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JP6754001B2 - 表面処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、鋳造用金型に冷却通路として形成されている有底穴の内壁面に対して、電気めっき、電着塗装、電解研磨などの表面処理を施すための表面処理装置に関する。
従来、この種の表面処理装置としては、鋳造用金型の有底穴の内壁面に対向する中空(パイプ形状)の電極を備えたものが提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
そして、この表面処理装置を用いて、鋳造用金型の有底穴の内壁面に表面処理を施す際には、中空の電極を有底穴の内部に所定の間隔を置いて挿入して設置する。この状態で、電極の外周面と有底穴の内壁面との間の空間および中空の電極の内部空間に電解処理液を流通させ、電極と鋳造用金型との間に通電する。この表面処理装置では、電極の形状が中空であるため、この電極の内部空間を電解処理液の流通路とすることにより、電解処理液を有底穴の底部にまで十分に循環させられる利点がある。
また、鋳造用金型の有底穴が段付き形状(つまり、有底穴の開口から底部までの間で内径の大きさが異なる形状)である場合には、この段付き形状に対応できるように、有底穴の大径部に対応する外形を有する中空の大径電極管の内部空間に、有底穴の小径部に対応する外形を有する中空の小径電極管が挿入されて先端側に突出した、いわば二重管構造の電極を備えた表面処理装置も提案されていた(例えば、特許文献2参照)。
そして、この表面処理装置を用いて、段付き形状の有底穴の内壁面に表面処理を施す際には、電極装置の大径電極管および小径電極管をそれぞれ有底穴の大径部および小径部に所定の間隔を置いて挿入して設置する。この状態で、電極装置の大径電極管および小径電極管の外周面と有底穴の内壁面との間の空間および中空の小径電極管の内部空間に電解処理液を流通させ、電極装置の大径電極管および小径電極管と鋳造用金型との間に通電する。この表面処理装置では、電極装置の小径電極管の形状が中空であるため、この小径電極管の内部空間を電解処理液の流通路とすることにより、電解処理液を有底穴の底部にまで十分に循環させられる利点がある。
特開2013−159832号公報 特開2015−030897号公報
しかしながら、これらの表面処理装置では、電極や電極装置の小径電極管の先端が開口しているため、電極や電極装置の小径電極管のうち有底穴の底部に対向する部分の面積が不足し、有底穴の底部における表面処理が不十分になる。したがって、有底穴の底部は、その他の部位に比べて、処理層の付着状態が悪くなり、被膜が薄くなってしまう。その結果、有底穴の内壁面に所定の厚さの被膜を形成するためには、長時間にわたって表面処理を行わなければならず、表面処理の所要時間を短縮することが困難であるという不都合がある。
本発明は、このような事情に鑑み、電解処理液の流通を維持しつつ、表面処理の所要時間を容易に短縮することができる表面処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る表面処理装置(例えば、後述の表面処理装置10)は、有底穴(例えば、後述の有底穴12)の内部に中空の電極装置(例えば、後述の電極装置16)を挿入するとともに、前記有底穴の内部空間に電解処理液を流通させ、前記電極装置と前記有底穴の内壁面(例えば、後述の内壁面12d、12e)との間に通電して、前記有底穴の内壁面に表面処理を施す表面処理装置であって、前記電極装置には、この電極装置が前記有底穴の内部に挿入されたときに前記有底穴の底部(例えば、後述の底部12c)に対向する閉塞部(例えば、後述の閉塞部15)が設けられているとともに、この電極装置の内外を連通する流通孔(例えば、後述の流通孔17)が形成されている。
前記電極装置は、中空の大径電極管(例えば、後述の大径電極管16a)と、この大径電極管の内部空間に挿入されて当該大径電極管から先端側に突出した中の小径電極管(例えば、後述の小径電極管16b)と、を備え、前記電極装置が前記有底穴の内部に挿入されたときに、前記大径電極管の外周面と前記有底穴の内壁面との間の空間および前記大径電極管の内周面と前記小径電極管の外周面との間の空間に、電解処理液が流通する処理液流通路(例えば、後述の第2供給路37b、第3供給路37c、第1回収路49、第2回収路59)が形成されていてもよい。
前記電極装置は、中空有底の大径電極管(例えば、後述の大径電極管19a)と、この大径電極管の内部空間に挿入される中実の小径電極部(例えば、後述の小径電極部19b)と、を備え、前記小径電極部の挿入方向先端部(例えば、後述の挿入方向先端部19c)は、前記大径電極管の底部(例えば、後述の底部19d)と連結され、前記流通孔は、前記大径電極管の内外を連通するように前記大径電極管の挿入方向先端側に少なくとも1つ形成され、前記電解処理液は、前記有底穴と前記大径電極管との間の空間に流入し、前記流通孔から前記大径電極管の内部空間に流入し、前記小径電極部との間の空間を通って排出されてもよい。
前記電極装置は、中空の大径電極管(例えば、後述の大径電極管16a)と、この大径電極管の内部空間に挿入されて当該大径電極管から先端側に突出した中空の小径電極管(例えば、後述の小径電極管16b)と、を備え、前記流通孔は、前記小径電極管の内外を連通し、前記電極装置が前記有底穴の内部に挿入されたときに、前記大径電極管の外周面と前記有底穴の内壁面との間の空間および前記小径電極管の内部空間に、電解処理液が流通する処理液流通路(例えば、後述の第2供給路37b、第3供給路37c、第1回収路49、第2回収路59)が形成されていてもよい。
前記電極装置は、前記小径電極管のうち、少なくとも前記流通孔が形成された部分は、前記大径電極管に対して回転自在に支持され、前記流通孔が前記小径電極管の径方向に対して傾斜する形で前記小径電極管の周方向に非対称に配置されることにより、電解処理液の流通時の反力で回転するように構成されていてもよい。
前記電極装置は、前記小径電極管のうち前記大径電極管の内部に位置する部分の外周面が、電解処理液から隔離されるようにマスキングされていてもよい。
前記電極装置と前記有底穴の内壁面との間に通電する際に、前記大径電極管に通電する電流値を前記小径電極管に通電する電流値より大きく、あるいは小さく設定可能な通電制御手段を備えていてもよい。
前記電極装置を前記有底穴の内部に挿入して、この電極装置の大径電極管および小径電極管をそれぞれ前記有底穴の大径部および小径部に配置する際に、前記大径電極管の外周面から前記有底穴の内壁面までの距離(例えば、後述の距離L1)と、前記小径電極管の先端から前記有底穴の底部までの距離(例えば、後述の距離L3)とが、互いに略等しくなるように構成されていてもよい。
前記電極装置と前記有底穴の内壁面との間に通電する際に、前記電極装置が陽極であるとともに、前記有底穴の内壁面が陰極であってもよい。
本発明によれば、電解処理液の流通を維持しつつ、表面処理の所要時間を容易に短縮することができる表面処理装置を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る表面処理装置の全体構成を示す正面図である。 図1に示す表面処理装置の処理液供給部の断面図である。 図1に示す表面処理装置の電極装置の断面図である。 図1に示す表面処理装置の処理液排出部の断面図である。 図1に示す表面処理装置の処理液回収部の断面図である。 図1に示す表面処理装置の電極装置の小径電極管の要部を示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る表面処理装置の電極装置の小径電極管の要部を示す正面図である。 本発明の第3実施形態に係る表面処理装置の電極装置を示す断面図である。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る表面処理装置の全体構成を示す正面図である。図2は、図1に示す表面処理装置の処理液供給部の断面図である。図3は、図1に示す表面処理装置の電極装置の断面図である。図4は、図1に示す表面処理装置の処理液排出部の断面図である。図5は、図1に示す表面処理装置の処理液回収部の断面図である。図6は、図1に示す表面処理装置の電極装置の小径電極管の要部を示す正面図である。
この第1実施形態に係る表面処理装置10は、図1に示すように、鋳造用金型14に冷却通路として形成されている段付き形状の有底穴12の内壁面12d、12eに電気めっきを施すための装置である。この表面処理装置10により、亜鉛、クロム、金、銀、銅、スズなどの単体または合金からなるめっき被膜(図示せず)を形成することができる。例えば、亜鉛合金からなるめっき被膜は、塩化亜鉛、塩化ニッケル、塩化アンモニウム等を混合して調製した電解処理液を用いて形成することができる。
鋳造用金型14の有底穴12の内壁面12d、12eに電気めっきを施す目的は、鋳造用金型14の冷却性能を維持し、そのメンテナンス回数を削減することにある。すなわち、鋳造用金型14は、例えば、合金鋼材等から形成され、有底穴12内に水などの冷媒が供給されることで冷却される。このとき、有底穴12の内壁面12d、12eに冷媒が直接接触すると、この内壁面12d、12eを起点として熱収縮や腐食、スケール・スライムの堆積が生じ、鋳造用金型14の冷却性能が低下し、鋳造用金型14の温度調整がしにくくなる。そのため、堆積物の除去や再めっき処理などのメンテナンスが必要となり、製造ラインを停止させなければならなくなってしまう。そこで、有底穴12の内壁面12d、12eが冷媒と直接接触する事態を回避すべく、表面処理装置10を用いて、有底穴12の内壁面12d、12eにめっき被膜を形成し、これにより、鋳造用金型14のメンテナンス回数を削減するのである。
ここで、鋳造用金型14の有底穴12は、図1に示すように、段付き形状であり、開口側(図1左側)に形成された大径部12aと、底部12c側(図1右側)に形成されて大径部12aより内径が小さい小径部12bとから構成されている。
<表面処理装置10の全体構成>
次に、表面処理装置10の全体構成について説明する。表面処理装置10は、電極装置16、処理液供給部18、処理液排出部20、処理液回収部22およびフレキシブルチューブ24を備えている。
<電極装置16の構成>
電極装置16は、例えば白金コーティングされたチタン等から形成される管体であり、図1に示すように、鋳造用金型14の有底穴12の内部に挿入された状態では、処理液供給部18から突出した先端が有底穴12内に挿入されている。この電極装置16は、いわゆる二重管構造を有しており、有底穴12の大径部12aの内径よりも外径が小さい中空の大径電極管16aと、この大径電極管16aの内径よりも外径が小さい中空の小径電極管16bとから構成されている。
大径電極管16aは、先端側が有底穴12の大径部12a内に挿入され、後端側が処理液排出部20に接続されている。小径電極管16bは、大径電極管16aと電気的に絶縁された状態で、この大径電極管16aの内部に挿通されている。また、小径電極管16bの先端側は、大径電極管16aの先端から外部に突出して、電極装置16が鋳造用金型14の有底穴12の内部に挿入された状態では、有底穴12の小径部12b内に挿入されている。小径電極管16bの後端側は、処理液回収部22に接続されている。
大径電極管16aの先端には、絶縁キャップ50が取り付けられている。これによって、電極装置16と有底穴12の内壁面12d、12eとの接触および大径電極管16aと小径電極管16bとの接触が防止されている。絶縁キャップ50は、シリコーンゴムやフッ素樹脂などの絶縁性および耐薬品性を備える材料から管状に形成されている。この絶縁キャップ50の内径は、小径電極管16bの外径よりも大きく形成され、この絶縁キャップ50内に小径電極管16bが挿通されている。
具体的には、絶縁キャップ50は、大径電極管16a内に嵌合される円管状の挿入部52と、大径電極管16aの外径と略等しい外径のキャップ部54とが一体形成されている。挿入部52は、外径が大径電極管16aの内径と同等か僅かに小さく、大径電極管16aの内部に嵌合されている。
キャップ部54は、有底穴12の大径部12aと小径部12bと境界部分の形状に応じた形状に形成され、先端に半球状の湾曲面が形成されている。これによって、有底穴12の内壁面12d、12eと電極装置16との接触を効果的に防止することができる。
キャップ部54の側壁には、この側壁を貫通して、絶縁キャップ50内に連通する貫通孔56が設けられている。すなわち、この貫通孔56は、小径電極管16bの外周面と絶縁キャップ50の内壁面との間の空間に連通する。
また、キャップ部54の貫通孔56よりも先端側の内壁面と、小径電極管16bの外周面との間は、シール部材58が介在することによってシールされている。これにより、処理液流通路としての第2供給路37b(有底穴12の大径部12aの内壁面と大径電極管16aの外周面との間の空間)を流通した電解処理液が、貫通孔56を通って、大径電極管16aと小径電極管16bとの間に形成された第1回収路49に流通する。
図3に示すように、絶縁キャップ50と大径電極管16aとの間にはOリング60が設けられている。このOリング60は、絶縁キャップ50を取り付ける際にクッションとして機能する。
また、有底穴12内において、小径電極管16bの先端側は、通り絶縁キャップ50を介して、大径電極管16aの先端から外部に延在し、小径部12bの内部に配置されている。小径電極管16bの外周面と有底穴12の小径部12bの内壁面との間の空間には、処理液流通路としての第3供給路37cが形成されている。この第3供給路37cには、第2供給路37bから貫通孔56内に流入することなく分流した電解処理液が流通する。
また、有底穴12の底部12cまで流通した電解処理液は、小径電極管16bの先端から、この小径電極管16bの内部へと流通可能になっている。すなわち、小径電極管16bの内部には、処理液流通路としての第2回収路59が形成されている。
ところで、電極装置16の小径電極管16bは、図3および図6に示すように、その先端部16cのみが、軸受け(ベアリング)16dを介して、小径電極管16bの軸心CT1を中心として矢印M方向に回転自在に支持されている。この先端部16cには、電極装置16が鋳造用金型14の有底穴12の内部に挿入されたときに、この有底穴12の底部12cに対向する閉塞部15が設けられているとともに、小径電極管16bの内外を連通する複数(例えば、4個)の流通孔17が、円周上に等角度(例えば、90°)間隔で配置するように形成されている。
なお、閉塞部15は、有底穴12の底部12cの形状に応じて半球状に形成されている。また、小径電極管16bの先端部16cは、各流通孔17が小径電極管16bの径方向に対して傾斜する形で小径電極管16bの周方向に非対称(例えば、三角形、涙形)に配置されることにより、電解処理液の流通時の反力で回転するように構成されている。
さらに、電極装置16は、小径電極管16bのうち大径電極管16aの内部に位置する部分の外周面が、電解処理液から隔離されるようにマスキングされている。
<処理液供給部18の構成>
処理液供給部18は、図2に示すように、有底穴12に対して着脱可能に取り付けられる本体部材26と、この本体部材26に対して電極装置16を固定する第1メイルコネクタ28と、を有している。
本体部材26には、有底穴12内に挿入される円管状の挿入部30と、処理液供給手段に接続される処理液供給管32とがそれぞれ突出形成されている。挿入部30の外径は有底穴12の開口近傍(大径部12a)の内径と同等か僅かに小さく形成されている。この挿入部30を有底穴12に嵌合させることで、本体部材26を有底穴12に対して着脱可能に取り付けることができる。
本体部材26には環状溝33が形成され、環状溝33にはシール部材34が装着される。このシール部材34により、鋳造用金型14と本体部材26との間のシールがなされる。
本体部材26には、この本体部材26の内部を貫通する電極挿通孔36が形成されている。挿入部30が有底穴12内に挿入されることで、この有底穴12と電極挿通孔36とが連通される。この電極挿通孔36は、大径電極管16aの外径よりも大きい内径の貫通孔であり、内部に電極装置16(大径電極管16aおよび小径電極管16b)が挿通される。また、電極挿通孔36の左端部には、第1メイルコネクタ28が取り付けられる。これによって、電極挿通孔36に対する大径電極管16aの相対位置が固定され、かつ大径電極管16aの外周面と電極挿通孔36の内壁面との間がシールされている。
電極挿通孔36は、本体部材26の内部において、処理液供給管32の内部とも連通している。したがって、処理液供給手段から処理液供給管32を介して供給された電解処理液は、大径電極管16aの外周面と、電極挿通孔36の内壁面との間の空間を通って、有底穴12内に供給される。
すなわち、大径電極管16aの外周面と、電極挿通孔36および有底穴12の内壁との間には、電解処理液の供給路が形成される。以下、説明の便宜のため、大径電極管16aの外周面と電極挿通孔36の内壁面との間の供給路、大径電極管16aの外周面と大径部12aの内壁面12dとの間の供給路、小径電極管16bの外周面と小径部12bの内壁面12eとの間の供給路を、それぞれ、「第1供給路」、「第2供給路」、「第3供給路」と表記し、各々の参照符号を37a、37b、37cとする。
第1メイルコネクタ28は、コネクタ本体38および締付部材40から構成され、内部に電極装置16(大径電極管16aおよび小径電極管16b)が挿通されている。コネクタ本体38の一端側の外周面には、雄ねじ42が形成され、この雄ねじ42が電極挿通孔36に螺合することで、本体部材26に対してコネクタ本体38が接続される。同時に、電極挿通孔36の左端の内壁面と大径電極管16aの外周面との間をシールすることができる。
また、コネクタ本体38の左端の外周面には雄ねじ44が形成されている。この雄ねじ44が締付部材40の内周面に形成された雌ねじ46と螺合することで、第1メイルコネクタ28内において、電極装置16の大径電極管16aに締付力が付与される。つまり、有底穴12の深さ方向に対する大径電極管16aの挿入長さを調整した後に、締付部材40によって締付力を付与する。これによって、大径電極管16aが、挿入長さが調整された状態で位置決めされる。
なお、電極装置16においては、締付力が付与される部分の大径電極管16aと小径電極管16bとの間に、互いの接触を防止するためのスペーサ48が配設されている。大径電極管16aと小径電極管16bとの間の空間は、電解処理液を回収するための第1回収路49となる。このため、電解処理液の流通を妨げないように、スペーサ48には、流通方向(第1回収路49の延在方向)に沿って貫通孔が形成されている。
<処理液排出部20の構成>
処理液排出部20は、図4に示すように、本体部材62、第2メイルコネクタ64、第3メイルコネクタ66および第4メイルコネクタ68を有している。本体部材62には、処理液タンクに接続される処理液排出管70が突出形成されている。また、この処理液排出管70の側壁には、合流管72が突出形成されている。本体部材62には、この本体部材62の内部を貫通し、小径電極管16bが挿通される小径電極管挿通孔74が形成されている。この小径電極管挿通孔74は、処理液排出管70の内部と連通している。また、処理液排出管70の内部は、合流管72の内部とも連通している。
小径電極管挿通孔74には、第2メイルコネクタ64を介して大径電極管16aの後端部が接続されている。また、合流管72には、第4メイルコネクタ68を介してフレキシブルチューブ24の一端部が接続されている。
第2メイルコネクタ64、第3メイルコネクタ66、第4メイルコネクタ68のそれぞれは、基本的には上記の第1メイルコネクタ28と同様に構成されている。すなわち、第2メイルコネクタ64は、コネクタ本体76および締付部材78を有している。コネクタ本体76の内部には、大径電極管16aの壁厚と略等しい高さの段部80が形成され、この段部80に大径電極管16aの後端部が当接している。これによって、コネクタ本体76に対して大径電極管16aが位置決めされている。
また、コネクタ本体76の左端外周面に形成された雄ねじ82が小径電極管挿通孔74に螺合することで、本体部材62に対してコネクタ本体76が接続されている。その一方で、コネクタ本体76の右端外周面に形成された雄ねじ84と、締付部材78の雌ねじ86とが螺合することで、第2メイルコネクタ64内に挿通された大径電極管16aに締付力が付与される。これによって、本体部材62の小径電極管挿通孔74と大径電極管16aの内部とが、外部からシールされた状態で連通している。したがって、第1回収路49を流通した電解処理液は、第2メイルコネクタ64を介して小径電極管挿通孔74内に流通し、処理液排出管70内に送られる。
なお、電極装置16においては、締付力が付与される部分の大径電極管16aと小径電極管16bとの間に、互いの接触を防止するためのスペーサ51が配設されている。大径電極管16aと小径電極管16bとの間の空間は、電解処理液を回収するための第1回収路49となる。このため、電解処理液の流通を妨げないように、スペーサ51には、流通方向(第1回収路49の延在方向)に沿って貫通孔が形成されている。
第3メイルコネクタ66は、コネクタ本体88および締付部材90を有している。コネクタ本体88が小径電極管挿通孔74に螺合することで、第3メイルコネクタ66が本体部材62に取り付けられている。また、締付部材90とコネクタ本体88とが螺合することで、小径電極管16bに締付力が付与される。すなわち、有底穴12に対する小径電極管16bの挿入長さを調整した後に、締付部材90によって、締付力を付与することで、有底穴12に対する小径電極管16bの挿入長さが調整自在になっている。また、小径電極管16bの外周面と小径電極管挿通孔74の内壁面との間をシールした状態で、本体部材62に対して小径電極管16bを固定することができる。
第4メイルコネクタ68は、コネクタ本体92および締付部材94を有している。コネクタ本体92が合流管72に螺合することで、第4メイルコネクタ68が本体部材62に取り付けられている。また、コネクタ本体92の内部には、フレキシブルチューブ24の壁厚と略等しい高さの段部96が形成されている。この段部96にフレキシブルチューブ24の一端部が当接することで、コネクタ本体92に対して、このフレキシブルチューブ24が固定されている。
すなわち、第4メイルコネクタ68を介して、フレキシブルチューブ24の内部と合流管72とが、外部からシールされた状態で連結している。これによって、フレキシブルチューブ24の内部を流通した電解処理液が第4メイルコネクタ68を介して合流管72内に流通し、処理液排出管70内に送られる。
<処理液回収部22の構成>
処理液回収部22は、図5に示すように、いわゆるエルボー型の本体部材98、第5メイルコネクタ100および第6メイルコネクタ102を有している。本体部材98の内部には、回収孔104が貫通形成されている。
第5メイルコネクタ100は、コネクタ本体106および締付部材108を有している。コネクタ本体106が回収孔104の右端側に螺合することで、第5メイルコネクタ100が本体部材98に取り付けられている。また、締付部材108とコネクタ本体106とが螺合することで、小径電極管16bに締付力が付与される。
第6メイルコネクタ102は、コネクタ本体110および締付部材112を有している。コネクタ本体110が回収孔104の下端側に螺合することで、第6メイルコネクタ102が本体部材98に取り付けられている。また、締付部材112とコネクタ本体110とが螺合することで、フレキシブルチューブ24に締付力が付与される。
<フレキシブルチューブ24の構成>
フレキシブルチューブ24は、樹脂、ゴム、金属その他の材料からなる可撓性を有する管体である。このフレキシブルチューブ24を介して、処理液回収部22と処理液排出部20とが接続されている。
なお、表面処理装置10は、これら以外に、処理液供給手段、処理液タンクおよび外部電源(いずれも図示せず)をも備えている。処理液供給手段は、処理液供給部18を介して、有底穴12内に電解処理液を供給する。処理液タンクは、処理液排出部20を介して排出された電解処理液を貯留する。外部電源は、電極装置16と鋳造用金型14との間に電流を供給し、電極装置16と有底穴12の内壁面12d、12eとの間に電位差を生じさせる。このとき、外部電源は、電極装置16の大径電極管16aおよび小径電極管16bの各々に互いに異なる大きさの電流を供給することができる。
<電気めっきの手順>
表面処理装置10は以上のような構成を有するので、この表面処理装置10を用いて、鋳造用金型14の有底穴12の内壁面12d、12eに電気めっきを施す際には、次の手順による。
まず、大径電極管16aが大径部12a内に配置されるように、処理液供給部18の挿入部30から、大径電極管16aの所定長さを突出させた状態で、大径電極管16aに第1メイルコネクタ28および第2メイルコネクタ64による締付力を付与する。これにより、処理液供給部18および処理液排出部20に対して大径電極管16aを固定する。
次に、小径電極管16bが小径部12b内に配置されるように、大径電極管16aの先端から、所定長さを突出させた状態で、小径電極管16bに第3メイルコネクタ66および第5メイルコネクタ100による締付力を付与する。これにより、処理液排出部20および処理液回収部22に対して小径電極管16bを固定する。
さらに、大径電極管16aの先端に絶縁キャップ50を取り付ける。
この状態で、図1に示すように、段付き形状の有底穴12内に電極装置16を挿入し、挿入部30を有底穴12の開口近傍に嵌合させる。すると、電極装置16は、大径電極管16aが有底穴12の大径部12aの内壁面12dから所定の距離L1だけ離れて電気的に絶縁されるとともに、小径電極管16bが有底穴12の小径部12bの内壁面12eから所定の距離L2だけ離れて電気的に絶縁された状態となる。
このとき、電極装置16は、有底穴12の小径部12bの深さに応じて、予め小径電極管16bの突出長さを適宜調整しておくことにより、大径電極管16aの外周面から有底穴12の内壁面12dまでの距離L1と、小径電極管16bの先端から有底穴12の底部12cまでの距離L3とが、互いに略等しくなる(L1≒L3)ように構成されている。
次に、有底穴12の内部空間に電解処理液を流通させる。それには、処理液供給手段から、処理液供給管32に電解処理液を供給する。すると、この電解処理液は、図2に示すように、第1供給路37aを通って有底穴12内に供給される。その後、この電解処理液は、図3に示すように、大径電極管16aの先端まで流通したところで、その一部が貫通孔56を通って第1回収路49に流通し、残部が第3供給路37cに流通した後、複数の流通孔17から小径電極管16b内の第2回収路59へ流通する。
そして、第1回収路49を流通する電解処理液は、図4に示すように、処理液排出部20内の小径電極管挿通孔74を介して処理液排出管70内に流通し、処理液排出管70から処理液タンクへと排出される。
一方、第2回収路59を流通する電解処理液は、図5に示すように、処理液回収部22内の回収孔104を介してフレキシブルチューブ24内へ流入する。これによって、図4に示すように、フレキシブルチューブ24を経由して処理液排出部20の合流管72内に流通し、処理液排出管70内において、小径電極管挿通孔74からの電解処理液と合流して処理液タンクへと排出される。
こうして有底穴12の内部空間に電解処理液を流通させると、電解処理液が第3供給路37cから小径電極管16bの流通孔17を通って小径電極管16b内の第2回収路59へ流通するときに、この電解処理液の流通時の反力で小径電極管16bの先端部16cが矢印M方向に回転する。
この状態で、外部電源により、電極装置16と有底穴12の内壁面12d、12eとの間に通電する。このとき、電極装置16を陽極にするとともに、有底穴12の内壁面12d、12e(鋳造用金型14)を陰極にする。また、図示しない通電制御手段により、大径電極管16aに通電する電流値を小径電極管16bに通電する電流値より大きく、あるいは小さく設定する。
すると、電気めっきにより、鋳造用金型14の有底穴12の内壁面12d、12eにめっき被膜が形成される。このとき、小径電極管16bの先端部16cに閉塞部15が設けられているので、この閉塞部15が電極として有底穴12の底部12cと所定の面積で対向する。そのため、有底穴12の内壁面12d、12eに電気めっきを施す際に、有底穴12の底部12cにおける電気めっきを他の部位における電気めっきと同程度に進めることができる。しかも、小径電極管16bの先端部16cに流通孔17が形成されているので、この流通孔17によって電解処理液の流通を維持することができる。したがって、電解処理液の流通を維持しつつ、電気めっきの所要時間を容易に短縮することが可能となる。
また、大径電極管16aの外周面から有底穴12の内壁面12dまでの距離L1と、小径電極管16bの先端から有底穴12の底部12cまでの距離L3とが、互いに略等しいので、めっき被膜を有底穴12の深さ方向に均一に形成することが可能となる。
しかも、小径電極管16bは、その先端部16cが回転しているので、この先端部16cに形成された複数の流通孔17も回転することから、めっき被膜を有底穴12の周方向にも均一に形成することが可能となる。
さらに、電極装置16は、小径電極管16bのうち大径電極管16aの内部に位置する部分の外周面がマスキングされて電解処理液から隔離されているので、このマスキング部分での電気化学反応が阻止され、もっぱら小径電極管16bの突出部分(すなわち、有底穴12の小径部12bの内壁面12eに対向する部分)で集中的に電気化学反応が起こる。そのため、有底穴12の小径部12bの内壁面12eに対して、電気めっきを十分に行うことができる。
また、大径電極管16aに通電する電流値が小径電極管16bに通電する電流値より大きいので、有底穴12の底部12cに形成されるめっき被膜の厚さを他の部位に形成されるめっき被膜の厚さより厚くすることができる。
ここで、表面処理装置10による電気めっきが終了する。
[第2実施形態]
図7は、本発明の第2実施形態に係る表面処理装置の電極装置の小径電極管の要部を示す正面図である。
この第2実施形態に係る表面処理装置10は、図7に示すように、電極装置16の小径電極管16b全体がモータ(図示せず)で回転するように構成されている点を除き、上述した第1実施形態と同じ構成を有している。なお、第1実施形態と同一の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
したがって、この第2実施形態では、上述した第1実施形態と同じ作用効果を奏する。これに加えて、電極装置16の小径電極管16bにおいて、軸受け16dを省くことができるので、その分だけ小径電極管16bを簡素化することが可能となる。
[第3実施形態]
図8は、本発明の第3実施形態に係る表面処理装置の電極装置を示す断面図である。
この第3実施形態に係る表面処理装置10は、図8に示すように、段なし形状(つまり、有底穴の開口から底部までの間で内径の大きさが一定の形状)の有底穴13の内壁面13dに電気めっきを施すための装置である。この表面処理装置10は、電極装置19を備えている。電極装置19は、図8に示すように、中空有底の大径電極管19aと、この大径電極管19aの内部空間に挿入される中実の小径電極部19bと、を備えている。小径電極部19bの挿入方向先端部19cは、大径電極管19aの底部19dに螺合する形で、大径電極管19aの底部19dと連結されて電気的に接続されている。大径電極管19aの挿入方向先端側には、少なくとも1つの流通孔17が、大径電極管19aの内外を連通するように形成されている。なお、大径電極管19aは、円筒状のパイプ部材19eに略半球状の先端部材19fが螺着されて構成されている。
その他の構成(例えば、表面処理装置10が、電極装置19以外に、処理液供給部18、処理液排出部20、処理液回収部22およびフレキシブルチューブ24を備えていることなど)は、上述した第1実施形態と同じである。
そして、この第3実施形態に係る表面処理装置10を用いて、有底穴13の内壁面13dに電気めっきを施す際には、上述した第1実施形態と同様の手順による。
ただし、有底穴13の内部空間に電解処理液を流通させるときには、図8に矢印で示すように、電解処理液を有底穴13と大径電極管19aとの間の空間に流入させ、流通孔17から大径電極管19aの内部空間に流入させ、小径電極部19bとの間の空間を通して排出する。
この状態で、電極装置19と有底穴13の内壁面13dとの間に通電すると、有底穴13の内壁面13dに電気めっきが施される。このとき、小径電極部19bは、上述したとおり、その挿入方向先端部19cが大径電極管19aの底部19dと電気的に接続されているので、この底部19dの電流値が大きい状態で通電することができる。その結果、大径電極管19aの底部19dと対向する有底穴13の底部13cの電気めっきを厚くすることが可能となる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、上述した第1実施形態、第2実施形態では、電解処理液が第3供給路37cから小径電極管16bの流通孔17を通って小径電極管16b内の第2回収路59へ流通するように構成された表面処理装置10について説明した。しかし、逆に、電解処理液が小径電極管16b内の第2回収路59から小径電極管16bの流通孔17を通って第3供給路37cへ流通する場合でも、本発明を同様に適用することが可能である。
また、上述した第1実施形態、第2実施形態では、中空の大径電極管16aの内部に中空の小径電極管16bが挿通された二重管構造の電極装置16を備えた表面処理装置10について説明した。しかし、この小径電極管16bを中実に形成することも可能である。この場合、大径電極管16aの外周面と有底穴12の内壁面12dとの間の空間および大径電極管16aの内周面と小径電極管16bの外周面との間の空間を処理液流通路として利用することにより、有底穴12の内部空間に電解処理液を流通させることができる。
また、上述した第1実施形態、第2実施形態では、段付き形状の有底穴12に対応できるように、二重管構造の電極装置16を備えた表面処理装置10について説明した。しかし、段なし形状(つまり、有底穴の開口から底部までの間で内径の大きさが一定の形状)の有底穴の内壁面に表面処理を施す場合にも、本発明を同様に適用することが可能である。
また、上述した第1実施形態〜第3実施形態では、鋳造用金型14に冷却通路として形成されている有底穴12、13の内壁面12d、12e、13dに電気めっきを施す場合について説明した。しかし、このような有底穴12、13に限らず、その他の有底穴の内壁面に電気めっきを施す場合にも、本発明を同様に適用することができる。
また、上述した第1実施形態〜第3実施形態では、鋳造用金型14の有底穴12、13に電気めっきを施す場合について説明した。しかし、有底穴12、13だけでなく、鋳造用金型14の内部で屈曲した冷却連通路であるライン冷却通路にも、本発明を同様に適用することができる。
さらに、上述した第1実施形態〜第3実施形態では、電気めっきを施すための表面処理装置10について説明した。しかし、電気めっき以外の表面処理(例えば、電解エッチング、電解脱脂、電着塗装、陽極酸化、陰極酸化、電解研磨など)を施すための表面処理装置にも、本発明を同様に適用することができる。
10……表面処理装置
12……有底穴
12a……大径部
12b……小径部
12c……底部
12d、12e……内壁面
13……有底穴
13d……内壁面
14……鋳造用金型
15……閉塞部
16……電極装置
16a……大径電極管
16b……小径電極管
16c……先端部
17……流通孔
19……電極装置
19a……大径電極管
19b……小径電極部
19c……挿入方向先端部
19d……底部
L1……大径電極管の外周面から有底穴の内壁面までの距離
L2……小径電極管の外周面から有底穴の内壁面までの距離
L3……小径電極管の先端から有底穴の底部までの距離
37b……第2供給路(処理液流通路)
37c……第3供給路(処理液流通路)
49……第1回収路(処理液流通路)
59……第2回収路(処理液流通路)

Claims (9)

  1. 有底穴の内部に中空の電極装置を挿入するとともに、前記有底穴の内部空間に電解処理
    液を流通させ、前記電極装置と前記有底穴の内壁面との間に通電して、前記有底穴の内壁
    面に表面処理を施す表面処理装置であって、
    前記電極装置には、この電極装置が前記有底穴の内部に挿入されたときに前記有底穴の
    底部に対して所定距離離間して所定面積で対向する閉塞部が設けられているとともに、こ
    の電極装置の内外を連通する流通孔が形成されている表面処理装置。
  2. 前記電極装置は、中空の大径電極管と、この大径電極管の内部空間に挿入されて当該大
    径電極管から先端側に突出した中空の小径電極管と、を備え、
    前記電極装置が前記有底穴の内部に挿入されたときに、前記大径電極管の外周面と前記
    有底穴の内壁面との間の空間および前記大径電極管の内周面と前記小径電極管の外周面と
    の間の空間に、電解処理液が流通する処理液流通路が形成されている請求項1に記載の表
    面処理装置。
  3. 前記電極装置は、中空有底の大径電極管と、この大径電極管の内部空間に挿入される中
    実の小径電極部と、を備え、
    前記小径電極部の挿入方向先端部は、前記大径電極管の底部と連結され、
    前記流通孔は、前記大径電極管の内外を連通するように前記大径電極管の挿入方向先端
    側に少なくとも1つ形成され、
    前記電解処理液は、前記有底穴と前記大径電極管との間の空間に流入し、前記流通孔か
    ら前記大径電極管の内部空間に流入し、前記小径電極部との間の空間を通って排出される
    請求項1に記載の表面処理装置。
  4. 前記電極装置は、中空の大径電極管と、この大径電極管の内部空間に挿入されて当該大
    径電極管から先端側に突出した中空の小径電極管と、を備え、
    前記流通孔は、前記小径電極管の内外を連通し、
    前記電極装置が前記有底穴の内部に挿入されたときに、前記大径電極管の外周面と前記
    有底穴の内壁面との間の空間および前記小径電極管の内部空間に、電解処理液が流通する
    処理液流通路が形成されている請求項1に記載の表面処理装置。
  5. 前記電極装置は、前記小径電極管のうち、少なくとも前記流通孔が形成された部分は、
    前記大径電極管に対して回転自在に支持され、電解処理液の流通時の反力で回転するよう
    に構成されている請求項4に記載の表面処理装置。
  6. 前記電極装置は、前記小径電極管のうち前記大径電極管の内部に位置する部分の外周面
    が、電解処理液から隔離されるようにマスキングされている請求項2または4または5に
    記載の表面処理装置。
  7. 前記電極装置と前記有底穴の内壁面との間に通電する際に、前記大径電極管に通電する
    電流値を前記小径電極管に通電する電流値より大きく、あるいは小さく設定可能な通電制
    御手段を備えている請求項2または4または5または6に記載の表面処理装置。
  8. 前記電極装置を前記有底穴の内部に挿入して、この電極装置の大径電極管および小径電
    極管をそれぞれ前記有底穴の大径部および小径部に配置する際に、前記大径電極管の外周
    面から前記有底穴の内壁面までの距離と、前記小径電極管の先端から前記有底穴の底部ま
    での距離とが、互いに等しくなるように構成されている請求項2または4または5また
    は6または7に記載の表面処理装置。
  9. 前記電極装置と前記有底穴の内壁面との間に通電する際に、前記電極装置が陽極である
    とともに、前記有底穴の内壁面が陰極である請求項1から8までのいずれかに記載の表面
    処理装置。
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