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JP6575141B2 - レジストパターン形成方法および現像条件の決定方法 - Google Patents

レジストパターン形成方法および現像条件の決定方法 Download PDF

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JP6575141B2 JP2015104760A JP2015104760A JP6575141B2 JP 6575141 B2 JP6575141 B2 JP 6575141B2 JP 2015104760 A JP2015104760 A JP 2015104760A JP 2015104760 A JP2015104760 A JP 2015104760A JP 6575141 B2 JP6575141 B2 JP 6575141B2
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Description

本発明は、レジストパターン形成方法および現像条件の決定方法に関するものである。
従来、半導体製造等の分野において、電子線などの電離放射線や紫外線などの短波長の光(以下、電離放射線と短波長の光とを合わせて「電離放射線等」と称することがある。)の照射により主鎖が切断されて現像液に対する溶解性が増大する重合体が、主鎖切断型のポジ型レジストとして使用されている。
そして、例えば特許文献1には、高感度な主鎖切断型のポジ型レジストとして、α−メチルスチレン単位とα−クロロアクリル酸メチル単位とを含有するα−メチルスチレン・α−クロロアクリル酸メチル共重合体よりなるポジ型レジストが開示されている。
特公平8−3636号公報
ここで、主鎖切断型のポジ型レジストにおいては、パターニングの際の効率を高め、かつ得られるレジストパターンを微細化して解像度を向上させることが求められる。より具体的には、パターニング効率向上の観点からは、レジストには、より低い照射量で主鎖が切断されて現像液に対する溶解性が増大する(感度を高める)ことが求められている。一方で、より微細で解像度の高いレジストパターン形成を可能とする観点からは、レジストには、照射量が特定量に至らなければ現像液に溶解せず、特定量に至った時点で速やかに主鎖が切断され現像液に溶解される特性を有すること、すなわち電離放射線等の照射量の常用対数と、現像後のレジストの残膜厚との関係を示す感度曲線の傾きの大きさを表すγ値を高めることが求められている。
これに対し、ポジ型レジストを構成する重合体の性状を変更したり、現像条件を厳しくしたりすることで、低照射量でのパターニングを達成する手法が挙げられる。しかしながら、重合体の分子量を低下させたり、現像液の種類や現像時間を変更することにより溶解性を高めたりした場合は、低照射量でのパターニングは可能となる一方、照射量が特定量に至らずともレジストが現像液に溶解してγ値が低下してしまうと考えられる(すなわち、感度とγ値はトレードオフの関係にある)。
そのため、主鎖切断型のポジ型レジストを用いたレジストパターンの形成においては、低照射量で、高解像度のレジストパターンを形成し得るようにすることが求められていた。
本発明者は、低照射量で高解像度のレジストパターンを良好に形成することを目的として、鋭意検討を行った。そして、本発明者は、意外なことに、主鎖切断型のポジ型レジストを用いたレジストパターンの形成において、γ値を維持または向上させつつ、感度を向上させることができる範囲(すなわち、上述のトレードオフの問題が生じない範囲)が存在することを見出し、本発明を完成させた。
即ち、この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、本発明のレジストパターン形成方法は、α−メチルスチレン単位と、α−クロロアクリル酸メチル単位とを含有する重合体および溶剤を含むポジ型レジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜を露光する工程と、前記露光されたレジスト膜を現像する工程と、を含み、前記現像を、Ethが65μC/cm2以下、且つ照射量が0.20Ethでの残膜率が0.99以上となる条件で行うことを特徴とする。α−メチルスチレン単位と、α−クロロアクリル酸メチル単位とを含有する重合体よりなるポジ型レジストを用いたレジストパターンの形成において、上述した条件で現像を行えば、低照射量で高解像度のレジストパターンを良好に形成することができる。
なお、本発明において、「Eth」は、レジストの感度を表す指標であり、電離放射線等を照射して現像液に溶解させたレジストの残膜率を概ね0とすることが可能な、電離放射線等の総照射量の目安となる。また「照射量が0.20Ethでの残膜率」とは、Ethに0.20を乗じた照射量、すなわちEthの20%の照射量におけるレジスト膜の残膜率(0≦残膜率≦1.00)を意味する。そして、「Eth」および「照射量が0.20Ethでの残膜率」は、何れも本明細書の実施例に記載の方法を用いて算出される。
ここで、本発明のレジストパターン形成方法は、前記現像を、照射量が0.50Ethでの残膜率が0.95以上となる条件で行うことが好ましい。照射量が0.50Ethでの残膜率が0.95以上となる条件で現像を行えば、γ値を更に高めて、レジストパターンの解像度を一層向上させることができるからである。
なお、「照射量が0.50Ethでの残膜率」とは、Ethに0.50を乗じた照射量、すなわちEthの50%の照射量におけるレジスト膜の残膜率を意味し、本明細書の実施例に記載の方法を用いて算出される。
そして、本発明のレジストパターン形成方法は、前記現像を、Ethが50μC/cm2以上60μC/cm2以下となる条件で行うことが好ましい。Ethが上述の範囲内となる条件で現像を行えば、感度をより高めつつ、γ値を更に高めてレジストパターンの解像度を一層向上させることができるからである。
更に、本発明のレジストパターン形成方法は、前記重合体の重量平均分子量(Mw)が30000以上100000以下であり、そして前記現像を、酢酸アミルを90質量%以上含有する現像液を用いて、現像時間2分以上5分以下で行うことが好ましい。上述の重量平均分子量を有するα−メチルスチレン・α−クロロアクリル酸メチル共重合体よりなるポジ型レジストを用い、且つ上述の現像液および現像時間を採用して現像を行えば、感度をより高めつつ、γ値を更に高めてレジストパターンの解像度を一層向上させることができるからである。
なお、本発明において、「重量平均分子量(Mw)」は、ゲル浸透クロマトグラフィーを用いて測定することができる。
また、この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、本発明の現像条件の決定方法は、α−メチルスチレン単位と、α−クロロアクリル酸メチル単位とを含有する重合体を含んでなるポジ型レジスト組成物を用いたレジストパターン形成における現像条件の決定方法であって、感度曲線を作成して、Ethが65μC/cm2以下、且つ照射量が0.20Ethでの残膜率が0.99以上となる条件を求めることを特徴とする。Ethが65μC/cm2以下、且つ照射量が0.20Ethでの残膜率が0.99以上となる条件で現像を行えば、低照射量で高解像度のレジストパターンを良好に形成することができる。
本発明のレジストパターン形成方法によれば、低照射量で高解像度のレジストパターンを良好に形成することができる。
また、本発明の現像条件の決定方法によれば、低照射量で高解像度のレジストパターンを良好に形成しうる現像条件を決定することができる。
比較例1−1および実施例3−4の重合体、現像条件を採用して得られるレジストパターンを、それぞれ走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて斜め上方向から撮影した写真(倍率:10万倍)である。 比較例1−1および実施例3−4の重合体、現像条件を採用して得られるレジストパターンを、それぞれSEMを用いて直上方向から撮影した写真(倍率:10万倍)である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
ここで、本発明のレジストパターン形成方法は、電子線などの電離放射線や紫外線などの短波長の光の照射により主鎖が切断されて低分子量化する、主鎖切断型のポジ型レジストを使用するレジストパターンの形成方法であり、例えばビルドアップ基板などのプリント基板を製造する際などに好適に用いることができる。また、本発明の現像条件の決定方法は、本発明のレジストパターン形成方法における現像条件を決定する際に用いることができる。
(レジストパターンの形成方法)
本発明のレジストパターン形成方法は、レジスト膜を形成する工程(膜形成工程)と、膜形成工程で形成したレジスト膜を露光する工程(露光工程)と、露光工程で露光されたレジスト膜を現像する工程(現像工程)とを含む。そして、本発明のレジストパターン形成方法は、膜形成工程においてα−メチルスチレン単位と、α−クロロアクリル酸メチル単位とを含有する重合体を含むポジ型レジスト組成物を用いてレジスト膜を形成し、現像工程において、Ethが65μC/cm2以下となり、且つ照射量が0.20Ethでの残膜率が0.99以上となる条件で現像を行うことを特徴とする。
上述した重合体は、α位にクロロ基(−Cl)を有するα−クロロアクリル酸メチルに由来する構造単位(α−クロロアクリル酸メチル単位)を含んでいるので、電離放射線等(例えば、電子線、KrFレーザー、ArFレーザー、EUVレーザーなど)が照射されると、主鎖が容易に切断されて低分子量化する。そして、本発明のレジストパターン形成方法は、Ethが65μC/cm2以下となる現像条件を採用するものであるため感度に優れる一方で、Ethの20%の照射量における残膜率が0.99以上と高く、低照射量におけるレジストの溶解が抑制されることでγ値を十分に確保することができる。従って、本発明のパターン形成方法を用いれば、電離放射線等の照射量を低く抑えつつ、解像度に優れるレジストパターンを良好に形成することができる。
<膜形成工程>
膜形成工程では、例えば基板などのレジストパターンを利用して加工される被加工物の上に、ポジ型レジスト組成物を塗布し、塗布したポジ型レジスト組成物を乾燥させてレジスト膜を形成する。
ここで、基板としては、特に限定されることなく、プリント基板の製造等に用いられる、絶縁層と、絶縁層上に設けられた銅箔とを有する基板などを用いることができる。また、ポジ型レジスト組成物の塗布方法および乾燥方法としては、特に限定されることなく、レジスト膜の形成に一般的に用いられている方法を用いることができる。
そして、本発明のパターン形成方法においては、以下のポジ型レジスト組成物を使用する。
[ポジ型レジスト組成物]
ポジ型レジスト組成物は、α−メチルスチレン単位と、α−クロロアクリル酸メチル単位とを含有する重合体(α−メチルスチレン・α−クロロアクリル酸メチル共重合体)と、溶剤とを含み、任意に、レジスト組成物に配合され得る既知の添加剤を更に含有する。
[[重合体]]
−α−メチルスチレン単位−
ここで、α−メチルスチレン単位は、α−メチルスチレンに由来する構造単位である。そして、重合体は、α−メチルスチレン単位を有しているので、ポジ型レジストとして使用した際に、ベンゼン環の保護安定性により優れた耐ドライエッチング性を発揮する。
なお、重合体は、α−メチルスチレン単位を30mol%以上70mol%以下の割合で含有することが好ましい。
−α−クロロアクリル酸メチル単位−
また、α−クロロアクリル酸メチル単位は、α−クロロアクリル酸メチルに由来する構造単位である。そして、重合体は、α−クロロアクリル酸メチル単位を有しているので、電離放射線等が照射されると、塩素原子が脱離し、β開裂反応によって主鎖が容易に切断される。従って、この重合体よりなるポジ型レジストは、高い感度を示す。
なお、重合体は、α−クロロアクリル酸メチル単位を30mol%以上70mol%以下の割合で含有することが好ましい。
−重量平均分子量−
重合体の重量平均分子量(Mw)は、30000以上であることが好ましく、40000以上であることがより好ましく、50000以上であることが更に好ましく、100000以下であることが好ましく、90000以下であることがより好ましく、80000以下であることが更に好ましい。重合体の重量平均分子量(Mw)が30000以上であれば、ポジ型レジストとして使用した際に、照射量が0.20Ethでの残膜率を高めてγ値を一層向上させることができ、100000以下であれば、感度を更に高める(すなわち、Ethを更に低下させる)ことができる。
−分子量分布−
重合体の分子量分布(Mw/Mn)は、2.0以下であることが好ましく、1.48未満であることがより好ましく、1.47以下であることが更に好ましく、1.40以下であることが特に好ましく、1.20以上であることが好ましい。重合体の分子量分布(Mw/Mn)が2.0以下であれば、ポジ型レジストとして使用した際のγ値を一層高めることができる。また重合体の分子量分布(Mw/Mn)が1.20以上であれば、ポジ型レジストとして使用した際の感度を更に高めることができ、また重合体の調製が容易となる。
なお、本発明において、「分子量分布(Mw/Mn)」とは、数平均分子量(Mn)に対する重量平均分子量(Mw)の比を指す。そして、本発明において、「数平均分子量(Mn)」は、「重量平均分子量(Mw)」同様、ゲル浸透クロマトグラフィーを用いて測定することができる。
[[重合体の調製方法]]
そして、上述した性状を有する重合体は、例えば、α−メチルスチレンとα−クロロアクリル酸メチルとを含む単量体組成物を重合させた後、得られた重合物を必要に応じて精製することにより調製することができる。
なお、重合体の組成、分子量分布、重量平均分子量および数平均分子量は、重合条件および精製条件を変更することにより調整することができる。具体的には、例えば、重量平均分子量および数平均分子量は、重合温度を高くすれば、小さくすることができる。また、重量平均分子量および数平均分子量は、重合時間を短くすれば、小さくすることができる。
−単量体組成物の重合−
ここで、重合体の調製に用いる単量体組成物としては、α−メチルスチレンおよびα−クロロアクリル酸メチルを含む単量体と、溶媒と、重合開始剤と、任意に添加される添加剤との混合物を用いることができる。そして、単量体組成物の重合は、既知の方法を用いて行うことができる。中でも、溶媒としては、シクロペンタノンなどを用いることが好ましく、重合開始剤としては、アゾビスイソブチロニトリルなどのラジカル重合開始剤を用いることが好ましい。
なお、重合体の組成は、重合に使用した単量体組成物中の各単量体の含有割合を変更することにより調整することができる。
そして、単量体組成物を重合して得られた重合物は、そのまま重合体として使用してもよいが、特に限定されることなく、重合物を含む溶液にテトラヒドロフラン等の良溶媒を添加した後、良溶媒を添加した溶液をメタノール等の貧溶媒中に滴下して重合物を凝固させることにより回収し、以下のようにして精製することもできる。
−重合物の精製−
得られた重合物を精製して重合体を得る際に用いる精製方法としては、特に限定されることなく、再沈殿法やカラムクロマトグラフィー法などの既知の精製方法を用いることができる。中でも、精製方法としては、再沈殿法を用いることが好ましい。
なお、重合物の精製は、複数回繰り返して実施してもよい。
そして、再沈殿法による重合物の精製は、例えば、得られた重合物をテトラヒドロフラン等の良溶媒に溶解した後、得られた溶液を、テトラヒドロフラン等の良溶媒とメタノール等の貧溶媒との混合溶媒に滴下し、重合物の一部を析出させることにより行うことが好ましい。このように、良溶媒と貧溶媒との混合溶媒中に重合物の溶液を滴下して重合物の精製を行えば、良溶媒および貧溶媒の種類や混合比率を変更することにより、得られる重合体の分子量分布、重量平均分子量および数平均分子量を容易に調整することができる。具体的には、例えば、混合溶媒中の良溶媒の割合を高めるほど、混合溶媒中で析出する重合体の分子量を大きくすることができる。
なお、再沈殿法により重合物を精製する場合、良溶媒と貧溶媒との混合溶媒中で析出した重合体を用いてもよいし、混合溶媒中で析出しなかった重合体(即ち、混合溶媒中に溶解している重合体)を用いてもよい。ここで、混合溶媒中で析出しなかった重合体は、濃縮乾固などの既知の手法を用いて混合溶媒中から回収することができる。
[[溶剤]]
なお、溶剤としては、上述した重合体を溶解可能な溶剤であれば既知の溶剤を用いることができる。中でも、適度な粘度のポジ型レジスト組成物を得てポジ型レジスト組成物の塗工性を向上させる観点からは、溶剤としてはアニソールを用いることが好ましい。
<露光工程>
露光工程では、膜形成工程で形成したレジスト膜に対し、電離放射線や光を照射して、所望のパターンを描画する。
なお、電離放射線や光の照射には、電子線描画装置やレーザー描画装置などの既知の描画装置を用いることができる。
<現像工程>
現像工程では、露光工程で露光されたレジスト膜と、現像液とを接触させてレジスト膜を現像し、被加工物上にレジストパターンを形成する。
ここで、レジスト膜と現像液とを接触させる方法は、特に限定されることなく、現像液中へのレジスト膜の浸漬やレジスト膜への現像液の塗布等の既知の手法を用いることができる。
そして現像工程では、以下の(i)、(ii):
(i)Eth≦65μC/cm2
(ii)照射量が0.20Ethでの残膜率≧0.99
の双方を満たす条件で現像を行うことが必要である。
[現像条件の決定方法]
Ethが65μC/cm2以下、且つ照射量が0.20Ethでの残膜率が0.99以上となる現像条件は、現像液の種類や現像時間などを特定しうる本発明の現像条件の決定方法を用いて決定することができる。
具体的には、まず、α−メチルスチレン・α−クロロアクリル酸メチル共重合体を含むポジ型レジスト組成物を用いたレジストパターンの形成にあたり、現像液の種類や現像時間等の条件を仮で設定し、この仮の現像条件における感度曲線を、本明細書の実施例に記載の方法を用いて作成する。次いで、この感度曲線におけるEthの値と、照射量が0.20Ethでの残膜率の値とを、同じく本明細書の実施例に記載の方法を用いて導出する。そして、これらの値が上述した(i)と(ii)をそれぞれ満たすのであれば、当該仮の現像条件を本発明のレジストパターン形成方法に採用しうる現像条件とすることができる。この仮の現像条件が、(i)と(ii)の少なくとも一方を満たさない場合は、再度仮の現像条件を設定し感度曲線を作成して、Ethの値と、照射量が0.20Ethでの残膜率の値とを導出する。再度の条件設定に当たっては、例えば、レジストに対する溶解能がより高い現像液を採用すればEthを低下させることができるし、レジストに対する溶解能がより低い現像液を採用すれば照射量が0.20Ethでの残膜率を上昇させることができる。また、現像時間をより短くすれば照射量が0.20Ethでの残膜率を向上させることができるし、現像時間をより長くすればEthを低下させることができる。この操作を繰り返すことで、特定の重合体を含むポジ型レジスト組成物を用いた場合において、低照射量で高解像度のレジストパターンを良好に形成しうる現像条件を決定することができる。
[[Eth]]
そして、現像条件の決定に当たり、上述した通りEthが65μC/cm2以下となる現像条件を採用することが必要であり、60μC/cm2以下となる現像条件を採用することが好ましく、また50μC/cm2以上となる現像条件を採用することが好ましい。Ethが65μC/cm2を超える現像条件を採用すると、感度を確保することができない。また、Ethが50μC/cm2以上となる現像条件を採用すれば、γ値を一層高めてレジストパターンの解像度をより向上させることができる。
[[照射量が0.20Ethでの残膜率]]
また、現像条件の決定に当たり、照射量が0.20Ethでの残膜率は上述した通り0.99以上となる現像条件を採用することが必要である。照射量が0.20Ethでの残膜率が0.99未満である現像条件を採用すると、γ値が低下し、レジストパターンの解像度を確保することができない。
[[照射量が0.50Ethでの残膜率]]
さらに、現像条件の決定に当たり、照射量が0.50Ethでの残膜率は0.95以上となる現像条件を採用することが好ましく、0.96以上となる現像条件を採用することがより好ましい。照射量が0.50Ethでの残膜率が0.95以上である現像条件を採用すれば、γ値を一層高めてレジストパターンの解像度をより向上させることができる。
[[現像液]]
現像液は、上述の現像条件の決定方法により、既知の現像液から適宜選択すればよい。使用可能な現像液としては、例えば、酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸ヘキシル等を挙げることができる。
また、現像液の温度は特に限定されないが、例えば21℃以上25℃以下とすることができる。
[[現像時間]]
現像時間も、上述の現像条件の決定方法により適宜決定すればよい。具体的な現像時間の範囲としては、重合体の性状、および現像液の種類等の他の現像条件によるが、例えば1分以上30分以下、1分以上20分以下、1分以上10分以下、1分以上5分以下、2分以上30分以下、2分以上20分以下、2分以上10分以下、2分以上5分以下、3分以上30分以下、3分以上20分以下、3分以上10分以下、3分以上5分以下などが挙げられる。なお、本発明の現像条件の決定方法により決定される現像時間は、これら例示の範囲に限定されるものではない。
[[現像条件の例]]
本発明のレジストパターン形成方法における現像条件は、上述した(i)と(ii)の双方を満たすものであれば特に限定されるものではないが、以下に、上述した(i)と(ii)の双方を満たしうる、重合体の重量平均分子量に応じた現像条件(現像液の種類および現像時間)の例を挙げる。
すなわち、重量平均分子量(Mw)が100000超の重合体を使用した場合、現像を、例えば、酢酸ブチルを90質量%以上含有する現像液を用いて、現像時間2分以上5分以下で行うことができ、
重量平均分子量(Mw)が30000以上100000以下の重合体を使用した場合、現像を、例えば、酢酸アミルを90質量%以上含有する現像液を用いて、現像時間2分以上5分以下で行うことができ、そして、
重量平均分子量(Mw)が30000未満の重合体を使用した場合、現像を、例えば、酢酸ヘキシルを90質量%以上含有する現像液を用いて、現像時間2分以上5分以下で行うことができる。
以下、本発明について実施例に基づき具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、以下の説明において、量を表す「%」および「部」は、特に断らない限り、質量基準である。
そして、実施例および比較例において、重合体の重量平均分子量および分子量分布は、下記の方法で測定した。
<重量平均分子量および分子量分布>
得られた重合体についてゲル浸透クロマトグラフィーを用いて重量平均分子量(Mw)を測定し、また数平均分子量(Mn)を測定し、分子量分布(Mw/Mn)を算出した。
具体的には、ゲル浸透クロマトグラフ(東ソー製、HLC−8220)を使用し、展開溶媒としてテトラヒドロフランを用いて、重合体の重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)を標準ポリスチレン換算値として求めた。そして、分子量分布(Mw/Mn)を算出した。
(実施例1−1)
<重合体Aの調製>
[単量体組成物の重合]
単量体としてのα−クロロアクリル酸メチル3.0gおよびα−メチルスチレン6.88gと、溶媒としてのシクロペンタノン2.47gと、重合開始剤としてのアゾビスイソブチロニトリル0.01091gとを含む単量体組成物をガラス容器に入れ、ガラス容器を密閉および窒素置換して、窒素雰囲気下、78℃の恒温槽内で6.5時間撹拌した。その後、室温に戻し、ガラス容器内を大気解放した後、得られた溶液にテトラヒドロフラン(THF)30gを加えた。そして、THFを加えた溶液をメタノール300g中に滴下し、重合物を析出させた。その後、析出した重合物を含む溶液をキリヤマ漏斗によりろ過し、白色の凝固物(重合物)を得た。得られた重合物を、精製を実施することなくそのまま重合体A(α−メチルスチレン単位およびα−クロロアクリル酸メチル単位を含有する重合体)とした。重合体Aの重量平均分子量(Mw)は56000であり、分子量分布(Mw/Mn)は1.87であった。また、得られた重合体Aは、α−メチルスチレン単位とα−クロロアクリル酸メチル単位とを50mol%ずつ含んでいた。
<ポジ型レジスト組成物の調製>
得られた重合体Aを溶剤としてのアニソールに溶解させ、重合体の濃度が11質量%であるレジスト溶液(ポジ型レジスト組成物)を調製した。
<感度曲線の作成>
スピンコーター(ミカサ製、MS−A150)を使用し、ポジ型レジスト組成物を直径4インチのシリコンウェハ上に厚さ500nmになるように塗布した。そして、塗布したポジ型レジスト組成物を温度180℃のホットプレートで3分間加熱して、シリコンウェハ上にレジスト膜を形成した。そして、電子線描画装置(エリオニクス社製、ELS−5700)を用いて、電子線の照射量が互いに異なるパターン(寸法500μm×500μm)をレジスト膜上に複数描画し、レジスト用現像液として酢酸アミルよりなる現像液(製造上不可避的に混入した不純物のみを含む酢酸アミル、日本ゼオン社製、ZED−N50)を用いて温度23℃で2分間の現像処理を行った後、イソプロピルアルコールで10秒間リンスした。なお、電子線の照射量は、4μC/cm2から152μC/cm2の範囲内で4μC/cm2ずつ異ならせた。次に、描画した部分のレジスト膜の厚みを光学式膜厚計(大日本スクリーン製、ラムダエース)で測定し、電子線の総照射量の常用対数と、現像後のレジスト膜の残膜率(=現像後のレジスト膜の膜厚/シリコンウェハ上に形成したレジスト膜の膜厚)との関係を示す感度曲線を作成した。
<γ値の決定>
得られた感度曲線(横軸:電子線の総照射量の常用対数、縦軸:レジスト膜の残膜率(0≦残膜率≦1.00))について、下記の式を用いてγ値を求めた。なお、下記の式中、E0は、残膜率0.20〜0.80の範囲において感度曲線を二次関数にフィッティングし、得られた二次関数(残膜率と総照射量の常用対数との関数)に対して残膜率0を代入した際に得られる総照射量の対数である。また、E1は、得られた二次関数上の残膜率0の点と残膜率0.50の点とを結ぶ直線(感度曲線の傾きの近似線)を作成し、得られた直線(残膜率と総照射量の常用対数との関数)に対して残膜率1.00を代入した際に得られる総照射量の対数である。そして、下記式は、残膜率0と1.00との間での上記直線の傾きを表している。γ値の値が大きいほど、感度曲線の傾きが大きく、高解像度のパターンを良好に形成し得ることを示す。結果を表1に示す。
<Ethの決定>
γ値の算出の際に得られた直線(感度曲線の傾きの近似線)の残膜率が0となる際の、電子線の総照射量Eth(μC/cm2)を求めた。Ethの値が小さいほど、レジストの感度が高いことを示す。結果を表1に示す。
<照射量が0.20Ethでの残膜率(残膜率(0.20Eth))の決定>
感度曲線作成時に使用した、4μC/cm2から152μC/cm2の範囲内で4μC/cm2ずつ異ならせた電子線の照射量(すなわち、4、8、12、16・・・148、152μC/cm2)を、それぞれ上述のように決定したEthで除した。
得られた値(電子線の照射量/Eth)が0.20となる電子線の照射量が存在すれば、その電子線の照射量における残膜率を、残膜率(0.20Eth)とした。
得られた値(電子線の照射量/Eth)が0.20となる電子線の照射量が存在しない場合、これらの値のうち、0.20に最も近接する2つの値を特定し、この2点における電子線の照射量を、それぞれP(μC/cm2)、P+4(μC/cm2)とした。そして、下記式により、残膜率(0.20Eth)を決定した。結果を表1に示す。
残膜率(0.20Eth)=S−{(S−T)/(V−U)}×(0.2−U)
この式中、
Sは電子線の照射量Pにおける残膜率を示し、
Tは電子線の照射量P+4における残膜率を示し、
UはP/Ethを示し、そして、
Vは(P+4)/Ethを示す。
<照射量が0.50Ethでの残膜率(残膜率(0.50Eth))の決定>
感度曲線作成時に使用した、4μC/cm2から152μC/cm2の範囲内で4μC/cm2ずつ異ならせた電子線の照射量(すなわち、4、8、12、16・・・148、152μC/cm2)を、それぞれ上述のように決定したEthで除した。
得られた値(電子線の照射量/Eth)が0.50となる電子線の照射量が存在すれば、その電子線の照射量における残膜率を、残膜率(0.50Eth)とした。
得られた値(電子線の照射量/Eth)が0.50となる電子線の照射量が存在しない場合、これらの値のうち、0.50に最も近接する2つの値を特定し、この2点における電子線の照射量を、それぞれP´(μC/cm2)、P´+4(μC/cm2)とした。そして、下記式により、残膜率(0.50Eth)を決定した。結果を表1に示す。
残膜率(0.50Eth)=S´−{(S´−T´)/(V´−U´)}×(0.2−U´)
この式中、
S´は電子線の照射量P´における残膜率を示し、
T´は電子線の照射量P´+4における残膜率を示し、
U´はP´/Ethを示し、そして、
V´は(P´+4)/Ethを示す。
(実施例1−2〜1−4)
実施例1−1と同様にして、重合体Aおよびポジ型レジスト組成物を調製した。そして、表1のように現像時間を変更した以外は、実施例1−1と同様にして、測定および評価を行った。結果を表1に示す。
(比較例1−1〜1−4)
実施例1−1と同様にして、重合体Aおよびポジ型レジスト組成物を調製した。そして、表1のように現像時間を変更した以外は、実施例1−1と同様にして、測定および評価を行った。結果を表1に示す。
(実施例2−1)
<重合体Bの調製>
[単量体組成物の重合]
実施例1−1と同様にして単量体組成物を重合し、重合物を得た。なお、重合物の重量平均分子量(Mw)は56000であり、分子量分布(Mw/Mn)は1.87であった。また、得られた重合物は、α−メチルスチレン単位とα−クロロアクリル酸メチル単位とを50mol%ずつ含んでいた。
[重合物の精製]
次いで、得られた重合物を100gのTHFに溶解させ、得られた溶液をTHF600gとメタノール(MeOH)400gとの混合溶媒に滴下し、白色の凝固物(α−メチルスチレン単位およびα−クロロアクリル酸メチル単位を含有する重合体)を析出させた。その後、析出した重合体を含む溶液をキリヤマ漏斗によりろ過し、白色の重合体Bを得た。そして、得られた重合体Bの重量平均分子量は65000であり、分子量分布(Mw/Mn)は1.47であった。
<ポジ型レジスト組成物の調製>
得られた重合体Bを溶剤としてのアニソールに溶解させ、重合体の濃度が11質量%であるレジスト溶液(ポジ型レジスト組成物)を調製した。
<感度曲線の作成、並びにγ値、Eth、残膜率(0.20Eth)および残膜率(0.50Eth)の決定>
上述した重合体Bを含むポジ型レジスト組成物を使用した以外は、実施例1−1と同様にして、感度曲線を作成し、測定および評価を行った。結果を表2に示す。
(実施例2−2〜2−7)
実施例2−1と同様にして、重合体Bおよびポジ型レジスト組成物を調製した。そして、表2のように現像時間を変更した以外は、実施例2−1と同様にして、測定および評価を行った。結果を表2に示す。
(比較例2−1)
実施例2−1と同様にして、重合体Bおよびポジ型レジスト組成物を調製した。そして、レジスト用現像液として酢酸ブチルよりなる現像液(製造上不可避的に混入した不純物のみを含む酢酸ブチル)を使用し、現像時間を表2のように変更した以外は、実施例2−1と同様にして、測定および評価を行った。結果を表2に示す。
(比較例2−2)
実施例2−1と同様にして、重合体Bおよびポジ型レジスト組成物を調製した。そして、表2のように現像時間を変更した以外は、実施例2−1と同様にして、測定および評価を行った。結果を表2に示す。
(実施例3−1)
<重合体Cの調製>
[単量体組成物の重合]
実施例1−1と同様にして単量体組成物を重合し、重合物を得た。なお、重合物の重量平均分子量(Mw)は56000であり、分子量分布(Mw/Mn)は1.87であった。また、得られた重合物は、α−メチルスチレン単位とα−クロロアクリル酸メチル単位とを50mol%ずつ含んでいた。
[重合物の精製]
次いで、得られた重合物を100gのTHFに溶解させ、得られた溶液をTHF600gとMeOH400gとの混合溶媒に滴下し、白色の凝固物を析出させた。その後、凝固物を含む溶液をキリヤマ漏斗によりろ過し、析出した白色の凝固物を得た。得られた凝固物の重量平均分子量(Mw)は65000であり、分子量分布(Mw/Mn)は1.47であった。
次いで、得られた凝固物を100gのTHFに再び溶解させ、得られた溶液をTHF650gとMeOH350gとの混合溶媒に再び滴下し、白色の凝固物を再び析出させた。その後、再析出した凝固物を含む溶液をキリヤマ漏斗によりろ過し、ろ液を回収した。そして、ろ液を濃縮乾固し、白色の凝固物(α−メチルスチレン単位およびα−クロロアクリル酸メチル単位を含有する重合体)を得た。得られた重合体Cの重量平均分子量は64000であり、分子量分布(Mw/Mn)は1.30であった。
<ポジ型レジスト組成物の調製>
得られた重合体Cを溶剤としてのアニソールに溶解させ、重合体の濃度が11質量%であるレジスト溶液(ポジ型レジスト組成物)を調製した。
<感度曲線の作成、並びにγ値、Eth、残膜率(0.20Eth)および残膜率(0.50Eth)の決定>
上述した重合体Cを含むポジ型レジスト組成物を使用し、現像時間を1秒とした以外は、実施例1−1と同様にして、感度曲線を作成し、測定および評価を行った。結果を表3に示す。
(実施例3−2〜3−7)
実施例3−1と同様にして、重合体Cおよびポジ型レジスト組成物を調製した。そして、表3のように現像時間を変更した以外は、実施例3−1と同様にして、測定および評価を行った。結果を表3に示す。
(比較例3−1)
実施例3−1と同様にして、重合体Cおよびポジ型レジスト組成物を調製した。そして、レジスト用現像液として酢酸ブチルよりなる現像液(製造上不可避的に混入した不純物のみを含む酢酸ブチル)を使用した以外は、実施例3−1と同様にして、測定および評価を行った。結果を表3に示す。
(比較例3−2)
実施例3−1と同様にして、重合体Cおよびポジ型レジスト組成物を調製した。そして、表3のように現像時間を変更した以外は、実施例3−1と同様にして、測定および評価を行った。結果を表3に示す。
(実施例4−1〜4−3)
重合開始剤としてのアゾビスイソブチロニトリルの量をそれぞれ0.03273g、0.04364g、0.06546gに変更し、そして重合物の精製にTHF550gとMeOH450gとの混合溶媒を用いた以外は、実施例2−1と同様にして重合体C−1〜C−3を調製した。それぞれの重合平均分子量(Mw)と分子量分布(Mw/Mn)を表4に示す。次いで、これらの重合体C−1〜C−3を使用した以外は実施例2−1と同様にしてポジ型レジスト組成物を調製した。そして実施例2−1と同様にして、測定および評価を行った。結果を表4に示す。
(比較例4−1)
重合開始剤としてのアゾビスイソブチロニトリルの量を0.02182gに変更した以外は、実施例2−1と同様にして重合体C−4を調製した。重合平均分子量(Mw)と分子量分布(Mw/Mn)を表4に示す。次いで、この重合体C−4を使用した以外は実施例2−1と同様にしてポジ型レジスト組成物を調製した。そして実施例2−1と同様にして、測定および評価を行った。結果を表4に示す。
(比較例4−2)
重合開始剤としてのアゾビスイソブチロニトリルの量を0.02182gに変更し、そして重合物の精製にTHF550gとMeOH450gとの混合溶媒を用いた以外は、実施例2−1と同様にして重合体C−5を調製した。重合平均分子量(Mw)と分子量分布(Mw/Mn)を表4に示す。次いで、この重合体C−5を使用した以外は実施例2−1と同様にしてポジ型レジスト組成物を調製した。そして実施例2−1と同様にして、測定および評価を行った。結果を表4に示す。
(比較例4−3〜4−5)
重合開始剤としてのアゾビスイソブチロニトリルの量をそれぞれ0.08728g、0.1091g、0.21821gに変更し、そして重合物の精製にTHF500gとMeOH500gとの混合溶媒を用いた以外は、実施例2−1と同様にして重合体C−6〜C−8を調製した。重合平均分子量(Mw)と分子量分布(Mw/Mn)を表4に示す。次いで、これらの重合体C−6〜C−8を使用した以外は実施例2−1と同様にしてポジ型レジスト組成物を調製した。そして実施例2−1と同様にして、測定および評価を行った。結果を表4に示す。
(比較例4−6〜4−7)
重合開始剤としてのアゾビスイソブチロニトリルの量をそれぞれ0.32731g、0.43641gに変更し、そして重合物の精製にTHF450gとMeOH550gとの混合溶媒を用いた以外は、実施例2−1と同様にして重合体C−9〜C−10を調製した。それぞれの重合平均分子量(Mw)と分子量分布(Mw/Mn)を表4に示す。次いで、これらの重合体C−9〜C−10を使用した以外は実施例2−1と同様にしてポジ型レジスト組成物を調製した。そして実施例2−1と同様にして、測定および評価を行った。結果を表4に示す。
(比較例4−8)
重合開始剤としてのアゾビスイソブチロニトリルの量を0.54551gに変更し、そして重合物の精製にTHF400gとMeOH600gとの混合溶媒を用いた以外は、実施例2−1と同様にして重合体C−11を調製した。重合平均分子量(Mw)と分子量分布(Mw/Mn)を表4に示す。次いで、この重合体C−11を使用した以外は実施例2−1と同様にしてポジ型レジスト組成物を調製した。そして実施例2−1と同様にして、測定および評価を行った。結果を表4に示す。
上述の表1〜4より、α−メチルスチレン・α−クロロアクリル酸メチル共重合体を含むポジ型レジスト組成物を使用した場合において、Ethが65μC/cm2以下、且つ照射量が0.20Ethでの残膜率が0.99以上となる現像条件を採用すれば、感度に優れる一方で高いγ値を確保して、低照射量で高解像度のレジストパターンを良好に形成しうることがわかる。
(比較例1−1と実施例3−4のレジストパターンの比較)
更に、比較例1−1と実施例3−4の重合体および現像条件を用い、レジスト膜を最適露光量(Eop)で露光して、レジストパターンをそれぞれ以下のように形成した。そして、形成したレジストパターンの形状を評価した。なお、最適露光量(Eop)は、それぞれEthの約2倍の値を目安として、適宜設定した。
[比較例1−1の条件でのレジストパターン形成]
スピンコーター(ミカサ製、MS−A150)を使用し、上述と同様にして得られた重合体Aを含むポジ型レジスト組成物を直径4インチのシリコンウェハ上に厚さ80nmになるように塗布した。次いで、塗布したポジ型レジスト組成物を温度180℃のホットプレートで3分間加熱して、シリコンウェハ上にレジスト膜を形成した。そして、電子線描画装置(エリオニクス社製、ELS−7500EX)を用いて、電子線の照射量140C/cm2(Eop)でパターンを描画し、レジスト用現像液として酢酸アミルよりなる現像液を用いて温度23℃で1分間の現像処理を行った後、イソプロピルアルコールで10秒間リンスした。得られたレジストパターン(Line/Space=35nm:35nm)のSEM写真を図1および図2に示す。
[実施例3−4の条件でのレジストパターン形成]
スピンコーター(ミカサ製、MS−A150)を使用し、上述と同様にして得られた重合体Cを含むポジ型レジスト組成物を直径4インチのシリコンウェハ上に厚さ80nmになるように塗布した。次いで、塗布したポジ型レジスト組成物を温度180℃のホットプレートで3分間加熱して、シリコンウェハ上にレジスト膜を形成した。そして、電子線描画装置(エリオニクス社製、ELS−7500EX)を用いて、電子線の照射量100C/cm2(Eop)でパターンを描画し、レジスト用現像液として酢酸アミルよりなる現像液を用いて温度23℃で4分間の現像処理を行った後、イソプロピルアルコールで10秒間リンスした。得られたレジストパターン(Line/Space=35nm:35nm)のSEM写真を図1および図2に示す。
ここで図1のSEM写真(倍率:10万倍)中、比較例1−1における未露光部のトップライン(1)とレジストパターンのトップライン(2)の差(距離)、および実施例3−4における未露光部のトップライン(1)とレジストパターンのトップライン(3)の差を比較する。すると、実施例3−4の方が、未露光部のトップラインとレジストパターンのトップラインがより近接しており、即ち、実施例3−4の方が、比較例1−1に比してトップの崩れの少ないレジストパターンを形成可能であることがわかる。
次いで図2のSEM写真(倍率:10万倍)から、比較例1−1と実施例3−4のラインエッジラフネス(LER)の値を求めた。すると、比較例1−1はLER:2.83nmである一方、実施例3−4はLFR:2.45nmであり、即ち、実施例3−4の方が、比較例1−1に比して壁面の凹凸および蛇行の少ない良好なレジストパターンを形成可能であることがわかる。
本発明のレジストパターン形成方法によれば、低照射量で高解像度のレジストパターンを良好に形成することができる。
また、本発明の現像条件の決定方法によれば、低照射量で高解像度のレジストパターンを良好に形成しうる現像条件を決定することができる。
1 未露光部のトップライン
2 レジストパターンのトップライン(比較例1−1)
3 レジストパターンのトップライン(実施例3−4)

Claims (5)

  1. α−メチルスチレン単位と、α−クロロアクリル酸メチル単位とのみからなる重合体および溶剤を含むポジ型レジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜を露光する工程と、
    前記露光されたレジスト膜を現像する工程と、
    を含み、
    前記重合体の重量平均分子量(Mw)が30000以上100000以下であり、
    前記現像を、酢酸アミルを90質量%以上含有する現像液を用いて、現像時間1分以上30分以下で、Ethが65μC/cm2以下、且つ照射量が0.20Ethでの残膜率が0.99以上となる条件で行う、レジストパターン形成方法。
  2. 前記現像を、照射量が0.50Ethでの残膜率が0.95以上となる条件で行う、請求項1に記載のレジストパターン形成方法。
  3. 前記現像を、Ethが50μC/cm2以上60μC/cm2以下となる条件で行う、請求項1または2に記載のレジストパターン形成方法。
  4. 前記現像時間2分以上5分以下である、請求項1〜3の何れかに記載のレジストパターン形成方法。
  5. α−メチルスチレン単位と、α−クロロアクリル酸メチル単位とのみからなる重合体を含んでなるポジ型レジスト組成物を用いたレジストパターン形成における現像条件の決定方法であって、
    前記重合体の重量平均分子量(Mw)が30000以上100000以下であり、
    前記現像条件における現像は、酢酸アミルを90質量%以上含有する現像液を用いるものであり、且つ現像時間が1分以上30分以下であり、
    感度曲線を作成して、Ethが65μC/cm2以下、且つ照射量が0.20Ethでの残膜率が0.99以上となる条件を求める、現像条件の決定方法。
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