JP6818193B2 - 中性脂質の製造方法、トランスジェニック植物及びキット - Google Patents
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Description
しかしながら、例えばパーム油やヤシ油は栽培可能地域が東南アジアなどの一部に限られていること、また生物多様性確保の問題から森林伐採による植林地の拡大化は望めず、単位植物体あたりの油脂生産量の増大などが望まれていた。
(2)前記核酸配列が、中性脂質の生合成又は蓄積に影響するタンパク質をコードする核酸配列である前記(1)に記載の融合遺伝子。
(3)前記中性脂質の生合成又は蓄積に影響するタンパク質が、DGAT又はPDATである前記(2)に記載の融合遺伝子。
(4)前記制御配列がモノガラクトシルジアシルグリセロールシンターゼ遺伝子、ホスホリパーゼC遺伝子、ホスホリパーゼD遺伝子、ホスファチジン酸ホスホヒドロラーゼ遺伝子、スルホキノボシルジアシルグリセロールシンターゼ遺伝子、UDP−スルホキノボースシンターゼ遺伝子、SQDGシンターゼ遺伝子、及びUDP−グルコースピロホスホリラーゼ遺伝子からなる群より選ばれる遺伝子のプロモーターの配列である前記(1)〜(3)のいずれか一つに記載の融合遺伝子。
(5)前記中性脂質の生合成又は蓄積に影響するタンパク質が、以下の(a)〜(d)のいずれかのアミノ酸配列からなるタンパク質である前記(2)〜(4)のいずれか一つに記載の融合遺伝子。
(a)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、
(b)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列において、1〜数個のアミノ酸が欠失、置換、又は付加されているアミノ酸配列からなるタンパク質、
(c)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列に対して、90%以上の同一性を有し、且つアシルトランスフェラーゼ活性を有するアミノ酸配列からなるタンパク質、
(d)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列に対して、25%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、且つMBOAT(膜結合型O−アシルトランスフェラーゼ)ファミリーに属し、且つアシルトランスフェラーゼ活性を有するタンパク質
(6)前記(1)〜(5)のいずれか一つに記載の融合遺伝子を含むことを特徴とするベクター。
(7)前記(1)〜(5)のいずれか一つに記載の融合遺伝子を含有することを特徴とするトランスジェニック植物。
(8)前記(6)に記載のベクターが宿主に導入されてなることを特徴とするトランスジェニック植物。
(9)糖代謝、デンプン生合成及び膜脂質代謝からなる群から選ばれる少なくとも一つの機能が低下または抑制された植物体である前記(7)又は(8)に記載のトランスジェニック植物。
(10)前記(7)又は(8)に記載のトランスジェニック植物と、糖代謝、デンプン生合成及び膜脂質代謝からなる群から選ばれる少なくとも一つの機能が低下または抑制された植物体との交配により得られるトランスジェニック植物。
(11)前記(7)〜(10)のいずれか一つに記載のトランスジェニック植物を栽培する栽培工程を含むことを特徴とする植物油脂の製造方法。
(12)前記栽培工程は、
前記トランスジェニック植物を、リンが欠乏した状態で栽培する工程である前記(11)に記載の植物油脂の製造方法。
(13)前記リンが欠乏した状態での栽培が、組織が十分に生育した植物体を、リンが欠乏した媒体に移植する又は媒体をリンが欠乏した媒体に置換して栽培する、或いは栽培過程の媒体において生じるリンの欠乏状態を維持しながら栽培するものである前記(12)に記載の植物油脂の製造方法。
(14)前記栽培工程は、
前記トランスジェニック植物を、リンが欠乏状態となった植物体として栽培する工程である前記(11)に記載の植物油脂の製造方法。
(15)前記リンが欠乏状態となった植物体が、リン酸輸送機能が低下または抑制された植物体である前記(14)に記載の植物油脂の製造方法。
(16)前記(6)に記載のベクターを植物に導入する工程を含むことを特徴とするトランスジェニック植物の作出方法。
(17)前記(6)に記載のベクターを備えたことを特徴とする、トランスジェニック植物の作出用キット。
本発明の融合遺伝子は、中性脂質の生合成又は蓄積に影響する核酸配列と、該核酸配列と作動可能に連結され該核酸配列の発現を制御するリン欠乏応答性発現制御配列と、を含む。
「中性脂質の生合成又は蓄積に影響する」とは、中性脂質量の生合成量を増加させる、中性脂質の蓄積量を増加させる又は中性脂質の組成を改変させることを意味する。中性脂質としては、モノアシルグリセロール、ジアシルグリセロール及びトリアシルグリセロールのいずれでもよい。
「中性脂質の生合成又は蓄積に影響する核酸配列」とは、例えばRNA干渉(RNAi)のように核酸として影響するもの、及び該核酸配列にコードされるタンパク質として影響するものを含む。すなわち、本発明の融合遺伝子が含む中性脂質の生合成又は蓄積に影響する核酸配列は、中性脂質の生合成又は蓄積に影響するタンパク質をコードする核酸配列であってもよい。核酸配列としては、DNA配列が好ましい。
「中性脂質の生合成又は蓄積に影響する核酸配列」又は「中性脂質の生合成又は蓄積に影響するタンパク質」とは、その核酸配列又はタンパク質の植物体での発現を制御することにより、植物体全体において若しくは植物体の任意の部分において合成される又は蓄積される中性脂質量を、宿主本来の中性脂質量よりも増加させ得る核酸配列又はタンパク質、並びに、本来の中性脂質組成と異なる中性脂質組成に中性脂質組成を改変し得る核酸配列又はタンパク質を指す。
なお、本発明の融合遺伝子が含む発現制御配列と、本発明の融合遺伝子が含む構造遺伝子配列とは、夫々異なる遺伝子の由来であることが好ましい。
(a)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、
(b)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列において、1〜数個のアミノ酸が欠失、置換、又は付加されているアミノ酸配列からなるタンパク質、
(c)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列に対して、90%以上の同一性を有し、且つアシルトランスフェラーゼ活性を有するアミノ酸配列からなるタンパク質、
(d)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列に対して、25%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、且つMBOAT(膜結合型O−アシルトランスフェラーゼ)ファミリーに属し、且つアシルトランスフェラーゼ活性を有するタンパク質
(a)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列、
(b)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列において、1〜数個のアミノ酸が欠失、置換、又は付加されているアミノ酸配列
(c)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列に対して、25%以上の同一性を有するアミノ酸配列
シロイヌナズナのDGAT1遺伝子(AGIコード:At2g19450)は、前記配列番号1で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質をコードしており、シロイヌナズナのDGAT2遺伝子(AGIコード:At3g51520)は、前記配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質をコードしており、シロイヌナズナのDGAT3遺伝子(AGIコード:At1g48300)は、前記配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質をコードしており、シロイヌナズナのDGAT4遺伝子(AGIコード:At3g26840)は、前記配列番号4で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質をコードしており、シロイヌナズナのPDAT遺伝子(AGIコード:At5g13640)は、前記配列番号5で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質をコードしている
DGAT遺伝子及びPDAT遺伝子はアシルトランスフェラーゼ活性に関与すると推定されるPLN02401領域、LPLAT_MGAT_Like領域、PLN02517領域、又はMBOAT superfamilyモチーフを含んでいる。
前記(b)としては、例えば上記領域以外の部位に変異(欠失、挿入、置換、又は付加)を有するタンパク質、又は上記領域における変異であって、アシルトランスフェラーゼ活性を保持している変異を有するタンパク質が挙げられる。
また、配列番号22で表されるコナミドリムシのCrDGTT1はシロイヌナズナのAtDGAT2のオーソログで、アシルトランスフェラーゼ活性を保持していることが示されており(Hung et al. 2013 FEBS let、Sanjaya et al.2013 Plant Cell)、シロイヌナズナのAtDGAT2の間でのアミノ酸配列の同一性は29%であることが例示できる。
さらには、アシルトランスフェラーゼ活性を保持しているオーソログとして、以下の遺伝子間の同一性が例示できる。
配列番号23で表されるコナミドリムシのCrDGTT2と、シロイヌナズナのAtDGAT2の間でのアミノ酸配列の同一性は31%であり、
配列番号24で表されるコナミドリムシのCrDGTT3と、シロイヌナズナのAtDGAT2の間でのアミノ酸配列の同一性は35%であり、
配列番号25で表されるコナミドリムシのCrDGTT4と、シロイヌナズナのAtDGAT2の間でのアミノ酸配列の同一性は35%であり、
配列番号26で表されるコナミドリムシのCrPDATと、シロイヌナズナのAtPDATの間でのアミノ酸配列の同一性は31%である。
なお、下記の配列番号6〜10の塩基配列は、それぞれ前記シロイヌナズナのDGAT1遺伝子、DGAT2遺伝子およびPDAT遺伝子の塩基配列である。
(d)配列番号6〜10のいずれか一つで表される塩基配列からなるDNA、
(e)配列番号6〜10のいずれか一つで表される塩基配列に対して、好ましくは25%以上、好ましくは40%以上、好ましくは50%以上、より好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上、より好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上、特に好ましくは98%以上の同一性を有する塩基配列からなるDNA、
(f)配列番号6〜10のいずれか一つで表される塩基配列からなるDNAと相補的な塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列からなるDNA
プロモーター配列がリン欠乏応答性であるかは、例えば、該プロモーター配列の下流にレポーター遺伝子配列を発現制御可能なように結合させた塩基配列を有する形質転換植物を作出し、この形質転換植物を様々な濃度のリンを含有する媒体において栽培し、植物体におけるレポーター遺伝子の発現を検出する方法が挙げられる。このとき、比較に用いる媒体の通常のリン濃度としては0.1〜1mMの範囲が挙げられ、検討方法としては、例えば、通常のリン濃度の範囲で栽培された植物体におけるレポーター遺伝子の発現レベルと通常のリン濃度よりも低いリン濃度で栽培された植物体におけるレポーター遺伝子の発現レベルとを比較し、低いリン濃度で栽培された植物体における発現レベルの方が高いプロモーター配列を選択することが挙げられる。
DGAT遺伝子をコードするDNA配列と、該DNA配列と作動可能に連結され該DNA配列の発現を制御するMGD2遺伝子のプロモーターの配列と、を含む融合遺伝子。
DGAT遺伝子をコードするDNA配列と、該DNA配列と作動可能に連結され該DNA配列の発現を制御するMGD3遺伝子のプロモーターの配列と、を含む融合遺伝子。
PDAT遺伝子をコードするDNA配列と、該DNA配列と作動可能に連結され該DNA配列の発現を制御するMGD2遺伝子のプロモーターの配列と、を含む融合遺伝子。
PDAT遺伝子をコードするDNA配列と、該DNA配列と作動可能に連結され該DNA配列の発現を制御するMGD3遺伝子のプロモーターの配列と、を含む融合遺伝子。
シロイヌナズナのDGAT1遺伝子をコードするDNA配列と、該DNA配列と作動可能に連結され該DNA配列の発現を制御するMGD2遺伝子のプロモーターの配列と、を含む融合遺伝子。
シロイヌナズナのDGAT2遺伝子をコードするDNA配列と、該DNA配列と作動可能に連結され該DNA配列の発現を制御するMGD2遺伝子のプロモーターの配列と、を含む融合遺伝子。
シロイヌナズナのDGAT3遺伝子をコードするDNA配列と、該DNA配列と作動可能に連結され該DNA配列の発現を制御するMGD2遺伝子のプロモーターの配列と、を含む融合遺伝子。
シロイヌナズナのDGAT4遺伝子をコードするDNA配列と、該DNA配列と作動可能に連結され該DNA配列の発現を制御するMGD2遺伝子のプロモーターの配列と、を含む融合遺伝子。
シロイヌナズナのPDAT遺伝子をコードするDNA配列と、該DNA配列と作動可能に連結され該DNA配列の発現を制御するMGD2遺伝子のプロモーターの配列と、を含む融合遺伝子。
シロイヌナズナのDGAT1遺伝子をコードするDNA配列と、該DNA配列と作動可能に連結され該DNA配列の発現を制御するMGD3遺伝子のプロモーターの配列と、を含む融合遺伝子。
シロイヌナズナのDGAT2遺伝子をコードするDNA配列と、該DNA配列と作動可能に連結され該DNA配列の発現を制御するMGD3遺伝子のプロモーターの配列と、を含む融合遺伝子。
シロイヌナズナのDGAT3遺伝子をコードするDNA配列と、該DNA配列と作動可能に連結され該DNA配列の発現を制御するMGD3遺伝子のプロモーターの配列と、を含む融合遺伝子。
シロイヌナズナのDGAT4遺伝子をコードするDNA配列と、該DNA配列と作動可能に連結され該DNA配列の発現を制御するMGD3遺伝子のプロモーターの配列と、を含む融合遺伝子。
シロイヌナズナのPDAT遺伝子をコードするDNA配列と、該DNA配列と作動可能に連結され該DNA配列の発現を制御するMGD3遺伝子のプロモーターの配列と、を含む融合遺伝子。
本発明のベクターは、本発明の融合遺伝子を含むものであれば特に制限されず、例えば、形質転換植物細胞や形質転換植物の作出のために通常用いられる任意の発現ベクターを利用し、周知の遺伝子組み換え技術を用いて当該遺伝子が組み込まれた発現ベクターとして作製されたものであってもよい。前記発現ベクターとしては、例えば、pBI121、pBI101、pCAMBIA、GATEWAY等のバイナリ―ベクター等がある。
本発明のトランスジェニック植物の作出用キットは、本発明のベクターを備えたものである。本発明のキットは、本発明のベクターの他、溶媒、分散媒、試薬、それらを使用するための指示書などを備えていてもよい。ここで、溶媒等を「備えた」とは、キットを構成する個々の容器(例えば、ボトル、プレート、チューブ、ディッシュなど)のいずれかの中に内包されている状態を意味する。「指示書」は、紙またはその他の媒体に書かれていても印刷されていてもよく、あるいは磁気テープ、コンピューター読み取り可能ディスクまたはテープ、CD−ROMなどのような電子媒体に付されてもよい。また、本発明のキットは、希釈剤、溶媒、洗浄液、その他の試薬を内包した容器を備え得ていてもよい。
本発明のトランスジェニック植物は、本発明の融合遺伝子を含有する。
本発明のトランスジェニック植物の作出にあたっては、トランクジェニック植物が作出される前に融合遺伝子を作製し、作製した融合遺伝子を宿主に導入して含有させてもよい。また、本発明のトランスジェニック植物の作出あたっては、例えば、宿主のゲノム中の「リン欠乏応答性発現制御配列」の近傍に、該核酸配列の発現を制御するよう「中性脂質の生合成又は蓄積に影響するタンパク質をコードする核酸配列」のみを宿主に導入して融合遺伝子を作製することで、本発明の融合遺伝子を含有させてもよい。若しくは、本発明のトランスジェニック植物の作出あたっては、宿主のゲノム中の「中性脂質の生合成又は蓄積に影響するタンパク質をコードする核酸配列」の近傍に、該核酸配列の発現を制御するよう「リン欠乏応答性発現制御配列」のみを宿主に導入して融合遺伝子を作製することで、本発明の融合遺伝子を含有させてもよい。上記の配列導入手法としては遺伝子ターゲッティングが挙げられる。
さらに、リン欠乏応答性の発現制御配列によれば、種子以外の組織において多量に中性脂質を蓄積させることも可能である。従来、特殊な脂肪酸組成を持つ中性脂質の生合成に影響するタンパク質を種子で強制発現させて、種子において多量に特殊な脂肪酸組成を持つ中性脂質を合成させることが試みられていた。しかし、種子に過剰に特殊な脂肪酸組成を持つ中性脂質を蓄積させると、脂肪酸の種類によっては稔性が低下する場合があり、植物体の利用上好ましくなかった。対して、リン欠乏応答性の発現制御配列を利用し、さらに葉において多量に中性脂質を製造させることは、種子における宿主植物の発生過程にも影響を与えにくく、より一層効率的に植物油脂を製造することが可能となる。
「本発明のベクターを宿主に導入」するとは、本発明の融合遺伝子が宿主に導入されるのであれば、当該ベクター全体が導入されることであっても当該ベクターの一部の核酸配列が導入されることであっても構わない。
本発明における植物体及び宿主として用いられる植物体としては、光合成を行う生物であれば特にその種類は限定されない。本法は藻類にも適用可能であり、藍藻、紅藻、珪藻、緑藻などのあらゆる藻類に適用可能である。
本発明における植物体及び宿主として用いられる植物体としては、陸上植物であることが好ましい。好適には生育速度や得られる植物体量(バイオマス量)などから種子植物を用いることが効率的生産に有利である。種子植物のうち被子植物としては、例えばヤシ科やイネ科等の単子葉植物、あるいはマメ科、アブラナ科、キク科、トウダイグサ科、ゴマ科、モクセイ科、ミソハギ科、シソ科、セリ科、アカザ科、アオイ科等の双子葉植物、また裸子植物としては、例えばマツ科、イチョウ科等が挙げられる。
また前記宿主が、糖代謝、デンプン生合成及び膜脂質代謝からなる群から選ばれる少なくとも一つの機能が低下または抑制された植物体であってもよい。
デンプン生合成の機能が低下又は抑制された植物体とは、デンプンの生合成が抑制され、例えば葉におけるデンプン蓄積が本来(野生型)よりも低下している植物、例えば、葉におけるデンプン蓄積量が、好ましくは野生型の0〜50%程度、より好ましくは0〜20%程度まで低下している植物体が挙げられる。
リン欠乏状態となった植物体では、植物体内のリン脂質由来のリンを利用し、リン脂質の代替として糖脂質を合成しようとする代謝経路が働き、それに伴いTAGの前駆体物質であるフォスファチジルコリン(PC)がジアシルグリセロール(DAG)を経て糖脂質(ジガラクトシルジアシルグリセロール、DGDG)へと転換される。したがって、前記膜脂質代謝の機能が低下又は抑制された植物体を得る方法として、例えば、PCからDAGを経たDGDGへの転換に関与する酵素であるPLD等の酵素の構造遺伝子に対する欠失或いは挿入変異による機能の不活性化の他、当該遺伝子の発現に関わる領域に対する、欠失或いは挿入変異による遺伝子発現の抑制(不活性化等)が挙げられる。
例えば、宿主として野生型の植物体を用いて本発明のベクターを野生型の植物に導入してトランスジェニック植物を得た後、該トランスジェニック植物に糖代謝、デンプン生合成及び膜脂質代謝からなる群から選ばれる少なくとも一つの機能が低下または抑制された任意の植物体とを交配させ、本発明のベクターを有し且つ当該機能が低下または抑制されたトランスジェニック植物を得ても良い。
本発明の植物油脂の製造方法は、本発明のトランスジェニック植物を栽培する栽培工程を含む。
本発明の植物油脂の製造方法によって製造された油脂の回収にあたっては、当該油脂は組織が十分に生育した本発明のトランスジェニック植物により回収されることが好ましい。
ここで、栽培に用いる媒体は、植物体の生育段階、及び油脂蓄積段階のいずれにおいても限定されず、土壌、水耕液(培養液)、或いは固体培地等を用いることができる。また屋外での日照、及び屋内における人工照明等のいずれも利用可能であり、光量や照射時間も特に制限されないが、植物体に固有な最適条件を用いることが望ましい。
例えば、表1に示した培地を用いて水耕栽培や寒天培地での栽培を行う場合、極めて低い濃度のリンを含む媒体のリン濃度は、好ましくは33μM未満であり、より好ましくは10μM以下、更に好ましくは3.3μM以下であり、特に好ましくは1μM以下、最も好ましくは0.33μM以下とすることができる。
例えば、植物体としてシロイヌナズナを用いる場合、18〜25℃、光強度30〜70μE/cm2、照射時間6〜24時間/日の範囲であれば良い。
<中性脂質の生合成に影響するタンパク質の選定>
本発明の融合遺伝子に含まれる「中性脂質の生合成又は蓄積に影響する核酸配列」が中性脂質の生合成又は蓄積に影響するタンパク質をコードする場合のタンパク質としては、種々ものを選択することができるが、TAG合成の最終段階に関与することから、中性脂質の生合成の影響するものとしては、DGAT又はPDAT1の影響が大きいと考えられた。さらに、油脂の製造量をさらに増加させるという観点から、上記のDGAT又はPDAT1がTAG合成量に影響を与える余地がある条件を検討した。
リンが欠乏した状態でTAGの蓄積量が特に増加することが知られている植物体として、シロイヌナズナpgm−1変異株がある。pgm−1変異株はAGIコード:At5g51820の遺伝子が変異により機能損傷しており、糖代謝及びデンプン生合成に支障を生じた変異株である。このpgm−1変異株と野生株とにおけるDGAT1遺伝子、DGAT2遺伝子およびPDAT1遺伝子のmRNAの発現量の測定を以下に示すように行った。
シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)のCol−0株(野生株)の種子40個体とpgm−1変異株の種子40個体とをMS寒天培地(Physiologia Plantarum (1962) 15巻, 473頁)に播種し、22℃、光強度40〜70μE/cm2、照射時間24時間/日の条件で10日間栽培した。生育した植物体をMS寒天培地から注意深く引き抜き、可溶性リン酸(KH2PO4)の濃度が0mMである表1の培地にそれぞれ20個体を移植した。また対称として20個体を、1mM可溶性リン酸を含む表1の培地に移植し、これらを上記と同条件で更に10日間栽培した。栽培後の植物体を寒天培地から引き抜き、地上部を切り分けて地上部の重量測定を行った後、この地上部を液体窒素下すり鉢で粉砕し、SV Total RNA Isolation System(Promega社製)を用いて抽出を行った。この後、PrimeScript RT reagent kit(TaKaRa Bio社製)を用いて逆転写反応を行い全mRNAのcDNAを得た。得られたcDNAを用いてThermal Cycler Dice Real Time System(TP800、TaKaRa Bio社製)によりリアルタイムPCRを行った。この際、試薬としてSYBR PreMix Ex Taq(TaKaRa Bio社製)を用いた。標的とする転写産物の量をユビキチン10遺伝子のmRNAの発現量を基準にして補正し、DGAT1遺伝子、DGAT2遺伝子及びPDAT1遺伝子のmRNAの発現量をそれぞれ相対化した。図1A〜図1Cに、野生株およびpgm−1変異株における、通常のリン濃度条件下(1mM)(+Pで表す)又はリン欠乏条件下(0mM)(−Pで表す)でのDGAT1遺伝子、DGAT2遺伝子及びPDAT1遺伝子のmRNAの発現量の相対値を示す。図1AはDGAT1遺伝子、図1BはDGAT2遺伝子、図1CはPDAT1遺伝子の発現量の各測定結果である。図1A〜図1Cに示した結果から、リン欠乏条件下でTAGの蓄積量が特に増加することが知られているpgm−1変異株において、通常のリン濃度条件下又はリン欠乏条件下のいずれの条件下においても、DGAT1遺伝子、DGAT2遺伝子及びPDAT1遺伝子のそれぞれの発現量は、野生株のものと同等であることがわかる。
本発明者らは、上記の通り、リンが欠乏した状態で栽培された植物体において、植物体あたりのトリアシルグリセロール(TAG)量が増加しているにも関わらず、TAG生合成の最終段階であるジアシルグリセロール(DAG)骨格へのアシル基転移反応を行うアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の発現量が野生型植物体での発現量と同様であることをつきとめた。このことより着想を得て、リン欠乏状態で栽培された植物体又はリンが欠乏状態となった植物体においてTAG合成経路に係る遺伝子の発現を制御することで、さらに多くのTAGを植物組織に蓄積させることが可能であると考え、以下に示すベクターを作製した。
まず、シロイヌナズナ野生株の葉から抽出した総RNAからRT−PCRによりcDNAを得て、プライマー1−1F:5’−CGCCCGGGTATGGCGATTTTGGATTCTGCTGGC−3’(配列番号:19)とプライマー2−1:5’−GCGAGCTCTCATGACATCGATCCTTTTCGGTTC−3’(配列番号:20)を用いて配列を増幅し、DGAT1遺伝子をコードする塩基配列を得た後、pMD20 cloning bector(TaKaRa Bio)にクローニングし、Quikchange lightning reaction(Qiagen)を用いて、配列内部のSacI切断部位を改変し、DGAT1遺伝子をコードする塩基配列を含む改変後の配列を得た。
配列番号12で表されるMGD3遺伝子のプロモーターの塩基配列を含むatMGD3::GUS/pBI101ベクターをKobayashi et al. 2004 Plant Phys.に記載の方法で得た。前記DGAT1遺伝子をコードする塩基配列を含む改変後の配列を、前記バイナリーベクターatMGD3::GUS/pBI101上のSmaI/SacIの位置にDNA Ligation Kit (Mighty Mix)(TaKaRa Bio社製)を用いてライゲーション反応により連結し、MGD3遺伝子のプロモーターの塩基配列およびDGAT1遺伝子をコードする塩基配列を有する実施例1−1のベクターを得た。
この実施例1−1のベクターをアグロバクテリウムGV3101株に導入した。
シロイヌナズナ野生株の葉から抽出した総RNAからRT−PCRによりcDNAを得て、プライマー1−2:5’‐ GCCCCGGGTATGGGTGGTTCCAGAGAGTTCCGAG‐3’(配列番号:27)とプライマー2−2:5’‐ GCGAGCTCTCAAAGAATTTTCAGCTCAAGATC‐3’(配列番号:28)を用いて配列を増幅し、DGAT2遺伝子をコードする塩基配列を得た。その後、上記実施例1−1と同様にして、MGD3遺伝子のプロモーターの塩基配列およびDGAT2遺伝子をコードする塩基配列を有する実施例1−2のベクターを得た。
この実施例1−2のベクターをアグロバクテリウムGV3101株に導入した。
シロイヌナズナ野生株の葉から抽出した総RNAからRT−PCRによりcDNAを得て、プライマー1−3:5’‐ CGCCCGGGTATGCCCCTTATCATCGGAAAAAG ‐3’(配列番号:29)とプライマー2−3:5’‐ GCGAGCTCTCACAGCTTCAGGTCAATACGCTC‐3’(配列番号:30)を用いて配列を増幅し、PDAT1遺伝子をコードする塩基配列を得た。その後、上記実施例1−1と同様にして、MGD3遺伝子のプロモーターの塩基配列およびPDAT1遺伝子をコードする塩基配列を有する実施例1−3のベクターを得た。
この実施例1−3のベクターをアグロバクテリウムGV3101株に導入した。
[実施例2−1]
シロイヌナズナ野生株を栽培し、上記の実施例1−1のベクターを保持するアグロバクテリウムにFloral dip法(文献Clough et al., Plant Journal (1998) 16:735−743参照)により、実施例1−1のベクターを導入し、MGD3遺伝子のプロモーターの塩基配列およびDGAT1遺伝子をコードする塩基配列を有する実施例2−1のトランスジェニック植物を得た。
[実施例2−2]
シロイヌナズナ野生株を栽培し、実施例2−1と同様にして実施例1−2のベクターを導入し、MGD3遺伝子のプロモーターの塩基配列およびDGAT2遺伝子をコードする塩基配列を有する実施例2−2のトランスジェニック植物を得た。
[実施例2−3]
シロイヌナズナ野生株を栽培し、実施例2−1と同様にして実施例1−3のベクターを導入し、MGD3遺伝子のプロモーターの塩基配列およびPDAT1遺伝子をコードする塩基配列を有する実施例2−3のトランスジェニック植物を得た。
pgm−1変異株を栽培し、実施例2−1と同様にして実施例1−1のベクターを導入し、MGD3遺伝子のプロモーターの塩基配列およびDGAT1遺伝子をコードする塩基配列を有し、且つPGM遺伝子の機能が損傷した実施例3−1のトランスジェニック植物を得た。
[実施例3−2]
pgm−1変異株を栽培し、実施例2−1と同様にして実施例1−2のベクターを導入し、MGD3遺伝子のプロモーターの塩基配列およびDGAT2遺伝子をコードする塩基配列を有し、且つPGM遺伝子の機能が損傷した実施例3−2のトランスジェニック植物を得た。
[実施例3−3]
pgm−1変異株を栽培し、実施例2−1と同様にして実施例1−3のベクターを導入し、MGD3遺伝子のプロモーターの塩基配列およびPDAT1遺伝子をコードする塩基配列を有し、且つPGM遺伝子の機能が損傷した実施例3−3のトランスジェニック植物を得た。
上記のDGAT1遺伝子の発現解析と同様にして、実施例2−1及び実施例3−1のトランスジェニック植物におけるDGAT1遺伝子発現量を求め、実施例2−2及び実施例3―2のトランスジェニック植物におけるDGAT2遺伝子発現量を求め、実施例2−3及び実施例3―3のトランスジェニック植物におけるPDAT1遺伝子発現量を求めた。結果を図2A〜Cに示す。この結果から、実施例2−1〜実施例2−3および実施例3−1〜実施例3−3のトランスジェニック植物では、リン欠乏に応答してDGAT1遺伝子、DGAT2遺伝子及びDAT1遺伝子の各遺伝子の発現が制御され、DGAT1遺伝子、DGAT2遺伝子及びDAT1遺伝子の各遺伝子の発現が上昇したことが確認できた。
[実施例4]
実施例2−1のトランスジェニック植物の種子20個体分をMS寒天培地に播種し、22℃、光強度40〜70μE/cm2、照射時間24時間/日の条件で10日間栽培した。生育した植物体をMS寒天培地から注意深く引き抜き、可溶性リン酸(KH2PO4)の濃度が1mMである表1の培地にそれぞれ20個体を移植した。これらを上記と同条件で更に10日間栽培した。
[実施例5]
実施例2−1のトランスジェニック植物の種子20個体分をMS寒天培地に播種し、22℃、光強度40〜70μE/cm2、照射時間24時間/日の条件で10日間栽培した。その後、20個体を、可溶性リン酸の濃度が0mMである表1の培地に移植した。これらを上記と同条件で更に10日間栽培した。
[実施例6]
実施例3−1のトランスジェニック植物の種子20個体分を用いて、実施例4と同様の条件で栽培した。
[実施例7]
実施例3−1のトランスジェニック植物の種子20個体分を用いて、実施例5と同様の条件で栽培した。
[実施例8]
実施例2−2のトランスジェニック植物の種子20個体分を用いて、実施例4と同様の条件で栽培した。
[実施例9]
実施例2−2のトランスジェニック植物の種子20個体分を用いて、実施例5と同様の条件で栽培した。
[実施例10]
実施例3−2のトランスジェニック植物の種子20個体分を用いて、実施例4と同様の条件で栽培した。
[実施例11]
実施例3−2のトランスジェニック植物の種子20個体分を用いて、実施例5と同様の条件で栽培した。
[実施例12]
実施例2−3のトランスジェニック植物の種子20個体分を用いて、実施例4と同様の条件で栽培した。
[実施例13]
実施例2−3のトランスジェニック植物の種子20個体分を用いて、実施例5と同様の条件で栽培した。
[実施例14]
実施例3−3のトランスジェニック植物の種子20個体分を用いて、実施例4と同様の条件で栽培した。
[実施例15]
実施例3−3のトランスジェニック植物の種子20個体分を用いて、実施例5と同様の条件で栽培した。
野生株の種子20個体分をMS寒天培地に播種し、22℃、光強度40〜70μE/cm2、照射時間24時間/日の条件で10日間栽培した。生育した植物体をMS寒天培地から注意深く引き抜き、窒素(N)の濃度が(通常)4.5mMである表2の培地に20個体を移植した。これらを上記と同条件で更に10日間栽培した。
[比較例2]
野生株の種子20個体分をMS寒天培地に播種し、22℃、光強度40〜70μE/cm2、照射時間24時間/日の条件で10日間栽培した。生育した植物体をMS寒天培地から注意深く引き抜き、窒素(N)の濃度が0mMである表2の培地に20個体を移植した。これらを上記と同条件で更に10日間栽培した。
[比較例3]
野生株の種子20個体分を、実施例4と同様の条件および方法で栽培した。
[比較例4]
野生株の種子20個体分を、実施例5と同様のリン欠乏条件および方法で栽培した。
[比較例5]
実施例1−1〜実施例1−3のいずれのベクターも導入されていないpgm−1変異株由来の種子20個体分を、実施例4と同様の条件および方法で栽培した。
[比較例6]
実施例1−1〜実施例1−3のいずれのベクターも導入されていないpgm−1変異株由来の種子20個体分を、実施例5と同様のリン欠乏条件および方法で栽培した。
比較例1〜6の油脂の製造において栽培した各植物体、及び実施例4〜15の油脂の製造で栽培した各トランスジェニック植物について、栽培後の各植物を寒天培地から引き抜き、地上部(葉、茎)および根に切り分け、地上部の重量測定を行った(各20個体)。この結果を図3に示す。
比較例1〜2と比較例3〜4との比較によれば、窒素欠乏条件下での栽培と比べて、リン欠乏条件での栽培は植物の成長が良好であることがわかる。また、実施例4〜15と比較例3〜6との比較によれば、実施例1−1〜実施例1−3のいずれかのベクターが導入された実施例4〜15のトランスジェニック植物は、実施例1−1〜実施例1−3のいずれのベクターも導入されていない野生型及びpgm−1変異株と同等の良好な成長が認められた。
植物組織中の油脂成分の分析は、下記に記載の方法により行った。
(1)抽出及び前処理
総脂質の抽出は、Bligh and Dyer法(Can. J. Biochem. Physiol. (1959) 37巻, 911頁)に基づき行った。総脂質からTAGの分離は、薄層クロマトグラフィー(TLC Silica gel60, 20x20 cm, メルク, 製品コード1.05721.0009、展開溶媒組成は、ヘキサン:ジエチルエーテル:酢酸=160:40:4(vol/vol))により行い、プレートからTAGのスポットをかきとって含量の測定を行った。
15:0脂肪酸を内部標準試料として、TAGをメタノリシス処理した。具体的には、ネジ栓付きガラス試験管内で、TAGを含むシリカゲル粉末に100 μlの1 mM 15:0ヘキサン溶液 (pentadecanoic acid, シグマアルドリッチ, P−6125)および350μlの5% 塩化水素メタノール溶液(和光純薬, 089−03971)を添加して85℃で1時間処理した。メタノリシス処理後、ヘキサンで脂肪酸メチルエステルを回収し、窒素ガスで乾固後、60μlのヘキサンで回収し、そのうち3μlをガスクロマトグラフィーで解析した。ガスクロマトグラフィー(島津製作所、GC−2014, カラム、信和化工ULBON HR−SS−10 (25 m, 0.25 mm ID)、カラム温度180℃、気化室および検出器250℃、入口圧(kPa) 68.2、カラム流量(ml/min) 0.53、スプリット比68.8、計測時間15分)を用いて分離・定量を行った。
凍結乾燥処理を20時間行った後、重量を測定し、乾燥重量とした。
実施例8におけるトランスジェニック植物の葉及び茎には、比較例3における野生株と比較した場合に約2倍のTAG蓄積向上効果があった。
実施例12におけるトランスジェニック植物の葉及び茎には、比較例3における野生株と比較した場合に約2倍のTAG蓄積向上効果があった。
実施例5におけるトランスジェニック植物の葉及び茎には、比較例4における野生株と比較した場合に約2.5倍、比較例3での野生株と比較した場合には約20倍のTAG蓄積向上効果があった。
実施例9におけるトランスジェニック植物の葉及び茎には、比較例4における野生株と比較した場合に約1.3倍、比較例3での野生株と比較した場合には約7倍のTAG蓄積向上効果があった。
実施例13におけるトランスジェニック植物の葉及び茎には、比較例4における野生株と比較した場合に約2倍、比較例3での野生株と比較した場合には約10倍のTAG蓄積向上効果があった。
実施例10におけるトランスジェニック植物の葉及び茎には、比較例3における野生株及び比較例5におけるpgm−1変異株と比較した場合に、それぞれ約6.5倍及び約3.5倍のTAG蓄積向上効果があった。
実施例14におけるトランスジェニック植物の葉及び茎には、比較例3における野生株及び比較例5におけるpgm−1変異株と比較した場合に、それぞれ約8倍及び約4.5倍のTAG蓄積向上効果があった。
実施例11におけるトランスジェニック植物の葉及び茎には、比較例4における野生株及び比較例6におけるpgm−1変異株と比較した場合、それぞれ約2倍及び約1.1倍のTAG蓄積向上効果があった。
実施例15におけるトランスジェニック植物の葉及び茎には、比較例4における野生株及び比較例6におけるpgm−1変異株と比較した場合、それぞれ約3.5倍及び約2倍のTAG蓄積向上効果があった。
また、実施例11におけるトランスジェニック植物の葉及び茎には、比較例3における野生株及び比較例5におけるpgm−1変異株と比較した場合、それぞれ約12倍及び約7倍のTAG蓄積向上効果があった。
また、実施例15におけるトランスジェニック植物の葉及び茎には、比較例3における野生株及び比較例5におけるpgm−1変異株と比較した場合、それぞれ約19倍及び約11倍のTAG蓄積向上効果があった。
さらに、生成される油脂の性質は自由に改変可能であり、市場価値の高い燃料用途向けの脂肪酸組成の油脂を製造すること等により、さらに産業上の利用の可能性を広げることができる。
Claims (11)
- 植物を、窒素のみが欠乏した状態で栽培した場合よりも成長を良好に保ったまま栽培し、中性脂質を製造する、中性脂質の製造方法であって、
前記植物に、中性脂質の生合成量を増加させるか、中性脂質の蓄積量を増加させるか、又は、中性脂質の組成を改変させる核酸配列と、該核酸配列と作動可能に連結され該核酸配列の発現を制御するリン欠乏応答性発現制御配列とを含む融合遺伝子を含有させたトランスジェニック植物を、リンが欠乏した状態で栽培する栽培工程を含み、
前記リン欠乏応答性発現制御配列が、モノガラクトシルジアシルグリセロールシンターゼ遺伝子、ホスホリパーゼC遺伝子、ホスホリパーゼD遺伝子、ホスファチジン酸ホスホヒドロラーゼ遺伝子、スルホキノボシルジアシルグリセロールシンターゼ遺伝子、UDP−スルホキノボースシンターゼ遺伝子、SQDGシンターゼ遺伝子、及びUDP−グルコースピロホスホリラーゼ遺伝子からなる群より選ばれる遺伝子のプロモーターの配列である、製造方法。 - 前記核酸配列が、中性脂質の生合成量を増加させるか、中性脂質の蓄積量を増加させるか、又は、中性脂質の組成を改変させるタンパク質をコードする核酸配列である、請求項1に記載の製造方法。
- 前記中性脂質の生合成量を増加させるか、中性脂質の蓄積量を増加させるか、又は、中性脂質の組成を改変させるタンパク質が、DGAT又はPDATである請求項2に記載の製造方法。
- 前記中性脂質の生合成量を増加させるか、中性脂質の蓄積量を増加させるか、又は、中性脂質の組成を改変させるタンパク質が、以下の(a)〜(d)のいずれかのアミノ酸配列からなるタンパク質である、請求項2又は3に記載の製造方法。
(a)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、
(b)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列において、1〜数個のアミノ酸が欠失、置換、又は付加されているアミノ酸配列からなり、且つアシルトランスフェラーゼ活性を有するタンパク質、
(c)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列に対して、90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、且つアシルトランスフェラーゼ活性を有するタンパク質、
(d)配列番号1〜5のいずれか一つで表されるアミノ酸配列に対して、25%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、且つMBOAT(膜結合型O−アシルトランスフェラーゼ)ファミリーに属し、且つアシルトランスフェラーゼ活性を有するタンパク質 - 前記トランスジェニック植物が、糖代謝、デンプン生合成及び膜脂質代謝からなる群から選ばれる少なくとも一つの機能が低下又は抑制された植物体である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記トランスジェニック植物が、中性脂質の生合成量を増加させるか、中性脂質の蓄積量を増加させるか、又は、中性脂質の組成を改変させる核酸配列と、該核酸配列と作動可能に連結され該核酸配列の発現を制御するリン欠乏応答性発現制御配列とを含む、融合遺伝子を含有する、トランスジェニック植物と、糖代謝、デンプン生合成及び膜脂質代謝からなる群から選ばれる少なくとも一つの機能が低下又は抑制された植物体との交配により得られるトランスジェニック植物である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記栽培工程が、組織が十分に生育した前記トランスジェニック植物を、リンが欠乏した媒体に移植する又は媒体をリンが欠乏した媒体に置換して栽培する、或いは栽培過程の媒体において生じるリンの欠乏状態を維持しながら栽培する工程である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記栽培工程は、前記トランスジェニック植物を、リンが欠乏状態となった植物体として栽培する工程である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記リンが欠乏状態となった植物体が、リン酸輸送機能が低下又は抑制された植物体である、請求項8に記載の製造方法。
- 中性脂質の生合成量を増加させるか、中性脂質の蓄積量を増加させるか、又は、中性脂質の組成を改変させる核酸配列と、該核酸配列と作動可能に連結され該核酸配列の発現を制御するリン欠乏応答性発現制御配列と、を含み、前記リン欠乏応答性発現制御配列が、モノガラクトシルジアシルグリセロールシンターゼ遺伝子、ホスホリパーゼC遺伝子、ホスホリパーゼD遺伝子、ホスファチジン酸ホスホヒドロラーゼ遺伝子、スルホキノボシルジアシルグリセロールシンターゼ遺伝子、UDP−スルホキノボースシンターゼ遺伝子、及びUDP−グルコースピロホスホリラーゼ遺伝子からなる群より選ばれる遺伝子のプロモーターの配列である、トランスジェニック植物。
- 中性脂質の生合成量を増加させるか、中性脂質の蓄積量を増加させるか、又は、中性脂質の組成を改変させる核酸配列と、該核酸配列と作動可能に連結され該核酸配列の発現を制御するリン欠乏応答性発現制御配列と、を含み、前記リン欠乏応答性発現制御配列が、モノガラクトシルジアシルグリセロールシンターゼ遺伝子、ホスホリパーゼC遺伝子、ホスホリパーゼD遺伝子、ホスファチジン酸ホスホヒドロラーゼ遺伝子、スルホキノボシルジアシルグリセロールシンターゼ遺伝子、UDP−スルホキノボースシンターゼ遺伝子、及びUDP−グルコースピロホスホリラーゼ遺伝子からなる群より選ばれる遺伝子のプロモーターの配列である、ベクターを備える、トランスジェニック植物の作出用キット。
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