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JP6578951B2 - インクジェットインクおよびインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェットインクおよびインクジェット記録方法 Download PDF

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JP6578951B2 JP2015560049A JP2015560049A JP6578951B2 JP 6578951 B2 JP6578951 B2 JP 6578951B2 JP 2015560049 A JP2015560049 A JP 2015560049A JP 2015560049 A JP2015560049 A JP 2015560049A JP 6578951 B2 JP6578951 B2 JP 6578951B2
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Description

本発明は、インクジェットインクおよびインクジェット記録方法に関する。
インクジェット方式による画像の印刷方法は、インクの微小液滴をインクジェット記録ヘッドより吐出させ、印刷対象となる記録媒体に着弾させて行う方法である。インクジェット方式は、その機構が比較的簡便、安価で、かつ高精細で高品位な画像を形成できることが利点である。このインクジェット方式の利点を生かして、インクジェット方式により布帛へ画像形成を行う、いわゆるインクジェット捺染方法についても開発が進められている。
インクジェット捺染方法にも適用可能なインクジェットインクとしては、種々のものが知られている。例えば、分散染料と、酸価80mgKOH/g以上300mgKOH/g以下のポリマー樹脂と、シリコーン系界面活性剤としてポリエーテル変性ポリシロキサン化合物と、水溶性有機溶剤とを含むインクジェットインク(例えば特許文献1);カーボンブラックと、分散剤と、消泡剤として有機シリコーン化合物と、有機溶剤と、水とを含むインクジェットインク(例えば特許文献2);分散染料(a)と、シリコーン化合物やアセチレンジオール化合物などの2種類以上の湿潤剤(b)と、分散剤(c)と、水とを含むインクジェットインク(例えば特許文献3)などが提案されている。
このように、分散染料などの水不溶性の色材を含むインクジェットインクは、その製造過程で色材にエネルギーを加えて、色材の結晶や凝集体を粉砕またはほぐしたり、分散剤を加えたりして分散染料を分散させやすくしている(例えば特許文献4)。
特開2008−291079号公報 特開平9−31380号公報 特表2007−523986号公報 特開平8−48906号公報
しかしながら、分散染料などの水不溶性の色材を含むインクジェットインク(特に特許文献2〜4のインク)では、保存条件やインク中の添加物の影響によっては、色材粒子同士の凝集や結晶の成長などが起こり、分散安定性が低下することがあった。その理由は必ずしも明らかではないが、色材粒子の表面に分散剤で覆われていない部分があり、その部分を基点として色材粒子同士が凝集したり、染料の結晶成長が促進されたりしやすいためと考えられる。このような分散安定性の低下は、インクジェットインクの吐出安定性などの各種性能の低下を引き起こすことから、高画質な画像を得ることが困難となりやすい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、水不溶性の色材を含んでいても、分散安定性が高く、吐出安定性などの各種性能が良好なインクジェットインクを提供することを目的とする。
[1] 少なくとも水不溶性色材と、分散剤と、ポリシロキサン系化合物と、水溶性有機溶剤と、水とを含有し、前記ポリシロキサン系化合物は、下記一般式(1)で表される化合物と、一般式(2)で表される化合物の両方を含む、インクジェットインク。
Figure 0006578951
(上記一般式(1)において、
〜Rは、それぞれ独立して炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基、またはアリール基を表し;
jは、0以上の整数を表し;
kおよびlは、それぞれ独立して1以上の整数を表し;
EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基を表し、かつ[]内のEOおよびPOの順序は問わず、ランダムであってもブロックであってもよく;
mおよびnは、それぞれ独立して0以上の整数を表し、かつm+nは1以上の整数である)
Figure 0006578951
(上記一般式(2)において、
10〜R17は、それぞれ独立して炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基、またはアリール基を表し;
iは、1以上の整数を表す)
[2] 前記水不溶性色材が、分散染料である、[1]に記載のインクジェットインク。
[3] 前記一般式(1)で表される化合物と前記一般式(2)で表される化合物の合計量が、前記インクジェットインク全体に対して0.05質量%以上1質量%以下である、[1]または[2]に記載のインクジェットインク。
[4] 前記一般式(2)で表される化合物の含有量が、前記一般式(1)で表される化合物と前記一般式(2)で表される化合物の合計量に対して5質量%以上40質量%以下である、[1]〜[3]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[5] 前記一般式(1)におけるj+kと前記一般式(2)におけるiとは異なる、[1]〜[4]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[6] 前記水溶性有機溶剤が、ポリアルキレングリコール類及びグリコールエーテル類の少なくとも一方を含む、[1]〜[5]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[7] 前記分散剤が、酸価10mgKOH/g以上150mgKOH/g以下のアクリル系樹脂である、[1]〜[6]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[8] 前記分散染料は、C.I.Disperse Blue60、C.I.Disperse Red343及びDisperse Red177からなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、[2]に記載のインクジェットインク。
[9] [1]〜[8]のいずれかに記載のインクジェットインクの液滴を、インクジェット記録ヘッドから布帛に吐出する工程を含む、インクジェット記録方法。
[10] 前記布帛は、酸性の前処理が施されたポリエステル布帛である、[9]に記載のインクジェット記録方法。
本発明によれば、水不溶性の色材を含んでいても、分散安定性が高く、吐出安定性などの各種性能が良好なインクジェットインクを提供することができる。
インクジェット捺染装置の構成の一例を示す部分概略図である。
前述の通り、水不溶性の色材を含むインクは、保存条件やインク中の添加物により、色材粒子同士の凝集や結晶の成長などにより、分散安定性が低下することがあった。これに対して本発明者らは、鋭意検討した結果、水不溶性の色材を含むインクに、親水性部位を有するポリシロキサン系化合物(一般式(1)で表される化合物)と、親水性部位を有しないポリシロキサン系化合物(一般式(2)で表される化合物)とを組み合わせて添加することで、インク中での色材粒子の凝集や染料結晶の成長を効果的に抑制できることを見出した。
その理由は明らかではないが、以下のように考えられる。即ち、主鎖の長さを一定とした場合、一般式(2)で表される化合物は、一般式(1)で表される化合物よりも疎水性が高く、色材粒子の表面に吸着しやすいと考えられる。それにより、一般式(2)で表される化合物は、色材粒子の表面の分散剤で覆われていない部分を補助的に覆うことができ、色材粒子の凝集や結晶の成長を抑えることができると推測される。一方、一般式(1)で表される化合物は、一般式(2)で表される化合物よりも色材粒子の表面を覆う効果は小さいと考えられるものの、一定の親水性を有することから、インクに溶解させやすく、添加量を高めやすい。従って、一般式(1)で表される化合物と一般式(2)で表される化合物とを併用することで、インクに対する溶解性を損なうことなく、色材粒子の表面を十分に覆うことができ、色材粒子同士の凝集や結晶成長を高度に抑制しうると考えられる。本発明は、このような知見に基づきなされたものである。
即ち、本発明のインクジェットインクは、水不溶性色材と、分散剤と、ポリシロキサン系化合物と、水溶性有機溶剤と、水とを含有し;かつポリシロキサン系化合物が、一般式(1)で表される化合物と一般式(2)で表される化合物の両方を含むことが好ましい。
1.インクジェットインク
本発明のインクジェットインクは、前述の通り、少なくとも水不溶性の色材と、分散剤と、ポリシロキサン系化合物と、水溶性有機溶剤と、水とを含有する。
<水不溶性の色材について>
水不溶性の色材は、特に制限されないが、分散染料または顔料でありうる。
分散染料の例には、
C.I.Disperse Yellow:3、4、5、7、9、13、23、24、30、33、34、42、44、49、50、51、54、56、58、60、63、64、66、68、71、74、76、79、82、83、85、86、88、90、91、93、98、99、100、104、108、114、116、118、119、122、124、126、135、140、141、149、160、162、163、164、165、179、180、182、183、184、186、192、198、199、202、204、210、211、215、216、218、224、227、231、232、
C.I.Disperse Orange:1、3、5、7、11、13、17、20、21、25、29、30、31、32、33、37、38、42、43、44、45、46、47、48、49、50、53、54、55、56、57、58、59、61、66、71、73、76、78、80、89、90、91、93、96、97、119、127、130、139、142、
C.I.Disperse Red:1、4、5、7、11、12、13、15、17、27、43、44、50、52、53、54、55、56、58、59、60、65、72、73、74、75、76、78、81、82、86、88、90、91、92、93、96、103、105、106、107、108、110、111、113、117、118、121、122、126、127、128、131、132、134、135、137、143、145、146、151、152、153、154、157、159、164、167、169、177、179、181、183、184、185、188、189、190、191、192、200、201、202、203、205、206、207、210、221、224、225、227、229、239、240、257、258、277、278、279、281、288、298、302、303、310、311、312、320、324、328、337、343、
C.I.Disperse Violet:1、4、8、23、26、27、28、31、33、35、36、38、40、43、46、48、50、51、52、56、57、59、61、63、69、77、
C.I.Disperse Green9、
C.I.Disperse Brown:1、2、4、9、13、19、
C.I.Disperse Blue:3、7、9、14、16、19、20、26、27、35、43、44、54、55、56、58、60、62、64、71、72、73、75、77、79、79:1、79:2、81、82、83、87、91、93、94、95、96、102、106、108、112、113、115、118、120、122、125、128、130、139、141、142、143、146、148、149、153、154、158、165、167、171、173、174、176、181、183、185、186、187、189、197、198、200、201、205、207、211、214、224、225、257、259、267、268、270、281、284、285、287、288、291、291:1、293、295、297、301、315、330、333、373、
C.I.Disperse Black1、3、10、24、などが含まれる。なかでも、経時による染料の分散安定性をより良好に保つことができる点で、分散染料は、C.I.Disperse Blue60とC.I.Disperse Red343の少なくとも一方を含むことが好ましい。
顔料としては、従来公知の有機顔料または無機顔料を使用することができる。有機顔料の例には、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料などのアゾ顔料;フタロシアニン顔料、ペリレンおよびペリレン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサンジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロニ顔料などの多環式顔料;塩基性染料型レーキ、酸性染料型レーキなどの染料レーキ;ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック、昼光蛍光顔料などが含まれる。無機顔料の例には、カーボンブラックや酸化チタンなどが含まれる。
有機顔料の具体例には、
C.I.Pigment Yellow:1、3、12、13、14、16、17、43、55、74、81、83、109、110、120、138、
C.I.Pigment Orange1:3、16、34、43、
C.I.Pigment Red:2、5、8、12、17、22、23、41、112、114、122、123、146、148、149、150、166、170、220、238、245、258、
C.I.Pigment Violet:19、23、
C.I.Pigment Blue:15、15:1、15:3、15:5、29、
C.I.Pigment Brown22などが含まれる。
ブラック用の顔料の例には、カーボンブラックの他にC.I.Pigment Black:1、5、7などが含まれ;ホワイト用の顔料の例には、酸化チタンの他にC.I.Pigment White6などが含まれる。
これらの水不溶性色材は、水系のインクジェットインク中で安定な分散状態を保つために、色材粒子に各種の加工を施した分散体としうる。分散体は、色材粒子が水系分散媒中で安定に分散状態を維持できるものであればよく、例えば後述する分散剤(好ましくは高分子の分散樹脂)で色材粒子を分散可能に処理したものであってもよいし;色材粒子表面を化学修飾することで分散剤を用いることなく分散可能としたものであってもよい。
色材の含有量は、インク全体に対して0.3質量%以上20質量%以下とすることができ、好ましくは0.5質量%以上10質量%未満としうる。色材の含有量が一定以上であると、得られる画像濃度を高めうる。一方、色材の含有量が一定以下であると、インクの粘度が過度に上昇せず、吐出安定性が損なわれにくい。
<分散剤について>
分散剤は、水不溶性の色材を水中に分散させやすくするための分散樹脂であり、色材などを記録媒体に定着させるためのバインダー樹脂として機能するものであってもよい。
分散樹脂としては、公知の高分子分散剤などを用いることができる。なかでも、分散樹脂は、水溶性樹脂であることが好ましく、疎水性ユニットと親水性ユニットとをバランスよく有することがより好ましい。親水性ユニットはイオン性のものであることが好ましく、アニオン性のものであることがより好ましい。アニオン性の親水性ユニットは、さらに揮発可能な塩基成分で中和されていることが好ましい。
そのような水溶性樹脂としては、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂などが挙げられる。本発明におけるアクリル系樹脂とは、(メタ)アクリル酸エステルまたは(メタ)アクリル酸をモノマー成分とする樹脂であり;その例には、スチレン−アクリル系樹脂、アクリロニトリル−アクリル系樹脂、酢酸ビニル−アクリル系樹脂なども含まれる。これらのなかでも、疎水性モノマー単位と親水性モノマー単位とを有する樹脂が好ましい。
疎水性モノマーの例には、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチルなどのアクリル酸アルキルエステル(好ましくはアクリル酸C1−C12アルキルエステル);メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸グリシジル等のメタクリル酸アルキルエステル(好ましくはメタクリル酸C1−C12アルキルエステル);スチレン、α−メチルスチレン、置換スチレンなどの芳香族ビニル化合物;アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのα,β−不飽和ニトリル;酢酸ビニル、酪酸ビニル、および安息香酸ビニルなどが含まれる。なかでも、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステルおよび芳香族ビニル化合物が好ましい。疎水性モノマーは、一種類であってもよいし、二種類以上を組み合わせてもよい。
親水性モノマーの例には、アクリル酸、メタクリル酸などのα,β−不飽和酸;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和基含有ジカルボン酸またはそのモノエステル;酢酸ビニル;アクリルアミドなどが含まれる。なかでも、アクリル酸、メタクリル酸などのα,β−不飽和酸が好ましい。親水性モノマーは、一種類であってもよいし、二種類以上を組み合わせてもよい。
疎水性モノマー単位と親水性モノマー単位とを有する樹脂の具体例には、スチレン−アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−マレイン酸ハーフエステル共重合体、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体等が含まれる。市販品の例には、JONCRYL586(BASF社製)、JONCRYL67(BASF社製)、JONCRYL819(BASF社製)などのJONCRYLシリーズが含まれる。
なかでも、疎水性モノマー単位と親水性モノマー単位とを有する樹脂は、少なくとも親水性モノマー単位としてアクリル酸単位またはメタクリル酸単位を有する樹脂であることが好ましい。
分散樹脂の、アクリル酸やメタクリル酸などの酸性基含有モノマー由来の酸性基は、部分的あるいは完全に塩基成分で中和されていることが好ましい。中和塩基としては、アルカリ金属含有塩基(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)やアミン類(例えば、アンモニア、アルカノールアミン、アルキルアミン等)を用いることができる。なかでも、沸点が200℃未満のアミン類で中和されていると、画像耐久性向上の観点から好ましい。
分散樹脂の酸価は、10mgKOH/g以上300mgKOH/g以下であることが好ましく、10mgKOH/g以上150mgKOH/g以下であることがより好ましい。分散樹脂の酸価が一定以上であると、水や水溶性有機溶剤に対する高い溶解性が得られやすい。一方、分散樹脂の酸価が一定以下であると、疎水性を有する色材粒子の表面との親和性が損なわれにくい。
分散樹脂の酸価とは、分散樹脂1g中に含まれる酸性成分を中和するのに要する水酸化カリウムのミリグラム数(mgKOH/g)であり;JIS K 0070の酸価測定によって測定することができる。
JISのK0070に準拠した酸価の測定は、以下の方法で行うことができる。即ち、樹脂10gを、300mlの三角フラスコに秤量し、エタノール:ベンゼン=1:2の混合溶媒を約50ml加えて樹脂を溶解させる。次いで、この溶液を、フェノールフタレイン指示薬を用いて、予め標定された0.1mol/Lの水酸化カリウムエタノール溶液で滴定する。そして、滴定に用いた水酸化カリウムエタノール溶液の量から、下記計算式(1)で酸価(mgKOH/g)を求める。
樹脂が、エタノール:ベンゼン=1:2の混合溶媒約50mlに溶解しない場合は、エタノール50ml、あるいはエタノール/純水=1:1の混合溶媒約50mlのいずれか溶解するほうを用いて同様の滴定を行う。
計算式(1)
A=(B×f×5.611)/S
(式中、Aは樹脂の酸価(mgKOH/g)、Bは滴定に用いた0.1mol/L水酸化カリウムエタノール溶液の量(ml)、fは0.1mol/リットル水酸化カリウムエタノール溶液のファクター、Sは樹脂の質量(g)、5.611は水酸化カリウムの式量の1/10の値(56.11/10)である)
分散樹脂の重量平均分子量は、3000〜30000であることが好ましく、7000〜20000であることがより好ましい。重量平均分子量が3000以上であると、色材の分散性を高める効果が得られやすいだけでなく、インクの記録媒体に対する定着能力も高めやすい。一方、重量平均分子量(Mw)が30000以下であると、インクの粘度を過度に上昇させることがなく、吐出安定性が損なわれにくい。
分散樹脂の重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーを用いて測定することができる。測定条件は、以下の通りとしうる。
(測定条件)
溶媒 : テトラヒドロフラン
カラム : 東ソー製TSKgel G4000+2500+2000HXL
カラム温度: 40℃
注入量 : 100μl
検出器 : RI Model 504(GLサイエンス社製)
ポンプ : L6000(日立製作所(株)製)
流量 : 1.0ml/min
校正曲線 : 標準ポリスチレンSTK standard ポリスチレン(東ソー(株)製)Mw=1000000〜500迄の13のサンプルによる校正曲線を使用する。13のサンプルは、ほぼ等間隔に用いる。
分散樹脂のガラス転移温度(Tg)は、−30℃〜100℃であることが好ましく、−20℃〜80℃であることがより好ましい。
分散樹脂の具体例には、ジョンクリル67、同586、同819(以上、BASF社製、水溶性高分子化合物)、DISPERBYK-190(ビックケミー・ジャパン株式会社製)等を挙げることができる。
分散樹脂の含有量は、インク全体に対して0.5質量%以上10質量%以下であることが好ましく、1質量%以上6質量%以下であることがより好ましい。分散樹脂の含有量が一定以上であると、色材粒子の分散性を十分に高めうるだけでなく、バインダーとしても十分に機能しうる。即ち、インク着弾後の粘度上昇(流動性低下)を速やかに実現し、インク混じりなどを抑制しうる。一方、分散樹脂の含有量が一定以下であると、インクの粘度が過度に上昇することなく、吐出安定性が損なわれにくい。
色材と分散樹脂の質量比は、色材/分散樹脂が100/150〜100/15であることが好ましい。分散樹脂が一定以上であると、色材粒子を良好に分散させやすい。分散樹脂が一定以下であると、インクの粘度が増大しすぎるおそれがない。画像の耐久性と、インクの吐出安定性を高める観点などから、100/100〜100/20であることがより好ましい。
<ポリシロキサン系化合物について>
ポリシロキサン系化合物は、親水性部位を有するポリシロキサン系化合物と、親水性部位を有しないポリシロキサン系化合物とを含むことが好ましい。親水性部位を有するポリシロキサン系化合物は、好ましくはポリエーテル変性ポリシロキサン化合物であり、界面活性剤として良好に機能しうることから、より好ましくは一般式(1)で表される化合物でありうる。即ち、ポリシロキサン系化合物は、一般式(1)で表される化合物と一般式(2)で表される化合物の両方を含むことが好ましい。
Figure 0006578951
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一般式(1)のR〜Rは、それぞれ独立してアルキル基、ヒドロキシアルキル基、またはアリール基を示す。アルキル基は、炭素数1〜6のアルキル基であることが好ましく、炭素数1〜4のアルキル基であることがより好ましい。アルキル基の例には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などが含まれ、好ましくはメチル基である。
ヒドロキシアルキル基は、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基であることが好ましく、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基であることがより好ましい。ヒドロキシアルキル基の例には、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基などが含まれる。
アリール基は、炭素数6〜14のアリール基であることが好ましく、炭素数6〜10のアリール基であることがより好ましい。アリール基の例には、フェニル基、ナフチル基などが含まれ、好ましくはフェニル基である。
一般式(1)のjは、0以上の整数を示し、好ましくは0〜2の整数、より好ましくは0または1を示す。
一般式(1)のkは、1以上の整数を示し、好ましくは1〜2の整数を示す。一般式(1)のlは、1以上の整数を示し、好ましくは1〜3の整数を示す。EOは、エチレンオキシ基を示し;POは、プロピレンオキシ基を示す。EOとPOの結合順序は、一般式(1)で示される順序に限定されない。一般式(1)の[]内のEOとPOの重合形態は、ランダムであってもブロックであってもよい。例えば、m=2、n=1である場合、[]内の基は、−(EO)−(PO)−(EO)−であってもよいし、−(EO)−(PO)−であってもよいし、−(PO)−(EO)−であってもよい。一般式(1)のmおよびnは、それぞれ独立して0以上の整数であり、好ましくは1〜12の整数である。mは、より好ましくは3〜10の整数であり、nはより好ましくは0〜10の整数である。ただし、m+nは1以上の整数である。
一般式(1)で表される化合物の例には、一般式(1)において、R〜R=−CH、j=1、k=1、l=3、m=6、n=1とした化合物や、R〜R=−CH、j=0、k=1、l=3、m=5、n=0とした化合物などが含まれる。一般式(1)で表される化合物の市販品の例には、信越化学工業製のKF−351A、KF−354L、KF−355A、KF−642や、ビッグケミー社製のBYK347、BYK348などが含まれる。
一般式(1)で表される化合物の下記式で定義されるHLB値は、インクへの溶解性などの観点から、6〜14の範囲、好ましくは8〜12の範囲としうる。
HLB=0.89×(曇数A)+1.11
曇数Aは、一般式(1)で表される化合物0.5gをエタノール5mlで溶解し、25℃に保ちながら2%フェノール水溶液で滴定して求められる。液が混濁するときを終点とし、それまでに要した2%フェノール水溶液のml数を曇数Aとする。
一般式(2)のR10〜R17は、それぞれ独立して炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基、またはアリール基を示す。アルキル基、ヒドロキシアルキル基、およびアリール基は、前述の一般式(1)のR〜Rにおけるアルキル基、ヒドロキシアルキル基、およびアリール基とそれぞれ同様に定義されうる。一般式(2)のiは、1以上の整数を示し、好ましくは1〜3の整数を示す。
一般式(2)で表される化合物の例には、デカメチルテトラシロキサン、オクタメチルトリシロキサンなどが含まれる。一般式(2)で表される化合物の市販品の例には、信越化学工業製のKF−96シリーズなどが含まれる。
一般式(1)で表される化合物の主鎖の長さ(j+k)と一般式(2)で表される化合物の主鎖の長さ(i)とは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
前述の通り、主鎖の長さを一定とした場合、一般式(2)で表される化合物は、一般式(1)で表される化合物よりも疎水性が高く、色材粒子の表面に吸着しやすいと考えられる。それにより、一般式(2)で表される化合物は、色材粒子の表面のうち、分散剤で覆われていない部分を補助的に覆うことができ、色材粒子の凝集や結晶の成長を抑えることができると推測される。
一方、一般式(1)で表される化合物は、一般式(2)で表される化合物ほどではないものの、一定の色材粒子の表面を覆う効果を有する。また、一般式(1)で表される化合物は一定の親水性を有することから、インクに対する溶解性も高い。
従って、一般式(1)で表される化合物と一般式(2)で表される化合物とを併用することで、インクに対する溶解性を損なうことなく、色材粒子の凝集や結晶成長を高度に抑制しうると考えられる。
また、一般式(1)で表される化合物は、界面活性剤としても機能しうることから、インクジェットインクの表面張力を下げることができ、記録媒体への濡れ性を高めうる。
一般式(1)で表される化合物と一般式(2)で表される化合物の合計量は、インク全体に対して0.03質量%以上1.5質量%以下であることが好ましく、0.05質量%以上1質量%以下であることがより好ましく、0.1質量%以上0.9質量%以下であることがさらに好ましい。これらの化合物の合計量が一定以上であると、色材粒子同士の凝集などをより抑制できる。これらの化合物の合計量が一定以下であると、インクに対する溶解性を大きく損なうおそれがない。
一般式(2)で表される化合物の含有量は、一般式(1)で表される化合物と一般式(2)で表される化合物の合計量に対して3質量%以上90質量%以下であることが好ましく、5質量%以上40質量%以下であることがより好ましい。一般式(2)で表される化合物の含有量が一定以上であると、色材粒子の表面を十分に覆うことができ、色材粒子同士の凝集を良好に抑制しうる。一方、一般式(2)で表される化合物の含有量が一定以下であると、インクに対する溶解性やインクの表面張力の低減効果が損なわれにくい。
<水溶性有機溶剤>
水溶性有機溶剤の例には、
アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、t−ブタノール等);
多価アルコール類(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグリコール等);
アミン類(例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン等);
アミド類(例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等);
複素環類(例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、2−オキサゾリドン、1、3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等);
スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド等);
グリコールエーテル類(例えば、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル等);
1,2−アルカンジオール類(例えば、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール等)等が挙げられる。これらは、一種類で用いてもよいし、二種類以上を組み合わせて用いてもよい。
なかでも、水溶性有機溶剤は、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール類とグリコールエーテル類の少なくとも一方を含むことが好ましい。ポリアルキレングリコール類及びグリコールエーテル類は、インクの表面張力を下げて、布帛などの記録媒体への浸透性や濡れ性を高める上、インクの連続吐出の安定性も改善しうると考えられる。
水溶性有機溶剤の含有量は、インク全体に対して10質量%以上60質量%未満であることが好ましく、20質量%以上45質量%未満であることがより好ましい。水溶性有機溶剤の含有量を一定以上とすることで、インクの保湿性が高まり、インクジェットヘッドのノズル面でインクが乾燥して、吐出が不安定になるのを抑制することができる。
そのうち、グリコールエーテル類の含有量は、インク全体に対して0.5質量%以上、好ましくは1質量%以上でありうる。グリコールエーテル類の含有量は、例えば10質量%以下でありうる。グリコールエーテル類の含有量が上記の範囲であると、吐出安定性がより良好となる。
<その他成分について>
本発明のインクジェットインクは、必要に応じて界面活性剤、防腐剤、防黴剤などをさらに含有してもよい。
界面活性剤の例には、ジアルキルスルホコハク酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル類、アセチレングリコール類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー類、アルキルアミン塩類、第四級アンモニウム塩類、前述の一般式(1)または(2)で表される化合物以外のシリコーン系界面活性剤、またはフッ素系界面活性剤等が含まれる。界面活性剤の含有量は、インクの表面張力を25〜60mN/mとするように調整されることが好ましい。具体的には、インク全体に対して0.0001〜5質量%程度としうる。
防腐剤または防黴剤の例には、芳香族ハロゲン化合物(例えば、Preventol CMK)、メチレンジチオシアナート、含ハロゲン窒素硫黄化合物、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(例えば、PROXEL GXL)などが含まれる。
<インクジェットインクの物性について>
本発明のインクジェットインクの25℃における粘度は、インクの吐出安定性を得る観点から、1〜40mPa・sであることが好ましく、5〜40mPa・sであることがより好ましく、5〜20mPa・sであることがさらに好ましい。インクの粘度は、E型粘度計により、25℃、1rpmで測定することができる。
25℃におけるインクの表面張力は、いずれも25〜60mN/mであることが好ましい。表面張力が25mN/m未満である場合、布帛などの記録媒体に対するインクの濡れ性が高すぎるため、画像が滲みやすい。一方、表面張力が60mN/m超である場合、布帛などの記録媒体に対するインクの濡れ性が低下し、インクの浸透力が低下しやすい。
本発明のインクジェットインクは、任意の方法で製造でき、例えば水不溶性色材を分散剤で分散させて分散体を得る工程と、当該分散体を用いてインクを調製する工程とを経て製造されうる。一般式(1)で表される化合物と一般式(2)で表される化合物は、水不溶性色材の分散体を得る工程で添加してもよいし;当該分散体を用いてインクを調製する工程で添加してもよい。
2.インクジェット記録方法
本発明のインクジェット記録方法は、本発明のインクジェットインクの液滴を、記録ヘッドから吐出させて記録媒体上に付着させる工程と、当該記録媒体上に付着した液滴を、記録媒体に定着させる工程とを含む。
記録媒体の例には、普通紙、布帛、インクジェット専用紙、インクジェット光沢紙、ダンボール、木材、印刷本紙などのコート紙、樹脂基材(例えばポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの疎水性樹脂基材)、金属基材、ガラス基材、布帛などが含まれる。なかでも、布帛が好ましい。
布帛は、セルロース系繊維、アミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリウレタン系繊維、アクリル系繊維などを主体とするものを用いることができる。具体的には、木綿、麻、羊毛、絹、ビスコスレーヨン、キュプラレーヨン、ポリノジック、ビニロン、ナイロン、アクリル、ポリウレタン、レーヨンポリウレタン、ポリエステル、アセテート等などの繊維からなる布帛を用いることができるが、特にポリエステル系繊維を主体とする布帛を用いることが好ましい。布帛を構成する繊維は、一種類であっても、二種類以上を組み合わせてもよい。布帛を構成する糸の太さは、例えば10〜100dの範囲としうる。
例えば、記録媒体として布帛を用いる場合、本発明のインクジェット記録方法は、(1)布帛に前処理剤を付与する工程(前処理工程)と、(2)前処理剤が付与された布帛に本発明のインクジェットインクの液滴を吐出する工程(画像形成工程)と、(3)布帛に着弾した染料を繊維に定着させる工程(発色工程)とを含み;必要に応じて(4)布帛へ染着できなかった染料や前処理剤を除去する工程(洗浄工程)と、(5)洗浄された布帛を乾燥する工程(乾燥工程)とをさらに含んでもよい。
<前処理工程>
前処理工程は、布帛上でのインクの滲みを防止して鮮明な画像を得るために、予め布帛に前処理剤で処理する工程である。前処理の方法は、特に制限されず、布帛の材質やインクに適した方法を、従来公知の方法から適宜選択することができる。例えば、前処理剤を、パッド法、コーティング法、スプレー法などで布帛に付与する方法が挙げられる。前処理剤の付与量(絞り率)は、布帛の種類やその用途にもよるが、布帛の全質量に対して例えば0.2質量%〜90質量%としうる。
前処理剤は、水溶性高分子、水溶性金属塩、ポリカチオン化合物、界面活性剤および撥水剤から選ばれる少なくとも一以上、好ましくは水溶性高分子を含む。
水溶性高分子は、天然水溶性高分子または合成水溶性高分子でありうる。天然水溶性高分子の例には、トウモロコシ、小麦等のデンプン類、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチセルロースなどのセルロース誘導体;アルギン酸ナトリウム、グアーガム、タマリンドガム、ローカストビーンガム、アラビアゴムなどの多糖類;ゼラチン、カゼイン、ケラチン等の蛋白質物質などが含まれる。合成水溶性高分子の例には、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アクリル酸系ポリマーなどが含まれる。
水溶性金属塩の例には、アルカリ金属またはアルカリ土類金属などの無機塩または有機酸塩などが含まれる。ポリカチオン化合物の例には、各種の4級アンモニウム塩のポリマーまたはオリゴマー、ポリアミン塩などが含まれる。水溶性金属塩およびポリカチオン化合物のなかには、布帛の色調を変化させたり、耐光堅牢度を低下させたりするものがあるため、布帛の種類に応じて選択することが好ましい。
界面活性剤の例には、アニオン系、カチオン系、両性、ノニオン系のものが含まれる。アニオン系界面活性剤の例には、高級アルコール硫酸エステル塩、ナフタレン誘導体のスルホン酸塩などが含まれ;カチオン系界面活性剤の例には、第4級アンモニウム塩などが含まれ;両性界面活性剤の例には、イミダゾリン誘導体などが含まれ;ノニオン系界面活性剤の例には、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンプロピレンブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物などが含まれる。
撥水剤の例には、シリコン系撥水剤、フッ素系撥水剤およびワックス系撥水剤が含まれる。
これらの水溶性高分子や界面活性剤は、画像形成後、高温で発色させる際に、タール化などの汚れを生じさせないために、高温環境下でも安定なものであることが好ましい。また、水溶性高分子や界面活性剤は、画像形成後、高温で発色させた後の洗浄処理で、布帛から取り除きやすいものであることが好ましい。
前処理剤は、pH調整剤をさらに含むことが好ましい。pH調整剤は、酸であることが好ましく、その具体例にはクエン酸、リンゴ酸、酒石酸などが含まれる。前処理剤にpH調整剤として酸を添加することで、より高濃度で鮮明な画像を形成できる。
前処理剤は、必要に応じて還元防止剤、キレート剤、防腐剤、柔軟剤などの任意成分をさらに含有してもよい。還元防止剤の例には、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウムなどが含まれる。キレート剤の例には、アミノポリカルボン酸塩、ヒドロキシカルボン酸塩、ポリカルボン酸塩、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸などが含まれる。防腐剤は、インクの防腐剤として例示した防腐剤であってもよく、また同一であってもよい。
<画像形成工程>
画像形成工程は、インクジェット記録ヘッドから本発明のインクジェットインクの液滴を布帛に向けて吐出して、発色前の画像を形成する工程である。複数のインクジェット記録ヘッドを搭載するヘッドキャリッジに対して、布帛を相対移動させながら、インク液滴を吐出して、布帛に着弾させる。なお、前記各色のインク液滴は、別々に吐出しても、同時に吐出してもよい。発色前画像の滲みを抑制するなどの観点から、必要に応じて画像形成時に布帛を加熱してもよい。
本発明のインクジェットインクは、前述の通り、一般式(1)で表される化合物と一般式(2)で表される化合物の両方を含むことから、分散染料などの水不溶性の色材を安定に分散させうる。それにより、本発明のインクジェットインクは、高い保存安定性を有し、良好な吐出安定性を有しうる。
<発色工程>
発色工程は、布帛中に十分に染着されていない発色反応前の画像中の染料を、布帛に染着させてインク本来の色相を発色させる工程である。その方法は、従来公知の方法でよく、例えば、スチーミング法、HTスチーミング法、HPスチーミング法、サーモフィクス法、アルカリパッドスチーム法、アルカリブロッチスチーム法、アルカリショック法、またはアルカリコールドフィックス法等が含まれ、捺染インクや布帛などにより適宜選択される。例えば、ポリエステル系繊維は、HTスチーマーで高温の蒸気を当てる場合は160〜180℃で5〜10分処理されることが好ましく;HPスチーマーで高圧の蒸気の当てる場合は130〜140℃で約30分間処理されることが好ましい。セルロース系繊維は、95〜105℃で、5〜15分間処理されることが好ましく;絹や羊毛等のアミド系繊維は、95〜105℃で、20〜40分間処理されることが好ましい。なお、発色反応前の画像が形成された布帛は直ちに発色されてもよく、時間が経過してから発色されてもよい。
<洗浄工程>
洗浄工程は、布帛の発色工程後に布帛へ染着できなかった染料や前処理剤を除去する工程である。洗浄方法は、従来公知の水洗法やソーピング法等を用いることができ、インクジェットインクや布帛などの種類により適宜選択される。例えば、ポリエステル系繊維を主体とする布帛は、一般的には苛性ソーダ、界面活性剤およびハイドロサルファイトの混合液で洗浄処理されうる。
<乾燥工程>
乾燥工程は、前記洗浄工程の後に行われ、洗浄された布帛を乾燥させる工程である。乾燥方法は特に限定されないが、洗浄された布帛を絞ったり、干したり、または乾燥機(ヒートロール、アイロン等)を使用して乾燥させる。
<インクジェット記録装置>
以下において、図面を参照しながら前処理工程と画像形成工程を行う装置について説明するが、本発明のインクジェット記録方法に用いられるインクジェット記録装置は、これに限定されない。
図1は、インクジェット記録装置の構成の一例を示す部分概略図である。インクジェット記録装置は、布帛を搬送する搬送手段2と、布帛にインクジェットインクを吐出する複数のインクジェット記録ヘッド(不図示)を搭載するヘッドキャリッジ5と、布帛に温風を付与する温風付与手段6とを有する。
搬送手段2は、粘着性ベルト21と、サポートローラ22と、搬送ローラ23と、ニップローラ24とを備えている。粘着性ベルト21は、サポートローラ22と搬送ローラ23とに保持され、サポートローラ22と搬送ローラ23との間を周回している。ニップローラ24は、粘着性ベルト21を介して、搬送ローラ23に対向して配置されている。
温風付与手段6とヘッドキャリッジ5は、布帛Pの上方に配置される。温風付与手段6は、内部にファン6Aおよび発熱体6Bを備えており、温度制御できるようになっている。ヘッドキャリッジ5に搭載されるインクジェット記録ヘッドは、特に制限はなく、サーマル型、ピエゾ型のいずれであってもよい。インクジェット記録ヘッドのノズル径は、10〜100μmであることが好ましく、10〜50μmであることがより好ましい。ノズル径が10μm未満の場合は不溶物によるノズル目詰まりが生じやすいためである。一方、100μm超の場合は、形成画像の鮮鋭性が低くなるためである。また、吐出するインク液滴サイズは、4〜150plであることが好ましく、5〜80plであることがより好ましい。インク液滴サイズが4pl未満の場合は、吐出されたインク液滴がヘッド近傍の気流の影響を受けやすいためである。一方、150pl超の場合は、形成画像の粒状感が目立つためである。
本発明に適用可能なインクジェット記録装置は、設定された画像形成条件に従って、各色インクの吐出を制御するインク制御部(不図示)を備えていてもよい。
搬送ローラ23が駆動すると、粘着性ベルト21の上面に配置された布帛Pがニップローラ24下面に搬送される。布帛Pは、粘着性ベルト21とニップローラ24により加圧されて、粘着性ベルト21に固定される。粘着性ベルト21に固定された布帛Pは、ヘッドキャリッジ5の下方に搬送される。ヘッドキャリッジ5に搭載される複数のインクジェット記録ヘッドは、本発明のインクジェットインクのインク液滴を吐出し、前処理剤が付与された布帛の一定領域(着弾可能領域)に着弾させ、画像を形成する。次いで、温風付与手段6から温度制御可能な風または温風を吹き付けて、布帛Pに形成された画像を乾燥させる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<インク材料>
(水不溶性色材)
顔料
I:C.I ピグメントブルー 15:3
分散染料
II:DB165(Disperse Blue 165)
DB60(Disperse Blue 60)
DR343(Disperse Red 343)
(分散剤)
J586:JONCRYL586(BASF社製、酸価108mgKOH/g、重量平均分子量4600、Tg60℃)
J67:JONCRYL67(BASF社製、酸価213mgKOH/g、重量平均分子量12500、Tg73℃)
J819:JONCRYL819(BASF社製、酸価75mgKOH/g、重量平均分子量14500、Tg57℃)
BYK−190:DISPERBYK−190(ビックケミー・ジャパン株式会社製、酸価10mgKOH/g)
F−68:プルロニックF−68(株式会社アデカ製、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリコール(160/30)共重合体、酸価0mgKOH/g)
分散剤の酸価と重量平均分子量は、それぞれ以下の方法で測定した。
(酸価)
酸価は、JISのK0070に準拠して、以下の方法で測定した。
樹脂10gを、300mlの三角フラスコに秤量し、エタノール:ベンゼン=1:2の混合溶媒を約50ml加えて樹脂を溶解させた。次いで、この溶液を、フェノールフタレイン指示薬を用いて、予め標定された0.1mol/Lの水酸化カリウムエタノール溶液で滴定した。そして、滴定に用いた水酸化カリウムエタノール溶液の量から、下記計算式(1)で酸価(mgKOH/g)を求めた。
計算式(1)
A=(B×f×5.611)/S
(式中、Aは樹脂の酸価(mgKOH/g)、Bは滴定に用いた0.1mol/L水酸化カリウムエタノール溶液の量(ml)、fは0.1mol/リットル水酸化カリウムエタノール溶液のファクター、Sは樹脂の質量(g)、5.611は水酸化カリウムの式量の1/10の値(56.11/10)である)
(重量平均分子量)
重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーを用いて測定した。測定条件は以下の通りとした。
(測定条件)
溶媒 : テトラヒドロフラン
カラム : 東ソー製TSKgel G4000+2500+2000HXL
カラム温度: 40℃
注入量 : 100μl
検出器 : RI Model 504(GLサイエンス社製)
ポンプ : L6000(日立製作所(株)製)
流量 : 1.0ml/min
校正曲線 : 標準ポリスチレンSTK standard ポリスチレン(東ソー(株)製)Mw=1000000〜500迄の13のサンプルによる校正曲線を使用した。13のサンプルは、ほぼ等間隔に用いた。
(一般式(1)で表される化合物)
化合物A:一般式(1)においてR〜R=−CH、j=1、k=1、l=3、m=6、n=1とした化合物
化合物B:一般式(1)においてR〜R=−CH、j=0、k=1、l=3、m=5、n=0とした化合物
(一般式(2)で表される化合物)
化合物a:一般式(2)においてR10〜R17=−CH、i=2とした化合物
化合物b:一般式(2)においてR10〜R17=−CH、i=1とした化合物
(水溶性有機溶剤)
EG:エチレングリコール
PEG#600:ポリエチレングリコール
DPG:ジプロピレングリコール
Gly:グリセリン
2PDN:2−ピロリドン
DPGME:ジプロピレングリコールモノメチルエーテル
DPGPE:ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル
(水)
イオン交換水
<インクの調製>
(分散液1の調製)
イオン交換水78.5質量部に、JONCRYL586(BASF社製、酸価108mgKOH/g)を20質量部、水酸化ナトリウムを1.5質量部加え、60℃に加熱しながら攪拌し、JONCRYL586のナトリウム中和品の20質量%の分散剤水溶液を得た。この分散剤水溶液30質量部を、イオン交換水35質量部に加え、さらにエチレングリコール10質量部とグリセリン5質量部を添加し、混合した。得られた溶液に、C.I ピグメントブルー15:3を20質量部添加し、プレミックスした後、0.5mmジルコニアビーズを体積率で50%充填したサンドグラインダーを用いて分散させて、顔料固形分20質量%の分散液1を得た。
(分散液2の調製)
前述と同様にして、JONCRYL586のナトリウム中和品の20質量%の分散剤水溶液を調製し、さらに水不溶性色材をDisperse Blue 165に変更した以外は分散液1と同様にして、染料固形分20%の分散液2を調製した。
(分散液3の調製)
JONCRYL586のナトリウム中和品の20質量%の分散剤水溶液を調製し、さらに水不溶性色材をDisperse Red 177に変更した以外は分散液1と同様にして、染料固形分20%の分散液3を調製した。
(実施例1)
インク1の調製
上記調製した分散液1を30質量部(顔料固形分で6質量部)、一般式(1)で表される化合物として化合物Aを0.8質量部、一般式(2)で表される化合物として化合物aを0.6質量部、防黴剤としてプロキセルGXL(ゼネカ製)を0.2質量部、水溶性有機溶剤としてエチレングリコールとグリセリンを、分散液1に含まれる分と合わせてそれぞれ10質量部となるように添加し、全体が100質量部となるようにイオン交換水をさらに加えて、攪拌した。得られた溶液を1μmのフィルターでろ過して、インク1を得た。
(実施例2〜16、比較例1〜2)
インク2〜18の調製
水不溶性色材の種類(分散液の種類)、一般式(1)、(2)で表される化合物の種類および添加量、水溶性有機溶剤の種類および添加量の少なくとも一以上を表1に示されるように変更した以外は実施例1と同様にしてインク2〜18を調製した。なお、各実施例および比較例において、表1には示さないが、防黴剤であるプロキセルGXLをすべてのインクに0.2質量部添加した。
調製したインクの組成を表1に示す。
Figure 0006578951
得られたインクの、保存安定性および吐出安定性を、以下の方法で評価した。
(保存安定性)
作製した各インクを40℃にて4週間保存した。その後、インクをイオン交換水で60000倍に希釈し、PETフィルム上に滴下して乾燥させた後、乾燥後のインク滴を電子顕微鏡(SEM)で観察した。加熱保存前のインクについても同様の観察を行い、加熱保存後のインクと比較した。そして、インクの保存安定性を、以下の基準で評価した。
○:色材粒子の変化が全く無い
△:色材粒子の変化が僅かに有る
×:色材粒子の変化が有る
(吐出安定性)
ノズル口径22μm、ノズル数512、最小液適量14pl、ノズル密度180dpi(なお、dpiは2.54cm当たりのドット数を表す)のヘッドを搭載したプリンター(コニカミノルタ社製、ナッセンジャーVII)にて、プリントした画像から、サテライトやオープンタイム等の吐出安定性の評価を行った。
1)サテライト
上記インクジェットプリンターを用いて、ポリエステル布にA4サイズのベタ画像を印字し、画像の端部を目視と拡大観察をして、サテライトの評価を行った。サテライトは、インクを吐出した際、液滴が分断し、主液滴の後方を飛翔する微細な液滴(しぶき)を意味する。この液滴により画像の境界部が汚染されることがある。
◎:画像の端部にサテライトによる汚染が見られない
○:画像の端部にサテライトによる汚染が僅かに見られるが殆ど気にならない
△:画像の端部にサテライトによる汚染が少し見られる
×:画像の端部にサテライトによる汚染が見られ、先鋭性に欠ける
2)オープンタイム
上記インクジェットプリンターを用いて、全ノズルから1分間連続に吐出を行った後、全ノズルからの吐出を一斉に停止し、決められた時間が経過した後に、再び全ノズルから連続出射を行った。この操作を、25℃40%RHの環境下にて行い、かつ停止時間を15分単位で長くしながら繰り返した。そして、全ノズル欠がなく、安定に出射できる最長の停止時間をオープンタイムとした。そして、下記の基準に従ってオープンタイム適性を評価した。
◎:オープンタイムが24時間以上である
○:オープンタイムが3時間以上、24時間未満である
△:オープンタイムが15分以上、3時間未満である
×:オープンタイムが15分未満である
インクの評価結果を表2に示す。
Figure 0006578951
一般式(1)で表される化合物と一般式(2)で表される化合物の両方を含む実施例1〜16のインクは、一般式(1)で表される化合物と一般式(2)で表される化合物のいずれか一方のみを含む比較例1〜2のインクよりも、良好な保存安定性と吐出安定性を有することがわかる。
特に、一般式(1)で表される化合物と一般式(2)で表される化合物の合計量が所定の範囲に調整された実施例9〜16のインクは、実施例1〜8のインクよりもオープンタイムが良好であることがわかる。さらに、一般式(2)で表される化合物の割合が所定の範囲に調整された実施例11〜16のインクは、オープンタイムだけでなくサテライトも良好となり、高い吐出安定性を有することがわかる。
(実施例17)
分散液4の調製
分散液1の調製方法と同様にして、イオン交換水77質量部に、分散剤としてJONCRYL67(BASF社製、酸価213mgKOH/g)を20質量部、水酸化ナトリウムを3.0質量部加え、60℃に加熱しながら攪拌し、JONCRYL67のナトリウム中和品の20質量%の分散剤水溶液を得た。この分散剤水溶液30質量部をイオン交換水35質量部に加え、さらにエチレングリコール10質量部とグリセリン5質量部とを加えて混合した。この溶液にDisperse Blue 60を20質量部添加してプレミックスした後、0.5mmジルコニアビーズを体積率で50%充填したサンドグラインダーを用いて分散し、染料固形分20%の分散液4を得た。
インク19の調製
得られた分散液4を用いて、実施例1のインク1の調製方法と同様にして、水不溶性色材のインク中の含有量が6質量部(固形分)、一般式(1)で表される化合物として化合物Aが0.14質量部、一般式(2)で表される化合物として化合物aが0.06質量部、防黴剤としてプロキセルGXL(ゼネカ製)が0.2質量部、水溶性有機溶剤として分散液4に含まれる分を合わせてエチレングリコール30質量部、グリセリン10質量部となるように添加し、全体で100質量部となるようにイオン交換水をさらに加えて攪拌した。得られた溶液を1μmのフィルターでろ過してインク19を得た。
(実施例18)
分散液5の調製
分散剤としてプルロニックF−68(株式会社アデカ製、酸価0mgKOH/g)6質量部をイオン交換水59質量部に加え、さらにエチレングリコール10質量部とグリセリン5質量部を加えて混合した。この溶液に、Disperse Blue 60を20質量部添加し、プレミックスした後、0.5mmジルコニアビーズを体積率で50%充填したサンドグラインダーを用いて分散し、染料固形分20%の分散液5を得た。
インク20の調製
得られた分散液5を用いて、実施例17と同様にしてインク20を調製した。
(実施例19)
インク21の調製
前述の分散液4を用いて、表3に示されるインク組成とした以外は実施例17と同様にしてインク21を調製した。
(実施例20)
分散液6の調製
水不溶性色材をDisperse Red 343に変更した以外は分散剤4の調製方法と同様にして、染料固形分20%の分散液6を調製した。
インク22の調製
得られた分散液6を用いた以外は実施例17と同様にしてインク22を調製した。
(実施例21)
分散液7の調製
分散剤として、DISPERBYK−190(ビックケミー・ジャパン株式会社製、酸価10mgKOH/g、固形分40質量%)15質量部をイオン交換水50質量部に加え、さらにエチレングリコール10質量部とグリセリン5質量部を加え、混合した。この溶液に、Disperse Blue 60を20質量部添加し、プレミックスした後、0.5mmジルコニアビーズを体積率で50%充填したサンドグラインダーを用いて分散し、染料固形分20%の分散液7を得た。
インク23の調製
得られた分散剤7を用いて、表3に示されるインク組成とした以外は実施例17と同様にしてインク23を調製した。
(実施例22)
分散液8の調製
分散液1の調製方法と同様にして、イオン交換水79質量部に分散剤としてJONCRYL819(BASF社製、酸価75mgKOH/g)を20質量部、水酸化ナトリウム1.0質量部加え、60℃に加熱しながら攪拌し、JONCRYL819のナトリウム中和品の20質量%の分散剤水溶液を得た。この分散剤水溶液30質量部をイオン交換水35質量部に加え、これにエチレングリコール10質量部とグリセリン5質量部をさらに加えて混合した。この溶液にDisperse Red 343を20質量部添加し、プレミックスした後、0.5mmジルコニアビーズを体積率で50%充填したサンドグラインダーを用いて分散し、染料固形分20%の分散液8を得た。
インク24の調製
得られた分散液8を用いて、表3に示されるインク組成とした以外は実施例17と同様にしてインク24を調製した。
(実施例23)
分散液9の調製
水不溶性色材をDisperse Red 343に変更した以外は分散液1と同様にして、染料固形分20%の分散液9を調製した。
インク25の調製
得られた分散液9を用いて、表3に示されるインク組成とした以外は実施例17と同様にしてインク25を調製した。
(比較例3)
分散液10の調製
水不溶性色材をDisperse Blue 60に変更した以外は分散液1と同様にして、染料固形分20%の分散液10を調製した。
インク26の調製
得られた分散液10を用いて、表3に示されるインク組成とした以外は実施例17と同様にしてインク26を調製した。
(比較例4)
インク27の調製
前述の分散液9を用いて、表3に示されるインク組成とした以外は実施例17と同様にしてインク27を調製した。
調製したインクの組成を表3に示す。
Figure 0006578951
得られたインクの連続吐出性および画像濃度を、以下の方法で評価した。
(連続吐出性)
<前処理工程>
まず、ポリエステル布帛を用意し、下記の前処理剤を、絞り率(または付着量)が80質量%となるように施した後、60℃で乾燥させた。前処理剤は、アルギン酸ナトリウムを2.5質量%(株式会社キミカ製 アルギテックスLL)、クエン酸を0.2質量%、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウムを0.5質量%およびイオン交換水を96.8質量%を含むものを用いた。
<画像形成工程>
前述と同様に、インクジェットプリンターとして、ナッセンジャーVII(コニカミノルタ社製)を用いて、前処理したポリエステル布帛に1時間連続して、A4サイズのベタ画像を印刷した。その印刷が終了した後に、ノズルチェックパターンを印刷し、ノズル欠の個数を確認し、下記の基準に従って評価した。
◎:ノズル欠なし
○:ノズル欠1個
△:ノズル欠2〜5個
×:ノズル欠が6個以上
(色むらの評価)
連続吐出性の評価で得られた各ベタ画像を、HTスチーマーHT−3型(辻井染機工業製)にて、175℃で7分間スチーミングを行った後(発色工程);80℃での還元洗浄を含む洗浄を行い(洗浄工程)、乾燥させた。得られたベタ画像を目視観察し、以下の基準に基づいて色むらを評価した。
◎:鮮明で深みのある画像である
○:やや鮮明さに欠けるが深みのある画像である
△:鮮明さと深みにやや欠ける画像である
×:不鮮明で深みがなく、全体的に白みがかった画像である
インクの評価結果を表4に示す。
Figure 0006578951
一般式(1)で表される化合物と一般式(2)で表される化合物の両方を含む実施例17〜23のインクは、一般式(1)で表される化合物と一般式(2)で表される化合物のいずれか一方のみを含む比較例3〜4のインクよりも、良好な連続吐出性を有し、かつ画像の色むらが抑制されることがわかる。
また、グリコールエーテル類を含む実施例19〜23のインクは、グリコールエーテル類を含まない実施例17〜18のインクよりも連続吐出性が高いことがわかる。さらに、酸価が所定の範囲にある分散剤を含む実施例21〜23のインクは、酸価が調整されていない分散剤を含む実施例17〜20のインクよりも画像の色むらがより抑制されることがわかる。
本出願は、2014年1月30日出願の特願2014−015502に基づく優先権を主張する。当該出願明細書および図面に記載された内容は、すべて本願明細書に援用される。
本発明によれば、水不溶性の色材を含んでいても、分散安定性が高く、吐出安定性などの各種性能が良好なインクジェットインクを提供することができる。
P 布帛
2 搬送手段
5 ヘッドキャリッジ
6 温風付与手段
6A ファン
6B 発熱体
21 粘着性ベルト
22 サポートローラ
23 搬送ローラ
24 ニップローラ

Claims (8)

  1. 少なくとも水不溶性色材と、酸価が75〜150mg/KOHの分散剤と、ポリシロキサン系化合物と、水溶性有機溶剤と、水とを含有し、
    前記ポリシロキサン系化合物は、下記一般式(1)で表される化合物と、一般式(2)で表される化合物の両方を含み、
    前記一般式(2)で表される化合物の含有量が、前記一般式(1)で表される化合物と前記一般式(2)で表される化合物の合計量に対して28.6質量%以上66.7質量%以下である、インクジェットインク。
    Figure 0006578951
    (上記一般式(1)において、
    〜Rは、それぞれ独立して炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基、またはアリール基を表し;
    jは、0以上の整数を表し;
    kおよびlは、それぞれ独立して1以上の整数を表し;
    EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基を表し、かつ[]内のEOおよびPOの順序は問わず、ランダムであってもブロックであってもよく;
    mおよびnは、それぞれ独立して0以上の整数を表し、かつm+nは1以上の整数である)
    Figure 0006578951
    (上記一般式(2)において、
    10〜R17は、それぞれ独立して炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基、またはアリール基を表し;
    iは、1以上の整数を表す)
  2. 前記水不溶性色材が、分散染料である、請求項1に記載のインクジェットインク。
  3. 前記一般式(1)で表される化合物と前記一般式(2)で表される化合物の合計量が、前記インクジェットインク全体に対して0.05質量%以上1質量%以下である、請求項1または2に記載のインクジェットインク。
  4. 前記一般式(1)におけるj+kと前記一般式(2)におけるiとは異なる、請求項1〜のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
  5. 前記水溶性有機溶剤が、ポリアルキレングリコール類及びグリコールエーテル類の少なくとも一方を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
  6. 前記分散染料は、C.I.Disperse Blue60、C.I.Disperse Red343及びDisperse Red177からなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、請求項2に記載のインクジェットインク。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載のインクジェットインクの液滴を、インクジェット記録ヘッドから布帛に吐出する工程を含む、インクジェット記録方法。
  8. 前記布帛は、酸性の前処理が施されたポリエステル布帛である、請求項に記載のインクジェット記録方法。
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