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JP7001511B2 - 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 Download PDF

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JP7001511B2
JP7001511B2 JP2018053725A JP2018053725A JP7001511B2 JP 7001511 B2 JP7001511 B2 JP 7001511B2 JP 2018053725 A JP2018053725 A JP 2018053725A JP 2018053725 A JP2018053725 A JP 2018053725A JP 7001511 B2 JP7001511 B2 JP 7001511B2
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Description

本発明は活性エネルギー線硬化型樹脂組成物に関する。更に詳しくは、硬化物が優れた柔軟性と耐傷付き性(高硬度)を有する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物に関する。
活性エネルギー線硬化型樹脂組成物は、例えば、インク用途に適用され、溶剤を使用しないため環境負荷を低減でき、活性エネルギー線硬化による速乾性から生産性を向上できるという特徴があり、産業用途に広く使用されている。
近年、活性エネルギー線硬化型インクの中でも、高意匠、高精細な印刷が可能なインクジェット方式による印刷が注目を集めており、サインディスプレイ用やパッケージ用の印刷に普及され始めている。
活性エネルギー線硬化型樹脂組成物の硬化物に耐傷付き性(高硬度)と柔軟性を付与する方法として、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物に無機酸化物微粒子を含有させる方法(例えば特許文献1)及び活性エネルギー線硬化性組成物にウレタンオリゴマーを含有させる方法(例えば特許文献2)等が提案されている。
特開2014-069523号公報 特開2010-007049号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2の技術であっても、耐傷付き性(高硬度)と柔軟性については十分に満足できるとは言えなかった。本発明は、インクジェットインク用に適用可能な、耐傷付き性(高硬度)と高柔軟性を有する硬化物を与える活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の目的を達成すべく検討を行った結果、本発明に到達した。即ち、本発明は、無機アルコキシド(a1)と水酸基を1個以上有する不飽和モノマー(B1)とを構成単量体として含む加水分解縮合物(C)及び無機酸化物(A)を含有する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X);無機酸化物(A)及び水酸基を1個以上有する不飽和モノマー(B1)の存在下で、無機アルコキシド(a1)を加水分解縮合する前記活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)の製造方法である。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)は、以下の効果を奏する。
(1)低粘度であるため塗工性やインクジェットノズルからの吐出安定性に優れる。
(2)硬化物が耐傷付き性(表面硬度)に優れる。
(3)硬化物が柔軟性(耐屈曲性)に優れる。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)は、無機アルコキシド(a1)と水酸基を1個以上有する不飽和モノマー(B1)とを構成単量体として含む加水分解縮合物(C)及び無機酸化物(A)を含有する。
<無機酸化物(A)>
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)が含有する無機酸化物(A)としては、シリカ、酸化チタン、ジルコニア、アルミナ及びこれらの混合物等が挙げられる。
これらの内、硬化物の耐傷付き性の観点から、好ましいのはシリカ、ジルコニア及びアルミナ、更に好ましいのはシリカ及びアルミナである。無機酸化物(A)は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
無機酸化物(A)の体積平均粒子径(Dv)は、好ましくは1μm以下であり、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)の透明性の観点から、更に好ましくは0.7μm以下、特に好ましくは0.4μm以下である。
また、(Dv)は活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)のチクソトロピー性の観点から、0.005μm以上が好ましく、更に好ましくは0.01μm以上、特に好ましくは0.02μm以上である。尚、体積平均粒子径(Dv)は光散乱粒度分布測定装置で測定される。
無機酸化物(A)の粒子形状は特に限定なく、球状、扁平状、針状及び数珠状等が挙げられる。これらの内、硬化物の耐傷付き性の観点から球状が好ましい。
無機酸化物(A)の製造方法は特に限定なく、公知の製造方法で得ることができる。例えば、無機アルコキシドの加水分解・縮合反応よる湿式法、無機塩化物を水素炎中で高温加水分解する乾式法が挙げられる。これらの内、硬化物の透明性の観点から湿式法で得られた無機酸化物が好ましい。
無機酸化物(A)は、溶剤分散無機酸化物ゾル(A0)の形態であってもよい。
<無機アルコキシド(a1)>
本発明における無機アルコキシド(a1)としては、シランアルコキシド、チタンアルコキシド、ジルコニウムアルコキシド、ハフニウムアルコキシド、亜鉛アルコキシド、アルミニウムアルコキシド、ガリウムアルコキシド、インジウムアルコキシド、ゲルマニウムアルコキシド及びスズアルコキシド等が挙げられる。
これらの内、硬度の観点から好ましいのは、シランアルコキシド、チタンアルコキシド、ジルコニウムアルコキシド及びアルミニウムアルコキシド、更に好ましいのはシランアルコキシドである。
無機アルコキシド(a1)は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
<水酸基を1個以上有する不飽和モノマー(B1)>
本発明における水酸基を1個以上有する不飽和モノマー(B1)としては、例えば水酸基を1個有する単官能不飽和モノマー(B11)、水酸基を1個有する2官能不飽和モノマー(B12)、水酸基を1個有する3~5官能不飽和モノマー(B13)、水酸基を2個以上有する単官能不飽和モノマー(B14)、水酸基を2個以上有する2官能不飽和モノマー(B15)及び水酸基を2個以上有する3~4官能不飽和モノマー(B16)等が挙げられる。不飽和モノマー(B1)は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
水酸基を1個有する単官能不飽和モノマー(B11)としては、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、N-(2-ヒドロキシエチル)(メタ)アクリルアミド、N-(2-ヒドロキシメチル)(メタ)アクリルアミド、2-ヒドロキシー3-フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4シクロヘキサンジメタノールモノ(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールモノ(メタ)アクリレート、1,10-デカンジオールモノ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(PPG)モノ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレングリコール(PTMG)モノ(メタ)アクリレート、PEG-PPG-モノ(メタ)アクリレート、PEG-PTMG-モノ(メタ)アクリレート、PPG-PTMG-モノ(メタ)アクリレート及びヒドロキシエチル(メタ)アクリレートのポリカプロラクトン付加物等が挙げられる。
水酸基を1個有する2官能不飽和モノマー(B12)としては、グリセリンジ(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシー3-アクリロイルオキシプロピルメタクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタンジ(メタ)アクリレート及びトリメチロールプロパンのアルキレンオキサイド変性ジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
水酸基を1個有する3~5官能不飽和モノマー(B13)としては、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスルトールペンタ(メタ)アクリレート、ソルビトールペンタ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールの炭素数2~4のアルキレンオキサイド1~30モル付加物のトリ(メタ)アクリレート及びジトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
水酸基を2個以上有する単官能不飽和モノマー(B14)としては、トリメチロールプロパンモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタンモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンのアルキレンオキサイド変性モノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスルトールモノ(メタ)アクリレート、ソルビトールモノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールの炭素数2~4のアルキレンオキサイド1~30モル付加物のモノ(メタ)アクリレート、エトキシ化グリセリンモノ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンモノ(メタ)アクリレート及びカプロラクトン変性ジペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
水酸基を2個以上有する2官能不飽和モノマー(B15)としては、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスルトールジ(メタ)アクリレート、ソルビトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールの炭素数2~4のアルキレンオキサイド1~30モル付加物のジ(メタ)アクリレート及びジトリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
水酸基を2個以上有する3~4官能不飽和モノマー(B16)としては、ジペンタエリスルトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスルトールテトラ(メタ)アクリレート、ソルビトールペンタ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
これらの水酸基を1個以上有する不飽和モノマー(B1)の内、硬化物の透明性及び屈曲性の観点から好ましいのは(メタ)アクリロイル基を2~5個有する多官能(メタ)アクリレートであり、更に好ましいのは(B12)、(B13)、(B15)及び(B16)、特に好ましいのは(B12)及び(B13)、最も好ましいのは(B12)である。
<加水分解縮合物(C)>
本発明における加水分解縮合物(C)は、無機アルコキシド(a1)と、水酸基を1個以上有する不飽和モノマー(B1)とを構成単量体として含む。加水分解縮合物(C)は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
加水分解縮合物(C)は、下記一般式(1)で表される構造を有することが好ましい。
Figure 0007001511000001
一般式(1)におけるR1、R2及びR3はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1~3のアルキル基又は水酸基を1個以上有する不飽和モノマー(B1)から1個の水酸基を除いた残基を表し、R1、R2及びR3の内の少なくとも1つは水酸基を1個以上有する不飽和モノマー(B1)から1個の水酸基を除いた残基であり、複数ある場合のR2及びR3はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、Xは無機アルコキシド(a1)の無機原子を表し、nは1~20の整数である。
加水分解縮合物(C)を構成する(a1)と(B1)とのモル比[(a1):(B1)]は、硬化物の透明性及び硬度の観点から、好ましくは50:50~95:5、更に好ましくは55:45~90:10、特に好ましくは60:40~85:15である。
加水分解縮合物(C)の重量平均分子量(以下Mwと略記)は、好ましくは20,000以下であり、更に好ましくは15,000以下、特に好ましくは10,000以下である。また、Mwは好ましくは500以上、更に好ましくは700以上、特に好ましくは1,000以上である。
尚、本発明におけるMw及び後述の不飽和モノマーの数平均分子量(以下Mnと略記)はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて、以下の条件で測定される。
<GPC測定条件>
GPC機種:Waters Alliance 2695、Waters社製
カラム :TSKgel Super H4000+
TSKgel Super H3000+
TSKgel Super H2000+
Guardcolumn Super H-L、東ソー(株)製
溶媒 :テトラヒドロフラン(THF)
検出装置 :屈折率検出器
基準物質 :標準ポリスチレン(TSKstandard
POLYSTYRENE)、東ソー(株)製
加水分解縮合物(C)の不飽和基濃度は、硬化物の硬度の観点から好ましくは0.5~6.0mmol/g、更に好ましくは0.7~5.5mmol/g、特に好ましくは1.2~5.0mmol/gである。上記不飽和基濃度は、後述の方法で測定される。
本発明における加水分解縮合物(C)は、無機酸化物(A)及び前記不飽和モノマー(B1)の存在下で、無機アルコキシド(a1)を加水分解縮合して得ることが好ましい。
更に、透明性及び硬度の観点から、(A)及び(B1)の存在下で、無機アルコキシド(a1)と水とを、水に対する(a1)のモル比率[(a1)/(水)]が2~200で加水分解反応と縮合反応とを行うことにより製造することが好ましい。上記モル比率は更に好ましくは5~150、特に好ましくは10~100である。
上記加水分解縮合反応には、反応を促進する目的で触媒を使用してもよく、例えば酸触媒としての塩酸、硫酸及びリン酸等の無機酸;マレイン酸、ギ酸、酢酸、メタンスルホン酸及びパラトルエンスルホン酸等の有機酸;アルカリ触媒としてのヘキシルアミン及びオクチルアミン等の脂肪族アミン;シクロヘキシルアミン及びシクロペンチルアミン等の脂環族アミン;アニリン及びジフェニルアミン等の芳香族アミン;モルホリン等の複素環アミン等が挙げられる。
上記加水分解縮合(ゾルゲル法)に使用する有機溶媒としては、例えばメタノール、エタノール及び2-プロパノール等のアルコール溶剤、メチルエチルケトン及びメチルイソブチルケトン等のケトン溶剤並びに酢酸エチル及び酢酸イソブチル等のエステル溶剤が挙げられる。これらの内、好ましいのはアルコール溶剤、更に好ましいのはエタノールである。
硬化物の透明性の観点から、加水分解縮合物(C)の少なくとも一部が無機酸化物(A)の表面に結合していることが好ましい。無機酸化物(A)及び不飽和モノマー(B1)の存在下で、無機アルコキシド(a1)を加水分解縮合することにより、加水分解縮合物(C)の一部を無機酸化物(A)の表面に結合させることができる。
無機酸化物(A)の表面に加水分解縮合物(C)が反応しているかどうかは、無機酸化物(A)及び不飽和モノマー(B1)の存在下で、無機アルコキシド(a1)を加水分解縮合させた反応物から無機酸化物(A)を分離して、その不飽和基濃度を測定することで確認することができる。
具体的な確認方法としては以下の方法が挙げられる。
無機酸化物(A)及び不飽和モノマー(B1)の存在下で、無機アルコキシド(a1)を加水分解縮合させた反応物0.5gを精秤し、1mLの遠心チューブに加え、卓上型超遠心機[型式「Optima MAX-XP」、ベックマン・コールター(株)製、以下同じ。]を用いて150,000rpmにて30分間遠心分離を行う。遠心分離後上澄み液を除去し、0.5mLのアセトンを加え再度同条件で遠心分離を行う。上記操作を5回繰り返した後、沈殿物を取り出し、アセトン20mLに分散させ、アセトン分散液を調整する。このアセトン分散液中の固形分量は、試料約1.0gをシャーレに秤量(W1)して、室温で90分間乾燥させた後の残存重量を(W2)として、次式から算出される。
固形分含量(重量%)=(W2)×100/(W1)
次に、上記で得られたアセトン分散液の固形分が0.3gになるよう精秤し、500mLのヨウ素フラスコに入れ、クロロホルム10mLとウィイス試薬(三塩化ヨウ素7.9g及びヨウ素8.7gに氷酢酸を加え1Lとする)を加え、1時間暗所に放置して反応させる。上記溶液に10重量%ヨウ化カリウム溶液を20mL及び水100gを添加し、1重量%澱粉溶液を指示薬として用い、0.1Nチオ硫酸ナトリウム標準液で滴定する。同時に空試験も行い、以下の式からヨウ素価Yを計算し、ヨウ素価から不飽和基濃度(mmol/g)を算出する。
・ヨウ素価:Y=(B-A)×f×1.269/S
A:本試験に要した0.1mol/lチオ硫酸ナトリウム標準溶液のmL数
B:空試験に要した0.1mol/lチオ硫酸ナトリウム標準溶液のmL数
f:0.1mol/lチオ硫酸ナトリウム標準溶液の力価。
S:試料採取量(g)
・不飽和基濃度(mmol/g)=Y/25.38
<活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)>
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)は、無機アルコキシド(a1)と水酸基を1個以上有する不飽和モノマー(B1)とを構成単量体として含む加水分解縮合物(C)及び無機酸化物(A)を含有する。
活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)は、硬度及び屈曲性の観点から、更に不飽和モノマー(B1)及び/又は(B1)と有機ジイソシアネートとのウレタン化物であるウレタン基含有不飽和モノマー(B2)を含有することが好ましい。
ウレタン基含有不飽和モノマー(B2)に用いられる有機ジイソシアネートは、特に限定されず、例えばイソホロンジイソシアネート、2,4-トリレンジイソシアネート、2,6-トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェニルメタン-4,4’-ジイソシアネート(MDI)、水添MDI、ポリメリックMDI、1,5-ナフタレンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、水添XDI、リジンジイソシアネート及びテトラメチルキシレンジイソシアネートが挙げられる。
これらの内、硬化物の透明性の観点から、好ましいのはイソホロンジイソシアネート、水添MDI及びノルボルナンジイソシアネート、更に好ましいのはイソホロンジイソシアネート及びノルボルナンジイソシアネート、特に好ましいのはイソホロンジイソシアネートである。
有機ジイソシアネートは、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)は、光重合開始剤(D)を含有することができる。
光重合開始剤(D)としては、2,4,6-トリメチルベンゾイル-ジフェニル-ホスフィンオキサイド、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルホスフィンオキサイド、2-メチル-1-(4-メチルチオフェニル)-2-モルフォリノプロパン-1-オン、2-ベンジル-2-ジメチルアミノ-1-(4-モルフォリノフェニル)ブタノン、1,2-(ジメチルアミノ)-2-[(4-メチルフェニル)メチル]-1-[4-(4-モルホリニル)フェニル]-1-ブタノン、2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエタン-1-オン、1-ヒドロキシ-シクロヘキシル-フェニル-ケトン、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニル-プロパン-1-オン、1-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)-フェニル]-2-ヒドロキシ-2-メチル-1-プロパン-1-オン、2-ヒロドキシ-1-{4-[4-(2-ヒドロキシ-2-メチル-プロピオニル)-ベンジル]フェニル}-2-メチル-プロパン-1-オン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、1,2-オクタンジオン-1-(4-[フェニルチオ)-2-(O-ベンゾイルオキシム)]、エタノン-1-(9-エチル-6-(2-メチルベンゾイル)-9H-カルバゾール-3-イル]-1-(0-アセチルオキシム)及びビス(η5-2,4-シクロペンタジエン-1-イル)-ビス(2,6-ジフルオロ-3-(1H-ピロール-1-イル)-フェニル)チタニウム等が挙げられる。
光重合開始剤(D)は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)には、本発明の効果を阻害しない範囲で必要により反応性希釈剤(E)を含有させてもよい。
反応性希釈剤(E)としては、前記(B1)及び(B2)以外のもの、例えば単官能不飽和モノマー(E1)及び2官能以上の不飽和モノマー(E2)が挙げられる。反応性希釈剤(E)は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
単官能不飽和モノマー(E1)としては、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、tert-ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、tert-オクチル(メタ)アクリレート、2,3-ジメチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、イコシル(メタ)アクリレート、n-ドコシル(メタ)アクリレート、n-テトラコシル(メタ)アクリレート、n-ヘキサイコシル(メタ)アクリレート、n-オクタイコシル(メタ)アクリレート、n-トリアコンチル(メタ)アクリレート、n-ドトリアコンチル(メタ)アクリレート、n-テトラトリアコンチル(メタ)アクリレート、n-ヘキサトリアコンチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、4-n-ブチルシクロへキシル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシルジグリコール(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2-クロロエチル(メタ)アクリレート、4-ブロモブチル(メタ)アクリレート、ブトキシメチル(メタ)アクリレート、メトキシプロピレンモノ(メタ)アクリレート、3-メトキシブチル(メタ)アクリレート、アルコキシメチル(メタ)アクリレート、2-エチルへキシルカルビトール(メタ)アクリレート、アルコキシエチル(メタ)アクリレート、2-(2-メトキシエトキシ)エチル(メタ)アクリレート、2-(2-ブトキシエトキシ)エチル(メタ)アクリレート、2,2,2-テトラフルオロエチル(メタ)アクリレート、1H,1H,2H,2H-パーフルオロデシル(メタ)アクリレート、4-ブチルフェニル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、2,4,5-テトラメチルフェニル(メタ)アクリレート、4-クロロフェニル(メタ)アクリレート、フェノキシメチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジロキシブチル(メタ)アクリレート、グリシジロキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジロキシプロピル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、トリメトキシシリルプロピル(メタ)アクリレート、トリメトキシシリルプロピル(メタ)アクリレート、トリメチルシリルプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテル(メタ)アクリレート、2-メタクリロイロキシエチルコハク酸、2-メタクリロイロキシヘキサヒドロフタル酸、ブトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、トリフロロエチル(メタ)アクリレート、パーフロロオクチルエチル(メタ)アクリレート、EO変性フェノール(メタ)アクリレート、EO変性クレゾール(メタ)アクリレート、EO変性ノニルフェノール(メタ)アクリレート、PO変性ノニルフェノール(メタ)アクリレート、(2-メチルー2-エチルー1,3-ジオキソランー4-イル)メチルアクリレート、環状トリメチルホルマール(メタ)アクリレート、2-(2-ビニロキシエトキシ)エチル(メタ)アクリレート、ジメチルアクリルアミド、ジエチルアクリルアミド、ヒドロキシエチルアクリルアミド及びアクリロイルモルホリン等が挙げられる。
2官能以上の不飽和モノマー(E2)としては、ポリオキシアルキレン(アルキレンの炭素数は2~4、化学式量又はMnが106~3,000)のジ(メタ)アクリレート(E21)[ポリエチレングリコール(Mn400)、ポリプロピレングリコール(Mn200)及びポリテトラメチレングリコール(Mn650)の各ジ(メタ)アクリレート等];2価フェノール化合物のアルキレンオキサイド(以下AOと略記)(2~30モル)付加物のジ(メタ)アクリレート(E22)[例えば、2価フェノール化合物{単環フェノール(カテコール、レゾルシノール、ハイドロキノン等)、縮合多環フェノール(ジヒドロキシナフタレン等)及びビスフェノール化合物(ビスフェノールA、-F及び-S等)}のAO付加物{レゾルシノールのEO4モル付加物のジ(メタ)アクリレート、ジヒドロキシナフタレンのPO4モル付加物のジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA、-F及び-Sの、EO2モル及びPO4モル各付加物等}の各ジ(メタ)アクリレート];炭素数2~30の脂肪族2価アルコールのジ(メタ)アクリレート(E23)[例えば、ネオペンチルグリコール及び1,6-ヘキサンジオールの各ジ(メタ)アクリレート];炭素数6~30の脂環含有2価アルコールのジ(メタ)アクリレート(E24)[例えば、ジメチロールトリシクロデカンのジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールのジ(メタ)アクリレート及び水素化ビスフェノールAのジ(メタ)アクリレート];炭素数3~40の多価アルコール及びそのAO付加物のポリ(メタ)アクリレート(E25)[例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、グリセリンのトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンのEO3モル及びPO3モル付加物の各トリ(メタ)アクリレート、グリセリンのEO3モル及びPO3モル付加物の各トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールのテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールのEO4モル付加物のテトラ(メタ)アクリレート及びジペンタエリスリトールのヘキサ(メタ)アクリレート]等が挙げられる。
活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)における(A)の含有量は、硬度及び透明性の観点から、(X)の重量に基づいて、好ましくは10~60重量%、更に好ましくは20~50重量%である。
活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)が(B1)を含有する場合、その含有量は、硬度及び透明性の観点から、(X)の重量に基づいて、好ましくは10~70重量%、更に好ましくは15~60重量%である。
活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)が(B2)を含有する場合、その含有量は、硬度及び透明性の観点から、(X)の重量に基づいて、好ましくは1~10重量%、更に好ましくは1~7重量%である。
活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)における(C)の含有量は、硬度及び透明性の観点から、(X)の重量に基づいて、好ましくは1~20重量%、更に好ましくは2~15重量%である。
活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)における(D)の含有量は、硬度及び透明性の観点から、(X)の重量に基づいて、好ましくは1~10重量%、更に好ましくは1~5重量%である。
活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)が(E)を含有する場合、その含有量は、硬度及び透明性の観点から、(X)の重量に基づいて、好ましくは10~50重量%、更に好ましくは15~45重量%である。
本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物(X)は、本発明の効果を阻害しない範囲で、必要により、レベリング剤、酸化防止剤及び紫外線吸収剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の添加剤を含有してもよい。添加剤は、それぞれ1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
レベリング剤としては、ポリジメチルシロキサン、その共重合物、ポリジメチルシロキサン骨格を有するアクリルポリマー、ポリジメチルシロキサン骨格を有するウレタンポリマー及びこれらにアクリロイル基やメタクリロイル基を導入して活性エネルギー線反応性を付与した化合物等が挙げられる。
酸化防止剤としては、ジ-t-ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、2,4-ビス-(n-オクチルチオ)-6-(4-ヒドロキシ-3,5-ジ-t-ブチルアニリノ)-1,3,5-トリアジン、ペンタエリスリチル・テトラキス[3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,2-チオ-ジエチレンビス[3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリエチレングリコール-ビス[3-(3-t-ブチル-5-メチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6-ヘキサンジオール-ビス[3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル-3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N,N’-ヘキサメチレンビス(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシ-ヒドロシンナマミド)、1,3,5-トリメチル-2,4,6-トリス(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)-イソシアヌレート、オクチル化ジフェニルアミン、2,4,-ビス[(オクチルチオ)メチル]-O-クレゾール、イソオクチル-3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート及びジブチルヒドロキシトルエン等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、2-(2-ヒドロキシ-5-メチル)ベンゾトリアゾール、2-[2-ヒドロキシ-3,5-ビス(α,α-ジメチルベンジル)フェニル]-2H-ベンゾトリアゾール、2-(2’-ヒドロキシ-5’-t-ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2’-ヒドロキシ-3’-t-ブチル-5’-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2’-ヒドロキシ-3’,5’-t-ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2’-ヒドロキシ-3’,5’-t-ブチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、2-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4,6-ビス(1-メチル-1-フェニルエチル)フェノール、2-(2’-ヒドロキシ-3’,5’-t-ペンチルベンゾトリアゾール、2-[2’-ヒドロキシ-5’-(1,1,3,3,-テトラメチルブチル)]ベンゾトリアゾール、2-(2’-ヒドロキシ-3’-s-ブチル-5’-t-ブチルベンゾトリアゾール、2-(2’-ヒドロキシ-3-ドデシル-5’-メチルベンゾトリアゾール、2-(2’-ヒドロキシ-3’-t-ブチル-5’-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、2-(2’-ヒドロキシ-5’-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2-メチレンビス[4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)]-6-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)フェノール]及び3-[3-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-5-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル]プロピオネート等が挙げられる。
添加剤の添加量は、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物(X)の重量に基づいて、好ましくは10重量%以下、更に好ましくは0.1~5重量%である。
<硬化物>
本発明の硬化物は、本発明の活性エネルギー線硬化型組成物(X)を活性エネルギー線により硬化させたものである。
また、インクジェットインキ用活性エネルギー線硬化型樹脂組成物として、好適に用いる場合には、インクジェット印刷機で印刷した後、活性エネルギー線(紫外線、電子線及びX線等)を照射して硬化させることにより、印刷物を得ることができる。
膜厚は、硬化乾燥後の膜厚として、一般的に0.5~300μmである。硬化性の観点から好ましい上限は250μmであり、硬度の観点から好ましい下限は1μmである。
基材としては、メチルメタクリレート(共)重合物、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリトリアセチルセルロース及びポリシクロオレフィン等の樹脂からなるものが挙げられる。
本発明における活性エネルギー線には、紫外線、電子線、X線、赤外線及び可視光線が含まれる。これらの活性エネルギー線の内硬化性と樹脂劣化の観点から好ましいのは紫外線と電子線である。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)を紫外線により硬化させる場合は、種々の紫外線照射装置[例えば、紫外線照射装置[型番「VPS/I600」、フュージョンUVシステムズ(株)製]を使用できる。
使用するランプとしては、例えばUV-LEDランプ及びメタルハライドランプ等が挙げられる。紫外線の照射量は、組成物の硬化性及び硬化物の柔軟性の観点から好ましくは10~10,000mJ/cm2、更に好ましくは100~5,000mJ/cm2である。
以下、実施例及び比較例により本発明を更に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下、部は重量部を示す。なお実施例5~7は参考例1~3である。
<実施例1>
撹拌機、冷却管及び温度計を備えた反応容器に、ヒドロキシエチルアクリルアミド(B1-1)[商品名:HEAA、KJケミカルズ(株)製]65.0部、水0.65部、溶剤分散シリカゾル[商品名「オルガノシリカゾル IPA-ST」、日産化学工業(株)製、シリカ(体積平均粒子径:15nm)40重量%、IPA(イソプロパノール)60重量%](A0-1)50部及び塩酸[試薬、以下同じ]0.05部を仕込み30分間攪拌した後、シリケートテトラ-n-エトキシド(a1-1)[商品名:TEOS、東京化成工業(株)製]15.0部を仕込み、65℃で2時間反応させた後、IPA、反応により生成した水及びエタノールを減圧下で留去した。
容器に、上記で得られた内容物(留去物)100部、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド(D-1)[商品名「ルシリンTPO」、BASF(株)製]2.0部を仕込み、65℃で均一になるまで混合攪拌し、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X-1)を得た。
<実施例2~8>
実施例1において、表1に示す原料、仕込量(部)及び配合組成(部)に変更した以外は実施例1と同様にして、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X-2)~(X-8)を得た。
<実施例9>
撹拌機、冷却管及び温度計を備えた反応容器に、PCL-FA5(B1-4)[商品名:プラクセル FA5、(株)ダイセル製]65.0部、水0.65部、溶剤分散シリカゾル[商品名「SZR-CM」、堺化学工業(株)製、ジルコニア(体積平均粒子径:8nm)30重量%、メタノール70重量%](A0-4)50部及び塩酸0.05部を仕込み、30分間攪拌した後、シリケートテトラ-n-エトキシド(a1-1)[商品名:TEOS、東京化成工業(株)製]15.0部を仕込み、65℃で4時間反応させた後、メタノール、反応により生成した水及びエタノールを減圧下で留去した。
留去後、反応容器にイソホロジイソシアネート[商品名「デスモジュール I」、住化バイエルウレタン(株)製]1.6部を仕込み65℃で5時間反応させた。
反応後、容器に上記で得られた内容物100部、アクリロイルモルホリン[商品名「ACMO」、KJケミカルズ(株)製]80部、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド(D-1)[商品名「ルシリンTPO」、BASF(株)製]2.0部を仕込み、65℃で均一になるまで混合攪拌し、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X-9)を得た。
各活性エネルギー線硬化型樹脂組成物について、後述の方法で性能評価を行った。結果を表1に示す。
<比較例1>
市販の無機酸化物微粒子[商品名「コロイダルシリカMEK-ST」、体積平均粒子径10~15nmMEK(メチルエチルケトン)40重量%溶液、日産化学工業(株)製]100部にペンタエリスリトールトリアクリレート(B-3)60部を配合し、エバポレーターにてMEKを留去した。
容器に、上記で得られた内容物(留去物)100部、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド(D-1)[商品名「ルシリンTPO」、BASF(株)製]2.0部を仕込み、65℃で均一になるまで混合攪拌し、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(比X-1)を得た。尚、シリカの体積平均粒子径は0.01μmであった。
Figure 0007001511000002
尚、表1中で使用した原料は以下の通りである。
(a1-1):
シリケートテトラ-n-エトキシド[商品名「TEOS」、東京化成工業(株)製]
(B1-1):
ヒドロキシエチルアクリルアミド[商品名:HEAA、KJケミカルズ(株)製]
(B1-2):
グリセリンジメタクリレート[商品名:ライトエステルG-101P、共栄社化学(株)製]
(B1-3):
ペンタエリスリトールトリアクリレート[商品名:ネオマーEA-300、三洋化成工業(株)製]
(B1-4):2-ヒドロキシエチルアクリレートのε-カプロラクトン付加物[商品名:プラクセル FA5、(株)ダイセル製]
(A0-1):
溶剤分散シリカゾル(体積平均粒子径:15nm)[商品名「オルガノシリカゾル IPA-ST」、固形分含量:30重量%、日産化学工業(株)製]
(A0-2):
溶剤分散シリカゾル(体積平均粒子径:50nm)
[商品名「オルガノシリカゾル IPA-ST-L」、固形分含量:30重量%、日産化学工業(株)製]
(A0-3):
溶剤分散シリカゾル(体積平均粒子径:100nm)[商品名「オルガノシリカゾル IPA-ST-ZL」、固形分含量:30重量%、日産化学工業(株)製]
(A0-4):
溶剤分散ジルコニアゾル(体積平均粒子径:8nm)[商品名「SZR-CM」、固形分含量:30重量%、堺化学工業(株)製]
(A0-5):
無機酸化物微粒子の分散液[商品名「コロイダルシリカMEK-ST」、体積平均粒子径10~15nmMEK(メチルエチルケトン)40重量%溶液、日産化学工業(株)製]
(E-1):
アクリロイルモルホリン[商品名「ACMO」、KJケミカルズ(株)製]
(E-2):
イソボルニルアクリレート[商品名「IBXA」、大阪有機化学工業(株)製]
(D-1):
2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド[商品名「ルシリンTPO」、BASF(株)製]
(D-2):
2-メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モルフォリノプロパン-1-オン[商品名「イルガキュア907」、BASF(株)製]
(D-3):
1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン[商品名「イルガキュア184」、BASF(株)製]
<1>硬化フィルムの作製
活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を厚さ100μmのPETフィルム[商品名「コスモシャインA4300」、東洋紡績(株)製]基材の片面にバーコーターを用い、乾燥硬化後の膜厚が5μmになるように塗布し、60℃で3分間乾燥させた後、紫外線照射装置[型番「VPS/I600」、フュージョンUVシステムズ(株)製。以下同じ。]により、紫外線を300mJ/cm2照射し、基材フィルム表面に硬化膜を有するフィルムを作製して試験片とした。
得られた試験片について下記の方法で性能評価を行った。評価結果を表1に示す。
<1-1>[ヘイズ(フィルムの透明性)の評価]
JIS-K7105に準拠し、全光線透過率測定装置[商品名「haze-garddual」BYK gardner(株)製]を用いてヘイズを測定した。
<1-2>[全光線透過率(フィルムの透明性)の評価]
JIS-K7105に準拠し、全光線透過率測定装置[商品名「haze-garddual」、BYK gardner(株)製]を用いて全光線透過率(%)を測定した。
<1-3>[鉛筆硬度(フィルムの硬度)の評価]
JIS K5600-5-4に準じて、鉛筆硬度を測定した。その鉛筆硬度について以下の基準で評価した。
<評価基準>
◎:4H以上
○:3H
△:2H
×:H以下
<1-4>[耐屈曲性試験(柔軟性の評価)]
JIS 5600-5-1に準じ直径4~8mmの金属性円筒に試験片を巻き付け、塗膜がひび割れない最小の直径を測定し、下記の基準で評価した。
<評価基準>
◎:直径4mmの金属性円筒でもひび割れない
○:直径4mmの金属性円筒でひび割れるが直径5mmの金属性円筒ではひび割れない
△:直径5mmの金属性円筒でひび割れるが直径6mmの金属性円筒ではひび割れない
×:直径6mmの金属性円筒でひび割れるが直径8mmの金属性円筒ではひび割れない
<2>[吐出安定性の評価]
インクジェットプリンタ装置[商品名「マテリアルプリンター DMP-2831」、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)製、]を使用し、1滴の液滴量が10pL、液滴速度6m/secとなるように印加電圧を調整し、連続吐出させた。ヘッドの温度は80℃に調整した。吐出開始から10分後、搭載した16ノズルの内吐出不良が生じたノズル数をカウントし、吐出安定性を評価した。
<評価基準>
○:吐出不良が生じたノズルが0個
△:吐出不良が生じたノズルが1個
×:吐出不良が生じたノズルが2個以上
表1の結果から、本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)は、比較のものに比べ、吐出安定性に優れ、硬度、柔軟性及び透明性に優れる硬化物が得られることがわかる。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物は、吐出安定性に優れ、硬化物に優れた柔軟性、耐傷付き性及び透明性を付与できるため、インクジェットインク、光学レンズ(プリズムシート、コリメーターレンズ、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、後反射レンズ、ホログラム等)、加飾フィルム用コーティング剤、ハードコートフィルム、反射防止フィルム及び化粧シート(建築物の床面、壁面、天井等の内装材等)等、種々の用途に幅広く用いることができ、極めて有用である。

Claims (6)

  1. 無機アルコキシド(a1)と水酸基を1個以上有する不飽和モノマー(B1)とを構成単量体として含む加水分解縮合物(C)、無機酸化物(A)、並びに水酸基を1個以上有する不飽和モノマー(B1)含有し、さらに前記(B1)と有機ジイソシアネートとのウレタン化物であるウレタン基含有不飽和モノマー(B2)を含有していてもよい活性エネルギー線硬化型樹脂組成物であって、
    前記(B1)は、ヒドロキシエチルアクリルアミド、グリセリンジメタクリレートまたは2-ヒドロキシエチルアクリレートのε―カプロラクトン付加物であり、
    活性エネルギー線硬化型樹脂組成物の重量に基づく、前記(B1)の含有量が16~66重量%である活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)。
  2. 前記(B1)が、1個以上の水酸基と(メタ)アクリロイル基を2~5個有する多官能(メタ)アクリレートである請求項1記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
  3. 前記(A)が、シリカ、酸化チタン、ジルコニア及びアルミナからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1または2に記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
  4. インクジェットインク用である請求項1~3のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)を硬化してなる硬化物。
  6. 無機酸化物(A)及び水酸基を1個以上有する不飽和モノマー(B1)の存在下で、無機アルコキシド(a1)を加水分解縮合する請求項1~4のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(X)の製造方法。
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