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JP6294791B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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JP6294791B2
JP6294791B2 JP2014166099A JP2014166099A JP6294791B2 JP 6294791 B2 JP6294791 B2 JP 6294791B2 JP 2014166099 A JP2014166099 A JP 2014166099A JP 2014166099 A JP2014166099 A JP 2014166099A JP 6294791 B2 JP6294791 B2 JP 6294791B2
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Description

本発明は、優れた耐偏摩耗性能及び耐摩耗性能を有する空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤにあっては、耐偏摩耗性能や耐摩耗性能を向上させることが求められている。下記特許文献1は、トレッド端近傍のショルダー部のタイヤ周方向の接地長さを適正化させることで、ショルダー部でのトレッドゴムのすべりを抑制して、耐偏摩耗性能を向上させることを開示している。
しかしながら、さらに優れた耐偏摩耗性能及び耐摩耗性能を有する空気入りタイヤが求められている。
特開平09−309301号公報 特表2002−544045号公報 特開平10−100613号公報 国際公開第2008/099899号
本発明は、カーカスのプロファイルを改善することで、優れた耐偏摩耗性能及び耐摩耗性能を有する空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつ前記トレッド部の内側に配された少なくとも2枚のベルトプライからなるベルト層とを含む空気入りタイヤであって、前記ベルト層は、前記カーカスと接する内側ベルトプライと、内側ベルトプライのタイヤ半径方向外側に配される外側ベルトプライとを含み、正規リムに装着されかつ正規内圧が充填された無負荷である正規状態のタイヤ回転軸を含むタイヤ子午断面において、カーカスプライのプロファイルであるカーカスプロファイルは、下記式(1)〜(4)の関係を満たすことを特徴とする。
(R2/R1)=−67.213×(L1/L2)+143.38×(L1/L2)−103.36×(L1/L2)+A …(1)
0.16≦(R2/R1)≦0.34 …(2)
0.60≦(L1/L2)≦0.67 …(3)
25.2≦A≦25.3 …(4)
R1は、カーカスプロファイルのタイヤ赤道位置である内端点、前記外側ベルトプライのタイヤ軸方向外端と同じタイヤ軸方向位置に形成されるカーカスプロファイルの外側点と前記内端点とを直線で結び、前記カーカスプロファイルと前記直線とがタイヤ半径方向に最大距離となる前記カーカスプロファイルの最大離間点、及び、前記最大離間点と前記内端点とのタイヤ軸方向の中間位置である前記カーカスプロファイルの内中点の3点を通る内側円弧の曲率半径である。
R2は、前記最大離間点、該最大離間点と前記外側点とのタイヤ軸方向の中間位置である前記カーカスプロファイルの外中点、及び、前記外側点の3点を通る外側円弧の曲率半径である。
L1は、前記内端点から前記最大離間点までのタイヤ軸方向の距離である。
L2は、前記内端点から前記外側点までのタイヤ軸方向の距離である。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記カーカスプロファイルが、タイヤ赤道から前記外側ベルトプライのタイヤ軸方向幅PWの40%の位置における40%点と前記内端点とのタイヤ半径方向距離が、前記外側ベルトプライのタイヤ軸方向幅PWの1.95%以下であるのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記トレッド部が、前記ベルト層のタイヤ半径方向外側に、該ベルト層の全幅を覆う少なくとも1枚のフルバンドプライからなるバンド層を具え、前記ベルトプライを形成するベルトコードは、タイヤ赤道に対し24〜30°の角度で傾けられるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤは、正規リムに装着されかつ正規内圧が充填された無負荷である正規状態のタイヤ回転軸を含むタイヤ子午断面において、カーカスプライのプロファイルであるカーカスプロファイルは、下記式(1)〜(4)の関係を満たす。
(R2/R1)=−67.213×(L1/L2)+143.38×(L1/L2)−103.36×(L1/L2)+A …(1)
0.16≦(R2/R1)≦0.34 …(2)
0.60≦(L1/L2)≦0.67 …(3)
25.2≦A≦25.3 …(4)
なお、R1は、カーカスプロファイルのタイヤ赤道位置である内端点、外側ベルトプライのタイヤ軸方向外端と同じタイヤ軸方向位置に形成されるカーカスプロファイルの外側点と内端点とを直線で結び、カーカスプロファイルと直線とがタイヤ半径方向に最大距離となるカーカスプロファイルの最大離間点、及び、最大離間点と内端点とのタイヤ軸方向の中間位置である前記カーカスプロファイルの内中点の3点を通る内側円弧の曲率半径である。
R2は、最大離間点、最大離間点と外側点とのタイヤ軸方向の中間位置であるカーカスプロファイルの外中点、及び、外側点の3点を通る外側円弧の曲率半径である。
L1は、内端点から前記最大離間点までのタイヤ軸方向の距離である。
L2は、内端点から外側点までのタイヤ軸方向の距離である。
このような空気入りタイヤは、正規状態の空気入りタイヤに正規荷重を負荷し、キャンバー角0゜で平面に接地させたときの正規荷重負荷状態において、カーカスのプロファイルが最適化されるため、両側のトレッド端間において、接地圧がバランス良く配分される。このため、本発明の空気入りタイヤは、トレッドゴムのすべりが均一になるので、耐偏摩耗性能や耐摩耗性能が大きく向上する。また、本発明の空気入りタイヤは、経時変化が小さく、タイヤ製造初期のカーカスプロファイルの形状が、タイヤの使用末期まで保持される。このため、上述の作用が長期に亘って発揮される。
本発明の一実施形態の正規状態のタイヤの右半分を示す断面図である。 図1のカーカスプライ及びベルトプライのプロファイルを説明する図である。 式(1)〜(4)の領域を説明するグラフである。 実施例及び比較例の正規状態のカーカスプロファイルの模式図である。 正規荷重負荷状態における本実施形態のベルトプライの断面図である。 (a)は、正規荷重負荷状態における比較例のベルトプライの断面図、(b)は、正規荷重負荷状態における、他の比較例のベルトプライの断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1の正規状態におけるタイヤ子午線断面である。本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1は、例えば乗用車用のタイヤとして好適に利用され得る。
前記「正規状態」とは、タイヤが正規リム(図示省略)にリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷の状態である。本明細書では、特に断りがない場合、タイヤの各部の寸法等は、この正規状態において測定される値である。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば"標準リム"、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim"である。また、「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば"最高空気圧"、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。タイヤが乗用車用である場合は、正規内圧は、180kPaである。
本実施形態のタイヤ1は、路面と接地するトレッド面2aを具えたトレッドゴム2Gと、トレッドゴム2Gのタイヤ軸方向の両側に配されたサイドウォールゴム3Gとを含んでいる。
トレッドゴム2Gは、そのタイヤ半径方向の厚さtが、タイヤ軸方向に亘って実質的に一定、又は、タイヤ軸方向外側に向かって漸減しているのが望ましい。このようなタイヤ1は、接地圧を均一化するのに好適である。本実施形態のトレッドゴム2Gは、厚さtがタイヤ軸方向外側に漸減している。上述の作用をより効果的に発揮させるため、トレッドゴム2Gは、トレッド端Teでの厚さt1が、タイヤ赤道Cでの厚さt2の70%〜80%であるのが望ましい。
前記「トレッド端Te」は、正規状態のタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0度で平面に接地させた正規荷重負荷状態ときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置として定められる。また、正規状態において、両トレッド端Te、Te間のタイヤ軸方向の距離がトレッド接地幅TWとして定められる。
「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。タイヤが乗用車用の場合、正規荷重は、前記荷重の88%に相当する荷重である。
本実施形態のタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッドゴム2Gの内側に配されたベルト層7と、このベルト層7のタイヤ半径方向外側に配されたバンド層9とを含んで構成されている。
カーカス6は、一対のビードコア5、5間をトロイド状に跨る本体部6aと、この本体部6aの両側に連なりかつ前記ビードコア5の回りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部6bとを有する少なくとも1枚、本実施形態では1枚のカーカスプライ6Aからなる。カーカスプライ6Aは、例えば有機繊維からなるカーカスコードがタイヤ赤道Cに対して例えば75〜90°の角度で配列されている。本体部6aと折返し部6bとの間には、ビードコア5のタイヤ半径方向外側でテーパ状にのびるビードエーペックスゴム8が配されている。
ベルト層7は、少なくとも2枚、本実施形態では、タイヤ半径方向内、外2枚のベルトプライ7A、7Bからなる。本実施形態では、内側ベルトプライ7Aは、カーカス6と接している。外側ベルトプライ7Bは、内側ベルトプライ7Aのタイヤ半径方向外側に配されている。本実施形態のベルトプライ7A、7Bは、タイヤ赤道Cにその幅中心が設けられている。
本実施形態の内側ベルトプライ7Aは、外側ベルトプライ7Bに比べてタイヤ軸方向の幅が大きいベルトプライとして形成されている。
トレッド部2の剛性を高めるため、外側ベルトプライ7Bのタイヤ軸方向幅PWは、例えば、トレッド接地幅TWの90%〜110%程度であるのが望ましい。本実施形態では、外側ベルトプライ7Bの外端7Beは、トレッド端Teよりもタイヤ軸方向外側に配されている。
各ベルトプライ7A、7Bは、それぞれタイヤ赤道Cに対して、例えば、24〜30°の角度の範囲で傾けられたスチールからなるベルトコード(図示省略)を有しているのが望ましい。ベルトコードの角度が30度を超える場合、トレッド面2aのタイヤ赤道C近傍であるセンター領域Chの曲率半径Raが過度に小さくなり、センター領域Chの耐摩耗性能が悪化するおそれがある。ベルトコードの角度が24度未満の場合、トレッド面2aのトレッド端Te近傍であるショルダー領域Shの曲率半径Rbが過度に小さくなり、ショルダー領域Shの耐摩耗性能が悪化するおそれがある。各ベルトプライ7A、7Bは、ベルトコードが互いに交差する向きに重ねられている。
バンド層9は、ベルト層7の全幅を覆う少なくとも1枚、本実施形態では1枚のフルバンドプライで形成されている。本実施形態のバンド層9は、内側ベルトプライ7Aの外端7Aeよりもタイヤ軸方向外側で終端している。本実施形態のタイヤ1は、例えば、内側ベルトプライ7Aのショルダー領域Shのみを覆った、所謂エッジバンドプライ(図示省略)のタイヤに比して、トレッド部2のタイヤ軸方向に亘って、接地圧を均等化することができるため、耐偏摩耗性能が向上する。
バンド層9は、タイヤ赤道Cに対して例えば5度以下、より好ましくは3度以下の角度で配列されたバンドコード(図示せず)を有する。バンドコードとしては、ナイロン、レーヨン、ポリエステル、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、芳香族ポリアミド又はポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)等の有機繊維コードが望ましい。
本実施形態のタイヤ1は、さらに、ベルト層7とカーカス6との間の隔たりを埋める断面略三角形状のクッションゴム10を含んでいる。
クッションゴム10は、トレッド端Teとサイドウォール部3との間のバットレス部Bの剛性を高めて、接地時のバットレス部Bの変形量を抑えて、トレッドゴム2Gのすべりを抑制する。このため、耐摩耗性能等がさらに向上しうる。
図2は、カーカスプライ6A及び外側ベルトプライ7Bの正規状態のプロファイルを説明する図である。図2に示されるように、本発明の空気入りタイヤ1では、カーカスプライ6AのプロファイルであるカーカスプロファイルKpが、下記式(1)乃至(4)を充足している。
(R2/R1)=−67.213×(L1/L2)+143.38×(L1/L2)−103.36×(L1/L2)+A …(1)
0.16≦(R2/R1)≦0.34 …(2)
0.60≦(L1/L2)≦0.67 …(3)
25.2≦A≦25.3 …(4)
ここで、R1、R2、L1及びL2は次の通りである。
R1は、カーカスプロファイルKpのタイヤ赤道位置である内端点11、外側ベルトプライ7Bのタイヤ軸方向外端7Beと同じタイヤ軸方向位置に形成されるカーカスプロファイルKpの外側点12と内端点11とを直線nで結び、カーカスプロファイルKpと直線nとがタイヤ半径方向に最大距離kとなるカーカスプロファイルKpの最大離間点13、及び、最大離間点13と内端点11とのタイヤ軸方向の中間位置であるカーカスプロファイルKpの内中点14の3点を通る内側円弧15の曲率半径である。
R2は、最大離間点13、最大離間点13と外側点12とのタイヤ軸方向の中間位置であるカーカスプロファイルKpの外中点16、及び、外側点12の3点を通る外側円弧17の曲率半径である。
L1は、内端点11から最大離間点13までのタイヤ軸方向の距離である。
L2は、内端点11から外側点12までのタイヤ軸方向の距離である。
また、本明細書において、カーカスプロファイルKpの各点は、図1に示されるように、タイヤ子午線断面におけるカーカスプライ6Aのプライ中心線6c上に位置する。
タイヤ1は、最大離間点13上のトレッド面2aにおいて、最も大きな接地圧が作用する。このため、内側円弧15の曲率半径R1及び外側円弧17の曲率半径R2の比(R2/R1)と、最大離間点13のタイヤ軸方向の位置(L1/L2)とに関する上記式(1)乃至(4)を満足するタイヤ1は、正規荷重負荷状態において、カーカスプロファイルKpが最適化されるため、両トレッド端Te、Te間において、接地圧がバランス良く配分される。これにより、トレッドゴム2Gのすべりが均一になるので、耐偏摩耗性能や耐摩耗性能が向上する。また、式(1)乃至(4)を満足するタイヤ1は、カーカスプロファイルKpの適正化により、経時変化が小さく、製造初期のカーカスプロファイルKpの形状がタイヤ使用末期まで保持される。これにより、上述の作用が長期に亘って発揮される。従って、本発明の空気入りタイヤ1は、優れた耐偏摩耗性能や耐摩耗性能を発揮しうる。このような作用の理由付けが、以下に詳述される。
図3は、横軸が前記距離の比(L1/L2)、縦軸が内側円弧15と外側円弧17との曲率半径の比(R2/R1)であって、式(1)乃至(4)を充足する領域Eを示すグラフである。式(1)乃至(4)を充足する、例えば、図3のX1点(L1/L2)=0.64、(R2/R1)=0.21))を構成するタイヤ1のカーカスプロファイルKp1が、図4に示される。図4は、縦軸がカーカスプロファイルKpの外側点12からのタイヤ半径方向高さ、横軸がカーカスプロファイルKpの内端点11からのタイヤ軸方向の距離の比率を示している。
図5は、カーカスプロファイルKp1を具えたタイヤ1の正規荷重負荷状態でのベルトプライ7A、7Bを含む断面図である。図5に示されるように、X1点を構成するタイヤでは、カーカスプロファイルKp1の形状に応じて、内外のベルトプライ7A、7Bがタイヤ軸方向外側に向かってタイヤ半径方向外側に滑らかにのびるように変形する。これにより、ヒールアンドトウ摩耗が生じ易いショルダー領域Shには、内外のベルトプライ7A、7Bによって、タイヤ赤道Cよりも比較的大きな接地圧が作用する。即ち、トレッド端Te、Te間に亘って、接地圧がバランス良く配分されるので、すべりが均一化される。このため、耐摩耗性能と耐偏摩耗性能とが向上する。また、接地圧がバランス良く作用するタイヤでは、剛性段差による振動等が抑制されるため、カーカスプロファイルKpの経時変化が小さくなり、その形状がタイヤの使用末期まで保持される。本発明では、正規状態におけるカーカスプロファイルKpを改善することにより、実際の走行状態に近い正規荷重負荷状態でのベルトプライ7A、7Bの形状を適正化することができるため、耐摩耗性能等を向上することができる。
なお、式(1)及び式(4)のみを充足するタイヤ1では、耐摩耗性能や耐偏摩耗性能を向上することができない場合がある。図3に示されるように、式(1)及び式(4)を充足し、かつ、式(2)及び(3)を非充足するタイヤ1として、例えば、Y1点((L1/L2)=0.70、(R2/R1)=0.08))又はY2点((L1/L2)=0.52、(R2/R1)=0.77))で構成されるものがある。
図4には、Y1点及びY2点で構成されるタイヤのカーカスプロファイルKp2、Kp3の形状がさらに示されている。図6(a)は、カーカスプロファイルKp2を具えたタイヤ1の正規荷重負荷状態でのベルトプライ7A、7Bを含む断面図、図6(b)は、カーカスプロファイルKp3を具えたタイヤ1の正規荷重負荷状態でのベルトプライ7A、7Bを含む断面図である。図4に示されるように、Y1点で構成されるカーカスプロファイルKp2は、最大離間点13が、比較的タイヤ軸方向の外側に配され、かつ、外側円弧17の曲率半径R2が、内側円弧15の曲率半径R1に比して比較的大きく形成される。このようなタイヤは、図6(a)に示されるように、内側ベルトプライ7A、外側ベルトプライ7Bが、ショルダー領域Shにおいて、タイヤ軸方向外側に向かって路面側に跳ね上がるように大きく傾斜している。このため、Y1点を構成するタイヤには、各ベルトプライ7A、7Bによって、ショルダー領域Shに過度に大きな接地圧が作用するため、ショルダー領域Shでの耐摩耗性能や耐偏摩耗性能が悪化する。
また、Y2点で構成されるタイヤは、図4に示されるように、Y1点で構成されるタイヤよりも、最大離間点13がタイヤ軸方向内側に配され、かつ、前記曲率半径の比(R2/R1)が大きくなる。このようなタイヤは、図6(b)に示されるように、各ベルトプライ7A、7Bがタイヤ赤道Cからタイヤ軸方向外側に向けて路面と略平行にのびる。このため、Y2点を構成するタイヤ1は、ショルダー領域Shでの接地圧がY1点で構成されるタイヤよりも小さくなり、ショルダー領域Shでの耐摩耗性能等が向上する。他方、Y2点を構成するタイヤ1は、Y1点で構成されるタイヤよりも相対的にタイヤ赤道C側に大きな接地圧が作用する。従って、Y2点で構成されるタイヤ1も、接地圧がタイヤ軸方向に亘って、バランス良く作用するものではなく、センター領域Chでの耐摩耗性能や耐偏摩耗性能が悪化する。
このように、上記式(1)及び(4)を満足する場合でも、カーカスプロファイルKpがY1点やY2点を構成するタイヤでは、耐偏摩耗性能が悪化する。このため、発明者らは、さらに実験を重ね、式(2)及び(3)を規定することにより、カーカスプロファイルKpを最適化して、正規荷重負荷状態において、接地圧をタイヤ軸方向に亘ってバランス良く配することにより、耐偏摩耗性能等の優れたタイヤを導き出した。
内側円弧15の曲率半径R1と外側円弧17の曲率半径R2との比(R2/R1)が大きい場合、ベルトプライ7A、7Bを効果的に変形することができず、ショルダー領域Shでの接地圧が過度に小さくなるおそれがある。前記比(R2/R1)が小さい場合、最大離間点13での接地圧が過度に高くなるおそれがある。このため、前記比(R2/R1)は、好ましくは、0.17〜0.25である。
内端点11から最大離間点13までのタイヤ軸方向の距離L1と内端点11から外側点12までのタイヤ軸方向の距離L2との比(L1/L2)が大きい場合、ショルダー領域Shでの接地圧が過度に大きくなるおそれがある。前記比(L1/L2)が小さい場合、タイヤ赤道C側の接地圧が過度に大きくなるおそれがある。このため、前記比(L1/L2)は、好ましくは、0.62〜0.65である。
また、図2に示されるように、カーカスプロファイルKpは、タイヤ赤道Cから外側ベルトプライ7Bのタイヤ軸方向幅PWの40%の位置における40%点18と、内端点11とのタイヤ半径方向距離Hが、外側ベルトプライ7Bのタイヤ軸方向幅PWの1.95%以下であるのが望ましい。前記距離Hが、大きくなるとトレッド部2全体の負荷変形が大きく、接地長さも大きくなるため、すべりが増加するので耐摩耗性能が悪化するおそれがある。前記距離Hが外側ベルトプライ7Bのタイヤ軸方向幅PWの1%未満の場合、ショルダー領域Shでの接地圧が大きくなるおそれがある。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
本発明の効果を確認するために、図1の基本構造を有するサイズ245/45R18 の乗用車用空気入りタイヤが表1の仕様に基づいて試作され、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能がテストされた。トレッドパターンは、同一である。表1に示すパラメータ以外は実質的に共通である。主な共通仕様は、次の通りである。
トレッド接地幅TW:180mm
カーカスプライ数:1枚
カーカスコード材料:ポリエステル
カーカスコード角:88°(対タイヤ赤道)
ベルトプライ数:2枚
ベルトコード材料:スチール
ベルトコード角:+28°、−28゜(対タイヤ赤道)
外側ベルトプライのタイヤ軸方向幅PW:186mm
なお、表1に示された各試供タイヤのカーカスプロファイルの各寸法は、下記リムにリム組みして、正規状態においてCTスキャンにより測定された測定値である。
リム:18×7.5J
テストの方法は、次の通りである。
<耐摩耗性能・耐偏摩耗性能>
各試供タイヤが、下記の条件で、排気量が2000ccの後輪駆動車の全輪に装着され、ドライバーが、上記車両を乾燥アスファルトのテストコースを走行させた。この後、耐摩耗性能については、タイヤ1本につきセンター領域側の24ヶ所とショルダー領域側の24ヶ所の摩耗量が測定された。結果は、実施例1の摩耗量の平均値の逆数を10点とする指数で示されている。数値が大きいほど良好である。耐偏摩耗性能については、タイヤ1本につきショルダー領域側のブロックの8箇所で回転方向前端と後端との摩耗量の差が測定された。結果は、実施例1の摩耗量の差の平均値の逆数を10点とする指数で示されている。数値が大きいほど良好である。
内圧:230kPa
リム:18×7.5J
走行距離:10000km(高速走行50%、一般走行25%及び山岳走行25%)
テストの結果が表1に示される。
Figure 0006294791
Figure 0006294791
テストの結果、比較例に比して、実施例のタイヤは、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能に優れていることが理解できる。また、バンド構造を異ならせたタイヤによるテストでは、フルバンド構造のタイヤは、エッジバンドのみのタイヤや、エッジバンドとフルバンド構造のタイヤよりも、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能に優れていた。さらに、ベルトコード角を異ならせたタイヤによるテストでは、ベルトコード角が24〜30度のものが、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能に優れていた。また、カーカスプロファイルの40%点と内端点とのタイヤ半径方向距離が1.0%〜1.95%のタイヤは、1.0%未満のタイヤ又は1.95%を超えるタイヤよりも耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能に優れていた。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7 ベルト層
Kp カーカスプロファイル

Claims (3)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつ前記トレッド部の内側に配されたベルトプライからなるベルト層とを含む空気入りタイヤであって、
    前記ベルト層は、前記カーカスと接する内側ベルトプライと、内側ベルトプライのタイヤ半径方向外側に配される外側ベルトプライとを含み、
    正規リムに装着されかつ正規内圧が充填された無負荷である正規状態のタイヤ回転軸を含むタイヤ子午断面において、カーカスプライのプロファイルであるカーカスプロファイルは、下記式(1)〜(4)の関係を満たすことを特徴とする空気入りタイヤ。
    (R2/R1)=−67.213×(L1/L2)+143.38×(L1/L2)−103.36×(L1/L2)+A …(1)
    0.16≦(R2/R1)≦0.34 …(2)
    0.60≦(L1/L2)≦0.67 …(3)
    25.2≦A≦25.3 …(4)
    ここで、R1、R2、L1及びL2は次の通りである。
    R1:カーカスプロファイルのタイヤ赤道位置である内端点、前記外側ベルトプライのタイヤ軸方向外端と同じタイヤ軸方向位置に形成されるカーカスプロファイルの外側点と前記内端点とを直線で結び、前記カーカスプロファイルと前記直線とがタイヤ半径方向に最大距離となる前記カーカスプロファイルの最大離間点、及び、前記最大離間点と前記内端点とのタイヤ軸方向の中間位置である前記カーカスプロファイルの内中点の3点を通る内側円弧の曲率半径
    R2:前記最大離間点、該最大離間点と前記外側点とのタイヤ軸方向の中間位置である前記カーカスプロファイルの外中点、及び、前記外側点の3点を通る外側円弧の曲率半径
    L1:前記内端点から前記最大離間点までのタイヤ軸方向の距離
    L2:前記内端点から前記外側点までのタイヤ軸方向の距離
  2. 前記カーカスプロファイルは、タイヤ赤道から前記外側ベルトプライのタイヤ軸方向幅PWの40%の位置における40%点と前記内端点とのタイヤ半径方向距離が、前記外側ベルトプライのタイヤ軸方向幅PWの1.95%以下である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記トレッド部は、前記ベルト層のタイヤ半径方向外側に、該ベルト層の全幅を覆う少なくとも1枚のフルバンドプライからなるバンド層を具え、
    前記ベルトプライを形成するベルトコードは、タイヤ赤道に対し24〜30°の角度で傾けられる請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
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