JP6589561B2 - 光学用活性エネルギー線重合性接着剤および光学積層体 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明の実施態様は、重量平均分子量が500より小さい(メタ)アクリロイル基を有する化合物(A)と、重量平均分子量が500〜5000のエポキシ(メタ)アクリレート(B)と、重量平均分子量が500より小さいカチオン重合性基を有する化合物(C)(ただし、重量平均分子量が500より小さい(メタ)アクリロイル基を有する化合物(A)を除く)と、光ラジカル重合開始剤(D)と、光カチオン重合開始剤(E)とを含む、光学用活性エネルギー線重合性接着剤に関する。
<光学用活性エネルギー線重合性接着剤>
本発明の光学用活性エネルギー線重合性接着剤は、重量平均分子量が500より小さい(メタ)アクリロイル基を有する化合物(A)(以下、化合物(A)ともいう)と、重量平均分子量500〜5000のエポキシ(メタ)アクリレート(B)(以下、化合物(B)ともいう)と、重量平均分子量が500より小さいカチオン重合性基を有する化合物(C)(以下、化合物(C)ともいう。但し、化合物(C)は(メタ)アクリロイル基含有化合物(A)を除く。)と、光ラジカル重合開始剤(D)と、光カチオン重合開始剤(E)とを含むことを特徴とする。
重量平均分子量が500より小さい(メタ)アクリロイル基を有する化合物(A)としては、例えば、水酸基および(メタ)アクリロイル基含有化合物(a1)(以下、化合物(a1)ともいう)、水酸基を有さず、かつ環状構造および(メタ)アクリロイル基を有する化合物(a2)(以下、化合物(a2)ともいう)、水酸基および環状構造を有さず、かつ(メタ)アクリロイル基を有する化合物(a3)(以下、化合物(a3)ともいう)が挙げられる。
(メタ)アクリル酸グリシジルラウリン酸エステル等の脂肪酸エステル系(メタ)アクリル酸エステル;
シクロヘキサンジメタノールモノ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジエタノールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシー3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート等の環状(メタ)アクリル酸エステル;
上記化合物(a1)に対してε−カプロラクトンの開環付加させることで分子末端に水酸基付与した(メタ)アクリル酸エステル;
上記化合物(a1)に対してエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドを繰り返し付加したアルキレンオキサイド付加(メタ)アクリル酸エステル等;の脂肪族(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。
水添ビフェノールAのジ(メタ)アクリレート、3,3−ジシクロプロピル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジメチロールジシクロペンタンジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノール(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ−1−アダマンチル(メタ)アクリレート、2−メチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート、2−エチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート、2−プロピル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート、3,5−ジヒドロキシ−1−アダマンチル(メタ)アクリレート、1,3−アダマンチルジオールジ(メタ)アクリレート、1,3,5−アダマンチルトリ(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ−1,5−アダマンチルジ(メタ)アクリレート等の脂環構造を有する(メタ)アクリレート化合物。
3,5−ジヒドロキシ−1−アダマンチル(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸エチレンオキサイド変性ジ及びトリアクリレート等のヘテロ環を有する(メタ)アクリレート化合物が挙げられる。
(メタ)アクリル酸(メタ)アリル、(メタ)アクリル酸1−ブテニル、(メタ)アクリル酸3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−イル、アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル、および(メタ)アクリル酸ビニル等の他の不飽和基を含有する(メタ)アクリル酸エステル;
(メタ)アクリル酸パーフルオロメチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロエチルエチル、および(メタ)アクリル酸2−パーフルオロヘキサデシルエチル等の(メタ)アクリル酸パーフルオロアルキルエステル;
(メタ)アクリル酸(メトキシカルボニル)メチル、(メタ)アクリル酸2−(エトキシカルボニルオキシ)ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、および(メタ)アクリル酸2−(オクチルオキシカルボニルオキシ)ブチル等のカルボニル基を1つ有する脂肪族(メタ)アクリル酸エステル;
(メタ)アクリル酸2−オキソブタノイルエチル、(メタ)アクリル酸3−オキソブタノイルプロピル、(メタ)アクリル酸2,3−ジ(オキソブタノイル)ブチル、(メタ)アクリル酸2,3−ジ(オキソブタノイル)ヘキシル等のカルボニル基を2つ有する脂肪族(メタ)アクリル酸エステル;
(メタ)アクリル酸2−メトキシエチル、(メタ)アクリル酸2−エトキシエチル、(メタ)アクリル酸2−プロポキシエチル、(メタ)アクリル酸3−プロポキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ブトキシエチル、(メタ)アクリル酸3−ブトキシエチル、および(メタ)アクリル酸4−ブトキシエチル等のアルコキシ基含有(メタ)アクリル酸エステル;
(メタ)アクリル酸のアルキレンオキサイド付加物等のアルキレンオキサイド含有(メタ)アクリル酸誘導体;
ジ(メタ)アクリル酸エチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸トリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸テトラエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸2,2−ジメチルプロピルジオール、ジ(メタ)アクリル酸ヒドロキシピバリルヒドロキシピバレート、ジ(メタ)アクリル酸2,5−ヘキサンジオール、ジ(メタ)アクリル酸1,2−オクタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、およびジ(メタ)アクリル酸2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオール等の2官能(メタ)アクリル酸エステル;
トリ(メタ)アクリル酸1,2,3−プロパントリオール、トリ(メタ)アクリル酸トリメチロールヘキサン、トリ(メタ)アクリル酸トリメチロールオクタン、およびトリ(メタ)アクリル酸1,1,1−トリスヒドロキシメチルエタン等の3官能(メタ)アクリル酸エステル;
テトラ(メタ)アクリル酸ペンタエリスリトール、テトラ(メタ)アクリル酸2,2−ビス(ヒドロキシメチル)1,3−プロパンジオール、およびヘプタ(メタ)アクリル酸ジ2,2−ビス(ヒドロキシメチル)1,3−プロパンジオールポリアルキレンオキサイド等の多官能(メタ)アクリル酸エステル;
グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート等のカチオン重合性官能基を有する(メタ)アクリレート化合物;
(メタ)アクリロニトリル、イタコンニトリル、(メタ)アクリル酸2−シアノエチル等が挙げられる。
本発明の接着剤は、重量平均分子量が500〜5000のエポキシ(メタ)アクリレート(B)を含むことで、柔軟性に優れ低温での接着力に優れた接着剤を得ることができる。
化合物(B)とは、エポキシ化合物と、カルボキシル基および水酸基の少なくとも1種を有する(メタ)アクリレート化合物との反応生成物であり、(メタ)アクリロイル基を有する化合物である。より詳しくは、エポキシ化合物中のエポキシ基と、カルボキシル基および水酸基の少なくとも1種を有する(メタ)アクリレート化合物中のカルボキシル基および/または水酸基とが反応して得ることができる。
化合物(B)はエポキシ基を有していても、有していなくてもよいが、低温での接着力が向上する点で、エポキシ基を有していないエポキシ(メタ)アクリレートであることが好ましい。
化合物(B)の合成に使用されるエポキシ化合物としては、芳香族エポキシが高温での接着力に優れる点で好ましく、ビスフェノ−ル型エポキシ化合物が、高温から低温まで幅広い温度領域において優れた接着力を有する点に優れており、より好ましい。
1.エポキシ化合物とカルボキシル基または水酸基を有する(メタ)アクリレート化合物を30〜200℃で30分〜10時間撹拌し、エポキシ化合物のエポキシ基と、(メタ)アクリレート化合物のカルボキシル基または水酸基を反応させる方法。
2.エポキシ化合物と、マレイン酸やフタル酸、トリメリット酸等のポリカルボン酸化合物を30〜200℃で30分〜10時間撹拌し、エポキシ基とカルボン酸を反応させた後、カルボン酸と水酸基を有する(メタ)アクリレート化合物をエステル反応させる方法。
3.エポキシ化合物と、オキシアルキレン化合物を30〜200℃で30分〜10時間撹拌し、エポキシ基と水酸基を反応させた後、カルボキシル基を有する(メタ)アクリレート化合物をエステル反応させる方法。
4.エポキシ化合物とオキシアルキレン変性(メタ)アクリレート化合物を反応させる方法。
合成時に(メタ)アクリレート化合物同士の反応等、副反応が少ない点で、上記1、2および4の方法が好ましい。
更に(メタ)アクリレート化合物同士の副反応を抑制するため、ハイドロキノン、メトキノン等の重合禁止剤を併用することが好ましい。
本発明の接着剤は、化合物(C)を含むことで、硬化収縮が小さくなり、接着力の優れた接着力を得ることができる。化合物(C)としては、3員環エーテルであるエポキシ基を有する化合物、4員環エーテルであるオキセタニル基を有する化合物、ビニルエーテル化合物、環状エステル化合物、環状ホルマ−ル化合物、環状カーボネート化合物および含フッ素環状化合物等が好ましい。
シクロヘキシルビニルエーテル、2−メチルシクロヘキシルビニルエーテル、シクロヘキシルメチルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル等の脂肪族環または芳香族環を有するモノアルコールのビニルエーテル;
グリセロ−ルモノビニルエーテル、1,4−ブタンジオ−ルモノビニルエーテル、1,4−ブタンジオ−ルジビニルエーテル、1,6−ヘキサンジオ−ルジビニルエーテル、ネオペンチルグリコールジビニルエーテル、ペンタエリトリト−ルジビニルエーテル、ペンタエリトリト−ルテトラビニルエーテル、トリメチロ−ルプロパンジビニルエーテル、トリメチロ−ルプロパントリビニルエーテル、1,4−ジヒドロキシシクロヘキサンモノビニルエーテル、1,4−ジヒドロキシシクロヘキサンジビニルエーテル、1,4−ジヒドロキシメチルシクロヘキサンモノビニルエーテル、1,4−ジヒドロキシメチルシクロヘキサンジビニルエーテル等の多価アルコールのモノビニルエーテルおよびポリビニルエーテル;
トリエチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルモノビニルエーテル等のポリアルキレングリコールモノジビニルエーテルおよびジビニルエーテル;
グリシジルビニルエーテル、エチレングリコールビニルエーテルメタクリレート等のその他のビニルエーテルが挙げられる。
環状カーボネートは、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等が挙げられる。
環状ホルマ−ル化合物は、例えば、ジオキソラン、ジオキサン、トリオキサン等が挙げられる。
化合物(C)は、単独または2種類以上併用できる。
光ラジカル重合開始剤(D)は、公知の化合物を使用できる。市販品を挙げると、例えば、イルガキュア−184,907,651,1700,1800,819,369,261、DAROCUR−TPO(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)、ダロキュア−1173(メルク社製)、エザキュア−KIP150、TZT(日本シイベルヘグナ−社製)、カヤキュアBMS、カヤキュアDMBI、(日本化薬製)等が挙げられる。
光カチオン重合開始剤(E)は公知の化合物を使用できる。市販品を挙げると、例えば、UVACURE1590(ダイセル・サイテック製)、CPI−110P(サンアプロ製)、などのスルホニウム塩やIRGACURE250(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)、WPI−113(和光純薬製)、Rp−2074(ローディア・ジャパン製)等のヨードニウム塩が挙げられる
本発明の接着剤は、更に重量平均分子量が5000より大きく、200000以下のエポキシ基および/または(メタ)アクリロイル基を有するアクリルポリマー(F)(以下、化合物(F)ともいう)を含むことで、柔軟性に優れ、低温での接着力に優れる点で好ましい。
化合物(F)は、前述の(メタ)アクリロイル基を有する化合物(A)の重合体であり、化合物(A)を1種類または複数種類重合して得ることができる。
エポキシ基および(メタ)アクリロイル基をアクリルポリマーへ導入する方法を、エポキシ基と(メタ)アクリロイル基で別々に説明する。
エポキシ基を有する(メタ)アクリレート化合物としては、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレートが挙げられる。
(I)水酸基、カルボキシル基およびエポキシ基からなる群から選択される1種以上の官能基を有するアクリルポリマーを得た後、水酸基、カルボキシル基およびエポキシ基からなる群から選択される1種以上の官能基と反応可能な官能基および(メタ)アクリロイルル基を有する化合物を反応する方法。
(II)1個および2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物を反応させ、(メタ)アクリロイル基の一部を残留させる方法。
(III)(メタ)アクリロイル基を有しないアクリルポリマーを得た後、(メタ)アクリロイル基を有する化合物をグラフト重合する方法。
上記方法の内、(I)の方法が、二重結合当量の制御が容易な点で好ましい。特に、エポキシ基を有する(メタ)アクリルポリマーを得た後、(メタ)アクリル酸を加え、エポキシ基とカルボキシル基を反応させ、(メタ)アクリロイル基を有するアクリルポリマーを得る製造方法が好ましい。
有機溶剤は、単独または2種類以上を併用できる。
化合物(F)は、有機溶剤を除去して使用することもできる。
さらに、カチオン重合性官能基を有する化合物(C)を有機溶剤の代わりに使用することもできる。
基材に透明フィルムを使用した場合、本発明の積層体は、光学用途に好適に使用することができる。
重量平均分子量は、測定装置として昭和電工社製GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)「ShodexGPC System−21」、カラムとして昭和電工社製shodex GPC LF−604を2本使用して、展開溶剤としてテトラヒドロフラン(THF)、流速0.6ml/分、カラム温度40℃の条件にて測定した。標準物質として重量平均分子量既知の単分散分子量のポリスチレンを使用して作成した検量線により重量平均分子量を決定した。
エポキシ当量は、JIS K 7236に従い測定した。
化合物(F)の二重結合当量は、二重結合1molあたりのアクリルポリマーの質量として、以下の式に基づいて算出した。
溶剤を除く全仕込み量(g)/{アクリル酸の量(mol)/アクリル酸1分子あたりの二重結合基の数}
[合成例1]
冷却管、撹拌装置、温度計、窒素導入管を備えた4つ口フラスコに、JER828(三菱化学社製ビスフェノール型エポキシ、商品名:JER828)200部、アクリル酸135部、N,N−ジメチルベンジルアミン0.17部、ハイドロキノン0.17部を仕込み、窒素雰囲気下140℃で3時間撹拌し、化合物(B)であるエポキシアクリレートを得た。得られた化合物(B)の重量平均分子量は、670であった。
表1に記載されたエポキシ化合物、(メタ)アクリレート化合物にそれぞれ変更した以外は、合成例1と同様にして化合物(B)をそれぞれ得た。
[合成例6]
表1に記載されたエポキシ化合物、(メタ)アクリレート化合物に変更した以外は、合成例1と同様にして化合物(B’)を得た。
冷却管、分留管、撹拌装置、温度計、窒素導入管を備えた4つ口フラスコに、JER828を200部、テレフタル酸120部、N,N−ジメチルベンジルアミン0.16部を仕込み、窒素雰囲気下160℃で3時間撹拌し、カルボキシル基を有する化合物を得た。上記フラスコ内の温度を100℃まで冷却後、ブレンマーAE400(日油社製、ポリプロピレングリコールモノアクリレート、商品名:ブレンマーAE400)880部、モノブチルスズオキサイド1.2部、ハイドロキノン0.16部を仕込み、120℃まで加熱した後、フラスコ内の圧力を3torrになるまで徐々に減圧し、脱水しながら6時間撹拌し、重量平均分子量1600の化合物(B)を得た。
<エポキシ化合物>
JER828:三菱化学社製、ビスフェノールA型エポキシ、商品名:JER828
EX212L:ナガセケミテック社製、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、低塩素タイプ、商品名:デナコールEX212L
JER1007:三菱化学社製、ビスフェノールA型エポキシ、商品名:JER1007
<(メタ)アクリレート化合物>
AE400:日油社製、ポリエチレングリコールモノアクリレート、商品名:ブレンマーAE400
AP800:日油社製、ポリプロピレングリコールモノアクリレート、商品名:ブレンマーAP800
[合成例8]
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素導入管を備えた四つ口フラスコに、メチルイソブチルケトン100部を仕込み、窒素ガスを導入しつつ攪拌しながら温度を105℃に保ち、滴下槽からグリシジルメタクリレート10部、n−ブチルアクリレート90部、過酸化ベンゾイル3部の混合物を2時間にわたって滴下した。その後、105℃に保ち1時間反応し、過酸化ベンゾイル1部を添加し、更に1時間反応させ、エポキシ基含有アクリルポリマー溶液を得た。得られたアクリルポリマー溶液を真空乾燥機で10torr、50℃の条件で48時間乾燥し、メチルイソブチルケトンを完全に除去し、化合物(F)を得た。得られた化合物(F)の重量平均分子量は33000、エポキシ当量は1600であった。
表2に記載された(メタ)アクリレート化合物および反応温度に、それぞれ変更した以外は、合成例8と同様にして化合物(F)をそれぞれ得た。得られた化合物(F)について、重量平均分子量、エポキシ当量を測定した結果を表2に示した。
<エポキシ基含有(メタ)アクリレート>
GMA:グリシジルメタクリレート
M100:3,4−エポキシシクロヘキシルメチルメタアクリレート(ダイセル社製、商品名:サイクロマーM100)
<(メタ)アクリル酸アルキルエステル>
SMA:ステアリルメタクリレート
LMA:ラウリルメタクリレート
BA:ブチルアクリレート
MMA:メチルメタクリレート
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素導入管を備えた四つ口フラスコ、メチルアクリレート90部、グリシジルメタクリレート10部、酢酸エチル100部を仕込み、窒素雰囲気下で撹拌しながら100℃まで昇温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル1部を添加して4時間重合反応を行い、エポキシ基を有するアクリル系共重合体を含む溶液を得た。上記溶液を80℃まで冷却後、ハイドロキノンを0.03部、N,N−ジメチルベンジルアミンを0.8部、アクリル酸を3部添加し、80℃で1.5時間加熱撹拌し、(メタ)アクリロイル基含有アクリルポリマー溶液を得た。得られたアクリルポリマー溶液を真空乾燥機で10torr、50℃の条件で48時間乾燥し、酢酸エチルを完全に除去し、化合物(F)を得た。得られた化合物(F)の重量平均分子量は21000、エポキシ当量は4000、二重結合当量は2498であった。
表3に記載された(メタ)アクリレート化合物にそれぞれ変更した以外は、合成例22と同様して化合物(F)をそれぞれ得た。得られた化合物(F)について、重量平均分子量、エポキシ当量、二重結合当量を測定した結果を表3に示した。
<活性エネルギー線重合性接着剤の製造例>
遮光された容量300mLのガラス瓶に、4−ヒドロキシブチルアクリレート60部、合成例3で得たエポキシアクリレート5部、セロキサイド2021P(ダイセル化学工業社製)31部、イルガキュア184(BASF社製光ラジカル重合開始剤)2部、CPI−110P(サンアプロ社製光カチオン重合開始剤)2部を加え、十分に攪拌と脱泡を行い、活性エネルギー線重合性接着剤を得た。
透明フィルムとして、富士フィルム社製の紫外線吸収剤含有ポリトリアセチルセルロース系フィルム:商品名「フジタック:80μm」(厚さ80μm)、および、日本ゼオン社製の紫外線吸収剤を含有しないポリノルボルネン系フィルム(厚さ100μm)を使用した。2枚の透明フィルムの片側の表面に300W・分/m2の放電量でコロナ処理を行った。その後1時間以内に、紫外線吸収剤含有ポリトリアセチルセルロース系フィルムのコロナ処理面上に、活性エネルギー線重合性接着剤を、ワイヤ−バ−コ−タ−を用いて、厚みが4μmとなるように塗工した。さらに紫外線吸収剤を含有しないポリノルボルネン系フィルムを重ね、紫外線吸収剤含有ポリトリアセチルセルロース系フィルムがブリキ板に接するように、四方をセロハンテ−プで、ブリキ板に固定した。
接着力は、JIS K6 854−4 接着剤−剥離接着強さ試験方法−第4部:浮動ロ−ラ−法に準拠して測定した。
即ち、得られた積層体を、25mm×150mmのサイズにカッタ−を用いて裁断して測定用サンプルとした。サンプルの紫外線吸収剤を含有しないポリノルボルネン系フィルム面に両面粘着テ−プ(ト−ヨ−ケム社製DF8712S)を貼り付け、ラミネ−タを用いて金属板上に固定させた。測定用の積層体には、透明フィルムの間に予め剥離用のキッカケを設けておき、この測定用の積層体を23℃、相対湿度50%の条件下で、300mm/分の速度、90°の角度で紫外線吸収剤含有ポリトリアセチルセルロース系フィルムを引き剥がし、接着力を測定した。
この接着力を4段階で評価した。◎、○、△の評価であれば、実用上、問題のないレベルである。
◎:剥離不可、あるいは基材破壊 (極めて良好)
○:剥離力が2.0(N/25mm)以上 (良好)
△:剥離力が1.0(N/25mm)以上2.0(N/25mm)未満 (使用可)
×:剥離力が1.0(N/25mm)未満 (使用不可)
上記室温接着力の評価方法において、23℃から60℃に温度を変更した以外は、室温接着力と同様に接着力を測定した
この接着力を4段階で評価した。◎、○、△の評価であれば、実用上、問題のないレベルである。
◎:剥離力が1.5(N/25mm)以上 (極めて良好)
○:剥離力が1.0(N/25mm)以上1.5(N/25mm)未満 (良好)
△:剥離力が0.5(N/25mm)以上1.0(N/25mm)未満 (使用可)
×:剥離力が0.5(N/25mm)未満 (使用不可)
上記室温接着力の評価方法において、23℃から0℃に温度を変更した以外は、室温接着力と同様に接着力を測定した。この接着力を4段階で評価した。◎、○、△の評価であれば、実用上、問題のないレベルである。
◎:剥離不可、あるいは基材破壊 (極めて良好)
○:剥離力が1.0(N/25mm)以上 (良好)
△:剥離力が0.5(N/25mm)以上1.0(N/25mm)未満 (使用可)
×:剥離力が0.5(N/25mm)未満 (使用不可)
表4、5、6に示す材料および組成に変更した以外は、実施例1と同様に、活性エネル
ギー線重合性接着剤および積層体をそれぞれ製造し、室温接着力、高温接着力および低温
接着力を評価した。評価結果を、表4、5、6に示す。
なお、実施例1〜3とあるのは参考例1〜3の意である。
<化合物(A)>
FA511AS:ジシクロペンテニルアクリレート、日立化成社製、商品名ファンクリル(分子量204.3)
M315:イソシアヌル酸エチレノキシド変性ジおよびトリアクリレート混合物、東亜合成社製、商品名アロニックスM315(分子量416〜422)
<化合物(C)>
2021P:3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(3,4−エポキシ)シクロヘキシルカルボキシレート、ダイセル社製、商品名セロキサイド2021P(分子量252.3)
Claims (4)
- 重量平均分子量が500より小さい(メタ)アクリロイル基を有する化合物(A)と、
重量平均分子量が500〜5000のエポキシ(メタ)アクリレート(B)と、
重量平均分子量が500より小さいカチオン重合性基を有する化合物(C)(ただし、重量平均分子量が500より小さい(メタ)アクリロイル基を有する化合物(A)を除く)と、
重量平均分子量が5000より大きく、200000以下のエポキシ基および/または(メタ)アクリロイル基を有するアクリルポリマー(F)と、
光ラジカル重合開始剤(D)と、
光カチオン重合開始剤(E)とを含む、
光学用活性エネルギー線重合性接着剤。 - 前記エポキシ(メタ)アクリレート(B)を接着剤中に1〜30質量%含む、請求項1記載の光学用活性エネルギー線重合性接着剤。
- 前記エポキシ基および/または(メタ)アクリロイル基を有するアクリルポリマー(F)を接着剤中に0.01〜5質量%含む、請求項1または2に記載の光学用活性エネルギー線重合性接着剤。
- 第一の基材と、請求項1〜3いずれか1項に記載の光学用活性エネルギー線重合性接着剤から形成された接着剤層と、第二の基材とが順次積層された光学積層体。
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