JP6330291B2 - 安全運転度判定装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上記問題に着目されたもので、その目的とするところは、運転者のリスク傾向を判定することができる安全運転度判定装置を提供することである。
実施例1の運転者リスク傾向判定装置20について説明する。
[全体構成]
図1は運転者リスク傾向判定装置20のブロック図である。
運転者リスク傾向判定装置20は、車速検出部1、加車速検出部2、車両位置検出部3、コントローラ4、地図データベース5、報知部9、Read Only Memory(以下、ROM)12、Random Access Memory(以下、RAM)13を有している。これらは自車両に搭載されている。
ROM12は、記録されている情報を読み出すことのみ可能なメモリである。
RAM13は、記録されている情報を読み出すともに、情報を書き込みできるメモリである。
コントローラ4は、運転者リスク傾向判定部として構成され、交差点進入判定部6、潜在リスク感度指標演算部7、回避能力指標演算部8、指標演算値記録部9、リスク傾向判定部10を有している。
図2は、コントローラ4において実行される運転者リスク傾向判定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS8では指標演算値記録部9に記録された設定期間の車速積分値Ivおよび最大減速度Gmaxのデータを抽出して、ステップS9へ移行する。設定期間とは、予め決められた期間であり、例えば、自車両を運転し始めて終るまでを設定期間としても良いし、自車両を運転し始めて終るまでの一部の時間を設定期間としても良いし、予め決めた時間、日数を設定期間としても良い。つまり、設定期間は一時停止交差点通過ごとの車速積分値Ivおよび最大減速度Gmaxのデータ数をある程度、収集するために設定した期間である。
・低リスク傾向:潜在リスク感度指標IVが所定値IVs以上
・中リスク傾向:潜在リスク感度指数IVが所定値IVs未満 かつ 回避能力指数IGが所定値IGs以上
・高リスク傾向:潜在リスク感度指数IVが所定値IVs未満 かつ 回避能力指数IGが所定値IGs未満
上記判定条件に、運転者ごとの潜在リスク感度指標IVと回避能力指標IGの結果を当てはめ、運転者のリスク傾向を判定する。
ステップS11では、リスク傾向の判定結果を運転者に報知する報知指令を、報知部9に出力する。
自車両が一時停止交差点に接近していないときには、ステップS1の処理を繰り返す。
自車両が一時停止交差点に接近したときには、ステップS1→ステップS2へと進む。自車両が一時停止交差点に接近したと判定された時刻t1から、一時停止交差点を通過し終えたと判定した時刻t2までの間、車速Vの時系列データV(x)および加速度Gの時系列データG(t)を記録する。
運転技術が高い運転者であっても、潜在リスクに対しての感度が低い運転者は安全運転を行っていると言うことができない。潜在リスクとは、例えば一時停止交差点を曲がった先にいる歩行者のように、現在は運転者からは見えない箇所の状況のことを示す。一方、運転技術が低い運転者であっても潜在リスクに対しての感度が高い運転者は安全運転を行っていると言うことができる。
高リスク傾向は、運転者の潜在リスク感度が低く、回避能力も低い。つまりこの傾向の運転者は、見えないリスクを予測することができず、リスクが接近しても回避する能力が低いため、事故を起こしやすい運転者であると言える。
(1) 車速Vおよび加速度G(車両の走行情報)を検出する車速検出部1および加車速検出部2(走行情報検出部)と、検出した車速Vに基づいて求めた一時停止交差点接近時の停止度合いから運転者の潜在リスク感度指標IV(潜在リスク感度の指標)を演算する潜在リスク感度指標演算部7と、加速度Gに基づいて求めた運転者の急操作の度合いから運転者の回避能力指標IG(回避能力の指標)を演算する回避能力指標演算部8と、演算された潜在リスク感度指標IVと回避能力指標IGを記録する指標演算値記録部9と、指標演算値記録部9が記録している設定期間内の潜在リスク感度指標IVと回避能力指標IG(指標演算値)に基づき、運転者のリスク傾向を判定するリスク傾向判定部10と、を備えた。
よって、見えないリスクに対する潜在リスク感度と接近するリスクに対する回避能力の両面から運転者のリスク傾向を判定することができる。
よって、見えないリスクに対する潜在リスク感度と接近するリスクに対する回避能力の両面から運転者のリスク傾向を事故への繋がり易さの順に3つの傾向に分類することができる。
よって、運転者の潜在リスク感度指標IVの精度を高めることができる。
よって、運転者の回避能力指標IGの精度を高めることができる。
実施例2の運転者リスク傾向判定装置20について説明する。実施例2はコントローラ4において実行される運転者リスク傾向判定処理が実施例1と異なる。実施例1と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図6は、コントローラ4において実行される運転者リスク傾向判定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS26では指標演算値記録部9に記録された設定期間の最低車速Vminおよび最大加速度Gmaxaのデータを抽出して、ステップS27へ移行する。設定期間は実施例1における説明と同様、一時停止交差点通過ごとの最低車速Vminおよび最大加速度Gmaxaのデータ数をある程度、収集するために設定した期間である。
・低リスク傾向:潜在リスク感度指標IVmか所定値IVms未満
・中リスク傾向:潜在リスク感度指数IVmが所定値IVms以上 かつ 回避能力指数IGaが所定値IGas以上
・高リスク傾向:潜在リスク感度指数IVmが所定値IVms未満 かつ 回避能力指数IGaが所定値IGas未満
上記判定条件に、運転者ごとの潜在リスク感度指標IVmと回避能力指標IGaの結果を当てはめ、運転者のリスク傾向を判定する。
ステップS29では、リスク傾向の判定結果を運転者に報知する報知指令を、報知部9に出力する。
自車両が一時停止交差点に接近していないときには、ステップS21の処理を繰り返す。
自車両が一時停止交差点に接近したときには、ステップS21→ステップS22へと進む。自車両が一時停止交差点に接近したと判定された時刻t1から、一時停止交差点を通過し終えたと判定した時刻t2までの間、車速Vの時系列データV(t)および加速度Gの時系列データG(t)を記録する。
実施例2では、潜在リスク感度指標演算部7において、運転者の潜在リスク感度指標IVmとして一時停止交差点進入時の最低車速Vminを演算するようにした。一時停止交差点進入時の最低車速Vminの分布は、実施例1の一時停止交差点進入時の車速積分値Ivと相関が高い。車速積分値Ivと同様、運転者の潜在リスク感度が表れやすい一時停止交差点進入時の最低車速Vminを用いることで、運転者の潜在リスク感度指標IVmの精度を高めることができる。
(5) 潜在リスク感度指標演算部7は、運転者の潜在リスク感度指標IVmとして一時停止交差点進入時の最低車速Vminを演算するようにした。
よって、運転者の潜在リスク感度指標IVmの精度を高めることができる。
よって、運転者の回避能力指標IGaの精度を高めることができる。
実施例3の運転者リスク傾向判定装置20について説明する。実施例3はコントローラ4において実行される交差点安全運転度判定処理が実施例1と異なる。実施例1と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図10は、コントローラ4において実行される運転者リスク傾向判定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS38では指標演算値記録部9に記録された設定期間の車速積分値Ivおよび最大減速度Gmaxのデータを抽出して、ステップS39へ移行する。設定期間は実施例1における説明と同様、一時停止交差点通過ごとの車速積分値Ivおよび最大減速度Gmaxのデータ数をある程度、収集するために設定した期間である。
ステップS31では、リスク傾向の判定結果を運転者に報知する報知指令を、報知部9に出力する。
自車両が一時停止交差点に接近していないときには、ステップS31の処理を繰り返す。
自車両が一時停止交差点に接近したときには、ステップS31→ステップS32へと進む。自車両が一時停止交差点に接近したと判定された時刻t1から、一時停止交差点を通過し終えたと判定した時刻t2までの間、車速Vの時系列データV(x)および加速度Gの時系列データG(t)を記録する。
実施例3では、一時停止交差点進入時の最低車速Vminが設定値Vsより大きいときにも時系列データV(x)を積分して車速積分値Ivを求めるようにし、この車速積分値Ivが負の値となるようにした。これにより、一時停止交差点進入時の車速が高いほど車速積分値Ivが負側に大きな値として計算されるため、運転者の潜在リスク感度が危険側に振れるようになり、運転者の潜在リスク感度指標IVの精度を高めることができる。
(7) 一時停止交差点進入時の最低車速Vminが設定値Vsより大きいときにも時系列データV(x)を積分して車速積分値Ivを求めるようにし、この車速積分値Ivが負の値となるようにした。
よって、運転者の潜在リスク感度指標IVの精度を高めることができる。
実施例4の運転者リスク傾向判定装置20について説明する。実施例4はコントローラ4において実行される運転者リスク傾向判定処理が実施例1と異なる。実施例1と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図12は運転者リスク傾向判定装置20のブロック図である。実施例4ではヨーレート検出部14が追加されている。ヨーレート検出部14は、自車両の現在のヨーレートYを検出し、検出した現在のヨーレートYの情報をコントローラ4に出力する。ヨーレート検出部14としては、例えば自車両の旋回方向への挙動を検出することができるヨーレートセンサを用いる。
図13は、コントローラ4において実行される運転者リスク傾向判定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS58では指標演算値記録部9に記録された設定期間の車速積分値Ivおよび最大ヨーレートYmaxのデータを抽出して、ステップS59へ移行する。設定期間は実施例1における説明と同様、一時停止交差点通過ごとの車速積分値Ivおよび最大ヨーレートYmaxのデータ数をある程度、収集するために設定した期間である。
・低リスク傾向:潜在リスク感度指標IVか所定値IVs以上
・中リスク傾向:潜在リスク感度指数IVが所定値IVs未満 かつ 回避能力指数IYが所定値IYs以上
・高リスク傾向:潜在リスク感度指数IVが所定値IVs未満 かつ 回避能力指数IYが所定値IYs未満
上記判定条件に、運転者ごとの潜在リスク感度指標IVと回避能力指標IYの結果を当てはめ、運転者のリスク傾向を判定する。
ステップS61では、リスク傾向の判定結果を運転者に報知する報知指令を、報知部9に出力する。
自車両が一時停止交差点に接近していないときには、ステップS51の処理を繰り返す。
自車両が一時停止交差点に接近したときには、ステップS51→ステップS52へと進む。自車両が一時停止交差点に接近したと判定された時刻t1から、一時停止交差点を通過し終えたと判定した時刻t2までの間、車速Vの時系列データV(x)およびヨーレートYの時系列データY(t)を記録する。
車速積分値Ivの計算後、ステップS56において最大ヨーレートYmaxを計算する。
実施例4では、回避能力指標演算部8において、運転者の回避能力指標IYとして一時停止交差点における最大ヨーレートYmaxを演算するようにした。一時停止交差点進入時の最大ヨーレートYmaxの分布は、実施例1の一時停止交差点進入時の最大減速度Gmaxと相関が高い。最大減速度Gmaxと同様、運転者の回避能力が表れやすい一時停止交差点接近時の最大ヨーレートYmaxを用いることで、運転者の回避能力指標IYの精度を高めることができる。
(8) 回避能力指標演算部8は、運転者の回避能力指標IYとして交差点右左折時のヨーレートYを演算するようにした。
よって、運転者の回避能力指標IYの精度を高めることができる。
よって、運転者の回避能力指標IYの精度を高めることができる。
実施例5の運転者リスク傾向判定装置20について説明する。実施例5はコントローラ4において実行される運転者リスク傾向判定処理が実施例1と異なる。実施例1と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図12は運転者リスク傾向判定装置20のブロック図である。実施例4では障害物検出部15が追加されている。障害物検出部15は、自車両の進路前方に存在する障害物との距離Lを検出し、検出した障害物との距離Lの情報をコントローラ4に出力する。障害物検出部15としては、例えば、カメラやレーダーなど自車両前方の車両との位置関係を検出するセンサを採用する。
図16は、コントローラ4において実行される運転者リスク傾向判定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS79では指標演算値記録部9に記録された設定期間の車速積分値Ivおよび最大減速度Gmaxのデータを抽出して、ステップS80へ移行する。設定期間は実施例1における説明と同様、一時停止交差点通過ごとの車速積分値Ivおよび最大減速度Gmaxのデータ数をある程度、収集するために設定した期間である。
自車両が一時停止交差点に接近していないときには、ステップS71の処理を繰り返す。
自車両が一時停止交差点に接近したときには、ステップS71→ステップS72へと進む。自車両が一時停止交差点に接近したと判定された時刻t1から、一時停止交差点を通過し終えたと判定した時刻t2までの間、車速Vの時系列データV(x)を記録する。
実施例5では、回避能力指標演算部8において、運転者の回避能力指標IGとして障害物接近時の減速度を演算するようにした。実際に障害物が目の前にある状態の運転行動を用いることで、運転者のリスク回避能力をより正確に判定することができる。
(10) 回避能力指標演算部8は、運転者の回避能力指標IGとして障害物接近時の減速度を演算するようにした。
よって、運転者の回避能力指標IGの精度を高めることができる。
以上、本発明は上記実施例の構成に限らず、他の構成であっても構わない。
運転者の安全運転判定方法は、実施例1ないし実施例5で示した各方法を組み合わせて行っても良い。
2 加車速検出部(走行情報検出部)
7 潜在リスク感度指標演算部
8 回避能力指標演算部
9 指標演算値記録部
10 リスク傾向判定部
14 ヨーレート検出部(走行情報検出部)
Claims (9)
- 車両の走行情報を検出する走行情報検出部と、
一時停止交差点進入時の前記走行情報のうち前記一時停止交差点接近時の車速に基づいて運転者の見えないリスクを予想する潜在リスク感度の高低を表す指標を演算する潜在リスク感度指標演算部と、
前記走行情報に基づいて求めた前記運転者の急操作の度合いから運転者の接近するリスクに対する回避能力の高低を表す指標を演算する回避能力指標演算部と、
演算された前記潜在リスク感度と前記回避能力の指標を記録する指標演算値記録部と、
前記指標演算値記録部が記録している設定期間内の指標演算値に基づき、運転者のリスク傾向を判定するリスク傾向判定部と、
を備えることを特徴とする安全運転診断装置。
- 請求項1に記載の安全運転診断装置において、
前記リスク傾向判定部は、前記運転者のリスク傾向として、高リスク傾向、中リスク傾向、低リスク傾向を判定することを特徴とする安全運転診断装置。 - 請求項1または請求項2に記載の安全運転診断装置において、
前記潜在リスク感度指標演算部は、前記運転者の潜在リスク感度の高低を表す指標として一時停止交差点進入時の車速積分値を演算することを特徴とする安全運転診断装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の安全運転診断装置において、
前記潜在リスク感度指標演算部は、前記運転者の潜在リスク感度の高低を表す指標として一時停止交差点進入時の最低車速を演算することを特徴とする安全運転診断装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の安全運転診断装置において、
前記回避能力指標演算部は、前記運転者の回避能力の高低を表す指標として交差点進入時の前後加速度を演算することを特徴とする安全運転診断装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の安全運転診断装置において、
前記回避能力指標演算部は、運転者の回避能力の高低を表す指標として交差点接近時の減速度を演算することを特徴とする安全運転診断装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の安全運転診断装置において、
前記回避能力指標演算部は、運転者の回避能力の高低を表す指標として障害物接近時の減速度を演算することを特徴とする安全運転診断装置。 - 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の安全運転診断装置において、
前記回避能力指標演算部は、運転者の回避能力の高低を表す指標として交差点右左折時の横加速度を演算することを特徴とする安全運転診断装置。 - 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の安全運転診断装置において、
前記回避能力指標演算部は、運転者の回避能力の高低を表す指標として交差点右左折時のヨーレートを演算する安全運転診断装置。
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