一致する比率は、80%以上100%以下であり、
    前記凹部の位置と、前記凸部の位置とが一致する時、前記凸部が前記凹部に入り込んでいる、
    リチウムイオン二次電池。
  2. 請求項1に記載のリチウムイオン二次電池の製造方法であって、
    前記正極合材層を含む前記正極を形成すること、
    前記セパレータを前記正極合材層に積層することにより、積層体を形成すること、
    前記積層体にエンボス加工を施すことにより、前記凸部と前記凹部とを形成すること、
    を少なくとも含む、
    リチウムイオン二次電池の製造方法。
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