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JP6469351B2 - 燃料電池スタック - Google Patents

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JP6469351B2
JP6469351B2 JP2014069568A JP2014069568A JP6469351B2 JP 6469351 B2 JP6469351 B2 JP 6469351B2 JP 2014069568 A JP2014069568 A JP 2014069568A JP 2014069568 A JP2014069568 A JP 2014069568A JP 6469351 B2 JP6469351 B2 JP 6469351B2
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Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層されるとともに、積層方向両端にエンドプレートが配設される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の一方の面側にアノード電極が、他方の面側にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。電解質膜・電極構造体は、セパレータによって挟持されることにより、発電セルが構成されている。燃料電池は、通常、所定の数の発電セルが積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池車両(燃料電池電気自動車等)に組み込まれている。
燃料電池では、セパレータの面内に、アノード電極に燃料ガスを流すための燃料ガス流路と、カソード電極に酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路とが設けられている。また、互いに隣接するセパレータ間には、冷却媒体を流すための冷却媒体流路が前記セパレータの面方向に沿って設けられている。
燃料電池では、さらに積層方向に貫通して燃料ガスを流通させる燃料ガス連通孔と、酸化剤ガスを流通させる酸化剤ガス連通孔と、冷却媒体を流通させる冷却媒体連通孔とが設けられた内部マニホールド型燃料電池が採用されている。燃料ガス連通孔は、燃料ガス供給連通孔及び燃料ガス排出連通孔を有し、酸化剤ガス連通孔は、酸化剤ガス供給連通孔及び酸化剤ガス排出連通孔を有し、冷却媒体連通孔は、冷却媒体供給連通孔及び冷却媒体排出連通孔を有している。
上記の燃料電池では、少なくとも一方のエンドプレートには、各連通孔に連なって流体(燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体)を供給又は排出する流体マニホールドが設けられている。さらに、流体マニホールドには、流体供給管や流体排出管が接続されている。
ところで、酸化剤ガス又は燃料ガス少なくとも一方である反応ガスは、予め加湿された状態で、燃料電池に供給されている。また、燃料電池内では、発電反応によりカソード側に生成水が発生されるとともに、アノード側に前記生成水が逆拡散し易い。このため、流体マニホールドには、水蒸気が滞留し、前記水蒸気が凝縮して液状水(凝縮水)が存在する場合がある。従って、液状水の繋がりにより、燃料電池は、外部機器等と電気的に接続(液絡)されるおそれがある。
そこで、反応ガスに水滴が発生することを阻止するために、例えば、特許文献1に開示されている固体高分子電解質型燃料電池が知られている。この燃料電池では、前記燃料電池の積層体を積層方向に加圧する加圧板を備え、前記加圧板は、配管接続体が設置される部位に、酸化剤ガス及び/又は燃料ガスを加熱するための加熱部を備えている。
加熱部は、加圧板の本体部と略同一の厚さ寸法を持つ円筒状の外形を有するとともに、内部には、円筒状の空洞部が設けられている。加熱部には、空洞部を内側から気密に塞ぐとともに、中心部に酸化剤ガスを流通させる貫通孔が形成されたガス通流部が設けられている。そして、空洞部には、積層体を冷却して昇温された熱媒が供給されるため、ガス通流部を流通する酸化剤ガスが加温され、液状水が生成されることを抑制することができる、としている。
特開平10−12262号公報
しかしながら、上記の燃料電池では、酸化剤ガス等の反応ガスを加温させるために、加熱部及びガス通流部が設けられている。このため、構成が複雑化するとともに、経済的ではないという問題がある。
しかも、燃料電池では、反応ガスの他、冷却媒体を流通させる冷却媒体マニホールドが設けられている。その際、燃料電池の内部と冷却媒体マニホールドとは、冷却媒体を通じて電気的に接続され易く、前記燃料電池は、前記冷却媒体を介して外部機器と液絡するおそれがある。しかしながら、上記の燃料電池では、燃料電池と外部機器との液絡を抑制することができないという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、流体マニホールドとエンドプレートとの間の電気絶縁性を良好に確保することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池スタックは、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を有し、複数の燃料電池が積層される積層体を備えている。積層体には、燃料ガス又は酸化剤ガスである流体を燃料電池内に流通させる流体連通孔が、積層方向に個別に形成されるとともに、前記流体連通孔として同一の流体が流通するものが複数個設けられる。
積層体の積層方向両端には、エンドプレートが配設され、少なくとも一方のエンドプレートには、前記同一の流体が流通する前記複数個の流体連通孔の開口が形成されるとともに、前記複数個の流体連通孔に連通し且つ前記同一の流体が流入する内部空間を有する流体マニホールド部材が設けられている。そして、一方のエンドプレートと流体マニホールド部材の取り付け面との間には、板状の絶縁プレートが配置されている。
また、この燃料電池スタックでは、絶縁プレートと、一方のエンドプレートは互いに接触する接触面を有するとともに、前記接触面には、流体連通孔を周回する部位を除いて隙間が形成される。
さらに、この燃料電池スタックでは、隙間は、少なくとも一方のエンドプレート側又は流体マニホールド部材側のいずれかに形成された凹部により構成されることが好ましい。
本発明によれば、流体マニホールド部材とエンドプレートとの間には、絶縁プレートが配置されている。このため、簡単且つ経済的な構成で、流体マニホールド部材とエンドプレートとの間の電気絶縁性を良好に確保することができる。従って、液状水による燃料電池と外部機器との電気的な接続を、良好に抑制することが可能になる。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックの冷却媒体マニホールド部材側の斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの、図1中、IV−IV線断面図である。 前記燃料電池スタックを構成する冷却媒体供給マニホールド部材と絶縁プレートとの一方の側からの分解斜視説明図である。 前記冷却媒体供給マニホールド部材と前記絶縁プレートとの他方の側からの分解斜視説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る燃料電池スタック10は、例えば、図示しない燃料電池電気自動車に搭載される。燃料電池スタック10は、複数の燃料電池12が電極面を立位姿勢にして水平方向(矢印B方向)に積層された積層体12asを備える。なお、複数の燃料電池12を重力方向に積層して燃料電池スタック10を構成してもよい。
図2に示すように、燃料電池12の積層方向一端(積層体12asの一端)には、第1ターミナルプレート14a、第1絶縁プレート16a及び第1エンドプレート18aが、外方に向かって、順次、配設される。燃料電池12の積層方向他端(積層体12asの他端)には、第2ターミナルプレート14b、第2絶縁プレート16b及び第2エンドプレート18bが、外方に向かって、順次、配設される。
横長形状(長方形状)の第1エンドプレート18aの略中央部(中央部から偏心していてもよい)からは、第1ターミナルプレート14aに接続された第1電力出力端子20aが外方に向かって延在する。横長形状(長方形状)の第2エンドプレート18bの略中央部からは、第2ターミナルプレート14bに接続された第2電力出力端子20bが外方に向かって延在する。
第1エンドプレート18aと第2エンドプレート18bとの各辺間には、それぞれ各辺の略中央位置に対応して一定の長さを有する連結バー22が配置される。連結バー22の両端は、ねじ24により固定され、積層体12asに積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重を付与する。
燃料電池スタック10は、必要に応じてケーシング26を備える。ケーシング26は、車幅方向(矢印B方向)両端の2辺(面)が第1エンドプレート18a及び第2エンドプレート18bにより構成される。ケーシング26の車長方向(矢印A方向)両端の2辺(面)は、横長プレート形状の前方サイドパネル28a及び後方サイドパネル28bにより構成される。ケーシング26の車高方向(矢印C方向)両端の2辺(面)は、上方サイドパネル30a及び下方サイドパネル30bにより構成される。上方サイドパネル30a及び下方サイドパネル30bは、横長プレート形状を有する。
第1エンドプレート18a及び第2エンドプレート18bには、各辺にねじ穴32が設けられる。前方サイドパネル28a、後方サイドパネル28b、上方サイドパネル30a及び下方サイドパネル30bには、各ねじ穴32に対向して孔部34が形成される。各孔部34に挿入されるねじ36は、各ねじ穴32に螺合することにより、ケーシング26が一体に固定される。
図3に示すように、燃料電池12は、電解質膜・電極構造体40と、前記電解質膜・電極構造体40を挟持する第1金属セパレータ(カソード側セパレータ)42及び第2金属セパレータ(アノード側セパレータ)44とを備える。
第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。なお、第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44に代えて、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44は、横長形状を有するとともに、長辺が水平方向(矢印A方向)に延在し且つ短辺が重力方向(矢印C方向)に延在するように構成される。なお、短辺が水平方向に延在し且つ長辺が重力方向に延在するように構成してもよい。
燃料電池12の長辺方向(矢印A方向)の一端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、酸化剤ガス供給連通孔46a及び燃料ガス供給連通孔48aが設けられる。酸化剤ガス供給連通孔46aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する一方、燃料ガス供給連通孔48aは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給する。
燃料電池12の長辺方向の他端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔48bと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔46bとが設けられる。
燃料電池12の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部一方側(水平方向一端側)には、すなわち、酸化剤ガス供給連通孔46a及び燃料ガス供給連通孔48a側には、2組の冷却媒体供給連通孔50aが設けられる。2組の冷却媒体供給連通孔50aは、冷却媒体を供給するために、矢印B方向にそれぞれ連通しており、対向する辺に上下に設けられる。
燃料電池12の上方側の冷却媒体供給連通孔50aは、水平方向に2分割され、それぞれ独立して冷却媒体を流通させる。燃料電池12の下方側の冷却媒体供給連通孔50aは、水平方向に2分割され、それぞれ独立して冷却媒体を流通させる。
燃料電池12の短辺方向の両端縁部他方側(水平方向他端側)には、すなわち、燃料ガス排出連通孔48b及び酸化剤ガス排出連通孔46b側には、2組の冷却媒体排出連通孔50bが設けられる。2組の冷却媒体排出連通孔50bは、冷却媒体を排出するために、矢印B方向にそれぞれ連通しており、対向する辺に上下に設けられる。各冷却媒体排出連通孔50bは、水平方向に2分割され、それぞれ独立して冷却媒体を流通させる。
電解質膜・電極構造体40は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するカソード電極54及びアノード電極56とを備える。
カソード電極54及びアノード電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)を有する。白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子は、ガス拡散層の表面に一様に塗布されることにより、電極触媒層(図示せず)が形成される。電極触媒層は、固体高分子電解質膜52の両面に形成される。
第1金属セパレータ42の電解質膜・電極構造体40に向かう面42aには、酸化剤ガス供給連通孔46aと酸化剤ガス排出連通孔46bとを連通する酸化剤ガス流路58が形成される。酸化剤ガス流路58は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
第2金属セパレータ44の電解質膜・電極構造体40に向かう面44aには、燃料ガス供給連通孔48aと燃料ガス排出連通孔48bとを連通する燃料ガス流路60が形成される。燃料ガス流路60は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
第2金属セパレータ44の面44bと隣接する第1金属セパレータ42の面42bとの間には、冷却媒体供給連通孔50a、50aと冷却媒体排出連通孔50b、50bとに連通する冷却媒体流路62が形成される。冷却媒体流路62は、水平方向に延在しており、電解質膜・電極構造体40の電極範囲にわたって冷却媒体を流通させる。
第1金属セパレータ42の面42a、42bには、この第1金属セパレータ42の外周端縁部を周回して第1シール部材64が一体成形される。第2金属セパレータ44の面44a、44bには、この第2金属セパレータ44の外周端縁部を周回して第2シール部材66が一体成形される。
第1シール部材64及び第2シール部材66としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
図2に示すように、第1エンドプレート18aには、酸化剤ガス供給マニホールド部材68a、酸化剤ガス排出マニホールド部材68b、燃料ガス供給マニホールド部材70a及び燃料ガス排出マニホールド部材70bが取り付けられる。酸化剤ガス供給マニホールド部材68a、酸化剤ガス排出マニホールド部材68b、燃料ガス供給マニホールド部材70a及び燃料ガス排出マニホールド部材70bは、電気絶縁性を有する樹脂からなる。
酸化剤ガス供給マニホールド部材(流体マニホールド部材)68a及び酸化剤ガス排出マニホールド部材(流体マニホールド部材)68bは、酸化剤ガス供給連通孔46a及び酸化剤ガス排出連通孔46bに連通する。燃料ガス供給マニホールド部材(流体マニホールド部材)70a及び燃料ガス排出マニホールド部材(流体マニホールド部材)70bは、燃料ガス供給連通孔48a及び燃料ガス排出連通孔48bに連通する。
図1に示すように、第2エンドプレート(一方のエンドプレート)18bには、上下に一対の冷却媒体供給連通孔50aに連通する樹脂製の冷却媒体供給マニホールド部材(流体マニホールド部材)72aが射出成形により設けられる。第2エンドプレート18bには、一対の冷却媒体排出連通孔50bに連通する樹脂製の冷却媒体排出マニホールド部材(流体マニホールド部材)72bが射出成形により設けられる。冷却媒体供給マニホールド部材72a及び冷却媒体排出マニホールド部材72bは、電気絶縁性を有することが好ましい。
図4〜図6に示すように、冷却媒体供給マニホールド部材72aは、電気絶縁性樹脂等からなる絶縁プレート74aを介装して第2エンドプレート18bに固定される。絶縁プレート74aは、略平板状を有し、上方の2分割された冷却媒体供給連通孔50aに一体に連通する冷却媒体入口76aと、下方の2分割された冷却媒体供給連通孔50aに一体に連通する冷却媒体入口76aとを有する。
図4及び図5に示すように、絶縁プレート74aは、第2エンドプレート18bに接触する接触面74asを有する。接触面74asには、上下一対の冷却媒体供給連通孔50a、50aをそれぞれ周回する部位77a、77aと、該周回する部位77a、77aの両端を繋ぐ部位77b、77bとを除いて第1凹部78aが形成される(図5参照)。第1凹部78aは、接触面74asの中央部に略矩形状を有して形成される。
図4及び図6に示すように、絶縁プレート74aは、冷却媒体供給マニホールド部材72aに接触する面に、前記冷却媒体供給マニホールド部材72aの内部空間72acに連通する第2凹部80aが形成される。第2凹部80aは、略矩形状を有し、例えば、第1凹部78aと略同一の開口寸法に設定される。
絶縁プレート74aの外周縁部には、複数の孔部82aが形成される。図4に示すように、各孔部82aに挿入されるねじ84aは、第2エンドプレート18bに設けられたねじ穴85aに螺合されることにより、絶縁プレート74aが前記第2エンドプレート18bに固定される。絶縁プレート74aには、冷却媒体供給マニホールド部材72a側の表面74afに、第2凹部80a及び冷却媒体入口76aを周回して複数のねじ穴86aが形成される(図6参照)。
冷却媒体供給マニホールド部材72aは、内部空間72acを周回するフランジ部88aを有する。フランジ部88aには、各ねじ穴86aに対応して複数の孔部90aが形成される。各孔部90aに挿入されるねじ92aは、ねじ穴86aに螺合されることにより、冷却媒体供給マニホールド部材72aが絶縁プレート74aに固定される。なお、第2エンドプレート18bにねじ穴を設け、ねじ92aで冷却媒体供給マニホールド部材72aと絶縁プレート74aとを共締めしてもよい。
冷却媒体供給マニホールド部材72aには、矢印C方向の中間位置(冷却媒体流路62の流路幅方向中央部)に冷却媒体供給口である入口管路部94aが、水平方向に向かって又は水平方向から傾斜して設けられる。
図4に示すように、第2エンドプレート18bの表面と絶縁プレート74aの接触面74asとの間には、第1凹部78aを介して第1隙間96aが構成される。絶縁プレート74aの表面74afと冷却媒体供給マニホールド部材72aの取り付け面72asとの間には、第2凹部80aを介して第2隙間98aが構成される。なお、第1隙間96aと第2隙間98aとは、少なくとも一方のみを設けてもよい。また、冷却媒体供給マニホールド部材72aと絶縁プレート74aとの間、前記絶縁プレート74aと第2エンドプレート18bとの間には、冷却媒体流通領域の外周を周回してシール部材(図示せず)が設けられる。
図1に示すように、冷却媒体排出マニホールド部材72bは、電気絶縁性樹脂等からなる絶縁プレート74bを介装して第2エンドプレート18bに固定される。なお、冷却媒体供給マニホールド部材72aと同一の構成要素には、同一の参照数字にaに代えてbを付し、その詳細な説明は省略する。冷却媒体排出マニホールド部材72bには、矢印C方向の中間位置に、冷却媒体排出口である出口管路部94bが、水平方向に向かって又は水平方向から傾斜して設けられる。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図2に示すように、第1エンドプレート18aの酸化剤ガス供給マニホールド部材68aから酸化剤ガス供給連通孔46aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給される。第1エンドプレート18aの燃料ガス供給マニホールド部材70aから燃料ガス供給連通孔48aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。
さらに、図1に示すように、第2エンドプレート18bでは、冷却媒体供給マニホールド部材72aの入口管路部94aから内部空間72acには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。冷却媒体は、内部空間72acの上下に連通する一対の冷却媒体供給連通孔50aに分配される。
このため、図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔46aから第1金属セパレータ42の酸化剤ガス流路58に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路58に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体40のカソード電極54に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔48aから第2金属セパレータ44の燃料ガス流路60に供給される。燃料ガスは、燃料ガス流路60に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体40のアノード電極56に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体40では、カソード電極54に供給される酸化剤ガスと、アノード電極56に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、電解質膜・電極構造体40のカソード電極54に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔46bに沿って矢印B方向に排出される。一方、電解質膜・電極構造体40のアノード電極56に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔48bに沿って矢印B方向に排出される。
また、上下一対の冷却媒体供給連通孔50aに供給された冷却媒体は、第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44間の冷却媒体流路62に導入される。冷却媒体は、一対の冷却媒体供給連通孔50aから互いに近接する方向に一旦矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印A方向に移動して電解質膜・電極構造体40を冷却する。冷却媒体は、矢印C方向外方に互いに離間する方向に移動した後、上下一対の冷却媒体排出連通孔50bに沿って矢印B方向に排出される。
図1に示すように、冷却媒体は、上下一対の冷却媒体排出連通孔50bから冷却媒体排出マニホールド部材72bの内部空間72bcに排出される。冷却媒体は、内部空間72bcの中央側に流通した後、出口管路部94bから外部に排出される。
この場合、本実施形態では、図1に示すように、冷却媒体供給マニホールド部材72aと第2エンドプレート18bとの間には、絶縁プレート74aが配置されている。一方、冷却媒体排出マニホールド部材72bと第2エンドプレート18bとの間には、絶縁プレート74bが配置されている。
このため、簡単且つ経済的な構成で、冷却媒体供給マニホールド部材72aと第2エンドプレート18bとの間、及び冷却媒体排出マニホールド部材72bと前記第2エンドプレート18bとの間の電気絶縁性を良好に確保することができる。
しかも、図4及び図5に示すように、冷却媒体供給マニホールド部材72aに積層される絶縁プレート74aの接触面74asには、一対の冷却媒体供給連通孔50a、50aを周回する部位を除いて第1凹部78aが形成されている。従って、第2エンドプレート18bの表面と絶縁プレート74aの接触面74asとの間には、第1凹部78aを介して第1隙間96aが設けられ、前記第2エンドプレート18bと前記絶縁プレート74aとの電気抵抗が大きくなる。一方、冷却媒体排出マニホールド部材72bは、冷却媒体供給マニホールド部材72aと同様に機能する。
これにより、冷却媒体供給マニホールド部材72a及び冷却媒体排出マニホールド部材72bを流通する冷却媒体を介し、燃料電池スタック10と外部機器(図示せず)とが電気的に接続することを良好に抑制することが可能になるという効果が得られる。
さらに、図4及び図6に示すように、絶縁プレート74aには、冷却媒体供給マニホールド部材72aの内部空間72acに連通する第2凹部80aが形成されている。そして、絶縁プレート74aの表面74afと冷却媒体供給マニホールド部材72aの取り付け面72asとの間には、第2凹部80aを介して第2隙間98aが設けられている。
このため、絶縁プレート74aの電気抵抗が大きくなるとともに、内部空間72acの容量が増大し、冷却媒体供給マニホールド部材72aを有効にコンパクト化することができる。また、内部空間72acは、形状が単純化されるため、成形が容易に遂行される。一方、冷却媒体排出マニホールド部材72b側でも、同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では、流体マニホールド部材として冷却媒体供給マニホールド部材72a及び冷却媒体排出マニホールド部材72bを用いているが、これに限定されるものではない。例えば、燃料ガスや酸化剤ガスが流通される流体マニホールド部材に適用してもよい。
10…燃料電池スタック 12…燃料電池
12as…積層体 18a、18b…エンドプレート
26…ケーシング 40…電解質膜・電極構造体
42、44…金属セパレータ 46a…酸化剤ガス供給連通孔
46b…酸化剤ガス排出連通孔 48a…燃料ガス供給連通孔
48b…燃料ガス排出連通孔 50a…冷却媒体供給連通孔
50b…冷却媒体排出連通孔 52…固体高分子電解質膜
54…カソード電極 56…アノード電極
58…酸化剤ガス流路 60…燃料ガス流路
62…冷却媒体流路
68a…酸化剤ガス供給マニホールド部材
68b…酸化剤ガス排出マニホールド部材
70a…燃料ガス供給マニホールド部材
70b…燃料ガス排出マニホールド部材
72a…冷却媒体供給マニホールド部材
72ac…内部空間 72b…冷却媒体排出マニホールド部材
74a…絶縁プレート 76a…冷却媒体入口
78a、80a…凹部 94a…入口管路部
94b…出口管路部 96a、98a…隙間

Claims (2)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層されるとともに、前記燃料ガス又は前記酸化剤ガスである流体を前記燃料電池内に流通させる流体連通孔が、積層方向に個別に形成されるとともに、同一の流体が流通する流体連通孔が複数個設けられた積層体を備え、前記積層体の積層方向両端にエンドプレートが配設され、少なくとも一方のエンドプレートには、前記同一の流体が流通する前記複数個の流体連通孔の開口が形成されるとともに、前記複数個の流体連通孔に連通し且つ前記同一の流体が流入する内部空間を有する流体マニホールド部材が設けられる燃料電池スタックであって、
    前記一方のエンドプレートと前記流体マニホールド部材の取り付け面との間には、板状をなす絶縁プレートが配置され、
    前記絶縁プレートに、前記複数個の流体連通孔の前記開口に重ねられて前記流体マニホールド部材の前記内部空間と前記複数個の流体連通孔とを連通させる貫通孔が形成され、
    前記絶縁プレートと、前記一方のエンドプレートは互いに接触する接触面を有するとともに、
    前記接触面には、前記流体連通孔を周回する部位を除いて隙間が形成されることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記隙間は、少なくとも前記一方のエンドプレート側に形成された凹部により構成されることを特徴とする燃料電池スタック。
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